説明

情報マップ管理システムおよび情報マップ管理方法

情報マップ管理システムおよび方法を開示する。情報マップ管理システムは、情報マップの構成単位としてオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループのうち少なくとも1つを保持する情報マップデータベースと、前記情報マップデータベースを参照してユーザから入力されたクエリに対応した検索結果を決定する検索結果決定部と、前記クエリのログ情報を用いて前記構成単位のカウント情報を生成するカウント情報生成部と、前記クエリのログ情報および前記カウント情報のうち少なくとも1つを用いて前記情報マップデータベースを管理する管理部と、を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報マップ管理システムおよび情報マップ管理方法に関し、特にユーザ中心の検索結果を提供する情報マップ管理システムおよび情報マップ管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
今日インターネットなどの通信網の発展に伴ない通信網を介した情報検索が広く利用されている。インターネットを用いるユーザは、いつ、どこででも容易に必要な情報を得ることができ、このような情報検索は、私達の生活全般に変化をもたらしている。
【0003】
このようにして、インターネットユーザに検索サービスを提供する検索サービス運営者が登場するようになり、このような検索サービス運営者は、ユーザの問い合わせに対応する関連情報を提供している。また、運営者は、所望する情報を検索するためにさまざまな情報マップを構築している。
【0004】
このような情報マップ構造の1つである統合検索システムは、ユーザの問い合わせに対する関連情報をデータベースから抽出し、データベース別に抽出した情報をユーザに提供する。データベースは、情報の種類別に保存される。しかし、このような統合検索システムは、情報の種類に基づくデータベースであるため、ユーザの問い合わせの目的を満足させることはできない。また、情報マップ構造の1つであるブラウジング構造(browsing structure)は、ユーザの情報検索目的でなく編集者の分類基づいているため、ユーザの検索目標を満足させることはできない。
【0005】
したがって、情報マップ管理システムおよび方法は、情報検索目標に近づくように検索結果を提供する情報マップ構造を構築し、情報マップを効率的に管理することにより、情報マップを用いてユーザの検索意図に基づく情報を検索することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、情報マップの構成単位としてオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループのうち少なくとも1つを生成することによって、よりユーザの検索意図に適した探索結果を提供する情報マップ管理システムおよび方法を提供する。
【0007】
また、本発明は、統合検索の要請によって入力されたクエリのログ情報を用いることによって、ユーザの検索意図をより効率的に把握する情報マップ管理システムおよび方法を提供する。
【0008】
また、本発明は、情報マップの構成単位のカウント情報を生成することによって、ユーザの検索意図を把握するためのより客観的なデータを提供する情報マップ管理システムおよび方法を提供する。
【0009】
また、本発明は、ユーザの問い合わせから抽出した情報を用いて、より状況の変化により柔軟な情報マップ管理システムおよび方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態によれば、情報マップの構成単位としてオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループのうち少なくとも1つを保持する情報マップデータベースと、前記情報マップデータベースを参照してユーザから入力されたクエリに対応した検索結果を決定する検索結果決定部と、前記クエリのログ情報を用いて前記構成単位のカウント情報を生成するカウント情報生成部と、前記クエリのログ情報および前記カウント情報のうち少なくとも1つを用いて前記情報マップデータベースを管理する管理部と、を含む情報マップ管理システムが提供される。
【0011】
この場合、前記検索結果決定部は、前記情報マップを構成する前記オブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループ相互間の相関関係を用いて前記クエリに対応する検索結果を決定してもよい。
【0012】
この場合、前記カウント情報生成部は、前記クエリのログ情報を管理するクエリログ情報管理部と、前記ログ情報を用いて前記オブジェクトのカウント情報を生成するオブジェクトカウント生成部と、前記ログ情報を用いて前記オブジェクトの関連情報のプロパティのカウント情報を生成するオブジェクトプロパティカウント生成部と、を含んでもよい。
【0013】
この場合、前記管理部は、前記クエリのログ情報を用いて前記情報マップの構成単位を管理し、前記カウント情報を用いて前記情報マップの構成単位相互間の相関関係/優先順位を管理してもよい。
【0014】
この場合、情報マップ管理システムは、前記オブジェクト、プロパティ、クラス、グループ、クエリおよび前記構成単位相互間の相関関係のうちいずれか1つと関連する情報を対象に外部装置と入/出力を行う入/出力部をさらに含んでもよい。
【0015】
また、本発明の一実施形態によれば、情報マップの構成単位としてオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループのうち少なくとも1つを保持し、前記情報マップデータベースを参照してユーザから入力されたクエリに対応する検索結果を決定し、前記クエリのログ情報を用いて前記構成単位のカウント情報を生成し、前記クエリのログ情報および前記カウント情報のうち少なくとも1つを用いて前記情報マップデータベースを管理することを含む情報マップ管理方法が提供される。
【発明の効果】
【0016】
本発明の一実施形態によれば、情報マップの構成単位としてオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループのうち少なくとも1つを生成することによって、よりユーザの検索意図に適した検索結果を提供できる情報マップ管理システムおよび方法を提供することができる。
【0017】
また、本発明の一実施形態によれば、統合検索の要請によって入力されたクエリのログ情報を用いることによって、ユーザの検索意図をより効率的に把握できる情報マップ管理システムおよび方法を提供することができる。
【0018】
また、本発明の一実施形態によれば、情報マップの構成単位のカウント情報を生成することによって、ユーザの検索意図を把握するためのより客観的なデータを提供できる情報マップ管理システムおよび方法を提供することができる。
【0019】
また、本発明の一実施形態によれば、ユーザの問い合わせから抽出した情報を用いてより状況変化に柔軟な情報マップ管理システムおよび方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る情報マップ管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に係るオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループの相関関係を示す図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態に係る管理者端末機に表示する画面の一例を示す図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態に係る情報マップ管理方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態に係る情報マップ管理システム1100の構成を示すブロック図である。
【0023】
図1に示すように、情報マップ管理システム1100は、情報マップデータベース1110と、検索結果決定部1120と、カウント情報生成部1130と、管理部1140と、入/出力部1150とを含んでもよい。
【0024】
情報マップデータベース1110は、情報マップの構成単位としてオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループのうち少なくとも1つを保持してもよい。この時、オブジェクトは、情報マップの構成単位として情報のオブジェクトであり、プロパティは、オブジェクトの関連情報である。また、情報マップデータベース1110のオブジェクトおよびプロパティは、それぞれの同意語を含んでもよい。
【0025】
本発明の一実施形態によれば、ユーザのクエリは、オブジェクト及びプロパティのうち少なくとも一つを含んでもよい。また、情報の単位は、オブジェクト及びプロパティを含んでもよい。すなわち、ユーザから受信するクエリは、オブジェクトおよびプロパティとして表現されてもよく、クエリに対応する検索結果もまたオブジェクトおよびプロパティとて表現されてもよい。また、オブジェクトおよびプロパティは、情報マップの分類単位であってもよい。情報マップ管理システム1100は、各プロパティに対するデータを検索結果として検出してもよい。
【0026】
また、オブジェクトは、情報のオブジェクトであってもよい。プロパティは、情報のオブジェクトに対する具体的属性、内容、表現形態、詳細情報または、情報源のうちのいずれか1つとしてもよい。この場合、オブジェクトは、少なくとも1つのプロパティを有してもよい。例えば、「NHN」というオブジェクトは、「株価」、「位置」、「採用情報」などさまざまなプロパティを有してもよい。また、オブジェクトおよびプロパティは、それぞれ少なくとも1つのキーワードで表現されてもよい。また、オブジェクトおよびプロパティは、同意語を含んでもよい。例えば、「NHN株式」と






の「NHN」と






は、同一のオブジェクトを表現するキーワードとして認識してもよい。この場合、韓国語の






は、「NHN」と同様に、「NHN株価(stock price)」と「NHN株価(share price)」の「株価(stock price)」と「株価(share price)」は、同一のプロパティを表現するキーワードであってもよい。
【0027】
また、プロパティを表現するキーワードは、オブジェクトに関係がないキーワードを含めてもよく、オブジェクトに従属するキーワードであってもよい。例えば、「イ・ヒョリ(HYORI)最新シングル」、「イ・ヒョリ(HYORI)ヒット曲」、「イ・ヒョリ(HYORI)深さ」において「最新シングル」と「ヒット曲」は、オブジェクト「イ・ヒョリ(HYORI)」に関係がなく「音楽」に関連したプロパティを表現し、「深さ」はイ・ヒョリ(HYORI)の曲名であり、「イ・ヒョリ(HYORI)」のみに関係する「音楽」プロパティを表現するキーワードである。
【0028】
オブジェクトは、クエリログ分析および文書分析のうち少なくとも1つを用いて生成してもよい。具体的に、クエリログ分析は、ユーザから受信したクエリのログ情報からクエリの名詞語(substantive word)を抽出し、抽出した名詞語が情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合に、名詞語に対する代表語判断過程によってオブジェクトを生成してもよい。または、クエリログ分析は、オブジェクトの関連検索語をクエリログ情報から抽出して、関連検索語から抽出した名詞語が情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合に、名詞語に対する代表語判断過程によってオブジェクトを生成してもよい。
【0029】
この場合、名詞語はクエリに含まれてもよい。例えば、クエリが「キムアジュンのマリア(Maria of AJOONG)」である場合、名詞語は、「キムアジュン(AJOONG)」であってもよい。また、クエリが「1番街の奇跡の物語(story of Miracle on first street)」である場合、名詞語は「1番街の奇跡(Miracle on first street)」であってもよい。
【0030】
また、名詞語が予め設定された構成単位と同一か否かを判断するために、クエリまたは関連検索語の名詞語は、情報マップデータベース1110に含まれるそれぞれの構成単位と比較してもよい。また、代表語判断は、リファレンス情報を用いて行ってもよい。例えば、リファレンス情報は、百科事典、または人名辞典であってもよい。具体的には、情報マップ管理システム1100は、名詞語が情報マップデータベース1110に含まれない代表語である場合、情報マップデータベース1110にオブジェクトとして登録してもよい。また、情報マップ管理システム1100は、名詞語をオブジェクトの同意語として登録する。また、名詞語の代表語がオブジェクトとして予め登録されている場合、情報マップ管理システム1100は、名詞語を登録されたオブジェクトの同意語として登録する。
【0031】
また、文書分析は、規則によって自動的に分類された文書から抽出したオブジェクト候補群から名詞語を抽出する。抽出した名詞語が情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合に、文書分析は、名詞語に対する代表語判断過程によってオブジェクトを生成してもよい。名詞語の同一性の判断および上述した代表語の判断に関する詳細な説明は省略する。
【0032】
オブジェクトは、管理者またはユーザの要請によって生成されてもよい。この時、入/出力部1150と接続された端末装置を用いて要請を行ってもよい。また、オブジェクトは、内外部データベースとの連動によって生成されてもよい。
【0033】
プロパティは、クエリログ分析、クリック分析および文書分析のうち少なくとも1つを用いて生成されてもよい。この時、クエリログ分析は、クエリのログ情報からオブジェクトの接頭語、接尾語、関連検索語を抽出する。また、クエリログ分析は、抽出した接頭語、接尾語、関連検索語の一般化単語を決定し、決定された一般化単語が情報マップに含まれる予め生成された構成単位と同一でない場合、一般化単語をオブジェクトのプロパティとして生成してもよい。
【0034】
例えば、オブジェクト「キムアジュン(AJOONG)」と関連するクエリまたは関連検索語において「キムアジュンハームページ」、「キムアジュンマリア」、「ビョルキムアジュン(BYUL AJOONG)」、「キムアジュン年齢」、「キムアジュン身長」が存在する場合、情報マップ管理システム1000は、「ビョルキムアジュン」から接頭語「ビョル」を検出抽出してもよい。また、情報マップ管理システム1000は、「ビョル(BYUL)」を「歌」で一般化して、情報マップデータベース1110を用いて予め設定された構成単位の同一性判断を行った後、「歌」をオブジェクト「キムアジュン」のプロパティとして生成してもよい。
【0035】
クリック分析は、オブジェクトに対しクリックが発生した領域の情報に基づいて一般化単語を決定する。決定された一般化単語が情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、クリック分析は、一般化単語をオブジェクトのプロパティとして生成してもよい。
【0036】
また、文書分析は、オブジェクトと関連する文書から抽出したプロパティ候補群から一般化単語を決定する。決定された一般化単語が情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、文書分析は、一般化単語をオブジェクトのプロパティとして生成してもよい。予め設定された構成単位に対する一般化単語のおよび同一性の判断方法の詳細な説明は、クリック分析の方法と同一であるため省略する。
【0037】
プロパティは、管理者またはユーザの要請によって生成されてもよい。この時、管理者またはユーザは、入/出力部1150と接続された端末装置を用いて要請を行ってもよい。また、プロパティは、内外部データベースとの連動によって生成されてもよい。
【0038】
クラスは少なくとも1つのオブジェクトグループを分類基準によって一つのグループにグループ化する構成単位であり、グループはクラスに含まれるオブジェクトのうち少なくとも1つを基準としてグループ化した構成単位であってもよい。また、情報マップデータベース1110は、クラスに含まれるオブジェクトの関連プロパティから決定されたクラスのプロパティを含んでもよい。
【0039】
情報マップ管理システム1100は、少なくとも1つのオブジェクトを分類基準によって同一グループにグループ化してクラスを生成してもよい。また、情報マップ管理システム1100は、少なくとも一つのオブジェクトのうちの共通のプロパティを有するオブジェクトの集合をクラスとして生成してもよい。例えば、オブジェクトの「NHN」、「ダウム(DAUM)」、「ヤフー(YAHOO)(登録商標)」などは、「インターネットポータル会社」というクラスとして設定してもよい。
【0040】
また、情報マップ管理システム1100は、分類基準に基づいて分類されたオブジェクトをグループ化することにより、クラスを生成してもよい。例えば、情報マップ管理システム1100は、一つの分類基準によりグループ化されたオブジェクトを集めて、集められたオブジェクト全体の共通の部分を抽出し、このような共通の部分に対する一般化を行う。この時、情報マップ管理システム1100は、一般化によって生成した単語をプロパティとして有するクラスを生成してもよい。
【0041】
言い換えれば、情報マップ管理システム1100は、プロパティが決定されたオブジェクトの集合としてクラスを生成し、クラス内のオブジェクトの共通プロパティをクラスと関連するプロパティとして決定してもよい。また、情報マップ管理システム1100は、基準に基づいてオブジェクトを集めて、集められたオブジェクトからプロパティを抽出し、プロパティを用いてクラスを生成してもよい。
【0042】
この時、クラスは少なくとも1つのキーワードとして表現してもよい。また、クラスに含まれるオブジェクトは、共通のプロパティセットを有してもよい。例えば「イ・ヒョリ(HYORI)」、「レイン(RAIN)」、「チェヨン(CHAE-YEON)」などの「歌手」クラスは、「アルバム」、「公式サイト」、「最新シングル」などの共通プロパティを有してもよい。
【0043】
また、特定オブジェクトは、該当クラス内の他のオブジェクトとは異なるプロパティを有してもよい。例えば、「歌手」クラスに含まれるオブジェクトの「イ・ヒョリ(HYORI)」は、「フォン」をプロパティに有するが、他のオブジェクトの「レイン(RAIN)」は、「フォン」をプロパティとして有することができない。これは、「イ・ヒョリフォン(HYORI phone)」はあっても「レインフォン(RAIN phone)」はないためである。
【0044】
また、情報マップ管理システム1100は、クラスに含まれるオブジェクトを用いてクラスと関連するプロパティを決定してもよい。この時、オブジェクトに関連するプロパティは、クラス内のオブジェクトの共通プロパティであってもよい。
【0045】
上述したように情報マップ管理システム1100は、オブジェクトに対するプロパティを生成し、オブジェクトを用いてクラスを生成し、クラスに含まれるオブジェクトの共通プロパティを決定し、クラスに対するプロパティを決定してもよい。また、情報マップ管理システム1100は、似た分類のオブジェクトを集めて共通プロパティを決定し、共通プロパティを用いてクラスを決定してもよい。すなわち、オブジェクト、プロパティおよびクラスは、相関関係を有するようになる。このような情報マップ構造における分類単位区分を用いて、情報マップ管理システム1100はユーザの目的に適する情報探索サービスを提供してもよい。
【0046】
情報マップ管理システム1100は、クラスに含まれるオブジェクトのうち少なくとも1つを基準としてまとめてグループを生成してもよい。すなわち、グループは、同一クラスに属する複数のオブジェクト中の同一基準によってグループ化される少なくとも1つのオブジェクトの集合であってもよい。例えば、「インターネット企業」というクラス内のオブジェクトは、「ゲーム企業」、「検索器業」、「コミュニティ企業」などのグループによってグループ化されてもよい。また、グループの範囲は、基準によって互いに重なってもよい。例えば、クラス「大学」に属するオブジェクトは、地域別基準に基づいて「ソウル圏大学」、「地方大学」などのグループでグループ化することができ、期間別の基準に基づいて「4年制大学」、「2年制専門大学」などのグループにグループ化してもよい。
【0047】
クラスまたはグループは、管理者またはユーザの要請によって生成されてもよい。この時、管理者またはユーザは、入/出力部1150と接続された端末装置を用いて要請を行ってもよい。また、クラスまたはグループは、内外部データベースとの連動によって生成されてもよい。
【0048】
また、情報マップデータベース1110は、ダミークラスを含んでもよい。この時、ダミークラスは、クラスに属しないオブジェクトを含んでもよい。また、本発明の一実施形態によればダミークラスは、情報マップデータベース1110に含まれる全体オブジェクトを含んでもよい。
【0049】
検索結果決定部1120は、情報マップデータベースを参照してクエリに対応した検索結果を決定してもよい。
【0050】
具体的に、検索結果決定部1120は、情報マップを構成するオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループの相関関係を用いてクエリに対応した検索結果を決定してもよい。
【0051】
検索結果決定部1120は、ユーザからオブジェクトを含むクエリを受信してもよい。クエリは、オブジェクトおよびプロパティのうち少なくとも1つを含んでもよい。すなわち、クエリは、オブジェクトとプロパティで表現されてもよい。例えば、ユーザは、






株価(share price)」をクエリとして入力してもよく、検索結果決定部1120は、「NHN株価(NHN stock price)」を検索結果として決定してもよい。この時、検索結果決定部1120は、クエリを分析するため、






をオブジェクトとして認識し、「株価(share price)」をプロパティとして認識してもよい。また、検索結果決定部1120は、






と同一オブジェクトとして認識される「NHN」、「株価(share price)」と同一プロパティと認識される「株価(stock price)」、そして「株価(stock price)」に対するデータを検索結果として抽出してもよい。
【0052】
また、ユーザは、






をクエリとして入力してもよく、検索結果決定部1120は、「NHNプロパティ」、「NHN株価(stock price)」、「NHN最新の話題」などを検索結果として抽出してもよい。検索結果決定部1120は、クエリに含まれるオブジェクトを含むクラス、サブクラス、オブジェクトリストおよびプロパティリストのような関連情報を検索結果として抽出してもよい。
【0053】
また、検索結果決定部1120は、オブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループのうち少なくとも1つを用いてクエリに対応する検索結果を抽出してもよい。検索結果決定部1120は、オブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループそれぞれの相関関係を用いてクエリに対応する検索結果を抽出してもよい。例えば、ユーザは、






をクエリとして入力してもよく、検索結果決定部1120は、






をオブジェクトとして認識してもよい。また、検索結果決定部1120は、オブジェクト






に対するプロパティを抽出して検索結果として決定してもよい。検索結果は、抽出したプロパティに対する具体的データを含んでもよい。また、検索結果決定部1120は、






を含むクラスまたはグループに含まれるすべてのオブジェクトリストを検索結果として決定してもよい。
【0054】
カウント情報生成部1130は、クエリのログ情報を用いて構成単位のカウント情報を生成してもよい。図1に示すようにカウント情報生成部1130は、クエリログ情報管理部1131、オブジェクトカウント生成部1132、オブジェクトプロパティカウント生成部1133、クラスカウント生成部1134、クラスプロパティカウント生成部1135およびグループカウント生成部1136を含んでもよい。
【0055】
クエリログ情報管理部1131は、要請によって入力されたクエリのログ情報を管理してもよい。
【0056】
具体的にクエリログ情報管理部1131は、ユーザにより入力された少なくとも1つのクエリと関連する情報を含んでもよい。例えば、クエリログ情報管理部1131は、クエリの入力数情報、クエリの接頭語情報、接尾語情報、関連検索語情報、関連クリック情報を含んでもよい。また、クエリログ情報管理部1131は、クエリに関する情報を内部的に格納する格納装置または、データベースを保持してもよい。
【0057】
また、本発明の一実施形態によれば、情報マップ管理システム1100は、図示しない文書分析管理部または、検索管理部を含んでもよい。文書分析管理部は、オンライン/オフラインのさまざまな文書からオブジェクト、プロパティ、クラス、グループである予め設定された構成単位の候補を抽出してもよい。検索管理部は、ユーザの検索ログ情報を用いて予め設定された構成単位の候補を抽出してもよい。
【0058】
オブジェクトカウント生成部1132は、クエリのログ情報を用いてオブジェクトのカウント情報を生成してもよい。
【0059】
具体的に、オブジェクトカウント生成部1132は、オブジェクトおよびオブジェクトと関連するプロパティのうち少なくとも1つを含む単語と同一のクエリのカウント情報を生成するために、クエリの入力数を抽出してもよい。
【0060】
この時、カウント情報の一例は、QC(Query Count)であってもよい。すなわち、カウント情報は、ユーザにより入力されたクエリの入力数に基づいて決定されてもよい。
【0061】
例えば、オブジェクトカウント生成部1132は、評価対象オブジェクトのカウント情報を生成するために、クエリとして入力された回数をログ情報から抽出してもよい。また、オブジェクトカウント生成部1132は、クエリとして入力されたオブジェクトと関連するプロパティと結合された単語入力された回数を抽出して、抽出したクエリ入力数をすべて合計した値をオブジェクトのカウント情報として決定してもよい。この時、オブジェクトのカウント情報は、オブジェクトの同意語のカウント情報を含んでもよい。
【0062】
また、オブジェクトカウント生成部1132は、オブジェクトのカウント情報と情報マップ管理システム1100により管理される全オブジェクトのカウント情報を比較して比率値として決定してもよい。比率値は、オブジェクトの重要度を意味してもよい。
【0063】
オブジェクトプロパティカウント生成部1133は、ログ情報を用いてプロパティのカウント情報を生成してもよい。
【0064】
例えば、オブジェクトプロパティカウント生成部1133は、プロパティのカウント情報を生成するためにログ情報からクエリの入力回数を抽出してもよい。クエリは、プロパティおよびプロパティに関連するオブジェクトを含む単語と同一である。
【0065】
例えば、オブジェクトプロパティカウント生成部1133は、プロパティそのものが一般化されたプロパティである場合、プロパティとプロパティのオブジェクトと結合された単語のクエリの入力回数をプロパティのカウント情報として生成してもよい。対象プロパティは、評価されたプロパティである。一方、オブジェクトプロパティカウント生成部1133は、評価対象プロパティが個別プロパティである場合、対象プロパティに対する一般化プロパティおよび個別プロパティの双方に基づいて、一般化プロパティおよび個別プロパティのカウント情報を合計して対象プロパティのカウント情報を生成してもよい。また、対象プロパティのカウント情報は、同意語のカウント情報を含んでもよい。
【0066】
クラスカウント生成部1134は、ログ情報を用いて少なくとも1つのオブジェクトを分類基準によって一つのグループにグループ化したクラスのカウント情報を生成してもよい。クラスのカウント情報は、クラスに含まれるオブジェクトおよびオブジェクトのプロパティのうち少なくとも1つと関連するクエリ入力回数を用いて生成されてもよい。
【0067】
例えば、クラスカウント生成部1134は、評価対象クラスに含まれる全オブジェクトのカウント情報を合計して対象クラスのカウント情報を生成してもよい。また、クラスカウント生成部1134は、対象クラスに含まれるオブジェクトとオブジェクトのプロパティの結合単語のカウント情報を合計してカウント情報を生成してもよい。また、クラスカウント生成部1134は、対象クラスに含まれるオブジェクトおよびプロパティのうち少なくとも1つのカウント情報を合計してカウント情報を生成してもよい。
【0068】
また、クラスカウント生成部1134は、対象クラスのカウント情報と情報マップ管理システム1100が管理する全クラスのカウント情報を比較して比率値として決定してもよい。この時、比率値は、対象クラスの重要度を意味してもよい。
【0069】
クラスプロパティカウント生成部1135は、ログ情報を用いてクラスと関連するプロパティのカウント情報を生成してもよい。
【0070】
例えば、クラスプロパティカウント生成部1135は、全ての単語のカウント情報を合計してプロパティのカウント情報を生成してもよい。この場合、全ての単語は、クラス内部にプロパティを自身のプロパティとして有している少なくとも1つのオブジェクトのそれぞれとクラスのプロパティとを結合することにより生成された単語である。クラスプロパティカウント生成部1135は、個別プロパティから一般化プロパティを区分してカウント情報を生成してもよい。クラスのカウント情報は、オブジェクトプロパティカウント生成部1133を用いてプロパティのカウント情報を生成する方法と同一であるため、以下説明を省略する。また、クラスのカント情報は、同意語のカウント情報を含んでもよい。
【0071】
グループカウント生成部1136は、ログ情報を用いてクラスに含まれるオブジェクトのうち少なくとも1つを基準としてグループ化されたグループのカウント情報を生成してもよい。グループのカウント情報は、グループに含まれるオブジェクトおよびオブジェクトのプロパティのうち少なくとも1つと関連するクエリ入力回数を用いて生成されてもよい。
【0072】
例えば、グループカウント生成部1136は、評価対象グループに含まれる全オブジェクトのカウント情報を合計して対象グループのカウント情報を生成してもよい。また、グループカウント生成部1136は、対象グループに含まれるオブジェクトとオブジェクトのプロパティを結合する単語のカウント情報を合計してカウント情報を生成してもよい。また、グループカウント生成部1136は、対象グループに含まれるオブジェクトおよびプロパティのうち少なくとも1つのカウント情報を合計してカウント情報を生成してもよい。
【0073】
また、グループカウント生成部1136は、対象グループのカウント情報と情報マップ管理システム1100が管理する全グループのカウント情報を比較して比率値を決定してもよい。この時、比率値は、対象グループの重要度を意味してもよい。
【0074】
管理部1140は、クエリのログ情報およびカウント情報のうち少なくとも1つを用いて情報マップデータベース1110の管理を行ってもよい。
【0075】
具体的に、管理部1140は、クエリのログ情報を用いて情報マップに含まれる構成単位に対する管理を行い、カウント情報を用いて情報マップの構成単位相互間の相関関係/優先順位に対する管理を行ってもよい。
【0076】
例えば、管理部1140は、クエリのログ情報を用いて新規オブジェクト、新規プロパティ、新規クラスおよび新規グループのうち少なくとも1つを含めてもよい。
【0077】
また、管理部1140は、オブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループそれぞれのカウント情報を用いて構成単位の相関関係を変更してもよい。また、管理部1140は、カウント情報を用いて構成単位の優先順位を変更してもよい。例えば、管理部1140は、カウント情報を用いてクラス内部のオブジェクトの優先順位を変更してもよく、オブジェクトに関連する少なくとも1つのプロパティそれぞれの優先順位を変更してもよい。この時、優先順位は、ユーザにより入力されたクエリに対応する検索結果の表示優先順位を意味してもよい。また、管理部1140は、構成単位のカウント情報を情報マップデータベース1110に格納してもよい。
【0078】
入/出力部1150は、オブジェクト、プロパティ、クラス、グループ、クエリおよび相関関係のうちいずれか1つと関連する情報を対象に外部装置に対して入/出力を行ってもよい。
【0079】
例えば、入/出力部1150は、管理者端末1300または、ユーザ端末1210〜1230から構成単位に関する情報を受信してもよい。その情報は、構成単位自体の入力/削除であってもよく、構成単位のカウント情報であってもよい。また、その情報は、構成単位に含まれるオブジェクト、プロパティ、クラス、およびグループの相関関係を変更する情報であってもよい。
【0080】
また、入/出力部1150は、内/外部データベースから情報を受信してもよい。また、入/出力部1150は、内/外部データベースから予め構築された情報マップを受信して、情報マップデータベース1110に反映してもよい。
【0081】
また、入/出力部1150は、情報マップ管理システム1100により管理される情報をユーザ端末1210〜1230、管理者端末1300または、内/外部データベースに送信してもよい。また、入/出力部1150は、情報マップ管理システム1100により管理される情報をディスプレイ装置を用いて表示してもよい。
【0082】
入/出力部1150は、図3を参照してより詳細に説明する。
【0083】
図2は、本発明に一実施形態に係るオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループの相関関係を示す図である。
【0084】
図2を参照すれば、オブジェクトAは、少なくとも1つのプロパティを有してもよい。オブジェクトA〜オブジェクトDは、1つのクラス210に含まれてもよい。本発明に一実施形態に係る情報マップ管理システムは、クラス210に含まれるオブジェクトを分類基準としてグループ化してグループ220を生成してもよい。また、情報マップ管理システムは、クラス210のプロパティを含み、追加的なプロパティを有する下位概念のサブクラス230を生成してもよい。
【0085】
オブジェクトAに対するプロパティのプロパティA261は、オブジェクトH、オブジェクトI、オブジェクトJの共通プロパティであってもよい。クラス240は、オブジェクトH、オブジェクトI、オブジェクトJを含む。クラス240に対するプロパティは、プロパティA261、プロパティE262およびプロパティF263であってもよい。特に、プロパティA261、プロパティE262およびプロパティF263は、クラス240の共通プロパティであってもよい。オブジェクトJは、クラス240に含まれるオブジェクトH及びオブジェクトIとは異なるプロパティであるプロパティGを有してもよい。また、クラス240は、グループ250を含んでもよい。
【0086】
例えば、オブジェクトAを「mp3」とする時、オブジェクトAは、「ダウンロード」、「レビュー」、「価格比較」、「モデル」などさまざまなプロパティを有してもよい。プロパティ「モデル」は他のオブジェクト「IPOD(登録商標)」、「IPOD SHUFFLE(登録商標)」、「IRIVER(登録商標) U10」などに対する共通プロパティであってもよい。オブジェクト「IPOD」、「IPOD SHUFFLE」、「IRIVER U10」は1つのクラスに含まれてもよく、1つのクラスは、「モデル」、「レビュー」、「価格比較」などの共通プロパティを有してもよい。
【0087】
図3は、本発明の一実施形態に係る管理者端末に表示する画面の一例を示す図である。
【0088】
また、図3の画面の一例は、図1の入/出力部1150と接続された所定のディスプレイ装置の画面であるか、または、入/出力部1150と接続された管理者端末のディスプレイ装置の画面であってもよい。また、入/出力部1150は、インターフェース装置を介して画面に表示される情報に対する照会サービスおよび情報に対する更新サービスを提供してもよい。
【0089】
本発明の一実施形態によれば、図3の画面は、情報マップ管理システムが管理者端末に提供するインターフェースブラウザ画面であってもよい。情報マップ管理システムは、管理者端末からマップ管理システムと関連するデータに関してデータ照会301の要請を受信してもよい。情報マップ管理システムは、データ照会要請301に対応して情報マップに関するデータを表示してもよい。例えば、データは、構成単位の追加/削除/変更、の相関関係の管理内容、構成単位のカウント情報、クエリ情報、拡張クエリ情報、関連検索語情報、クリック情報、URL情報および文書情報のうち少なくとも1つであってもよい。
【0090】
情報マップ管理システムは、管理者端末から情報マップ管理システムの情報マップに関するマップ管理要請302を受信してもよい。また、情報マップ管理システムは、マップ管理要請302に応答してマップ情報登録/管理、全体マップ照会、カバレッジ状態、バージョン管理、クリッピング管理を含むメニュー情報304を管理者端末に送信してもよい。
【0091】
この時、情報マップ管理システムは、管理者端末機からマップ情報登録/管理に関する要請を受信に応答して、管理者端末機との間でオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループのうち少なくとも1つの対する登録/管理に係る情報送受信を行ってもよい。
【0092】
例えば、情報マップ管理システムは、管理者端末から受信したオブジェクト305の情報に対応してオブジェクト305の同意語情報、オブジェクト305が属するクラス情報、クラスのプロパティ情報、オブジェクト305のプロパティ情報、オブジェクトが属するグループ情報および情報マップ構成単位それぞれのカウント情報307のうち少なくとも1つを管理者端末に提供してもよい。この時、情報マップ管理システムは、管理者からの検索要請306に応答してオブジェクト305の情報を受信してもよい。また、情報マップ管理システムは、管理者端末に提供した情報に対する登録/管理要請を管理者端末から受信してもよい。
【0093】
また、情報マップ管理システムは、管理者端末から受信した全体マップ照会要請に応答して情報マップ管理システムの情報マップに含まれる情報を管理者端末に提供してもよい。情報マップ管理システムは、管理者端末から受信したダミー情報照会に応答してダミークラスが含まれるオブジェクト情報を管理者端末に提供してもよい。
【0094】
また、情報マップ管理システムは、管理者端末から受信したマップカウント情報一覧要請に応答してキーワードに基づくカウント情報を管理者端末に提供してもよい。この時、カウント情報は、一定期間の間に合計した情報であってもよい。また、情報マップ管理システムは、カウント情報をグラフで提供してもよい。
【0095】
また、情報マップ管理システムは、管理者端末から受信したカバレッジ状態要請に応答してマップキーワードカバレッジ情報または、マップカウント情報カバレッジ情報を管理者端末に提供してもよい。この時、マップキーワードカバレッジ情報は、キーワード順位情報、マップ情報、キーワードカバレッジ情報を含んでもよい。キーワードカバレッジ情報は、キーワード順位情報およびマップ情報によって決定されてもよい。また、マップカウント情報カバレッジ情報は、キーワード順位情報、キーワードカウント情報、マップ情報、マップカウント情報およびカウントカバレッジ情報を含んでもよい。また、カウントカバレッジ情報は、キーワードカウント情報およびマップカウント情報によって決定されてもよい。
【0096】
また、情報マップ管理システムは、管理者端末から受信したバージョン管理要請に応答して情報マップのバックアップファイルを提供してもよい。また、情報マップ管理システムは、管理者端末から受信したクリッピング管理要請に応答してマップ情報の変化を購読できる設定ページを提供してもよい。
【0097】
また、情報マップ管理システムは、管理者端末から受信した管理者権限管理要請303に応答して情報マップに関する権限管理を設定することのできる設定ページを提供してもよい。
【0098】
図4は、本発明の一実施形態に係る情報マップ管理方法を示すフローチャートである。
【0099】
図4に示すように本発明の一実施形態に係る情報マップ管理方法は、ステップS410〜ステップS440で行ってもよい。情報マップ管理方法は、情報マップ管理システムによって行ってもよい。
【0100】
ステップS410において、情報マップ管理システムは、情報マップの構成単位としてオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループのうち少なくとも1つを含む情報マップデータベースを保持してもよい。
【0101】
オブジェクトは、情報マップの構成単位として情報の対象であってもよい。また、オブジェクトは、クエリログ分析および文書分析のうち少なくとも1つを用いて生成されてもよい。
【0102】
この時、クエリログ分析は、ユーザから受信したクエリのログ情報からクエリの名詞語を抽出し、抽出した名詞語が情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、名詞語に対する代表語判断過程によってオブジェクトを生成するか、または、オブジェクトの関連検索語をクエリログ情報から抽出して、関連検索語から抽出した名詞語が情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、名詞語に対する代表語判断過程によってオブジェクトを生成してもよい。
【0103】
文書分析は、規則によって自動的に分類された文書から抽出したオブジェクト候補群から名詞語を抽出し、抽出した名詞語が情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合に、名詞語に対する代表語判断過程によってオブジェクトを生成してもよい。
【0104】
プロパティは、オブジェクトの関連情報であってもよく、クエリログ分析、クリック分析および文書分析のうち少なくとも1つを用いて生成されてもよい。
【0105】
クエリログ分析は、クエリのログ情報からオブジェクトの接頭語、接尾語、関連検索語をそれぞれ抽出して、抽出した接頭語、接尾語、関連検索語の一般化単語を決定する。決定された一般化単語が情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、クエリログ分析は、一般化単語をオブジェクトのプロパティとして生成する。
【0106】
クリック分析は、オブジェクトに対しクリックが発生した領域の情報に基づいて一般化単語を決定する。決定された一般化単語が情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、クリック分析は、一般化単語をオブジェクトのプロパティとして生成する。
【0107】
また、文書分析は、オブジェクトと関連する文書から抽出したプロパティ候補群から一般化単語を決定する。決定された一般化単語が情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、文書分析は、一般化単語をオブジェクトのプロパティとして生成する。
【0108】
また、クラスは、分類基準によって一つのグループにグループ化した少なくとも1つのオブジェクトに含まれる構成単位であってもよい。グループは、クラスに含まれるオブジェクトのうち少なくとも1つを同一基準に基づいてグループ化した構成単位であってもよい。
【0109】
また、情報マップデータベースは、クラスに含まれるオブジェクトの関連プロパティに基づいて決定されたクラスのプロパティを含んでもよい。また、情報マップデータベースは、ダミークラスを含んでもよい。
【0110】
ステップS420で情報マップ管理システムは、情報マップデータベースを参照してユーザから入力されたクエリに対応した探索結果を決定してもよい。
【0111】
具体的に情報マップ管理システムは、オブジェクト、プロパティ、クラスおよび情報マップのグループの相関関係を用いてクエリに対応した検索結果を決定してもよい。
【0112】
ステップS430において、情報マップ管理システムは、クエリのログ情報を用いて構成単位のカウント情報を生成してもよい。
【0113】
図4に示していないが、ステップS430は、クエリのログ情報を管理するステップと、ログ情報を用いてオブジェクトのカウント情報を生成するステップと、ログ情報を用いてオブジェクトの関連情報のプロパティのカウント情報を生成するステップと、を含めてもよい。また、ステップS430は、ログ情報を用いてクラスのカウント情報を生成するステップと、ログ情報を用いてクラスと関連するプロパティのカウント情報を生成するステップと、ログ情報を用いてグループのカウント情報を生成するステップと、を含んでもよい。少なくとも一つのオブジェクトに含まれるクラスは、分類基準によって一つのグループにグループ化され、少なくとも一つのオブジェクトに含まれるグループは、そのクラスに含まれて、同一基準に基づいてグループ化される。
【0114】
この時、情報マップ管理システムは、オブジェクトおよびオブジェクトと関連するプロパティのうち少なくとも1つに含まれた単語と同一のクエリの入力回数をログ情報から抽出してオブジェクトのカウント情報を生成してもよい。また、情報マップ管理システムは、プロパティおよびプロパティと関連するオブジェクトに含まれる単語と同一のクエリの入力回数をログ情報から抽出してプロパティのカウンタ情報とを生成してもよい。
【0115】
また、情報マップ管理システムは、クラスに含まれるオブジェクトおよびオブジェクトのプロパティのうち少なくとも1つと関連するクエリの入力回数を用いてクラスのカウント情報を生成してもよい。情報マップ管理システムは、グループに含まれるオブジェクトおよびオブジェクトのプロパティのうち少なくとも1つと関連するクエリの入力回数を用いてグループのカウント情報を生成してもよい。
【0116】
ステップS440において、情報マップ管理システムは、クエリのログ情報およびカウント情報のうち少なくとも1つを用いて情報マップデータベースを管理してもよい。
【0117】
具体的に、ステップS440において、情報マップ管理システムは、クエリのログ情報を用いて情報マップの構成単位を管理し、カウント情報を用いて情報マップの構成単位の相関関係/優先順位を管理してもよい。
【0118】
また、図4に示していないが、情報マップ管理システムは、オブジェクト、プロパティ、クラス、グループ、クエリおよび、それらの相関関係のうちいずれか1つと関連する情報を対象に外部装置と入/出力を行ってもよい。
【0119】
本発明の一実施形態に係る情報マップ管理方法は、コンピュータにより実現されるさまざまな動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読取可能な記録媒体に記録されてもよい。当該記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むものであってもよく、記録媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、記録媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードを含んでもよい。上述するハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成され、その逆もまた同じである。
【0120】
上述したように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当の技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で、本発明をさまざまに修正および変更することを理解することができる。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。






























【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報マップの構成単位としてオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループのうち少なくとも1つを保持する情報マップデータベースと、
前記情報マップデータベースを参照してユーザにより入力されたクエリに対応した探索結果を決定する検索結果決定部と、
前記クエリのログ情報を用いて前記構成単位のカウント情報を生成するカウント情報生成部と、
前記クエリのログ情報および前記カウント情報のうち少なくとも1つを用いて前記情報マップデータベースを管理する管理部と、
を含むことを特徴とする情報マップ管理システム。
【請求項2】
前記オブジェクトは、
前記情報マップの構成単位として情報の対象であり、
前記プロパティは、
前記オブジェクトの関連情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報マップ管理システム。
【請求項3】
前記オブジェクトは、
クエリログ分析および文書分析のうち少なくとも1つを用いて生成されることを特徴とする請求項2に記載の情報マップ管理システム。
【請求項4】
前記クエリログ分析は、
ユーザから受信した前記クエリのログ情報から前記クエリの名詞語を抽出し、前記抽出した名詞語が前記情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、前記名詞語に対する代表語の判断過程によって前記オブジェクトを生成するか、または、
前記クエリログ分析は、
前記オブジェクトの関連検索語を前記クエリログ情報から抽出し、前記関連検索語から抽出した名詞語が前記情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、前記名詞語に対する代表語の判断過程によって前記オブジェクトを生成し、
前記文書分析は、
規則によって自動的に分類された文書から抽出したオブジェクト候補群から名詞語を抽出し、前記抽出した名詞語が前記情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、前記名詞語に対する代表語の判断過程によって前記オブジェクトを生成することを特徴とする請求項3に記載の情報マップ管理システム。
【請求項5】
前記プロパティは、
クエリログ分析、クリック分析および文書分析のうち少なくとも1つを用いて生成されることを特徴とする請求項2に記載の情報マップ管理システム。
【請求項6】
前記クエリログ分析は、
前記クエリのログ情報からオブジェクトの接頭語、接尾語、関連検索語を抽出し、前記抽出した接頭語、接尾語、関連検索語の一般化単語を決定し、前記決定された一般化単語が前記情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、前記一般化単語を前記オブジェクトのプロパティとして生成し、
前記クリック分析は、
前記オブジェクトに対しクリックが発生した領域の情報に基づいて一般化単語を決定し、前記決定された一般化単語が前記情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、前記一般化単語を前記オブジェクトのプロパティとして生成し、
前記文書分析は、
前記オブジェクトと関連する文書から抽出したプロパティ候補群から一般化単語を決定し、前記決定された一般化単語が前記情報マップに含まれる予め設定された構成単位と同一でない場合、前記一般化単語を前記オブジェクトのプロパティとして生成することを特徴とする請求項5に記載の情報マップ管理システム。
【請求項7】
前記クラスは、
少なくとも1つのオブジェクトを分類基準によって一つのグループにグループ化した構成単位であり、そして
前記グループは、
前記クラスに含まれるオブジェクトのうち少なくとも1つを基準としてグループ化した構成単位であることを特徴とする請求項2に記載の情報マップ管理システム。
【請求項8】
前記情報マップデータベースは、
前記クラスに含まれる少なくとも一つのオブジェクトの関連プロパティに基づいて決定された前記クラスのプロパティを含むことを特徴とする請求項7に記載の情報マップ管理システム。
【請求項9】
前記情報マップデータベースは、
形式的クラスのダミークラスを含むことを特徴とする請求項7に記載の情報マップ管理システム。
【請求項10】
前記検索結果決定部は、
前記情報マップの前記オブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループ相互間の相関関係を用いて前記クエリに対応した探索結果を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報マップ管理システム。
【請求項11】
前記カウント情報生成部は、
前記クエリのログ情報を管理するクエリログ情報管理部と、
前記ログ情報を用いて前記オブジェクトのカウント情報を生成するオブジェクトカウント生成部と、
前記ログ情報を用いて前記オブジェクトの関連情報のプロパティのカウント情報を生成するオブジェクトプロパティカウント生成部と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報マップ管理システム。
【請求項12】
前記カウント情報生成部は、
前記ログ情報を用いて少なくとも1つのオブジェクトを分類基準によって一つのグループにグループ化したクラスのカウント情報を生成するクラスカウント生成部と、
前記ログ情報を用いて前記クラスと関連するクラスプロパティのカウント情報を生成するクラスプロパティカウント生成部と、
をさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の情報マップ管理システム。
【請求項13】
前記カウント情報生成部は、
前記ログ情報を用いて前記クラスに含まれるオブジェクトのうち少なくとも1つを基準としてグループ化したグループのカウント情報を生成するグループカウント生成部
をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の情報マップ管理システム。
【請求項14】
前記オブジェクトカウント生成部は、
前記オブジェクトおよび前記オブジェクトと関連するプロパティのうち少なくとも1つを含む単語と同一のクエリの入力回数を前記ログ情報から抽出して前記オブジェクトのカウンタ情報を生成し、
前記オブジェクトプロパティカウント生成部は、
前記プロパティおよび前記プロパティと関連するオブジェクトを含む単語と同一のクエリの入力回数を前記ログ情報から抽出して前記プロパティのカウント情報を生成することを特徴とする請求項11に記載の情報マップ管理システム。
【請求項15】
前記クラスのカウント情報は、
前記クラスに含まれる前記オブジェクトおよび前記オブジェクトのプロパティのうち少なくとも1つと関連するクエリの入力回数を用いて生成され、
前記グループのカウント情報は、
前記グループに含まれるオブジェクトおよび前記オブジェクトのプロパティのうち少なくとも1つと関連するクエリの入力回数を用いて生成されることを特徴とする請求項13に記載の情報マップ管理システム。
【請求項16】
前記管理部は、
前記クエリのログ情報を用いて前記情報マップの構成単位を管理し、
前記カウント情報を用いて前記情報マップの構成単位の相関関係/優先順位を管理することを特徴とする請求項1に記載の情報マップ管理システム。
【請求項17】
前記オブジェクト、プロパティ、クラス、グループ、クエリおよび前記オブジェクト、プロパティ、クラス、グループ、クエリの相関関係のうちいずれか1つと関連する情報を対象に外部装置と入/出力を行う入/出力部
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の情報マップ管理システム。
【請求項18】
情報マップの構成単位としてオブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループのうち少なくとも1つを含む情報マップデータベースを保持し、
前記情報マップデータベースを参照してユーザから入力されたクエリに対応した検索結果を決定し、
前記クエリのログ情報を用いて前記構成単位のカウント情報を生成し、
前記クエリのログ情報および前記カウント情報のうち少なくとも1つを用いて前記情報マップデータベースを管理する、
ことを含むことを特徴とする情報マップ管理方法。
【請求項19】
前記オブジェクトは、
前記情報マップの構成単位としての情報の対象であり、
前記プロパティは、
前記オブジェクトの関連情報であり、
前記クラスは、
少なくとも1つのオブジェクトを分類基準によって一つのグループにグループ化した構成単位であり、
前記グループは、
前記クラスに含まれるオブジェクトのうち少なくとも1つを同一基準に基づいてグループ化した構成単位であることを特徴とする請求項18に記載の情報マップ管理方法。
【請求項20】
前記オブジェクトは、
クエリログ分析および文書分析のうち少なくとも1つを用いて生成され、
前記プロパティは、
クエリログ分析、クリック分析および文書分析のうち少なくとも1つを用いて生成されることを特徴とする請求項19に記載の情報マップ管理方法。
【請求項21】
情報マップデータベースを参照してユーザから入力されたクエリに対応した検索結果を決定することは、
前記情報マップの前記オブジェクト、プロパティ、クラスおよびグループの相関関係を用いて前記クエリに対応した検索結果を決定することを特徴とする請求項18に記載の情報マップ管理方法。
【請求項22】
クエリのログ情報を用いて前記構成単位のカウント情報を生成することは、
前記クエリのログ情報を管理し、
前記ログ情報を用いて前記オブジェクトのカウント情報を生成し、
前記ログ情報を用いて前記オブジェクトの関連情報のプロパティのカウント情報を生成し、
前記ログ情報を用いて少なくとも1つのオブジェクトを分類基準によって一つのグループにグループ化したクラスのカウント情報を生成し、
前記ログ情報を用いて前記クラスと関連するプロパティのカウント情報を生成し、
前記ログ情報を用いて前記クラスに含まれるオブジェクトのうち少なくとも1つを同一基準に基づいてグループ化したグループのカウント情報を生成する、
ことを含むことを特徴とする請求項18に記載の情報マップ管理方法。
【請求項23】
ログ情報を用いて前記オブジェクトのカウント情報を生成することは、
前記オブジェクトおよび前記オブジェクトと関連するプロパティのうち少なくとも1つを含む単語と同一のクエリの入力回数を前記ログ情報から抽出して前記オブジェクトのカウンタ情報を生成し、
ログ情報を用いて前記オブジェクトの関連情報のプロパティのカウント情報を生成することは、
前記プロパティおよび前記プロパティと関連するオブジェクトを含む単語と同一のクエリの入力回数を前記ログ情報から抽出して前記プロパティのカウント情報を生成し、
前記クラスのカウント情報は、
前記クラスに含まれるオブジェクトおよび前記オブジェクトのプロパティのうち少なくとも1つと関連するクエリの入力回数を用いて生成され、
前記グループのカウント情報は、
前記グループに含まれるオブジェクトおよび前記オブジェクトのプロパティのうち少なくとも1つと関連するクエリの入力回数を用いて生成されることを特徴とする請求項22に記載の情報マップ管理方法。
【請求項24】
前記クエリのログ情報およびカウント情報のうち少なくとも1つを用いて情報マップデータベースを管理することは、
前記クエリのログ情報を用いて前記情報マップの構成単位を管理し、
前記カウント情報を用いて前記情報マップの構成単の相関関係/優先順位を管理することを特徴とする請求項18に記載の情報マップ管理方法。
【請求項25】
請求項18乃至24のうちいずれか一項に記載の情報マップ管理方法を実行するためのプログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体。


【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図1】
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【公表番号】特表2011−501849(P2011−501849A)
【公表日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−529845(P2010−529845)
【出願日】平成20年9月9日(2008.9.9)
【国際出願番号】PCT/KR2008/005310
【国際公開番号】WO2009/054611
【国際公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】