説明

抗IL−23免疫グロブリン

本発明は、ヒトIL−23に対する抗原結合タンパク質、それらを含む医薬製剤、ならびに慢性関節リウマチ(RA)などの炎症性疾患の治療および/または予防における前記抗原結合タンパク質の使用に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、抗原結合タンパク質、特にインターロイキン23(IL−23)に結合し、その活性を中和する抗体、前記抗原結合タンパク質をコードするポリヌクレオチド、前記抗原結合タンパク質を含む医薬製剤、ならびに慢性関節リウマチ(RA;rheumatoid arthritis)などの炎症に関連する疾患の治療および/または予防における前記抗原結合タンパク質の使用に関する。本発明の他の態様、目的および利点は、以下の説明から明らかとなろう。
【背景技術】
【0002】
インターロイキン23(IL−23)は、IL−12へテロ二量体サイトカインファミリーのメンバーであり、IL−12およびIL−23に共通するp40鎖ならびにIL−23に特有のp19鎖を含む。IL−12は、p40、およびIL−12に特有のそのパートナーp35のヘテロ二量体である。
【0003】
IL−12p35が、分泌のためにIL−12p40を要することを証明した以前の研究のように、p19の分泌が、p40とパートナー形成するその能力に依存することも明らかにされた(Oppmann等、715〜25)。Epstein−Barrウイルスに誘導される分子3(EPI3)とパートナー形成するp28サブユニットからなる追加のIL−12ファミリーメンバーは、IL−27と呼ばれている(Pflanz等、Immunity.16.6(2002):779〜90)。
【0004】
異なるクラスの病原体を識別する先天的な能力(大きなクラスの病原体間で共有されている保存された分子パターンの認識による)は、抗原特異的TおよびB細胞の選択、活性化および増殖のための適応応答を適合させるのに用いる適当な情報を提供する。種々の病原体に応答して抗原提示細胞(APC)により産生されるサイトカインIL−12、IL−23およびIL−27は、これらの応答を形づくる重要な調節分子である。
【0005】
産生したサイトカインに基づいて2つのサブグループ(Th1およびTh2と呼ばれる)に細分化することができるマウスCD4Tヘルパー細胞クローンの特性を説明する1986年のMosmann&Coffmanの将来性のある研究(Mosmann等、J.Immunol.175.1(2005):5〜14)により、感染またはワクチン接種時に誘発される異なるタイプの免疫応答の基準が提供された。適当なTh1またはTh2免疫応答の誘発の結果は、マウスモデルにおいてのみならず、ヒトの疾患転帰においても重大である。従って、IFNg産生を特徴とするTh1 CD4T細胞は、ヒト疾患およびインビボ動物モデルの両方において、ライ菌(Mycobacterium leprae)、結核菌(Mycobacterium tuberculosis)およびドノバンリーシュマニア(leshmania donovani)などの生物により引き起こされる細胞内感染症の適当な抑制にとって重要である。対照的に、IL4、IL5およびIL13サイトカインの産生を特徴とするTh2 CD4T細胞の優先的誘導は、特定の蠕虫感染症に対する防御ならびに喘息およびアレルギー性鼻炎などのIgE関連アレルギー反応に関連する。マウスモデルでは、IL−12の適当な投与により細胞内病原体に感受性のマウス(優勢なTh2免疫応答のため)を抵抗性にすることができ、逆に、中和抗p40抗体の投与により抵抗性マウスを感受性にすることができた。このような研究により、IL−12がTh1細胞の分化に関与する中心的なサイトカインであることが確認された。
【0006】
実際に、長年、IL−12により誘導されたTh1 CD4T細胞は、実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)、コラーゲン誘発関節炎(CIA)、炎症性大腸炎および自己免疫性ブドウ膜炎を含む、中和p40抗体またはp40ノックアウトマウスの使用に基づく広範な種類の自己免疫性疾患の誘発に関与すると考えられた。このような疾患は、高レベルのIFNγ(始原型Th1サイトカイン)を特徴とするが、自己免疫性炎症におけるこのサイトカインの実際の役割はあまりよく理解されていなかった。これは、EAEの際の中枢神経系(CNS)炎症におけるp40およびIFNγの役割により説明することができる。IFNγまたはIFNγ媒介型シグナル伝達が欠損した動物(ifn−、ifnr−およびstat1欠損マウス)は、感受性のままであり、疾患発症がより速く、より重症の病態を伴った(Langrish等、Immunol.Rev.202(2004):96〜105;Langrish等、J.Exp.Med.201.2(2005):233〜40;Mosmann等、5〜14)。p40抗体による処置により、EAE発症が阻害された。CIAモデルで、同様の観察結果が記載されてきた。IFNγシグナル伝達経路の非存在により、疾患の重症度が増加した一方で、p40中和抗体による処置により、疾患は予防された。さらに、IL−12 p35欠損動物は、EAEに十分に感受性であり、このことは、p40の追加の役割、すなわち、IL−12に対する追加のp40サイトカインを示唆した。
【0007】
IL−23の同定、およびIL−12 p40鎖がこれら2つのサイトカインにより共有されているという認識は、自己免疫応答の伝播におけるp40の必要性と他のTh1炎症誘発性サイトカインの不必要性との間の観察される不均衡を説明した。この仮説は、p19欠損動物を用いた研究で確認されてきた。このような動物は、p40欠損動物と同様に、EAEおよびCIAに完全に抵抗性である。さらに、IL−23(しかしIL−12ではない)の存在下での記憶T細胞の刺激がIL−17の産生をもたらすという知見は、エフェクターT細胞機能の調節におけるIL−23のユニークな役割の証拠を提供した。遺伝子発現研究を含むさらなる研究により、IL−23依存性CD4T細胞集団が、IL−12由来Th1細胞とは異なる特性を示すことが明らかになった。その後のインビボ研究では、ナイーブなレシピエントへの適合移植後に疾患を誘発するわずか10個のCNS抗原特異的IL−17産生CD4T細胞で、EAEにおけるIL−23駆動性IL−17産生細胞の役割が確立された(Langrish等、233〜40)。IL−23欠損マウス(p19−/−)は、CIAに抵抗性であり、これは、骨の異化において主要な役割を有するサイトカインであるIL−17を産生するCD4T細胞の欠損と相互に関係がある(Murphy等、J.Exp.Med.198.12(2003):1951〜57)。IL−10欠損マウスにおける自然発生大腸炎の発生は、IL−23p19欠損動物と交配すると完全に防止され、このことは大腸炎の誘発におけるこのサイトカインの不可避的役割を証明している(Yen等、J.Clin.Invest 116.5(2006):1310〜16)。IL−23/IL−17免疫軸の役割についての近年の知見は、自己免疫性炎症におけるその役割を説明してきたが、それはIFNγシグナル伝達欠損マウスで観察される悪化した疾患を説明はしない。このような観察結果は、IFNγ(またはIFNγ媒介性シグナル伝達)が、IL−23の作用を相殺する調節系の一部であることを確かに示唆している。
【0008】
ヒトCD4T細胞を用いた近年の研究もまた、CD4IL17産生T細胞の分化または維持におけるIL−23の役割を示しており(Wilson等、Nature Immunology(2007)8 950〜957)、その中で、IL−23R陽性T細胞は、IL−23R陰性細胞よりも量的に高レベルのIL17Aを産生することができた。免疫組織化学分析もまた、乾癬に罹患した患者の生検からの非損傷性皮膚と比較して損傷性皮膚において、樹状細胞によるIL−23p19の発現の増加を証明した。
【0009】
IL−23経路を標的とする追加の根拠は、IL−23経路および関連する一塩基多型(SNP)をいくつかの炎症性疾患の危険因子として同定した全ゲノム関連解析から明らかとなった。IL−12/IL−23経路は、2つの乾癬感受性遺伝子IL12BおよびIL23Rの同定により、乾癬と関係があるとされてきた(Cargill等、Am.J.Hum.Genet.80.2(2007):273〜90)。同様の研究もまた、クローン病に対する強力な防御を与えるIL−23Rの稀有なコード変異体を同定した(Duerr等、Science314.5804(2006):1461〜63)。このような知見は、IL−23R内のSNPを含む、多くの以前同定された遺伝子座で同様に関連を観察したWellcome Trust case Control Consortiumにより、英国人集団で確認されてきた。成人集団においてクローン病に対する防御を与えるR381Q SNPの稀有な対立遺伝子は、小児の炎症性腸疾患(IBD)と負に関連しており、このことは、IL−23炎症性経路の役割を小児クローン病へ拡張した(Dubinsky等、Inflamm.Bowel.Dis.13.5(2007):511〜15)。
【0010】
感受性変異体が同定され、ならびにクローン病、乾癬および他の自己免疫性炎症性疾患におけるIL−23R経路の役割の理解が深まれば、この経路を標的とする治療介入の改善をもたらすはずである。これを裏づけるものとして、IL−12、IL−23共有サブユニットp40に対するモノクローナル抗体は、活動期クローン病患者における臨床応答および寛解を誘導し(Mannon等、N.Engl.J.Med.351.20(2004):2069〜79)、乾癬における治療効果を証明している(Gottlieb等、Curr.Med.Res.Opin.23.5(2007):1081〜92;Krueger等、N.Engl.J.Med.356.6(2007):580〜92)。抗p40mAbを用いた乾癬患者の初期の研究は、心筋梗塞を含む重篤有害事象を有したが(Krueger等、580〜92)、第2の研究においてこの証拠はなかった(Gottlieb等、1081〜92)。しかしながら、IL−23R経路の特異的遮断が、防御応答を完全に損なうことなく臓器特異的炎症を阻害するのに有効であり得ると仮定されてきた(McKenzie、Trends Immunol.27.1(2006):17〜23)。
【0011】
当技術分野において、抗IL−23特異的mAbが記載されている。これらには、IL−23のp19サブユニットの特異的部分に結合するmAb(WO2007/024846、WO2007/005955)、またはIL−23p40特異的配列に結合するがIL12のp40サブユニットには結合しないmAb(US2005/0137385A1)が含まれる。さらに、p40(IL12およびIL−23に共通)に結合しIL12およびIL−23の両方を中和するmAbは、乾癬(Gottlieb等、Current Med.Res.&Op23(2007):1081〜1092)およびクローン病(Mannon等、N.Eng.J.Med351(2004):2069〜2079)において臨床効果を示した。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、IL−23に結合する抗原結合タンパク質、例えばIL−23に結合する抗体を提供する。本発明の特定の実施形態は、マウスmAb 8C9 2H6に関連する、またはこれに由来する、モノクローナル抗体(mAb)または抗体断片、例えばScFvを含む。8C9 2H6重鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号8として提供される。8C9 2H6軽鎖可変領域アミノ酸配列は、配列番号10として提供される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】精製ヒト化A24AM18、A5M20、A5M21、A24AM4、A5M0、A5M12およびA3M0が、ヒトIL−23とヒトIL23Rの結合を阻害する能力を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の重鎖可変領域(VH)は、以下のCDR(Kabatにより定義される)を含む:
本発明の重鎖可変領域のCDRは、以下のCDR
【表1】

または、配列番号72、配列番号95、配列番号99および配列番号100に示される代替CDRを含み得る。
【0015】
本発明の軽鎖可変領域は、以下のCDR(Kabatにより定義される)を含む:
【表2】

【0016】
一実施形態では、本発明の抗原結合タンパク質は、配列番号152、配列番号153、配列番号154および配列番号155からなるリストから選択されるCDRL2を含有する軽鎖可変領域と対形成して、ヒトIL−23に結合し、ヒトIL−23の活性を中和する抗原結合Fvユニットを形成する、配列番号3、配列番号4、配列番号73、配列番号74、配列番号95および配列番号100からなるリストから選択されるCDRH3を含有する重鎖可変領域を含む。この実施形態の一態様では、配列番号1に示されるCDRH1、ならびに配列番号2、配列番号72、配列番号98および配列番号99からなるリストから選択されるCDRH2は、重鎖可変領域にも存在する。別の態様では、抗原結合Fvユニットは、10nM以下、より具体的には2nM以下、例えば約0.8nM〜2nM、1nM以下または100pM以下の、Biacoreによって測定される高い親和性でヒトIL−23に結合する。このような一実施形態では、これは、例えば、実施例3に示すように、抗原結合Fvユニットをバイオセンサーチップに捕捉して、Biacoreにより測定する。
【0017】
本発明の重鎖可変領域は、軽鎖可変領域と共に、従来の免疫グロブリン様式(例えば、ヒトIgG、IgA、IgM等)の形にして、ヒトIL−23への結合を可能にすることもできるし、またはヒトIL−23に結合する他の任意の「抗体様」形態(例えば、一本鎖Fv(ScFv)、二重特異性抗体、Tandabs(商標)等(代替「抗体」形態の概要については、HolligerおよびHudson、Nature Biotechnology、2005、第23巻、第9号、1126〜1136を参照))を形成することもできる。
【0018】
本発明の抗原結合タンパク質は、配列番号8および配列番号10に記載される可変領域を有するマウス抗体、またはラット、ヒト、キメラもしくはヒト化変異体などのその非マウス同等物に由来する。
【0019】
本発明のその抗原結合タンパク質に関して、本明細書中で使われる「ヒトIL−23に結合する」という用語は、抗原結合タンパク質が、IL−12などの他のヒトタンパク質と結合しないまたは有意には結合せずに、ヒトIL−23(以降、hIL−23と呼ぶ)と結合することを意味する。特に、本発明の抗原結合タンパク質は、Biacoreアッセイ(例えば、実施例3に記載のBiacoreアッセイ)でヒトIL−23に結合するのを見ることができる一方で、同等のBiacoreアッセイでヒトIL−12に結合しないまたは有意に結合しないことから、ヒトIL−23に結合する。しかしながら、本用語は、本発明の特定の抗原結合タンパク質が、他の種由来のIL−23、例えばカニクイザルIL−23と交差反応性であってもよいという事実を除外するわけではない。
【0020】
本明細書で使われる用語「抗原結合タンパク質」とは、ヒトIL−23に結合し、中和することができる抗体、抗体断片および他のタンパク質構築物を指す。
【0021】
本発明の別の態様では、抗原結合タンパク質、例えば、ヒトIL−23に結合し、配列番号152、配列番号153、配列番号154および配列番号155からなるリストから選択されるCDRL2を含み、配列番号3に示される配列の変異体であるCDRH3をさらに含む抗体であって、前記変異体の前記CDRH3内の1または2個の残基は、配列番号3の対応する位置の残基とは異なっており、例えば、配列番号3の第1残基(システイン)が異なるアミノ酸、例えば配列番号4もしくは配列番号73もしくは配列番号74の配列を有するCDRに置換されている、および/または例えば、配列番号3の第8残基(バリン)が、例えば配列番号95に示されるように異なるアミノ酸に置換されている抗原結合タンパク質が提供されるので、一態様では、CDRH3の変異体は、例えば位置1または位置8で、配列番号3のCDRH3とは異なる1個の残基を有し、例えばCDRH3の位置1のアミノ酸残塩は、システイン、セリン、アラニンおよびバリンから選択され、例えばCDRH3の位置8のアミノ酸残塩は、バリンおよびメチオニンから選択される。別の態様では、CDRH3の変異体は、例えば配列番号95に示されるように、位置1および8の両位置に置換を含む。
【0022】
本発明のさらなる態様では、CDRH3は、配列番号3に示される配列の変異体を含み、前記変異体の前記CDRH3内の1、2または3個の残基は、配列番号3の対応する位置の残基とは異なり、配列番号3の第4残基(イソロイシン)が異なるアミノ酸、例えば、配列番号100の配列を有するCDRに置換されており、例えば、CDRH3の位置4のアミノ酸残基はトレオニンであってもよい。さらに、このような変異体はまた、位置1および8で、上記置換の一方または両方を含んでいてもよい。
【0023】
本発明の抗原結合タンパク質のCDRL2はまた、配列番号152、配列番号153、配列番号154および配列番号155からなるリストから選択される配列の変異体を含み、配列番号152、153、154または155の第2残基(ロイシンまたはバリン)はイソロイシン、トリプトファンまたはプロリンから選択される異なるアミノ酸で置換されており、例えば、CDRL2は、以下の配列:N−Xaa−AK−Xaa−ESを含み、ここで第2位のアミノ酸はロイシン、バリン、イソロイシン、トリプトファンまたはプロリンでから選択することができ、第5位のアミノ酸はプロリンまたはロイシンから選択することができる。
【0024】
一態様では、本発明の抗原結合タンパク質、例えば抗体は、配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号2、配列番号72、配列番号98または配列番号99に示されるCDRH2と、配列番号3、配列番号4、配列番号73、配列番号74、配列番号95または配列番号100に示されるCDRH3と、配列番号5、配列番号75または配列番号101に示されるCDRL1と、配列番号152、配列番号153、配列番号154または配列番号155に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含む。このような一実施形態では、抗原結合タンパク質、例えば抗体は、以下のCDRを含む:
CDRH1:配列番号1
CDRH2:配列番号98
CDRH3:配列番号73
CDRL1:配列番号75
CDRL2:配列番号154
CDRL3:配列番号7。
【0025】
本発明の別の態様では、抗原結合タンパク質、例えば、ヒトIL−23に結合し、配列番号152、配列番号153、配列番号154、配列番号155に示されるCDRL2を含み、
CDRH1:配列番号1
CDRH2:配列番号98
CDRH3:配列番号73
CDRL1:配列番号75および
CDRL3:配列番号7
に示されるCDR、またはCDRH1、CDRH2、CDRH3、CDRL1もしくはCDRL3の任意の1以上の変異体であって、前記変異体の各CDR配列内の1もしくは2個の残基または3個までの残基が、上に掲げる配列番号の対応する位置の残基とは異なるCDR、例えば配列番号3、配列番号72、配列番号2、配列番号99、配列番号4、配列番号74、配列番号95、配列番号100、配列番号5および配列番号101に示されるCDRをさらに含む抗体が提供される。
【0026】
本明細書中、抗体配列中のアミノ酸残基は、Kabatスキームに従って番号付けされる。同様に、「CDR」、「CDRL1」、「CDRL2」、「CDRL3」、「CDRH1」、「CDRH2」、「CDRH3」という用語は、Kabat等;「Sequences of proteins of Immunological Interest」NIH、1987に記載のKabat番号付け方式に従う。
【0027】
本発明の別の態様では、配列番号16、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号106、配列番号107、配列番号108、配列番号109、配列番号110、配列番号111、配列番号112、配列番号113、配列番号114、配列番号115または配列番号126に示される配列を有するVHドメインと、配列番号130、配列番号134、配列番号138、配列番号142、配列番号146または配列番号150に示される配列を有するVLドメインとを含む、ヒト化抗体などの抗原結合タンパク質またはその抗原結合断片が提供される。VHおよびVL配列のこのリストは、任意の個々のVH配列および任意の個々のVL配列の全ての可能な組み合わせを具体的に開示することを意図するものである。
【0028】
本発明の重鎖可変領域は、配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号2、配列番号72、配列番号98または配列番号99に示されるCDRH2と、配列番号3、配列番号4、配列番号73、配列番号74、配列番号95または配列番号100に示されるCDRH3とを含み得る。例えば、本発明の重鎖可変領域は、配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号2に示されるCDRH2と、配列番号3に示されるCDRH3とを含み得る。あるいは、それは、配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号2に示されるCDRH2と、配列番号4に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号2に示されるCDRH2と、配列番号73に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号2に示されるCDRH2と、配列番号74に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号72に示されるCDRH2と、配列番号3に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号72に示されるCDRH2と、配列番号4に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号72に示されるCDRH2と、配列番号73に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号72に示されるCDRH2と、配列番号74に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号2に示されるCDRH2と、配列番号95に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号72に示されるCDRH2と、配列番号95に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号98に示されるCDRH2と、配列番号3に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号98に示されるCDRH2と、配列番号4に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号98に示されるCDRH2と、配列番号73に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号98に示されるCDRH2と、配列番号74に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号98に示されるCDRH2と、配列番号95に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号98に示されるCDRH2と、配列番号100に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号99に示されるCDRH2と、配列番号3に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号99に示されるCDRH2と、配列番号4に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号99に示されるCDRH2と、配列番号73に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号99に示されるCDRH2と、配列番号74に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号99に示されるCDRH2と、配列番号95に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号99に示されるCDRH2と、配列番号100に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号2に示されるCDRH2と、配列番号100に示されるCDRH3とを含み得る、またはそれは配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号72に示されるCDRH2と、配列番号100に示されるCDRH3とを含み得る。
【0029】
本発明の軽鎖可変領域は、配列番号5、配列番号75または配列番号101に示されるCDRL1と、配列番号152または配列番号153に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る。例えば、本発明の軽鎖可変領域は、配列番号5に示されるCDRL1と、配列番号152に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る、またはそれは配列番号5に示されるCDRL1と、配列番号153に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る、またはそれは配列番号75に示されるCDRL1と、配列番号152に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る、またはそれは配列番号75に示されるCDRL1と、配列番号153に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る、またはそれは配列番号101に示されるCDRL1と、配列番号152に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る、またはそれは配列番号101に示されるCDRL1と、配列番号153に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る、またはそれは配列番号5に示されるCDRL1と、配列番号154に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る、またはそれは配列番号5に示されるCDRL1と、配列番号155に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る、またはそれは配列番号75に示されるCDRL1と、配列番号154に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る、またはそれは配列番号75に示されるCDRL1と、配列番号155に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る、またはそれは配列番号101に示されるCDRL1と、配列番号154に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る、またはそれは配列番号101に示されるCDRL1と、配列番号155に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含み得る。
【0030】
任意のこれらの重鎖可変領域は、任意の軽鎖可変領域と組み合わせてもよく、例えば、本発明の抗原結合タンパク質は、配列番号5、配列番号75または配列番号101に示されるCDRL1と、配列番号152、配列番号153、配列番号154または配列番号155に示されるCDRL2と、配列番号7に示されるCDRL3とを含む軽鎖可変領域と組み合わせて、配列番号1に示されるCDRH1と、配列番号2、配列番号72、配列番号98または配列番号99に示されるCDRH2と、配列番号4、配列番号73または配列番号74に示されるCDRH3とを含む重鎖可変領域を含み得る。本発明の任意の重鎖可変領域は、本発明の軽鎖可変領域と対形成して、従来のIgG抗体形態または断片、例えば一本鎖Fvを含む、任意の形態のヒトIL−23結合ユニット(Fv)を形成し得る。
【0031】
本発明の任意の重鎖可変領域は、配列番号92に示されるものなどの適当なヒト定常領域と組み合わせて、全長重鎖を提供することができる。本発明の任意の軽鎖可変領域は、配列番号91に示されるものなどの適当なヒト定常領域と組み合わせて、全長軽鎖を提供することができる。
本発明の重鎖可変領域構築物は、軽鎖と対形成して、従来のIgG抗体形態を含む、任意の形態のヒトIL−23結合ユニット(Fv)を形成し得る。本発明のVH構築物を含む全長(FL)重鎖配列の例としては、配列番号26、60、62、64、66および124が挙げられる。
【0032】
本発明の重鎖可変領域配列と共にFvを形成する軽鎖可変領域配列は、FvがヒトIL−23に結合するのを可能にする任意の配列であってよい。本発明のVH構築物を含む全長(FL)軽鎖配列の例としては、配列番号128、132、136、140、144および148が挙げられる。
【0033】
特定の実施形態では、本発明の抗原結合タンパク質は、以下の可変領域対を含む:
A24AM18(配列番号126+配列番号130)
A24AM20(配列番号126+配列番号134)
A24AM21(配列番号126+配列番号138)
A24AM22(配列番号126+配列番号142)
A24AM23(配列番号126+配列番号146)
A24AM24(配列番号126+配列番号150)
A5M18(配列番号48+配列番号130)
A5M20(配列番号48+配列番号134)
A5M21(配列番号48+配列番号138)
A5M22(配列番号48+配列番号142)
A5M23(配列番号48+配列番号146)
A5M24(配列番号48+配列番号150)
A6M18(配列番号50+配列番号130)
A6M20(配列番号50+配列番号134)
A6M21(配列番号50+配列番号138)
A6M22(配列番号50+配列番号142)
A6M23(配列番号50+配列番号146)
A6M24(配列番号50+配列番号150)
A24AM4(配列番号126+配列番号58)。
【0034】
一実施形態では、本発明の抗原結合タンパク質は、A24AM18(配列番号126+配列番号130)、A5M20(配列番号48+配列番号134)、A5M21(配列番号48+配列番号138)およびA6M20(配列番号50+配列番号134)から選択される可変領域対を含む。
【0035】
別の実施形態では、本発明の抗原結合タンパク質、例えば抗体は、以下の全長配列を含む:
A24AM18(配列番号124+配列番号128)
A24AM20(配列番号124+配列番号132)
A24AM21(配列番号124+配列番号136)
A24AM22(配列番号124+配列番号140)
A24AM23(配列番号124+配列番号144)
A24AM24(配列番号124+配列番号148)
A5M18(配列番号60+配列番号128)
A5M20(配列番号60+配列番号132)
A5M21(配列番号60+配列番号136)
A5M22(配列番号60+配列番号140)
A5M23(配列番号60+配列番号144)
A5M24(配列番号60+配列番号148)
A6M18(配列番号62+配列番号128)
A6M20(配列番号62+配列番号132)
A6M21(配列番号62+配列番号136)
A6M22(配列番号62+配列番号140)
A6M23(配列番号62+配列番号144)
A6M24(配列番号62+配列番号148)
A24AM4(配列番号124+配列番号70)。
【0036】
一実施形態では、本発明の抗体は、A24AM18(配列番号124+配列番号128)、A5M20(配列番号60+配列番号132)、A5M21(配列番号60+配列番号136)およびA6M20(配列番号62+配列番号132)から選択される全長配列を含む。
【0037】
一実施形態では、本発明の抗原結合タンパク質は、IL−23に結合することができ、1つまたは複数のTH17型サイトカイン、例えばIL−17、IL−22またはIL−21に結合することもできる、1つまたは複数の本発明のCDRを含む多特異性抗体であってもよい。このような一実施形態では、本発明のCDR、または本明細書で定義する抗原結合タンパク質を含み、IL−17、IL−22またはIL−21に結合することができるさらなる抗原結合性部位を含む多特異性抗体が提供される。
【0038】
本発明の抗原結合タンパク質の一例は、1つまたは複数のTH17型サイトカイン、例えばIL−17、IL−22またはIL−21に対する特異性を有する1つまたは複数のエピトープ結合ドメインに結合した、少なくとも1つの本明細書で定義するCDRH3および本明細書で定義するCDRL2を含む、IL−23に特異的な抗体である。このような一例は、1つまたは複数のTH17型サイトカイン、例えばIL−17、IL−22またはIL−21に対する特異性を有する1つまたは複数のエピトープ結合性ドメインに結合した、配列番号16、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号106、配列番号107、配列番号108、配列番号109、配列番号110、配列番号111、配列番号112、配列番号113、配列番号114、配列番号115および配列番号126から選択されるVHドメインと、配列番号130、配列番号134、配列番号138、配列番号142、配列番号146および配列番号150から選択されるVLドメインとを含む、IL−23に特異的な抗体である。
【0039】
本明細書で使われる場合、用語「ドメイン」は、他のタンパク質とは独立した三次構造を有する折り畳み蛋白質構造を指す。通常、ドメインはタンパク質の個別の機能特性の原因であり、多くの場合、残りのタンパク質および/またはドメインの機能を失うことなく、付加、除去または他のタンパク質に移動可能である。「単一抗体可変領域」は、抗体可変ドメインの配列特性を含む、折り畳みポリペプチド領域である。従って、これは完全抗体可変ドメイン、および、例えば、1つまたは複数のループが抗体可変ドメインの特性を持たない配列、または切断されたまたはNやC末端延長部を含む抗体可変ドメイン、並びに少なくとも全長領域の結合活性と特異性を保持している可変ドメインの折り畳み断片、により置換された場合、等の修飾可変ドメインを含む。
【0040】
本明細書で使われる場合、用語「免疫グロブリン単一可変ドメイン」は、別の可変領域またはドメインに独立に抗原またはエピトープに特異的に結合する抗体可変ドメイン(V、VHH、V)を指す。免疫グロブリン単一可変ドメインは、他の、別の可変領域または可変ドメインと共にある種のフォーマット(例えば、ホモまたはヘテロ多量体)で存在できる。この場合、他の領域またはドメインは、単一免疫グロブリン可変ドメインによって抗原結合が要求されていない(すなわち、免疫グロブリン単一可変ドメインは新たな可変ドメインとは独立に抗原に結合する)。本明細書で使われる場合、「ドメイン抗体」または「dAb」は、抗原に結合が可能な「免疫グロブリン単一可変ドメイン」と同じである。免疫グロブリン単一可変ドメインは、ヒト抗体可変ドメインであってもよいが、他の種、例えばげっ歯類(例はWO00/29004で開示)、テンジクザメおよびラクダVHHdAb、等由来の単一抗体可変ドメインを含んでもよい。ラクダVHHはラクダ、ラマ、アルパカ、ヒトコブラクダ、およびグアナコ等の種由来の免疫グロブリン単一可変ドメインポリペプチドであり、これは元々軽鎖の欠けた重鎖抗体を産生する。このVHH領域は、当業者に利用可能な標準的な方法によりヒト化されてもよく、この領域も本発明による「ドメイン抗体」と考えられる。本明細書で使われる「V」はラクダVHHドメインを含む。
【0041】
用語「エピトープ結合ドメイン」は、別の可変領域またはドメインとは独立に、抗原またはエピトープに特異的に結合するドメインを指す。これは、ドメイン抗体であってもよく、またはCTLA−4、リポカリン、SpA、アフィボディ、アビマー、GroEl、トランスフェリン、GroESおよびフィブロネクチン/アドネクチンからなる群から選択された足場の誘導体であるドメインあってもよい。このドメインは、天然のリガンド以外のリガンドに結合させるためにタンパク質工学による操作が行われた。
【0042】
本明細書で使われる場合、用語「抗原結合性部位」は、抗原に特異的に結合可能な抗原結合タンパク質上の部位を指し、単一ドメイン、例えばエピトープ結合ドメインまたは一本鎖Fv(ScFv)ドメインであってもよく、標準的抗体上に認められるペアードV/Vドメインであってもよい。
【0043】
本発明のさらなる態様は、薬学的に許容される賦形剤または担体と共に本発明の抗原結合タンパク質を含む医薬組成物を提供する。
【0044】
さらなる態様では、本発明は、有効量の本発明の抗原結合タンパク質を、それを必要とするヒトに投与する工程を含む、ヒトの乾癬、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、慢性関節リウマチ、若年性慢性関節リウマチ(juvenile rheumatoid arthritis)、全身性エリテマトーデス、神経変性疾患、例えば多発性硬化症、好中球駆動性疾患、例えばCOPD、ウェゲナー血管炎、嚢胞性線維症、シェーグレン症候群、慢性移植拒絶反応、1型糖尿病移植片対宿主病、喘息、アレルギー性疾患、アトピー性皮膚炎、湿疹性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、甲状腺炎、脊椎関節症、強直性脊椎炎、ブドウ膜炎、多発性軟骨炎(polychondritis)または強皮症を含む他の自己免疫疾患などの免疫系媒介炎症に関連する疾患または障害の治療または予防の方法を提供する。一実施形態では、障害は慢性関節リウマチである。
【0045】
別の態様では、本発明は、乾癬、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、慢性関節リウマチ、若年性慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、神経変性疾患、例えば多発性硬化症、好中球駆動性疾患、例えばCOPD、ウェゲナー血管炎、嚢胞性線維症、シェーグレン症候群、慢性移植拒絶反応、1型糖尿病移植片対宿主病、喘息、アレルギー性疾患、アトピー性皮膚炎、湿疹性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、甲状腺炎、脊椎関節症、強直性脊椎炎、ブドウ膜炎、多発性軟骨炎(polychondritis)または強皮症を含む他の自己免疫疾患などの免疫系媒介炎症の治療または予防のための薬剤の調製における本発明の抗原結合タンパク質の使用を提供する。一実施形態では、障害は、慢性関節リウマチである。
【0046】
本発明の他の態様および利点を、詳細な説明およびその好ましい実施形態でさらに説明する。
【0047】
一実施形態では、本発明は、配列番号152、配列番号153、配列番号154および配列番号155から選択されるCDRL2と、配列番号3、配列番号4、配列番号73、配列番号74、配列番号95または配列番号100から選択されるCDRH3とを含む抗体と競合する抗原結合タンパク質を提供し、例えば、本発明の抗原結合タンパク質は、例えば、IL−23とIL−23Rの結合の阻害(ELISA)(例えば、実施例5に示されるように)、または脾細胞によるIL−17もしくはIL−22産生の阻害(例えば、実施例6に示されるバイオアッセイ)により測定した場合に、hIL−23との結合およびその中和に関して、
CDRH1:配列番号1
CDRH2:配列番号98
CDRH3:配列番号73
CDRL1:配列番号75
CDRL2:配列番号154および
CDRL3:配列番号7
を含む抗体と競合する。一実施形態では、競合する抗体は、A24AM18(配列番号124+配列番号128)と競合するものである。
【0048】
別の実施形態では、本発明の抗原結合タンパク質は、配列番号152、配列番号153、配列番号154および配列番号155から選択されるCDRL2と、配列番号3、配列番号4、配列番号73、配列番号74、配列番号95または配列番号100から選択されるCDRH3とを含む抗体、例えば、
CDRH1:配列番号1
CDRH2:配列番号98
CDRH3:配列番号73
CDRL1:配列番号75
CDRL2:配列番号154および
CDRL3:配列番号7
を含む抗体と同じエピトープに結合するものである。
【0049】
一実施形態では、競合する抗原結合タンパク質は、A24AM18(配列番号124+配列番号128)と同じエピトープに結合するものである。エピトープは、当業者に既知の方法、例えば、各ペプチドが14個のアミノ酸残基を含み、各ペプチドの配列がペプチドを重複している、ヒトp19の配列(配列番号37)に対応するペプチドライブラリーを用いたペプチドマッピングにより決定することができる。立体構造および/または不連続エピトープは、既知の方法、例えばCLIPS(商標)(Pepscan Systems)により確認することができる。
【0050】
本発明の抗原結合タンパク質は、自然抗体またはその機能的断片もしくは同等物の構造に形成することができる、本発明の重鎖可変領域および軽鎖可変領域を含み得る。そのため、本発明の抗原結合タンパク質は、適当な軽鎖と対形成したとき、全長抗体、(Fab)断片、Fab断片またはその同等物(scFV、バイ−、トリ−またはテトラ−ボディ、Tandabs等)に形成される本発明のVH領域を含んでもよい。抗体は、IgG1、IgG2、IgG3もしくはIgG4;またはIgM;IgA、IgEもしくはIgDまたはこれらの改変型変異体であってもよい。それに応じて、抗体重鎖の定常ドメインを選択することができる。軽鎖定常ドメインは、κまたはλ定常ドメインとすることができる。さらに、抗原結合タンパク質は、全てのクラスの改変体、例えば、IgG二量体、もはやFc受容体に結合しない、またはC1q結合を媒介しないFc突然変異体を含んでもよい。抗原結合タンパク質はまた、抗原結合領域および非免疫グロブリン領域を含む、WO86/01533に記載のタイプのキメラ抗体であってもよい。
【0051】
定常領域は、要求される任意の機能性に応じて選択される。IgG1は、補体との結合を介して細胞溶解能力を示すことができ、および/またはADCC(抗体依存性細胞傷害性)を媒介する。非細胞傷害性ブロッキング抗体が必要であれば、IgG4が好ましいだろう。しかしながら、IgG4抗体は、産生に不安定性を示し得るので、一般により安定なIgG1を改変するのがより好ましいだろう。提案される改変は、EP0307434に記載されており、例えば位置235および237での突然変異が挙げられる。そのため、本発明は、本発明の抗原結合タンパク質、例えば抗体の細胞溶解性または非細胞溶解性形態を提供する。
【0052】
特定の形態では、本発明の抗体は、本明細書に記載する任意の重鎖可変領域を有する全長(例えば、H2L2四量体)細胞溶解性または非細胞溶解性IgG1抗体である。
【0053】
別の態様では、本発明の抗原結合タンパク質は、一本鎖Fv(ScFv)である。一実施形態では、ScFvは、任意の本発明によるVLと結合した任意の本発明によるVHを含む。VHとVLを結合するために、任意の適当なリンカー、例えば、5〜50個のアミノ酸、例えば5〜30個のアミノ酸、例えば10〜30個のアミノ酸または10〜20個のアミノ酸または15〜20個のアミノ酸または15〜18個のアミノ酸を含むペプチドリンカーを使用することができる。一実施形態では、リンカーは、‘GSTSGSGKPGSGEGSTKG’であってもよく、またはリンカーは‘GGGGSGGGGS’であってもよく、またはリンカーは‘GGGGSGGGGSGGGGS’、または‘GGGGS’のさらなる倍数、例えば、(G4S)であってもよい。本発明のScFvで使用するリンは、単独で、または他のリンカーに加えて、1つもしくは複数のセットのGS残基、例えば、‘GSGGGGS’もしくは‘GGGGSGS’もしくは‘GSGGGGGSGS’、またはこのようなリンカーの倍数を含んでもよい。
【0054】
一実施形態では、本発明は、配列番号156に示される一本鎖Fvを提供する。
【0055】
さらなる態様では、本発明は、本明細書に記載する軽鎖および重鎖可変領域をコードするポリヌクレオチドを提供する。
【0056】
ヘテロ二量体サイトカインIL−23の受容体は、IL−12Rβ1および新規サイトカイン受容体サブユニットのIL−23Rから構成される。Parham,C.等、J.Immunol.168(11)、5699〜5708(2002)(配列番号47)。
【0057】
本発明の抗原結合タンパク質に関連して本明細書で使われる用語「中和する」およびその文法的変形体は、本発明の抗原結合タンパク質の存在下、このような抗原結合タンパク質の無い場合のIL−23の活性に比較して、全体的または部分的にIL−23の生物活性が低下することを意味する。これに限定されないが、中和が、1つまたは複数のリガンド結合のブロッキング、受容体を活性化するリガンドの阻害、IL−23受容体の発現低下、またはエフェクター機能への作用、によるものであってもよい。中和のレベルはいくつかの方法、例えば、以下の実施例に提示されるアッセイ、例えば、IL−23のIL−23受容体への結合の阻害を測定するアッセイの使用により測定可能である。この測定法は、実施例5に記載のように実施される。このアッセイでのIL−23の中和は、中和する抗原結合タンパク質の存在下でIL−23とその受容体との間の結合の減少を評価することにより測定される。
【0058】
中和のレベルはまた、例えば、IL−17産生アッセイにより測定可能である。この測定法は、実施例6に記載のように実施される。このアッセイでは、IL−23の中和は、中和する抗原結合タンパク質の存在下でIL−17産生の阻害を評価することにより測定される。
【0059】
中和を評価する他の方法で、例えば中和する抗原結合タンパク質の存在下、IL−23とその受容体間の結合低下を評価することにより測定する方法は、当業者には既知であり、例えばBiacoreアッセイがある。
【0060】
本発明の別の態様では、少なくとも実質的に本明細書で例示されている抗体と等価な中和活性を有する抗原結合タンパク質、例えば、実施例5、6および10にそれぞれ記載するように実施することができるIL−23/IL−23受容体中和アッセイまたはIL−17/IL−22産生アッセイ、またはpSTAT3シグナル伝達の阻害アッセイにおいて、A24AM4、A24AM18,A5M0、A5M21、A5M20またはA6M0の中和活性を保持する抗原結合タンパク質が提供される。
【0061】
用語Fv、Fc、Fd、FabまたはF(ab)は、標準的な意味で用いられる(例えば、Harlow等、Antibodies A Laboratory Manual、Cold Spring Harbor Laboratory、(1988)を参照されたい)。
【0062】
「キメラ抗体」とは、アクセプター抗体由来の軽鎖および重鎖定常領域と結合したドナー抗体由来の天然の可変領域(軽鎖および重鎖)を含む、ある種の操作された抗体を指す。
【0063】
「ヒト化抗体」とは、非ヒトドナー免疫グロブリンに由来するCDRを有し、分子の残りの免疫グロブリン由来部分は、1種(または複数種)のヒト免疫グロブリンに由来する、ある種の操作された抗体を指す。さらに、フレームワークサポート残基を改変して結合親和性を保存することができる(例えば、Queen等、Proc.Natl Acad Sci USA、86:10029〜10032(1989)、Hodgson等、Bio/Technology、9:421(1991)を参照されたい)。適当なヒトアクセプター抗体は、従来のデータベース、例えば、KABAT(登録商標)データベース、Los AlamosデータベースおよびSwiss Proteinデータベースから、ドナー抗体のヌクレオチドおよびアミノ酸配列との相同性によって選択されたものでもよい。ドナー抗体のフレームワーク領域(アミノ酸基準での)との相同性を特徴とするヒト抗体は、ドナーCDRの挿入のための重鎖定常領域および/または重鎖可変フレームワーク領域を提供するのに適していよう。軽鎖定常または可変フレームワーク領域を提供することができる適当なアクセプター抗体も同様に選択することができる。アクセプター抗体の重鎖および軽鎖は、同じアクセプター抗体を起源とする必要がないことに留意すべきである。従来技術には、このようなヒト化抗体を作製するいくつかの方法が記載されている。例えば、EP−A−0239400およびEP−A−054951を参照されたい。
【0064】
用語「ドナー抗体」とは、改変された免疫グロブリンコード領域を提供して、ドナー抗体に特徴的な抗原特異性および中和活性を有する改変された抗体の発現が生じるように、第1の免疫グロブリンパートナーに、その可変領域、CDR、またはその他の機能的断片もしくは類似体のアミノ酸配列を提供する抗体(モノクローナルおよび/または組換え)を指す。
【0065】
用語「アクセプター抗体」とは、第1の免疫グロブリンパートナーに、その重鎖および/または軽鎖フレームワーク領域、ならびに/あるいはその重鎖および/または軽鎖定常領域をコードするアミノ酸配列の全て(または任意の部分であるが、いくつかの実施形態では全て)を提供する、ドナー抗体と異種性の抗体(モノクローナルおよび/または組換え)を指す。特定の実施形態では、ヒト抗体はアクセプター抗体である。
【0066】
「CDR」は、免疫グロブリン重鎖および軽鎖の超可変領域である抗体の相補性決定領域アミノ酸配列と定義される。例えば、Kabat等、Sequences of Proteins of Immunological Interest、第4版、U.S.Department of Health and Human Services、National Institutes of Health(1987)を参照されたい。免疫グロブリンの可変部分には、3つの重鎖CDRおよび3つの軽鎖CDR(すなわちCDR領域)が存在する。従って、本明細書で使われる「CDR」とは、3つの重鎖CDRの全て、または3つの軽鎖CDRの全て(あるいは、必要に応じて、全ての重鎖CDRおよび全ての軽鎖CDRの両方)を指す。抗体の構造およびタンパク質折り畳みは、他の残基が抗原結合領域の一部とみなされることを意味し、これは当業者によってそのように理解されるだろう。例えば、Chothia等、(1989)Conformations of immunoglobulin hypervariable regions;Nature 342、p877〜883を参照されたい。
【0067】
本発明の抗原結合タンパク質、例えば抗体は、本発明の抗原結合タンパク質のためのコード配列を含む発現ベクターを持った宿主細胞の核酸の導入(transfected)により産生可能である。発現ベクターまたは組換えプラスミドは、宿主細胞に対する複製および発現、および/または分泌を制御できる通常の制御配列の操作環境にこれらのコード配列を置くことにより産生可能である。調節配列には、プロモータ配列、例えば、CMVプロモータ、および他の既知抗体から得られたシグナル配列が含まれる。同様にして、相補的抗原結合タンパク質の軽鎖または重鎖をコードしたDNA塩基配列を有する第2の発現ベクターを産生できる。特定の実施形態では、この第2の発現ベクターは、コード配列と選択可能なマーカーに関することを除いて第1の発現ベクターに同じにして、各ポリペプチド鎖が機能的に発現していることを可能な限り確実にする。あるいは、抗原結合タンパク質のための重鎖と軽鎖コード配列を単一のベクター上に置いてもよい。
【0068】
選択された宿主細胞は、第1と第2のベクターの両方を使って通常の技術により同時に核酸を導入し(または、単純に単一のベクターで核酸を導入し)、組換えまたは合成軽鎖と重鎖の両方を含む本発明の核酸を導入した宿主細胞が作られる。この核酸を導入した細胞は、次に通常の技術により培養され本発明の操作された抗原結合タンパク質が産生される。組換え重鎖および/または軽鎖の会合を含む抗原結合タンパク質は適当なアッセイ、例えば、ELISAやRIA、により培養物からスクリーニングされる。同様の通常の技術を採用して、他の抗原結合タンパク質を構築することが可能である。
【0069】
本方法で採用されたクローニングおよびサブクローニング工程のための適切なベクター、および、本発明の組成物の作成は当業者により選択されうる。例えば、通常のクローニングベクターのpUCシリーズを使用可能である。1つのベクター、pUC19、は市販品で、Amersham(バッキンガムシャー州,英国)またはPharmacia(ウプサラ、スウェーデン)、等のサプライハウスから入手可能である。さらに、容易に複製可能で、多くのクローニングサイトと選択可能な遺伝子(例えば、抗生物質耐性)を有し、容易に操作できる、いずれのベクターもクローニングの目的に使用可能である。従って、クローニングベクターの選択は本発明における制約因子ではない。
【0070】
また、発現ベクターを、異種のDNA塩基配列の発現、例えば哺乳動物のジヒドロ葉酸還元酵素遺伝子(DHFR)、を増幅するための適切な遺伝子により特徴づけることができる。他の好ましいベクター配列には、ポリAシグナル配列、例えば、ウシ成長ホルモン(BGH)由来の配列、およびβ‐グロビンプロモータ配列(betaglopro)が含まれる。本明細書で使える発現ベクターは、当業者にはよく知られた技術により合成してもよい。
【0071】
このようなベクターの構成要素、例えば、レプリコン、選択遺伝子、エンハンサー、プロモータ、シグナル配列、等、は市販または天然の入手源から入手してもよく、また、選択宿主中の組換えDNAの生成物の発現および/または分泌の誘導に使用される既知手順により合成してもよい。哺乳動物、細菌、昆虫、酵母、および真菌の発現に関する技術分野で既知の多くのタイプがある他の適切な発現ベクターもこの目的に選択してもよい。
【0072】
また、本発明は、本発明の抗原結合タンパク質のコード配列を含む組換えプラスミドを、核酸を導入した細胞株を包含する。これらクローニングベクターのクローニングと他の操作に有用な宿主細胞もまた従来からあるものである。しかし、種々の大腸菌株由来の細胞は、本発明の抗原結合タンパク質作成におけるクローニングベクターの複製や他の工程に使うことができる。
【0073】
本発明の抗原結合タンパク質の発現のための適切な宿主細胞または細胞株には、哺乳動物細胞、例えば、NS0、Sp2/0、CHO(例えば、DG44)、COS、HEK、繊維芽細胞(例えば、3T3)、および骨髄細胞、例えば、これはCHOまたは骨髄細胞中で発現してもよい、が含まれる。ヒト細胞を使って、分子をヒトグリコシレーションパターンで修飾させてもよい。あるいは、他の真核細胞株を採用してもよい。適切な哺乳動物宿主細胞の選択および形質転換、培養、増幅、スクリーニングと生成物産生および精製の方法は、当業者には既知である。例えば、前述のSambrook等を参照されたい。
【0074】
細菌細胞は、組換えFabの発現のため、または本発明の他の実施形態のために適切な宿主細胞として有用であり得る(例えば、Pluckthun,A.、Immunol.Rev.、130:151〜188(1992)参照)。しかし、細菌細胞で発現したタンパク質は、折り畳まれていないまたは不適切に折り畳まれた形式または非グリコシル化形式になる傾向があるため、細菌細胞中で産生されたいずれの組換えFabも抗原結合能力の保持の観点でスクリーニングしなければならなくなる。細菌細胞で発現された分子が正しく折り畳まれた形式で産生された場合は、その細菌細胞は望ましい宿主となるだろう。あるいは、別の実施形態で、分子が細菌宿主中で発現され、引き続き再折り畳みされることが可能である。例えば、発現に使われる種々の大腸菌株は、バイオテクノロジーの分野で宿主細胞としてよく知られている。種々の枯草菌、ストレプトマイセス,他の桿菌等の株もまたこの方法に採用できる。
【0075】
所望の場合は、当業者に既知の酵母細胞株もまた、昆虫細胞、例えば、ショウジョウバエと鱗翅類、およびウイルス発現システムと同様に、宿主細胞として入手可能である。例えば、Miller等、Genetic Engineering、8:277〜298、Plenum Press(1986)、および本明細書に引用の文献を参照のこと。
【0076】
ベクターが作成される一般的な方法、本発明の宿主細胞を産生するために必要な核酸を導入する方法、およびこのような宿主細胞から本発明の抗原結合タンパク質を産生するために必要な培養方法、は全て従来からの技術であってもよい。典型的には,本発明の培養方法は無血清培養方法で、通常細胞を無血清懸濁液中で培養する。同様に、本発明の抗原結合タンパク質を、一度産生した後、細胞培養内容物から当分野の標準的手法、例えば、硫安塩析法、アフィニティーカラム、カラムクロマトグラフイー、ゲル電気泳動法、等、により精製してもよい。このような技術は、当該分野の技術の範囲内にあり本発明を制限するものではない。例えば、改変抗体の調製に関しては、WO99/58679およびWO96/16990に記載されている。
【0077】
抗原結合タンパク質のさらに別の発現法では、トランスジェニック動物中での発現を使用してもよい。この例は、米国特許第4,873,316号に記載されている。これは、動物カゼインプロモータを使った発現システムであり、このプロモータは、遺伝子導入で哺乳動物に取り込んだ場合、雌のミルク中に所望の組換えタンパク質を産生させる。
【0078】
本発明のさらなる態様では、本発明の抗体を産生する方法を提供し、この方法は本発明の抗体の軽鎖および/または重鎖をコードしたベクターで形質転換または核酸を導入した宿主細胞を培養し、これにより産生された抗体を回収する工程を含む。
【0079】
本発明に従って、ヒト−IL−23に結合し、その活性を中和する、本発明の抗IL−23抗体を産生する方法が提供され、この方法は、
(a)抗体の重鎖をコードした第1のベクターを提供する工程と;
(b)抗体の軽鎖をコードした第2のベクターを提供する工程と;
(c)哺乳動物宿主細胞(例えば、CHO)を前記第1と第2のベクターで形質転換する工程と;
(d)抗体を前記宿主細胞から前記培地へ分泌を促す条件下で、工程(c)の宿主細胞を培養する工程と;
(e)分泌された工程(d)の抗体を回収する工程と、
を含む。
【0080】
所望の方法で発現された後、抗体のインビトロ活性を適切なアッセイにより調査する。現在よく使われるELISAアッセイ方式を採用し、IL−23に対する抗体の定性および定量評価を行う。さらに、他のインビトロアッセイを使って、通常のクリアランス機序にも関わらず体の中に残留している抗体を評価するため実施されるヒトの臨床試験の前に中和性能を確認する。
【0081】
治療の用量と持続時間は、ヒトの循環系における本発明の分子の相対的持続時間に関係し、治療条件と患者の全体的健康状態に依存して当業者により調節可能である。最大の治療効果を得るためには、長期間にわたる(例えば、4〜6ヶ月間)反復投薬(例えば、週一回または2週間に一回)が、必要となる可能性があることが想定される。
【0082】
本発明の治療薬の投与方法は、宿主に薬剤を送達する任意の適切なルートであってよい。本発明の抗原結合タンパク質、および医薬品組成物は、非経口投与、すなわち、皮下(s.c.)、髄腔内、腹腔内、筋肉内(i.m.)、静脈内(i.v.)、または鼻腔内の投与に特に有用である。
【0083】
本発明の治療薬は、有効量の本発明の抗原結合タンパク質を薬学的に許容可能なキャリア中の有効成分として含む医薬品組成物として調製されてもよい。本発明の予防薬としては、好ましくは生理的pHに緩衝され注射の準備ができた形の、抗原結合タンパク質を含む水性懸濁液または水溶液が好ましい。非経口投与用組成物は、通常、本発明の抗原結合タンパク質の溶液、または薬学的に許容可能なキャリア、好ましくは水性キャリア、に溶解したそのカクテルを含む。種々の水性キャリアは、例えば、0.9%食塩水、0.3%グリシン、等を用いてもよい。これらの溶液は、無菌状態で、通常、粒子状物質の無い状態にされる。これらの溶液は、通常のよく知られた滅菌技術(例えば、濾過)により無菌にされる。組成物は、適切な生理学的条件に必要とされる、例えば、pH調節剤および緩衝剤等のような薬学的に許容可能な補助物質を含んでもよい。このような製剤処方での本発明の抗原結合タンパク質の濃度は、広く変動可能で、すなわち、重量%で約0.5%未満から、通常、約1%または少なくとも約1%、そして15〜20%までになり、また、選択された具体的な投与方法に従って流体容量、粘性、等に基づき一次的に選択される。
【0084】
従って、本発明の筋肉内注射用医薬品組成物は、1mLの無菌緩衝水、および約1ng〜約100mg、例えば、約50ng〜約30mg、または、より好ましくは、約5mg〜約25mg、の本発明の抗原結合タンパク質、例えば抗体を含むように調製され得る。同様に、本発明の点滴静注用医薬品組成物は、約250mlの無菌リンゲル液、および約1〜約30mg、好ましくは5mg〜約25mgの1ml当たりのリンゲル液中の本発明の抗原結合タンパク質を含むように調製され得る。非経口投与組成物を調製する実際の方法は既知で、当業者には明らかであり、さらに詳細は、例えば、Remington’s Pharmaceutical Science、第15版、Mack Publishing Company、イーストン、ペンシルベニア州、に記載されている。本発明の静脈内投与可能な抗原結合タンパク質製剤の調製については、Lasmar UおよびParkins D「The formulation of Biopharmaceutical products」、Pharma.Sci.Tech.today、129〜137ページ、第3巻(2000年4月3日)、Wang,W「Instability,stabilisation and formulation of liquid protein pharmaceuticals」、Int.J.Pharm 185(1999)129〜188、Stability of Protein Pharmaceuticals Part A and B ed Ahern T.J.、Manning M.C.、New York、NY:Plenum Press(1992)、Akers,M.J.「Excipient−Drug interactions in Parenteral Formulations」、J.Pharm Sci 91(2002)2283〜2300、Imamura,K等「Effects of types of sugar on stabilization of Protein in the dried state」、J Pharm Sci 92(2003)266〜274、Izutsu,Kkojima,S.「Excipient crystalinity and its protein−structure−stabilizing effect during freeze−drying」、J Pharm.Pharmacol、54(2002)1033〜1039、Johnson,R、「Mannitol−sucrose mixtures−versatile formulations for protein lyophilization」、J.Pharm.Sci、91(2002)914〜922、Ha,E Wang W,Wang Y.j.「Peroxide formation in polysorbate 80 and protein stability」、J.Pharm Sci、91、2252〜2264、(2002)、を参照のこと。この全内容は参照により本明細書に組み込まれ、具体的に参照される。
【0085】
医薬品として用いる場合、本発明の治療薬はユニット剤形として存在することが好ましい。適切な治療有効量は当業者には容易に決定可能である。適切な用量は患者の体重により計算され、例えば、0.1〜20mg/kg、例えば1〜20mg/kg、例えば10〜20mg/kgまたは例えば1〜15mg/kg、例えば10〜15mg/kgの範囲であってもよい。ヒトの慢性関節リウマチ、乾癬、IBD、多発性硬化症またはSLEなどの状態を有効に治療するために、適切な用量は0.1〜1000mg、例えば0.1〜500mg、例えば500mg、例えば0.1〜100mg、または0.1〜80mg、または0.1〜60mg、または0.1〜40mg、または例えば1〜100mg、または1〜50mg、の範囲内の本発明の抗原結合タンパク質であってもよく、これらは非経口、例えば、皮下、静脈内、または筋肉内投与できる。このような用量は、必要なら、医師により選択された適切な時間間隔で反復してもよい。
【0086】
本明細書記載の抗原結合タンパク質は、貯蔵のための冷凍乾燥が可能で、使用に先立ち適切なキャリア中で再構成できる。この技術は、通常の免疫グロブリンで有効であることが示され、既知技術の凍結乾燥と再構成技術を用いることができる。
【0087】
別の態様では、本発明は、乾癬、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、慢性関節リウマチ、若年性慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、神経変性疾患、例えば多発性硬化症、好中球駆動性疾患、例えばCOPD、ウェゲナー血管炎、嚢胞性線維症、シェーグレン症候群、慢性移植拒絶反応、1型糖尿病移植片対宿主病、喘息、アレルギー性疾患、アトピー性皮膚炎、湿疹性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、および甲状腺炎、脊椎関節症、強直性脊椎炎、ブドウ膜炎、多発性軟骨炎(polychondritis)または強皮症を含む他の自己免疫疾患などの免疫系媒介性炎症の治療または予防のための、本発明の抗原結合タンパク質またはその機能的断片および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。一実施形態では、障害は慢性関節リウマチである。
【0088】
なおさらなる態様では、本発明は、乾癬、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、慢性関節リウマチ、若年性慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、神経変性疾患、例えば多発性硬化症、好中球駆動性疾患、例えばCOPD、ウェゲナー血管炎、嚢胞性線維症、シェーグレン症候群、慢性移植拒絶反応、1型糖尿病移植片対宿主病、喘息、アレルギー性疾患、例えばアトピー性皮膚炎、湿疹性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、および甲状腺炎、脊椎関節症、強直性脊椎炎、ブドウ膜炎、多発性軟骨炎(polychondritis)または強皮症を含む他の自己免疫疾患などの免疫系媒介性炎症のための、本発明の抗原結合タンパク質および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。一実施形態では、障害は慢性関節リウマチである。
【0089】
本明細書において記載された配列(配列番号8〜配列番号35、配列番号48〜配列番号71、配列番号81〜配列番号90、配列番号93、配列番号94、配列番号96、配列番号97、配列番号103〜配列番号151、および配列番号156)は、実質的に同一な配列、例えば少なくとも90%同一な配列、本明細書で記載された配列と例えば少なくとも91%、または少なくとも92%、または少なくとも93%、または少なくとも94%、または少なくとも95%、または少なくとも96%、または少なくとも97%、または少なくとも98%、または少なくとも99%同一な配列を含むことを理解されたい。
【0090】
核酸については、「実質的な同一性」という用語は、2つの核酸またはその示された配列を、最適にアラインまたは比較した場合に、適切なヌクレオチドの挿入または欠損を含めて、少なくとも約80%のヌクレオチドが、通常は少なくとも約90%から95%、およびより好ましくは少なくとも約98%から99.5%のヌクレオチドが同一であることを示す。また、実質的な同一性は、選択的なハイブリダイゼーションの条件下でセグメントが相補鎖にハイブリダイズする場合にも存在する。
【0091】
ヌクレオチド及びアミノ酸配列については、「同一」という用語は、適切な挿入または欠損を含めて最適にアライン及び比較した場合の2つの核酸またはアミノ酸配列の同一性の度合いを意味する。また、実質的な同一性は、選択的なハイブリダイゼーションの条件下でDNAセグメントが相補鎖にハイブリダイズする場合にも存在する。
【0092】
2つの配列間の同一性のパーセンテージは、その2つの配列を最適にアライメントするために導入することが必要とされるギャップの数及びそれぞれのギャップの長さを考慮した、その配列が共有している同一の位置の数の関数である(すなわち、%同一性=同一の位置の数/全位置の数x100)。2つの配列間の配列の比較及び同一性のパーセンテージの決定は、以下の限定しない実施例に記載した数学的アルゴリズムを用いて行うことができる。
【0093】
2つのヌクレオチド配列間の同一性のパーセンテージは、NWSgapdna.CMPマトリックス並びに40、50、60、70、または80のギャップウェートおよび1、2、3、4、5、または6の長さウェートを使用してGCGソフトウェア中のGAPプログラムを用いて決定することができる。2つのヌクレオチドまたはアミノ酸配列間の同一性のパーセンテージもまたALIGNprogram(version 2.0)に組み込まれたE.MeyersおよびW.Miller(Comput.Appl.Biosci.、4:11〜17(1988))のアルゴリズムを用い、PAM120ウェート残基表、12のギャップ長ペナルティ及び4のギャップペナルティを使用して決定することができる。加えて、2つのアミノ酸配列間の同一性のパーセンテージはGCGソフトウェア中のGAPプログラム中に組み込まれたNeedlemanおよびWunsch(J.Mol.Biol.48:444〜453(1970))のアルゴリズムを用い、Blossum62マトリックスまたはPAM250マトリックスのいずれかおよび16、14、12、10、8、6、または4のギャップウェートと1、2、3、4、5、または6の長さウェートを使用して決定することができる。
【0094】
例として、本発明のポリヌクレオチド配列は、配列番号17の参照配列と同一である、すなわち100%同一であってもよいし、または参照配列と比較して特定の整数個のヌクレオチド改変を含んでもよい。このような改変は、少なくとも1個のヌクレオチド欠損、トランジションおよびトランスバージョンを含む置換、または挿入からなる群から選択され、ここで、前記改変は、参照ヌクレオチド配列の5’もしくは3’末端位置、またはこれらの末端位置の間のどこで起こってもよく、参照配列のヌクレオチド間に個別に散在してもよいし、または参照配列内に1つもしくは複数の隣接した群で散在してもよい。ヌクレオチド改変の数は、配列番号17のヌクレオチド総数とそれぞれの同一性のパーセンテージの数字上のパーセンテージ(100で割るとを掛け、その後、前記配列番号17のヌクレオチド総数から得られた数値を引くことによって決定する。すなわち、
nn≦xn−(xn・y)
であり、
式中、nnはヌクレオチド改変の数であり、xnは配列番号17のヌクレオチド総数であり、yは、50%の場合には0.50、60%の場合には0.6、70%の場合には0.7、80%の場合には0.8、85%の場合には0.85、90%の場合には0.90、95%の場合には0.95、97%の場合には0.97、または100%の場合には1.00であり、xnとyの整数でない積は、xnから引く前に最も近い整数に切り捨てる。配列番号17のポリヌクレオチド配列の改変は、このコード配列においてナンセンス、ミスセンスまたはフレームシフト突然変異を生み出す可能性があり、これによってこのような改変後のポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチドが変化し得る。
【0095】
同様に別の実施例では、本発明のポリペプチド配列は、配列番号16によってコードされる参照配列と100%同一であってもよく、または同一性のパーセンテージが100%未満になるような特定の整数までのアミノ酸変異を、参照配列と比較して、含んでいてもよい。このような変異は、少なくとも1個のアミノ酸欠損、保存置換及び非保存置換を含む置換、または挿入からなる群より選択される。ここで前記変異は、参照配列若しくは参照配列中の1つ以上の隣接したグループのアミノ酸中に個別に散在して、参照ポリペプチド配列のアミノ−又はカルボキシ−末端又はそれら末端位置の間の任意の位置に生じてもよい。指定された同一性のパーセンテージにおけるアミノ酸変異の数は、配列番号16によってコードされるポリペプチド配列中のアミノ酸の総数とそれぞれの同一性のパーセンテージの数字上のパーセンテージ(100で割る)とを掛け、その後、前記配列番号16によってコードされるポリペプチド配列中のアミノ酸の総数から得られた数値を引くことによって決定する。すなわち、
na≦xa−(xa・y)
であり、
式中、naはアミノ酸変異の数、xaは配列番号16によってコードされるポリペプチド配列中のアミノ酸の総数、およびyは、例えば70%の場合には0.70、80%の場合には0.80、85%の場合には0.85などであり、ならびにここでxaとyの整数でない積は、xaから引く前に最も近い整数に切り捨てる。
【0096】
以下の実施例は本発明を説明するが、本発明を限定するものではない。
【実施例】
【0097】
実施例1
組換えマウス、キメラおよびヒト化抗IL−23抗体の構築
ヒトIL−23を用いたマウスの免疫化により、マウスmAbを産生させた。応答動物から脾臓を採取し、骨髄腫細胞に融合して、ハイブリドーマを作製した。ハイブリドーマ上清材料を結合についてスクリーニングした。目的のハイブリドーマを、標準的技術を用いてモノクローン化した。マウス抗体(8C9 2H6)をRT−PCRにより分析したところ、2つの重鎖および1つの軽鎖の存在を示した。両方の組み合わせ(HC1LC1およびHC2LC1)をキメラmAbの形態に構築した。このハイブリドーマから産生され、以下の実験で用いる8C92H6マウスmAbの主要活性結合ドメインは、配列番号8および配列番号10に示される可変領域を含むと考えられる。
【0098】
マウスハイブリドーマ細胞系からのRNAを用いたRT−PCRによりマウスVおよびV構築物を作製することにより、キメラ構築物を構築した。最初に、RT−PCR産物を配列決定のためのベクターにクローニングし、次いで、制限部位ならびにヒトシグナル配列(配列番号36)を含むオリゴヌクレオチドを用いて、可変領域をRldおよびRln哺乳動物発現ベクターにクローニングした。これらの発現ベクターは、ヒト定常領域を含んでいた。ヒト定常領域も含むpTTベクターを用いて、代替構築物を作製した。
【0099】
RldおよびRln哺乳動物発現ベクターへのクローニングのための制限部位ならびにヒトシグナル配列を含む、重複オリゴヌクレオチドの形成により、ヒト化VおよびV構築物を新規に作製した。Hind IIIおよびSpe I制限部位を導入して、ヒトγ1定常領域を含むRldへのクローニングのためのシグナル配列(配列番号36)を含むVドメインを組み立てた。Hind IIIおよびBsiWI制限部位を導入して、ヒトκ定常領域を含むRlnへのクローニングのためのシグナル配列(配列番号36)を含むVドメインを組み立てた。ヒト定常領域も含むpTTベクターを用いて、代替構築物を作製した。必要に応じて、部位特異的突然変異誘発(SDM)を用いて、異なるヒト化構築物を作製した。
【0100】
ヒト化:
マウス軽鎖可変ドメインは、位置46のロイシンが存在しないこと、および位置69の後から始まる8個のアミノ酸(RSPFGNQL)が挿入されているために、配列および構造の両方において極めて珍しい。文献およびcDNAデータベースの再調査により、関連するマウス軽鎖可変領域のただ1つのレポートを確認した。この軽鎖をヒト化すると、位置46のロイシンはマウス配列から欠損する。このモチーフをヒト化軽鎖に転移させた。
【0101】
ヒト化の過程で、いくつかの変更をマウス配列に起こした。これらの変更は以下を含んでいた。マウスCDRH3(配列番号3)のシステインをセリン、アラニンまたはバリンに置換し、ヒト化CDRH3代替物(配列番号4、73、74)とした。
【0102】
さらに、いくつかの代替CDR配列を配列番号72〜80、配列番号95および配列番号98〜102、および配列番号152〜154に示されるように構築した。同様の方法により、配列番号48、50、52、54、56、58、81〜90、96、97、103〜123、126、130、134、138、142、146および150に示されるいくつかの追加のヒト化変異体を作製した。
【0103】
実施例2
HEK 293 6E細胞における抗体の発現
それぞれ重鎖および軽鎖をコードするpTTプラスミドを、HEK 293 6E細胞に一過性に同時に核酸を導入し、小規模で発現させて抗体を産生させた。いくつかのアッセイでは、組換え抗体を組織培養上清から直接評価した。他のアッセイでは、組換え抗体を回収し、プロテインAセファロース上でのアフィニティークロマトグラフィーにより精製した。
【0104】
符号(すなわち、A24AM18、A5M20)により抗体に言及する場合、言及する第1および第2プラスミドの同時核酸導入および発現により作製されたmAbを指し、例えば、「A24AM18」は、適当な細胞系において、A24配列を含むプラスミドおよびM18配列を含むプラスミドを同時に核酸を導入することにより作製されたmAbに関する。
【0105】
実施例3
抗IL−23ヒト化mAbのBiacore解析
製造者の指示に従って、第1級アミンカップリングにより、Biacore CM5チップに抗ヒトIgG(Biacore BR−1008−39)を固定化した。抗IL−23抗体をこの表面に捕捉し、安定化期間後、IL−23(イヌまたはヒト)を抗体捕捉表面に流して結合センサーグラムを得た。捕捉抗体を除去する2パルスの3M塩化マグネシウムを使用して再生を行ったが、その後の結合現象において抗体を捕捉する抗ヒトIgG表面の能力に有意には影響しなかった。全実行は、捕捉抗体表面への緩衝液注入により二重参照した。データは、Biacore T100に付属のソフトウェアを使用して1:1モデルを用いて解析した。解析は、HBS−EP緩衝液を用いて25℃で行った。表1および2に示すデータは、特に指示しない限り、目的の抗体を一過性に発現しているHEK細胞の組織培養上清に基づくものである。
【0106】
データは、種々の濃度のヒトIL−23(64、16、4、1、0.25および0.062nM)およびイヌIL−23(256nM)を用いて得た。
【0107】
表1は、6種の濃度(64、16、4、1、0.25、0.062nM)のヒトIL−23を用いてBiacore T100で得たデータを示す。
【表3】

【0108】
表2は、1種の濃度(256nM)のイヌIL23を用いてBiacore T100で得たデータを示す。
【表4】

【0109】
この実験は、精製IL−23抗体を用いて繰り返し、表3に示すデータは、64、16、4、1、0.25および0.062nMの濃度のヒトおよびイヌIL−23を用いて得た。
【表5】

【0110】
実施例4
抗IL−23キメラおよびヒト化mAbとヒトIL−23との結合
これは、本発明の抗体の試験で使用する予言的な実施例である。
【0111】
ヒトIL−23との結合活性を決定するために、サンドイッチELISAによってキメラおよびヒト化mAbを評価することができる。
【0112】
プレートを2μg/希釈剤(リン酸塩緩衝生理食塩水)の抗ヒトIL−12でコートする。50μl/ウェルのこの混合物を、4℃で一晩インキュベートする。次いで、0.05%Tween20を含むリン酸塩緩衝生理食塩水(PBST)でプレートを3回洗浄する。4%脱脂粉乳(Fluka BioChemika#70166)PBS200μl/ウェルで、プレートを室温で少なくとも1時間ブロッキングする。次いで、0.05%Tween20を含むリン酸緩衝生理食塩水(PBST)でプレートを3回洗浄する。種々の濃度の抗体を、一定濃度のIL−23と共に、別々のプレートで、室温で1時間インキュベートする。50μlの各混合物をアッセイプレートに移し、室温で1時間インキュベートする。次いで、0.05%Tween20を含むリン酸塩緩衝生理食塩水(PBST)でこれらを3回洗浄する。結合mAbを、4%脱脂粉乳(Fluka BioChemika#70166)PBSで1/3000に希釈したヤギ抗ヒトIgGγ鎖HRP(Serotec STAR 106P)により検出する。50μl/ウェルの検出抗体を添加し、室温で1時間インキュベートする。次いで、0.05%Tween20を含むリン酸塩緩衝生理食塩水(PBST)でプレートを3回洗浄する。50μl/ウェルのTMBをプレートに添加し、室温で10分間インキュベートする。50μl/ウェルの1M HSOを添加する。SOftmaxPRO versamaxプレートリーダーを用いて、OD450nmでプレートを読み取ることができる。
【0113】
実施例5
抗IL−23mAbの存在下でのIL−23とIL−23受容体の結合の阻害
抗IL−23mAbが、IL−23特異的中和抗体であることを証明するために、IL−12(またはIL−23)とIL−12Rβ1の結合の阻害に対する、IL−23とIL−23受容体の結合の優先的阻害について、mAbを試験した。
【0114】
プレートを1μg/希釈剤(リン酸塩緩衝生理食塩水)のヒトIL23R Fcキメラでコートした。50μl/ウェルのこの混合物を、4℃で一晩インキュベートした。次いで、0.05%Tween20を含むリン酸塩緩衝生理食塩水(PBST)でプレートを3回洗浄した。4%脱脂粉乳(Fluka BioChemika#70166)PBST100μl/ウェルで、プレートを室温で少なくとも1時間ブロッキングした。次いで、0.05%Tween20を含むリン酸緩衝生理食塩水(PBST)でプレートを3回洗浄した。種々の濃度の抗体を、一定濃度のIL−23と共に、別々のプレートで、室温で1時間インキュベートした。50μlの各混合物をアッセイプレートに移し、室温で1時間インキュベートした。次いで、0.05%Tween20を含むリン酸塩緩衝生理食塩水(PBST)でこれらを3回洗浄した。結合IL−23を、4%脱脂粉乳(Fluka BioChemika#70166)PBSTで100ng/mlに希釈した抗ヒトIL12ビオチン標識化Ab(R&D systems BAF219)により検出した。50μl/ウェルのビオチン化抗体を添加し、室温で1時間インキュベートした。次いで、0.05%Tween20を含むリン酸塩緩衝生理食塩水(PBST)でプレートを3回洗浄した。SA HRP(GE healthcare RPN4401)を4%脱脂粉乳(Fluka BioChemika#70166)PBSで1/4000に希釈し、50μl/ウェルをプレートに添加した。次いで、0.05%Tween20を含むリン酸塩緩衝生理食塩水(PBST)でプレートを3回洗浄した。50μl/ウェルのTMBをプレートに添加し、室温で15分間インキュベートした。25μl/ウェルの3M HSOを、既にTMBを含むウェルに添加した。SOftmaxPRO versamaxプレートリーダーを用いて、OD450nmでプレートを読み取った。
【0115】
結果を図1に示す。この図は、精製ヒト化A24AM18、A5M20、A5M21、A24AM4、A5M0、A5M12およびA3M0が、ヒトIL−23とヒトIL23Rの結合を阻害する能力を示す
【0116】
IL−23mAbが、イヌIL23とヒトIL23受容体の結合を中和する能力について評価することもできる。
【0117】
実施例6
抗IL−23mAbによるIL−23生物活性の阻害
これは、本発明の抗体の試験で使用する予言的な実施例である。
【0118】
このアッセイは、抗IL−23mAbが、ヒト組換えIL−23とのインキュベーション後の脾細胞からのマウスIL−17の産生を阻害する能力を試験する。
【0119】
新しく単離したマウス脾細胞を、組換えヒトIL−23単独で処理するか、またはIL−23mAbを滴定しながらプレインキュベートした後で処理をする。3日の培養後、細胞上清を回収し、IL−17またはIL−22ELISA duo set(R&D systems)を用いて、ELISAによりアッセイする。
【0120】
実施例7
NK92細胞からのIL−12誘導性IFNγ産生を阻害する能力についての、抗IL−23mAbと抗IL−12/23p40mAbの比較
これは、本発明の抗体の試験で使用する予言的な実施例である。
【0121】
ナチュラルキラー細胞系、NK92(ATCC#CRL−2407)を、ATCCガイドラインに従って増殖させることができる。この細胞系は、用量依存的にIL−12に応答してIFNγを分泌する。ウェル当たり4×10個の細胞を、培地もしくは1ngのIL−12(Peprotech)単独の存在下で、または細胞に添加する前に、精製抗体材料を滴定しながら室温で1時間プレインキュベートしておいたIL−12と共に、3日間培養する。細胞培養上清を、3日の培養後に採取し、解析して、製造者の指示に従って抗hulFNγ抗体対(Biosource)を用いてIFNγ含量を定量する。簡単に説明すると、抗ヒトIFNγ捕捉mAbを96ウェルの平底Nunc Maxisorp(商標)プレートにコートする。プレートを1%BSAでブロッキングした後、試料を添加する。ビオチン化検出mAb(Biosource)、引き続いてストレプトアビジン−HRPおよびTMB基質を用いて、検出を行う。IL−12単独で得られた値を陽性対照として、培地単独で得られた値を陰性対照として用いることができる。
【0122】
実施例8
抗IL−23mAb(マウス、キメラおよびヒト化)による内在性ヒトIL−23とIL−23受容体の結合の阻害
これは、本発明の抗体の試験で使用する予言的な実施例である。
【0123】
内在性ヒトIL−23とヒトIL−23受容体の結合を中和する能力についてmAbを評価することができる。
【0124】
刺激樹状細胞から内在性ヒトIL−23を作製することができる。簡単に説明すると、末梢血液単核細胞から負の選択により精製した単球を、GMCSF/IL−4の存在下で5日間培養する。この後、細胞を洗浄し、CD40Lおよびザイモサンで刺激する。さらに24時間後、上清を細胞から取り出し、IL−23含量の評価(ELISA)および受容体中和アッセイでの使用まで保存する。
【0125】
組換えヒトIL−23受容体(R&D systems 1400−IR−050)を、濃度1μg/mlで96ウェルプレートにコートする。最終濃度3.5ng/mlの内在性ヒトIL−23を、精製抗体材料を滴定しながら1時間プレインキュベートした後、プレコートしたプレートに添加する。ビオチン化抗ヒトIL12(R&D systems BAF−219)、引き続いてストレプトアビジン−HRP(GE Healthcare RPN 4401)を用いて、検出を行う。この中和ELISAにおける使用には1%BSAが適当である。
【0126】
実施例9
抗IL−23mAbによる、25%AB型血清の存在下での内在性ヒトIL−23とIL−23受容体の結合の阻害
これは、本発明の抗体の試験で使用する予言的な実施例である。
【0127】
組換えヒトIL−23受容体(R&D systems 1400−IR−050)を、濃度1μg/mlで96ウェルプレートにコートする。最終濃度5ng/mlの内在性ヒトIL−23を、精製mAbを滴定しながらプレインキュベートした後、プレコートしたプレートに添加する。ビオチン化抗ヒトIL12(R&D systems BAF−219)、引き続いてストレプトアビジン−HRP(GE Healthcare RPN 4401)を用いて、検出を行う。この中和ELISAにおける使用には25%ヒトプールAB型血清が適当である。
【0128】
実施例10
抗IL−23mAbによる、ヒトリンパ腫細胞系の内在性受容体複合体を介したIL−23駆動性pSTAT3シグナル伝達の阻害
これは、本発明の抗体の試験で使用する予言的な実施例である。
【0129】
内在性受容体複合体を介したIL−23駆動性pSTAT3シグナル伝達を、DBヒトリンパ腫細胞系(ATCC CCRL−2289)におけるSTAT3のリン酸化の定量により、このアッセイで測定することができる。この細胞系は、mRNAレベル(Taqman)でのIL−23RおよびIL12β1発現ならびに細胞表面受容体発現(フローサイトメトリー、データ不掲載)について細胞系をスクリーニングすることにより、同定した。STAT3リン酸化により監視されるように、DB細胞は、用量依存的にヒトIL−23に応答する。
【0130】
ヒトIL−23(R&D systems 1290−IL)50ng/mlを、種々の濃度の精製抗体材料と共に、室温で30分間プレインキュベートする。次いで、IL−23/抗体混合物を、1.25×10個のDB細胞に室温で10分間添加し、次いで細胞を採取し、最終濃度1×で溶解緩衝液(Cell Signaling)において氷上で溶解させる。これらの溶解物におけるホスホ−STAT3の発現を、免疫測定法(Mesoscale Discovery kit K110−DID2)により定量することができる。
【0131】
実施例11
抗IL−23mAbによる、ヒト活性化T細胞芽球の内在性受容体複合体を介したIL−23駆動性pSTAT3シグナル伝達の阻害
このアッセイは、シグナル伝達タンパク質であるシグナル伝達性転写因子3(STAT3)のIL−23駆動性リン酸化を定量する。正常で健康な提供者の末梢血液から単離したT細胞は、IL−23受容体(IL−23R)の発現が低いが、これらの細胞を分裂促進因子フィトヘマグルチニン(PHA)で処理することにより、発現を増加させることができる。STAT3リン酸化により監視されるように、結果として生じるT細胞芽球は、
用量依存的にヒトIL−23に応答する。
【0132】
最終濃度5μg/mLのPHAで4〜5日間PBMC(2.5×10/mL)を刺激することにより、活性化T細胞芽球を作製した。ヒトIL−23(GRITS 28267)40ng/mlを、種々の濃度の精製抗体材料と共に、37℃で30分間プレインキュベートした。次いで、IL−23/抗体混合物を、6.75×10個のT細胞芽球に37℃で15分間添加した。細胞を氷上に置き、最終濃度1×の氷冷溶解緩衝液(MSDにより供給)を用いて溶解させた。これらの溶解物におけるホスホ−STAT3の発現を、免疫測定法(Mesoscale Discovery kit K110−DID2)により定量した。IC50値は、最小限の7つの独立した実験でアッセイした個々の反復についてのデータを示す。
pIC50値、および同様にIC50値を、ヒト化抗体A3M0、A24AM18、A5M20およびA5M21について決定した。示すデータは、XC50 Curve Fitting Program(MicroSoft Excel)を用いて計算した独立したアッセイからの平均pIC50である(表4)。全ての抗体が、IL−23により誘導されるSTAT3のリン酸化を阻害した。陰性対照mAbは、このアッセイにおいてリン酸化STAT3のレベルに影響を与えなかった。
【表6】

【0133】
【表7】




【0134】
配列
配列番号1

SYGIT

配列番号2

ENYPRSGNTYYNEKFKG

配列番号3

CEFISTVVAPYYYALDY

配列番号4

SEFISTVVAPYYYALDY

配列番号5

KASKKVTIFGSISALH

配列番号6

NGAKLES

配列番号7

LQNKEVPYT

配列番号8

QVQLQQSGAELARPGTSVKLSCKASGYTFTSYGITWVKQRTGQGLEWIGENYPRSGNTYYNEKFKGKATLTADKSSSTAYMELRSLTSEDSAVYFCARCEFISTVVAPYYYALDYWGQGTSVTVSS

配列番号9

CAGGTTCAGCTGCAGCAGTCTGGAGCTGAGCTGGCGAGGCCTGGGACTTCAGTGAAGCTGTCCTGCAAGGCTTCTGGCTACACCTTCACAAGCTATGGTATAACCTGGGTGAAGCAGAGAACTGGACAGGGCCTTGAGTGGATTGGAGAGAATTATCCTAGAAGTGGTAATACTTACTACAATGAGAAATTCAAGGGCAAGGCCACACTGACTGCAGACAAATCCTCCAGCACAGCGTACATGGAGCTCCGCAGCCTGACATCTGAGGACTCTGCGGTCTATTTCTGTGCAAGATGCGAATTTATTAGTACGGTAGTAGCTCCCTATTACTATGCTCTGGACTACTGGGGTCAAGGAACCTCAGTCACCGTCTCCTCA

配列番号10

DIVLTQSPASLAVSLGQKATISCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKLESGVSARFSDSGSQNRSPFGNQLSFTLTIDPVEADDAATYYCLQNKEVPYTFGGGTKLEIK

配列番号11

GACATTGTACTAACCCAATCTCCAGCATCTTTGGCTGTGTCTCTAGGGCAGAAGGCCACCATCTCCTGCAAGGCCAGCAAAAAAGTCACTATATTTGGCTCTATAAGTGCTCTGCACTGGTACCAACAGAAACCAGGACAGCCACCCAAACTCATCTATAATGGAGCCAAACTAGAATCTGGGGTCAGTGCCAGGTTCAGTGACAGTGGGTCTCAGAACCGCTCACCATTTGGAAATCAGCTCAGCTTCACCCTCACCATTGATCCTGTGGAGGCTGATGATGCAGCAACCTATTACTGTCTGCAAAATAAAGAGGTTCCGTACACGTTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAA

配列番号12

QVQLQQSGAELARPGTSVKLSCKASGYTFTSYGITWVKQRTGQGLEWIGENYPRSGNTYYNEKFKGKATLTADKSSSTAYMELRSLTSEDSAVYFCARCEFISTVVAPYYYALDYWGQGTSLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK

配列番号13

CAGGTTCAGCTGCAGCAGTCTGGAGCTGAGCTGGCGAGGCCTGGGACTTCAGTGAAGCTGTCCTGCAAGGCTTCTGGCTACACCTTCACAAGCTATGGTATAACCTGGGTGAAGCAGAGAACTGGACAGGGCCTTGAGTGGATTGGAGAGAATTATCCTAGAAGTGGTAATACTTACTACAATGAGAAATTCAAGGGCAAGGCCACACTGACTGCAGACAAATCCTCCAGCACAGCGTACATGGAGCTCCGCAGCCTGACATCTGAGGACTCTGCGGTCTATTTCTGTGCAAGATGCGAATTTATTAGTACGGTAGTAGCTCCCTATTACTATGCTCTGGACTACTGGGGTCAAGGAACCTCACTAGTGACCGTGTCCAGCGCCAGCACCAAGGGCCCCAGCGTGTTCCCCCTGGCCCCCAGCAGCAAGAGCACCAGCGGCGGCACAGCCGCCCTGGGCTGCCTGGTGAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACCGTGTCCTGGAACAGCGGAGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCCGCCGTGCTGCAGAGCAGCGGCCTGTACAGCCTGAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCAGCAGCAGCCTGGGCACCCAGACCTACATCTGTAACGTGAACCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAGGTGGAGCCCAAGAGCTGTGACAAGACCCACACCTGCCCCCCCTGCCCTGCCCCCGAGCTGCTGGGAGGCCCCAGCGTGTTCCTGTTCCCCCCCAAGCCTAAGGACACCCTGATGATCAGCAGAACCCCCGAGGTGACCTGTGTGGTGGTGGATGTGAGCCACGAGGACCCTGAGGTGAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCACAATGCCAAGACCAAGCCCAGGGAGGAGCAGTACAACAGCACCTACCGGGTGGTGTCCGTGCTGACCGTGCTGCACCAGGATTGGCTGAACGGCAAGGAGTACAAGTGTAAGGTGTCCAACAAGGCCCTGCCTGCCCCTATCGAGAAAACCATCAGCAAGGCCAAGGGCCAGCCCAGAGAGCCCCAGGTGTACACCCTGCCCCCTAGCAGAGATGAGCTGACCAAGAACCAGGTGTCCCTGACCTGCCTGGTGAAGGGCTTCTACCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAACGGCCAGCCCGAGAACAACTACAAGACCACCCCCCCTGTGCTGGACAGCGATGGCAGCTTCTTCCTGTACAGCAAGCTGACCGTGGACAAGAGCAGATGGCAGCAGGGCAACGTGTTCAGCTGCTCCGTGATGCACGAGGCCCTGCACAATCACTACACCCAGAAGAGCCTGAGCCTGTCCCCTGGCAAG

配列番号14

DIVLTQSPASLAVSLGQKATISCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKLESGVSARFSDSGSQNRSPFGNQLSFTLTIDPVEADDAATYYCLQNKEVPYTFGGGTKLEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号15

GACATTGTACTAACCCAATCTCCAGCATCTTTGGCTGTGTCTCTAGGGCAGAAGGCCACCATCTCCTGCAAGGCCAGCAAAAAAGTCACTATATTTGGCTCTATAAGTGCTCTGCACTGGTACCAACAGAAACCAGGACAGCCACCCAAACTCATCTATAATGGAGCCAAACTAGAATCTGGGGTCAGTGCCAGGTTCAGTGACAGTGGGTCTCAGAACCGCTCACCATTTGGAAATCAGCTCAGCTTCACCCTCACCATTGATCCTGTGGAGGCTGATGATGCAGCAACCTATTACTGTCTGCAAAATAAAGAGGTTCCGTACACGTTCGGAGGGGGGACCAAGCTGGAAATAAAACGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC

配列番号16

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番17

CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAAGTGAAGAAGCCCGGCTCCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAAGCCTCAGGCTACACCTTCACCAGCTACGGCATCACTTGGGTGAGGCAGGCCCCCGGCCAGGGACTGGAGTGGATGGGAGAGAACTACCCCAGGAGCGGCAACACCTACTACAACGAGAAGTTCAAGGGCAGGGTGACCATCACCGCCGACAAGAGCACCAGCACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGGAGCGAGGACACCGCTGTGTACTACTGCGCCAGGAGCGAGTTCATCAGCACCGTCGTGGCCCCCTACTACTACGCCCTCGACTATTGGGGCCAGGGCACACTAGTGACCGTGTCCAGC

配列番号18

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号19

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCATCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGGCGCCAAGCTGGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAG

配列番号20

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKLESGVSDRFSDSGSQNRSPFGNQLSFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号21

GACATCGTGATGACTCAGTCTCCCGACAGCCTGGCCGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTGACCATCTTCGGGAGCATCTCCGCCCTGCACTGGTATCAGCAGAAACCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGGCGCCAAGCTGGAAAGCGGCGTGAGCGACAGGTTCAGCGATAGCGGCAGCCAGAACAGGAGCCCTTTCGGCAACCAGCTGAGCTTCACCCTGACCATCAGCAGCCTCCAGGCCGAGGACGTCGCAGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTTGGCGGCGGCACCAAGGTGGAGATTAAG

配列番号22

DIVMTQTPLSLSVTPGQPASISCKASKKVTIFGSISALHWYLQKPGQPPQLIYNGAKLESGVSDRFSDSGSQNRSPFGNQLSFTLKISRVEAEDVGVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号23

GATATCGTGATGACCCAGACCCCCCTGAGCCTGAGCGTGACTCCAGGCCAGCCCGCCAGCATCAGCTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTGACCATCTTCGGCAGCATTAGCGCCCTCCACTGGTACCTGCAGAAACCCGGGCAGCCCCCCCAGCTGATCTATAACGGCGCTAAGCTGGAGAGCGGCGTGTCCGACAGGTTCAGCGACTCTGGAAGCCAGAACAGGAGCCCCTTCGGCAACCAGCTGAGCTTCACCCTGAAGATCAGCAGGGTGGAAGCCGAGGACGTGGGCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGAGGCGGCACCAAGGTCGA
GATCAAG

配列番号24

DIVMTQTPLSLSVTPGQPASISCKASKKVTIFGSISALHWYLQKPGQPPQLIYNGAKLESGVSDRFSDSGSGTDFTLKISRVEAEDVGVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号25

GACATCGTGATGACCCAGACTCCCCTGTCCCTGAGCGTGACCCCCGGACAGCCCGCCAGCATCAGCTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTGACCATCTTCGGCAGCATCAGCGCCCTGCACTGGTACCTCCAGAAGCCCGGGCAGCCCCCACAGCTGATCTACAACGGCGCCAAGCTGGAGAGCGGCGTGAGCGACAGGTTCTCTGATAGCGGCAGCGGCACCGACTTCACCCTGAAGATTAGCAGGGTGGAGGCCGAGGACGTGGGCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGCGGCACCAAAGTCGAGATCAAG

配列番号26

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK

配列番号27

CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAAGTGAAGAAGCCCGGCTCCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAAGCCTCAGGCTACACCTTCACCAGCTACGGCATCACTTGGGTGAGGCAGGCCCCCGGCCAGGGACTGGAGTGGATGGGAGAGAACTACCCCAGGAGCGGCAACACCTACTACAACGAGAAGTTCAAGGGCAGGGTGACCATCACCGCCGACAAGAGCACCAGCACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGGAGCGAGGACACCGCTGTGTACTACTGCGCCAGGAGCGAGTTCATCAGCACCGTCGTGGCCCCCTACTACTACGCCCTCGACTATTGGGGCCAGGGCACACTAGTGACCGTGTCCAGCGCCAGCACCAAGGGCCCCAGCGTGTTCCCCCTGGCCCCCAGCAGCAAGAGCACCAGCGGCGGCACAGCCGCCCTGGGCTGCCTGGTGAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACCGTGTCCTGGAACAGCGGAGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCCGCCGTGCTGCAGAGCAGCGGCCTGTACAGCCTGAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCAGCAGCAGCCTGGGCACCCAGACCTACATCTGTAACGTGAACCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAGGTGGAGCCCAAGAGCTGTGACAAGACCCACACCTGCCCCCCCTGCCCTGCCCCCGAGCTGCTGGGAGGCCCCAGCGTGTTCCTGTTCCCCCCCAAGCCTAAGGACACCCTGATGATCAGCAGAACCCCCGAGGTGACCTGTGTGGTGGTGGATGTGAGCCACGAGGACCCTGAGGTGAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCACAATGCCAAGACCAAGCCCAGGGAGGAGCAGTACAACAGCACCTACCGGGTGGTGTCCGTGCTGACCGTGCTGCACCAGGATTGGCTGAACGGCAAGGAGTACAAGTGTAAGGTGTCCAACAAGGCCCTGCCTGCCCCTATCGAGAAAACCATCAGCAAGGCCAAGGGCCAGCCCAGAGAGCCCCAGGTGTACACCCTGCCCCCTAGCAGAGATGAGCTGACCAAGAACCAGGTGTCCCTGACCTGCCTGGTGAAGGGCTTCTACCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAACGGCCAGCCCGAGAACAACTACAAGACCACCCCCCCTGTGCTGGACAGCGATGGCAGCTTCTTCCTGTACAGCAAGCTGACCGTGGACAAGAGCAGATGGCAGCAGGGCAACGTGTTCAGCTGCTCCGTGATGCACGAGGCCCTGCACAATCACTACACCCAGAAGAGCCTGAGCCTGTCCCCTGGCAAG

配列番号28

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号29

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCATCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGGCGCCAAGCTGGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAGCGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC

配列番号30

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKLESGVSDRFSDSGSQNRSPFGNQLSFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号31

GACATCGTGATGACTCAGTCTCCCGACAGCCTGGCCGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTGACCATCTTCGGGAGCATCTCCGCCCTGCACTGGTATCAGCAGAAACCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGGCGCCAAGCTGGAAAGCGGCGTGAGCGACAGGTTCAGCGATAGCGGCAGCCAGAACAGGAGCCCTTTCGGCAACCAGCTGAGCTTCACCCTGACCATCAGCAGCCTCCAGGCCGAGGACGTCGCAGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTTGGCGGCGGCACCAAGGTGGAGATTAAGCGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC

配列番号32

DIVMTQTPLSLSVTPGQPASISCKASKKVTIFGSISALHWYLQKPGQPPQLIYNGAKLESGVSDRFSDSGSQNRSPFGNQLSFTLKISRVEAEDVGVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号33

GATATCGTGATGACCCAGACCCCCCTGAGCCTGAGCGTGACTCCAGGCCAGCCCGCCAGCATCAGCTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTGACCATCTTCGGCAGCATTAGCGCCCTCCACTGGTACCTGCAGAAACCCGGGCAGCCCCCCCAGCTGATCTATAACGGCGCTAAGCTGGAGAGCGGCGTGTCCGACAGGTTCAGCGACTCTGGAAGCCAGAACAGGAGCCCCTTCGGCAACCAGCTGAGCTTCACCCTGAAGATCAGCAGGGTGGAAGCCGAGGACGTGGGCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGAGGCGGCACCAAGGTCGAGATCAAGCGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC

配列番号34

DIVMTQTPLSLSVTPGQPASISCKASKKVTIFGSISALHWYLQKPGQPPQLIYNGAKLESGVSDRFSDSGSGTDFTLKISRVEAEDVGVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC


配列番号35

GACATCGTGATGACCCAGACTCCCCTGTCCCTGAGCGTGACCCCCGGACAGCCCGCCAGCATCAGCTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTGACCATCTTCGGCAGCATCAGCGCCCTGCACTGGTACCTCCAGAAGCCCGGGCAGCCCCCACAGCTGATCTACAACGGCGCCAAGCTGGAGAGCGGCGTGAGCGACAGGTTCTCTGATAGCGGCAGCGGCACCGACTTCACCCTGAAGATTAGCAGGGTGGAGGCCGAGGACGTGGGCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGCGGCACCAAAGTCGAGATCAAGCGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC


配列番号36

MGWSCIILFLVATATGVHS

配列番号37

MLGSRAVMLLLLLPWTAQGRAVPGGSSPAWTQCQQLSQKLCTLAWSAHPLVGHMDLREEGDEETTNDVPHIQCGDGCDPQGLRDNSQFCLQRIHQGLIFYEKLLGSDIFTGEPSLLPDSPVGQLHASLLGLSQLLQPEGHHWETQQIPSLSPSQPWQRLLLRFKILRSLQAFVAVAARVFAHGAATLSP

配列番号38

ATGCTGGGGAGCAGAGCTGTAATGCTGCTGTTGCTGCTGCCCTGGACAGCTCAGGGCAGAGCTGTGCCTGGGGGCAGCAGCCCTGCCTGGACTCAGTGCCAGCAGCTTTCACAGAAGCTCTGCACACTGGCCTGGAGTGCACATCCACTAGTGGGACACATGGATCTAAGAGAAGAGGGAGATGAAGAGACTACAAATGATGTTCCCCATATCCAGTGTGGAGATGGCTGTGACCCCCAAGGACTCAGGGACAACAGTCAGTTCTGCTTGCAAAGGATCCACCAGGGTCTGATTTTTTATGAGAAGCTGCTAGGATCGGATATTTTCACAGGGGAGCCTTCTCTGCTCCCTGATAGCCCTGTGGGCCAGCTTCATGCCTCCCTACTGGGCCTCAGCCAACTCCTGCAGCCTGAGGGTCACCACTGGGAGACTCAGCAGATTCCAAGCCTCAGTCCCAGCCAGCCATGGCAGCGTCTCCTTCTCCGCTTCAAAATCCTTCGCAGCCTCCAGGCCTTTGTGGCTGTAGCCGCCCGGGTCTTTGCCCATGGAGCAGCAACCCTGAGTCCC


配列番号39

MCHQQLVISWFSLVFLASPLVAIWELKKDVYVVELDWYPDAPGEMVVLTCDTPEEDGITWTLDQSSEVLGSGKTLTIQVKEFGDAGQYTCHKGGEVLSHSLLLLHKKEDGIWSTDILKDQKEPKNKTFLRCEAKNYSGRFTCWWLTTISTDLTFSVKSSRGSSDPQGVTCGAATLSAERVRGDNKEYEYSVECQEDSACPAAEESLPIEVMVDAVHKLKYENYTSSFFIRDIIKPDPPKNLQLKPLKNSRQVEVSWEYPDTWSTPHSYFSLTFCVQVQGKSKREKKDRVFTDKTSATVICRKNASISVRAQDRYYSSSWSEWASVPCS

配列番号40

ATGTGTCACCAGCAGTTGGTCATCTCTTGGTTTTCCCTGGTTTTTCTGGCATCTCCCCTCGTGGCCATATGGGAACTGAAGAAAGATGTTTATGTCGTAGAATTGGATTGGTATCCGGATGCCCCTGGAGAAATGGTGGTCCTCACCTGTGACACCCCTGAAGAAGATGGTATCACCTGGACCTTGGACCAGAGCAGTGAGGTCTTAGGCTCTGGCAAAACCCTGACCATCCAAGTCAAAGAGTTTGGAGATGCTGGCCAGTACACCTGTCACAAAGGAGGCGAGGTTCTAAGCCATTCGCTCCTGCTGCTTCACAAAAAGGAAGATGGAATTTGGTCCACTGATATTTTAAAGGACCAGAAAGAACCCAAAAATAAGACCTTTCTAAGATGCGAGGCCAAGAATTATTCTGGACGTTTCACCTGCTGGTGGCTGACGACAATCAGTACTGATTTGACATTCAGTGTCAAAAGCAGCAGAGGCTCTTCTGACCCCCAAGGGGTGACGTGCGGAGCTGCTACACTCTCTGCAGAGAGAGTCAGAGGGGACAACAAGGAGTATGAGTACTCAGTGGAGTGCCAGGAGGACAGTGCCTGCCCAGCTGCTGAGGAGAGTCTGCCCATTGAGGTCATGGTGGATGCCGTTCACAAGCTCAAGTATGAAAACTACACCAGCAGCTTCTTCATCAGGGACATCATCAAACCTGACCCACCCAAGAACTTGCAGCTGAAGCCATTAAAGAATTCTCGGCAGGTGGAGGTCAGCTGGGAGTACCCTGACACCTGGAGTACTCCACATTCCTACTTCTCCCTGACATTCTGCGTTCAGGTCCAGGGCAAGAGCAAGAGAGAAAAGAAAGATAGAGTCTTCACGGACAAGACCTCAGCCACGGTCATCTGCCGCAAAAATGCCAGCATTAGCGTGCGGGCCCAGGACCGCTACTATAGCTCATCTTGGAGCGAATGGGCATCTGTGCCCTGCAGT

配列番号41

MWPPGSASQPPPSPAAATGLHPAARPVSLQCRLSMCPARSLLLVATLVLLDHLSLARNLPVATPDPGMFPCLHHSQNLLRAVSNMLQKARQTLEFYPCTSEEIDHEDITKDKTSTVEACLPLELTKNESCLNSRETSFITNGSCLASRKTSFMMALCLSSIYEDLKMYQVEFKTMNAKLLMDPKRQIFLDQNMLAVIDELMQALNFNSETVPQKSSLEEPDFYKTKIKLCILLHAFRIRAVTIDRVMSYLNAS

配列番号42

ATGTGGCCCCCTGGGTCAGCCTCCCAGCCACCGCCCTCACCTGCCGCGGCCACAGGTCTGCATCCAGCGGCTCGCCCTGTGTCCCTGCAGTGCCGGCTCAGCATGTGTCCAGCGCGCAGCCTCCTCCTTGTGGCTACCCTGGTCCTCCTGGACCACCTCAGTTTGGCCAGAAACCTCCCCGTGGCCACTCCAGACCCAGGAATGTTCCCATGCCTTCACCACTCCCAAAACCTGCTGAGGGCCGTCAGCAACATGCTCCAGAAGGCCAGACAAACTCTAGAATTTTACCCTTGCACTTCTGAAGAGATTGATCATGAAGATATCACAAAAGATAAAACCAGCACAGTGGAGGCCTGTTTACCATTGGAATTAACCAAGAATGAGAGTTGCCTAAATTCCAGAGAGACCTCTTTCATAACTAATGGGAGTTGCCTGGCCTCCAGAAAGACCTCTTTTATGATGGCCCTGTGCCTTAGTAGTATTTATGAAGACTTGAAGATGTACCAGGTGGAGTTCAAGACCATGAATGCAAAGCTTCTGATGGATCCTAAGAGGCAGATCTTTCTAGATCAAAACATGCTGGCAGTTATTGATGAGCTGATGCAGGCCCTGAATTTCAACAGTGAGACTGTGCCACAAAAATCCTCCCTTGAAGAACCGGATTTTTATAAAACTAAAATCAAGCTCTGCATACTTCTTCATGCTTTCAGAATTCGGGCAGTGACTATTGATAGAGTGATGAGCTATCTGAATGCTTCC

配列番号43

MLGSRAVMLLLLLSWTAQGRAVPGGSSPAWAQCQQLSQKLCTLAWSAHPLVGHMDLREEGDEETTNDVPHIQCGDGCDPQGLRDNSQFCLQRIRQGLIFYEKLLGSDIFTGEPSLLPDSPVGQLHASLLGLSQLLQPEGHHWETQQIPSPSPSQPWQRLLLRFKILRSLQAFVAVAARVFAHGAATLSP

配列番号44

ATGCTGGGGAGCAGAGCTGTAATGCTGCTGTTGCTGCTGTCCTGGACAGCTCAGGGCAGGGCTGTGCCTGGGGGCAGCAGCCCTGCCTGGGCTCAGTGCCAGCAGCTTTCACAGAAGCTCTGCACACTGGCCTGGAGTGCACATCCACTAGTGGGACACATGGATCTAAGAGAAGAGGGAGATGAAGAGACTACAAATGATGTTCCCCATATCCAGTGTGGAGATGGCTGTGACCCCCAAGGACTCAGGGACAACAGTCAGTTCTGCTTGCAAAGGATTCGCCAGGGTCTGATTTTTTACGAGAAGCTACTGGGATCGGATATTTTCACAGGGGAGCCTTCTCTGCTGCCTGATAGCCCTGTGGGCCAGCTTCATGCCTCCCTACTGGGCCTCAGCCAACTCCTGCAGCCTGAGGGTCACCACTGGGAGACTCAGCAGATTCCAAGCCCCAGTCCCAGCCAGCCATGGCAGCGCCTCCTTCTCCGCTTCAAAATCCTTCGCAGCCTCCAGGCCTTTGTGGCTGTAGCTGCCCGGGTCTTTGCCCATGGAGCAGCAACCCTGAGTCCC

配列番号45

MCHQQLVISWFSLVFLASPLMAIWELKKDVYVVELDWYPDAPGEMVVLTCDTPEEDGITWTLDQSGEVLGSGKTLTIQVKEFGDAGQYTCHKGGEALSHSLLLLHKKEDGIWSTDVLKDQKEPKNKTFLRCEAKNYSGRFTCWWLTTISTDLTFSVKSSRGSSNPQGVTCGAVTLSAERVRGDNKEYEYSVECQEDSACPAAEERLPIEVMVDAIHKLKYENYTSSFFIRDIIKPDPPKNLQLKPLKNSRQVEVSWEYPDTWSTPHSYFSLTFCIQVQGKSKREKKDRIFTDKTSATVICRKNASFSVQAQDRYYSSSWSEWASVPCS

配列番号46

ATGTGTCACCAGCAGCTGGTCATCTCTTGGTTTTCCCTGGTTTTTCTGGCATCTCCCCTCATGGCCATATGGGAACTGAAGAAAGACGTTTATGTTGTAGAATTGGACTGGTACCCGGATGCCCCTGGAGAAATGGTGGTCCTCACCTGTGACACCCCTGAAGAAGATGGTATCACCTGGACCTTGGACCAGAGTGGTGAGGTCTTAGGCTCTGGCAAAACCCTGACCATCCAAGTCAAAGAGTTTGGAGATGCTGGCCAGTACACCTGTCACAAAGGAGGCGAGGCTCTAAGCCATTCACTCCTGCTGCTTCACAAAAAGGAAGATGGAATTTGGTCCACTGATGTTTTAAAGGACCAGAAAGAACCCAAAAATAAGACCTTTCTAAGATGCGAGGCCAAAAATTATTCTGGACGTTTCACCTGCTGGTGGCTGACGACAATCAGTACTGATCTGACATTCAGTGTCAAAAGCAGCAGAGGCTCTTCTAACCCCCAAGGGGTGACGTGTGGAGCCGTTACACTCTCTGCAGAGAGGGTCAGAGGGGACAATAAGGAGTATGAGTACTCAGTGGAGTGCCAGGAGGACAGTGCCTGCCCAGCCGCTGAGGAGAGGCTGCCCATTGAGGTCATGGTGGATGCCATTCACAAGCTCAAGTATGAAAACTACACCAGCAGCTTCTTCATCAGGGACATCATCAAACCCGACCCACCCAAGAACTTGCAGCTGAAGCCATTAAAGAATTCTCGGCAGGTGGAGGTCAGCTGGGAGTACCCTGACACCTGGAGTACTCCACATTCCTACTTCTCCCTGACATTCTGCATCCAGGTCCAGGGCAAGAGCAAGAGAGAAAAGAAAGATAGAATCTTCACAGACAAGACCTCAGCCACGGTCATCTGCCGCAAAAATGCCAGCTTTAGCGTGCAGGCCCAGGACCGCTACTATAGCTCATCTTGGAGCGAATGGGCATCTGTGCCCTGCAGT

配列番号47

MNQVTIQWDAVIALYILFSWCHGGITNINCSGHIWVEPATIFKMGMNISIYCQAAIKNCQPRKLHFYKNGIKERFQITRINKTTARLWYKNFLEPHASMYCTAECPKHFQETLICGKDISSGYPPDIPDEVTCVIYEYSGNMTCTWNAGKLTYIDTKYVVHVKSLETEEEQQYLTSSYINISTDSLQGGKKYLVWVQAANALGMEESKQLQIHLDDIVIPSAAVISRAETINATVPKTIIYWDSQTTIEKVSCEMRYKATTNQTWNVKEFDTNFTYVQQSEFYLEPNIKYVFQVRCQETGKRYWQPWSSLFFHKTPETVPQVTSKAFQHDTWNSGLTVASISTGHLTSDNRGDIGLLLGMIVFAVMLSILSLIGIFNRSFRTGIKRRILLLIPKWLYEDIPNMKNSNVVKMLQENSELMNNNSSEQVLYVDPMITEIKEIFIPEHKPTDYKKENTGPLETRDYPQNSLFDNTTVVYIPDLNTGYKPQISNFLPEGSHLSNNNEITSLTLKPPVDSLDSGNNPRLQKHPNFAFSVSSVNSLSNTIFLGELSLILNQGECSSPDIQNSVEEETTMLLENDSPSETIPEQTLLPDEFVSCLGIVNEELPSINTYFPQNILESHFNRISLLEK

配列番号48

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARAEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号49

CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAAGTGAAGAAGCCCGGCTCCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAAGCCTCAGGCTACACCTTCACCAGCTACGGCATCACTTGGGTGAGGCAGGCCCCCGGCCAGGGACTGGAGTGGATGGGAGAGAACTACCCCAGGAGCGGCAACACCTACTACAACGAGAAGTTCAAGGGCAGGGTGACCATCACCGCCGACAAGAGCACCAGCACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGGAGCGAGGACACCGCTGTGTACTACTGCGCCAGGGCTGAGTTCATCAGCACCGTCGTGGCCCCCTACTACTACGCCCTCGACTATTGGGGCCAGGGCACACTAGTGACCGTGTCCAGC

配列番号50

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARVEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号51

CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAAGTGAAGAAGCCCGGCTCCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAAGCCTCAGGCTACACCTTCACCAGCTACGGCATCACTTGGGTGAGGCAGGCCCCCGGCCAGGGACTGGAGTGGATGGGAGAGAACTACCCCAGGAGCGGCAACACCTACTACAACGAGAAGTTCAAGGGCAGGGTGACCATCACCGCCGACAAGAGCACCAGCACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGGAGCGAGGACACCGCTGTGTACTACTGCGCCAGGGTGGAGTTCATCAGCACCGTCGTGGCCCCCTACTACTACGCCCTCGACTATTGGGGCCAGGGCACACTAGTGACCGTGTCCAGC

配列番号52

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGEDYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号53

CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAAGTGAAGAAGCCCGGCTCCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAAGCCTCAGGCTACACCTTCACCAGCTACGGCATCACTTGGGTGAGGCAGGCCCCCGGCCAGGGACTGGAGTGGATGGGAGAGGACTACCCCAGGAGCGGCAACACCTACTACAACGAGAAGTTCAAGGGCAGGGTGACCATCACCGCCGACAAGAGCACCAGCACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGGAGCGAGGACACCGCTGTGTACTACTGCGCCAGGAGCGAGTTCATCAGCACCGTCGTGGCCCCCTACTACTACGCCCTCGACTATTGGGGCCAGGGCACACTAGTGACCGTGTCCAGC

配列番号54

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAMYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号55

CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAAGTGAAGAAGCCCGGCTCCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAAGCCTCAGGCTACACCTTCGCCAGCTACGGCATCACTTGGGTGAGGCAGGCCCCCGGCCAGGGACTGGAGTGGATGGGAGAGAACTACCCCAGGAGCGGCAACACCTACTACAACGAGAAGTTCAAGGGCAGGGTGACCATCACCGCCGACAAGAGCACCAGCACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGGAGCGAGGACACCGCTATGTACTACTGCGCCAGGAGCGAGTTCATCAGCACCGTCGTGGCCCCCTACTACTACGCCCTCGACTATTGGGGCCAGGGCACACTAGTGACCGTGTCCAGC

配列番号56

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号57

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCACCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGGCGCCAAGCTGGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAG

配列番号58

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号59

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCACCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGGCGCCAAGCCCGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAG

配列番号60

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARAEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK

配列番号61

CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAAGTGAAGAAGCCCGGCTCCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAAGCCTCAGGCTACACCTTCACCAGCTACGGCATCACTTGGGTGAGGCAGGCCCCCGGCCAGGGACTGGAGTGGATGGGAGAGAACTACCCCAGGAGCGGCAACACCTACTACAACGAGAAGTTCAAGGGCAGGGTGACCATCACCGCCGACAAGAGCACCAGCACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGGAGCGAGGACACCGCTGTGTACTACTGCGCCAGGGCTGAGTTCATCAGCACCGTCGTGGCCCCCTACTACTACGCCCTCGACTATTGGGGCCAGGGCACACTAGTGACCGTGTCCAGCGCCAGCACCAAGGGCCCCAGCGTGTTCCCCCTGGCCCCCAGCAGCAAGAGCACCAGCGGCGGCACAGCCGCCCTGGGCTGCCTGGTGAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACCGTGTCCTGGAACAGCGGAGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCCGCCGTGCTGCAGAGCAGCGGCCTGTACAGCCTGAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCAGCAGCAGCCTGGGCACCCAGACCTACATCTGTAACGTGAACCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAGGTGGAGCCCAAGAGCTGTGACAAGACCCACACCTGCCCCCCCTGCCCTGCCCCCGAGCTGCTGGGAGGCCCCAGCGTGTTCCTGTTCCCCCCCAAGCCTAAGGACACCCTGATGATCAGCAGAACCCCCGAGGTGACCTGTGTGGTGGTGGATGTGAGCCACGAGGACCCTGAGGTGAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCACAATGCCAAGACCAAGCCCAGGGAGGAGCAGTACAACAGCACCTACCGGGTGGTGTCCGTGCTGACCGTGCTGCACCAGGATTGGCTGAACGGCAAGGAGTACAAGTGTAAGGTGTCCAACAAGGCCCTGCCTGCCCCTATCGAGAAAACCATCAGCAAGGCCAAGGGCCAGCCCAGAGAGCCCCAGGTGTACACCCTGCCCCCTAGCAGAGATGAGCTGACCAAGAACCAGGTGTCCCTGACCTGCCTGGTGAAGGGCTTCTACCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAACGGCCAGCCCGAGAACAACTACAAGACCACCCCCCCTGTGCTGGACAGCGATGGCAGCTTCTTCCTGTACAGCAAGCTGACCGTGGACAAGAGCAGATGGCAGCAGGGCAACGTGTTCAGCTGCTCCGTGATGCACGAGGCCCTGCACAATCACTACACCCAGAAGAGCCTGAGCCTGTCCCCTGGCAAG

配列番号62

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARVEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK

配列番号63

CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAAGTGAAGAAGCCCGGCTCCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAAGCCTCAGGCTACACCTTCACCAGCTACGGCATCACTTGGGTGAGGCAGGCCCCCGGCCAGGGACTGGAGTGGATGGGAGAGAACTACCCCAGGAGCGGCAACACCTACTACAACGAGAAGTTCAAGGGCAGGGTGACCATCACCGCCGACAAGAGCACCAGCACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGGAGCGAGGACACCGCTGTGTACTACTGCGCCAGGGTGGAGTTCATCAGCACCGTCGTGGCCCCCTACTACTACGCCCTCGACTATTGGGGCCAGGGCACACTAGTGACCGTGTCCAGCGCCAGCACCAAGGGCCCCAGCGTGTTCCCCCTGGCCCCCAGCAGCAAGAGCACCAGCGGCGGCACAGCCGCCCTGGGCTGCCTGGTGAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACCGTGTCCTGGAACAGCGGAGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCCGCCGTGCTGCAGAGCAGCGGCCTGTACAGCCTGAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCAGCAGCAGCCTGGGCACCCAGACCTACATCTGTAACGTGAACCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAGGTGGAGCCCAAGAGCTGTGACAAGACCCACACCTGCCCCCCCTGCCCTGCCCCCGAGCTGCTGGGAGGCCCCAGCGTGTTCCTGTTCCCCCCCAAGCCTAAGGACACCCTGATGATCAGCAGAACCCCCGAGGTGACCTGTGTGGTGGTGGATGTGAGCCACGAGGACCCTGAGGTGAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCACAATGCCAAGACCAAGCCCAGGGAGGAGCAGTACAACAGCACCTACCGGGTGGTGTCCGTGCTGACCGTGCTGCACCAGGATTGGCTGAACGGCAAGGAGTACAAGTGTAAGGTGTCCAACAAGGCCCTGCCTGCCCCTATCGAGAAAACCATCAGCAAGGCCAAGGGCCAGCCCAGAGAGCCCCAGGTGTACACCCTGCCCCCTAGCAGAGATGAGCTGACCAAGAACCAGGTGTCCCTGACCTGCCTGGTGAAGGGCTTCTACCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAACGGCCAGCCCGAGAACAACTACAAGACCACCCCCCCTGTGCTGGACAGCGATGGCAGCTTCTTCCTGTACAGCAAGCTGACCGTGGACAAGAGCAGATGGCAGCAGGGCAACGTGTTCAGCTGCTCCGTGATGCACGAGGCCCTGCACAATCACTACACCCAGAAGAGCCTGAGCCTGTCCCCTGGCAAG

配列番号64

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGEDYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK

配列番号65

CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAAGTGAAGAAGCCCGGCTCCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAAGCCTCAGGCTACACCTTCACCAGCTACGGCATCACTTGGGTGAGGCAGGCCCCCGGCCAGGGACTGGAGTGGATGGGAGAGGACTACCCCAGGAGCGGCAACACCTACTACAACGAGAAGTTCAAGGGCAGGGTGACCATCACCGCCGACAAGAGCACCAGCACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGGAGCGAGGACACCGCTGTGTACTACTGCGCCAGGAGCGAGTTCATCAGCACCGTCGTGGCCCCCTACTACTACGCCCTCGACTATTGGGGCCAGGGCACACTAGTGACCGTGTCCAGCGCCAGCACCAAGGGCCCCAGCGTGTTCCCCCTGGCCCCCAGCAGCAAGAGCACCAGCGGCGGCACAGCCGCCCTGGGCTGCCTGGTGAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACCGTGTCCTGGAACAGCGGAGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCCGCCGTGCTGCAGAGCAGCGGCCTGTACAGCCTGAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCAGCAGCAGCCTGGGCACCCAGACCTACATCTGTAACGTGAACCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAGGTGGAGCCCAAGAGCTGTGACAAGACCCACACCTGCCCCCCCTGCCCTGCCCCCGAGCTGCTGGGAGGCCCCAGCGTGTTCCTGTTCCCCCCCAAGCCTAAGGACACCCTGATGATCAGCAGAACCCCCGAGGTGACCTGTGTGGTGGTGGATGTGAGCCACGAGGACCCTGAGGTGAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCACAATGCCAAGACCAAGCCCAGGGAGGAGCAGTACAACAGCACCTACCGGGTGGTGTCCGTGCTGACCGTGCTGCACCAGGATTGGCTGAACGGCAAGGAGTACAAGTGTAAGGTGTCCAACAAGGCCCTGCCTGCCCCTATCGAGAAAACCATCAGCAAGGCCAAGGGCCAGCCCAGAGAGCCCCAGGTGTACACCCTGCCCCCTAGCAGAGATGAGCTGACCAAGAACCAGGTGTCCCTGACCTGCCTGGTGAAGGGCTTCTACCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAACGGCCAGCCCGAGAACAACTACAAGACCACCCCCCCTGTGCTGGACAGCGATGGCAGCTTCTTCCTGTACAGCAAGCTGACCGTGGACAAGAGCAGATGGCAGCAGGGCAACGTGTTCAGCTGCTCCGTGATGCACGAGGCCCTGCACAATCACTACACCCAGAAGAGCCTGAGCCTGTCCCCTGGCAAG

配列番号66

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAMYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK

配列番号67

CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAAGTGAAGAAGCCCGGCTCCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAAGCCTCAGGCTACACCTTCGCCAGCTACGGCATCACTTGGGTGAGGCAGGCCCCCGGCCAGGGACTGGAGTGGATGGGAGAGAACTACCCCAGGAGCGGCAACACCTACTACAACGAGAAGTTCAAGGGCAGGGTGACCATCACCGCCGACAAGAGCACCAGCACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGGAGCGAGGACACCGCTATGTACTACTGCGCCAGGAGCGAGTTCATCAGCACCGTCGTGGCCCCCTACTACTACGCCCTCGACTATTGGGGCCAGGGCACACTAGTGACCGTGTCCAGCGCCAGCACCAAGGGCCCCAGCGTGTTCCCCCTGGCCCCCAGCAGCAAGAGCACCAGCGGCGGCACAGCCGCCCTGGGCTGCCTGGTGAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACCGTGTCCTGGAACAGCGGAGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCCGCCGTGCTGCAGAGCAGCGGCCTGTACAGCCTGAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCAGCAGCAGCCTGGGCACCCAGACCTACATCTGTAACGTGAACCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAGGTGGAGCCCAAGAGCTGTGACAAGACCCACACCTGCCCCCCCTGCCCTGCCCCCGAGCTGCTGGGAGGCCCCAGCGTGTTCCTGTTCCCCCCCAAGCCTAAGGACACCCTGATGATCAGCAGAACCCCCGAGGTGACCTGTGTGGTGGTGGATGTGAGCCACGAGGACCCTGAGGTGAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCACAATGCCAAGACCAAGCCCAGGGAGGAGCAGTACAACAGCACCTACCGGGTGGTGTCCGTGCTGACCGTGCTGCACCAGGATTGGCTGAACGGCAAGGAGTACAAGTGTAAGGTGTCCAACAAGGCCCTGCCTGCCCCTATCGAGAAAACCATCAGCAAGGCCAAGGGCCAGCCCAGAGAGCCCCAGGTGTACACCCTGCCCCCTAGCAGAGATGAGCTGACCAAGAACCAGGTGTCCCTGACCTGCCTGGTGAAGGGCTTCTACCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAACGGCCAGCCCGAGAACAACTACAAGACCACCCCCCCTGTGCTGGACAGCGATGGCAGCTTCTTCCTGTACAGCAAGCTGACCGTGGACAAGAGCAGATGGCAGCAGGGCAACGTGTTCAGCTGCTCCGTGATGCACGAGGCCCTGCACAATCACTACACCCAGAAGAGCCTGAGCCTGTCCCCTGGCAAG

配列番号68

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号69

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCACCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGGCGCCAAGCTGGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAGCGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC

配列番号70

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号71

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCACCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGGCGCCAAGCCCGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAGCGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC

配列番号72

EDYPRSGNTYYNEKFKG

配列番号73

AEFISTVVAPYYYALDY

配列番号74

VEFISTVVAPYYYALDY

配列番号75

KASKKVTIFGSTSALH

配列番号76
NGAKPES

配列番号77
DGAKLES

配列番号78
QGAKLES

配列番号79
DGAKPES

配列番号80
QGAKPES

配列番号81
QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGEDYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARAEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号82

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGEDYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARVEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号83

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAMYYCARAEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号84

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAMYYCARVEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号85

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号86

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARAEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号87

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARVEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号88

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGEDYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号89

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGEDYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARAEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号90

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGEDYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARVEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号91

RTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号92

ASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK

配列番号93

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYDGAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号94

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYQGAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号95

SEFISTVMAPYYYALDY

配列番号96

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYDGAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK


配列番号97

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYQGAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号98

ENYPRSGNIYYNEKFKG

配列番号99

ENYPRSGNTYYNEKFRG

配列番号100

SEFTSTVVAPYYYALDY

配列番号101

KASKKVTIYGSTSALH

配列番号102

NSAKLES

配列番号103

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVMAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号104

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGEDYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSGLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号105

QVQLVQSGAEVKKPGSSVRVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号106

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAAYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号107

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCEASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号108

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTNTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号109

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVNCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号110

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFRGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号111

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNIYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号112

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSGLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号113

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFRGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号114

QVQLVQSSAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFTSTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号115

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFASYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNTYYNEKFKGRVTITADKSTGTAYMELSSLRSEDTAVYYCARSEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号116

DIVMTQSPDSLVVSLGERATINCKASKKVTIFGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号117

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLVYNGAKLESGVPDRFSGSGSGADFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号118

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQRPGQPPKLIYNGAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号119

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKLESGVPGRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号120

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYNSAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号121

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIYGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号122

DIVMTQSPDSLAVSLGERATISCKASKKVTIFGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号123

GIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNGAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号124

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNIYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARAEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSSASTKGPSVFPLAPSSKSTSGGTAALGCLVKDYFPEPVTVSWNSGALTSGVHTFPAVLQSSGLYSLSSVVTVPSSSLGTQTYICNVNHKPSNTKVDKKVEPKSCDKTHTCPPCPAPELLGGPSVFLFPPKPKDTLMISRTPEVTCVVVDVSHEDPEVKFNWYVDGVEVHNAKTKPREEQYNSTYRVVSVLTVLHQDWLNGKEYKCKVSNKALPAPIEKTISKAKGQPREPQVYTLPPSRDELTKNQVSLTCLVKGFYPSDIAVEWESNGQPENNYKTTPPVLDSDGSFFLYSKLTVDKSRWQQGNVFSCSVMHEALHNHYTQKSLSLSPGK

配列番号125

CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAAGTGAAGAAGCCCGGCTCCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAAGCCTCAGGCTACACCTTCACCAGCTACGGCATCACTTGGGTGAGGCAGGCCCCCGGCCAGGGACTGGAGTGGATGGGAGAGAACTACCCCAGGAGCGGCAACATCTACTACAACGAGAAGTTCAAGGGCAGGGTGACCATCACCGCCGACAAGAGCACCAGCACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGGAGCGAGGACACCGCTGTGTACTACTGCGCCAGGGCTGAGTTCATCAGCACCGTCGTGGCCCCCTACTACTACGCCCTCGACTATTGGGGCCAGGGCACACTAGTGACCGTGTCCAGCGCCAGCACCAAGGGCCCCAGCGTGTTCCCCCTGGCCCCCAGCAGCAAGAGCACCAGCGGCGGCACAGCCGCCCTGGGCTGCCTGGTGAAGGACTACTTCCCCGAACCGGTGACCGTGTCCTGGAACAGCGGAGCCCTGACCAGCGGCGTGCACACCTTCCCCGCCGTGCTGCAGAGCAGCGGCCTGTACAGCCTGAGCAGCGTGGTGACCGTGCCCAGCAGCAGCCTGGGCACCCAGACCTACATCTGTAACGTGAACCACAAGCCCAGCAACACCAAGGTGGACAAGAAGGTGGAGCCCAAGAGCTGTGACAAGACCCACACCTGCCCCCCCTGCCCTGCCCCCGAGCTGCTGGGAGGCCCCAGCGTGTTCCTGTTCCCCCCCAAGCCTAAGGACACCCTGATGATCAGCAGAACCCCCGAGGTGACCTGTGTGGTGGTGGATGTGAGCCACGAGGACCCTGAGGTGAAGTTCAACTGGTACGTGGACGGCGTGGAGGTGCACAATGCCAAGACCAAGCCCAGGGAGGAGCAGTACAACAGCACCTACCGGGTGGTGTCCGTGCTGACCGTGCTGCACCAGGATTGGCTGAACGGCAAGGAGTACAAGTGTAAGGTGTCCAACAAGGCCCTGCCTGCCCCTATCGAGAAAACCATCAGCAAGGCCAAGGGCCAGCCCAGAGAGCCCCAGGTGTACACCCTGCCCCCTAGCAGAGATGAGCTGACCAAGAACCAGGTGTCCCTGACCTGCCTGGTGAAGGGCTTCTACCCCAGCGACATCGCCGTGGAGTGGGAGAGCAACGGCCAGCCCGAGAACAACTACAAGACCACCCCCCCTGTGCTGGACAGCGATGGCAGCTTCTTCCTGTACAGCAAGCTGACCGTGGACAAGAGCAGATGGCAGCAGGGCAACGTGTTCAGCTGCTCCGTGATGCACGAGGCCCTGCACAATCACTACACCCAGAAGAGCCTGAGCCTGTCCCCTGGCAAG

配列番号126

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNIYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARAEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSS

配列番号127

CAGGTGCAGCTGGTGCAGAGCGGCGCCGAAGTGAAGAAGCCCGGCTCCAGCGTGAAGGTGAGCTGCAAAGCCTCAGGCTACACCTTCACCAGCTACGGCATCACTTGGGTGAGGCAGGCCCCCGGCCAGGGACTGGAGTGGATGGGAGAGAACTACCCCAGGAGCGGCAACATCTACTACAACGAGAAGTTCAAGGGCAGGGTGACCATCACCGCCGACAAGAGCACCAGCACCGCCTACATGGAGCTGAGCAGCCTGAGGAGCGAGGACACCGCTGTGTACTACTGCGCCAGGGCTGAGTTCATCAGCACCGTCGTGGCCCCCTACTACTACGCCCTCGACTATTGGGGCCAGGGCACACTAGTGACCGTGTCCAGC

配列番号128

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNLAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号129

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCACCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACctcGCCAAGCCCGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAGCGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC

配列番号130

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNLAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号131

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCACCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACctcGCCAAGCCCGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAG

配列番号132

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYNLAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号133

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCATCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACctcGCCAAGCTGGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAGCGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC

配列番号134

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYNLAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号135

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCATCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACctcGCCAAGCTGGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAG

配列番号136

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIYGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNLAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号137

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTACGGCAGCACCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACctcGCCAAGCCCGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAGCGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC

配列番号138

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIYGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNLAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号139

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTACGGCAGCACCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACctcGCCAAGCCCGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAG

配列番号140

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYNVAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号141

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCATCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGTCGCCAAGCTGGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAGCGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC

配列番号142

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSISALHWYQQKPGQPPKLIYNVAKLESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号143

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCATCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGTCGCCAAGCTGGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAG

配列番号144

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNVAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号145

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCACCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGTCGCCAAGCCCGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAGCGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC

配列番号146

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNVAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号147

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTTCGGCAGCACCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGTCGCCAAGCCCGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAG

配列番号148

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIYGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNVAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKRTVAAPSVFIFPPSDEQLKSGTASVVCLLNNFYPREAKVQWKVDNALQSGNSQESVTEQDSKDSTYSLSSTLTLSKADYEKHKVYACEVTHQGLSSPVTKSFNRGEC

配列番号149

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTACGGCAGCACCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGTCGCCAAGCCCGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAGCGTACGGTGGCCGCCCCCAGCGTGTTCATCTTCCCCCCCAGCGATGAGCAGCTGAAGAGCGGCACCGCCAGCGTGGTGTGTCTGCTGAACAACTTCTACCCCCGGGAGGCCAAGGTGCAGTGGAAGGTGGACAATGCCCTGCAGAGCGGCAACAGCCAGGAGAGCGTGACCGAGCAGGACAGCAAGGACTCCACCTACAGCCTGAGCAGCACCCTGACCCTGAGCAAGGCCGACTACGAGAAGCACAAGGTGTACGCCTGTGAGGTGACCCACCAGGGCCTGTCCAGCCCCGTGACCAAGAGCTTCAACCGGGGCGAGTGC

配列番号150

DIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIYGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNVAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIK

配列番号151

GACATCGTGATGACCCAGAGCCCCGATAGCCTCGCTGTGAGCCTGGGCGAGAGGGCCACCATCAACTGCAAGGCCAGCAAGAAGGTCACCATCTACGGCAGCACCTCCGCCCTGCACTGGTACCAGCAGAAGCCCGGACAGCCCCCCAAGCTGATCTACAACGTCGCCAAGCCCGAGAGCGGCGTGCCCGACAGGTTTAGCGGCAGCGGCAGCGGCACAGACTTCACCCTGACCATTAGCAGCCTGCAGGCCGAAGACGTGGCCGTGTACTACTGCCTGCAGAACAAGGAGGTGCCCTACACCTTCGGCGGGGGCACCAAAGTGGAGATCAAG

配列番号152

NLAKLES

配列番号153

NVAKLES

配列番号154

NLAKPES

配列番号155

NVAKPES

配列番号156

QVQLVQSGAEVKKPGSSVKVSCKASGYTFTSYGITWVRQAPGQGLEWMGENYPRSGNIYYNEKFKGRVTITADKSTSTAYMELSSLRSEDTAVYYCARAEFISTVVAPYYYALDYWGQGTLVTVSSGGGGSGGGGSGGGGSDIVMTQSPDSLAVSLGERATINCKASKKVTIFGSTSALHWYQQKPGQPPKLIYNLAKPESGVPDRFSGSGSGTDFTLTISSLQAEDVAVYYCLQNKEVPYTFGGGTKVEIKR

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトIL−23と結合し、配列番号3、配列番号4、配列番号73、配列番号74、配列番号95、もしくは配列番号100のCDRH3、またはCDRH3に1、2、もしくは3個のアミノ酸置換を含有するその変異体を含み、かつ配列番号152、配列番号153、配列番号154、もしくは配列番号155のCDRL2をさらに含む、抗原結合タンパク質。
【請求項2】
下記のCDRを含む、請求項1に記載の抗原結合タンパク質:
CDRH1:配列番号1、
CDRH2:配列番号98または配列番号2、
CDRH3:配列番号73または配列番号74、
CDRL1:配列番号75、配列番号5、または配列番号101、
CDRL2:配列番号152、配列番号153、配列番号154、または配列番号155、および
CDRL3:配列番号7。
【請求項3】
下記のCDR:
CDRH1:配列番号1、
CDRH2:配列番号98、
CDRH3:配列番号73、
CDRL1:配列番号75、
CDRL2:配列番号154、および
CDRL3:配列番号7、
または、下記のCDR:
CDRH1:配列番号1、
CDRH2:配列番号2、
CDRH3:配列番号73、
CDRL1:配列番号5、
CDRL2:配列番号152、および
CDRL3:配列番号7、
または、下記のCDR:
CDRH1:配列番号1、
CDRH2:配列番号2、
CDRH3:配列番号73、
CDRL1:配列番号101、
CDRL2:配列番号154、および
CDRL3:配列番号7、
または、下記のCDR:
CDRH1:配列番号1、
CDRH2:配列番号2、
CDRH3:配列番号74、
CDRL1:配列番号5、
CDRL2:配列番号152、および
CDRL3:配列番号7
を含む、請求項2に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項4】
抗原結合タンパク質が全長IgG抗体である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項5】
抗原結合タンパク質が一本鎖Fvである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項6】
配列番号16、配列番号48、配列番号50、配列番号52、配列番号54、配列番号81、配列番号82、配列番号83、配列番号84、配列番号85、配列番号86、配列番号87、配列番号88、配列番号89、配列番号90、配列番号103、配列番号104、配列番号105、配列番号106、配列番号107、配列番号108、配列番号109、配列番号110、配列番号111、配列番号112、配列番号113、配列番号114、配列番号115、および配列番号126から選択されるVHドメインと、配列番号130、配列番号134、配列番号138、配列番号142、配列番号146、および配列番号150から選択されるVLドメインとを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項7】
配列番号16、配列番号48、配列番号50、および配列番号126から選択されるVHドメインと、配列番号130、配列番号134、配列番号138、配列番号142、配列番号146、および配列番号150から選択されるVLドメインとを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項8】
配列番号126のVHドメインおよび配列番号130のVLドメイン、または配列番号48のVHドメインおよび配列番号134のVLドメイン、または配列番号48のVHドメインおよび配列番号138のVLドメイン、または配列番号50のVHドメインおよび配列番号134のVLドメインを含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項9】
A24AM18(配列番号124および配列番号128)、A5M20(配列番号60および配列番号132)、A5M21(配列番号60および配列番号136)、またはA6M20(配列番号62および配列番号132)の全長重鎖および軽鎖を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の抗体の重鎖をコードするポリヌクレオチドと、請求項1〜9のいずれか一項に記載の抗体の軽鎖をコードするポリヌクレオチドとを含む、形質転換または核酸を導入した組換え宿主細胞。
【請求項11】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
【請求項12】
治療上有効量の請求項1〜9のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質を投与する工程を含む、乾癬、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、慢性関節リウマチ、若年性慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、神経変性疾患、例えば多発性硬化症、好中球駆動性疾患、例えばCOPD、ウェゲナー血管炎、嚢胞性線維症、シェーグレン症候群、慢性移植拒絶反応、1型糖尿病移植片対宿主病、喘息、アレルギー性疾患、アトピー性皮膚炎、湿疹性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、甲状腺炎、脊椎関節症、強直性脊椎炎、ブドウ膜炎、多発性軟骨炎または強皮症を含む他の自己免疫疾患などの免疫系媒介炎症に罹患したヒト患者の治療方法。
【請求項13】
乾癬、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クローン病、慢性関節リウマチ、若年性慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、神経変性疾患、例えば多発性硬化症、好中球駆動性疾患、例えばCOPD、ウェゲナー血管炎、嚢胞性線維症、シェーグレン症候群、慢性移植拒絶反応、1型糖尿病移植片対宿主病、喘息、アレルギー性疾患、アトピー性皮膚炎、湿疹性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、甲状腺炎、脊椎関節症、強直性脊椎炎、ブドウ膜炎、多発性軟骨炎、または強皮症を含む他の自己免疫疾患などの免疫系媒介炎症の治療または予防のための、請求項1〜9のいずれか一項に記載の抗原結合タンパク質。

【図1】
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【公表番号】特表2012−522749(P2012−522749A)
【公表日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−502651(P2012−502651)
【出願日】平成22年3月30日(2010.3.30)
【国際出願番号】PCT/EP2010/054243
【国際公開番号】WO2010/115786
【国際公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】