説明

情報検索装置、情報検索方法、および情報検索プログラム

【課題】テキストを含む情報の見出し語となっているテキストを、タッチパネルを利用して容易に検索することができる情報検索装置を提供する。
【解決手段】端末装置では、検索キーとする文字を決定するために、タッチパネルへのタッチ状態が継続している場合に、第1方向に指定候補とする文字列を提示する検索バーを表示して(#5)、その中からの指定を受け付ける第1モード(#6)と、第2方向に検索バーを表示して(#3)、その中からの指定を受け付ける第2モード(#4)とを繰り返し、各モードで指定された文字を指定順に並べて、検索キーとする文字列として決定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は情報検索装置、情報検索方法、および情報検索プログラムに関し、特に、タッチパネルからの入力に基づいてテキストを含む情報を検索する情報検索装置、情報検索方法、および情報検索プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
テキストを含む情報を検索する方法として、たとえば、特開2011−114515号公報(以下、特許文献1)は、電話帳データの検索キーを特定する方法として、「あ」、「か」、「さ」、…「わ」の、50音の各行に対応するタブを一列に配置し、いずれかのタブのタッチを受け付けると、タッチされた行の後続の文字をプルダウン表示して、その中から文字へドラッグして指を離す(タッチアップ)操作を受け付ける方法を開示している。
【0003】
また、特開2008−59392号公報(以下、特許文献2)は、辞書の見出し語の検索方法として、検索文字入力エリアに入力された文字と前方一致検索された見出しを表示し、さらに、検索頻度の高い見出し語から順に表示する方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2011−114515号公報
【特許文献2】特開2008−59392号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、検索キーとする文字を特定するために、タブへタッチする操作と、プルダウン表示された文字へドラッグしてタッチアップする操作との、2回以上の操作が必要となり、操作が煩雑である、という問題がある。
【0006】
また、特許文献1に開示された方法では、検索キーとして特定された1文字を用いた検索のみでは、電話帳データに多くのデータが登録されている場合に対象が絞りきれない、という問題もある。
【0007】
さらに、特許文献2に開示された方法では、検索ボックスを選択してキーボードを起動した上で文字入力、という一連の操作が必要になり、操作が煩雑、という問題がある。
【0008】
また、特許文献2に開示された方法では、画面が切り替わったり、検索ボックスの表示に伴ってデータ表示欄が縮小されたりするため、画面操作がし難い、という問題もある。
【0009】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、テキストを含む情報の見出し語となっているテキストを容易に検索することができる情報検索装置、情報検索方法、および情報検索プログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、テキストを含む情報の見出し語となっているテキストを検索するための情報検索装置であって、テキストを含む情報を記憶するためのメモリと、タッチパネルと、タッチパネルからの入力に従って検索キーとする文字を決定する処理を実行し、検索キーを用いてテキストを含む情報に対して検索処理を行ない、検索結果をタッチパネルに表示する処理を実行するための処理手段とを備える。処理手段は、検索キーとする文字を決定する処理において、タッチパネルへのタッチ状態が継続している場合に、第1方向に指定候補とする文字列を提示する検索バーを表示してその中からの指定を受け付ける第1モードと、第2方向に検索バーを表示してその中からの指定を受け付ける第2モードとを繰り返し、各モードで指定された文字を指定順に並べて、検索キーとする文字列として決定する。
【0011】
好ましくは、処理手段は、第1モードおよび第2モードの一方のモードにおいて、タッチ位置が、直前の他方のモードで指定された位置から一方のモードでの検索バーの表示方向に移動し、かつ、その後に予め規定された時間、タッチ位置が固定された場合に、表示された検索バー上の固定されたタッチ位置に対応する文字を一方のモードで指定された文字と特定し、一方のモードを他方のモードに切り替える。
【0012】
より好ましくは、処理手段は、予め規定された時間、タッチ位置が固定され、かつ、タッチ位置が他方のモードでの検索バーの表示方向に移動を開始した場合に、表示された当該一方のモードでの検索バー上の固定されたタッチ位置に対応する文字を当該一方のモードで指定された文字と特定して当該一方のモードを他方のモードに切り替える。
【0013】
好ましくは、処理手段は、検索キーとする文字を決定するたびに、タッチパネルへのタッチ状態が開始されてから決定された文字をその順に並べた文字列を用いて検索処理を実行し、その検索結果を表示する。
【0014】
より好ましくは、処理手段は、第1モードおよび第2モードのうちの一方のモードにおいて、直前の他方のモードで決定された文字までの文字列を用いた検索処理の検索結果をタッチパネルに表示し、その表示に重ねて検索バーを表示する。
【0015】
好ましくは、第1方向と第2方向とは直交する方向である。
好ましくは、第1方向はタッチパネルの表面を含む平面上の点を中心とする円周方向または略円周方向であり、第2方向は、中心と円周方向に表示された検索バー上の直前の第1モードで決定された文字に対応した位置とを結ぶ半径方向である。
【0016】
本発明の他の局面に従うと、情報検索方法は、タッチパネルを有する情報検索装置で、テキストを含む情報の見出し語となっているテキストを検索する方法であって、検索キーとする文字を決定するモードとして、タッチパネルへのタッチ状態が継続している場合に、第1方向に指定候補とする文字列を提示する検索バーを表示してその中からの指定を受け付ける第1モードと、第2方向に検索バーを表示してその中からの指定を受け付ける第2モードとを繰り返し、各モードで指定された文字を指定順に並べて、検索キーとする文字列として決定するステップと、決定された文字列を用いてテキストを含む情報に対して検索処理を行ない、検索結果をタッチパネルに表示するステップとを備える。
【0017】
本発明のさらに他の局面に従うと、情報検索プログラムは、タッチパネルを有する情報検索装置に、テキストを含む情報の見出し語となっているテキストを検索する処理を実行させるためのプログラムであって、検索キーとする文字を決定するモードとして、タッチパネルへのタッチ状態が継続している場合に、第1方向に指定候補とする文字列を提示する検索バーを表示してその中からの指定を受け付ける第1モードと、第2方向に検索バーを表示してその中からの指定を受け付ける第2モードとを繰り返し、各モードで指定された文字を指定順に並べて、検索キーとする文字列として決定するステップと、決定された文字列を用いてテキストを含む情報に対して検索処理を行ない、検索結果をタッチパネルに表示するステップとを情報検索装置に実行させる。
【発明の効果】
【0018】
この発明によると、テキストを含む情報の見出し語となっているテキストを容易に検索することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】実施の形態にかかる検索装置としての携帯端末の構成の具体例を示す図である。
【図2】携帯端末での検索動作の流れを表わす図である。
【図3】検索時の表示画面の具体例を示す図である。
【図4】検索時の表示画面の具体例を示す図である。
【図5】検索時の表示画面の具体例を示す図である。
【図6】検索時の表示画面の具体例を示す図である。
【図7】検索時の表示画面の具体例を示す図である。
【図8】携帯端末の機能構成の具体例を示す図である。
【図9】携帯端末での動作の流れを表わすフローチャートである。
【図10】携帯端末での動作の流れを表わすフローチャートである。
【図11】検索バーの表示方向の他の例を示す図である。
【図12】検索バーの表示方向の他の例を示す図である。
【図13】検索バーの表示方向の他の例を示す図である。
【図14】第1の変形例にかかる携帯端末での動作の流れの一部を表わすフローチャートである。
【図15】検索バーでの表示順の他の具体例を表わす図である。
【図16】検索バーでの表示順の他の具体例を表わす図である。
【図17】第3の変形例にかかる携帯端末での動作の流れを表わすフローチャートである。
【図18】第3の変形例にかかる携帯端末での動作の流れを表わすフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
【0021】
<装置構成>
図1は、本実施の形態にかかる検索装置としての携帯端末100の構成の具体例を示す図である。携帯端末100としては、タッチパネルを有する携帯型の装置であればよく、たとえば、タッチパネルを有する携帯電話機や書籍表示装置や電子辞書や小型PC(パーソナルコンピュータ)などが該当する。
【0022】
図1を参照して、携帯端末100は、全体を制御するための演算装置であるCPU(Central Processing Unit)10、CPU10で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11、およびCPU10でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)12を有した制御部13と、メモリ等で構成される記憶部14と、制御部によって制御された内容を表示するための表示部15、およびユーザからの入力を受け付けるための入力部16を有したタッチパネル17とを含む。
【0023】
記憶部14には、テキストの見出し語を有したテキストを含む情報として、電話帳データを記憶するための電話帳データベース141や、辞書データを記憶するための辞書データベース142が含まれる。なお、ここでのテキストには、文字の他、数字や記号なども含まれる。また、この文字の言語も特定の言語に限定されないし、単一の言語でなくてもよい。
【0024】
タッチパネル17は、液晶表示装置などの表示装置と光学式タッチパネルや静電容量タッチパネルなどの位置指示装置とが重なって構成され、操作画面を表示して、その操作画面上の指示位置を特定する。CPU10は予め記憶されている画面表示をさせるためのデータに基づいてタッチパネルに操作画面を表示させる。
【0025】
<動作概要>
図2は、携帯端末100で、記憶部14に記憶されている電話帳データや辞書データなどのテキストを含む情報のテキストで構成された見出し語を検索する際の、検索動作の流れを表わす図である。また、図3〜図7は、検索時の表示画面の具体例を示す図である。これらの図を用いて、携帯端末100での検索時の制御について説明する。ここでは、具体例として、電話帳データベース141に記憶されている電話帳データの一覧を表示し、見出しである名前の文字を指定して電話帳データを検索する検索動作を例にとって説明する。たとえば、辞書データであっても同様である。
【0026】
図2を参照して、初めに、検索動作が開始すると、初期画面として、電話帳データの一覧の表示に重ねて、第1方向に検索バーが表示される(#1)。図3は、初期画面の具体例を示す図である。図3では、一例として、第1方向をY方向、後述する第2方向をX方向とし、上から下にA〜Zの順、また、左から右にA〜Zの順に表示される例が示されている。この方向、表示される文字の順、および表示される文字の内容(アルファベット、日本語等)は図3の例に限定されない。
【0027】
さらに、図3の例では、初期画面の端(図3では右端)に検索バーが表示されるものとしているが、表示位置は図3に例示された位置に限定されない。たとえば、最終のタッチ位置にY方向に表示されてもよい。
【0028】
なお、以降の説明において、第1方向に検索バーを表示して当該検索バーに基づいて検索キーとする文字を指定するモードを第1モード、後述するように、第2方向に検索バーを表示して当該検索バーに基づいて検索キーとする文字を指定するモードを第2モードとも称する。
【0029】
検索キーとして1文字目を指定するために、初期画面に表示された検索バー上の1文字目とする文字の位置で所定時間ホールド(指をタッチパネル17から離さずにタッチ状態を維持)する(#2)。
【0030】
所定時間、ホールドされたことが検出されると、その文字が検索キーの1文字目として決定され、第2モードに移行する。第2モードとして、表示画面が初期画面から第2画面に遷移する(#3)。
【0031】
図4は、初期画面の検索バー上で所定時間ホールドされた場合の表示画面の具体例を表わしている。この例では、検索バーの文字「K」の上でホールドされた例が示されている。所定時間、文字「K」の位置でホールドされたことが検知されると、検索キーの1文字目として文字「K」が指定されたものとして、文字「K」を検索キーとして見出し語が検索され、電話帳データの一覧が「K」から始まる電話帳データから表示されるものに遷移する。このとき、図4に表わされたように決定された文字を報知するようにしてもよい。
【0032】
図5は、第2画面の具体例を示す図である。図5を参照して、第2モードである第2画面では、上記#4で表示された(文字「K」から始まる)電話帳データの一覧の表示に重ねて、第2方向に検索バーが表示される。このとき、図5に表わされたように、前の画面に表示されていた検索バーの表示がなくなってもよいし、そのまま残っていてもよい。以降の例では、先の画面での検索バーは、次の画面に切り替わる際に表示されなくなるものとする。このようにすることで、表示をシンプルにでき、操作性を高めることもできる。または、1つ前の画面の検索バーのみ表示を残すようにしてもよい。このようにすることで、先に指定した文字を確認しつつ次の文字が指定できるため、操作が容易になる場合もある。以降の例でも同様である。
【0033】
図5の例では、第2画面の端(図5では下端)に検索バーが表示されるものとしているが、表示位置は図5に例示された位置に限定されない。たとえば、第2画面の他の例として図6に示されたように、初期画面においてホールドされた文字「K」の位置にX方向に表示されてもよい。
【0034】
検索キーとして2文字目を指定するために、初期画面でのタッチを解除せずに、ホールドされた位置から第2方向または略第2方向にスライドし、2文字目とする文字に相当する位置で所定時間ホールドする(#4)。
【0035】
所定時間、ホールドされたことが検出されると、その文字が検索キーの2文字目として決定され、第1モードに移行する。第1モードとして、表示画面が第2画面から第3画面に遷移する(#5)。
【0036】
図5では、第2方向であるX方向にスライドされた後に所定時間ホールドされた場合の表示画面の具体例を表わしている。この例では、1文字目に指定された文字「K」の位置から左方向(X方向)にスライドし、文字「I」に相当する位置(または文字「I」の上)でホールドされた例が示されている。所定時間、文字「I」の位置でホールドされたことが検知されると、検索キーの2文字目として文字「I」が指定されたものとして、文字列「KI」を検索キーとして見出し語が検索され、電話帳データの一覧が「KI」から始まる電話帳データから表示されるものに遷移する。
【0037】
図7は、第3画面の具体例を示す図である。図6を参照して、第1モードである第3画面では、上記#4で表示された(文字列「KI」から始まる)電話帳データの一覧の表示に重ねて、第1の方向に検索バーが表示される。図7の例では、初期画面と同様に第3画面の端(図7では右端)に検索バーが表示されるものとしているが、他の例として、第2画面においてホールドされた文字「I」の位置にX方向に表示されてもよい。
【0038】
検索キーとして3文字目を指定するために、第2画面でのタッチを解除せずに、ホールドされた位置から第1方向または略第1方向にスライドし、3文字目とする文字に相当する位置で所定時間ホールドする(#6)。
【0039】
図7では、第1方向であるY方向にスライドされた後に所定時間ホールドされた場合の表示画面の具体例を表わしている。この例では、2文字目に指定された文字「I」の位置から下方向(Y方向)にスライドし、文字「M」に相当する位置(または文字「M」の上)でホールドされた例が示されている。所定時間、文字「M」の位置でホールドされたことが検知されると、検索キーの3文字目として文字「M」が指定されたものとして、文字列「KIM」を検索キーとして見出し語が検索され、電話帳データの一覧が「KIM」から始まる電話帳データから表示されるものに遷移する。
【0040】
以降、同様に、第1モードと第2モードとが交互に入れ替わり、それによって、第1方向と第2方向と交互に検索バーが表示される。各モードでスライドの後、タッチが解除されないまま所定時間のホールドが検知されるごとに、その位置に相当する文字が検索キーに追加され、他方のモードに切り替わる。
【0041】
タッチが解除されたり、第1方向(または略第1方向)または第2方向(または略第2方向)とは異なる方向へのスライドが検知されたりした場合に、モードの移行がなされず、検索キーとしての文字の指定が終了する。
【0042】
<機能構成>
図8は、携帯端末100で上記の検索動作を行なうための機能構成の具体例を示す図である。図8に表わされた各機能は、携帯端末100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムを読み出してRAM12上に展開して実行することによって、主に、CPU10上に形成されるものである。しかしながら、少なくとも一部が電気回路などのハードウェア構成によって実現されてもよい。
【0043】
図8を参照して、携帯端末100のCPU10は、タッチパネル17からタッチ位置を表わした操作信号の入力を受け付けるための入力部101と、操作信号に基づいて検索キーとする文字を決定するための文字決定部102と、決定された文字を決定された順に記憶するための文字記憶部103と、操作信号に基づいて上記の第1モードまたは第2モードを決定するためのモード決定部104と、現在のモードを記憶しておくためのモード記憶部105と、検索キーを用いて記憶部14に記憶されるデータを検索するための検索部106と、モードに応じた検索バーの表示や、検索部106での検索に応じた表示をタッチパネル17にさせるための表示処理部107とを含む。
【0044】
文字決定部102は、モード記憶部105に記憶されている現在のモードを参照して、操作信号で表わされるタッチ操作が、初期画面の場合には検索キー上の1箇所でタッチ位置が所定時間ホールドされたと検知すると、初期画面より後の画面の場合には、先に検索キーとする文字が決定されたタッチ位置からタッチが解消されずに現在のモードに応じた方向へタッチ位置がスライドした後、1箇所でタッチ位置が所定時間ホールドされたと検知すると、ホールドされた位置と現在のモードとに基づいて指定された文字を特定し、その文字を検索キーとする文字と決定する。
【0045】
決定された文字は文字記憶部103に渡され、文字記憶部103において決定された順に記憶される。2文字以上が順に決定された場合には、文字記憶部103に記憶された文字群およびその順によって、検索キーとする文字列(テキスト)が特定される。検索部106は、このテキストを用いて検索を行ない、その結果を表示処理部107に入力する。
【0046】
モード決定部104は、文字決定部102で文字が決定される際と同じ条件、すなわち、操作信号で表わされるタッチ操作が、先に検索キーとする文字が決定されたタッチ位置からタッチが解消されずに現在のモードに応じた方向へタッチ位置がスライドした後、1箇所でタッチ位置が所定時間ホールドされたと検知すると、モードを、現在のモードから他方のモードに切り替えると決定し、決定されたモードでモード記憶部105に記憶される現在のモードを更新する。また、決定されたモードを表示処理部107に入力する。
【0047】
表示処理部107は、検索部106での検索結果を表示する。さらに、表示処理部107は、その表示に対して、決定されたモードに従って検索バーを重ねて表示する。すなわち、第1モードと決定された場合には第1方向の検索バーを表示し、第2モードと決定された場合には第2方向の検索バーを表示する。
【0048】
<動作フロー>
図9および図10は、携帯端末100での動作の流れを表わすフローチャートである。図9および図10のフローチャートに表わされる動作は、携帯端末100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムを読み出してRAM12上に展開して実行し、図8に表わされた各機能を発揮させることによって実現される。
【0049】
図9を参照して、検索動作を開始すると、ステップS101でCPU10は、図3の初期画面を表示する。
【0050】
その初期画面に表示された検索バー上で予め規定された所定時間タッチがホールドされたことが検出されると(ステップS103でYES)、ステップS105でCPU10は、検索に用いる文字列の先頭から順にナンバリングする番号Nを1とし、検索モードMを上記第1モードとする。そして、ステップS107でCPU10は、ホールドされた位置に対応した検索バー上の文字を、第N番目(ここでは1番目)の検索文字列の文字と決定し、ステップS109で、その検索文字列を用いて検索を行なってその結果を表示する。
【0051】
ここでは、1文字目が初期画面の検索バー上で指定されて決定されるため、その文字のみを用いてデータを検索し、その結果を表示する。
【0052】
上記ステップS107で文字が決定されると、ステップS111でCPU10は、検索モードM用の検索バーの表示を画面上から除く。ここでは、初期画面上のY方向に表示された検索バーの表示を表示画面上からなくす。
【0053】
そして、ステップS113でCPU10は、番号Nをインクリメントし、検索モードMを現在設定されているモードの他方のモードとする。上記ステップS107で第1文字目が決定された場合には、ステップS113では、番号Nを2とし、検索モードを第1モードの他方の第2モードとする。
【0054】
次に図10を参照して、ステップS115でCPU10は、上記ステップS113で設定された検索モードMに対応する方向に検索バーを表示する。上記ステップS113で検索モードMとして第2モードが設定された場合には、第2モードに対応した方向としてX方向に検索バーを表示する。
【0055】
そして、タッチ状態が維持されたまま当該方向にスライドされ、その後に、予め規定された所定時間ホールドされたことが検出されると(ステップS117でYES)、CPU10は、処理を上記ステップS107に戻し、以降の処理を繰り返す。
【0056】
つまり、ホールドされた位置に対応したそのモードで表示された検索バー上の文字を第N番目の文字と決定して(ステップS107)、第1〜第N番目の文字でなる文字列で検索を実行してその結果を表示する(ステップS109)。
【0057】
以降、この動作が繰り返されることで、第1モード、第2モード交互に検索モードが切り替わりながら、順に検索文字列が決定される。
【0058】
一方、タッチ状態が解消されたり、検索モードMに対応した方向とは異なる方向へのスライドが検出されたりした場合には(ステップS119でYES)、ステップS121でCPU10は表示画面から検索バーの表示を除き、一連の検索動作を終了する。これにより、表示画面には、これまでの動作で決定された文字列を用いた検索結果が表示されることになる。
【0059】
<実施の形態の効果>
携帯端末100において以上の動作がなされることで、ユーザは、タッチパネル17にいったん指をタッチさせると、そのタッチ状態を維持して第1方向、第2方向に順にスライド、ホールドを繰り返すことで、1回の操作で1文字ずつ順に検索文字列を指定することができる。つまり、1文字ごとに指定する操作を行なう必要がなく、1回のタッチ操作で、容易に複数の文字を指定することができる。
【0060】
そのため、1文字目での検索結果では対象データの候補が多い場合であっても、たとえばスクロール等の表示画面を切り替える操作を行なうことなく、2文字目、3文字目と続けて入力することで、対象データが容易に絞り込まれ、目的のデータを、簡単に、かつ、少ない操作で見つけることが可能となる。
【0061】
<変形例1>
上の例では、一例として、第1方向をY方向、第2方向をX方向としている。これは、たとえば、携帯端末100を手で保持しない状態、または他方の手で保持した状態で、一方の手またはその手で保持したタッチペン等でタッチパネル17に対してタッチしている状態が想定される。このような場合、Y方向とX方向とに文字が割り当てられることで、ユーザは感覚的にタッチ位置に対応する文字が把握しやすく、操作しやすくなる。
【0062】
しかしながら、上記第1方向と第2方向とはXY方向に限定されるものではない。
図11〜図13は、検索バーの表示方向の他の例を示す図である。他の例として、第1方向を、矩形のタッチパネル17のいずれか一角を中心点とした円周方向、または略円周方向(これらをまとめて円周方向(t方向)と称する)、第2の方向を半径方向(r方向)とする例が挙げられる。
【0063】
すなわち、図11を参照して、第1モードとして、一例としてタッチパネル17の左下角を中心点とした円周方向に検索バーを表示する。図12に表わされたように、その検索バー上でタッチ状態が規定時間ホールドされたことが検出されると、第2モードに切り替わり、そのタッチ位置に対応した文字(この例では文字「K」)が1文字目と決定されると共に、図13に表わされたように、中心点から決定された文字(文字「K」)の表示位置を結ぶ半径方向を第2方向として、検索バーが表示される。初期画面以降の第1モードでは円周方向にスライドされた後のホールドによって文字が決定され、第2モードでは中心点とその直前の第1モードで決定された文字とを結ぶ半径方向にスライドされた後のホールドによって文字が決定される。
【0064】
この場合、図14に表わされたように、上記ステップS115で検索バーを表示するに当たって、検索モードが第2モード、つまり、半径方向に検索バーを表示する場合には(ステップS201でYES)、CPU10は、その直前の第1モードで決定された文字の位置を参照して、中心点とその文字の位置とを結ぶ方向を第2方向として特定する処理を行なう(ステップS203)。
【0065】
携帯端末100でこのような表示がなされることで、ユーザは、円周方向のスライドおよびホールドと、その位置での半径方向のスライドおよびホールドとを繰り返すことで、容易に、検索に用いる文字列を指定することができる。
【0066】
これは、たとえば、携帯端末100を手で保持した状態で、保持した手の指を用いてタッチパネル17に対してタッチしている状態が想定される。図11〜図13の例では、携帯端末100を左手で保持し、その左手の親指でタッチパネル17を操作する場合が想定されている。このような場合、円周方向と半径方向とに文字が割り当てられることで、ユーザは片手で携帯端末100を保持したまま検索に用いる文字列を指定する操作が容易にできる。
【0067】
なお、円周の中心点とする位置は、例示したような左下角に限定されず、他の角であってもよい。また、いずれの角を中心点とするかを、ユーザからの指定によって切り替えるようにしてもよい。このようにすることで、用いる手や指に応じて操作しやすくなる。また、ユーザが片手で操作しやすい円周の中心点は必ずしもタッチパネルの角の位置に限定されているわけではないので、このとき表示する円周の中心点はタッチパネルの角の1点に限られているわけではない。つまり、タッチパネルの表面を含む平面上のいずれの点としてもよい。
【0068】
<変形例2>
上の例では、検索バーとして、たとえばアルファベットを第1方向または第2方向に従って順に並べて表示するものとしている。
【0069】
しかしながら、ここでの表示順はアルファベット等の文字の順に限定されず、他の順であってもよい。他の例として、ユーザの検索文字列の履歴を記憶しておき、頻度の高い文字から順に順位を決定し、その順位で前の文字のタッチ位置から順に並べて表示するようにしてもよい。また、特定の順位までのみ表示するようにしてもよい。
【0070】
図15は、検索バーでの表示順の他の具体例を表わす図であって、上の図13に対応した例を表わしている。すなわち、この場合、第1モードで指定された文字「K」の位置(図15において点線の丸印の位置)から順に、この例では中心点に向かう方向に、順位の高い方から文字が配列される。
【0071】
また、いわゆる入力予測に用いられる従来の入力履歴を応用して、文字が決定されるたびに、次に入力される可能性の高い文字から順に、前の文字のタッチ位置から順に並べて表示するようにしてもよい。
【0072】
図16は、検索バーでの表示順の他の具体例を表わす図であって、上の図13に対応した例を表わしている。すなわち、この場合、第1モードで指定された文字「K」の位置(図15において点線の丸印の位置)から順に、この例では中心点に向かう方向に、文字「K」の次に指定される可能性が高い方、つまり、履歴において入力された頻度が高い方から文字が配列される。
【0073】
前者の例の場合には、CPU10は、検索動作開始時に、つまり初期画面上に検索バーを表示する際に履歴を参照して表示順を決定すればよい。
【0074】
後者の例の場合には、CPU10は、文字が決定されるたびに履歴を参照して、表示順を決定すればよい。
【0075】
携帯端末100でこのような表示がなされることで、ユーザは、大きくスライドすることなく検索に用いる文字を指定することができる。また、指定間違いを防止することもできる。
【0076】
<変形例3>
上の例では、検索バー上でのホールドが検出されることでその文字が検索キーとして決定されて、次の検索キーとする文字の指定へと切り替わっている。他の例として、ユーザの切り替え操作に基づいて、検索キーの指定を決定し、次の文字の指定へとモードを切り替えるようにしてもよい。
【0077】
また、一例として、(ホールドに至らない)タッチが検出された状態で、当該タッチ位置に相当する文字で検索が行なわれてその結果が表示されるようにしてもよい。
【0078】
すなわち、この場合の具体的な流れとして、第1モードでの検索キーの上でスライドを受け付けると、その位置に応じた検索結果を表示し、ホールドが検出されると、第2モード用の検索キーを表示する。そして、その次に、第2モード用の検索キーにスライド方向が移行すると、そのホールドされた位置の文字が第1モードで指定された文字と決定されると共に、次の文字の指定として第2モードに切り替わる。
【0079】
なお、この場合、第2モード用の検索キーが表示された状態で、さらに、第1モード用の検索キー方向のスライドが再開されると、第1モードでの文字の指定がまだ決定されていないものとして、次のホールドを待機する。また、第2モード用の検索キーの表示を除く。
【0080】
図17および図18は、第3の変形例にかかる携帯端末100での動作の流れを表わすフローチャートである。
【0081】
図17を参照して、検索動作を開始すると、ステップS201でCPU10は、図3の初期画面を表示する。
【0082】
その初期画面に表示された検索バー上でのタッチが検出されると(ステップS203でYES)、ステップS205でCPU10は、検索に用いる文字列の先頭から順にナンバリングする番号Nを1とし、検索モードMを上記第1モードとする。そして、ステップS207で、タッチされた位置に対応した検索バー上の文字を第N番目の検索文字列の文字と仮定して、その検索文字列を用いて検索を行なってその結果を表示する。
【0083】
引き続いて表示された検索バー上でスライドが検出されると(ステップS209でYES)、そのスライド時のタッチ位置に応じて上記ステップS207の処理を繰り返す。これにより、スライドに連動してその位置に応じた検索が行なわれて、その結果が表示される。
【0084】
スライド状態からタッチが解除されることなく検索バー上で予め規定された所定時間タッチがホールドされたことが検出されると(ステップS211でNO、かつステップS213でYES)、ステップS215でCPU10は、検索モードMの他方のモード用の検索バーを表示する。第1モードでの検索が行なわれている場合には、Y方向の第1モード用の検索バーに加えて、X方向の第2モード用の検索バーを表示する。
【0085】
次に、図18を参照して、タッチが解消されることなく表示された検索バーの方向でのスライドが検出されると(ステップS217でNO、かつステップS219でYES)、CPU10は、スライドの方向に応じた処理を行なう。
【0086】
すなわち、上記ステップS215でホールドに伴って表示された当該検索モードMの他方の検索モード用の検索バーの方向のスライドである場合、つまり、当該検索モードM用の検索バーの方向のスライドの後にホールドされ、その後、他方のモード用の検索バーの方向にスライド方向が移行すると(ステップS221でYES)、ステップS223でCPU10は、検索モードMでの文字が指定されたものとして、ホールドされた位置に相当する検索モードM用の検索バー上の文字を第N番目の検索文字列の文字と決定する。そして、ステップS225で検索モードM用の検索バーの表示を画面上から除き、ステップS227で番号Nをインクリメントし、検索モードMを現在設定されているモードの他方のモードとする。このとき、上記ステップS215で検索モードMの他方用として表示された検索バーは、引き続き、ここでインクリメントされた検索モードM用の検索バーとして用いられることになる。そして、処理を上記ステップS207に戻し、以降の処理を繰り返す。
【0087】
一方、検出されたスライド方向が当該検索モードM用の検索バーの方向のスライドである場合、つまり、上記ステップS215でホールドに伴って当該検索モードMの他方の検索モード用の検索バーが表示されたものの、再度、当該検索モードM用の検索バーの方向のスライドがあった場合(ステップS221でNO)、ステップS229でCPU10は、引き続き検索モードMでの文字の指定を行なうものとして、上記ステップS215で表示した検索モードMの他方の検索モード用の検索バーの表示を画面上から除き、処理を上記ステップS207に戻して以降の処理を繰り返す。
【0088】
なお、検索バー方向にスライドされずにタッチが解消された場合には(ステップS211でYES、ステップS217でYES)、ステップS231でCPU10は、検索動作の終了を指示されたものとして、画面上から検索バーの表示を除き、一連の検索動作を終了する。
【0089】
このようにされることで、検索バー方向にスライドした後にいったんホールドして文字を指定したものの、その指定をやり直したい場合には同じ方向にそのまま(タッチを解消せずに)再度スライドを開始すればよい。また、ホールドの後に他方の検索バー方向のスライドを開始することで、次の文字の指定に移行することができる。
【0090】
つまり、より操作性よく検索キーとする文字列を指定することができる。
さらに、携帯端末100のCPU10に上述の動作を実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0091】
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
【0092】
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
【0093】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0094】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0095】
10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 制御部、14 記憶部、15 表示部、16 入力部、17 タッチパネル、100 携帯端末、101 入力部、102 文字決定部、103 文字記憶部、104 モード決定部、105 モード記憶部、106 検索部、107 表示処理部、141 電話帳データベース、142 辞書データベース。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テキストを含む情報の見出し語となっているテキストを検索するための情報検索装置であって、
前記テキストを含む情報を記憶するためのメモリと、
タッチパネルと、
前記タッチパネルからの入力に従って検索キーとする文字を決定する処理を実行し、前記検索キーを用いて前記テキストを含む情報に対して検索処理を行ない、検索結果を前記タッチパネルに表示する処理を実行するための処理手段とを備え、
前記処理手段は、前記検索キーとする文字を決定する処理において、前記タッチパネルへのタッチ状態が継続している場合に、第1方向に指定候補とする文字列を提示する検索バーを表示してその中からの指定を受け付ける第1モードと、第2方向に前記検索バーを表示してその中からの指定を受け付ける第2モードとを繰り返し、各モードで指定された文字を指定順に並べて、検索キーとする文字列として決定する、情報検索装置。
【請求項2】
前記処理手段は、前記第1モードおよび前記第2モードの一方のモードにおいて、タッチ位置が、直前の他方のモードで指定された位置から前記一方のモードでの前記検索バーの表示方向に移動し、かつ、その後に予め規定された時間、タッチ位置が固定された場合に、表示された前記検索バー上の前記固定されたタッチ位置に対応する文字を前記一方のモードで指定された文字と特定し、前記一方のモードを他方のモードに切り替える、請求項1に記載の情報検索装置。
【請求項3】
前記処理手段は、前記予め規定された時間、タッチ位置が固定され、かつ、前記タッチ位置が前記他方のモードでの前記検索バーの表示方向に移動を開始した場合に、前記表示された前記一方のモードでの検索バー上の前記固定されたタッチ位置に対応する文字を前記一方のモードで指定された文字と特定して前記一方のモードを前記他方のモードに切り替える、請求項2に記載の情報検索装置。
【請求項4】
前記処理手段は、前記検索キーとする文字を決定するたびに、前記タッチパネルへのタッチ状態が開始されてから決定された文字をその順に並べた文字列を用いて前記検索処理を実行し、その検索結果を表示する、請求項1〜3のいずれかに記載の情報検索装置。
【請求項5】
前記処理手段は、前記第1モードおよび前記第2モードのうちの一方のモードにおいて、直前の他方のモードで決定された文字までの文字列を用いた前記検索処理の検索結果を前記タッチパネルに表示し、その表示に重ねて前記検索バーを表示する、請求項4に記載の情報検索装置。
【請求項6】
前記第1方向と前記第2方向とは直交する方向である、請求項1〜5のいずれかに記載の情報検索装置。
【請求項7】
前記第1方向は前記タッチパネルの表面を含む平面上の点を中心とする円周方向または略円周方向であり、前記第2方向は、中心と前記円周方向に表示された前記検索バー上の直前の前記第1モードで決定された文字に対応した位置とを結ぶ半径方向である、請求項1〜5のいずれかに記載の情報検索装置。
【請求項8】
タッチパネルを有する情報検索装置で、テキストを含む情報の見出し語となっているテキストを検索する方法であって、
前記検索キーとする文字を決定するモードとして、前記タッチパネルへのタッチ状態が継続している場合に、第1方向に指定候補とする文字列を提示する検索バーを表示してその中からの指定を受け付ける第1モードと、第2方向に前記検索バーを表示してその中からの指定を受け付ける第2モードとを繰り返し、各モードで指定された文字を指定順に並べて、検索キーとする文字列として決定するステップと、
前記決定された文字列を用いて前記テキストを含む情報に対して検索処理を行ない、検索結果を前記タッチパネルに表示するステップとを備える、情報検索方法。
【請求項9】
タッチパネルを有する情報検索装置に、テキストを含む情報の見出し語となっているテキストを検索する処理を実行させるためのプログラムであって、
前記検索キーとする文字を決定するモードとして、前記タッチパネルへのタッチ状態が継続している場合に、第1方向に指定候補とする文字列を提示する検索バーを表示してその中からの指定を受け付ける第1モードと、第2方向に前記検索バーを表示してその中からの指定を受け付ける第2モードとを繰り返し、各モードで指定された文字を指定順に並べて、検索キーとする文字列として決定するステップと、
前記決定された文字列を用いて前記テキストを含む情報に対して検索処理を行ない、検索結果を前記タッチパネルに表示するステップとを前記情報検索装置に実行させる、情報検索プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2013−97655(P2013−97655A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−241046(P2011−241046)
【出願日】平成23年11月2日(2011.11.2)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】