説明

情報処理装置

【課題】制御部131が、アプリケーションを実行するアプリケーション画像の表示の状態に関する情報を、より的確にユーザに提示することが出来るようにする。
【解決手段】制御部131がアプリケーションを実行してアプリケーション画像データを出力し、表示部112が、当該画像データに基づくアプリケーション画像(例えばウェブページ)を表示する。また、発光部111が、表示部112と同時に視認可能な位置に設けられ、表示部112の表示するアプリケーション画像に関する状態量(例えばスクロールの量)に応じた発光パターン(例えば、スクロールバーのポインタに対応する位置の光源を発光させる)で発光する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機や携帯情報端末(Personal Digital Assistant;PDA)などの情報通信端末装置や、パーソナルコンピュータ(Personal Computer;PC)など、アプリケーションを実行する情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機等の情報処理装置において、様々な画面表示方法が提案されている。
例えば、特許文献1に記載の装置は、アプリケーションウィンドウにおいて2つのスクロールバーを備え、これら2つのスクロールバーが同じ方向に関してスクロール機能を提供する。これにより、比較的小さな画面におけるコンテンツのスクロールを改良できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−231810号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に示されるように画面上にスクロールバー等が表示される場合において、ユーザが、タッチパネル操作にて当該スクロールバーをタッチすると、タッチ部分が指に隠れてユーザから見えなくなってしまう。これにより、ユーザは、表示されている画像部分の全体に対する位置付け(スクロール情報)など、画像表示の状態に関する情報を的確に得られなくなってしまう。
また、スクロールバー等を画面上に表示すると、アプリケーション画像の表示可能領域が狭くなってしまう。一方、スクロールバー等を表示しないと、ユーザは、スクロール情報など、画像表示の状態に関する情報を得られなくなってしまう。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決することのできる情報処理装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による情報処理装置は、アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、前記アプリケーション実行部が前記アプリケーションを実行して出力するアプリケーション画像を表示する表示部と、前記表示部と同時に視認可能な位置に設けられ、かつ、複数の発光パターンで発光可能な発光部と、を具備し、前記発光部は、前記表示部の表示する前記アプリケーション画像に関する状態量に応じた発光パターンで発光する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、画像表示の状態に関する情報を、より的確にユーザに提示することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の第1の実施形態における情報通信端末装置の概略構成を示す構成図である。
【図2】同実施形態における情報通信端末装置の外形の概略を示す外形図である。
【図3】同実施形態における発光部の発光パターンの例を示す説明図である。
【図4】同実施形態において、指示された表示位置が、スクロール可能領域の上限値または下限値に位置する場合の、発光部の発光パターンの例を示す図である。
【図5】同実施形態において、情報通信端末装置が、スクロールを伴うコンテンツ表示を行う処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態における、発光部の発光パターンの例を示す説明図である。
【図7】同実施形態において、情報通信端末装置が、動画像の表示を行う処理手順を示すフローチャートである。け
【図8】本発明の第3の実施形態における、情報通信端末装置の概略構成を示す構成図である。
【図9】同実施形態における情報通信端末装置の外形の概略を示す外形図である。
【図10】同実施形態における制御部が撮像アプリケーションを実行する際の、発光部111の発光パターンの例を示す説明図である。
【図11】同実施形態において、情報通信端末装置がカメラ機能を実行して静止画像を撮像する際の処理手順を示すフローチャートである。
【図12】同実施形態において、情報通信端末装置がカメラ機能を実行して静止画像を撮像する際の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施形態における被撮像者から視認可能な位置に光源を具備する情報通信端末装置3の外形を示す外形図である。
【図14】本発明の第5の同実施形態における、時計機能を実行する情報通信端末装置の外形を示す外形図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態における情報通信端末装置の概略構成を示す構成図である。同図において、情報通信端末装置1は、音声入力部101と、音声出力部102と、発光部111と、表示部112と、タッチ操作入力部113と、ボタン操作入力部114と、通信部121と、制御部(アプリケーション実行部)131と、記憶部141とを具備する。
【0010】
情報通信端末装置1は、携帯電話機や、携帯情報端末(Personal Digital Assistant;PDA)など、情報の通信を行う端末装置である。また、情報通信端末装置1は、ウェブページの表示など画像の表示を伴うアプリケーションを実行する。
なお、本発明の適用範囲は、図1に示す情報通信端末装置に限らない。パーソナルコンピュータ(Personal Computer;PC)やタブレットPC(Tablet PC)など、アプリケーションを実行する様々な情報処理装置に本発明を適用可能である。他の実施形態についても同様である。
【0011】
音声入力部101は、マイクを有し、周囲音を採取して音声信号に変換する。例えば音声入力部101は、通話時にユーザの発話を採取して音声データに変換する。
音声出力部102は、スピーカを有し、制御部131から出力される音声データに従って音声を出力する。例えば、音声出力部102は、通話時に、制御部131から出力される音声データに従って、通話相手の音声を出力する。また、音声出力部102は、制御部131がアプリケーションを実行する際に、例えば動画像と併せて録音された音声など、アプリケーション音声を出力する。
【0012】
表示部112は、液晶パネル等の表示画面を有し、制御部131の制御に従って、静止画像や動画像やテキストなどの各種データを表示する。特に、表示部112は、制御部131がアプリケーションを実行する際に、制御部131が出力するアプリケーション画像を表示する。例えば、制御部131がアプリケーション画像を示す画像データを表示部112に出力し、表示部112は、当該画像データに基づいてアプリケーション画像を表示する。
【0013】
発光部111は、表示部112と同時に視認可能な位置に設けられ、かつ、複数の発光パターンで発光可能であり、いずれかの発光パターンで発光することで各種表示を行う。特に、発光部111は、表示部112がアプリケーション画像を表示する際に、当該アプリケーション画像に関する状態量に応じた発光パターンで発光(点灯)して当該状態量を表示する。
発光部111は、例えば、表示部112と同時に視認可能な位置に設けられる、複数の発光ダイオード(Light Emitting Diode;LED)等の光源を含んで実現される。
【0014】
なお、ここでいう「アプリケーション画像に関する状態量」とは、制御部131(図1)または制御部231(図8)が、アプリケーションを実行して出力するアプリケーション画像に関する、何らかの状態量であればよい。
【0015】
例えば、本実施形態で説明する、スクロール位置(スクロール可能に表示される画面全体における、現在表示されている部分の位置、あるいは、スクロール可能に表示される画面全体における、ユーザ操作によって表示するよう指示された位置)や、スクロール速度や、表示画面におけるタッチ操作可能な部分の位置や、アプリケーション画像の表示倍率(現在の表示倍率、あるいは、ユーザ操作によって指示された表示倍率)が、アプリケーション画像に関する状態量に該当する。
【0016】
また、第2の実施形態で説明する、動画像または連続する静止画像の再生位置(表示画面に現在再生されているフレーム等の位置(フレーム等の並びの全体における順番)、あるいは、ユーザ操作によって再生するよう指示されたフレーム等の位置)や、再生速度など再生位置の変化の速さや、巻き戻しや早送りなどアプリケーション画像に対する操作のためのタッチ領域の位置が、アプリケーション画像に関する状態量に該当する。
なお、以下では、再生位置を示す情報を、単に「再生位置」と称する。
【0017】
また、第3の実施形態で説明する、撮像用レンズの位置が、アプリケーション画像に関する状態量に該当する。ここで、撮像用レンズは、撮像アプリケーションにおけるアプリケーション画像としてのファインダー画像や撮像画像を生成するために用いられるものであり、この点で、撮像用レンズの位置は、アプリケーション画像に関する状態量に該当する。
【0018】
また、第3の実施形態で説明する、操作ボタン(例えば、ズームアップボタンや、ズームダウンボタンや、シャッターボタンなど)の位置や操作タイミングが、アプリケーション画像に関する状態量に該当する。ここで、ボタン操作は、アプリケーション画像としてのファインダー画像や撮像画像のズームを変化させるなど、アプリケーション画像に対する作用を示すものであり、この点で、操作ボタンの位置や操作タイミングは、アプリケーション画像に関する状態量に該当する。
【0019】
また、第3の実施形態で説明する、ズーム状態や、顔検出で検出した顔の位置や、顔の表情の判定結果や、フォーカス位置が、アプリケーション画像に関する状態量に該当する。
【0020】
なお、発光部111の発光パターンとしては、光源を発光させる時間ないし点滅させる時間間隔や、光源の発する光の色や、光源の発する光の明るさや、光源が複数ある場合は、発光させる光源の位置や、これらの組み合わせなど、様々なものを用いることができる。
また、この発光パターンは、発光部111が光源の発光を制御する制御手段を備えて実現するようにしてもよいし、制御部131が光源の発光を制御することで実現するようにしてもよい。
【0021】
タッチ操作入力部113は、表示部112の表示画面に設置されたタッチセンサを有し、タッチ操作によるユーザの入力操作を受け付ける。
ボタン操作入力部114は、テンキーや方向キーや決定ボタンなどの押ボタンを有し、押ボタンの押下によるユーザの操作入力を受け付ける。
【0022】
通信部121は、無線アンテナを有し、例えば、携帯電話通信網(電気通信事業者の提供する、携帯電話機用の通信ネットワーク)またはLAN(Local Area Network)に無線通信にて接続する。通信部121は、通話時の音声データや、電子メール着信時ないし送信時の電子メールデータなど、各種データの送受信を行う。
【0023】
制御部131は、情報通信端末装置1の各部を制御する。特に、制御部131は、ユーザの操作入力やメール着信などの事象に応じてアプリケーションを実行し、アプリケーション実行に応じて各部の制御を行う。例えば、制御部131は、タッチ操作入力部113やボタン操作入力部114の受け付けるユーザの操作入力に応じて、通信部121を制御してウェブページを取得し、取得したウェブページを、アプリケーション画像として表示部112に表示させる。
制御部131は、例えば、情報通信端末装置1の具備するCPUが、情報通信端末装置1の具備する記憶デバイスからプログラムを読み出して実行することにより実現される。
【0024】
記憶部141は、制御部131の実行するアプリケーションプログラムや各種データを記憶する。記憶部141は、例えば情報通信端末装置1の具備する記憶デバイスによって実現される。
【0025】
本実施形態では、制御部131がウェブブラウジングアプリケーションを実行する際など、表示部112がスクロール可能な画像を表示する際に、発光部111が行う発光の例について説明する。
【0026】
図2は、情報通信端末装置1の外形の概略を示す外形図である。以下では、情報通信端末装置1が携帯電話機である場合を例に説明する。
同図において、情報通信端末装置1の筐体に、音声入力部101のマイクと、音声出力部102のスピーカと、発光部111の複数の光源(複数の発光ダイオード)と、表示部112の表示画面と、当該表示画面に設置された、タッチ操作入力部113のタッチセンサと、ボタン操作入力部114のテンキーや方向キーや決定ボタンなどの押ボタンとが設けられている。
特に、表示部112の表示画面と、発光部111の複数の光源とは、同時に視認可能な位置に設けられている。
【0027】
図3は、発光部111の発光パターンの例を示す説明図である。同図では、情報通信端末装置1の外形のうち、表示部112の表示画面および発光部111の光源を含む部分(以下、情報通信端末装置1の「上側部分」と称する)の外形が示されている。
同図において、表示部112の表示画面はウェブページをスクロール可能に表示している。
【0028】
また、表示部112の表示画面に表示されているウェブページは、静止画像C11と、リンク先表示C12と、アイコンC13とを含む。これら、静止画像C11と、リンク先表示C12と、アイコンC13とは、タッチ操作可能な部分の例である。
ここでいう「タッチ操作」とは、表示画面をタッチすることによって行う、アプリケーションへの入力操作である。従って、「タッチ操作可能な部分」とは、タッチされるとアプリケーションが所定の反応を示すように設定されている、表示画面における部分(領域)である。
【0029】
図3は、ウェブブラウジングアプリケーションへの入力操作としてタッチ操作可能な部分の例を示し、当該ウェブブラウジングアプリケーションを実行する制御部131(図1)は、タッチ操作可能な部分へのタッチを検出すると、ウェブフラウシングアプリケーションの機能として所定の反応を示す。
例えば、静止画像C11をタッチされると、表示部112は、当該静止画像を拡大表示する。また、リンク先表示C12をタッチされると、表示部112は、リンク先のウェブページを表示する。また、アイコンC13をタッチされると、音声出力部102が、所定の音声を出力する。
【0030】
また、表示画面内の下側に、ポインタP11を含むスクロールバーB11が表示され、表示画面内向かって右側に、ポインタP12を含むスクロールバーB12が表示されている。これらポインタP11およびP12は、ウェブページ全体における、表示画面に現在表示されている部分の位置(以下、「実際の表示位置」と称する)を示している。
【0031】
一方、発光部111は、光源L105および光源L209を発光させることにより、ウェブページ全体における、ユーザ操作によって表示するよう指示された部分の位置(以下、「指示された表示位置」と称する)を示している。
なお、後述するように、「実際の表示位置」と「指示された表示位置」とは、本発明における「スクロール位置」の具体例である。
すなわち、光源L101〜L120において、上端に位置する光源L101が、スクロールバーB12の上端と同様、ウェブページの上端に対応し、下端に位置する光源L120が、スクロールバーB12の下端と同様、ウェブページの下端に対応する。そして、発光部111は、光源L105を発光させることで、指示された表示位置と、ウェブページの上端および下端との位置関係を示している。
【0032】
同様に、光源L201〜L215において、表示画面に向かって左端に位置する光源L201が、スクロールバーB11の左端と同様、ウェブページの左端に対応し、右端に位置する光源L215が、スクロールバーB11の右端と同様、ウェブページの右端に対応する。そして、発光部111は、光源L209を発光させることで、指示された表示位置と、ウェブページの左端および右端との位置関係を示している。
【0033】
ここで、ユーザの行うスクロール操作を受けて、表示部112がウェブページをスクロールさせる際、スクロール操作に対して、表示部112のスクロール表示が遅れる場合が考えられる。
この場合、スクロール操作がバッファ(当該バッファは、例えば、記憶部141の記憶領域を用いて実現される)に蓄積され、スクロール操作終了後も、表示部112は、制御部131の制御に従って引き続き画像をスクロールさせて表示する。従って、ユーザは、表示部112がスクロールを完了するまで、どれだけの量のスクロールが行われるかを把握できないおそれがある。この場合、ユーザは表示部112がスクロールを完了するのを待って、最終的に表示された位置と、ユーザの所望する位置(ユーザが見たい部分の、ウェブページ全体における位置)とが一致しているかを把握し、ずれが生じていれば、さらにスクロール操作を行う必要がある。すなわち、ユーザは、表示部112がスクロールを完了するまで、最終的に表示される位置を把握できないため、次のスクロール操作を行うことが出来ず、所望の位置を表示させるのに時間がかかってしまう。
【0034】
さらには、ユーザが、スクロール操作量が不足していると誤認識して過剰にスクロール操作を行った場合、過剰にスクロールされたウェブページを元に戻すためのスクロールが必要となる。この場合、過剰に行われるスクロールと、元に戻すためのスクロールとが必要となり、ユーザの所望する位置を表示部112が表示するまでに大幅に時間がかかってしまう。
【0035】
そこで、発光部111は、指示された表示位置に応じた光源を発光させることにより、指示された表示位置を示す。すなわち、発光部111は、表示部112の表示するウェブページに関して、指示された表示位置に応じた発光パターンで発光する。
【0036】
これにより、ユーザは、表示部112がスクロールを完了する前に、スクロール完了後に表示される位置(すなわち、指示された表示位置)を把握できる。そして、ユーザは、表示部112がスクロールを完了する前に、スクロール操作の不足分を把握して追加のスクロール操作を行うことが出来る。スクロール完了を待たずに、ユーザがスクロール操作を行えるので、表示部112が指示された表示位置を表示するまでに要する時間を短くできる。
また、ユーザは、表示部112がスクロールを完了する前に、スクロール完了後に表示される位置を把握できるので、スクロール操作量が不足しているとの誤認識を防止できる。ユーザの誤認識および誤操作を防止することで、表示部112が指示された表示位置を表示するまでに要する時間を短くできる。
【0037】
なお、ユーザのスクロール操作としては、様々な操作を用いることができる。例えば、ボタン操作入力部114の有する方向キーを押下する操作であってもよいし、タッチ操作入力部113におけるポインタP11またはP12のドラッグ操作(ポインタを移動させるように表示画面を指で擦る操作)であってもよいし、タッチ操作入力部113におけるフリックスクロール操作(表示画面を指で弾くように擦る操作)であってもよい。あるいは、ボタン操作入力部114の方向キーなど所定のキーを押下する操作であってもよい。
【0038】
また、表示部112がスクロール中である(画像をスクロールさせている)ことを、発光部111が表示するようにしてもよい。例えば、図3において、表示部112が横方向および縦方向にスクロール中である場合、発光部111は、光源L209を点滅させることにより、表示部112が横方向にスクロール中であることを示し、光源L105を点滅させることにより、表示部112が縦方向にスクロール中であることを示す。
これにより、ユーザは表示部112がスクロール中であることを、より確実に把握できる。従って、ユーザが、表示部112がスクロールを完了していると誤認識して誤ったスクロール操作を行うことを、より確実に防止できる。
【0039】
さらに、発光部111が、光源の点滅を用いて、スクロール速度を表示するようにしてもよい。例えば、情報通信端末装置1が、フリックスクロールにおいて、ユーザのフリック操作から時間が経つに連れてがスクロールを減速させる場合、発光部111は、スクロール速度が速いほど速い点滅周期で光源を発光させて、指示された表示位置を表示する。これにより、ユーザは、スクロール速度をより確実に把握でき、残りのスクロール量を把握して、必要な操作をより的確に行うことが出来る。
【0040】
また、発光部111は、表示画面における静止画像C11の位置に対応する光源L106〜L108を発光させることにより、表示画面におけるタッチ操作可能な部分の位置を示す。
これにより、ユーザは、より確実にタッチ操作可能な部分の存在に気付き、その位置を把握することができる。また、スクロールが高速に行われている場合、ユーザが、表示画面から表示内容を読み取れないことが考えられる。かかる場合でも、発光部111が発光する(光源を発光させる)ことにより、ユーザは、タッチ操作可能な部分があることを把握できる。
【0041】
発光部111は、光源L106〜L108と同様、表示画面におけるリンク先表示C12の位置に対応する光源L110、および、表示画面におけるアイコンC13の位置に対応する光源L117〜L119を発光させることにより、タッチ操作可能な部分の存在を表示する。
なお、タッチ操作可能な部分の検出は、例えば、制御部131がHTTPファイル等のデータを解析することによって行う。そして、制御部131は、解析結果に基づく発光パターン(タッチ操作可能な部分の位置に対応する光源を発光させる発光パターン)で発光するよう、発光部111を制御する。
【0042】
ここで、発光部111は、例えば、光源L105と、光源L106〜L108とを、異なる色、あるいは、一方のみ点滅させるなど、異なる発光パターンで発光させる。
これにより、ユーザは、指示された表示位置の表示とタッチ操作可能な部分の位置表示とを区別することができ、指示された表示位置とタッチ操作可能な部分の位置とを共に知ることができる。
【0043】
なお、発光部111が、タッチ操作可能な部分の有無を表示する方法は、上述したタッチ操作可能な部分の位置に対応する光源を発光させる方法に限らない。例えば、表示部112の表示する画像中に、タッチ操作可能な部分が存在する場合に、発光部111が、その有する全ての光源を所定の発光パターンで発光させる、あるいは、指示された表示位置を示す光源を、所定の色または点滅パターンで発光させるなど、上述した方法以外の方法で表示するようにしてもよい。この場合も、上記の場合と同様、ユーザは、タッチ操作可能な部分が有ることを把握できる。
【0044】
また、指示された表示位置が、スクロール可能領域の上限値または下限値(端位置。すなわち、ウェブページなどコンテンツの上端または下端、あるいは、左端または右端)に位置する場合、発光部111は、所定の発光パターンによって表示する。
【0045】
図4は、指示された表示位置が、スクロール可能領域の上限値または下限値に位置する場合の、発光部111の発光パターンの例を示す図である。
指示された表示位置が、ウェブページの上端に達した場合、上述したように、発光部111は、指示された表示位置に対応する光源L101を発光させる(図4(a))。さらに、発光部111は、この図4(a)に示す状態と、指示された表示位置に対応する光源L101を消灯させ、他の光源L102〜L120を発光させた図4(b)に示す状態とを、所定時間(例えば2秒間)繰り返す。
【0046】
このように、指示された表示位置が、スクロール可能領域の上限値または下限値に達したことを、発光部111が、発光パターンによって表示することにより、指示された表示位置がスクロール可能領域の上限値または下限値に達したことを、より確実にユーザに気付かせることができる。
なお、発光部111が表示する位置は、上述したスクロール可能領域の上限値または下限値に限らない。例えば、発光部111がウェブページの中央位置(上端と下端とから等距離にある中間位置や、左端と右端とから等距離にある中間位置)など、予め設定された位置に達したことを発光パターンによって表示するようにしてもよい。
【0047】
次に、図5を参照して情報通信端末装置1の動作について説明する。
図5は、情報通信端末装置1が、スクロールを伴うコンテンツ表示を行う処理手順を示すフローチャートである。情報通信端末装置1は、例えばユーザによるウェブページ表示要求操作に従ってウェブページデータを取得するなど、スクロール可能なコンテンツを取得すると、同図の処理を行う。
【0048】
同図に処理において、まず、制御部131が、タッチ操作入力部113やボタン操作入力部114の受け付けた、ユーザの操作入力を取得する(ステップS101)。例えば、タッチ操作入力部113やボタン操作入力部114の受け付けた操作入力を示すデータが、記憶部141の記憶領域を用いて実現されるバッファに格納され、制御部131は、当該バッファから操作入力を示すデータを取り出す。タッチ操作入力部113とボタン操作入力部114とのいずれも操作入力を受け付けていない場合は、制御部131は、その旨を示すデータ(例えばNULL)を取得する。
【0049】
次に、制御部131は、ステップS101で取得した操作入力に基づいて、指示された表示位置を算出する(ステップS102)。例えば、制御部131は、記憶部141の記憶する、指示された表示位置を読み出し、読み出した位置に対して、ステップS101で取得した操作入力の示すスクロール量を加算ないし減算する。さらに、制御部131は、算出した位置が、スクロール可能領域の上限値または下限値を超える場合は上限値ないし下限値とするリミット処理を行って、得られた位置を、指示された表示位置として記憶部141に上書き更新する(書き込む)。
【0050】
そして、制御部131は、ステップS102で算出した、指示された表示位置を、発光部111に出力し、対応する光源を発光させるよう指示する。発光部111は、制御部131の指示に従って、図3における光源L105およびL209のように、指示された表示位置に対応する光源を発光させる。すなわち、発光部111は、指示された表示位置に応じた発光パターンで発光することにより、指示された表示位置を示す(ステップS103)。
【0051】
また、発光部111は、制御部131から出力された、指示された表示位置が、スクロール可能領域の上限値または下限値に達しているか否かを判定する(ステップS111)。上限値または下限値に達していると判定した場合(ステップS111:YES)、図4で説明したように、発光部111は、指示された表示位置がスクロール可能領域の上限値または下限値に達したことを、発光パターンで表示する(ステップS112)。
【0052】
また、制御部131は、指示された表示位置と実際の表示位置との差分に基づき、スクロールの要否を判定し、判定結果に基づいて、表示部112に表示させる位置を決定する(ステップS121)。例えば、制御部131は、実際の表示位置と指示された表示位置とを記憶部141から読み出し、縦横それぞれについて、実際の表示位置を指示された表示位置に近づけるように、実際の表示位置を更新し、更新結果を記憶部141に上書き更新する(書き込む)。その際、制御部131は、制御部131自らの処理能力によって定まるスクロール速度の範囲内で、実際の表示位置を更新する。
【0053】
そして、表示部112は、ステップS121において制御部131が決定した位置の画像を表示する。また、表示部112は、スクロールバーのポインタの位置を、ステップS121において制御部131が決定した位置を表示するものに更新(スクロールバーを表示)する(ステップS122)。この表示部112の表示する、スクロールバーを含むアプリケーション画像の画像データは、制御部131が生成して表示部112に出力するようにしてもよいし、表示部112が、ステップS121において制御部131が決定した位置に基づいて生成するようにしてもよい。
【0054】
次に、制御部131は、表示部112の表示するアプリケーション画像の中に、タッチ操作可能な部分が有るか否かを判定する(ステップS131)。例えば、制御部131は、上述したように、HTTPファイル等のデータを解析することによってタッチ操作可能な部分の有無を判定する。
【0055】
タッチ操作可能な部分有りと判定した場合(ステップS131:YES)、制御部131は、タッチ操作可能な部分の位置(表示画面における位置)を算出して発光部111に出力し、対応する光源を発光させるよう指示する。発光部111は、制御部131の指示に従って、図3における光源L106〜L108や、L110や、L117〜L119のように、タッチ操作可能な部分に対応する光源を発光させる(ステップS132)。
【0056】
また、制御部131は、アプリケーション画像の表示終了を指示する操作入力を、タッチ操作入力部113またはボタン操作入力部114が受け付けたか否かを判定する。当該操作入力を受け付けたと判定した場合(ステップS141:YES)、制御部131は、表示部112を制御してアプリケーション画像の表示を終了させるなどの終了時処理を行う(ステップS142)。その後、同図の処理を終了する。
一方、ステップS141において、当該操作入力を受け付けていないと判定した場合(ステップS141:NO)、ステップS101に戻り、同図の処理を繰り返す。
【0057】
また、ステップS111において、上限値または下限値に達していると判定した場合(ステップS111:NO)、ステップS121に進む。
また、ステップS131において、タッチ操作可能な部分無しと判定した場合(ステップS131:NO)、ステップS141に進む。
【0058】
なお、発光部111が、指示された表示位置の表示に加えて、あるいは指示された表示位置の表示に代えて、表示部112の表示するスクロールバーと同様に、実際の表示位置を表示するようにしてもよい。
これにより、スクロールバーのポインタに対するタッチ操作時など、スクロールバーがユーザから隠れる場合にも、実際の表示位置(スクロール情報)をユーザに提示できる。
【0059】
また、発光部111が、実際の表示位置を表示し、表示部112がスクロールバーの表示を行わずにアプリケーション画像(ウェブページ等)を全画面表示するようにしてもよい。
これにより、情報通信端末装置1は、アプリケーション画像をより大きく表示しつつ、実際の表示位置を示すことができる。
【0060】
なお、発光部111が、実際の表示位置を表示する場合も、上述した、指示された表示位置を表示する場合と同様に、スクロール中であることの表示や、スクロール速度の表示や、タッチ操作可能な部分の有無の表示や、実際の表示位置が予め設定された位置に達したことの表示や、他の表示と組み合わせての表示を行うようにしてもよい。この場合も、上述したのと同様の効果を得られる。
【0061】
なお、表示部112が、アプリケーション画像を表示倍率可変に表示する場合、発光部111が、表示倍率の表示を行うようにしてもよい。ウェブページなど様々なアプリケーション画像を表示部112が表示倍率可変に表示することが考えられ、例えば、地図の表示において、様々な縮尺で地図を表示することが考えられる。
【0062】
例えば、発光部111の有する光源のうち最も上側に位置する光源(図3の光源L101)が、最大倍率(最も拡大した状態)に割り当てられ、最も下側に位置する光源(図3の光源L120)が、最小倍率(最も縮小した状態)に割り当てられる。そして、他の光源も、上側に位置する光源ほど大きい倍率に割当られ、光源L101〜L120の各々が、最大倍率から最小倍率までを均等分割したそれぞれの倍率に割り当てられる。
そして、発光部111は、1倍に割り当てられた光源(例えば図3の光源L110)を、等倍表示色として予め定められた色で発光させ、また、表示部112の現在の表示倍率に対応する光源を、倍率表示色として予め定められた色で発光させる。
【0063】
このように、発光部111が、アプリケーション画像の表示倍率を表示することで、ユーザは、現在の表示倍率や、あとどの程度拡大や縮小が可能かを容易に把握でき、倍率変更操作をより適切に行うことができる。
【0064】
なお、発光部111が、現在の表示倍率の表示に加えて、あるいは現在の表示倍率の表示に代えて、ユーザによって指示された表示倍率を表示するようにしてもよい。これにより、上述したスクロール操作に対してスクロール表示が遅れる場合と同様、ユーザによる表示倍率指示(倍率変更操作)に対して、倍率変更した画像の表示が遅れる場合に、ユーザは、自らの指示した表示倍率を把握でき、適切な倍率変更操作を行うことができる。
【0065】
なお、発光部111が、上述した実際の表示位置の表示や、指示された表示位置の表示や、現在の表示倍率の表示や、指示された表示倍率の表示など、光源の位置を用いた表示を行う際に、光源の位置を用いた表示に加えて、あるいは、光源の位置を用いた表示に代えて、光源の色や点滅間隔など、位置の変化以外の発光パターンを用いて表示するようにしてもよい。例えば、発光部111は、上に位置する光源ほど赤っぽい色で発光させ、下に位置する光源ほど青っぽい色で表示させる。
これにより、発光部111は、実際の表示位置などの表示を行うことができる。
特に、発光部111が、光源の位置を用いた表示に加えて、他の発光パターンを用いた表示を行うことにより、表示内容をより確実にユーザに示すことができる。
【0066】
なお、発光部111が、図3で説明した、光源L101〜L120を用いて行う、タッチ操作可能な部分の横方向の位置の表示に加えて、または当該表示に代えて、高原L201〜L215を用いて、タッチ操作可能な部分の縦方向の位置の表示を行うようにしてもよい。これにより、ユーザは、タッチ操作可能な部分を、より確実に、あるいは横方向の位置の表示の場合と同様に把握し得る。
【0067】
以上のように、表示部112がアプリケーション画像をスクロール表示し、発光部111が、アプリケーション画像のスクロール位置に応じた位置の光源を発光させるなど、アプリケーション画像のスクロール位置に応じた発光パターンで発光する。ここでいう「スクロール位置」は、実際の表示位置であってもよいし、ユーザに指示された表示位置であってもよい。
発光部111が、実際の表示位置を表示することで、スクロールバーのポインタに対するタッチ操作時など、ユーザに対してポインタが隠れる場合でも、実際の表示位置をユーザに示すことができる。また、発光部111が実際の表示位置を表示し、表示部112が、スクロールバーを表示せずにアプリケーション画像を全画面表示することで、アプリケーション画像をより大きく表示しつつ、実際の表示位置を示すことができる。
また、発光部111が、指示された表示位置を表示することで、スクロール操作に対して、表示部112のスクロール表示が遅れる場合にも、ユーザに指示された表示位置を示すことができる。これにより、ユーザは、指示された表示位置を把握して、適切なスクロール操作を行い得る。
【0068】
また、発光部111は、その表示する指示された表示位置や現在の表示位置などのスクロール位置が、上端や下端や中央など所定の位置にあるときに、例えば図4で説明したような所定の発光パターンで発光する。これにより、スクロール位置が所定の位置に達したことをより確実にユーザに気付かせることができる。
【0069】
また、表示部112は、アプリケーション画像を表示倍率可変に表示し、発光部111は、ユーザによって指示された表示倍率(表示部112がアプリケーション画像を表示すべき表示倍率)に応じた発光パターンで発光する。これにより、ユーザは、自らの指示した表示倍率を把握でき、適切な倍率変更操作を行うことができる。
【0070】
なお、発光部111が、アプリケーション画像の拡大操作または縮小操作に応じた発光パターンで発光するようにしてもよい。例えば、発光部111は、ユーザの行った拡大操作または縮小操作における拡大縮小率の大きさに応じて、一定時間、光源を発光させる。あるいは、発光部111は、ユーザ操作によって指示された表示倍率と、現在の表示倍率との差の大きさに応じた発光パターンで発光し、指示された表示倍率と現在の表示倍率が同じになると発光を終了する。
これにより、ユーザは、自らの行った拡大操作または縮小操作の大きさを把握でき、適切な倍率変更操作を行うことができる。また、ユーザ操作の終了後時間経過すると発光部111が発光を終了するので、ユーザが他の発光パターンと誤解する等の混乱を回避でき、また、光源が発光し続けることによってユーザに煩わしさを感じさせることを回避できる。
【0071】
また、発光部111は、表示部112の表示するアプリケーション画像における、静止画像やリンク先やアイコンなど、タッチ操作可能な部分(アプリケーションに対する入力操作としての、タッチパネルのタッチ位置)に応じた発光パターンで発光する。これにより、ユーザは、より確実にタッチ操作可能な部分の存在に気付き、また、その位置を把握することができる。また、スクロールが高速に行われている場合でも、ユーザは、タッチ操作可能な部分があることを把握できる。
【0072】
<第2の実施形態>
本実施形態では、図1に示す情報通信端末装置1が、動画像再生アプリケーションを実行する際に、発光部111が行う発光の例について説明する。例えば、制御部131が、ユーザの操作入力に従って動画像再生アプリケーションを起動し、記憶部141の記憶する動画像ファイルを読み出して再生して表示部112に表示させる。
【0073】
図6は、本発明の第2の実施形態における、発光部111の発光パターンの例を示す説明図である。同図において、表示部112は、動画像を表示している。
また、表示画面内の下側に、ポインタP21を含むスクロールバーB21が表示されている。このポインタP21は、動画像再生時間全体における、表示画面に現在再生されているフレーム(Frame、いわゆるコマ)の位置(以下、動画像再生時間全体におけるフレームの位置を「再生位置」と称し、動画像再生時間全体における、表示画面に現在再生されているフレームの位置を「実際の再生位置」と称する)を示す。
【0074】
一方、発光部111は、光源L209を発光させることにより、動画像再生時間全体における、ユーザ操作によって再生するよう指示されたフレームの位置(以下、「指示された再生位置」と称する)を示している。
すなわち、光源L201〜L215において、表示画面に向かって左端に位置する光源L201が、スクロールバーB12の左端と同様、最初のフレームに対応し、右端に位置する光源L215が、スクロールバーB12の右端と同様、最後のフレームに対応する。そして、発光部111は、光源L209を発光させることで、動画像再生時間全体における指示された再生位置の位置付けを示している。
【0075】
ここで、図3で説明した、指示された表示位置および実際の表示位置の場合と同様、指示された再生位置に対して、実際の再生位置がずれる、すなわち、情報通信端末装置1が、指示された再生位置を再生するまでに時間がかかる場合が考えられる。
この場合、ユーザは、情報通信端末装置1による動画像の再生が、指示された再生位置に達するまで、ユーザ自らが、適切な位置を指示したか否か、さらには、情報通信端末装置1が、ユーザの当該指示(入力操作)を受け付けたか否かを知ることができないおそれがある。
【0076】
そこで、発光部111が、光源を発光させることで、指示された再生位置を表示する。これにより、ユーザは、自らが適切な位置を指示したか否か、さらには、情報通信端末装置1が、ユーザの当該指示(入力操作)を受け付けたか否かを知ることができる。
【0077】
なお、実際の再生位置が、指示された再生位置に到達すると、発光部111は、指示された再生位置の表示を終了する。例えば、該当する光源(図6の例では光源L209)が、指示された再生位置を示す所定の色での発光を終了し、後述する、タッチ操作の領域を示す所定の色で発光する。あるいは、実際の再生位置が、指示された再生位置に到達すると、発光部111が、指示された再生位置の表示を終了し、実際の再生位置を表示する(すなわち、ポインタP21に相当する光源を発光させる)ようにしてもよい。
このように、発光部111が、指示された再生位置の表示を終了することで、ユーザが、到達済みの指示された再生位置を、未だ設定されていると誤認識することを防止できる。
【0078】
なお、再生位置を指示する入力操作としては、様々な操作を用いることができる。スクロールバーB21の、当該再生位置に対応する箇所をタッチする操作であってもよいし、ポインタP21を、当該再生位置に対応する箇所までドラッグする操作であってもよい。あるいは、ボタン操作入力部114の方向キーなど所定の巻き戻しキーまたは早送りキーを押下する操作であってもよい。あるいは、次に説明する、表示画面のタッチによる巻き戻し操作または早送り操作であってもよい。
【0079】
また、図6に示すように、表示部112の表示画面には、巻き戻しや早送り等を指示する入力操作を行うためのタッチ領域が設定される。具体的には、表示部112の表示画面が、領域A11〜A14の4つの領域に分割される。領域A11〜A14は、順に、巻き戻し、一時停止、再生、早送りを指示する領域として設定される。
【0080】
そして、発光部111の光源L201〜L204が、所定の色で発光することで、これらの光源に対応する領域A11が巻き戻しを指示する入力操作を行うためのタッチ領域であることを示す。また、光源L205〜L208が、光源L201〜L204とは異なる所定の色で発光することで、これらの光源に対応する領域A12が停止を指示する入力操作を行うためのタッチ領域であることを示す。また、光源L209〜L211が、光源L201〜L208とは異なる所定の色で発光することで、これらの光源に対応する領域A13が再生を指示する入力操作を行うためのタッチ領域であることを示す。ただし、図6の例では、指示された再生位置を示す、さらに異なる所定の色で発光している。また、光源L212〜L215が、光源L201〜L211とは異なる所定の色で発光することで、これらの光源に対応する領域A14が再生を指示する入力操作を行うためのタッチ領域であることを示す。
【0081】
ここで、各領域の位置を、表示部112の表示する画像中に表示すると、当該表示部分の画像が隠れてしまう。
そこで、発光部111が、上記のように、領域A11〜A14の各々に対応する光源を、それぞれ所定の色で発光させる。これにより、各領域の位置を表示部112の表示する画像中に表示せずとも、従って、画像(の一部)を隠さずに、各領域の位置をユーザに示すことができる。
【0082】
次に、図7を参照して情報通信端末装置1の動作について説明する。
図7は、情報通信端末装置1が、動画像の表示を行う処理手順を示すフローチャートである。情報通信端末装置1は、例えばユーザによる動画像再生要求操作を受け付けると、同図の処理を行う。
【0083】
同図の処理において、まず、図6で説明したように、発光部111が、表示画面に設定されるタッチ操作可能な領域の各々の位置を表示する(ステップS201)。
次に、制御部131は、図5のステップS101と同様に、タッチ操作入力部113やボタン操作入力部114の受け付けた、ユーザの操作入力を取得する(ステップS202)。
【0084】
そして、制御部131は、指示された表示位置を取得する(ステップS203)。
具体的には、制御部131はまず、ステップS202で取得した操作入力が、スクロールバーのタッチまたはポインタのドラッグによる、再生位置指示操作か否かを判定する。再生位置指示操作であると判定した場合は、当該操作によって指示される再生位置を算出する。
そして、制御部131は算出した再生位置を、記憶部141に書き込む。その際、記憶部141が、指示された再生位置を既に記憶している場合は、制御部131は、指示された再生位置を記憶部141に上書保存する。
【0085】
一方、ステップS202で取得した操作入力が、上記再生位置指示操作ではないと判定した場合、制御部131は、記憶部141が、指示された再生位置を記憶しているか否かを判定し、記憶していると判定した場合は、当該再生位置を読み出す。
そして、制御部131は、算出した再生位置、または、記憶部141から読み出した再生位置があれば、発光部111に出力する。
【0086】
次に、発光部111は、ステップS203において制御部131から、指示された再生位置を出力されると、図6で説明したように、光源を発光させることで、指示された再生位置を表示する(ステップS204)。なお、ステップS203において、指示された再生位置を出力されない場合、発光部111は、指示された再生位置の表示を行わない。
【0087】
また、制御部131は、ステップS202で取得した操作入力が、再生、停止、早送り、巻き戻しのいずれかを指示する操作入力か否かを判定する(ステップS211)。この、再生、停止、早送り、巻き戻しのいずれかを指示する操作は、例えば図6で説明したように、表示画面に設定される領域をタッチすることによって行われる。
【0088】
再生、停止、早送り、巻き戻しのいずれかを指示する操作入力であると判定した場合(ステップS211:YES)、制御部131は、当該操作入力に応じた再生ステータスの設定を行う。例えば、巻き戻しを指示する操作入力に対しては、所定のフレーム送り速度で、逆順にフレームを表示するように設定する。制御部131は、例えば、記憶部141の記憶する再生ステータスを書き換えることによって、当該設定を行う。
【0089】
次に、制御部131は、指示された再生位置、および、設定されている再生ステータスに基づいて、表示するフレームを選択して当該フレームの画像データを生成し、生成した画像データを表示部112に出力して表示させる。その際、制御部131は、選択したフレーム(表示するフレーム)に基づいて実際の再生位置を算出し、算出した再生位置を示すスクロールバーを含む画像データを生成して出力する(ステップS221)。
【0090】
ここで、制御部131は、再生する動画像の種類に応じて、再生するフレームの生成および画像データの生成を行う。例えば、フレーム間予測を行うためにジャンプ可能なフレームが制限される再生方式において再生位置が指示されている場合、制御部131は、指示された再生位置のフレームの参照方向に応じて、フレームの選択を行う。そして、制御部131は、選択したフレームにおける補償方法に従って、例えばフレーム内予測を行って、選択したフレームの画像データを生成する。
【0091】
次に、制御部131は、再生位置が指示されているか否か(記憶部141が、指示された再生位置を記憶しているか否か)、指示されている場合は、さらに、実際の再生位置が、指示された再生位置に到達したか否か(例えば、実際の再生位置と、指示された再生位置との間のフレーム数が、所定数(例えば60フレーム)以下か否か)を判定する(ステップS231)。
【0092】
実際の再生位置が、指示された再生位置に到達したと判定した場合(ステップS231:YES)、制御部131は、指示された再生位置を削除する処理を行う(ステップS232)。具体的には、制御部131は、記憶部141の記憶する、指示された再生位置のデータを削除することによって、指示された再生位置の削除を行う。
【0093】
次に、制御部131は、ステップS202で取得した操作入力が、動画像再生アプリケーションの終了を指示する操作入力か否かを判定する(ステップS241)。
終了を指示する操作入力ではないと判定した場合(ステップS241:NO)、ステップS201に戻り、同図の処理を繰り返す。
【0094】
一方、終了を指示する操作入力であると判定した場合(ステップS241:YES)、制御部131は、例えば、制御部131は、発光部111の行っているタッチ操作可能な部分等の表示を終了させ、また、表示部112の行っている動画像の表示を終了させて待受画面を表示させるなど、動画像再生アプリケーション終了時の処理を行う(ステップS242)。その後、同図の処理を終了する。
【0095】
一方、ステップS211において、再生、停止、早送り、巻き戻しのいずれかを指示する操作入力ではないと判定した場合(ステップS211:NO)、ステップS221に進む。
また、ステップS231において、再生位置が指示されていない、あるいは、実際の再生位置が、指示された再生位置に到達していないと判定した場合(ステップS231:NO)、ステップS241へ進む。
【0096】
なお、情報通信端末装置1が、スライドショーや電子ブックの自動めくりなど、連続する静止画を再生する場合にも、発光部111が、本実施形態で説明したのと同様の表示をおこなうようにしてもよい。例えば、制御部131が、ユーザの操作入力に従ってスライドショーや電子ブック等のアプリケーションを起動し、記憶部141の記憶する、連続する静止画像ファイルを読み出して再生して表示部112に表示させる。
この場合も、上述した動画像の再生の場合と同様の効果を得ることができる。
【0097】
なお、第1の実施形態で説明したのと同様、発光部111が、指示された再生位置の表示に加えて、あるいは指示された再生位置の表示に代えて、表示部112の表示するスクロールバーと同様に、実際の再生位置を表示するようにしてもよい。
これにより、スクロールバーのポインタに対するタッチ操作時など、スクロールバーがユーザから隠れる場合にも、実際の再生位置(スクロール情報)をユーザに提示できる。
【0098】
また、第1の実施形態で説明したのと同様、発光部111が、実際の再生位置を表示し、表示部112がスクロールバーの表示を行わずにアプリケーション画像(動画像または連続する再生画像)を全画面表示するようにしてもよい。
これにより、情報通信端末装置1は、アプリケーション画像をより大きく表示しつつ、実際の再生位置を示すことができる。
【0099】
また、第1の実施形態で説明したのと同様、発光部111が、指示された再生位置または実際の再生位置を表示する場合も、再生中であることの表示や、再生速度や早送り速度や巻き戻し速度など、再生位置の変化の速さの表示や、再生位置(指示された再生位置または実際の再生位置)が予め設定された位置に達したことの表示や、他の表示と組み合わせての表示を行うようにしてもよい。この場合も、第1の実施形態で説明したのと同様の効果を得られる。
【0100】
なお、第1の実施形態で説明したのと同様、表示部112が、アプリケーション画像(動画像または連続する再生画像)を表示倍率可変に表示し、発光部111が、現在の表示倍率や、ユーザによって指示された表示倍率の表示を行うようにしてもよい。その際、光源の位置を用いた表示に加えて、あるいは、光源の位置を用いた表示に代えて、光源の色や点滅間隔など、位置の変化以外の発光パターンを用いて表示するようにしてもよい。これにより、第1の実施形態で説明したのと同様の効果を得られる。
【0101】
以上のように、発光部111は、再生や停止や早送りや巻き戻しの操作としてのタッチ位置(アプリケーションに対する入力操作としての、タッチパネルのタッチ位置)に応じた発光パターンで発光する。これにより、各領域の位置を表示部112の表示する画像中に表示せずとも、従って、画像(の一部)を隠さずに、各領域の位置をユーザに示すことができる。
【0102】
また、制御部131は、アプリケーション画像を再生して表示部112にアプリケーション画像を表示させ、発光部111は、アプリケーション画像のフレーム数(連続する静止画像の場合は静止画像数)に基づいて、アプリケーション画像の再生時間(例えば、動画像全体を標準速度で再生した場合の再生時間)に対する残り再生時間の割合に応じた発光パターンで発光し、現在の再生位置や、指示された再生位置を表示する。
発光部111が、現在の再生位置を表示することで、表示部112の表示するスクロールバーのポインタがユーザに対して隠れる場合や、表示部112が全画面表示する場合などスクロールバーを表示しない場合にも、現在の再生位置をユーザに示すことができる。
また、発光部111が、指示された再生位置を表示することで、ユーザは、自らが適切な位置を指示したか否か、さらには、情報通信端末装置1が、ユーザの当該指示(入力操作)を受け付けたか否かを知ることができる。
【0103】
また、制御部131が、アプリケーション画像の再生位置を変化させ、表示部112に再生位置に応じたアプリケーション画像を表示させ、発光部111は、再生位置の変化の速さに応じた発光パターンで発光する。なお、ここでいう「再生位置の変化」は、フレーム等の並びにおいて、どのフレーム等を表示(再生)するかが、時間に応じて変化することである。そして、「再生位置の変化の速さ」は、ある時刻に表示しているフレーム等の位置(フレーム等の並び全体における順番)と、所定時間(単位時間)後に表示しているフレーム等の位置との差分である。
【0104】
これにより、再生速度や早送り速度や巻き戻し速度など、再生位置の変化の速さを画面内に表示せずに、すなわち、アプリケーション画像(の一部)を隠さず、または、アプリケーション画像を全画面表示にて大きく表示し、かつ、再生速度など再生位置の変化の速さをユーザに示すことができる。
【0105】
<第3の実施形態>
本実施形態では、情報通信端末装置がカメラ機能(撮像アプリケーション)を実行する際に、発光部111が行う発光の例について説明する。
図8は、本発明の第3の実施形態における、情報通信端末装置の概略構成を示す構成図である。同図において、情報通信端末装置2は、音声入力部101と、音声出力部102と、発光部111と、表示部112と、タッチ操作入力部113と、ボタン操作入力部114と、通信部121と、制御部(アプリケーション実行部)231と、記憶部141と、撮像部251とを具備する。なお、同図において、図1の各部に対応して同様の機能を有する部分には、同一の符号(101、102、111〜114、121、141)を付して説明を省略する。
【0106】
撮像部251は、フォーカスレンズやズームレンズ等の撮像用レンズおよび撮像素子を含むカメラを有し、情報通信端末装置1の外部から撮像用レンズを通して入射して撮像素子にて結像する光を電気信号に変換し、さらにデジタルデータに変換して画像データを生成し、生成した画像データを制御部231に出力する。
制御部231は、制御部131(図1)と同様、アプリケーションの実行や各部の制御を行う。ここで制御部231は、制御部131の実行するアプリケーションに加えて、撮像部251を用いて動画像や静止画像の撮像を行う撮像アプリケーションを実行する。
【0107】
図9は、情報通信端末装置2の外形の概略を示す外形図である。同図(a)は、情報通信端末装置2を折り畳んだ際に内側となる面(以下、「表面」と称する)の外形を示す。また、同図(b)は、表面と反対の面(以下、「裏面」と称する)の外形を示す。
同図(a)において、図2で説明した情報通信端末装置1の場合と同様、情報通信端末装置2の表面に、音声入力部101のマイクと、音声出力部102のスピーカと、発光部111の複数の光源(複数の発光ダイオード)と、表示部112の表示画面と、当該表示画面に設置された、タッチ操作入力部113のタッチセンサと、ボタン操作入力部114のテンキーや方向キーや決定ボタンなどの押ボタンとが設けられている。
【0108】
加えて、情報通信端末装置2の側面にも、ボタン操作入力部114の押ボタンが設けられている。この情報通信端末装置2の側面の押ボタン(以下、「側面ボタン」と称する)は、情報通信端末装置2(制御部231)が撮像アプリケーションを実行する際に、ズームボタンやシャッターボタンとして用いられる。さらに、この側面ボタンは、例えば、メニュー画面を表示せずにマナーモードの設定操作や解除操作を行うためのショートカットキーとしても用いられるなど、複数の機能を割り当てられる多用途のキーである。
また、図9(b)において、情報通信端末装置2の裏面に、撮像部251の撮像用レンズが設けられている。
【0109】
図10は、制御部231が撮像アプリケーションを実行する際の、発光部111の発光パターンの例を示す説明図である。同図において、表示部112の表示画面は、撮像部251に結像するファインダー画像として、笑顔の人物画像を表示している。
【0110】
また、発光部111は、光源L109〜L112を所定の色で発光させることで、撮像部251の撮像用レンズの位置を示している。
ここでいう「撮像用レンズの位置」は、撮像用レンズの光軸方向における、当該撮像用レンズの位置である。
例えば、撮像用レンズの一例であるフォーカスレンズは、その光軸方向に移動することで、焦点距離(ここでは、カメラと、ピントの合った被写体との距離)を変化させる。従って、撮像用レンズの位置の一例としてのフォーカスレンズの位置によって、焦点距離が示される。
また、撮像用レンズの一例であるズームレンズは、その光軸方向に移動することで、ズーム(画角)を変化させる。従って、撮像用レンズの位置の一例としてのズームレンズの位置によって、ズームが示される。
【0111】
また、発光部111は、光源L113およびL114を、光源L109〜L112と異なる所定の色で発光させることで、ズームアップボタンの位置を示している。また、発光部111は、光源L115およびL116を、光源L109〜L114と異なる所定の色で発光させることで、ズームダウンボタンの位置を示している。また、発光部111は、光源L118〜L120を、光源L109〜L116と異なる所定の色で発光させることで、シャッターボタンの位置、および、全員が笑顔でシャッターチャンスであることを示している。
【0112】
また、発光部111は、光源L105は、光源L109〜L116やL118〜L120と異なる色で発光させることで、ズーム状態(現在のズーム位置)を表示する。
ここで、光源L101〜L120のうち、最も上に位置する光源L101が、最大ズーム(最狭画角)の状態に対応付けられ、最も下に位置する光源L120が、最小ズーム(最広画角)の状態に対応付けられる。同様に、他の光源についても、上に位置するほど、大きいズームに対応付けられる。
そして、発光部111は、現在のズーム位置に対応付けられる光源(図10の例では光源L105)を発光させることで、ズーム状態を表示する。
【0113】
ここで、表示画面中に、ズーム倍率を数値にて表示する方法も考えられるが、この方法では、表示位置のファインダー画像を隠してしまう。また、この方法では、ユーザが、最大ズームおよび最小ズームと現在のズーム位置との関係を直感的に把握することは出来ない。
これに対して、発光部111が、現在のズーム位置に応じた光源を発光させることで、ファインダー画像を隠すことなくズーム状態を表示することができ、また、ユーザは、最大ズームおよび最小ズームと現在のズーム位置との関係を直感的に把握し易い。
【0114】
また、発光部111は、光源L205およびL212を所定の色で発光させることで、表示部112の表示画面における顔を検出した位置、および、笑顔を検出したことを示している。さらに、発光部111は、光源L212を、光源L205と異なる所定の色で発光させることで、光源L212の示す顔にフォーカスされている、すなわちピントが合っていることを示している。
【0115】
光源L109〜L112を発光させるように、発光部111が、撮像用レンズの位置を示すことで、ユーザに撮像用レンズの位置を認識させ、指等で撮像用レンズを塞がないよう注意喚起することができる。
【0116】
また、光源L113およびL114や、L115およびL116や、L118〜L120を発光させるように、発光部111は、押ボタンに対応する位置にある光源を発光させることで、押ボタンの位置をユーザに示す。これにより、ユーザは、押ボタンの位置を認識して適切に操作を行うことができる。
特に、上述したように、情報通信端末装置2が押ボタンを多用途のキーとして用いる場合、ユーザは、どのキーにどの機能が割り当てられているかを覚え難く、さらには、各キーに、現在どのような機能が割り当てられているかを把握し難いことが考えられる。これに対して、発光部111が、押ボタンの位置を示すことで、ユーザは、押ボタンの位置を認識して適切に操作を行うことができる。
【0117】
さらに、発光部111が、シャッターチャンスに、シャッターボタンに対応する光源L118〜L120を発光させることで、ユーザが、シャッターチャンスを逃すおそれを軽減できる。このように、発光部111が、操作すべきタイミングで操作すべきボタンを示すことで、ユーザは、容易に適切な操作を行うことができる。
【0118】
なお、発光部111が、ボタン操作の可否も表示するようにしてもよい。例えば、最大ズーム時において、発光部111が、ズームアップボタンの位置を示す光源L113およびL114を発光させないなど、操作可能な押ボタンの位置のみを表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは、操作の可否を把握できるので、ユーザによる無駄な操作(無効な操作)を軽減させることができる。
【0119】
また、光源L205およびL212を発光させるように、発光部111が、顔の位置を表示することで、ユーザに、顔の位置を通知して注意を向けさせ、ユーザが、シャッターチャンスを逃すおそれを軽減できる。さらに、発光部111が笑顔検出の結果を表示することで、ユーザにシャッターチャンスであることを気付かせ、シャッターチャンスを逃すおそれをさらに軽減できる。
【0120】
ここで、表示画面において、顔を検出した領域を矩形枠にて表示するなど、顔の位置や笑顔検出の結果を、表示画面内に表示する方法も考えられる。しかし、この方法では、矩形枠など検出結果の表示によって、当該部分のファインダー画像を隠してしまうことになる。これに対し、発光部111が発光して検出結果を表示することにより、ファインダー画像を隠すことなく、検出結果をユーザに通知できる。
【0121】
さらに、発光部111は、フォーカスの当たっている顔に対応する光源(図10の例では光源L212)を、さらに違う色で発光させることで、フォーカス位置を表示する。これにより、ファインダー画像を隠すことなく、フォーカス位置をユーザに通知できる。
また、フォーカス操作可能な場合(情報通信端末装置2がユーザのフォーカス操作を受け付ける場合)、ユーザは、意図するフォーカスを得られたか否かを、より的確に判断し、必要に応じて適切なフォーカス操作をさらに行うことができる。
【0122】
次に図11および図12を参照して、情報通信端末装置2の動作について説明する。
図11および図12は、情報通信端末装置2がカメラ機能を実行して静止画像を撮像する際の処理手順を示すフローチャートである。情報通信端末装置2は、ユーザによるカメラ起動操作を受け付けると、同図の処理を開始する。
【0123】
同図の処理において、まず、制御部131は、撮像部251の出力する画像を取得して、ファインダー画像として表示部112に表示させる(ステップS301)。
また、発光部111は、図10で説明したように、ズームボタンの位置に対応する光源を発光させてズームボタンの位置を示す(ステップS302)。
【0124】
次に、制御部131は、図5のステップS101と同様に、タッチ操作入力部113やボタン操作入力部114の受け付けた、ユーザの操作入力を取得する(ステップS303)。
そして、制御部131は、ステップS303で取得した操作入力が、ズーム操作(ズームボタンの押下)か否かを判定する(ステップS311)。ズーム操作であると判定した場合(ステップS311:YES)、当該ズーム操作に応じてズーム処理を行う、すなわち、撮像部251のズームレンズを移動させる(ステップS312)。
一方、ステップS311において、ズーム操作ではないと判定した場合(ステップS311:NO)、そのまま次のステップS321に進む。
【0125】
次に、発光部111は、図10で説明したように、現在のズーム位置に対応する光源を発光させてズーム状態を示す(ステップS321)。
また、制御部131は、オートフォーカスによるピント合わせを行う、すなわち、撮像部251のフォーカスレンズを移動させる(ステップS322)。なお、制御部131が、ユーザによるピント操作の操作入力を取得し、当該ピント操作に応じてピント合わせを行うようにしてもよい。
【0126】
そして、制御部131は、撮像部251の出力する画像に対して顔検出を行う(ステップS323)。顔を検出すると、制御部131は、検出した顔画像毎に処理を行うループL11の処理を開始する(ステップS401)。なお、顔を検出しなかった場合は、そのままステップS361に進む。
【0127】
ループL11において、制御部131は、まず、処理対象の顔画像の笑顔度を求め(ステップS402)、当該顔画像が笑顔か否かを判定する(ステップS403)。笑顔であると判定した場合(ステップS411:YES)、制御部131は、さらに当該顔にフォーカスされているか否かを判定する(ステップS431)。フォーカスされていると判定した場合(ステップS431:YES)、発光部111が、これら顔検出と、笑顔検出と、フォーカス判定との結果に基づいて、図10で説明したように、当該顔の位置に対応する光源(図10の例では光源L212)を、フォーカスかつ笑顔時の顔検出位置表示の色として予め定められた色で発行させる。
【0128】
その後、制御部131は、ステップS323で検出した全ての顔についてループL11の処理を完了したか否かを判定する。そして、完了したと判定した場合はループL11を終了し、一方、完了していないと判定した場合は、ステップS401に戻り、未処理の顔について引き続きループL11の処理を行う(ステップS441)。
【0129】
一方、ステップS431において、フォーカスされていないと判定した場合(ステップS431:NO)、発光部111は、当該顔の位置に対応する光源(図10の例では光源L205)を、笑顔時の顔検出位置表示の色として予め定められた色で発行させる(ステップS432)。その後、ステップS441に進む。
【0130】
一方、ステップS441において、笑顔ではないと判定した場合(ステップS411:NO)、制御部131は、さらに当該顔にフォーカスされているか否かを判定する(ステップS421)。フォーカスされていると判定した場合(ステップS421:YES)、発光部111が、当該顔の位置に対応する光源を、フォーカス時の顔検出位置表示の色として予め定められた色で発行させる(ステップS423)。その後、ステップS441に進む。
【0131】
一方、ステップS421において、フォーカスされてないと判定した場合(ステップS421:NO)、発光部111が、当該顔の位置に対応する光源を、顔検出位置表示の色として予め定められた色で発行させる(ステップS422)。その後、ステップS441に進む。
【0132】
ループL11を終了すると、制御部131は、ステップS411における判定結果に基づいて、ステップS323で検出した顔の全てが笑顔か否かを判定する(ステップS361)。
全てが笑顔であると判定した場合(ステップS361:YES)、当該判定結果に基づいて、発光部111が、シャッターボタンの位置に対応する光源(図10の例では光源L118〜L120)を、笑顔時シャッターボタン位置表示の色として予め定められた色で発光させる(ステップS363)。その後、ステップS371に進む。
【0133】
一方、ステップS323で顔を検出していない、あるいは、検出した顔の全てが笑顔ではないと判定した場合(ステップS361:NO)、当該判定結果に基づいて、発光部111が、シャッターボタンの位置に対応する光源(図10の例では光源L118〜L120)を、シャッターボタン位置表示の色として予め定められた色で発光させる(ステップS362)。その後、次のステップS371に進む。
【0134】
次に、制御部131は、ステップS303で取得した操作入力が、シャッターボタンの押下であるか否かを判定する(ステップS371)。
シャッターボタン押下であると判定した場合(ステップS371:YES)、制御部131は、撮像部251から出力される画像データを記憶部141に書き込むことで撮像を行う(ステップS372)。
一方、シャッターボタン押下ではないと判定した場合(ステップS371:NO)、そのまま、次のステップS381に進む。
【0135】
次に、制御部131は、ステップS303で取得した操作入力が、カメラ機能の終了を指示する操作入力であるか否かを判定する(ステップS381)。
カメラ機能の終了を指示する操作入力ではないと判定した場合(ステップS381:NO)、ステップS301に戻り、同図の処理を繰り返す。
一方、カメラ機能の終了を指示する操作入力であると判定した場合(ステップS381:YES)、制御部131は、表示部112のファインダー画像表示を終了させるなど、カメラ機能終了時の処理を行い(ステップS382)、その後、同図の処理を終了する。
【0136】
以上のように、表示部112の表示画面が、情報通信端末装置3の表面に設けられ、また、ボタン操作入力部114は、情報通信端末装置3の筐体側面に、シャッターボタンやズームボタン等の押ボタン(操作ボタン)を有する。そして、発光部111は、操作可能な押ボタンに応じた発光パターンで発光する。これにより、ユーザは、押ボタンの位置や操作の可否を把握でき、適切に操作を行うことができる。
【0137】
また、表示部112が、撮像部251の撮像画像をファインダー画像として表示し、制御部131が、当該撮像画像に対する顔検出を行って顔の位置を特定する。また、発光部111は、制御部131が検出した顔の、ファインダー画像における位置に応じた発光パターンで発光する。
これにより、顔検出の結果をファインダー画像内に表示する方法と比較して、ファインダー画像(の一部)を隠すことなく検出された顔の位置を示すことができる。
【0138】
また、発光部111は、撮像部251のフォーカス位置(ファインダー画像中のフォーカスの当たっている位置)に応じた発光パターンで発光する。
これにより、フォーカス位置をファインダー画像内に表示する方法と比較して、ファインダー画像(の一部)を隠すことなく検出された顔の位置を示すことができる。
【0139】
また、表示部112は、撮像部251の撮像画像をファインダー画像として表示し、制御部131は、ファインダー画像に対する顔検出を行い、検出した顔の表情を判定し、発光部111は、顔の表情に応じた発光パターンで発光する。
これにより、顔の表情の判定結果をファインダー画像内に表示する方法と比較して、ファインダー画像(の一部)を隠すことなく検出された顔の表情の判定結果を示すことができる。
【0140】
また、発光部111は、撮像用レンズの位置(情報通信端末装置1の筐体における配置)に応じた発光パターンで発光する。
このように、発光部111が、撮像用レンズの位置を示すことで、ユーザに撮像用レンズの位置を認識させ、指等で撮像用レンズを塞がないよう注意喚起することができる。
【0141】
<第4の実施形態>
なお、情報通信端末装置が、被撮像者から視認可能な位置に光源を具備するようにしてもよい。
図13は、被撮像者から視認可能な位置に光源を具備する情報通信端末装置3の外形を示す外形図である。同図に示すように、情報通信端末装置3は、筐体表側と、撮像部251の具備する撮像用レンズが配置された筐体裏面との両方に渡って、発光部111の光源を具備する。すなわち、情報通信端末装置3は、被撮像者から視認可能な位置に光源を具備する。
【0142】
なお、情報通信端末装置3は、筐体横側のシャッターボタンおよびズームボタンは具備せず、例えば、決定ボタンをシャッターボタンとして使用し、方向キーの上側をズームアップボタン、下側をズームダウンボタンとして使用する。そして、情報通信端末装置3の発光部111は、これらの押ボタンにも光源を有し、第2の実施形態で説明したシャッターボタンおよびズームボタンの位置表示と同様に、これらの押ボタンを発光させる。
また、情報通信端末装置3における、上記以外の配置や、ブロック構成や、機能については、第2の実施形態で説明した情報通信端末装置2と同様である。
【0143】
このように、情報通信端末装置3は、被撮像者から視認可能な位置に光源を具備するので、被撮像者は、情報通信端末装置3による顔検出や笑顔検出の状況を知ることができる。これによって、被撮像者に笑顔を意識させ、ユーザは、情報通信端末装置3を用いてよりよい写真を撮像し得る。
【0144】
<第5の実施形態>
なお、情報通信端末装置が、その具備する光源を用いて時計機能を実行する(時刻表示を行う)ようにしてもよい。
図14は、時計機能を実行する情報通信端末装置4の外形を示す外形図である。同図に示すように、情報通信端末装置4の発光部111は、合計60個の光源を有し、制御部131の制御に従って、時刻表示を行う。より具体的には、光源の各々は、アナログ時計の各分(0分〜59分)に対応付けられている。そして、発光部111時針の色として予め定められた色で時針の位置の光源を発光させ、分針の色として予め定められた色で分針の位置の光源を発光させることで、現在時刻等の時刻表示を行う。
情報通信端末装置4における、上記以外の配置や、ブロック構成や、機能については、第3の実施形態で説明した情報通信端末装置3と同様である。
なお、上述した時針および分針の表示は、時刻表示の一例であり、情報通信端末装置4が行う時刻表示はこれに限らない。情報通信端末装置4が、光源を用いて時針のみ、分針のみ、あるいは秒針のみを表示する、あるいは、これらのうち2つを組み合わせて表示するなど、時、分、秒の少なくとも1つを表示する様々な表示方法が考えら得る。
【0145】
以上のように、発光部111が、時針や分針を表示するなど、時、分、秒の少なくとも1つに応じた発光パターンで発光する。
ここで、液晶パネル等を用いたサブウィンドウ等で時刻表示を行う場合は、消費電力削減のために一定時間経過すると液晶パネルをオフ(消灯)する運用が一般的である。このため、ユーザは、例えば所定のボタンを押下するなど、時刻を表示させるための操作を行う必要がある。
【0146】
これに対し、情報通信端末装置4では、例えば発光部111の光源としてLEDを用いることで消費電力を低減させ、時刻表示を常時行うようにでき、時刻確認する際のユーザの負担を軽減させることができる。
また、図14に示すように、発光部111が、情報通信端末装置4の上側部分の外周に配置された光源を発光させることにより、ユーザは、比較的遠くからでも時刻を把握できる。
【0147】
なお、各実施形態において上述した、発光部111が行う表示の各々によって、ユーザに娯楽的な視覚効果を与えることもできる(例えば、ユーザに面白いと思わせ得る。)
【0148】
なお、各実施形態は排他的なものではない。従って、情報通信端末装置が、複数の実施形態における構成の全部または一部を併せ持つようにしてもよい。
例えば、情報通信端末装置が、第1〜第5の実施形態で説明した全ての機能を併せ持つようにしてもよい。また、情報通信端末装置1(図1)が、スクロール操作用の操作ボタンとして、図9の符号114で示すような、筐体側面に位置する押ボタンを具備し、第3の実施形態で説明したのと同様に、スクロール操作用の操作ボタンの位置を、発光部111の発光パターンで示すようにするなど、複数の実施形態で説明した発明を併せて実現するようにしてもよい。
【0149】
なお、情報通信端末装置1〜4の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0150】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【符号の説明】
【0151】
1〜4 情報通信端末装置
101 音声入力部
102 音声出力部
111 発光部
112 表示部
113 タッチ操作入力部
114 ボタン操作入力部
121 通信部
131、231 制御部
141 記憶部
251 撮像部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、
前記アプリケーション実行部が前記アプリケーションを実行して出力するアプリケーション画像を表示する表示部と、
前記表示部と同時に視認可能な位置に設けられ、かつ、複数の発光パターンで発光可能な発光部と、
を具備し、
前記発光部は、前記表示部の表示する前記アプリケーション画像に関する状態量に応じた発光パターンで発光する、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記表示部は、前記アプリケーション画像をスクロール表示し、
前記発光部は、前記表示部の表示する前記アプリケーション画像のスクロール位置に応じた発光パターンで発光する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記発光部は、前記表示部の表示する前記アプリケーション画像のスクロール位置が所定の位置にあるときに、所定の発光パターンで発光する、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記発光部は、前記表示部の表示する前記アプリケーション画像のスクロール位置が、スクロールにおける終端位置にあるときに、所定の発光パターンで発光する、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示部は、前記アプリケーション画像を表示倍率可変に表示し、
前記発光部は、前記表示部が前記アプリケーション画像を表示すべき表示倍率に応じた発光パターンで発光する、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記発光部は、時、分、秒の少なくとも1つに応じた発光パターンで発光する、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
操作ボタンを具備し、
前記表示部の表示画面は、前記情報処理装置の前面に設けられ、
前記操作ボタンは前記情報処理装置の側面に設けられ、
前記発光部は、前記アプリケーションにおいて操作可能な前記操作ボタンに応じた発光パターンで発光する、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記表示部の表示画面におけるタッチ位置を特定するタッチパネルを具備し、
前記発光部は、前記アプリケーションに対する入力操作としての、前記タッチパネルのタッチ位置に応じた発光パターンで発光する、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記アプリケーション実行部は、動画像または連続する静止画像を再生して前記表示部に動画像を表示させ、
前記発光部は、前記動画像全体または連続する静止画像全体の再生時間に対する残り再生時間の割合に応じた発光パターンで発光する、
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記アプリケーション実行部は、動画像または連続する静止画像の再生位置を変化させ、前記表示部に、前記再生位置に応じた動画像または連続する静止画像を表示させ、
前記発光部は、前記再生位置の変化の速さに応じた発光パターンで発光する、
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項11】
撮像を行う撮像部を具備し、
前記表示部は前記撮像部の撮像画像を表示し、
前記アプリケーション実行部は、前記表示部の表示する前記撮像画像に対する顔検出を行って顔の位置を特定し、
前記発光部は、前記アプリケーション実行部が検出した顔の、前記表示部の表示する前記撮像画像における位置に応じた発光パターンで発光する、
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項12】
フォーカスレンズを有して焦点可変に撮像を行う撮像部を具備し、
前記発光部は、前記撮像部のフォーカス位置に応じた発光パターンで発光する、
ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項13】
撮像を行う撮像部を具備し、
前記表示部は前記撮像部の撮像画像を表示し、
前記アプリケーション実行部は、前記表示部の表示する前記撮像画像に対する顔検出を行い、検出した顔の表情を判定し、
前記発光部は、前記顔の表情に応じた発光パターンで発光する、
ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項14】
撮像用レンズを有して撮像を行う撮像部を具備し、
前記発光部は、前記撮像用レンズの位置に応じた発光パターンで発光する、
ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項15】
前記発光部は、
前記表示部と同時に視認可能な位置、かつ、前記撮像部が撮像する被撮像者から視認可能な位置に設けられることを特徴とする請求項11から14のいずれか一項に記載の情報処理装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2013−73328(P2013−73328A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−210584(P2011−210584)
【出願日】平成23年9月27日(2011.9.27)
【出願人】(310006855)NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 (1,081)
【Fターム(参考)】