説明

感圧センサ

【課題】2系統以上の検知を適切に行うことが可能な感圧センサを提供する。
【解決手段】物体から受ける荷重により変化する抵抗値に基づいて物体の接触を検知する感圧センサ1は、第1のベースフィルム31と第2のベースフィルム32との間に対向配置される一対の電極20からなる検知部10と、一対の電極20の間に所定のギャップ34を形成する絶縁性材料からなるスペーサ33と、を備え、当該スペーサ33により形成される一つの検出領域36に、夫々個別に外部接続端子を備える複数の検知部20が備えられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物体から受ける荷重により変化する抵抗値に基づいて当該物体の接触を検知する感圧センサに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車の高機能化が進むに伴い、座席への乗員の着座の有無、或いはこの着座した乗員の体重を検出して、例えばエアバックの作動を制御したり、シートベルト着用の表示を行ったりする等、各種機能を制御するために様々な着座検出装置が用いられる。このような着座検出装置に使用される感圧センサは、当該感圧センサに加えられた荷重により抵抗値が変化するように構成されている(例えば、特許文献1−3)。
【0003】
特許文献1の着座検知装置は感圧スイッチと判定回路とから構成される。この感圧スイッチは、一対のフィルムと一対の電極と各電極を接続する線とから構成されている。電極はフィルム上に設けられ、フィルム上の電極が位置しない部分には、スペーサが設けられる。このように形成された2枚のフィルムを、電極が対向し、且つ一対となるように貼り合わされて形成される。
【0004】
また、特許文献2には、感圧抵抗体及び当該感圧抵抗体を用いた感圧センサに関して記載されている。特許文献2に記載の感圧センサは、対向する2つのベースフィルムに電極を設け、その各電極上に形成した感圧抵抗体を、スペーサにより形成されるギャップを介して対面させた構造としている。この感圧抵抗体としては、圧力に依存した抵抗値を出力することが可能な感圧インクが使用される。
【0005】
また、特許文献3に記載される力センサのように、対向する一方の電極が、第1の電極及び第2の電極からなる複数の電極により構成されるものもある。
【0006】
【特許文献1】特許第2909961号明細書
【特許文献2】特開2003−106912号公報
【特許文献3】特表2002−525564号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1及び2に記載される技術では、スペーサで囲まれた領域に備えられる感応部は1つのみであり、1つの感応部では1系統の検知しか行うことができない。そのため、2つ以上の系統の検知を行いたい場合には、必要な数の感応部を備える必要がある。しかしながら、夫々の感応部は、その大きさに起因して、ある程度離れることとなる。したがって、圧力の加わり方によっては、夫々の感応部が同時に反応せず、夫々の感応部から信号が出力されるタイミングに時間差が生じることがあった。
【0008】
このように出力信号のタイミングに時間差があると、複数の感応部を有する感圧センサからの出力に基づいて各種制御を行う場合、特に、例えばエアバックの作動を制御する制御部や、シートベルト着用の表示を行う制御部等の複数の装置に当該感圧センサからの出力を伝達して制御を行う場合には、各信号について同期を取る必要があるため制御が複雑化するといった問題があった。
【0009】
また、特許文献3に記載される力センサでは、上述のように対向する一方の電極が、第1の電極及び第2の電極からなる複数の電極により構成されるが、当該第1の電極及び第2の電極に対向する他方の電極である接触部材は共通化されているため、第1の電極及び第2の電極の夫々を完全に独立した系統として使用することはできなかった。
【0010】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、2系統以上の検知を適切に行うことが可能な感圧センサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するための本発明に係る感圧センサの特徴構成は、物体から受ける荷重により変化する抵抗値に基づいて前記物体の接触を検知し、第1のベースフィルムと第2のベースフィルムとの間に対向配置される一対の電極からなる検知部と、前記一対の電極の間に所定のギャップを形成する絶縁性材料からなるスペーサと、を備え、前記スペーサにより形成される一つの検出領域に、夫々個別に外部接続端子を備える複数の前記検知部が備えられている点にある。
【0012】
このような特徴構成であるため、一つの検出領域内に複数の検知部を互いに接近させて配設することができる。したがって、2系統以上の検知を適切に行うことが可能な感圧センサを形成することができる。また、2系統以上の出力が得られるため、当該出力を複数の装置に出力する場合であっても、感圧センサからの信号が減衰しないような部品、例えば増幅器等を不要とすることができる。したがって、消費電力を増加させることなく、複数の装置に感圧センサからの信号を出力することができる。
【0013】
また、夫々の検知部が個別に外部接続端子を備えているため、一つの感圧センサが備える検知部を並列状態で使用したり、直列状態で使用したりすることが可能となる。また、複数の感圧センサを用いる場合には、例えば、一方の感圧センサが備える一つの検知部と、他方の感圧センサが備える一つの検知部とを直列接続して使用すると共に、これら以外の検知部は、別個に単体で使用するような接続も可能である。このように接続すれば、感圧センサが検知する物体の荷重や位置等を特定することが可能となる。
【0014】
また、前記検出領域が、円筒形の空間で構成されていると好適である。
【0015】
このような構成であれば、検知部の指向性を無くすことができるため、感圧センサを荷重する物体を適切に検出することができる。また、検知部の指向性が無いことから感圧センサを配設する場所や向きを考慮する必要がなくなるため、感圧センサの配設が容易に行える。更には、多様な押圧に対して中央部が接触し易くすることができる。
【0016】
また、前記複数の検知部のうち少なくとも2つの検知部が、前記検出領域の中央部から等距離となるように配設されていると好適である。
【0017】
このような構成であれば、複数の検知部を備えた場合であっても、当該2つの検知部からほぼ同時に信号を出力させることができる。そのため、複数の装置の同時制御が行い易くなる。
【0018】
あるいは、前記複数の検知部と前記検出領域の中央部との間の距離が異なるように構成されていても良い。
【0019】
このような構成であれば、感圧センサが荷重されてから検知部が信号を出力するまでの時間を、検出領域の中央部から検知部までの距離に応じて変更することができる。すなわち、検出領域の中央部から検知部までの距離が近い程、検知部から信号が出力されるタイミングが早く、また、検出領域の中央部に近い検知部である程、弱い荷重でも検出することができる。したがって、各検知部から出力される信号の時間差や有無に応じて、感圧センサに対する荷重の大きさを識別することができる。
【0020】
また、前記複数の検知部が、前記スペーサの内側縁から等距離となるように配設されていると好適である。
【0021】
上述のように、特に感圧センサが検知する物体の荷重や位置を単一の感圧センサで検知する場合には、検出領域の中央部から検知部までの距離を変更して構成される。この際、検知部をスペーサの内側縁から等距離となるように構成すると、検出領域の中央部から最も離れた位置を基準とすることができるため、検出領域の中央部から検知部までの距離に応じたリニアリティのある特性で荷重や位置の検出を行うことが可能となる。したがって、検出信号に基づいた演算処理を容易に行うことが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
〔第一の実施形態〕
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る感圧センサ1を備える検知装置100を模式的に示した図である。当該検知装置100は、感圧センサ1及び検出回路2からなる。感圧センサ1は複数の検知部10を備え、1つの検知部10は一対の電極20からなる(詳細は後述する)。感圧センサ1は、物体から受ける荷重により検知部10の抵抗値を変化させ、当該抵抗値の変化に基づいて物体の接触を検知する。
【0023】
また、感圧センサ1は、当該感圧センサ1が備える検知部10の数に応じた入力端子23と出力端子24とを備える。したがって、検知部10は、これらの入力端子23及び出力端子24と接続するために、夫々個別に外部接続端子が備えられる。夫々の検知部10は、入力端子23が配線パターン21で接続され、出力端子24が配線パターン22で接続される。したがって、夫々の検知部10は、独立した系統で構成されることとなる。図1では、出力端子24を接地しているが、その用途に応じて変更可能である。例えば、感圧センサ1から出力される信号を外部に備えられる装置に伝達するには、当該装置(装置が備える入力端子)を少なくとも一つの出力端子24に接続することにより実現できる。
【0024】
検出回路2は、夫々の入力端子23に電源11が接続される。また、当該電源11の短絡防止用に、夫々の検知部10の前段及び後段の少なくともいずれか一方に抵抗(可変抵抗を含む)を備えると好適である。
【0025】
また、詳細は後述するが、本実施形態の感圧センサ1は、物体から荷重を受けた場合には、各検知部10が同時に導通可能な構成となっている。そのため、本感圧センサ1から出力される信号を外部に設けられる、例えばエアバックの作動を制御する制御部や、シートベルト着用の表示を行う制御部等の2つの装置に伝達する場合であっても、2つの出力端子24を備えているため、上述の装置と感圧センサ1の出力端子24とが一対一で接続できる。したがって、同時制御の効果を基に1つの出力端子に複数の装置を接続した場合に起こりえる信号の減衰を防止することが可能となる。また、このような減衰を防止することを目的として増幅器等を備える必要がないため、消費電力を増加させることなく、複数の装置に感圧センサ1からの信号を出力することができる。
【0026】
次に、本発明に係る感圧センサ1について説明する。図2は、本発明に係る感圧センサ1の側面方向からの断面を模式的に示した図である。感圧センサ1は、上述のように一対の電極20からなる検知部10と、各電極20を接続する配線パターン21及び配線パターン22と共に、第1のベースフィルム31と、第2のベースフィルム32と、スペーサ33とを備える。検知部10は、第1のベースフィルム31と第2のベースフィルム32との間に、対向するように設けられる一対の電極20からなる。一対の電極20の一方は、当該電極20と電気的に接続される配線パターン21を介して図1に示されるように入力端子23に接続される。また、一対の電極20の他方は、当該電極20と電気的に接続される配線パターン22を介して図1に示されるように出力端子24に接続される。
【0027】
そして、対向する一対の電極20の間が所定のギャップ34を形成するように、粘着剤37を介して絶縁性材料からなるスペーサ33が配設される。また、隣り合う一対の電極20の間もギャップ35を有するように形成される。したがって、スペーサ33により形成される一つの検出領域36には、複数の検知部20が備えられることとなる。なお、これらのギャップ34及びギャップ35の間隔は、一定の値に限定されるものではなく、本感圧センサ1を作製する際に、適宜、変更することが可能である。
【0028】
図3は図2に示されるIII−III線断面(第1のベースフィルム31と粘着剤37
との境界断面)を示したものである。上述のように、感圧センサ1は、第1のベースフィルム31と第2のベースフィルム32とスペーサ33とで封入された状態とされる。したがって、図2及び図3から明らかなように、検出領域36は円筒形の空間で形成される。このように検出領域36を円筒形の空間で形成することにより、検知部10の指向性を無くすことができるため、物体から受ける荷重を適切に検知することが可能となる。
【0029】
また、本感圧センサ1は、スペーサ33により形成される検出領域36に、複数の検知部10を備えるように形成される。このようにスペーサ33により閉じられた検出領域36に複数の検知部10を備えることにより、2系統の検知を行いたい場合であっても、複数の検知部10を接近させて配設することができるため、物体から受ける荷重を適切に検知することが可能となる。
【0030】
更に、2つの検知部10は、検出領域36の中央部から等距離となるように配設されると好適である。このように検知部10の電極20を検出領域36の中央部から等距離に配設することで、物体からの荷重に応じて、各検知部10から出力される信号に時間差を生じることなく、同時に2つの出力を得ることができる。したがって、物体から受ける荷重を適切に検知して、複数の装置や制御系等を同時に制御することができる。
【0031】
更に、2つの検知部10は、スペーサ33の内側縁から等距離となるように配設されていると好適である。このように構成することで、検出領域の中央部から最も離れた位置を基準とすることができるため、検出領域の中央部から検知部までの距離に応じたリニアリティのある特性で荷重や位置の検出を行うことが可能となる。したがって、感圧センサ1が検知する物体の荷重や位置を容易に特定し、検出信号に基づいた演算処理を容易に行うことが可能となる。
【0032】
図4は、感圧センサ1が、物体から荷重を受けた場合の側面方向からの断面図を示した図である。ここで、本実施形態においては、上述のように各検知部10が、検出領域36の中央部から等距離となるように配設されている。このため、図4に示されるように、感圧センサ1が、矢印の方向から荷重を受けると、検知部10を構成する電極20に係る配線パターン21と配線パターン22とが導通する。この結果、図1に示される電源11から電流が流れることとなる。
【0033】
なお、感圧センサ1が物体から荷重を受けた場合には、図4に示されるように感圧センサ1が受ける荷重に応じて第1のベースフィルム31や第2のベースフィルム32等が変形する。このとき特定箇所に応力が集中して部材が破損するのを防止するために、第1のベースフィルム31や第2のベースフィルム32等は弾性部材で形成すると好適である。
【0034】
〔第二の実施形態〕
次に、本発明に係る第二の実施形態について説明する。本実施形態に係る感圧センサ1は、複数の検知部10と検出領域36の中央部との距離が異なるように構成されている点で、上述の第一の実施形態と異なる。複数の検知部10と検出領域36の中央部との距離が異なる点以外においては、上記第一の実施形態と同様であるため、以下では、このような差異点を中心に説明する。
【0035】
図5は、本実施形態に係る感圧センサ1の平断面図である。ここで、図5に示されるように、複数の検知部のうち、検出領域36の中央部に近い方の検知部を検知部10a、検出領域36の中央部に遠い方の検知部を検知部10bとする。そして、検知部10aが有する一対の電極を電極20aとし、検知部10bが有する一対の電極を電極20bとする。また、2つの検知部10a及び10bは、スペーサ33の内側縁から等距離となるように配設される。
【0036】
このように形成される感圧センサ1に対して、当該感圧センサ1が物体から小さい荷重を受けた場合の側方断面図と、少なくともこれよりも大きい荷重を受けた場合の側方断面図とを図6及び図7に示す。図6には、感圧センサ1が物体からの荷重を検知することが可能な程度の弱い荷重を受けた場合であるため、中央部に近い検知部10aが有する一対の電極20aは接触するが、当該検知部10aよりも中央部から離れている検知部10bが有する一対の電極20bは接触しない。
【0037】
一方、図7に示すような、上述の弱い荷重よりも強い荷重を受けた場合には、中央部に近い検知部10aが有する一対の電極20aと共に、中央部から離れている検知部10bが有する一対の電極20bが接触する。このように、本実施形態に係る感圧センサ1のように、複数の検知部10と中央部との間の距離が異なるように構成することにより、感圧センサ1に作用する荷重の大きさを検知することが可能となる。この際、複数の検知部10が、スペーサ33の内側縁から等距離となるように配設されていると好適である。このように構成すると、検出領域36の中央部から最も離れた位置を基準とすることができるため、検出領域36の中央部から検知部10までの距離に応じたリニアリティのある特性で荷重や位置の検出を行うことが可能となる。したがって、検出信号に基づいた演算処理を容易に行うことが可能となる。
【0038】
〔その他の実施形態〕
上記実施形態において、検出領域36が円筒形の空間で構成されているとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。例えば、検出領域36を四角柱や三角柱等の形状で形成しても良いし、櫛歯形状で形成することも当然に可能である。
【0039】
上記第一の実施形態では、感圧センサ1が有する検知部10は2つであるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。この検知部10を3つ以上、例えば、図8に示されるように4つの検知部10を有するように構成することも可能である。このような場合であっても、夫々の検知部10が検出領域36の中央部から等距離となるように配設されることで、同時に複数の出力を得ることは可能である。したがって、感圧センサ1の出力を伝達する装置が多くなった場合であっても、本発明を適用することは当然に可能である。
【0040】
上記第二の実施形態では、感圧センサ1が有する検知部10は2つであるとして説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。この検知部10を3つ以上、例えば、図9に示されように4つの検知部10を有するように構成することも可能である。このような場合であっても、夫々の検知部10が検出領域36の中央部から異なる距離となるように配設されることで、荷重する力の差を検知することは可能である。
【0041】
上記実施形態では、感圧センサ1は単体で用いられる場合の例として説明した。しかしながら、本発明の適用範囲は、これに限定されるものではない。感圧センサ1を複数用いることも可能である。2つの感圧センサ1を用いた場合の一例を図10に示す。図10(a)は、2つの感圧センサ1の接続例であり、図10(b)は図10(a)のように接続された場合の等価回路である。一方の感圧センサ1が備える2つの検知部10を夫々SW1、SW2とし、他方の感圧センサ1が備える2つの検知部10を夫々SW3、SW4として記載している。感圧センサ1を複数用いる場合には、図10(a)及び図10(b)に示されるように、SW2とSW3とを直列接続して使用し、SW1とSW4とを単独で使用することも可能である。このように接続すれば、感圧センサ1が検知する物体の荷重や位置等を特定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】第一の実施形態に係る感圧センサを備える検知装置の模式図
【図2】第一の実施形態に係る感圧センサの側方断面図
【図3】第一の実施形態に係る感圧センサの平断面図
【図4】第一の実施形態に係る感圧センサが物体から荷重を受けた場合の側方断面図
【図5】第二の実施形態に係る感圧センサの平断面図
【図6】第二の実施形態に係る感圧センサが物体から荷重を受けた場合の側方断面図
【図7】第二の実施形態に係る感圧センサが物体から荷重を受けた場合の側方断面図
【図8】その他の実施形態に係る感圧センサの平断面図
【図9】その他の実施形態に係る感圧センサの平断面図
【図10】その他の実施形態に係る感圧センサの使用の一例を示す図
【符号の説明】
【0043】
1:感圧スイッチ
10:検知部
20:電極
31:第1のベースフィルム
32:第2のベースフィルム
33:スペーサ
34:ギャップ
35:ギャップ
36:検出領域
37:粘着剤

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物体から受ける荷重により変化する抵抗値に基づいて前記物体の接触を検知する感圧センサであって、
第1のベースフィルムと第2のベースフィルムとの間に対向配置される一対の電極からなる検知部と、
前記一対の電極の間に所定のギャップを形成する絶縁性材料からなるスペーサと、を備え、
前記スペーサにより形成される一つの検出領域に、夫々個別に外部接続端子を備える複数の前記検知部が備えられている感圧センサ。
【請求項2】
前記検出領域が、円筒形の空間で構成されている請求項1に記載の感圧センサ。
【請求項3】
前記複数の検知部のうち少なくとも2つの検知部が、前記検出領域の中央部から等距離となるように配設されている請求項1又は2に記載の感圧センサ。
【請求項4】
前記複数の検知部と前記検出領域の中央部との間の距離が異なるように構成されている請求項1又は2に記載の感圧センサ。
【請求項5】
前記複数の検知部が、前記スペーサの内側縁から等距離となるように配設されている請求項1から4のいずれか一項に記載の感圧センサ。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2009−210270(P2009−210270A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−50452(P2008−50452)
【出願日】平成20年2月29日(2008.2.29)
【出願人】(000000011)アイシン精機株式会社 (5,421)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【出願人】(000005186)株式会社フジクラ (4,463)
【Fターム(参考)】