説明

情報処理装置、情報処理システムおよびプログラム

【課題】送信処理の間に状態が遷移した場合であっても、使用者が送信結果画面を確認できる情報処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置3(第1の情報処理装置)は、情報を受信して受信した情報に関する処理を行う情報処理装置2(第2の情報処理装置)に、画像データ等の転送対象情報送信する画像データ送信処理部36と、送信に伴って生成された送信結果画面を示す送信結果画面情報を記憶する送信結果画面記憶処理部380と、記憶された送信結果画面情報に対応する送信結果画面を表示する送信履歴画面表示部390とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システムおよびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、操作パネルの限られた表示画面内の表示能力を最大限に生かして、ジョブに関する多くの情報をユーザに対して混乱されることのない形で表示可能な画像データ処理装置を開示する。
特許文献2は、ユーザが転送する画像を選択しながら、仮に選択画像を転送した場合の転送先の記憶領域の残り容量を動的に知ることができるようにする情報処理装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−217842号公報
【特許文献2】特開2005−182760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、送信履歴と対応付けて送信結果画面を記憶することで、送信処理後に使用者が送信結果画面を確認できる情報処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1にかかる本発明は、転送対象情報を転送先の第2の情報処理装置に送信する送信手段と、前記送信手段による送信に伴って生成された送信結果画面を示す送信結果画面情報を、前記送信手段による送信履歴を示す送信履歴情報と対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された送信結果画面情報に対応する送信結果画面を、前記送信手段による送信履歴と対応付けて表示する送信結果画面表示手段とを有する情報処理装置である。
【0006】
請求項2にかかる本発明は、前記第2の情報処理装置から前記送信結果画面情報を受信する受信手段をさらに有し、前記記憶手段は、前記受信手段によって受信された送信結果画面情報を記憶し、前記送信結果画面表示手段は、前記受信手段によって受信された送信結果画面情報に対応する送信結果画面を表示する請求項1に記載の情報処理装置である。
【0007】
請求項3にかかる本発明は、前記送信結果画面表示手段は、前記送信結果画面を、送信処理の履歴を示す送信履歴画面上に表示する請求項1に記載の情報処理装置である。
【0008】
請求項4にかかる本発明は、前記送信手段による処理の実行中に、当該情報処理装置の処理を、前記送信手段による処理とは異なる処理に遷移させる遷移手段をさらに有し、前記記憶手段は、前記遷移手段によって処理が遷移された場合に、前記送信結果画面情報を記憶し、前記送信結果画面表示手段は、前記遷移手段によって処理が遷移された後に、前記送信結果画面を表示する請求項1に記載の情報処理装置である。
【0009】
請求項5にかかる本発明は、使用者を認証して、当該使用者が当該情報処理装置を使用可能な状態にする認証手段と、前記認証手段による使用可能な状態を解除して、当該使用者が当該情報処理装置を使用不可能な状態にする解除手段とをさらに有し、前記記憶手段は、前記解除手段によって送信処理を行った使用者が使用不可能な状態となった場合に、前記送信結果画面情報を記憶し、前記送信結果画面表示手段は、再度、前記認証手段によって、送信処理を行った使用者が使用可能な状態となった場合に、当該使用者がした送信処理に関する前記送信結果画面を表示する請求項1に記載の情報処理装置である。
【0010】
請求項6にかかる本発明は、前記送信手段による処理の間に表示される画面に前記転送対象情報に関する画像を表示する送信画面表示手段をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置である。
【0011】
請求項7にかかる本発明は、第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置から情報を受信して受信した情報に関する処理を行う第2の情報処理装置とを有し、前記第1の情報処理装置は、転送対象情報を前記第2の情報処理装置に送信する送信手段と、前記送信手段による送信に伴って生成された送信結果画面を示す送信結果画面情報を、前記送信手段による送信履歴を示す送信履歴情報と対応付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された送信結果画面情報に対応する送信結果画面を、前記送信手段による送信履歴と対応付けて表示する送信結果画面表示手段とを有する情報処理システムである。
【0012】
請求項8にかかる本発明は、転送対象情報を転送先の第2の情報処理装置に送信する送信ステップと、前記送信手段による送信に伴って生成された送信結果画面を示す送信結果画面情報を、前記送信ステップにおける送信履歴を示す送信履歴情報と対応付けて記憶手段に記憶する記憶ステップと、前記記憶手段に記憶された送信結果画面情報に対応する送信結果画面を、前記送信履歴と対応付けて表示する送信結果画面表示ステップとをコンピュータに実行させるプログラムである。
【発明の効果】
【0013】
請求項1に係る本発明によれば、送信履歴と対応付けて送信結果画面を記憶することで、送信処理後に使用者が送信結果画面を確認できる情報処理装置を提供できる。
【0014】
請求項2に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明により得られる効果に加えて、使用者が、転送先である第2の情報処理装置によって生成された送信結果画面を確認できる情報処理装置を提供できる。
【0015】
請求項3に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明により得られる効果に加えて、本構成を有しない場合と比較して、使用者が送信結果画面を即座に確認できる情報処理装置を提供できる。
【0016】
請求項4に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明により得られる効果に加えて、送信手段による処理の間に送信手段とは異なる処理に遷移した場合であっても、後で使用者が送信結果画面を確認できる情報処理装置を提供できる。
【0017】
請求項5に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明により得られる効果に加えて、送信処理中に使用者が使用不可能な状態になった場合であっても、後でその使用者が送信結果画面を確認できる情報処理装置を提供できる。
【0018】
請求項6に係る本発明によれば、請求項1に係る本発明により得られる効果に加えて、送信される転送対象情報を送信直前に確認できる情報処理装置を提供できる。
【0019】
請求項7に係る本発明によれば、送信履歴と対応付けて送信結果画面を記憶することで、送信処理後に使用者が送信結果画面を確認できる情報処理システムを提供できる。
【0020】
請求項8に係る本発明によれば、送信履歴と対応付けて送信結果画面を記憶することで、送信処理後に使用者が送信結果画面を確認できるプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】第1の実施形態にかかる情報処理システムを示す図である。
【図2】図1に示した画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【図3】図1に示した情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【図4】第1の実施形態にかかる情報処理装置において動作する情報処理プログラムを示すブロック・ダイアグラムである。
【図5】情報処理装置によって生成される送信結果画面を例示する図である。
【図6】第1の実施形態にかかる画像処理装置において動作する画像処理プログラムを示すブロック・ダイアグラムである。
【図7】図6に示した処理遷移部の構成を示す図である。
【図8】情報処理装置からの送信処理画面を例示する図である。
【図9】図6に示した画像読取処理部の構成を示す図である。
【図10】画像読取画面DBに記憶された画面を例示する図である。
【図11】更新された送信処理画面を例示する図である。
【図12】図6に示した画像データ送信処理部の構成を示す図である。
【図13】送信実行画面を例示する図である。
【図14】画像処理装置によって生成される送信結果画面を例示する図である。
【図15】図6に示した送信履歴表示処理部の構成を示す図である。
【図16】送信履歴画面表示部の処理によって表示される送信履歴画面を例示する図である。
【図17】第1の実施形態にかかる情報処理システムにおける全体的な処理を示すシーケンス図である。
【図18】第1の実施形態にかかる画像処理装置における画像データ送信処理以降の処理を示すフローチャートである。
【図19】第2の実施形態にかかる画像処理装置で動作する画像処理プログラムを示すブロック・ダイアグラムである。
【図20】図19に示した画像データ送信処理部の構成を示す図である。
【図21】図19に示した送信履歴表示処理部の構成を示す図である。
【図22】第2の実施形態にかかる画像処理装置における画像データ送信処理以降の処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0022】
[第1の実施形態]
まず、第1の実施形態を説明する。
図1は、第1の実施形態にかかる情報処理システム1を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、第1の情報処理装置である画像処理装置3と、第2の情報処理装置である情報処理装置2とが、インターネット等のネットワーク100を介して接続されて構成されている。
なお、本実施形態においては、情報処理装置2および画像処理装置3はそれぞれ1つずつとしたが、それぞれ2つ以上であってもよい。
【0023】
情報処理装置2は、例えばサーバ等であって、情報を受信して受信した情報に関する処理を行う
具体的には、情報処理装置2は、画像処理装置3から画像データ等の情報を受信(アップロード)し、受信した画像データを記憶する。
さらに、情報処理装置2は、ネットワーク100に接続された端末(図示せず)から情報処理装置2に記憶された画像データの要求があった場合に、その端末に対して、要求された画像データを送信(ダウンロード)する。
画像処理装置3は、記録媒体(原稿)から画像を読み取って画像データを生成する。
さらに、画像処理装置3は、情報処理装置2に対して、画像データ等の転送対象情報を転送(アップロード)する。
【0024】
図2は、情報処理装置2のハードウェア構成を示す図である。
図2に示すように、情報処理装置2は、CPU等の演算部162及びメモリ等の記憶部164などを含む制御装置160と、通信装置170と、記録装置172と、ユーザインターフェース装置(UI装置)180とから構成される。
つまり、情報処理装置2は、情報処理および他の処理装置又は端末との通信が可能なコンピュータとしてのハードウェア構成部分を有している。
また、以下の各図において、実質的に同じ構成部分および処理には同じ番号が付される。
UI装置180は、LCD(Liquid Crystal Display)表示装置あるいはCRT(Cathode Ray Tube)表示装置等の表示装置およびキーボード・タッチパネルなどを含む。
【0025】
図3は、画像形成装置3のハードウェア構成を示す図である。
図3に示すように、画像形成装置2は、演算部162及び記憶部164などを含む制御装置160と、通信装置170と、記録装置172と、UI装置180と、印刷装置190と、画像読取装置192と、認証装置194とから構成される。
UI装置180は、例えばタッチパネルであって、操作画面が表示部に表示され、操作画面に示された操作ボタン等を使用者が押下すると、画像処理装置3は、その操作ボタンに応じた処理を行うようになっている。
印刷装置190は、例えばプリンタ等であって、文字データまたは画像データ等を用紙等の記録媒体に印刷する。
画像読取装置192は、例えばスキャナ等であって、記録媒体から画像等を読み取って画像データに変換する。
【0026】
認証装置194は、画像処理装置3の使用者がその画像処理装置3を使用できる状態(使用可能状態)にするため、例えば使用者識別子およびパスワード等の入力を受け付けて照合すること等によって認証処理を行い、使用可能状態にする処理(ログイン等)を行う。
さらに、認証装置194は、使用者の操作を受け付けることによって使用可能状態を解除し、その使用者が画像処理装置3を使用できない状態(使用不可能状態)にする処理(ログアウト等)を行う。
つまり、画像処理装置3は、情報処理および他の画像処理装置又は端末との通信が可能なコンピュータとしてのハードウェア構成部分を有している。
【0027】
図4は、第1の実施形態にかかる情報処理装置2において動作する情報処理プログラム20を示すブロック・ダイアグラムである。
図4に示すように、情報処理プログラム20は、通信処理部200、データ受信処理部22およびデータ提供処理部26から構成される。
情報処理プログラム20は、たとえば、記憶媒体174(図2)等を介して情報処理装置2に供給され、記憶部164に記憶され、情報処理装置2にインストールされたOS(図示せず)上で、情報処理装置2のハードウェア資源を具体的に利用して実行される(以下に示す各ソフトウェアについても同様)。
【0028】
情報処理プログラム20において、通信処理部200は、ネットワーク100を介して画像処理装置3と通信を行うために必要な処理を行う。
データ受信処理部22は、画像データ送信許可要求受信部222、画像データ送信許可要求解析部224、画像データ送信許可送信部226、画像データ受信部230、画像データ記憶部232、送信結果解析部234、送信結果画面生成部236、および送信結果送信部238から構成される。
データ受信処理部22は、これらの構成部分により、画像処理装置3からデータ(特に画像データ)を受信して記憶するための処理(アップロード)を行うための処理を行う。
【0029】
画像データ送信許可要求受信部222は、画像処理装置3から、この画像処理装置3が画像データを送信してもよいことを示す情報(画像データ送信許可要求)を、ネットワーク100および通信処理部200を介して受信する。
また、画像データ送信許可要求受信部222は、受信した画像データ送信許可要求を、画像データ送信許可要求解析部224に対して出力する。
画像データ送信許可要求解析部224は、画像データ送信許可要求から、この画像データ送信許可要求を送信した画像処理装置3の識別子及びアドレスを抽出し、その画像処理装置3からの画像データを受信してよいか否かを判断する。
【0030】
画像データ送信許可要求解析部224は、画像処理装置3からの画像データを受信してよいと判断した場合に、画像データを送信してもよいことを示す情報(画像データ送信許可情報)を、画像データ送信許可送信部226に対して出力する。
画像データ送信許可送信部226は、画像データ送信許可情報を、画像データ送信許可要求を送信した画像処理装置3に対して、通信処理部200およびネットワーク100を介して送信する。
この場合、画像データ送信許可送信部226は、画像処理装置3で画像データを送信するための操作に使用される送信処理画面(図8を用いて後述)を示す情報(送信処理画面情報)を、画像処理装置3に対して送信してもよい。
【0031】
画像データ受信部230は、ネットワーク100および通信処理部200を介して画像処理装置3から画像データを受信し、画像データ記憶部232に記憶する。
送信結果解析部234は、画像処理装置3からの画像データの送信結果を解析する。
具体的には、送信結果解析部234は、画像データが全て受信されて画像データ記憶部232に記憶されたか、画像データが全て受信されたが画像データ記憶部232に記憶されなかったか、画像データの一部のみ(またはヘッダデータのみ)が受信され全てのデータを受信できなかったか等を判断する。
また、送信結果解析部234は、送信結果を示す情報(送信結果情報)を、送信結果画面生成部236に対して出力する。
【0032】
送信結果画面生成部236は、送信結果情報が示す送信結果に対応する画面(送信結果画面)を生成し、その送信結果画面を示す情報(送信結果画面情報)を、送信結果送信部238に対して出力する。
送信結果画面生成部236は、例えば、送信結果情報に対応する送信結果画面を予め記憶しており、受け入れた送信結果情報に応じて、対応する送信結果画面情報を抽出し、
送信結果送信部238に対して出力する。
【0033】
図5は、情報処理装置2によって生成される送信結果画面を例示する図である。
図5(A)は、送信結果解析部234が、画像データが全て受信されて画像データ記憶部232に記憶されたと判断した場合に、生成される画面を例示する。
図5(B)は、送信結果解析部234が、画像データが全て受信されたが画像データ記憶部232に記憶されなかったと判断した場合に、生成される画面を例示する。
図5(C)は、送信結果解析部234が、画像データの一部のみが受信され全てのデータを受信できなかったと判断した場合に、生成される画面を例示する。
【0034】
送信結果送信部238(図4)は、送信結果画面および送信結果情報を、画像データを送信した画像処理装置3に対して、通信処理部200およびネットワーク100を介して送信する。
なお、送信結果画面生成部236はなくてもよく、この場合、送信結果解析部234は、送信結果情報を送信結果送信部238に対して出力し、送信結果送信部238は、送信結果情報のみを、画像データを送信した画像処理装置3に対して、通信処理部200およびネットワーク100を介して送信する。
この場合、送信結果情報は、画像データ記憶部232に画像データが記憶されたか否かに関わらず、画像データの送信が成功したか又は失敗したかを示すようにしてもよい。
なお、データ受信処理部22は、画像データを記憶するだけでなく、所定の処理を行うようにしてもよい。
例えば、データ受信処理部22は、受信した画像データに対してOCR(Optical Character Recognition)処理を施してテキストデータを生成し、記憶(アップロード)された画像データとともに記憶するようにしてもよい。
また、例えば、データ受信処理部22は、受信された画像データに対して複数の画像処理を施し、その画像処理毎にアップロードされた画像データと関連付けて記憶しておくようにしてもよい。
また、送信結果画面生成部236は、図5に示す画面の他、例えば、「受信したファイルのサイズが大きいため画像処理が完了できませんでした。お手数ですが再度解像度を下げて(ファイルサイズを変更して)アップロード下さい」といった通知、または「受信したファイルのフォーマットが正しくありません。お手数ですがXXXのバージョン3.0のフォーマットに変更して再アップロードしてください」といった通知を含む画面を生成してもよい。
【0035】
データ提供処理部26は、画像データ要求受信部262、画像データ取得部264および画像データ送信部266から構成される。
データ提供処理部26は、これらの構成部分により、ネットワーク100に接続された端末(図示せず)に画像データを提供(ダウンロード)する。
画像データ要求受信部262は、端末から、画像データの提供を要求する情報(画像データ要求)を、ネットワーク100および通信処理部200を介して受信する。
また、画像データ要求受信部262は、画像データ要求を、画像データ取得部264に対して出力する。
【0036】
画像データ取得部264は、画像データ要求から画像データの識別子(ファイル名等)を抽出し、その識別子に対応する画像データを画像データ記憶部232から取得する。
また、画像データ取得部264は、取得した画像データを、画像データ送信部266に対して出力する。
画像データ送信部266は、取得した画像データを、画像データを要求した端末に対して、通信処理部200およびネットワーク100を介して送信する。
【0037】
図6は、第1の実施形態にかかる画像処理装置3において動作する画像処理プログラム30を示すブロック・ダイアグラムである。
図6に示すように、画像処理プログラム30は、通信処理部300、印刷処理部302、ファクシミリ処理部304、処理遷移部310、送信準備処理部32、画像読取処理部34、画像データ送信処理部36、および送信履歴表示処理部38から構成される。
なお、通信処理部300、印刷処理部302、ファクシミリ処理部304、処理遷移部310、送信準備処理部32、画像読取処理部34、画像データ送信処理部36、および送信履歴表示処理部38は、例えばウェブブラウザ等のアプリケーションソフトウェアによって実現され得る。
【0038】
画像処理プログラム30において、通信処理部300は、ネットワーク100を介して情報処理装置2と通信を行うために必要な処理を行う。
処理遷移部310は、画像処理装置3が有する複数の機能の処理を遷移させる。
印刷処理部302は、印刷装置190(図3)を制御して、用紙等の記録媒体に画像を印刷するための処理(印刷処理)を行う。
また、印刷処理部302は、UI装置180に、印刷処理のための画面(操作画面等)を表示させる。
ファクシミリ処理部304は、通信装置170を制御して、画像情報をネットワーク100に接続された装置(図示せず)に送信するための処理(ファクシミリ処理)を行う。
また、ファクシミリ処理部304は、UI装置180に、ファクシミリ処理のための画面(操作画面等)を表示させる。
【0039】
送信準備処理部32は、記録媒体に形成された画像を示す情報(画像データ)を情報処理装置2に送信して記憶させる(アップロード)ための前処理を行う。
画像読取処理部34は、画像読取装置192を制御して、記録媒体(原稿)に形成された画像を読み取り、画像データを生成するための処理(画像読取処理)を行う。
画像データ送信処理部36は、画像データを情報処理装置2に送信するための処理(画像データ送信処理)を行う。
送信履歴表示処理部38は、データを送信した結果(正常に送信されたか、または送信途中でエラーが発生したか等)を示す画面を表示させるための処理(送信履歴表示処理)を行う。
【0040】
図7は、図6に示した処理遷移部310の構成を示す図である。
図7に示すように、処理遷移部310は、選択指示受付部312、処理指示部316、および表示消去指示部218から構成される。
処理遷移部310において、選択指示受付部312は、UI装置180から、選択された処理の指示を示す情報(処理選択情報)を受け付ける。
この処理選択情報は、使用者がUI装置180を操作することによって得られる。
また、選択指示受付部312は、処理選択情報を、処理指示部316および表示消去指示部318に対して出力する。
【0041】
処理指示部316は、処理選択情報が示す処理を行う構成部分に対し、対応する処理を行うように指示するための情報(処理実行指示)を、各構成部分に対して出力する。
表示消去指示部218は、処理選択情報が示す処理を行う構成部分以外の構成に対し、その処理のための表示をUI装置180から消去するように指示するための情報(表示消去指示)を、各構成部分に対して出力する。
例えば、画像処理装置3が「印刷処理」を実行しているときに、UI装置180から「送信履歴表示処理」を選択したことを示す処理選択情報を受け入れた場合を想定する。
この場合、処理指示部316は、送信履歴表示処理部38に対して、送信履歴表示処理を実行するように指示する処理実行指示を出力する。
また、表示消去指示部318は、印刷処理部302に対し、印刷処理のための画面をUI装置180の表示装置から消去させるように指示する表示消去指示を出力する。
【0042】
なお、実行中であった処理においてUI装置180を伴わない処理については、実行中であった処理のための画面がUI装置180の表示装置から消去され、遷移された処理が開始されたとしても、途中で中断されずに続行され得る。
例えば、上記の例においては、実行中であった「印刷処理」のうち、UI装置180を伴わない処理(例えば使用者が印刷実行ボタンを押下した後の処理)については、印刷処理のための画面がUI装置180の表示装置から消去され、送信履歴表示処理部38による処理が開始されたとしても、途中で中断されずに続行され得る。
【0043】
送信準備処理部32(図6)は、画像データ送信許可要求送信部322、画像データ送信許可受信部324、送信処理画面記憶部326、および送信処理画面表示部328から構成される。
送信準備処理部32において、画像データ送信許可要求送信部322は、情報処理装置2に対して、画像データ送信許可要求を、通信処理部300およびネットワーク100を介して送信する。
画像データ送信許可受信部324は、情報処理装置2から、画像データ送信許可情報を、ネットワーク100および通信処理部300を介して受信する。
【0044】
ここで、情報処理装置2が送信処理画面情報を送信した場合には、画像データ送信許可受信部324は、画像データ送信許可情報とともに送信処理画面情報も受信して、送信処理画面情報を送信処理画面記憶部326に記憶する。
送信処理画面表示部328は、情報処理装置2から受信された送信処理画面情報を送信処理画面記憶部326から取得し、対応する送信処理画面をUI装置180に表示させる。
なお、送信処理画面情報が情報処理装置2から受信されなかった場合、送信処理画面表示部328は、画像処理装置3に予め記憶されている画像読取処理のための画面を、UI装置180に表示させる。
【0045】
図8は、情報処理装置2からの送信処理画面を例示する図である。
図8に示すように、送信処理画面には、記録媒体から画像を読み取るための操作ボタンA1と、送信対象の画像データの識別子である送信ファイル名を表示するファイル名表示部A2と、画像データに関して使用者によって任意に入力されたコメントを表示するコメント欄A3とを含む。
【0046】
図9は、図6に示した画像読取処理部34の構成を示す図である。
図9に示すように、画像読取処理部34は、画像読取指示受付部340、画像読取操作画面表示部342、画像読取画面データベース(DB)344、画像読取操作受付部346、画像読取指示部348、画像読取実行画面表示部350、画像読取情報受付部352、画像データ生成部354、画像データ記憶部356、および送信処理画面更新部358から構成される。
画像読取処理部34において、画像読取指示受付部340は、UI装置180から、記録媒体から画像を読み取るための処理を実行させるように指示することを示す情報(画像読取指示情報)を受け付け、画像読取操作画面表示部342に対して出力する。
この画像読取指示情報は、例えば、使用者がUI装置180に表示された送信処理画面(図8)の操作ボタンA1を押下することによって得られる。
【0047】
画像読取操作画面表示部342は、画像読取指示情報を受け付けると、記録媒体から画像を読み取るための操作画面(画像読取操作画面)に対応する情報を画像読取画面DB344から取得して、この画像読取操作画面を、UI装置180に表示させる。
図10は、画像読取画面DB344に記憶された画面を例示する図であり、(A)は画像読取操作画面を示し、(B)は後述する画像読取実行画面を示す。
図10(A)に示すように、画像読取操作画面は、読み取り対象の画像データの識別子であるファイル名を入力するためのファイル名入力部B1と、基本的な設定を変更するための操作ボタンB2と、コメントを入力するためのコメント入力部B3と、B2以外の他の設定を行う画面(図示せず)に遷移するための遷移ボタンB4と、画像の読み取りを開始するための開始ボタンB5とを含む。
【0048】
画像読取操作受付部346(図9)は、UI装置180から、図10(A)に示した画像読取操作画面に関する操作を示す情報(画像読取操作情報)を受け付ける。
具体的には、例えば、使用者がファイル名を入力する場合には、使用者がファイル名入力部B1を押下してUI装置180のキーボード等を操作することによって、ファイル名を示す画像読取操作情報が生成される。
また、カラーモードを変更する場合には、使用者が操作ボタンB2を押下して所望のカラーモードを選択することによって、所望のカラーモードを示す画像読取操作情報が生成される。
【0049】
画像読取操作受付部346は、例えば、使用者がファイル名入力部B1またはコメント入力部B3を操作することによって生成された画像読取操作情報を受け付けた場合は、画像読取操作情報に含まれるファイル名またはコメントを示す情報を、画像データ生成部354に対して出力する。
また、画像読取操作受付部346は、例えば、使用者が操作ボタンB2を操作することによって生成された画像読取操作情報を受け付けた場合は、変更された設定を反映した画像読取操作画面を表示させるように、画像読取操作画面表示部342に対して指示する。
また、画像読取操作受付部346は、例えば、使用者が遷移ボタンB4を操作することによって生成された画像読取操作情報を受け付けた場合は、他の設定画面を表示させるように、画像読取操作画面表示部342に対して指示する。
【0050】
さらに、画像読取操作受付部346は、使用者が開始ボタンB5を操作することによって生成された画像読取操作情報を受け付けた場合は、その旨を示す信号を、画像読取指示部348に対して出力する。
画像読取指示部348は、画像読取操作受付部346から信号を受け付けると、記録媒体から画像を読み取るように、画像読取装置192を制御する。
また、画像読取指示部348は、画像の読み取りを開始すると、画像読み取り中であることを示す信号を、画像読取実行画面表示部350に対して出力する。
【0051】
画像読取実行画面表示部350は、図10(B)に示すように、画像読み取り中であることを示す画面(画像読取実行画面)に対応する情報を画像読取画面DB344から取得し、この画像読取実行画面を、UI装置180に表示させる。
このとき、画像読取実行画面に表示された中止ボタンが使用者によって押下されると、画像読取指示部348は、画像の読み取りを中止するように制御して、画像読取実行画面表示部350は、画像読取実行画面の表示を消去する。
【0052】
画像読取情報受付部352は、画像読取装置192から、記録媒体から画像を読み取ることによって得られた画像読取情報を受け付け、画像データ生成部354に対して出力する。
また、画像読取情報受付部352は、画像読取情報を受け付けると、画像読取実行画面表示部350に対し、画像読取実行画面の表示を消去するように指示する。
画像データ生成部354は、画像読取情報に所定の処理を施して画像データを生成し、画像読取操作受付部346からのファイル名等を対応付けて、画像データ記憶部356に記憶する。
さらに、画像データ生成部354は、画像データのサムネイル画像(縮小画像)を生成して、画像データ記憶部356に記憶する。
送信処理画面更新部358は、送信処理画面表示部328に対し、図11に例示するように、送信処理画面の表示を更新するように指示する。
【0053】
図11は、更新された送信処理画面を例示する図である。
図11に示すように、送信処理画面更新部358は、送信処理画面のファイル名表示部A2にファイル名を追加し、コメント欄A3にコメントを追加して表示させる。
また、送信処理画面更新部358は、送信処理画面に画像データの縮小画像を追加して表示させる。
さらに、送信処理画面更新部358は、送信処理画面に、画像データを情報処理装置2に送信させるための送信ボタンA4を追加して表示させる。
【0054】
図12は、図6に示した画像データ送信処理部36の構成を示す図である。
図12に示すように、画像データ送信処理部36は、画像データ送信指示受付部360、画像データ取得部362、画像データ送信部364、送信実行画面表示部366、送信画面DB368、送信結果受信部370、送信結果画面生成部372、遷移判断部374、および送信結果表示部376から構成される。
画像データ送信処理部36において、画像データ送信指示受付部360は、UI装置180から、画像データを情報処理装置2に送信するように指示することを示す情報(画像データ送信指示情報)を受け付け、画像データ取得部362に対して出力する。
この画像データ送信指示情報は、例えば、使用者がUI装置180に表示された送信処理画面(図11)の送信ボタンA4を押下することによって得られる。
【0055】
画像データ取得部362は、画像データ送信指示情報を受け付けると、画像読取処理部34の画像データ記憶部356から画像データを取得して、画像データ送信部364に対して出力する。
なお、画像データ取得部362は、記録媒体から読み取った画像でなくとも、予め画像処理装置3に記憶されていた画像データを取得してもよく、または他の装置から画像データを取得してもよい。
【0056】
画像データ送信部364は、画像データを、通信処理部300およびネットワーク100を介して、情報処理装置2に対して送信する。
また、画像データ送信部364は、画像データの送信を開始すると、画像データ送信中であることを示す信号(画像データ送信中信号)を、送信実行画面表示部366に対して出力する。
さらに、画像データ送信部364は、画像データの送信を開始すると、画像データ送信中信号を、送信履歴表示処理部38に対して出力する。
【0057】
送信実行画面表示部366は、画像データが送信中であることを示す画面(送信実行画面)に対応する情報を送信画面DB368から取得し、この送信実行画面を、UI装置180に表示させる。
また、処理遷移部310によって、画像処理装置3の処理が送信処理から他の処理に遷移した場合に、送信実行画面表示部366は、処理遷移部310から表示消去指示を受け付け、送信実行画面の表示を消去する。
なお、他の処理に遷移した場合であっても、画像データ送信部364、送信結果受信部370、送信結果画面生成部372および遷移判断部374による一連の送信処理が中断されるわけではなく、これらの処理は続行される。
つまり、画像データの送信中に他の処理に遷移した場合、入出力装置180に表示される画面は遷移後の処理に関する画面に切り替わるが、画像データ送信部364、送信結果受信部370、送信結果画面生成部372および遷移判断部374による一連の送信処理は、続行される。
【0058】
図13は、送信実行画面を例示する図である。
図13に示すように、送信実行画面は、画像データの送信割合を示すようにしてもよい。
また、送信実行画面には、中止ボタンが表示されており、中止ボタンが使用者によって押下されると、画像データ送信部364は、画像データの送信を中止して、送信実行画面表示部366は、画像読取実行画面の表示を消去する。
【0059】
送信結果受信部370(図12)は、情報処理装置2の送信結果送信部238から、送信結果情報および送信結果画面情報を、ネットワーク100および通信処理部300を介して受信する。
ただし、送信結果送信部238が送信結果情報のみを送信した場合には、送信結果受信部370は、送信結果画面情報を受信せず、送信結果情報のみを受信する。
また、画像データ送信部364が画像データを送信し始めてから所定時間が経過しても、情報処理装置2から送信結果情報を受信できない場合、送信結果受信部370は、送信が失敗したことを示す送信結果情報を生成する。
さらに、送信結果受信部370は、送信結果情報を受信した場合(または送信結果情報が生成された場合)に、送信結果情報を、送信結果画面生成部372および送信履歴表示処理部38に対して出力する。
また、送信結果受信部370は、送信結果情報を受信した場合(または送信結果情報が生成された場合)に、送信実行画面表示部366に対し、送信実行画面の表示を消去するように指示する。
【0060】
送信結果画面生成部372は、送信結果情報が示す送信結果に対応する送信結果画面を生成し、その送信結果画面を示す送信結果画面情報を、遷移判断部374に対して出力する。
送信結果画面生成部372は、例えば、送信結果情報に対応する送信結果画面情報を、送信画面DB368から抽出し、遷移判断部374に対して出力する。
なお、情報処理装置2から送信結果画面情報が受信された場合には、送信結果画面生成部372は、送信結果画面情報を生成せずに、その情報処理装置2からの送信結果画面情報を、遷移判断部374に対して出力する。
【0061】
遷移判断部374は、処理遷移部310から処理実行指示または表示消去指示を受け付けて、画像処理装置3の処理が画像データ送信処理のままであるか他の処理(印刷処理等)に遷移しているか否かを判断する。
具体的には、遷移判断部374は、送信結果受信部370が送信結果情報を受信したときに、画像データ送信処理のままであるか他の処理(印刷処理等)に遷移しているか否かを判断する。
画像処理装置3の処理が画像データ送信処理のままであり他の処理に遷移していないと判断された場合、遷移判断部374は、送信結果画面情報を、送信結果表示部376に対して出力する。
一方、画像処理装置3の処理が他の処理に遷移したと判断された場合、遷移判断部374は、後で送信結果画面を表示させるため、送信結果画面情報を、送信履歴表示処理部38に対して出力する。
なお、一旦他の処理に遷移したが、判断時点で再び画像データ送信処理に遷移した場合、遷移判断部374は、送信結果画面情報を、送信結果表示部376に対して出力するようにしてもよい。
【0062】
送信結果表示部376は、送信結果画面情報に対応する送信結果画面を、UI装置180に表示させる。
なお、送信結果表示部376は、送信結果画面を表示させたら、対応する送信結果画面情報を削除してもよい。
図14は、画像処理装置3によって生成される送信結果画面を例示する図である。
図14(A)は、情報処理装置2から受信された送信結果情報が、画像データの送信が成功したことを示す場合に、生成される画面を例示する。
図14(B)は、情報処理装置2から受信された送信結果情報が、画像データの送信が失敗したことを示す場合に、生成される画面を例示する。
【0063】
図15は、図6に示した送信履歴表示処理部38の構成を示す図であり、(A)は、送信履歴表示処理部38の構成を示し、(B)は、後述する送信履歴・送信結果画面対応記憶部392に記憶される情報を例示する。
図15(A)に示すように、送信履歴表示処理部38は、送信結果画面記憶処理部380、送信結果画面記憶部382、送信履歴生成部384、送信結果画面追加処理部386、送信履歴画面DB388、送信履歴画面表示部390、および送信履歴・送信結果画面対応記憶部392から構成される。
送信履歴表示処理部38において、送信結果画面記憶処理部380は、画像データ送信処理部36の遷移判断部374から送信結果画面情報を受け付け、送信結果画面記憶部382に記憶する。
【0064】
送信履歴生成部384は、画像データ送信処理部36の画像データ送信部364から画像データ送信中信号を受け付け、送信結果受信部370から送信結果情報を受け付ける。
さらに、送信履歴生成部384は、各画像データについて、画像データ送信中信号または送信結果情報に対応した送信処理の履歴を示す送信履歴情報を生成し、送信結果画面追加処理部386に対して出力する。
例えば、送信履歴生成部384は、ある画像データについて、画像データ送信中信号を受け付けたが送信結果情報を受け付けていない場合、その画像データについて「送信中」であることを示す送信履歴情報を生成する。
また、例えば、送信履歴生成部384は、ある画像データについて、送信に失敗したことを示す送信結果情報を受け付けた場合、その画像データについて「送信エラー」であることを示す送信履歴情報を生成する。
【0065】
送信結果画面追加処理部386は、送信履歴画面DB388から、送信履歴画面を示す情報(送信履歴画面情報)を抽出し、受け付けた送信履歴情報に対応する表示をするように、送信履歴画面情報を修正する。
具体的には、送信結果画面追加処理部386は、送信履歴画面のどの位置に送信結果画面を表示させるかを指定して、その位置情報を送信履歴画面情報に追加する。
さらに、送信結果画面追加処理部386は、送信結果画面記憶部382から、各画像データに関する送信結果画面情報を抽出し、その送信結果画面情報に対応する送信結果画面が送信履歴画面の各画像データの欄に表示されるように処理する。
つまり、送信結果画面追加処理部386は、送信結果画面情報と、送信履歴情報とを対応付け、図15(B)に例示する送信履歴・送信結果画面対応情報を、送信履歴・送信結果画面対応記憶部392に記憶する。
図15(B)は、送信履歴・送信結果画面対応情報を例示する図である。
図15(B)に示すように、送信履歴・送信結果画面対応情報は、各送信履歴を示す送信履歴情報#1,#2,#3・・・を含み、各送信履歴情報は、ファイル名等を含む送信履歴識別情報と、送信の状態(「エラー」、「送信済」等)を示す状態情報と、この送信履歴に対応する送信結果画面の識別情報とを含む。
なお、送信結果画面追加処理部386は、送信結果画面の縮小画像が送信履歴画面の各画像データの欄に表示されるように処理してもよい。
【0066】
送信履歴画面表示部390は、処理遷移部310から「送信履歴表示処理」を示す処理実行指示を受け付けた場合に、送信結果画面追加処理部386の処理によって送信結果画面が追加された送信履歴画面を、UI装置180に表示させる。
具体的には、送信履歴画面表示部390は、送信履歴・送信結果画面対応記憶部392から送信履歴・送信結果画面対応情報を抽出し、各送信履歴情報に含まれる送信結果画面識別情報に対応する送信結果画面情報を、送信結果画面記憶部382から抽出する。
さらに、送信履歴画面表示部390は、送信履歴画面DB388から、送信履歴画面情報を抽出し、所定の位置に送信履歴識別情報(ファイル名等)と状態情報とを表示させ、送信結果画面追加処理部386によって指定された位置に送信結果画面を表示させる。
また、送信履歴画面表示部390は、画像処理装置3の処理が他の処理(印刷処理等)に遷移したため処理遷移部310から表示消去指示を受け付けた場合に、送信履歴画面の表示を消去する。
【0067】
図16は、送信履歴画面表示部390の処理によって表示される送信履歴画面を例示する図である。
送信履歴画面は、画像データの識別子であるファイル名を表示するファイル名表示部D1と、その画像データの送信状況を示す送信状況表示部D2と、その画像データに関する送信結果画面D3〜D5を含む。
ここで、ファイル名「ABC」の画像データについては、送信処理後に情報処理装置2から画像データの送信が成功したことを示す送信結果情報が受信され、送信結果画面情報が受信されなかった。
したがって、送信結果画面D3に示すように、図14(A)に示す画像処理装置3によって生成された送信結果画面が表示されている。
【0068】
また、ファイル名「DEF」の画像データについては、送信処理後に情報処理装置2から送信結果画面情報が受信された。
したがって、送信結果画面D4に示すように、図5(B)に示す情報処理装置2によって生成された送信結果画面が表示されている。
なお、送信状況表示部D2には「エラー」と表示されているのみであるが、送信結果画面D4には「ファイルを受信しましたが容量不足のため格納できませんでした」などとエラーの詳細が表示されている。
また、ファイル名「GHI」の画像データについては、送信処理後に情報処理装置2から送信結果画面情報が受信された。
したがって、送信結果画面D5に示すように、図5(A)に示す情報処理装置2によって生成された送信結果画面が表示されている。
また、ファイル名「JKL」の画像データについては、送信処理後に情報処理装置2から「送信済」を示す送信結果情報が受信され、さらに、送信結果画面情報が受信された。
したがって、送信状況表示部D2には「送信済」と表示されているが、送信結果画面D6に示すように、図5(B)に示す情報処理装置2によって生成された送信結果画面が表示されている。
このように、送信結果が「送信済」である場合であっても、情報処理装置2が画像データを受信した後の処理が失敗となった場合に、後から使用者が送信結果画面を確認することによって、実際には情報処理装置2において処理が失敗となったことを把握し得る。
【0069】
図17は、第1の実施形態にかかる情報処理システム1における全体的な処理を示すシーケンス図(S10)である。
なお、以下に示すステップの順序は、適宜、変更してもよく、また、全てのステップが必要であるとは限らない(以下に示すフローチャート等においても同様)。
ステップ100(S100)において、画像処理装置3の画像データ送信許可要求送信部322は、情報処理装置2に対して、画像データ送信許可要求を送信する。
ステップ102(S102)において、情報処理装置2の画像データ送信許可送信部226は、画像処理装置3に対して、画像データ送信許可を送信する。
【0070】
ステップ104(S104)において、画像処理装置3は、記録媒体から画像を読み取り、画像データを生成する。
ステップ106(S106)において、画像処理装置3は、画像データを情報処理装置2に対して送信する。
ステップ108(S108)において、情報処理装置2は、画像処理装置3から受信した画像データを記憶する。
【0071】
ステップ110(S110)において、情報処理装置2は、画像処理装置3に対し、送信結果情報を送信する。
ステップ112(S112)において、画像処理装置3は、使用者の操作に応じて、印刷処理等の画像データ送信処理とは異なる他の処理に遷移し、その処理を実行する。
なお、このS112はなくてもよい。
ステップ114(S114)において、画像処理装置3の送信履歴表示処理部38は、送信結果画面が追加された送信履歴画面をUI装置180に表示させる。
【0072】
図18は、第1の実施形態にかかる画像処理装置3における画像データ送信処理以降の処理を示すフローチャート(S20)である。
ステップ200(S200)において、画像データ送信指示受付部360は、UI装置180から、画像データ送信指示情報を受け付けたか否かを判断し、受け付けた場合、処理はS202に進み、受け付けていない場合、処理はS200に維持される。
ステップ202(S202)において、画像データ送信部364は、画像データを情報処理装置2に対して送信する。
【0073】
ステップ204(S204)において、送信結果受信部370は、画像データの送信処理が終了したか否か判断し、送信処理が終了していない場合、処理はS206に進み、送信が終了した場合、処理はS210に進む。
ステップ206(S206)において、送信実行画面表示部366は、画像処理装置3の処理が送信処理から他の処理に遷移したか否かを判断し、他の処理に遷移していない場合、処理はS208に進み、他の処理に遷移した場合、処理はS209に進む。
ステップ208(S208)において、送信実行画面表示部366は、送信実行画面(図13)をUI装置180に表示させる。
ステップ209(S209)において、送信実行画面表示部366は、送信実行画面の表示を消去し、遷移後の他の処理に関する画面を表示させる。
ステップ210(S210)において、送信結果画面生成部372は、情報処理装置2から送信結果画面情報を受信したか否かを判断し、受信した場合、処理はS214に進み、受信していない場合、処理はS212に進む。
ステップ212(S212)において、送信結果画面生成部372は、送信結果情報に対応する送信結果画面を生成する。
【0074】
ステップ214(S214)において、遷移判断部374は、画像処理装置3の処理が他の処理(印刷処理等)に遷移しているか否かを判断する。
他の処理に遷移した場合、処理はS218に進み、他の処理に遷移していない場合(つまり画像データ送信処理のままである場合)、処理はS216に進む。
ステップ216(S216)において、送信結果表示部376は、送信結果画面をUI装置180に表示させる。
【0075】
ステップ218(S218)において、送信結果画面記憶処理部380は、送信結果画面情報を送信結果画面記憶部382に記憶する。
ステップ220(S220)において、送信履歴画面表示部390は、処理遷移部310から「送信履歴表示処理」を示す処理実行指示を受け付けたか否かを判断する。
受け付けた場合、処理はS222に進み、受け付けない場合、処理はS220に維持される。
ステップ222(S222)において、送信履歴画面表示部390は、送信結果画面が追加された送信履歴画面を、UI装置180に表示させる。
【0076】
なお、第1の実施形態においては、画像データ送信中に認証装置194によって使用可能状態から使用不可能状態に遷移した場合(例えばログイン状態からログアウト状態に遷移した場合等)に、送信結果画面を表示させないようにしてもよい。
つまり、画像データ送信中に使用可能状態から使用不可能状態に遷移し、情報処理装置2から送信結果画面情報を受信したときに使用不可能状態であった場合に、送信結果受信部370は、受信した送信結果画面情報を削除してもよく、さらに、送信結果画面生成部372および送信結果表示部376は、処理を行わなくてもよい。
この場合、送信結果画面記憶処理部380は、送信結果画面情報を送信結果画面記憶部382に記憶しなくてもよく、送信履歴画面表示部390は送信結果画面が追加されていない送信履歴画面を、UI装置180に表示させてもよい。
【0077】
さらに、画像データ送信中に使用可能状態から使用不可能状態に遷移し、情報処理装置2から送信結果画面情報を受信したときに使用不可能状態であった場合に、送信結果受信部370は、受信した送信結果画面情報を削除し、送信結果画面生成部372は、情報処理装置2から送信結果画面情報を受信した場合であっても、図14に示す送信結果画面に対応する送信結果画面情報を生成してもよい。
この場合、送信履歴画面表示部390は、情報処理装置2から送信結果画面情報を受信した場合であっても、画像処理装置3によって生成された送信結果画面が追加された送信履歴画面を、UI装置180に表示させてもよい。
【0078】
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態を説明する。
第2の実施形態にかかる情報処理システムは、第1の実施形態にかかる情報処理システム1と同様の構成を有している。
また、情報処理装置2は、図4に示した情報処理プログラム20と同様のプログラムを記憶している。
【0079】
図19は、第2の実施形態にかかる画像処理装置3で動作する画像処理プログラム40を示すブロック・ダイアグラムである。
図19に示すように、画像処理プログラム40は、通信処理部300、印刷処理部302、ファクシミリ処理部304、処理遷移部310、送信準備処理部32、画像読取処理部34、画像データ送信処理部46、および送信履歴表示処理部48から構成される。
なお、画像データ送信処理部46および送信履歴表示処理部48は、例えばウェブブラウザ等のアプリケーションソフトウェアによって実現され得る。
なお、通信処理部300等、第1の実施形態と同様の構成については、説明を省略する(他の構成部分についても同様)。
【0080】
図20は、図19に示した画像データ送信処理部46の構成を示す図である。
図20に示すように、画像データ送信処理部46は、画像データ送信指示受付部360、画像データ取得部362、画像データ送信部364、送信実行画面表示部466、送信画面DB368、送信結果受信部370、送信結果画面生成部372、使用可能状態判断部474、および送信結果表示部376から構成される。
送信実行画面表示部466は、第1の実施形態にかかる送信実行画面表示部366と同様に、送信実行画面をUI装置180に表示させ、処理遷移部310によって、画像処理装置3の処理が送信処理から他の処理に遷移した場合に、処理遷移部310から表示消去指示を受け付け、送信実行画面の表示を消去する。
また、送信実行画面表示部466は、認証装置194から情報を受け付けて、使用者の使用可能状態が遷移したか否かを判断する。
具体的には、送信実行画面表示部466は、送信実行画面が表示されている間、認証装置194から使用可能状態にある使用者の識別情報を取得し、送信処理を行った使用者の識別情報と一致するか否かを判断する。
使用可能状態にある使用者の識別情報と、画像データ送信部364が画像データを送信したときに使用可能状態にある使用者の識別情報とが一致しないと判断された場合(つまり送信処理を行った使用者が使用不可能状態(ログアウト状態)にある場合)、送信実行画面表示部466は、送信実行画面の表示を消去させる。
なお、送信処理を行った使用者が使用不可能状態となった場合であっても、画像データ送信部364、送信結果受信部370、送信結果画面生成部372および遷移判断部374による一連の送信処理が中断されるわけではなく、これらの処理は続行される。
【0081】
使用可能状態判断部474は、認証装置194から情報を受け付けて、使用者の使用可能状態が遷移したか否かを判断する。
具体的には、使用可能状態判断部474は、送信結果受信部370が送信結果情報を受信したときに、認証装置194から使用可能状態にある使用者の識別情報を取得し、送信処理を行った使用者の識別情報と一致するか否かを判断する。
送信結果受信部370が送信結果情報を受信したときに使用可能状態にある使用者の識別情報と、画像データ送信部364が画像データを送信したときに使用可能状態にある使用者の識別情報とが一致すると判断された場合(つまり送信処理を行った使用者が使用可能状態にある場合)、使用可能状態判断部474は、送信結果画面情報を、送信結果表示部376に対して出力する。
【0082】
一方、送信結果受信部370が送信結果情報を受信したときに使用可能状態にある使用者の識別情報と、画像データ送信部364が画像データを送信したときに使用可能状態にある使用者の識別情報とが一致しないと判断された場合(つまり送信処理を行った使用者が使用不可能状態にある場合)、使用可能状態判断部474は、後で送信結果画面を表示させるため、送信結果画面情報を、送信処理を行った使用者の識別情報と対応付けて、送信履歴表示処理部48に対して出力する。
また、どの使用者も使用可能でない場合(つまりだれもログインしていない場合)も、使用可能状態判断部474は、送信結果画面情報を、送信履歴表示処理部48に対して出力する。
なお、一旦、送信処理を行った使用者が使用可能状態を解除して使用不可能状態となったが、その後、再度、その使用者が認証処理を行ったことにより使用可能状態となった場合、使用可能状態判断部474は、送信結果画面情報を、送信結果表示部376に対して出力するようにしてもよい。
【0083】
図21は、図19に示した送信履歴表示処理部48の構成を示す図であり、(A)は、送信履歴表示処理部48の構成を示し、(B)は、後述する送信履歴・送信結果画面対応記憶部492に記憶される情報を例示する。
図21に示すように、送信履歴表示処理部48は、送信結果画面記憶処理部480、送信結果画面記憶部382、送信履歴生成部384、送信結果画面追加処理部486、送信履歴画面DB388、送信履歴画面表示部490、および送信履歴・送信結果画面対応記憶部392から構成される。
送信履歴表示処理部48において、送信結果画面記憶処理部480は、画像データ送信処理部46の使用可能状態判断部474から、送信結果画面情報と、その送信結果画面情報に対応する送信処理を行った使用者の識別情報とを受け付け、これらの情報を対応付けて、送信結果画面記憶部382に記憶する。
【0084】
送信結果画面追加処理部486は、第1の実施形態にかかる送信結果画面追加処理部386と同様の処理を行う。
さらに、送信結果画面追加処理部386は、送信結果画面情報と、送信履歴情報と、送信処理の操作を行った使用者の識別情報とを対応付け、図21(B)に例示する送信履歴・送信結果画面対応情報を、送信履歴・送信結果画面対応記憶部492に記憶する。
図21(B)は、送信履歴・送信結果画面対応情報を例示する図である。
図21(B)に示すように、送信履歴・送信結果画面対応情報は、各送信履歴を示す送信履歴情報#1,#2,#3・・・を含み、各送信履歴情報は、ファイル名等を含む送信履歴識別情報と、送信処理の操作を行った使用者の識別情報と、状態情報と、この送信履歴に対応する送信結果画面の識別情報とを含む。
送信履歴画面表示部490は、処理遷移部310から「送信履歴表示処理」を示す処理実行指示を受け付けた場合に、その時点で使用可能状態にある使用者が過去にした送信処理に関する送信履歴画面(送信結果画面が追加されている)を、UI装置180に表示させる。
具体的には、送信履歴画面表示部490は、送信履歴・送信結果画面対応記憶部492から送信履歴・送信結果画面対応情報を抽出し、使用可能状態にある使用者に関する各送信履歴情報に含まれる送信結果画面識別情報に対応する送信結果画面情報を、送信結果画面記憶部382から抽出する。
さらに、送信履歴画面表示部490は、送信履歴画面DB388から、送信履歴画面情報を抽出し、所定の位置に送信履歴識別情報(ファイル名等)と状態情報とを表示させ、送信結果画面追加処理部486によって指定された位置に送信結果画面を表示させる。
また、送信履歴画面表示部390と同様に、送信履歴画面表示部490は、画像処理装置3の処理が他の処理(印刷処理等)に遷移したため処理遷移部310から表示消去指示を受け付けた場合に、送信履歴画面の表示を消去する。
【0085】
図22は、第2の実施形態にかかる画像処理装置3における画像データ送信処理以降の処理を示すフローチャート(S40)である。
なお、図18に示した処理と同様の処理については、説明を省略する。
ステップ402(S402)において、送信実行画面表示部466は、送信処理を行った使用者が使用不可能状態にあるか否かを判断し、使用不可能状態である場合、処理はS404に進み、使用可能状態である場合、処理はS206に進む。
ステップ404(S404)において、送信実行画面表示部466は、送信実行画面の表示を消去させる。
ステップ412(S412)において、使用可能状態判断部474は、送信処理を行った使用者が使用可能状態にあるか否かを判断する。
その使用者が使用可能状態にある場合、処理は216に進み、その使用者が使用不可能状態にある場合、処理はS414に進む。
【0086】
ステップ414(S414)において、送信結果画面記憶処理部380は、送信結果画面情報と送信処理を行った使用者の識別情報とを対応付けて送信結果画面記憶部382に記憶する。
ステップ416(S416)において、送信履歴画面表示部490は、送信処理を行った使用者が、再度、使用可能状態にあるか否かを判断する。
その使用者が使用可能状態にある場合、処理は220に進み、その使用者が未だに使用不可能状態にある場合、処理はS416に維持される。
ステップ420(S420)において、送信履歴画面表示部390は、その使用者がした送信処理に関する送信履歴画面(送信結果画面が追加されている)を、UI装置180に表示させる。
【0087】
[変形例]
なお、上記実施形態においては、送信結果画面は送信履歴画面に表示されるとしたが、送信結果画面は、送信履歴画面に表示されなくてもよく、送信処理に関する画面とは異なる画面(例えば印刷処理に関する画面)に表示させてもよい。
また、送信結果画面は、送信済みのときに生成される画面だけでなく、送信中を示す画面(図13)を含んでもよい。
このとき、情報処理装置2は、送信処理中に、複数の段階において、送信中を示す画面に関する送信結果画面に関する送信結果画面情報を、画像処理装置3に対して送信してもよい。
つまり、「送信結果画面」は、情報処理装置2が画像データを受信したときに対応する画面だけでなく、情報処理装置2が画像データを受信している間に画像処理装置3に対して送信される画面も含む。
また、この場合、送信履歴表示処理部38,48は、送信処理中(情報処理装置2が画像データを受信している間)に対応する画面の情報も記憶してもよく、その後、情報処理装置2から画像データを受信したときに対応する画面が受信された場合に、その送信処理中に対応する画面を消去してもよい。
また、送信履歴表示処理部38,48は、処理が遷移する直前、または使用状態が使用不可能状態になる直前に表示されていた送信結果画面を記憶するようにしてもよい。
【0088】
また、上記実施形態においては、画像データが、画像処理装置3から情報処理装置2に対してされるとしたが、送信されるデータは、画像データでなくてもよく、例えばテキストデータ等であってもよい。
この場合、第1の情報処理装置は、画像処理を行う画像処理装置でなくてもよい。
また、送信結果画面および送信履歴画面は、画像処理装置3のUI装置180に表示されるとしたが、画像処理装置3が、ネットワーク100を介して接続されたPC等の端末に、送信結果画面情報および送信履歴画面情報(または送信履歴情報)を送信し、その端末が、表示装置(ディスプレイ等)に送信結果画面および送信履歴画面を表示させるようにしてもよい。
また、「送信結果画面情報」に対応する画面は、送信結果画面の縮小画像を含んでもよい。
さらに、「送信結果画面情報」は、送信結果画面そのものを示す情報(例えばビットマップ形式等のバイナリデータのみの情報)でなくともよく、例えば、送信結果画面に含まれるメッセージ等の情報をテキストデータとして別個に構成し、画像処理装置3の入出力装置180に表示する際に、そのメッセージ等を送信結果画面の所定の位置に表示させるようにするための情報であってもよい。
【符号の説明】
【0089】
1・・・情報処理システム,
2・・・情報処理装置,
3・・・画像処理装置,
30・・・画像処理プログラム,
300・・・通信処理部,
302・・・印刷処理部,
304・・・ファクシミリ処理部,
310・・・処理遷移部,
32・・・送信準備処理部,
34・・・画像読取処理部,
36・・・画像データ送信処理部,
360・・・画像データ送信指示受付部,
362・・・画像データ取得部,
364・・・画像データ送信部,
366・・・送信実行画面表示部,
368・・・送信画面DB,
370・・・送信結果受信部,
372・・・送信結果画面生成部,
374・・・遷移判断部,
376・・・送信結果表示部,
38・・・送信履歴表示処理部,
380・・・送信結果画面記憶処理部,
382・・・送信結果画面記憶部,
384・・・送信履歴生成部,
386・・・送信結果画面追加処理部,
388・・・送信履歴画面DB,
390・・・送信履歴画面表示部,
40・・・画像処理プログラム,
46・・・画像データ送信処理部,
474・・・使用可能状態判断部,
48・・・送信履歴表示処理部,
480・・・送信結果画面記憶処理部,
490・・・送信履歴画面表示部,

【特許請求の範囲】
【請求項1】
転送対象情報を転送先の第2の情報処理装置に送信する送信手段と、
前記送信手段による送信に伴って生成された送信結果画面を示す送信結果画面情報を、前記送信手段による送信履歴を示す送信履歴情報と対応付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された送信結果画面情報に対応する送信結果画面を、前記送信手段による送信履歴と対応付けて表示する送信結果画面表示手段と
を有する情報処理装置。
【請求項2】
前記第2の情報処理装置から前記送信結果画面情報を受信する受信手段
をさらに有し、
前記記憶手段は、前記受信手段によって受信された送信結果画面情報を記憶し、
前記送信結果画面表示手段は、前記受信手段によって受信された送信結果画面情報に対応する送信結果画面を表示する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記送信結果画面表示手段は、前記送信結果画面を、送信処理の履歴を示す送信履歴画面上に表示する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記送信手段による処理の実行中に、当該情報処理装置の処理を、前記送信手段による処理とは異なる処理に遷移させる遷移手段
をさらに有し、
前記記憶手段は、前記遷移手段によって処理が遷移された場合に、前記送信結果画面情報を記憶し、
前記送信結果画面表示手段は、前記遷移手段によって処理が遷移された後に、前記送信結果画面を表示する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
使用者を認証して、当該使用者が当該情報処理装置を使用可能な状態にする認証手段と、
前記認証手段による使用可能な状態を解除して、当該使用者が当該情報処理装置を使用不可能な状態にする解除手段と
をさらに有し、
前記記憶手段は、前記解除手段によって送信処理を行った使用者が使用不可能な状態となった場合に、前記送信結果画面情報を記憶し、
前記送信結果画面表示手段は、再度、前記認証手段によって、送信処理を行った使用者が使用可能な状態となった場合に、当該使用者がした送信処理に関する前記送信結果画面を表示する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記送信手段による処理の間に表示される画面に前記転送対象情報に関する画像を表示する送信画面表示手段
をさらに有する請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
第1の情報処理装置と、
前記第1の情報処理装置から情報を受信して受信した情報に関する処理を行う第2の情報処理装置と
を有し、
前記第1の情報処理装置は、
転送対象情報を前記第2の情報処理装置に送信する送信手段と、
前記送信手段による送信に伴って生成された送信結果画面を示す送信結果画面情報を、前記送信手段による送信履歴を示す送信履歴情報と対応付けて記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された送信結果画面情報に対応する送信結果画面を、前記送信手段による送信履歴と対応付けて表示する送信結果画面表示手段と
を有する
情報処理システム。
【請求項8】
転送対象情報を転送先の第2の情報処理装置に送信する送信ステップと、
前記送信手段による送信に伴って生成された送信結果画面を示す送信結果画面情報を、前記送信ステップにおける送信履歴を示す送信履歴情報と対応付けて記憶手段に記憶する記憶ステップと、
前記記憶手段に記憶された送信結果画面情報に対応する送信結果画面を、前記送信履歴と対応付けて表示する送信結果画面表示ステップと
をコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2013−61774(P2013−61774A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−199534(P2011−199534)
【出願日】平成23年9月13日(2011.9.13)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】