説明

情報処理装置、制御方法及び制御プログラム

【課題】映像情報を視聴するユーザの視聴状況を簡易に知るための技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、サーバから映像データを受信する受信部と、受信した映像データを再生して、表示部に映像を表示する再生部と、再生部が再生した映像データの映像名称及び再生部が再生した映像データの再生時間を示す再生時間情報をサーバに送信する送信部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、映像データや音声データを再生する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、パーソナルコンピュータ等の情報機器は、DVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に記録された映像データや音声データを再生する機能とともに、インターネットに接続可能な機能を備えるものが一般的となった。そして、未公開映画のコマーシャル映像等の映像情報を記録した記録媒体の生産も一般的となった。
【0003】
映像データや音声データを再生する機能を備える情報機器により、記録媒体に記録された映像情報を再生することで、ユーザは、映像情報を視聴することが可能である。
【特許文献1】特表2005−530294号公報
【特許文献2】特開2006−33873号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、映像情報の提供元は、映像情報を記録した記録媒体をユーザに提供していたが、映像情報を視聴したユーザの反響を知るためには、アンケート調査等による市場調査が必要であった。本開示は、映像情報を視聴するユーザの視聴状況を簡易に知るための技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、以下の手段を採用する。すなわち、本開示の情報処理装置は、サーバから映像データを受信する受信部と、受信した映像データを再生して、表示部に映像を表示する再生部と、再生部が再生した映像データの映像名称及び再生部が再生した映像データの再生時間を示す再生時間情報をサーバに送信する送信部と、を備える。
【0006】
本開示の情報処理装置は、再生部によって再生された映像データについての映像名称及び再生部によって再生された映像データの再生時間を示す再生時間情報が、サーバに送信される。そのため、映像データを提供する提供元は、再生部によって再生された映像データについての映像名称及び再生部によって再生された映像データの再生時間を示す再生時間情報を取得することが可能となる。その結果、映像データを提供する提供元は、表示部に表示される映像を視聴するユーザの視聴状況を知ることができる。
【0007】
また、本開示は、コンピュータその他の装置、機械等が上記いずれかの処理を実行する方法を採用してもよい。本開示は、コンピュータその他の装置、機械等に、上記のいずれかの機能を実現させるプログラムを採用してもよい。本開示は、そのようなプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録したものを採用してもよい。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、映像情報を視聴するユーザの視聴状況を簡易に知ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、図面に基づいて、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という)に係るシステムについて説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成には限定されない。
【0010】
図1は、本実施形態のシステム構成を示すブロック図である。本システムは、端末装置1、配信サーバ2A、2B及び2Cを有している。図1は例示であって、端末装置1、配信サーバ2A、2B及び2Cの台数はこれらに限定されるものではない。
【0011】
端末装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ、Personal Digital Assistant(PDA)、携帯電話、Consumer Electronics(CE)機器など、ネットワーク3に接続可能な情報処理装置である。
【0012】
配信サーバ2A、2B及び2Cは、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーション、メインフレーム等のネットワーク3に接続可能な情報管理装置である。配信サーバ2A、2B及び2Cには、端末装置1に対して所定の情報を提供するWebサイトが開設されている。
【0013】
ネットワーク3は、例えば、インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)である。また、電話線、専用線、光通信網、通信衛生などの通信回線によりネットワーク3を構成することもできる。
【0014】
端末装置1と配信サーバ2Aとは、ネットワーク3を介して、相互に情報交換が行われる。端末装置1と配信サーバ2Bとは、ネットワーク3を介して、相互に情報交換が行われる。端末装置1と配信サーバ2Cとは、ネットワーク3を介して、相互に情報交換が行われる。
【0015】
端末装置1は、ネットワーク3を介して、配信サーバ2A、2B及び2Cに対して接続を行うとともに、配信サーバ2A、2B及び2Cが開設するWebサイトにアクセスを行うことが可能である。
【0016】
図2は、端末装置1をパーソナルコンピュータとして実現した場合の端末装置1のハードウェア構成を示した図である。
【0017】
端末装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory
)12、RAM(Random Access Memory)13、ハードディスク駆動装置14、記録媒体駆動装置15、入力装置16、表示装置17及びインターフェース装置18を有している。これらは、相互にバスを介して接続されている。
【0018】
CPU11は、ROM12に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。CPU11は、インターフェース装置18を介して配信サーバ2A、2B及び2Cと通信回線を確立する。インターフェース装置18は、例えば、モデム、ターミナルアダプタ等の通信装置を備えており、配信サーバ2A、2B及び2Cとの通信の制御を行う。
【0019】
ROM12は、CPU11が各種の処理を実行するためのプログラムやパラメータ等が格納されている。ROM12は、例えば、配信サーバ2A、2B及び2Cとの通信を確立・維持するための通信プログラムが格納されている。
【0020】
RAM13は、CPU11の動作上必要なデータや、CPU11が実行するアプリケーションのプログラムなどを一時的に記憶する。
【0021】
ハードディスク駆動装置14は、ハードディスク(図示せず)に対する書き込みや読み出しを行う。ハードディスクには、RAM13にロードされるプログラムが記憶される。また、ハードディスクには、CPU11で処理されるデータが記憶される。
【0022】
記録媒体駆動装置15は、記録媒体を駆動するための装置である。記録媒体は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD、HD−DVD、ブルーレイディスク、フラッシュメモリ等である。また、記録媒体駆動装置15は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを有するカード媒体の入出力装置であってもよい。
【0023】
入力装置16は、所定のコマンドや必要なデータを入力するときなどに操作される。入力装置16は、例えば、キーボード、マウス、ポインティングデバイス、ワイヤレスリモコン等である。
【0024】
表示装置17は、CPU11で処理されるデータやRAM13に記憶されるデータを表示する。記録媒体から読み出された映像データが、CPU11やRAM13等で処理され、表示装置17に表示される。また、配信サーバ2A、2B及び2Cから受信した映像データが、CPU11やRAM13等で処理され、表示装置17に表示される。表示装置17は、例えば、液晶表示装置、プラズマディスプレイパネル、CRT(Cathode Ray Tube)、エレクトロルミネッセンスパネル等である。
【0025】
端末装置1は、配信サーバ2A、2B及び2Cから映像データを取得する。映像データは、音声データを含む。また、映像は、動画像及び静止画像を含む。端末装置1は、ネットワーク3を介して、配信サーバ2A、2B及び2Cから映像データを取得してもよい。
【0026】
また、映像データが記録された記録媒体を端末装置1が備える記録媒体駆動装置15に装着することにより、端末装置1は記録媒体から映像データを取得してもよい。配信サーバ2A、2B及び2Cが記録媒体に映像データを直接記録してもよいし、配信サーバ2A、2B及び2Cが提供する映像データを他の方法によって記録してもよい。映像データが記録された記録媒体は、販売や配布等の譲渡によって、配信サーバ2A、2B及び2Cから端末装置1に移動してもよい。
【0027】
記録媒体に記録された映像データが、端末装置1によって再生されることにより、端末装置1のユーザは映像を視聴することが可能となる。また、配信サーバ2A、2B及び2Cから配信される映像データが、端末装置1によって再生されることにより、端末装置1のユーザは映像を視聴することが可能となる。
【0028】
図3は、端末装置1の機能ブロック図である。端末装置1は、接続部21、送信部22、受信部23、表示制御部24、再生部25、識別情報取得部26及び記録部27を備える。これらの各機能部は、CPU11、ROM12及びRAM13等を含むコンピュータ、各装置及びコンピュータ上で実行されるプログラム等によって実現することができる。
【0029】
ROM12に格納されたブラウザがCPU11及びRAM13等で実行されることにより、接続部21としての機能が実現されてもよい。ROM12に格納された通信プログラムがCPU11及びRAM13等で実行されることにより、送信部22及び受信部23としての機能が実現されてもよい。ROM12に格納された映像再生アプリケーションがCPU11及びRAM13等で実行されることにより、表示制御部24、再生部25及び識別情報取得部26としての機能が実現されてもよい。
【0030】
また、接続部21、送信部22、受信部23、表示制御部24、再生部25及び識別情報取得部26を、専用プロセッサとして実現してもよい。
【0031】
接続部21は、端末装置1をネットワーク3に接続する。送信部22は、ネットワーク3を介して、各種情報及び各種データを配信サーバ2A、2B及び2Cに送信する。受信
部23は、ネットワーク3を介して、各種情報及び各種データを配信サーバ2A、2B及び2Cから受信する。
【0032】
表示制御部24は、表示装置17に警告画面、提供元選択画面、通常映像選択画面、特典映像選択画面及び特定製品確認画面を表示する。再生部25は、通常映像データを再生することにより、表示装置17に通常映像を表示する。また、再生部25は、特典映像データを再生することにより、表示装置17に特典映像を表示する。識別情報取得部26は、端末装置1の識別情報を取得する。記録部27は、各種情報及び各種データが記録される。
【0033】
<処理フロー>
図4から図6を参照して、端末装置1、配信サーバ2A、2B及び2Cの処理について説明する。図4から図6は、端末装置1、配信サーバ2A、2B及び2Cの処理の流れを示すフロー図である。
【0034】
図4から図6に示す処理は、通常映像データ及び映像データに関する情報が記録された記録媒体を、記録媒体駆動装置15に装着することを前提とする。映像データに関する情報とは、例えば、警告画面、提供元選択画面、通常映像選択画面、特典映像選択画面及び特定製品確認画面を表示装置17に表示するための情報である。また、図4から図6に示す処理は、例えば、再生部25が起動された場合に実行される。
【0035】
再生部25は、接続部21に問い合わせを行うことにより、端末装置1がネットワーク3に接続されているか否かを判定する(S401)。
【0036】
端末装置1がネットワーク3に接続されていない場合(S401の処理でNO)、表示制御部24は、表示装置17に警告画面を表示する(S402)。例えば、端末装置1がネットワーク3に接続されていない場合、表示制御部24は、図7に示す警告画面を表示装置17に表示する。
【0037】
図7は、表示装置17に表示される警告画面の一例を示す図である。ユーザは、図7に示す警告画面を確認することにより、端末装置1がネットワーク3に接続されていないことを認識することができる。ユーザは、入力装置16を介して、端末装置1をネットワーク3に接続する操作を行うことが可能である。入力装置16を介して、ユーザから端末装置1のネットワーク接続の操作を受け付けた場合、接続部21は、端末装置1をネットワーク3に接続する。
【0038】
図4の説明に戻る。再生部25は、ユーザから通常映像再生の指示を受け付けたか否かを判定する(S403)。入力装置16を介して、図7に示す警告画面のOKが選択された場合、再生部25は、ユーザから通常映像再生の指示を受け付けたと判定してもよい。入力装置16を介して、図7に示す警告画面のNOが選択された場合、再生部25は、ユーザから通常映像再生の指示を受け付けつけていないと判定してもよい。
【0039】
図4の説明に戻る。再生部25は、ユーザから通常映像再生の指示を受け付けたと判定した場合(S403の処理でYES)、表示制御部24は、表示装置17に提供元選択画面を表示する(S404)。例えば、表示制御部24は、図8に示すメインメニュー画面を表示装置17に表示する。
【0040】
図8は、表示装置17に表示されるメインメニュー画面の一例を示す図である。図8に示すように、メインメニュー画面には、入力装置16により選択可能な「A会社の映画情報」、「B会社の映画情報」及び「C会社の映画情報」の項目が表示される。
【0041】
ここでは、配信サーバ2Aの運営をA会社が行い、配信サーバ2Bの運営をB会社が行い、配信サーバ2Cの運営をC会社が行うものとする。ただし、これは例示であって、A会社、B会社及びC会社は、配信サーバ2A、2B及び2Cの運営を他の会社に委託してもよい。
【0042】
ユーザは、入力装置16を介して、図8に示すメインメニュー画面の「A会社の映画情報」、「B会社の映画情報」及び「C会社の映画情報」の項目のいずれかを選択する。ユーザは、A会社の映画情報の視聴を所望する場合、入力装置16を介して、図8に示すメインメニュー画面の「A会社の映画情報」の項目を選択する。
【0043】
図8に示すメインメニュー画面の「A会社の映画情報」の項目が選択された場合、表示制御部24は、通常映像選択画面を表示装置17に表示する。例えば、表示制御部24は、図9に示すタイトルメニュー画面を表示装置17に表示する。
【0044】
図9は、表示装置17に表示されるタイトルメニュー画面の一例を示す図である。図9に示すように、タイトルメニュー画面には、入力装置16により選択可能な「映画タイトル“1”」、「映画タイトル“2”」、「映画タイトル“3”」及び「映画タイトル“4”」の項目が表示される。タイトルメニュー画面に表示される映画タイトルの項目は、A会社が提供する映画の名称である。ここでは、映画タイトル“1”、映画タイトル“2”、映画タイトル“3”及び映画タイトル“4”の映像データが、通常映像データである。
【0045】
ユーザは、入力装置16を介して、図9に示すタイトルメニュー画面の「映画タイトル“1”」、「映画タイトル“2”」、「映画タイトル“3”」及び「映画タイトル“4”」の項目のいずれかを選択する。ユーザは、図9に示すタイトルメニュー画面の映画タイトル“1”の映像の視聴を所望する場合、入力装置16を介して、図9に示すタイトルメニュー画面の「映画タイトル“1”」の項目を選択する。
【0046】
図9に示す「映画タイトル“1”」の項目が選択された場合、再生部25は、映画タイトル“1”の映像データの再生を行う。再生部25による映画タイトル“1”の映像データの再生により、表示装置17には映画タイトル“1”に関しての映像が表示される。ユーザによる通常映像の視聴が終了すると、図4から図6に示す処理は終了する。
【0047】
一方、再生部25により、ユーザから通常映像再生の指示を受け付けていないと判定された場合(S403の処理でNO)、端末装置1の制御はS401の処理に進む。
【0048】
端末装置1がネットワーク3に接続されている場合(S401の処理でYES)、表示制御部24は、表示装置17に提供元選択画面を表示する(S405)。例えば、表示制御部24は、図8に示すメインメニュー画面を表示装置17に表示する。
【0049】
ユーザは、入力装置16を介して、図8に示すメインメニュー画面の「A会社の映画情報」、「B会社の映画情報」及び「C会社の映画情報」の項目のいずれかを選択する。ユーザは、A会社の映画情報の視聴を所望する場合、図8に示すメインメニュー画面の「A会社の映画情報」の項目を選択する。
【0050】
図4の説明に戻る。表示制御部24は、表示装置17に、選択された提供元に関する特典映像選択画面を表示する(S406)。例えば、図8に示すメインメニュー画面の「A会社の映画情報」の項目が選択された場合、表示制御部24は、図10に示すタイトルメニュー画面を表示装置17に表示する。
【0051】
図10は、表示装置17に表示されるタイトルメニュー画面の一例を示す図である。図10に示すように、タイトルメニュー画面には、入力装置16により選択可能な「映画タイトル“1”」、「映画タイトル“2”」、「映画タイトル“3”」、「映画タイトル“4”」、「特典映像“A”」及び「特典映像“B”」の項目が表示される。図10に示すタイトルメニュー画面に表示される映画タイトルの項目は、A会社が提供する映画の名称である。図10に示すタイトルメニュー画面に表示される特典映像の項目は、A会社が提供する特典映像の名称(タイトル)である。
【0052】
図4の説明に戻る。再生部25は、特典映像選択画面の特典映像の項目が選択されているか否かを判定する(S407)。例えば、図10に示すタイトルメニュー画面の「特典映像“A”」又は「特典映像“B”」の項目が選択された場合、再生部25は、特典映像選択画面の特典映像の項目が選択されていると判定してもよい。また、例えば、図10に示すタイトルメニュー画面の「映画タイトル“1”」、「映画タイトル“2”」、「映画タイトル“3”」、「映画タイトル“4”」の項目のいずれかが選択された場合、再生部25は、特典映像選択画面の特典映像の項目が選択されていないと判定してもよい。
【0053】
図4の説明に戻る。特典映像選択画面の特典映像の項目が選択されていない場合(S407の処理でNO)、再生部25は、通常映像データの再生を行う(S408)。
【0054】
例えば、図10に示すタイトルメニュー画面の「映画タイトル“1”」の項目が選択された場合、再生部25は、映画タイトル“1”の映像データの再生を行う。再生部25による映画タイトル“1”の映像データの再生により、表示装置17には映画タイトル“1”に関しての映像が表示される。再生部25による通常映像データの再生が終了した場合、端末装置1の制御はS405の処理に進む(図4の(A)参照)。
【0055】
一方、特典映像選択画面の特典映像の項目が選択されている場合(S407の処理でYES)、表示制御部24は、表示装置17に特定製品確認画面を表示する(S409、図4及び図5の(B)参照)。特定製品確認画面には、端末装置1の識別情報を配信サーバ2Aに送信することの同意に関する確認事項が表示されている。
【0056】
例えば、図10に示すタイトルメニュー画面の「タイトルメニュー画面の「特典映像“A”」の項目が選択された場合、表示制御部24は、表示装置17に図11に示す特定製品確認画面を表示する。
【0057】
図11は、表示装置17に表示される特定製品確認画面の一例を示す図である。ユーザは、図11に示す特定製品確認画面を視認することにより、端末装置1が特定製品であれば、特典映像の視聴が可能であることを認識する。
【0058】
ユーザは、端末装置1の識別情報を配信サーバ2Aに送信することに同意する場合、入力装置16を介して、図11に示す特定製品確認画面の同意を選択する。ユーザは、端末装置1の識別情報を配信サーバ2Aに送信することに同意しない場合、入力装置16を介して、図11に示す特定製品確認画面の不同意を選択する。
【0059】
図5の説明に戻る。入力装置16を介して、図11に示す特定製品確認画面の同意が選択された場合、識別情報取得部26は、端末装置1の識別情報を取得する(S410)。なお、入力装置16を介して、図11に示す特定製品確認画面の不同意が選択された場合、端末装置1の制御は図4のS405に進む。
【0060】
ここで、識別情報取得部26による端末装置1の識別情報の取得処理を説明する。まず、識別情報取得部26は、ROM12に格納されているBIOS(Basic Input Output S
ystem)の情報を取り出す。識別情報取得部26は、ROM12から取り出したBIOS
の情報から端末装置1の識別情報を抽出する。例えば、端末装置1の識別情報は、端末装置1の製造会社の名前、シリアル番号及び装置番号等である。端末装置1の識別情報は、端末装置1の製造会社によって登録された情報である。また、端末装置1の識別情報の書き換えは、端末装置1の製造会社のみが行うことが可能である。
【0061】
図5の説明に戻る。送信部22は、ネットワーク3を介して、端末装置1の識別情報を配信サーバ2Aに送信する(S411)。
【0062】
配信サーバ2Aは、ネットワーク3を介して、端末装置1の識別情報を端末装置1から受信する。配信サーバ2Aは、端末装置1の識別情報が配信サーバ2の登録部に登録されているかを判定する(S412)。配信サーバ2Aの登録部は、例えば、配信サーバ2Aが備えるRAM及びROM等である。
【0063】
端末装置1の識別情報が配信サーバ2Aの登録部に登録されていない場合(S412の処理でNO)、配信サーバ2Aは、ネットワーク3を介して、再生不許可情報を含む結果情報を端末装置1に送信する(S413)。再生不許可情報は、特典映像データの再生を許可しないことを示す情報である。
【0064】
ネットワーク3を介して、受信部23は再生不許可情報を含む結果情報を配信サーバ2Aから受信する。受信部23が再生不許可情報を含む結果情報を受信した場合、表示制御部24は、表示装置17に警告画面を表示する(S414)。受信部23が再生不許可情報を含む結果情報を受信した場合、再生部25は、特典映像の再生を行わない。
【0065】
例えば、受信部23が再生不許可情報を含む結果情報を受信した場合、表示制御部24は、図12に示す警告画面を表示装置17に表示する。図12は、表示装置17に表示される警告画面の一例を示す図である。
【0066】
ユーザは、図12に示す警告画面を確認することにより、特典映像の視聴ができないことを認識することができる。特定の機器に対して特典映像の視聴を許可することにより、不特定の機器からの配信サーバ2Aへのアクセスを抑制することが可能となる。
【0067】
図5の説明に戻る。表示制御部24は、表示装置17に通常映像選択画面を表示する(S415)。例えば、表示制御部24は、図9に示すタイトルメニュー画面を表示装置17に表示する。
【0068】
ユーザは、入力装置16を介して、図9に示すタイトルメニュー画面の「映画タイトル“1”」、「映画タイトル“2”」、「映画タイトル“3”」及び「映画タイトル“4”」の項目のいずれかを選択する。ユーザは、映画タイトル“1”の映像の視聴を所望する場合、図9に示すタイトルメニュー画面の「映画タイトル“1”」の項目を選択する。図9に示すタイトルメニュー画面の「映画タイトル“1”」の項目が選択された場合、再生部25は、映画タイトル“1”の映像データの再生を行う。再生部25による映画タイトル“1”の映像の再生により、表示装置17には映画タイトル“1”に関しての映像が表示される。
【0069】
再生部25による通常映像データの再生が終了した場合、端末装置1の制御はS405の処理に進む(図4及び図5の(A)参照)。
【0070】
一方、端末装置1の識別情報が配信サーバ2Aの登録部に登録されている場合(S412の処理でYES)、配信サーバ2Aは、ネットワーク3を介して、再生許可情報を含む
結果情報を端末装置1に送る(S416、図5及び図6の(C)参照)。再生許可情報は、特典映像データの再生を許可することを示す情報である。
【0071】
ネットワーク3を介して、受信部23は再生許可情報を含む結果情報を配信サーバ2Aから受信する。受信部23が再生許可情報を含む結果情報を受信した場合、再生部25は、特典映像データの再生を行う(S417)。具体的には、ネットワーク3を介して、配信サーバ2Aから特典映像データを受信部23が受信することにより、再生部25は、特典映像データの再生を行う。再生部25は、特典映像データのストリーム再生を行ってもよい。
【0072】
図10に示すタイトルメニュー画面の「特典映像“A”」の項目が選択されている場合、再生部25は、特典映像“A”の特典映像データの再生を行う。再生部25による特典映像“A”の特典映像データの再生により、表示装置17には特典映像“A”に関しての映像が表示される。
【0073】
図6の説明に戻る。再生部25は、特典映像データの再生が終了したか否かを判定する(S418)。特典映像データの再生が終了していない場合(S418の処理でNO)、再生部25は、S418の処理を繰り返す。
【0074】
一方、特典映像データの再生が終了している場合(S418の処理でYES)、再生部25は、再生が行われた特典映像データについての映像名称(タイトル)の情報を記録部27に記録する。また、再生部25は、再生が行われた特典映像データの再生時間及び再生範囲の各情報を記録部27に記録する(S419)。
【0075】
再生時間は、特典映像データの再生を開始した時点から特典データの再生を終了した時点までの経過時間である。例えば、特典映像データの最初から再生を開始し、特典映像データの途中で再生を終了した場合、特典映像データの再生時間は特典映像データの総時間よりも短くなる。再生範囲とは、特典映像データの再生を開始した時点における特典映像データの位置から、特典映像データの再生を終了した時点における特典映像データの位置までをいう。すなわち、再生範囲は、端末装置1のユーザが視聴した特典映像の視聴部分に対応する特典映像データの再生部分である。
【0076】
送信部22は、ネットワーク3を介して、記録部27に記録された特典映像データについての映像名称、特典映像データの再生時間及び再生範囲の各情報を配信サーバ2Aに送信する(S420)。配信サーバ2Aは、ネットワーク3を介して、端末装置1から特典映像データについての映像名称、特典映像データの再生時間及び再生範囲の各情報を受信する。
【0077】
次に、再生部25は、特典映像データの再生時間が所定時間以上であるか否かを判定する(S421)。特典映像データの再生時間が所定時間以上である場合(S421の処理でYES)、再生部25は、付加映像データの再生を行う(S422)。具体的には、ネットワーク3を介して、配信サーバ2Aから付加映像データを受信部23が受信することにより、再生部25は、付加映像データの再生を行う。再生部25は、付加映像データのストリーム再生を行ってもよい。再生部25による付加映像データの再生により、表示装置17には付加映像が表示される。付加映像は、更なる特典映像であってもよい。
【0078】
配信サーバ2Aは、特典映像データの再生時間に応じた付加映像データを端末装置1に送信するようにしてもよい。例えば、配信サーバ2Aは、特典映像データの再生時間が短い場合と長い場合とで異なる内容の付加映像データを、端末装置1に送信するようにしてもよい。
【0079】
図6のS422の処理において、付加映像データの再生が終了した場合、端末装置1の制御は、S405の処理に進む(図4及び図6の(A)参照)。また、特典映像データの再生時間が所定時間未満である場合(S421の処理でNO)、端末装置1の制御は、S405の処理に進む(図4及び図6の(A)参照)。
【0080】
図4から図12では、端末装置1と配信サーバ2Aとの間の処理について説明した。端末装置1と配信サーバ2B及び2Cとの間の処理も、端末装置1と配信サーバ2Aとの間の処理と同様に行うことが可能である。
【0081】
配信サーバ2A、2B及び2Cは、再生が行われた特典映像データについての映像名称の情報を端末装置1から受信する。そのため、特典映像の提供元は、端末装置1のユーザがどのような種類の特典映像に興味を持ったかを把握することが可能となる。
【0082】
また、配信サーバ2A、2B及び2Cは、再生が行われた特典映像データについての映像名称の情報を複数の情報機器から受信することが可能である。これにより、特典映像の提供元は、特典映像の視聴者がどのような種類の特典映像に興味を持ったかを統計的に把握することが可能となる。
【0083】
配信サーバ2A、2B及び2Cは、再生が行われた特典映像データについての映像名称及び特典映像データの再生時間の各情報を、端末装置1から受信する。そのため、特典映像の提供元は、端末装置1のユーザが特典映像にどのくらい興味を持ち続けているかを把握することができる。
【0084】
また、配信サーバ2A、2B及び2Cは、再生が行われた特典映像データについての映像名称及び特典映像データの再生時間の各情報を、複数の情報機器から受信することが可能である。これにより、特典映像の提供元は、特典映像の視聴者が特典映像にどのくらい興味を持ち続けているかを統計的に把握することができる。
【0085】
配信サーバ2A、2B及び2Cは、再生が行われた特典映像データについての映像名称及び特典映像データの再生範囲の各情報を、端末装置1から受信する。そのため、特典映像の提供元は、端末装置1のユーザが特典映像のどのシーンに興味を持ったかを把握することができる。
【0086】
また、配信サーバ2A、2B及び2Cは、再生が行われた特典映像データについての映像名称及び特典映像データの再生範囲の各情報を、複数の情報機器から受信することが可能である。これにより、特典映像の提供元は、特典映像の視聴者が特典映像のどのシーンに興味を持ったかを統計的に把握することができる。
【0087】
配信サーバ2A、2B及び2Cは、再生が行われた特典映像データについての映像名称、特典データの再生時間及び再生範囲の各情報を、端末装置1から受信する。そのため、特典映像の提供元は、端末装置1のユーザが興味を持った映像シーンのインパクトを把握することが可能となる。すなわち、特典映像の提供元は、端末装置1のユーザが特典映像のどのシーンにどのくらい興味を持ち続けているかを把握することができる。
【0088】
また、配信サーバ2A、2B及び2Cは、再生が行われた特典映像データについて映像名称、特典データの再生時間及び再生範囲の各情報を、複数の情報機器から受信することが可能である。これにより、特典映像の提供元は、特典映像の視聴者が興味を持った映像シーンのインパクトを統計的に把握することが可能となる。すなわち、特典映像の提供元は、視聴者が特典映像のどのシーンにどのくらい興味を持ち続けているかを統計的に把握
することができる。
【0089】
このように、特典映像の提供元は、アンケート調査等による視聴状況の把握よりも信頼性の高いデータを、簡易なシステムを用いて取得することが可能である。また、端末装置1のユーザは特典映像を視聴することが可能であり、特典映像の提供元及び特典映像の視聴者の双方ともに有益な情報を得ることができる。
【0090】
本実施形態では、特典映像を再生する場合の例を説明したが、これに限らず、音楽や音声等を再生する場合にも本実施形態を適用することが可能である。
【0091】
本実施形態では、端末装置1の識別情報が配信サーバ2Aの登録部に登録されている場合、特典映像データの再生が行われる例を説明した。しかし、これに限定されず、端末装置1の識別情報が配信サーバ2Aの登録部に登録されているか否かにかかわらず、特典映像データの再生が行われるようにしてもよい。
【0092】
本実施形態では、配信サーバ2Aから特典映像データを受信部23が受信し、特典映像データを再生部23が再生する例を示した。これに限らず、記録媒体に特典映像データを記録しておき、記録媒体に記録された特典映像データを再生部23が再生してもよい。
【0093】
例えば、図4から図6で説明した処理において、記録媒体駆動装置15に装着する記録媒体を、通常映像データ、映像データに関する情報及び特典映像データが記録された記録媒体としてもよい。そして、図6のS417の処理において、再生部23は、記録媒体から特典映像データを読み出すことにより、特典映像データの再生を行うようにしてもよい。この場合、受信部23は、配信サーバ2Aから特典映像データの受信を行わないようにすればよい。
【0094】
<変形例>
上述の実施形態では、配信サーバ2A、2B及び2Cは、ネットワーク3を介して、端末装置1の識別情報を端末装置1から受信する。また、上述の実施形態では、配信サーバ2A、2B及び2Cは、ネットワーク3を介して、再生が行われた特典映像データについての映像名称の情報を端末装置1から受信する。本変形例では、以下のように上述の実施形態を変形してもよい。
【0095】
すなわち、配信サーバ2A、2B及び2Cは、端末装置1の識別情報と再生が行われた特典映像データについての映像名称とを関連付けて、配信サーバ2A、2B及び2Cの登録部に登録するようにしてもよい。そして、配信サーバ2A、2B及び2Cの登録部に登録された映像名称の映像データについて、端末装置1で再度の再生が行われることを抑止するようにしてもよい。
【0096】
例えば、図5のS412の処理において、配信サーバ2Aは、端末装置1の識別情報と再生が行われた特典映像データについての映像名称とが関連付けられて、配信サーバ2の登録部に登録されているかを更に判定するようにしてもよい。そして、端末装置1の識別情報と再生が行われた特典映像データについての映像名称とが関連付けられて、配信サーバ2の登録部に登録されている場合、配信サーバ2は、ネットワーク3を介して、再生不許可情報を含む結果情報を送信端末1に送るようにしてもよい。
【0097】
更に、ネットワーク3を介して、受信部23が再生不許可情報を含む結果情報を配信サーバ2から受信し、表示制御部24が表示装置17に警告画面を表示するようにしてもよい。この場合の警告画面には、特典映像の再度の視聴が不可であることを示すメッセージを表示するようにしておけばよい。ネットワーク3を介して、受信部23が再生不許可情
報を含む結果情報を配信サーバ2から受信した場合、再生部25は、特典映像データの再度の再生を行わないようにする。
【0098】
本変形例によれば、端末装置1によって、同一の特典映像データの複数回の再生が行われることを抑止することができる。これにより、特典映像の提供元は、より信頼性の高いデータを取得することが可能である。
【0099】
〈コンピュータ読み取り可能な記録媒体〉
コンピュータに上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータに、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータから読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータから取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、DAT、8mmテープ、メモリカード等がある。また、コンピュータに固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
【図面の簡単な説明】
【0100】
【図1】本実施形態のシステム構成を示すブロック図である。
【図2】端末装置1のハードウェア構成を示した図である。
【図3】端末装置1の機能ブロック図である。
【図4】端末装置1、配信サーバ2A、2B及び2Cの処理の流れを示すフロー図である。
【図5】端末装置1、配信サーバ2A、2B及び2Cの処理の流れを示すフロー図である。
【図6】端末装置1、配信サーバ2A、2B及び2Cの処理の流れを示すフロー図である。
【図7】表示装置17に表示される警告画面の一例を示す図である。
【図8】表示装置17に表示されるメインメニュー画面の一例を示す図である。
【図9】表示装置17に表示されるタイトルメニュー画面の一例を示す図である。
【図10】表示装置17に表示されるタイトルメニュー画面の一例を示す図である。
【図11】表示装置17に表示される特定製品確認画面の一例を示す図である。
【図12】表示装置17に表示される警告画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0101】
1 端末装置
2A、2B、2C 配信サーバ
3 ネットワーク
11 CPU(Central Processing Unit)
12 ROM(Read Only Memory)
13 RAM(Random Access Memory)
14 ハードディスク駆動装置
15 記録媒体駆動装置
16 入力装置
17 表示装置
18 インターフェース装置
21 接続部
22 送信部
23 受信部
24 表示制御部
25 再生部
26 識別情報取得部
27 記録部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバから映像データを受信する受信部と、
前記受信した映像データを再生して、表示部に映像を表示する再生部と、
前記再生部が再生した映像データの映像名称及び前記再生部が再生した映像データの再生時間を示す再生時間情報を前記サーバに送信する送信部と、を備える情報処理装置。
【請求項2】
前記送信部は、前記再生部が再生した映像データの再生範囲を示す再生範囲情報を前記サーバに送信する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
自装置の識別情報を取得する識別情報取得部を、更に備え、
前記送信部は、前記識別情報を前記サーバに送信し、
前記受信部は、結果情報を前記サーバから受信し、
前記再生部は、前記受信した結果情報が前記映像データの再生を許可することを示す情報を含む場合、前記受信した映像データを再生する請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
情報処理装置が、
サーバから映像データを受信する受信ステップと、
前記受信した映像データを再生して、表示部に映像を表示する再生ステップと、
前記再生ステップにより再生された映像データの映像名称及び前記再生ステップにより再生された映像データの再生時間を示す再生時間情報を前記サーバに送信する送信ステップと、を実行する制御方法。
【請求項5】
前記送信ステップでは、前記再生ステップにより再生された映像データの再生範囲を示す再生範囲情報を前記サーバに送信する請求項4に記載の制御方法。
【請求項6】
自装置の識別情報を取得する識別情報取得ステップを、更に実行し、
前記送信ステップでは、前記識別情報を前記サーバに送信し、
前記受信ステップでは、結果情報を前記サーバから受信し、
前記再生ステップでは、前記受信した結果情報が前記映像データの再生を許可することを示す情報を含む場合、前記受信した映像データを再生する請求項4又は5に記載の制御方法。
【請求項7】
情報処理装置に、
サーバから映像データを受信する受信ステップと、
前記受信した映像データを再生して、表示部に映像を表示する再生ステップと、
前記再生ステップにより再生された映像データの映像名称及び前記再生ステップにより再生された映像データの再生時間を示す再生時間情報を前記サーバに送信する送信ステップと、を実行させる制御プログラム。
【請求項8】
前記送信ステップでは、前記再生ステップにより再生された映像データの再生範囲を示す再生範囲情報を前記サーバに送信する請求項7に記載の制御プログラム。
【請求項9】
自装置の識別情報を取得する識別情報取得ステップを、更に実行させ、
前記送信ステップでは、前記識別情報を前記サーバに送信し、
前記受信ステップでは、結果情報を前記サーバから受信し、
前記再生ステップでは、前記受信した結果情報が前記映像データの再生を許可することを示す情報を含む場合、前記受信した映像データを再生する請求項7又は8に記載の制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−88044(P2010−88044A)
【公開日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−257628(P2008−257628)
【出願日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】