説明

投影装置及びプログラム

【課題】一度、撮影した被写体の画像を容易に再投影できるようにする。
【解決手段】コンピュータ2は、書画カメラ3で撮影された書面資料Aの画像データを受け取ると、受け取った画像データに画像処理を施してプロジェクタ1に出力する。プロジェクタ1は、コンピュータ2からの補正された画像データに基づいて、画像をスクリーンSに表示する。また、コンピュータ2は、画像処理を施した画像データを保存する。そして、コンピュータ2は、保存した画像データをプレビュー形式で、ユーザの要望する順番で表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影画像投影装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、撮影画像投影装置として、ユーザが原稿台に載置した被写体としての書面資料をカメラで撮影して、カメラで撮影した書面資料の画像データをコンピュータの記憶装置に記憶して画像処理を行い、プロジェクタを用いてスクリーン上に書面資料の画像を拡大して投影するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−354331号公報(第2−3頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の撮影画像投影装置では、一度投影した書面資料を再度、投影するには、書面資料をカメラで再度撮影しなければならない。また、撮影には、書面資料の位置合わせ、撮影のための処理に時間を要する。それとともに、目的の書面資料を探すのにも時間を要する。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、一度、撮影した被写体の画像を容易に再投影することが可能な撮影画像投影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る撮影画像投影装置は、
撮影した被写体の画像をスクリーンに投影する撮影画像投影装置において、
前記被写体を撮影し、撮影した前記被写体の画像データを出力するカメラと、
前記カメラが出力した画像データに基づいた画像を前記スクリーンに投影する投影部と、
前記投影部が前記スクリーンに投影する画像の画像データを記憶して保存する記憶部と、を備えたものである。
【0006】
前記記憶部に前記画像データを保存するとともに、保存した前記画像データを前記記憶部から読み出す記憶制御部を備えてもよい。
【0007】
前記記憶制御部は、前記画像データとともに、前記画像データに関する画像情報を前記記憶部に保存してもよい。
【0008】
前記記憶制御部は、前記画像データに関する画像情報として、試写形式の画像を保存してもよい。
【0009】
前記記憶部から読み出された画像データに基づいた画像をモニタ表示するためのモニタ表示部を備え、
前記記憶制御部は、前記記憶部に記憶した複数の画像データを読み出して、前記表示部に、読み出した各画像データを、各画像データの利用頻度の順にモニタ表示させてもよい。
【0010】
前記記憶制御部は、前記各画像データの利用頻度を、各画像が前記投影部によって投影された投影時間に基づいて判別してもよい。
【0011】
前記記憶制御部は、前記記憶部に記憶した各画像データのパス情報を、所定の画像リストに登録し、各画像データを、前記画像リストに登録されたパス情報に基づいて読み出してもよい。
【0012】
前記記憶部は、前記カメラが出力した画像データに画像処理を施して、前記投影部に出力するコンピュータに備えられてもよい。
【0013】
前記記憶部は、前記投影部に備えられてもよい。
【0014】
前記記憶部は、前記カメラに備えられてもよい。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、一度、撮影した被写体の画像を容易に再投影することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態に係る撮影画像投影装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すプロジェクタとコンピュータとの構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示すコンピュータの表示装置が表示する画面表示の説明図である。
【図4】図1に示す撮影画像投影装置が実行する書画カメラ機能のメイン処理を示すフローチャートである。
【図5】図1に示すコンピュータが実行する投影時間の取得処理を示すフローチャートである。
【図6】図1に示すコンピュータが実行する保存画像ファイルの選択処理を示すフローチャートである。
【図7】コンピュータが実行する画像の切り替え処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態に係る撮影画像投影装置を図面を参照して説明する。
本実施形態に係る撮影画像投影装置の構成を図1に示す。
撮影画像投影装置は、プロジェクタ1と、コンピュータ2と、書画カメラ3と、から構成される。
【0018】
プロジェクタ1とコンピュータ2は、RGBケーブル4を介して接続される。コンピュータ2と書画カメラ3とは、USBケーブル5を介して接続される。
【0019】
プロジェクタ1は、被写体としての書面資料Aに対応する画像データが供給されて、供給された画像データに基づく画像をスクリーンSに投影するものであり、投影部1aを本体正面に備える。投影部1aは、投影レンズ等の光学系が収容されたものであり、プロジェクタ1は、投影部1aを介してドキュメントや画像の光をスクリーンSに照射する。
【0020】
図1に示すコンピュータ2は、例えば、ノート型のパーソナルコンピュータによって構成されたものであり、種々のプログラムを実行する。また、コンピュータ2は、書画カメラ機能がユーザによって選択されると、書画カメラ3のカメラ3aによって撮影された書面資料Aの画像データを取得して画像処理等を行い、画像処理等された画像データをプロジェクタ1に供給する。
【0021】
コンピュータ2は、図2に示すように、カメラI/F(インタフェース)21と、画像処理装置22と、記憶装置23と、表示装置24と、入力装置25と、ROM26と、RAM27と、CPU28と、を備えて構成される。
【0022】
カメラI/F21は、書画カメラ3から画像データ等を受け取るものである。
画像処理装置22は、カメラI/F21が受け取った画像データに対して、画像処理を行うものである。画像処理装置22は、画像処理として、画像データの画像を矩形に変換し、回転し、切り抜く処理を行う。
【0023】
記憶装置23は、画像処理装置22が画像処理した画像データを記憶して保存するものであり、ハードディスク等からなる。この画像データは、プロジェクタ1がスクリーンSに投影する画像の画像データでもある。
【0024】
記憶装置23は、この画像データとともに、この画像データに関する画像情報を画像ファイルとして保存する。画像情報は、書面資料Aの撮影日、撮影時刻、投影した時間、露出条件、プレビュー(preview;試写)形式の画像データ、その他の撮影条件を含む。
【0025】
記憶装置23は、各画像ファイルを階層構造でデータベース(DB)化して保存し、各画像データのパスを示すパス情報をまとめた画像リストを記憶する。
【0026】
表示装置24は、記憶装置23から読み出された画像データに基づいた画像をモニタ表示するためのものであり、LCD及びその駆動回路等からなる。
【0027】
表示装置24がモニタ表示する画像データの表示例を図3に示す。この表示例によれば、表示装置24は、画像確認画面エリアと、画像のモニタ画面エリアと、画像管理エリアと、に区分して画像データを表示する。
【0028】
画像確認画面エリアは、指定された画像を確認するためのエリアである。モニタ画面エリアは、カメラ3aで撮影中の書面資料Aの画像をモニタ表示するためのエリアである。画像管理エリアは、記憶装置23に保存されている画像データの画像を、プレビュー形式で表示するためのエリアである。
【0029】
入力装置25は、ユーザがデータを入力するためのものであり、データを入力するための複数のキー、マウスを備える(図示せず)。ユーザが入力装置25の複数のキー、マウスを操作すると、入力装置25は、このユーザの操作情報をCPU28に供給する。
【0030】
ROM26は、CPU28が実行するプログラム等を格納するものである。RAM27は、CPU28がプログラムを実行するのに必要なデータを記憶する作業用メモリである。
【0031】
CPU28は、ROM26に格納されているプログラムに従って、コンピュータ2の各部と、書画カメラ3とプロジェクタ1とを制御する。
【0032】
具体的には、CPU28は、画像処理装置22が画像処理を施した画像データを、画像処理装置22から受け取って、記憶装置23に記憶して保存する。また、CPU28は、保存した画像を記憶装置23から読み出して、読み出した画像データの画像を、図3に示すように、プレビュー形式で表示装置24にモニタ表示させる。
【0033】
CPU28は、表示装置24に、複数の画像をモニタ表示させるとき、各画像がプロジェクタ1によって投影された投影時間に基づいて各画像データの利用頻度を判別し、この利用頻度の順にモニタ表示させる。
【0034】
CPU28は、この投影時間を、現在の時刻と投影開始時刻との差に基づいて計算する。このため、コンピュータ2は、CPU28が投影時間の計算に用いる現在時刻を計測する時計を備える。
【0035】
図1に示す書画カメラ3は、投影対象の書面資料Aを撮影するためのカメラシステムであり、カメラ3aと、支柱3bと、カメラ台3cと、を備える。カメラ3aは、被写体としての書面資料Aを撮影し、撮影した書面資料Aの画像データを出力するためのデジタルカメラである。支柱3bは、カメラ3aを取り付けるためのものである。カメラ3aは、支柱3bの上端部に、上下左右に回動自在に取り付けられる。カメラ台3cは、支柱3bを支えるためのものであるとともに、新聞、雑誌の記事、プレゼン用紙、書面原稿等の書面資料Aを載置するためのものである。
【0036】
次に実施形態1に係る撮影画像投影装置の動作を説明する。
撮影画像投影装置は、図4に示すフローチャートに従って書画カメラ機能のメイン処理を実行する。
【0037】
即ち、カメラ3aは、カメラ台3cに載置されたドキュメント等の書面資料Aを撮影する(ステップS11)。
【0038】
画像処理装置22は、カメラI/F21を介して、撮影した書面資料Aの画像データを書画カメラ3から受け取る(ステップS12)。
画像処理装置22は、受け取った画像データに対して歪み補正を行う(ステップS13)。
【0039】
画像処理装置22は、歪み補正が行われた画像データの回転処理を行う(ステップS14)。
画像処理装置22は、回転処理が行われた画像データの切り抜き処理を行う(ステップS15)。
【0040】
CPU28は、画像処理装置22から画像処理された画像データを受け取り、プレビュー形式の画像データを作成する(ステップS16)。
【0041】
CPU28は、画像データと画像データに関する画像情報と作成したプレビュー形式の画像データとを画像ファイルに登録する(ステップS17)。
【0042】
CPU28は、画像ファイルを記憶装置23に保存する(ステップS18)。
CPU28は、保存した画像データを表示装置24に送り、表示装置24に、この画像を表示させる(ステップS19)。
【0043】
CPU28は、画像データをプロジェクタ1に出力する(ステップS20)。そして、CPU28は、この画像データに基づいた画像がスクリーンSに表示されるようにプロジェクタ1を制御する。
【0044】
このようにして、カメラ3aによって撮影された書面資料Aが補正されてスクリーンSに表示される。
尚、プレビュー形式の画像データの作成(ステップS16)は、記憶されている画像データを、適宜、記憶装置23から読み出して行うことができる。
【0045】
また、CPU28は、プロジェクタ1に画像データを送ると、送った画像データの投影時間を求める。この処理を図5に示すフローチャートに従って説明する。
【0046】
CPU28は、投影指示された画像データが前にプロジェクタ1に送った画像データと異なるものか否かを判定する(ステップS31)。
【0047】
投影指示された画像データが前にプロジェクタ1に送った画像データと同じものと判定した場合(ステップS31においてNo)、CPU28は、この処理を終了させる。
【0048】
投影指示された画像データが前にプロジェクタ1に送った画像データと異なるものと判定した場合(ステップS31においてYes)、CPU28は、現在の時刻と投影開始時刻との差を求め、求めた差を投影時間として取得する(ステップS32)。
【0049】
CPU28は、取得した投影時間を記憶装置23の画像ファイルに登録する(ステップS33)。
CPU28は、投影開始時刻を記録し(ステップS34)、この処理を終了させる。
【0050】
次に、記憶装置23に記憶した画像ファイルを選択して、選択した画像ファイルの画像をスクリーンSに投影させることもできる。
【0051】
この処理を図6に示すフローチャートに従って説明する。
CPU28は、記憶装置23内の画像ファイルに登録されたプレビュー形式の複数の画像データを一覧表示したレビュー一覧表を作成する(ステップS41)。
【0052】
CPU28は、表示装置24に、作成したプレビュー一覧を撮影順に表示させる(ステップS42)。
【0053】
CPU28は、利用頻度の高い順に画像を表示するか否かを判定する(ステップS43)。ユーザが、利用頻度の高い順に画像を表示するか否かを指定するため、入力装置25を操作すると、入力装置25は、この操作情報をCPU28に送る。CPU28は、この操作情報を受け取ると、受け取った操作情報に基づいて、この判定を行う。
【0054】
利用頻度の高い順に画像を表示させると判定した場合(ステップS43においてYes)、CPU28は、表示装置24に、図5に示すフローチャートに従って求めた投影時間の長い順にプレビュー形式の画像を表示させる(ステップS44)。
【0055】
一方、利用頻度の高い順に画像を表示させないと判定した場合(ステップS43においてNo)、CPU28は、表示装置24に、そのままプレビュー一覧を撮影順に表示させる。
【0056】
次に、CPU28は、プレビュー一覧からユーザが画像を選択したか否かを判定する(ステップS45)。ユーザが入力装置25を操作すると、入力装置25は、この操作情報をCPU28に送る。CPU28は、この操作情報に基づいて、この判定を行う。
【0057】
画像が選択されたと判定した場合(ステップS45においてYes)、CPU28は、選択された画像データをプロジェクタ1に出力し、スクリーンSにこの画像データに基づいた画像が表示されるようにプロジェクタ1を制御する(ステップS46)。そして、CPU28は、この処理を終了させる。
【0058】
一方、画像が選択されなかったと判定した場合(ステップS45においてNo)、CPU28は、このまま、この処理を終了させる。
【0059】
次に、保存した画像を切り替えて表示することもできる。この画像の切り替え処理を、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、CPU28は、この処理を行う前に、画像リストをクリアする。
【0060】
CPU28は、保存した画像データまでのパスの情報を、画像リストに登録する(ステップS61)。
【0061】
CPU28は、表示装置24にこの画像データを出力し、この画像を表示させる(ステップS62)。
【0062】
CPU28は、「前を表示」の命令の有無を判定する(ステップS63)。
ユーザが入力装置25を操作すると、入力装置25は、この操作情報をCPU28に送り、CPU28は、この操作情報に基づいて、この判定を行う。
【0063】
「前を表示」の命令があったと判定した場合(ステップS63においてYes)、CPU28は、画像リストにおいて、現在、表示されている画像より前に、登録された画像があるか否かを判定する(ステップS64)。
【0064】
登録された画像があると判定した場合(ステップS64においてYes)、CPU28は、画像リストから、現在表示している画像の1つ前に登録された画像データのパス情報を取得する(ステップS65)。
【0065】
CPU28は、この取得したパス情報に基づいて画像データを読み込む(ステップS66)。
そして、CPU28は、この画像データを表示装置24に出力して、表示装置24に、この画像を表示させる(ステップS62)。
【0066】
一方、「前を表示」の命令がなかったと判定した場合(ステップS63においてNo)、あるいは、登録された画像がないと判定した場合(ステップS64においてNo)、CPU28は、「次を表示」の命令の有無を判定する(ステップS67)。
【0067】
「次を表示」の命令があったと判定した場合(ステップS67においてYes)、CPU28は、画像リストにおいて、現在、表示している画像より後に、登録された画像データがあるか否かを判定する(ステップS68)。
【0068】
登録された画像データがあると判定した場合(ステップS68においてYes)、CPU28は、画像リストから、現在表示している画像の1つ後に登録された画像データのパス情報を取得する(ステップS69)。
【0069】
CPU28は、この取得したパス情報に基づいて画像データを読み込む(ステップS70)。
そして、CPU28は、この画像データを表示装置24に出力して、表示装置24に、この画像を表示させる(ステップS62)。
【0070】
一方、「次を表示」の命令がなかったと判定した場合(ステップS67においてNo)、あるいは、登録された画像データがないと判定した場合(ステップS68においてNo)、CPU28は、投影画像の変更の有無を判定する(ステップS71)。
【0071】
投影画像の変更があったと判定した場合(ステップS71においてYes)、CPU28は、この画像切り替え処理を、再度、実行する(ステップS61〜S70)。
【0072】
一方、投影画像の変更がなかったと判定した場合(ステップS71においてNo)、CPU28は、この画像切り替え処理を終了させる。
【0073】
以上説明したように、本実施形態1によれば、一度、投影した書面資料Aの画像データを記憶装置23に自動的に保存するようにした。
従って、一度、撮影した書面資料Aの画像を容易に再投影することができる。また、保存した画像データをプレビュー形式で、ユーザの要望する順序で表示することができ、目的の画像を容易に選択することができる。
【0074】
また、プロジェクタ1が投影した投影時間を求め、投影時間の長さに従って利用頻度を判別し、利用頻度の高い順に画像を表示するようにしたので、ユーザが必要とする画像を即座に取り出すことができる。
【0075】
尚、本発明を実施するにあたっては、種々の形態が考えられ、上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図3に示す表示装置24に表示される画面イメージは、このものに限られるものではない。例えば、画像管理画面表示と、モニタ画面表示と、画像確認画面表示とを、図3に示すように、一度に行うのではなく、重ねて行って、タブで選択するように構成されることもできる。
【0076】
上記実施形態では、利用頻度を判定するための投影時間を、投影開始時刻と現在の時刻との差として求めた。しかし、投影時間を求めるのに、記憶装置23に記憶した投影時間に、新たに投影したときの投影時間を加算して、加算された全投影時間を求めることもできる。また、利用頻度を判定するのに、投影時間の代わりに、書面資料を差し替えた回数に基づいて利用頻度を判定することもできる。
【0077】
上記実施形態では、記憶装置23をコンピュータ2に備えるように構成された。しかし、記憶装置23を、プロジェクタ1又は書画カメラ3に備えるように構成されることもできる。また、上記実施形態の撮影画像投影装置は、プロジェクタ1と書画カメラ3とを、コンピュータ2を介して接続するように構成された。しかし、撮影画像投影装置の構成は、このものに限られるものではなく、例えば、上記実施形態のコンピュータ2の機能(構成)を、プロジェクタ1と書画カメラ3とのいずれか一方に備え、プロジェクタ1と書画カメラ3とを直接接続して、コンピュータ2を省くこともできる。
【符号の説明】
【0078】
1・・・プロジェクタ、2・・・コンピュータ、3・・・書画カメラ、3a・・・カメラ、22・・・画像処理装置、23・・・記憶装置、24・・・表示装置、28・・・CPU,S・・・スクリーン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮影した被写体の画像をスクリーンに投影する撮影画像投影装置において、
前記被写体を撮影し、撮影した前記被写体の画像データを出力するカメラと、
前記カメラが出力した画像データに基づいた画像を前記スクリーンに投影する投影部と、
前記投影部が前記スクリーンに投影する画像の画像データを記憶して保存する記憶部と、を備えた、
ことを特徴とする撮影画像投影装置。
【請求項2】
前記記憶部に前記画像データを保存するとともに、保存した前記画像データを前記記憶部から読み出す記憶制御部を備えた、
ことを特徴とする請求項1に記載の撮影画像投影装置。
【請求項3】
前記記憶制御部は、前記画像データとともに、前記画像データに関する画像情報を前記記憶部に保存する、
ことを特徴とする請求項2に記載の撮影画像投影装置。
【請求項4】
前記記憶制御部は、前記画像データに関する画像情報として、試写形式の画像を保存する、
ことを特徴とする請求項3に記載の撮影画像投影装置。
【請求項5】
前記記憶部から読み出された画像データに基づいた画像をモニタ表示するためのモニタ表示部を備え、
前記記憶制御部は、前記記憶部に記憶した複数の画像データを読み出して、前記表示部に、読み出した各画像データを、各画像データの利用頻度の順にモニタ表示させる、
ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の撮影画像投影装置。
【請求項6】
前記記憶制御部は、前記各画像データの利用頻度を、各画像が前記投影部によって投影された投影時間に基づいて判別する、
ことを特徴とする請求項5に記載の撮影画像投影装置。
【請求項7】
前記記憶制御部は、前記記憶部に記憶した各画像データのパス情報を、所定の画像リストに登録し、各画像データを、前記画像リストに登録されたパス情報に基づいて読み出す、
ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の撮影画像投影装置。
【請求項8】
前記記憶部は、前記カメラが出力した画像データに画像処理を施して、前記投影部に出力するコンピュータに備えられた、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮影画像投影装置。
【請求項9】
前記記憶部は、前記投影部に備えられた、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮影画像投影装置。
【請求項10】
前記記憶部は、前記カメラに備えられた、
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮影画像投影装置。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図1】
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【公開番号】特開2011−244495(P2011−244495A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−183634(P2011−183634)
【出願日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【分割の表示】特願2003−305557(P2003−305557)の分割
【原出願日】平成15年8月28日(2003.8.28)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】