説明

押しボタン装置

【課題】押しボタンの係止ガタをなくしつつ第1レバーの弾性力の低下を防いで、操作性向上を図った押しボタン装置を提供する。
【解決手段】押しボタン2には押圧操作が行われる本体部21と、本体部21から押圧方向Y1に向かって突出する係止部22と、係止部22の側面から第1レバー7の固定端に向かって突出する係止爪22aと、が設けられ、筐体3には係止部22の第1レバー7自由端側と対向する保持壁8と、係止爪22aが自由端に係止されると共に保持壁8との間に係止部22を挟んで係止部22の端部を保持壁8に向かって付勢するように設けた第2レバー9と、が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、押しボタン装置に係り、特に、押圧操作が行われる押しボタンと、前記押しボタンの押圧操作が行われると前記押しボタンに押されて自由端が押圧方向に撓む第1レバーが設けられた支持部と、を備えた押しボタン装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
上述した押しボタン装置として、例えば、図8及び図9に示されたように、家庭用のガス漏れ警報器1内に組み込まれたものが提案されている。同図に示すように、ガス漏れ警報器1は、押圧操作が行われる押しボタン2と、この押しボタン2を押圧可能に支持する支持部としての筐体3と、を備えている。上記筐体3は、箱型に形成されていて、その正面に押しボタン2の本体部21が嵌め込まれる凹部31aが設けられている。この凹部31aの底部は、一端が筐体3に固定され、他端が押圧方向Y1に可撓する片持ち構造の第1レバー7から構成されている。
【0003】
上記押しボタン2は、正面視楕円形の板状の本体部21と、この本体部21の中央から押圧方向Y1に突出する操作・係止部12と、本体部21の自由端側から押圧方向Y1に突出する係止部13と、が設けられている。上記本体部21は、図8に示すように、第1レバー7の表面上(押圧方向Y1と逆側の面)に搭載されている。操作・係止部12及び係止部13は、第1レバー7に設けた挿入孔7b(図9参照)内に挿入されて第1レバー7の裏面(押圧方向Y1側の面)から押圧方向Y1に向かって突出する。この操作・係止部12は、第1レバー7の固定端側に向かって突出する係止爪12aが設けられている。また、係止部13は、第1レバー7の自由端側に向かって突出する係止爪13aが設けられている。そして、これら係止爪12a、13aが第1レバー7の裏面に係止することにより、押しボタン2が第1レバー7に固定される。
【0004】
また、筐体3に内蔵された基板4上にはスイッチ6が搭載されている。このスイッチ6は、図8に示すように第1レバー7の固定端から自由端に向かう方向に操作・係止部12と対向するように基板4上に配置されている。以上の構成によれば、ユーザが押しボタン2に設けられた本体部21の中央を押圧操作すると、押しボタン2によって押されて第1レバー7の自由端が押圧方向Y1に撓む。これに伴って第1レバー7上に搭載されている押しボタン2の自由端側が押圧方向Y1に傾いて、操作・係止部12の端部がスイッチ6側に傾く。そして、操作・係止部12の端部がスイッチ6側に傾くとスイッチ6を押してスイッチ6をオンする。その後、ユーザが押しボタン2から手を離すと、第1レバー7の反力により押しボタン2が元の位置に戻る。
【0005】
しかしながら、上述した従来の押しボタン装置では、押しボタン2の固体は係止爪12a、13aを第1レバー7に引っ掛けて係止させるだけなので、係止ガタ(挿入孔7bと操作・係止部12及び係止部13とのガタ)が発生し、操作性が低下してしまう、という問題があった。また、上述した従来の押しボタン装置では、第1レバー7が上述したように片持ち構造となっているため、押しボタン2の操作回数が増加するに従って、第1レバー7の弾性力が低下して操作性が低下してしまう、という問題があった。
【0006】
また、従来、発光素子からの光を拡散して面発光する拡散レンズを設けて、発光素子の視認性を向上させるガス漏れ警報器が提案されている(特許文献1)。上記拡散レンズは筐体に固定されていて、押圧操作することはできなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2005−18174号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、押しボタンの係止ガタをなくしつつ第1レバーの弾性力の低下を防いで、操作性向上を図った押しボタン装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、押圧操作が行われる押しボタンと、前記押しボタンの押圧操作が行われる前記押しボタンに押されて自由端が押圧方向に撓む第1レバーが設けられた支持部と、を備えた押しボタン装置において、
前記押しボタンには前記押圧操作が行われる本体部と、前記本体部から前記押圧方向に向かって突出する係止部と、前記係止部の側面から前記第1レバーの固定端側に向かって突出する係止爪と、が設けられ、前記支持部には前記係止部の前記第1レバー自由端側と対向する保持壁と、前記係止爪が自由端に係止されると共に前記保持壁との間に前記係止部を挟んで前記係止部の端部を前記保持壁に向かって付勢するように設けた第2レバーと、が設けられていることを特徴とする押しボタン装置に存する。
【0010】
請求項2記載の発明は、前記第1レバーの押圧方向側に配置された発光素子をさらに備え、前記押しボタンが透光部材から構成され、前記第1レバーには前記押圧方向に向かって突出する互いの間に前記発光素子を位置づける一対のガイド壁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の押しボタン装置に存する。
【0011】
請求項3記載の発明は、前記第1レバーの押圧方向側に配置されたスイッチを更に備え、前記第1レバーには前記押しボタンの中央からずれた位置に対向する部分から前記押圧方向に向かって突出して設けられた前記押圧操作に応じてスイッチを押す操作部が、設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の押しボタン装置に存する。
【0012】
請求項4記載の発明は、前記押しボタンの押圧方向側にドーム状の凹部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の押しボタン装置に存する。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、第2レバーが係止部を保持壁に向かって付勢しているので、係止ガタ(第2レバーと係止部とのガタ)をなくして、操作性の向上を図ることができる。また、ユーザが押しボタンを押圧操作すると、押しボタンにより押されて第1レバーの自由端が押圧方向に撓む。これに伴って、押しボタンの自由端側が押圧方向に傾き、係止部の端部が第2レバー側に傾いて第2レバーを撓ませるので、第1レバー及び第2レバーに反力が生じる。そして、ユーザが押しボタンから指を外すと第1レバー及び第2レバーの反力により押しボタンは元の位置に戻る。従って、押しボタンを押圧操作すると、第1レバーと第2レバーとが同時に作用するため、第1レバーのみの従来に比べてレバーの弾性力が低下しにくくなり、良好な操作性を長期間維持することができる。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、発光素子の光が押しボタン内に入射されて、押しボタンが光輝する。これにより押しボタンの視認が向上する。また、発光素子が傾いて半田付されたとしても、一対のガイド壁により発光素子の位置を矯正することができるので、発光素子からの光の拡散状態を安定させることができる。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、スイッチを押す操作部が第1レバーの押しボタンの中央からずれた位置と対向するように設けられているので、力点となる押しボタンの指が押される部分(押しボタン中央)と、作用点となるスイッチを押す操作部が設けられる部分(押しボタン中央からズレた位置)と、が異なるため、スイッチのクリック音が指に伝わって減衰することがない。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、押しボタンにドーム状の凹部が形成されているので、クリック音を反響させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の押しボタン装置を組み込んだガス漏れ警報器の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1に示すガス漏れ警報器の分解斜視図を示す。
【図3】図1のI−I線断面図である。
【図4】(A)は図1に示すガス漏れ警報器を構成する押しボタンの拡大斜視図であり、(B)は図1に示すガス漏れ警報器を構成する上ケースの部分拡大斜視図である。
【図5】図1に示すガス漏れ警報器を構成する上ケースの部分正面図である。
【図6】図1に示す押しボタンを押圧操作したときのI−I線断面図である。
【図7】(A)は図1に示す押しボタン装置の模式図であり、(B)は図8に示す従来の押しボタン装置の模式図である。
【図8】従来の押しボタン装置を組み込んだガス漏れ警報器の一例を示す断面図である。
【図9】(A)図8に示すガス漏れ警報器を構成する筐体の部分正面図であり、(B)は(A)のII−II線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1及び図2などに示すように、本発明の押しボタン装置を組み込んだガス漏れ警報器1は、押圧操作が行われる押しボタン2と、押しボタン2を押圧可能に支持する支持部としての筐体3と、この筐体3内に内蔵された基板4と、基板4上に搭載されたLED5と、スイッチ6と、を備えている。上記押しボタン2は、図3及び図4(A)などに示すように、本体部21と、本体部21から押圧方向Y1に向かって突設された係止部22と、が設けられている。
【0019】
上記本体部21は、図2などに示すように、押圧操作が行われる正面視直角二等辺三角形状の押圧部21aと、この押圧部21aの周縁から押圧方向Y1に向かって突設された側壁部21bと、から構成されている。この押しボタン2は、押圧部21aの互いに等しい一対の辺のうち一方が鉛直方向Y2に沿い、他方が水平方向Y3に沿うように筐体3の正面左上に支持される。
【0020】
上記係止部22は、上記側壁部21bの一部から押圧方向Y1に向かって突設されている。本実施形態では、上記係止部22は、押圧部21aの互いに等しい一対の辺のうち鉛直方向Y2に沿って配置される辺から突設された側壁部21bに突設されていて、先端が可撓に設けられている。この係止部22には、図3に示すように、後述する第1レバー7の固定端側に向かって突出する係止爪22aが設けられている。
【0021】
また、上記筐体3は、合成樹脂などから構成されていて、図2などに示すように、正面側に上ケース31と、背面側の下ケース32と、を有している。上記上ケース31の正面左上には、図4(B)に示すように、上述した押しボタン2の本体部21が嵌め込まれる正面視直角二等辺三角形状の凹部31aが設けられている。この凹部31aの底部には、図5に示すように、二等辺三角形の互いに等しい一対の辺のうち水平方向Y3に沿った辺と二等辺三角形の互いに等しい一対の辺以外の辺とに沿った貫通孔31bが設けられている。この貫通孔31bを設けることにより、凹部31aの底部に水平方向Y3の図面左側が固定端となり、図面右側が自由端となる片持ち構造の上記第1レバー7が設けられる。この第1レバー7は、中央に開口7aが設けられいて、この開口7aにより自由端が押圧方向Y1に撓みやすくなる。
【0022】
また、上述した押しボタン2の側壁部21bには、図4(A)に示すように、上述した第1レバー7の周縁に対向するように凸壁21cが突設されている。この凸壁21cは、第1レバー7の固定端側に対向する部分が自由端側に対向する部分よりも高くなるように設けられている。これにより、図3に示すように、押しボタン2が押されていない状態では、凸壁21cの固定端側は第1レバー7周縁に接しているが、凸壁21cの自由端側は第1レバー7の周縁には接していない。そして、押しボタン2が押圧操作されて押しボタン2の自由端側が押圧方向Y1に傾くと、図6に示すように、凸壁21cが第1レバー7の自由端側にも接するようになり第1レバー7の自由端を押して、第1レバー7の自由端が押圧方向Y1に撓む。
【0023】
また、図4(B)及び図5に示すように、上記凹部31aの底部において第1レバー7の固定端側の縁部には、上述した押しボタン2の係止部22を挿入することができる挿入孔31cが設けられている。この挿入孔31cに押しボタン2の係止部22を挿入すると、図3に示すように、挿入孔31cの縁部である保持壁8が係止部22の第1レバー7自由端側と対向する。また、凹部31aにおいて第1レバー7の固定端側の側壁には、押圧方向Y1と逆側が固定端となり、押圧方向Y1側が自由端となる第2レバー9が設けられている。この第2レバー9は、その自由端が保持壁8と対向するように設けられている。第2レバー9の自由端と保持壁8との距離は、押しボタン2の係止部22の幅よりも狭くなるように設けられている。
【0024】
これにより、押しボタン2の係止部22を挿入孔31cに挿入すると、係止部22により第2レバー9の自由端が押されて保持壁8から離れた側に撓み、第2レバー9は、保持壁8との間に押しボタン2の係止部22を挟んだ状態で押しボタン2の係止部22を保持壁8に向かって付勢する。また、押しボタン2の係止部22をさらに挿入孔31cに挿入すると、係止部22に設けた係止爪22aが第2レバー9の自由端に係止される。このように、第2レバー9が係止部22を保持壁8に向かって付勢しているので、係止ガタ(第2レバー9と係止部22とのガタ)をなくして、操作性の向上を図ることができる。
【0025】
上述した構成の押しボタン2をユーザが押圧操作すると、押しボタン2により押されて第1レバー7の自由端が押圧方向Y1に撓む。これに伴って押しボタン2の自由端側が押圧方向Y1に傾いて、押しボタン2の係止部22の端部が第2レバー9側に動くため、第2レバー9が撓み、第1レバー7及び第2レバー9に反力が生じる。そして、ユーザが押しボタン2から指を外すと第1レバー7及び第2レバー9の反力により押しボタン2は元の位置に戻る。従って、押しボタン2を押圧操作すると、第1レバー7と第2レバー9とが同時に作用するため、第1レバー7のみの従来に比べてレバーの弾性力が低下しにくくなり、良好な操作性を長期間維持することができる。
【0026】
また、上述したガス漏れ警報器1は、第1レバー7の押圧方向Y1側に配置されたLED5をさらに備えている。LED5は、筐体3に内蔵された基板4上に搭載されていて、LED本体部51と、このLED本体部51から突出したリード52と、を備えている。LED5は、リード52を介して電源が投入されると発光する。また、上記押しボタン2は、アクリルなどの光透過性の部材から構成されている。押しボタン2は、また表面に細かい凹凸が設けられると共にLED5に対向する位置に凸レンズ23が設けられている。LED5からの光は、第1レバー7に設けた開口7aを通過して押しボタン2に入射される。押しボタン2内に入射された光は、凸レンズ23や図示しない凹凸により拡散され、押しボタン2全体が光輝して視認される。
【0027】
上述したようにLED5がリードタイプだった場合、LED5が傾いて半田付けされる可能性があり、押しボタン2の発光にムラが生じる恐れがある。そこで、本実施形態では、第1レバー7に押圧方向Y1に向かって突出する互いに間に上記LED5を位置づける一対のガイド壁10を設けている。この一対のガイド壁10を設けることにより、LED5が傾いて半田付けされたとしても、一対のガイド壁10によりLED5の位置を矯正することができるので、LED5からの光の拡散状態を安定させることができ、押しボタン2の発光にムラが生じることがない。
【0028】
さらに、上述したガス漏れ警報器1は、第1レバー7の自由端の押圧方向Y1側に配置されたスイッチ6を備えている。また、第1レバー7の自由端には、押圧方向Y1に向かって突出する操作部11が設けられている。以上の構成によれば、押しボタン2が押圧操作されて、第1レバー7の自由端が押圧方向Y1に撓むと、操作部11がスイッチ6を押してスイッチ6をオンすることができる。このように第1レバー7の自由端から操作この操作部11は、押しボタン2の中央からずれた位置に対向するように設けられる。
【0029】
よって、図8に示す従来では、操作部11は、押しボタン2中央に対向する位置に設けられていた。この場合、図7(B)に示すように、力点となる押しボタン2の指が押される部分(押しボタン2中央)と、作用点となるスイッチ6を押す操作部11が設けられている部分(押しボタン2中央と対向する部分)と、が重なり、スイッチ6のクリック音が指に伝わって減衰してしまい、操作性が低い。本実施形態では、図7(A)に示すように、力点となる押しボタン2の指が押される部分(押しボタン2中央)と、作用点となるスイッチ6を押す操作部11が設けられている部分(押しボタン2中央からずれた位置)と、が異なるため、スイッチ6のクリック音が指に伝わって減衰することがなく、操作性の向上を図ることができる。
【0030】
また、上述した押しボタン2の本体部21は、押圧部21aとこの押圧部21aの縁部から突設した側壁部21bとを備えている。即ち、本体部21の押圧方向Y1側には凹部が設けられている。そして、図3及び図7(A)に示すように、この押しボタン2の本体部21に設けた凹部をドーム状に形成すれば、スイッチ6のクリック音をさらに反響させることができ、より一層操作性の向上を図ることができる。
【0031】
なお、上述した実施形態では、LED5を用いて押しボタン2を光輝させていたが、本発明はこれに限ったものではない。従来のように押しボタン2を光輝させなくてもよい。
【0032】
また、上述した実施形態では、押しボタン2の中央からずれた位置に対向するように操作部11を設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。スイッチ6のクリック音が減衰してもよければ、押しボタン2の中央と対向するように操作部11を設けても良い。
【0033】
また、上述した実施形態では、本体部21を凹状に形成していたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば本体部21を平板状に設けてもよい。
【0034】
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0035】
2 押しボタン
3 筐体(支持部)
5 LED(発光素子)
6 スイッチ
7 第1レバー
8 保持壁
9 第2レバー
21 本体部
22 係止部
22a 係止爪
Y1 押圧方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
押圧操作が行われる押しボタンと、前記押しボタンの押圧操作が行われる前記押しボタンに押されて自由端が押圧方向に撓む第1レバーが設けられた支持部と、を備えた押しボタン装置において、
前記押しボタンには前記押圧操作が行われる本体部と、前記本体部から前記押圧方向に向かって突出する係止部と、前記係止部の側面から前記第1レバーの固定端側に向かって突出する係止爪と、が設けられ、
前記支持部には前記係止部の前記第1レバー自由端側と対向する保持壁と、前記係止爪が自由端に係止されると共に前記保持壁との間に前記係止部を挟んで前記係止部の端部を前記保持壁に向かって付勢するように設けた第2レバーと、が設けられている
ことを特徴とする押しボタン装置。
【請求項2】
前記第1レバーの押圧方向側に配置された発光素子をさらに備え、
前記押しボタンが透光部材から構成され、
前記第1レバーには前記押圧方向に向かって突出する互いの間に前記発光素子を位置づける一対のガイド壁が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の押しボタン装置。
【請求項3】
前記第1レバーの押圧方向側に配置されたスイッチを更に備え、
前記第1レバーには前記押しボタンの中央からずれた位置に対向する部分から前記押圧方向に向かって突出して設けられた前記押圧操作に応じてスイッチを押す操作部が、設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の押しボタン装置。
【請求項4】
前記押しボタンの押圧方向側にドーム状の凹部が形成されている
ことを特徴とする請求項3に記載の押しボタン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−29063(P2011−29063A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−175221(P2009−175221)
【出願日】平成21年7月28日(2009.7.28)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】