説明

招 猫

【目的】 視覚・聴覚の両方で楽しむことができる便利な新規の招猫を提供する。
【構成】 招猫本体と、招猫本体に人が通過したことを検知する状態で設けた光センサと、招猫本体に前記光センサの出力により猫の鳴き声を出す状態で内蔵した電気発声置とを備えたものである。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、顧客・財宝を招く縁起物として、客商売の家や店で飾る招猫に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来知られているこの種の招猫は、後足で身を立て、右の前足を挙げて人を招いている姿の猫の像であって、その前を人が通り過ぎたときに鳴き声まで発しないものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の技術において述べた招猫は、目を受容器とする形態覚、色覚、明暗覚等視覚を楽しむことができるだけあって、耳を受容器とする聴覚を楽しんだり、人の通り過ぎを知らせたりすることができなく、全体として物足りなく不便なものであった。
【0004】
本考案は、視覚・聴覚の両方で楽しむことができる便利な新規の招猫を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本考案に係わる招猫は、招猫本体と、招猫本体に人が通過したことを検知する状態で設けた光センサと、招猫本体に前記光センサの出力により猫の鳴き声を出す状態で内蔵した電気発声装置とを備えたものである。
【0006】
【作用】
本考案に係わる招猫を置いてある前を人等が通り過ぎたときには猫の鳴き声を発するものである。
【0007】
【考案の効果】
本考案は上記のように招猫本体と、招猫本体に人が通過したことを検知する状態で設けた光センサと、招猫本体に前記光センサの出力により猫の鳴き声を出す状態で内蔵した電気発声装置とを備えたことを特徴とするので、招猫本体の置いてある前を人等が通り過ぎたときには猫の鳴き声を発するものであって、目を受容器とする形態覚、色覚、明暗覚等視覚を楽しむことができるは勿論、耳を受容器とする聴覚も楽しむことができるものであり、しかも人の通り過ぎを猫の鳴き声で知ることができて極めて便利であり且つ防犯にも役立つものである。
【0008】
【実施例】
図に示す実施例は、貯金箱として用いることが可能な招猫本体1を陶磁器により構成し、この招猫本体1の前面にその前を人が通り過ぎたことを検知する状態で光センサ2を取付けると共に招猫本体1の中に前記光センサ2の出力により猫の鳴き声を出す状態で電気発声装置3を内蔵したものである。
【0009】
尚、図中、符号5は交換可能な電源電池、6はスピーカー、7は硬貨投入口、8は木製座台。
【図面の簡単な説明】
【図1】図は本考案に係わる招猫の実施例を示す全体の斜視図である。
【符号の説明】
1 招猫本体
2 光センサ
3 電気発声装置
5 電源電池
6 スピーカー
7 硬貨投入口
8 木製座台

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 招猫本体と、招猫本体に人が通過したことを検知する状態で設けた光センサと、招猫本体に前記光センサの出力により猫の鳴き声を出す状態で内蔵した電気発声装置とを備えたことを特徴とする招猫。

【図1】
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【登録番号】第3018569号
【登録日】平成7年(1995)9月13日
【発行日】平成7年(1995)11月21日
【考案の名称】招 猫
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願平7−6002
【出願日】平成7年(1995)5月23日
【出願人】(592028008)株式会社東洋スパッツ (1)