説明

投函監査システムおよび投函監査方法

【課題】多数の世帯に配布された調査票の回収状況を容易に監査する。
【解決手段】世帯識別バーコードが付されて各世帯に調査票が配布され、その調査票に各世帯の回答が書き込まれてその後その調査票が投函され回収される調査票の投函監査システムである。このシステムは、調査票の配布済み世帯を特定する情報が記憶された配布済み世帯テーブル10と、回収された調査票の世帯識別バーコードを読み取るバーコード読み取り手段を含む郵便区分機6と、バーコード読み取り手段で読み取られた情報に基づいて、回答済み世帯を特定する情報を回答済み世帯テーブル8に追加記憶する回答済み世帯記憶手段と、配布済み世帯テーブル10と回答済み世帯テーブル8とを突き合わせることにより未回答世帯情報を出力する突合せ処理手段と、を有する投函監査システムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、多数の世帯に配布された調査票の回収状況を監査する投函監査システムおよび、かかるシステムを利用した投函監査方法に関する。
【背景技術】
【0002】
たとえば国勢調査のように、多くの世帯に調査票を配布して回答を回収する場合、これまでは調査員が各世帯を巡回して調査票の配布と回収を行なっていた。
【0003】
一方、特許文献1に記載されているようなアンケート回収・集計システムが知られている。また、特許文献2に記載されているようなチラシ配布効果測定システムも知られている。
【特許文献1】特開2004−54858号公報
【特許文献2】特開平11−85847号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の従来の国勢調査の方法では、本来の目的である調査内容の確認や集計作業よりも、この調査票の回収作業に時間とコストが多くかかり、しかも、回収率も芳しくないため大変非効率であった。最近では個人情報を調査員に対して提出することをためらう調査対象者も存在し、回収がより困難になってきている。また、回収率を向上させるために調査員自らが調査書に記入することで回収したように見せかけるといった不正行為が行なわれる可能性もあった。
【0005】
前者の問題を解決する方法として、調査対象者(各世帯)が自主的に簡単に安心して回答できる方法、たとえばWeb登録による回答方法や、ポスト投函による回答方法も、今後は採用されていく可能性もある。
【0006】
国勢調査などの広範な世帯を対象にしてしかも高い回収率を実現する必要のある調査では、調査票(書面)を配布して回収する方法が好ましい。そしてさらに、未回答世帯を特定してその未回答世帯に対して回答を督促することが好ましい。そこで、郵便ポスト投函による回答を想定し、さらに、未回答世帯に対して回答を催促することを想定する。その場合、未回答世帯を判別する必要があり、そのためには、回答を一度どこかに集めてから配布世帯一覧と回答済み世帯一覧の突合せチェック作業を行なう必要がある。この突合せチェック作業の負荷が新たな障壁となってしまう恐れがある。
【0007】
特許文献1および特許文献2には、こうした未回答世帯に対して回答を催促する技術に関しては記載されていない。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、多数の世帯に配布された調査票の回収状況を比較的容易に監査し、未回答世帯に対して回答の督促ができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明に係る投函監査システムは、多数の世帯を個別に識別する世帯識別バーコードが付されて当該識別された世帯それぞれに調査票が配布され、その調査票に各世帯の回答が書き込まれてその後その調査票が投函され回収される場合におけるその調査票の投函監査システムであって、前記調査票の配布済み世帯を特定する情報を配布済み世帯テーブルとして記憶する配布済み世帯テーブル記憶手段と、前記回収された調査票の世帯識別バーコードを読み取るバーコード読み取り手段と、前記バーコード読み取り手段で読み取られた情報に基づいて、回答済み世帯を特定する情報を回答済み世帯テーブルに追加記憶する回答済み世帯記憶手段と、前記配布済み世帯テーブルに記憶された配布済み世帯を特定する情報と前記回答済み世帯テーブルに記憶された回答済み世帯を特定する情報とを突き合わせることにより未回答世帯を特定する未回答世帯情報を出力する突合せ処理手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る投函監査方法は、多数の世帯を個別に識別する世帯識別バーコードが付されて当該識別された世帯それぞれに調査票が配布され、その調査票に各世帯の回答が書き込まれてその後その調査票が投函され回収される場合におけるその調査票の投函監査方法であって、前記調査票の配布済み世帯を特定する情報を配布済み世帯テーブルに記憶するステップと、前記回収された調査票の世帯識別バーコードを読み取るバーコード読み取りステップと、前記バーコード読み取りステップで読み取られた情報に基づいて、回答済み世帯を特定する情報を回答済み世帯テーブルに追加記憶するステップと、前記配布済み世帯テーブルに記憶された配布済み世帯を特定する情報と前記回答済み世帯テーブルに記憶された回答済み世帯を特定する情報とを突き合わせることにより未回答世帯を特定する未回答世帯情報を出力するステップと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、多数の世帯に配布された調査票の回収状況を比較的容易に監査でき、未回答世帯に対して回答の督促などの処置を容易にとることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら本発明に係る投函監査システムおよびそれを利用した投函監査方法の実施形態について説明する。
【0013】
[第1の実施形態]
本発明に係る投函監査システムおよびそれを利用した投函監査方法の第1の実施形態について、図1ないし図6を参照して説明する。
【0014】
図1は本発明に係る投函監査システムを利用した投函監査方法の第1の実施形態を示す全体ブロック図である。図2は図1の実施形態における投函監査システムの構成を示すブロック図、図3は図1の実施形態における郵便区分機の機能を説明するブロック図、図4は図1の実施形態における区分機バーコード(BC)認識処理の流れを示すフロー図、図5は図1の実施形態における管理センターの機能を説明するブロック図、図6は図1の実施形態におけ突合せ処理の流れを示すフロー図である。
【0015】
第1の実施形態の投函監査方法は、たとえば国勢調査に応用可能である。図1に示すように、調査員1が調査票を各対象世帯2に配布する。このとき世帯識別バーコードを付与し、調査票にこの世帯識別バーコードが表示される。この世帯識別バーコードは、たとえば調査票に印刷されたり貼付されている。この配布時の世帯識別バーコードは、管理センター7が管理する配布済み世帯テーブル10に一元管理される。
【0016】
各対象世帯2は調査票に回答を記入した後に、これをポスト3に投函する。また、郵便局の窓口に持参してもよい。このとき、この調査票を封筒に入れる場合は、封筒の外側から見える位置に世帯識別バーコードが表示されているものとする。
【0017】
取集局4は通常業務の中でポスト3から郵便物(調査票を含む)を取集し、これを区分局5に運び、区分局5の郵便区分機6にて通常業務の差立区分を行なう。このとき、郵便物に付けられたバーコードを認識するバーコード認識処理が行なわれる。ここで、世帯識別バーコードを認識した場合に管理センター7の回答済み世帯テーブル8を更新する。回答済み世帯テーブル8はWeb登録システム9や、調査員1の回収報告によっても更新されるものとする。
【0018】
管理センター7には配布済み世帯を特定する情報が収納された配布済み世帯テーブル10があり、管理センター7が配布済み世帯テーブル10と回答済み世帯テーブル8とを突き合わせる突合せ処理(ステップS12)を行ない、これによって、回答済み世帯テーブル8と配布済み世帯テーブル10の突合せチェックを行なう。この突合せチェックによって未回答世帯を判別することができるため、回収フォローが必要な未回答世帯情報として調査員1に通知する。
【0019】
この情報を受けて調査員1は、対象世帯2のうちの当該の未回答世帯2bだけをフォローする。この調査員1への通知は、たとえば毎日でも自動的に行なうことができ、これによって調査員1は、効率よく未回答世帯2bに対して回答の督促をすることができる。
【0020】
なお、この場合、対象世帯2のうちの回答済み世帯2aに対しては、たとえば管理センター7から郵便により回答受領済み通知を出してもよい。これにより、回答済み世帯2aは、自分の回答が管理センター7に届いたことを確認することができる。また、他人が自分に成りすまして回答した場合にそれを見つけることができる。
【0021】
つぎに、図2を参照してこの実施形態における投函監査システムの構成を説明する。区分局5の郵便区分機6は、従来の通常の郵便区分機6と同様に、CPU20と、バーコード読取り部21とを有する。郵便区分機6はさらに、バーコード読取り部21で投函監査バーコードおよび世帯識別バーコードが読み取られた場合に、当該世帯を識別する情報を回答済み世帯テーブル8に追加するための回答済み世帯テーブル更新用データ22を記憶する記憶部62を有する。郵便区分機6はさらに、回答済み世帯テーブル更新用データ22を、通信回線を通じて管理センター7に送信するための送信部23を有する。
【0022】
管理センター7は、CPU25と、郵便区分機6の送信部23から送られたデータ信号を受信する受信部26と、配布済み世帯を特定する配布済み世帯テーブル10および回答済み世帯を特定する回答済み世帯テーブル8を記憶する記憶部27と、突合せ処理によって得られた未回答世帯を特定する情報を出力する出力部29と、を有する。
【0023】
管理センター7の出力部29は複数の調査員1が利用可能な調査員端末30と通信回線によって接続されている。
【0024】
さらに、管理センター7の受信部26は、対象世帯2が利用可能な対象世帯端末31と、インターネットなどを利用した通信回線によって接続可能である。
【0025】
なおここで、通信回線による接続は有線でも無線でもよい。また、管理センター7の受信部26と郵便区分機6の送信部23との接続、および管理センター7の出力部29と調査員端末30との接続についても、インターネットを利用することができる。
【0026】
つぎに、図3および図4を参照してこの実施形態における郵便区分機6の機能と処理の流れを説明する。区分局5に集められた調査票は、一般郵便物を含む郵便物60として郵便区分機6により、通常の郵便物と同様に差立て区分が行なわれる。ここで、調査票に表示されている投函監査バーコードを読み取る(ステップS1)。投函監査バーコードが検出された場合は、さらに世帯識別バーコードも読み取り(ステップS2)、読取り結果に基づいて回答済み世帯テーブル更新用データ22を記憶部62に蓄積する(ステップS3)。
【0027】
つぎに、通常区分処理を行ない(ステップS4)、通常通りの差立て区分を完了させる。このとき、調査票は一つの区分ポケットに収集されることが望ましい。そして、蓄積された回答済み世帯テーブル更新用データ22を管理センター7へ送付する(ステップS5)。この送付は、好ましくは通信回線などを用いて行なわれる。
【0028】
なお、ステップS1で、投函監査バーコードの表示がないと判断されたときは、ステップS2およびステップS3を行なわずに、通常区分処理(ステップS4)が行なわれる。また、回答済み世帯テーブル更新用データの更新が不要な場合は、回答済み世帯テーブル更新用データ22を管理センター7へ送付するステップS5は実行されない。
【0029】
つぎに、図5および図6を参照してこの実施形態における管理センター7の機能とその突合せ処理の手順を説明する。前述のように、管理センター7は、配布済み世帯テーブル10および回答済み世帯テーブル8を有し、回答済み世帯テーブル8は郵便区分機6からの回答済み世帯テーブル更新用データ22に基づいて更新される。
【0030】
さらに、回答済み世帯テーブル8は、郵便区分機6からの更新用データ信号によって更新されるほか、対象世帯端末31を利用してWeb登録システムを通じた回答があった場合にはその回答履歴によっても更新される。さらに、調査員1を通じて回答が回収された場合に調査員1からの回収報告(ステップS10)によっても更新されるようにしてもよい。
【0031】
突合せ処理(ステップS12)に先立って、回答済み世帯テーブル8の更新確認処理(ステップS11)が行なわれる。ここで、回答済み世帯テーブル8の更新があった場合にのみ、次の処理に進む。すなわち、回答済み世帯テーブル8の更新があった場合には、突合せ処理(ステップS12)を行ない、回答済み世帯テーブル8のデータと配布済み世帯テーブル10のデータと同士を突き合わせて比較し、フォローが必要な未回答世帯2bを判別する。この判別結果より未回答世帯情報更新処理(ステップS13)が行なわれ、未回答世帯情報41が出力される。この情報は担当調査員1へ通知され(ステップS14)、これによって、調査員1はフォローが必要な未回答世帯2bを判別できるようになる。本処理はたとえば毎日行なわれるため、調査員1は最新情報に基づいて、未回答世帯2bに対して効率よくフォローを行なうことが可能である(ステップS15)。
【0032】
以上説明した第1の実施形態によれば、郵便区分機6のバーコード認識処理機能を活用することにより、区分局5にて調査票の世帯識別バーコードを読み取り、回答済み世帯テーブル8を更新させることにより、予め各世帯への配布時に付与した世帯識別バーコードを一元管理し、配布済み世帯テーブル10との突合せ比較が可能となる。
【0033】
[第2の実施形態]
本発明に係る投函監査システムおよびそれを利用した投函監査方法の第2の実施形態について、図7を参照して説明する。図7は本発明に係る投函監査システムを利用した投函監査方法の第2の実施形態を示す全体ブロック図である。第1の実施形態と同じまたは類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
【0034】
この実施形態では、第1の実施形態における調査員1の役割を郵便局員40が代替し、第1の実施形態の区分局5の役割と管理センター7の役割の両方を区分局5が担うような運用を行なう。投函監査バーコード等の付与も含めて、郵便局(区分局5)が受託してもよい。
【0035】
郵便局は、通常、配達区域内の全世帯の住所と住民を識別する配達原簿データベースを保有しているので、この配達原簿を利用することにより、回答済み世帯テーブル8を作成することができ、必ずしも新たなデータの入力を必要としない。さらに、郵便局員40がこの投函監査にかかわることにより、回答済み世帯2aに回答受領通知(ハガキ)を出すことや、未回答世帯2bに回答督促通知を出すことが、郵便局員40を通じて円滑に実行できる。さらに、書留を応用して調査票の配布を行なうことにより、配達監査(確認)を行なうこともできる。
【0036】
[第3の実施形態]
本発明に係る投函監査システムおよびそれを利用した投函監査方法の第3の実施形態について、図8を参照して説明する。図8は本発明に係る投函監査システムを利用した投函監査方法の第3の実施形態を示す全体ブロック図である。第1の実施形態と同じまたは類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。
【0037】
この実施形態は第1の実施形態の変形例であって、この実施形態では、管理センター7が国勢調査の管理を受託するとともに、それと同じ時期に、複数のアンケート配布元50から受託してアンケートを並行して行なう場合を想定している。
【0038】
各アンケート配布元50から受託した処理内容ごとに、異なる投函監査バーコード(BC)を付与し、区分局5の郵便区分機6の処理識別テーブル51上に処理内容との対応を管理しておく。
【0039】
郵便区分機6によるバーコード認識処理において、投函監査バーコードを読み取る際に処理識別テーブル51を参照することにより、次に行なうべき処理を確認し、投函監査バーコードごとに適した処理を行なう。たとえば、投函監査バーコードごとに、認識結果を異なる通知先に通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明に係る投函監査システムを利用した投函監査方法の第1の実施形態を示す全体ブロック図。
【図2】図1の実施形態における投函監査システムの構成を示すブロック図。
【図3】図1の実施形態における郵便区分機の機能を説明するブロック図。
【図4】図1の実施形態における区分機バーコード認識処理の流れを示すフロー図。
【図5】図1の実施形態における管理センターの機能を説明するブロック図。
【図6】図1の実施形態におけ突合せ処理の流れを示すフロー図。
【図7】本発明に係る投函監査システムを利用した投函監査方法の第2の実施形態を示す全体ブロック図。
【図8】本発明に係る投函監査システムを利用した投函監査方法の第3の実施形態を示す全体ブロック図。
【符号の説明】
【0041】
1 : 調査員
2 : 対象世帯
2a : 回答済み世帯
2b : 未回答世帯
3 : ポスト
4 : 取集局
5 : 区分局
6 : 郵便区分機
7 : 管理センター
8 : 回答済み世帯テーブル
9 : Web登録システム
10 : 配布済み世帯テーブル
20 : CPU
21 : バーコード読取り部
22 : 回答済み世帯テーブル更新用データ
23 : 送信部
25 : CPU
26 : 受信部
27 : 記憶部
29 : 出力部
30 : 調査員端末
31 : 対象世帯端末
40 : 郵便局員
41 : 未回答世帯情報
50 : アンケート配布元
51 : 処理識別テーブル
60 : 郵便物
62 : 記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多数の世帯を個別に識別する世帯識別バーコードが付されて当該識別された世帯それぞれに調査票が配布され、その調査票に各世帯の回答が書き込まれてその後その調査票が投函され回収される場合におけるその調査票の投函監査システムであって、
前記調査票の配布済み世帯を特定する情報を配布済み世帯テーブルとして記憶する配布済み世帯テーブル記憶手段と、
前記回収された調査票の世帯識別バーコードを読み取るバーコード読み取り手段と、
前記バーコード読み取り手段で読み取られた情報に基づいて、回答済み世帯を特定する情報を回答済み世帯テーブルに追加記憶する回答済み世帯記憶手段と、
前記配布済み世帯テーブルに記憶された配布済み世帯を特定する情報と前記回答済み世帯テーブルに記憶された回答済み世帯を特定する情報とを突き合わせることにより未回答世帯を特定する未回答世帯情報を出力する突合せ処理手段と、
を有することを特徴とする投函監査システム。
【請求項2】
前記調査票の配布済み世帯を特定する情報を入力する配布済み世帯情報入力手段と、
前記配布済み世帯情報入力手段によって入力された配布済み世帯を特定する情報を前記配布済み世帯テーブルに追加記憶する配布済み世帯特定情報記憶手段と、
をさらに有すること、を特徴とする請求項1に記載の投函監査システム。
【請求項3】
前記調査票の配布済み世帯からwebシステムを通じて前記調査票に対する回答があった場合に当該webシステムを通じて回答した世帯を特定する情報を前記回答済み世帯テーブルに追加記憶するweb回答済み世帯記憶手段をさらに有すること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の投函監査システム。
【請求項4】
前記バーコード読み取り手段は、投函されて回収された複数の郵便物を配達先に応じて区分する郵便区分機の一部を校正するものであること、を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の投函監査システム。
【請求項5】
多数の世帯を個別に識別する世帯識別バーコードが付されて当該識別された世帯それぞれに調査票が配布され、その調査票に各世帯の回答が書き込まれてその後その調査票が投函され回収される場合におけるその調査票の投函監査方法であって、
前記調査票の配布済み世帯を特定する情報を配布済み世帯テーブルに記憶するステップと、
前記回収された調査票の世帯識別バーコードを読み取るバーコード読み取りステップと、
前記バーコード読み取りステップで読み取られた情報に基づいて、回答済み世帯を特定する情報を回答済み世帯テーブルに追加記憶するステップと、
前記配布済み世帯テーブルに記憶された配布済み世帯を特定する情報と前記回答済み世帯テーブルに記憶された回答済み世帯を特定する情報とを突き合わせることにより未回答世帯を特定する未回答世帯情報を出力するステップと、
を有することを特徴とする投函監査方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−67162(P2010−67162A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−234916(P2008−234916)
【出願日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【出願人】(301063496)東芝ソリューション株式会社 (1,478)
【Fターム(参考)】