説明

情報処理装置、メッセージ表示方法、コンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラム、およびメッセージ表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

【課題】 タブ型ブラウザを用いてウェブサイトにアクセスし、ウェブページを閲覧するユーザが関心や興味をもつニュースやブログなどの最新情報あるいは広告情報を容易にかつ利便性をもって提供することができるユーザビリティに優れた情報処理装置等の提供。
【解決手段】 本発明の情報処理装置は、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを実装し、タブ型ブラウザを含む各種情報を表示する表示手段と、上記表示手段に対する表示を制御する制御手段を備え、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域にティッカー表示部を配置し、上記制御手段は上記ティッカー表示部においてメッセージのティッカー表示を行うように上記表示手段を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを実装する情報処理装置、メッセージ表示方法、コンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラム、およびメッセージ表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットの急速な普及により、各種のウェブサイトにアクセスすることにより容易に情報を収集することが可能となっている。ウェブサイトが提供するウェブページを閲覧する場合、ユーザがパーソナルコンピュータ等の情報処理装置上で所定のブラウザを起動し、そのブラウザを介してウェブページを画面に表示する。このようなブラウザとしては、ウェブページ毎にウィンドウを開くタイプのものが多く市販されている。最近では、複数のウェブページをタブを用いて切り替えて画面に表示するタブ型ブラウザが提案されている(特許文献1等)。
【0003】
この特許文献1に開示されたHTMLページ表示システムは、クライアントと、ウェブサーバとこれらを接続するネットワークを備えている。このシステムでは、ユーザがクライアントのウェブブラウザからURL又はCGIスクリプトに対する要求を出すと、これらはネットワークを介してウェブサーバに送信される。そして、ウェブサーバが、HTMLページ又はデータをネットワークを介してクライアントに送信すると、クライアントのウェブブラウザは、受け取ったHTMLページを最前面にアクティブなタブ付きHTMLページとして表示するか、受け取ったデータに基づいてアクティブなHTMLページの表示を変化させるようになっている。
【0004】
このようなタブ型ブラウザは、タブの操作により複数のページを同時に閲覧可能であり、簡単にエンジンを切り替えることができたり、ポップアップ広告を抑止する機能を備えていたり、消費メモリを抑制することができたり、ウィンドウサイズをタブ型ブラウザ本体のサイズで固定することができたり、豊富な拡張機能を備えていたり、お気に入り自動管理機構が備わっていたりして、ユーザビリティ(使いやすさ)に優れたものとして注目されている。
【特許文献1】特開2002−41296号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
パーソナルコンピュータを使用するユーザとしては、自分の関心や興味があるニュースやブログの最新情報等を、簡単に収集し、チェックしたい、あるいはパーソナルコンピュータを使用して作業をしている合間にそのような情報を見てみたいという要望がある。一方、パソコンのブラウザを利用してユーザが関心や興味をもつと思われる広告情報をより効果的に提供したいというウェブサイト側あるいは広告提供者側の要望もある。
【0006】
タブ型ブラウザを有効に利用して、これらの情報をユーザに容易にかつ気軽に提供することはユーザビリティをより一層向上させるものである。
【0007】
しかしながら、このようにユーザに合ったニュースやブログの最新情報あるいはユーザに合った広告情報の提供が十分有効になされているとはいえないのが実情である。
【0008】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、タブ型ブラウザを用いてウェブサイトにアクセスし、ウェブページを閲覧するユーザが関心や興味をもつニュースやブログなどの最新情報あるいは広告情報を容易にかつ利便性をもって提供することができるユーザビリティに優れた情報処理装置、メッセージ表示方法、コンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラム、およびメッセージ表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本発明によれば、第1に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを実装する情報処理装置であって、上記タブ型ブラウザを含む各種情報を表示する表示手段と、上記表示手段に対する表示を制御する制御手段を備え、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域にティッカー表示部を配置し、上記制御手段は上記ティッカー表示部においてメッセージのティッカー表示を行うように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0010】
第2に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを実装する情報処理装置であって、上記タブ型ブラウザを含む各種情報を表示する表示手段と、
上記表示手段に対する表示を制御する制御手段を備え、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域に透明なベースウィンドウを配置し、上記ベースウィンドウに、メッセージを表示する幅の小さいメッセージウィンドウを貼り付け、上記制御手段は上記メッセージウィンドウを時間とともに移動させてティッカー表示を行うように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0011】
第3に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを実装する情報処理装置であって、上記タブ型ブラウザを含む各種情報を表示する表示手段と、上記表示手段に対する表示を制御する制御手段を備え、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域にメッセージを表示する幅の小さいメッセージウィンドウを配置し、上記制御手段は上記メッセージウィンドウを時間とともに移動させてティッカー表示を行うように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0012】
第4に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを実装する情報処理装置であって、上記タブ型ブラウザを含む各種情報を表示する表示手段と、上記表示手段に対する表示を制御する制御手段を備え、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域に直接メッセージを表示させ、上記制御手段は上記メッセージの位置を時間とともに移動させてティカー表示を行うように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0013】
第5に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを実装する情報処理装置であって、上記タブ型ブラウザを含む各種情報を表示する表示手段と、上記表示手段に対する表示を制御する制御手段を備え、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域に透明なベースウィンドウを配置し、上記制御手段はメッセージを上記ベースウィンドウに直接表示させ、上記メッセージを時間とともに移動させてティッカー表示を行うように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0014】
第6に、上記第2の発明において、上記制御手段は、上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズの変更の通知を受けて、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、上記ベースウィンドウのサイズを計算した空き領域に合わせるとともに、上記メッセージウィンドウの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージウィンドウを移動させるように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0015】
第7に、上記第3の発明において、上記制御手段は、上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズの変更の通知を受けて、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージウィンドウの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージウィンドウを移動させるように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0016】
第8に、上記第4の発明において、上記制御手段は、上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズの変更の通知を受けて、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージを移動させるように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0017】
第9に、上記第5の発明において、上記制御手段は、上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズの変更の通知を受けて、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、上記ベースウィンドウのサイズを計算した空き領域に合わせるとともに、上記メッセージの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージを移動させるように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0018】
第10に、上記第1から第9のいずれかの発明において、表示するメッセージが、RSSサーバから取得したRSS配信情報であることを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0019】
第11に、上記第1から第9のいずれかの発明において、表示するメッセージが、RSSサーバから取得したRSS情報と、広告情報であり、上記RSS情報に上記広告情報を指定の割合で織り交ぜて順次表示が行われることを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0020】
第12に、上記第11の発明において、上記広告情報は、上記タブ型ブラウザ自身が広告サーバから取得したものであることを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0021】
第13に、上記第11の発明において、上記広告情報は、広告サーバから上記広告情報を取得して配信する広告収集配信サービスサーバを介して取得したものであることを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0022】
第14に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザにおいて、タブ表示領域の空き領域にメッセージをティッカー表示させることを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0023】
第15に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザにおいて、タブ表示領域の空き領域に透明なベースウィンドウを配置し、上記ベースウィンドウに、メッセージを表示する幅の小さいメッセージウィンドウを貼り付け、上記メッセージウィンドウを時間とともに移動させて上記メッセージをティッカー表示させることを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0024】
第16に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザにおいて、タブ表示領域の空き領域にメッセージを表示する幅の小さいメッセージウィンドウを配置し、上記メッセージウィンドウを時間とともに移動させて上記メッセージをティッカー表示させることを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0025】
第17に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザにおいて、タブ表示領域の空き領域に直接メッセージを表示させ、上記メッセージの位置を時間とともに移動させて上記メッセージをティカー表示させることを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0026】
第18に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザにおいて、タブ表示領域の空き領域に透明なベースウィンドウを配置し、メッセージを上記ベースウィンドウに直接表示させ、上記メッセージを時間とともに移動させて上記メッセージをティッカー表示させることを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0027】
第19に、上記第15の発明において、上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズが変更されたとき、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、上記ベースウィンドウのサイズを計算した空き領域に合わせるとともに、上記メッセージウィンドウの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージウィンドウを移動させることを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0028】
第20に、上記第16の発明において、上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズが変更されたとき、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージウィンドウの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージウィンドウを移動させることを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0029】
第21に、上記第17の発明において、上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズが変更されたとき、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージを移動させることを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0030】
第22に、上記第18の発明において、上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズが変更されたとき、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、上記ベースウィンドウのサイズを計算した空き領域に合わせるとともに、上記メッセージの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージを移動させることを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0031】
第23に、上記第14から第22のいずれかの発明において、RSSサーバから取得したRSS配信情報をメッセージとして表示することを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0032】
第24に、上記第14から第22のいずれかの発明において、RSSサーバから取得したRSS情報と、広告情報をメッセージとし、上記RSS情報に上記広告情報を指定の割合で織り交ぜて順次表示することを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0033】
第25に、上記第25の発明において、上記タブ型ブラウザ自身が広告サーバから上記広告情報として取得することを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0034】
第26に、上記第24の発明において、広告サーバから上記広告情報を取得して配信する広告収集配信サービスサーバを介して上記広告情報を取得することを特徴とするメッセージ表示方法を提供する。
【0035】
第27に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを用い、タブ表示領域の空き領域にメッセージをティッカー表示させる処理を備えることを特徴とするコンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラムを提供する。
【0036】
第28に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを用い、タブ表示領域の空き領域に透明なベースウィンドウを配置し、上記ベースウィンドウに、メッセージを表示する幅の小さいメッセージウィンドウを貼り付け、上記メッセージウィンドウを時間とともに移動させて上記メッセージをティッカー表示させる処理を備えることを特徴とするコンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラムを提供する。
【0037】
第29に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを用い、タブ表示領域の空き領域にメッセージを表示する幅の小さいメッセージウィンドウを配置し、上記メッセージウィンドウを時間とともに移動させて上記メッセージをティッカー表示させる処理を備えることを特徴とするコンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラムを提供する。
【0038】
第30に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを用い、タブ表示領域の空き領域に直接メッセージを表示させ、上記メッセージの位置を時間とともに移動させて上記メッセージをティカー表示させる処理を備えることを特徴とするコンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラムを提供する。
【0039】
第31に、タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを用い、タブ表示領域の空き領域に透明なベースウィンドウを配置し、メッセージを上記ベースウィンドウに直接表示させ、上記メッセージを時間とともに移動させて上記メッセージをティッカー表示させる処理を備えることを特徴とするコンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラムを提供する。
【0040】
第32に、上記第27から第31のいずれかに記載のメッセージ表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0041】
本発明によれば、タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域を利用してティッカー表示を行うようにしたので、タブ型ブラウザを用いてウェブサイトにアクセスし、ウェブページを閲覧するユーザが関心や興味をもつニュースやブログなどの最新情報あるいは広告情報を容易にかつ利便性をもって提供することができるユーザビリティに優れた情報処理装置、メッセージ表示方法、コンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラム、およびメッセージ表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の提供が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
以下、本発明の具体的な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0043】
本実施形態は、パーソナルコンピュータ等のネットワークに接続可能な情報処理装置である。本実施形態の情報処理装置は、タブ型ブラウザを実装し、タブ型ブラウザを介して各種ウェブサイトにアクセスしウェブページを表示するものであり、タブを使用することで複数のウェブページを切り替えてウェブページの閲覧をすることができるようになっている。また、タブ型ブラウザには、初心者であっても操作を容易に行うことができるようにユーザビリティに配慮して様々な機能が搭載されている。
【0044】
図1に本実施形態の情報処理装置10の構成を示す。この情報処理装置10は、インターネット等のネットワーク20を介してウェブサーバ30に接続されている。この情報処理装置10は、CPU11、ROM12、RAM13、記憶部14、通信部15、入出力操作部16、表示部17、出力部18を備えている。
【0045】
CPU11は、記憶部14等に格納されているタブ型ブラウザアプリケーションプログラムをはじめとする各種プログラムを実行し、各部を統括的に制御する。タブ型ブラウザアプリケーションプログラムはRSS情報取得のためRSSリーダを搭載することができる。ROM12は、各種プログラムをはじめとする各種情報を格納しており、その格納情報はCPU11の制御のもとに読み出される。RAM13は、CPUが各種プログラムを実行する際のワークエリアとしての役割を行い、CPU11の制御のもとに各種情報を一時記憶するとともに、記憶している各種情報を読み出す。
【0046】
記憶部14は、CPU11の制御のもとに、タブ型ブラウザアプリケーションプログラムをはじめとする各種情報を記憶する。記録部14としては、ハードディスクや不揮発性メモリ、フレキシブルディスク、MO、CD−R、DVD−R、DVD−RW等の読み出し及び/書き込み可能な光記録媒体等を用いることができる。
【0047】
通信部15は、CPU11の制御のもとに、各種通信方式に基づくネットワーク20と接続するためのインターフェースの役割を行う。ネットワーク20としては、アナログ回線、LAN、ISDN、ADSL、FTTH等の各種ネットワーク回線の他、各種無線通信方式のものを利用することができる。
【0048】
入力操作制御部16は、キーボード、マウス、キーパッド、赤外線リモートコントローラ、スティックキー、プッシュボタン、タッチパネル等のユーザインタフェースとしての役割を行うもので、ユーザからの入力操作を受け付け、その操作内容を示す制御信号をCPU11に伝える。
【0049】
表示部17は、CPU11の制御のもとに、各種画像データや、その他の各種情報を表示し、CPU11がタブ型ブラウザアプリケーションプログラムを起動すると、そのタブ型ブラウザを表示する。表示部17としては、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、CRT等を用いることができる。
【0050】
出力部18は、CPU11の制御のもとに、表示部17に表示された内容を外部出力するもので、例えば各種プリンタを用いることができる。
【0051】
上記のような構成を有する情報処理装置10は、CPU11の制御のもとに、タブ型ブラウザアプリケーションプログラムを実行し、表示部17にタブ型ブラウザを表示する。そして、情報処理装置10は、ユーザによってタブ型ブラウザを介して入力操作された情報に基づいて、ウェブサーバ30に対してアクセスし、タブ型ブラウザを介して該当ウェブページを表示部17に表示する。
【0052】
具体的には、情報処理装置10は、図2に示すように、複数のタブ41、42、43・・・によって識別可能なタブコントロールウィンドウが重複した状態で構成されるタブ型ブラウザを表示部17に表示する。このタブ型ブラウザは、ウェブページを表示するためのウィンドウがタブコントロールウィンドウ上に設けられた状態で表示するように構成される。また、このタブ型ブラウザは、1つのタブコントロールウィンドウ上に、いわゆるMDI(Multiple Document Interface)ウィンドウを設け、さらにこのMDIウィンドウ上に、ウェブページを表示するためのウィンドウを設けることにより、1つのタブコントロールウィンドウ上で、複数のウィンドウをカスケード表示するといった、マルチウィンドウ形式の表示を行うことも可能である。そして、情報処理装置10では、タブ型ブラウザにおける所望のタブ41、42、43・・・をマウス等を介してクリックすることにより、選択したタブのタブコントロールウィンドウを最前面に表示する。これにより、情報処理装置10において、複数のウェブページをタブによって切り替えて表示部17に表示することができる。
【0053】
以下に、本実施形態の情報処理装置10におけるメッセージのティッカー表示について詳述する。以下におけるタブ型ブラウザの機能及びティッカー表示の制御動作は、基本的に、制御手段であるCPU11が行う。
【0054】
本実施形態の情報処理装置10は、図2に示すように、実装するタブ型ブラウザ45のタブ表示領域46の空き領域47にティッカー表示部48を配置し、CPU11が、ティッカー表示部48においてメッセージのティッカー表示を行うように表示部17を制御するものである。本明細書において「ティッカー」とは、画面上をアニメーションしながら情報を配信するシステムのことをいう。
【0055】
まず、具体的な第1の態様について図3の画面イメージ、図4のティッカー表示のための動作フロー、図5の空き領域のサイズが変更したときの動作フローを参照しながら、メッセージのティッカー表示について説明する。図3において図2と同様な要素には同じ符号を付してある。
【0056】
図3はタブ型ブラウザ45の画面50のイメージを模式的に示したものであり、画面50中のタブ型ブラウザ45の所定位置にはタブ表示領域46が設けられており、そのタブ表示領域46には、タブ41、42、43・・・が表示できるようになっている。タブ表示領域46において、タブ41、42、43・・・が表示されていない空き領域47には透明なベースウィンドウ(Bウィンドウとも称する)51が配置され、Bウィンドウ51には、メッセージを表示するために、Bウィンドウ51より幅(メッセージの移動方向の幅)の小さいメッセージウィンドウ(Mウィンドウとも称する)52が貼り付けられ、CPU11は、メッセージを表示したMウィンドウ52を時間とともに移動させてティッカー表示を行うように表示部17を制御するようになっている。空き領域47の例えば右端にはティッカー表示のための設定・カテゴリ表示用タブ53を設けることができる。Bウィンドウ51は、タブ41、42、43・・・の増減により伸縮の対応が容易に行えるようになっている。
【0057】
図4を参照して、ティッカー表示の動作を述べると、まずCPU11は、タブ型ブラウザ45のタブ表示領域46の空き領域47のサイズを計算し(ステップ101)、透明なBウィンドウ51を空き領域47に配置する(ステップ102)。次に、CPU11は、計算したBウィンドウ51のサイズに基づいてMウィンドウ52を動かす移動軌跡を計算する(ステップ103)。
【0058】
一方で、CPU11は、Mウィンドウ52に表示するメッセージ(例えば表示文字列群)を取得する(ステップ104)。表示するメッセージは、後述するように、RSSサーバから取得したRSS配信情報(最新のニュース等)であってもよいし、RSSサーバから取得したRSS情報に広告情報を指定の割合で織り交ぜたものであってもよく、広告情報のみでもよい。
【0059】
次に、CPU11はBウィンドウ51の情報に基づいてMウィンドウ52の表示位置を計算し(ステップ105)、その計算結果に基づいてMウィンドウ52を移動させる(ステップ106)。ステップ105とステップ106の処理は、ある単位のメッセージが終点に移動するまでループさせる。ある単位のメッセージが終点に移動したら次のメッセージを表示させる(ステップ104から106のルーチン)。
【0060】
次に、第1の態様において、空き領域47のサイズ変更(ウィンドウサイズやタブサイズの変更にともなう)時の動作を述べる。
【0061】
CPU11は、タブ型ブラウザ45の空き領域47のサイズ変更の通知を受け取ると(ステップ111)、空き領域47のサイズを再計算する(ステップ112)。そして、Bウィンドウ51のサイズを、再計算した空き領域47のサイズに合わせ(ステップ113)、Mウィンドウ52の移動軌跡の再計算を行い(ステップ114)、Mウィンドウ52を再配置する(ステップ115)。以降のメッセージのティッカー表示は図4で示した手順と同様な手順で行う。
【0062】
ここで、ティッカー表示するメッセージの取得法について述べる。図6は、メッセージとして、RSS情報と広告情報を指定の割合で織り交ぜて表示する場合のメッセージの一取得法のイメージ、図7は、メッセージの取得の動作フローである。
【0063】
CPU11の制御のもとで、タブ型ブラウザ45自身が各RSSサーバ61から最新のニュースなどのRSS情報を取得する(ステップ121)。一方、同様に、CPU11の制御のもとで、タブ型ブラウザ45自身がユーザが関心のある広告情報を各広告サーバ62から取得する(ステップ122)。次に、CPU11は、あらかじめ設定された比率(均等割でも良い)に基づいて、例えばニュースに広告を織り交ぜたリストを作成する(ステップ123)。ユーザがタブ型ブラウザ45の空き領域47の右端に設けられたティッカー表示のための設定・カテゴリ表示のためのタブ53を操作すると、リストから項目が順次表示され(ステップ124)、ユーザは所望のメッセージの表示を選択することができる。
【0064】
次に、ティッカー表示するメッセージの別の取得法について述べる。図8は、メッセージとして、RSS情報と広告情報を指定の割合で織り交ぜて表示する場合のメッセージの別の取得法のイメージ、図9は、メッセージの取得の動作フローである。
【0065】
この場合、広告収集配信サービスサーバ(サービスサーバとも称する)63が各広告サーバ62から広告情報を収集する(ステップ131)。広告主がサービスサーバにあらかじめ流した広告を伝達することで、サービスサーバ63側でとりまとめて広告情報を配信することができる。CPU11の制御のもとで、タブ型ブラウザ45自身が各RSSサーバ61から最新のニュースなどのRSS情報を取得する(ステップ132)。一方、CPU11の制御のもとで、タブ型ブラウザ45はサービスサーバ63から広告情報を取得する(ステップ133)。次に、CPU11は、あらかじめ設定された比率(均等割でも良い)に基づいて、例えばニュースに広告を織り交ぜたリストを作成する(ステップ133)。ユーザがタブ型ブラウザ45の空き領域47の右端に設けられたティッカー表示のための設定・カテゴリ表示のためのタブ53を操作すると、リストから項目が順次表示され(ステップ135)、ユーザは所望のメッセージの表示を選択することができる。
【0066】
次に、具体的な第2の態様について図10の画面イメージ、図11のティッカー表示のための動作フロー、図12の空き領域のサイズが変更したときの動作フローを参照しながら、メッセージのティッカー表示について説明する。図10において図3と同様な要素には同じ符号を付してある。
【0067】
図10はタブ型ブラウザ45の画面50のイメージを模式的に示したものであり、画面50の所定位置にタブ表示領域46が設けられており、そのタブ表示領域46には、タブ41、42、43・・・が表示できるようになっている。タブ表示領域46において、タブ41、42、43・・・が表示されていない空き領域47には、メッセージを表示するために、所定幅のメッセージウィンドウ(Mウィンドウとも称する)52が直接貼り付けられ、CPU11は、メッセージを表示したMウィンドウ52を時間とともに移動させてティッカー表示を行うように表示部17を制御するようになっている。
【0068】
図11を参照して、ティッカー表示の動作を述べると、まずCPU11は、タブ型ブラウザ45のタブ表示領域46の空き領域47のサイズを計算する(ステップ141)。次に、CPU11は、計算した空き領域47のサイズに基づいてMウィンドウ52を動かす移動軌跡を計算する(ステップ142)。
【0069】
一方で、CPU11は、Mウィンドウ52に表示するメッセージ(例えば表示文字列群)を取得する(ステップ143)。表示するメッセージは、上記と同様、RSSサーバから取得したRSS配信情報(最新のニュース等)であってもよいし、RSSサーバから取得したRSS情報に広告情報を指定の割合で織り交ぜたものであってもよく、広告情報のみでもよい。
【0070】
次に、CPU11は空き領域47の情報に基づいてMウィンドウ52の表示位置を計算し(ステップ144)、その計算結果に基づいてMウィンドウ52を移動させる(ステップ145)。ステップ144とステップ145の処理は、ある単位のメッセージが終点に移動するまでループさせる。ある単位のメッセージが終点に移動したら次のメッセージを表示させる(ステップ143から145のルーチン)。
【0071】
次に、第2の態様において、空き領域47のサイズ変更(ウィンドウサイズやタブサイズの変更にともなう)時の動作を述べる。
【0072】
CPU11は、タブ型ブラウザ45の空き領域47のサイズ変更の通知を受け取ると(ステップ151)、空き領域47のサイズを再計算する(ステップ152)。次に、CPU11は、Mウィンドウ52の移動軌跡の再計算を行い(ステップ153)、Mウィンドウ52を再配置する(ステップ154)。以降のメッセージのティッカー表示は図11で示した手順と同様な手順で行う。
【0073】
次に、具体的な第3の態様について図13の画面イメージ、図14のティッカー表示のための動作フロー、図15の空き領域のサイズが変更したときの動作フローを参照しながら、メッセージのティッカー表示について説明する。図12において図3と同様な要素には同じ符号を付してある。
【0074】
図13はタブ型ブラウザ45の画面50のイメージを模式的に示したものであり、画面50の所定位置にタブ表示領域46が設けられており、そのタブ表示領域46には、タブ41、42、43・・・が表示できるようになっている。タブ表示領域46において、タブ41、42、43・・・が表示されていない空き領域47には、メッセージを直接表示させ、メッセージの位置を時間とともに移動させてティッカー表示を行うように表示部17を制御するようになっている。
【0075】
図14を参照して、ティッカー表示の動作を述べると、まずCPU11は、タブ型ブラウザ45のタブ表示領域46の空き領域47を計算する(ステップ161)。次に、CPU11は、計算した空き領域47のサイズに基づいてメッセージを動かす移動軌跡を計算する(ステップ162)。
【0076】
一方で、CPU11は、表示するメッセージ(例えば表示文字列群)を取得する(ステップ163)。表示するメッセージは、上記と同様、RSSサーバから取得したRSS配信情報(最新のニュース等)であってもよいし、RSSサーバから取得したRSS情報に広告情報を指定の割合で織り交ぜたものであってもよく、広告情報のみでもよい。
【0077】
次に、CPU11は空き領域47の情報に基づいてメッセージの表示位置を計算し(ステップ164)、その計算結果に基づいてメッセージ直接表示させ、時間とともにメッセージを移動させる(ステップ165)。ある単位のメッセージが終点に移動したら次のメッセージを表示させる(ステップ163から165のルーチン)。
【0078】
次に、第3の態様において、空き領域47のサイズ変更(ウィンドウサイズやタブサイズの変更にともなう)時の動作を述べる。
【0079】
CPU11は、タブ型ブラウザ45の空き領域47のサイズ変更の通知を受け取ると(ステップ171)、空き領域47のサイズを再計算する(ステップ172)。次に、CPU11は、メッセージの移動軌跡の再計算を行う(ステップ173)。次に、背景を背景色で塗りつぶし、メッセージを再度空き領域57に直接表示する(ステップ174)。以降のメッセージのティッカー表示は図14で示した手順と同様な手順で行う。
【0080】
次に、具体的な第4の態様について図16の画面イメージ、図17のティッカー表示のための動作フロー、図18の空き領域のサイズが変更したときの動作フローを参照しながら、メッセージのティッカー表示について説明する。図16において図3と同様な要素には同じ符号を付してある。
【0081】
図16はタブ型ブラウザ45の画面50のイメージを模式的に示したものであり、画面50中のタブ型ブラウザ45の所定位置にはタブ表示領域46が設けられており、そのタブ表示領域46には、タブ41、42、43・・・が表示できるようになっている。タブ表示領域46において、タブ41、42、43・・・が表示されていない空き領域47には透明なベースウィンドウ(Bウィンドウとも称する)51が配置され、Bウィンドウ51には、メッセージが直接表示され、時間とともに移動させてティッカー表示を行うように表示部17を制御するようになっている。Bウィンドウ51は、タブ41、42、43・・・の増減により伸縮の対応が容易に行えるようになっている。
【0082】
図17を参照して、ティッカー表示の動作を述べると、まずCPU11は、タブ型ブラウザ45のタブ表示領域46の空き領域47を計算し(ステップ181)、透明なBウィンドウ51を空き領域47に配置する(ステップ182)。次に、CPU11は、計算したBウィンドウ51のサイズに基づいてメッセージを動かす移動軌跡を計算する(ステップ183)。
【0083】
一方で、CPU11は、Mウィンドウ52に表示するメッセージ(例えば表示文字列群)を取得する(ステップ184)。表示するメッセージは、後述するように、RSSサーバから取得したRSS配信情報(最新のニュース等)であってもよいし、RSSサーバから取得したRSS情報に広告情報を指定の割合で織り交ぜたものであってもよく、広告情報のみでもよい。
【0084】
次に、CPU11はBウィンドウ51の情報に基づいてメッセージの表示位置を計算し(ステップ185)、その計算結果に基づいてメッセージを移動させる(ステップ186)。ステップ185とステップ186の処理は、ある単位のメッセージが終点に移動するまでループさせる。ある単位のメッセージが終点に移動したら次のメッセージを表示させる(ステップ184から186のルーチン)。
【0085】
次に、第4の態様において、空き領域47のサイズ変更(ウィンドウサイズやタブサイズの変更にともなう)時の動作を述べる。
【0086】
CPU11は、タブ型ブラウザ45の空き領域47のサイズ変更の通知を受け取ると(ステップ191)、空き領域47のサイズを再計算する(ステップ192)。そして、Bウィンドウ51のサイズを、再計算した空き領域47のサイズに合わせ(ステップ193)、メッセージの移動軌跡の再計算を行う(ステップ194)。次に、背景を背景色で塗りつぶし、メッセージを再度Bウィンドウ51に直接表示する(ステップ195)。以降のメッセージのティッカー表示は図17で示した手順と同様な手順で行う。
【0087】
以上、本発明の実施形態をいくつかの態様に基づいてきたが、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能である。
【0088】
本発明によれば、上記実施形態で述べたメッセージのティッカー表示を行う処理を備えたコンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラム、およびメッセージ表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】本発明の一実施形態の情報処理装置の構成と、該情報処理装置とネットワークを介してウェブサーバとを接続するシステム構成を示すブロック図である。
【図2】タブ型ブラウザを模式的に示す図である。
【図3】第1の態様について画面イメージを示す図である。
【図4】第1の態様のティッカー表示のための動作フローチャートである。
【図5】第1の態様において空き領域のサイズが変更したときの動作フローチャートである。
【図6】メッセージとして、RSS情報と広告情報を指定の割合で織り交ぜて表示する場合のメッセージの一取得法のイメージを示す図である。
【図7】図6のメッセージの取得の動作フローチャートである。
【図8】メッセージとして、RSS情報と広告情報を指定の割合で織り交ぜて表示する場合のメッセージの別の取得法のイメージを示す図である。
【図9】図8のメッセージの取得の動作フローチャートである。
【図10】第2の態様について画面イメージを示す図である。
【図11】第2の態様のティッカー表示のための動作フローチャートである。
【図12】第2の態様において空き領域のサイズが変更したときの動作フローチャートである。
【図13】第3の態様について画面イメージを示す図である。
【図14】第3の態様のティッカー表示のための動作フローチャートである。
【図15】第3の態様において空き領域のサイズが変更したときの動作フローチャートである。
【図16】第4の態様について画面イメージを示す図である。
【図17】第4の態様のティッカー表示のための動作フローチャートである。
【図18】第4の態様において空き領域のサイズが変更したときの動作フローチャートである。
【符号の説明】
【0090】
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 記憶部
15 通信部
16 入力操作制御部
17 表示部
18 出力部
41、42、43 タブ
45 タブ型ブラウザ
46 タブ表示領域
47 空き領域
48 ティッカー表示部
51 ベースウィンドウ(Bウィンドウ)
52 メッセージウィンドウ(Mウィンドウ)
53 設定・カテゴリ表示用タブ
61 RSSサーバ
62 広告サーバ
63 広告収集配信サービスサーバ(サービスサーバ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを実装する情報処理装置であって、
上記タブ型ブラウザを含む各種情報を表示する表示手段と、
上記表示手段に対する表示を制御する制御手段を備え、
上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域にティッカー表示部を配置し、上記制御手段は上記ティッカー表示部においてメッセージのティッカー表示を行うように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを実装する情報処理装置であって、
上記タブ型ブラウザを含む各種情報を表示する表示手段と、
上記表示手段に対する表示を制御する制御手段を備え、
上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域に透明なベースウィンドウを配置し、上記ベースウィンドウに、メッセージを表示する幅の小さいメッセージウィンドウを貼り付け、上記制御手段は上記メッセージウィンドウを時間とともに移動させてティッカー表示を行うように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを実装する情報処理装置であって、
上記タブ型ブラウザを含む各種情報を表示する表示手段と、
上記表示手段に対する表示を制御する制御手段を備え、
上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域にメッセージを表示する幅の小さいメッセージウィンドウを配置し、上記制御手段は上記メッセージウィンドウを時間とともに移動させてティッカー表示を行うように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを実装する情報処理装置であって、
上記タブ型ブラウザを含む各種情報を表示する表示手段と、
上記表示手段に対する表示を制御する制御手段を備え、
上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域に直接メッセージを表示させ、上記制御手段は上記メッセージの位置を時間とともに移動させてティカー表示を行うように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを実装する情報処理装置であって、
上記タブ型ブラウザを含む各種情報を表示する表示手段と、
上記表示手段に対する表示を制御する制御手段を備え、
上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域に透明なベースウィンドウを配置し、上記制御手段はメッセージを上記ベースウィンドウに直接表示させ、上記メッセージを時間とともに移動させてティッカー表示を行うように上記表示手段を制御することを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
上記制御手段は、上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズの変更の通知を受けて、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、上記ベースウィンドウのサイズを計算した空き領域に合わせるとともに、上記メッセージウィンドウの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージウィンドウを移動させるように上記表示手段を制御することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
【請求項7】
上記制御手段は、上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズの変更の通知を受けて、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージウィンドウの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージウィンドウを移動させるように上記表示手段を制御することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
【請求項8】
上記制御手段は、上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズの変更の通知を受けて、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージを移動させるように上記表示手段を制御することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
【請求項9】
上記制御手段は、上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズの変更の通知を受けて、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域を計算し、上記ベースウィンドウのサイズを計算した空き領域に合わせるとともに、上記メッセージの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージを移動させるように上記表示手段を制御することを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
【請求項10】
表示するメッセージが、RSSサーバから取得したRSS配信情報であることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項11】
表示するメッセージが、RSSサーバから取得したRSS情報と、広告情報であり、上記RSS情報に上記広告情報を指定の割合で織り交ぜて順次表示が行われることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の情報処理装置。
【請求項12】
上記広告情報は、上記タブ型ブラウザ自身が広告サーバから取得したものであることを特徴とする請求項11記載の情報処理装置。
【請求項13】
上記広告情報は、広告サーバから上記広告情報を取得して配信する広告収集配信サービスサーバを介して取得したものであることを特徴とする請求項11記載の情報処理装置。
【請求項14】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザにおいて、タブ表示領域の空き領域にメッセージをティッカー表示させることを特徴とするメッセージ表示方法。
【請求項15】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザにおいて、タブ表示領域の空き領域に透明なベースウィンドウを配置し、上記ベースウィンドウに、メッセージを表示する幅の小さいメッセージウィンドウを貼り付け、上記メッセージウィンドウを時間とともに移動させて上記メッセージをティッカー表示させることを特徴とするメッセージ表示方法。
【請求項16】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザにおいて、タブ表示領域の空き領域にメッセージを表示する幅の小さいメッセージウィンドウを配置し、上記メッセージウィンドウを時間とともに移動させて上記メッセージをティッカー表示させることを特徴とするメッセージ表示方法。
【請求項17】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザにおいて、タブ表示領域の空き領域に直接メッセージを表示させ、上記メッセージの位置を時間とともに移動させて上記メッセージをティカー表示させることを特徴とするメッセージ表示方法。
【請求項18】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザにおいて、タブ表示領域の空き領域に透明なベースウィンドウを配置し、メッセージを上記ベースウィンドウに直接表示させ、上記メッセージを時間とともに移動させて上記メッセージをティッカー表示させることを特徴とするメッセージ表示方法。
【請求項19】
上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズが変更されたとき、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、上記ベースウィンドウのサイズを計算した空き領域に合わせるとともに、上記メッセージウィンドウの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージウィンドウを移動させることを特徴とする請求項15記載のメッセージ表示方法。
【請求項20】
上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズが変更されたとき、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージウィンドウの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージウィンドウを移動させることを特徴とする請求項16記載のメッセージ表示方法。
【請求項21】
上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズが変更されたとき、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージを移動させることを特徴とする請求項17記載のメッセージ表示方法。
【請求項22】
上記タブ型ブラウザのウィンドウサイズ又はタブサイズが変更されたとき、上記タブ型ブラウザのタブ表示領域の空き領域のサイズを計算し、上記ベースウィンドウのサイズを計算した空き領域に合わせるとともに、上記メッセージの移動軌跡を計算し、その計算結果に基づいて上記メッセージを移動させることを特徴とする請求項18記載のメッセージ表示方法。
【請求項23】
RSSサーバから取得したRSS配信情報をメッセージとして表示することを特徴とする請求項14から22のいずれかに記載のメッセージ表示方法。
【請求項24】
RSSサーバから取得したRSS情報と、広告情報をメッセージとし、上記RSS情報に上記広告情報を指定の割合で織り交ぜて順次表示することを特徴とする請求項14から22のいずれかに記載のメッセージ表示方法。
【請求項25】
上記タブ型ブラウザ自身が広告サーバから上記広告情報として取得することを特徴とする請求項24記載のメッセージ表示方法。
【請求項26】
広告サーバから上記広告情報を取得して配信する広告収集配信サービスサーバを介して上記広告情報を取得することを特徴とする請求項24記載のメッセージ表示方法。
【請求項27】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを用い、タブ表示領域の空き領域にメッセージをティッカー表示させる処理を備えることを特徴とするコンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラム。
【請求項28】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを用い、タブ表示領域の空き領域に透明なベースウィンドウを配置し、上記ベースウィンドウに、メッセージを表示する幅の小さいメッセージウィンドウを貼り付け、上記メッセージウィンドウを時間とともに移動させて上記メッセージをティッカー表示させる処理を備えることを特徴とするコンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラム。
【請求項29】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを用い、タブ表示領域の空き領域にメッセージを表示する幅の小さいメッセージウィンドウを配置し、上記メッセージウィンドウを時間とともに移動させて上記メッセージをティッカー表示させる処理を備えることを特徴とするコンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラム。
【請求項30】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを用い、タブ表示領域の空き領域に直接メッセージを表示させ、上記メッセージの位置を時間とともに移動させて上記メッセージをティカー表示させる処理を備えることを特徴とするコンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラム。
【請求項31】
タブによって識別可能なウィンドウを重複した状態でウェブページを表示し、選択されたタブによって識別されるウィンドウを最前面に表示するタブ型ブラウザを用い、タブ表示領域の空き領域に透明なベースウィンドウを配置し、メッセージを上記ベースウィンドウに直接表示させ、上記メッセージを時間とともに移動させて上記メッセージをティッカー表示させる処理を備えることを特徴とするコンピュータ実行可能なメッセージ表示プログラム。
【請求項32】
請求項27から31のいずれかに記載のメッセージ表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図11】
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【図12】
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【図14】
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【図15】
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【図17】
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【図18】
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【図2】
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【図3】
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【図9】
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【図10】
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【図13】
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【図16】
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【公開番号】特開2006−338487(P2006−338487A)
【公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−164047(P2005−164047)
【出願日】平成17年6月3日(2005.6.3)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第3項適用申請有り 平成17年5月18日から5月20日 社団法人日本経営協会開催の「ビジネスショウ TOKYO 2005」に出品
【出願人】(505208798)Lunascape株式会社 (4)
【Fターム(参考)】