説明

情報提供装置、情報提供方法、情報提供用プログラム、データベース生成装置及びデータベース生成方法

【課題】画像データとWebページのURLとが対応付けられて登録されているデータベースを、端末装置から受信した画像データに基づいて検索することにより、検索された画像データと対応付けられているURLを端末装置に送信する際、データベースに登録されている画像データが少ないため画像データを検索できずにURLを端末装置に送信することができないという問題が発生しにくい実用的な情報提供装置等を提供すること。
【解決手段】Webページにおける特定領域に配置される画像データを取得し、取得した画像データとWebページのURLとを自動的に対応付けてデータベースに登録しておく。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像データとURLとが対応付けられて登録されているデータベースを、端末装置から受信した画像データに基づいて検索することによりURLを取得し、当該端末装置に送信する情報提供装置、情報提供方法、情報提供用プログラム、並びに当該データベースを生成するデータベース生成装置及びデータベース生成方法の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットや携帯電話などの端末装置の普及に伴い、端末装置によりインターネットを介してWebページにアクセスするユーザが増加している。一般的に、ユーザが端末装置からWebページにアクセスする場合には、端末装置が備えるブラウザソフトを用いてポータルサイトにアクセスし、当該ポータルサイトが提供する検索エンジンを使用して所望のWebページのURLを取得することとなる。
【0003】
ところで、普段の生活の中で企業などのロゴや商品等を目にしたとき、当該ロゴや商品等に関するWebページにアクセスしようという動機が生まれることがある。このとき、ユーザは携帯端末を操作して、ロゴや商品等に対応するキーワードを検索エンジンに入力することによりWebページのURLを取得することとなる。ところが、ユーザが、ロゴや商品等に対応するキーワードを思いつかない場合や、思いついたキーワードの語数が多くキーワードを入力することが煩わしい場合などには、Webページにアクセスすることを断念してしまう場合がある。
【0004】
こうした問題に対して特許文献1には、ネットワークを介して、サーバが、端末装置と店舗の端末装置とに接続されたシステムが記載されている。この例では、ユーザが手動でロゴなどの画像データとWebページのURLとを対応付けてサーバに登録する。ユーザ操作による店舗の端末装置からの画像登録要求に伴い、サーバが、取得した画像データと、当該画像データに関連するWebページのURLとを対応付けて画像情報データベースに登録する。登録後、サーバは、端末装置から受信した画像データに基づいて、画像認識を用いて画像情報データベースを検索し、検索された画像データに対応するURLを端末装置に送信する。
【0005】
特許文献1に記載のシステムによれば、ユーザは端末装置にロゴや商品等の画像データを取り込み、サーバに送信することにより、画像情報データベースに登録されているURLのうち、当該画像データに基づく画像と同一又は類似の画像を表示するための画像データに対応するURLを取得することができる。つまり、ユーザはロゴや商品等に関するWebページにアクセスする際に、キーワードを入力せずに、ロゴや商品等の画像データをサーバに送信するだけで簡単にURLを取得することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−133627号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、ユーザが手動でロゴなどの画像データとWebページのURLとを対応付けてサーバに登録する必要があるので、手間がかかる。さらに、画像情報データベースへの画像データ及びこれに対応するURLの登録は、店舗の端末装置からの画像登録要求に基づいて行われるため、画像登録要求がなければ登録は行われず、画像情報データベースの登録件数はそれほど多くならない。そのため、サーバが、端末装置から画像データを受信した場合であっても、受信した画像データに基づく画像と同一又は類似の画像を表示するための画像データがデータベースに登録されておらず、URLを端末装置に送信することができないという問題が起こりやすい。
【0008】
本発明は、こうした問題点に鑑みてなされたものであり、その課題の一例は、画像データとURLとを容易に対応付けて登録できるようにした情報提供装置、情報提供方法、情報提供用プログラム、並びに、画像データとURLとが対応付けられて多数登録されているデータベースを生成するデータベース生成装置、データベース生成方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の情報提供装置は、Webページにおいて予め指定された領域を特定領域とし、前記特定領域から画像データを取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得された画像データと前記WebページのURLとを自動的に対応付けてデータベースに登録する登録手段と、端末装置から画像データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された画像データに基づいて前記データベースに登録されている画像データを検索することにより、当該検索された画像データに対応付けられている前記URLを取得するURL取得手段と、前記URL取得手段により取得されたURLを前記端末装置に対して送信するURL送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
当該構成により、情報提供装置は、多数存在するWebページから容易に画像データを取得しデータベースに登録することができる。
【0011】
したがって、請求項1に記載の情報提供装置によれば、データベースには、画像データとURLとが対応付けられて多数登録されることから、端末装置から受信した画像データに基づいてデータベースを検索することにより、検索された画像データと対応付けられているURLを端末装置に送信するにあたり、データベースに登録されている画像データが少ないため画像データを検索できずにURLを端末装置に送信することができないという問題が発生しにくく実用的である。
【0012】
請求項2に記載の情報提供装置は、請求項1に記載の情報提供装置であって、前記特定領域は、前記Webページにおける上端領域であることを特徴とする。
【0013】
したがって、請求項2に記載の情報提供装置によれば、一般的にWebページにおける上端領域にはロゴを表す画像が配置されている確率が高いことから、ロゴを表す画像を表示するための画像データを高い確率でデータベースに登録することができる。よって、端末装置からロゴを表す画像を表示するための画像データを受信した場合にも、高確率でURLを端末装置に送信することができる。
【0014】
請求項3に記載の情報提供装置は、請求項1に記載の情報提供装置であって、前記画像取得手段は、一つのWebサイトから提供される複数の前記Webページを選択し、当該選択したそれぞれのWebページにおける略同一の領域に配置される画像データを少なくとも一つ以上取得し、前記登録手段は、前記画像取得手段により取得された画像データと、前記WebサイトのURL又は前記選択されたWebページの何れか一のURLとを対応付けて前記データベースに登録することを特徴とする。
【0015】
したがって、請求項3に記載の情報提供装置によれば、一般的に一つのWebサイトから提供される複数のWebページにおいて、略同一の領域に配置されている画像データはロゴや商品等を表す画像データである確率が高いことから、ロゴや商品等を表す画像データを高い確率でデータベースに登録することができる。よって、端末装置からロゴや商品等を表す画像データを受信した場合にも、高確率でURLを端末装置に送信することができる。
【0016】
請求項4に記載の情報提供装置は、請求項1に記載の情報提供装置であって、前記画像取得手段は、一つのWebサイトから提供される複数の前記Webページを選択し、当該選択したそれぞれのWebページにおける略同一の領域に配置されるそれぞれの画像を比較し、同一の画像である場合に、当該画像を表示するための画像データを取得し、前記登録手段は、前記画像取得手段により取得された画像データと、前記WebサイトのURL又は前記選択されたWebページの何れか一のURLとを対応付けて前記データベースに登録することを特徴とする。
【0017】
したがって、請求項4に記載の情報提供装置によれば、一般的に一つのWebサイトから提供される複数のWebページにおいて、略同一の領域に同一の画像データが配置されている場合、当該画像データはロゴや商品等を表す画像を表示するための画像データである確率が高いことから、ロゴや商品等を表す画像を表示するための画像データを高い確率でデータベースに登録することができる。よって、端末装置からロゴや商品等を表す画像を表示するための画像データを受信した場合にも、高確率でURLを端末装置に送信することができる。
【0018】
請求項5に記載の情報提供装置は、請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の情報提供装置であって、前記登録手段は、前記画像取得手段により取得された画像データであって、画像データをそれぞれ識別するための識別情報にロゴを示す所定の情報が含まれる画像データを、登録することを特徴とする。
【0019】
したがって、請求項5に記載の情報提供装置によれば、一般的に画像データをそれぞれ識別するための識別情報にロゴを示す所定の情報が含まれる画像データは、ロゴを表す画像を表示するための画像データである確率が高いことから、ロゴを表す画像を表示するための画像データを高い確率でデータベースに登録することができる。よって、端末装置からロゴを表す画像を表示するための画像データを受信した場合にも、高確率でURLを端末装置に送信することができる。
【0020】
請求項6に記載の情報提供装置は、請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の情報提供装置であって、前記画像取得手段により取得された画像データに基づく画像に文字が含まれているか否かを判定する文字判定手段、を更に備え、前記登録手段は、前記文字判定手段により文字が含まれていると判定された場合に、当該文字を示す文字データと前記URLとを対応付けて前記データベースに登録し、前記URL取得手段は、前記受信手段により受信された画像データに基づく画像に文字が含まれている場合に、当該文字を示す文字データに基づいて前記データベースに登録されている文字データを検索することにより、当該検索された文字データに対応付けられているURLを取得することを特徴とする。
【0021】
したがって、請求項6に記載の情報提供装置によれば、データベースを検索するにあたり、文字データによる検索ができることから、画像データによる検索よりも精度の高い検索を行うことができ、検索結果が複数件となる可能性を低減することができる。
【0022】
請求項7に記載の情報提供装置は、請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の情報提供装置であって、前記画像取得手段により取得された画像データに基づく画像に文字が含まれているか否かを判定する文字判定手段と、前記文字判定手段により文字が含まれていると判定された場合に、前記画像取得手段により取得された画像データに基づく画像における文字部分を除いた画像データを生成する画像生成手段と、を更に備え、前記登録手段は、前記文字判定手段により文字が含まれていると判定された場合に、前記画像生成手段により生成された画像データと前記URLとを対応付けて前記データベースに登録することを特徴とする。
【0023】
したがって、請求項7に記載の情報提供装置によれば、文字が含まれている画像から文字部分を除いた画像(例えば、ロゴや商品等のみを表す画像)がデータベースに登録されることから、文字部分を含まない画像を表示するための画像データを端末装置から受信した場合にも、高確率でURLを端末装置に送信することができる。
【0024】
請求項8に記載の情報提供装置は、請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の情報提供装置であって、前記URL取得手段は、前記データベースに登録されている画像データの中から、前記受信手段により受信された画像データに基づく画像と同一又は類似の画像データを検索することを特徴とする。
【0025】
請求項9に記載の情報提供装置は、請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の情報提供装置であって、前記URL取得手段は、前記受信手段により受信された画像データに基づいて前記データベースに登録されている画像データを検索した結果、複数の画像データが検索された場合に、それぞれの画像データに対応付けられているURLを取得し、前記URL送信手段は、前記URL取得手段により取得された各URLを前記端末装置に対して送信することを特徴とする。
【0026】
したがって、請求項9に記載の情報提供装置によれば、画像データに基づくデータベースの検索結果が複数件であった場合に、検索されたそれぞれの画像データに対応付けられているURLが端末装置に送信されることから、端末装置のユーザは受信した複数のURLの記述内容から自分がアクセスを望むWebページのURLを推測し選択することができる。すなわち、情報提供装置が、検索した画像データに対応付けられているURLの中から何れか一つを選択して送信する場合よりも、端末装置のユーザが自分の望むWebページのURLを取得できる可能性を高くすることができる。
【0027】
請求項10に記載の情報提供装置は、請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の情報提供装置であって、前記URL取得手段が、前記受信手段により受信された画像データに基づいて前記データベースに登録されている画像データを検索した結果、複数の画像データが検索された場合に、これらの画像データを前記端末装置に対して送信する画像送信手段と、前記画像送信手段が送信した画像データの中から選択された画像データを示す選択画像識別情報を、前記端末装置から受信する選択画像受信手段と、を更に備え、前記URL取得手段は、前記選択画像受信手段により受信された選択画像識別情報が示す画像データに対応付けられている前記URLを取得し、前記URL送信手段は、前記URL取得手段により前記選択画像識別情報に基づいて取得されたURLを前記端末装置に対して送信することを特徴とする。
【0028】
したがって、請求項10に記載の情報提供装置によれば、画像データに基づくデータベースの検索結果が複数件であった場合に、検索されたこれらの画像データが端末装置に送信され、その中から端末装置のユーザにより選択された画像データに対応付けられているURLが改めて端末装置に送信されることから、端末装置のユーザは受信した複数の画像データに基づく画像から自分の送信した画像データと同一の対象を表す画像を選択することにより、自分がアクセスを望むWebページのURLを取得することができる。すなわち、情報提供装置が、検索した画像データに対応付けられているURLの中から何れか一つを選択して送信する場合よりも、端末装置のユーザが自分の望むWebページのURLを取得できる可能性を高くすることができる。
【0029】
請求項11に記載の情報提供装置は、請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の情報提供装置であって、前記画像取得手段は、前記画像データを取得する場合に、当該画像データが配置されるWebページを表示する際にタイトルバーに表示されるタイトルを示すタイトル情報を更に取得し、前記登録手段は、前記画像取得手段により取得された画像データと、前記タイトル情報と、前記WebページのURLとを対応付けて前記データベースに登録し、前記URL取得手段が、前記受信手段により受信された画像データに基づいて前記データベースに登録されている画像データを検索した結果、複数の画像データが検索された場合に、これらの画像データに対応付けられている各前記タイトル情報を前記端末装置に対して送信するタイトル送信手段と、前記タイトル送信手段が送信した各タイトル情報の中から選択されたタイトルを示す選択タイトル識別情報を、前記端末装置から受信する選択タイトル受信手段と、を更に備え、前記URL取得手段は、前記選択タイトル受信手段により受信された選択タイトル識別情報が示すタイトル情報に対応付けられている前記URLを取得し、前記URL送信手段は、前記URL取得手段により前記選択タイトル情報に基づいて取得されたURLを前記端末装置に対して送信することを特徴とする。
【0030】
したがって、請求項11に記載の情報提供装置によれば、画像データに基づくデータベースの検索結果が複数件であった場合に、検索されたそれぞれの画像データに対応付けられているタイトル情報が端末装置に送信され、その中から端末装置のユーザにより選択されたタイトル情報に対応付けられているURLが改めて端末装置に送信される。すなわち、端末装置のユーザは受信した複数のタイトル情報の示すタイトルからWebページの内容を予測・選択することにより、自分がアクセスを望むWebページのURLをより確実に取得することができる。
【0031】
請求項12に記載の情報提供方法は、コンピュータが、Webページにおいて予め指定された領域を特定領域とし、前記特定領域から画像データを取得するステップと、コンピュータが、前記取得された画像データと前記WebページのURLとを自動的に対応付けてデータベースに登録するステップと、コンピュータが、端末装置から画像データを受信するステップと、コンピュータが、前記受信された画像データに基づいて前記データベースに登録されている画像データを検索することにより、当該検索された画像データに対応付けられている前記URLを取得するステップと、コンピュータが、前記取得されたURLを前記端末装置に対して送信するステップと、を含むことを特徴とする。
【0032】
したがって、請求項12に記載の情報提供方法によれば、データベースには、画像データとURLとが対応付けられて多数登録されることから、端末装置から受信した画像データに基づいてデータベースを検索することにより、検索された画像データと対応付けられているURLを端末装置に送信するにあたり、画像データを検索できずにURLを端末装置に送信することができないという問題が発生する確率を低くすることができる。
【0033】
請求項13に記載の情報提供用プログラムは、コンピュータを、Webページにおいて予め指定された領域を特定領域とし、前記特定領域から画像データを取得する画像取得手段、前記画像取得手段により取得された画像データと前記WebページのURLとを自動的に対応付けてデータベースに登録する登録手段、端末装置から画像データを受信する受信手段、前記受信手段により受信された画像データに基づいて前記データベースに登録されている画像データを検索することにより、当該検索された画像データに対応付けられている前記URLを取得するURL取得手段、前記URL取得手段により取得されたURLを前記端末装置に対して送信するURL送信手段、として機能させることを特徴とする。
【0034】
したがって、請求項13に記載の情報提供用プログラムによれば、データベースには、画像データとURLとが対応付けられて多数登録されることから、端末装置から受信した画像データに基づいてデータベースを検索することにより、検索された画像データと対応付けられているURLを端末装置に送信するにあたり、画像データを検索できずにURLを端末装置に送信することができないという問題が発生する確率を低くすることができる。
【0035】
請求項14に記載のデータベース生成装置は、Webページにおいて予め指定された領域を特定領域とし、前記特定領域から画像データを取得する画像取得手段と、前記画像取得手段により取得された画像データと前記WebページのURLとを自動的に対応付けてデータベースに登録する登録手段と、を備えることを特徴とする。
【0036】
したがって、請求項14に記載のデータベース生成装置によれば、データベースには、画像データとURLとが対応付けられて多数登録される。
【0037】
請求項15に記載のデータベース生成装置は、請求項14に記載のデータベース生成装置であって、前記特定領域は、前記Webページにおける上端領域であることを特徴とする。
【0038】
したがって、請求項15に記載のデータベース生成装置によれば、一般的にWebページにおける上端領域にはロゴを表す画像が配置されている確率が高いことから、ロゴを表す画像を表示するための画像データを高い確率でデータベースに登録することができる。
【0039】
請求項16に記載のデータベース生成装置は、請求項14に記載のデータベース生成装置であって、前記画像取得手段は、一つのWebサイトから提供される複数の前記Webページを選択し、当該選択したそれぞれのWebページにおける略同一の領域に配置される画像データを少なくとも一つ以上取得し、前記登録手段は、前記画像取得手段により取得された画像データと、前記WebサイトのURL又は前記選択されたWebページの何れか一のURLとを対応付けて前記データベースに登録することを特徴とする。
【0040】
したがって、請求項16に記載のデータベース生成装置によれば、一般的に一つのWebサイトから提供される複数のWebページにおいて、略同一の領域に配置されている画像データはロゴや商品等を表す画像データである確率が高いことから、ロゴや商品等を表す画像データを高い確率でデータベースに登録することができる。
【0041】
請求項17に記載のデータベース生成方法は、Webページにおいて予め指定された領域を特定領域とし、前記特定領域から画像データを取得するステップと、取得された画像データと前記WebページのURLとを自動的に対応付けてデータベースに登録するステップと、を含むことを特徴とする。
【0042】
したがって、請求項17に記載のデータベース生成方法によれば、データベースに、画像データとURLとを対応付けて多数登録することができる。
【発明の効果】
【0043】
したがって、本発明によれば、画像データとURLとを容易に対応付けて登録できるようになる。データベースには、画像データとURLとが対応付けられて多数登録されることから、端末装置から受信した画像データに基づいてデータベースを検索することにより、検索された画像データと対応付けられているURLを端末装置に送信するにあたり、データベースに登録されている画像データが少ないため画像データを検索できずにURLを端末装置に送信することができないという問題が発生しにくく実用的である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】URL提供システムの概要構成の一例を示す図である。
【図2】URL提供サーバの概要構成の一例を示すブロック図である。
【図3】画像DBに登録される情報の内容の一例を示す図である。
【図4】Web画面の一例を示す図である。
【図5】文字を含む画像を除去処理済み画像と文字データとに分割した様子を示す図である。
【図6】文字を含む画像を除去処理済み画像と文字データとに分割した様子を示す図である。
【図7】携帯端末装置の概要構成の一例を示す図である。
【図8】URL提供サーバによる画像DB登録時処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】URL提供システムによるURL提供処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】URL提供システムによるURL提供処理の一例を示すフローチャートである。
【図11】URL提供サーバによる画像検索終了時処理の一例を示すフローチャートである。
【図12】URL提供サーバによる検索結果複数時処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0045】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、URL提供システムについて本発明を適用した場合の実施形態である。
【0046】
[1.URL提供システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係るURL提供システムSの構成及び概要機能について、図1を用いて説明する。
【0047】
図1は、本実施形態に係るURL提供システムSの概要構成の一例を示す図である。
【0048】
図1に示すように、URL提供システムSは、WebページDB(Data Base)101及び画像DB102を備えるURL提供サーバ1と、記憶部にWebページが格納されたWebサーバ2と、携帯端末装置3と、を含んで構成されている。図1では、説明の便宜上、Webサーバ2及び携帯端末装置3をそれぞれ1台ずつ図示しているが、実際には複数台のWebサーバ2がネットワークNWに接続されているとともに、複数台の携帯端末装置3がURL提供サーバ1及びWebサーバ2と接続可能となっている。また、URL提供サーバ1は、その機能を複数台のサーバで分担することもできる。
【0049】
URL提供サーバ1、Webサーバ2及び携帯端末装置3は、それぞれ、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
【0050】
このような構成のURL提供システムSにおいて、URL提供サーバ1は、いわゆるクローラ機能と、画像データ収集機能と、URL提供機能とを有する。クローラ機能は、ネットワークNWに接続されているWebサーバ2からWebページを網羅的に収集し、そのURLと対応付けてWebページDB101に登録する機能である。画像データ収集機能は、WebページDB101に登録されているWebページから画像データ(特に、ロゴを表示する画像データ)を抽出し、URLと対応付けて画像DB102に登録する機能である。URL提供機能は、携帯端末装置3から受信した画像データに基づいて画像DB102を検索し、受信した画像データに基づく画像と同一又は類似する画像を表示するための画像データと対応付けられているURLを当該携帯端末装置3に送信する機能である。
【0051】
携帯端末装置3のユーザは、自分が目にしたロゴや商品等を、カメラで撮影するなどして画像データとして携帯端末装置3に取り込み、取り込んだ画像データをURL提供サーバ1に送信することにより、当該画像データを表示させるWebページのURLをURL提供サーバ1から受信することができる。これにより、ユーザは自分が目にしたロゴや商品等に関するWebページにアクセスすることができる。
【0052】
なお、携帯端末装置3には、夫々所定のオペレーティングシステム、Webブラウザアプリケーション、電子メールアプリケーション等がインストールされている。
【0053】
[2.URL提供サーバ1の構成及び機能]
次に、URL提供サーバ1の構成及び機能について、図2乃至図6を用いて説明する。
【0054】
図2に示すように、URL提供サーバ1は、操作部11と、表示部12と、通信部13と、ドライブ部14と、記憶部15と、入出力インタフェース部16と、システム制御部20と、を備えている。そして、システム制御部20と入出力インタフェース部16とは、システムバス21を介して接続されている。
【0055】
なお、URL提供サーバ1を、例えば、クローラ機能を実現するサーバ、画像データ収集機能を実現するサーバ、URL提供機能を実現するサーバ等の複数のサーバ装置により構成されるサーバシステムとしても良い。
【0056】
操作部11は、例えば、キーボード、マウス等により構成されており、オペレータ等からの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部20に出力するようになっている。表示部12は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等により構成されており、文字や画像等の情報を表示するようになっている。通信部13は、ネットワークNW等に接続して、Webサーバ2、携帯端末装置3等との通信状態を制御するようになっている。ドライブ部14は、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等のディスクDKからデータ等を読み出す一方、当該ディスクDKに対してデータ等を記録するようになっている。記憶部15は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、各種プログラム及びデータ等を記憶するようになっている。入出力インタフェース部16は、操作部11〜記憶部15とシステム制御部20との間のインタフェース処理を行うようになっている。システム制御部20は、CPU(Central Processing Unit)17、ROM(Read Only Memory)18、RAM(Random Access Memory)19等により構成されている。
【0057】
記憶部15には、WebページDB101及び画像DB102が構築されている。
【0058】
図3に示すように、画像DB102には、WebページDB101に格納されているWebページから収集された画像データに関する情報が、当該画像データを識別するための画像IDに対応付けられて登録されている。具体的には、画像ID、収集された画像データ、文字データ、URLが登録される。なお、文字データは、収集された画像データに文字が含まれていた場合にのみ登録される。
【0059】
また、記憶部15には、所定のオペレーティングシステムのほか、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルを用いて、携帯端末装置3等から送信されたリクエストに応じて、当該記憶部15に記憶されている各種のデータに基づきWebページを生成し、当該Webページを携帯端末装置3等に送信するためのWWW(World Wide Web)サーバプログラム、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)プロトコルを用いて、他のメールサーバから送信された電子メールを受信する一方、サーバ自らが作成した電子メールを、他のメールサーバに送信するためのメールサーバプログラム、各データベースを管理するデータベース管理プログラム等が記憶されている。
【0060】
更に、記憶部15には、クローラ機能、画像データ収集機能及びURL提供機能を実現するためのプログラム等が記憶されている。
【0061】
なお、各種プログラム等は、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしても良いし、CD−ROM等のディスクDKに記録されてドライブ部14を介して読み込まれるようにしても良い。
【0062】
システム制御部20は、CPU17が、ROM18や記憶部15に記憶された各種プログラムを読み出し、RAM19を使用しつつ実行することによりURL提供サーバ1の各部を制御する。特に、システム制御部20は、クローラ機能、画像データ収集機能及びURL提供機能を実現するための処理を実行する。
【0063】
[クローラ機能]
システム制御部20は、複数のWebサーバ2に格納されているWebページ500Pを次々に収集していき、URLと対応付けてWebページDB101に登録していく。このとき、システム制御部20は、Webページ500Pに画像データの所在地を示すアドレスが記述されている場合には、当該アドレスにアクセスすることにより画像データを取得し、Webページ500P及びURLと対応付けてWebページDB101に登録する。また、システム制御部20は、Webページ500Pに記載されているリンクを次々にたどることにより、多くのWebページ500PをWebページDB101に登録していく。
【0064】
[画像データ収集機能]
システム制御部20は、WebページDB101に登録されているWebページ500Pから画像データを抽出し、当該Webページ500PのURLとともに画像DB102に登録する。具体的には、Webページ500Pに基づくWeb画面において、ロゴや商品等の画像が配置されている可能性の高い特定領域に配置される画像を表示するための画像データを抽出する。例えば、図4に示すように、Webページ500Pに基づいてWeb画面500が表示される場合には、Web画面500の上端領域(「特定領域」の一例)に配置される画像を表示するためのロゴ510を抽出する。このとき、システム制御部20は、HTML(Hyper Text Mark-up Language)で記述されたWebページ500Pを参照し、Web画面500の上端領域(「特定領域」の一例)に配置される画像データをロゴ510と判断する。なお、このとき、システム制御部20は、画像データをそれぞれ識別するための識別情報(例えば、データ名称や、画像データの所在地を示す情報)にロゴを示す所定の文字(例えば、「logo」など)が含まれる画像データのみを画像DB102に登録することとしてもよい。また、上端領域の特に左側の領域にロゴ画像が配置されている可能性が高いことから、Web画面500の上端左側領域(「特定領域」の一例)に配置される画像を表示するためのロゴ510を抽出することとしてもよい。
【0065】
ところで、携帯端末装置3から受信した画像データに基づいて画像DB102を検索する場合には、画像DB102に登録された各画像データに基づく画像と、携帯端末装置3から受信した画像データに基づく画像とを、公知の画像認識技術を用いた画像認識プログラムによって、同一性及び類似性を判断することとなる。画像認識プログラムは、例えば、比較する画像の特徴量をそれぞれ抽出して比較することにより、同一又は類似の画像であるか否かを判断する。類似の範囲は、画像認識プログラム自体の設計や、設定されるパラメータによって異なる。画像認識プログラムによれば、例えば、表示対象の輪郭、色、形状等が近似する画像同士は、類似画像と判断される。
【0066】
携帯端末装置3から受信した画像データに基づく画像と、画像DB102に登録されている画像データに基づく画像との比較により、同一又は類似であると判断された画像が一件だけの場合には、当該画像を表示するための画像データに対応する一のURLを携帯端末装置3に送信することができる。ところが、同一又は類似であると判断された画像が複数件あった場合には、検索された複数の画像又は検索された複数の画像を表示するための画像データを携帯端末装置3に送信し、何れかをユーザに選択させる必要があり、結果としてユーザに負担を強いることとなる。
【0067】
例えば、図5(a)に示すロゴ510を表示するための六丸製菓の画像データと、図6(a)に示すロゴ610を表示するための六丸食品の画像データとが画像DB102に登録されている場合について考えてみる。この例では、ロゴ510はマーク510L及び文字510Tから構成され、ロゴ610はマーク610L及び文字610Tから構成されている。この場合において、URL提供サーバ1が携帯端末装置3からロゴ510(又はロゴ510と同一対象を表す画像)を表示するための画像データを受信した場合に、画像認識プログラムによる同一性及び類似性の判断を行うと、画像データの質やパラメータの設定値などによって、画像DB102に登録されている六丸製菓の画像データに基づくロゴ510と、六丸食品の画像データに基づくロゴ610とが同一又は類似の画像と判断され、検索結果が2件となるおそれがある。
【0068】
そこで、本実施形態では、画像データに基づく画像に文字(テキスト)が含まれている場合には、文字(テキスト)データによる比較検索を行うこととする。例えば、図5(a)に示すように、「六丸製菓」の文字510Tと六丸製菓のマーク510Lが併記されたロゴ510を表示するための六丸製菓の画像データがWebページ500Pから抽出されたとする。このとき、システム制御部20は、OCR(Optical Character Recognition)技術等の文字認識技術を利用した文字認識プログラムにより、六丸製菓の画像データに基づくロゴ510に文字が含まれているか否かを判定し、文字が含まれていると判定した場合には、図5(b)に示すように、当該文字を文字(テキスト)データ512として抽出するとともに、六丸製菓の画像データに基づくロゴ510における文字部分を除いた画像511を示す画像データ(文字を含む画像から文字部分を除去した画像を表す画像データを「除去処理済み画像データ」という)を生成する。そして、システム制御部20は、文字(テキスト)データ512と、除去処理済み画像データ511と、六丸製菓の画像データを抽出したWebページ500Pと対応付けられているURLと、を対応付けて画像DB102に登録する。また、同様に、図6(a)に示すように、「六丸食品」の文字610Tと六丸食品のマーク610Lが併記されたロゴ610を表示するための六丸食品の画像データがWebページから抽出された場合には、図6(b)に示すように、文字(テキスト)データ612を抽出するとともに、六丸食品の画像データに基づくロゴ610における文字部分を除いた画像611を表示するための除去処理済み画像データを生成し、それぞれを抽出元のWebページのURLと対応付けて画像DB102に登録する。
【0069】
一方、システム制御部20は、携帯端末装置3から画像データを受信した場合に、文字認識プログラムにより当該画像データに基づく画像に文字が含まれているか否かを判定し、文字が含まれていると判定した場合には、当該文字を示す文字データに基づいて画像DB102に登録されている文字データを検索する。このように、文字データでの検索によれば、画像認識プログラムを用いた検索と比較して高精度の検索を行うことができる。
【0070】
[URL提供機能]
システム制御部20は、携帯端末装置3から画像データを受信すると、上述したように、当該画像データに基づく画像に文字が含まれているか否かを判定し、文字が含まれていると判定した場合には、当該文字を示す文字データに基づいて画像DB102に登録されている文字データを検索する。一方、文字が含まれていないと判定した場合には、画像データに基づいて画像DB102に登録されている画像データを検索する。システム制御部20は、検索結果が1件であった場合には、対応付けられているURLを携帯端末装置3に送信し、検索結果が複数件であった場合には、検索された複数の画像データを携帯端末装置3に送信し、選択された画像データに対応付けられているURLを改めて送信する。
【0071】
[3.携帯端末装置3の構成及び機能]
次に、携帯端末装置3の構成及び機能について図7を用いて説明する。図7に示すように携帯端末装置3は、操作部31と、表示部32と、通信部33と、撮影部34と、記憶部35と、入出力インタフェース部36と、システム制御部40と、を備えている。そして、システム制御部40と入出力インタフェース部36とは、システムバス41を介して接続されている。
【0072】
操作部31は、例えば、文字及び数字を入力するためのテンキー、十字キー及び各種機能キー等により構成されており、ユーザからの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部40に出力するようになっている。表示部32は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro-luminescence)ディスプレイ等により構成されており、文字や画像等の情報を表示するようになっている。通信部33は、ネットワークNW等に接続して、URL提供サーバ1、Webサーバ2等との通信状態を制御するようになっている。記憶部35は、例えば、フラッシュメモリ等により構成されており、各種プログラム及びデータ等を記憶するようになっている。入出力インタフェース部36は、操作部31〜記憶部35とシステム制御部40との間のインタフェース処理を行うようになっている。システム制御部40は、CPU(Central Processing Unit)37、ROM(Read Only Memory)38、RAM(Random Access Memory)39等により構成されている。
【0073】
撮影部15は、操作部31におけるカメラ機能キーが押下されることにより撮影を行う。撮影された画像は、システム制御部40によりデジタルデータに変換され、画像データとして記憶部35の画像データ記憶領域に記録される。画像データ記憶領域に記録された画像データは、URL提供サーバ1に送信可能となっている。
【0074】
この例で、携帯端末装置3のシステム制御部40は、所定の通信プロトコル(例えばhttp)を用いて画像データをURL提供サーバ1に送信する。画像データを送信後、システム制御部40は、URL提供サーバ1から画像データに基づいて検索されたURLを受信すると、当該URLに基づいてWebサーバ2にアクセスしてWebページ500Pを取得し、Web画面500を表示部32に表示させる。
【0075】
[4.URL提供サーバ1、携帯端末装置3の動作]
次に、URL提供システムSにおけるURL提供サーバ1、携帯端末装置3の動作について、図8乃至図12を用いて説明する。
【0076】
まず、図8のフローチャートを用いて、画像データ収集機能を実現する際の、URL提供サーバ1の動作について説明する。なお、当該フローチャートに示す処理が実行される前に、クローラ機能によりWebページDB101に複数のWebページ500PがURLと対応付けられて登録されているものとする。
【0077】
URL提供サーバ1のシステム制御部20は、WebページDB101からWebページ500Pを1件取得する(ステップS101)。次いで、システム制御部20は、取得したWebページ500Pを参照し、特定領域に配置される画像データが存在するか否かを判定する(ステップS102)。システム制御部20は、特定領域に配置される画像データが存在しないと判定した場合には、ステップS101の処理に戻り、一方、特定領域に配置される画像データが存在すると判定した場合には、ステップS103の処理に移行する。次いで、システム制御部20は、取得したWebページ500Pを参照し、特定領域に配置されるべき画像を表示するための画像データを抽出する(ステップS103)。
【0078】
次いで、システム制御部20は、文字認識プログラムを用いて、ステップS103の処理で抽出した画像データに基づく画像に文字が含まれているか否かを判定する(ステップS104)。このとき、システム制御部20は、文字が含まれていないと判定したときには(ステップS104:NO)、ステップS103の処理で抽出した画像データと、ステップS101の処理で取得したWebページ500Pに対応付けられているURLとを対応付けて画像DB102に登録し(ステップS105)、ステップS108の処理に移行する。一方、システム制御部20は、文字が含まれていると判定したときには(ステップS104:YES)、ステップS103の処理で抽出した画像データから除去処理済み画像データを生成する(ステップS106)。次いで、システム制御部20は、生成した除去処理済み画像データと、ステップS103の処理で抽出した画像データに含まれていた文字を示す文字データと、ステップS101の処理で取得したWebページ500Pに対応付けられているURLとを対応付けて画像DB102に登録し(ステップS107)、ステップS108の処理に移行する。
【0079】
システム制御部20は、ステップS105の処理又はステップS107の処理を終えると、次いで、WebページDB101から、取得対象とすべきWebページ500Pを全て取得したか否かを判定する(ステップS108)。取得対象とすべきWebページ500Pについては、WebページDB101に登録されているWebページ500Pの全て又はその一部を、オペレータ等が予め任意に設定することができる。システム制御部20は、取得対象とすべきWebページ500Pを全て取得していないと判定したときには(ステップS108:NO)、ステップS101の処理に移行し、それまでに取得していないWebページ500Pを取得する。一方、システム制御部20は、取得対象とすべきWebページ500Pを全て取得したと判定したときには(ステップS108:YES)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
【0080】
次に、図9乃至図12のフローチャートを用いて、URL提供サーバ1が携帯端末装置3から画像データを受信し、当該画像データに対応するURLを携帯端末装置3に送信する際の、URL提供システムSの動作について説明する。
【0081】
まず、図9に示すように、携帯端末装置3のシステム制御部40が、ユーザにより選択された画像データをURL提供サーバ1に送信する(ステップS201A)。URL提供サーバ1のシステム制御部20は、当該画像データを受信すると(ステップS201B)、文字認識プログラムを用いて、画像データに基づく画像に文字が含まれているか否かを判定する(ステップS202B)。このとき、システム制御部20は、文字が含まれていないと判定したときには(ステップS202B:NO)、受信した画像データに基づいて画像DB102を検索し(ステップS203B)、次いで、図11を用いて後述する画像検索終了時処理を実行し(ステップS204B)、当該フローチャートにおける処理を終了する。一方、システム制御部20は、文字が含まれていると判定したときには(ステップS202B:YES)、当該文字を示す文字データに基づいて画像DB102を検索する(ステップS205B)。
【0082】
次いで、システム制御部20は、ステップS205Bの処理における検索結果が1件であるか否かを判定する(ステップS206B)。このとき、システム制御部20は、検索結果が1件であると判定したときには(ステップS206B:YES)、検索結果(すなわち、検索された文字データ)に対応付けられているURLを画像DB102から取得し(ステップS207B)、当該URLを携帯端末装置3に送信して(ステップS208B)、当該フローチャートにおける処理を終了する。一方、システム制御部20は、検索結果が1件ではないと判定したときには(ステップS206B:NO)、図10に示すように、ステップS201Bの処理で受信した画像データから除去処理済み画像データを生成し(ステップS301B)、除去処理済み画像データに基づいて画像DB102を検索する(ステップS302B)。次いで、システム制御部20は、図11を用いて後述する画像検索終了時処理を実行し(ステップS303B)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
【0083】
ここで、図11を用いて画像検索終了時処理について説明する。画像検索終了時処理は、図9のステップS204B又は、図10のステップS303Bにおいて、URL提供サーバ1のシステム制御部20により実行される処理である。
【0084】
まず、システム制御部20は、図9のステップS203Bの処理、又は図10のステップS302Bの処理における検索結果が0件であるか否かを判定する(ステップS401)。このとき、システム制御部20は、検索結果が0件であると判定したときには(ステップS401:YES)、検索結果が0件であったことを示すエラーデータを携帯端末装置3に送信し(ステップS402)、画像検索終了時処理を終了する。一方、システム制御部20は、検索結果が0件ではないと判定したときには(ステップS401:NO)、次いで、検索結果が1件であるか否かを判定する(ステップS403)。
【0085】
このとき、システム制御部20は、検索結果が1件であると判定したときには(ステップS403:YES)、検索結果(すなわち、検索された画像データ)に対応付けられているURLを画像DB102から取得し(ステップS404)、ステップS406の処理に移行する。一方、システム制御部20は、検索結果が1件ではないと判定したときには(ステップS403:NO)、次いで、図12を用いて後述する検索結果複数時処理を実行し(ステップS405)、ステップS406の処理に移行する。なお、検索結果複数時処理は、検索結果(すなわち、検索された画像データ)に対応付けられている複数のURLの中から一のURLを取得する処理である。
【0086】
システム制御部20は、ステップS404の処理において、一のURLを取得すると、次いで、当該URLを携帯端末装置3に送信して(ステップS406)、画像検索終了時処理を終了する。
【0087】
次に、図12を用いて検索結果複数時処理について説明する。検索結果複数時処理は、図11のステップS405において、URL提供サーバ1のシステム制御部20により実行される処理である。また、検索結果複数時処理は、図9のステップS203Bの処理、又は図10のステップS302Bの処理における検索の結果が、複数件であった場合(すなわち、同一又は類似の画像が複数あった場合)に実行される処理である。
【0088】
まず、システム制御部20は、図9のステップS203Bの処理、又は図10のステップS302Bの処理における検索の結果として得られた全画像データをそれぞれの画像IDとともに携帯端末装置3に送信する(ステップS501)。次いで、システム制御部20は、送信した全画像データとそれぞれ対応付けられている画像ID及びURLを、一時退避(記憶部15のワーク領域に一時的に記憶)させる(ステップS502)。
【0089】
次いで、システム制御部20は、携帯端末装置3から、ステップS501の処理で送信した全画像データの中からユーザにより選択された一の画像データに対応する画像IDを受信する(ステップS503)。次いで、システム制御部20は、一時退避させたURLの中から、受信した画像IDに対応するURLを取得し(ステップS504)、検索結果複数時処理の処理を終了する。
【0090】
他方、携帯端末装置3のシステム制御部40は、図9のステップS201Aの処理を終了した後は、図10に示すように、URL提供サーバ1からエラーデータを受信するか(ステップS301A)、URL提供サーバ1からURLを受信するか(ステップS303A)、又はURL提供サーバ1から複数の画像データ及び画像IDを受信する(ステップS305A)まで、待機状態を維持する。
【0091】
そして、システム制御部40は、URL提供サーバ1からエラーデータを受信した場合には(ステップS301A:YES(図11のステップS402の処理を参照))、図9のステップS201Aの処理で送信した画像データによる検索結果が0件であったことや、URLを取得できなかったことなどを示すエラーメッセージを表示部32に表示させ(ステップS302A)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
【0092】
また、システム制御部40は、URL提供サーバ1からURLを受信した場合には(ステップS303A:YES(図9のステップS208Bの処理、図11のステップS406の処理を参照))、受信したURLを表示部32に表示させ(ステップS304A)、当該フローチャートにおける処理を終了する。
【0093】
また、システム制御部40は、URL提供サーバ1から複数の画像データ及び画像IDを受信した場合には(ステップS305A:YES(図12のステップS501の処理を参照))、ユーザに何れかの画像データを選択させるべく、受信した複数の画像データに基づく画像を表示部32に表示させる(ステップS306A)。このとき、ユーザは、操作部31における十字キー等により何れかの画像データを選択・決定することができるようになっている。システム制御部40は、ユーザによる何れかの画像データを選択・決定する操作を検出すると、選択された画像データに対応する画像IDをURL提供サーバ1に送信し(ステップS307A)、ステップS301Aの処理に移行する。
【0094】
以上説明したように、本実施形態のURL提供サーバ1(「情報提供装置」、「データベース生成装置」の一例)は、Webページ500Pに基づいて表示されるWeb画面500における上端領域(「特定領域」の一例)に配置されるロゴ510を表示するための画像データを取得するシステム制御部20(「画像取得手段」の一例)と、取得された画像データとWebページのURLとを対応付けて画像DB102(「データベース」の一例)に登録するシステム制御部20(「登録手段」の一例)と、携帯端末装置3(「端末装置」の一例)から画像データを受信するシステム制御部20(「受信手段」の一例)と、受信された画像データに基づいて画像DB102に登録されている画像データを検索することにより、当該検索された画像データに対応付けられているURLを取得するシステム制御部20(「URL取得手段」の一例)と、取得されたURLを携帯端末装置3に対して送信するシステム制御部20(「URL送信手段」の一例)と、を備える。当該構成により、インターネット上に多数存在するWebページ500Pから容易に画像データを取得しデータベースに登録することができる。
【0095】
したがって、本実施形態のURL提供サーバ1によれば、画像DB102には、画像データとURLとが対応付けられて多数登録されることから、携帯端末装置3から受信した画像データに基づいて画像DB102を検索することにより、検索された画像データと対応付けられているURLを携帯端末装置3に送信するにあたり、画像DB102に登録されている画像データが少ないため画像データを検索できずにURLを携帯端末装置3に送信することができないという問題が発生しにくく実用的である。
【0096】
また、本実施形態のURL提供サーバ1によれば、一般的にWeb画面における上端領域にはロゴを表す画像が配置されている確率が高いことから、ロゴを表す画像を表示するための画像データを高い確率で画像DB102に登録することができる。よって、携帯端末装置3からロゴを表す画像を表示するための画像データを受信した場合にも、高確率でURLを携帯端末装置3に送信することができる。
【0097】
また、本実施形態のURL提供サーバ1のシステム制御部20(「文字判定手段」の一例)は、Webページ500Pから取得した画像データに基づく画像に文字が含まれているか否かを判定し、文字が含まれていると判定した場合に、当該文字を示す文字データとWebページ500PのURLとを対応付けて画像DB102に登録する。そして、システム制御部20は、携帯端末装置3から受信した画像データに基づく画像に文字が含まれている場合に、当該文字を示す文字データに基づいて画像DB102に登録されている文字データを検索することにより、当該検索された文字データに対応付けられているURLを取得し、携帯端末装置3に送信する。
【0098】
したがって、URL提供サーバ1によれば、画像DB102を検索するにあたり、文字データによる検索ができることから、画像データによる検索よりも精度の高い検索を行うことができ、検索結果が複数件となる可能性を低減することができる。
【0099】
また、本実施形態のURL提供サーバ1のシステム制御部20(「画像生成手段」の一例)は、Webページ500Pから取得した画像データに基づく画像に文字が含まれている場合に、当該取得した画像データに基づく画像における文字部分を除いた画像を表示するための除去処理済み画像データを生成する。そして、システム制御部20は、除去処理済み画像データとWebページ500PのURLとを対応付けて画像DB102に登録する。
【0100】
したがって、URL提供サーバ1によれば、文字が含まれている画像から文字部分を除いた画像(例えば、ロゴや商品等のみを表す画像)を表示するための除去処理済み画像データが画像DB102に登録されることから、文字部分を含まない画像を表示するための画像データを携帯端末装置3から受信した場合にも、高確率でURLを携帯端末装置3に送信することができる。
【0101】
また、本実施形態のURL提供サーバ1のシステム制御部20(「画像送信手段」、「選択画像受信手段」の一例)は、携帯端末装置3から受信した画像データに基づいて画像DB102に登録されている画像データを検索した結果、複数の画像データが検索された場合に、これらの画像データを携帯端末装置3に対して送信し、送信した画像データの中から選択された画像データを示す画像ID(「選択画像識別情報」の一例)を、携帯端末装置3から受信する。そして、システム制御部20は、携帯端末装置3から受信した画像IDが示す画像データに対応付けられているURLを取得し、携帯端末装置3に対して送信する。
【0102】
したがって、URL提供サーバ1によれば、画像データに基づく画像DB102の検索結果が複数件であった場合に、これらの画像データが携帯端末装置3に送信され、その中から携帯端末装置3のユーザにより選択された画像データに対応付けられているURLが改めて携帯端末装置3に送信されることから、携帯端末装置3のユーザは受信した複数の画像データに基づく画像から自分の送信した画像データと同一の対象を表す画像を選択することにより、自分がアクセスを望むWebページのURLを取得することができる。すなわち、URL提供サーバ1のシステム制御部20が、検索した画像データに対応付けられているURLの中から何れか一つを選択して送信する構成とした場合よりも、携帯端末装置3のユーザが自分の望むWebページのURLを取得できる可能性を高くすることができる。
【0103】
なお、本実施形態では、URL提供サーバ1のシステム制御部20がWebページ500Pから画像データを取得する際、Webページ500Pに基づいて表示されるWeb画面500における上端領域に配置される画像を表示するための画像データを取得しているが、これに代えて、一つのWebサイトから提供される複数のWebページを選択し、選択した複数のWebページに基づいて表示されるWeb画面における略同一の領域に配置されるそれぞれの画像を表示するための画像データを少なくとも一つ以上取得する構成としてもよい。この場合、システム制御部20は、取得した画像データと、WebサイトのURL又は選択したWebページの何れか一のURLとを対応付けて画像DB102に登録することとする。なお、この場合、これらの画像が配置されていた領域が本発明の特定領域に対応する。
【0104】
当該構成とすることにより、一般的に一つのWebサイトから提供される複数のWebページに基づいて表示されるそれぞれのWeb画面において、略同一の領域に配置されている画像はロゴや商品等を表す画像である確率が高いことから、ロゴや商品等を表す画像を表示するための画像データを高い確率で画像DB102に登録することができる。よって、携帯端末装置3からロゴや商品等を表す画像を表示するための画像データを受信した場合にも、高確率でURLを携帯端末装置3に送信することができる。
【0105】
また、システム制御部20が、一つのWebサイトから提供される複数のWebページを選択し、選択した複数のWebページに基づいて表示されるWeb画面における略同一の領域に配置されるそれぞれの画像を比較し、同一の画像である場合に、当該画像を表示するための画像データを取得する構成としてもよい。この場合、システム制御部20は、取得した画像データと、WebサイトのURL又は選択したWebページの何れか一のURLとを対応付けて画像DB102に登録することとする。なお、この場合、これらの画像が配置されていた領域が本発明の特定領域に対応する。また、同一の画像であるか否かの判定は、画像データの識別情報(例えば、データ名称)が同一であるか否かを判定することにより行ってもよいし、画像認識プログラムを用いて画像の同一性を判定することにより行ってもよい。
【0106】
当該構成とすることにより、一般的に一つのWebサイトから提供される複数のWebページに基づいて表示されるそれぞれのWeb画面において、略同一の領域に同一の画像データが配置されている場合、当該画像データはロゴ又は商品等を表す画像を表示するための画像データである確率が高いことから、ロゴ又は商品等を表す画像を表示するための画像データを高い確率で画像DB102に登録することができる。よって、携帯端末装置3からロゴ又は商品等を表す画像を表示するための画像データを受信した場合にも、高確率でURLを携帯端末装置3に送信することができる。なお、「複数のWebページに基づいて表示されるそれぞれのWeb画面における略同一の領域に配置される画像」とは、それぞれのWeb画面を、当該Web画面の何れかの辺を基準に重ね合わせたときに、画像の少なくとも一部が重なり合う領域に配置される画像である。
【0107】
また、URL提供サーバ1のシステム制御部20が、Webページ500Pから取得した画像データであって、画像データをそれぞれ識別するための識別情報(例えば、データ名称や、画像データの所在地を示す情報)にロゴを示す所定の文字(例えば、「logo」など)が含まれる画像データを登録する構成としてもよい。なお、この場合、この画像データに基づく画像が配置される領域が本発明の特定領域に対応する。
【0108】
当該構成とすることにより、一般的に画像データをそれぞれ識別するための識別情報にロゴを示す所定の情報が含まれる画像データは、ロゴを表す画像を表示するための画像データである確率が高いことから、ロゴを表す画像を表示するための画像データを高い確率で画像DB102に登録することができる。よって、携帯端末装置3からロゴを表す画像を表示するための画像データを受信した場合にも、高確率でURLを携帯端末装置3に送信することができる。
【0109】
また、本実施形態では、URL提供サーバ1のシステム制御部20は、携帯端末装置3から受信した画像データに基づく画像DB102の検索結果が複数件であった場合に、これらの画像データを携帯端末装置3に送信し、ユーザに何れかの画像データを選択させ、選択された画像データに対応付けられているURLを改めて送信しているが、これに代えて、システム制御部20は、携帯端末装置3から受信した画像データに基づく画像DB102の検索結果が複数件であった場合に、検索されたそれぞれの画像データに対応付けられているURLを取得し、各URLを携帯端末装置3に対して送信する構成としてもよい。
【0110】
当該構成とすることにより、画像データに基づく画像DB102の検索結果が複数件であった場合に、それぞれの画像データに対応付けられているURLが携帯端末装置3に送信されることから、携帯端末装置3のユーザは受信した複数のURLの記述内容から自分がアクセスを望むWebページのURLを推測し選択することができる。すなわち、URL提供サーバ1のシステム制御部20が、検索した画像データに対応付けられているURLの中から何れか一つを選択して送信する構成とした場合よりも、携帯端末装置3のユーザが自分の望むWebページのURLを取得できる可能性を高くすることができる。
【0111】
また、URL提供サーバ1のシステム制御部20がWebページ500Pから画像データを取得する際、Webページ500Pに基づいて表示されるWeb画面500を表示する際にタイトルバー520(図4参照)に表示されるタイトル(図4の例では、「六丸製菓−トップページ」)を示すタイトル情報を更に取得し、画像データと、タイトル情報と、WebページのURLとを対応付けて画像DB102に登録するとともに、システム制御部20(「タイトル送信手段」、「選択タイトル受信手段」の一例)は、携帯端末装置3から受信した画像データに基づいて画像DB102に登録されている画像データを検索した結果、複数の画像データが検索された場合に、これらの画像データに対応付けられている各タイトル情報を携帯端末装置3に対して送信し、各タイトル情報の中から選択されたタイトルを示す選択タイトル識別情報(例えば、タイトル情報とともに送信したタイトルIDであって、ユーザによって選択されたタイトル情報に対応するタイトルID)を携帯端末装置3から受信し、更に、受信した選択タイトル識別情報が示すタイトル情報に対応付けられているURLを取得し、携帯端末装置3に対して送信する構成としてもよい。
【0112】
当該構成とすることにより、画像データに基づく画像DB102の検索結果が複数件であった場合に、検索されたそれぞれの画像データに対応付けられているタイトル情報が携帯端末装置3に送信され、その中から携帯端末装置3のユーザにより選択されたタイトル情報に対応付けられているURLが改めて携帯端末装置3に送信される。すなわち、携帯端末装置3のユーザは受信した複数のタイトル情報の示すタイトルからWebページの内容を予測・選択することにより、自分がアクセスを望むWebページのURLをより確実に取得することができる。
【符号の説明】
【0113】
1 URL提供サーバ
11 URL提供サーバ/操作部
12 URL提供サーバ/表示部
13 URL提供サーバ/通信部
14 URL提供サーバ/ドライブ部
15 URL提供サーバ/記憶部
16 URL提供サーバ/入出力インタフェース部
17 URL提供サーバ/CPU
18 URL提供サーバ/ROM
19 URL提供サーバ/RAM
20 URL提供サーバ/システム制御部
21 URL提供サーバ/システムバス
101 URL提供サーバ/WebページDB
102 URL提供サーバ/画像DB
3 携帯端末装置
31 携帯端末装置/操作部
32 携帯端末装置/表示部
33 携帯端末装置/通信部
34 携帯端末装置/撮影部
35 携帯端末装置/記憶部
36 携帯端末装置/入出力インタフェース部
37 携帯端末装置/CPU
38 携帯端末装置/ROM
39 携帯端末装置/RAM
40 携帯端末装置/システム制御部
41 携帯端末装置/システムバス
NW ネットワーク
S URL提供システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
Webページにおいて予め指定された領域を特定領域とし、前記特定領域から画像データを取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された画像データと前記WebページのURLとを自動的に対応付けてデータベースに登録する登録手段と、
端末装置から画像データを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信された画像データに基づいて前記データベースに登録されている画像データを検索することにより、当該検索された画像データに対応付けられている前記URLを取得するURL取得手段と、
前記URL取得手段により取得されたURLを前記端末装置に対して送信するURL送信手段と、
を備えることを特徴とする情報提供装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報提供装置であって、
前記特定領域は、前記Webページにおける上端領域であることを特徴とする情報提供装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報提供装置であって、
前記画像取得手段は、一つのWebサイトから提供される複数の前記Webページを選択し、当該選択したそれぞれのWebページにおける略同一の領域に配置される画像データを少なくとも一つ以上取得し、
前記登録手段は、前記画像取得手段により取得された画像データと、前記WebサイトのURL又は前記選択されたWebページの何れか一のURLとを対応付けて前記データベースに登録することを特徴とする情報提供装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報提供装置であって、
前記画像取得手段は、一つのWebサイトから提供される複数の前記Webページを選択し、当該選択したそれぞれのWebページにおける略同一の領域に配置されるそれぞれの画像データを比較し、同一の画像データである場合に、当該画像データを取得し、
前記登録手段は、前記画像取得手段により取得された画像データと、前記WebサイトのURL又は前記選択されたWebページの何れか一のURLとを対応付けて前記データベースに登録することを特徴とする情報提供装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の情報提供装置であって、
前記登録手段は、前記画像取得手段により取得された画像データであって、画像データをそれぞれ識別するための識別情報にロゴを示す所定の情報が含まれる画像データを、登録することを特徴とする情報提供装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の情報提供装置であって、
前記画像取得手段により取得された画像データに基づく画像に文字が含まれているか否かを判定する文字判定手段、
を更に備え、
前記登録手段は、前記文字判定手段により文字が含まれていると判定された場合に、当該文字を示す文字データと前記URLとを対応付けて前記データベースに登録し、
前記URL取得手段は、前記受信手段により受信された画像データに基づく画像に文字が含まれている場合に、当該文字を示す文字データに基づいて前記データベースに登録されている文字データを検索することにより、当該検索された文字データに対応付けられているURLを取得することを特徴とする情報提供装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の情報提供装置であって、
前記画像取得手段により取得された画像データに基づく画像に文字が含まれているか否かを判定する文字判定手段と、
前記文字判定手段により文字が含まれていると判定された場合に、前記画像取得手段により取得された画像データに基づく画像における文字部分を除いた画像データを生成する画像生成手段と、
を更に備え、
前記登録手段は、前記文字判定手段により文字が含まれていると判定された場合に、前記画像生成手段により生成された画像データと前記URLとを対応付けて前記データベースに登録することを特徴とする情報提供装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の情報提供装置であって、
前記URL取得手段は、前記データベースに登録されている画像データの中から、前記受信手段により受信された画像データに基づく画像と同一又は類似の画像データを検索することを特徴とする情報提供装置。
【請求項9】
請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の情報提供装置であって、
前記URL取得手段は、前記受信手段により受信された画像データに基づいて前記データベースに登録されている画像データを検索した結果、複数の画像データが検索された場合に、それぞれの画像データに対応付けられているURLを取得し、
前記URL送信手段は、前記URL取得手段により取得された各URLを前記端末装置に対して送信することを特徴とする情報提供装置。
【請求項10】
請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の情報提供装置であって、
前記URL取得手段が、前記受信手段により受信された画像データに基づいて前記データベースに登録されている画像データを検索した結果、複数の画像データが検索された場合に、これらの画像データを前記端末装置に対して送信する画像送信手段と、
前記画像送信手段が送信した画像データの中から選択された画像データを示す選択画像識別情報を、前記端末装置から受信する選択画像受信手段と、
を更に備え、
前記URL取得手段は、前記選択画像受信手段により受信された選択画像識別情報が示す画像データに対応付けられている前記URLを取得し、
前記URL送信手段は、前記URL取得手段により前記選択画像識別情報に基づいて取得されたURLを前記端末装置に対して送信することを特徴とする情報提供装置。
【請求項11】
請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の情報提供装置であって、
前記画像取得手段は、前記画像データを取得する場合に、当該画像データが配置されるWebページを表示する際にタイトルバーに表示されるタイトルを示すタイトル情報を更に取得し、
前記登録手段は、前記画像取得手段により取得された画像データと、前記タイトル情報と、前記WebページのURLとを対応付けて前記データベースに登録し、
前記URL取得手段が、前記受信手段により受信された画像データに基づいて前記データベースに登録されている画像データを検索した結果、複数の画像データが検索された場合に、これらの画像データに対応付けられている各前記タイトル情報を前記端末装置に対して送信するタイトル送信手段と、
前記タイトル送信手段が送信した各タイトル情報の中から選択されたタイトルを示す選択タイトル識別情報を、前記端末装置から受信する選択タイトル受信手段と、
を更に備え、
前記URL取得手段は、前記選択タイトル受信手段により受信された選択タイトル識別情報が示すタイトル情報に対応付けられている前記URLを取得し、
前記URL送信手段は、前記URL取得手段により前記選択タイトル情報に基づいて取得されたURLを前記端末装置に対して送信することを特徴とする情報提供装置。
【請求項12】
コンピュータが、Webページにおいて予め指定された領域を特定領域とし、前記Webページとして表示されるべき画像データを前記特定領域から取得するステップと、
コンピュータが、前記取得された画像データと前記WebページのURLとを自動的に対応付けてデータベースに登録するステップと、
コンピュータが、端末装置から画像データを受信するステップと、
コンピュータが、前記受信された画像データに基づいて前記データベースに登録されている画像データを検索することにより、当該検索された画像データに対応付けられている前記URLを取得するステップと、
コンピュータが、前記取得されたURLを前記端末装置に対して送信するステップと、
を含むことを特徴とする情報提供方法。
【請求項13】
コンピュータを、
Webページにおいて予め指定された領域を特定領域とし、前記特定領域から画像データを取得する画像取得手段、
前記画像取得手段により取得された画像データと前記WebページのURLとを自動的に対応付けてデータベースに登録する登録手段、
端末装置から画像データを受信する受信手段、
前記受信手段により受信された画像データに基づいて前記データベースに登録されている画像データを検索することにより、当該検索された画像データに対応付けられている前記URLを取得するURL取得手段、
前記URL取得手段により取得されたURLを前記端末装置に対して送信するURL送信手段、
として機能させることを特徴とする情報提供用プログラム。
【請求項14】
Webページにおいて予め指定された領域を特定領域とし、前記特定領域から画像データを取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段により取得された画像データと前記WebページのURLとを自動的に対応付けてデータベースに登録する登録手段と、
を備えることを特徴とするデータベース生成装置。
【請求項15】
請求項14に記載のデータベース生成装置であって、
前記特定領域は、前記Webページにおける上端領域であることを特徴とするデータベース生成装置。
【請求項16】
請求項14に記載のデータベース生成装置であって、
前記画像取得手段は、一つのWebサイトから提供される複数の前記Webページを選択し、当該選択したそれぞれのWebページにおける略同一の領域に配置される画像データを少なくとも一つ以上取得し、
前記登録手段は、前記画像取得手段により取得された画像データと、前記WebサイトのURL又は前記選択されたWebページの何れか一のURLとを対応付けて前記データベースに登録することを特徴とするデータベース生成装置。
【請求項17】
Webページにおいて予め指定された領域を特定領域とし、前記特定領域から画像データを取得するステップと、
取得された画像データと前記WebページのURLとを自動的に対応付けてデータベースに登録するステップと、
を含むことを特徴とするデータベース生成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−154520(P2011−154520A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−15363(P2010−15363)
【出願日】平成22年1月27日(2010.1.27)
【出願人】(399037405)楽天株式会社 (416)
【Fターム(参考)】