情報処理装置及び操作入力装置
【課題】簡素な構成で冷却効率を大幅に高めることが可能な、情報処理装置及び操作入力装置を提供する。
【解決手段】複数のキー202を有するキーボードを備える情報処理装置であって、キーボードは、複数のキー202のそれぞれを押し下げる操作を受けて導通状態と非導通状態を切り換える複数のスイッチ部を有し、キー202に対応する位置に開孔部204aが設けられたメンブレンシート204と、メンブレンシート204の下部に設けられ、キー202に向けて光を照射し、開孔部204aに対応する位置に開孔部208aが設けられた発光部材208と、を有する。
【解決手段】複数のキー202を有するキーボードを備える情報処理装置であって、キーボードは、複数のキー202のそれぞれを押し下げる操作を受けて導通状態と非導通状態を切り換える複数のスイッチ部を有し、キー202に対応する位置に開孔部204aが設けられたメンブレンシート204と、メンブレンシート204の下部に設けられ、キー202に向けて光を照射し、開孔部204aに対応する位置に開孔部208aが設けられた発光部材208と、を有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び操作入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近時では、パーソナルコンピュータ等の電子機器において、ユーザの操作を入力する入力装置としてキーボードが広く利用されている。例えば下記の特許文献1には、良好なデザイン性を確保しつつ装置本体の内部における冷却効率の向上を図ることを想定した技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−99630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術は、キーボードの側方に吸気孔を設けて吸気を行っているが、キーボードの側方には限られたスペースしか存在しないため、冷却効率を高めることに限界が生じていた。特に、近時では、パーソナルコンピュータ等の電子機器の小型化が顕著となっており、吸気口を設けるスペースが不足してしまい、更なる冷却効率の低下が懸念される事態が生じている。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、簡素な構成で冷却効率を大幅に高めることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置及び操作入力装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数のキーを有するキーボードを備える情報処理装置であって、前記キーボードは、前記複数のキーのそれぞれを押し下げる操作に応じて非導通状態と導通状態を切り換える複数のスイッチ部を有し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第1の開孔部が設けられたシートと、前記シートの下部に設けられ、前記キーに向けて光を照射し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第2の開孔部が設けられた発光部材と、を有する、情報処理装置が提供される。
【0007】
また、前記キーには前記発光部材から照射された光を透過させる光透過部によって文字が刻印され、前記第2の開口部は前記キーの文字と重ならない位置に配置されているものであってもよい。
【0008】
また、前記シートと前記発光部材の間に設けられ、前記シートを支持し、前記第1の開孔部に対応する位置に第3の開孔部が設けられたプレートを更に含むものであってもよい。
【0009】
また、内部の熱を外部に放出する冷却ファンを備え、前記第2の開孔部は、前記冷却ファンの直上部以外の領域に設けられたものであってもよい。
【0010】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数のキーと、前記複数のキーのそれぞれを押し下げる操作に応じて非導通状態と導通状態を切り換える複数のスイッチ部を有し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第1の開孔部が設けられたシートと、前記シートの下部に設けられ、前記キーに向けて光を照射し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第2の開孔部が設けられた発光部材と、を備える、操作入力装置が提供される。
【0011】
また、前記キーには前記発光部材から照射された光を透過させる光透過部によって文字が刻印され、前記第2の開口部は前記キーの文字と重ならない位置に配置されているものであってもよい。
【0012】
また、前記シートと前記発光部材の間に設けられ、前記シートを支持し、前記第1の開孔部に対応する位置に第3の開孔部が設けられたプレートを更に含むものであってもよい。
【0013】
また、内部の熱を外部に放出する冷却ファンを備え、前記第2の開孔部は、前記冷却ファンの直上部以外の領域に設けられたものであってもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、簡素な構成で冷却効率を大幅に高めることが可能な情報処理装置及び操作入力装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置の外観を示す斜視図である。
【図2】装置本体を分解した状態を示す斜視図である。
【図3】キーボードを示す斜視図である。
【図4】下シェルに回路基板アセンブリが装着された状態を示す斜視図である。
【図5】キーボードを構成する部材を示す分解斜視図である。
【図6】メンブレンシートの構成を示す平面図である。
【図7】プレートの構成を示す平面図である。
【図8】発光シートの構成を示す平面図である。
【図9】1つのキーに対応するメンブレンシートのスイッチ部を示す平面図である。
【図10】1つのキーに対応するプレートの支持部及びその周辺を示す平面図である。
【図11】1つのキーに対応する発光シートの発光部及び開口部を示す平面図である。
【図12】図9、図10、及び図11に示すメンブレンシート、プレート、及び発光シートを重ねた状態を示す平面図である。
【図13】キー及び開口部の断面を示す模式図である。
【図14】図13に示す領域A2を拡大して示す模式図であって、冷却ファンを駆動した際に開口部を通って外気が吸入される様子を示す模式図である。
【図15】図14に示す断面構造をより詳細に示す模式図であって、冷却ファン、及び回路基板をともに示す模式図である。
【図16】キーと開口部の位置関係の一例を示す模式図である。
【図17】1のキーによって入力できる文字数が多く、より多くの光透過部が設けられたキーを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0017】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.情報処理装置の外観例
2.情報処理装置の構成例
3.キーボードの構成
4.キーボードを通過して吸入した空気の流れ
5.発光シートの開口部の配置例
【0018】
[1.情報処理装置の外観例]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置100の概略構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100の外観を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態では、情報処理装置100としてノート型のパーソナルコンピュータを例示する。但し、情報処理装置100は、パーソナルコンピュータに限定されるものではなく、本実施形態は、例えば、P D A (P
e r s o n a l D i g i t a l
A s s i s t a n t) 、ネットワーク端末、携帯電話などのモバイル機器、ワークステーション等の各種の情報処理装置に適用することができる。
【0019】
図1に示すように、情報処理装置100は、表示部102と装置本体103とを備えている。表示部102は、表示用筐体104と該表示用筐体104に配置された表示画面105とを有している。装置本体103の上面には、横長のキーボード113が配置されている。表示部102は、装置本体103の後端部において、装置本体103に対してヒンジ部を介して回動自在に支持されている。表示部102は、装置本体103を閉塞する閉塞位置と装置本体3を開放する開放位置との間で回動可能とされ、表示部102が開放されたときに装置本体103に設けられたキーボード113の使用が可能とされる。図1に示すように、また、装置本体103の上面のキーボード113の前側の位置には、タッチパッド115と操作釦116が配置されている。
【0020】
[2.情報処理装置の構成例]
図2は、装置本体103を分解した状態を示す斜視図である。また、図3は、キーボード113を示す斜視図である。装置本体103は、本体用筐体110に所要の各部が配置されて成り、該本体用筐体110は上シェル111と下シェル112が上下で結合されることにより構成されている。図2に示すように、キーボード113は、上シェル111に装着されている。
【0021】
上シェル111と下シェル112との間には、回路基板アセンブリ120が配置されている。図4は、下シェル112に回路基板アセンブリ120が装着された状態を示している。図4中に一点鎖線で囲まれた領域A1は、キーボード113が装着される領域に対応している。図2及び図4に示すように、回路基板アセンブリ120は、半導体チップ等の電子部品122が実装された回路基板121を含む。電子部品122には、CPU、ハードディスク、DRAM、ROMなどの部品が含まれる。
【0022】
回路基板121と隣接するようにして、冷却ファン150が配置されている。冷却ファン150は、情報処理装置100の外から外気を吸入して、内部の熱を外に放出する機能を有する。冷却ファン150は、シロッコファン等から構成され、吸気した空気を側方(回転軸と直交する所定の方向)に放出する。
【0023】
また、図2に示すように、下シェル112には、複数の通気口140a,140b,140c,140dが設けられている。複数の通気口140a,140b,140c,140dのうち、通気口140aは、冷却ファン150の駆動によって本体用筐体110の内部の空気を外部に排出する。また、通気口140b,140c,140dは、冷却ファン150の駆動により、装置本体103の外部から本体用筐体110の内部へ外気を吸入する。
【0024】
上述したように、装置本体103内の回路基板121には、多数の電子部品122が配置されている。これらの電子部品122から発生する熱は、通気口140b,140c,140dから外気を吸入して通気口140aから排出することによって、装置本体103の外部に排出される。
【0025】
また、電子部品122と冷却ファン150を接続するようにヒートパイプ152が設けられている。電子部品122で発生した熱は、ヒートパイプ152を伝わって冷却ファン150に送られて、冷却ファン150の駆動によって外部に放出される。
【0026】
そして、本実施形態では、冷却効率の更なる向上を達成するために、通気口140b,140c,140dの他に、キーボード113の全域から装置本体103内に外気を吸入するようにしている。
【0027】
[3.キーボードの構成]
図5は、キーボード113を構成する部材を示す分解斜視図である。キーボード113は、複数のキー202と、キー202の下に配置されるメンブレンシート204と、メンブレンシート204の下に配置されるプレート(板金)206と、プレート206の下に配置される発光シート208と、を有して構成されている。
【0028】
各キー202は、キー202を上下に移動可能に支持するメカ機構によって、メンブレンシート204を間に介在させた状態でプレート206に装着される。メンブレンシート204には、各キー204に対応して回路の導線が設けられている。メンブレンシート204には、キー202の押し下げ操作が伝達される。メンブレンシート204は、キー202の押し下げに応じて導線の導通、非導通を切り換えることで、キー操作に応じた信号を出力することができる。
【0029】
プレート206は、メンブレンシート204の下部に配置され、メンブレンシート204を下側から保持する支持部206aを有する。これにより、メンブレンシート204がキー202による押圧を上から受けた場合に、メンブレンシート204を下側から支えることができる。
【0030】
発光シート208は、プレート206の下に配置され、有機EL発光シートから構成される。発光シート208は、下からキー202に向けて光を照射することで、キー202の文字を光らせるバックライトとして機能する。なお、本実施形態では、バックライトを有機EL発光シートによって構成した例を示すが、バックライトの構成はこれに限定されるものではない。例えば、バックライトは、LED等の光源を平板上の導光部材に照射して、導光部材を発光させることによって構成することもできる。この場合、後述する開口部208aは、導光部材に設けることができる。
【0031】
なお、図5では図示を省略しているが、メンブレンシート204の上面は、外装部材であるアッパープレート(化粧板)によって覆われている。
【0032】
図6は、メンブレンシート204の構成を示す平面図である。また、図7は、プレート206の構成を示す平面図である。また、図8は、発光シート208の構成を示す平面図である。図6に示すように、メンブレンシート204には、各キー202の位置に対応して回路の導線のオン/オフを切り換えるスイッチ部204bが設けられている。また、図7に示すように、プレート206には、各スイッチ部204bの位置に対応して支持部206bが設けられている。
【0033】
図8において、2点鎖線で囲んだ領域は、発光シート208の発光部208bを示している。各発光部208bは、各キー202の位置に対応して設けられている。発光部208bが発光することによって、キー202に向けて光が照射されて、キー202の文字を光らせることができる。また、図8に示すように、発光シート208には、各キー202の位置に対応して、貫通する開口部208aが設けられている。
【0034】
図9は、1つのキー202に対応するメンブレンシート204のスイッチ部204bを示す平面図である。また、図10は、1つのキー202に対応するプレート206の支持部206b及びその周辺を示す平面図である。また、図11は、1つのキー202に対応する発光シート208の発光部208b及び開口部208aを示す平面図である。また、図12は、図9、図10、及び図11に示すメンブレンシート204、プレート206、及び発光シート208を重ねた状態を示す平面図である。
【0035】
図9に示すように、メンブレンシート204は、一例として、半透明の樹脂材料に導線204cがプリントされて構成される。図9に示すように、スイッチ部204bの周囲には、貫通する開口部204aが設けられている。
【0036】
プレート206の支持部206bは、X字形状に構成され、周囲には複数の貫通する開口部206aが設けられている。図12に示すように、メンブレンシート204及びプレート206を重ねた状態では、メンブレンシート204のスイッチ部204bがプレート206の支持部206bの中心に位置する。これにより、スイッチ部204bがキー202によって上から押圧された際に、支持部206bによってスイッチ部204bの下部を支持することができる。
【0037】
また、プレート206には、1つのキー202に対して、4つのキー取付用の孔206cが設けられている。キー取付用の孔206cには、各キー202を上下に移動可能に支持するメカ機構(不図示)が装着される。
【0038】
図12に示すように、発光シート208の開口部208aは、メンブレンシート204の開口部204a、及びプレート206の開口部206aと重なる位置に設けられている。これにより、メンブレンシート204、プレート206、及び発光シート208が重なった状態においても、各開口部204a,206a,208aを通って空気が流れることが可能である。
【0039】
このように、メンブレンシート204、プレート206、発光シート208は、各キー202に対応する位置に開口部204a,206a,208aが重畳するように設けられている。従って、冷却ファン150を駆動すると、キー202とアッパープレートとの間の隙間から外気が吸気され、外気は開口部204a,206a,208aを通って装置本体103の内部に入る。そして、冷却ファン150の方向に吸入され、通気口140aから排出される。
【0040】
従って、本実施形態によれば、各キー202に対応する開口部204a,206a,208aを介して外気を吸気できるため、キーボード113の全域の広い範囲から吸気を行うことができる。従って、装置本体103の冷却効率を大幅に高めることができ、電子部品122を効率良く冷却することが可能となる。
【0041】
[4.キーボードを通過して吸入した空気の流れ]
図13は、キー202及び開口部204a,206a,208aの断面を示す模式図である。また、図14は、図13に示す領域A2を拡大して示す模式図であって、冷却ファン150を駆動した際に開口部204a,206a,208aを通って外気が吸入される様子を示す模式図である。図14に示すように、冷却ファン150を駆動すると、キー202とメンブレンシート240上のアッパープレートとの間の隙間から外気が吸入され、開口部204a,206a,208aを通って装置本体103内部に外気が吸入される。各開口部204a,206a,208aは、各キー202に対応して設けられているため、各キー202の位置から、すなわちキーボード113の全域から外気を装置本体103の内部に吸入することが可能となる。
【0042】
図15は、図14に示す断面構造をより詳細に示す模式図であって、冷却ファン150、及び回路基板121をともに示す模式図である。図15中に矢印で示すように、開口部204a,206a,208aを通って装置本体103内に吸入された外気は、装置本体内103を冷却ファン150の方向に流れ、通気口140aから外部に排出される。これにより、開口部204a,206a,208aを通って装置本体103内に吸入された外気によって、電子部品122から発生した熱を外部に排出することができ、装置本体103内を効率良く冷却することができる。
【0043】
また、図15に示すように、冷却ファン150の上部には開口部204a,206a,208aを設けないことによって、装置本体103内に冷却ファン150に向かう流れを生じさせることができ、冷却効率をより高めることが可能である。
【0044】
[5.発光シートの開口部の配置例]
次に、発光シート208に設けられる開口部208aの配置例について説明する。図16は、キー202と開口部208aの位置関係の一例を示す模式図である。図16に示すように、キー202の文字(“K”、“の”)の部分は、光を透過する光透過部202aとして構成されている。光透過部202aは、透明または半透明の樹脂材料から構成されている。これにより、発光シート208の発光部208bから照射された光は、光透過部202aを透過し、キー202の文字の部分が発光する。
【0045】
図16に示すように、発光シート208の開口部208aは、光透過部202aが設けられていない箇所に設けられている。開口部208aの位置が光透過部202aの位置と重なると、開口部208aでは発光シート208が発光しないため、光透過部202aに照射される光量が低下してしまい、光透過部202aの輝度が低下することが想定される。本実施形態のように、光透過部202aが設けられていない箇所に開口部208aを配置することにより、光透過部202aの輝度が低下してしまうことを確実に抑えることが可能である。
【0046】
図17は、1のキーによって入力できる文字数が多く、より多くの光透過部202aが設けられたキー202を示している。この場合においても、複数の光透過部202aが設けられていない領域に発光シート208の開口部208aを配置する。これにより、光透過部202aの輝度が低下してしまうことを確実に抑止することが可能である。
【0047】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0048】
100 情報処理装置
113 キーボード
202 キー
202a 光透過部
204 メンブレンシート
204a,206a,208a 開孔部
206 プレート
208 メンブレンシート
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及び操作入力装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近時では、パーソナルコンピュータ等の電子機器において、ユーザの操作を入力する入力装置としてキーボードが広く利用されている。例えば下記の特許文献1には、良好なデザイン性を確保しつつ装置本体の内部における冷却効率の向上を図ることを想定した技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−99630号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術は、キーボードの側方に吸気孔を設けて吸気を行っているが、キーボードの側方には限られたスペースしか存在しないため、冷却効率を高めることに限界が生じていた。特に、近時では、パーソナルコンピュータ等の電子機器の小型化が顕著となっており、吸気口を設けるスペースが不足してしまい、更なる冷却効率の低下が懸念される事態が生じている。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、簡素な構成で冷却効率を大幅に高めることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置及び操作入力装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数のキーを有するキーボードを備える情報処理装置であって、前記キーボードは、前記複数のキーのそれぞれを押し下げる操作に応じて非導通状態と導通状態を切り換える複数のスイッチ部を有し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第1の開孔部が設けられたシートと、前記シートの下部に設けられ、前記キーに向けて光を照射し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第2の開孔部が設けられた発光部材と、を有する、情報処理装置が提供される。
【0007】
また、前記キーには前記発光部材から照射された光を透過させる光透過部によって文字が刻印され、前記第2の開口部は前記キーの文字と重ならない位置に配置されているものであってもよい。
【0008】
また、前記シートと前記発光部材の間に設けられ、前記シートを支持し、前記第1の開孔部に対応する位置に第3の開孔部が設けられたプレートを更に含むものであってもよい。
【0009】
また、内部の熱を外部に放出する冷却ファンを備え、前記第2の開孔部は、前記冷却ファンの直上部以外の領域に設けられたものであってもよい。
【0010】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数のキーと、前記複数のキーのそれぞれを押し下げる操作に応じて非導通状態と導通状態を切り換える複数のスイッチ部を有し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第1の開孔部が設けられたシートと、前記シートの下部に設けられ、前記キーに向けて光を照射し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第2の開孔部が設けられた発光部材と、を備える、操作入力装置が提供される。
【0011】
また、前記キーには前記発光部材から照射された光を透過させる光透過部によって文字が刻印され、前記第2の開口部は前記キーの文字と重ならない位置に配置されているものであってもよい。
【0012】
また、前記シートと前記発光部材の間に設けられ、前記シートを支持し、前記第1の開孔部に対応する位置に第3の開孔部が設けられたプレートを更に含むものであってもよい。
【0013】
また、内部の熱を外部に放出する冷却ファンを備え、前記第2の開孔部は、前記冷却ファンの直上部以外の領域に設けられたものであってもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、簡素な構成で冷却効率を大幅に高めることが可能な情報処理装置及び操作入力装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置の外観を示す斜視図である。
【図2】装置本体を分解した状態を示す斜視図である。
【図3】キーボードを示す斜視図である。
【図4】下シェルに回路基板アセンブリが装着された状態を示す斜視図である。
【図5】キーボードを構成する部材を示す分解斜視図である。
【図6】メンブレンシートの構成を示す平面図である。
【図7】プレートの構成を示す平面図である。
【図8】発光シートの構成を示す平面図である。
【図9】1つのキーに対応するメンブレンシートのスイッチ部を示す平面図である。
【図10】1つのキーに対応するプレートの支持部及びその周辺を示す平面図である。
【図11】1つのキーに対応する発光シートの発光部及び開口部を示す平面図である。
【図12】図9、図10、及び図11に示すメンブレンシート、プレート、及び発光シートを重ねた状態を示す平面図である。
【図13】キー及び開口部の断面を示す模式図である。
【図14】図13に示す領域A2を拡大して示す模式図であって、冷却ファンを駆動した際に開口部を通って外気が吸入される様子を示す模式図である。
【図15】図14に示す断面構造をより詳細に示す模式図であって、冷却ファン、及び回路基板をともに示す模式図である。
【図16】キーと開口部の位置関係の一例を示す模式図である。
【図17】1のキーによって入力できる文字数が多く、より多くの光透過部が設けられたキーを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0017】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.情報処理装置の外観例
2.情報処理装置の構成例
3.キーボードの構成
4.キーボードを通過して吸入した空気の流れ
5.発光シートの開口部の配置例
【0018】
[1.情報処理装置の外観例]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置100の概略構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置100の外観を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態では、情報処理装置100としてノート型のパーソナルコンピュータを例示する。但し、情報処理装置100は、パーソナルコンピュータに限定されるものではなく、本実施形態は、例えば、P D A (P
e r s o n a l D i g i t a l
A s s i s t a n t) 、ネットワーク端末、携帯電話などのモバイル機器、ワークステーション等の各種の情報処理装置に適用することができる。
【0019】
図1に示すように、情報処理装置100は、表示部102と装置本体103とを備えている。表示部102は、表示用筐体104と該表示用筐体104に配置された表示画面105とを有している。装置本体103の上面には、横長のキーボード113が配置されている。表示部102は、装置本体103の後端部において、装置本体103に対してヒンジ部を介して回動自在に支持されている。表示部102は、装置本体103を閉塞する閉塞位置と装置本体3を開放する開放位置との間で回動可能とされ、表示部102が開放されたときに装置本体103に設けられたキーボード113の使用が可能とされる。図1に示すように、また、装置本体103の上面のキーボード113の前側の位置には、タッチパッド115と操作釦116が配置されている。
【0020】
[2.情報処理装置の構成例]
図2は、装置本体103を分解した状態を示す斜視図である。また、図3は、キーボード113を示す斜視図である。装置本体103は、本体用筐体110に所要の各部が配置されて成り、該本体用筐体110は上シェル111と下シェル112が上下で結合されることにより構成されている。図2に示すように、キーボード113は、上シェル111に装着されている。
【0021】
上シェル111と下シェル112との間には、回路基板アセンブリ120が配置されている。図4は、下シェル112に回路基板アセンブリ120が装着された状態を示している。図4中に一点鎖線で囲まれた領域A1は、キーボード113が装着される領域に対応している。図2及び図4に示すように、回路基板アセンブリ120は、半導体チップ等の電子部品122が実装された回路基板121を含む。電子部品122には、CPU、ハードディスク、DRAM、ROMなどの部品が含まれる。
【0022】
回路基板121と隣接するようにして、冷却ファン150が配置されている。冷却ファン150は、情報処理装置100の外から外気を吸入して、内部の熱を外に放出する機能を有する。冷却ファン150は、シロッコファン等から構成され、吸気した空気を側方(回転軸と直交する所定の方向)に放出する。
【0023】
また、図2に示すように、下シェル112には、複数の通気口140a,140b,140c,140dが設けられている。複数の通気口140a,140b,140c,140dのうち、通気口140aは、冷却ファン150の駆動によって本体用筐体110の内部の空気を外部に排出する。また、通気口140b,140c,140dは、冷却ファン150の駆動により、装置本体103の外部から本体用筐体110の内部へ外気を吸入する。
【0024】
上述したように、装置本体103内の回路基板121には、多数の電子部品122が配置されている。これらの電子部品122から発生する熱は、通気口140b,140c,140dから外気を吸入して通気口140aから排出することによって、装置本体103の外部に排出される。
【0025】
また、電子部品122と冷却ファン150を接続するようにヒートパイプ152が設けられている。電子部品122で発生した熱は、ヒートパイプ152を伝わって冷却ファン150に送られて、冷却ファン150の駆動によって外部に放出される。
【0026】
そして、本実施形態では、冷却効率の更なる向上を達成するために、通気口140b,140c,140dの他に、キーボード113の全域から装置本体103内に外気を吸入するようにしている。
【0027】
[3.キーボードの構成]
図5は、キーボード113を構成する部材を示す分解斜視図である。キーボード113は、複数のキー202と、キー202の下に配置されるメンブレンシート204と、メンブレンシート204の下に配置されるプレート(板金)206と、プレート206の下に配置される発光シート208と、を有して構成されている。
【0028】
各キー202は、キー202を上下に移動可能に支持するメカ機構によって、メンブレンシート204を間に介在させた状態でプレート206に装着される。メンブレンシート204には、各キー204に対応して回路の導線が設けられている。メンブレンシート204には、キー202の押し下げ操作が伝達される。メンブレンシート204は、キー202の押し下げに応じて導線の導通、非導通を切り換えることで、キー操作に応じた信号を出力することができる。
【0029】
プレート206は、メンブレンシート204の下部に配置され、メンブレンシート204を下側から保持する支持部206aを有する。これにより、メンブレンシート204がキー202による押圧を上から受けた場合に、メンブレンシート204を下側から支えることができる。
【0030】
発光シート208は、プレート206の下に配置され、有機EL発光シートから構成される。発光シート208は、下からキー202に向けて光を照射することで、キー202の文字を光らせるバックライトとして機能する。なお、本実施形態では、バックライトを有機EL発光シートによって構成した例を示すが、バックライトの構成はこれに限定されるものではない。例えば、バックライトは、LED等の光源を平板上の導光部材に照射して、導光部材を発光させることによって構成することもできる。この場合、後述する開口部208aは、導光部材に設けることができる。
【0031】
なお、図5では図示を省略しているが、メンブレンシート204の上面は、外装部材であるアッパープレート(化粧板)によって覆われている。
【0032】
図6は、メンブレンシート204の構成を示す平面図である。また、図7は、プレート206の構成を示す平面図である。また、図8は、発光シート208の構成を示す平面図である。図6に示すように、メンブレンシート204には、各キー202の位置に対応して回路の導線のオン/オフを切り換えるスイッチ部204bが設けられている。また、図7に示すように、プレート206には、各スイッチ部204bの位置に対応して支持部206bが設けられている。
【0033】
図8において、2点鎖線で囲んだ領域は、発光シート208の発光部208bを示している。各発光部208bは、各キー202の位置に対応して設けられている。発光部208bが発光することによって、キー202に向けて光が照射されて、キー202の文字を光らせることができる。また、図8に示すように、発光シート208には、各キー202の位置に対応して、貫通する開口部208aが設けられている。
【0034】
図9は、1つのキー202に対応するメンブレンシート204のスイッチ部204bを示す平面図である。また、図10は、1つのキー202に対応するプレート206の支持部206b及びその周辺を示す平面図である。また、図11は、1つのキー202に対応する発光シート208の発光部208b及び開口部208aを示す平面図である。また、図12は、図9、図10、及び図11に示すメンブレンシート204、プレート206、及び発光シート208を重ねた状態を示す平面図である。
【0035】
図9に示すように、メンブレンシート204は、一例として、半透明の樹脂材料に導線204cがプリントされて構成される。図9に示すように、スイッチ部204bの周囲には、貫通する開口部204aが設けられている。
【0036】
プレート206の支持部206bは、X字形状に構成され、周囲には複数の貫通する開口部206aが設けられている。図12に示すように、メンブレンシート204及びプレート206を重ねた状態では、メンブレンシート204のスイッチ部204bがプレート206の支持部206bの中心に位置する。これにより、スイッチ部204bがキー202によって上から押圧された際に、支持部206bによってスイッチ部204bの下部を支持することができる。
【0037】
また、プレート206には、1つのキー202に対して、4つのキー取付用の孔206cが設けられている。キー取付用の孔206cには、各キー202を上下に移動可能に支持するメカ機構(不図示)が装着される。
【0038】
図12に示すように、発光シート208の開口部208aは、メンブレンシート204の開口部204a、及びプレート206の開口部206aと重なる位置に設けられている。これにより、メンブレンシート204、プレート206、及び発光シート208が重なった状態においても、各開口部204a,206a,208aを通って空気が流れることが可能である。
【0039】
このように、メンブレンシート204、プレート206、発光シート208は、各キー202に対応する位置に開口部204a,206a,208aが重畳するように設けられている。従って、冷却ファン150を駆動すると、キー202とアッパープレートとの間の隙間から外気が吸気され、外気は開口部204a,206a,208aを通って装置本体103の内部に入る。そして、冷却ファン150の方向に吸入され、通気口140aから排出される。
【0040】
従って、本実施形態によれば、各キー202に対応する開口部204a,206a,208aを介して外気を吸気できるため、キーボード113の全域の広い範囲から吸気を行うことができる。従って、装置本体103の冷却効率を大幅に高めることができ、電子部品122を効率良く冷却することが可能となる。
【0041】
[4.キーボードを通過して吸入した空気の流れ]
図13は、キー202及び開口部204a,206a,208aの断面を示す模式図である。また、図14は、図13に示す領域A2を拡大して示す模式図であって、冷却ファン150を駆動した際に開口部204a,206a,208aを通って外気が吸入される様子を示す模式図である。図14に示すように、冷却ファン150を駆動すると、キー202とメンブレンシート240上のアッパープレートとの間の隙間から外気が吸入され、開口部204a,206a,208aを通って装置本体103内部に外気が吸入される。各開口部204a,206a,208aは、各キー202に対応して設けられているため、各キー202の位置から、すなわちキーボード113の全域から外気を装置本体103の内部に吸入することが可能となる。
【0042】
図15は、図14に示す断面構造をより詳細に示す模式図であって、冷却ファン150、及び回路基板121をともに示す模式図である。図15中に矢印で示すように、開口部204a,206a,208aを通って装置本体103内に吸入された外気は、装置本体内103を冷却ファン150の方向に流れ、通気口140aから外部に排出される。これにより、開口部204a,206a,208aを通って装置本体103内に吸入された外気によって、電子部品122から発生した熱を外部に排出することができ、装置本体103内を効率良く冷却することができる。
【0043】
また、図15に示すように、冷却ファン150の上部には開口部204a,206a,208aを設けないことによって、装置本体103内に冷却ファン150に向かう流れを生じさせることができ、冷却効率をより高めることが可能である。
【0044】
[5.発光シートの開口部の配置例]
次に、発光シート208に設けられる開口部208aの配置例について説明する。図16は、キー202と開口部208aの位置関係の一例を示す模式図である。図16に示すように、キー202の文字(“K”、“の”)の部分は、光を透過する光透過部202aとして構成されている。光透過部202aは、透明または半透明の樹脂材料から構成されている。これにより、発光シート208の発光部208bから照射された光は、光透過部202aを透過し、キー202の文字の部分が発光する。
【0045】
図16に示すように、発光シート208の開口部208aは、光透過部202aが設けられていない箇所に設けられている。開口部208aの位置が光透過部202aの位置と重なると、開口部208aでは発光シート208が発光しないため、光透過部202aに照射される光量が低下してしまい、光透過部202aの輝度が低下することが想定される。本実施形態のように、光透過部202aが設けられていない箇所に開口部208aを配置することにより、光透過部202aの輝度が低下してしまうことを確実に抑えることが可能である。
【0046】
図17は、1のキーによって入力できる文字数が多く、より多くの光透過部202aが設けられたキー202を示している。この場合においても、複数の光透過部202aが設けられていない領域に発光シート208の開口部208aを配置する。これにより、光透過部202aの輝度が低下してしまうことを確実に抑止することが可能である。
【0047】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0048】
100 情報処理装置
113 キーボード
202 キー
202a 光透過部
204 メンブレンシート
204a,206a,208a 開孔部
206 プレート
208 メンブレンシート
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のキーを有するキーボードを備える情報処理装置であって、
前記キーボードは、
前記複数のキーのそれぞれを押し下げる操作に応じて非導通状態と導通状態を切り換える複数のスイッチ部を有し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第1の開孔部が設けられたシートと、
前記シートの下部に設けられ、前記キーに向けて光を照射し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第2の開孔部が設けられた発光部材と、
を有する、情報処理装置。
【請求項2】
前記キーには前記発光部材から照射された光を透過させる光透過部によって文字が刻印され、前記第2の開口部は前記キーの文字と重ならない位置に配置されている、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記シートと前記発光部材の間に設けられ、前記シートを支持し、前記第1の開孔部に対応する位置に第3の開孔部が設けられたプレートを更に含む、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
内部の熱を外部に放出する冷却ファンを備え、前記第2の開孔部は、前記冷却ファンの直上部以外の領域に設けられた、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
複数のキーと、
前記複数のキーのそれぞれを押し下げる操作に応じて非導通状態と導通状態を切り換える複数のスイッチ部を有し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第1の開孔部が設けられたシートと、
前記シートの下部に設けられ、前記キーに向けて光を照射し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第2の開孔部が設けられた発光部材と、
を備える、操作入力装置。
【請求項6】
前記キーには前記発光部材から照射された光を透過させる光透過部によって文字が刻印され、前記第2の開口部は前記キーの文字と重ならない位置に配置されている、請求項5に記載の操作入力装置。
【請求項7】
前記シートと前記発光部材の間に設けられ、前記シートを支持し、前記第1の開孔部に対応する位置に第3の開孔部が設けられたプレートを更に含む、請求項5に記載の操作入力装置。
【請求項8】
内部の熱を外部に放出する冷却ファンを備え、前記第2の開孔部は、前記冷却ファンの直上部以外の領域に設けられた、請求項5に記載の操作入力装置。
【請求項1】
複数のキーを有するキーボードを備える情報処理装置であって、
前記キーボードは、
前記複数のキーのそれぞれを押し下げる操作に応じて非導通状態と導通状態を切り換える複数のスイッチ部を有し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第1の開孔部が設けられたシートと、
前記シートの下部に設けられ、前記キーに向けて光を照射し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第2の開孔部が設けられた発光部材と、
を有する、情報処理装置。
【請求項2】
前記キーには前記発光部材から照射された光を透過させる光透過部によって文字が刻印され、前記第2の開口部は前記キーの文字と重ならない位置に配置されている、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記シートと前記発光部材の間に設けられ、前記シートを支持し、前記第1の開孔部に対応する位置に第3の開孔部が設けられたプレートを更に含む、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
内部の熱を外部に放出する冷却ファンを備え、前記第2の開孔部は、前記冷却ファンの直上部以外の領域に設けられた、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
複数のキーと、
前記複数のキーのそれぞれを押し下げる操作に応じて非導通状態と導通状態を切り換える複数のスイッチ部を有し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第1の開孔部が設けられたシートと、
前記シートの下部に設けられ、前記キーに向けて光を照射し、少なくとも1つの前記キーに対応する位置に第2の開孔部が設けられた発光部材と、
を備える、操作入力装置。
【請求項6】
前記キーには前記発光部材から照射された光を透過させる光透過部によって文字が刻印され、前記第2の開口部は前記キーの文字と重ならない位置に配置されている、請求項5に記載の操作入力装置。
【請求項7】
前記シートと前記発光部材の間に設けられ、前記シートを支持し、前記第1の開孔部に対応する位置に第3の開孔部が設けられたプレートを更に含む、請求項5に記載の操作入力装置。
【請求項8】
内部の熱を外部に放出する冷却ファンを備え、前記第2の開孔部は、前記冷却ファンの直上部以外の領域に設けられた、請求項5に記載の操作入力装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公開番号】特開2012−155375(P2012−155375A)
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−11417(P2011−11417)
【出願日】平成23年1月21日(2011.1.21)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年8月16日(2012.8.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月21日(2011.1.21)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】
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