説明

情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、およびプログラム

【課題】情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、およびプログラムを提供する。
【解決手段】複数のファセット項目、および、前記ファセット項目の各々の下位に階層的に配されたファセット値、からなり、前記複数のファセット項目に優先度が付されたファセット型データをコンテンツごとに記憶する記憶部と、クライアント端末から一のコンテンツを特定するコンテンツ特定情報を受信する受信部と、前記一のコンテンツの1または2以上のファセット項目、および前記1または2以上のファセット項目の各々に属するいずれかのファセット値を選択する選択部と、前記選択部により選択された選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて前記一のコンテンツの関連情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記関連情報を前記クライアント端末に送信する送信部とを備えるサーバ装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近日、デジタル放送のデジタル化が進んでおり、これに伴い、番組検索のための情報を放送波に重畳して放送するECG(Electric Content Guide:電子番組情報、あるいはEPG)サービスが普及している。このECGには、番組のタイトル、ジャンル、および出演者などのキーワードが含まれるので、ユーザは、このキーワードをクライアント端末において指定することにより所望の番組を検索することができる。なお、ECG関連技術に関しては例えば以下の特許文献に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4162014号
【特許文献2】特許第3993627号
【特許文献3】特許第3888388号
【特許文献4】特開2000−36796号公報
【特許文献5】特表2000−501579号公報
【特許文献6】特表平08−506940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述のようにユーザがキーワードを指定して検索を行うことはユーザにとって煩雑であった。さらに、検索結果の番組数が少ない場合、検索結果にユーザの所望する番組が含まれない場合、検索結果の番組数が多すぎる場合などには、ユーザがキーワードを変更して再検索を行う必要があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザ負荷を軽減しつつクライアント端末に送信する番組関連情報を抽出することが可能な、新規かつ改良された情報処理システム、サーバ装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、クライアント端末と、複数のファセット項目、および、前記ファセット項目の各々の下位に階層的に配されたファセット値、からなり、前記複数のファセット項目に優先度が付されたファセット型データをコンテンツごとに記憶する記憶部、前記クライアント端末から一のコンテンツを特定するコンテンツ特定情報を受信する受信部、前記一のコンテンツの1または2以上のファセット項目、および前記1または2以上のファセット項目の各々に属するいずれかのファセット値を選択する選択部、前記選択部により選択された選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて前記一のコンテンツの関連情報を取得する取得部、および前記取得部により取得された前記関連情報を前記クライアント端末に送信する送信部、を有するサーバ装置と、を備え、前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を増やす場合、優先度の低い選択ファセット項目から、当該選択ファセット項目に属する選択ファセット値に代えて当該選択ファセット値の上位階層に配されたファセット値を選択する、情報処理システムが提供される。
【0007】
前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を増やす場合、かつ、最も優先度の低い選択ファセット項目に属する選択ファセット値が最上位階層である場合には、前記選択ファセット値の選択を解除してもよい。
【0008】
前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を増やす場合、かつ、選択ファセット項目が2以上であり、最も優先度の低い選択ファセット項目に属する選択ファセット値が存在しない場合には、前記最も優先度の低い選択ファセット項目の選択を解除してもよい。
【0009】
前記受信部は、前記クライアント端末から前記関連情報の指定数をさらに受信し、前記選択部は、前記指定数を上回るまで前記関連情報の数を増やすための処理を行い、前記サーバ装置は、前記選択部により選択された選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて取得される関連情報の各々と、前記一のコンテンツとの関連度を算出する関連度算出部をさらに備え、前記取得部は、前記関連度算出部により算出された関連度が高い関連情報から前記指定数の関連情報を取得してもよい。
【0010】
前記取得部は、前記1または2以上の選択ファセット項目の各々に属する選択ファセット値の論理和を論理積で結ぶ検索条件に基づいて前記一のコンテンツの関連情報を取得してもよい。
【0011】
前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を減らす場合、最も優先度の低い選択ファセット項目に属する選択ファセット値に代えて当該選択ファセット値の下位階層に配されたファセット値を選択してもよい。
【0012】
前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を減らす場合、かつ、最も優先度の低い選択ファセット項目に属する選択ファセット値が最下位階層である場合、かつ、前記一のコンテンツの前記複数のファセット項目のうちで選択されていないファセット項目がある場合、前記選択部は、当該ファセット項目を新たに選択してもよい。
【0013】
前記受信部は、前記クライアント端末から前記関連情報の数の増減要求をさらに受信し、前記選択部は、前記クライアント端末からの前記増減要求に応じ、前記前記関連情報の数を増やすための処理、または前記関連情報の数を減らすための処理を行なってもよい。
【0014】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数のファセット項目、および、前記ファセット項目の各々の下位に階層的に配されたファセット値、からなり、前記複数のファセット項目に優先度が付されたファセット型データをコンテンツごとに記憶する記憶部と、クライアント端末から一のコンテンツを特定するコンテンツ特定情報を受信する受信部と、前記一のコンテンツの1または2以上のファセット項目、および前記1または2以上のファセット項目の各々に属するいずれかのファセット値を選択する選択部と、前記選択部により選択された選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて前記一のコンテンツの関連情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記関連情報を前記クライアント端末に送信する送信部とを備え、前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を増やす場合、優先度の低い選択ファセット項目から、当該選択ファセット項目に属する選択ファセット値に代えて当該選択ファセット値の上位階層に配されたファセット値を選択する、サーバ装置が提供される。
【0015】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、複数のファセット項目、および、前記ファセット項目の各々の下位に階層的に配されたファセット値、からなり、前記複数のファセット項目に優先度が付されたファセット型データをコンテンツごとに記憶する記憶部と、クライアント端末から一のコンテンツを特定するコンテンツ特定情報を受信する受信部と、前記一のコンテンツの1または2以上のファセット項目、および前記1または2以上のファセット項目の各々に属するいずれかのファセット値を選択する選択部と、前記選択部により選択された選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて前記一のコンテンツの関連情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記関連情報を前記クライアント端末に送信する送信部と、を備え、前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を増やす場合、優先度の低い選択ファセット項目から、当該選択ファセット項目に属する選択ファセット値に代えて当該選択ファセット値の上位階層に配されたファセット値を選択するサーバ装置、として機能させるための、プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0016】
以上説明したように本発明によれば、ユーザ負荷を軽減しつつクライアント端末に送信する番組関連情報を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態による情報処理システムの構成を示した説明図である。
【図2】関連情報の表示例を示した説明図である。
【図3】クライアント端末のハードウェア構成を示したブロック図である。
【図4】クライアント端末の構成を示した機能ブロック図である。
【図5】本実施形態によるECGサーバの構成を示した機能ブロック図である。
【図6】番組Aのファセット型データの具体例を示した説明図である。
【図7】ECGサーバが指定数の関連情報を自動的に抽出する処理を示したシーケンス図である。
【図8】検索される関連情報数を1段階増やす処理を示したフローチャートである。
【図9】図8に示した処理により選択ファセット項目、および選択ファセット値が変化していく様子を示した説明図である。
【図10】関連情報算出部により算出される関連番組の関連強度の具体例を示した説明図である。
【図11】ECGサーバが上限数以内の関連情報を自動的に抽出する処理を示したシーケンス図である。
【図12】ECGサーバがユーザ操作に応じて関連情報の数を増減させる処理の流れを示したシーケンス図である。
【図13】ファセット型データの拡張例を示した説明図である。
【図14】クライアント端末の表示部に表示される関連番組(関連情報)のGUI例を示した説明図である。
【図15】クライアント端末の表示部に表示される番組検索用のGUI例を示した説明図である。
【図16】クライアント端末の表示部に表示される番組検索用のGUI例を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0019】
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.本実施形態による情報処理システムの概要
2.クライアント端末のハードウェア構成
3.クライアント端末の機能
4.ECGサーバの機能
4−1.指定数の関連情報を自動的に抽出する処理
4−2.上限数以内の関連情報を自動的に抽出する処理
4−3.ユーザ操作に応じて関連情報の数を増減する処理
4−4.その他
5.補足
6.まとめ
【0020】
<1.本実施形態による情報処理システムの概要>
まず、図1を参照し、本発明の実施形態による情報処理システム1について概略的に説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施形態による情報処理システム1の構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による情報処理システム1は、ECGサーバ(Electric Content Guide:電子番組情報)、ネットワーク12、放送局14、番組配信業者16、広告業者17、商品販売業者18、クライアント端末20およびリモートコントローラ22を備える。
【0022】
放送局14は、番組の実体を放送する。図1においては放送局14が無線により番組を放送する例を示しているが、放送局14は有線により番組を放送してもよい。より具体的には、放送局14は、地上波デジタル放送、ケーブルTV放送、BS(Broadcasting Satellite)デジタル放送、CS(Communication Satellite)デジタル放送などで放送を行なってもよい。また、放送局14は、クライアント端末20において電子番組表を構成したり、録画予約したりするためのEPG−SIを送信してもよい。
【0023】
なお、本明細書においては、コンテンツが番組である例に重きをおいて説明するが、コンテンツはかかる例に限定されない。例えば、コンテンツは、コマーシャルおよび映画などの映像データ、音楽データ、静止画データ、ゲームおよびソフトフェアなどであってもよい。
【0024】
番組配信業者16は、番組の実体をネットワーク12を介して送信する。例えば、番組配信業者16は、番組をダウンロード形式で送信することも、ストリーミング形式で送信することもできる。なお、ネットワーク12は、ネットワーク12に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、ネットワーク12は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、IP−VPN(Internt Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
【0025】
このような放送局14および番組配信業者16などのコンテンツホルダは、各番組のメタデータも有している。本実施形態においては、これらコンテンツホルダが、番組のメタデータをファセット型データとしてECGサーバ10に提供する。ここで、ファセット型データについて簡単に説明する。
【0026】
ファセット型データは、複数のファセット項目(ファセットカテゴリ)を含み、各ファセット項目には各ファセット項目に関するファセット値が属する。ここで、ファセット項目の各々は相互排他的なカテゴリであり、このため、ファセット値に多様な角度からアプローチすることができる。例えば、番組のファセット項目としては、「ジャンル」、「人物」、「場所」、「トキ」などが挙げられる。また、ファセット項目「ジャンル」に属するファセット値として、「ドラマ」、「スポーツ」、「ドキュメンタリー」などがあげられ、ファセット項目「人物」に属するファセット値として「俳優A」「脚本家B」「ディレクターC」などがあげられる。この場合、「ジャンル」が「ドラマ」であり、出演者に「俳優A」が含まれる番組を、ファセット項目=「ジャンル」→ファセット値=「ドラマ」という経路で探索することも、ファセット項目=「人物」→ファセット値=「俳優A」という経路で探索することも可能である。
【0027】
放送局14および番組配信業者16は、例えばECGサーバ10のプロバイダにより定義されたファセット項目に各番組のファセット値を設定することによりこのようなファセット型データを生成する。また、本実施形態においては、ファセット型データの各ファセット項目に優先度が付される。なお、当該優先度は、人的に付することも、自動的に付することも可能である。人的に付する場合、放送局14および番組配信業者16が、番組の特性を強く示すファセット項目ほど高い優先度を付することを想定する。例えば、ファセット項目「ジャンル」よりファセット項目「人物」の方が番組を特徴づける場合、ファセット項目「人物」にはファセット項目「ジャンル」より高い優先度が付される。
【0028】
さらに、ファセット型データの各ファセット項目に加え、各ファセット値に優先度を付すことも可能である。例えば、ファセット項目「人物」に属するファセット値として、主役である「俳優A」と、脇役である「俳優B」が存在する場合、ファセット値「俳優A」にはファセット値「俳優B」より高い優先度を付してもよい。
【0029】
ECGサーバ10(サーバ装置)は、放送局14から放送される番組や番組配信業者16から配信される番組ごとに番組情報を記憶している。ここで、番組情報としては、番組のタイトル、あらすじ、放送時間、代表画像、およびスタッフなどがあげられる。ECGサーバ10は、このような番組情報をクライアント端末20に送信する。なお、クライアント端末20が放送局14からEPG−SIを受信している場合、ECGサーバ10は、EPG−SIに含まれていない情報(例えば、画像)を選択的に送信してもよい。また、ECGサーバ10は、放送局14および番組配信業者16などから上記のようにして提供された番組のファセット型データを記憶する。
【0030】
本実施形態によるECGサーバ10は、例えばクライアント端末20においてユーザが視聴中の番組の関連情報を、上記のように各ファセット項目に優先度が付されたファセット型データに基づいて自動的に抽出し、クライアント端末20に送信することが可能である。なお、本明細書においては、関連情報が番組情報である例に重きをおいて説明するが、関連情報は、広告業者17から提供される広告情報や、商品販売業者18から提供される商品情報であってもよい。
【0031】
また、上記ではECGサーバ10が番組ごとのファセット型データを記憶する例を説明したが、ECGサーバ10は、全体としてまとまりを有する複数の番組のグループのファセット型データを記憶することもできる。例えば、ECGサーバ10は、ドラマ「ブザー・ビーター」の第1話から最終話までの複数の番組からなるグループのファセット型データや、特集、特別企画のような同一テーマの複数の特集番組からなるグループのファセット型データを記憶してもよい。
【0032】
クライアント端末20は、放送局14から放送されたコンテンツ、またはコンテンツ配信業者16から送信されたコンテンツなどを受信し、再生して表示する。このクライアント端末20は、リモートコントローラ22に対して行われるユーザ操作に従って動作する。例えば、ユーザは、リモートコントローラ22に対してチャネル選択操作、コンテンツ選択操作、視聴予約操作、録画予約操作、早送りや一時停止などの再生制御操作を行うことによりクライアント端末20を制御することができる。
【0033】
また、本実施形態によるクライアント端末20は、例えば番組の再生中に、当該番組の関連情報をECGサーバ10から受信し、図2に示すように関連情報を表示することができる。
【0034】
図2は、関連情報の表示例を示した説明図である。図2に示したように、クライアント端末20は、ECGサーバ10から関連情報を受信すると、表示部24に、再生中の番組映像に関連情報を重畳して表示する。具体的には、図2に示した例では、関連情報が関連番組情報であり、クライアント端末20は、表示部24に各関連番組の代表画像を表示する。ユーザは、これらの関連番組のいずれかを選択し、関連番組の視聴、予約録画などを行うことができる。
【0035】
なお、図2においてはクライアント端末20が表示装置である例を示しているが、クライアント端末20はかかる例に限定されない。例えば、クライアント端末20は、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、PDA(Personal Digital Assistants)、家庭用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。また、クライアント端末20は、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、携帯用ゲーム機器などの情報処理装置であってもよい。
【0036】
<2.クライアント端末のハードウェア構成>
以上、図1および図2を参照して本実施形態による情報処理システム1について概略的に説明した。続いて、本実施形態による情報処理システム1に含まれるクライアント端末20のハードウェア構成について図3を参照して説明する。
【0037】
図3は、クライアント端末20のハードウェア構成を示したブロック図である。クライアント端末20は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、ホストバス204と、を備える。また、クライアント端末20は、ブリッジ205と、外部バス206と、インタフェース207と、入力装置208と、出力装置210と、ストレージ装置(HDD)211と、ドライブ212と、通信装置215とを備える。
【0038】
CPU201は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってクライアント端末20内の動作全般を制御する。また、CPU201は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM202は、CPU201が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM203は、CPU201の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス204により相互に接続されている。
【0039】
ホストバス204は、ブリッジ205を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス206に接続されている。なお、必ずしもホストバス204、ブリッジ205および外部バス206を分離構成する必要はなく、一のバスにこれらの機能を実装してもよい。
【0040】
入力装置208は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ、レバーおよびリモートコントローラ22が発生する赤外線信号用の受光部あるいは無線信号の受信部など、ユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU201に出力する入力制御回路などから構成されている。クライアント端末20のユーザは、該入力装置208を操作することにより、クライアント端末20に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
【0041】
出力装置210は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置およびランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置210は、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置を含む。出力装置210は、例えば、再生されたコンテンツを出力する。具体的には、表示装置は再生された映像データ等の各種情報をテキストまたはイメージで表示する。一方、音声出力装置は、再生された音声データ等を音声に変換して出力する。
【0042】
ストレージ装置211は、本実施形態にかかるクライアント端末20の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置211は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置211は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置211は、ハードディスクを駆動し、CPU201が実行するプログラムや各種データを格納する。
【0043】
ドライブ212は、記憶媒体用リーダライタであり、クライアント端末20に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ212は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体24に記録されている情報を読み出して、RAM203に出力する。また、ドライブ212は、リムーバブル記憶媒体24に情報を書き込むこともできる。
【0044】
通信装置215は、例えば、ネットワーク12に接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置215は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
【0045】
なお、上記では図3を参照してクライアント端末20のハードウェア構成について説明したが、ECGサーバ10のハードウェアはクライアント端末20と実質的に同一に構成することが可能であるため、説明を省略する。
【0046】
<3.クライアント端末の機能>
次に、図4を参照し、クライアント端末20の機能を説明する。
【0047】
図4は、クライアント端末20の構成を示した機能ブロック図である。図4に示したように、クライアント端末20は、通信部216と、再生処理部220と、操作検出部230と、関連情報要求部240と、ECG処理部250と、表示部24と、を備える。
【0048】
通信部216は、ECGサーバ10、放送局14および番組配信業者16などの外部機関とのインターファースである。通信部216は、放送局14および番組配信業者16から番組を受信したり、ECGサーバ10からECGとして再生中の番組の関連情報を受信したりすることができる。
【0049】
再生処理部220は、通信部216により受信されたコンテンツの再生処理を行う。再生処理としては、デコード、A/D変換、およびレンダリングなどがあげられる。
【0050】
操作検出部230は、リモートコントローラ22において行われたユーザ操作を示す信号をリモートコントローラ22から受信することによりユーザ操作を検出する。ユーザ操作としては、例えば、ECGサーバ10から送信される関連情報の数の増加または減少を要求する操作などがあげられる。また、操作検出部230は、リモートコントローラ22において行われたユーザ操作だけでなく、クライアント端末20に設けられた操作手段に対するユーザ操作を検出することも可能である。
【0051】
関連情報要求部240は、ECGサーバ10に再生中の番組の関連情報の送信を要求する。具体的には、関連情報要求部240は、再生中の番組を特定可能な番組特定情報を通信部216を介してECGサーバ10に送信する。ここで、番組特定情報としては、メディア種類、チャネル番号、現在時刻、番組ID、および番組タイトルなどを示す情報があげられる。ECGサーバ10は、かかる番組特定情報に基づき、クライアント端末20で再生中の番組を特定することができる。
【0052】
また、関連情報要求部240は、ECGサーバ10に要求する関連情報の上限数、下限数、または指定数などの取得要求数を送信してもよい。これにより、ECGサーバ10は、「4.ECGサーバの機能」で説明するように、クライアント端末20からの取得要求数を満たす数の関連情報を自動的に抽出してクライアント端末20に送信することが可能となる。
【0053】
また、関連情報要求部240は、操作検出部230により検出されたユーザ操作に基づき、ECGサーバ10から受信される関連情報の増加または減少を要求してもよい。例えば、ECGサーバ10から受信した関連情報の数が多すぎる場合に関連情報の減少を指示するユーザ操作が行われ、ECGサーバ10から受信した関連情報にユーザの所望する関連情報が含まれない場合に関連情報の増加を指示するユーザ操作が行われ得る。これにより、ECGサーバ10は、「4.ECGサーバの機能」で説明するように、クライアント端末20からの要求に応じ、抽出する関連情報を自動的に増加または減少させてクライアント端末20に送信することが可能となる。
【0054】
ECG処理部250は、通信部216によりECGサーバ10からECGとして受信された関連情報を表示するための処理を行う。具体的には、ECG処理部250は関連情報のGUI(Graphical User Interface)を生成する。ECG処理部250により生成された関連情報のGUIは、例えば図2に示したように、再生中の番組映像に重畳して表示部24に表示される。
【0055】
<4.ECGサーバの機能>
以上、図4を参照して本実施形態によるクライアント端末20の機能を説明した。続いて、本実施形態によるECGサーバ10の機能を説明する。
【0056】
図5は、本実施形態によるECGサーバ10の構成を示した機能ブロック図である。図5に示したように、本実施形態によるECGサーバ10は、通信部116と、記憶部120と、ファセット登録部130と、ファセット選択部140と、関連強度算出部150と、関連情報取得部160と、を備える。
【0057】
通信部116は、クライアント端末20とのインタフェースであり、クライアント端末20との間で各種情報を送受信する送信部および受信部として機能する。例えば、通信部116は、クライアント端末20から番組特定情報を受信したり、関連情報取得部160により取得された関連情報をクライアント端末20に送信する。
【0058】
記憶部120は、放送局14から放送される番組や番組配信業者16から配信される番組ごとに番組情報を記憶する。また、記憶部120には、ファセット登録部130によりファセット型データが番組ごとに登録される。このファセット型データは、「1.本実施形態による情報処理システムの概要」において簡単に説明したように、ファセット項目、およびファセット値からなり、各ファセット項目には優先度(重み)が付されている。以下、図6を参照し、ファセット型データについて具体的に説明する。
【0059】
図6は、番組Aのファセット型データの具体例を示した説明図である。図6に示したように、番組Aのファセット型データは、複数のファセット項目「ジャンル」、「人物」、「場所」および「コト」を含む。これら各ファセット項目には、各ファセット項目の下位概念を示す複数のファセット値が階層的に配置される。
【0060】
例えば、ファセット項目「ジャンル」の最上位階層にファセット値「ドラマ」が配され、ファセット値「ドラマ」の下位にファセット値「国内ドラマ」が配され、ファセット値「国内ドラマ」の下位であるファセット項目「ジャンル」の最下位階層にファセット値「時代劇」が配されている。
【0061】
また、本実施形態によるファセット型データを構成する各ファセット項目には、各ファセット項目で合計が100%になるように優先度が付される。具体的には、ファセット項目「ジャンル」には優先度「20%」が付され、ファセット項目「人物」には優先度「40%」が付され、ファセット項目「場所」には優先度「10%」が付され、ファセット項目「コト」には優先度「30%」が付されている。この場合、ファセット項目「人物」の優先度が最も高く、ファセット項目「人物」が番組Aを最も特徴づけるファセット項目であることを示す。一方、ファセット項目「場所」の優先度が最も低く、ファセット項目「場所」と番組Aの特性の関連性は比較的弱いことを示す。
【0062】
なお、図6においては、各ファセット項目で合計が100%になるように優先度が付される例を説明したが、本実施形態はかかる例に限定されない。例えば、「1」、「2」、「3」などの優先順位を優先度として付してもよい。
【0063】
また、この優先度は、オペレータがファセット登録部130を操作して人的に付することも、ファセット登録部130が自動的に付することも可能である。例えば、ファセット登録部130は、ファセット項目に属するファセット値の階層の深さや広がりが大きいほど高い優先度を付してもよい。
【0064】
ここで、図5を参照してECGサーバ10の構成の説明に戻る。ファセット選択部140は、通信部116によりクライアント端末20から番組特定情報が受信されると、番組特定情報により特定される対象番組のファセット型データから、関連情報の検索に用いるファセット項目およびファセット値を選択する。このファセット項目およびファセット値の選択については詳細に後述する。
【0065】
関連強度算出部150は、ファセット選択部140により選択されたファセット項目およびファセット値を利用して他の番組のファセット型データを検索し、対象番組のファセット型データと、他の番組のファセット型データとの関連強度を算出する。
【0066】
なお、ファセット型データの検索は、選択ファセット項目の各々に属する選択ファセット値の論理和を論理積で結ぶ検索条件に基づいて行ってもよい。例えば、図6に示した例において、ファセット項目「ジャンル」、「人物」、およびファセット値「時代劇」、「俳優A」、「俳優B」、「女優C」、「俳優D」、「スタッフ」が選択された場合、以下の検索条件に合致するファセット型データが検索される。
【0067】
(ジャンル/ドラマ/国内ドラマ/時代劇)
AND
(人物/出演者/俳優A or 人物/出演者/俳優B or 人物/出演者/女優C or 人物/出演者/俳優D or 人物/スタッフ)
【0068】
関連情報取得部160は、関連強度算出部150により算出された関連強度が高い方から指定数の他の番組の番組情報を記憶部120から取得する。そして、通信部116が、関連情報取得部160により取得された他の番組の番組情報を、対象番組の関連情報としてクライアント端末20に送信する。これにより、クライアント端末20は、対象番組の関連情報を取得して表示することが可能となる。
【0069】
以上、ECGサーバ10の各構成を簡単に説明した。続いて、ECGサーバ10により行われる各処理について詳細に説明する。
【0070】
(4−1.指定数の関連情報を自動的に抽出する処理)
まず、図7〜図10を参照し、クライアント端末20から指定数の関連情報を自動的に抽出する処理について説明する。
【0071】
図7は、ECGサーバ10が指定数の関連情報を自動的に抽出する処理を示したシーケンス図である。図7に示したように、クライアント端末20において番組Aの視聴が開始され(S304)、クライアント端末20から番組Aを特定する番組特定情報、および指定数情報が送信されると(S308)、ファセット選択部140は、番組Aのファセット型データを記憶部120から抽出する(S312)。
【0072】
ここで、指定数情報は、クライアント端末20がECGサーバ10に要求する関連情報の指定数を示す情報である。例えば、指定数情報は、指定数そのものであっても、クライアント端末20の装置種類または仕様などを示す情報であってもよい。指定数情報がクライアント端末20の装置種類または仕様などを示す情報である場合、ECGサーバ10が装置種類または仕様に対応する指定数を特定する。例えば、ECGサーバ10は、クライアント端末20がPCである場合には指定数を「20」と特定し、クライアント端末20が表示画面の狭い携帯電話である場合には指定数を「5」と特定してもよい。
【0073】
続いて、ファセット選択部140は、番組Aのファセット型データからファセット項目およびファセット値を選択する(S316)。ここでは、ファセット選択部140が、番組Aの全てのファセット項目、および各ファセット項目の最下位階層の全てのファセット値を選択するものとする。
【0074】
そして、ファセット選択部140は、選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて検索される関連情報の数が指定数より多くなるまで(S320)、検索される関連情報数を1段階増やす処理を行う(S324)。図8および図9を参照し、この検索される関連情報数を1段階増やす処理を詳細に説明する。
【0075】
図8は、検索される関連情報数を1段階増やす処理を示したフローチャートである。ファセット選択部140は、優先度の最も低い選択ファセット項目に属するファセット値が選択されており(S354)、当該ファセット値が最上位階層でない場合(S358)、当該ファセット値に代えて上位階層のファセット値を選択する(S362)。
【0076】
例えば、図6に示したファセット型データにおいて、優先度の最も低い選択ファセット項目「場所」に属するファセット値「京都」、「会津」、および「山形」が選択されている場合、ファセット選択部140は、ファセット値「京都」、「会津」、および「山形」に代えて、上位のファセット値「日本」を選択する。
【0077】
また、ファセット選択部140は、優先度の最も低い選択ファセット項目に属するファセット値が選択されており(S354)、当該ファセット値が最上位階層である場合(S358)、当該ファセット値の選択を解除する(S372)。
【0078】
例えば、図6に示したファセット型データにおいて、優先度の最も低い選択ファセット項目「場所」に属する、最上位階層のファセット値「日本」が選択されている場合、ファセット選択部140は、ファセット値「日本」の選択を解除する。なお、このような場合、ファセット選択部140は選択ファセット項目「場所」の選択を同時に解除してもよい。
【0079】
一方、ファセット選択部140は、優先度の最も低い選択ファセット項目に属するファセット値が選択されておらず(S354)、選択ファセット項目の数が2以上である場合(S376)、優先度の最も低い選択ファセット項目の選択を解除する(S380)。
【0080】
例えば、図6に示したファセット型データにおいて、優先度の最も低いファセット項目「場所」が選択されているものの、ファセット項目「場所」に属するファセット値が選択されていない場合、ファセット項目「場所」の選択を解除する。
【0081】
図9は、図8に示した処理により選択ファセット項目、および選択ファセット値が変化していく様子を示した説明図である。より詳細には、図9は、全てのファセット項目、および各ファセット項目の最下位階層の全てのファセット値を選択がされている状態から、ファセット値およびファセット項目の選択が変更・解除される順序を括弧書きで示している。
【0082】
具体的には、ファセット値およびファセット項目の選択は、(1−1)、・・・(1−4)、(2−1)、・・・(2−4)、(3−1)、(3−2)、(4−1)、・・・(4−4)という順序で変更・解除される。
【0083】
つまり、最初にファセット値「六条河原」に代えてファセット値「京都」、ファセット値「公園A」および「公園B」に代えてファセット値「山形」が選択される(1−1)。続いて、ファセット値「京都」、「会津」および「山形」に代えてファセット値「日本」が選択される(1−2)。そして、ファセット値「日本」の選択が解除され(1−3)、次に、ファセット項目「場所」の選択が解除される(1−4)。その後、優先度が低いファセット項目から順次に同様の処理が行われる。
【0084】
なお、優先度が同一のファセット項目が存在する場合、優先度の登録日時の新しい方のファセット項目を優先してもよい。または、属するファセット値の数が多い方のファセット項目を優先してもよい。または、ファセット項目に属するファセット値の階層の深さや広がりが大きいほど優先してもよい。
【0085】
また、選択ファセット項目および選択ファセット値に基づく検索条件に合致する他の番組のファセット型データの数(すなわち、関連情報の数)は、事前に特定されていてもよい。この場合、ファセット選択部140が選択ファセット項目および選択ファセット値を変更する度に検索を行う必要がなくなるので、処理負荷の軽減および処理速度の向上を図ることが可能である。
【0086】
ここで、図7を参照して全体シーケンスの説明に戻る。S320において選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて検索される関連情報の数が指定数より多くなると、関連情報算出部150が、番組Aと、検索される各関連情報との関連強度を、図10を参照して後述する方法により算出する(S328)。
【0087】
その後、関連情報取得部160が、関連情報算出部150により算出された関連強度が高い方から指定数の関連情報(関連番組情報)を記憶部120から取得し(S332)、通信部116が、指定数の関連情報をクライアント端末20に送信する(S336)。これにより、クライアント端末20が、視聴中の番組Aの関連情報を例えば番組Aの映像に重畳して表示することが可能となる(S340)。
【0088】
次に、関連情報算出部150による関連強度の算出例を説明する。
【0089】
関連情報算出部150は、検索された関連情報のファセット項目のうちで、検索条件に含まれるファセット項目に合致するファセット項目に付されている優先度を合計することにより、対象番組と各関連番組の関連強度を算出する。ここで、関連情報算出部150は、関連番組の1のファセット項目に属する複数のファセット値が、検索条件に含まれる複数の選択ファセット値と合致する場合、当該ファセット項目に付されている優先度との合致数との乗算値を当該ファセット項目の優先度として扱う。
【0090】
また、関連情報算出部150は、対象番組のファセット型データに含まれるファセット値のうちで、検索条件に含まれるファセット値より下位のファセット値に合致するファセット値があるか否かを各関連番組について判断する。そして、合致するファセット値がある場合、合致するファセット値の属するファセット項目の優先度を増加させる。以下、図10を参照して具体的に説明する。
【0091】
図10は、関連情報算出部150により算出される関連番組の関連強度の具体例を示した説明図である。図10の最左列は、検索された関連情報のファセット項目のうちで、検索条件に含まれるファセット項目に合致するファセット項目、および当該ファセット項目の優先度を示す。すなわち、図10においては、検索条件に含まれるファセット項目が「人物」、「コト」および「ジャンル」である例を示している。なお、図10においては、優先度を「50%」でなく「0.5」というように、100%に対する割合で表記している。
【0092】
ここで、関連番組のファセット項目「人物」に含まれる2のファセット値が、検索条件に含まれる2個のファセット値に合致する場合、図10の2行目に示したように、ファセット項目「人物」の優先度「0.2」が2重に加算される。
【0093】
また、図10に示した関連情報数は、左列に示したファセット項目および優先度を有する関連情報数を示す。例えば、ファセット項目「人物」の優先度が「0.5」であり、ファセット項目「コト」の優先度が「0.1」であり、ファセット項目「ジャンル」の優先度が「0.3」である関連情報数は1である。
【0094】
関連情報算出部150は、関連情報算出部150は、対象番組のファセット型データに含まれるファセット値のうちで、検索条件に含まれるファセット値より下位のファセット値に合致するファセット値があるか否かを各関連番組について判断する。そして、合致するファセット値があった場合、検索条件に含まれるファセット値との階層差に、対応するファセット項目の優先度および所定係数(例えば、2)を乗算し、乗算結果を当該ファセット項目の優先度として扱う。そして、関連情報算出部150は、関連番組の各ファセット項目の優先度(乗算による補正後の優先度を含む)を合計することにより、関連強度を算出する。
【0095】
例えば、図10に示した、ファセット項目「人物」の優先度が「0.1」であり、ファセット項目「コト」の優先度が「0.1」であり、ファセット項目「ジャンル」の優先度が「0.2」である関連情報のうちの1つの関連情報を関連情報Xとする。また、この関連情報Xのファセット項目「ジャンル」にファセット値「国内ドラマ」および「時代劇」が属し、対象番組のファセット項目「ジャンル」にファセット値「国内ドラマ」および「時代劇」が属し、検索条件にはファセット値「国内ドラマ」が含まれるものの「時代劇」が含まれないものとする。
【0096】
この場合、関連情報算出部150は、検索条件に含まれるファセット値「国内ドラマ」と「時代劇」との階層差「1」に、ファセット項目「ジャンル」の優先度「0.2」および所定係数2を乗算し、乗算結果である「0.4」をファセット項目「ジャンル」の優先度として扱う。そして、関連情報算出部150は、関連番組Xと対象番組の関連強度を、ファセット項目「人物」の優先度「0.1」、ファセット項目「コト」の優先度「0.1」、補正後のファセット項目「ジャンル」の優先度「0.4」を合計することにより、「0.6」と算出する。
【0097】
このようにして各関連番組について図10に示した関連強度が算出された場合、関連情報取得部160は、関連強度が高い方から指定数の関連情報を取得する。例えば、指定数が「5」である場合、関連情取得部160は、図10において点線で囲った5の関連情報を取得する。
【0098】
以上説明したように、本実施形態によるECGサーバ10は、クライアント端末20から受信した番組特定情報により特定される番組の関連情報を、ファセット項目に優先度が付されたファセット型データを利用して自動的に指定数だけ取得し、指定数の関連情報をクライアント端末20に送信することが可能である。
【0099】
(4−2.上限数以内の関連情報を自動的に抽出する処理)
次に、クライアント端末20から関連情報の上限数が指定された場合に、上限数以内の関連情報を自動的に抽出する処理について説明する。
【0100】
図11は、ECGサーバ10が上限数以内の関連情報を自動的に抽出する処理を示したシーケンス図である。図11に示したように、クライアント端末20において番組Aの視聴が開始され(S404)、クライアント端末20から番組Aを特定する番組特定情報、および上限数情報が送信されると(S408)、ファセット選択部140は、番組Aのファセット型データを記憶部120から抽出する(S412)。
【0101】
ここで、上限数情報は、クライアント端末20がECGサーバ10に要求する関連情報の上限数を示す情報である。例えば、指定数情報は、上限数そのものであっても、クライアント端末20の装置種類または仕様などを示す情報であってもよい。上限数情報がクライアント端末20の装置種類または仕様などを示す情報である場合、ECGサーバ10が装置種類または仕様に対応する上限数を特定する。例えば、ECGサーバ10は、クライアント端末20がPCである場合には上限数を「20」と特定し、クライアント端末20が表示画面の狭い携帯電話である場合には上限数を「5」と特定してもよい。
【0102】
続いて、ファセット選択部140は、番組Aのファセット型データからファセット項目およびファセット値を選択する(S416)。ここでは、ファセット選択部140が、番組Aの全てのファセット項目、および各ファセット項目の最下位階層の全てのファセット値を選択するものとする。
【0103】
そして、ファセット選択部140は、選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて検索される関連情報の数が上限数より多くなるまで(S420)、検索される関連情報数を1段階増やす処理を行う(S424)。関連情報数を1段階増やす処理は図8および図9を参照して説明した通りである。
【0104】
S420において選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて検索される関連情報の数が上限数より多くなると、ファセット選択部140は、検索される関連情報数を1段階減らす処理を行う(S428)。
【0105】
具体的には、ファセット選択部140は、選択ファセット項目および選択ファセット値を、直近の関連情報数を1段階増やす処理が行われる前の状態に戻す。例えば、直近の関連情報数を1段階増やす処理によりファセット値「日本」の選択が解除された場合、検索される関連情報数を1段階減らす処理により、ファセット値「日本」を再選択する。
【0106】
なお、この関連情報数を1段階減らす処理は、最も優先度の低い選択ファセット項目に属する選択ファセット値に代えて当該選択ファセット値の下位階層に配されたファセット値を選択することと等価である。また、この処理は、最も優先度の低い選択ファセット項目に属する選択ファセット値が最下位階層である場合、かつ、前記一のコンテンツの前記複数のファセット項目のうちで選択されていないファセット項目がある場合に当該ファセット項目を新たに選択することと等価である。
【0107】
S428の後、関連情報取得部160が、ファセット選択部140により選択されたファセット項目およびファセット値に基づく検索条件に合致する関連情報を記憶部120から取得し(S432)、通信部116が、上限数以内の関連情報をクライアント端末20に送信する(S436)。これにより、クライアント端末20が、視聴中の番組Aの関連情報を例えば番組Aの映像に重畳して表示することが可能となる(S440)。
【0108】
(4−3.ユーザ操作に応じて関連情報の数を増減する処理)
上記では、ECGサーバ10が自動的に関連情報を検索する例を説明したが、ECGサーバ10は、ユーザ操作に応じて関連情報の数を増減させることも可能である。
【0109】
図12は、ECGサーバ10がユーザ操作に応じて関連情報の数を増減させる処理の流れを示したシーケンス図である。図12に示したように、クライアント端末20において番組Aの視聴が開始され(S504)、クライアント端末20から番組Aを特定する番組特定情報、および指定数情報が送信されると(S508)、ECGサーバ10は、上述した方法により関連情報を抽出し(S512)、指定数の関連情報をクライアント端末に送信する(S536)。これにより、クライアント端末20に番組Aの関連情報が表示される(S540)。
【0110】
その後、クライアント端末20の操作検出部230により関連情報の増加を要求するユーザ操作が検出された場合(S544)、関連情報要求部240が、ECGサーバ10に関連情報の増加を要求する(S548)。ここで、関連情報の増加を要求するユーザ操作は、例えばリモートコントローラ22に設けられた上下左右キーのうちの上キーの選択操作であってもよい。
【0111】
ECGサーバ10のファセット選択部140は、クライアント端末20からの増加要求に応じ、検索される関連情報数を1段階増やす処理を行う(S552)。検索される関連情報数を1段階増やす処理は図8および図9を参照して説明した通りである。
【0112】
S552の後、関連情報取得部160が、ファセット選択部140により選択されたファセット項目およびファセット値に基づく検索条件に合致する関連情報を記憶部120から取得し(S556)、通信部116が、新たに取得された関連情報をクライアント端末20に送信する(S560)。これにより、クライアント端末20が、視聴中の番組Aに関連する新たな関連情報を表示することが可能となる(S564)。
【0113】
なお、ECGサーバ10は、S560において、ファセット選択部140により選択されたファセット項目およびファセット値に基づく検索条件に合致する全ての関連情報を送信してもよいし、S536において送信した関連情報からの増分のみを送信してもよい。
【0114】
また、上記ではユーザ操作に応じて関連情報を増加させる例を説明したが、同様の方法により関連情報を減少させることも可能である。具体的には、クライアント端末20において関連情報を減少させるユーザ操作(例えば、リモートコントローラ22の下キーの選択操作)が行われた場合、ECGサーバ10は検索される関連情報数を1段階減らす処理を行ってもよい。
【0115】
(4−4.その他)
また、ECGサーバ10は、クライアント端末20において特定のユーザ操作が検出された場合、以下のような処理を行ってもよい。
【0116】
・対象番組との関連強度が最も高い関連番組を対象番組として、再度関連番組の抽出処理を行う。
・最も優先度が低い選択ファセット項目の選択ファセット値の1階層上位のファセット値の辞書にアクセス、当該辞書で定義されるファセット値から現在の選択ファセット値を除いたファセット値のうちのいずれかを選択する。例えば、最も優先度が低い選択ファセット項目の選択ファセット値が「京都」である場合、1階層上位のファセット値「日本」の辞書にアクセスし、当該辞書で定義される「北海道」、「青森」、「岩手」・・・、「京都」、・・・「沖縄」などのファセット値から、「京都」を除いたファセット値のうちのいずれかを選択する。
【0117】
上記の処理により、対象番組の特性を活かしつつ、前回と異なる関連情報をクライアント端末20に提供することが可能となる。
【0118】
<5.補足>
(ファセット型データの変更)
本実施形態では、上述したように、ファセット型データを利用して対象番組の関連情報を抽出する。このファセット型データは、既存のデータ構造に依存しないで拡張できる点で有用である。例えば、図6に示したファセット型データに、5番目のファセット項目「モノ」(番組に出てきた商品:衣装、家具、時計、番組の本:原作本、解説本、番組の音楽:オープニングソング、挿入歌、エンディングソング、番組の映像:映画の光ディスク、ドラマの光ディスクなど)、および6番目のファセット項目「トキ」(番組の年代、季節、事件発生年など)を、図13に示すように追加することが可能である。
【0119】
図13は、ファセット型データの拡張例を示した説明図である。図13に示したように、ファセット型データにおいては、新たなファセット項目「モノ」、「トキ」およびこれらに属するファセット値を、既存のファセット項目およびファセット値による既存のデータベースを再構築することなく追加することができる。なお、階層構造型データの場合、新たなカテゴリの追加に伴い、既存のデータベースを再構築する必要が生じる。
【0120】
(クライアント端末20における第1のGUI例)
図14は、クライアント端末20の表示部24に表示される関連番組(関連情報)のGUI例を示した説明図である。図14に示したように、クライアント端末20は、各関連番組の代表画像52A〜52Dに、各関連番組のファセット型データにおいて最も優先度の高いファセット項目を示すアイコン52A〜54Dを表示してもよい。これにより、ユーザが各関連番組を特徴づけるファセット項目を把握することができる。
【0121】
(クライアント端末20における第2のGUI例)
図15は、クライアント端末20の表示部24に表示される番組検索用のGUI例を示した説明図である。図15に示したように、番組検索用のGUIの最左列には、「番組表」、「オススメ情報」、および「ランキング情報」などの検索カテゴリの表示が含まれる。この検索カテゴリのうちのいずれかが選択されると、選択された検索カテゴリに属する番組の表示情報がGUIの中央列に表示される。例えば、図15に示したように検索カテゴリ「オススメ情報」が選択された場合、検索カテゴリ「オススメ情報」に属する番組A、番組B、および番組Cなどの表示情報が表示される。なお、表示情報は、番組に関する画像、タイトル、または説明であってもよい。
【0122】
さらに、図15に示したように、GUIの最右列には、現在カーソル60が当てられている番組Aに関連する複数の番組の表示情報(関連情報)が表示される。例えば、図15に示したように番組Aの表示情報にカーソル60が当てられている場合、番組Aに関連する関連番組O、P、およびQなどの表示情報が表示される。なお、番組Aに関連する複数の番組の表示情報は、「4.ECGサーバの機能」において説明した方法によりECGサーバ10から提供される。
【0123】
ユーザは、このようなGUIにおいて、左キー62、上キー64、下キー66または右キー68を操作することにより番組を検索することができる。例えば、ユーザは、上キー64を操作することにより番組Cの表示情報にカーソル60を移動させることができる。この場合、GUIの右列の表示は番組Cの関連番組の表示情報に切り替えられる。同様に、ユーザは、下キー66を操作することにより番組Bの表示情報にカーソル60を移動させることができる。この場合、GUIの右列の表示は番組Bの関連番組の表示情報に切り替えられる。
【0124】
また、ユーザは、右キー68を操作することにより関連番組Oの表示情報にカーソル60を移動させると共に、図16に示すように、関連番組の表示情報の表示位置を中央列に移動させることができる。そして、GUIの右列には、カーソル60が当てられている関連番組Oに関連する番組X、Y、およびZなどの表示情報が新たに表示される。このように、ユーザが右キー68を操作して番組を選択する度に、当該番組の関連番組の表示情報が表示されるので、ユーザは、関連番組を連鎖的に検索することができる。
【0125】
<6.まとめ>
以上説明したように、本実施形態によるECGサーバ10は、クライアント端末20から受信した番組特定情報により特定される番組の関連情報を、ファセット項目に優先度が付されたファセット型データを利用して自動的に指定数だけ取得し、指定数の関連情報をクライアント端末20に送信することが可能である。
【0126】
また、本実施形態によるECGサーバ10は、クライアント端末20から受信した番組特定情報により特定される番組の関連情報を、ファセット項目に優先度が付されたファセット型データを利用して自動的に上限数の範囲内で取得し、上限数以内の関連情報をクライアント端末20に送信することも可能である。
【0127】
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0128】
例えば、本明細書のECGサーバ10の処理における各ステップは、必ずしもシーケンス図またはフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、ECGサーバ10の処理における各ステップは、フローチャートまたはシーケンス図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
【0129】
また、ECGサーバ10およびクライアント端末20に内蔵されるCPU201、ROM202およびRAM203などのハードウェアを、上述したECGサーバ10およびクライアント端末20の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。
【符号の説明】
【0130】
10 サーバ装置
12 ネットワーク
20 クライアント端末
22 リモートコントローラ
24 表示部
116、216 通信部
120 記憶部
130 ファセット登録部
140 ファセット選択部
150 関連強度算出部
160 関連情報取得部
220 再生処理部
230 操作検出部
240 関連情報要求部
250 ECG処理部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアント端末と;
複数のファセット項目、および、前記ファセット項目の各々の下位に階層的に配されたファセット値、からなり、前記複数のファセット項目に優先度が付されたファセット型データをコンテンツごとに記憶する記憶部、
前記クライアント端末から一のコンテンツを特定するコンテンツ特定情報を受信する受信部、
前記一のコンテンツの1または2以上のファセット項目、および前記1または2以上のファセット項目の各々に属するいずれかのファセット値を選択する選択部、
前記選択部により選択された選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて前記一のコンテンツの関連情報を取得する取得部、および
前記取得部により取得された前記関連情報を前記クライアント端末に送信する送信部、
を有するサーバ装置と;
を備え、
前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を増やす場合、優先度の低い選択ファセット項目から、当該選択ファセット項目に属する選択ファセット値に代えて当該選択ファセット値の上位階層に配されたファセット値を選択する、情報処理システム。
【請求項2】
前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を増やす場合、かつ、最も優先度の低い選択ファセット項目に属する選択ファセット値が最上位階層である場合には、前記選択ファセット値の選択を解除する、請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を増やす場合、かつ、選択ファセット項目が2以上であり、最も優先度の低い選択ファセット項目に属する選択ファセット値が存在しない場合には、前記最も優先度の低い選択ファセット項目の選択を解除する、請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記受信部は、前記クライアント端末から前記関連情報の指定数をさらに受信し、
前記選択部は、前記指定数を上回るまで前記関連情報の数を増やすための処理を行い、
前記サーバ装置は、前記選択部により選択された選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて取得される関連情報の各々と、前記一のコンテンツとの関連度を算出する関連度算出部をさらに備え、
前記取得部は、前記関連度算出部により算出された関連度が高い関連情報から前記指定数の関連情報を取得する、請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記取得部は、前記1または2以上の選択ファセット項目の各々に属する選択ファセット値の論理和を論理積で結ぶ検索条件に基づいて前記一のコンテンツの関連情報を取得する、請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を減らす場合、最も優先度の低い選択ファセット項目に属する選択ファセット値に代えて当該選択ファセット値の下位階層に配されたファセット値を選択する、請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を減らす場合、かつ、最も優先度の低い選択ファセット項目に属する選択ファセット値が最下位階層である場合、かつ、前記一のコンテンツの前記複数のファセット項目のうちで選択されていないファセット項目がある場合、前記選択部は、当該ファセット項目を新たに選択する、請求項6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記受信部は、前記クライアント端末から前記関連情報の数の増減要求をさらに受信し、
前記選択部は、前記クライアント端末からの前記増減要求に応じ、前記前記関連情報の数を増やすための処理、または前記関連情報の数を減らすための処理を行う、請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
複数のファセット項目、および、前記ファセット項目の各々の下位に階層的に配されたファセット値、からなり、前記複数のファセット項目に優先度が付されたファセット型データをコンテンツごとに記憶する記憶部と;
クライアント端末から一のコンテンツを特定するコンテンツ特定情報を受信する受信部と;
前記一のコンテンツの1または2以上のファセット項目、および前記1または2以上のファセット項目の各々に属するいずれかのファセット値を選択する選択部と;
前記選択部により選択された選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて前記一のコンテンツの関連情報を取得する取得部と;
前記取得部により取得された前記関連情報を前記クライアント端末に送信する送信部と;
を備え、
前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を増やす場合、優先度の低い選択ファセット項目から、当該選択ファセット項目に属する選択ファセット値に代えて当該選択ファセット値の上位階層に配されたファセット値を選択する、サーバ装置。
【請求項10】
コンピュータを、
複数のファセット項目、および、前記ファセット項目の各々の下位に階層的に配されたファセット値、からなり、前記複数のファセット項目に優先度が付されたファセット型データをコンテンツごとに記憶する記憶部と;
クライアント端末から一のコンテンツを特定するコンテンツ特定情報を受信する受信部と;
前記一のコンテンツの1または2以上のファセット項目、および前記1または2以上のファセット項目の各々に属するいずれかのファセット値を選択する選択部と;
前記選択部により選択された選択ファセット項目および選択ファセット値に基づいて前記一のコンテンツの関連情報を取得する取得部と;
前記取得部により取得された前記関連情報を前記クライアント端末に送信する送信部と:
を備え、
前記選択部は、前記取得部により取得される前記関連情報の数を増やす場合、優先度の低い選択ファセット項目から、当該選択ファセット項目に属する選択ファセット値に代えて当該選択ファセット値の上位階層に配されたファセット値を選択するサーバ装置、として機能させるための、プログラム。





【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2011−107908(P2011−107908A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−261252(P2009−261252)
【出願日】平成21年11月16日(2009.11.16)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【出願人】(504078648)株式会社プラットイーズ (15)
【Fターム(参考)】