説明

情報処理装置、プログラム及び呼出システム

【課題】客が所有する携帯端末を用いて店舗や事業所における呼出を行えるようにする。
【解決手段】実施形態の情報処理装置は、印字媒体を発行する印字装置を備える。また、情報処理装置は、受付手段と、生成手段と、発行手段と、を有する。受付手段は、所定コードの画像を印字する印字媒体の発行指示を受付ける。生成手段は、前記受付手段で前記発行指示を受付けた場合に、整理番号情報を少なくとも含む特定情報とアクセス先情報を示す前記所定コードの画像データを生成する。発行手段は、前記生成手段で生成した画像データを用いて、前記印字装置により前記所定コードの画像を印字した印字媒体を発行する。送信手段は、前記特定情報を、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理装置、プログラム及び呼出システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、店舗や事業所などにおいては、客や利用者(以下、単に「客」という場合がある。)に対して整理番号が印字された整理券が配布され、整理券の番号順に、従業員による口頭または場内アナウンスなどによって、客が呼び出される呼出システムが採用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、店舗における従来の呼出システムにあっては、従業員による呼出が、他の客に聞こえるため、呼び出された客が気恥ずかしい思いや気まずい思いをし、それを契機に利用を控えてしまうなどの虞があった。
【0004】
また、店舗や事業所における従来の呼出システムにあっては、呼出を待つ客は店舗や事業所などの限られた空間で呼出を待つしか方法が無いため、客にとっては利便性が低く、店舗や事業所にとっては場内が混雑するなどの虞があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の情報処理装置は、印字媒体を発行する印字装置を備える。また、情報処理装置は、受付手段と、生成手段と、発行手段と、を有する。受付手段は、所定コードの画像を印字する印字媒体の発行指示を受付ける。生成手段は、前記受付手段で前記発行指示を受付けた場合に、整理番号情報を少なくとも含む特定情報とアクセス先情報を示す前記所定コードの画像データを生成する。発行手段は、前記生成手段で生成した画像データを用いて、前記印字装置により前記所定コードの画像を印字した印字媒体を発行する。送信手段は、前記特定情報を、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】図1は、店舗における呼出システムの概略構成を説明するための概要図である。
【図2】図2は、受付端末のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
【図3】図3は、ストアサーバのハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
【図4】図4は、受付端末における機能的構成を説明するためのブロック部である。
【図5】図5は、QRコード(登録商標)に含まれるURL情報の一構成例を説明するための図である。
【図6】図6は、レシートの一構成例を説明するための図である。
【図7】図7は、ストアサーバにおける機能的構成を説明するためのブロック図である。
【図8】図8は、呼出一覧表の一構成例を説明するための図である。
【図9】図9は、図1の呼出システムにおける処理の流れを示すシーケンス図である。
【図10】図10は、登録メールの一構成例を説明するための図である。
【図11】図11は、呼出メールの一構成例を説明するための図である。
【図12】図12は、図9のシーケンスにおける受付端末で行われる受付処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】図13は、図9のシーケンスにおけるストアサーバで行われる呼出処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】図14は、呼出画面の一構成例を示す図である。
【図15】図15は、事業所における呼出システムの概略構成を説明するための概要図である。
【図16】図16は、図15の呼出システムにおける処理の流れを示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0008】
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態の呼出システムとして、客が持参した本、DVD(Digital Versatible Disc)、ゲームソフトなどの中古商品または新古商品などの商品(以下、単に「中古商品」という。)の買取を行い、買取った商品を販売する営業形態を採る店舗における呼出システムの場合について図1〜図14を用いて説明する。
【0009】
図1は、店舗における呼出システム1の概略構成を説明するための概要図である。
【0010】
図1に示すように、この呼出システム1は、受付端末2と、その受付端末2とLAN(Local Area Network)などの内部ネットワークN1を介して通信接続されるストアサーバ3とを主体に構成される。
【0011】
なお、ストアサーバ3には、インターネットなどの通信網である外部ネットワークN2を介して、中古商品UGの買取を希望する客が所有する携帯電話機やモバイルコンピュータなどのインターネット機能及びメール機能を有する携帯端末4が通信接続される。
【0012】
ここで、受付端末2は、店舗内の会計を行う受付場所に設置されるPOS(Point Of Sales System)端末であり、売上ファイルF1(図2参照)を保持しており、客の購入した商品G(即ち、売り上げた商品G)の売上ファイルF1への登録処理及び決済処理を行うとともに、中古商品UGの買取を希望する客(A)に手渡すための整理券として機能するレシートRを発行する。
【0013】
また、ストアサーバ3は、店舗の作業場所に設置されるサーバ装置であり、商品情報ファイルF2(図3参照)を保持し、受付端末2からの問合せに応じて商品情報ファイルF2から必要な商品情報を返信するとともに、後述の特定サイト(買取販売サイト)を提供し、買取査定の結果を待つ客(A)に対して呼出メールM2を送信する呼出処理を実行する。
【0014】
なお、商品情報ファイルF2とは、商品の種別毎に固有に割り振られた商品を特定するための商品コードと、商品の名称(商品名)や単価などを含む商品情報とを対応付けて記憶するファイルのことである。
【0015】
図2は、受付端末2のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
【0016】
図2に示すように、この受付端末2は、本体ハウジング(筐体)内に、CPU(Central Processing Unit)201と、このCPU201とバスラインBL1を介して接続されるROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、時計部204、通信I/F205、LANI/F206、キーボードコントローラ207、第1表示コントローラ208、第2表示コントローラ209、プリンタコントローラ210、音声処理部211及びI/O(Input/Output)ポート212と、電力供給部213などを備えている。
【0017】
ここで、CPU201は、受付端末2全体の制御、即ち、各種演算や各構成要素部に対する各種処理を制御するものである。また、ROM202は、受付端末2における各種処理を実行するための制御プログラム、特に、本実施形態では、後述の図12の受付処理を実行するための受付処理プログラムP1や、売上ファイルF1などの各種ファイルを記憶するものである。また、RAM203は、入力データや表示データなどの作業中のデータを一時的に記憶するとともに、受付端末2の起動時にROM202から読み出された制御プログラムや売上ファイルF1などを一時的に記憶する。
【0018】
時計部204は、現在の日時を計時するとともに、特定の時刻からの計時を行う。
【0019】
通信I/F(インタフェース)205は、通信ケーブル(不図示)を介して接続されたスキャナ装置(不図示)と各種データの送受信を行うインタフェースである。また、LANI/F(インタフェース)206は、内部ネットワークN1を介して接続されたストアサーバ3と各種データの送受信を行うインタフェースである。
【0020】
キーボードコントローラ207は、キーボード21の各種操作キー毎に対応したキー信号を入力し、その入力したキー信号をCPU201に出力する。また、第1表示コントローラ208は、従業員用のディスプレイ22の画面表示を制御する。また、第2表示コントローラ209は、客用のディスプレイ23の画面表示を制御する。また、プリンタコントローラ210は、プリンタ24におけるレシートRの印字発行を制御する。
【0021】
音声処理部211は、スピーカ25から警告音などの各種音声を出力する。
【0022】
I/Oポート212は、決済時にドロワ26に引き出しの開放を命令する信号を出力する。なお、前記信号を受信したドロワ26は、貨幣を収納する引き出し(不図示)を開放する。
【0023】
電力供給部213は、コンセントなどの商用電源にプラグなどの差込み器具が接続されることで、商用電源からの電力を各負荷部に必要な電力に変換して供給する。
【0024】
図3は、ストアサーバ3のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
【0025】
図3に示すように、このストアサーバ3は、パーソナルコンピュータなどの一般的なコンピュータを利用したハードウェア構成となっており、例えば、CPU301と、このCPU301とバスラインBL2を介して接続されるROM302、RAM303、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスク装置)304、外部記憶媒体処理部305、通信I/F306、LANI/F307、入力コントローラ308、表示コントローラ309及び音声処理部310と、電力供給部311などを備えている。
【0026】
ここで、CPU301は、ストアサーバ3全体の制御、即ち、各種演算や各構成要素部に対する各種処理を制御するものである。また、ROM302やHDD204は、ストアサーバ3における各種処理を実行するための制御プログラム、特に、本実施形態では、後述の図13の呼出処理を実行するための呼出処理プログラムP2や、商品情報ファイルF2などの各種ファイルを記憶するものである。また、RAM303は、入力データや表示データなどの作業中のデータを一時的に記憶するとともに、ストアサーバ3の起動時にROM302から読み出された制御プログラムやHDD304から読み出された商品情報ファイルF2などを一時的に記憶する。
【0027】
外部記憶媒体処理部305は、CD−RW(Compact Disk Rewritable)などの外部記録媒体に対する読み込み/書き込み処理を実行する装置である。
【0028】
通信I/F(インタフェース)306は、外部ネットワークN2を介して接続される客が所有する携帯端末4とインターネット通信またはメール通信を行うインタフェースである。また、LANI/F(インタフェース)307は、LANI/F307を介して接続された受付端末2と各種データの送受信を行うインタフェースである。
【0029】
入出コントローラ308は、キーボード31またはマウス32からの操作信号を入力し、その入力した操作信号をCPU301に出力する。また、表示コントローラ309は、ディスプレイ33の画面表示を制御する。また、音声処理部310は、スピーカ34から警告音などの各種音声を出力する。
【0030】
電力供給部311は、コンセントなどの商用電源にプラグなどの差込み器具が接続されることで、商用電源からの電力をストアサーバ3の各負荷部に必要な電力に変換して供給する。
【0031】
図4は、受付端末2における機能的構成を説明するためのブロック部である。
【0032】
図4に示すように、受付端末2は、機能的構成として、発行指示受付部210、QRコード生成部220、レシート発行部230及び特定情報送信部240を含み、受付処理を実行するための受付制御部200を有している。
【0033】
ここで、発行指示受付部210は、従業員のキーボード21の所定操作によるレシートRの発行指示を受付ける。
【0034】
QRコード生成部220は、サイトアドレス保持部220a、特定情報生成部220b、画像データ生成部220cなどを有し、レシートRに印字されるQRコードの画像データを生成する。
【0035】
ここで、サイトアドレス保持部220aは、客がアクセスする特定サイト(買取販売サイト)のアクセス先情報としてのアドレス情報をRAM203上などに保持する。
【0036】
特定情報生成部220bは、サイトアドレス情報に付加される情報であり、サイトアドレス情報とともにQRコードで表される特定情報を生成する。
【0037】
具体的には、この特定情報生成部220bは、受付時の日時情報や、受付時の整理番号(例えば、所定の範囲(01〜99)内で繰り返し使用される番号)情報や、受付時に生成されたセキュリティ情報としてのワンタイムキーの情報などを含む特定情報を生成する。
【0038】
なお、ここでいうワンタイムキーの情報は、一度しか使えないパスワードであり、ストアサーバ3が提供する特定サイト(買取販売サイト)に対してアクセスしてきた客が、店舗でレシートRを受け取った客であり、メールアドレスの登録が済んでいない正規の客であるか否かを判定するために使用されるパスワードである。
【0039】
画像データ生成部220cは、サイトアドレス保持部220aが保持するサイトのアドレス情報に、特定情報生成部220bが生成した特定情報を付加したURL情報(図5参照)を示すQRコードの画像データを生成する。
【0040】
図5は、URL情報の一構成例を説明するための図である。
【0041】
図5に示すように、URL情報は、サイトのアドレスに、受付日時、整理番号、利用サービス情報、ワンタイムキーの情報から成る特定情報が付加されて構成されている。なお、図5の例では、サイトのアドレス情報が「http://xxxxx」で、受付日時の情報が「2010/6/23」で、整理番号が「05番」で、ワンタイムキーの情報が「834972」である場合を示している。
【0042】
図4に戻って、レシート発行部230は、QRコード生成部220から受け取ったQRコードの画像データ及び整理番号情報と、予め自己で記憶している定型文情報とを用いて、整理券として機能するレシートR(図6参照)を発行する。
【0043】
図6は、レシートRの一構成例を説明するための図である。
【0044】
図6に示すように、このレシートRには、QRコード生成部220の画像データ生成部220cで生成されたQRコードの画像データに基づくQRコードの画像が印字されているとともに、その他、店舗名を示す「○○店舗」や、サービス案内を示す「ご利用ありがとうございます。」や、QRコードを携帯端末4のカメラCで撮影して買取販売サイトへのアクセスを促すための「ココにアクセスして下さい。準備が整いましたら呼出メールで通知します。」などの定型文の文字情報が印字され、更に、受付した場合の整理番号を示す番号情報(図6の例では、「05番」)が印字されている。
【0045】
なお、店員が、客から預かった中古商品UGがどの客(即ち、どの整理番号)と対応するのかを認識できるように、店員用の整理番号を印字した印字部を、前記したレシートRの下部などに切り取り線で簡単に分離できる態様で設けるようにしても良い。
【0046】
図4に戻って、特定情報送信部240は、QRコード生成部220でQRコードを生成した場合、または、レシート発行部230でレシートRを発行した場合などのタイミングで、前記した特定情報をストアサーバ3に送信する。
【0047】
図7は、ストアサーバ3における機能的構成を説明するためのブロック図である。
【0048】
図7に示すように、ストアサーバ3は、機能的構成として、特定情報受信部310、作業指示報知部320、メール受信部330、メールアドレス登録部340、呼出指示受付部350及び呼出メール送信部360を含み、呼出処理を実行するための呼出制御部300を有している。
【0049】
特定情報受信部310は、受付端末2の特定情報送信部240から送信された特定情報を受信し、RAM303などの記憶手段に記憶保持する。
【0050】
作業指示報知部320は、特定情報受信部310で特定情報を受信すると、ディスプレイ33やスピーカ34を用いて、当該受信した特定情報に含まれる整理番号に対応する中古商品UGの買取査定などを指示する作業指示を店員に報知する。
【0051】
メール受信部330は、レシートRのQRコードの画像を認識した客の携帯端末4から特定サイト(買取販売サイト)へのアクセス要求があった場合に、当該携帯端末4から受信したワンタイムキーと特定情報受信部310が記憶保持するワンタイムキーとの照合を行い、客のメールアドレスの登録に際して未だ使用されていないワンタイムキーであった場合、即ち、認証が取れた場合に、特定サイトへのアクセスを許可する。
【0052】
なお、メール受信部330は、アクセスを許可した場合に、特定情報受信部310で記憶保持されるワンタイムキーを破棄する。
【0053】
また、メール受信部330は、前記したアクセスの許可後に、携帯端末4から送信された登録メールM1、即ち、客のメールアドレスの情報及び整理番号情報を少なくとも含む登録情報を受信する。
【0054】
メールアドレス登録部340は、メール受信部330で受信した登録メールM1に含まれる客のメールアドレスの情報を整理番号に対応付けして呼出一覧表T(図8参照)を更新記憶する。
【0055】
図8は、呼出一覧表Tの一構成例を説明するための図である。
【0056】
図8に示すように、この呼出一覧表Tは、整理番号に対応付けて客のメールアドレスを登録しており、図8の例では、整理番号「05」に、「○○○○○@××××.ne.jp」という呼出待ちの客のメールアドレスが対応付けて登録されており、また、整理番号「06」に、「△△△△△@××××.ne.jp」という客のメールアドレスが対応付けて登録されている。
【0057】
なお、この呼出一覧表Tに登録した客のメールアドレスは、個人情報であることを考慮して、呼出メールM2の送信が正常に完了した時点、または、呼出メールM2に応じて客が会計場所に訪れて当該客の買取サービスが終了した時点などの所定のタイミングで破棄することが好ましい。
【0058】
図7に戻って、呼出指示受付部350は、従業員などによるキーボード31やマウス32などの操作により、指定された客のメールアドレスに対する呼出メールM2の送信指示を受付ける。
【0059】
呼出メール送信部360は、呼出指示受付部350で受付けた送信指示に従って、該当する客のメールアドレスの情報を用いて呼出メールM2(即ち、買取査定結果を通知する呼出メール)を送信する。
【0060】
次に、前記説明した構成の呼出システム1における各種処理動作の詳細について説明する。
【0061】
図9は、呼出システム1における処理の流れを示すシーケンス図である。
【0062】
図9に示すように、このシーケンスでは、まず、中古商品UGの買取を希望する客(A)が、店舗の会計場所に設置されるカウンタに行き、買取を希望する中古商品UGを、カウンタに居る従業員(A)に手渡すと(ステップS1)、従業員(A)が、受付端末2のキーボード21(図2参照)を用いて所定のレシート発行操作を行う(ステップS2)。
【0063】
すると、受付端末2では、整理券として機能するQRコードの画像が印字されたレシートRの発行処理及びストアサーバ3に対する特定情報の送信処理などを含む所定の受付処理(後述の図12参照)を実行する(ステップS3)。
【0064】
続いて、前記ステップS2の処理により受付端末2でレシートRが発行されると、従業員(A)が、その発行されたレシートRを客(A)に手渡し、そのレシートRに印字されたQRコードへのアクセスを促す(ステップS4)。
【0065】
なお、前記ステップS3の処理により、特定情報を受信したストアサーバ3では、作業指示の報知、呼出一覧表Tの更新記憶、呼出メールの送信などを含む所定の呼出処理(後述の図13参照)を実行する(ステップS5)。
【0066】
前記ステップS5の作業指示の報知を受けた従業員(B)が、客(A)が持ち込んだ中古商品UGを受け取って、買取査定作業を実行する(ステップS6)。
【0067】
なお、この買取査定作業において、従業員(B)が買取査定が完了した場合に、ストアサーバ3において、キーボード31などを用いて該当する客(A)に対する呼出指示を入力する。
【0068】
一方、レシートRを受け取った客(A)は、当該受け取ったレシートRに印字されているQRコードを携帯端末4に実装されているカメラCで撮影し、当該QRコードで指定されているURLで特定される特定サイト(買取販売サイト)へアクセスする(ステップS7)。ここで、ワンタイムキーなのパスワードにより認証が取れた場合に、携帯端末4から客(A)のメールアドレス情報を通知する登録メールM1(図10参照)が外部ネットワークN2を介してストアサーバ3に送信される。
【0069】
図10は、登録メールM1の内容の一構成例を説明するための図である。
【0070】
図10に示すように、登録メールM1は、呼出を待つ客、即ち、買取査定を待つ客(A)が店舗のサイトに送信するメールであって、買取査定の結果を通知する呼出メールM2を受信するために、一時的に客のメールアドレスを登録するための登録メールであり、図10の例では、差出人が客(A)のメールアドレスである「○○○○@××××.ne.jp」となり、宛先が「''買取販売サイト''」となり、件名が「メールアドレスの一時登録の件」となり、本文が空となっている場合を示している。
【0071】
図9に戻って、ストアサーバ3では、客(A)の携帯端末4から送信されてきた登録メールM1を受信すると、該受信した登録メールM1に含まれる情報と、受付端末2から受信した特定情報とから呼出一覧表Tの更新を行うとともに、従業員(B)による呼出指示操作があった場合に、該当する客(A)のメールアドレス宛てに呼出メールM2(図11参照)の送信を行う。
【0072】
図11は、呼出メールM2の内容の一構成例を説明するための図である。
【0073】
図11に示すように、呼出メールM2は、買取査定を待つ客(A)に対して店舗側から買取査定が完了した旨を通知するための呼出メールであり、この例では、差出人が店舗のサイトである「''買取販売サイト''」となり、宛先が「○○○○○@××××.ne.jp」であり、件名が「買取査定の件」となり、本文が「お待たせしました。買取査定が完了しましたので、カウンタまでお越し下さい。」となっている場合を示している。
【0074】
図9に戻って、呼出メールM2を受信した客(A)の携帯端末4では、メール受信、即ち、呼出があった旨(買取査定が完了した旨)を所有者である客(A)に対して報知する(ステップS8)。
【0075】
図12は、図9のシーケンスにおいて、受付端末2の受付制御部200で実行される受付処理の流れを示すフローチャートである。
【0076】
図12に示すように、受付端末2では、まず、ステップS101において、発行指示受付部210が、従業員(A)によるキーボード21の所定の操作に基づくレシートRの発行指示を受付けると、続いて、ステップS102において、QRコード生成部220が、サイトのアドレスに特定情報を付加したURL情報(図5参照)を示すQRコードの画像データを生成する。
【0077】
続いて、ステップS103において、レシート発行部230が、ステップS102の処理で生成したQRコードの画像データを用いて、プリンタ24でQRコードの画像を印字したレシートRを発行する。
【0078】
続いて、ステップS104において、特定情報送信部240が、ステップS102の処理で生成された特定情報をストアサーバ3に送信し、特定情報の送信が正常に完了した後、ここでの処理を終了する。
【0079】
図13は、図9のシーケンスにおいて、ストアサーバ3の呼出制御部300で実行される呼出処理の流れを示すフローチャートである。
【0080】
図13に示すように、ストアサーバ3では、まず、ステップS201において、特定情報受信部310が、受付端末2の特定情報送信部240から送信された特定情報を受信すると、当該受信した特定情報をRAM303などの記憶手段に記憶保持する。
【0081】
続いて、ステップS202において、作業指示報知部320が、ステップS201で受信した特定情報に基づいて作業指示を報知する。具体的には、作業指示報知部320は、特定情報で特定される整理番号に対応した中古商品UGの買取査定を指示するための報知を行う。
【0082】
その後、ステップS203において、呼出を待つ(即ち、買取査定を待つ)客(A)の携帯端末4からの特定サイト(販売買取サイト)へのアクセス要求があると、前記したワンタイムキーによる認証処理を行って、認証が取れた携帯端末4からの登録メールM1(客のメールアドレスの情報及び整理番号情報を少なくとも含む登録情報)を受信する。
【0083】
続いて、ステップS204において、メールアドレス登録部340が、ステップS203で受信した登録メールM1に含まれる情報と、ステップS201で受信した特定情報に含まれる情報とに基づいて呼出一覧表Tの内容を更新する。即ち、このステップS204の処理では、受信した客のメールアドレスを該当する整理番号に対応付けして記憶する。
【0084】
その後、ステップS205において、従業員(B)が、ストアサーバ3のディスプレイ33に表示される呼出画面(図14参照)の呼出一覧表Tを用いて、呼出対象となる整理番号を選択するなどにより、呼出指示受付部350が、従業員(B)からの呼出指示を受付けると、続いて、ステップS206において、呼出メール送信部360が、指定された客(A)のメールアドレス情報を用いて呼出メールM2の送信処理を実行し、呼出メールM2の送信が正常に完了した後、ここでの処理を終了する。
【0085】
なお、前記した実施形態では、図11に示すような定型の呼出メールM2を客に送信する形態について説明したが、これ以外にも、例えば、図14に示す呼出画面において、従業員が呼出対象となる整理番号を選択した場合に、買取査定結果の内容を作成するための画面をディスプレイ33に表示させて、呼出メールM2の本文に買取査定結果を盛り込むことができるようにすることも可能である。
【0086】
また、前記した呼出メールM2の本文に、広告情報を添付することも可能である。
【0087】
以上説明した第1の実施形態によれば、客が所有する携帯端末を用いて、中古商品の買取販売をする店舗における呼出(買取査定の結果を通知するための客の呼出)を行うことが可能となる。
【0088】
より具体的には、店舗において、第三者に知られることなく中古商品の買取を希望する客本人にのみ買取査定が終了した旨及び買取査定結果を通知することができるので、客に気恥ずかしい思いや気まずい思いを抱かせずに済み、それにより、買取サービスの利用を控える客の発生を未然に防ぎ、買取サービスの集客率を向上させ、店舗側の買取商品の販売による売上を向上させることが可能となる。
【0089】
(第2の実施形態)
前記した第1の実施形態では、中古商品の買取販売を行う店舗における呼出システム1について説明したが、以下では、第2の実施形態として、手続きの順番待ちをする利用者(以下、単に「客」という。)を呼び出す形態を採る区役所や公共職業安定所などの事業所における呼出システム1Xに適用した場合について説明する。
【0090】
図15は、呼出システム1Xの概略構成を説明するための概要図であり、図16は、呼出システム1Xにおける処理の流れを示すシーケンス図である。なお、以下の説明では、図1〜図14に示した呼出システム1と同様の構成については同一の符号を付し、説明を省略する。
【0091】
図15に示すように、この呼出システム1Xでは、図1に示した呼出システム1と相違する構成としては、ストアサーバ3が「事業所サーバ3A」に変更され、また、商品売り場が「事業所外」に変更され、従業員の作業内容が「買取査定作業」から「申請手続き作業」に変更されている点などが挙げられる。
【0092】
即ち、この呼出システム1Xにおいても、前記した呼出システム1と略同様にして、客は、受付場所で順番待ちをするためのレシートRを受け取り、そのレシートRのQRコードを自己が所有する携帯端末4のカメラCで撮影して、当該事業所が提供する特定サイト(呼出サイト)にアクセスして登録メールM1を送信する。すると、作業場所の従業員の申請手続き作業などの進捗に応じて、当該客を呼出せる状態になった場合に、事業所サーバ3Aから、該当する客に対して呼出メールM2が返信される。
【0093】
なお、この呼出システム1Xの各装置における処理内容としては、前記した図12及び図13の処理手順と略同様であるが、この場合には、図15に示すレシートRに印字されたQRコードに含まれるURLが、事業所の特定サイトのアドレスとなり、図10に示す登録メールM1の宛先が「呼出サイト」となるとともに、図11に示す呼出メールM2の差出人が「呼出サイト」となり、当該呼出メールM2の本文が、例えば、「お待たせしました。順番が来ましたので、カウンタまでお越し下さい。」などに変更される。
【0094】
以上説明した第2の実施形態によれば、客が所有する携帯端末を用いて、事業所における呼出(手続きの順番待ちをする客の呼出)を行うことが可能となる。
【0095】
より具体的には、事業所において、手続きの順番待ちをする客に呼出メールなどにより順番が来たことを通知することができるので、客にとっては、待合せルームなどの限られた空間で順番待ちをすることなく、事業所外などの客の所望する自由な空間で順番待ちの時間を過ごすことができるので利便性が高く、事業所にとっては、待ち合わせルームなどの施設内が混雑するのを防ぐことができる。
【0096】
以上、例示的な実施形態に基づいて説明したが、本実施形態は、前記した実施形態により限定されるものではない。
【0097】
例えば、前記した実施形態では、POS端末2とは別に、ストアサーバ3を設ける形態の呼出システムの場合について説明したが、これ以外にも、POS端末2に、ストアサーバ3の呼出機能(すなわち、呼出制御部300)を持たせ、ストアサーバを省略した呼出システムとすることも可能であるし、他方、ストアサーバ3に、POS端末2の受付機能(受付制御部200)を持たせ、POS端末2を省略した呼出システムとすることも可能である。
【0098】
また、その他の形態として、POS端末2の受付機能(受付制御部200)及びストアサーバ3の呼出機能(呼出制御部300)の両機能を併せ持つ一台の専用の端末を設けた呼出システムとすることも可能である。
【0099】
なお、前記したように一台の装置に、受付機能(受付制御部200)及び呼出機能(呼出制御部300)の両機能を実装する場合には、受付制御部200の特定情報送信部240及び呼出制御部300の特定情報受信部310を省略することができる。
【0100】
また、前記した実施形態では、レシートRを発行する受付端末2が、POS端末などの従業員が取り扱う端末であり、従業員がその受付端末2に対してレシートRの発行指示を行う形態を採る呼出システムの場合について説明したが、これ以外にも、例えば、受付端末2として客が操作する客専用の端末を設け、客がその客専用の端末に対してレシートRの発行指示を行う呼出システムとすることも可能である。
【0101】
また、前記した実施形態では、中古商品の買取販売を行う店舗における呼出システム1の場合について説明したが、これ以外にも、例えば、調理品を提供する店舗における呼出システムとして適用することも可能である。なお、この場合には、例えば、図1に示した会計場所における従業員(A)の作業が、調理品の注文作業となり、作業場所における従業員(B)の買取査定作業が、調理場における従業員(B)の調理作業となる。
【0102】
また、前記した実施形態では、レシートRに印字されるコードであり、客のメールアドレスを登録するサイトにアクセスするための情報を含むコードとして、QRコードの場合について説明したが、これに限定されず、客が所持する携帯端末4で認識可能であり、その認識の結果、前記サイトにアクセス可能とするコードであれば他の形態のコードを採用することも可能である。
【0103】
また、前記した実施形態のPOS端末2及びストアサーバ3で実行される各種プログラムP1、P2は、予めインストールされているものの他に、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD、USB(Universal Serial Bus)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよいし、インターネットなどのネットワーク経由で提供又は配布するように構成しても良い。
【0104】
その他、前記した実施形態における呼出システムの装置構成、各装置のハードウェア構成及び機能構成、QRコードのデータ構成、レシートの印字構成、テーブルの構成、登録メール及び呼出メールの構成、処理手順の順番などは、単なる例として記載したものであり、本実施形態は、これらにより限定されない。
【符号の説明】
【0105】
1、1X 呼出システム
2 受付端末(情報処理装置)
3 ストアサーバ(情報処理装置)
4 携帯端末(携帯型の情報処理装置)
24 プリンタ(印字装置)
N1 内部ネットワーク
N2 外部ネットワーク
R レシート
M1 登録メール(登録情報)
M2 呼出メール(呼出情報)
200 受付制御部
210 発行指示受付部(受付手段)
220 QRコード生成部(生成手段)
220a サイトアドレス保持部
220b 特定情報生成部
220c 画像データ生成部
230 レシート発行部
240 特定情報送信部(送信手段)
300 呼出制御部
310 特定情報受信部(特定情報受信手段)
320 作業指示報知部
330 メール受信部(登録情報受信手段)
340 メールアドレス登録部(記憶処理手段)
350 呼出指示受付部(呼出指示受付手段)
360 呼出メール送信部(呼出情報送信手段)
T 呼出一覧表
【先行技術文献】
【特許文献】
【0106】
【特許文献1】特開2006−172138号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印字媒体を発行する印字装置を備える情報処理装置であって、
所定コードの画像を印字する印字媒体の発行指示を受付ける受付手段と、
前記受付手段で前記発行指示を受付けた場合に、整理番号情報を少なくとも含む特定情報とアクセス先情報を示す前記所定コードの画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段で生成した画像データを用いて、前記印字装置により前記所定コードの画像を印字した印字媒体を発行する発行手段と、
前記特定情報を、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信する送信手段と、
を有する情報処理装置。
【請求項2】
ネットワークを介して他の情報処理装置と通信を行う情報処理装置であって、
他の情報処理装置から、当該他の情報処理装置で発行された印字媒体に印字された所定コードの画像で表される整理番号情報を少なくとも含む特定情報を受信する特定情報受信手段と、
前記所定コードを認識した携帯型の情報処理装置から、前記整理番号情報及びユーザの宛先情報を少なくとも含む登録情報を受信する登録情報受信手段と、
前記特定情報受信手段及び前記登録情報受信手段で受信した情報を用いて、前記整理番号情報と前記宛先情報とを対応付けた呼出一覧表情報を記憶手段に記憶する記憶処理手段と、
呼出指示を受付ける呼出指示受付手段と、
前記呼出指示受付手段で呼出指示を受付けた場合に、前記呼出指示で指定された宛先情報を前記呼出一覧表情報から読み出し、該読み出した宛先情報を用いて呼出情報を送信する呼出情報送信手段と、
を有する情報処理装置。
【請求項3】
印字媒体を発行する印字装置を備える情報処理装置であって、
所定コードの画像を印字する印字媒体の発行指示を受付ける受付手段と、
前記受付手段で前記発行指示を受付けた場合に、整理番号情報を少なくとも含む特定情報とアクセス先情報を示す前記所定コードの画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段で生成した画像データを用いて、前記印字装置により前記所定コードの画像を印字した印字媒体を発行する発行手段と、
前記所定コードを認識した携帯型の情報処理装置から、前記整理番号情報及びユーザの宛先情報を少なくとも含む登録情報を受信する登録情報受信手段と、
前記特定情報及び前記登録情報受信手段で受信した情報を用いて、前記整理番号情報と前記宛先情報とを対応付けた呼出一覧表情報を記憶手段に記憶する記憶処理手段と、
呼出指示を受付ける呼出指示受付手段と、
前記呼出指示受付手段で呼出指示を受付けた場合に、前記呼出指示で指定された宛先情報を前記呼出一覧表情報から読み出し、該読み出した宛先情報を用いて呼出情報を送信する呼出情報送信手段と、
を有する情報処理装置。
【請求項4】
印字媒体を発行する印字装置を備える情報処理装置に実装されたコンピュータを、
所定コードの画像を印字する印字媒体の発行指示を受付ける受付手段と、
前記受付手段で前記発行指示を受付けた場合に、整理番号情報を少なくとも含む特定情報とアクセス先情報を示す前記所定コードの画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段で生成した画像データを用いて、前記印字装置により前記所定コードの画像を印字した印字媒体を発行する発行手段と、
前記特定情報を、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信する送信手段と、
して機能させるプログラム。
【請求項5】
ネットワークを介して他の情報処理装置と通信を行う情報処理装置に実装されたコンピュータを、
他の情報処理装置から、当該他の情報処理装置で発行された印字媒体に印字された所定コードの画像で表される整理番号情報を少なくとも含む特定情報を受信する特定情報受信手段と、
前記所定コードを認識した携帯型の情報処理装置から、前記整理番号情報及びユーザの宛先情報を少なくとも含む登録情報を受信する登録情報受信手段と、
前記特定情報受信手段及び前記登録情報受信手段で受信した情報を用いて、前記整理番号情報と前記宛先情報とを対応付けた呼出一覧表情報を記憶手段に記憶する記憶処理手段と、
呼出指示を受付ける呼出指示受付手段と、
前記呼出指示受付手段で呼出指示を受付けた場合に、前記呼出指示で指定された宛先情報を前記呼出一覧表情報から読み出し、該読み出した宛先情報を用いて呼出情報を送信する呼出情報送信手段と、
して機能させるプログラム。
【請求項6】
印字媒体を発行する印字装置を備える第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置とネットワークを介して通信を行う第2の情報処理装置とを備える呼出システムであって、
前記第1の情報処理装置は、
所定コードの画像を印字する印字媒体の発行指示を受付ける受付手段と、
前記受付手段で前記発行指示を受付けた場合に、整理番号情報を少なくとも含む特定情報とアクセス先情報を示す前記所定コードの画像データを生成する生成手段と、
前記生成手段で生成した画像データを用いて、前記印字装置により前記所定コードの画像を印字した印字媒体を発行する発行手段と、
前記特定情報を、ネットワークを介して前記第2の情報処理装置に送信する送信手段と、
を有し、
前記第2の情報処理装置は、
前記第1の情報処理装置から、前記特定情報を受信する特定情報受信手段と、
前記所定コードを認識した携帯型の情報処理装置から、前記整理番号情報及びユーザの宛先情報を少なくとも含む登録情報を受信する登録情報受信手段と、
前記特定情報受信手段及び前記登録情報受信手段で受信した情報を用いて、前記整理番号情報と前記宛先情報とを対応付けた呼出一覧表情報を記憶手段に記憶する記憶処理手段と、
呼出指示を受付ける呼出指示受付手段と、
前記呼出指示受付手段で呼出指示を受付けた場合に、前記呼出指示で指定された宛先情報を前記呼出一覧表情報から読み出し、該読み出した宛先情報を用いて呼出情報を送信する呼出情報送信手段と、
を有する呼出システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2012−8704(P2012−8704A)
【公開日】平成24年1月12日(2012.1.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−142731(P2010−142731)
【出願日】平成22年6月23日(2010.6.23)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】