説明

手持ち型液晶ゲーム機

【課題】 縦スクロール用ゲームソフトでは長方形の液晶表示部を縦長状態にしてゲームをすることができ、横スクロール用ゲームソフトでは長方形の液晶表示部を横長状態にしてゲームをすることができる手持ち型液晶ゲーム機を提供する。
【解決手段】 両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段を配置し、他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段を配置した、ゲームカートリッジを装着することにより液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部を長方形に形成し、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とを前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置し、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して前記第一の操作手段と同じ機能を有する第三の操作手段を配置した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレーヤ(遊戯者)がゲームプログラムデータの記憶された記憶素子を内蔵したカートリッジを装着して両手で持ち、左右の親指でそれぞれキーやスイッチ等の操作手段を操作することにより液晶表示部においてゲームを進める手持ち型液晶ゲーム機及び該手持ち型液晶ゲーム機に装着されるカートリッジ並びに該手持ち型液晶ゲーム機と該カートリッジとの組み合わせに関するものである。
【背景技術】
【0002】
周知の通り、前記手持ち型液晶ゲーム機の表示部にはLCD(液晶表示パネル)が使用されており、ゲームの展開は、縦スクロールや横スクロール等により進行するようにプログラムされている。
【0003】
図27はゲームプログラムデータが記憶された記憶素子を内蔵したカートリッジを装着することによりゲームが展開する従来の手持ち型液晶ゲーム機の平面図、図28は図27に示す手持ち型液晶ゲーム機を矢印A方向から見た側面図であり、これらの図において、1は従来の手持ち型液晶ゲーム機であり、ゲーム機1表面の略中央にはゲーム展開を表示する略正方形の液晶表示部2が配置され、ゲーム機1がプレーヤの両手で保持されたときに左手の親指Bで操作できる液晶表示部2の左側中央よりやや下方の位置には、ゲーム中にキャラクタを左右或いは上下に移動させたり、ゲーム展開の際に要求される選択時にキャラクタを特定する外形が円形の十字に隆起した十字型移動キー3(第一の操作手段)が配置され、右手の親指Cで操作できる液晶表示部2の右側中央よりやや下方の位置には、キャラクタにジャンプや伏身等の受け身の動作をさせる受動動作キー4aと攻撃等の動作をさせる能動動作キー4bとが動作キー4(第二の操作手段)として段差を設けて配置され、右手の親指Cで操作できる液晶表示部2の右下方の位置には、ゲームを開始させるスタートキー5が配置され、液晶表示部2の上方中央にはスピーカ6が配置されている。また、ゲーム機1の側面にはゲーム機1のスイッチ7と音量ボリューム8と液晶表示部2の輝度を変更する変更ボリューム9が左右いずれかの指で操作できるように配置されている。また、ゲーム機1背面にはゲームプログラムデータが記憶された記憶素子を内蔵したカートリッジ10を装着する挿入部11が形成されており、挿入部11にはカートリッジ10が装着される。
【0004】
前記ゲーム機1にゲームプログラムデータが記憶されている記憶素子を内蔵したカートリッジ10が装着されると、十字型移動キー3に対して、ゲーム中にキャラクタを左右或いは上下に移動させたりゲーム展開の際に要求される選択時にキャラクタを特定する作動機能が割当てられ、十字型移動キー3が当該作動機能を有するものとなり、動作キー4の受動動作キー4aと能動動作キー4bとに対して、それぞれキャラクタにジャンプや伏身等の受け身の動作をさせる作動機能と攻撃等の動作をさせる作動機能とが割当てられ、動作キー4がキャラクタにジャンプや伏身等の受け身の動作をさせる作動機能と攻撃等の動作をさせる作動機能とを有するものとなり、これにより、プレーヤがゲームを楽しむことができるものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のゲーム機1において、縦スクロール又は横スクロールにより展開するゲームのいずれにも対応できるように液晶表示部2の形状が略正方形となっている。液晶表示部2が略正方形である場合には、ゲームの種類によって表示に無駄なスペースができ、縦スクロールさせることにより進行するゲームソフトにおいては液晶表示部2の左右両側の部分が無駄なスペースとなり、横スクロールさせることにより進行するゲームソフトにおいては液晶表示部2の上下両側の部分が無駄なスペースとなるので、当該スペースにはゲームの展開に必要としないキャラクタや背景が表現されていた。
【0006】
しかし、液晶表示部2に使用されるLCDは高価なものであり、手持ち型液晶ゲーム機全体のコストを引き上げる原因となっている。
【0007】
本発明者等は、ゲームの展開に支障を生じさせることなく液晶表示部の面積を可及的に小さくして手持ち型液晶ゲーム機のコストダウンを具現化することを技術的課題として研究・試作を行ってきた過程において、縦スクロール又は横スクロールにより進行するゲームソフトのいずれにおいても液晶表示部の両側部が無駄なスペースとなっている点に着目し、従来用いられている略正方形の液晶表示部両側部をカットして液晶表示部の形状を長方形とし、縦スクロールにより進行するゲームソフトを使う場合は、長方形の液晶表示部を縦長の状態で使用でき、横スクロールにより進行するゲームソフトを使う場合は、長方形の液晶表示部を横長の状態で使用できるように、操作手段を配置すればよいという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
【0008】
また、本発明は、液晶表示部の横長画面においてゲームが展開する場合には前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段からの入力信号を取り入れ、液晶表示部の縦長画面においてゲームが展開する場合には前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段からの入力信号を取り入れることができる手段をゲーム機本体側或いはカートリッジ側に設けることにより前記技術的課題を達成したものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。即ち、請求項1の発明に係る手持ち型液晶ゲーム機は、両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して第三の操作手段が配置されており、第三の操作手段が第一の操作手段と同じ機能を有した場合、第一の操作手段が該第一の操作手段に代えて第二の操作手段が有する機能と同じ機能を有するものである。
【0010】
また、請求項2の発明に係る手持ち型液晶ゲーム機は、両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して前記第一或いは第二のいずれか一方の操作手段と同じ機能を有する第三の操作手段が配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられるものである。
【0011】
また、請求項3の発明に係る手持ち型液晶ゲーム機は、両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して第三の操作手段が配置されており、第三の操作手段が第二の操作手段と同じ機能を有するものである手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられるものである。
【0012】
また、請求項4の発明は、前記請求項1に記載の手持ち型液晶ゲーム機において、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられるものである。
【0013】
また、請求項5の発明に係る手持ち型液晶ゲーム機は、両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して前記第一或いは第二のいずれか一方の操作手段と同じ機能を有する第三の操作手段が配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開すると共に液晶表示部の縦長画面において展開する縦横両画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には液晶表示部の横長画面において展開する場面では前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する場面では前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる前記作動機能が割当てられるものである。
【0014】
また、請求項6の発明に係る手持ち型液晶ゲーム機は、両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して第三の操作手段が配置されており、第三の操作手段が第二の操作手段と同じ機能を有するものである手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開すると共に液晶表示部の縦長画面において展開する縦横両画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には液晶表示部の横長画面において展開する場面では前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する場面では前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる前記作動機能が割当てられるものである。
【0015】
また、請求項7の発明は、請求項1に記載の手持ち型液晶ゲーム機において、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開すると共に液晶表示部の縦長画面において展開する縦横両画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には液晶表示部の横長画面において展開する場面では前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する場面では前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる前記作動機能が割当てられるものである。
【0016】
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の手持ち型液晶ゲーム機であって、組となる操作手段に割当てられる一方の作動機能が、それぞれ液晶表示部に表示されるキャラクタ或いは背景の移動方向を指示する作動機能を含んでいるものである。
【0017】
また、請求項9の発明に係る手持ち型液晶ゲーム機は、両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して前記第一或いは第二のいずれか一方の操作手段と同じ機能を有する第三の操作手段が配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータに対しては液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段から入力される作動機能信号を割当て、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータに対しては液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段から入力される作動機能信号を割当てる手段が設けられているものである。
【0018】
また、請求項10の発明に係る手持ち型液晶ゲーム機は、両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して第三の操作手段が配置されており、第三の操作手段が第二の操作手段と同じ機能を有するものである手持ち型液晶ゲーム機であって、液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータに対しては液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段から入力される作動機能信号を割当て、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータに対しては液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段から入力される作動機能信号を割当てる手段が設けられているものである。
【0019】
また、請求項11の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の手持ち型液晶ゲーム機であって、液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータに対しては液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段から入力される作動機能信号を割当て、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータに対しては液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段から入力される作動機能信号を割当てる手段が設けられているものである。
【0020】
また、請求項12の発明に係る手持ち型液晶ゲーム機は、両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の長辺近傍でかつ離して配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている第一の操作手段と第二の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記第一の操作手段に異なる作動機能が割当てられるものである。
【0021】
また、請求項13の発明に係る手持ち型液晶ゲーム機は、両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の長辺近傍でかつ離して配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている第一の操作手段と第二の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記第一の操作手段に第二の操作手段と同じ作動機能が割当てられるものである。
【0022】
また、請求項14の発明に係る手持ち型液晶ゲーム機は、両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第三の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第三の操作手段とが前記液晶表示部の短辺近傍でかつ離して配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている第一の操作手段と第三の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記第一の操作手段に異なる作動機能が割当てられるものである。
【0023】
また、請求項15の発明に係る手持ち型液晶ゲーム機は、両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第三の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第三の操作手段とが前記液晶表示部の短辺近傍でかつ離して配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている第一の操作手段と第三の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記第一の操作手段に第三の操作手段と同じ作動機能が割当てられるものである。
【0024】
また、本願発明は、前記手持ち型液晶ゲーム機と前記ゲームプログラムデータを記憶させた記憶素子を内蔵したカートリッジとを組み合わせてなる手持ち型液晶ゲーム機とカートリッジの組み合わせである。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、縦スクロールにより進行するゲームソフトでは長方形の液晶表示部を縦長の状態に持ち変えて操作できるように、横スクロールにより進行するゲームソフトでは長方形の液晶表示部を横長の状態に持ち変えて操作できるように、操作手段を配置しているので、略正方形の液晶表示部を用いる場合と比較して液晶表示部のLCDのサイズを小さくすることができるから手持ち型液晶ゲーム機のコストダウンを実現でき、手持ち型液晶ゲーム機をよりコンパクトにすることができる。
【0026】
また、縦スクロールにより進行するゲームソフトでプレイする場合には、長方形の液晶表示部を縦長の状態で操作するように液晶表示部の縦長画面に対して離して配置されている一組の操作手段からの信号を読み取り、横スクロールにより進行するゲームソフトでプレイする場合には、長方形の液晶表示部を横長の状態で操作するように液晶表示部の横長画面に対して離して配置されている一組の操作手段からの信号を読み取るようにしたから、操作性良くゲームを楽しむことができる。
【0027】
さらに、略正方形の液晶表示部を用いている従来の手持ち型液晶ゲーム機において無駄なスペースに表現されていたゲームの展開に必要としないキャラクタや背景が不用となるので、ゲームソフトのコストダウンも実現できる。
【0028】
従って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0030】
実施の形態1.
【0031】
図1は本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機の平面図、図2は図1に示す手持ち型液晶ゲーム機を90度回して両手で保持した状態の平面図であり、これらの図において、図27,28と同一符号は同一又は相当部分を示し、12は横長の長方形液晶表示部13を略中央に配置した手持ち型液晶ゲーム機であり、液晶表示部13の上長辺13aの左端近傍にはゲーム機12を両手で保持した左手の親指Bで操作する十字型移動キー(第一の操作手段)3が配置され、移動キー3から離れた上長辺13aの右端近傍には右手の親指Cで操作する受動動作キー4a及び能動動作キー4bが段差を設けて並べられ、一組の動作キー(第二の操作手段)4として配置されている。また、前記上長辺13aの左端から連続する液晶表示部13の左短辺13bの下端近傍には前記移動キー3から離して前記動作キー4と同じ機能を有する受動動作キー14a及び能動動作キー14bからなる動作キー(第三の操作手段)14が配置されている。
【0032】
液晶表示部13の右下であって右手の親指Cで操作できる位置にはゲームを開始させるスタートキー5が配置され、液晶表示部13の上方中央にはスピーカ6が配置され、ゲーム機12の側面にはスイッチ7と音量ボリューム8と液晶表示部13の輝度を変更する輝度変更ボリューム9が左右いずれかの親指で操作できるように配置され、ゲーム機12背面にはゲームプログラムデータが記憶された記憶素子を内蔵したカートリッジ10を装着する挿入部11が形成されており、該挿入部11にはカートリッジ10が装着されている。
【0033】
次に、使用方法について説明する。
【0034】
横スクロールによりゲームが進行する横スクロール用ゲームソフトのカセット10をゲーム機12に装着してゲームをする時は、図1に示すように、液晶表示部13が横長となるようにゲーム機12を両手で保持し、左手親指Bにて移動キー3を操作し、右手親指Cにて動作キー4の受動動作キー4aと能動動作キー4bとを操作する。
【0035】
縦スクロールによりゲームが進行する縦スクロール用ゲームソフトのカセット10をゲーム機12に装着してゲームをする時は、図2に示すように、液晶表示部13が縦長となるようにゲーム機12を90度回して両手で保持し、左手親指Bにて移動キー3を操作し、右手親指Cにて追加して配置された動作キー14の受動動作キー14aと能動動作キー14bとを操作する。
【0036】
本実施の形態では、移動キー3を中心として動作キー4の位置から略90度移動した位置の液晶表示部13の近傍に追加の動作キー14を設けたので、液晶表示部13を縦長、横長いずれの状態にしても操作性よくゲームをすることができ、さらに、ゲーム機12を90度回して持ち変えても、持ち変える前に操作していた親指と同じ親指にて操作できるように、移動キー3と動作キー4と追加の動作キー14とが配置されているので、プレーヤに操作上の違和感を感じさせることがない。
【0037】
なお、移動キー3と動作キー4及び移動キー3と動作キー14の配置位置は液晶表示部13の各辺近傍であって、操作中に各親指が触れない程度に離して設けられていればよい。
【0038】
実施の形態2.
【0039】
図3は本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機の平面図であり、同図において、図1,2及び図27,28と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0040】
本実施の形態における手持ち型液晶ゲーム機15は、前記実施の形態1におけるゲーム機12の移動キー3、動作キー4及び追加の動作キー14に移動キー3において使った十字型キーと同じキーを使用し、液晶表示部13の下長辺13cの左側近傍の左手親指Bで操作できる位置に移動キー3(第一の操作手段)を配置し、下長辺13cの右側近傍の右手親指Cで操作できる位置に動作キー4と同じ機能を有する動作キー16(第二の操作手段)を配置し、前記下長辺13cの左端から連続する液晶表示部13の左短辺13bの上側近傍に前記移動キー3と同じ機能を有する移動キー17(第三の操作手段)を配置し、ゲーム機15の上側面の左手で操作できる位置に移動キー3の機能を動作キー16と同じ機能に切り換えるためのスライド式切換スイッチ18を配置したものである。
【0041】
前記動作キー16の右部を押せば、受動動作キー4aの場合と同じ動作をさせることができ、左部を押せば、能動動作キー4bの場合と同じ動作をさせることができる。
【0042】
本実施の形態では、移動キー3の機能を動作キー16が有する機能に切り換えることができるようにしたので、液晶表示部13を横長にしてゲームをする場合は移動キー3を左手親指Bで操作し、動作キー16を右手親指Cで操作し、液晶表示部13を縦長にしてゲームをする場合は移動キー17を左手親指Bで操作し、切り換えにより動作キー16と同じ機能となった移動キー3を右手親指Cで操作することができる。
【0043】
なお、動作キー16の上下部にはゲームソフトに対応した予備の機能を持たせるようにすればよい。
【0044】
実施の形態3.
【0045】
図4は本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機の平面図であり、同図において、図1,2,3及び図27,28と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0046】
本実施の形態における手持ち型液晶ゲーム機19は、前記実施の形態2におけるゲーム機15の移動キー3、動作キー16及び追加の動作キー17において使った十字型キーの代わりに菱形の各頂点に置いて並べた四個の押ボタンからなる菱形置ボタンキーを使用し、液晶表示部13の下長辺13cの左側近傍の左手親指Bで操作できる位置に移動キー3と同じ機能を有する菱形置ボタン移動キー20(第二の操作手段)を配置し、下長辺13cの右側近傍の右手親指Cで操作できる位置に動作キー16と同じ機能を有する菱形置ボタン動作キー21(第一の操作手段)を配置し、前記下長辺13cの右端から連続する液晶表示部13の右短辺13dの上側近傍に前記移動キー20と同じ機能を有する菱形置ボタン移動キー22(第三の操作手段)を配置したものであり、菱形置ボタン移動キー20の上下ボタンはゲーム中のキャラクタを上下に移動させ、左右ボタンはゲーム中のキャラクタを左右に移動させるものであり、菱形置ボタン動作キー21の上ボタンは受動動作キー4aであり、右ボタンは能動動作キー4bであり、左ボタンはスタートキー5である。
【0047】
なお、菱形置ボタン動作キー21の下ボタンはゲームソフトに対応した機能を持たせるための予備ボタン23である。
【0048】
実施の形態4.
【0049】
図5は本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機の平面図であり、同図において、図1,2,3及び図27,28と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0050】
本実施の形態における手持ち型液晶ゲーム機24は、液晶表示部13を横長画面とした際に、液晶表示部13を挟んで該液晶表示部13の向かい合う一方の組の二辺13b,13dの近傍にそれぞれ左手親指Bで操作できる十字の各頂点位置に設けた四個のキースイッチからなる十字置移動キー25(第一の操作手段)と右手親指Cで操作できる段違いに設けた二個のキースイッチからなる二段置動作キー26(第二の操作手段)とが配置されており、液晶表示部13を縦長画面とした際に、前記十字置移動キー25と同じ種類の機能を有する左手親指Bで操作できる第二の十字置移動キー27(第三の操作手段)と、前記動作キー26と同じ種類の機能を有する右手親指Cで操作できる第二の動作キー28(第四の操作手段)とが前記液晶表示部13を挟んで該液晶表示部13の向かい合う他方の組の二辺13a,13cの近傍にそれぞれ配置されている。
【0051】
前記ゲーム機24に、液晶表示部13の横長画面においてキャラクタ或いは背景が横方向に移動及び/又はスクロールすることにより進行する横長画面用ゲームプログラムデータが記憶されている記憶素子を内蔵したカートリッジ10(図示せず。)が装着され、ゲームプログラムが実行されると、図5に示すように、液晶表示部13が横長となるようにゲーム機24を両手で挟んで持った際の十字置移動キー25の上側キースイッチ251にキャラクタが上向きに攻撃する等の動作をする作動機能が割当てられ、十字置移動キー25の左側キースイッチ252にキャラクタを左へ移動させる作動機能が割当てられ、十字置移動キー25の下側キースイッチ253にキャラクタが伏せる等の下向きに動作をする作動機能が割当てられ、十字置移動キー25の右側キースイッチ254にキャラクタを右へ移動させる作動機能が割当てられて十字置移動キー25は移動方向や動作方向を指示する機能を有するものとなり、さらに、動作キー26の上側キースイッチ261にキャラクタがジャンプする等の動作をする作動機能が割当てられ、動作キー26の下側キースイッチ262に武器等で攻撃する等の動作をする作動機能が割当てられて動作キー26は特定の動作を決定する機能を有するものとな
る。
【0052】
また、液晶表示部13の縦長画面においてキャラクタ或いは背景が縦方向に移動及び/又はスクロールすることにより進行する縦長画面用ゲームプログラムデータが記憶されている記憶素子を内蔵したカートリッジ10が装着され、ゲームプログラムが実行されると、液晶表示部13が縦長となるようにゲーム機24を両手で持った際の第二の十字置移動キー27の上側キースイッチ271に、横長画面に対する場合の前記移動キー25の上側キースイッチ251に割当てられる作動機能と同じ種類の作動機能であるキャラクタが上向きに攻撃する等の動作をする作動機能が割当てられ、第二の十字置移動キー27の左側キースイッチ272に、横長画面に対する場合の前記移動キー25の左側キースイッチ252に割当てられる作動機能と同じ種類の作動機能であるキラクタを左へ移動させる作動機能が割当てられ、第二の十字置移動キー27の下側キースイッチ273に、横長画面に対する場合の前記移動キー25の下側キースイッチ253に割当てられる作動機能と同じ種類の作動機能であるキャラクタが伏せる等の下向きに動作をする作動機能が割当てられ、第二の十字置移動キー27の右側キースイッチ274に、横長画面に対する場合の前記移動キー25の右側キースイッチ254に割当てられる作動機能と同じ種類の作動機能であるキャラクタを右へ移動させる作動機能が割当てられて第二の十字置移動キー27は横長画面に対する場合の前記移動キー25と同じ種類の機能である移動方向や動作方向を指示する機能を有するものとなり、さらに、第二の動作キー28の上側キースイッチ281に、横長画面に対する場合の前記動作キー26の上側キースイッチ261に割当てられる作動機能と同じ種類の作動機能であるキャラクタがジャンプする等の動作をする作動機能が割当てられ、第二の動作キー28の下側キースイッチ282に、横長画面に対する場合の前記動作キー26の下側キースイッチ262に割当てられる作動機能と同じ種類の作動機能である武器等で攻撃する等の動作をする作動機能が割当てられて第二の動作キー28は横長画面に対する場合の前記動作キー26と同じ種類の機能である特定の動作を決定する機能を有するものとなる。
【0053】
なお、5はスタートキーであり、26は武器等のアイテムを切り換えるセレクトキーである。
【0054】
本実施の形態では、液晶表示部13を横長画面とした際の液晶表示部13を挟んだ両側に対の作動機能が割当てられる十字置移動キー25と動作キー26とを配置し、液晶表示部13を縦長画面とした際の液晶表示部13を挟んだ両側に前記対の作動機能と同じ種類の作動機能が割当てられる第二の十字置移動キー27と第二の動作キー28とを配置したので、前記実施の形態1〜3と同様に横長画面用ゲームと縦長画面用ゲームを操作性良く楽しむことができる。
【0055】
実施の形態5.
【0056】
図6は本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機と該手持ち型液晶ゲーム機に装着されるカートリッジとを説明する図であり、液晶表示部が横長となるように手持ち型ゲーム機を両手で挟んで持った場合を示し、カートリッジを二点鎖線にて図示した。また、図7は図6に示す手持ち型液晶ゲーム機の液晶表示部が縦長となるように両手で挟んで持った場合の平面図である。また、図8は図6及び図7に示す方向キーを説明する平面図、図9は図8に示す方向キーのスイッチ機構を説明するD−D線縦断面図、図10は図8に示す方向キーのスイッチ機構を説明するE−E線縦断面図、図11は図9及び図10に示すスイッチ機構のスイッチ回路を説明する平面図であり、導電材を二点鎖線にて図示した。また、図12は図6及び図7に示す手持ち型液晶ゲーム機とカートリッジとの概略の回路を説明するブロック回路図、図13は図12に示す操作部のロジック回路図、図14〜図21はカートリッジに内蔵された記憶素子に記憶されたゲームプログラムの一例を説明するフローチャート図であり、これらの図において、図1,2及び図27,28と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0057】
本実施の形態における手持ち型液晶ゲーム機29は、前記実施の形態4におけるゲーム機24の十字置キースイッチをキャラクタやカーソルの方向を指定する方向キーとして用い、液晶表示部13を横長画面とした際の左短辺13bの左側近傍に離して第一方向キー30(第一の操作手段)と第二方向キー31(第三の操作手段)とを配置し、液晶表示部13の左短辺13bから連続する下長辺13cの右端近傍に前記第一方向キー30から離して二個のキースイッチを段差を設けて並べた決定キー32(第二の操作手段)を配置し、液晶表示部13の下長辺13c近傍にデジタル式に切り換えるサウンドボリューム用押ボタン8とスタートキー5とを離して配置したものである。
【0058】
前記第一方向キー30は、図6に示すように、液晶表示部13を横長画面とした際に上側に位置する第一キースイッチ301と、左側に位置する第二キースイッチ302と、下側に位置する第三キースイッチ303と、右側に位置する第四キースイッチ304とからなり、前記第二方向キー31は、同じく液晶表示部13を横長画面とした際に上側に位置する第五キースイッチ311と、左側に位置する第六キースイッチ312と、下側に位置する第七キースイッチ313と、右側に位置する第八キースイッチ314とからなり、前記決定キー32は、同じく液晶表示部13を横長画面とした際に下側に位置する第九キースイッチ321と上側に位置する第十キースイッチ322とからなる。
【0059】
そして、前記各キースイッチは、図9に示すように、当該各キースイッチのキートップ(以下、各キートップの符号はキースイッチと同一符号とする。)(押圧部)と、ゲーム機29の基板33に形成されたスイッチパターン34と、当該スイッチパターン34に被せて設けた中央が平な逆お碗型復元保持材35と、当該逆お碗型復元保持材35の中央の平な下面に設けられた導電材36とから構成されている。なお、図示しないが、前記キースイッチの構成はスタートキー5及び押ボタン8においても採用されている。
【0060】
前記各キートップは該キートップの下面を前記保持材35の平な上面に当接されてゲーム機29の箱枠を形成するハウジング37の表面から突出して保持されているので、キートップを親指で押せば、前記保持材35が変形して導電材36がスイッチパターン34に接触し、キースイッチの回路が閉じ、キートップの押圧を止めれば、前記保持材35が元の形状に復元し、導電材36がスイッチパターン34から離れてキースイッチの回路が開くようになっている。
【0061】
また、前記第一方向キー30の第一キートップ301と第二キートップ302
と第三キートップ303と第四キートップ304、及び、前記第二方向キー31の第五キートップ311と第六キートップ312と第七キートップ313と第八キートップ314は、図8,9,10に示すように、それぞれ、ハウジング37の表面からX状に隆起した仕切壁38により仕切られており、当該X状仕切壁38は、中心部38aが盛り上がり該中心部38aから四方に伸びる壁部38bがそれぞれ先端に向かって傾斜し、当該先端は隣接するキートップの外周付近でハウジング37の表面に沈んだ形状となっている。
【0062】
即ち、方向キー30,31の各四個のキートップは、それぞれ独立して設けられており、X状仕切壁38の中心部寄りのキートップ部分は該X状仕切壁38の中心部38aと該中心部近傍の隣り合う壁部38bにより挟まれているので、親指をX状仕切壁38の中心部38aに載せて一個のキートップを押圧する際に、該キートップと対象の位置にあるキートップを押圧することはなく、押されたキートップの上下動が他のキートップに影響されることもない。また、四方に伸びる壁部38bは先端に向かって傾斜しているので、隣り合うキートップの外周部分はX状仕切壁38から解放され、親指をX状仕切壁38の中心部38aに載せて隣り合うキートップを同時押しすることができる。
【0063】
次に、図12を参照してゲーム機29とカートリッジ10との回路構成について説明する。
【0064】
カートリッジ10の基板上には、横スクロール用、縦スクロール用或いはゲーム中に縦横両スクロールするゲームプログラムデータを記憶させたプログラムROM39(記憶素子)と、該プログラムROM39内のデータを処理するために一時格納したり、ゲームプログラムの実行中に発生するゲーム進行に必要となるデータ(例えば、アイテムデータやクリアーステージデータ等)や変換されたデータを一時格納するセーブ用RAM40と、バス41を介してプログラムROM39とセーブ用RAM40とに接続されたカセット側コネクタ42とが実装されている。
【0065】
ゲーム機29の基板33上には、カートリッジ10のカセット側コネクタ42と連結する本体側コネクタ43と、プレーヤの操作による入力信号に基づきカートリッジ10のプログラムROM39からゲームプログラムデータを読み込んでゲームを進行させるための制御をすると共に、液晶表示部13に画像を表示させるための制御をするシステムLSI44と、LCDコモンドライバー45とLCDセグメントドライバー46を介してシステムLSI44に接続された前記液晶表示部13と、システムLSI44の同期タイミングを取るクロック信号を発生させるための水晶発振子47と、ゲーム中に操作されるスタートキー5、第一・第二方向キー30,31及び決定キー32からなる操作部48が実装されている。なお、スピーカ6、サウンドボリューム用押ボタン8、電源スイッチ7、輝度変更ボリューム9及びそれらの周辺デバイスと電源は省略した。
【0066】
前記システムLSI44は、最初にレジスタ、RAM、システムエリアの初期化やロゴマークの表示を実行し、各種入力信号に基づきカートリッジ10のプログラムROM39からゲームプログラムデータを読み込んでプログラムを実行してその結果を各デバイスへ出力するCPUコア49と、水晶発振子47で発生させたパルス信号に基づきクロック信号を出力する発振回路50と、カートリッジ10側との間でのデータの入出力のために設けられたバスインターフェース51と、表示データやサウンドデータ等の各種データを一時格納する内部RAM52と、当該内部RAM52に接続され、内部RAM52のデータ領域を管理すると共に、内部RAM52に格納された前記各種データをCPUコア49の制御を介さずにディスプレイコントローラ53やサウンドコントローラ(図示せず。)へ転送するDMAコントローラ54と、当該DMAコントローラ54に接続され、内部RAM52より転送されてきた座標、フォント、スクリーン等のデータを表示データに加工するディスプレイコントローラ53と、当該ディスプレイコントローラ53に接続されて液晶表示部13のLCDコモンドライバー45とLCDセグメントドライバー46との間に設けられた、前記表示データを液晶表示部13に表示できるデータに変換するLCDインターフェース55と、前記操作部48に接続されたキーインターフェース56と、前記CPUコア49とバスインターフェース51と内部RAM52とDMAコントローラ54とディスプレイコントローラ53とLCDインターフェース55とキーインターフェース56とを接続する内部バス57とから構成されている。
【0067】
前記操作部48においては、図13に示すように、CPUコア49の制御によりキーインターフェース56から出力されるキースキャン出力信号の信号線KEYOUT2を入力側に接続したNOT回路58の出力側に、逆方向ダイオードが三個並列に接続され、各ダイオードの入力側に、それぞれ、第九キースイッチ321のスイッチパターンの一方の端子と、第十キースイッチ322のスイッチパターンの一方の端子と、スタートキー5のスイッチパターンの一方の端子とが接続されており、各スイッチパターンの他方の端子は、キーインターフェース56内で、それぞれ、プルアップ抵抗Rを介して「H」の電圧を印加する電源に接続されていると共に、第九キースイッチ321の前記他方の端子は、CPUコア49が読み込むキースキャン入力信号の信号線KEYIN3を出力側に接続したNOT回路59の入力側に接続され、第十キースイッチ322の前記他方の端子は前記キースキャン入力信号の信号線KEYIN2を出力側に接続したNOT回路60の入力側に接続され、スタートキー5の前記他方の端子は前記キースキャン入力信号の信号線KEYIN1を出力側に接続したNOT回路61の入力側に接続されている。
【0068】
また、前記キースキャン出力信号の信号線KEYOUT1を入力側に接続したNOT回路62の出力側に、逆方向ダイオードが四個並列に接続され、各ダイオードの入力側に、それぞれ、第二キースイッチ302のスイッチパターンの一方の端子と、第三キースイッチ303のスイッチパターンの一方の端子と、第四キースイッチ304のスイッチパターンの一方の端子と、第一キースイッチ301のスイッチパターンの一方の端子とが接続されており、各スイッチパターンの他方の端子は、キーインターフェース56内で、それぞれ、プルアップ抵抗Rを介して「H」の電圧を印加する電源に接続されていると共に、第二キースイッチ302の前記他方の端子は前記NOT回路59の入力側に接続され、第三キースイッチ303の前記他方の端子は前記NOT回路60の入力側に接続され、第四キースイッチ304の前記他方の端子は前記NOT回路61の入力側に接続され、第一キースイッチ301の前記他方の端子は前記キースキャン入力信号の信号線KEYIN0を出力側に接続したNOT回路63の入力側に接続されている。
【0069】
さらに、前記キースキャン出力信号の信号線KEYOUT0を入力側に接続したNOT回路64の出力側に、逆方向ダイオードが四個並列に接続され、各ダイオードの入力側に、それぞれ、第六キースイッチ312のスイッチパターンの一方の端子と、第七キースイッチ313のスイッチパターンの一方の端子と、第八キースイッチ314のスイッチパターンの一方の端子と、第五キースイッチ311のスイッチパターンの一方の端子とが接続されており、各スイッチパターンの他方の端子は、キーインターフェース56内で、それぞれ、プルアップ抵抗Rを介して「H」の電圧を印加する電源に接続されていると共に、第六キースイッチ312の前記他方の端子は前記NOT回路59の入力側に接続され、第七キースイッチ313の前記他方の端子は前記NOT回路60の入力側に接続され、第八キースイッチ314の前記他方の端子は前記NOT回路61の入力側に接続され、第五キースイッチ311の前記他方の端子は前記NOT回路63の入力側に接続されている。
【0070】
これにより、キーインターフェース56内のキースキャン入力信号をCPUコア49が読み込み、スイッチ回路が閉じているか開いているかを判断する。即ち、スイッチ回路が開いている状態では、キースキャン入力信号の各信号線KEYIN3,KEYIN2,KEYIN1,KEYIN0側は「L」の状態となっており、通常はキースキャン出力信号の各信号線KEYOUT2,KEYOUT1,KEYOUT0側を「L」の状態とし、特定のキースイッチが押されてスイッチ回路が閉じたか否かは、当該各キースイッチ回路に対応する信号線KEYOUT2,KEYOUT1,KEYOUT0側から「H」のキースキャン出力信号を入力して当該各キースイッチ回路に対応する信号線KEYIN3,KEYIN2,KEYIN1,KEYIN0側から「H」のキースキャン入力信号が得られるか否かによって判断することができる。従って、いずれかのキースイッチが押されてスイッチ回路が閉じたか否かは、信号線KEYOUT2,KEYOUT1,KEYOUT0側から「H」のキースキャン出力信号を一信号線毎に時間差をおいて入力していずれの信号線KEYIN3,KEYIN2,KEYIN1,KEYIN0側から「H」のキースキャン入力信号が出力されたかによって押されたキースイッチを特定することができる。
【0071】
以上の構成よりなるゲーム機29の動作について説明する。
【0072】
液晶表示部13を横長画面で操作する横スクロール(キャラクタ或いは背景が横方向に移動及び/又はスクロールする)ゲーム用のカートリッジ10をゲーム機29に装着して本体側コネクタ43にカセット側コネクタ42を接続し、スイッチ7を操作して電源を入れると、CPUコア49はバスインターフェース51を経由してカートリッジ10のプログラムROM39内のゲームプログラムデータを読み込む。図14に示す横スクロール用ゲームプログラムにおいて、ゲームのタイトルを液晶表示部13に表示させる命令を実行するものであれば、プログラムROM39から表示データを読み込んで内部RAM52に一時格納する。内部RAM52に格納された表示データはDMAコントローラ54の制御によりディスプレイコントローラ53に送られ、ディスプレイコントローラ53でドット表示データに変換された後、ドット表示データはCPUコア49の制御によりLCDインターフェース55を経由してLCDコモンドライバー45とLCDセグメントドライバー46とを介して液晶表示部13に送られ、液晶表示部13の横長画面上にゲームのタイトルを表示させる(ステップS1)。
【0073】
次に、CPUコア49が読み込んだゲームプログラムデータが、スタートキー5が押されたか否かを判断するためのサブルーチン1(作動機能を割当てる手段)を実行する命令であれば、図15に示すように、CPUコア49の制御によりキーインターフェース56から「H」のキースキャン出力信号が信号線KEYOUT2に出力され(ステップS2)、信号線KEYIN3,KEYIN2,KEYIN1からキーインターフェース56に入力されるキースキャン入力信号が「L」であるか「H」であるかをCPUコア49にて判断する(ステップS3)。信号線KEYIN1から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、スタートキー5が押された(ステップS6)としてゲームが開始される。
【0074】
また、ゲーム進行中において、決定キー32が押されたか否かを判断するために前記サブルーチン1を実行し、信号線KEYOUT2に「H」のキースキャン出力信号が出力され(ステップS2)、信号線KEYIN3から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、決定キー32の第九キースイッチ321にジャンプや攻撃等の動作を決定する作動機能「A」が割当てられて(ステップS4)ゲーム展開に反映され、信号線KEYIN2から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、決定キー32の第十キースイッチ322に環境設定やオプションを決定する作動機能「B」が割当てられて(ステップS5)ゲーム展開に反映される。
【0075】
また、図16に示すように、ゲーム進行中において、第一方向キー30が押されたか否かを判断するために前記サブルーチン2(作動機能を割当てる手段)を実行し、CPUコア49の制御によりキーインターフェース56から「H」のキースキャン出力信号が信号線KEYOUT1に出力され(ステップS7)、信号線KEYIN3,KEYIN2,KEYIN1,KEYIN0からキーインターフェース56に入力されるキースキャン入力信号が「L」であるか「H」であるかをCPUコア49にて判断し(ステップS8)、信号線KEYIN3から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第一方向キー30の第二キースイッチ302に液晶表示部13の横長画面に対してキャラクタやカーソルを左方向に移動させる等の左方向を指定する作動機能「LEFT」が割当てられ(ステップS9)、信号線KEYIN2から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第一方向キー30の第三キースイッチ303に液晶表示部13の横長画面に対して攻撃等の能動動作を下方向に向けてする等の下方向を指定する作動機能「DOWN」が割当てられ(ステップS10)、信号線KEYIN1から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第一方向キー30の第四キースイッチ304に液晶表示部13の横長画面に対してキャラクタやカーソルを右方向に移動させる等の右方向を指定する作動機能「RIGHT」が割当てられ(ステップS11)、信号線KEYIN0から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第一方向キー30の第一キースイッチ301に液晶表示部13の横長画面に対して攻撃等の能動動作を上方向に向けてする等の上方向を指定する作動機能「UP」が割当てられ(ステップS12)、信号線KEYIN3,KEYIN0から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第一方向キー30の第一キースイッチ301と第二キースイッチ302との同時押しに液晶表示部13の横長画面に対して攻撃等の能動動作を左上方向に向けてする等の左上方向を指定する作動機能「UPPER LEFT」が割当てられ(ステップS13)、信号線KEYIN3,KEYIN2から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第一方向キー30の第二キースイッチ302と第三キースイッチ303との同時押しに液晶表示部13の横長画面に対して攻撃等の能動動作を左下方向に向けてする等の左下方向を指定する作動機能「LOWER LEFT」が割当てられ(ステップS14)、信号線KEYIN1,KEYIN0から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第一方向キー30の第一キースイッチ301と第四キースイッチ304との同時押しに液晶表示部13の横長画面に対して攻撃等の能動動作を右上方向に向けてする等の右上方向を指定する作動機能「UPPER RIGHT」が割当てられ(ステップS15)、信号線KEYIN2,KEYIN1から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第一方向キー30の第三キースイッチ303と第四キースイッチ304との同時押しに液晶表示部13の横長画面に対して攻撃等の能動動作を右下方向に向けてする等の右下方向を指定する作動機能「LOWER RIGHT」が割当てられて(ステップS16)ゲーム展開に反映される。
【0076】
前記サブルーチン2に続いて、第二方向キー31が押されたか否かを判断するために図17に示すサブルーチン3(作動機能を割当てる手段)を実行し、CPUコア49の制御によりキーインターフェース56から「H」のキースキャン出力信号が信号線KEYOUT0に出力され(ステップS17)、信号線KEYIN3,KEYIN2,KEYIN1,KEYIN0からキーインターフェース56に入力されるキースキャン入力信号が「L」であるか「H」であるかをCPUコア49にて判断し(ステップS18)、信号線KEYIN3から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第六キースイッチ312にサブルーチン2におけるステップS9と同様の左方向を指定する作動機能「LEFT」が割当てられ(ステップS19)、信号線KEYIN2から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第七キースイッチ313にサブルーチン2におけるステップS10と同様の下方向を指定する作動機能「DOWN」が割当てられ(ステップS20)、信号線KEYIN1から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第八キースイッチ314にサブルーチン2におけるステップS11と同様の右方向を指定する作動機能「RIGHT」が割当てら(ステップS21)、信号線KEYIN0から「H」のキースキャン入力信号が出力されれば、第二方向キー31の第五キースイッチ311にサブルーチン2におけるステップS12と同様の上方向を指定する作動機能「UP」が割当てられ(ステップS22)、信号線KEYIN3,KEYIN0から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第五キースイッチ311と第六キースイッチ312との同時押しにサブルーチン2におけるステップS13と同様の左上方向を指定する作動機能「UPPER LEFT」が割当てられ(ステップS23)、信号線KEYIN3,KEYIN2から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第六キースイッチ312と第七キースイッチ313との同時押しにサブルーチン2におけるステップS14と同様の左下方向を指定する作動機能「LOWER LEFT」が割当てられ(ステップS24)、信号線KEYIN1,KEYIN0から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第五キースイッチ311と第八キースイッチ314との同時押しにサブルーチン2におけるステップS15と同様の右上方向を指定する作動機能「UPPER RIGHT」が割当てられ(ステップS25)、信号線KEYIN2,KEYIN1から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第七キースイッチ313と第八キースイッチ314との同時押しにサブルーチン2におけるステップS16と同様の右下方向を指定する作動機能「LOWER RIGHT」が割当てられて(ステップS26)ゲーム展開に反映される。
【0077】
なお、前記サブルーチン1〜3において、信号線KEYIN3,KEYIN2,KEYIN1,KEYIN0がいずれも「L」であれば、CPUコア49は各キースイッチは押されなかったと判断する。
【0078】
このように、第一・第二方向キー30,31は移動方向や動作方向等を指示する機能を有するものとなり、決定キー32は特定の動作やコマンド等を決定する機能を有するものとなる。なお、横スクロール用ゲームにおいては、第二方向キー31のキースイッチを無効にするようにプログラムされていてもよく、ゲームの種類によって他の付加作動機能を割当てられるようにしてもよい。
【0079】
次に、液晶表示部13を縦長画面で操作する縦スクロール(キャラクタ或いは背景が縦方向に移動及び/又はスクロールする)ゲーム用のカートリッジをゲーム機29に装着した場合には、図18に示す縦スクロール用ゲームプログラムにおいて、液晶表示部13の縦長画面上にタイトルを表示させた後(ステップS27)、ゲーム進行中において、サブルーチン4(作動機能を割当てる手段)を実行すれば、図19に示すように、CPUコア49の制御によりキーインターフェース56から信号線KEYOUT2に「H」のキースキャン出力信号が出力され(ステップS28)、信号線KEYIN3,KEYIN2,KEYIN1からキーインターフェース56に入力されるキースキャン入力信号をCPUコア49にて判断し(ステップS29)信号線KEYIN3からCPUコア49に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、横スクロール用ゲームにおいてはジャンプや攻撃等の動作を決定する作動機能「A」が割当てられる決定キー32の第九キースイッチ321に縦スクロール用ゲームにおける追加の作動機能「E」が割当てられて(ステップS30)ゲーム展開に反映され、信号線KEYIN2から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、横スクロール用ゲームにおいては環境設定やオプションを決定する作動機能「B」が割当てられる決定キー32の第十キースイッチ322に縦スクロール用ゲームにおける他の追加の作動機能「F」が割当てられて(ステップS31)ゲーム展開に反映され、信号線KEYIN1から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、スタートキー5が押されたとして(ステップS32)ゲームを開始する。
【0080】
ゲーム進行中において、図20に示すサブルーチン5(作動機能を割当てる手段)を実行し、信号線KEYOUT1に「H」のキースキャン出力信号が出力され(ステップS33)、判断の結果(ステップS34)、信号線KEYIN3から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、横スクロール用ゲームにおいては左方向を指定する作動機能「LEFT」が割当てられる第一方向キー30の第二キースイッチ302に、横スクロール用ゲームにおいて決定キー32の第九キースイッチ321に割当てられるジャンプや攻撃等の動作を決定する作動機能「A」が割当てられて(ステップS35)ゲーム展開に反映され、信号線KEYIN2から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、横スクロール用ゲームにおいては下方向を指定する作動機能「DOWN」が割当てられる第一方向キー30の第三キースイッチ303に、横スクロール用ゲームにおいて決定キー32の第十キースイッチ322に割当てられる環境設定やオプションを決定する作動機能「B」が割当てられて(ステップS36)ゲーム展開に反映され、信号線KEYIN1から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、横スクロール用ゲームにおいては右方向を指定する作動機能「RIGHT」が割当てられる第一方向キー30の第四キースイッチ304に縦スクロール用ゲームにおける他の追加の作動機能「D」が割当てられて(ステップS37)ゲーム展開に反映され、信号線KEYIN0から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、横スクロール用ゲームにおいては上方向を指定する作動機能「UP」が割当てられる第一方向キー30の第一キースイッチ301に縦スクロール用ゲームにおける他の追加の作動機能「C」が割当てられて(ステップS38)ゲーム展開に反映される。
【0081】
ゲーム進行中において、図21に示すサブルーチン6(作動機能を割当てる手段)を実行し、信号線KEYOUT0に「H」のキースキャン出力信号が出力され(ステップS39)、判断の結果(ステップS40)、信号線KEYIN3から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第六キースイッチ312には、液晶表示部13の縦長画面に対して攻撃等の能動動作を下方向に向けてする等の下方向を指定する作動機能「DOWN」が割当てられて(ステップS41)ゲーム展開に反映され、信号線KEYIN2から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第七キースイッチ313には、液晶表示部13の縦長画面に対してキャラクタやカーソルを右方向に移動させる等の右方向を指定する作動機能「RIGHT」が割当てられて(ステップS42)ゲーム展開に反映され、信号線KEYIN1から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第八キースイッチ314には、液晶表示部13の縦長画面に対して攻撃等の能動動作を上方向に向けてする等の上方向を指定する作動機能「UP」が割当てられて(ステップS43)ゲーム展開に反映され、信号線KEYIN0から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第五キースイッチ311には、液晶表示部13の縦長画面に対してキャラクタやカーソルを左方向に移動させる等の左方向を指定する作動機能「LEFT」が割当てられて(ステップS44)ゲーム展開に反映され、信号線KEYIN3,KEYIN0から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第五キースイッチ311と第六キースイッチ312との同時押しにサブルーチン2におけるステップS14と同様の左下方向を指定する作動機能「LOWERLEFT」が割当てられて(ステップS45)ゲーム展開に反映され、信号線KEYIN3,KEYIN2から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第六キースイッチ312と第七キースイッチ313との同時押しにサブルーチン2におけるステップS16と同様の右下方向を指定する作動機能「LOWER RIGHT」が割当てられて(ステップS46)ゲーム展開に反映され、信号線KEYIN1,KEYIN0から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第五キースイッチ311と第八キースイッチ314との同時押しにサブルーチン2におけるステップS13と同様の左上方向を指定する作動機能「UPPER LEFT」が割当てられ(ステップS47)、信号線KEYIN2,KEYIN1から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、第二方向キー31の第七キースイッチ313と第八キースイッチ314との同時押しにサブルーチン2におけるステップS15と同様の右上方向を指定する作動機能「UPPER RIGHT」が割当てられて(ステップS48)ゲーム展開に反映される。
【0082】
なお、縦スクロール用ゲームにおいては、決定キー32の第九・第十キースイッチ321,322及び第一方向キー30の第一・第四キースイッチ301,304を無効にするようにプログラムされていてもよい。
【0083】
次に、液晶表示部13をゲーム中に縦長画面及び横長画面にて操作する縦横両スクロールゲーム用のカートリッジをゲーム機29に装着した場合には、ゲームが横長画面上で進行している場合は、図15〜図17に示すサブルーチン1,2,3が実行され、横長画面モードから縦長画面モードのゲーム展開になれば、図19〜図21に示すサブルーチン4,5,6が実行される。即ち、例えば、図6に示すように、液晶表示部13が横長画面となるようにゲーム機29を両手で持って操作するゲーム展開(横長画面モード)において、第一方向キー30の第一キースイッチ301には液晶表示部13の横長画面に対して攻撃等の能動動作を上方向に向けてする等の上方向を指定する作動機能「UP」が割当てられ、図7に示すように、液晶表示部13が縦長画面となるようにゲーム機29を持ち替えて操作するゲーム展開(縦長画面モード)に変われば、第一方向キー30の第一キースイッチ301に割当てられていた前記上方向を指定する作動機能「UP」は第二方向キー31の第八キースイッチ314に割当てられることとなる。
【0084】
なお、第一・第二方向キー30,31に割当てられる作動機能は、決定キー32で移動や攻撃等の作動機能を選択することにより移動方向のみが割当てられたり、攻撃方向のみが割当てられたりしてもよい。
【0085】
本実施の形態では、液晶表示部13の横長画面においてキャラクタ或いは背景が横方向に移動及び/又はスクロールすることにより展開するゲーム用プログラムに、液晶表示部13の長手方向に離して配置されている対応する一組の第一の方向キー30と決定キー32とにそれぞれ異なる対の作動機能である作動機能「UP」,「UPPER LEFT」,「LEFT」,「LOWER LEFT」,「DOWN」,「LOWER RIGHT」,「RIGHT」,「UPPER
RIGHT」と作動機能「A」,「B」とを割当てる手段(サブルーチン1,2,3)を設け、液晶表示部13の縦長画面においてキャラクタ或いは背景が横方向に移動及び/又はスクロールすることにより展開するゲーム用プログラムに、液晶表示部13の短手方向に離して配置されている対応する一組の第二の方向キー31と第一の方向キー30とにそれぞれ異なる対の作動機能である作動機能「UP」,「UPPER LEFT」,「LEFT」,「LOWER LEFT」,「DOWN」,「LOWER RIGHT」,「RIGHT」,「UPPER RIGHT」と作動機能「A」,「B」とを割当てる手段(サブルーチン4,5,6)を設け、縦横両スクロール用ゲームにおいては、ゲームが横長画面上で進行する場合は横スクロール用の前記作動機能を割当てる手段(サブルーチン1,2,3)を実行し、ゲームが縦長画面上で進行する場合は縦スクロール用の前記作動機能を割当てる手段(サブルーチン4,5,6)を実行するようにしたので、前記実施の形態1〜3と同様に横長画面用ゲーム、縦長画面用ゲーム及び縦横両画面用ゲームを操作性良く楽しむことができる。
【0086】
また、本実施の形態においては、第一・第二方向キー30,31の各四個のキースイッチのキートップ(押圧部)を前記X状仕切壁38により挟むように配置したので、各キースイッチはそれぞれ単独で操作することができると共に、隣り合うキースイッチの同時押しができ、第一・第二方向キー30,31を方向キーとしても決定キーとして使用することができるから、四個のキースイッチが独立したボタン感覚と四個まとまったボタン感覚の両方を兼ね備え、操作性の良いゲーム機29を提供することができる。
【0087】
なお、ハウジング37の表面より突出しているキートップの高さは、親指をX状仕切壁38の中央部38aに載せたときにスイッチ回路が閉じない高さであり、該中央部38aより高くても低くてもよい。
【0088】
また、導電材としては、導電ゴムを使用すればよい。
【0089】
実施の形態6.
【0090】
本実施の形態における手持ち型液晶ゲーム機及びカートリッジを図6〜図13及び図22,23を参照して説明する。
【0091】
図22はスキャンレジスタを説明するブロック図、図23は作動機能メモリーを説明するブロック図であり、図23の(a)は横長画面用の作動機能メモリー、図23の(b)は縦長画面用の作動機能メモリーであり、スキャンレジスタ65(作動機能信号を割当てる手段)はキーインターフェース56に設けられており、各レジスタ5,301〜304,311〜314,321,322は各キースイッチの回路が個別に閉じれば、ビット「1」のフラグ(作動機能信号)が立ち、レジスタ301・302,302・303,303・304,304・301,311・312,312・313,313・314,314・311は隣り合うキースイッチの回路が同時に閉じれば、ビット「1」のフラグ(作動機能信号)が立つようになっている。また、横長画面用の作動機能メモリー66及び縦長画面用の作動機能メモリー67からなる作動機能メモリーはスキャンレジスタ65に対応してカートリッジ10のセーブ用RAM40に設けられている。
【0092】
ゲーム機29に横スクロールゲーム用のカートリッジ10が装着されると、横長画面上にタイトルを表示させる。
【0093】
次に、ゲーム進行中において、第一方向キー30が押されたか否かを判断するためにCPUコア49の制御によりキーインターフェース56から「H」のキースキャン出力信号が信号線KEYOUT1に出力され、信号線KEYIN3から「H」のキースキャン入力信号が入力されれば、スキャンレジスタ65のレジスタ302にビット「1」のフラグが立つ。キーインターフェース56では、常時、スキャンレジスタ65をスキャニングしており、レジスタ302に「1」のフラグが立てば、CPUコア49の制御により第一方向キー30の第二キースイッチ302に前記フラグに対応した横長画面用作動機能メモリー66内の作動機能である液晶表示部13の横長画面に対してキャラクタやカーソルを左方向に移動させる等する左方向を指定する作動機能「LEFT」が割当てられてゲーム展開に反映される。他の動作においても同様に実行される。
【0094】
また、ゲーム機29に縦スクロールゲーム用のカートリッジ10が装着されると、縦長画面上にタイトルを表示させ、次に、ゲーム進行中において、信号線KEYOUT0に「H」のキースキャン出力信号が出力され、信号線KEYIN2,KEYIN1から同時に「H」のキースキャン入力信号が入力されてスキャンレジスタ65のレジスタ313・314にビット「1」のフラグが立てば、CPUコア49の制御により第二方向キー31の第七キースイッチ313と第八キースイッチ314との同時押しに前記フラグに対応した縦長画面用作動機能メモリー67内の作動機能である液晶表示部13の縦長画面に対して攻撃等の能動動作を右上方向に向けてする等の右上方向を指定する作動機能「UPPER RIGHT」が割当てられてゲーム展開に反映される。他の動作においても同様に実行される。
【0095】
また、ゲーム機29に縦横両スクロールゲーム用のカートリッジ10が装着されると、横長画面上、或いは、縦長画面上にタイトルを表示させ、ゲームが横長画面上で進行している場合においては、横長画面用作動機能メモリー66の作動機能が割当てられ、ゲームが縦長画面上で進行している場合においては、縦長画面用作動機能メモリー67の作動機能が割当てられてゲーム展開に反映される。
【0096】
なお、作動機能メモリー66,67は本体側の内部RAM52に設け、ゲームプログラムが実行されると、各作動機能データがプログラムROM39から読み込まれてスキャンレジスタ65に対応させて作動機能メモリー66,67に格納されるようになっていてもよい。
【0097】
このように、横スクロール用ゲームでは、液晶表示部13の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段である第一方向キー30と決定キー32から入力される作動機能信号が割当てられ、縦スクロール用ゲームでは、液晶表示部13の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段である第二方向キー31と第一方向キー30から入力される作動機能信号が割当てられる。
【0098】
本実施の形態では、ゲームプログラムが起動すれば、先ず、各キースイッチに縦・横スクロールに対応した前記各作動機能を割当てるために、カートリッジ側のセーブ用RAM或いは本体側の内部RAMにキースキャン出力信号と対応させて各作動機能データを記憶させるようにしたものである。
【0099】
実施の形態7.
【0100】
本実施の形態における手持ち型液晶ゲーム機及びカートリッジを図6〜図11、図13〜図21及び図24〜図26を参照して説明する。
【0101】
図24は本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機とカートリッジとの概略の回路を説明するブロック図、図25は縦横判断メモリーを説明するブロック図、図26は縦横判断プログラムの一例を説明するフローチャート図であり、68はカートリッシ10のプログラムROM39に設けられた縦横判断メモリー(データ記憶手段)、69はシステムLSI44の内部バス57に接続された内部ROMである。縦横判断メモリー68には2ビットからなる縦横判断データが記憶されており、プログラムROM39に横長画面用(横長画面モード)のゲームプログラムデータが記憶されている場合は、該縦横判断メモリー68には縦横判断データ「00」が記憶されており、縦長画面用(縦長画面モード)のゲームプログラムデータが記憶されている場合は、該縦横判断メモリー68にはデータ「01」が記憶されており、プログラムROM39に縦横両画面用(縦横両画面モード)のゲームプログラムデータが記憶されていると共に、ゲームが横長画面モードから始まるものである場合には、データ「10」が記憶されており、縦長画面モードから始まるものである場合には、データ「11」が記憶されている。また、本体側の内部ROM69には、プログラムROM39の特定番地に設けられた縦横判断メモリー68内のデータを読む込む縦横判断プログラムが記憶されている。
【0102】
本実施の形態では、ゲーム機29にカートリッジ10を装着して本体の電源を入れれば、CPUコア49の制御により、内部ROM69に記憶されているメモリー初期化等の初期設定プログラムが実行された後、縦横判断プログラムが実行されてCPUコア49がプログラムROM39内の特定番地に設けられた縦横判断メモリー68の縦横判断データを読み込む(ステップS50)。そして、該縦横判断データが「00」であれば(ステップS51)、横長画面用のゲームであることを表すロゴマークを液晶表示部13の横長画面上に表示させ(ステップS52)、図14〜図17に示すプログラムを実行する。また、縦横判断データが「01」であれば(ステップS51)、縦長画面用のゲームであることを表すロゴマークを液晶表示部13の縦長画面上に表示させ(ステップS53)、図18〜図21に示すプログラムを実行する。また、縦横判断データが「10」であれば(ステップS51)、縦横両画面用のゲームであり、横長画面モードから始まることを表すロゴマークを液晶表示部13の横長画面上に表示させ(ステップS54)、縦横判断データが「11」であれば(ステップS51)、縦横両画面用のゲームであり、縦長画面モードから始まることを表すロゴマークを液晶表示部13の縦長画面上に表示させて(ステップS55)図14〜図21に示すプログラムを実行する。
【0103】
なお、縦横判断メモリーをプログラムROM39とは別に設けるようにしてもよい。また、縦横判断プログラムを内部ROM69に記憶させる代わりに、回路により構成するようにしてもよい。
【0104】
本実施の形態においては、カートリッジ10に縦横判断メモリー68を設けたので、本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機29に合うカートリッジ10であるか否かを簡単に判別することができると共に、プレーヤーはゲームを始める前に前記モードを確認することができる。
【0105】
実施の形態8.
【0106】
本実施の形態における手持ち型液晶ゲーム機及びカートリッジを図6〜図11、図13、図22〜図26を参照して説明する。
【0107】
本実施の形態においては、スキャンレジスタ65をキーインターフェース56に設け、作動機能メモリーをセーブ用RAM40に設けた前記実施の形態6に、カートリッジ10に縦横判断メモリー68を設けた前記実施の形態7を採用したものである。
【0108】
本実施の形態では、縦横判断メモリー68に記憶されている縦横判断データが「00」であれば、横長画面用のゲームであることを表すロゴマークを液晶表示部13の横長画面上に表示させ、また、縦横判断データが「01」であれば、縦長画面用のゲームであることを表すロゴマークを液晶表示部13の縦長画面上に表示させ、また、縦横判断データが「10」であれば、縦横両画面用のゲームであり、横長画面モードから始まることを表すロゴマークを液晶表示部13の横長画面上に表示させ、縦横判断データが「11」であれば、縦横両画面用のゲームであり、縦長画面モードから始まることを表すロゴマークを液晶表示部13の縦長画面上に表示させると共に、各作動機能がスキャンレジスタ65の各レジスタと対応させてセーブ用RAM40に設けられた作動機能メモリー66,67に格納される。前記実施の形態6と同様に各作動機能が割り当てられてゲーム展開に反映れされる。
【0109】
本実施の形態においても、前記実施の形態6,7と同様の効果を奏することができる。なお、作動機能メモリー66,67を本体側の内部RAM57に設けるようにしてもよい。
【0110】
実施の形態9.
【0111】
本実施の形態における手持ち型液晶ゲーム機及びカートリッジを図1,2及び図6〜図21を参照して説明する。
【0112】
本実施の形態は、前記実施の形態5において、前記実施の形態1における手持ち型液晶ゲーム機12を採用したものであり、実施の形態5におけるゲーム機29と異なるところは、移動キー3(方向キー)のキートップは外形が円形の十字に隆起した一体的な十字型キートップであること、及び、該移動キー3から離して動作キー4,14が配置されていることである。また、キートップ以外のキースイッチ構造は実施の形態5における構造と変わるところはない。
【0113】
本実施の形態においては、ゲーム機12に横長画面用ゲームのカートリッジ10が装着されると液晶表示部13を横長画面とした際の移動キー3の上側キースイッチが、前記ゲーム機29における横長画面モードの際の方向キー30の第一キースイッチ301と同様に作動し、移動キー3の左側キースイッチが前記方向キー30の第二キースイッチ302と同様に作動し、移動キー3の下側キースイッチが前記方向キー30の第三キースイッチ303と同様に作動し、移動キー3の右側キースイッチが前記ゲーム機29の第四キースイッチ304と同様に作動する。また、動作キー4の受動動作キー4aが前記ゲーム機29における横長画面モードの際の決定キー32の第十キースイッチ322と同様に作動し、動作キー4の受動動作キー4bが前記決定キー32の第九キースイッチ321と同様に作動する。
【0114】
また、ゲーム機12に縦長画面用ゲームのカートリッジ10が装着されると液晶表示部13を縦長画面とした際の移動キー3の上側キースイッチ(横長画面モードの際の右キースイッチ)が前記ゲーム機29における縦長画面モードの際の方向キー31の第八キースイッチ314と同様に作動し、移動キー3の左側キースイッチ(横長画面モードの際の上側キースイッチ)が前記方向キー31の第五キースイッチ311と同様に作動し、移動キー3の下側キースイッチ(横長画面モードの際の左側キースイッチ)が前記方向キー31の第六キースイッチ312と同様に作動し、移動キー3の右側キースイッチ(横長画面モードの際の下側キースイッチ)が前記ゲーム機29の第七キースイッチ313と同様に作動する。また、動作キー14の受動動作キー14aが前記ゲーム機29における縦長画面モードの際の方向キー30の第三キースイッチ303と同様に作動し、動作キー14の受動動作キー14bが前記方向キー30の第二キースイッチ302と同様に作動する。
【0115】
本実施の形態においては、方向キーに係る構造による効果を除き、前記実施の形態5と同様の効果を奏することができる。
【0116】
実施の形態10.
【0117】
本実施の形態における手持ち型液晶ゲーム機及びカートリッジを図3及び図6〜図13、図22、図23を参照して説明する。
【0118】
本実施の形態は、前記実施の形態6において、前記実施の形態2における手持ち型液晶ゲーム機15を採用し、作動機能メモリー66,67を本体側の内部RAM57に設けたものであり、実施の形態5におけるゲーム機29と異なるところは、移動キー3,17(方向キー)のキートップ及び動作キー16のキートップは外形が円形の十字に隆起した一体的な十字型キートップであること、及び、移動キー3の機能を動作キー16と同じ機能に切り換えるためのスライド式切換スイッチ18が設けられていることである。また、キートップを除くキースイッチ構造は図9〜図11に示す構造と変わるところはない。
【0119】
また、本実施の形態では、図22に示すスキャンレジスタ65は、前記ゲーム機29において方向キー30の第一キースイッチ301に対応しているレジスタを液晶表示部13を横長画面とした際の移動キー3の上側キースイッチに対応させ、前記第二キースイッチ302に対応しているレジスタを前記左側キースイッチに対応させ、第三キースイッチ303に対応しているレジスタを前記下側キースイッチに対応させ、第四キースイッチ304に対応しているレジスタを前記右側キースイッチに対応させ、前記ゲーム機29における方向キー31の第五キースイッチ311に対応しているレジスタを移動キー17の上側キースイッチに対応させ、前記第六キースイッチ312に対応しているレジスタを前記左側キースイッチに対応させ、前記第七キースイッチ313に対応しているレジスタを前記下側キースイッチに対応させ、前記第八キースイッチ314に対応しているレジスタを前記右側キースイッチに対応させ、そして、前記ゲーム機29における決定キー32の第九キースイッチ321に対応しているレジスタを動作キー16の下側キースイッチに対応させ、前記第十キースイッチ322に対応しているレジスタを前記右側キースイッチに対応するように設け、ゲーム機15に横長画面用ゲームのカートリッジ10を装着して切換スイッチ18を横長画面モードに合わせれば、各作動機能データがプログラムROM39から読み込まれてスキャンレジスタ65に対応させて設けられた横長画面用作動機能メモリー66に格納される。また、、切換スイッチ18を縦長画面モードに合わせれば、縦長画面作動機能メモリー67に格納され、縦横両画面モードに合わせれば、作動機能メモリー66,67に格納されるようになっている。
【0120】
なお、動作キー16の上側キースイッチ及び左側キースイッチは予備のキーとして使用ずればよい。
【0121】
本実施の形態においては、方向キー30,31に係る構造による効果を除き、前記実施の形態6と同様の効果を奏することができる。
【0122】
実施の形態11.
【0123】
本実施の形態における手持ち型液晶ゲーム機及びカートリッジを図4及び図6〜図21を参照して説明する。
【0124】
本実施の形態は、前記実施の形態5において、前記実施の形態3における手持ち型液晶ゲーム機19を採用したものである。
【0125】
本実施の形態においては、ゲーム機19に横長画面用ゲームのカートリッジ10が装着されると液晶表示部13を横長画面とした際の移動キー20の上側キースイッチが前記ゲーム機29の方向キー30の第一キースイッチ301と同様に作動し、移動キー20の左側キースイッチが前記方向キー30の第二キースイッチ302と同様に作動し、移動キー20の下側キースイッチが前記方向キー30の第三キースイッチ303と同様に作動し、移動キー20の右側キースイッチが前記ゲーム機29の第四キースイッチ304と同様に作動する。また、動作キー21の受動動作キー4aが前記ゲーム機29の決定キー32の第十キースイッチ322と同様に作動し、動作キー21の受動動作キー4bが前記決定キー32の第九キースイッチ321と同様に作動する。
【0126】
また、ゲーム機12に縦長画面用ゲームのカートリッジ10が装着されると液晶表示部13を縦長画面とした際の移動キー22の上側キースイッチが前記ゲーム機29の方向キー31の第八キースイッチ314と同様に作動し、移動キー22の左側キースイッチが前記方向キー31の第五キースイッチ311と同様に作動し、移動キー22の下側キースイッチが前記方向キー31の第六キースイッチ312と同様に作動し、移動キー22の右側キースイッチが前記ゲーム機29の第七キースイッチ313と同様に作動する。また、動作キー21の受動動作キー4aが前記ゲーム機29の決定キー32の第十キースイッチ322と同様に作動し、動作キー21の受動動作キー4bが前記決定キー32の第九キースイッチ321と同様に作動する。
【0127】
本実施の形態においても、前記実施の形態5と同様の効果を奏することができる。
【0128】
実施の形態12.
【0129】
本実施の形態における手持ち型液晶ゲーム機及びカートリッジを図5及び図6〜図21を参照して説明する。
【0130】
本実施の形態は、前記実施の形態5において、前記実施の形態4における手持ち型液晶ゲーム機24を採用したものである。
【0131】
本実施の形態においては、ゲーム機24に横長画面用ゲームのカートリッジ10が装着されると液晶表示部13を横長画面とした際の移動キー25の上側キースイッチ251が前記ゲーム機29の方向キー30の第一キースイッチ301と同様に作動し、移動キー25の左側キースイッチ252が前記方向キー30の第二キースイッチ302と同様に作動し、移動キー25の下側キースイッチ253が前記方向キー30の第三キースイッチ303と同様に作動し、移動キー25の右側キースイッチ254が前記ゲーム機29の第四キースイッチ304と同様に作動する。また、動作キー26の上側キースイッチ261が前記ゲーム機29の決定キー32の第十キースイッチ322と同様に作動し、動作キー26の下側キースイッチ262が前記決定キー32の第九キースイッチ321と同様に作動する。
【0132】
また、ゲーム機24に縦長画面用ゲームのカートリッジ10が装着されると液晶表示部13を縦長画面とした際の移動キー27の上側キースイッチ271が前記ゲーム機29の方向キー31の第八キースイッチ314と同様に作動し、移動キー27の左側キースイッチ272が前記方向キー31の第五キースイッチ311と同様に作動し、移動キー27の下側キースイッチ273が前記方向キー31の第六キースイッチ312と同様に作動し、移動キー27の右側キースイッチ274が前記ゲーム機29の第七キースイッチ313と同様に作動する。また、動作キー28の上側キースイッチ281が前記ゲーム機29の方向キー30の第三キースイッチ303と同様に作動し、動作キー28の下側キースイッチ282が前記方向キー30の第二キースイッチ302と同様に作動する。
【0133】
本実施の形態においても、前記実施の形態5と同様の効果を奏することができる。
【0134】
なお、前記実施の形態1,3,4において、前記実施の形態6,7を採用できることはいうまでもない。
【0135】
また、作動機能とは、キャラクタの移動、停止、ジャンプ等の動き、或いは、キャラクタの表示、非表示を制御する機能のことをいう。例えば、作動機能が、ある方向キーに割当てられた場合、キャラクタがその方向に移動する。
【0136】
また、液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータとして、横長画面においてキャラクタ或いは背景が横方向に移動及び/又はスクロールすることにより進行するゲームプログラムデータを例に挙げ、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータとして、縦長画面においてキャラクタ或いは背景が縦方向に移動及び/又はスクロールすることにより進行するゲームプログラムデータを例に挙げ、液晶表示部の横長画面において展開すると共に、液晶表示部の縦長画面において展開する縦横両画面ゲームプログラムデータとして、横長画面においてキャラクタ或いは背景が横方向に移動及び/又はスクロールすることにより進行すると共に、縦長画面においてキャラクタ或いは背景が縦方向に移動及び/又はスクロールすることにより進行するゲームプログラムデータを例に挙げたが、横長画面においてキャラクタ或いは背景が縦方向に移動及び/又はスクロールすることにより進行する横長画面用ゲームプログラムデータであっても、縦長画面においてキャラクタ或いは背景が横方向に移動及び/又はスクロールすることにより進行する縦長画面用ゲームプログラムデータであっても、横長画面においてキャラクタ或いは背景が縦方向に移動及び/又はスクロールすることにより進行すると共に、縦長画面においてキャラクタ或いは背景が横方向に移動及び/又はスクロールすることにより進行する縦横両画面用ゲームプログラムデータであってもよいことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0137】
【図1】本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機の平面図である。
【図2】図1に示す手持ち型液晶ゲーム機を90度回して両手で保持した状態の平面図である。
【図3】本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機の平面図である。
【図4】本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機の平面図である。
【図5】本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機の平面図である。
【図6】本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機と該手持ち型液晶ゲーム機に装着されるカートリッジとを説明する図である。
【図7】図6に示す手持ち型液晶ゲーム機の液晶表示部が縦長となるように両手で挟んで持った場合の平面図である。
【図8】図6及び図7に示す方向キーを説明する平面図である。
【図9】図8に示す方向キーのスイッチ機構を説明するD−D線縦断面図である。
【図10】図8に示す方向キーのスイッチ機構を説明するE−E線縦断面図である。
【図11】図9及び図10に示すスイッチ機構のスイッチ回路を説明する平面図である。
【図12】図6及び図7に示す手持ち型液晶ゲーム機とカートリッジとの概略の回路を説明するブロック回路図である。
【図13】図12に示す操作部のロジック回路図である。
【図14】カートリッジに内蔵された記憶素子に記憶されたゲームプログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図15】カートリッジに内蔵された記憶素子に記憶されたゲームプログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図16】カートリッジに内蔵された記憶素子に記憶されたゲームプログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図17】カートリッジに内蔵された記憶素子に記憶されたゲームプログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図18】カートリッジに内蔵された記憶素子に記憶されたゲームプログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図19】カートリッジに内蔵された記憶素子に記憶されたゲームプログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図20】カートリッジに内蔵された記憶素子に記憶されたゲームプログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図21】カートリッジに内蔵された記憶素子に記憶されたゲームプログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図22】スキャンレジスタを説明するブロック図である。
【図23】作動機能メモリーを説明するブロック図である。
【図24】本発明に係る手持ち型液晶ゲーム機とカートリッジとの概略の回路を説明するブロック回路図である。
【図25】本発明に係るカートリッジにおける縦横判断メモリーを説明するブロック図である。
【図26】縦横判断プログラムの一例を説明するフローチャート図である。
【図27】従来の手持ち型液晶ゲーム機の平面図である。
【図28】図25に示す手持ち型液晶ゲーム機を矢印A方向から見た側面図である。
【符号の説明】
【0138】
1 手持ち型液晶ゲーム機
2 液晶表示部
3 移動キー
20 移動キー
4 動作キー
16 動作キー
4a 受動動作キー
4b 能動動作キー
5 スタートキー
6 スピーカ
7 スイッチ
8 音量ボリューム
9 変更ボリューム
10 カートリッジ
11 挿入部
12 手持ち型液晶ゲーム機
15 手持ち型液晶ゲーム機
19 手持ち型液晶ゲーム機
24 手持ち型液晶ゲーム機
29 手持ち型液晶ゲーム機
13 液晶表示部
14 動作キー
17 移動キー
22 移動キー
18 切換スイッチ
30 第一方向キー
31 第二方向キー
32 決定キー
38 X状仕切壁
39 ブログラムROM
40 セーブ用RAM
56 キーインターフェース
65 スキャンレジスタ
66 横長画面用作動機能メモリー
67 縦長画面用作動機能メモリー
68 縦横判断メモリー
69 内部ROM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して第三の操作手段が配置されており、第三の操作手段が第一の操作手段と同じ機能を有した場合、第一の操作手段が該第一の操作手段に代えて第二の操作手段が有する機能と同じ機能を有するものとなることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項2】
両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して前記第一或いは第二のいずれか一方の操作手段と同じ機能を有する第三の操作手段が配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項3】
両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して第三の操作手段が配置されており、第三の操作手段が第二の操作手段と同じ機能を有するものである手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項4】
請求項1に記載の手持ち型液晶ゲーム機において、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項5】
両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して前記第一或いは第二のいずれか一方の操作手段と同じ機能を有する第三の操作手段が配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開すると共に液晶表示部の縦長画面において展開する縦横両画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には液晶表示部の横長画面において展開する場面では前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する場面では前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる前記作動機能が割当てられることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項6】
両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して第三の操作手段が配置されており、第三の操作手段が第二の操作手段と同じ機能を有するものである手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開すると共に液晶表示部の縦長画面において展開する縦横両画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には液晶表示部の横長画面において展開する場面では前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する場面では前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる前記作動機能が割当てられることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項7】
請求項1に記載の手持ち型液晶ゲーム機において、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開すると共に液晶表示部の縦長画面において展開する縦横両画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には液晶表示部の横長画面において展開する場面では前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する場面では前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段にそれぞれ異なる前記作動機能が割当てられることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項8】
組となる操作手段に割当てられる一方の作動機能が、それぞれ液晶表示部に表示されるキャラクタ或いは背景の移動方向を指示する作動機能を含んでいることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項9】
両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して前記第一或いは第二のいずれか一方の操作手段と同じ機能を有する第三の操作手段が配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータに対しては液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段から入力される作動機能信号を割当て、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータに対しては液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段から入力される作動機能信号を割当てる手段が設けられていることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項10】
両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の一辺近傍でかつ離して配置されており、当該一辺から連続する前記液晶表示部の他辺近傍でかつ前記第一の操作手段から離して第三の操作手段が配置されており、第三の操作手段が第二の操作手段と同じ機能を有するものである手持ち型液晶ゲーム機であって、液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータに対しては液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段から入力される作動機能信号を割当て、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータに対しては液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段から入力される作動機能信号を割当てる手段が設けられていることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項11】
請求項1乃至8のいずれかに記載の手持ち型液晶ゲーム機であって、液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータに対しては液晶表示部の長手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段から入力される作動機能信号を割当て、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータに対しては液晶表示部の短手方向に離して配置されている対応する一組の操作手段から入力される作動機能信号を割当てる手段が設けられていることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項12】
両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の長辺近傍でかつ離して配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている第一の操作手段と第二の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記第一の操作手段に異なる作動機能が割当てられることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項13】
両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第二の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とが前記液晶表示部の長辺近傍でかつ離して配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の長手方向に離して配置されている第一の操作手段と第二の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記第一の操作手段に第二の操作手段と同じ作動機能が割当てられることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項14】
両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第三の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第三の操作手段とが前記液晶表示部の短辺近傍でかつ離して配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている第一の操作手段と第三の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記第一の操作手段に異なる作動機能が割当てられることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。
【請求項15】
両手で保持されたときに一方の親指で操作できる位置に第一の操作手段が配置されていると共に他方の親指で操作できる位置に第三の操作手段が配置されており、ゲームプログラムデータに従って液晶表示部にてゲームが展開する手持ち型液晶ゲーム機において、前記液晶表示部が長方形に形成されており、前記第一の操作手段と前記第三の操作手段とが前記液晶表示部の短辺近傍でかつ離して配置されている手持ち型液晶ゲーム機であって、当該手持ち型液晶ゲーム機に液晶表示部の縦長画面において展開する縦長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記液晶表示部の短手方向に離して配置されている第一の操作手段と第三の操作手段にそれぞれ異なる作動機能が割当てられ、液晶表示部の横長画面において展開する横長画面用ゲームプログラムデータが実行される場合には前記第一の操作手段に第三の操作手段と同じ作動機能が割当てられることを特徴とする手持ち型液晶ゲーム機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【公開番号】特開2006−116364(P2006−116364A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−25670(P2006−25670)
【出願日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【分割の表示】特願2001−863(P2001−863)の分割
【原出願日】平成9年11月11日(1997.11.11)
【出願人】(000135748)株式会社バンダイ (246)
【Fターム(参考)】