説明

応答特性測定装置

【課題】簡易かつ安価な構成で、入力信号と反射信号を分離して観測可能な応答特性測定装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る応答特性測定装置1は、第1端51及び第2端52を有し、第1端51から入力される入力信号Sを所定の遅延時間だけ遅延させて第2端52から出力するとともに、第2端52から入力される反射信号Sを遅延時間だけ遅延させて第1端51から出力する遅延部5と、遅延部5の第2端52から出力される入力信号Sを供試体2に印加するとともに、供試体2からの反射信号Sを受け取って遅延部5の第2端52に向かって出力するプローブ部7とを備え、遅延部5の第1端51側に位置するC点において、入力信号Sと反射信号Sとを時間領域で分離して測定できるように構成したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、供試体の応答特性を測定するにあたって、供試体に印加される入力信号と、当該入力信号に対する供試体からの反射信号とを測定し得るようにする応答特性測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、供試体である電子機器等の雑音対策を的確に行うためには、雑音の発生メカニズムを特定することが極めて重要である。雑音の発生メカニズムを比較的簡易に特定する手法としては、従来から、供試体にインパルス電圧(入力信号)を印加し、当該入力信号に対する反射信号を観測することによって、供試体の応答特性を測定する手法が知られている。
【0003】
図7に、従来から行われている供試体の応答特性測定方法のブロック図を示す(例えば、特許文献1参照)。
この方法において、入力信号生成部3は、タイミング制御部11からの指令に基づいて入力信号としてのインパルス電圧を生成し、当該電圧を応答特性測定装置1’経由で供試体2に印加する。供試体2からは、当該入力信号に対する反射信号が応答特性測定装置1’に向かって出力される。そして、信号処理部10は、入力信号と反射信号を取り込み、これらの信号に基づいて供試体2の応答特性を求める。応答特性の代表的なものとしては、インピーダンス及び位相の周波数特性がある。
なお、信号処理部10による信号の取り込みは、タイミング制御部11の指令に基づき、入力信号の生成と同期して行われる。また、信号処理部10としては、A/D変換機能を備えたストレージオシロスコープが利用される。
【0004】
応答特性測定装置1’と入力信号生成部3の具体的な回路構成、及びこれらと供試体2、信号処理部10との接続関係を図8に示す。
入力信号生成部3は、主にスイッチ32とコンデンサ33とを有し、スイッチ32が閉じられるとコンデンサ33に蓄積された電荷が一気に放電し、応答特性測定装置1’に向かってインパルス電圧(入力信号)を出力する。応答特性測定装置1’は、パワースプリッタ8、方向性結合部9、整合部6、及びプローブ部7を備える。このうち、パワースプリッタ8は複数の抵抗81〜83を有し、A点において入力信号が観測可能となっている。入力信号は、抵抗81を通って方向性結合部9に入力される。そして、入力信号は、方向性結合部9、π型アッテネータである整合部6、及びプローブ部7を順次通って供試体2に印加される。
【0005】
供試体2に入力信号が印加されると、供試体2からは当該入力信号に対する反射信号が出力される。反射信号は、応答特性測定装置1’中を入力信号とは反対方向に進行し、方向性結合部9に到達する。そして、方向性結合部9のB点において、反射信号を観測することができる。なお、方向性結合器91は方向性を有しているので、B点において入力信号を観測することはできない。
【0006】
信号処理部10であるストレージオシロスコープは、応答特性測定装置1’のA点及びB点とそれぞれ高抵抗プローブで接続され、入力信号と出力信号を取り込む。そして、信号処理部10は、これらの信号をA/D変換してディジタルデータに変化し、適宜ソフトウェア的な処理を行って供試体2の応答特性を求める。
【特許文献1】特開2001−343407号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように、図8に示す構成によれば、応答特性測定装置1’のA点及びB点からそれぞれ入力信号と反射信号とを観測し、これらに基づいて供試体2の応答特性を求めることができる。しかしながら、この構成は解決すべき幾つかの問題を有していた。
【0008】
すなわち、第1の問題として、図8に示す応答特性測定装置1’では、入力信号と反射信号とを分離して観測するために方向性結合器91及びパワースプリッタ8を備える必要があるところ、一般にこれらの部材は高価であり、応答特性測定装置1’全体の高コスト化を招くとともに、構造の複雑化を招いていた。
また、第2の問題として、方向性結合器91及びパワースプリッタ8において特定周波数の“漏れ”が発生すると、一方の信号に他方の信号が重畳して観測されることになる。この場合は、入力信号と反射信号とを完全に分離して観測することができず、最終的に得られる供試体2の応答特性に誤差が生じるおそれがあった。
【0009】
そこで、本発明は、簡易かつ安価な構成で、入力信号と反射信号を分離して観測可能な応答特性測定装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明に係る応答特性測定装置は、
所定の持続時間を有する入力信号と、当該入力信号に対する供試体からの反射信号とを測定し得るようにする応答特性測定装置であって、第1端及び第2端を有し、前記第1端側から入力される前記入力信号を所定の遅延時間だけ遅延させて前記第2端から出力するとともに、前記第2端側から入力される前記反射信号を前記遅延時間だけ遅延させて前記第1端から出力する遅延部と、前記遅延部の第2端側から出力される前記入力信号を前記供試体に印加するとともに、前記供試体からの前記反射信号を受け取って前記遅延部の第2端に向かって出力するプローブ部とを備え、前記遅延部の第1端において、前記入力信号と前記反射信号とを時間領域で分離して測定できるように構成したことを特徴とする。
【0011】
好ましくは、前記遅延時間は前記持続時間の半分以上であることを特徴とする。
【0012】
好ましくは、前記入力信号はインパルス電圧であることを特徴とする。
【0013】
好ましくは、前記遅延部は同軸ケーブルからなる遅延線であることを特徴とする。
【0014】
好ましくは、上記応答特性測定装置は、前記遅延部の第1端側に配置される第1整合部と、前記遅延部の第2端側に配置される第2整合部とをさらに備え、前記入力信号は、前記第1整合部、前記遅延部、前記第2整合部、及び前記プローブ部を順次通って前記供試体に印加され、前記反射信号は、前記プローブ部、前記第2整合部、及び前記遅延部を順次通って前記遅延部の第1端に到達することを特徴とする。
【0015】
また好ましくは、前記プローブ部が前記供試体に接続されていることを特徴とする。
【0016】
さらに好ましくは、前記プローブ部はアンテナを有し、前記入力信号を前記供試体に非接触で印加するとともに、前記供試体からの前記反射信号を非接触で受け取ることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、簡易かつ安価な構成で、入力信号と反射信号を分離して観測可能な応答特性測定装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
[基本概念/構成]
まず、図1及び図2を参照して、本発明に係る応答特性測定装置の基本概念及び基本構成について説明する。
【0019】
図1に、本発明に係る応答特性測定装置1の一実施形態、及びこれに接続して使用される入力信号生成部3、信号処理部10を示す。
入力信号生成部3は、主にスイッチ32とコンデンサ33とを有し、スイッチ32が閉じられるとコンデンサ33に蓄積された電荷が一気に放電し、応答特性測定装置1に向かって、後述する持続時間Tを有するインパルス電圧(入力信号)が出力される。応答特性測定装置1は、第1整合部4、遅延部5、第2整合部6、及びプローブ部7を備える。このうち、第1整合部4及び第2整合部6は、それぞれ3つの抵抗からなるπ型アッテネータである。
【0020】
遅延部5は、同軸ケーブルからなる遅延線であり、第1端51及び第2端52を有する。また、第1端51側にはC点が備えられ、C点は高抵抗プローブを介して信号処理部10に接続される。
【0021】
入力信号生成部3で生成された入力信号は、第1整合部4を通って遅延部5の第1端51に入力される。そして、遅延部5は、第1端51から入力された入力信号を所定の遅延時間Tだけ遅延させて第2端52から出力する。第2端52から出力された入力信号は、第2整合部6及びプローブ部7を通った後、供試体2に印加される。プローブ部7がアンテナを有している場合には、プローブ部7を供試体2に接触させることなく入力信号の印加を行うこともできる。
【0022】
供試体2に入力信号が印加されると、供試体2からは当該入力信号に対する反射信号が出力される。反射信号は、応答特性測定装置1中を入力信号とは反対方向に進行し、遅延部5の第2端52に到達する。遅延部5は、第2端52から入力された反射信号を所定の遅延時間Tだけ遅延させて、第1端51から出力する。
【0023】
本発明に係る応答特性測定装置1において、C点で観測される電圧波形の一例を図2(a)に示す。この図において、符号Sは入力信号、Sは反射信号、Tは遅延部5の遅延時間、Tは入力信号Sの持続時間である。なお、用語“持続時間”とは、スイッチ32が閉じられたのをきっかけに信号が出力され始めてから、完全に終了する(電圧値が0に戻る)までの時間を意味する。
【0024】
図2(a)に示すように、本発明に係る応答特性測定装置1では、遅延線5を用いることによって、入力信号Sと反射信号Sとを時間領域で分離して観測することができる。
すなわち、本発明に係る応答特性測定装置1によれば、C点において、入力信号Sとこれに対して時間Tだけ遅延した反射信号Sの双方を観測することができる。時間Tは、C点を出発した入力信号Sが供試体2に到達するまでの時間と、供試体2を出発した反射信号SがC点に到達するまでの時間との和である。第2整合部6及びプローブ部7における遅延時間は、遅延部5の遅延時間Tに対して無視できる程度に短いので、結局、時間Tは遅延時間の2倍となる。また、遅延時間Tは遅延線の長さに比例して変化する。
【0025】
したがって、遅延線の長さを遅延時間Tの2倍が入力信号Sの持続時間Tを越えるように設定することで、入力信号Sと反射信号Sとを時間領域で分離することができる。なお、遅延時間Tの2倍を入力信号Sの持続時間Tよりも短く設定すると、入力信号Sと反射信号Sとが重なって観測されることになり、供試体2の応答特性を測定することができない。
【0026】
図2(b)及び(c)に示すように、信号処理部10は時間0〜時間TのC点の電圧値を取り込み、これをA/D変換してディジタルデータに変化する。そして、時間0〜時間Tの部分を入力信号Sとして取り扱い、時間T〜時間Tの部分を反射信号Sとして取り扱う。
その後、信号処理部10は、入力信号S及び反射信号Sのディジタルデータを適宜ソフトウェア的に処理し、最終的に、供試体2の応答特性を得ることができる。
【0027】
[測定試験]
続いて、本発明に係る応答特性測定装置1を用いて行った供試体の測定試験について説明する。供試体としてはリードフレーム付きのセラミックコンデンサを使用し、3〜200MHzの応答特性(インピーダンス及び位相の周波数特性)を測定した。供試体の等価回路は、図3に示す通りである。
【0028】
図1を参照して、試験で使用した入力信号生成部3において、充電抵抗31は100kΩ、放電抵抗34は50Ω、コンデンサ33は80pFとした。これにより、入力信号生成部3では、持続時間Tが約8nSのインパルス電圧が生成される。第1整合部4及び第2整合部6は、いずれも入出力インピーダンスが50Ωのπ型アッテネータとし、減衰特性を約2dBに設定した。また、プローブ部7は、SMBコネクタを介して供試体2であるセラミックコンデンサに接続し、入力信号であるインパルス電圧が供試体2に直接印加されるようにした。
【0029】
遅延部5としては、単位長さあたりの遅延時間が4nS/mの遅延線(50Ωの同軸ケーブル)を使用した。前記の通り、生成されるインパルス電圧の持続時間Tが約8nSなので、入力信号Sと反射信号Sとを時間領域で分離するために必要な遅延時間Tは、少なくともその半分の4nSとなる。本試験では、確実に入力信号と反射信号を分離するべく、遅延時間Tを10nSに設定した。つまり、本試験では遅延線の長さを2.5mとした。
【0030】
また、本試験では、(株)softDSP製のポータプル型のストレージオシロスコープ:SDS200Aを信号処理部10として使用した。このオシロスコープの等価サンプリング周期は0.2nSであり、測定周波数の上限である200MHzを十分カバーすることができる。信号処理部10におけるデータ処理は、このオシロスコープをカスタマイズするためのライブラリソフト:SoftScpe SDKを利用して作成したソフトウェアで行った。
【0031】
本試験において、信号処理部10が取り込んだC点の電圧波形を図4(a)に示す。
時間0nSにおいて持続時間T約8nSの入力信号Sが出力され始め、その後、遅延時間Tの2倍である20nSが経過した後に、当該入力信号Sに対する反射信号Sが観測された。なお、本試験では、時間1600nSまでの電圧波形を取り込んでいるが、これは測定周波数の下限に基づいて決定される。さらに低域までの測定を行いたい場合には、取り込み時間をさらに長く設定する。
【0032】
取り込まれた図4(a)の電圧値は、信号処理部10の内部でA/D変換された後に、時間20nSを境に、入力信号Sに相当する部分(図4(b)参照)と、反射信号Sに相当する部分(図4(c)参照)とに分離される。その後、入力信号S及び反射信号Sのディジタルデータは、適宜ソフトウェア的に処理される。
【0033】
本試験では、最終的に、図5(a)に示すインピーダンスの周波数特性、及び図5(b)に示す位相の周波数特性を測定することができた。いずれのグラフも、コイルとコンデンサを直列に接続してなる供試体2(図3参照)の特性を精度よく表現できており、ネットワークアナライザ等の大型かつ高価な測定機器を用いた場合(図6参照)とほぼ同等の結果を得ることができた。
【0034】
[その他の形態]
以上、本発明に係る応答特性測定装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではない。
例えば、より高い周波数までの測定を行うために、入力信号として波形の立ち上がり時間の早いインパルス電圧が必要な場合は、図1に示す入力信号発生部3に替えて、特開平9−178793号公報に記載されているインパルス電圧発生回路を使用することができる。なお、本発明に係る応答特性測定装置では、入力信号の種類は特に限定されず、所定の持続時間を有する任意の信号と当該信号に対する反射信号とを観測することができる。
【0035】
また、プローブ部7として、例えば、特開平9−178793号公報に記載されている放射アンテナを使用することができる。この場合は、プローブ部7と供試体2とを接続する手間が省けるので、より簡易に供試体2の応答特性を測定することができる。
【0036】
さらに、図1において、応答特性測定装置1中を進む入力信号及び反射信号の劣化がそれほど問題とならない場合には、第1整合部4及び第2整合部6を省略することができる。この場合、入力信号生成部3で生成された入力信号は、直接遅延部5の第1端51に入力される。そして、遅延部5の第2端52から出力された入力信号は、直接プローブ部7に入力され、供試体2に印加されることになる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明に係る応答特性測定装置とその周辺部の一例を示す回路図である。
【図2】本発明に係る応答特性測定装置の基本概念を説明する図であって、(a)は図1のC点で観測された電圧波形、(b)は(a)から抽出された入力信号の電圧波形、(c)は(a)から抽出された反射信号の電圧波形である。
【図3】試験を行った供試体の等価回路図である。
【図4】測定試験に係る波形であって、(a)は図1のC点で観測された電圧波形、(b)は(a)から抽出された入力信号の波形、(c)は(a)から抽出された反射信号の波形である。
【図5】測定試験の結果を示すグラフであって、(a)はインピーダンスの周波数特性、(b)は位相の周波数特性のグラフである。
【図6】測定試験と同一の供試体をネットワークアナライザで測定して得た、インピーダンスの周波数特性のグラフである。
【図7】従来から行われている供試体の応答特性測定方法を示すブロック図である。
【図8】従来の応答特性測定装置とその周辺部を示す回路図である。
【符号の説明】
【0038】
1 応答特性測定装置
2 供試体
3 入力信号生成部
31 充電抵抗
32 スイッチ
33 コンデンサ
34 放電抵抗
4 第1整合部
41、42、43 抵抗
5 遅延部
51 第1端
52 第2端
6 第2整合部
61、62、63 抵抗
7 プローブ部
8 パワースプリッタ
81、82、83 抵抗
9 方向性結合部
91 方向性結合器
92 抵抗
10 信号処理部
11 タイミング制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の持続時間を有する入力信号と、当該入力信号に対する供試体からの反射信号とを測定し得るようにする応答特性測定装置であって、
第1端及び第2端を有し、前記第1端側から入力される前記入力信号を所定の遅延時間だけ遅延させて前記第2端から出力するとともに、前記第2端側から入力される前記反射信号を前記遅延時間だけ遅延させて前記第1端から出力する遅延部と、
前記遅延部の第2端側から出力される前記入力信号を前記供試体に印加するとともに、前記供試体からの前記反射信号を受け取って前記遅延部の第2端に向かって出力するプローブ部と、
を備え、前記遅延部の第1端において、前記入力信号と前記反射信号とを時間領域で分離して測定できるように構成したことを特徴とする応答特性測定装置。
【請求項2】
前記遅延時間が、前記持続時間の半分以上であることを特徴とする請求項1に記載の応答特性測定装置。
【請求項3】
前記入力信号は、インパルス電圧であることを特徴とする請求項1または2に記載の応答特性測定装置。
【請求項4】
前記遅延部は、同軸ケーブルからなる遅延線であることを特徴とする請求項1〜3のいいずれかに記載の応答特性測定装置。
【請求項5】
前記遅延部の第1端側に配置される第1整合部と、
前記遅延部の第2端側に配置される第2整合部と、
をさらに備え、
前記入力信号は、前記第1整合部、前記遅延部、前記第2整合部、及び前記プローブ部を順次通って前記供試体に印加され、
前記反射信号は、前記プローブ部、前記第2整合部、及び前記遅延部を順次通って前記遅延部の第1端に到達することを特徴とする請求項4に記載の応答特性測定装置。
【請求項6】
前記プローブ部が、前記供試体に接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の応答特性測定装置。
【請求項7】
前記プローブ部はアンテナを有し、前記入力信号を前記供試体に非接触で印加するとともに、前記供試体からの前記反射信号を非接触で受け取ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の応答特性測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図6】
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