説明

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

【課題】処理負荷を低減し、水平方向の解像度を維持する。
【解決手段】立体視が可能な映像信号を表示する情報処理装置であって、インターレース映像信号に対して、インターレース/プログレッシブ変換を行うことによりプログレッシブ映像信号を生成する生成手段と、生成手段により生成されたプログレッシブ映像信号の各画(フィールド)を構成する複数ラインに対して、1ラインおきに視差を生成する視差生成手段と、を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
立体視が可能な映像信号を放送する3D放送が開始されたが、3D放送で放送される3D動画のフレームデータは、所謂サイド・バイ・サイド(以下、「SBS」という。)と呼ばれる方式により記録されている。これは、左目領域のフレームデータと、右目領域のフレームデータとを水平方向に1/2のサイズに圧縮し、この圧縮した2つのフレームデータを左右に配置して1つのフレームデータに記録する方式である。
【0003】
一方、3D放送で放送される3D動画のフレームデータを再生するためには、放送された3D動画のフレームデータを再生方式に適したフレームデータに変換する必要がある。例えば、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)により3D動画を再生するためには、図4及び図5に示すように、従来、立体視が可能な放送信号(3D)が格納された記憶手段41から抽出された放送信号(3D)は、デコーダーによりデコード(復号化)42され、その結果、SBS方式により記録された左目領域のフレームデータ43lと、右目領域のフレームデータ43rとからなる1フレームのフレームデータがインターレース映像信号51(図5)として出力される。
【0004】
ここで、インターレース映像信号51は、図5に示すように、1フレームに、時刻tの映像信号と、時刻t+16.7msの映像信号との2つの画(フィールド)が、走査ライン毎に交互に織り交ぜられた形で格納されたものであり、インターレース映像信号51は、まず、時刻tの映像信号(インターレース)52と、時刻t+16.7msの映像信号(インターレース)54とからなる2つのフィールドに分解される。
【0005】
しかし、この2つのフィールドに分解されたままの状態では、垂直方向の解像度が、元の映像信号であるインターレース映像信号51に対して半分の状態となってしまうことから、図5に示すように、垂直方向の解像度を補間するため、インターレース/プログレッシブ変換(以下、「I/P変換」という。)44(図4)を行うことにより、時刻tの映像信号(インターレース)52と、時刻t+16.7msの映像信号(インターレース)54のそれぞれを、時刻tの映像信号(プログレッシブ)53と、時刻t+16.7msの映像信号(プログレッシブ)56に変換する。
【0006】
このI/P変換44により、時刻tの左目用の映像信号(プログレッシブ)45leと、時刻tの右目用の映像信号(プログレッシブ)45re、及び、時刻t+16.7msの左目用の映像信号(プログレッシブ)45llと、時刻t+16.7msの右目用の映像信号45rlが得られる。上述したように、フィールドへの分解、及びI/P変換処理工程があるため、インタレース映像信号の状態では、後述するライン・バイ・ライン処理を行うことができない。
【0007】
そして、偏光板方式の立体視においては、所謂ライン・バイ・ライン(以下、「LBL」という。)という方式を用いてモニタに画(フィールド)を表示する必要がある。LBLとは、図6に示すように、同じ時刻の左右の目の映像信号を、ライン交互に組み合わせた画(フィールド)のことをいう。すなわち、図6に示すように、時刻tの左目用の映像信号(プログレッシブ)61と、時刻tの右目用の映像信号62とをLBL処理46(図4)することにより、LBL映像信号(プログレッシブ)63が得られる。
【0008】
すなわち、図4に戻ると、時刻tの左目用の映像信号(プログレッシブ)45leと、時刻tの右目用の映像信号(プログレッシブ)45re、及び、時刻t+16.7msの左目用の映像信号(プログレッシブ)45llと、時刻t+16.7msの右目用の映像信号45rl(プログレッシブ)に対してLBL処理46を施すことにより、時刻tのLBL映像信号(プログレッシブ)47eと、時刻t+16.7msのLBL映像信号(プログレッシブ)47lとが得られ、変更方式に対応したモニタ48に出力される。
【0009】
このLBL映像信号(プログレッシブ)63(図6)を偏光方式に対応したモニタ48(図4)に出力すると、モニタに張られたフィルタでライン毎に偏光され、メガネを通して見ることにより、左右の目に異なる映像が見え、立体視が可能になるのである。
【0010】
一方、従来から用いられている再生方式として、放送される映像信号は立体視が不可能な映像信号(2D)であるが、再生時に立体視が可能な映像信号(3D)に変換し再生を行う所謂2D/3D変換方式といわれる再生方式がある。
【0011】
この2D/3D変換方式は、図7に示すように、放送信号(2D)が格納された記憶手段71から抽出された放送信号(2D)は、デコーダーによりデコード(復号化)72され、その結果、映像信号(2D)73が出力される。そして、この映像信号(2D)73は、SBS化74が施され、同一の映像信号(2D)が2つの映像信号75、75'、すなわち、左目用の映像信号75と右目用の映像信号75'とにコピーされる。このとき、水平方向の解像度が、元の映像信号(2D)73の半分の状態となる。
【0012】
そして、これら2つの映像信号75、75'のうち、例えば、右目用の映像信号75'にのみ視差を生成する処理76、すなわち、左目用の映像信号75と、右目用の映像信号75'との間に、目と対称物(モニタ82)との相対位置の移動又は差異による、網膜上の結像の位置の変化を設ける処理76を施す。こうして、左目用の映像信号77lと、視差が設けられた右目用の映像信号77rに対してI/P変換78を行うことにより、時刻tの左目用の映像信号(プログレッシブ)79leと、時刻tの右目用の映像信号(プログレッシブ)79re、及び、時刻t+16.7msの左目用の映像信号(プログレッシブ)79llと、時刻t+16.7msの右目用の映像信号79rl(プログレッシブ)が得られる。
【0013】
最後に、時刻tの左目用の映像信号(プログレッシブ)79leと、時刻tの右目用の映像信号(プログレッシブ)79re、及び、時刻t+16.7msの左目用の映像信号(プログレッシブ)79llと、時刻t+16.7msの右目用の映像信号79rlに対してLBL処理80を施すことにより、時刻tのLBL映像信号(プログレッシブ)81eと、時刻t+16.7msのLBL映像信号(プログレッシブ)81lとが得られ、偏光方式に対応したモニタ82に出力される。これにより、映像信号(2D)をあたかも立体視が可能な映像信号(3D)であるかのように立体視することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】特開平07−226958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
特許文献1には、上記従来技術における3D放送で放送される3D対応の信号を、SBS方式の映像信号に復号した後、I/P変換を行い、LBL処理を施すことにより、LBL映像信号(プログレッシブ)を得る技術が開示されている。
【0016】
また、従来より、放送される映像信号は立体視が不可能な映像信号(2D)であるが、再生時に立体視が可能な映像信号(3D)に変換し再生を行う所謂擬似2D/3D変換方式といわれる再生方式が知られている。
【0017】
また、他の従来技術では、立体視が不可能な映像信号(2D)を2D/3D変換方式で立体視が可能な映像信号(3D)として視聴した際に、上述したSBS化の処理過程に起因する左右の各目に見える画(フィールド)の水平方向の解像度が半分になってしまうという問題に加え、2次元画像を立体視が可能な画像に変換する工程が複雑で、処理負荷が大きいため、CPU(Central Processing Unit)のクロック周波数が低いPCや、グラフィック処理能力が低いPC等では、実現が難しいという問題があった。
【0018】
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、所謂2D/3D変換方式において、従来から存在する一部の処理工程を省略することにより、処理負荷を低減し、水平方向の解像度の欠損を防ぐことができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記課題を解決するため、本発明における情報処理装置は、立体視が可能な映像信号を表示する情報処理装置であって、インターレース映像信号に対して、インターレース/プログレッシブ変換を行うことによりプログレッシブ映像信号を生成する生成手段と、前記生成手段により生成されたプログレッシブ映像信号のフィールドを構成する複数ラインに対して、1ラインおきに視差を生成する視差生成手段と、を含むことを特徴とする。
【0020】
また、本発明における情報処理方法は、立体視が可能な映像信号を表示する情報処理方法であって、インターレース映像信号に対して、インターレース/プログレッシブ変換を行うことによりプログレッシブ映像信号を生成する生成工程と、前記生成工程により生成されたプログレッシブ映像信号のフィールドを構成する複数ラインに対して、1ラインおきに視差を生成する視差生成工程と、を含むことを特徴とする。
【0021】
さらに、本発明におけるプログラムは、立体視が可能な映像信号を表示する情報処理装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、インターレース映像信号に対して、インターレース/プログレッシブ変換を行うことによりプログレッシブ映像信号を生成する生成処理と、前記生成処理により生成されたプログレッシブ映像信号のフィールドを構成する複数ラインに対して、1ラインおきに視差を生成する視差生成処理と、を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、所謂2D/3D変換方式において、従来から存在する一部の処理工程を省略することにより、処理負荷を低減し、水平方向の解像度を欠損させることなく高画質のまま維持することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施形態における情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態における情報処理装置における信号処理の流れを説明する図である。
【図3】本発明の実施形態における情報処理装置における情報処理方法を説明するフロー図である。
【図4】従来の情報処理装置における信号処理の流れを説明する図である。
【図5】インターレース/プログレッシブ(I/P)変換について説明する図である。
【図6】ライン・バイ・ライン(LBL)処理について説明する図である。
【図7】従来の他の情報処理装置における信号処理の流れを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化乃至省略する。本発明の内容を具体的に説明すると、偏光板立体視のLBL、すなわち、左右の目の映像が、偶数ラインと奇数ラインとにおいて1ライン毎に同時に表示される特性を利用して、偶数ライン又は奇数ラインのみといった、1ラインおきに視差を生成する処理を行うことにより、2D/3D変換方式において、必要とされる処理工程の大半を省略するというものである。
【0025】
図1は、本発明の実施形態における情報処理装置の概略構成を示すブロック図である。2D再生方式と本発明との相違点は、PC等の情報処理装置12の中に3D変換処理部114が組み込まれている点と、モニタが偏光板立体視対応モニタ13である点である。図1において、放送波11からの映像データがチューナー111で受信されると、チューナー111は、直接、映像処理系113に当該映像データを送信するか、又は、一旦映像データを記憶装置112に格納した後に、当該映像データを映像処理系113に送信する。
【0026】
映像処理系113は、デコード(復号化)を行うデコーダー1131と、表示を行うレンダラー1132で構成されている。デコーダー1131において映像データがデコード(復号)され、画が生成された後にレンダラーに送信される。レンダラー1132において、表示に必要な各処理が画に対して行われる。
【0027】
3D変換を行う場合には、当該画を3D変換処理部114に送信し、3D変換処理部114において3D映像データに変換された後、レンダラー1132に送信される。レンダラーでは、表示に必要な偏光方式立体視対応モニタ13と同期を取りながら、画を表示する。そして、偏光メガネ14をかけた視聴者15が、偏光方式立体視対応モニタ13に表示された画を見ることになる。
【0028】
次に、図2及び図3を用いて、本発明の実施形態における情報処理装置の動作について説明する。図2は、本発明の実施形態における情報処理装置における信号処理の流れを説明する図であり、図3は、本発明の実施形態における情報処理装置における情報処理方法を説明するフロー図である。
【0029】
図3において、2D再生方式と本発明との相違点は、3D変換処理として、奥行き解析処理(ステップ(以下、「S」という。)39)と視差生成処理(S30)の各工程が追加されることである。
【0030】
放送波1がPC等の情報処理装置12に受信されるか(図1)、又は、放送信号(2D)が格納された記憶手段21(図2)から抽出された放送信号(2D)(動画データ)は、情報処理系113の中のデコーダー1131(図1)においてデコード22(図2)され、2Dの画像であるフレーム23(図2)が生成される(S31)。
【0031】
次に、画(フレーム)23に対してI/P変換処理24、すなわち、放送波はインターレース映像信号(1フレームに時間が連続した2フィールドが格納されている方式)であるため、1フレームを2フィールドに分解し、補間(デインターレース)を行うことにより、2Dの画(フィールド)である25e(時刻t)、25l(時刻t+16.7ms)を作成する処理が行われる(S32)。
【0032】
次に、必要に応じて、YUV(輝度、色差)フォーマットという色形式からRGBフォーマットへと色フォーマットを変換する色変換処理(S33)を行う。また、PC等のウィンドウ表示において、ユーザの使用画面に応じて、モニタ13、28に表示されるサイズに画(フィールド)サイズを拡大縮小するリサイズ処理24(図2)を行う(S34)。
【0033】
次に、2Dの画(フィールド)である2フレーム25e(時刻t)、25l(時刻t+16.7ms)に対して3D変換処理を行うか否かについて判断され、3D変換処理を行うと判断された場合(S35:YES)には、S39へ移行する。S39では、2Dの画(フィールド)を解析し、奥行きを推測する処理である奥行き解析処理が行われる。すなわち、2Dの映像には奥行き情報が存在しないため、構図や動き、色等の情報から奥行きを推測する。推測方法については様々な方法が存在するが、ここでの説明は省略する。
【0034】
次に、S30では、画(フィールド)の奇数ライン、又は偶数ラインのみに視差を生成する処理である視差生成処理26(図2)を行う。具体的には、画(フィールド)を構成する複数のラインのうち、1、3、5、7、・・・、2n+1(ただし、nは0以上の整数)番目のラインといった奇数番号のライン、又は2、4、6、8、・・・、2n(ただし、nは1以上の整数)番目のラインといった偶数番号のラインに対して視差を生成することで、モニタ13、28に表示された際、左右の目に異なる映像が表示され、立体視が可能となる。S39の奥行き解析処理で得られた奥行きを参考に、画素を左右にずらす、又は加工することで、視差を生成する。
【0035】
偏光方式立体視の特徴であるLBL方式(ライン交互に異なる映像が格納されている方式)で表示する必要性を利用し、実際には、左右の目の映像を作ることなく、オリジナル画の一部を加工することにより、LBL処理相当の加工された画(フィールド)27e(時刻t)、27l(時刻t+16.7ms)(図2)が作成され、立体視が可能となるである。
【0036】
図3に戻り、S35において、3D変換処理を行わないと判断された場合(S35:NO)、又はS30において視差生成処理が終了すると、S36においてスケジューリング処理が行われる。すなわち、モニタ13、28の周波数に表示のタイミングを合わせることを目的として、必要であればウェイトやコマ落としを行うことにより、モニタ13、28と同期を取る。
【0037】
そして、S37において、モニタ13、28に画(フィールド)27e(時刻t)、27l(時刻t+16.7ms)(図2)を送信し、実際に画(フィールド)をモニタ13、28に表示をさせる表示処理が行われ、S38において、動画の再生を継続するか否かが判断され、継続すると判断された場合(S38:YES)には、S31に戻り、継続しないと判断された場合(S38:NO)には、処理を終了する。
【0038】
なお、上記実施形態において説明した図3に示したフローチャートを実行するために、PC等の情報処理装置に搭載されるCPU(図示せず)が、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等から構成されるメモリ(図示せず)に格納されたコンピュータにより読み取り可能なプログラムに基づいてPC等の情報処理装置の動作の各処理を制御するよう構成されている。
【0039】
本発明により、従来の2D/3D変換方式といわれる再生方式(図7)に比べ、図7における処理工程のうち、SBS化74、右目画像にのみ視差生成処理76、及びLBL処理80の各工程が不要となり、図7のI/P変換処理78に対応する図2のI/P変換処理24と、奇数ラインのみ視差生成処理26の工程を経るだけで、偏光方式に対応した立体視が可能な3D映像を再生可能な情報処理装置を得ることができる。
【0040】
この処理工程の低減による具体的な画素コピー回数の軽減量を比較すると、xを水平方向の解像度、yを垂直方向の解像度とした場合、図7の方式では、SBS化74により、(x/2*y)*2=xy、右目画像にのみ視差生成処理76により、(x/2*y)=xy/2、LBL処理80により、((x/2*y/2)*2)*2=xyであるから、合計xy+xy/2+xy=(5/2)xyの画素コピー回数であるのに対し、本発明による図2の方式では、奇数ラインのみに視差生成26による(x*y/2)*2=xyであるから、(5/2)xy−xy=(3/2)xyだけ、本発明による画素コピー回数の低減による改善効果が得られたことになる。
【0041】
さらに、従来技術の図4又は図7の方式では、水平方向の解像度がオリジナル画像の半分であるのに対し、本発明による図2の方法では、垂直方向の解像度の欠損がないため、高画質の3D映像を再生することができる。
【0042】
以上説明してきたように、本発明によれば、擬似3D映像を再生するに当たり、フィールドを構成する複数のラインに対して、1ラインおきに視差を生成し、LBLライン相当の加工された画(フィールド)を得ることにより、3D映像を再生するための処理工程を軽減させることができ、その結果として、処理負荷を低減することができると共に、垂直方向の解像度を高画質に維持することができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを得ることができる。
【0043】
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範囲な趣旨及び範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正及び変更が可能である。
【符号の説明】
【0044】
11 放送波
111 チューナー
112 記憶装置
113 映像処理系
1131 デコーダー
1132 レンダラー
114 3D変換処理部
12 情報処理装置
13 偏光方式立体視対応モニタ
14 偏光メガネ
15 視聴者

【特許請求の範囲】
【請求項1】
立体視が可能な映像信号を表示する情報処理装置であって、インターレース映像信号に対して、インターレース/プログレッシブ変換を行うことによりプログレッシブ映像信号を生成する生成手段と、前記生成手段により生成されたプログレッシブ映像信号のフィールドを構成する複数ラインに対して、1ラインおきに視差を生成する視差生成手段と、を含むことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記複数ラインには昇順に番号が付与されており、前記視差生成手段は、前記番号が付与された複数のラインのうち、奇数番号のライン又は偶数番号のラインに対して視差を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記生成手段には、前記映像信号の表示サイズを拡大又は縮小するサイズ変更手段が含まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
立体視が可能な映像信号を表示する情報処理方法であって、インターレース映像信号に対して、インターレース/プログレッシブ変換を行うことによりプログレッシブ映像信号を生成する生成工程と、前記生成工程により生成されたプログレッシブ映像信号のフィールドを構成する複数ラインに対して、1ラインおきに視差を生成する視差生成工程と、を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項5】
立体視が可能な映像信号を表示する情報処理装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、インターレース映像信号に対して、インターレース/プログレッシブ変換を行うことによりプログレッシブ映像信号を生成する生成処理と、前記生成処理により生成されたプログレッシブ映像信号のフィールドを構成する複数ラインに対して、1ラインおきに視差を生成する視差生成処理と、を含むことを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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