説明

手摺装置

【課題】 段数の少ない階段に設置する手摺装置において、極め簡単に設置することが出来き、また階段の最上段の路面に設置する路面用手摺装置と連結する際、滑らかに連結することが出来るようにする。
【解決手段】 手摺装置1は、階段Sの側部に設置された支柱20と、この支柱20の上端において角度調節自在に固定された支持アーム30と、この支持アーム30に架設された手摺棒40とで構成されている。支柱20は、上端部において支持アーム30を角度調節自在に固定するための保持ブラケット50が設けられている。支持アーム30は、連結アーム31を「V」字状に配置して構成されている。連結アーム31の基端部において、前記支柱20の保持ブラケット50に回動自在に固定されるジョイントブラケット60が設けられている。手摺棒40は、中央部分が上に凸の円弧状部41となるとともに、その円弧状部41の両側端部分において直線状部42となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、階段、傾斜地の通路に沿って設置される手摺装置に関し、さらに詳しくは、住宅の玄関アプローチ等に設けられた段数の少ない階段に設置される手摺装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、住宅の玄関アプローチにおいては、玄関の直前近傍に2〜3段からなる段数の少ない階段を設けることが多く、このような階段の側部には、通常、手摺装置が設けられている。従来、このような手摺装置としては、階段の複数の段に支柱を立設するとともに、この複数の支柱の上端間に手摺棒を架設することにより構成していた(例えば、特許文献1、2参照。)。
【0003】
【特許文献1】特開2005−314990号公報
【特許文献2】特許第3865381号特許公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の手摺装置において手摺棒を架設するためには、少なくとも2本の支柱を設けることが必要であるので、複数の段に支柱を立設しなければならず、施工に手間が掛かるものであった。
【0005】
また、従来の手摺装置においては、手摺棒は直線状に形成されたものを用いているので、階段の最上段の路面においても、手摺装置と一体に連結した路面用手摺装置を設ける場合、両手摺棒を滑らかに連結することが出来ず、施工上、使用上及び美感上好ましく無いものであった。すなわち、手摺装置と、最上段の路面に設けた路面用手摺装置とを一体に連結する際、直線状の手摺棒同士を連結することになるので、連結部分において階段の傾斜角度分だけ急激に曲がって角が生じ、略「へ」字状となるものであった。したがって、連結作業が面倒であり、また、高齢者等が手摺棒を支えとして階段を上るのに支障があり、さらに、両手摺棒間の一体感が損なわれるものであった。
【0006】
また、滑らかに連結するには、階段の傾斜角度に対応した角度を持った円弧状の手摺棒を用意し、この円弧状の手摺棒を介して階段の手摺棒と最上段面の手摺棒とを連結すればよいが、円弧状の手摺棒を別途用意しなければならないので、施工に手間が掛かるとともに、高価になるものであった。
【0007】
本発明は、以上の問題点を解決し、施工が極めて簡単な手摺装置を提供することを目的とし、また、階段の最上段の路面に設置する路面用手摺装置と連結する際、極めて簡単な施工で、滑らかに連結することが出来る手摺装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1記載の手摺装置は、路面に設置される支柱と、該支柱の上端において角度調節自在に固定される支持アームと、該支持アームの先端に架設された手摺棒とからなり、該支持アームは、支柱の上端と手摺棒とを連結する2本の連結アームを有していることを特徴として構成されている。
【0009】
請求項2記載の手摺装置は、請求項1記載の手摺装置において、2本の連結アームが「V」字状に形成されていることを特徴として構成されている。
【0010】
請求項3記載の手摺装置は、請求項1又は2記載の手摺装置において、支柱の上端に保持ブラケットを設けるとともに、前記連結アームの基部にジョイントブラケットを設け、該保持ブラケットとジョイントブラケットとを任意の角度で嵌合し、これら両ブラケットを螺子によって固定することを特徴として構成されている。
【0011】
請求項4記載の手摺装置は、請求項3記載の手摺装置において、保持ブラケット又はジョイントブラケットの何れか一方に、回転中心となる回転軸用貫通孔を形成するとともに、該回転軸用貫通孔を中心とする円周上に複数の角度調節用貫通孔を形成し、該他方のブラケットを介して回転軸用貫通孔に螺子を挿通することによりジョイントブラケットを保持ブラケットに回動自在固定するとともに、該他方のブラケットを介して任意の角度調節用貫通孔に螺子を挿通することによりジョイントブラケットを保持ブラケットに対して任意の角度に固定することを特徴として構成されている。
【0012】
請求項5記載の手摺装置は、請求項1、2、3又は4記載の手摺装置において、手摺棒が、全体又は少なくとも一部が円弧状に形成されていることを特徴として構成されている。
【発明の効果】
【0013】
請求項1記載の手摺装置によれば、支柱に2本の連結アームを有する支持アームを介して手摺棒を架設しているので、1本の支柱で手摺棒を設けることが出来る。したがって、1本の支柱を立設するだけでよいので、極めて簡単に手摺装置を施工することが出来る。さらに、手摺棒は、2本の連結アームで支柱に架設されているので、安定した状態で架設することが出来る。
【0014】
また、支柱の上端において支持アームが角度調節自在に固定されるとともに、支持アームの先端に手摺棒が架設されているので、支持アームの角度を調節することにより、設置する階段の傾斜角度に対応した最適の角度で手摺棒を配置することが出来るとともに、路面用手摺装置と連結する際も簡単に位置合わせを行うことが出来る。
【0015】
請求項2記載の手摺装置によれば、2本の連結アームが「V」字状に形成されているので、手摺棒を安定して架設することが出来る。すなわち、階段を上がる際、手摺棒に手を掛けたとしても、手摺棒に作用する力の多くが連結アームの軸方向へ作用するので、手摺棒と連結アームとの連結部分において水平方向へ作用する力が小さく、手摺棒と連結アームの固定が安定している。また、両連結アームに作用した力は、連結アームの其端部において水平方向の成分は相殺されるので、支柱と連結アームとの固定が安定している。
【0016】
請求項3記載の手摺装置によれば、保持ブラケットとジョイントブラケットとを任意の角度で嵌合した状態で螺子により固定しているので、極めて簡単に支持アームを支柱に取り付けることが出来るとともに、支持アームの支柱に対する角度を簡単に調節することが出来る。
【0017】
請求項4記載の手摺装置によれば、保持ブラケット又はジョイントブラケットの何れか一方に形成された回転軸用貫通孔に挿通された螺子を中心としてジョイントブラケットが保持ブラケットに対して回動自在であるので、ジョイントブラケットを保持ブラケットに対して任意の角度に配置することが出来る。また、保持ブラケット又はジョイントブラケットの何れか一方に形成された角度調節用貫通孔に挿通された螺子により、ジョイントブラケットの保持ブラケットに対する回動が阻止され固定された状態となり、支持アームを支柱に対して任意の角度に固定することが出来る。さらに、螺子を挿通する角度調節用貫通孔を変更することにより、支持アームの支柱に対する角度を簡単に変更することが出来る。
【0018】
請求項5記載の手摺装置によれば、手摺棒の全体又は少なくとも一部が円弧状に形成されているので、階段の最上段の路面に設置した路面用手摺装置の手摺棒に連結する際、角張ることなく滑らかに連結することが出来る。なお、手摺装置の手摺棒の連結部分(先端部分)は、直線状であっても、円弧状であってもよいが、直線状であったほうが施工が簡単である。また、連結用の手摺棒を別途用意する必要が無いので、連結作業が一度で済み施工が簡単であり、かつ経済的なものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明の手摺装置においては、階段(傾斜地の場合は、その路面)に設置される支柱に、支持アームを介して手摺棒を設けており、1本の支柱のみで手摺棒を架設することが出来るものである。支持アームは、基端が支柱に固定されるとともに、先端に手摺棒が架設されるものであり、支柱の上端と手摺棒とを連結する2本の連結アームで構成されている。2本の連結アームは、全体形状として、直線状であっても、「V」字状であってもよく、「V」字状とした場合、手摺棒の長さにもよるが、連結アーム間の角度は80度の前後数十度の範囲が好ましい。このような角度とすることにより、手摺棒と連結アームとの固定、及び連結アームと支柱との固定を安定させることが出来る。また、連結アームの形状は、直線状であっても、円弧状であっても、これらを組み合わせたものであってもよい。
【0020】
手摺棒は、支持アームの2本の連結アームにより両端部近傍の2ヶ所において固定されており、その結果、1本の支柱に架設されている。手摺棒は、全体又は少なくとも一部が円弧状に形成されることが好ましい。円弧状に形成することにより、階段の最上段の路面に路面用手摺装置を連結して設置する際、最上段面の手摺棒と滑らかな状態で連結することが出来る。なお、この円弧状は、真円の他、楕円の円弧であってもよい。また、一部を円弧状とした場合、中央部分を円弧状とし、両側端部を直線状とすることが好ましい。
【0021】
支柱の上端において角度調節自在に支持アームが固定されている。この角度調節自在に支持アームを固定する手段は、特に限定されず各種手段を採用することが出来る。例えば、支柱の上端に保持ブラケットを設けるとともに、連結アームの基部にジョイントブラケットを設け、該保持ブラケットとジョイントブラケットとを任意の角度で嵌合し、これら両ブラケットを螺子によって固定したり、保持ブラケット又はジョイントブラケットの何れか一方に、回転中心となる回転軸用貫通孔を形成するとともに、該回転軸用貫通孔を中心とする円周上に複数の角度調節用貫通孔を形成し、該他方のブラケットを介して回転軸用貫通孔に螺子を挿通することによりジョイントブラケットを保持ブラケットに回動自在固定するとともに、該他方のブラケットを介して任意の角度調節用貫通孔に螺子を挿通することによりジョイントブラケットを保持ブラケットに対して任意の角度に固定したりすることが出来る。
【0022】
本発明の手摺装置は、階段、傾斜地等に設置することができ、特に、比較的短い階段、傾斜地に好適なものである。
【0023】
本発明による手摺装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1は手摺装置の正面図、図2は手摺装置の背面図、図3は手摺装置の左側面図、図4は手摺装置の支柱に設けられる保持ブラケットの正面図、図5は同上保持ブラケットの背面図、図6は同上保持ブラケットの右側面図、図7は同上保持ブラケットの平面図、図8は手摺装置の支持アームに設けられるジョイントブラケットの正面図、図9は同上ジョイントブラケットの右側面図、図10は同上ジョイントブラケットの平面図、図11は同上保持ブラケットとジョイントブラケットとを嵌合させた状態を示す図、図12は手摺装置の支持アームに設けられる手摺棒用ブラケットの正面図、図13は同上手摺棒用ブラケットの平面図、図14は支持アームの角度を変更した例を示す図、図15は手摺装置を路面用手摺装置と連結した状態を示す図である。
【0025】
図1〜3において、符号Sは3段からなる階段で、この階段Sの2段目に手摺装置1が設置されている。この手摺装置1は、階段Sの側部に設置された支柱20と、この支柱20の上端において角度調節自在に固定された支持アーム30と、この支持アーム30に架設された手摺棒40とで構成されている。支柱20は、円筒状のアルミニウム形材で形成されており、アンカーボルトで階段Sに固定された基部21に固着されるとともに、上端部において支持アーム30を角度調節自在に固定するための保持ブラケット50が設けられている。
【0026】
支持アーム30は、円筒状のアルミニウム形材で形成された2本の連結アーム31を「V」字状に配置して構成されており、この2本の連結アーム31の基端部において、前記支柱20の保持ブラケット50に回動自在に固定されるジョイントブラケット60が設けられるとともに、上端部において、手摺棒40を架設するための手摺棒用ブラケット70が設けられている。手摺棒40は、円筒状のアルミニウム形材で形成されており、その中央部分が上に凸の円弧状部41となるとともに、その円弧状部41の両側端部分において直線状部42となっている。
【0027】
保持ブラケット50は、図4〜7に示すように、円盤状のキャップ51が形成され、このキャップ51の下面周縁部において2つの挿入片52が対向して形成されている。この挿入片52の上下方向の2ヶ所に螺子孔53が形成され、また、挿入片52の外周面に沿ってキャップ51に段部54が形成されている。この挿入片52は、支柱20の上端に挿入固定されるもので、支柱20の上端が段部54の下面に当接した状態で、支柱20の外側より螺子を挿通し螺子孔53に螺着するものである。
【0028】
キャップ51の上面には、2枚の保持片55が対向して形成され、この保持片55は上部が半円状に形成されている。そして、一方の保持片55における半円状の中心に相当する個所にナット用孔56aが形成されるとともに、他方の保持片55における同様の個所にボルト用孔56bが形成されている。また、一方の保持片55における半円状の中心の円周上に螺子孔57aが形成されるとともに、他方の保持片55における同様の個所に螺子用貫通孔57bが形成されている。すなわち、ナット用孔56a及びボルト用孔56bを中心とする円周上に螺子孔57a及び螺子用貫通孔57bが形成されている。さらに、2枚の保持片55の間には、中心から外側へ向かって立上がった断面三角形状の係止片58が形成されており、この係止片58はジョイントブラケット60の回動を阻止するものである。
【0029】
ジョイントブラケット60は、図8〜9に示すように、80度の角度をもって「V」字状に配置された2本の連結管部61が形成されており、これら2本の連結管部61は、連結アーム31に被嵌して一体に連結固定するためのものである。また、2本の連結管部61は平板状のジョイント片62を介して一体となっており、このジョイント片62は、角部が略90度の円弧状に形成されており、この円弧の中心に相当する部位に回転軸用貫通孔としてのボルト用貫通孔63が形成されるとともに、このボルト用貫通孔63を中心とした円周上に4個づつの角度調節用貫通孔としての螺子用貫通孔64が少しの間隔を隔てて合計8個形成されている。そして、これらのボトル用貫通孔63及び螺子用貫通孔64の配置は、前記ナット用孔56aとボルト用孔56b及び螺子孔57aと螺子用貫通孔57bと同一円周上の配置となっている。すなわち、図11に示すように、保持ブラケット50の保持片55の間に、ナット用孔56a及びボルト用孔56bをボルト用貫通孔63に一致させた状態で、ジョイント片62を挿入した際、螺子孔57aと螺子用貫通孔64とが一致するようになっている。また、連結管部61の外側壁には、軸方向の2ヶ所において螺子孔65が形成されている。
【0030】
手摺棒用ブラケット70は、図12〜13に示すように、連結アーム31の上端に固定するための連結管部71が形成されるとともに、手摺棒40を受ける受け部72が形成されている。連結管部71は、連結アーム31の内径と略同一長さの外径を持つように形成され、連結アーム31の内部に挿入出来るようになっており、また、軸方向に2ヶ所において螺子孔73が形成され、連結アーム31の外側から螺子を螺着することにより固定出来るようになっている。受け部72には、螺子用貫通孔74が長手方向に2ヶ所に形成され、螺子用貫通孔74を介して手摺棒40の両端部近傍に形成した螺子孔に螺子を螺着することにより、手摺棒用ブラケット70に手摺棒40に固定出来るようになっている。
【0031】
以上のような手摺装置を設置するには、予め補助ブラケット50を固定した支柱20と、ジョイントブラケット60及び手摺棒用ブラケット70を固定した支持アーム30とを用意し、まず、支柱20を階段Sに立設する。
【0032】
次に、保持ブラケット50の保持片55の間にジョイントブラケット60のジョイント片62を挿入し、ボルト用貫通孔63をナット用孔56a及びボルト用孔56bと一致するように配置し、ボルト及びナットによりジョイント片62を保持片55に取り付ける。このとき、保持ブラケット50の螺子孔57a及び螺子用貫通孔57bと、ジョイントブラケット60の螺子用貫通孔64とは同一円周上に配置されているので、ジョイントブラケット60を回動させることにより、任意の螺子用貫通孔64を螺子孔57a及び螺子用貫通孔57bに一致させ、螺子を挿通螺着することによりジョイントブラケット60の回動を阻止し固定することが出来る。したがって、手摺棒40が、階段Sの傾斜角度に対応した最適な角度となるように、螺子孔57a及び螺子用貫通孔57bと一致させる螺子用貫通孔64を選択すればよい。そして、連結アーム31の先端に設けられている手摺棒ブラケット70に手摺棒40を載置するとともに、螺子により螺着し、手摺装置が完成する。
【0033】
なお、本実施例においては、螺子用貫通孔64は、20度の角度を持って順次形成されているので、20度刻みで支持アーム30の角度を調整することができ、最大60度の角度で調整出来るものである。したがって、階段Sの状況に対応して所望の最適な角度にすることができ、例えば、図14に示すように、支持アーム30の角度を簡単に変更することが出来るので、種々の形態の階段に対応することが出来る。
【0034】
また、階段Sの最上段の路面Fに連続して路面用手摺装置を設置する場合は、図15に示すように、手摺装置1の手摺棒40の端部を、路面用手摺装置9の手摺棒91の端部に連結することにより、手摺装置1と路面用手摺装置9とを一体化することが出来る。このとき、手摺装置1の手摺棒40の端部は直線部42となっているので、路面用手摺装置9の手摺棒91と連結する部分は直線状であり、滑らかな状態で簡単に連結固定することができ、また、直線部42から円弧部41にかけて緩やかに変化していくので、全体として角張った個所が無く滑らかな形状となっている。
【0035】
本発明による手摺装置の他の実施形態を図16及び図17を参照して説明する。図16及び図17は、それぞれ支持アームの形状を変更した他の実施形態の正面図であり、図16に示す手摺装置1は、支持アーム30と手摺棒40との連結において、手摺棒40の両端部に連結アーム31の先端を固定したものであり、連結アーム31間の角度も大きくなっている。図17に示す手摺装置1は、連結アーム31を直線状に構成したものである。なお、これらの実施形態において、保持ブラケット50及びジョイントブラケット60は、前記実施形態に用いた構造と同様の構造を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明による手摺装置の一実施形態の正面図
【図2】本発明による手摺装置の一実施形態の背面図
【図3】本発明による手摺装置の一実施形態の左側面図
【図4】本発明による手摺装置の一実施形態の支柱に設けられる保持ブラケットの正面図
【図5】本発明による手摺装置の一実施形態の支柱に設けられる保持ブラケットの背面図
【図6】本発明による手摺装置の一実施形態の支柱に設けられる保持ブラケットの右側面図
【図7】本発明による手摺装置の一実施形態の支柱に設けられる保持ブラケットの平面図
【図8】本発明による手摺装置の一実施形態の支持アームに設けられるジョイントブラケットの正面図
【図9】本発明による手摺装置の一実施形態の支持アームに設けられるジョイントブラケットの右側面図
【図10】本発明による手摺装置の一実施形態の支持アームに設けられるジョイントブラケットの平面図
【図11】保持ブラケットとジョイントブラケットとを嵌合させた状態を示す図
【図12】本発明による手摺装置の一実施形態の手摺棒用ブラケットの正面図
【図13】本発明による手摺装置の一実施形態の手摺棒用ブラケットの平面図
【図14】支持アームの角度を変更した例を示す図
【図15】手摺装置を路面用手摺装置と連結した状態を示す図
【図16】支持アームの形状を変更した他の実施形態の正面図
【図17】支持アームの形状を変更した他の実施形態の正面図
【符号の説明】
【0037】
1 手摺装置
20 支柱
30 支持アーム
31 連結アーム
40 手摺棒
41 円弧状部
42 直線状部
50 保持ブラケット
55 保持片
56a ナット用孔
56b ボルト用孔
57a 螺子孔
57b 螺子用貫通孔
60 ジョイントブラケット
61 連結管部
62 ジョイント片
63 ボルト用貫通孔(回転軸用貫通孔)
64 螺子用貫通孔(角度調節用貫通孔)
70 手摺棒用ブラケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
路面に設置される支柱と、該支柱の上端において角度調節自在に固定される支持アームと、該支持アームの先端に架設された手摺棒とからなり、該支持アームは、支柱の上端と手摺棒とを連結する2本の連結アームを有していることを特徴とする手摺装置。
【請求項2】
前記2本の連結アームが「V」字状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の手摺装置。
【請求項3】
前記支柱の上端に保持ブラケットを設けるとともに、前記連結アームの基部にジョイントブラケットを設け、該保持ブラケットとジョイントブラケットとを任意の角度で嵌合し、これら両ブラケットを螺子によって固定することを特徴とする請求項1又は2記載の手摺装置。
【請求項4】
前記保持ブラケット又はジョイントブラケットの何れか一方に、回転中心となる回転軸用貫通孔を形成するとともに、該回転軸用貫通孔を中心とする円周上に複数の角度調節用貫通孔を形成し、該他方のブラケットを介して回転軸用貫通孔に螺子を挿通することによりジョイントブラケットを保持ブラケットに回動自在に固定するとともに、該他方のブラケットを介して任意の角度調節用貫通孔に螺子を挿通することによりジョイントブラケットを保持ブラケットに対して任意の角度に固定することを特徴とする請求項3記載の手摺装置。
【請求項5】
前記手摺棒が、全体又は少なくとも一部が円弧状に形成されている請求項1、2、3又は4記載の手摺装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2009−167675(P2009−167675A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−6336(P2008−6336)
【出願日】平成20年1月15日(2008.1.15)
【出願人】(000180302)四国化成工業株式会社 (167)
【出願人】(000126207)シコク景材関東株式会社 (5)
【Fターム(参考)】