説明

情報表示装置及び情報表示プログラム

【課題】利用者にとって利便性の高い情報表示を行うことを目的とする。
【解決手段】コンテンツ表示部151は、交通機関の情報や広告等の複数のコンテンツを順に切り替えて、並べて設けられた2台の表示装置のうちの表示装置200Aに表示させる。予定表示部152は、コンテンツ表示部151がコンテンツを表示させる際、そのコンテンツの表示後にコンテンツ表示部151が表示させる予定の各コンテンツを表すマークを表示順序に並べて表示装置200Aに表示させる。指定情報表示部156は、予定表示部152が表示させたマークのうち、利用者によって指定されたマークが表すコンテンツを表示装置200Bに表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、交通機関のスケジュール、案内、広告等の複数のコンテンツを順次切り替えて表示する情報表示技術に関する。
【背景技術】
【0002】
列車等の交通機関のスケジュールや、観光情報、地図等の案内や、広告等のコンテンツを順次切り替えて表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置(いわゆるデジタルサイネージ)が、駅や街中等に設置されている。
デジタルサイネージで表示されるコンテンツは、提供側で決められたコンテンツが、提供側で決められた順序で切り替えられて表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−252530号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
デジタルサイネージは、1つの画面に多数の情報、多数のメディアを表示できるのが特徴である。例えばショッピングモール、駅、空港など街中に多数設置して、場所ごと、時間ごとに様々な情報を提供することが可能である。ところがデジタルサイネージではテレビ番組表のようなタイムスケジュールが利用者(デジタルサイネージを見る人)に提供されず、情報のみが提供されるため、利用者側から見ると現在何が表示されていて、次は何が表示されるのか、また欲しい情報はいつ表示されるのかを知る方法がない。そのため、通りすがりに見た表示装置に興味があるコンテンツや人目を引くコンテンツが表示されている以外は、興味も持たずに、通り過ぎてしまうことが多い。
例えば利用者は、スポーツの速報や、交通機関にトラブルが生じているときにおける、そのトラブルに関する速報等には特に興味がある。しかし、利用者は、これらの速報がいつ表示されるかわからないため、表示装置を見たときに速報が表示されていなければ、見ることを止めてしまう。
この発明は、利用者にとって利便性の高い情報表示を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明に係る情報表示装置は、
並べて設けられた第1表示装置及び第2表示装置を制御する情報表示装置であり、
複数のコンテンツの各コンテンツを順に切り替えて前記第1表示装置に表示させるコンテンツ表示部と、
前記コンテンツ表示部がコンテンツを表示させる際、そのコンテンツの表示後に前記コンテンツ表示部が表示させる予定の各コンテンツを表すマークを表示順序に並べて前記第1表示装置に表示させる予定表示部と、
前記予定表示部が表示させたマークのうち、利用者によって指定されたマークが表すコンテンツを前記第2表示装置に表示させる指定情報表示部と
を備えることを特徴とする。
【0006】
前記情報表示装置は、さらに、
前記コンテンツ表示部が表示させる前記各コンテンツの表示の切り替えの間に割り込ませて表示させる割込みコンテンツであって、後に取得可能となる割込みコンテンツを表すマークを、前記予定表示部が表示させた表示順序に並んだマークのうち、前記割込みコンテンツの取得予定タイミングにおいて前記コンテンツ表示部が表示させるコンテンツを表すマークと、その次に表示するコンテンツを表すマークとの間に割り込ませて表示させる割込み情報表示部
を備え、
前記指定情報表示部は、前記割込み情報表示部が表示させたマークが利用者によって指定されると、前記割込みコンテンツに関連する既に取得済の割込みコンテンツを前記第2表示装置に表示させる
ことを特徴とする。
【0007】
前記コンテンツ表示部は、前記取得予定タイミングよりも早く前記割込みコンテンツを取得した場合には、前記取得予定タイミングまで待つことなく前記取得予定タイミングの前に、順に切り替えて表示させる前記各コンテンツの表示の切り替えの間に割り込ませて、前記割込みコンテンツを表示させる
ことを特徴とする。
【0008】
前記情報表示装置は、さらに、
前記コンテンツ表示部がコンテンツを表示させる際、そのコンテンツの表示前に前記コンテンツ表示部が表示させたコンテンツを表すマークを、表示させた順序に並べて前記第1表示装置に表示させる履歴表示部
を備え、
前記指定情報表示部は、前記予定表示部と前記履歴表示部とが表示させたマークのうち、利用者によって指定されたマークが表すコンテンツを前記第2表示装置に表示させる
ことを特徴とする。
【0009】
前記情報表示端末は、さらに、
前記割込みコンテンツが添付ファイルとして添付された電子メールを取得する情報取得部
を備え、
前記コンテンツ表示部は、前記情報取得部が取得した電子メールの添付ファイルを表示させる
ことを特徴とする。
【0010】
前記コンテンツ表示部は、表示させているコンテンツの種別を示す種別情報を前記第1表示装置に表示させる
ことを特徴とする。
【0011】
前記指定情報表示部は、コンテンツとして動画を表示させている場合、利用者からの指示に従い、コンテンツの再生速度を変更する
ことを特徴とする。
【0012】
この発明に係る情報表示プログラムは、
並べて設けられた第1表示装置及び第2表示装置を制御する情報表示プログラムであり、
複数のコンテンツの各コンテンツを順に切り替えて前記第1表示装置に表示させるコンテンツ表示処理と、
前記コンテンツ表示処理でコンテンツを表示させる際、そのコンテンツの表示後に前記コンテンツ表示処理で表示させる予定の各コンテンツを表すマークを表示順序に並べて前記第1表示装置に表示させる予定表示処理と、
前記予定表示処理で表示させたマークのうち、利用者によって指定されたマークが表すコンテンツを前記第2表示装置に表示させる指定情報表示処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
この発明に係る情報表示装置は、並べて設けられた2台の表示装置のうちの一方に、コンテンツとともに、そのコンテンツの後に表示させる予定のコンテンツを表すマークを表示させる。そのため、利用者は、表示装置を見たときに興味のあるコンテンツが表示されていなかったとしても、その表示端末でいつ興味のあるコンテンツまたは面白そうなコンテンツが表示されるかを知ることができ、そのコンテンツが表示されるまで待つか否かの判断ができる。また、2台の表示装置のうちの他方に、ユーザによって選択されたマークが表すコンテンツを表示させる。そのため、興味のあるコンテンツまたは面白そうなコンテンツを隣の表示装置で先に見ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】実施の形態1に係る情報表示装置100によって、表示装置200に表示される情報の説明図。
【図2】実施の形態1に係る情報表示装置100の構成図。
【図3】割込み情報記憶部110が記憶する情報の一例を示す図。
【図4】コンテンツ情報記憶部120が記憶する情報の一例を示す図。
【図5】表示順序記憶部130が記憶する情報の一例を示す図。
【図6】表示部150の動作を示すフローチャート。
【図7】実施の形態2に係る情報表示装置100の構成図。
【図8】実施の形態3に係る表示装置200を示す図。
【図9】表示装置200に表示される情報の変化を説明するための図。
【図10】実施の形態3に係る表示装置200の他の例を示す図。
【図11】実施の形態4に係る情報表示装置100によって、2台の表示装置200A、表示装置200Bに表示される情報の説明図。
【図12】実施の形態4に係る情報表示装置100の構成図。
【図13】実施の形態4に係る情報表示装置100によって、2台の表示装置200A、表示装置200Bに表示される情報の他の例を示す図。
【図14】実施の形態5に係る割込み情報記憶部110が記憶する情報の一例を示す図。
【図15】実施の形態6に係る情報表示装置100の構成図。
【図16】実施の形態7に係る情報表示装置100によって表示装置200に表示される情報の説明図。
【図17】情報表示装置100のハードウェア構成の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図に基づき、発明の実施の形態を説明する。
以下の説明において、処理装置は後述するCPU911等である。記憶装置は後述するROM913、RAM914、磁気ディスク920等の記憶装置である。表示装置200は後述するLCD901等である。入力装置400は後述するキーボード902、マウス903等である。つまり、処理装置、記憶装置、表示装置200、入力装置400はハードウェアである。
【0016】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る情報表示装置100によって、表示装置200に表示される情報の説明図である。
図1に示すように、表示装置200は、コンテンツ表示領域10、予定表示領域20、履歴表示領域30、関連情報表示領域40の4つの表示領域を有する。
コンテンツ表示領域10には、観光情報、検疫のお知らせ、ホテル情報、列車・バス等の交通情報、航空機の発着スケジュール等の航空機情報等のコンテンツが順次切り替えられて表示される。また、コンテンツ表示領域10には、オリンピック等のスポーツ速報や、災害の発生等のニュース速報や、航空機に遅延が発生している場合における、新たな出発時刻に関する情報等のコンテンツ(割込みコンテンツ)が、順次切り替えて表示されるコンテンツに割り込んで表示される。
予定表示領域20には、コンテンツ表示領域10にこれから表示されるコンテンツの表示順序が表示される。ここでは、予定表示領域20の右下から左上へ表示される順にコンテンツの内容を示す図等のマークが表示されている。なお、予定表示領域20の右下には、現在コンテンツ表示領域10に表示されているコンテンツの内容を示すマークが表示されている。また、予定表示領域20には、割込みコンテンツを取得する予定がある場合に、その割込みコンテンツの内容を示すマークが、取得する予定のタイミングを示す位置に表示される。ここでは、オリンピックのニュースを取得する予定があり、オリンピックのニュースを取得する予定のタイミングが「検疫のお知らせ」を表示した後あたりであるため、「検疫のお知らせ」を示すマークと「ホテル情報」を示すマークとの間に「オリンピックニュース」を示すマークが表示されている。下に表示されている「日本は金をとれるか?」は、アピールポイントである。
履歴表示領域30には、既に表示されたコンテンツの表示履歴情報が表示される。ここでは、コンテンツ表示領域10に現在表示されているコンテンツの1つ前に表示されたコンテンツの内容を示すマークが表示されている。なお図1では、1つ前のコンテンツのみ表示されているが、過去に表示した複数コンテンツのマークを表示するように構成することが可能である。複数コンテンツを表示することにより、履歴として用いることができる。
関連情報表示領域40には、コンテンツ表示領域10に現在表示されているコンテンツに関連する情報が表示される。ここでは、コンテンツ表示領域10に現在表示されているコンテンツに関連するキーワードが表示されている。
またマークの下に表示されている時間(例えば観光情報は、1.0分)は、そのコンテンツの再生時間を示すが、このように時間で表示してもよいし、あるいは矢印を表示してその長さや太さで、直観的にわかるように構成してもよい。またマークの大きさにて、再生時間を表現してもよい。
【0017】
図2は、実施の形態1に係る情報表示装置100の構成図である。
情報表示装置100は、割込み情報記憶部110、コンテンツ情報記憶部120、表示順序記憶部130、情報取得部140、表示部150を備える。
【0018】
割込み情報記憶部110は、割込みコンテンツに関する情報を記憶する記憶装置である。
図3は、割込み情報記憶部110が記憶する情報の一例を示す図である。図3に示すように、割込み情報記憶部110は、割込みID毎に、コンテンツ種別、マーク、予定時刻、コンテンツ、アピールポイントを記憶する。
割込みIDには、コンテンツ毎に割り振られた識別情報が格納される。コンテンツ種別には、静止画、動画等コンテンツの種別が格納される。マークには、そのコンテンツの内容を簡単に表した図(アイコン、シンボル)、文字、記号等が格納される。予定時刻には、そのコンテンツが取得される(表示可能となる)予定時刻が格納される。コンテンツには、静止画、動画等で構成されるコンテンツが格納される。アピールポイントには、該当コンテンツの概要がキャッチフレーズ程度の数文字で格納される。なおアピールポイントは、配信サーバ300から配信される場合と配信されない場合がある。
ここでは、オリンピックニュースというマークと、18:00という予定時刻と、オリンピックの所定の競技の結果等を示す静止画や動画等のコンテンツとが、そのコンテンツに割り当てられた割込みIDとともに記憶されている。
【0019】
コンテンツ情報記憶部120は、順次切り替えて表示されるコンテンツを記憶する記憶装置である。
図4は、コンテンツ情報記憶部120が記憶する情報の一例を示す図である。図4に示すように、コンテンツ情報記憶部120は、コンテンツID毎に、コンテンツ種別、マーク、コンテンツ、関連情報、表示時間、アピールポイントを記憶する。アピールポイントはコンテンツにより、記憶されていない場合もある。
コンテンツIDには、コンテンツ毎に割り振られた識別情報が格納される。コンテンツ種別には、静止画、動画等コンテンツの種別が格納される。マークには、そのコンテンツの内容を簡単に表した図、文字、記号等が格納される。コンテンツには、静止画、動画等で構成されるコンテンツが格納される。関連情報には、コンテンツに関連したキーワード等が格納される。表示時間には、そのコンテンツを表示させる時間が格納される。
ここでは、観光情報、検疫のお知らせ、ホテル情報、列車・バス等の交通情報、航空機の発着スケジュール等の航空機情報について、マーク、コンテンツ、関連情報、表示時間が、そのコンテンツに割り当てられたコンテンツIDとともに記憶されている。
【0020】
表示順序記憶部130は、コンテンツ情報記憶部120が記憶した各コンテンツを表示する順序を記憶した記憶装置である。
図5は、表示順序記憶部130が記憶する情報の一例を示す図である。図5に示す例では、コンテンツ情報記憶部120が記憶した各コンテンツのコンテンツIDを表示順に並べたリストが記憶されている。
ここでは、図4におけるIDを、C001、C002、C003、C004、C005という順序に環状に並べたリストが記憶されている。つまり、ここでは、観光情報、検疫のお知らせ、ホテル情報、列車・バス等の交通情報、航空機の発着スケジュール等の航空機情報という順序が記憶されている。
【0021】
情報取得部140は、配信サーバ300から配信された割込み予定情報と割込みコンテンツとを取得する。
割込み予定情報は、速報等の割込みコンテンツが配信される予定タイミングを示す情報であり、その割込みコンテンツを示すマークと、その割込みコンテンツが配信される予定時刻とが含まれる。情報取得部140は、割込み予定情報を取得すると、取得した割込み予定情報に対して割込みIDを割り当てた上で、割込み情報記憶部110に格納するとともに、割り当てた割込みIDを配信サーバ300へ通知する。
割込みコンテンツは、速報等のコンテンツであり、割込み予定情報を取得した際に通知した割込みIDと、コンテンツ種別と、コンテンツと、アピールポイント(アピールポイントは取得されない場合もある)とが含まれる。情報取得部140は、割込みコンテンツを取得すると、割込み情報記憶部110において、その割込みコンテンツに含まれる割込みIDのレコードに、コンテンツを格納する。
図1に示す例であれば、例えば、オリンピックの所定の競技が終了する時刻(あるいは終了すると予想される時刻)を示す割込み予定情報が配信サーバ300から配信される。情報取得部140は、この割込み予定情報を取得すると、割込みIDを割り当ててレコードを作成し、マーク及び予定時刻の項目に、その割込み予定情報に含まれるマーク及び予定時刻を格納する。また、情報取得部140は、割り当てた割込みIDを配信サーバ300へ通知する。そして、実際にその競技が終了すると、その競技の結果を示すコンテンツが割込みコンテンツとして配信サーバ300から配信される。情報取得部140は、この割込みコンテンツを取得すると、割込みコンテンツに含まれる割込みIDのレコードのコンテンツの項目に、その割込みコンテンツに含まれるコンテンツを格納する。
なお、情報取得部140は、割込み予定情報を取得すると、割込み予定情報を取得したことを割り当てた割込みIDとともに表示部150へ通知する。同様に、情報取得部140は、割込みコンテンツを取得すると、割込みコンテンツを取得したことを、割込みコンテンツに含まれる割込みIDとともに表示部150へ通知する。
【0022】
表示部150は、割込み情報記憶部110、コンテンツ情報記憶部120、表示順序記憶部130に記憶された情報に基づき、表示装置200に情報を表示させる。
表示部150は、コンテンツ表示部151、予定表示部152、割込み情報表示部153、履歴表示部154、関連情報表示部155を備える。
【0023】
コンテンツ表示部151は、表示順序記憶部130が記憶した再生順序に従い、コンテンツ情報記憶部120から順次コンテンツを取得して、表示装置200のコンテンツ表示領域10に表示させる。
また、コンテンツ表示部151は、情報取得部140から割込みコンテンツを取得したことが通知されると、併せて通知されたIDに基づき割込み情報記憶部110からその割込みコンテンツを取得して、コンテンツ表示領域10に表示させる。コンテンツ表示部151は、コンテンツ表示領域10に表示しているコンテンツのID(コンテンツID)を記憶している。
【0024】
予定表示部152は、表示順序記憶部130が記憶した表示順に従い、コンテンツ情報記憶部120が記憶したマークと表示時間とを予定情報として取得し、表示装置200の予定表示領域20に表示させる。この際、コンテンツ表示部151が表示させているコンテンツについてのマークと表示時間とを、図1における予定表示領域20の右下の現在の欄に表示させ、そのコンテンツの後に表示させるコンテンツについてのマークと表示時間とを、コンテンツ表示部151がコンテンツ表示領域10にコンテンツを表示させる順に並べて表示させる。
【0025】
割込み情報表示部153は、情報取得部140から割込み情報を取得したことが通知されると、併せて通知されたIDに基づき割込み情報記憶部110からマークと予定時刻とを取得する。
割込み情報表示部153は、現在時刻と取得した予定時刻とから、何秒後に割込みコンテンツが配信されるかを計算する。割込み情報表示部153は、計算した結果と、順次切り替えて表示するコンテンツの表示時間とから、どのコンテンツの後に割込みコンテンツを表示可能となるかを計算する。
そして、割込み情報表示部153は、予定表示領域20に予定表示部152が表示させる各コンテンツについてのマークのうち、計算したコンテンツについてのマークの後ろに割り込ませて、割込み情報記憶部110から取得したマークと予定時刻(割込みコンテンツの取得予定タイミング)とを表示させる。
この際、マークと予定時刻とに装飾を施したり、マークと予定時刻とを点滅させる等して、マークと予定時刻とを強調して表示させる。
【0026】
履歴表示部154は、コンテンツ表示部151が現在表示させているコンテンツの前に表示させたコンテンツのマークと表示時間とをコンテンツ情報記憶部120から履歴情報として取得し、表示装置200の履歴表示領域30に表示させる。
【0027】
関連情報表示部155は、コンテンツ表示部151が現在表示させているコンテンツの関連情報をコンテンツ情報記憶部120から取得して、表示装置200の関連情報表示領域40に表示させる。
【0028】
図6は、表示部150の動作を示すフローチャートである。
まず、コンテンツ表示部151は、コンテンツ情報記憶部120及び表示順序記憶部130を参照し、初めに表示させるコンテンツを取得する(S1)。このときコンテンツ表示部151は、取得したコンテンツのコンテンツIDも取得し、表示コンテンツIDとして内部メモリ等の記憶装置に記憶しておく。次に、予定表示部152は、コンテンツ表示部151が取得したコンテンツについてのマーク及び表示時間を取得するとともに、表示順序記憶部130が記憶した順序に従い、コンテンツ表示部151が取得したコンテンツの後に表示させる所定の個数のコンテンツについてのコンテンツ種別、マーク及び表示時間を取得する(S2)。次に、履歴表示部154は、表示順序記憶部130が記憶した順序に従い、コンテンツ表示部151が取得したコンテンツの前に表示させた所定の個数のコンテンツのマークを取得する(S3)。次に、関連情報表示部155は、コンテンツ表示部151が取得したコンテンツについての関連情報を取得する(S4)。そして、表示部150は、取得したコンテンツ等を対応する表示領域に表示させる(S5)。(S5)で表示部150は、コンテンツ種別に応じたコンテンツ種別記号を表示する。このコンテンツ種別記号とは、例えば静止画、動画を一目で判別するための記号であり、色や形状が異なる矢印、星印であったり、マークの背景として構成してもよい。
例えば、(S1)でコンテンツ表示部151は、図4におけるC001のレコードに記憶された観光情報のコンテンツを取得する。この場合、(S2)で予定表示部152は、図4におけるC001のレコードに記憶されたマーク及び表示時間と、C002、C003、C004のレコードに記憶されたマーク及び表示時間とを取得する。また、(S3)で履歴表示部154は、図4におけるC005のレコードに記憶されたマークを取得する。また、(S4)で関連情報表示部155は、図4におけるC001のレコードの関連情報を取得する。
そして、(S5)でコンテンツ表示部151は、取得したC001のコンテンツをコンテンツ表示領域10に表示させる。また、予定表示部152は、C001のレコードから取得したマーク及び表示時間を先頭として、その後にC002、C003、C004のレコードから取得したマーク及び表示時間を順に並べて予定表示領域20に表示させる。また、履歴表示部154は、C005のレコードから取得したマーク及び表示時間を履歴表示領域30に表示させる。また、関連情報表示部155は、取得したC001の関連情報を関連情報表示領域40に表示させる。
【0029】
(S5)でコンテンツの表示が終わり、割込み予定情報を取得したことが情報取得部140から通知されておらず(S6でNO)、割込みコンテンツを取得したことも情報取得部140から通知されていない場合(S7でNO)、再び処理を(S1)へ戻す。
すると、表示部150は、表示順序記憶部130が記憶した再生順序に従い、コンテンツ表示部151が内部メモリ等の記憶装置に記憶した表示コンテンツIDが示すコンテンツの次に表示するコンテンツを取得するとともに、取得したコンテンツに合わせて予定情報、履歴情報、関連情報を取得する(S1〜4)。このとき、取得したコンテンツのコンテンツIDを表示コンテンツIDとして上書きする。そして、取得したコンテンツ等を対応する表示領域に表示させる(S5)。
例えば、上記の例では、(S1)でコンテンツ表示部151は、図4におけるC002のレコードに記憶された検疫のお知らせのコンテンツを取得する。そして、(S2)で予定表示部152は、図4におけるC002のレコードに記憶されたマーク及び表示時間と、C003、C004、C005のレコードに記憶されたマーク及び表示時間とを取得する。また、(S3)で履歴表示部154は、図4におけるC001のレコードに記憶されたマークを取得する。また、(S4)で関連情報表示部155は、図4におけるC002のレコードの関連情報を取得する。そして、(S5)で取得したコンテンツ等を対応する表示領域に表示させる。
つまり、表示部150は、情報取得部140が割込み予定情報や割込みコンテンツを取得していない場合、順次コンテンツを切り替え、またコンテンツの切り替えに併せて予定情報、履歴情報、関連情報を切り替えて各表示領域に表示させる。
【0030】
一方、(S5)でコンテンツの表示が終わり、割込み予定情報を取得したことが情報取得部140から通知されていた場合(S6でYES)、割込み情報表示部153が情報取得部140から通知された割込みIDに基づき割込み情報記憶部110からマークと予定時刻とを取得し(S8)、処理を(S1)へ戻す。
すると、表示部150は、上記と同様に、表示順序記憶部130が記憶した再生順序に従い、次のコンテンツを取得し、表示コンテンツIDを上書きするとともに、取得したコンテンツに合わせて予定情報、履歴情報、関連情報を取得する(S1〜4)。そして、取得したコンテンツ等を対応する表示領域に表示させる(S5)。
なお、この場合、(S5)で割込み情報表示部153は、予定表示部152が表示させる予定情報に割り込ませて、予定時刻のタイミングを示す位置にマークと予定時刻とを予定表示領域20に表示させる。
【0031】
また、割込みコンテンツを取得したことが情報取得部140から通知されていた場合(S7でYES)、コンテンツ表示部151が情報取得部140から通知された割込みIDに基づき割込み情報記憶部110からコンテンツを取得し(S9)、処理を(S5)へ戻す。
そして、表示部150は、(S9)で取得したコンテンツ(割込みコンテンツ)をコンテンツ表示領域10に表示させるとともに、既に取得済であった予定情報、履歴情報を対応する表示領域に表示させる。(S5)。なお、この場合、割込み情報表示部153は、コンテンツ表示領域10に表示させた割込みコンテンツについての、マークと予定時刻との表示を止める。
(S5)で割込みコンテンツを表示し終えた場合、(S6)(S7)で割込み予定情報と割込みコンテンツを取得したかを確認した上で、再び処理を(S1)へ戻す。そして、上記と同様の処理を実行する。
【0032】
なお、(S2)(S8)では、さらにアピールポイントを取得してもよい。そして、(S5)でコンテンツ等を表示するとき、アピールポイントを常時表示してもよいし、一定間隔(例えば、1分毎に15秒間表示する)で表示するように構成してもよい。一定間隔で表示を切り替えるように構成することで、利用者を引きつける効果が期待できる。
【0033】
以上のように、実施の形態1に係る情報表示装置100は、コンテンツとともに、コンテンツの表示予定を表示させる。さらに、速報等が取得される予定がある場合には、その速報等を表示可能になるタイミングを表示させる。
そのため、利用者は、表示装置200を見たときに興味のあるコンテンツが表示されていなかったとしても、いつ興味のあるコンテンツが表示されるかを知ることができ、そのコンテンツが表示されるまで待つか否かの判断ができる。
また利用者は、該当のコンテンツ表示を待つ間、別のコンテンツを見ることになり、別のコンテンツが広告等のコンテンツであれば、その広告の視聴者を増やすことができる。そのため、広告提供者側としても、実施の形態1に係る情報表示方法により、広告利用価値が高まる。
また図1で説明した表示装置200の表示例で、日本語表示だけでなく、他言語の表示を併用することも可能である。例えばコンテンツのマークの説明に、日本語、英語、韓国語の3つの表記を表示してもよいし、コンテンツの内容により、日本語のみ、英語のみ、韓国語のみ、あるいは日本語と英語というように表記を切り替えてもよい。それにより、より多数の利用者(色々な母国語の利用者)にコンテンツを提供することが可能になる。
【0034】
なお、図6の説明では、コンテンツの切り替えのタイミングでのみ、割込み予定情報や割込みコンテンツを取得したか否かを確認していた。そのため、コンテンツの切り替えのタイミングでのみ、予定表示領域20に割込みの予定の表示を追加することや、割込みコンテンツへコンテンツを切り替えることが行われた。
しかし、常に割込み予定情報や割込みコンテンツを取得したかを監視しておき、予定表示領域20に割込みの予定の表示を追加することや、割込みコンテンツへコンテンツを切り替えることを、他のコンテンツの表示中に行っても構わない。
つまり、あるコンテンツをコンテンツ表示領域10に表示させ、そのコンテンツに合わせた予定情報を予定表示領域20に表示している最中に、割込み予定情報を取得した場合、予定表示領域20の表示だけを割込みの予定を追加した表示に切り替えてもよい。
また、あるコンテンツをコンテンツ表示領域10に表示させている最中に、割込みコンテンツを取得した場合、そのコンテンツの表示を途中で止め、割込みコンテンツを表示させてもよい。例えば、コンテンツ表示領域10に表示させているコンテンツが動画であれば、その動画の再生を中止して、割込みコンテンツを表示させてもよい。この場合、途中で表示を止めたコンテンツは、割込みコンテンツの表示が終わった後、再び初めから表示させるとしてもよいし、止めたところから表示させるとしてもよい。
【0035】
また、上記説明では、予定表示領域20に表示させたタイミングで、割込みコンテンツを取得することを前提として説明した。
しかし、予定表示領域20に表示させたタイミングよりも前に割込みコンテンツを取得することが考えられる。この場合、予定表示領域20に表示させたタイミングに関わらず、取得したタイミングで割込みコンテンツを表示させてもよいし、予定表示領域20に表示させたタイミングまで待って、予定表示領域20に表示させたタイミングで割込みコンテンツを表示させてもよい。
また、予定表示領域20に表示させたタイミングになっても、割込みコンテンツを取得できないことが考えられる。この場合、割込みコンテンツを取得し表示させるまで、予定表示領域20に割込みコンテンツを表すマークを表示させたままにしてもよい。例えば、予定表示領域20に表示させたタイミングを過ぎた後は、現在表示させているコンテンツを表すマークの隣り(図1の検疫のお知らせのマークが表示されている位置)に、割込みコンテンツを表すマークを表示させたままにしてもよい。
あるいは、図6に示すフローチャートを常に動作するように構成すれば、(S6)の分岐でYESとなった後、(S8)の処理で新しい割込み予定情報を取得し、新しい割込み予定情報を用いてコンテンツ情報を表示する。また新しい割込み予定時刻を、現在の割込み予定時刻に一定時間(例えば15分)加算したものとして、表示順序を再構成してもよい。
【0036】
また、履歴表示部154は、割込みコンテンツについても、表示させた後は、その割込みコンテンツを表すマークを履歴表示領域30に表示させる。
なお実施の形態1では、表示装置は駅や街中に設置されているものとして説明したが、この情報表示方法をテレビ放送やWebでの表示方法に応用することができる。テレビ放送の場合、テレビ番組表があるが、実施の形態1の情報表示方法によれば、秒・分単位でコンテンツ情報とアピールポイントを表示することができる。例えば悪天候のとき、テレビの視聴者に対して、数分後(例えば5分後)に気象庁からのニュースという割込み情報が入ることを番組の流れとともに、視聴者に通知することができる。また割込み情報により、番組の流れが変更になる場合は、変更の番組情報を合わせて視聴者に通知することができる。
さらに、番組内容の変更だけではなく、以下のように、放送のチャネル自体が変わってしまう場合や、デバイスの表示モードが変わってしまう場合にも同様の表示が可能である。
例えば、テレビの録画機能によって、10分後に、表示されているチャンネルが他のチャンネルに切り替わる。また別の例では、PC上でインターネット上のコンテンツを見ている場合に、10秒後に、PCがスタンバイモードに変わるという場合に、適用可能である。
従来の情報表示装置でも、このような表示が出される場合はあったが、番組の内容とは関係なく、バラバラに、別のウィンドウなどによって表示されていた。
実施の形態1の情報表示装置では事前通知はお知らせ毎に個別に表示するのではなく、一連の番組情報の中で、割込み情報と同様に、チェネルや表示モードの変更に関しても情報表示するように構成することができるので、システムとして構成しやすく、利用者にとって状況を把握しやすいという特徴がある。
【0037】
実施の形態2.
実施の形態2では、利用者が表示させるコンテンツやコンテンツの表示順序を選択可能な情報表示装置100について説明する。
【0038】
図7は、実施の形態2に係る情報表示装置100の構成図である。図7に示す情報表示装置100について、図2に示す実施の形態1に係る情報表示装置100と異なる部分のみ説明する。
図7に示す情報表示装置100は、図2に示す情報表示装置100の機能に加え、コンテンツ選択部160を備える。
【0039】
コンテンツ選択部160は、入力装置400を介して、予定表示領域20や履歴表示領域30に表示させたマークから、利用者にコンテンツ表示領域10に表示させるコンテンツについてのマークを選択させる。例えば、表示させたいコンテンツについてのマークをダブルクリックさせて選択させる。
また利用者が表示コンテンツを選択するかどうか決定するための補助機能として、マークをクリックしたときは、該当コンテンツのアピールポイントを表示する、または音声で案内するというように構成してもよい。それにより利用者はコンテンツを選択する前に、コンテンツの概要を確認することができ、選択操作を補助することができる。
コンテンツ表示部151は、コンテンツ表示領域10に表示させているコンテンツの表示を途中で止め、選択されたコンテンツをコンテンツ情報記憶部120から取得して、コンテンツ表示領域10に表示させる。また、予定表示部152、履歴表示部154、関連情報表示部155は、選択されたコンテンツに合わせて、予定情報、履歴情報、関連情報を表示させる。
【0040】
また、コンテンツ選択部160は、入力装置400を介して、予定表示領域20や履歴表示領域30に表示させたマークの順序を利用者に入れ替えさせ、コンテンツの表示順序を変更させてもよい。
この場合、変更された順序が表示順序記憶部130に格納される。そして、それ以降、変更された順序に従い、表示部150が動作する。
【0041】
以上のように、実施の形態2に係る情報表示装置100は、利用者に表示させるコンテンツやコンテンツの表示順序を変更可能とする。そのため、表示装置200を見たときに興味のあるコンテンツが表示されていなかったとしても、興味のあるコンテンツに切り替えて表示させることができる。また、興味のあるコンテンツが複数ある場合等は、表示させる順序を変更して、興味のあるコンテンツが連続して表示されるようにすることもできる。
【0042】
なお、割込みコンテンツについては、表示順序の変更ができないため、割込みコンテンツについてのマークを操作された場合には、エラーを表示するとしてもよい。
【0043】
実施の形態3.
実施の形態3では、表示装置200の形態について説明する。
【0044】
図8は、実施の形態3に係る表示装置200を示す図である。
図8に示すように、実施の形態3に係る表示装置200は、コンテンツ表示領域10、予定表示領域20、履歴表示領域30を備え、コンテンツ表示領域10の左側に予定表示領域20が配置されるとともに、右側に履歴表示領域30が配置される。
なお、実施の形態1と同様に、コンテンツ表示領域10の表示情報を制御するのは、コンテンツ表示部151であり、予定表示領域20の表示を制御するのは、予定表示部152及び割込み情報表示部153であり、履歴表示領域30の表示を制御するのは、履歴表示部154である。
【0045】
実施の形態3に係る表示装置200では、予定表示領域20には、表示される順に右から並べられたマークが表示され、表示されたマークが徐々に右方向(図8の矢印方向)へ移動し、コンテンツ表示領域10へ近づいていく。履歴表示領域30には、表示されたコンテンツについてのマークが表示され、表示されたマークが徐々に右方向(図8の矢印方向)へ移動し、コンテンツ表示領域10から離れていく。また、予定表示領域20の左端20Aから新たなマークが出現し、履歴表示領域30の右端30Aからマークが消えていく。
予定表示領域20からコンテンツ表示領域10へマークが差し掛かると、そのマークについてのコンテンツが表示される。つまり、コンテンツが動画であれば、コンテンツ表示領域10にその動画が表示され、コンテンツが静止画であれば、コンテンツ表示領域10にその静止画が表示される。コンテンツの表示が終わると、そのコンテンツについてのマークが履歴表示領域30に表示される。
つまり、予定表示領域20に表示されたマークは、表示されるまでの待機時間が短いほどコンテンツ表示領域10寄りに配置される。同様に、履歴表示領域30に表示されたマークは、表示されてからの経過時間が短いほどコンテンツ表示領域10寄りに配置される。
【0046】
図9は、表示装置200に表示される情報の変化を説明するための図である。図9では、(a)(b)(c)の順に表示される情報が変化していく。
まず、図9(a)の状態では、コンテンツ表示領域10には、観光情報が表示されている。また、予定表示領域20には、検疫のお知らせ、オリンピックニュース、ホテル情報についてのマークが表示され、履歴表示領域30には、航空機の発着スケジュール等の航空機情報についてのマークが表示されている。
観光情報の表示が終了すると、図9(b)の状態となり、コンテンツ表示領域10には、検疫のお知らせが表示される。また、予定表示領域20には、オリンピックニュース、ホテル情報、列車・バス等の交通情報についてのマークが表示され、履歴表示領域30には、観光情報についてのマークが表示される。
検疫のお知らせの表示が終了すると、図9(c)の状態となり、コンテンツ表示領域10には、オリンピックニュースが表示される。また、予定表示領域20には、ホテル情報、列車・バス等の交通情報、航空機の発着スケジュール等の航空機情報についてのマークが表示され、履歴表示領域30には、検疫のお知らせについてのマークが表示される。
【0047】
以上のように、実施の形態3に係る表示装置200は、予定情報に表示されたマークが徐々に移動して、コンテンツ表示領域10に差し掛かるとそのマークについてのコンテンツが表示される。また、コンテンツが表示し終わると、そのコンテンツについてのマークが履歴表示領域30に表示される。
そのため、利用者は、予定表示領域20には、これから表示されるコンテンツについてのマークが表示されており、履歴表示領域30には既に表示された後のコンテンツについてのマークが表示されていることが、直感的に理解できる。
【0048】
なお、予定表示領域20と履歴表示領域30とは、コンテンツ表示領域10と比べてバックライトの輝度が低く、目立たないように情報が表示されている。
そのため、利用者は、コンテンツ表示領域10に注目し易い。また、予定表示領域20と履歴表示領域30との消費電力を低減することができる。
【0049】
また、表示装置200は複数の表示装置で構成されている。例えば、コンテンツ表示領域10、予定表示領域20、履歴表示領域30それぞれが異なる1つの表示装置であり、これら3つの表示装置が横に並べられて表示装置200を構成している。もちろん、コンテンツ表示領域10、予定表示領域20、履歴表示領域30それぞれを複数の表示装置で構成してもよい。
また、並べる向きもコンテンツ表示領域10を中心として横向きに並べるものに限定されず、コンテンツ表示領域10を中心として縦や斜めに並べてもよい。また、コンテンツ表示領域10の一方側に予定表示領域20と履歴表示領域30とを並べて設けてもよい。例えば、コンテンツ表示領域10の左側に予定表示領域20と履歴表示領域30とを上下に並べて設けてもよい。
【0050】
また、コンテンツ表示領域10と、予定表示領域20及び履歴表示領域30とは、異なる種類の表示装置で構成されていてもよい。
例えば、コンテンツ表示領域10を構成する表示装置に比べ、予定表示領域20及び履歴表示領域30を構成する表示装置は、解像度の低い表示装置としてもよい。
また、例えば、コンテンツ表示領域10を構成する表示装置をカラー表示可能な表示装置とし、予定表示領域20及び履歴表示領域30を構成する表示装置をカラー表示できず、白黒表示のみ可能な表示装置としてもよい。
このようにすることにより、表示装置200を安価にすることが可能となる。
【0051】
また、図10に示すように、コンテンツ表示領域10を構成する表示装置に比べ、予定表示領域20及び履歴表示領域30を構成する表示装置は、画面サイズ(表示領域のサイズ)の小さい表示装置としてもよい。
このようにすることにより、表示装置200を安価にすることが可能となる。
例えば、映画館のスクリーンをコンテンツ表示領域10とし、その両側に予定表示領域20及び履歴表示領域30を構成する、スクリーンよりも小さい表示装置を設けてもよい。
なお図10の構成によると、コンテンツとしては映画などの映像コンテンツを適用することが可能になる。予定表示領域や履歴表示領域のマークやアピールポイントによりコンテンツを確認できるので、例えば少人数向けシアターであれば、適宜利用者の好みにより、再生するコンテンツや映画の場面(シーン)を変更することができる。
【0052】
また、実施の形態3においても、オリンピックニュースは実施の形態1と同様に割込みコンテンツである。割込みコンテンツは、実施の形態1の場合と同様に、装飾を施したり、点滅させたりして目立たせてもよい。
【0053】
実施の形態4.
実施の形態4では、表示装置200を2台備えている場合について説明する。
【0054】
図11は、実施の形態4に係る情報表示装置100によって、2台の表示装置200A(第1表示装置)、表示装置200B(第2表示装置)に表示される情報の説明図である。
表示装置200Aには、図1に示す表示装置200と同じ情報が表示される。
表示装置200Bには、表示装置200Aの予定表示領域20又は履歴表示領域30に表示されたマークのうち、利用者に選択されたマークが示すコンテンツが表示される。つまり、表示装置200Bには、利用者の選択に応じて、コンテンツが表示される。
なお、予定表示領域20に表示されている割込みコンテンツを示すマークが選択された場合、表示装置200Bには、その割込みコンテンツに関連する過去の(既に表示された)割込みコンテンツが表示される。例えば、図11のオリンピックニュースが選択された場合、既に終了している競技の結果や、過去のオリンピックの結果等が表示される。
【0055】
図12は、実施の形態4に係る情報表示装置100の構成図である。
図12に示すように、情報表示装置100は、図7に示す実施の形態2に係る情報表示装置100の機能に加え、表示部150が指定情報表示部156を備える。表示部150は、2台の表示装置200A、表示装置200Bを制御する。
指定情報表示部156は、表示装置200Aの予定表示領域20又は履歴表示領域30に表示されたマークのうち、利用者により入力装置400を介して選択されたマークが示すコンテンツをコンテンツ情報記憶部120から取得して、表示装置200Bに表示させる。指定情報表示部156は、選択されたマークが予定表示領域20に表示されている割込みコンテンツを示すマークであった場合、その割込みコンテンツに関連する過去の割込みコンテンツを割込み情報記憶部110から取得して、表示装置200Bに表示させる。例えば、図3に示す割込み情報記憶部110が記憶した情報のうちマークが同じものを、関連する過去の割込みコンテンツとしてもよい。また、別途、割込み情報記憶部110に割込みコンテンツの分類情報を記憶しておき、分類情報が同じものを関連する過去の割込みコンテンツとしてもよい。
【0056】
以上のように、実施の形態4に係る情報表示装置100では、利用者が見たいコンテンツを見たいときに見ることができる。特に、利用者がマークを選択した場合であっても、表示装置200Aに表示される内容は変更されない。そのため、複数の利用者が表示装置200Aを見ている場合に、マークを選択した利用者以外の他の利用者の利便性を損なうこともない。
【0057】
なお、上記説明では、表示装置200Aには、図1に示す情報が表示されるとした。しかし、図13に示すように、表示装置200Aに、航空機の運航予定を示すフライトインフォメーションが表示されるとしてもよい。例えば、フライトインフォメーションは、便の出発時刻順に複数ページに分けられ、順次切り替えて表示される。図13の例では、4つのページに分けられ、4つのページが順次切り替えて表示される。また、表示装置200Aには、各ページを示すマークが表示され、現在どのページが表示されているかが示される。図13の例では、1から4までの番号が示されたマークが表示され、網掛されている2番のページが表示されていることが示されている。なお、各マークの付近に、そのマークが示すページでは何時から何時までに出発する便の情報が表示されるかを示してもよい。
この場合、表示装置200Bには、表示装置200Aに表示された1から4までの番号が示されたマークのうち、利用者に選択されたマークが示すフライトインフォメーションのページが表示される。図13の例では、4番のページが表示されている。
利用者は、自分が搭乗する便の出発時刻から、どのページに自分が搭乗する便のフライトインフォメーションが表示されているかを判断し、そのページを表示装置200Bに表示させることができる。これにより、利用者が搭乗する便のページが表示されていない場合であっても、すぐにそのページを表示させ、フライトインフォメーションを確認することが可能になる。
もちろん、フライトインフォメーションに限らず、鉄道等の他の交通機関の運行情報であっても構わない。
【0058】
また、指定情報表示部156は、選択されたマークが示すコンテンツが動画である場合、利用者からの指示に従い、表示装置200Bに表示させたコンテンツの再生速度を変更してもよいし、一時停止させてもよい。また、指定情報表示部156は、コンテンツに含まれる文字の大きさや、表示言語、色を利用者の指示に従い変更してもよい。
なお表示装置200Bは、複数台で構成してもよい。その場合は、複数の利用者の選択に応じて200Bそれぞれに異なるコンテンツを表示することができる。
また表示装置200Aおよび200Bの複数の組み合わせを、並んで設置してもよい。その場合は、表示装置200Aに同じコンテンツを表示することもできるし、異なるコンテンツを表示することもでき、複数の利用者からの選択に応じることができる。
【0059】
実施の形態5.
実施の形態5では、割込み予定情報や割込みコンテンツの取得方法について説明する。
【0060】
実施の形態1では、情報取得部140は、配信サーバ300から配信された割込み予定情報や割込みコンテンツを取得するとした。しかし、情報取得部140は、電子メールの添付ファイルとして割込み予定情報や割込みコンテンツを取得してもよい。
例えば、情報取得部140は、所定のアドレス(情報表示装置100のアドレス)へ宛てた電子メールの添付ファイルを割込み予定情報や割込みコンテンツとして取得する。また、情報取得部140は、所定のアドレス(情報表示装置100のアドレス)へ宛てた電子メールが所定のアドレス(管理者の端末のアドレス)から送信されていた場合に、その電子メールの添付ファイルを割込み予定情報や割込みコンテンツとして取得してもよい。
なお、割込み予定情報か割込みコンテンツかは、例えば、電子メールの宛先のアドレスや、タイトル、本文の少なくともいずれかによって判定するようにしてもよい。つまり、割込み予定情報と割込みコンテンツとで、電子メールの送信先のアドレスを変えておいてもよいし、電子メールのタイトルを変えておいてもよいし、電子メールの本文に記載する内容を変えておいてもよい。
【0061】
また、情報取得部140は、コンテンツの重要度等、割込みコンテンツを表示させる表示装置200の位置、表示回数、表示タイミング等を、割込み予定情報や割込みコンテンツとともに取得してもよい。情報取得部140は、これらの情報を取得した場合、これらの情報も割込み情報記憶部110に格納する。
【0062】
図14は、実施の形態5に係る割込み情報記憶部110が記憶する情報の一例を示す図である。
実施の形態5に係る割込み情報記憶部110が記憶する情報には、図3に示す情報に加え、重要度、表示端末、回数・タイミング、取得元が含まれる。重要度は、割込みコンテンツの重要度を表す。表示端末は、割込みコンテンツを表示させる表示装置200(表示装置200の位置)を表す。回数・タイミングは、割込みコンテンツを表示させる回数とタイミング(割込みコンテンツ取得後、表示を開始するタイミング)とを表す。取得元は、割込み予定情報や割込みコンテンツを配信サーバ300から取得したか、電子メールにより取得したかを表す。
【0063】
実施の形態6.
実施の形態6では、順次切り替えて表示させているコンテンツに、割込みコンテンツを組み込む方法について説明する。
【0064】
図15は、実施の形態6に係る情報表示装置100の構成図である。
図15に示すように、情報表示装置100は、図2に示す実施の形態1に係る情報表示装置100の機能に加え、表示順序構成部170を備える。
表示順序構成部170は、1つのコンテンツを表示させる度、及び、割込みコンテンツを取得する度に、表示順序記憶部130に記憶された表示順序を構成し直す。つまり、表示順序構成部170は、順次切り替えて表示させているコンテンツに、割込みコンテンツを組み込んだ表示順序を構成する。
なお、図14に示すように、割込みコンテンツの中には、所定の回数だけ表示させるものや、特定の時間だけ表示させるものがある。所定の回数だけ表示させるものの場合、表示順序構成部170は、その割込みコンテンツが表示された回数をカウントしておき、割込みコンテンツが所定の回数表示された後に、その割込みコンテンツを抜いた表示順序を構成する。特定の時間だけ表示させるものの場合、表示順序構成部170は、表示の開始時刻後のタイミングで、その割込みコンテンツを組み込んだ表示順序を構成し、表示の終了時刻後のタイミングで、その割込みコンテンツを抜いた表示順序を構成する。
また、図14に示すように、割込みコンテンツの中には、特定の表示装置200にのみ表示させるものがある。そのため、表示順序構成部170は、表示装置200毎に表示順序を構成する。
表示部150は、表示順序構成部170が再構成した表示順序に従い、各表示装置200のコンテンツ等を表示させる。
【0065】
表示順序構成部170は、例えば、表示順序の最後に割込みコンテンツを組み込む。つまり、図5に示す表示順序であれば、C005の後に(C005とC001との間)に割込みコンテンツが表示されるように割込みコンテンツが組み込まれた表示順序が構成される。
しかし、オリンピックニュース(図14の割込みIDがI001のコンテンツ)のように、取得してすぐに表示される割込みコンテンツの場合、割込みコンテンツを取得した時点で、すぐに表示される位置に割込みコンテンツが組み込まれた表示順序が構成される。例えば、図5に示すC002を表示しているときに、I001の割込みコンテンツを取得した場合、C002とC003との間にI001の割込みコンテンツが表示されるように、割込みコンテンツが組み込まれた表示順序が構成される。
【0066】
表示順序構成部170は、割込みコンテンツの重要度に応じて割込みコンテンツを表示する頻度を変更してもよい。例えば、割込みコンテンツの重要度が高であれば、その割込みコンテンツの表示順がくる度に毎回表示させ、重要度が中であれば、その割込みコンテンツの表示順が2回きたら1度表示させ、重要度が低であれば、その割込みコンテンツの表示順が3回きたら1度表示させる。他にも、重要度が高であれば、その割込みコンテンツの表示順がくる度に2回連続して表示させる等のようにしてもよい。
また、重要度に代えて、表示頻度を示す情報を取得し、その情報に従い、表示する頻度を変更してもよい。
【0067】
表示順序構成部170は、構成した表示順序と、割込みコンテンツが組み込まれた場合にはその割込みコンテンツとを、管理者端末に表示させ、管理者の承認を受けてから表示順序を変更するとしてもよい。
【0068】
また、情報表示装置100は、割込みコンテンツが広告等の場合には、広告主に対して課金してもよい。この場合、情報表示装置100は、割込みコンテンツの重要度毎に、基準料金の何%増しの金額を課金するかを示す課金情報を記憶する記憶装置(課金情報記憶部)と、課金の処理を行う課金処理部とを備えておく。課金処理部は、表示させた割込みコンテンツの重要度に応じて、記憶装置から課金情報を取得し、課金情報に従い計算された金額を広告主に対して課金する。
割込みコンテンツとして表示する広告は、通常の広告よりも課金する金額を高くしてもよい。
【0069】
実施の形態7.
実施の形態7では、コンテンツ表示領域10に表示させている情報の種別を表示することについて説明する。
【0070】
図16は、実施の形態7に係る情報表示装置100によって表示装置200に表示される情報の説明図である。
図16では、表示装置200の左上に種別情報11が表示されている。他は、図1に示す表示装置200と同じ情報が表示される。
種別情報11は、コンテンツ表示領域10に表示されているコンテンツの種別を示す。つまり、種別情報11は、コンテンツ表示領域10に表示されているコンテンツが、例えば、広告、ニュース、情報(交通情報、ホテル情報、航空機情報等)等のいずれであるかを示す。
【0071】
実施の形態7に係る情報表示装置100の構成は、図2に示す実施の形態1に係る情報表示装置100の構成と同じである。
コンテンツ情報記憶部120は、各コンテンツの情報とともに、そのコンテンツの種別を記憶する。コンテンツ表示部151は、コンテンツをコンテンツ表示領域10に表示させる際、そのコンテンツの種別をコンテンツ情報記憶部120から取得して、表示装置200に表示させる。
【0072】
利用者は、種別情報11を見ることで、コンテンツ表示領域10に表示されている情報がどのような情報であるかを容易に知ることができる。
さらにコンテンツ表示部151は、種別情報11に、選択可能画面か選択結果表示画面かを示す画面種別情報、表示のみ(一方向通信)か対話式(双方向通信)を示す操作形態情報、表示情報が固定か変更かを示す表示形態情報を組み合わせて表示してもよい。
画面種別情報、操作形態情報および表示形態情報は、表示装置200毎に予め定められている情報であり、表示装置情報記憶部(図示せず)に記憶され、コンテンツ表示部151がコンテンツをコンテンツ表示領域10に表示させる際に、表示装置情報記憶部(図示せず)から情報を取得して、種別情報11とともに表示装置200に表示させる。
画面種別情報は、例えば図11で説明すると、表示装置200Aが選択可能画面であり、表示装置200Bが選択結果表示画面である。
操作形態情報は、例えば図13で説明すると、表示装置200Aが「表示のみ(一方向通信)」であり、表示装置200bが「対話式(双方向)」である。
表示形態情報が「固定」とは、例えば種別情報11としてフライトインフォメーションのみを表示することを示し、「変更」は種別情報11が広告、ニュース、情報と変更することを示す。「固定」は「一種類」、「変更」は「多種類」という用語を用いてもよい。
種別情報11に、画面種別情報、操作形態情報および表示形態情報のいずれかを組み合わせてもよいし、全てを組み合わせてもよい。図11において、種別情報11に画面種別情報を加えた例で説明すると、表示装置200Aは、「情報」+「選択可能画面」、表示装置200Bは、「ホテル情報」+「選択結果表示画面」と設定される。図11において、種別情報11に表示形態情報を加えた例で説明すると、表示装置200Aは、「情報」+「変更」、表示装置200Bは、「ホテル情報」+「変更」と設定される。
図13において、種別情報11に操作形態情報、表示形態情報を加えた例で説明すると、表示装置200Aは、「フライトインフォメーション」+「表示のみ(一方向通信)」+「固定」、表示装置200Bは、「フライトインフォメーション」+「対話式(双方向通信)」+「固定」と設定される。(図13の表示装置200Bは、利用者からの選択を受け付けていないときは、表示装置200Aに表示されるフライトインフォメーションと同じものを表示しているものとする。)
画面種別情報、操作形態情報および表示形態情報を示す単語は、任意に設定できる。また単語で表すだけでなく、画面全体を覆う枠表示や背景色などで各種情報を表示するように構成してもよい。例えば、「表示のみ(一方向通信)」か「対話式(双方向)」かを枠表示や背景色を変更させて表示することで、よりわかりやすくなる。
このように種別情報11に、画面種別情報、操作形態情報および表示形態情報を組み合わせて表示することで、表示装置200の表示内容についてより詳細に一目で紹介でき、離れた場所にいる利用者に対しても利用を促す効果が期待できる。
【0073】
次に、実施の形態における情報表示装置100のハードウェア構成について説明する。
図17は、情報表示装置100のハードウェア構成の一例を示す図である。
図17に示すように、情報表示装置100は、プログラムを実行するCPU911(Central・Processing・Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサともいう)を備えている。CPU911は、バス912を介してROM913、RAM914、LCD901(Liquid Crystal Display)、キーボード902(K/B)、通信ボード915、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920(固定ディスク装置)の代わりに、光ディスク装置、メモリカード読み書き装置などの記憶装置でもよい。磁気ディスク装置920は、所定の固定ディスクインタフェースを介して接続される。
【0074】
磁気ディスク装置920又はROM913などには、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。
【0075】
プログラム群923には、上記の説明において「情報取得部140」、「表示部150」、「コンテンツ選択部160」、「表示順序構成部170」等として説明した機能を実行するソフトウェアやプログラムやその他のプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。
ファイル群924には、上記の説明において「割込み情報記憶部110」、「コンテンツ情報記憶部120」、「表示順序記憶部130」に格納される情報やデータや信号値や変数値やパラメータが、「データベース」の各項目として記憶される。「データベース」は、ディスクやメモリなどの記録媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶された情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示などのCPU911の動作に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・処理・出力・印刷・表示のCPU911の動作の間、情報やデータや信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
【0076】
また、上記の説明におけるフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号値は、RAM914のメモリ、その他光ディスク等の記録媒体やICチップに記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体や電波によりオンライン伝送される。
また、上記の説明において「〜部」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」、「〜手段」、「〜機能」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。また、「〜装置」として説明するものは、「〜回路」、「〜機器」、「〜手段」、「〜機能」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェアのみ、或いは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、或いは、ソフトウェアとハードウェアとの組合せ、さらには、ファームウェアとの組合せで実施されても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、ROM913等の記録媒体に記憶される。プログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。すなわち、プログラムは、上記で述べた「〜部」としてコンピュータ等を機能させるものである。あるいは、上記で述べた「〜部」の手順や方法をコンピュータ等に実行させるものである。
【符号の説明】
【0077】
10 コンテンツ表示領域、11 種別情報、20 予定表示領域、30 履歴表示領域、40 関連情報表示領域、100 情報表示装置、110 割込み情報記憶部、120 コンテンツ情報記憶部、130 表示順序記憶部、140 情報取得部、150 表示部、151 コンテンツ表示部、152 予定表示部、153 割込み情報表示部、154 履歴表示部、155 関連情報表示部、156 指定情報表示部、160 コンテンツ選択部、170 表示順序構成部、200 表示装置、300 配信サーバ、400 入力装置。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
並べて設けられた第1表示装置及び第2表示装置を制御する情報表示装置であり、
複数のコンテンツの各コンテンツを順に切り替えて前記第1表示装置に表示させるコンテンツ表示部と、
前記コンテンツ表示部がコンテンツを表示させる際、そのコンテンツの表示後に前記コンテンツ表示部が表示させる予定の各コンテンツを表すマークを表示順序に並べて前記第1表示装置に表示させる予定表示部と、
前記予定表示部が表示させたマークのうち、利用者によって指定されたマークが表すコンテンツを前記第2表示装置に表示させる指定情報表示部と
を備えることを特徴とする情報表示装置。
【請求項2】
前記情報表示装置は、さらに、
前記コンテンツ表示部が表示させる前記各コンテンツの表示の切り替えの間に割り込ませて表示させる割込みコンテンツであって、後に取得可能となる割込みコンテンツを表すマークを、前記予定表示部が表示させた表示順序に並んだマークのうち、前記割込みコンテンツの取得予定タイミングにおいて前記コンテンツ表示部が表示させるコンテンツを表すマークと、その次に表示するコンテンツを表すマークとの間に割り込ませて表示させる割込み情報表示部
を備え、
前記指定情報表示部は、前記割込み情報表示部が表示させたマークが利用者によって指定されると、前記割込みコンテンツに関連する既に取得済の割込みコンテンツを前記第2表示装置に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項3】
前記コンテンツ表示部は、前記取得予定タイミングよりも早く前記割込みコンテンツを取得した場合には、前記取得予定タイミングまで待つことなく前記取得予定タイミングの前に、順に切り替えて表示させる前記各コンテンツの表示の切り替えの間に割り込ませて、前記割込みコンテンツを前記第1表示装置に表示させる
ことを特徴とする請求項2に記載の情報表示装置。
【請求項4】
前記情報表示装置は、さらに、
前記コンテンツ表示部がコンテンツを表示させる際、そのコンテンツの表示前に前記コンテンツ表示部が表示させたコンテンツを表すマークを、表示させた順序に並べて前記第1表示装置に表示させる履歴表示部
を備え、
前記指定情報表示部は、前記予定表示部と前記履歴表示部とが表示させたマークのうち、利用者によって指定されたマークが表すコンテンツを前記第2表示装置に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項5】
前記情報表示端末は、さらに、
前記割込みコンテンツが添付ファイルとして添付された電子メールを取得する情報取得部
を備え、
前記コンテンツ表示部は、前記情報取得部が取得した電子メールの添付ファイルを表示させる
ことを特徴とする請求項2に記載の情報表示装置。
【請求項6】
前記コンテンツ表示部は、表示させているコンテンツの種別を示す種別情報を前記第1表示装置に表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項7】
前記指定情報表示部は、コンテンツとして動画を表示させている場合、利用者からの指示に従い、コンテンツの再生速度を変更または一時停止する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
【請求項8】
並べて設けられた第1表示装置及び第2表示装置を制御する情報表示プログラムであり、
複数のコンテンツの各コンテンツを順に切り替えて前記第1表示装置に表示させるコンテンツ表示処理と、
前記コンテンツ表示処理でコンテンツを表示させる際、そのコンテンツの表示後に前記コンテンツ表示処理で表示させる予定の各コンテンツを表すマークを表示順序に並べて前記第1表示装置に表示させる予定表示処理と、
前記予定表示処理で表示させたマークのうち、利用者によって指定されたマークが表すコンテンツを前記第2表示装置に表示させる指定情報表示処理と
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報表示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−128833(P2012−128833A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−191365(P2011−191365)
【出願日】平成23年9月2日(2011.9.2)
【出願人】(394013002)三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 (251)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】