説明

情報提示システム、管理機器、端末機器

ユーザが保有するパッケージメディアに係る情報を容易に登録して管理する、情報提示システムを提供することを目的とする。
再生装置、ライブラリ情報管理装置及び端末装置から構成される。
前記再生装置は、コンテンツが記録された可搬型の記録媒体から、前記コンテンツを識別する識別子を読み出し、読み出した識別子を、ネットワークを介して前記ライブラリ情報管理装置へ送信する。
ライブラリ情報管理装置は、前記識別子を受信し、当該識別子が示すコンテンツの属性を表す属性情報を取得し、前記識別子と取得した属性情報とに基づいてライブラリ情報を生成して保持する。また、端末装置からの要求に応じて、ライブラリ情報に基づく提示情報を生成して送信する。
ユーザは、前記端末装置を用いて前記提示情報を利用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、検索用データベース生成技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、撮影又は録画された映像や録音された音声などの映像資料を、ビデオテープ、CD、DVD、BD(Blu-ray Disc)などに記録して保存する際、データベース生成装置を用いて、これらの記録媒体の識別子、記録した内容の説明文、撮影方法などを映像インデックスとして入力し、映像検索用データベースを生成していた。
ところが、上記装置では、映像資料を保管する毎に、当該映像資料に対応する全ての情報をユーザが入力しなければならないために、その入力に多大な時間がかかり、当該映像検索用インデックスを容易には生成し難いことにより、映像検索用データベースも容易には生成し難いという問題があった。
【0003】
そこで特許文献1には、以下のような、検索用データベースを容易に生成する検索用データベース生成装置及びその方法に関する技術が開示されている。
検索用データベース生成装置は、予め、映像データの一部でなるインデックス画像データが記録された携帯型外部記録媒体が装填手段に着脱自在に装填される毎に、当該携帯型外部記録装置から再生したインデックス画像データを用いて映像データの検索用インデックスデータを生成し、その検索用インデックスデータを所定の格納手段に順次格納してデータベース化し保管される映像データを検索するための検索用データベースを生成することにより、キーボードを介して映像データの内容を説明する説明文を入力することなく、携帯型外部記録媒体が装填手段に着脱自在に装填される毎に、当該映像データの内容を表すインデックス画像データを用いて検索用インデックスデータを容易に生成することが出来、かくして、映像検索用データベースを容易に生成することが出来る。
【特許文献1】特開2001−216325号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術は、映像データの撮影時に検索用のデータを生成するものであり、一般のユーザが所有するBDなどのパッケージメディアの検索用データベースを生成することは出来ない。また、パッケージメディアを購入する際などに、データベースを確認したいという要望がある。
そこで本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザが保有するパッケージメディアに係る情報を、外出先からも容易に利用可能な、情報提示システム、管理機器及び情報提示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明は、対象物に係る情報を利用する情報提示システムであって、ユーザに利用された対象物を特定する対象物識別子を保持している保持手段と、前記対象物識別子に応じた提示情報を生成し、出力する提示情報生成手段と、携帯可能な機器に備えられ、前記提示情報を取得して提示する提示手段とを備えることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態であるライブラリ情報管理システムについて図面を用いて詳細に説明する。
1. ライブラリ情報管理システム100
ライブラリ情報管理システム100は、図1に示すように、再生装置200、ライブラリ情報管理装置300及び携帯電話400から構成される。ライブラリ情報管理システム100は、再生装置200で再生されたコンテンツに係る情報を、ライブラリ情報管理装置300に登録して管理するシステムであり、登録した情報は、携帯電話400から利用することが出来る。
【0007】
再生装置200は、ユーザが居住する家屋内に設置されている。再生装置200には、モニタ251及びスピーカ252が接続されている。再生装置200は、ユーザが購入したBD500に記録されているコンテンツを再生する装置である。また、再生装置200は、インターネット110に接続されており、再生したコンテンツに係る情報を、インターネット110を介してライブラリ情報管理装置300に送信する。
【0008】
ライブラリ情報管理装置300は、インターネット110に接続されており、再生装置200から受信するデータを基に、有料でユーザ毎のライブラリ一覧情報を生成し、管理する。これにより、ライブラリ情報管理装置300を有するライブラリ情報管理業者は、ライブラリ一覧情報を管理するライブラリ情報管理サービスを提供する。
ユーザが有する携帯電話400は、ユーザからの入力に従い、基地局130、携帯電話網120及びインターネット110を介して、ライブラリ一覧情報に係る情報をライブラリ情報管理装置300から取得して表示する。ユーザは、携帯電話400を用いることによって、外出先からライブラリ一覧情報を利用することが出来る。
1.1 再生装置200の構成
再生装置200は、図2に示すように、制御部201、送受信部202、ドライブ部203、再生部204、記憶部205、入力部206及び表示部207から構成される。
【0009】
再生装置200は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニットなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、再生装置200は、その機能を達成する。
(1)記憶部205
記憶部205は、画像記憶領域215、ユーザID記憶領域225及びコンテンツID記憶領域235を有する。
【0010】
ユーザID記憶領域225は、ユーザIDとパスワードとを記憶する記憶領域である。ユーザID及びパスワードは、ユーザが、ライブラリ情報管理サービスを受けることを、ライブラリ情報管理業者に契約した際に、ライブラリ情報管理装置300に登録したユーザID及びパスワードである。ユーザID及びパスワードは、入力部206からユーザによる入力を受け付けて記憶する。ユーザIDは、ユーザに固有の識別子であり、パスワードと対応付けて記憶している。
【0011】
画像記憶領域215は、図3に示す入力画面211、212、213及び214を表示するための画像データを記憶している。画像データは、実際には電子データとして記憶されるが、図3ではモニタ251に表示される画面を示す図として表す。入力画面211は、再生装置200に装着されたBD500に記録されているコンテンツがライブラリ一覧情報に登録されていない場合、又は、レンタルとして登録されているコンテンツと同じコンテンツが記録されている、レンタルでないBDが装着された場合に、装着されたBDに記録されているコンテンツをライブラリ一覧情報に登録するか否かを、ユーザに問い合わせる画面である。入力画面212は、登録するコンテンツを、開示情報として登録するか、非開示情報として登録するかを選択する画面である。ここで、開示情報とは、上記ユーザID及びパスワードを用いることで利用できる情報であり、非開示情報とは、前記パスワードとは別の非開示パスワードを用いた場合に利用できる情報である。入力画面213は、登録したい項目を選択する画面である。項目は、ライブラリ一覧情報に登録する情報の項目を示す。各項目は、タイトル、タイトル映像、出演者、関連情報から成る。選択された項目がライブラリ一覧情報に登録される。入力画面214は、パッケージのタイトル及び開示又は非開示を表示して、入力された情報をライブラリ情報管理装置300に送信してよいかを問い合わせる画面である。
【0012】
コンテンツID記憶領域235は、コンテンツIDとレンタル情報とを対応付けて記憶する記憶領域である。コンテンツIDは、BD500に記録されているコンテンツに固有の識別子である。ライブラリ情報管理装置300にライブラリ情報として登録したコンテンツIDが記憶される。レンタル情報は、登録したコンテンツIDがレンタルか否かを示すフラグである。レンタルの場合「1」が、レンタルで無い場合「0」が、コンテンツIDと対応付けて記憶される。
(2)ドライブ部203
ドライブ部203は、BD500からコンテンツID及びレンタル情報を読出し、制御部201へ出力する。また、制御部201の制御の基、BD500に記録されているコンテンツを読出し、再生部204へ出力する。
(3)再生部204
再生部204は、モニタ251及びスピーカ252に接続されており、制御部201の制御の基、ドライブ部203がBD500から読み出すコンテンツを受け取り、受け取ったコンテンツから映像信号を生成し、生成した映像信号をモニタ251へ出力し、受け取ったコンテンツから音声信号を生成し、生成した音声信号をスピーカ252へ出力する。
(4)入力部206
入力部206は、ユーザの操作によるリモコン253からの入力信号を受け付け、受け付けた信号を制御部201へ出力する。
(5)制御部201
制御部201は、BD500が装着されると、ドライブ部203を制御して、BD500に記録されているコンテンツのコンテンツID及びレンタル情報を読み出す。読み出したIDが、コンテンツID記憶領域235に記憶されているか否かを判断し、記録されていない場合、モニタ251に図3に示す入力画面211を表示する。記録されている場合、対応付けて記憶しているレンタル情報と、読み出したレンタル情報とを比較し、記憶しているレンタル情報が「1」で、読み出したレンタル情報が「0」である場合、ライブラリ一覧情報のレンタル情報を更新するため、モニタ251に図3に示す入力画面211を表示する。記憶しているレンタル情報が「1」で読み出したレンタル情報が「1」の場合、及び記憶しているレンタル情報が「0」の場合は、登録処理を行わない。
【0013】
入力画面211を表示した後、入力部206を介して「はい」及び「次へ」の入力を受け付けると、入力画面212を表示する。「開示」か「非開示」かの何れか及び「次へ」が選択されると、入力画面213を表示する。入力画面213で表示された選択肢の何れか及び「次へ」が選択されると、タイトルと、開示又は非開示と共に、入力画面214が表示される。「送信」が選択されると、記憶部205からユーザID及びパスワードを読み出し、読み出したユーザID及びパスワードと、BD500から読み出したコンテンツID及びレンタル情報と、入力された情報とを、登録情報として、送受信部202を介してライブラリ情報管理装置300へ送信する。
【0014】
入力画面211を表示した後、入力部206を介して「いいえ」及び「次へ」の入力を受け付けると、登録処理を終了する。
制御部201は、入力部206からコンテンツを再生する旨の入力を受け付けると、ドライブ部203を制御してBD500からコンテンツを読み出し、再生部204を制御して読み出したコンテンツを再生する。
1.2 ライブラリ情報管理装置300の構成
ライブラリ情報管理装置300は、再生装置200から送信されるコンテンツに係る情報を、ライブラリ一覧情報として管理する装置であり、図4に示すように、制御部301、送受信部302、記憶部303、入力部304、表示部305及び課金部306から構成される。
【0015】
ライブラリ情報管理装置300は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM、ハードディスクユニットなどから構成されるコンピュータシステムである。前記RAM又は前記ハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。前記マイクロプロセッサが、前記コンピュータプログラムに従って動作することにより、前記ライブラリ情報管理装置300は、その機能を達成する。
(1)記憶部303
記憶部303は、コンテンツ情報格納領域311、ライブラリ一覧情報格納領域312及びユーザ情報格納領域313を備える。
【0016】
(a)コンテンツ情報格納領域311
コンテンツ情報格納領域311は、入力部304を介して外部から入力される、コンテンツ一覧情報を格納する領域である。コンテンツ一覧情報は図5に示すように、映画、ドラマ、スポーツなど、コンテンツのジャンル毎のコンテンツ一覧情報から構成される。
コンテンツ一覧情報は、コンテンツID、タイトル、タイトル映像及び関連情報の各項目を対応付けて構成されるコンテンツ情報の組が、登録されているコンテンツの数だけ含んで構成される。
【0017】
コンテンツIDは、各コンテンツに固有の識別子である。タイトルは、対応するコンテンツIDが示すコンテンツの名称である。タイトル映像は、当該コンテンツを記録している記録媒体のジャケットの画像や、当該コンテンツの内容を示す代表的な映像が格納される。関連情報は、当該コンテンツのジャンルに従って、関連する情報が格納される。一例として、当該コンテンツのジャンルが映画の場合、出演者に関する情報、映画を製作した監督、脚本家及び映画の原作に関する情報が格納される。
【0018】
(b)ライブラリ一覧情報格納領域312
ライブラリ一覧情報格納領域312は、各ユーザID毎のライブラリ一覧情報が格納される領域である。ライブラリ一覧情報は、図6に示すように、ユーザID毎のライブラリ一覧情報が、ライブラリ提供サービスを受ける契約をしたユーザの数だけ含んで構成される。
【0019】
各ライブラリ一覧情報は、ユーザIDによって識別される。各ライブラリ一覧情報は、コンテンツID、レンタル情報、開示/非開示、ジャンル、タイトル、タイトル映像、関連情報及び登録日時の各項目から構成されるライブラリ情報が、ユーザによって登録された数だけ含んで構成される。
開示/非開示は、コンテンツIDが示すコンテンツを開示情報として登録しているか、非開示情報として登録しているかを示す。
【0020】
タイトル、タイトル映像及び関連情報は、コンテンツ一覧情報から、登録情報に含まれるコンテンツIDが示すコンテンツ情報の、選択された項目を読み出して書き込まれる。登録情報に含まれなかった項目には、登録が無いことを示す情報が書き込まれる。ジャンルは、前記タイトル、タイトル映像及び関連情報を読み出したコンテンツ一覧情報のジャンルを書き込む領域である。登録日時は、再生装置から受信した登録情報を、ライブラリ一覧情報に登録した日時を書き込む領域である。
【0021】
(c)ユーザ情報格納領域313は、ユーザがライブラリ情報管理業者と契約した際に登録する情報であるユーザ情報を格納する領域である。ユーザ情報は図7に示すように、ユーザID、パスワード及び非開示パスワードが対応付けられて構成される組を、ライブラリ情報管理業者が契約しているユーザの数だけ含んで構成される。非開示パスワードは、非開示情報を読み出す場合に用いるパスワードである。
(2)課金部306
課金部306は、制御部301の制御の基、携帯電話400に対して、送信した情報に対する代金を課金する。
(3)制御部301
制御部301は、送受信部302を介してデータの送受信を行う。以下、送信する、又は受信すると表現する場合、送受信部302を介して送受信を行うことを示す。
【0022】
制御部301は、再生装置200又は携帯電話400から、登録情報又はライブラリ一覧情報に関する情報の取得を示す取得要求情報を受信すると、ユーザ情報格納領域313のユーザ情報に、受信した情報に含まれるユーザID及びパスワードと一致する組が有るか否かを判断する。一致する組が無い場合は、受け付け出来ないことを示す受付拒否情報を返信する。
【0023】
制御部301は、再生装置200から登録情報を受信し、ユーザ情報に一致する組が有ると判断した場合、受信した登録情報に含まれるユーザIDが識別するライブラリ一覧情報に、当該登録情報に含まれるコンテンツIDと一致するコンテンツIDが有るか否かを判断し、有ると判断する場合、更新であると判断し、無い場合、新規登録であると判断する。更新と判断する場合は、受信した登録情報に含まれるユーザIDが示すライブラリ一覧情報の、受信したコンテンツIDが示すライブラリ情報のレンタル情報を更新する。新規登録と判断する場合は受信したユーザIDが示すライブラリ一覧情報に、新しいライブラリ情報として、登録情報として受信したコンテンツID、レンタル情報及び開示/非開示を書き込む。また、コンテンツ一覧情報から、受信したコンテンツIDが示すコンテンツ情報を読み出し、読み出したコンテンツ情報から登録情報として受信した項目に該当する項目を抽出し、抽出した項目の情報を、コンテンツIDが一致する組に書き込む。選択されなかった項目は、登録が無いことを示す情報を書き込む。
【0024】
制御部301は、携帯電話400から取得要求情報を受信し、ユーザ情報に一致する組が有ると判断した場合、取得要求情報の内容に従って処理を行う。
取得要求情報がライブラリ一覧情報を取得することを示す場合、受信したユーザIDが示すライブラリ一覧情報を読み出す。
また、ライブラリ一覧情報に非開示情報がある場合、開示情報のみを抽出し、抽出した開示情報と、非開示情報があることを示す情報とを結果として携帯電話400へ送信する。
【0025】
取得要求情報が、ジャンル別の場合、受信したユーザIDが示すライブラリ一覧情報から、取得要求情報が示すジャンルのライブラリ情報を抽出する。抽出したライブラリ情報に非開示情報がある場合、開示情報のみを抽出し、抽出したライブラリ情報と、非開示情報があることを示す情報を結果として携帯電話400へ送信する。
取得要求情報が検索を示す場合、受信したユーザIDが示すライブラリ一覧情報に、取得要求情報に含むコンテンツのタイトルと一致するライブラリ情報が有るか否かを検索する。
【0026】
取得要求情報が非開示情報の取得を示す場合、取得要求情報と共に取得した非開示パスワードが、ユーザ情報の、受信したユーザIDと対応する非開示パスワードと一致するか否かを判断する。一致しないと判断する場合、取得出来ないことを示す受付拒否情報を返信する。一致すると判断する場合、ユーザIDが示すライブラリ一覧情報から、非開示情報を抽出し、携帯電話400へ送信する。
【0027】
また、制御部301は、携帯電話400から、結果を取得したことを示す取得信号を受信すると、課金部306を制御して課金を行う。
1.3 携帯電話400の構成
携帯電話400は図8に示すように、制御部401、アンテナ402、送受信部403、記憶部404、入力部405、表示部406、スピーカ407及びマイク408から構成される。携帯電話400は、再生装置200と同様のコンピュータシステムであり、RAM又はハードディスクユニットに記憶されているコンピュータプログラムに従って、マイクロプロセッサが動作することにより、携帯電話400はその機能を達成する。
(1)記憶部404
記憶部404は、図9に示す表示画面411〜417を表示するための画像データを記憶している。画像データは、実際には電子データとして記憶されているが、図9では簡単のため、表示部406に表示される表示画面を図示する。
【0028】
表示画面411は、入力部405からライブラリ一覧情報の利用を示すライブラリ一覧情報取得サービスの開始が選択された場合に表示する画面であり、ユーザID及びパスワードの入力を受け付ける領域を有する画面である。
表示画面412は、取得する情報の選択を受け付ける画面であり、ライブラリ一覧情報、ジャンル別及び検索から成る。ライブラリ一覧情報は、登録しているライブラリ一覧情報のうち、開示情報を全て取得することを示す。ジャンル別は、選択されたジャンルのライブラリ情報のみ取得することを示す。検索は、特定のコンテンツがライブラリ一覧情報に登録されているか否かを検索することを示す。
【0029】
表示画面413は、表示画面412で検索が選択された場合に表示する画面であり、検索を希望するコンテンツのタイトルを入力する領域を有する。
表示画面414は、ジャンル別が選択された場合に表示する画面であり、ジャンルの選択を受け付ける。ジャンルは、映画、ドラマ、スポーツ、音楽、レンタル及びその他から成る。映画、ドラマ、スポーツ及び音楽は、ライブラリ情報管理装置のコンテンツ一覧情報の各ジャンルと対応しており、ライブラリ一覧情報から選択されたジャンルの組を取得することを示す。その他は、映画、ドラマ、スポーツ及び音楽に当てはまらないジャンルの組を取得することを示す。レンタルは、ライブラリ一覧情報にレンタルとして登録されている組を取得することを示す。
【0030】
表示画面415は、検索結果を表示する画面であり、検索したタイトルのコンテンツが登録されているか否かを表示する。
表示画面416は、ライブラリ一覧情報又は選択されたジャンルに非開示情報がある場合に、非開示情報を取得するか否かの選択を受け付ける画面であり、ライブラリ一覧情報又はジャンル別の結果と共に表示される。
【0031】
表示画面417は、非開示情報を取得することが選択された場合に、非開示パスワードの入力を受け付ける画面である。
(2)制御部401
制御部401は、入力部405を介してライブラリ一覧情報取得サービスを開始する旨の入力を受け付けると、表示部406に表示画面411を表示する。制御部401は、ユーザID及びパスワードの入力を受け付け、「OK」が選択されると、表示画面412を表示する。表示画面412でライブラリ一覧情報が選択された場合、制御部401は、入力されたユーザID及びパスワードを取得要求情報情報としてライブラリ情報管理装置300へ、送受信部403及びアンテナ402を介して送信する。なお、本明細書で制御部401が送信すると表現する場合、送受信部403及びアンテナ402を介して送信することを示す。また、受信する場合も同様である。
【0032】
制御部401は、表示画面412で検索が選択された場合、表示画面413でタイトルの入力を受け付け、入力を受け付けたユーザID、パスワード及びタイトルを、取得要求情報としてライブラリ情報管理装置300へ送信する。
表示画面412でジャンル別が選択された場合、表示画面414でジャンルの選択を受け付け、入力されたユーザID及びパスワードと、選択を受け付けたジャンルとを取得要求情報情報としてライブラリ情報管理装置300へ送信する。
【0033】
制御部401は、検索結果を受信すると、表示部406を制御して、表示画面415に検索したタイトルを重ねて表示させる。また、制御部401は、ライブラリ一覧情報又はジャンル別の結果と共に、非開示情報が有ることを示す情報を受信すると、結果と共に、表示画面416を表示する。また、制御部401は、表示画面416を表示した場合に、非開示画面を取得する旨の入力を受け付けると、表示部406に表示画面417を表示し、入力部405から非開示パスワードの入力を受け付ける。非開示パスワードを含み、非開示情報を取得することを示す取得要求情報情報を、ライブラリ情報管理装置300へ送信する。また、非開示情報取得の結果を受信すると、表示部406に表示する。
【0034】
制御部401は、結果を受信すると、受信したことを示す取得信号をライブラリ情報管理装置300へ送信する。
1.4 再生装置200の動作
再生装置200がコンテンツIDをライブラリ一覧情報に登録する際の動作について、図10,11を用いて説明する。
【0035】
再生装置200は、BD500を検出したか否かを判断する(ステップS1)。検出されていないと判断する場合は(ステップS1でNO)、検出するまで待機する。
BD500を検出したと判断した場合(ステップS1でYES)、制御部201は、ドライブ部203を制御してBD500からコンテンツID及びレンタル情報を読み出す(ステップS2)。読み出したコンテンツIDが、記憶部205に記憶されているか否かを判断し(ステップS3)、記憶されていない場合(ステップS3でNO)、モニタ251に入力画面211を表示する(ステップS6)。
【0036】
読み出したコンテンツIDが既に記憶されている場合(ステップS3でYES)、記憶されているコンテンツIDがレンタルとして記憶されているかを判断する(ステップS4)。レンタルでないとして記憶されている場合(ステップS4でNO)、登録処理を終了する。
レンタルとして記憶されている場合(ステップS4でYES)、読み出したレンタル情報がレンタルを示すか否を判断する(ステップS5)。レンタルを示す場合は、登録処理を終了する。
【0037】
レンタルでない場合(ステップS5でNO)、モニタ251に入力画面211を表示する(ステップS6)。
入力画面211を表示した後、ユーザからのリモコン253の操作によって、入力を受け付け(ステップS7)、受け付けた入力が登録することを示すか否かを判断する(ステップS8)。登録しない場合、登録処理を終了する。
【0038】
登録することを示す場合、入力画面212を表示する(ステップS9)。登録するコンテンツIDを開示にするか非開示にするかの入力を受け付けると(ステップS10)、入力画面213を表示し(ステップS11)、項目の選択を受け付ける(ステップS12)。次に入力画面214を表示し(ステップS13)、確認の入力を受け付けると(ステップS14)、コンテンツID記憶領域に、読み出したコンテンツID及びレンタル情報を対応付けて書き込む(ステップS15)。また、記憶部205からユーザID及びパスワードを読みだし(ステップS16)、コンテンツID、レンタル情報、入力を受け付けたデータ及び読み出したユーザID及びパスワードを登録情報として送信する(ステップS17)。
1.5 ライブラリ情報管理装置300の動作
ライブラリ情報管理装置300の動作を、図12,13を用いて説明する。
【0039】
制御部301は、データを受信したか否かを検出する(ステップS31)。受信していない場合、受信するまで待機する。受信した場合(ステップS31でYES)、ユーザ情報格納領域313に格納されているユーザ情報に、受信したユーザID及びパスワードと一致する組が有るか否かを判断する(ステップS32)。一致する組が無い場合、受信拒否を返信し(ステップS33)、再び受信するまで待機する。一致する組が有る場合(ステップS32でYES)、受信したデータが登録を示すか、取得を示すかを判断する(ステップS34)。登録を示す場合、更新か否かを判断する(ステップS35)。更新を示す場合、受信したユーザIDが示すライブラリ一覧情報の、受信したコンテンツIDが示すライブラリ情報を更新する(ステップS36)。更新の処理が終了すると、受信を検出するまで待機する。
【0040】
更新で無い場合(ステップS35でNO)、コンテンツ一覧情報から、受信したコンテンツIDが示す組を抽出し(ステップS37)、抽出した組から受信した項目に該当する項目を抽出し、抽出した情報と、登録情報に含んで受信した情報とからライブラリ情報を生成し、受信したユーザIDが示すライブラリ一覧情報に追加する(ステップS38)。処理が終わると、受信を検出するまで待機する。
【0041】
受信した内容が取得要求情報を示す場合(ステップS34で取得)、要求内容を判断する(ステップS39)。要求内容が、ライブラリ一覧情報の読み出しを示す場合、受信したユーザIDが示すライブラリ一覧情報から開示情報を読み出し(ステップS40)、送信する(ステップS45)。要求内容がジャンル別を示す場合、受信したユーザIDが示すライブラリ一覧情報の開示情報の内、受信したジャンルと一致する組を抽出し(ステップS41)、抽出した組を送信する(ステップS45)。要求内容が検索を示す場合、受信したユーザIDが示すライブラリ一覧情報から、受信したタイトルと一致する組が有るか否かを検索し(ステップS42)、検索結果を送信する(ステップS45)。要求内容が非開示情報の取得を示す場合、受信した非開示パスワードが、ユーザ情報の受信したユーザIDと対応する非開示パスワードと一致するか否かを判断し(ステップS43)、一致しない場合(ステップS43でNO)、受信拒否を送信する(ステップS33)。一致する場合(ステップS43でYES)、ライブラリ一覧情報から非開示情報の組を抽出し(ステップS44)、送信する(ステップS45)。
【0042】
取り出した情報を送信した後、再び受信を検出するまで待機する。
受信した内容が取得信号であった場合(ステップS34で取得信号)、課金処理を行い(ステップS46)、再び受信を検出するまで待機する。
1.6 携帯電話400の動作
携帯電話400を用いてライブラリ一覧情報を利用する際の動作について、図14を用いて説明する。
【0043】
制御部401は、入力を受け付けたか否かを検出する(ステップS61)。入力を受け付けていない場合(ステップS61でNO)、入力を受け付けるまで待機する。
入力を受け付けた場合(ステップS61でYES)、入力内容を判断し(ステップS62)、入力内容が終了を示す場合、処理を終了する。
入力内容がライブラリ一覧情報取得サービス開始を示す場合、表示部406に図9の表示画面411を表示し、ユーザID及びパスワードの入力を受け付ける(ステップS63)。表示部406に表示画面412を表示し(ステップS64)、ユーザの選択による入力を受け付ける(ステップS65)。受け付けた入力内容を判断し(ステップS66)、入力内容が検索を示す場合、表示画面413を表示し(ステップS67)、タイトルの入力を受け付ける(ステップS68)。受け付けたタイトルと、入力されたユーザID及びパスワードとを、取得要求情報としてライブラリ情報管理装置300へ送信する(ステップS73)。入力内容がジャンル別を示す場合、表示画面414を表示し(ステップS69)、ユーザの選択による入力を受け付ける(ステップS70)。選択されたジャンルと、入力されたユーザID及びパスワードとを取得要求情報としてライブラリ情報管理装置300へ送信する(ステップS73)。入力内容がライブラリ一覧情報の取得を示す場合、入力されたユーザID及びパスワードを、取得要求情報としてライブラリ情報管理装置300へ送信する(ステップS73)。
【0044】
ステップS62での入力内容が非開示情報の取得を示す場合、表示画面417を表示し(ステップS71)、非開示パスワードの入力を受け付ける(ステップS72)。入力された非開示パスワードと、ユーザIDと、非開示情報の取得要求とをライブラリ情報管理装置300へ送信する(ステップS73)。
情報送信後、ライブラリ情報管理装置300から結果を受信したか否かを検出し(ステップS74)、受信していない場合は、受信するまで待機する。受信した場合、取得信号をライブラリ情報管理装置300へ送信して(ステップS75)、受信した結果を表示部406に表示し(ステップS76)、入力を検出するまで待機する。
2.その他の変形例
なお、本発明を上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限定されないのはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。
(1)本実施の形態では、再生装置からコンテンツをライブラリ一覧情報に登録する際、項目を選択し、ライブラリ情報管理装置は、選択された項目についてのライブラリ情報を生成するとしたが、登録時に選択せず、ライブラリ情報管理装置によって予め規定された項目についてライブラリ情報が生成されるとしても良い。また、ユーザが契約した際に、予め登録を希望する項目を選択しておき、再生装置から登録する際には、既に選択された項目についてライブラリ情報が生成されるとしても良い。
(2)本実施の形態では、携帯電話でライブラリ一覧情報を取得するとしたが、PDA(携帯情報端末)で取得するとしても良いし、携帯型の他の通信機器で取得するとしても良い。
【0045】
また、端末装置が販売店に設置されており、ユーザは当該端末装置にユーザID及びパスワードを入力し、ライブラリ一覧情報を利用するとしても良い。
(3)本実施の形態では、ライブラリ一覧情報を利用する際に課金されるとしたが、ライブラリ一覧情報に新しくライブラリ情報を登録する際に課金するとしても良いし、登録した情報量、又は利用した情報量に応じて課金しても良い。また、予め規定した期間毎に定額課金するとしても良い。
(4)本発明の応用例として、以下のようにしても良い。
【0046】
ライブラリ情報管理装置は、携帯電話にライブラリ一覧情報を送信する際、ライブラリ一覧情報に、CMなどの関連商品情報を加えて送信しても良い。ここで、関連商品情報とは、一例としてライブラリ一覧情報に登録されているコンテンツに関連するグッズや、割引情報、続編に関する情報及びお勧めコンテンツなどである。
(5)また、携帯電話は現在位置情報をライブラリ情報管理装置に送信し、ライブラリ情報管理装置は、受信した位置情報に関する情報サービス提供を行っても良い。
【0047】
一例として、位置情報から規定の範囲内で、ライブラリ一覧情報に登録されているコンテンツに関連するグッズや、続編のコンテンツを販売している店舗を通知する。
(6)本実施の形態では、ライブラリ情報管理装置にライブラリ一覧情報を生成するとしたが、以下のようにしても良い。
再生装置でBDを再生する際、ユーザはメモリカードを再生装置に装着する。再生装置は、BDから読み出したコンテンツIDをメモリカードに書き込む。
【0048】
ユーザは、コンテンツIDを記録したメモリカードを、携帯電話などの通信端末に装着する。メモリカードは、通信端末を介して、ライブラリ情報管理装置からコンテンツ情報を取得し、ライブラリ一覧情報を生成する。
このようにして、ユーザは、メモリカードに記録されたライブラリ一覧情報を利用することが出来る。
【0049】
また、以下のようにしても良い。再生装置は、メモリカードにコンテンツIDを記録する。メモリカードは、ネットワークに接続された再生装置を介してライブラリ情報管理装置からコンテンツ情報を取得し、ライブラリ一覧情報を生成する。
また、上記メモリカードと同様の機能を備える携帯電話がライブラリ一覧情報を生成するとしても良い。この場合、携帯電話は、再生装置と有線又は無線で通信してコンテンツIDを取得する。取得したコンテンツIDのコンテンツ情報をライブラリ情報管理装置から取得して、ライブラリ一覧情報を生成する。
【0050】
また、このメモリカード又は携帯電話を用いる場合も、上記のように、情報登録時又は情報利用時に課金でき、従量課金、定額課金としても良い。
(7)本実施の形態では、登録するコンテンツは、BDに記録されているとしたが、DVD 又はCDで有るとしても良いし、他の記録媒体に記録されているとしてもよい。また、コンテンツは、ユーザが購入する時点で既に記録媒体に記録されているものであっても良いし、購入後にネットワークを介して取得するものや、放送番組を受信するものであっても良い。また、BDに記録されているコンテンツは複数であっても良い。
【0051】
また、記録媒体、書籍、食品、雑貨などの対象物のライブラリ一覧情報を生成する場合、以下のようにしても良い。
対象物には、RFIDタグ(Radio Frequency IDentification)を付す。このRFIDには、コンテンツの場合と同様に、対象物を識別する対象物識別子が記録されている。携帯端末は、RFIDタグからデータを読み出すリーダーの機能を備え、RFIDタグから対象物識別子を読み取る。携帯端末は、読み取った対象物識別子をライブラリ情報管理装置へ送信する。
【0052】
ライブラリ情報管理装置は、コンテンツ情報に相当する対象物情報を記憶している。対象物情報は、各対象物に関する情報であり、一例として、対象物が書籍である場合、当該対象物のタイトル、作者、出版社、関連情報などから構成される。ライブラリ情報管理装置は、実施の形態と同様にして、携帯電話から受信する対象物識別子に対応する対象物情報を用いて各ユーザに対応するライブラリ一覧情報を生成し、管理する。
【0053】
ユーザは、携帯電話を用いて実施の形態と同様にしてライブラリ一覧情報を利用することが出来る。
なお、再生装置や他のホームサーバなどがRFIDのリーダー機能を備えている場合、これらの機器が対象物識別子を読み取り、ライブラリ情報管理装置へ送信するとしても良い。また、RFIDタグのほか、2次元コードを利用するとしても良いし、他の記録媒体を利用するとしても良い。
【0054】
また、本実施の形態で、ライブラリ情報管理装置にコンテンツのタイトルを送信してライブラリ一覧情報に含まれるか検索するとしたが、検索したいコンテンツを記録している記録媒体のジャケット等に予めコンテンツIDを記載しておき、そのコンテンツIDを携帯電話に入力して送信するとしても良いし、タイトルで検索するかコンテンツIDで検索するかを選択出来るようにしても良い。
【0055】
また、RFIDタグ又は2次元コードを、携帯電話で読み取り、ライブラリ情報管理装置に送信して、ライブラリ一覧情報に登録されているかを検索することにも利用できる。
また、RFIDタグを利用する場合に、携帯電話に備えられているリーダーで、複数のコンテンツIDが読み取られると、携帯電話は、複数のコンテンツIDがそれぞれライブラリ一覧情報に登録されているか否かの検索を、ライブラリ情報管理装置に要求する。なお、複数のコンテンツIDを読み取った場合に、その中からユーザが検索したいコンテンツIDを選択し、携帯電話は、選択されたコンテンツIDについて検索を要求するとしても良い。
【0056】
ライブラリ情報管理装置は、受信した要求に含まれる複数のコンテンツIDが、それぞれ登録されているか否かを判断し、判断結果を携帯電話へ送信する。
携帯電話は、判断結果を受信し、受信した判断結果をモニタに表示する。なお、携帯電話は、判断結果を表示する場合、各コンテンツIDが示すコンテンツが、登録されているか否かを対応付けて表示するとしても良いし、登録されているものと登録されていないものとに分類して表示するとしても良い。
(8)本実施の形態では、ライブラリ情報管理装置がライブラリ一覧情報を管理するとしたが、再生装置が管理するとしても良い。この場合、再生装置は、BDからコンテンツIDを読み取り、ライブラリ情報管理装置からコンテンツ情報を取得してライブラリ一覧情報を生成する。ライブラリ情報管理装置は、コンテンツ情報を格納しており、再生装置からの要求に応じてコンテンツ情報を提供し、ライブラリ一覧情報の生成は行わない。ユーザは、携帯電話やPDAなどの端末を用いて再生装置にアクセスし、ライブラリ一覧情報を利用する。また、再生装置は、生成したライブラリ一覧情報をメモリカード又は携帯電話に出力し、メモリカード又は携帯電話がライブラリ一覧情報を管理するとしても良い。
【0057】
また、BDにコンテンツ、コンテンツID及びレンタル情報の他、ライブラリ一覧情報の管理用情報として、タイトル、タイトル映像、出演者情報、関連情報などが予め記録されており、再生装置は、この管理用情報をBDから読出し、当該再生装置内、メモリカード又は携帯電話にライブラリ一覧情報として記憶するとしても良い。
また、再生装置は、この管理用情報をライブラリ情報管理装置へ送信し、ライブラリ情報管理装置は、受信した管理用情報をライブラリ一覧情報として記憶し、ユーザからの要求に応じて、ジャンル別、検索結果など、ユーザが利用し易い形に処理して出力するとしても良い。
(9)本実施の形態で、ユーザがレンタルしたBDには、レンタル情報が記録されており、レンタルとしてライブラリ一覧情報に登録するとしたが、レンタルの場合は登録しないようにしても良いし、レンタルか否かを区別せずに登録するとしても良い。
【0058】
また、本実施の形態では、未登録の場合、若しくは、レンタルで登録した後、レンタルでない同じコンテンツを再生した場合に登録するとしたが、コンテンツを再生する度に登録情報をライブラリ情報管理装置に送信し、毎回ライブラリ一覧情報を更新するとしても良い。
(10)本実施の形態では、ユーザID及びパスワードで、開示情報のみ取得でき、開示情報の結果を取得した後に非開示情報を取得する構成としたが、これに限らない。開示情報を取得する専用のパスワードと、非開示情報を取得する専用のパスワードを予めライブラリ情報管理装置に登録しておき、ユーザは、携帯電話にユーザIDと何れかのパスワードとを入力して送信する。ライブラリ情報管理装置は、受信したパスワードが開示情報用のパスワードであれば開示情報のみを抽出して送信し、受信したパスワードが非開示情報用のパスワードであれば非開示情報を抽出して送信する。
(11)本実施の形態で、ライブラリ情報管理装置は、再生装置から登録情報を受信すると、コンテンツ一覧情報から受信したコンテンツIDが示すコンテンツ情報を読み出して、ユーザID毎のライブラリ一覧情報を記憶するとしたが、ユーザID毎のライブラリ一覧情報には、コンテンツIDのみを記憶しておき、携帯電話から取得要求を受信した場合に、要求されたコンテンツ情報を読み出して送信するとしても良い。
(12)ライブラリ情報管理装置は、キーワードでライブラリ情報を検索するとしても良い。この場合、ライブラリ情報管理装置は、関連情報として、対応するコンテンツに関連するキーワードを対応付けて記憶する。ユーザは、検索したいキーワードを入力してライブラリ情報管理装置へ送信し、ライブラリ情報管理装置は、キーワードを受信すると、受信したキーワードと一致するキーワードを含む組を抽出して出力する。なお、抽出した組をすべて出力するとしても良いし、識別子とタイトルのみを選択して出力するとしても良い。
(13)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
【0059】
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray Disc)、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号であるとしてもよい。
【0060】
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
【0061】
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
(14)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
3.まとめ
上記技術によって、ユーザは、煩雑な操作をすることなく提示情報を利用することが出来る。また、端末機器を保持していれば、外出先など、任意の場所で利用した対象物に係る情報を利用することが出来る。
【0062】
また、本発明は、対象物に係る情報を管理する管理機器であって、ユーザに利用された対象物を特定する利用対象物識別子を保持している保持手段と、前記利用対象物識別子に応じた提示情報を生成する提示情報生成手段と、前記提示情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、対象物に係る情報を利用する携帯型の端末機器であって、外部からの入力を受け付ける受付手段と、受け付けた入力に従って、ユーザが利用した対象物を識別する利用対象物識別子を保持する管理機器から、前記利用対象物識別子に応じて生成される提示情報を取得する取得手段と、取得した前記提示情報を提示する提示手段とを備えることを特徴とする。
【0063】
この構成によると、ユーザは、煩雑な操作をすることなく提示情報を利用することが出来る。また、端末機器を保持していれば、外出先など、任意の場所で利用した対象物に係る情報を利用することが出来る。
ここで、前記管理機器は、更に、複数の対象物を識別する対象物識別子と、前記各対象物の属性を示す属性情報とを対応付けて構成される対象物情報を保持する対象物情報保持手段を備え、前記提示情報生成手段は、前記対象物情報において、利用対象物識別子と同一の対象物識別子に対応する属性情報と、前記利用対象物識別子とに基づいて前記提示情報を生成するとしても良い。
【0064】
この構成によると、管理機器は当該機器が保持している属性情報と前記利用対象物識別子とに基づいて、提示情報を生成する。そのため、管理機器に利用対象物識別子が保持されていれば、その対象物に関連する情報も利用することが出来る。
ここで、前記提示情報生成手段は、前記対象物情報から、前記利用対象物識別子に対応する属性情報を抽出し、抽出した前記属性情報を、前記利用対象物識別子に対応付けたライブラリ情報を予め生成するとしても良い。
【0065】
この構成によると、予めライブラリ情報を生成しているので、必要に応じてすぐに提示情報を生成して出力することが出来る。これによって、ユーザが提示情報を取得するための待ち時間が少なくて良い。
ここで、前記管理機器は、更に、携帯型の端末機器から、前記提示情報の送信要求を受信する受信手段を備え、前記出力手段は、前記提示情報を、要求元の前記端末機器へ送信して出力するとしても良い。
【0066】
この構成によると、提示情報を携帯型の端末機器へ出力するので、ユーザは、提示情報を外出先からも利用することが出来る。
ここで、前記管理機器は、更に、前記利用対象物識別子に識別される対象物の属性を示す属性情報を取得する取得手段と、取得した前記属性情報と前記利用対象物識別子とを対応付けてライブラリ情報を生成するライブラリ情報生成手段とを備えるとしても良い。
【0067】
この構成によると、他の機器から属性情報を取得してライブラリ情報を生成しているので、当該管理機器は保持する必要がなく、管理機器内のメモリを有効に利用することが出来る。
ここで、前記取得手段は、複数の対象物を識別する対象物識別子と、各対象物の属性を示す属性情報とを対応付けて格納している他の機器から、前記利用対象物識別子と同一の対象物識別子と対応する前記属性情報を取得するとしても良い。
【0068】
この構成によると、他の機器から属性情報を取得してライブラリ情報を生成するので、当該管理機器は必要な属性情報のみを取得して保持すればよく当該管理機器のメモリを有効に利用することが出来る。
ここで、前記管理機器は、更に、携帯型の端末機器から、前記提示情報の送信要求を受信する受信手段を備え、前記出力手段は、前記提示情報を、要求元の前記端末機器へ送信して出力するとしても良い。
【0069】
この構成によると、生成した提示情報を携帯型の端末機器へ出力するので、ユーザは管理機器が生成した提示情報を外出先などから利用することが出来る。
ここで、前記管理機器は、携帯型の端末機器であり、前記出力手段は、前記提示情報を出力してユーザに提示する提示部を備えるとしても良い。
この構成によると、当該管理機器は携帯型の端末機器であるので、ユーザは当該管理機器を保持していれば、必要に応じて提示情報を利用することが出来る。
【0070】
ここで、 前記対象物は、コンテンツであり、前記管理機器は、更に、前記コンテンツを再生する再生手段を備え、前記取得手段は、前記再生手段が前記コンテンツを再生する場合に、前記コンテンツを記録した記録媒体から、前記再生するコンテンツを識別するコンテンツ識別子を読み出して取得し、前記保持手段は、前記コンテンツ識別子を前記利用対象物識別子として保持するとしても良い。
【0071】
この構成によると、コンテンツを再生する際に、記録媒体からコンテンツ識別子を取得するので、ユーザは煩雑な操作をすることなく、コンテンツを再生するだけで、当該ユーザが利用した利用対象物識別子を記録することが出来る。
ここで、前記取得手段は、前記再生手段が前記コンテンツを再生する場合に、前記記録媒体から、前記コンテンツの属性を示す前記属性情報を取得し、前記保持手段は、取得した属性情報を、前記コンテンツ識別子と対応付けて保持するとしても良い。
【0072】
この構成によると、属性情報はメディアから取得するので、当該管理機器のみで利用対象物識別子を記録することが出来、他の装置と通信するなど他の処理を行うことなく実現できる。また、他の装置を設置する必要がないので、システムとしてのコストの増加を防ぐことも出来る。
ここで、前記管理機器は、更に、外部から、ユーザが利用した対象物を識別する利用対象物識別子の入力を受け付け、複数の対象物をそれぞれ識別する対象物識別子と各対象物の属性を示す属性情報とを対応付けて格納している他の機器から、前記利用対象物識別子と同一の対象物識別子に対応する属性情報を取得する取得手段を備えるとしてもよい。
【0073】
また、前記管理機器は、更に、ユーザが利用した対象物に付されている記録媒体から、前記対象物を識別する対象物識別子を読み取る読取手段を備え、前記保持手段は、前記読み取った対象物識別子を、前記利用対象物識別子として保持するとしても良い。
この構成によると、対象物が書籍や雑貨などであっても、対象物識別子の入力又は記録媒体から読み取りのみの操作で、当該ユーザが利用した利用対象物識別子を記録することが出来る。
【0074】
ここで、前記読取手段は、前記対象物に付されているRFIDタグから前記対象物識別子を読み取るとしても良い。
また、前記端末機器は、更に、RFIDタグから前記対象物識別子を読み取る読取手段を備え、前記取得手段は、前記受付手段が受け付ける対象物識別子の代わりに、前記読取手段が読み取った前記対象物識別子が含まれるか否かを要求して取得するとしても良い。
【0075】
この構成によると、RFIDタグから前記対象物識別子を読み取ることが出来るので、ユーザは、対象物識別子の入力などの操作を行わなくても、当該機器で読み取るだけで容易に提示情報を利用できる。
ここで、前記読取手段は、複数の前記対象物識別子を読み取り、前記取得手段は、前記複数の対象物識別子がそれぞれ前記利用対象物識別子に含まれるか否かを示す前記提示情報を要求して取得し、前記提示手段は、前記利用対象物識別子に含まれる対象物識別子と含まれない対象物識別子とを区別して提示するとしても良い。
【0076】
この構成によると、一度に複数の対象物について登録されているか否かを検索することが出来る。また、対象物の販売店などでは多くの商品が陳列されていることが多く、RFIDを利用する場合、対象物を一つ一つ取り出して対象物識別子を読み取らなくても、一度端末機器を操作して対象物識別子を読み取るだけで複数の対象物について検索することが出来る。
【0077】
ここで、前記読取手段は、前記対象物に付されている2次元コードから前記対象物識別子を読み取るとしても良い。
また、前記端末機器は、更に、2次元コードから前記対象物識別子を読み取る読取手段を備え、前記取得手段は、前記受付手段が受け付ける対象物識別子の代わりに、前記読取手段が読み取った前記対象物識別子が含まれるか否かを要求して取得するとしても良い。
【0078】
この構成によると、2次元コードから前記対象物識別子を読み取ることが出来るので、ユーザは、入力などの煩雑な操作を行わなくても、当該携帯端末装置で読み取るだけで提示情報を利用できる。
ここで、前記管理装置は、更に、複数の対象物をそれぞれ識別する対象物識別子と、各対象物の属性を示す属性情報とを対応付けて格納している他の機器から、前記読み取った利用対象物識別子と同一の対象物識別子に対応する属性情報を取得する取得手段を含み、前記保持手段は、前記取得した属性情報を前記利用対象物識別子と対応付けて保持するとしても良い。
【0079】
この構成によると、対象物の属性に係る情報も利用することが出来る。
ここで、前記管理機器は、更に、対象物を識別する対象物識別子を含む、前記提示情報の取得要求を受け付ける受付手段を備え、前記提示情報生成手段は、前記受付手段が受け付けた対象物識別子が前記利用対象物識別子に含まれるか否かを判断し、前記出力手段は、判断結果を前記提示情報として出力するとしても良い。
【0080】
また、前記受付手段は、対象物を識別する対象物識別子の入力を受け付け、前記取得手段は、入力された前記対象物識別子が、前記利用対象物識別子含まれるか否かを示す前記提示情報を、前記管理機器に要求して取得するとしても良い。
この構成によると、利用対象物識別子として記録されているか否かを判断して出力するので、ユーザは、対象物識別子に識別される対象物を記録したか否かを検索することが出来、前記対象物を購入したか、またレンタルしたかなどの判断に利用できる。
【0081】
ここで、前記受付手段は、複数の対象物識別子を含む前記取得要求を受け付け、前記提示情報生成手段は、前記受付手段が取得した複数の対象物識別子それぞれが、前記利用対象物識別子に含まれるか否かを判断し、前記出力手段は、前記複数の対象物識別子それぞれに対する判断結果を前記提示情報として出力するとしても良い。
また、前記受付手段は、複数の対象物識別子の入力を受け付け、前記取得手段は、それぞれの対象物識別子が、前記利用対象物識別子に含まれるか否かを示す前記提示情報を要求して取得し、前記提示手段は、前記提示情報を、前記利用対象物識別子に含まれる対象物識別子と、含まれない対象物識別子とを区別して提示するとしても良い。
【0082】
この構成によると、複数の対象物識別子の有無を出力するので、ユーザは、一度に複数の対象物が記録されているか否かを知ることが出来る。また、それぞれ区別して提示されるので、利便性を向上することが出来る。
ここで、前記保持手段は、更に、前記利用対象物識別子に識別される対象物の属性に従って分類した複数の項目から構成される属性情報を、前記利用対象物識別子と対応付けて保持し、前記管理装置は、更に、特定の項目を含む、前記提示情報の取得要求を受け付ける受付手段を備え、前記提示情報生成手段は、前記取得要求に含まれる前記特定の項目を含む属性情報と、対応する利用対象物識別子とから前記提示情報を生成するとしても良い。
【0083】
この構成によると、対象物の属性に基づく提示情報を利用できるので、例えば属性に基づいて対象物を検索する場合などに利用できる。
ここで、前記管理機器は、更に、第1パスワードの入力を受け付ける受付手段を備え、前記保持手段は、第2パスワードを保持し、前記提示情報生成手段は、前記受け付けた第1パスワードが前記第2パスワードと一致するか否かを判断し、一致する場合に、前記提示情報を生成するとしても良い。
【0084】
この構成によると、パスワードが一致した場合のみ提示情報を出力するので、パスワードを知らない他人による利用を防止できる。そのため、ユーザのプライバシーを保護することが出来る。
ここで、前記保持手段は、位置情報と、対象物の属性及び位置に依存する広告情報とを保持し、前記取得手段は、更に、ユーザに提示情報を提示する提示手段の現在位置を示す位置情報を取得し、前記提示情報生成手段は、前記利用者が利用した対象物の属性と前記取得した位置情報とに基づいて広告情報を抽出し、前記出力手段は、前記抽出した広告情報を前記提示情報として出力するとしても良い。
【0085】
この構成によると、提示手段を保持するユーザの位置情報と、これまでに利用した対象物の属性とに合わせて広告情報を送信することが出来るので、送信側としては効果的に広告でき、ユーザとしては、利用し易い情報を入手することが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0086】
映画や音楽などの著作物がデジタル化されたコンテンツやコンピュータプログラムなどのソフトウェアを提供するソフトウェア産業において、本発明は、経営的に、また反復的、継続的に使用することが出来る。また、本発明のライブラリ情報管理装置、メモリカードは、電器製品等の製造産業において、生産し、販売することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】ライブラリ情報管理システム100の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】再生装置200の構成を示すブロック図である。
【図3】モニタ251に表示される表示画面を表す図である。
【図4】ライブラリ情報管理装置300の構成を示すブロック図である。
【図5】コンテンツ一覧情報の構成を示す図である。
【図6】ライブラリ一覧情報の構成を示す図である。
【図7】ユーザ情報を示す図である。
【図8】携帯電話400の構成を示す図である。
【図9】携帯電話400の表示部406に表示される入力画面を示す図である。
【図10】再生装置200の登録処理の動作を示すフローチャートである。図11に続く。
【図11】再生装置200の登録処理の動作を示すフローチャートである。図10の続き。
【図12】ライブラリ情報管理装置300の動作を示すフローチャートである。図13に続く。
【図13】ライブラリ情報管理装置300の動作を示すフローチャートである。図12の続き。
【図14】携帯電話400の動作を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象物に係る情報を利用する情報提示システムであって、
ユーザに利用された対象物を特定する対象物識別子を保持している保持手段と、
前記対象物識別子に応じた提示情報を生成し、出力する提示情報生成手段と、
携帯可能な機器に備えられ、前記提示情報を取得して提示する提示手段と
を備えることを特徴とする情報提示システム。
【請求項2】
対象物に係る情報を管理する管理機器であって、
ユーザに利用された対象物を特定する利用対象物識別子を保持している保持手段と、
前記利用対象物識別子に応じた提示情報を生成する提示情報生成手段と、
前記提示情報を出力する出力手段と
を備えることを特徴とする。
【請求項3】
前記管理機器は、更に、
複数の対象物を識別する対象物識別子と、前記各対象物の属性を示す属性情報とを対応付けて構成される対象物情報を保持する対象物情報保持手段を備え、
前記提示情報生成手段は、前記対象物情報において、利用対象物識別子と同一の対象物識別子に対応する属性情報と、前記利用対象物識別子とに基づいて前記提示情報を生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項4】
前記提示情報生成手段は、前記対象物情報から、前記利用対象物識別子に対応する属性情報を抽出し、抽出した前記属性情報を、前記利用対象物識別子に対応付けたライブラリ情報を予め生成する
ことを特徴とする請求項3に記載の管理機器。
【請求項5】
前記管理機器は、更に、
携帯型の端末機器から、前記提示情報の送信要求を受信する受信手段を備え、
前記出力手段は、前記提示情報を、要求元の前記端末機器へ送信して出力する
ことを特徴とする請求項3に記載の管理機器。
【請求項6】
前記管理機器は、更に、
前記利用対象物識別子に識別される対象物の属性を示す属性情報を取得する取得手段と、
取得した前記属性情報と前記利用対象物識別子とを対応付けてライブラリ情報を生成するライブラリ情報生成手段とを備える
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項7】
前記取得手段は、複数の対象物を識別する対象物識別子と、各対象物の属性を示す属性情報とを対応付けて格納している他の機器から、前記利用対象物識別子と同一の対象物識別子と対応する前記属性情報を取得する
ことを特徴とする請求項6に記載の管理機器。
【請求項8】
前記管理機器は、更に、
携帯型の端末機器から、前記提示情報の送信要求を受信する受信手段を備え、
前記出力手段は、前記提示情報を、要求元の前記端末機器へ送信して出力する
ことを特徴とする請求項6に記載の管理機器。
【請求項9】
前記管理機器は、
携帯型の端末機器であり、
前記出力手段は、前記提示情報を出力してユーザに提示する提示部を備える
ことを特徴とする請求項6に記載の管理機器。
【請求項10】
前記対象物は、コンテンツであり、
前記管理機器は、更に、前記コンテンツを再生する再生手段を備え、
前記取得手段は、前記再生手段が前記コンテンツを再生する場合に、前記コンテンツを記録した記録媒体から、前記再生するコンテンツを識別するコンテンツ識別子を読み出して取得し、
前記保持手段は、前記コンテンツ識別子を前記利用対象物識別子として保持する
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項11】
前記取得手段は、前記再生手段が前記コンテンツを再生する場合に、前記記録媒体から、前記コンテンツの属性を示す前記属性情報を取得し、
前記保持手段は、取得した属性情報を、前記コンテンツ識別子と対応付けて保持する
ことを特徴とする請求項10に記載の管理機器。
【請求項12】
前記管理機器は、更に、
外部から、ユーザが利用した対象物を識別する利用対象物識別子の入力を受け付け、
複数の対象物をそれぞれ識別する対象物識別子と各対象物の属性を示す属性情報とを対応付けて格納している他の機器から、前記利用対象物識別子と同一の対象物識別子に対応する属性情報を取得する取得手段を備える
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項13】
前記管理機器は、更に、
ユーザが利用した対象物に付されている記録媒体から、前記対象物を識別する対象物識別子を読み取る読取手段を備え、
前記保持手段は、前記読み取った対象物識別子を、前記利用対象物識別子として保持する
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項14】
前記読取手段は、前記対象物に付されているRFIDタグから前記対象物識別子を読み取る
ことを特徴とする請求項13に記載の管理機器。
【請求項15】
前記読取手段は、前記対象物に付されている2次元コードから前記対象物識別子を読み取る
ことを特徴とする請求項13に記載の管理機器。
【請求項16】
前記管理装置は、更に、
複数の対象物をそれぞれ識別する対象物識別子と、各対象物の属性を示す属性情報とを対応付けて格納している他の機器から、前記読み取った利用対象物識別子と同一の対象物識別子に対応する属性情報を取得する取得手段を含み、
前記保持手段は、前記取得した属性情報を前記利用対象物識別子と対応付けて保持する
ことを特徴とする請求項13に記載の管理機器。
【請求項17】
前記管理機器は、更に、
対象物を識別する対象物識別子を含む、前記提示情報の取得要求を受け付ける受付手段を備え、
前記提示情報生成手段は、前記受付手段が受け付けた対象物識別子が前記利用対象物識別子に含まれるか否かを判断し、
前記出力手段は、判断結果を前記提示情報として出力する
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項18】
前記受付手段は、複数の対象物識別子を含む前記取得要求を受け付け、
前記提示情報生成手段は、前記受付手段が取得した複数の対象物識別子それぞれが、前記利用対象物識別子に含まれるか否かを判断し、
前記出力手段は、前記複数の対象物識別子それぞれに対する判断結果を前記提示情報として出力する
ことを特徴とする請求項17に記載の管理機器。
【請求項19】
前記保持手段は、更に、前記利用対象物識別子に識別される対象物の属性に従って分類した複数の項目から構成される属性情報を、前記利用対象物識別子と対応付けて保持し、
前記管理装置は、更に、
特定の項目を含む、前記提示情報の取得要求を受け付ける受付手段を備え、
前記提示情報生成手段は、前記取得要求に含まれる前記特定の項目を含む属性情報と、対応する利用対象物識別子とから前記提示情報を生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項20】
前記管理機器は、更に、
第1パスワードの入力を受け付ける受付手段を備え、
前記保持手段は、第2パスワードを保持し、
前記提示情報生成手段は、前記受け付けた第1パスワードが前記第2パスワードと一致するか否かを判断し、一致する場合に、前記提示情報を生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項21】
前記保持手段は、位置情報と、対象物の属性及び位置に依存する広告情報とを保持し、
前記取得手段は、更に、ユーザに提示情報を提示する提示手段の現在位置を示す位置情報を取得し、
前記提示情報生成手段は、前記利用者が利用した対象物の属性と前記取得した位置情報とに基づいて広告情報を抽出し、
前記出力手段は、前記抽出した広告情報を前記提示情報として出力する
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項22】
対象物に係る情報を利用する携帯型の端末機器であって、
外部からの入力を受け付ける受付手段と、
受け付けた入力に従って、ユーザが利用した対象物を識別する利用対象物識別子を保持する管理機器から、前記利用対象物識別子に応じて生成される提示情報を取得する取得手段と、
取得した前記提示情報を提示する提示手段と
を備えることを特徴とする端末機器。
【請求項23】
前記受付手段は、対象物を識別する対象物識別子の入力を受け付け、
前記取得手段は、入力された前記対象物識別子が、前記利用対象物識別子含まれるか否かを示す前記提示情報を、前記管理機器に要求して取得する
ことを特徴とする請求項22に記載の端末機器。
【請求項24】
前記受付手段は、複数の対象物識別子の入力を受け付け、
前記取得手段は、それぞれの対象物識別子が、前記利用対象物識別子に含まれるか否かを示す前記提示情報を要求して取得し、
前記提示手段は、前記提示情報を、前記利用対象物識別子に含まれる対象物識別子と、含まれない対象物識別子とを区別して提示する
ことを特徴とする請求項23に記載の端末機器。
【請求項25】
前記端末機器は、更に、
RFIDタグから前記対象物識別子を読み取る読取手段を備え、
前記取得手段は、前記受付手段が受け付ける対象物識別子の代わりに、前記読取手段が読み取った前記対象物識別子が含まれるか否かを要求して取得する
ことを特徴とする請求項23に記載の端末機器。
【請求項26】
前記読取手段は、複数の前記対象物識別子を読み取り、
前記取得手段は、前記複数の対象物識別子がそれぞれ前記利用対象物識別子に含まれるか否かを示す前記提示情報を要求して取得し、
前記提示手段は、前記利用対象物識別子に含まれる対象物識別子と含まれない対象物識別子とを区別して提示する
ことを特徴とする請求項25に記載の端末機器。
【請求項27】
前記端末機器は、更に、
2次元コードから前記対象物識別子を読み取る読取手段を備え、
前記取得手段は、前記受付手段が受け付ける対象物識別子の代わりに、前記読取手段が読み取った前記対象物識別子が含まれるか否かを要求して取得する
ことを特徴とする請求項23に記載の端末機器。
【請求項28】
前記受付手段は、対象物の属性を分類した特定の項目の入力を受け付け、
前記取得手段は、前記管理機器が保持する、前記利用対象物識別子に対応し、当該利用対象物識別子に識別される対象物を属性に従って分類した複数の項目からなる属性情報から、入力された前記特定の項目と同一の項目を含む属性情報と、対応する前記利用対象物識別子を抽出して生成された前記提示情報を、前記管理機器に要求して取得する
ことを特徴とする請求項23に記載の端末機器。
【請求項29】
対象物に係る情報を管理する管理機器で用いられる管理方法であって、
前記管理機器は、
ユーザに利用された対象物を特定する利用対象物識別子を保持しており、
前記管理方法は、
前記利用対象物識別子に応じた提示情報を生成する提示情報生成ステップと、
前記提示情報を出力する出力ステップと
を含むことを特徴とする管理方法。
【請求項30】
対象物に係る情報を管理する管理機器で用いられるコンピュータプログラムであって、
前記管理機器は、
ユーザに利用された対象物を特定する利用対象物識別子を保持しており、
前記コンピュータプログラムは、
前記利用対象物識別子に応じた提示情報を生成する提示情報生成ステップと、
前記提示情報を出力するステップと
を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項31】
対象物に係る情報を管理する管理機器で用いられるコンピュータプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記管理機器は、
ユーザに利用された対象物を特定する利用対象物識別子を保持しており、
前記コンピュータプログラムは、
前記利用対象物識別子に応じた提示情報を生成する提示情報生成ステップと、
前記提示情報を出力するステップと
を含むことを特徴とする記録媒体。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用機器、管理機器及び可搬型の端末機器から構成され、対象物に係る情報を利用する情報提示システムであって、
前記利用機器は、
対象物を利用し、利用した対象物を識別する対象物識別子を前記管理機器へ送信し、
前記管理機器は、
前記対象物識別子を受信して保持し、
前記端末機器からの要求に応じて、保持している対象物識別子に応じた提示情報を生成し、出力し、
前記端末機器は、
前記提示情報を要求し、前記管理機器から取得して提示する
ことを特徴とする情報提示システム。
【請求項2】
利用機器、及び端末機器と共に情報提示システムを構成し、対象物に係る情報を管理する管理機器であって、
対象物を利用する利用装置から、利用した対象物を識別する対象物識別子を受信する受信手段と、
受信した対象物識別子を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている対象物識別子に基づき、前記端末機器からの要求に応じた提示情報を生成する提示情報生成手段と、
前記提示情報を前記端末機器へ出力する出力手段と
を備えることを特徴とする管理機器。
【請求項3】
前記管理機器は、更に、
複数の対象物をそれぞれ識別する各対象物識別子に、各対象物の属性を示す属性情報を対応付けて保持する属性情報保持手段を備え、
前記提示情報生成手段は、属性情報保持手段が保持する属性情報のうち、前記受信した対象物識別子に対応する属性情報と、受信した対象物識別子とから前記提示情報を生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項4】
前記管理機器は、更に、
前記属性情報保持手段が保持する属性情報から、前記受信した対象物識別子に対応する属性情報を抽出する抽出手段を備え、
前記記憶手段は、更に、前記受信した対象物識別子に対応付けて、抽出された属性情報を記憶する
ことを特徴とする請求項3に記載の管理機器。
【請求項5】
前記属性情報は、複数の項目に分類されており、
前記端末機器からの前記要求は、特定の項目を含み、
前記提示情報は、前記特定の項目を含む属性情報と、その属性情報が対応する対象物識別子とから生成される
ことを特徴とする請求項4に記載の管理機器。
【請求項6】
前記受信手段は、更に、前記対象物識別子の受信と共に、前記対象物を利用したユーザを識別するユーザ識別子を受信し、
前記記憶手段は、前記受信した対象物識別子を記憶する場合に、受信したユーザ識別子と対応付けて記憶し、
前記端末機器からの要求は、特定のユーザ識別子を含み、
前記提示情報は、前記特定のユーザ識別子に対応付けて記憶されている対象物識別子に応じて生成される
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項7】
前記管理機器は、更に、
前記受信した対象物識別子に識別される対象物の属性を示す属性情報を、他の機器から取得する属性情報取得手段を備え、
前記記憶手段は、更に、前記受信した対象物識別子に対応付けて、取得した属性情報を記憶する
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項8】
前記管理機器は、
前記利用機器及び前記端末機器にそれぞれ接続可能な可搬型の記録媒体であり、
前記受信手段は、前記利用機器に接続された場合に、前記対象物識別子を受信し、
前記出力手段は、前記端末機器に接続された場合に、前記提示情報を出力する
ことを特徴とする請求項7に記載の管理機器。
【請求項9】
前記管理機器において、
前記属性情報は、複数の項目に分類されており、
前記端末機器からの要求は、特定の項目を含み、
前記提示情報は、前記特定の項目を含む属性情報と、その属性情報が対応する対象物識別子とから生成される
ことを特徴とする請求項7に記載の管理機器。
【請求項10】
前記管理機器は、更に、
前記提示情報の取得要求を受け付ける要求受付手段を備え、前記取得要求は、特定の対象物識別子を含み、
前記提示情報は、前記取得要求に含まれる特定の対象物識別子が、前記記憶手段に記憶されているか否かを示す
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項11】
前記取得要求は、複数の対象物識別子を含み、
前記提示情報は、前記取得要求に含まれる複数の対象物識別子のそれぞれが、前記記憶手段に記憶されているか否かを示す
ことを特徴とする請求項10に記載の管理機器。
【請求項12】
前記管理機器は、更に、
第1パスワードを保持するパスワード保持手段と、
前記端末機器から第2パスワードを受信するパスワード受信手段とを備え、
前記提示情報生成手段は、更に、
受信した第2パスワードが前記第1パスワードと一致するか否かを判断し、一致する場合に、前記提示情報を生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項13】
前記管理機器は、更に、
位置情報と、対象物の属性及び位置に依存する広告情報とを保持する情報保持手段と、
複数の対象物識別子と、それらの対象物の属性を示す属性情報とを対応付けて保持する属性情報保持手段と、
前記端末機器の現在位置を示す位置情報を取得する位置情報取得手段とを備え、
前記提示情報生成手段は、前記受信した対象物識別子が対応する属性と、取得した位置情報とに依存して広告情報を抽出し、抽出した広告情報を前記提示情報とする
ことを特徴とする請求項2に記載の管理機器。
【請求項14】
可搬型の端末機器と共に情報提示システムを構成し、対象物に係る情報を管理する管理機器であって、
対象物を利用する利用手段と、
利用した対象物を識別する対象物識別子を取得する取得手段と、
取得した対象物識別子を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶されている対象物識別子に基づいて、前記端末機器からの要求に応じた提示情報を生成する提示情報生成手段と、
前記提示情報を前記端末機器へ出力する出力手段と
を備えることを特徴とする管理機器。
【請求項15】
前記対象物は、デジタルコンテンツであり、
前記利用手段による利用は、前記デジタルコンテンツの再生であり、
前記デジタルコンテンツ及び前記対象物識別子は、可搬型の記録媒体に記録されており、当該記録媒体には、更に、前記デジタルコンテンツの属性を示す属性情報が記録されており、
前記取得手段は、更に、
前記記録媒体から前記属性情報を取得し、
前記記憶手段は、更に、
前記取得した対象物識別子に対応付けて、取得した前記属性情報を記憶し、
前記提示情報生成手段は、前記記憶手段に記憶されている対象物識別子と、更に、当該対象物識別子に対応付けられて記憶されている前記属性情報とに基づいて前記提示情報を生成する
ことを特徴とする請求項14に記載の管理機器。
【請求項16】
前記対象物識別子は、利用された対象物に付された記録媒体に記録されており、
前記取得手段は、前記記録媒体から読み取ることによって前記対象物識別子を取得する
ことを特徴とする請求項14に記載の管理機器。
【請求項17】
前記管理機器は、更に、
前記取得した対象物識別子に識別される対象物の属性を示す属性情報を、他の機器から取得する属性情報取得手段を備え、
前記記憶手段は、更に、前記対象物識別子に対応付けて、取得した属性情報を記憶する
ことを特徴とする請求項16に記載の管理機器。
【請求項18】
管理機器及び端末機器と共に情報提示システムを構成する利用機器であって、
対象物を利用する利用手段と、
利用した対象物を識別する対象物識別子を取得する取得手段と、
取得した対象物識別子を前記管理機器へ出力する送信手段とを備え、
前記管理機器は、前記出力された対象物識別子を受け取って記憶し、記憶している対象物識別子に基づいて、前記端末機器からの要求に応じた提示情報を生成し、
前記端末機器は、前記管理機器に前記提示情報の取得を要求し、前記提示情報を取得すると、ユーザに提示する
ことを特徴とする利用機器。
【請求項19】
前記送信手段は、前記取得した対象物識別子を、ユーザを識別するユーザ識別子と共に出力し、
前記管理機器は、複数のユーザ識別子に、各ユーザが利用した対象物を識別する対象物識別子を対応付けて保持し、出力された前記対象物識別子及びユーザ識別子を受け取り、受け取ったユーザ識別子に対応付けて受け取った対象物識別子を記憶し、
前記端末機器からの要求に含まれる特定のユーザ識別子に対応する対象物識別子に応じた前記提示情報を生成する
ことを特徴とする請求項18に記載の利用機器。
【請求項20】
前記取得手段は、当該利用機器のユーザからの入力を受け付けることによって前記対象物識別子を取得する
ことを特徴とする請求項18に記載の利用機器。
【請求項21】
前記対象物識別子は、記録媒体に記録されており、
前記取得手段は、前記記録媒体から、前記対象物識別子を読み取ることによって前記対象物識別子を取得する
ことを特徴とする請求項18に記載の利用機器。
【請求項22】
前記記録媒体は、RFIDタグである
ことを特徴とする請求項21に記載の利用機器。
【請求項23】
前記記録媒体は、二次元コードである
ことを特徴とする請求項21に記載の利用機器。
【請求項24】
対象物を利用する利用機器、対象物に係る情報を管理する管理機器と共に、情報提示システムを構成する可搬型の端末機器であって、
外部からの入力を受け付ける入力受付手段と、
受け付けた入力に従って、前記利用機器で利用された対象物を識別する対象物識別子を記憶する管理機器から、前記対象物識別子に応じて生成される提示情報を取得する提示情報取得手段と、
取得した前記提示情報を提示する提示手段と
を備えることを特徴とする端末機器。
【請求項25】
前記端末機器は、更に、
特定の対象物を識別する特定対象物識別子を取得する識別子取得手段を備え、
前記提示情報取得手段は、入力された前記特定対象物識別子が、前記管理機器に記憶されているか否かを示す前記提示情報を、前記管理機器に要求して取得する
ことを特徴とする請求項24に記載の端末機器。
【請求項26】
前記入力受付手段は、更に、複数の対象物識別子の入力を受け付け、
前記提示情報取得手段は、更に、それぞれの対象物識別子が前記管理機器に保持されているか否かを示す前記提示情報を要求して取得し、
前記提示手段は、更に、前記提示情報を、保持されている対象物識別子と、保持されていない対象物識別子とを区別して提示する
ことを特徴とする請求項25に記載の端末機器。
【請求項27】
前記特定の対象物識別子は、前記特定の対象物に付されているRFIDタグに記録されており、
前記識別子取得手段は、前記特定の対象物識別子を、前記RFIDタグから読み取ることによって取得する
ことを特徴とする請求項25に記載に端末機器。
【請求項28】
前記識別子取得手段は、複数のRFIDタグから複数の特定対象物識別子を読み取る機能を備え、
前記提示情報取得手段は、前記複数の対象物識別子がそれぞれ前記管理機器に記憶されているか否かを示す前記提示情報を要求して取得し、
前記提示手段は、前記管理機器に記憶されている対象物識別子と記憶されていない対象物識別子とを区別して提示する
ことを特徴とする請求項27に記載の端末機器。
【請求項29】
前記特定の対象物識別子は、前記特定の対象物に付されている二次元コードに記録されており、
前記識別子取得手段は、前記特定対象物識別子を、前記二次元コードから読み取ることによって取得する
ことを特徴とする請求項25に記載の端末機器。
【請求項30】
前記入力受付手段は、対象物の属性を分類した特定の項目の入力を受け付け、
前記提示情報取得手段は、前記特定の項目を、前記管理機器へ送信して前記提示情報を要求し、
前記管理機器は、複数の対象物の属性を示す複数の項目を、前記対象物を識別する対象物識別子と対応付けた属性情報を保持し、
前記提示情報は、前記利用された対象物の対象物識別子と対応し、前記特定の項目を含む属性情報に基づいて生成される
ことを特徴とする請求項24に記載の端末機器。
【請求項31】
前記管理機器は、複数のユーザをそれぞれ識別するユーザ識別子と、各ユーザが利用した対象物を識別する対象物識別子とを対応付けて記憶し、
前記提示情報取得手段は、特定のユーザを識別する特定のユーザ識別子を前記管理機器に送信し、前記特定のユーザ識別子に対応付けられている対象物識別子に応じた前記提示情報として取得する
ことを特徴とする請求項24に記載の端末機器。
【請求項32】
利用機器、及び端末機器と共に情報提示システムを構成し、対象物に係る情報を管理する管理機器で用いられる管理方法であって、
受信手段により、対象物を利用する利用装置から、利用した対象物を識別する対象物識別子を受信する受信ステップと、
記憶手段により、受信した対象物識別子が記憶される記憶ステップと、
提示情報生成手段により、前記記憶手段に記憶されている対象物識別子に基づき、前記端末機器からの要求に応じた提示情報を生成する提示情報生成ステップと、
出力手段により、前記提示情報を前記端末機器へ出力する出力ステップと
を含むことを特徴とする管理方法。
【請求項33】
利用機器、及び端末機器と共に情報提示システムを構成し、対象物に係る情報を管理する管理機器で用いられる管理プログラムであって、
受信手段により、対象物を利用する利用装置から、利用した対象物を識別する対象物識別子を受信する受信ステップと、
記憶手段により、受信した対象物識別子が記憶される記憶ステップと、
提示情報生成手段により、前記記憶手段に記憶されている対象物識別子に基づき、前記端末機器からの要求に応じた提示情報を生成する提示情報生成ステップと、
出力手段により前記提示情報を前記端末機器へ出力する出力ステップと
を含むことを特徴とする管理プログラム。
【請求項34】
利用機器、及び端末機器と共に情報提示システムを構成し、対象物に係る情報を管理する管理機器で用いられる管理プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記管理プログラムは、
受信手段により、対象物を利用する利用装置から、利用した対象物を識別する対象物識別子を受信する受信ステップと、
前記管理機器の記憶手段により、受信した対象物識別子が記憶される記憶ステップと、
提示情報生成手段により、前記記憶手段に記憶されている対象物識別子に基づき、前記端末機器からの要求に応じた提示情報を生成する提示情報生成ステップと、
出力手段により、前記提示情報を前記端末機器へ出力する出力ステップと
を含むことを特徴とする記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公表番号】特表2006−526838(P2006−526838A)
【公表日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−508499(P2006−508499)
【出願日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【国際出願番号】PCT/JP2004/008085
【国際公開番号】WO2004/109553
【国際公開日】平成16年12月16日(2004.12.16)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】