抗菌活性を有する6−O−置換ケトリド
【課題】抗菌活性を有する新規半合成マクロライド、これらの化合物を含む医薬組成物、および治療の医療方法の提供。
【解決手段】式(III)を有する抗菌性化合物ならびにその医薬上許容される塩、エステルまたはプロドラッグ。
【解決手段】式(III)を有する抗菌性化合物ならびにその医薬上許容される塩、エステルまたはプロドラッグ。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記:
【化48】
[式中、Rcは水素またはヒドロキシ保護基であり;
Lはメチレンまたはカルボニル、但し、Lがメチレンである場合、Tは−O−であり、
Tは−O−、−NH−および−N(W−Rd)−よりなる群から選択され、ここで、
Wは、存在しないか、あるいは−O−、−NH−CO−、−N=CH−および−NH−よりなる群から選択され;および
Rdは、下記(1)〜(7)からなる群から選択され:
(1)水素、
(2)所望により以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよいC1−C6アルキル、
(a)アリール、
(b)置換アリール、
(c)ヘテロアリール、
(d)置換ヘテロアリール、
(e)ヒドロキシ、
(f)C1−C6−アルコキシ、
(g)NR7R8、ここで、R7およびR8は独立して水素およびC1−C6アルキルよりなる群から選択され、あるいはR7およびR8はそれらが結合している窒素原子と一緒になって3−ないし7−員環を形成し、該環が5−ないし7−員環である場合、該環は所望により−O−、−NH−、−N(C1−C6アルキル−)−、−N(アリール)−、−N(アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換−アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(ヘテロアリール)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換−ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−S−およびnが1または2である−S(O)n−よりなる群から選択されるヘテロ官能基を含有していてもよく、および
(h)−CH2−M−R9
ここで、Mは、
(i)−C(O)−NH−、
(ii)−NH−C(O)−、
(iii)−NH−、
(iv)−N=、
(v)−N(CH3)−、
(vi)−NH−C(O)−O−、
(vii)−NH−C(O)−NH−、
(viii)−O−C(O)−NH−、
(ix)−O−C(O)−O−、
(x)−O−、
(xi)−S(O)n−、ここで、nは、0、1または2、
(xii)−C(O)−O−、
(xiii)−O−C(O)−、および
(xiv)−C(O)−
よりなる群から選択され、R9は、
(i)所望により、以下の群から選択されていてもよいC1−C6アルキル、
(aa)アリール、
(bb)置換アリール、
(cc)ヘテロアリール、および
(dd)置換ヘテロアリール、
(ii)アリール、
(iii)置換アリール、
(iv)ヘテロアリール、
(v)置換ヘテロアリール、および
(vi)ヘテロシクロアルキル
よりなる群から選択され、
(3)C3−C7−シクロアルキル、
(4)アリール、
(5)置換アリール、
(6)ヘテロアリール、および
(7)置換ヘテロアリール;および
Rは、下記(1)〜(5)からなる群から選択される:
(1)以下の群から選択される部位で置換されたC3−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)−CHO、
(c)−CO2R10、ここでR10は、C1−C3−アルキル、またはアリール置換C1−C3−アルキル、またはヘテロアリール置換C1−C3−アルキル、
(d)−C(O)−R9、
(e)−C(O)NR11R12、ここで、R11およびR12は、独立して水素、C1−C3−アルキル、またはアリール、置換アリール、ヘテロアリール若しくは置換ヘテロアリールで置換されたC1−C3−アルキルから選択され、
(f)−C≡N、
(g)アリール、
(h)置換アリール、
(i)ヘテロアリール、
(j)置換ヘテロアリール、
(k)C3−C7−シクロアルキル、および
(l)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル
(2)C4−C10−アルケニル、
(3)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC4−C10−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)C1−C3−アルコキシ、
(c)オキソ、
(d)−CHO、
(e)−CO2R10、
(f)−C(O)NR11R12、
(g)−NR13R14、ここで、R13およびR14は以下の群から選択され、
(i)水素、
(ii)C1−C12−アルキル、
(iii)置換C1−C12−アルキル、
(iv)C3−C12−アルケニル、
(v)置換C3−C12−アルケニル、
(vi)C3−C12−アルキニル、
(vii)置換C3−C12−アルキニル、
(viii)アリール、
(ix)C3−C8−シクロアルキル、
(x)置換C3−C8−シクロアルキル、
(xi)置換アリール、
(xii)ヘテロシクロアルキル、
(xiii)置換ヘテロシクロアルキル、
(xiv)アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xv)置換アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xviii)C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xix)置換C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xx)ヘテロアリール、
(xxi)置換ヘテロアリール
(xxii)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、および
(xxiii)置換ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、あるいは
R13およびR14はそれらが結合している原子と一緒になって3−10員ヘテロシクロアルキル環を形成し、該環は、以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、
(i)ハロゲン、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C1−C3−アルコキシ、
(iv)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、
(v)オキソ、
(vi)C1−C3−アルキル、
(vii)ハロ−C1−C3−アルキル、および
(viii)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、
(h)=N−O−R10、
(i)−C≡N、
(j)−O−S(O)nR10、
(k)アリール、
(l)置換アリール、
(m)ヘテロアリール、
(n)置換ヘテロアリール、
(o)C3−C7−シクロアルキル、
(p)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(q)−NHC(O)R10、
(r)−NHC(O)NR11R12、
(s)=N−NR13R14、
(t)=N−R9、
(u)=N−NHC(O)R10、および
(v)=N−NHC(O)R11R12、
(4)C3−C10−アルキニル、および
(5)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC3−C10−アルキニル、
(a)トリアルキルシリル、
(b)アリール、
(c)置換アリール、
(d)ヘテロアリール、および
(e)置換ヘテロアリール]
の化合物、またはその医薬上許容される塩。
【請求項2】
医薬上許容される担体と組み合わせて治療上有効量の請求項1記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項3】
ホ乳類における細菌感染を制御するための医薬の製造における請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項4】
式:
【化49】
[式中、RCは、ヒドロキシ保護基である]
を有する請求項1記載の化合物。
【請求項5】
式(III)の化合物:Rcはアセチル、LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH2;
式(III)の化合物:Rcはアセチル、LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(III)の化合物:Rcはベンゾイル、LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(III)の化合物:Rcはプロパノイル、LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);および
式(III)の化合物:Rcはエチルスクシノイル、LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
よりなる群から選択される請求項4記載の化合物。
【請求項6】
式IX:
【化50】
を有する請求項1記載の化合物。
【請求項7】
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH2;
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−フェニル;
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−クロロフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−メトキシフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−フルオロフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(8−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−ピリジル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(5−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−ベンゾオキサゾリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−ベンズイミダゾリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH2;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−フェニル;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−クロロフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−フルオロフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−メトキシフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−クロロ−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−ピリジル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−フルオロ−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−シアノ−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−ベンゾオキサゾリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−ベンズイミダゾリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−メトキシ−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはN(CH3)、Rは−CH2CH=CH2;
式(IX)の化合物:LはCO、TはN(CH3)、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはN(CH2CH2N(CH3)2)、Rは−CH2CH=CH2;
式(IX)の化合物:LはCO、TはN(CH2CH2N(CH3)2)、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−ピリジル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−イソキノリニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(8−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(5−インドリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−クロロ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3,4−エチレンジオキシフェニル)、
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−ニトロフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−ニトロキノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(5−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(2−メチル−6−キノリル);
式(III)の化合物:LはCO、TはNH、RCはアセチル、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル)、
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(5−イソキノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(7−ニトロ−6−キノキサリニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−アミノ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(1,8−ナフチリジン−3−イル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−(アセチルアミノ)−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(5−ベンズイミダゾリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−キノキサリニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−ヒドロキシ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−メトキシ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(5−ニトロ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(8−ニトロ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(2−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−カルボキシル−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−フルオロ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−メトキシカルボニル−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−アミノカルボニル−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−シアノ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−ブロモ−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−H;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(6−ニトロ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−フェニル;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−ナフチル;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(6−メトキシ−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(6−クロロ−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(2−メチル−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(1−フェニルエテニル)、
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−Br、
式(IX)の化合物:LはCO、TはNHNH2、Rは−CH2CH=CH2;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNHNH2、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−ナフチル;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(3−(2−フラニル)−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(8−クロロ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(6−ベンゾイル−2ナフチル)、
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(7−メトキシ−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(3−フェニル−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(3−(2−ピリジル)−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(3−(2−チオフェニル)−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(4−メチルナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(7−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(4−フルオロナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(3−ビフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(5−ニトロナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(4−ピロリルフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(6−メトキシ−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(3,5−ジクロロフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(6−ヒドロキシ−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(6−(2−ブロモメトキシ)−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(6−(2−テトラゾリル)エトキシ−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−ナフチル;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2C≡C−(2−フェニルエテニル);および
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−CH=CH−(5−(3−イソオキサゾリル)−2−チオフェニル);
よりなる群から選択される請求項5記載の化合物。
【請求項8】
式:
【化51】
[式中、Rは後記定義に同じであって、Rcはヒドロキシル保護基である]
を有する化合物をカルボニルジイミダゾールおよびナトリウムヘキサメチルジシラジドで処理し、RCがヒドロキシ保護基である所望の化合物を得、所望により脱保護し、次いで所望の化合物を単離することを含む式:
【化52】
[式中、Rcは水素またはヒドロキシ保護基であり;
Lはカルボニルであって、Tは−O−であり、および
Rは、以下の(1)〜(5)からなる群から選択され:
(1)以下の群から選択される部位で置換されたC3−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)−CHO、
(c)−CO2R10、ここでR10は、C1−C3−アルキル、またはアリール置換C1−C3−アルキル、またはヘテロアリール置換C1−C3−アルキル、
(d)−C(O)−R9、ここでR9は、
(i)所望により、以下の群から選択されていてもよいC1−C6アルキル、
(aa)アリール、
(bb)置換アリール、
(cc)ヘテロアリール、および
(dd)置換ヘテロアリール、
(ii)アリール、
(iii)置換アリール、
(iv)ヘテロアリール、
(v)置換ヘテロアリール、および
(vi)ヘテロシクロアルキル
よりなる群から選択され、
(e)−C(O)NR11R12、ここで、R11およびR12は、独立して水素、C1−C3−アルキル、またはアリール、置換アリール、ヘテロアリール若しくは置換ヘテロアリールで置換されたC1−C3−アルキルから選択され、
(f)−C≡N、
(g)アリール、
(h)置換アリール、
(i)ヘテロアリール、
(j)置換ヘテロアリール、
(k)C3−C7−シクロアルキル、および
(l)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル
(2)C4−C10−アルケニル、
(3)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC4−C10−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)C1−C3−アルコキシ、
(c)オキソ、
(d)−CHO、
(e)−CO2R10、
(f)−C(O)NR11R12、
(g)−NR13R14、
(h)=N−O−R10、
(i)−C≡N、
(j)−O−S(O)nR10、nは0、1または2、
(k)アリール、
(l)置換アリール、
(m)ヘテロアリール、
(n)置換ヘテロアリール、
(o)C3−C7−シクロアルキル、
(p)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(q)−NHC(O)R10、
(r)−NHC(O)NR11R12、
(s)=N−NR13R14、ここで、R13およびR14は以下の群から選択され、
(i)水素、
(ii)C1−C12−アルキル、
(iii)置換C1−C12−アルキル、
(iv)C3−C12−アルケニル、
(v)置換C3−C12−アルケニル、
(vi)C3−C12−アルキニル、
(vii)置換C3−C12−アルキニル、
(viii)アリール、
(ix)C3−C8−シクロアルキル、
(x)置換C3−C8−シクロアルキル、
(xi)置換アリール、
(xii)ヘテロシクロアルキル、
(xiii)置換ヘテロシクロアルキル、
(xiv)アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xv)置換アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xviii)C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xix)置換C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xx)ヘテロアリール、
(xxi)置換ヘテロアリール
(xxii)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、および
(xxiii)置換ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、あるいは
R13およびR14はそれらが結合している原子と一緒になって3−10員ヘテロシクロアルキル環を形成し、該環は、独立して以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、
(i)ハロゲン、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C1−C3−アルコキシ、
(iv)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、
(v)オキソ、
(vi)C1−C3−アルキル、
(vii)ハロ−C1−C3−アルキル、および
(viii)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、
(t)=N−R9、
(u)=N−NHC(O)R10、および
(v)=N−NHC(O)NR11R12、
(4)C3−C10−アルキニル、および
(5)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC3−C10−アルキニル、
(a)トリアルキルシリル、
(b)アリール、
(c)置換アリール、
(d)ヘテロアリール、および
(e)置換ヘテロアリール]
を有する6−O−置換マクロライド化合物の製法。
【請求項9】
式:
【化53】
[式中、Rcは水素またはヒドロキシ保護基;
Lはカルボニル、
Tは−NH−および−N(W−Rd)−よりなる群から選択され、ここで、Wは存在しないか、あるいは−O−、−NH−CO−、−N=CH−および−NH−よりなる群から選択され、およびRdは以下の(1)〜(7)からなる群から選択され:
(1)水素、
(2)所望により以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよいC1−C6アルキル、
(a)アリール、
(b)置換アリール、
(c)ヘテロアリール、
(d)置換ヘテロアリール、
(e)ヒドロキシ、
(f)C1−C6−アルコキシ、
(g)NR7R8、ここで、R7およびR8は独立して水素およびC1−C6−アルキルから選択され、あるいはR7およびR8はそれらが結合している窒素原子と一緒になって3−ないし7−員環を形成し、該環が5−ないし7−員環である場合、該環は所望により−O−、−NH−、−N(C1−C6−アルキル−)−、−N(アリール)−、−N(アリール−C1−C6−アルキル)−、−N(置換−アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(ヘテロアリール)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)、−N(置換−ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−S−およびnが1または2である−S(O)n−よりなる群から選択されるヘテロ機能を含有していてもよく、および
(h)−CH2−M−R9
ここで、Mは、
(i)−C(O)−NH−、
(ii)−NH−C(O)−、
(iii)−NH−、
(iv)−N=、
(v)−N(CH3)−、
(vi)−NH−C(O)−O−、
(vii)−NH−C(O)−NH−、
(viii)−O−C(O)−NH−、
(ix)−O−C(O)−O−、
(x)−O−、
(xi)−S(O)n−、ここで、nは、0、1または2、
(xii)−C(O)−O−、
(xiii)−O−C(O)−、および
(xiv)−C(O)−
よりなる群から選択され、R9は、
(i)所望により、以下の群から選択される置換基で置換されていてもよいC1−C6アルキル、
(aa)アリール、
(bb)置換アリール、
(cc)ヘテロアリール、および
(dd)置換ヘテロアリール、
(ii)アリール、
(iii)置換アリール、
(iv)ヘテロアリール、
(v)置換ヘテロアリール、および
(vi)ヘテロシクロアルキル
よりなる群から選択され、
(3)C3−C7−シクロアルキル、
(4)アリール、
(5)置換アリール、
(6)ヘテロアリール、および
(7)置換ヘテロアリール;
Rは、以下の(1)〜(5)からなる群から選択され:
(1)以下の群から選択される部位で置換されたC3−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)−CHO、
(c)−CO2R10、ここでR10は、C1−C3−アルキル、またはアリール置換C1−C3−アルキル、またはヘテロアリール置換C1−C3−アルキル、
(d)−C(O)−R9、
(e)−C(O)NR11R12、ここで、R11およびR12は、独立して水素、C1−C3−アルキル、またはアリール、置換アリール、ヘテロアリール若しくは置換ヘテロアリールで置換されたC1−C3−アルキルから選択され、
(f)−C≡N、
(g)アリール、
(h)置換アリール、
(i)ヘテロアリール、
(j)置換ヘテロアリール、
(k)C3−C7−シクロアルキル、および
(l)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル
(2)C4−C10−アルケニル、
(3)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC4−C10−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)C1−C3−アルコキシ、
(c)オキソ、
(d)−CHO、
(e)−CO2R10、
(f)−C(O)NR11R12、
(g)−NR13R14、ここで、R13およびR14は以下の群から選択され、
(i)水素、
(ii)C1−C12−アルキル、
(iii)置換C1−C12−アルキル、
(iv)C3−C12−アルケニル、
(v)置換C3−C12−アルケニル、
(vi)C3−C12−アルキニル、
(vii)置換C3−C12−アルキニル、
(viii)アリール、
(ix)C3−C8−シクロアルキル、
(x)置換C3−C8−シクロアルキル、
(xi)置換アリール、
(xii)ヘテロシクロアルキル、
(xiii)置換ヘテロシクロアルキル、
(xiv)アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xv)置換アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xviii)C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xix)置換C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xx)ヘテロアリール、
(xxi)置換ヘテロアリール
(xxii)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、および
(xxiii)置換ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、あるいは
R13およびR14はそれらが結合している原子と一緒になって3−10員ヘテロシクロアルキル環を形成し、該環は、独立して以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、
(i)ハロゲン、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C1−C3−アルコキシ、
(iv)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、
(v)オキソ、
(vi)C1−C3−アルキル、
(vii)ハロ−C1−C3−アルキル、および
(viii)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、
(h)=N−O−R10、
(i)−C≡N、
(j)−O−S(O)nR10、
(k)アリール、
(l)置換アリール、
(m)ヘテロアリール、
(n)置換ヘテロアリール、
(o)C3−C7−シクロアルキル、
(p)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(q)−NHC(O)R10、
(r)−NHC(O)NR11R12、
(s)=N−NR13R14、
(t)=N−R9、
(u)=N−NHC(O)R10、および
(v)=N−NHC(O)R11R12、
(4)C3−C10−アルキニル、および
(5)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC3−C10−アルキニル、
(a)トリアルキルシリル、
(b)アリール、
(c)置換アリール、
(d)ヘテロアリール、および
(e)置換ヘテロアリール]
を有する6−O−置換マクロライド化合物の製法であって、
(a)式:
【化54】
[式中、Rcはヒドロキシ保護基である]
を有する化合物をナトリウムヘキサメチルジシラジドおよびカルボニルジイミダゾールでの処理によって処理して式:
【化55】
を有する化合物を得、
(b)工程(a)からの化合物を、アンモニア、Re−NH2、ヒドラジン、置換ヒドラジン、ヒドロキシルアミンおよび置換ヒドロキシルアミンよりなる群から選択される試薬で処理して式:
【化56】
[式中ReはHまたはW−Rdであり、Wは、存在しないか、あるいは−O−、−NH−CO−、−N=CH−および−NH−からなる群から選択される]
を有する化合物を得、
(c)所望により、Wが存在しないかあるいは−NH−である工程(b)からの化合物をRd−ハロゲンからなる群から選択されるアルキル化剤で処理してWが存在しないかあるいは−NH−である化合物を得、
(d)所望により、Wが−NH−であってRdがHである工程(b)からの化合物を、Rd−C(CO)−ハロゲンまたは(Rd−C(CO)−O)2よりなる群から選択されるアシル化剤で処理してWが−NH−CO−である化合物を得、
(e)所望により、Wが−NH−であってRdがHである工程(b)からの化合物をアルデヒドRd−CHOで処理してWが−N=CH−である化合物を得、次いで
(f)所望により脱保護し、所望の化合物を単離する;
ことを含む製法。
【請求項10】
式:
【化57】
[式中、Rpは水素またはヒドロキシ保護基であり、
Rは、下記(1)〜(5)からなる群から選択され:
(1)以下の群から選択される部位で置換されたC3−アルケニル:
(a)ハロゲン、
(b)−CHO、
(c)−CO2R10、ここでR10は、C1−C3−アルキル、またはアリール置換C1−C3−アルキル、またはヘテロアリール置換C1−C3−アルキル、
(d)−C(O)−R9、
(e)−C(O)NR11R12、ここで、R11およびR12は、独立して水素、C1−C3−アルキル、またはアリール、置換アリール、ヘテロアリール若しくは置換ヘテロアリールで置換されたC1−C3−アルキルから選択され、
(f)−C≡N、
(g)アリール、
(h)置換アリール、
(i)ヘテロアリール、
(j)置換ヘテロアリール、
(k)C3−C7−シクロアルキル、および
(l)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(2)C4−C10−アルケニル、
(3)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC4−C10−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)C1−C3−アルコキシ、
(c)オキソ、
(d)−CHO、
(e)−CO2R10、
(f)−C(O)NR11R12、
(g)−NR13R14、ここで、R13およびR14は以下の群から選択され、
(i)水素、
(ii)C1−C12−アルキル、
(iii)置換C1−C12−アルキル、
(iv)C3−C12−アルケニル、
(v)置換C3−C12−アルケニル、
(vi)C3−C12−アルキニル、
(vii)置換C3−C12−アルキニル、
(viii)アリール、
(ix)C3−C8−シクロアルキル、
(x)置換C3−C8−シクロアルキル、
(xi)置換アリール、
(xii)ヘテロシクロアルキル、
(xiii)置換ヘテロシクロアルキル、
(xiv)アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xv)置換アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xviii)C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xix)置換C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xx)ヘテロアリール、
(xxi)置換ヘテロアリール
(xxii)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、および
(xxiii)置換ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、あるいは
R13およびR14はそれらが結合している原子と一緒になって3−10員ヘテロシクロアルキル環を形成し、該環は、独立して以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、
(i)ハロゲン、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C1−C3−アルコキシ、
(iv)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、
(v)オキソ、
(vi)C1−C3−アルキル、
(vii)ハロ−C1−C3−アルキル、および
(viii)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、
(h)=N−O−R10、
(i)−C≡N、
(j)O−S(O)nR10、
(k)アリール、
(l)置換アリール、
(m)ヘテロアリール、
(n)置換ヘテロアリール、
(o)C3−C7−シクロアルキル、
(p)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(q)NHC(O)R10、
(r)NHC(O)NR11R12、
(s)=N−NR13R14、
(t)=N−R9、
(u)=N−NHC(O)R10、および
(v)=N−NHC(O)NR11R12、
(4)C3−C10−アルキニル、および
(5)以下の群から選択された1以上の置換基で置換されたC3−C10−アルキニル:
(a)トリアルキルシリル、
(b)アリール、
(c)置換アリール、
(d)ヘテロアリール、および
(e)置換ヘテロアリール、
ReはHまたはW−Rd、ここで、Wは存在しないか、あるいは−O−、−NH−CO−、−N=CH−および−NH−よりなる群から選択され、Rdは以下の(1)〜(7)からなる群から選択され、
(1)水素、
(2)所望により以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよいC1−C6−アルキル:
(a)アリール、
(b)置換アリール、
(c)ヘテロアリール、
(d)置換ヘテロアリール、
(e)ヒドロキシ、
(f)C1−C6−アルコキシ、
(g)NR7R8、ここにR7およびR8は独立して水素およびC1−C6アルキルから選択され、あるいはR7およびR8はそれらが結合している窒素原子と一緒になって3−7員環を形成し、該環が5−ないし7−員環である場合、該環は所望により、−O−、−NH−、−N(C1−C6−アルキル−)−、−N(アリール)−、−N(アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換−アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(ヘテロアリール)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換−ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−S−およびnが1または2である−S(O)n−よりなる群から選択されるヘテロ機能を含有していてもよく、および
(h)−CH2−M−R9、
ここで、Mは以下の群から選択され、
(i)−C(O)−NH−、
(ii)−NH−C(O)−、
(iii)−NH−、
(iv)−N=、
(v)−N(CH3)−、
(vi)−NH−C(O)−O−、
(vii)−NH−C(O)−NH−、
(viii)−O−C(O)−NH−、
(ix)−O−C(O)−O−、
(x)−O−、
(xi)−S(O)n−、ここで、nは、0、1または2、
(xii)−C(O)−O−、
(xiii)−O−C(O)−、および
(xiv)−C(O)−、および
R9は以下の群から選択され:
(i)所望により以下の群から選択される置換基で置換されていてもよいC1−C6−アルキル、
(aa)アリール、
(bb)置換−アリール、
(cc)ヘテロアリール、および
(dd)置換−ヘテロアリール、
(ii)アリール、
(iii)置換−アリール、
(iv)ヘテロアリール、
(v)置換−ヘテロアリール、および
(vi)ヘテロシクロアルキル、
(3)C3−C7−シクロアルキル、
(4)アリール、
(5)置換−アリール、
(6)ヘテロアリール、および
(7)置換−ヘテロアリール]
を有する化合物の製法であって、
(a)式:
【化58】
[式中、Z’は4”−ヒドロキシ−保護クラジノースである]
を有する化合物をナトリウムヘキサメチルジシラジドおよびカルボニルジイミダゾールで処理して式:
【化59】
を有する化合物を得、
(b)工程(a)からの化合物を、アンモニア、Re−NH2、ヒドラジン、置換ヒドラジン、ヒドロキシルアミン、および置換ヒドロキシルアミンよりなる群から選択される試薬で処理して、式:
【化60】
[式中、ReはHまたはW−Rd、ここにWは存在しないかあるいは−O−、−NH−CO−、−N=CH−および−NH−よりなる群から選択される]
を有する化合物を得、
(c)所望により、ReがHである工程(b)からの化合物を、式Rd−ハロゲンのアルキル化剤で処理して、ReがW−Rdであり、Wが存在しない工程(b)で示した式の化合物を得、
(d)所望により、ReがW−RdであってWが−NH−であってRdがHである工程(b)からの化合物を、Rd−ハロゲンからなる群から選択されるアルキル化剤で処理して、ReがW−Rdであり、Wが−NH−である工程(b)で示した式を有する化合物を得、
(e)所望により、ReがW−RdであってWが−NH−であり、RdがHである工程(b)からの化合物を、Rd−C(CO)−ハロゲンおよび(Rd−C(CO)−O)2よりなる群から選択されるアシル化剤で処理してReがW−Rdであり、Wが−NH−CO−である化合物を得、
(f)所望により、ReがW−Rdであり、Wが−NH−であってRdがHである工程(b)からの化合物を、式Rd−CHOのアルデヒドで処理してReがW−Rdであり、Wが−N=CH−である化合物を得、
(g)酸での加水分解によってクラジノース部位を除去して、式:
【化61】
を有する化合物を得、
(h)3−ヒドロキシル基を酸化し、次いで
(i)所望により脱保護し、所望の化合物を単離することを含む方法。
【請求項11】
Rがアリルおよびプロパルギルよりなる群から選択され、ここで、該アリルまたはプロパルギル部位が、2−クロロフェニル、2−メチル−6−キノリル、2−ナフチル、2−キノリル、3−(2−フラニル)−6−キノリル、3−(2−ピリジル)−6−キノリル、3−キノリル、3−(2−チオフェニル)−6−キノリル、3−ビフェニル、3−ブロモ−6−キノリル、3−クロロ−6−キノリル、3−シアノ−6−キノリル、3−フルオロ−6−キノリル、3−ヨードフェニル、3−メトキシ−6−キノリル、3−ニトロフェニル、3−フェニル−6−キノリル、3−キノリル、4−ベンゾオキサゾリル、4−カルボキシル−3−キノリル、4−クロロ−2−トリフルオロメチル−6−キノリル、4−クロロフェニル、4−フルオロナフチル、4−フルオロフェニル、4−イソキノリニル、4−メトキシフェニル、4−メチルナフチル、4−ピリジル、4−ピロリルフェニル、4−キノリル、5−(3−イソオキサゾリル)−2−チオフェニル、5−ベンズイミダゾリル、5−インドリル、5−イソキノリル、5−ニトロ−3−キノリル、5−ニトロナフチル、5−キノリル、6−(アセチルアミノ)−3−キノリル、6−アミノ−3−キノリル、6−アミノカルボニル−3−キノリル、6−ベンゾイル−2−ナフチル、6−シアノ−3−キノリル、6−フルオロ−3−キノリル、6−ヒドロキシ−2−ナフチル、6−ヒドロキシ−3−キノリル、6−メトキシ−2−ナフチル、6−メトキシ−3−キノリル、6−メトキシカルボニル−3−キノリル、6−ニトロキノリル、6−キノリル、6−キノキサリニル、7−メトキシ−2−ナフチル、7−ニトロ−6−キノキサリニル、7−キノリル、8−クロロ−3−キノリル、8−ニトロ−3−キノリル、8−キノリル、3,5−ジクロロフェニル、ナフチル、およびフェニルよりなる群から選択される部位で置換されており、工程(b)において、該試薬はアンモニアおよびRe−NH2よりなる群から選択され;任意の工程(c)、(d)および(e)は省かれ;および工程(g)において、酸化試薬はN−クロロスクシンイミド−ジメチルスルフィドおよびカルボジイミド−ジチメルスルホキシドから選択され;および工程(h)において、任意の脱保護はメタノール中で撹拌することによって行われる請求項10記載の製法。
【請求項12】
Rがアリルおよびプロパルギルよりなる群から選択され、ここに該アリルまたはプロパルギル部位が、2−メチル−6−キノリル、2−キノリル、3−(2−フラニル)−6−キノリル、3−(2−ピリジル)−6−キノリル、3−キノリル、3−(2−チオフェニル)−6−キノリル、3−ブロモ−6−キノリル、3−クロロ−6−キノリル、3−シアノ−6−キノリル、3−フルオロ−6−キノリル、3−メトキシ−6−キノリル、3−フェニル−6−キノリル、3−キノリル、4−カルボキシル−3−キノリル、4−クロロ−2−トリフルオロメチル−6−キノリル、4−イソキノリニル、4−キノリニル、5−イソキノリル、5−ニトロ−3−キノリル、5−キノリル、6−(アセチルアミノ)−3−キノリル、6−アミノ−3−キノリル、6−アミノカルボニル−3−キノリル、6−シアノ−3−キノリル、6−フルオロ−3−キノリル、6−ヒドロキシ−3−キノリル、6−メトキシ−3−キノリル、6−メトキシカルボニル−3−キノリル、6−ニトロキノリル、6−キノリル、7−キノリル、8−クロロ−3−キノリル、8−ニトロ−3−キノリルおよび8−キノリルよりなる群から選択される部位で置換された請求項11記載の製法。
【請求項13】
LがCOであり、TがOであり、Rが−CH2CH=CH−(3−キノリル)である式(IX)の化合物。
【請求項14】
医薬上有効量の式(IX)の化合物(式中、LがCOであり、TがOであり、Rが−CH2CH=CH−(3−キノリル)である)を、医薬上許容される担体と組合わせて含む医薬組成物。
【請求項15】
哺乳動物における細菌感染を調節するための医薬の製造における、式(IX)の化合物(式中、LがCOであり、TがOであり、Rが−CH2CH=CH−(3−キノリル)である)の使用。
【請求項1】
下記:
【化48】
[式中、Rcは水素またはヒドロキシ保護基であり;
Lはメチレンまたはカルボニル、但し、Lがメチレンである場合、Tは−O−であり、
Tは−O−、−NH−および−N(W−Rd)−よりなる群から選択され、ここで、
Wは、存在しないか、あるいは−O−、−NH−CO−、−N=CH−および−NH−よりなる群から選択され;および
Rdは、下記(1)〜(7)からなる群から選択され:
(1)水素、
(2)所望により以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよいC1−C6アルキル、
(a)アリール、
(b)置換アリール、
(c)ヘテロアリール、
(d)置換ヘテロアリール、
(e)ヒドロキシ、
(f)C1−C6−アルコキシ、
(g)NR7R8、ここで、R7およびR8は独立して水素およびC1−C6アルキルよりなる群から選択され、あるいはR7およびR8はそれらが結合している窒素原子と一緒になって3−ないし7−員環を形成し、該環が5−ないし7−員環である場合、該環は所望により−O−、−NH−、−N(C1−C6アルキル−)−、−N(アリール)−、−N(アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換−アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(ヘテロアリール)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換−ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−S−およびnが1または2である−S(O)n−よりなる群から選択されるヘテロ官能基を含有していてもよく、および
(h)−CH2−M−R9
ここで、Mは、
(i)−C(O)−NH−、
(ii)−NH−C(O)−、
(iii)−NH−、
(iv)−N=、
(v)−N(CH3)−、
(vi)−NH−C(O)−O−、
(vii)−NH−C(O)−NH−、
(viii)−O−C(O)−NH−、
(ix)−O−C(O)−O−、
(x)−O−、
(xi)−S(O)n−、ここで、nは、0、1または2、
(xii)−C(O)−O−、
(xiii)−O−C(O)−、および
(xiv)−C(O)−
よりなる群から選択され、R9は、
(i)所望により、以下の群から選択されていてもよいC1−C6アルキル、
(aa)アリール、
(bb)置換アリール、
(cc)ヘテロアリール、および
(dd)置換ヘテロアリール、
(ii)アリール、
(iii)置換アリール、
(iv)ヘテロアリール、
(v)置換ヘテロアリール、および
(vi)ヘテロシクロアルキル
よりなる群から選択され、
(3)C3−C7−シクロアルキル、
(4)アリール、
(5)置換アリール、
(6)ヘテロアリール、および
(7)置換ヘテロアリール;および
Rは、下記(1)〜(5)からなる群から選択される:
(1)以下の群から選択される部位で置換されたC3−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)−CHO、
(c)−CO2R10、ここでR10は、C1−C3−アルキル、またはアリール置換C1−C3−アルキル、またはヘテロアリール置換C1−C3−アルキル、
(d)−C(O)−R9、
(e)−C(O)NR11R12、ここで、R11およびR12は、独立して水素、C1−C3−アルキル、またはアリール、置換アリール、ヘテロアリール若しくは置換ヘテロアリールで置換されたC1−C3−アルキルから選択され、
(f)−C≡N、
(g)アリール、
(h)置換アリール、
(i)ヘテロアリール、
(j)置換ヘテロアリール、
(k)C3−C7−シクロアルキル、および
(l)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル
(2)C4−C10−アルケニル、
(3)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC4−C10−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)C1−C3−アルコキシ、
(c)オキソ、
(d)−CHO、
(e)−CO2R10、
(f)−C(O)NR11R12、
(g)−NR13R14、ここで、R13およびR14は以下の群から選択され、
(i)水素、
(ii)C1−C12−アルキル、
(iii)置換C1−C12−アルキル、
(iv)C3−C12−アルケニル、
(v)置換C3−C12−アルケニル、
(vi)C3−C12−アルキニル、
(vii)置換C3−C12−アルキニル、
(viii)アリール、
(ix)C3−C8−シクロアルキル、
(x)置換C3−C8−シクロアルキル、
(xi)置換アリール、
(xii)ヘテロシクロアルキル、
(xiii)置換ヘテロシクロアルキル、
(xiv)アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xv)置換アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xviii)C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xix)置換C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xx)ヘテロアリール、
(xxi)置換ヘテロアリール
(xxii)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、および
(xxiii)置換ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、あるいは
R13およびR14はそれらが結合している原子と一緒になって3−10員ヘテロシクロアルキル環を形成し、該環は、以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、
(i)ハロゲン、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C1−C3−アルコキシ、
(iv)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、
(v)オキソ、
(vi)C1−C3−アルキル、
(vii)ハロ−C1−C3−アルキル、および
(viii)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、
(h)=N−O−R10、
(i)−C≡N、
(j)−O−S(O)nR10、
(k)アリール、
(l)置換アリール、
(m)ヘテロアリール、
(n)置換ヘテロアリール、
(o)C3−C7−シクロアルキル、
(p)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(q)−NHC(O)R10、
(r)−NHC(O)NR11R12、
(s)=N−NR13R14、
(t)=N−R9、
(u)=N−NHC(O)R10、および
(v)=N−NHC(O)R11R12、
(4)C3−C10−アルキニル、および
(5)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC3−C10−アルキニル、
(a)トリアルキルシリル、
(b)アリール、
(c)置換アリール、
(d)ヘテロアリール、および
(e)置換ヘテロアリール]
の化合物、またはその医薬上許容される塩。
【請求項2】
医薬上許容される担体と組み合わせて治療上有効量の請求項1記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項3】
ホ乳類における細菌感染を制御するための医薬の製造における請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項4】
式:
【化49】
[式中、RCは、ヒドロキシ保護基である]
を有する請求項1記載の化合物。
【請求項5】
式(III)の化合物:Rcはアセチル、LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH2;
式(III)の化合物:Rcはアセチル、LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(III)の化合物:Rcはベンゾイル、LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(III)の化合物:Rcはプロパノイル、LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);および
式(III)の化合物:Rcはエチルスクシノイル、LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
よりなる群から選択される請求項4記載の化合物。
【請求項6】
式IX:
【化50】
を有する請求項1記載の化合物。
【請求項7】
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH2;
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−フェニル;
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−クロロフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−メトキシフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−フルオロフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(8−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−ピリジル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(5−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−ベンゾオキサゾリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはO、Rは−CH2CH=CH−(4−ベンズイミダゾリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH2;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−フェニル;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−クロロフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−フルオロフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−メトキシフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−クロロ−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−ピリジル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−フルオロ−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−シアノ−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−ベンゾオキサゾリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−ベンズイミダゾリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−メトキシ−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはN(CH3)、Rは−CH2CH=CH2;
式(IX)の化合物:LはCO、TはN(CH3)、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはN(CH2CH2N(CH3)2)、Rは−CH2CH=CH2;
式(IX)の化合物:LはCO、TはN(CH2CH2N(CH3)2)、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−ピリジル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−イソキノリニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(8−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(5−インドリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−クロロ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3,4−エチレンジオキシフェニル)、
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−ニトロフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−ニトロキノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(5−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(2−メチル−6−キノリル);
式(III)の化合物:LはCO、TはNH、RCはアセチル、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル)、
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(5−イソキノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(7−ニトロ−6−キノキサリニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−アミノ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(1,8−ナフチリジン−3−イル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−(アセチルアミノ)−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(5−ベンズイミダゾリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−キノキサリニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−ヒドロキシ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−メトキシ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(5−ニトロ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(8−ニトロ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(2−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(4−カルボキシル−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−フルオロ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−メトキシカルボニル−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−アミノカルボニル−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(6−シアノ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2CH=CH−(3−ブロモ−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−H;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(6−ニトロ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−フェニル;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−ナフチル;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(6−メトキシ−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(6−クロロ−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(2−メチル−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−(1−フェニルエテニル)、
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−C≡C−Br、
式(IX)の化合物:LはCO、TはNHNH2、Rは−CH2CH=CH2;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNHNH2、Rは−CH2CH=CH−(3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−ナフチル;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(3−(2−フラニル)−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(8−クロロ−3−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(6−ベンゾイル−2ナフチル)、
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(7−メトキシ−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(3−フェニル−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(3−(2−ピリジル)−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(3−(2−チオフェニル)−6−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(4−メチルナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(7−キノリル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(4−フルオロナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(3−ビフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(5−ニトロナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(4−ピロリルフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(6−メトキシ−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(3,5−ジクロロフェニル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(6−ヒドロキシ−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(6−(2−ブロモメトキシ)−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−(6−(2−テトラゾリル)エトキシ−2−ナフチル);
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH2、Rは−CH2CH=CH−ナフチル;
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2C≡C−(2−フェニルエテニル);および
式(IX)の化合物:LはCO、TはNH、Rは−CH2−CH=CH−(5−(3−イソオキサゾリル)−2−チオフェニル);
よりなる群から選択される請求項5記載の化合物。
【請求項8】
式:
【化51】
[式中、Rは後記定義に同じであって、Rcはヒドロキシル保護基である]
を有する化合物をカルボニルジイミダゾールおよびナトリウムヘキサメチルジシラジドで処理し、RCがヒドロキシ保護基である所望の化合物を得、所望により脱保護し、次いで所望の化合物を単離することを含む式:
【化52】
[式中、Rcは水素またはヒドロキシ保護基であり;
Lはカルボニルであって、Tは−O−であり、および
Rは、以下の(1)〜(5)からなる群から選択され:
(1)以下の群から選択される部位で置換されたC3−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)−CHO、
(c)−CO2R10、ここでR10は、C1−C3−アルキル、またはアリール置換C1−C3−アルキル、またはヘテロアリール置換C1−C3−アルキル、
(d)−C(O)−R9、ここでR9は、
(i)所望により、以下の群から選択されていてもよいC1−C6アルキル、
(aa)アリール、
(bb)置換アリール、
(cc)ヘテロアリール、および
(dd)置換ヘテロアリール、
(ii)アリール、
(iii)置換アリール、
(iv)ヘテロアリール、
(v)置換ヘテロアリール、および
(vi)ヘテロシクロアルキル
よりなる群から選択され、
(e)−C(O)NR11R12、ここで、R11およびR12は、独立して水素、C1−C3−アルキル、またはアリール、置換アリール、ヘテロアリール若しくは置換ヘテロアリールで置換されたC1−C3−アルキルから選択され、
(f)−C≡N、
(g)アリール、
(h)置換アリール、
(i)ヘテロアリール、
(j)置換ヘテロアリール、
(k)C3−C7−シクロアルキル、および
(l)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル
(2)C4−C10−アルケニル、
(3)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC4−C10−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)C1−C3−アルコキシ、
(c)オキソ、
(d)−CHO、
(e)−CO2R10、
(f)−C(O)NR11R12、
(g)−NR13R14、
(h)=N−O−R10、
(i)−C≡N、
(j)−O−S(O)nR10、nは0、1または2、
(k)アリール、
(l)置換アリール、
(m)ヘテロアリール、
(n)置換ヘテロアリール、
(o)C3−C7−シクロアルキル、
(p)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(q)−NHC(O)R10、
(r)−NHC(O)NR11R12、
(s)=N−NR13R14、ここで、R13およびR14は以下の群から選択され、
(i)水素、
(ii)C1−C12−アルキル、
(iii)置換C1−C12−アルキル、
(iv)C3−C12−アルケニル、
(v)置換C3−C12−アルケニル、
(vi)C3−C12−アルキニル、
(vii)置換C3−C12−アルキニル、
(viii)アリール、
(ix)C3−C8−シクロアルキル、
(x)置換C3−C8−シクロアルキル、
(xi)置換アリール、
(xii)ヘテロシクロアルキル、
(xiii)置換ヘテロシクロアルキル、
(xiv)アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xv)置換アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xviii)C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xix)置換C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xx)ヘテロアリール、
(xxi)置換ヘテロアリール
(xxii)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、および
(xxiii)置換ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、あるいは
R13およびR14はそれらが結合している原子と一緒になって3−10員ヘテロシクロアルキル環を形成し、該環は、独立して以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、
(i)ハロゲン、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C1−C3−アルコキシ、
(iv)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、
(v)オキソ、
(vi)C1−C3−アルキル、
(vii)ハロ−C1−C3−アルキル、および
(viii)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、
(t)=N−R9、
(u)=N−NHC(O)R10、および
(v)=N−NHC(O)NR11R12、
(4)C3−C10−アルキニル、および
(5)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC3−C10−アルキニル、
(a)トリアルキルシリル、
(b)アリール、
(c)置換アリール、
(d)ヘテロアリール、および
(e)置換ヘテロアリール]
を有する6−O−置換マクロライド化合物の製法。
【請求項9】
式:
【化53】
[式中、Rcは水素またはヒドロキシ保護基;
Lはカルボニル、
Tは−NH−および−N(W−Rd)−よりなる群から選択され、ここで、Wは存在しないか、あるいは−O−、−NH−CO−、−N=CH−および−NH−よりなる群から選択され、およびRdは以下の(1)〜(7)からなる群から選択され:
(1)水素、
(2)所望により以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよいC1−C6アルキル、
(a)アリール、
(b)置換アリール、
(c)ヘテロアリール、
(d)置換ヘテロアリール、
(e)ヒドロキシ、
(f)C1−C6−アルコキシ、
(g)NR7R8、ここで、R7およびR8は独立して水素およびC1−C6−アルキルから選択され、あるいはR7およびR8はそれらが結合している窒素原子と一緒になって3−ないし7−員環を形成し、該環が5−ないし7−員環である場合、該環は所望により−O−、−NH−、−N(C1−C6−アルキル−)−、−N(アリール)−、−N(アリール−C1−C6−アルキル)−、−N(置換−アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(ヘテロアリール)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)、−N(置換−ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−S−およびnが1または2である−S(O)n−よりなる群から選択されるヘテロ機能を含有していてもよく、および
(h)−CH2−M−R9
ここで、Mは、
(i)−C(O)−NH−、
(ii)−NH−C(O)−、
(iii)−NH−、
(iv)−N=、
(v)−N(CH3)−、
(vi)−NH−C(O)−O−、
(vii)−NH−C(O)−NH−、
(viii)−O−C(O)−NH−、
(ix)−O−C(O)−O−、
(x)−O−、
(xi)−S(O)n−、ここで、nは、0、1または2、
(xii)−C(O)−O−、
(xiii)−O−C(O)−、および
(xiv)−C(O)−
よりなる群から選択され、R9は、
(i)所望により、以下の群から選択される置換基で置換されていてもよいC1−C6アルキル、
(aa)アリール、
(bb)置換アリール、
(cc)ヘテロアリール、および
(dd)置換ヘテロアリール、
(ii)アリール、
(iii)置換アリール、
(iv)ヘテロアリール、
(v)置換ヘテロアリール、および
(vi)ヘテロシクロアルキル
よりなる群から選択され、
(3)C3−C7−シクロアルキル、
(4)アリール、
(5)置換アリール、
(6)ヘテロアリール、および
(7)置換ヘテロアリール;
Rは、以下の(1)〜(5)からなる群から選択され:
(1)以下の群から選択される部位で置換されたC3−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)−CHO、
(c)−CO2R10、ここでR10は、C1−C3−アルキル、またはアリール置換C1−C3−アルキル、またはヘテロアリール置換C1−C3−アルキル、
(d)−C(O)−R9、
(e)−C(O)NR11R12、ここで、R11およびR12は、独立して水素、C1−C3−アルキル、またはアリール、置換アリール、ヘテロアリール若しくは置換ヘテロアリールで置換されたC1−C3−アルキルから選択され、
(f)−C≡N、
(g)アリール、
(h)置換アリール、
(i)ヘテロアリール、
(j)置換ヘテロアリール、
(k)C3−C7−シクロアルキル、および
(l)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル
(2)C4−C10−アルケニル、
(3)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC4−C10−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)C1−C3−アルコキシ、
(c)オキソ、
(d)−CHO、
(e)−CO2R10、
(f)−C(O)NR11R12、
(g)−NR13R14、ここで、R13およびR14は以下の群から選択され、
(i)水素、
(ii)C1−C12−アルキル、
(iii)置換C1−C12−アルキル、
(iv)C3−C12−アルケニル、
(v)置換C3−C12−アルケニル、
(vi)C3−C12−アルキニル、
(vii)置換C3−C12−アルキニル、
(viii)アリール、
(ix)C3−C8−シクロアルキル、
(x)置換C3−C8−シクロアルキル、
(xi)置換アリール、
(xii)ヘテロシクロアルキル、
(xiii)置換ヘテロシクロアルキル、
(xiv)アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xv)置換アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xviii)C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xix)置換C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xx)ヘテロアリール、
(xxi)置換ヘテロアリール
(xxii)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、および
(xxiii)置換ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、あるいは
R13およびR14はそれらが結合している原子と一緒になって3−10員ヘテロシクロアルキル環を形成し、該環は、独立して以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、
(i)ハロゲン、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C1−C3−アルコキシ、
(iv)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、
(v)オキソ、
(vi)C1−C3−アルキル、
(vii)ハロ−C1−C3−アルキル、および
(viii)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、
(h)=N−O−R10、
(i)−C≡N、
(j)−O−S(O)nR10、
(k)アリール、
(l)置換アリール、
(m)ヘテロアリール、
(n)置換ヘテロアリール、
(o)C3−C7−シクロアルキル、
(p)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(q)−NHC(O)R10、
(r)−NHC(O)NR11R12、
(s)=N−NR13R14、
(t)=N−R9、
(u)=N−NHC(O)R10、および
(v)=N−NHC(O)R11R12、
(4)C3−C10−アルキニル、および
(5)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC3−C10−アルキニル、
(a)トリアルキルシリル、
(b)アリール、
(c)置換アリール、
(d)ヘテロアリール、および
(e)置換ヘテロアリール]
を有する6−O−置換マクロライド化合物の製法であって、
(a)式:
【化54】
[式中、Rcはヒドロキシ保護基である]
を有する化合物をナトリウムヘキサメチルジシラジドおよびカルボニルジイミダゾールでの処理によって処理して式:
【化55】
を有する化合物を得、
(b)工程(a)からの化合物を、アンモニア、Re−NH2、ヒドラジン、置換ヒドラジン、ヒドロキシルアミンおよび置換ヒドロキシルアミンよりなる群から選択される試薬で処理して式:
【化56】
[式中ReはHまたはW−Rdであり、Wは、存在しないか、あるいは−O−、−NH−CO−、−N=CH−および−NH−からなる群から選択される]
を有する化合物を得、
(c)所望により、Wが存在しないかあるいは−NH−である工程(b)からの化合物をRd−ハロゲンからなる群から選択されるアルキル化剤で処理してWが存在しないかあるいは−NH−である化合物を得、
(d)所望により、Wが−NH−であってRdがHである工程(b)からの化合物を、Rd−C(CO)−ハロゲンまたは(Rd−C(CO)−O)2よりなる群から選択されるアシル化剤で処理してWが−NH−CO−である化合物を得、
(e)所望により、Wが−NH−であってRdがHである工程(b)からの化合物をアルデヒドRd−CHOで処理してWが−N=CH−である化合物を得、次いで
(f)所望により脱保護し、所望の化合物を単離する;
ことを含む製法。
【請求項10】
式:
【化57】
[式中、Rpは水素またはヒドロキシ保護基であり、
Rは、下記(1)〜(5)からなる群から選択され:
(1)以下の群から選択される部位で置換されたC3−アルケニル:
(a)ハロゲン、
(b)−CHO、
(c)−CO2R10、ここでR10は、C1−C3−アルキル、またはアリール置換C1−C3−アルキル、またはヘテロアリール置換C1−C3−アルキル、
(d)−C(O)−R9、
(e)−C(O)NR11R12、ここで、R11およびR12は、独立して水素、C1−C3−アルキル、またはアリール、置換アリール、ヘテロアリール若しくは置換ヘテロアリールで置換されたC1−C3−アルキルから選択され、
(f)−C≡N、
(g)アリール、
(h)置換アリール、
(i)ヘテロアリール、
(j)置換ヘテロアリール、
(k)C3−C7−シクロアルキル、および
(l)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(2)C4−C10−アルケニル、
(3)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC4−C10−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)C1−C3−アルコキシ、
(c)オキソ、
(d)−CHO、
(e)−CO2R10、
(f)−C(O)NR11R12、
(g)−NR13R14、ここで、R13およびR14は以下の群から選択され、
(i)水素、
(ii)C1−C12−アルキル、
(iii)置換C1−C12−アルキル、
(iv)C3−C12−アルケニル、
(v)置換C3−C12−アルケニル、
(vi)C3−C12−アルキニル、
(vii)置換C3−C12−アルキニル、
(viii)アリール、
(ix)C3−C8−シクロアルキル、
(x)置換C3−C8−シクロアルキル、
(xi)置換アリール、
(xii)ヘテロシクロアルキル、
(xiii)置換ヘテロシクロアルキル、
(xiv)アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xv)置換アリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xviii)C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xix)置換C3−C8−シクロアルキルで置換されたC1−C12−アルキル、
(xx)ヘテロアリール、
(xxi)置換ヘテロアリール
(xxii)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、および
(xxiii)置換ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、あるいは
R13およびR14はそれらが結合している原子と一緒になって3−10員ヘテロシクロアルキル環を形成し、該環は、独立して以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよく、
(i)ハロゲン、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C1−C3−アルコキシ、
(iv)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルコキシ、
(v)オキソ、
(vi)C1−C3−アルキル、
(vii)ハロ−C1−C3−アルキル、および
(viii)C1−C3−アルコキシ−C1−C3−アルキル、
(h)=N−O−R10、
(i)−C≡N、
(j)O−S(O)nR10、
(k)アリール、
(l)置換アリール、
(m)ヘテロアリール、
(n)置換ヘテロアリール、
(o)C3−C7−シクロアルキル、
(p)ヘテロアリールで置換されたC1−C12−アルキル、
(q)NHC(O)R10、
(r)NHC(O)NR11R12、
(s)=N−NR13R14、
(t)=N−R9、
(u)=N−NHC(O)R10、および
(v)=N−NHC(O)NR11R12、
(4)C3−C10−アルキニル、および
(5)以下の群から選択された1以上の置換基で置換されたC3−C10−アルキニル:
(a)トリアルキルシリル、
(b)アリール、
(c)置換アリール、
(d)ヘテロアリール、および
(e)置換ヘテロアリール、
ReはHまたはW−Rd、ここで、Wは存在しないか、あるいは−O−、−NH−CO−、−N=CH−および−NH−よりなる群から選択され、Rdは以下の(1)〜(7)からなる群から選択され、
(1)水素、
(2)所望により以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよいC1−C6−アルキル:
(a)アリール、
(b)置換アリール、
(c)ヘテロアリール、
(d)置換ヘテロアリール、
(e)ヒドロキシ、
(f)C1−C6−アルコキシ、
(g)NR7R8、ここにR7およびR8は独立して水素およびC1−C6アルキルから選択され、あるいはR7およびR8はそれらが結合している窒素原子と一緒になって3−7員環を形成し、該環が5−ないし7−員環である場合、該環は所望により、−O−、−NH−、−N(C1−C6−アルキル−)−、−N(アリール)−、−N(アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換−アリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(ヘテロアリール)−、−N(ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−N(置換−ヘテロアリール−C1−C6−アルキル−)−、−S−およびnが1または2である−S(O)n−よりなる群から選択されるヘテロ機能を含有していてもよく、および
(h)−CH2−M−R9、
ここで、Mは以下の群から選択され、
(i)−C(O)−NH−、
(ii)−NH−C(O)−、
(iii)−NH−、
(iv)−N=、
(v)−N(CH3)−、
(vi)−NH−C(O)−O−、
(vii)−NH−C(O)−NH−、
(viii)−O−C(O)−NH−、
(ix)−O−C(O)−O−、
(x)−O−、
(xi)−S(O)n−、ここで、nは、0、1または2、
(xii)−C(O)−O−、
(xiii)−O−C(O)−、および
(xiv)−C(O)−、および
R9は以下の群から選択され:
(i)所望により以下の群から選択される置換基で置換されていてもよいC1−C6−アルキル、
(aa)アリール、
(bb)置換−アリール、
(cc)ヘテロアリール、および
(dd)置換−ヘテロアリール、
(ii)アリール、
(iii)置換−アリール、
(iv)ヘテロアリール、
(v)置換−ヘテロアリール、および
(vi)ヘテロシクロアルキル、
(3)C3−C7−シクロアルキル、
(4)アリール、
(5)置換−アリール、
(6)ヘテロアリール、および
(7)置換−ヘテロアリール]
を有する化合物の製法であって、
(a)式:
【化58】
[式中、Z’は4”−ヒドロキシ−保護クラジノースである]
を有する化合物をナトリウムヘキサメチルジシラジドおよびカルボニルジイミダゾールで処理して式:
【化59】
を有する化合物を得、
(b)工程(a)からの化合物を、アンモニア、Re−NH2、ヒドラジン、置換ヒドラジン、ヒドロキシルアミン、および置換ヒドロキシルアミンよりなる群から選択される試薬で処理して、式:
【化60】
[式中、ReはHまたはW−Rd、ここにWは存在しないかあるいは−O−、−NH−CO−、−N=CH−および−NH−よりなる群から選択される]
を有する化合物を得、
(c)所望により、ReがHである工程(b)からの化合物を、式Rd−ハロゲンのアルキル化剤で処理して、ReがW−Rdであり、Wが存在しない工程(b)で示した式の化合物を得、
(d)所望により、ReがW−RdであってWが−NH−であってRdがHである工程(b)からの化合物を、Rd−ハロゲンからなる群から選択されるアルキル化剤で処理して、ReがW−Rdであり、Wが−NH−である工程(b)で示した式を有する化合物を得、
(e)所望により、ReがW−RdであってWが−NH−であり、RdがHである工程(b)からの化合物を、Rd−C(CO)−ハロゲンおよび(Rd−C(CO)−O)2よりなる群から選択されるアシル化剤で処理してReがW−Rdであり、Wが−NH−CO−である化合物を得、
(f)所望により、ReがW−Rdであり、Wが−NH−であってRdがHである工程(b)からの化合物を、式Rd−CHOのアルデヒドで処理してReがW−Rdであり、Wが−N=CH−である化合物を得、
(g)酸での加水分解によってクラジノース部位を除去して、式:
【化61】
を有する化合物を得、
(h)3−ヒドロキシル基を酸化し、次いで
(i)所望により脱保護し、所望の化合物を単離することを含む方法。
【請求項11】
Rがアリルおよびプロパルギルよりなる群から選択され、ここで、該アリルまたはプロパルギル部位が、2−クロロフェニル、2−メチル−6−キノリル、2−ナフチル、2−キノリル、3−(2−フラニル)−6−キノリル、3−(2−ピリジル)−6−キノリル、3−キノリル、3−(2−チオフェニル)−6−キノリル、3−ビフェニル、3−ブロモ−6−キノリル、3−クロロ−6−キノリル、3−シアノ−6−キノリル、3−フルオロ−6−キノリル、3−ヨードフェニル、3−メトキシ−6−キノリル、3−ニトロフェニル、3−フェニル−6−キノリル、3−キノリル、4−ベンゾオキサゾリル、4−カルボキシル−3−キノリル、4−クロロ−2−トリフルオロメチル−6−キノリル、4−クロロフェニル、4−フルオロナフチル、4−フルオロフェニル、4−イソキノリニル、4−メトキシフェニル、4−メチルナフチル、4−ピリジル、4−ピロリルフェニル、4−キノリル、5−(3−イソオキサゾリル)−2−チオフェニル、5−ベンズイミダゾリル、5−インドリル、5−イソキノリル、5−ニトロ−3−キノリル、5−ニトロナフチル、5−キノリル、6−(アセチルアミノ)−3−キノリル、6−アミノ−3−キノリル、6−アミノカルボニル−3−キノリル、6−ベンゾイル−2−ナフチル、6−シアノ−3−キノリル、6−フルオロ−3−キノリル、6−ヒドロキシ−2−ナフチル、6−ヒドロキシ−3−キノリル、6−メトキシ−2−ナフチル、6−メトキシ−3−キノリル、6−メトキシカルボニル−3−キノリル、6−ニトロキノリル、6−キノリル、6−キノキサリニル、7−メトキシ−2−ナフチル、7−ニトロ−6−キノキサリニル、7−キノリル、8−クロロ−3−キノリル、8−ニトロ−3−キノリル、8−キノリル、3,5−ジクロロフェニル、ナフチル、およびフェニルよりなる群から選択される部位で置換されており、工程(b)において、該試薬はアンモニアおよびRe−NH2よりなる群から選択され;任意の工程(c)、(d)および(e)は省かれ;および工程(g)において、酸化試薬はN−クロロスクシンイミド−ジメチルスルフィドおよびカルボジイミド−ジチメルスルホキシドから選択され;および工程(h)において、任意の脱保護はメタノール中で撹拌することによって行われる請求項10記載の製法。
【請求項12】
Rがアリルおよびプロパルギルよりなる群から選択され、ここに該アリルまたはプロパルギル部位が、2−メチル−6−キノリル、2−キノリル、3−(2−フラニル)−6−キノリル、3−(2−ピリジル)−6−キノリル、3−キノリル、3−(2−チオフェニル)−6−キノリル、3−ブロモ−6−キノリル、3−クロロ−6−キノリル、3−シアノ−6−キノリル、3−フルオロ−6−キノリル、3−メトキシ−6−キノリル、3−フェニル−6−キノリル、3−キノリル、4−カルボキシル−3−キノリル、4−クロロ−2−トリフルオロメチル−6−キノリル、4−イソキノリニル、4−キノリニル、5−イソキノリル、5−ニトロ−3−キノリル、5−キノリル、6−(アセチルアミノ)−3−キノリル、6−アミノ−3−キノリル、6−アミノカルボニル−3−キノリル、6−シアノ−3−キノリル、6−フルオロ−3−キノリル、6−ヒドロキシ−3−キノリル、6−メトキシ−3−キノリル、6−メトキシカルボニル−3−キノリル、6−ニトロキノリル、6−キノリル、7−キノリル、8−クロロ−3−キノリル、8−ニトロ−3−キノリルおよび8−キノリルよりなる群から選択される部位で置換された請求項11記載の製法。
【請求項13】
LがCOであり、TがOであり、Rが−CH2CH=CH−(3−キノリル)である式(IX)の化合物。
【請求項14】
医薬上有効量の式(IX)の化合物(式中、LがCOであり、TがOであり、Rが−CH2CH=CH−(3−キノリル)である)を、医薬上許容される担体と組合わせて含む医薬組成物。
【請求項15】
哺乳動物における細菌感染を調節するための医薬の製造における、式(IX)の化合物(式中、LがCOであり、TがOであり、Rが−CH2CH=CH−(3−キノリル)である)の使用。
【公開番号】特開2009−221214(P2009−221214A)
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−124819(P2009−124819)
【出願日】平成21年5月25日(2009.5.25)
【分割の表示】特願平10−512858の分割
【原出願日】平成9年9月2日(1997.9.2)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年10月1日(2009.10.1)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年5月25日(2009.5.25)
【分割の表示】特願平10−512858の分割
【原出願日】平成9年9月2日(1997.9.2)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]