説明

情報処理システム、情報処理方法、プログラム

【課題】ツリー画面において対象オブジェクトが選択された場合、選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の処理結果をツリー画面に反映させる。
【解決手段】クライアント端末は、対象オブジェクトが選択される毎に当該選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を行うプログラムを含むツリー表示画面データを用いて、ツリー表示画面を表示し、表示されたツリー表示画面を介して、ユーザ操作により対象オブジェクトが選択された場合に、当該選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を前記サーバへ行う。サーバは、前記SQL文の発行要求に従って、発行要求に対応するSQL文をデータベースに対して発行する処理を行い、その処理の結果としてデータベースから得られる処理結果をクライアント端末へ送信する。表示制御手段は、サーバの送信手段により送信された処理結果のツリー表示画面を表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ツリー表示に関する技術
【背景技術】
【0002】
開発者が簡単かつ短時間でアプリケーションを開発できる環境が求められている。
【0003】
例えば、開発環境をクラウドで提供することで、開発者は簡単に開発ができ、また、自由度は低いが一定のスキルを持った開発者向けの開発環境として提供することで、そのスキルを持つ開発者は短時間でアプリケーションを開発することができるようになる。
【0004】
ここで、作成されるアプリケーションの中には、ツリー表示するものが含まれるが、従来の開発環境においては、自由度は高いが設定すべき事項が多く、デザイン性や操作性など各種の要素を満たそうとすればするほど、デザイナーやプログラマーなど複数人の作業が生じてしまい、結果として開発に時間がかかるという問題があった。
【0005】
そのため、短時間でのツリー画面の開発を実現するために、SQLの知識がある開発者に絞り込むことが考えられる。つまり、あらかじめデータベースの内容を把握している開発者が、SQLの知識を用いて、そのデータベースに対するSQL文による処理結果の内容をツリー表示できる開発環境を提供できれば、クライアント端末において実行されたSQL文による処理結果をツリー表示するアプリケーションを開発することができるようになる。
【0006】
これにより設計の自由度は低いが短時間でのツリー画面の開発が可能となる。
【0007】
特許文献1には、ツリー構造図に展開されたフォルダを煩わしい操作をしなくても見やすくさせることができ、所望のフォルダおよびその内容を速やかに検索できるという技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2005−190369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、ツリー構造図を見やすくしたり、素早く検索したりできるというものであって、SQL文による処理結果をツリー表示させるというようなものではない。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するものであり、ツリー画面において対象オブジェクトが選択された場合、選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の処理結果をツリー画面に反映させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、ツリー表示可能なクライアント端末とサーバとが通信可能な情報処理システムであって、前記クライアント端末は、対象オブジェクトが選択される毎に当該選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を行うプログラムを含むツリー表示画面データを用いて、ツリー表示画面を表示する制御を行う表示制御手段と、前記表示制御手段により表示されたツリー表示画面を介して、ユーザ操作により対象オブジェクトが選択されたかを判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果、対象オブジェクトが選択されたと判定された場合、当該選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を前記サーバへ行う要求手段とを備え、前記サーバは、データベースへ発行するSQL文が記憶される記録媒体を管理する管理手段と、前記要求手段による前記SQL文の発行要求に従って、前記管理手段により管理される前記記録媒体に記憶されている前記発行要求に対応するSQL文をデータベースに対して発行する処理を行う処理手段と、前記処理手段による処理の結果として前記データベースから得られる処理結果を前記クライアント端末へ送信する送信手段とを備え、前記表示制御手段は、前記サーバの送信手段により送信された処理結果の前記ツリー表示画面を表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ツリー画面において対象オブジェクトが選択された場合、選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の処理結果をツリー画面に反映させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係わるプログラム開発装置、プログラム開発サーバ、データベース、アプリケーションクライアント、アプリケーションサーバの構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明に係わるプログラム開発装置、プログラム開発サーバ、データベース、アプリケーションクライアント、アプリケーションサーバとして適用可能な各ハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図3】データベースサーバが管理するデータベースの一例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるアプリケーション画面を作成する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図5】開発画面の一例である。
【図6】本発明の実施の形態における開発処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図7】開発画面の一例である。
【図8】開発画面の一例である。
【図9】開発画面の一例である。
【図10】開発画面の一例である。
【図11】本発明の実施の形態におけるツリー画面表示の流れを示すフローチャートである。
【図12】ツリー画面の表示例を示す図である。
【図13】フォルダが選択された場合の表示例を示す図である。
【図14】本発明の第二の実施の形態におけるツリー画面表示の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明に係わるプログラム開発装置(開発者端末)、プログラム開発サーバ、データベース、アプリケーションクライアント(クライアント端末)、アプリケーションサーバの構成の一例を示すシステム構成図である(情報処理システム)。
【0016】
プログラム開発装置101(情報処理装置)は、開発者の操作に従って画面レイアウトおよびデータベース検索のアクションなどを定義する。プログラム開発装置101単体では、ユーザの入力受付、後述するプログラム開発サーバ102に実際のプログラム生成処理をさせてもよいし、プログラム開発装置単体でプログラム生成まで処理してもよい。
【0017】
プログラム開発サーバ102a〜102b(情報処理装置)は、プログラム開発装置101により入力された開発者の指示に従って、プログラムを開発する。プログラム開発サーバ102aはLANなどのネットワーク106内に配置されてもよいし、プログラム開発サーバ102bはインターネット上やクラウド上に配置されてもよい。
【0018】
データベース103a〜103c(情報処理装置)は、開発されたアプリケーションが使用するデータベースであり、また本発明では開発時にも利用する。例えば、開発者が利用するためにデータベース103aは、プログラム開発装置101と同一の装置で構成されていてもよいし、LANなどのネットワーク106内に配置されてもよい(データベース103b)し、またインターネット上やクラウド上に配置されてもよい(データベース103c)。また、プログラム開発装置101が、プログラム開発サーバ102と協調する場合には、プログラム開発サーバ102とデータベースが同一の装置内に構成されていてもよい。
【0019】
アプリケーションサーバ105a〜105b(情報処理装置)は、プログラム開発装置101で開発されたアプリケーションを実行する。LANなどのネットワーク106内に配置されてもよい(アプリケーションサーバ105a)し、またインターネット上やクラウド上に配置されてもよい(アプリケーションサーバ105b)。また、ネットワーク106、インターネット、クラウド上のデータベース103と接続して動作する可能である。
【0020】
アプリケーションクライアント104a〜104b(情報処理装置)は、アプリケーションサーバ105と協調してプログラム開発装置101で開発したアプリケーションプログラムを動作させる、ユーザの入力端末である。LANなどのネットワーク106内に配置されてもよい(アプリケーションクライアント104a)し、またインターネット上やクラウド上に配置されてもよい(アプリケーションクライアント104b)。携帯端末などの情報処理装置であってもよい。
【0021】
図2は、本発明に係わるプログラム開発装置、プログラム開発サーバ、データベース、アプリケーションクライアント、アプリケーションサーバとして適用可能な各ハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0022】
図2において、CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスを統括的に制御する。
【0023】
また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステム(OS)や、各サーバ、クライアント、装置など情報処理装置の後述する各種機能を実現するためのプログラムが記憶されている。
【0024】
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア、一時待避領域等として機能する。
【0025】
入力コントローラ205は、入力部209からの入力を制御する。この入力部209としては、特に、各サーバ、クライアント、装置等の情報処理装置では、キーボード、マウス等のポインティングデバイスが挙げられる。また、印刷装置等では、タッチパネル、ボタン、スイッチ等が挙げられる。
【0026】
出力コントローラ206は、出力部210の表示を制御する。この出力部210としては、例えば、CRTや液晶ディスプレイ等が挙げられる。
【0027】
外部メモリコントローラ207は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザーファイル、編集ファイル、プリンタドライバ等を記憶する外部メモリ211へのアクセスを制御する。加えて、各サーバ、クライアント、装置等の各種機能を実現するための各種テーブル、パラメータが記憶されている。この外部メモリ211としては、ハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)、PCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア等が挙げられる。
【0028】
通信I/Fコントローラ208は、ネットワークを介して外部機器との通信制御処理を実行する。
【0029】
本発明を実現するためのプログラム212は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
【0030】
図3は、データベースサーバが管理するデータベースの一例を示す図である。
【0031】
データベースサーバでは、「deptTable」31、「PCTable」32、「SoftTable」33のそれぞれのテーブルが管理されている。
【0032】
「deptTable」31は、「dept」311、「name」312、「parent」313の項目を備える。「deptTable」31は、組織を示すテーブルで、このテーブルによると「ABC本部」の下に「DEF部」「GHI部」があり、「DEF部」の下に「JKL課」、「MNO課」があることを示している。
【0033】
「PCTable」32は、「PCNo」321、「owner」322、「dept」323の項目を備える。例えば、PCNo「C123」は、dept「d1」,「d2」,「d4」に該当するowner「A」のPCであることが分かる。
【0034】
「SoftTable」33は、「Softname」331、「owner」332、「dept」333の項目を備える。例えば、Softname「○○○」は、dept「d1」,「d2」,「d4」に該当するowner「A」が持っているSoftwareであることが分かる。
【0035】
図4は、本発明の実施の形態におけるアプリケーション画面を作成する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0036】
図4は、開発者がプログラム開発装置を操作してアプリケーション画面の開発を行う処理の流れを示すものである。本実施の形態ではツリー表示画面を作成する流れを説明する。
【0037】
S401において、プログラム開発装置は、プログラム開発サーバに対して開発画面を要求する。
【0038】
S402において、プログラム開発サーバは、開発画面の要求を受け付ける。
【0039】
S403において、プログラム開発サーバは、プログラム開発装置に対して開発画面を送信する。
【0040】
S404において、プログラム開発装置は、開発画面を受信する。
【0041】
S405において、プログラム開発装置は、開発画面を表示する。開発画面の一例を図5に示す。開発画面は、オブジェクト定義フィールド51、オブジェクト選択フィールド52、定義設定フィールド53の3つの画面から構成される。
【0042】
開発方法としては、オブジェクト選択フィールド52から任意のオブジェクトを選択してオブジェクト定義フィールド51に登録を行い、また、そのオブジェクトに対する動作を定義設定フィールド53から行う。画面の作成が終わった際は、登録ボタン54を押下することで終了する。
【0043】
S406において、プログラム開発装置は、開発処理を行う。この開発処理の流れは、図6〜10を用いて詳しく説明する。様々な画面開発が可能であるが、本実施の形態ではフォルダをツリー表示させる画面と、表示されたフォルダを選択した際に、データベースに対してクエリー要求(SQL検索)した結果得られる項目をグリッドに表示する画面を作成する例を示す。
【0044】
図6は、本発明の実施の形態における開発処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【0045】
S601において、プログラム開発装置は、ツリーオブジェクトが選択されたかを判定する。Yesの場合、S602へ進み、Noの場合、S603へ進む。ここでは、具体的には、図7に示すツリーボタン71が選択されたかを判定する。ツリーボタン71が選択された後、開発者は、マウスをドラッグアンドドロップすることでツリーオブジェクト72を、オブジェクト定義フィールド51に配置することができる(S602)。
【0046】
また、S603において、プログラム開発装置は、グリッドオブジェクトが選択されたかを判定する。Yesの場合、S604へ進み、Noの場合、S607へ進む。ここでは、具体的には、図8に示すグリッドボタン81が選択されたかを判定する。グリッドボタン81が選択された後、開発者は、マウスをドラッグアンドドロップすることでグリッドオブジェクト82を、オブジェクト定義フィールド51に配置することができる(S604)。配置した後さらに、項目の数の指定をすることができる。例えば、デフォルトで項目数が5つの場合、項目数を削除して2つにすることができる(S604)。
【0047】
次に、S605において、プログラム開発装置は、グリッドの定義を行う。具体的には、図9に示すように、選択したグリッド91を特定するグリッド名と項目名の定義を行う。ここでは、「グリッド名」92を「1」、「項目名1」93を「PCNo」、「項目名2」94を「owner」と定義している。このように定義することで、このグリッドに後述するSQLによる検索結果を当てはめる事ができるようになる。また、複数のグリッドを配置した場合は、それぞれのグリッドについて定義を行う。
【0048】
最後に、S605において、プログラム開発装置は、アクション定義を行う。具体的には、図10に示すように、選択したツリー101に対するアクション定義を行う。ここでは、初期表示用SQL(ACT1)、子ノード表示用SQL(ACT2)、ノード選択アクションSQL(ACT3)の3つのアクション定義を行う。
【0049】
初期表示用SQL(ACT1)は、102欄に定義を行う。初期表示用SQL(ACT1)は、ツリー表示画面を最初に表示する際に実行されるSQL文を定義するものである。本実施の形態の例として、「select dept from deptTable where parent = ‘Top’」と定義する。
【0050】
これは、「deptTable」の「parent」が‘Top’となるレコードの「dept」をツリーの初期表示とすることを示している。
【0051】
次に、子ノード表示用SQL(ACT2)は、103欄に定義を行う。子ノード表示用SQL(ACT2)は、ツリー表示画面において「+」ボタンが選択された際に実行されるSQL文を定義するものである。本実施の形態の例として、「select dept from deptTable where parent = :P1」と定義する。
【0052】
これは、「deptTable」の「parent」が「P1」となるレコードの「dept」をツリー表示することを示している。なお、「P1」は、フォーカスされたノードデータを示す変数である。従って、図3に示す「deptTable」31を例にすると、「P1」には、「d1」、「d2」が代入されることとなる。
【0053】
次に、ノード選択アクションSQL(ACT3)は、104、106欄に定義を行う。ノード選択アクションSQL(ACT3)は、ツリー表示画面においてフォルダが選択された際に実行されるSQL文を定義するものである。ここで、ノード選択アクションSQL(ACT3)は1又は複数定義可能である。デフォルトで、104と106の欄が表示されているが、1つだけ定義する場合は、104へ定義を行う。複数定義する場合は、106へ定義をすると、新たに定義欄が1行追加表示されるので、必要な数だけ定義をすることができる。本実施の形態の例として、104へ「select PCNo、owner from PCTable where dept = :P1」、105へ「1」を、また、106へ「select Softname、owner from SoftTable where dept = :P1」、106へ「2」を定義する。
【0054】
なお、「P1」は、フォーカスされたノードデータを示す変数である。
【0055】
まず、「select PCNo、owner from PCTable where dept = :P1」は、「PCTable」の「dept」が「P1」となるレコードの「PCNo」と「owner」をグリッド名「1」に表示することを示している。
【0056】
また、「select Softname、owner from SoftTable where dept = :P1」は、「SoftTable」の「dept」が「P1」となるレコードの「Softname」と「owner」をグリッド名「2」に表示することを示している。
【0057】
定義を終了する場合、開発者は、登録ボタン54を押下する。なお、本実施の形態では、ACT1とACT2を第一の設定として受付、ACT3を第二の設定として受け付けているものとする。
【0058】
なお、一方、S607において、プログラム開発装置は、その他のオブジェクトが選択されたかを判定して、選択された場合は、そのオブジェクトの定義を受け付け(S608)、S601へ戻り、選択されない場合は、そのままS601へ戻る。
【0059】
以上、図6〜10を用いて開発処理の流れを説明した。
【0060】
S407において、プログラム開発装置は、登録の指示がなされたかを判定する。Yesの場合、S408へ進み、Noの場合、S406へ戻る。
【0061】
S408において、プログラム開発装置は、プログラム開発サーバに対して開発した画面の定義を登録する指示を行う。
【0062】
S408において、プログラム開発サーバは、開発された画面の定義の登録の指示を受け付ける。
【0063】
S409において、プログラム開発サーバは、開発された画面の定義を登録する登録処理を行う。ここで、定義されたSQL文は、この登録処理により、アプリケーションサーバが管理する記録媒体へ保存されることとなる。
【0064】
なお、ツリー表示を実行するプログラムであるツリー画面表示プログラムは、アプリケーションサーバにあらかじめ格納され、一般ユーザの要求に応じて、ツリー画面表示プログラムを含むツリー表示画面データを提供する。なお、ツリー画面表示プログラムには、S409において登録された定義の内容に従ってアプリケーションサーバに対してSQL文の実行を要求するプログラムが含まれている。ここで、例えば、ツリー画面データは、HTMLなどの構造化言語により記述される画面データであり、ツリー画面表示プログラムは、JavaScriptなどのスクリプト言語で記述されるプログラムであるとする。また、ツリー表示画面データには、処理結果を表示するためのテーブルデータが含まれる。
【0065】
以上、図4の処理の流れを説明した。
【0066】
次に、開発されたツリー表示画面を一般ユーザが表示する処理の流れを説明する。
【0067】
図11は、本発明の実施の形態におけるツリー画面表示の流れを示すフローチャートである。
【0068】
ここで、ユーザは、アプリケーションクライアントを操作してツリー画面表示を行う。ツリー画面はツリー画面データとして取得するものであり、そのツリー画面データはブラウザに表示されるものである。
【0069】
S1101において、アプリケーションクライアントは、アプリケーションサーバに対してツリー画面(ツリー画面表示プログラムを含むツリー画面データ)を要求する。
【0070】
S1102において、アプリケーションサーバは、ツリー画面の要求を受け付ける。
【0071】
S1103において、アプリケーションサーバは、アプリケーションクライアントにおいて実行可能なツリー画面表示プログラムを含むツリー画面データを送信する。このツリー画面表示プログラムには、ACT1〜ACT3までのSQL文をアプリケーションサーバに対して発行する指示をするプログラムが含まれている。また、アプリケーションサーバは、ACT1〜ACT3までのSQL文を管理している。
【0072】
なお、Ajaxにより画面遷移を伴わない動的なWebアプリケーションとして提供することで、アプリケーションクライアントにおいて非同期通信を実現するができる。
【0073】
S1104において、アプリケーションクライアントは、ツリー画面データを受信する。
【0074】
S1105において、アプリケーションクライアントは、アプリケーションサーバに対してACT1のSQL文の実行を要求する。
【0075】
S1106において、アプリケーションサーバは、アプリケーションクライアントから為されたACT1のSQL文の実行要求を受け付けて、管理している記憶媒体に保存されるACT1のSQL文をデータベースサーバに対して発行する処理を行う。
【0076】
S1107において、データベースサーバは、発行されたSQL文を実行する処理を行う。
【0077】
S1108において、データベースサーバは、処理結果を送信する。
【0078】
S1109において、アプリケーションサーバは、取得した処理結果をACT1の結果としてアプリケーションクライアントへ送信する。
【0079】
S1110において、アプリケーションクライアントは、ACT1の実行結果を受信する。
【0080】
S1111において、アプリケーションクライアントは、ツリー画面を表示する。
【0081】
ここで、本実施の形態では、ACT1は、「select dept from deptTable where parent = ‘Top’」と定義されていたため、このSQL文をデータベースサーバが管理する図3に示すデータベースに対して実行することで、図12の1201に示すツリー画面(d1)が初期表示されることとなる。
【0082】
次に、S1112において、アプリケーションクライアントは、「+」ボタン(選択対象オブジェクト1)が選択されたかを判定する。Yesの場合、S1113へ進み、Noの場合、S1120へ進む。
【0083】
S1113において、アプリケーションクライアントは、アプリケーションサーバに対してACT2のSQL文の実行を要求する。
【0084】
S1114において、アプリケーションサーバは、アプリケーションクライアントから為されたACT2のSQL文の実行要求を受け付けて、管理している記憶媒体に保存されるACT2のSQL文をデータベースサーバに対して発行する処理を行う。
【0085】
S1115において、データベースサーバは、発行されたSQL文を実行する処理を行う。
【0086】
S1116において、データベースサーバは、処理結果を送信する。
【0087】
S1117において、アプリケーションサーバは、取得した処理結果をACT2の結果としてアプリケーションクライアントへ送信する。
【0088】
S1118において、アプリケーションクライアントは、ACT2の実行結果を受信する。
【0089】
S1119において、アプリケーションクライアントは、ツリー画面を表示する。
【0090】
ここで、本実施の形態では、ACT2は、「select dept from deptTable where parent = :P1」と定義されていたため、このSQL文をデータベースサーバが管理する図3に示すデータベースに対して実行することで、図12の1202や1203に示すツリー画面が表示されることとなる。
【0091】
1202は、1201の「d1」の左隣の「+」が押された場合に表示される例(ツリー表示画面が更新されて表示された例)であるが、1201の「d1」の左隣の「+」ボタンが押されることによりフォーカスされたノードデータが「d1」となるため、これに従って、SQL文(クエリ)が発行されることとなる。また、1203は、1202の「d2」の左隣の「+」が押された場合に表示される例であるが、1202の「d2」の左隣の「+」ボタンが押されることによりフォーカスされたノードデータが「d2」となるため、これに従って、SQL文が発行されることと。
【0092】
次に、S1120において、アプリケーションクライアントは、フォルダ(選択対象オブジェクト2)が選択されたかを判定する。Yesの場合、S1121へ進み、Noの場合、S1112へ戻る。
【0093】
S1121において、アプリケーションクライアントは、アプリケーションサーバに対してACT3のSQL文の実行を要求する。
【0094】
S1122において、アプリケーションサーバは、アプリケーションクライアントから為されたACT3のSQL文の実行要求を受け付けて、管理している記憶媒体に保存されるACT3のSQL文をデータベースサーバに対して発行する処理を行う。
【0095】
S1123において、データベースサーバは、発行されたSQL文を実行する処理を行う。
【0096】
S1124において、データベースサーバは、処理結果を送信する。
【0097】
S1125において、アプリケーションサーバは、取得した処理結果をACT3の結果としてアプリケーションクライアントへ送信する。
【0098】
S1126において、アプリケーションクライアントは、ACT3の実行結果を受信する。
【0099】
S1127において、アプリケーションクライアントは、実行結果をテーブル内に表示する。
【0100】
ここで、本実施の形態では、ACT3は、「select PCNo、owner from PCTable where dept = :P1」をグリッド名「1」へ当てはめ、「select Softname、owner from SoftTable where dept = :P1」をグリッド名「2」へ当てはめることが定義されたいたため、このSQL文をデータベースサーバが管理する図3に示すデータベースに対して実行することで、図13の1301〜1303に示すテーブルが表示されることとなる。
【0101】
1301は、「d1」フォルダが選択された場合の例であるが、これによりフォーカスされたノードデータが「d1」となるため、これに従って、SQL文が発行される。そして、2つのSQL文の結果は、それぞれグリッド名「1」の131とグリッド名「2」の132のテーブルにそれぞれ当てはめられることとなる。
【0102】
1302は、「d2」フォルダまたは「d3」フォルダが選択された場合の例であるが、これによりフォーカスされたノードデータが「d2」または「d3」となるため、これに従って、SQL文が発行される。
【0103】
1303は、「d4」フォルダまたは「d5」フォルダが選択された場合の例であるが、これによりフォーカスされたノードデータが「d4」または「d5」となるため、これに従って、SQL文が発行される。
【0104】
次に、S1128において、アプリケーションクライアントは、ツリー画面表示の終了指示がなされたかを判定する。Yesの場合、S1123へ進み、Noの場合、S1110へ戻る。
【0105】
S1129において、アプリケーションクライアントは、アプリケーションサーバに対して終了指示を行う。
【0106】
S1130において、アプリケーションサーバは、終了指示を受け付け、終了処理を行う。
【0107】
S1131において、アプリケーションサーバは、アプリケーションクライアントに対して終了通知をする。
【0108】
S1132において、アプリケーションクライアントは、終了通知を受けツリー表示画面を終了する。
【0109】
以上説明した通り、ツリー画面において対象オブジェクトが選択された場合、選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の処理結果をツリー画面に反映させることができる。
【0110】
次に、第二の実施の形態を、図14を用いて説明する。
【0111】
図14は、本発明の第二の実施の形態におけるツリー画面表示の流れを示すフローチャートである。
【0112】
本発明の第二の実施の形態におけるツリー画面表示は、データベースサーバから得られるSQL文の処理結果をツリー表示画面に当てはめる処理をアプリケーションクライアントではなく、アプリケーションサーバにおいて行うものである。なお、図11と同じ処理については、同じステップ番号を付し、その説明を省略する。
【0113】
S1401において、アプリケーションサーバは、データベースサーバから処理結果を受信する。
【0114】
S1402において、アプリケーションサーバは、ACT1の実行結果を反映したツリー画面データをアプリケーションクライアントへ送信する。
【0115】
S1403において、アプリケーションクライアントは、受信したツリー画面データを用いて、ツリー画面を表示する。
【0116】
同様に、S1404〜S1406では、ACT2の、S1407〜S1409では、ACT3の処理結果を反映した画面データをアプリケーションサーバで生成して、その生成した画面データをアプリケーションクライアントへ送信するものである。
【0117】
従って、本発明の第二の実施の形態においても、ツリー画面において対象オブジェクトが選択された場合、選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の処理結果をツリー画面に反映させることができる。
【0118】
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0119】
また、本発明におけるプログラムは、本発明に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体はコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0120】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0121】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0122】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク、ソリッドステートドライブ等を用いることができる。
【0123】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0124】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0125】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。 上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
【0126】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0127】
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0128】
101 プログラム開発装置
102 プログラム開発サーバ
103 データベース
104 アプリケーションクライアント
105 アプリケーションサーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ツリー表示可能なクライアント端末とサーバとが通信可能な情報処理システムであって、
前記クライアント端末は、
対象オブジェクトが選択される毎に当該選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を行うプログラムを含むツリー表示画面データを用いて、ツリー表示画面を表示する制御を行う表示制御手段と、
前記表示制御手段により表示されたツリー表示画面を介して、ユーザ操作により対象オブジェクトが選択されたかを判定する判定手段と、
前記判定手段による判定の結果、対象オブジェクトが選択されたと判定された場合、当該選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を前記サーバへ行う要求手段とを備え、
前記サーバは、
データベースへ発行するSQL文が記憶される記録媒体を管理する管理手段と、
前記要求手段による前記SQL文の発行要求に従って、前記管理手段により管理される前記記録媒体に記憶されている前記発行要求に対応するSQL文をデータベースに対して発行する処理を行う処理手段と、
前記処理手段による処理の結果として前記データベースから得られる処理結果を前記クライアント端末へ送信する送信手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記サーバの送信手段により送信された処理結果の前記ツリー表示画面を表示することを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記クライアント端末の前記表示制御手段は、前記サーバの送信手段により送信された処理結果を用いて、前記ツリー表示画面を更新して表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記サーバは、
前記処理手段による処理の結果として前記データベースから得られる処理結果を、ツリー画面を表示する画面データに当てはめる当てはめ手段を更に備え、
前記サーバの前記送信手段は、前記当てはめ手段により当てはめられた画面データを前記クライアント端末へ送信し、
前記クライアント端末の前記表示制御手段は、前記サーバの送信手段により送信される画面データを用いて、ツリー表示画面を表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記サーバまたは開発者端末は、
ツリー表示をするためのSQL文の設定を受け付ける第一の設定受付手段と、
前記第一の設定受付手段により受け付けた設定内容を前記サーバへ登録する要求に従って、当該設定内容を登録する指示を前記サーバに行う登録指示手段とを備え、
前記サーバの管理手段は、前記登録指示手段に従って、前記記録媒体に記憶されたSQL文を管理することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記サーバまたは開発者端末は、
ツリー表示することにより表示されるフォルダが選択された場合、当該フォルダの内容を表示するテーブルにデータを表示するためのSQL文の設定を受け付ける第二の設定受付手段とを備え、
前記登録指示手段は、前記第二の設定受付手段により受け付けた設定内容を前記サーバへ登録する要求に従って、当該設定内容を登録する指示を前記サーバに行うことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記クライアント端末の判定手段によりツリー表示を更新する対象オブジェクトが選択されたと判定された場合、前記クライアント端末の前記要求手段は、ツリー表示を更新する対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を前記サーバへ行い、
前記サーバの処理手段は、前記管理手段により管理される前記記録媒体に記憶されている前記発行要求に対応するツリー表示をするためのSQL文をデータベースに対して発行する処理を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記ツリー表示画面データには、前記処理結果を表示するためのテーブルデータが含まれ、
前記クライアント端末の前記判定手段により対象オブジェクトとしてフォルダが選択されたと判定された場合、前記クライアント端末の前記要求手段は、フォルダの内容を表示する対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を前記サーバへ行い、
前記サーバの処理手段は、前記管理手段により管理される前記記録媒体に記憶されている前記発行要求に対応するフォルダの内容を表示するためのSQL文をデータベースに対して発行する処理を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記ツリー表示画面データに含まれるプログラムは対象オブジェクトとして一つのフォルダが選択された場合に複数のSQL文の発行要求を行うものであり、
前記クライアント端末の前記判定手段により対象オブジェクトとしてフォルダが選択されたと判定された場合、前記クライアント端末の前記要求手段は、フォルダの内容を表示する対象オブジェクトに対応する複数のSQL文の発行要求を前記サーバへ行い、
前記サーバの処理手段は、前記管理手段により管理される前記記録媒体に記憶されている前記発行要求に対応するフォルダの内容を表示するための複数のSQL文をデータベースに対して発行する処理を行うことを特徴とする請求項7に記載の情報処理システム。
【請求項9】
ツリー表示可能なクライアント端末とサーバとが通信可能な情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記クライアント端末は、
対象オブジェクトが選択される毎に当該選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を行うプログラムを含むツリー表示画面データを用いて、ツリー表示画面を表示する制御を行う表示制御ステップと、
前記表示制御ステップにより表示されたツリー表示画面を介して、ユーザ操作により対象オブジェクトが選択されたかを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによる判定の結果、対象オブジェクトが選択されたと判定された場合、当該選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を前記サーバへ行う要求ステップとを有し、
前記サーバは、
データベースへ発行するSQL文が記憶される記録媒体を管理する管理ステップと、
前記要求ステップによる前記SQL文の発行要求に従って、前記管理ステップにより管理される前記記録媒体に記憶されている前記発行要求に対応するSQL文をデータベースに対して発行する処理を行う処理ステップと、
前記処理ステップによる処理の結果として前記データベースから得られる処理結果を前記クライアント端末へ送信する送信ステップとを備え、
前記表示制御ステップは、前記サーバの送信ステップにより送信された処理結果の前記ツリー表示画面を表示することを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
ツリー表示可能なクライアント端末とサーバとが通信可能な情報処理システムにおいて実行可能なプログラムであって、
前記クライアント端末を、
対象オブジェクトが選択される毎に当該選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を行うプログラムを含むツリー表示画面データを用いて、ツリー表示画面を表示する制御を行う表示制御手段、
前記表示制御手段により表示されたツリー表示画面を介して、ユーザ操作により対象オブジェクトが選択されたかを判定する判定手段、
前記判定手段による判定の結果、対象オブジェクトが選択されたと判定された場合、当該選択された対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を前記サーバへ行う要求手段として機能させ、
前記サーバを、
データベースへ発行するSQL文が記憶される記録媒体を管理する管理手段、
前記要求手段による前記SQL文の発行要求に従って、前記管理手段により管理される前記記録媒体に記憶されている前記発行要求に対応するSQL文をデータベースに対して発行する処理を行う処理手段、
前記処理手段による処理の結果として前記データベースから得られる処理結果を前記クライアント端末へ送信する送信手段として機能させ、
前記表示制御手段は、前記サーバの送信手段により送信された処理結果の前記ツリー表示画面を表示することを特徴とするプログラム。
【請求項11】
前記クライアント端末の前記表示制御手段は、前記サーバの送信手段により送信された処理結果を用いて、前記ツリー表示画面を更新して表示することを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
【請求項12】
前記サーバを、
前記処理手段による処理の結果として前記データベースから得られる処理結果を、ツリー画面を表示する画面データに当てはめる当てはめ手段として更に機能させ、
前記サーバの前記送信手段は、前記当てはめ手段により当てはめられた画面データを前記クライアント端末へ送信し、
前記クライアント端末の前記表示制御手段は、前記サーバの送信手段により送信される画面データを用いて、ツリー表示画面を表示することを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
【請求項13】
前記サーバまたは開発者端末を、
ツリー表示をするためのSQL文の設定を受け付ける第一の設定受付手段、
前記第一の設定受付手段により受け付けた設定内容を前記サーバへ登録する要求に従って、当該設定内容を登録する指示を前記サーバに行う登録指示手段として機能させ、
前記サーバの管理手段は、前記登録指示手段に従って、前記記録媒体に記憶されたSQL文を管理することを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項14】
前記サーバまたは開発者端末を、
ツリー表示することにより表示されるフォルダが選択された場合、当該フォルダの内容を表示するテーブルにデータを表示するためのSQL文の設定を受け付ける第二の設定受付手段として機能させ、
前記登録指示手段は、前記第二の設定受付手段により受け付けた設定内容を前記サーバへ登録する要求に従って、当該設定内容を登録する指示を前記サーバに行うことを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
【請求項15】
前記クライアント端末の判定手段によりツリー表示を更新する対象オブジェクトが選択されたと判定された場合、前記クライアント端末の前記要求手段は、ツリー表示を更新する対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を前記サーバへ行い、
前記サーバの処理手段は、前記管理手段により管理される前記記録媒体に記憶されている前記発行要求に対応するツリー表示をするためのSQL文をデータベースに対して発行する処理を行うことを特徴とする請求項10乃至14のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項16】
前記ツリー表示画面データには、前記処理結果を表示するためのテーブルデータが含まれ、
前記クライアント端末の前記判定手段により対象オブジェクトとしてフォルダが選択されたと判定された場合、前記クライアント端末の前記要求手段は、フォルダの内容を表示する対象オブジェクトに対応するSQL文の発行要求を前記サーバへ行い、
前記サーバの処理手段は、前記管理手段により管理される前記記録媒体に記憶されている前記発行要求に対応するフォルダの内容を表示するためのSQL文をデータベースに対して発行する処理を行うことを特徴とする請求項10乃至15のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項17】
前記ツリー表示画面データに含まれるプログラムは対象オブジェクトとして一つのフォルダが選択された場合に複数のSQL文の発行要求を行うものであり、
前記クライアント端末の前記判定手段により対象オブジェクトとしてフォルダが選択されたと判定された場合、前記クライアント端末の前記要求手段は、フォルダの内容を表示する対象オブジェクトに対応する複数のSQL文の発行要求を前記サーバへ行い、
前記サーバの処理手段は、前記管理手段により管理される前記記録媒体に記憶されている前記発行要求に対応するフォルダの内容を表示するための複数のSQL文をデータベースに対して発行する処理を行うことを特徴とする請求項16に記載のプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−234350(P2012−234350A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−102290(P2011−102290)
【出願日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】