説明

情報提供システム、情報提供方法、情報表示装置および情報表示方法

【課題】実際にその場所を利用するユーザの流れを意識して、動的に表示コンテンツを変えていくといった最適化を行うことができる情報提供システムを提供する。
【解決手段】情報提供システム100は、情報表示装置300Aに表示されているコンテンツの情報を当該情報表示装置300Aに要求し、情報表示装置300Aからのコンテンツの情報を受信して記憶部204に記憶し、情報表示装置300Aからコンテンツの情報を要求された際に、当該コンテンツの情報を情報表示装置300Aに送信する移動端末200と、コンテンツを表示し、移動端末200からの当該コンテンツの情報の要求を受け付けた際に、当該コンテンツの情報を当該移動端末200に送信し、移動端末200に記憶されているコンテンツの情報を当該移動端末200に要求し、移動端末200からのコンテンツの情報を受信して記憶部306Aに記憶する情報表示装置300Aとを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報提供システム、情報提供方法、情報表示装置および情報表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、デジタルサイネージ(digital signage)などと呼ばれているシステムは、公共施設や店舗などの商業施設などに設置された液晶ディスプレイなどの情報表示装置に、映像や文字情報などのコンテンツを表示する(例えば、特許文献1参照。)。デジタルサイネージによる情報表示装置は、例えば、広告や緊急情報等を表示する。情報表示装置の表示に用いられるコンテンツのデータは、情報表示装置毎にメモリカードを介して記録されてもよいし、ネットワークを経由して情報表示装置と接続されたサーバから配信されてもよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−086280号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来のデジタルサイネージ用やパブリックビューイング用の情報表示装置などは、広告主が設定したコンテンツを流しているだけであり、実際にその情報表示装置が設置されている場所に集まっているユーザにとって有益なコンテンツが流れているとは必ずしも言えなかった。
【0005】
また、視線検出などを利用してその場所での情報表示装置のディスプレイへの注目度を測定して、その場所に集まっているユーザにとって有益なコンテンツであるか否かを判断するなどの手法はいくつか提案されている。しかしながら、上記手法では、実際にコンテンツを見た後のユーザの流れなどを把握することはできないため、コンテンツを流すことによる効果測定としては不十分であった。
【0006】
したがって、従来の技術では、実際にその場所を利用するユーザの流れを意識して、動的に表示コンテンツを変更していくといった最適化が困難であるという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、実際にその場所を利用するユーザの流れを意識して、動的に表示コンテンツを変えていくといった最適化を行うことが可能な、新規かつ改良された情報提供システム、情報提供方法、情報表示装置および情報表示方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ユーザによる操作入力に基づいて、情報表示装置に表示されているコンテンツの情報を当該情報表示装置に要求する第1の要求部と、前記第1の要求部による前記要求により前記情報表示装置から送信されてくる前記コンテンツの情報を受信する第1の受信部と、前記第1の受信部が受信した前記コンテンツの情報を記憶する第1の記憶部と、前記情報表示装置から前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報を要求された際に、当該コンテンツの情報を当該情報表示装置に送信する第1の送信部と、を備える、移動端末と、前記コンテンツの表示を行う第1の表示部と、前記移動端末の前記第1の要求部による前記要求を受け付けた際に、前記第1の表示部に表示されている前記コンテンツの情報を当該移動端末に送信する第2の送信部と、前記移動端末の前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報を当該移動端末に要求する第2の要求部と、前記第2の要求部による前記要求により前記移動端末から送信されてくる前記コンテンツの情報を受信する第2の受信部と、前記第2の受信部が受信した前記コンテンツの情報を記憶する第2の記憶部と、を備える、前記情報表示装置と、を備える、情報提供システムが提供される。
【0009】
前記情報表示装置は、さらに、前記第2の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報の分析を行う第1の分析部と、前記第1の分析部による分析結果に基づいて、前記第1の表示部に表示させるコンテンツを変更する第1の変更部とを備えてもよい。
【0010】
前記第1の変更部は、前記第1の表示部に表示させるコンテンツの表示頻度を変更してもよい。
【0011】
前記第1の変更部は、前記第1の表示部に表示させるコンテンツに関連する関連コンテンツにおいても当該表示部に表示させるようにしてもよい。
【0012】
さらに、前記情報表示装置の前記第2の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報、および当該情報表示装置の設置場所を表す場所情報を当該情報表示装置から取得する取得部と、前記取得部が取得した前記コンテンツの情報の分析を行う第2の分析部と、前記第2の分析部による分析結果、および前記取得部が取得した前記場所情報に基づいて、前記情報表示装置の設置場所に近い場所に設置された他の情報表示装置に提供すべきコンテンツを決定して、当該決定した提供すべきコンテンツを当該他の情報表示装置に提供する提供部とを備える、サーバを備えてもよい。
【0013】
前記コンテンツの情報は、前記コンテンツのIDおよび前記コンテンツのデータの少なくともいずれか一方であってもよい。
【0014】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報表示装置において、コンテンツの表示を行う第1の表示ステップと、移動端末において、ユーザによる操作入力に基づいて、前記情報表示装置に表示されている前記コンテンツの情報を当該情報表示装置に要求する第1の要求ステップと、前記情報表示装置において、前記第1の要求ステップでの前記要求を受け付けた際に、当該情報表示装置に表示されている前記コンテンツの情報を前記移動端末に送信する第1の送信ステップと、前記移動端末において、前記第1の要求ステップでの前記要求により前記情報表示装置から送信されてくる前記コンテンツの情報を受信する第1の受信ステップと、前記移動端末において、前記第1の受信ステップで受信した前記コンテンツの情報を第1の記憶部に記憶させる第1の記憶ステップと、前記情報表示装置において、前記移動端末の前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報を当該移動端末に要求する第2の要求ステップと、前記移動端末において、前記情報表示装置から前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報を要求された際に、当該コンテンツの情報を当該情報表示装置に送信する第2の送信ステップと、前記情報表示装置において、前記第2の要求ステップでの前記要求により前記移動端末から送信されてくる前記コンテンツの情報を受信する第2の受信ステップと、前記情報表示装置において、前記第2の受信ステップで受信した前記コンテンツの情報を第2の記憶部に記憶させる第2の記憶ステップと、を有する、情報提供方法が提供される。
【0015】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンテンツの表示を行う第2の表示部と、移動端末から送信されてくる前記第2の表示部に表示されている前記コンテンツの情報の要求を受け付けた際に、当該コンテンツの情報を当該移動端末に送信する第3の送信部と、前記移動端末の第3の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報を当該移動端末に要求する第3の要求部と、前記第3の要求部による前記要求により前記移動端末から送信されてくる前記コンテンツの情報を受信する第3の受信部と、前記第3の受信部が受信した前記コンテンツの情報を記憶する第3の記憶部と、を備える、情報表示装置が提供される。
【0016】
さらに、前記第3の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報の分析を行う第3の分析部と、前記第3の分析部による分析結果に基づいて、前記第2の表示部に表示させるコンテンツを変更する第2の変更部とを備えてもよい。
【0017】
前記第2の変更部は、前記第2の表示部に表示させるコンテンツの表示頻度を変更してもよい。
【0018】
前記第2の変更部は、前記第2の表示部に表示させるコンテンツに関連する関連コンテンツにおいても当該第2の表示部に表示させるようにしてもよい。
【0019】
前記コンテンツの情報は、前記コンテンツのIDおよび前記コンテンツのデータの少なくともいずれか一方であってもよい。
【0020】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンテンツの表示を行う第2の表示ステップと、移動端末から送信されてくる前記第2の表示ステップで表示されている前記コンテンツの情報の要求を受け付けた際に、当該コンテンツの情報を当該移動端末に送信する第3の送信ステップと、前記移動端末の第3の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報を当該移動端末に要求する第3の要求ステップと、前記第3の要求ステップでの前記要求により前記移動端末から送信されてくる前記コンテンツの情報を受信する第3の受信ステップと、前記第3の受信ステップで受信した前記コンテンツの情報を第3の記憶部に記憶させる第3の記憶ステップと、を有する、情報表示方法が提供される。
【発明の効果】
【0021】
以上説明したように本発明によれば、実際にその場所を利用するユーザの流れを意識して、動的に表示コンテンツを変更していくといった最適化を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報提供システムの構成を概略的に示す説明図である。
【図2】図1の情報提供システムにおける移動端末および情報表示装置の機能構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】図1の情報提供システムが実行する情報提供処理のシーケンス図である。
【図4】図3の情報提供処理におけるステップS308で実行される第1の表示コンテンツ変更処理のフローチャートである。
【図5】図3の情報提供処理におけるステップS308で実行される第2の表示コンテンツ変更処理のフローチャートである。
【図6】図3の情報提供処理におけるステップS308で実行される第3の表示コンテンツ変更処理のフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る情報提供システムの構成を概略的に示す説明図である。
【図8】図7の情報提供システムにおける移動端末、情報表示装置およびサーバの機能構成を概略的に示すブロック図である。
【図9】図7の情報提供システムにおけるサーバが実行するコンテンツ提供処理のフローチャートである。
【図10】上述した各実施の形態に係る情報提供システムの実施例を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0024】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.情報提供システムの構成(第1の実施の形態)
2.情報提供処理
3.情報提供システムの構成(第2の実施の形態)
4.コンテンツ提供処理
5.実施例
【0025】
[1.情報提供システムの構成(第1の実施の形態)]
まず、本発明の第1の実施の形態に係る情報提供システムについて説明する。図1は、本実施の形態に係る情報提供システムの構成を概略的に示す説明図である。
【0026】
図1において、情報提供システム100は、移動端末200と、情報表示装置300A,300B,300C…とを備える。移動端末200は、携帯電話などのユーザが持ち運び可能な携帯端末である。情報表示装置300A,300B,300C…は、公共施設や店舗などの商業施設などに設置された液晶ディスプレイなどの情報表示装置である。本実施の形態における情報表示装置300A,300B,300C…は、デジタルサイネージシステムにおける映像や情報を表示する情報表示装置である。また、情報表示装置300A,300B,300C…は、それぞれ異なる場所に設置されているものとする。また、移動端末200と、情報表示装置300A,300B,300C…とは、互いに無線通信可能に構成されている。
【0027】
図2は、図1の情報提供システム100における移動端末200および情報表示装置300Aの機能構成を概略的に示すブロック図である。情報表示装置300A,300B,300C…は、基本的に同一の構成を有するため、以下では、情報表示装置300Aについてのみ説明を行い、情報表示装置300B,300C…については説明を省略する。
【0028】
図2において、情報提供システム100は、移動端末200および情報表示装置300Aの他に、サーバ400を備える。サーバ400は、インターネットなどの通信網500を介して情報表示装置300Aと接続されている。また、サーバ400は、情報表示装置300A,300B,300C…にコンテンツのデータを配信するサーバである。
【0029】
移動端末200は、無線通信部202と、記憶部204と、制御部206と、操作部208と、バス210とを備える。無線通信部202、記憶部204、制御部206および操作部208は、バス210を介して接続されている。
【0030】
無線通信部202は、本発明の第1の要求部、第1の受信部、第1の送信部の一例であり、例えば、無線LANのBluetooth(登録商標)技術を利用して無線通信を行う。記憶部204は、本発明の第1の記憶部の一例であり、制御部206の処理に関するデータや、制御部206の動作プログラムなどを記憶する機能を有する。また、記憶部204は、情報表示装置300Aの後述する表示部304Aに表示されるコンテンツの情報、すなわちコンテンツのIDおよびコンテンツのデータの少なくとも一方を記憶可能に構成されている。制御部206は、本発明の第1の要求部、第1の受信部、第1の送信部の一例であり、移動端末200の全体を制御する。操作部208は、移動端末200のユーザによる操作入力を受け付ける。
【0031】
移動端末200は、例えば、情報表示装置300Aの表示部304Aに表示されているコンテンツのIDや、コンテンツのデータを記憶部204に登録しておくことが可能なブックマーク機能を有している。例えば、移動端末200のユーザは、情報表示装置300Aの表示部304Aに表示されているコンテンツを気に入ったまたは気になった場合に、操作部208を介して当該コンテンツをブックマークするための操作を行うと、移動端末200は、情報表示装置300Aから当該コンテンツのIDまたはコンテンツのデータを取得して、取得したコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを記憶部204に記憶する。
【0032】
情報表示装置300Aは、無線通信部302Aと、表示部304Aと、記憶部306Aと、制御部308Aと、通信部310Aと、バス312Aとを備える。無線通信部302A、表示部304A、記憶部306A、制御部308Aおよび通信部310Aは、バス312Aを介して接続されている。
【0033】
無線通信部302Aは、本発明の第2の送信部、第2の要求部、第2の受信部の一例であり、例えば、無線LANのBluetooth(登録商標)技術を利用して無線通信を行う。表示部304Aは、本発明の第1の表示部の一例であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、有機ELディスプレイ装置などの映像信号を表示する表示装置と、スピーカなどの音声信号を出力する音声出力装置などからなる。記憶部306Aは、本発明の第2の記憶部の一例であり、制御部308Aの処理に関するデータや、制御部308Aの動作プログラムなどを記憶する機能を有する。記憶部306Aは、表示部304Aに表示させるコンテンツの情報、すなわちコンテンツのIDおよびコンテンツのデータの少なくとも一方を記憶可能に構成されている。制御部308Aは、本発明の第2の送信部、第2の要求部、第2の受信部、第1の分析部、第1の変更部の一例であり、情報表示装置300Aの全体を制御する。通信部310Aは、通信網500に接続して、通信網500に接続されたサーバ400と通信可能に構成されている。
【0034】
[2.情報提供処理]
次に、図1の情報提供システムが実行する情報提供処理について説明する。図3は、図1の情報提供システムが実行する情報提供処理のシーケンス図である。
【0035】
図3において、まず、情報表示装置300Aの表示部304Aは、映像や情報などのコンテンツの表示を行う(ステップS102)。また、情報表示装置300Bの表示部(図示しない)は、映像や情報などのコンテンツの表示を行う(ステップS302)。本実施の形態では、情報表示装置300Aの表示部304Aや情報表示装置300Bの表示部(図示しない)は、それぞれの制御部の制御により、それぞれの記憶部に記憶された1つまたは複数のコンテンツの表示をある順序またはある規則で行うものとする。
【0036】
そして、移動端末200のユーザは、ステップS102で情報表示装置300Aの表示部304Aに表示されているコンテンツを気に入るまたは気になると、操作部208を介して当該コンテンツを記憶部204に登録するためのユーザ操作を行う(ステップS202)。
【0037】
次いで、移動端末200は、ステップS202でのユーザ操作が行われると、無線通信部202は、制御部206の制御により、情報表示装置300AにステップS102で情報表示装置300Aの表示部304Aに表示されているコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを要求する(ステップS204)。
【0038】
次いで、情報表示装置300Aの無線通信部302Aは、制御部308Aの制御により、移動端末200にステップS204で要求されたコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを送信する(ステップS104)。
【0039】
次いで、移動端末200は、制御部206の制御により、ステップS104で送信されたコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを記憶部204に記憶する(ステップS206)。
【0040】
次いで、移動端末200のユーザは、移動端末200とともに、情報表示装置300Aが設置されている場所から、情報表示装置300Bが設置されている場所へ移動すると(ステップS208)、情報表示装置300Bの無線通信部(図示しない)は、制御部(図示しない)の制御により、移動端末200に記憶部204に記憶されているコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを要求する(ステップS304)。
【0041】
次いで、移動端末200の無線通信部202は、制御部206の制御により、情報表示装置300BにステップS304で要求された、記憶部204に記憶されているコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを送信する(ステップS210)。
【0042】
次いで、情報表示装置300Bは、制御部(図示しない)の制御により、ステップS210で送信されたコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを記憶部(図示しない)に記憶する(ステップS306)。
【0043】
次いで、情報表示装置300Bの制御部(図示しない)は、後述する図4の第1の表示コンテンツ変更処理、図5の第2の表示コンテンツ変更処理、および図6の第3の表示コンテンツ変更処理の少なくともいずれか1つの表示コンテンツ変更処理を実行して、表示部(図示しない)に表示させるコンテンツを変更する(ステップS308)。
【0044】
次いで、情報表示装置300Bの表示部(図示しない)は、制御部(図示しない)の制御により、ステップS308で変更されたコンテンツの表示を行い(ステップS310)、本処理を終了する。
【0045】
図4は、図3の情報提供処理におけるステップS308で実行される第1の表示コンテンツ変更処理のフローチャートである。
【0046】
図4において、まず、情報表示装置300Bの制御部(図示しない)は、記憶部(図示しない)に記憶されているコンテンツのIDまたはコンテンツのデータの分析を行う(ステップS402)。例えば、ステップS402では、記憶部(図示しない)にどのコンテンツのIDやデータが他のコンテンツのIDやデータと比較して多数記憶されているかなどの分析を行う。
【0047】
次いで、情報表示装置300Bの制御部(図示しない)は、ステップS402での分析結果に基づいて、表示部(図示しない)に表示させるコンテンツを変更して(ステップS404)、本処理を終了する。例えば、ステップS404では、記憶部(図示しない)に多数記憶されているコンテンツのIDやデータに対応するコンテンツを表示部(図示しない)に表示させるコンテンツとする。また、ステップS404では、記憶部(図示しない)に多数記憶されているコンテンツのIDやデータに対応するコンテンツのデータが記憶部(図示しない)に記憶されていないときは、制御部(図示しない)は、通信部(図示しない)を制御してサーバ(図示しない)から当該コンテンツのデータを取得して、取得したコンテンツを表示部(図示しない)に表示させるコンテンツとする。
【0048】
図4の第1の表示コンテンツ変更処理によれば、情報表示装置300Bの設置場所を利用するユーザの移動端末200に記憶されているコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを情報表示装置300Bが取得して、取得したコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを分析して、分析結果に基づいて表示部(図示しない)に表示させるコンテンツを変更することができるため、実際にその場所を利用するユーザにとって有益なコンテンツを表示部(図示しない)に表示させることができる。
【0049】
図5は、図3の情報提供処理におけるステップS308で実行される第2の表示コンテンツ変更処理のフローチャートである。
【0050】
図5において、まず、情報表示装置300Bの制御部(図示しない)は、記憶部(図示しない)に記憶されているコンテンツのIDまたはコンテンツのデータの分析を行う(ステップS502)。例えば、ステップS502では、記憶部(図示しない)にどのコンテンツのIDやデータが他のコンテンツのIDやデータと比較して多数記憶されているかなどの分析を行う。
【0051】
次いで、情報表示装置300Bの制御部(図示しない)は、ステップS502での分析結果に基づいて、表示部(図示しない)に表示させるコンテンツの表示頻度を変更して(ステップS504)、本処理を終了する。例えば、ステップS504では、記憶部(図示しない)に多数記憶されているコンテンツのIDやデータに対応するコンテンツの表示頻度を他のコンテンツの表示頻度と比較して高くする。また、ステップS504では、記憶部(図示しない)に少数記憶されているコンテンツのIDやデータに対応するコンテンツの表示頻度を他のコンテンツの表示頻度と比較して低くする。
【0052】
図5の第2の表示コンテンツ変更処理によれば、情報表示装置300Bの設置場所を利用するユーザの移動端末200に記憶されているコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを情報表示装置300Bが取得して、取得したコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを分析して、分析結果に基づいて表示部(図示しない)に表示させるコンテンツの表示頻度を変更することができるため、実際にその場所を利用するユーザにとって有益なコンテンツの表示頻度を高めることにより、ユーザによる表示部(図示しない)への注目度を上昇させることができる。
【0053】
図6は、図3の情報提供処理におけるステップS308で実行される第3の表示コンテンツ変更処理のフローチャートである。
【0054】
図6において、まず、情報表示装置300Bの制御部(図示しない)は、記憶部(図示しない)に記憶されているコンテンツのIDまたはコンテンツのデータの分析を行う(ステップS602)。例えば、ステップS602では、記憶部(図示しない)にどのコンテンツのIDやデータが他のコンテンツのIDやデータと比較して多数記憶されているかなどの分析を行う。
【0055】
次いで、情報表示装置300Bの制御部(図示しない)は、ステップS602での分析結果に基づいて、表示部(図示しない)に表示させるコンテンツの関連コンテンツを表示させるようにして(ステップS604)、本処理を終了する。例えば、ステップS604では、記憶部(図示しない)に多数記憶されているコンテンツのIDやデータに対応するコンテンツに関連する関連コンテンツを表示させるようにする。また、ステップS604では、記憶部(図示しない)に多数記憶されているコンテンツのIDやデータに対応するコンテンツに関連する関連コンテンツのデータが記憶部(図示しない)に記憶されていないときは、制御部(図示しない)は、通信部(図示しない)を制御してサーバ(図示しない)から当該関連コンテンツのデータを取得して、取得した関連コンテンツを表示部(図示しない)に表示させるようにする。
【0056】
図6の第3の表示コンテンツ変更処理によれば、情報表示装置300Bの設置場所を利用するユーザの移動端末200に記憶されているコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを情報表示装置300Bが取得して、取得したコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを分析して、分析結果に基づいて表示部(図示しない)に表示させるコンテンツに関連する関連コンテンツにおいても表示部(図示しない)に表示させるようにすることができるため、実際にその場所を利用するユーザによる表示部(図示しない)への注目度をさらに上昇させることができる。
【0057】
上述したように、図3の情報提供処理によれば、情報表示装置300Bの設置場所を利用するユーザの移動端末200に記憶されているコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを情報表示装置300Bが取得して、取得したコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを分析して、分析結果に基づいて表示部(図示しない)に表示させるコンテンツを変更することができるため、実際にその場所を利用するユーザの流れを意識して、動的に表示コンテンツを変えていくといった最適化を行うことができる。
【0058】
[3.情報提供システムの構成(第2の実施の形態)]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る情報提供システムについて説明する。図7は、本実施の形態に係る情報提供システムの構成を概略的に示す説明図である。
【0059】
図7において、情報提供システム600は、移動端末200と、情報表示装置300A,300B,300C…と、サーバ700とを備える。情報表示装置300A,300B,300C…と、サーバ700とは、インターネットなどの通信網800を介して接続されている。移動端末200は、上述した第1の実施の形態における移動端末200と同様の機能構成を有するため、その説明を省略する。また、情報表示装置300A,300B,300C…は、上述した第1の実施の形態における情報表示装置300A,300B,300C…と同様の機能構成を有するため、その説明を省略する。サーバ700は、情報表示装置300A,300B,300C…にコンテンツのデータを配信するサーバである。
【0060】
図8は、図7の情報提供システム600における移動端末200、情報表示装置300A,300Bおよびサーバ700の機能構成を概略的に示すブロック図である。移動端末200と、情報表示装置300Aとは、上述した第1の実施の形態における移動端末200、情報表示装置300Aと同様の機能構成を有するため、それらの説明を省略する。
【0061】
図8において、情報表示装置300Bは、無線通信部302Bと、表示部304Bと、記憶部306Bと、制御部308Bと、通信部310Bと、バス312Bとを備える。無線通信部302B、表示部304B、記憶部306B、制御部308Bおよび通信部310Bは、バス312Bを介して接続されている。
【0062】
無線通信部302Bは、無線通信部302Aと、同様の機能構成を有し、表示部304Bは、表示部304Aと、同様の機能構成を有し、記憶部306Bは、記憶部306Aと、同様の機能構成を有し、制御部308Bは、制御部308Aと、同様の機能構成を有するため、それらの説明を省略する。
【0063】
通信部310Bは、通信網800に接続して、通信網800に接続されたサーバ700と通信可能に構成されている。なお、情報表示装置300Aの通信部310Aも、通信網800に接続して、通信網800に接続されたサーバ700と通信可能に構成されている。
【0064】
サーバ700は、通信部702と、制御部704と、記憶部706と、バス708とを備える。通信部702、制御部704および記憶部706は、バス708を介して接続されている。
【0065】
通信部702は、本発明の取得部、提供部の一例であり、通信網800に接続して、通信網800に接続された情報表示装置300A,300B,300C…と通信可能に構成されている。制御部704は、本発明の取得部、第2の分析部、提供部の一例であり、サーバ700の全体を制御する。記憶部706は、制御部704の処理に関するデータや、制御部704の動作プログラムなどを記憶する機能を有する。また、記憶部706は、コンテンツのデータを記憶している。
【0066】
[4.コンテンツ提供処理]
次に、図7の情報提供システムにおけるサーバ700が実行するコンテンツ提供処理について説明する。図9は、図7の情報提供システムにおけるサーバ700が実行するコンテンツ提供処理のフローチャートである。
【0067】
図9において、まず、サーバ700の通信部702は、制御部704の制御により、情報表示装置300Aから当該情報表示装置300Aの記憶部306Aに記憶されているコンテンツのIDまたはコンテンツのデータ、および情報表示装置300Aの設置場所を表す場所情報を取得する(ステップS702)。
【0068】
次いで、サーバ700の制御部704は、ステップS702で取得したコンテンツのIDまたはコンテンツのデータの分析を行う(ステップS704)。例えば、ステップS704では、情報表示装置300Aの記憶部306AにどのコンテンツのIDやデータが他のコンテンツのIDやデータと比較して多数記憶されているかなどの分析を行う。
【0069】
次いで、サーバ700の制御部704は、ステップS704での分析結果、およびステップS702で取得した場所情報に基づいて、情報表示装置300Aの設置場所に近い場所に設置された情報表示装置300Bに提供すべきコンテンツを決定して、サーバ700の通信部702は、制御部704の制御により、当該提供すべきコンテンツを情報表示装置300Bに提供して(ステップS706)、本処理を終了する。
【0070】
図7のコンテンツ提供処理によれば、サーバ700は、情報表示装置300Aから取得したコンテンツのIDまたはコンテンツのデータの分析を行い、当該分析結果および情報表示装置300Aから取得した場所情報に基づいて、情報表示装置300Aの設置場所に近い場所に設置された情報表示装置300Bに提供すべきコンテンツを決定して、当該コンテンツを情報提供装置300Bに提供することができる。情報表示装置300Aの設置場所を利用するユーザは、情報表示装置300Aの設置場所に近い情報表示装置300Bの設置場所を利用する可能性が高い。このため、予め情報表示装置300Aの設置場所を利用するユーザに人気の高いコンテンツを情報表示装置300Bに提供しておくことにより、ユーザによる情報表示装置300Bの表示部304Bへの注目度を上昇させることができる。
【0071】
[5.実施例]
次に、上述した各実施の形態に係る情報提供システム100,600の実施例について説明する。図10は、上述した各実施の形態に係る情報提供システム100,600の実施例を説明するための説明図である。
【0072】
図10において、まず、図中左上の領域の図に示すように、情報表示装置300Aは、デジタルサイネージやパブリックビューイングなどに使用される街頭の情報表示装置であり、映像コンテンツを流しているものとする。それを見て内容が気に入ったまたは気になった移動端末200のユーザは、移動端末200のブックマーク機能を利用して、移動端末200にそのコンテンツを登録する操作を行う。当該操作が行われた移動端末200は、無線通信によって情報表示装置300Aから当該コンテンツのIDまたはコンテンツのデータを取得する。そして、移動端末200のユーザは、例えば帰宅した後に、移動端末200にブックマークとして登録したコンテンツのデータ、またはコンテンツのIDに基づいて取得したコンテンツのデータを楽しむこともできる。
【0073】
次いで、図中右上の領域の図に示すように、情報表示装置300Bは、映像コンテンツを流すのと並行して、「すれ違い通信」のようなユーザに特別な操作を求めない無線通信によって情報表示装置300Bの近くに存在するまたは近くを通過する移動端末200の記憶部204に記憶されているコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを取得している。そして、情報表示装置300Bは取得したコンテンツのIDまたはコンテンツのデータを蓄積して分析することにより、その設置場所の近くを通過するユーザによくブックマークされているコンテンツが何かという統計情報を得ることができる。
【0074】
次いで、図中右下の領域の図に示すように、情報表示装置300Bは、上述したコンテンツのIDまたはコンテンツのデータの分析結果に基づいて、その設置場所の近くを通過するユーザによくブックマークされているコンテンツが何かを導き出すと、導き出したコンテンツの表示頻度を他のコンテンツの表示頻度と比較して高くする。また、情報表示装置300Bは、導き出したコンテンツがそれまでに表示していなかったコンテンツであるときは、当該コンテンツを取得して当該コンテンツの表示を開始する。
【0075】
そして、図中左下の領域の図に示すように、上述した一連の流れを繰り返すことにより、各地の街頭の情報表示装置に流れるコンテンツは、その土地を利用するユーザの好みが反映されたものとなっていく。これにより、情報表示装置がコンテンツを流すことによる宣伝効果がより高まるとともに、その土地のユーザの好みなどの情報を収集することができる。
【0076】
上述した情報提供システム100,600によれば、その土地を利用するユーザの好みの統計を反映することで、よりその場所に適したコンテンツが表示されるようになる。これにより、「見る価値がある」コンテンツが表示されている可能性が高いため、ユーザによる情報表示装置300Aなどへの注目度が上昇して、情報表示装置Aなどを見るユーザが増加するという利点がある。
【0077】
また、上述した情報提供システム100,600によれば、あるコンテンツに関心のあるセグメントの「ユーザの流れ」の情報を収集することができる。これにより、収集した情報は、そのコンテンツに関連のある店舗やサービスのエリア展開などにおいて有益となる。
【0078】
また、上述した情報提供システム100,600によれば、情報表示装置300Aなどで取得した移動端末200におけるお気に入り登録などのコンテンツのIDまたはコンテンツのデータにより、コンテンツの視聴率の計算を行うなどをすることにより、情報表示装置300Aなどにおけるコンテンツの表示の効果を測定することが可能であるという利点がある。
【0079】
また、上述した情報提供システム100,600によれば、移動端末200が情報を発信したり受信したりする際に、パブリックな情報表示装置300Aなどを介することにより、純粋な個体個のような情報交換と比較して、匿名性を保ちやすくなり、情報表示装置300Aなどが多数の情報を収集しやすくできるという利点がある。
【0080】
また、本発明の目的は、上述した各実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
【0081】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した各実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0082】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW等の光ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
【0083】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した各実施の形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0084】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能を拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0085】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0086】
100 情報提供システム
200 移動端末
202 無線通信部
204 記憶部
206 制御部
208 操作部
210 バス
300A,300B,300C 情報表示装置
302A,302B 無線通信部
304A,304B 表示部
306A,306B 記憶部
308A,308B 制御部
310A,310B 通信部
312A,312B バス
400 サーバ
500 通信網
600 情報提供システム
700 サーバ
702 通信部
704 制御部
706 記憶部
708 バス
800 通信網



【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザによる操作入力に基づいて、情報表示装置に表示されているコンテンツの情報を当該情報表示装置に要求する第1の要求部と、
前記第1の要求部による前記要求により前記情報表示装置から送信されてくる前記コンテンツの情報を受信する第1の受信部と、
前記第1の受信部が受信した前記コンテンツの情報を記憶する第1の記憶部と、
前記情報表示装置から前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報を要求された際に、当該コンテンツの情報を当該情報表示装置に送信する第1の送信部と、
を備える、移動端末と、
前記コンテンツの表示を行う第1の表示部と、
前記移動端末の前記第1の要求部による前記要求を受け付けた際に、前記第1の表示部に表示されている前記コンテンツの情報を当該移動端末に送信する第2の送信部と、
前記移動端末の前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報を当該移動端末に要求する第2の要求部と、
前記第2の要求部による前記要求により前記移動端末から送信されてくる前記コンテンツの情報を受信する第2の受信部と、
前記第2の受信部が受信した前記コンテンツの情報を記憶する第2の記憶部と、
を備える、前記情報表示装置と、
を備える、情報提供システム。
【請求項2】
前記情報表示装置は、さらに、前記第2の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報の分析を行う第1の分析部と、前記第1の分析部による分析結果に基づいて、前記第1の表示部に表示させるコンテンツを変更する第1の変更部とを備える、請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項3】
前記第1の変更部は、前記第1の表示部に表示させるコンテンツの表示頻度を変更する、請求項2に記載の情報提供システム。
【請求項4】
前記第1の変更部は、前記第1の表示部に表示させるコンテンツに関連する関連コンテンツにおいても当該表示部に表示させるようにする、請求項2に記載の情報提供システム。
【請求項5】
さらに、前記情報表示装置の前記第2の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報、および当該情報表示装置の設置場所を表す場所情報を当該情報表示装置から取得する取得部と、前記取得部が取得した前記コンテンツの情報の分析を行う第2の分析部と、前記第2の分析部による分析結果、および前記取得部が取得した前記場所情報に基づいて、前記情報表示装置の設置場所に近い場所に設置された他の情報表示装置に提供すべきコンテンツを決定して、当該決定した提供すべきコンテンツを当該他の情報表示装置に提供する提供部とを備える、サーバを備える、請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項6】
前記コンテンツの情報は、前記コンテンツのIDおよび前記コンテンツのデータの少なくともいずれか一方である、請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項7】
情報表示装置において、コンテンツの表示を行う第1の表示ステップと、
移動端末において、ユーザによる操作入力に基づいて、前記情報表示装置に表示されている前記コンテンツの情報を当該情報表示装置に要求する第1の要求ステップと、
前記情報表示装置において、前記第1の要求ステップでの前記要求を受け付けた際に、当該情報表示装置に表示されている前記コンテンツの情報を前記移動端末に送信する第1の送信ステップと、
前記移動端末において、前記第1の要求ステップでの前記要求により前記情報表示装置から送信されてくる前記コンテンツの情報を受信する第1の受信ステップと、
前記移動端末において、前記第1の受信ステップで受信した前記コンテンツの情報を第1の記憶部に記憶させる第1の記憶ステップと、
前記情報表示装置において、前記移動端末の前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報を当該移動端末に要求する第2の要求ステップと、
前記移動端末において、前記情報表示装置から前記第1の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報を要求された際に、当該コンテンツの情報を当該情報表示装置に送信する第2の送信ステップと、
前記情報表示装置において、前記第2の要求ステップでの前記要求により前記移動端末から送信されてくる前記コンテンツの情報を受信する第2の受信ステップと、
前記情報表示装置において、前記第2の受信ステップで受信した前記コンテンツの情報を第2の記憶部に記憶させる第2の記憶ステップと、
を有する、情報提供方法。
【請求項8】
コンテンツの表示を行う第2の表示部と、
移動端末から送信されてくる前記第2の表示部に表示されている前記コンテンツの情報の要求を受け付けた際に、当該コンテンツの情報を当該移動端末に送信する第3の送信部と、
前記移動端末の第3の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報を当該移動端末に要求する第3の要求部と、
前記第3の要求部による前記要求により前記移動端末から送信されてくる前記コンテンツの情報を受信する第3の受信部と、
前記第3の受信部が受信した前記コンテンツの情報を記憶する第3の記憶部と、
を備える、情報表示装置。
【請求項9】
さらに、前記第3の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報の分析を行う第3の分析部と、前記第3の分析部による分析結果に基づいて、前記第2の表示部に表示させるコンテンツを変更する第2の変更部とを備える、請求項8に記載の情報表示装置。
【請求項10】
前記第2の変更部は、前記第2の表示部に表示させるコンテンツの表示頻度を変更する、請求項9に記載の情報表示装置。
【請求項11】
前記第2の変更部は、前記第2の表示部に表示させるコンテンツに関連する関連コンテンツにおいても当該第2の表示部に表示させるようにする、請求項9に記載の情報表示装置。
【請求項12】
前記コンテンツの情報は、前記コンテンツのIDおよび前記コンテンツのデータの少なくともいずれか一方である、請求項8に記載の情報表示装置。
【請求項13】
コンテンツの表示を行う第2の表示ステップと、
移動端末から送信されてくる前記第2の表示ステップで表示されている前記コンテンツの情報の要求を受け付けた際に、当該コンテンツの情報を当該移動端末に送信する第3の送信ステップと、
前記移動端末の第3の記憶部に記憶されている前記コンテンツの情報を当該移動端末に要求する第3の要求ステップと、
前記第3の要求ステップでの前記要求により前記移動端末から送信されてくる前記コンテンツの情報を受信する第3の受信ステップと、
前記第3の受信ステップで受信した前記コンテンツの情報を第3の記憶部に記憶させる第3の記憶ステップと、
を有する、情報表示方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−233095(P2011−233095A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105468(P2010−105468)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】