説明

情報処理装置、及びプログラム

【課題】複数の画像を合成して各フレームの画像が形成される動画像の再生時に、その時々の状況に応じて、当該複数の画像を合成しつつ描画するレンダリングの処理量を適切に制御することを可能とした情報処理装置を提供する。
【解決手段】HD DVD Video規格のAVコンテンツを再生するHD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151のレンダラ1515は、コンポジット部1515aによる複数の画像データの合成処理およびプレゼント部1515bによる合成画像データの出力処理の所要時間を計測し、その値が予め定められた値を越えていないかどうかを監視し、越えていた場合、単位時間当たりの処理対象フレーム数を減少させることによって、動画像データの合成処理に関するフレームレートを段階的に低下させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えばHD DVD(High Definition Digital Versatile Disc)を再生する機能を有するパーソナルコンピュータなどの情報処理装置に適用して好適なフレームレート調整技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、動画像のデジタル圧縮符号化技術の進展に伴い、HD(High Definition)規格の高精細映像を扱うことが可能な再生装置(プレーヤ)が普及し始めている。また、最近では、このHD規格の高精細映像をパーソナルコンピュータで扱えるようにするためのソフトウェア開発も進められている。
【0003】
パーソナルコンピュータは、例えば搭載するCPUの性能等によって、その処理能力が大きく異なってくる。また、パーソナルコンピュータは、種々のソフトウェアを同時に動作させることが可能であるので、同一のパーソナルコンピュータ上においても、各ソフトウェアの動作環境は大きく変動する。
【0004】
このようなことから、その時々の状況に応じて、デジタル圧縮符号化された動画像データのデコードを処理量の少ない簡便なものに切り換える等といった負荷低減のための提案がこれまでも種々なされている(例えば特許文献1等参照)。
【特許文献1】特開2001−245294号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、HD DVD Video規格では、Plane1〜Plane5の5つのPlaneが定義されており、各Planeにカーソル、グラフィクス、サブピクチャ、サブビデオ、メインビデオがそれぞれ割り当てられている。そのため、DVDメディアに格納されるHD DVD Video規格のAVコンテンツを再生する場合には、最大で5つの画像を合成する必要がある。従って、デコードの処理量のみならず、複数の画像を合成しつつ描画するレンダリングの処理量も飛躍的に増加する。
【0006】
しかしながら、例示した特許文献1を含めて、デコードの処理量を制御する仕組みについては種々検討されているものの、当該レンダリングの処理量を制御する仕組みについてはこれまで何ら検討されていないのが実情である。レンダリングの処理量の増加は、たとえデコードの処理量を最大限度まで低減したとしても、いわゆるコマ落ちを発生させてしまうおそれを否定し切れないため、当該レンダリングの処理量を制御する仕組みが強く望まれる。
【0007】
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、複数の画像を合成して各フレームの画像が形成される動画像の再生時に、その時々の状況に応じて、当該複数の画像を合成しつつ描画するレンダリングの処理量を適切に制御することを可能とした情報処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的を達成するために、この発明の情報処理装置は、複数の画像を合成して各フレームの画像が形成される動画像を符号化した前記複数の画像の画像データを含んでなる符号化された動画像データを入力する入力手段と、前記入力手段が入力した動画像データに含まれる前記複数の画像データを各々復号する復号手段と、前記復号手段が各々復号した前記複数の画像データを合成して各フレームの画像の画像データを形成して出力する描画手段と、を具備し、前記描画手段は、前記複数の画像データを合成して当該合成した画像データを出力するまでの所要時間を計測する計測手段と、前記計測手段が計測した所要時間が予め定められた値を越えていた場合、単位時間当たりの合成処理対象フレーム数を減少させて前記動画像データの合成処理に関するフレームレートを低下させるフレームレート調整手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、複数の画像を合成して各フレームの画像が形成される動画像の再生時に、その時々の状況に応じて、当該複数の画像を合成しつつ描画するレンダリングの処理量を適切に制御することを可能とした情報処理装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態を説明する。
【0011】
図1は、本実施形態に係る情報処理装置のシステム構成を示す図である。この情報処理装置は、例えばノートブック型パーソナルコンピュータとして実現されている。
【0012】
図1に示すように、本コンピュータは、CPU101、ノースブリッジ102、主メモリ103、サウスブリッジ104、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)105、ビデオメモリ(VRAM)105A、LCD106、サウンドコントローラ107、スピーカ108、BIOS−ROM109、LANコントローラ110、ハードディスクドライブ(HDD)111、HD DVDドライブ112、カードコントローラ113、無線LANコントローラ114、IEEE 1394コントローラ115、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラ(EC/KBC)116、キーボード(KB)117、タッチパッド118、クリックボタン119等を備えている。
【0013】
CPU101は、本コンピュータ10の動作を制御するプロセッサであり、HDD111から主メモリ103にロードされる各種プログラムを実行する。このCPU101によって実行される各種プログラムの中には、オペレーティングシステム150や、HD DVD Video規格のAVコンテンツを再生するHD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151が存在する。また、CPU101は、BIOS−ROM109に格納されたBIOS(Basic Input Output System)も実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
【0014】
ノースブリッジ102は、CPU101のローカルバスとサウスブリッジ104との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ102には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ102は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してGPU105との通信を実行する機能も有している。GPU105は、本コンピュータのディスプレイモニタとして使用されるLCD106を制御する表示コントローラである。
【0015】
サウスブリッジ104は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスおよびLPC(Low Pin Count)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ104は、HDD111、HD DVDドライブ112を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ104は、サウンドコントローラ107との通信を実行する機能も有している。サウンドコントローラ107は音源デバイスであり、再生対象のオーディオデータをスピーカ108に出力する。
【0016】
カードコントローラ113は、PCカードやSD(Secure Digital)カードのようなカードを制御する。無線LANコントローラ114は、たとえばIEEE 802.11規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。IEEE 1394コントローラ115は、IEEE 1394規格のシリアルバスを介して外部機器との通信を実行する。EC/KBC116は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、KB117、タッチパッド18およびクリックボタン119を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。
【0017】
次に、図2を参照して、HD DVD Video規格のAVコンテンツの画像構成について説明する。
【0018】
HD DVD Video規格では、Plane1〜Plane5の5つのPlaneが定義されており、各レイヤにカーソル、グラフィクス、サブピクチャ、サブビデオ、メインビデオがそれぞれ割り当てられている。そのため、DVDメディアに格納されるHD DVD Video規格のAVコンテンツには、メインビデオデータ、サブビデオデータ、サブピクチャデータ、グラフィクスデータ、ナビゲーションデータが含まれる(そのほか、オーディオデータとしてメインオーディオデータ、サブオーディオデータが含まれる)。
【0019】
ナビゲーションデータには、さらにスクリプト(XML)が含まれている。このスクリプトは、例えばユーザによるポインティングデバイス(タッチパッド118およびクリックボタン119)操作に応じてグラフィクスデータおよびカーソルを表示制御するためのデータであり、カーソルの形状やカーソルを配置可能なカーソル領域などを記述することができる。
【0020】
即ち、HD DVD Video規格のAVコンテンツは、各フレーム毎に、Plane1〜Plane5の5つの画像a1〜画像a5を合成することによって、目的の画像a6が形成されることになる。HD DVD Video規格のAVコンテンツは、60fps(フレーム/秒)のフレームレートで描画(レンダリング)されるのが一般的であるため、LCD106のリフレッシュレートを60Hzとすると、16ms〜17msの時間で合成および描画を行わなければならない。
【0021】
そこで、本コンピュータは、このHD DVD Video規格のAVコンテンツを再生するHD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151が、いわゆるコマ落ちを発生させることがないように、その時々の状況に応じて、レンダリングに関わるフレームレートを低下させる機能を備えたものであり、以下、この点について詳述する。
【0022】
図3は、前述した画像構成をもつHD DVD Video規格のAVコンテンツを再生するHD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151の画像処理に関わる機能ブロックを示す図である。
【0023】
HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151は、オペレーティングシステム150の制御下で動作するいわゆるアプリケーションプログラムであり、図3に示すように、データ読み取り部1511、暗号化解除処理部1512、デマルチプレクサ(Demux)1513、デコーダ1514およびレンダラ1515を備えている。
【0024】
また、デコーダ1514は、ビデオデコーダ1514a、サブピクチャデコーダ1514b、サブビデオデコーダ1514c、グラフィクスデコーダ1514d、カーソルドローウィングマネージャ1514eおよびオーディオデコーダ1514fを有しており、また、レンダラ1515は、コンポジット部1515aおよびプレゼント部1515bを有している。
【0025】
DVDメディアに格納されたHD DVD Video規格のAVコンテンツ(メインビデオデータ、サブビデオデータ、サブピクチャデータ、メインオーディオデータ、サブオーディオデータ、グラフィクスデータ、ナビゲーションデータ)は、データ読み取り部1511がHD DVDドライブ112によって読み出す。各データはそれぞれ暗号化されており、また、HD DVDストリームとして多重化されている。
【0026】
データ読み取り部1511によって読み出されたHD DVDストリームは、暗号化解除処理部1512に送られて暗号化を解除するための処理が行われる。暗号化が解除されたHD DVDストリームは、Demux1513に送られる。
【0027】
Demux1513は、このHD DVDストリームから各データを分離する。Demux1513によって分離された各データは、デコーダ1514に送られ、メインビデオデータはビデオデコーダ1514a、サブピクチャデータはサブピクチャデコーダ1514b、サブビデオデータはサブビデオデコーダ1514c、グラフィクスデータはグラフィクスデコーダ1514d、メインオーディオデータおよびサブオーディオデータはオーディオデコーダ1514fによってそれぞれデコードされる。また、ナビゲーションデータは、カーソルドローウィングマネージャ1514eに渡され、カーソルドローウィングマネージャ1514eは、当該ナビゲーションデータに含まれるスクリプト(XML)に基づき、カーソルデータを生成する。
【0028】
このデコーダ1514によってデコードされたメインビデオデータ、サブピクチャデータ、サブビデオデータおよびグラフィクスデータと、同じくデコーダ1514によって生成されたカーソルデータとは、VRAM105Aに格納される。これらのデータの格納領域として、主メモリ103を適用することも可能である。そして、これらのデータはレンダラ1515によって読み出され、コンポジット部1515aによって合成された後、プレゼント部1515bによってGPUに向けて出力され、当該GPU105を介してLCD106に表示される。なお、デコーダ1514によってデコードされたメインオーディオデータおよびサブオーディオデータは、サウンドコントローラ107を介してスピーカ108に出力される。
【0029】
レンダラ1515は、コンポジット部1515aによる複数の画像データの合成処理およびプレゼント部1515bによる合成画像データの出力処理の所要時間を計測し、その値が前述の16msを越えていないかどうかを監視する。そして、越えていたら、レンダラ1515は、本来であれば1秒間に60フレーム処理すべきところを、その単位時間当たりの処理対象フレーム数を段階的(1/2,1/3,1/4等)に低下させていく。即ち、例えば、まず、60fpsから30fpsにフレームレートを低下させ、これによっても所要時間が16msを越えているようであれば、30fpsからさらに20fps、15fpsへとフレームレートを低下させていく。このフレームレートの低下は、いわゆる間引きを行うことで実施する。
【0030】
逆に、例えば合成させるべきPlane数が減少したり、(他のソフトウェアが動作を終了させた等により)本コンピュータの動作環境が改善したことにより、所要時間が短縮する傾向が見られた場合には、レンダラ1515は、低下させたフレームレートを復帰させるべく段階的に上昇させていく。
【0031】
このように、本コンピュータ上で動作する(HD DVD Video規格のAVコンテンツを再生する)HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151は、レンダラ1515が、レンダリングの処理量を制御する仕組みを備える。なお、ここでは、デコードの処理量を制御する仕組みについては特に触れていないが、デコーダ1514に、種々提案されている既存のデコードの処理量を制御する仕組みを併せて備えさせることは当然に可能である。
【0032】
図4は、本コンピュータ上で動作するHD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151が実行するレンダリングに関わる動作手順を示すフローチャートである。
【0033】
HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム151のレンダラ1515は、デコーダ1514によってデコードまたは生成されてVRAM105Aに格納された複数の画像データをコンポジット部1515aが合成し(ステップA1)、この合成後の画像データをプレゼント部1515bが出力する(ステップA2)。
【0034】
また、レンダラ1515は、ステップA1〜ステップA2のコンポジット部1515aによる合成処理およびプレゼント部1515bによる出力処理の所要時間を計測し(ステップA3)、その値が16msを越えていないかどうかを監視する(ステップA4)。
【0035】
もし、その値が16msを越えていた場合(ステップA4のYES)、レンダラ1515は、現在のフレームレートが最小か否かを調べ(ステップA5)、最小でなければ(ステップA5のNO)、フレームレートを1段階低下させる(ステップA6)。
【0036】
また、その値が16msの範囲内にある場合(ステップA4のNO)、レンダラ1515は、現在のフレームレートが最大か否かを調べ(ステップA7)、最大でなければ(ステップA7のNO)、フレームレートを1段階上昇させる(ステップA8)。
【0037】
このように、本コンピュータは、複数の画像を合成して各フレームの画像が形成される動画像の再生時に、その時々の状況に応じて、当該複数の画像を合成しつつ描画するレンダリングの処理量を適切に制御することを実現する。
【0038】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンピュータのシステム構成を示す図
【図2】HD DVD Video規格のAVコンテンツの画像構成を説明するための概念図
【図3】同実施形態のコンピュータ上で動作するHD DVDプレーヤアプリケーションプログラムの画像処理に関わる機能ブロックを示す図
【図4】同実施形態のコンピュータ上で動作するHD DVDプレーヤアプリケーションプログラムが実行するレンダリングに関わる動作手順を示すフローチャート
【符号の説明】
【0040】
101…CPU、102…ノースブリッジ、103…主メモリ、104…サウスブリッジ、105…グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)、105A…ビデオメモリ(VRAM)、106…LCD、107…サウンドコントローラ、108…スピーカ、109…BIOS−ROM、110…LANコントローラ、111…ハードディスクドライブ(HDD)、112…HD DVDドライブ、113…カードコントローラ、114…無線LANコントローラ、115…IEEE 1394コントローラ、116…エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラ(EC/KBC)、117…キーボード(KB)、118…タッチパッド、119…クリックボタン、150…オペレーティングシステム、151…HD DVDプレーヤアプリケーションプログラム、1511…読み取り部、1512…暗号化解除処理部、1513…デマルチプレクサ、1514…デコーダ、1514a…ビデオデコーダ、1514b…サブピクチャデコーダ、1514c…サブビデオデコーダ、1514d…グラフィクスデコーダ、1514e…カーソルドローウィングマネージャ、1514f…オーディオデコーダ、1515…レンダラ、1515a…コンポジット部、1515b…プレゼント部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像を合成して各フレームの画像が形成される動画像を符号化した前記複数の画像の画像データを含んでなる動画像データを入力する入力手段と、
前記入力手段が入力した動画像データに含まれる前記複数の画像データを各々復号する復号手段と、
前記復号手段が各々復号した前記複数の画像データを合成して各フレームの画像の画像データを形成して出力する描画手段と、
を具備し、
前記描画手段は、
前記複数の画像データを合成して当該合成した画像データを出力するまでの所要時間を計測する計測手段と、
前記計測手段が計測した所要時間が予め定められた値を越えていた場合、単位時間当たりの合成処理対象フレーム数を減少させて前記動画像データの合成処理に関するフレームレートを低下させるフレームレート調整手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記描画手段の前記フレームレート調整手段は、フレームレートを段階的に低下させていくことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記描画手段の前記フレームレート調整手段は、フレームレートを低下させた後、前記計測手段が計測した所要時間が予め定められた値以下となった場合、フレームレートを上昇させる手段を含むことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記複数の画像データには、主映像として用いられるメインビデオデータ、副映像として用いられるサブビデオデータ、字幕等を表示するためのサブピクチャデータおよび操作ガイダンス等を表示するためのグラフィクスデータが含まれることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項5】
複数の画像を合成して各フレームの画像が形成される動画像を表示する機能を有する情報処理装置において、
前記複数の画像の合成に関わる所要時間を計測する計測手段と、
前記計測手段が計測した所要時間が予め定められた値を越えていた場合、単位時間当たりの合成処理対象フレーム数を減少させて前記動画像の合成処理に関するフレームレートを低下させるフレームレート調整手段と、
を具備することを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
複数の画像を合成して各フレームの画像が形成される動画像を表示する機能を有するコンピュータを、
前記複数の画像の合成から当該合成した画像の出力に関わる所要時間を計測する計測手段、
前記計測手段が計測した所要時間が予め定められた値を越えていた場合、単位時間当たりの合成処理対象フレーム数を減少させて前記動画像の合成処理に関するフレームレートを低下させるフレームレート調整手段、
として機能させるためのプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2009−171435(P2009−171435A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−9502(P2008−9502)
【出願日】平成20年1月18日(2008.1.18)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】