情報発信先の選定に新旧メールアドレスを利用するネットコミュニティ

【課題】ウェブ上において、旧メールアドレスや旧電話番号を手がかりに発信された情報が、そのメールアドレスや電話番号を登録している利用者に届くようにする。
【解決手段】旧メールアドレスや旧電話番号しかわからない相手に情報を発信する手段を提供するため、ウェブ上において、新旧メールアドレスや新旧電話番号を登録した利用者に、個別のパスワードの入力により自分に発信された情報の閲覧や情報発信操作が行える専用ページを貸与し、また登録を行わない利用者には情報発信するための機能を貸与することにより、利用者間において情報のやり取りができるネットコミュニティを構成し、情報の発信先を選定する手段としてメールアドレスおよび電話番号の文字列を検索キーワードとして用いる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、ネットコミュニティにおいて旧メールアドレスや旧電話番号を手がかりとして発信された情報を、その旧メールアドレスや旧電話番号を登録している利用者が入手するための方法に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
現在、情報交換の手段として携帯電話やＥメールが広く利用されている。
【０００３】
しかし、電話番号やメールアドレスを変更した場合、変更を知らない相手からの通信が途絶えてしまうという欠点があった。
【０００４】
この改善策として、通信会社などが行う転送サービスがあるが、一定期間に限られるため完全な解決方法とはならない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
解決しようとする問題点は、使われなくなった旧メールアドレスや旧電話番号しかわからない相手への情報発信手段が無い点である。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、旧メールアドレスや旧電話番号しかわからない相手に情報を発信する手段を提供するため、ウェブ上において、新旧メールアドレスや新旧電話番号を登録した利用者に、個別のパスワードの入力により自分に発信された情報の閲覧や情報発信操作が行える専用ページを貸与し、また登録を行わない利用者には情報発信するための機能を貸与することにより、利用者間において情報のやり取りができるネットコミュニティを構成し、情報の発信先を選定する手段としてメールアドレスおよび電話番号の文字列を検索キーワードとして用いることで、登録した利用者が自分の旧メールアドレスや旧電話番号しか知らない相手からの情報を入手できるようにすることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【０００７】
本発明のネットコミュニティは、すでに使われていないメールアドレスや電話番号を情報発信先選定の手段に用いるため、久しい知人への情報発信を行うことができるので、発信者はたとえば同窓会のお知らせに利用することができ、受信者は懐かしい相手からの便りを期待できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
【図１】ネットコミュニティの構成を示した説明図である。
【図２】ネットコミュニティ利用者の登録用画面を示した説明図である。
【図３】ネットコミュニティ登録者のログイン画面を示した説明図である。
【図４】ネットコミュニティ登録者のログイン後の閲覧画面を示した説明図である。
【図５】ネットコミュニティ利用者の情報発信先検索画面を示した説明図である。
【図６】ネットコミュニティ利用者の情報発信先検索結果画面を示した説明図である。
【図７】ネットコミュニティ登録者の情報発信用メッセージ作成および送信画面を示した説明図である。
【図８】ネットコミュニティ未登録者の情報発信用メッセージ作成および送信画面を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
更新したためすでに使われていないメールアドレスや電話番号に向けて情報発信するという目的を、ネットコミュニティの機能を用いて実現した。
【実施例】
【００１０】
図１は、本発明ネットコミュニティの１実施例の構成図であって、図２は利用者用登録画面、図３はログイン画面、図４はログイン後の閲覧画面、図５は情報発信先検索画面、図６は情報発信先検索結果画面、図７は登録者の情報発信用メッセージ作成および送信画面、図８は未登録者の情報発信用メッセージ作成および送信画面である。
【００１１】
図２の登録画面で登録を行った利用者は、いつでも図３のログイン画面を経て、図４の自分専用の閲覧画面にアクセスすることができ、図２の登録画面であらかじめ登録した検索用のメールアドレスや電話番号によって自分を選定し送信されたメッセージを閲覧できる。
【００１２】
また図４の閲覧画面またはネットコミュニティのトップページに用意した図５の情報発信先検索画面を用いて、自分が知っているメールアドレスや電話番号を入力することで送信したい相手を検索し、図６の情報発信先登録状況検索結果画面において、複数の登録者が表示された場合はさらに絞り込み検索を繰り返すことにより、送信相手を選定し、宛先にメッセージ作成ボタンをクリックして図７または図８の情報発信用メッセージ作成および送信画面に必要事項やメッセージを入力して送信する。
【００１３】
前述の手続きで送信されたメッセージは相手先の図４の閲覧画面に表示されるので、登録をしている利用者同士は本発明ネットコミュニティ上で相互に情報交換ができ、登録していない利用者も現在使用中のメールアドレスや電話番号を伝えることで情報交換の手段を得ることができる。

【特許請求の範囲】
【請求項１】
ネットワークに接続したウェブサーバ上において、登録を行った利用者に、パスワードの入力によって入手情報の閲覧や情報発信操作を行える専用ページを貸与し、またその他の利用者には情報発信するための機能を使用させることにより、利用者間で情報発信を行わせ、発信先を選定する手段として、利用者が登録した一つまたは複数のメールアドレスの文字列を検索キーワードとして用いることを特徴とするネットコミュニティサービス。
【請求項２】
情報の発信先を選定する手段として、利用者が登録した一つまたは複数の電話番号の文字列を検索キーワードとして用いることを特徴とする請求項１記載のネットコミュニティサービス。
【請求項３】
利用者の専用ページに入る情報を、各利用者のメールアドレスに転送することを特徴とする請求項１または請求項２記載のネットコミュニティサービス。

【図１】