説明

抗菌活性を有する6−O−置換ケトリド

【課題】細菌感染治療剤の提供。
【解決手段】下記式の化合物。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記:
【化1】

[式中、
は水素またはヒドロキシ保護基であり;
Rは、下記(1)〜(7)からなる群から選択され:
(1)以下の群から選択される部位で置換されたメチル、
(a)−C≡N、
(b)−F、
(c)S(O)10、ここで、nは0、1または2であり、R10はC−C−アルキルまたはフェニルである
(d)アリール、
(e)置換アリール、
(f)ヘテロアリール、および
(g)置換ヘテロアリール、
(2)以下の群から選択される1置換基で置換されたC−C10−アルキル、
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシ、
(c)C−C−アルコキシ、
(d)C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、
(e)−N
(f)−O−SO−(置換C−C−アルキル)、
(g)−NR1314、ここで、R13およびR14は以下の群から選択され、
(i)水素、
(ii)C−C12−アルキル、
(iii)置換C−C12−アルキル、
(iv)C−C12−アルケニル、
(v)置換C−C12−アルケニル、
(vi)C−C12−アルキニル、
(vii)置換C−C12−アルキニル、
(viii)アリール、
(ix)C−C−シクロアルキル、
(x)置換C−C−シクロアルキル、
(xi)置換アリール、
(xii)ヘテロシクロアルキル、
(xiii)置換ヘテロシクロアルキル、
(xiv)アリールで置換されたC−C12−アルキル、
(xv)置換アリールで置換されたC−C12−アルキル、
(xvi)ヘテロシクロアルキル置換されたC−C12−アルキル、
(xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されたC−C12−アルキル、
(xviii)C−C−シクロアルキルで置換されたC−C12−アルキル、
(xix)置換C−C−シクロアルキルで置換されたC−C12−アルキル、
(xx)ヘテロアリール、
(xxi)置換ヘテロアリール
(xxii)ヘテロアリールで置換されたC−C12−アルキル、および
(xxiii)置換ヘテロアリールで置換されたC−C12−アルキル、あるいは
13およびR14はそれらが結合している原子と一緒になって3−10員ヘテロシクロアルキル環を形成し、該環は、以下の群から選択される1置換基で置換されていてもよく、
(i)ハロゲン、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C−C−アルコキシ、
(iv)C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、
(v)オキソ、
(vi)C−C−アルキル、
(vii)ハロ−C−C−アルキル、および
(viii)C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、
(h)−CO10
(i)=N−O−R10
(j)−C≡N、
(k)−O−S(O)10
(l)アリール、
(m)置換アリール、
(n)ヘテロアリール、
(o)置換ヘテロアリール、
(p)置換C−C−シクロアルキル、
(q)ヘテロアリールで置換されたC−C12−アルキル、
(r)ヘテロシクロアルキル、および
(s)置換ヘテロシクロアルキル、
(3)以下の群から選択される部位で置換されたC−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)−CHO、
(c)−CO10
(d)−C(O)−R
(e)−C(O)NR1112
(f)−C≡N、
(g)アリール、
(h)置換アリール、
(i)ヘテロアリール、
(j)置換ヘテロアリール、
(k)C−C−シクロアルキル、および
(l)ヘテロアリールで置換されたC−C12−アルキル
(4)C−C10−アルケニル、
(5)以下の群から選択される1置換基で置換されたC−C10−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)C−C−アルコキシ、
(c)オキソ、
(d)−CHO、
(e)−CO10
(f)−C(O)NR1112
(g)−NR1314
(h)=N−O−R10
(i)−C≡N、
(j)−O−S(O)10
(k)アリール、
(l)置換アリール、
(m)ヘテロアリール、
(n)置換ヘテロアリール、
(o)C−C−シクロアルキル、
(p)ヘテロアリールで置換されたC−C12−アルキル、
(q)−NHC(O)R10
(r)−NHC(O)NR1112
(s)=N−NR1314
(t)=N−R
(u)=N−NHC(O)R10、および
(v)=N−NHC(O)R1112
(6)C−C10−アルキニル、および
(7)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC−C10−アルキニル、
(a)トリアルキルシリル、
(b)アリール、
(c)置換アリール、
(d)ヘテロアリール、および
(e)置換ヘテロアリール
および
A、B、DおよびEは、A、B、DおよびEのうち少なくとも2つは水素であるという条件下で、独立して以下の群から選択され、
(a)水素、
(b)以下の群から選択された1以上の置換基で置換されていてもよいC−Cアルキル、
(i)アリール、
(ii)置換アリール、
(iii)ヘテロアリール、
(iv)置換ヘテロアリール、
(v)ヘテロシクロアルキル、
(vi)ヒドロキシ、
(vii)C−C−アルコキシ、
(viii)Br、Cl、FまたはI;および
(ix)−NR、ここで、RおよびRは前記定義に同じ、
(c)C−C−シクロアルキル
(d)アリール、
(e)置換アリール、
(f)ヘテロアリール、
(g)置換ヘテロアリール、
(h)ヘテロシクロアルキル、および
(i)−M−Rでさらに置換された上記オプション(b)から選択される基、;または
AB、AD、AE、BD、BEまたはDEのいずれか1つの対はそれらが結合している原子または原子群と一緒になって、所望により−O−、−NH−、−N(C−C−アルキル−)−、−N(アリール−C−C−アルキル−)−、−N(置換したアリール−C−C−アルキル−)−、−N(ヘテロアリール−C−C−アルキル−)−、−N(置換したヘテロアリール−C−C−アルキル−)−、−S−、−S(O)−、−C(O)−NH−、−C(O)−NR12−、−NH−C(O)−、−NR12−C(O)、および−C(=NH)−NH−よりなる群から選択れるヘテロ官能基を含有していてもよい3−ないし7−員環を形成する]
の化合物、またはその医薬上許容される塩。
【請求項2】
医薬上許容される担体と組み合わせて治療上有効量の請求項1記載の化合物を含む医薬組成物。
【請求項3】
ホ乳類における細菌感染を制御するための医薬の製造における請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項4】
式:
【化2】

の請求項1記載の化合物。
【請求項5】
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rはアリル;
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCHNH
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCHCHOH;
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHF;
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHC≡N;
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CH−フェニル;
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CH−(4−ピリジル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CH−(4−キノリル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCH=CH−(4−ピリジル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCH=CH−(4−クロロフェニル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCH=CH−(4−フルオロフェニル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCH=CH−(4−メトキシフェニル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCHCH−フェニル;
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCH=CH−(4−ピリジル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCHCH−(4−ピリジル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCH=CH−(4−キノリル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCHCH−(4−キノリル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCH=CH−(5−キノリル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCHCH−(5−キノリル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCH=CH−(4−ベンゾオキサゾリル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCH=CH−(4−ベンズイミダゾリル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCH=CH−(8−キノリル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCHNHCH−フェニル;
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCHNHCH−(4−ピリジル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCHNHCH−(4−キノリル);
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCHNHCHCH−(2−クロロフェニル);
式(VII)の化合物:A、BおよびEはH、Dはベンジル、Rはアリル;
式(VII)の化合物:Aはベンジル、B、DおよびEはH、Rはアリル;
式(VII)の化合物:AおよびEはフェニル、BおよびDはH、Rはアリル;
式(VII)の化合物:Aはメチル、B、DおよびEはH、Rはアリル;
式(VII)の化合物:AおよびDはメチル、BおよびEはH、Rはアリル;
式(VII)の化合物:AおよびEは一緒になって−CHCHCH−、BおよびDはH、Rはアリル;
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは−CHCH=CH−(3−キノリル);および
式(VII)の化合物:A、B、DおよびEはH、Rは3−(3−キノリル)プロピル
よりなる群から選択される請求項4記載の化合物。
【請求項6】
式:
【化3】

[式中、Rは水素またはヒドロキシ保護基、
Rは、下記(1)〜(7)からなる群から選択され:
(1)以下の群から選択される部位で置換されたメチル、
(a)−C≡N、
(b)−F、
(c)S(O)10、ここで、nは0、1または2であり、R10はC−C−アルキル又はフェニル、
(d)NHC(O)R10、ここで、R10は前記定義に同じ、
(e)アリール、
(f)置換アリール、
(g)ヘテロアリール、および
(h)置換ヘテロアリール、
(2)以下の群から選択される1置換基で置換されたC−C10−アルキル、
(a)ハロゲン、
(b)ヒドロキシ、
(c)C−C−アルコキシ、
(d)C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、
(e)−N
(f)−O−SO−(置換C−C−アルキル)、
(g)−NR1314、ここで、R13およびR14は以下の群から選択され、
(i)水素、
(ii)C−C12−アルキル、
(iii)置換C−C12−アルキル、
(iv)C−C12−アルケニル、
(v)置換C−C12−アルケニル、
(vi)C−C12−アルキニル、
(vii)置換C−C12−アルキニル、
(viii)アリール、
(ix)C−C−シクロアルキル、
(x)置換C−C−シクロアルキル、
(xi)置換アリール、
(xii)ヘテロシクロアルキル、
(xiii)置換ヘテロシクロアルキル、
(xiv)アリールで置換されたC−C12−アルキル、
(xv)置換アリールで置換されたC−C12−アルキル、
(xvi)ヘテロシクロアルキルで置換されたC−C12−アルキル、
(xvii)置換ヘテロシクロアルキルで置換されたC−C12−アルキル、
(xviii)C−C−シクロアルキルで置換されたC−C12−アルキル、
(xix)置換C−C−シクロアルキルで置換されたC−C12−アルキル、
(xx)ヘテロアリール、
(xxi)置換ヘテロアリール
(xxii)ヘテロアリールで置換されたC−C12−アルキル、および
(xxiii)置換ヘテロアリールで置換されたC−C12−アルキル、あるいは
13およびR14はそれらが結合している原子と一緒になって3−10員ヘテロシクロアルキル環を形成し、該環は、以下の群から選択される1置換基で置換されていてもよく、
(i)ハロゲン、
(ii)ヒドロキシ、
(iii)C−C−アルコキシ、
(iv)C−C−アルコキシ−C−C−アルコキシ、
(v)オキソ、
(vi)C−C−アルキル、
(vii)ハロ−C−C−アルキル、および
(viii)C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、
(h)−CO10
(i)=N−O−R10
(j)−C≡N、
(k)−O−S(O)10
(l)アリール、
(m)置換アリール、
(n)ヘテロアリール、
(o)置換ヘテロアリール、
(p)置換C−C−シクロアルキル、
(q)ヘテロアリールで置換されたC−C12−アルキル、
(r)ヘテロシクロアルキル、および
(s)置換ヘテロシクロアルキル、
(3)以下の群から選択される部位で置換されたC−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)−CHO、
(c)−CO10
(d)−C(O)−R
(e)−C(O)NR1112
(f)−C≡N、
(g)アリール、
(h)置換アリール、
(i)ヘテロアリール、
(j)置換ヘテロアリール、
(k)C−C−シクロアルキル、および
(l)ヘテロアリールで置換されたC−C12−アルキル
(4)C−C10−アルケニル、
(5)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC−C10−アルケニル、
(a)ハロゲン、
(b)C−C−アルコキシ、
(c)オキソ、
(d)−CHO、
(e)−CO10
(f)−C(O)NR1112
(g)−NR1314
(h)=N−O−R10
(i)−C≡N、
(j)−O−S(O)10
(k)アリール、
(l)置換アリール、
(m)ヘテロアリール、
(n)置換ヘテロアリール、
(o)C−C−シクロアルキル、
(p)ヘテロアリールで置換されたC−C12−アルキル、
(q)−NHC(O)R10
(r)−NHC(O)NR1112
(s)=N−NR1314
(t)=N−R
(u)=N−NHC(O)R10、および
(v)=N−NHC(O)NR1112
(6)C−C10−アルキニル、および
(7)以下の群から選択される1以上の置換基で置換されたC−C10−アルキニル、
(a)トリアルキルシリル、
(b)アリール、
(c)置換アリール、
(d)ヘテロアリール、および
(e)置換ヘテロアリール
および
A、B、DおよびEは、A、B、DおよびEのうち少なくとも2つが水素である条件下で、独立して以下の群から選択され:
(a)水素、
(b)所望により以下の群から選択される1以上の置換基で置換されていてもよいC−C−アルキル:
(i)アリール、
(ii)置換アリール、
(iii)ヘテロアリール、
(iv)置換ヘテロアリール、
(v)ヘテロシクロアルキル、
(vi)ヒドロキシ、
(vii)C−C−アルコキシ、
(viii)Br、Cl、FまたはI、および
(ix)−NR、ここで、RおよびRは独立して水素およびC−Cアルキルから選択されるか、あるいはRおよびRはそれらが結合している窒素原子と一緒になって3−ないし7−員環を形成し、該環が5−ないし7−員環である場合、該環は所望により−O−、−NH−、−N(C−C−アルキル−)−、−N(アリール)−、−N(アリール−C−C−アルキル−)−、−N(置換したアリール−C−C−アルキル−)−、−N(ヘテロアリール)−、−N(ヘテロアリール−C−C−アルキル−)−、−N(置換したヘテロアリール−C−C−アルキル−)−、−S−および−S(O)−よりなる群から選択されるヘテロ機能を含有してもよく、
(c)C−C−シクロアルキル、
(d)アリール、
(e)置換アリール、
(f)ヘテロアリール、
(g)置換ヘテロアリール、
(h)ヘテロシクルアルキル、および
(i)さらに−M−Rで置換された前記オプション(b)から選択される基、
あるいはAB、AD、AE、BD、BEまたはDEのいずれか1つの対は、それらが結合している原子または原子群と一緒になって、3−ないし7−員環を形成し、該環は所望により−O−、−NH−、−N(C−C−アルキル−)−、−N(アリール−C−C−アルキル−)−、−N(置換したアリール−C−C−アルキル−)−、−N(ヘテロアリール−C−C−アルキル−)−、−N(置換したヘテロアリール−C−C−アルキル−)−、−S−、−S(O)−、−C(O)−NH−、−C(O)−NR12−、−NH−C(O)−、−NR12−C(O)−、および−C(=NH)−NH−よりなる群から選択されるヘテロ機能を含有してもよい]
を有する化合物の製法であって、
(a)式:
【化4】

[式中、Rはヒドロキシ保護基である]
の化合物を、ピリジン中のメタンスルホン酸無水物で処理し、次いで、アミン塩基で処理して式:
【化5】

の化合物を得、
(b)工程(a)の化合物をアルカリ金属水素化物塩基およびカルボニルジイミダゾールで処理して式:
【化6】

の化合物を得、
(c)工程(b)の化合物を、式:
【化7】

のジアミンで処理して、式:
【化8】

の化合物を得、次いで
(d)工程(c)の化合物を希薄鉱酸または有機酸で環化し、所望により脱保護し、所望の化合物を単離することを含む方法。
【請求項7】
該工程(c)および(d)が、以下の工程(c)〜(f):
(c)工程(b)の化合物を式:
【化9】

[式中、Yはヒドロキシである]
のアミンで処理して式:



の化合物を得、
(d)工程(c)の化合物をテトラヒドロフラン中のトリフェニルホスフィン、ジフェニルホスホリルアジドおよびジエチルアゾジカルボキシレートで処理して、次いで、脱保護基を除去し、
(e)工程(d)の化合物を還元剤およびおよび水素化ジアルキルアルミニウムで処理して式:
【化10】

の化合物を得、次いで、
(f)工程(e)の化合物を希薄鉱酸または有機酸で環化し、所望の化合物を単離する;
よりなる工程によって置き換えられた請求項6記載の製法。

【公開番号】特開2009−73840(P2009−73840A)
【公開日】平成21年4月9日(2009.4.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−253260(P2008−253260)
【出願日】平成20年9月30日(2008.9.30)
【分割の表示】特願平10−512858の分割
【原出願日】平成9年9月2日(1997.9.2)
【出願人】(391008788)アボット・ラボラトリーズ (650)
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT LABORATORIES
【Fターム(参考)】