拡大観察装置及び拡大観察方法、拡大観察用プログラム並びにコンピュータで読み取り可能な記録媒体
【課題】電子顕微鏡画像の観察中においても、試料台と電子顕微鏡レンズとの位置関係を確認可能とする。
【解決手段】電子線撮像手段11を用いて試料を観察する前に、電子線撮像手段11を用いて試料の観察を開始するための所定操作が行われたことを契機として、試料室内観察手段を用いてこの時点における試料を含んだ試料室内画像を試料室内基準画像KGとして取得するための試料室内基準画像取得手段202と、少なくとも電子線撮像手段11で試料を観察する間の、先端部の回動位置に関する位置情報を逐次取得するための位置情報取得手段204と、位置情報取得手段204から取得した位置情報に基づいて、先端部の回動位置における姿勢を逐次仮想イメージKIとして生成し、電子線撮像手段11で試料を観察する間に、試料室内基準画像取得手段202で取得された試料室内基準画像KG上に重ねて表示させるための仮想イメージ生成手段206とを備える。
【解決手段】電子線撮像手段11を用いて試料を観察する前に、電子線撮像手段11を用いて試料の観察を開始するための所定操作が行われたことを契機として、試料室内観察手段を用いてこの時点における試料を含んだ試料室内画像を試料室内基準画像KGとして取得するための試料室内基準画像取得手段202と、少なくとも電子線撮像手段11で試料を観察する間の、先端部の回動位置に関する位置情報を逐次取得するための位置情報取得手段204と、位置情報取得手段204から取得した位置情報に基づいて、先端部の回動位置における姿勢を逐次仮想イメージKIとして生成し、電子線撮像手段11で試料を観察する間に、試料室内基準画像取得手段202で取得された試料室内基準画像KG上に重ねて表示させるための仮想イメージ生成手段206とを備える。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の観察手段を備える拡大観察装置であって、
内部空間を中空状として減圧可能な試料室を構成する胴部と、
観察対象の試料を載置するため前記試料室内に設置される試料台と、
前記胴部を回転させるための回動手段と、
前記試料室に照明光を照射するための点灯/消灯が可能な照明部と、
その先端部が前記試料室内に突出するように前記胴部に固定され、前記試料室が減圧された状態であって、かつ前記照明部が消灯された状態で、前記試料室内の電子顕微鏡画像を取得するための電子線撮像手段と、
前記照明部で、前記試料室内に照明光が照射された状態で、前記胴部と共に回動する前記電子線撮像手段の先端部と、当該先端部の回動範囲において干渉する可能性のある部位とが含まれる前記試料室の試料室内画像を取得するための試料室内観察手段と、
前記試料室内観察手段で撮像された試料室内画像を表示するための表示手段と、
前記電子線撮像手段を用いて試料を観察する前に、前記電子線撮像手段を用いて試料の観察を開始するための所定操作が行われたことを契機として、前記試料室内観察手段を用いてこの時点における試料を含んだ試料室内画像を試料室内基準画像として取得するための試料室内基準画像取得手段と、
少なくとも電子線撮像手段で試料を観察する間の、前記先端部の回動位置に関する位置情報を逐次取得するための位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段から取得した位置情報に基づいて、前記先端部の回動位置における姿勢を逐次仮想イメージとして生成し、前記電子線撮像手段で試料を観察する間に、前記試料室内基準画像取得手段で取得された試料室内基準画像上に重ねて表示させるための仮想イメージ生成手段と、
を備えてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項2】
複数の観察手段を備える拡大観察装置であって、
内部空間を中空状として減圧可能な試料室を構成する胴部と、
観察対象の試料を載置するため前記試料室内に設置される試料台と、
前記試料台を回転させるための試料台回動手段と、
前記試料室に照明光を照射するための点灯/消灯が可能な照明部と、
その先端部が前記試料室内に突出するように前記胴部に固定され、前記試料室が減圧された状態であって、かつ前記照明部が消灯された状態で、前記試料室内の電子顕微鏡画像を取得するための電子線撮像手段と、
前記照明部で、前記試料室内に照明光が照射された状態で、前記電子線撮像手段の先端部と、前記試料台回動手段による前記試料台の回動範囲において、前記試料台に載置された試料と干渉する可能性のある部位とが含まれる前記試料室の試料室内画像を取得するための試料室内観察手段と、
前記試料室内観察手段で撮像された試料室内画像を表示するための表示手段と、
前記電子線撮像手段を用いて試料を観察する前に、前記電子線撮像手段を用いて試料の観察を開始するための所定操作が行われたことを契機として、前記試料室内観察手段を用いてこの時点における試料を含んだ試料室内画像を試料室内基準画像として取得するための試料室内基準画像取得手段と、
少なくとも電子線撮像手段で試料を観察する間の、前記試料台の回動位置に関する位置情報を逐次取得するための位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段から取得した位置情報に基づいて、前記試料台の回動位置における姿勢を逐次仮想イメージとして生成し、前記電子線撮像手段で試料を観察する間に、前記試料室内基準画像取得手段で取得された試料室内基準画像上に重ねて表示させるための仮想イメージ生成手段と、
を備えてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の拡大観察装置であって、
前記表示手段上で、前記試料室内基準画像取得手段で取得した試料室内基準画像と、前記電子線撮像手段で撮像した電子顕微鏡画像とを、同時に表示させてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、さらに、
試料の光学画像を撮像するための光学系撮像手段を備えることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記表示手段における表示を、前記試料室内観察手段から前記電子線撮像手段に切り替える操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項6】
請求項1から4のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記照明部を消灯する操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項7】
請求項1から4のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記試料室内の減圧を開始する操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項8】
請求項1から4のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記電子線撮像部から電子線を放出するための操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項9】
請求項1から4のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記回動手段を回動させる操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項10】
請求項1から4のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記試料台を上下動させる操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項11】
請求項4に記載の拡大観察装置であって、
前記光学系撮像手段による観察をOFFさせる操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記仮想イメージが、前記先端部又は試料台の回動位置における姿勢を線図で構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項13】
請求項1から12のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、さらに、
前記胴部の回転を停止状態に保持する回動ロック状態と、該回動ロック状態の解除状態とを切り替え可能な回動ロック手段を備えてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項14】
請求項13に記載の拡大観察装置であって、さらに、
前記回動ロック手段の回動ロック状態を解除した際に、回動ロック状態が解除された旨をロック解除表示として、前記表示手段上に表示させるためのロック解除表示手段を備えてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項15】
請求項14に記載の拡大観察装置であって、
前記回動ロック手段を回動ロック状態とすると、前記ロック解除表示手段のロック解除表示が非表示となるよう構成されてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項16】
請求項1から15のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、さらに、
前記回動手段による回転を、所定の回動範囲規制値内に制限する回動規制手段を備えてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項17】
請求項1から16のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、さらに、
前記胴部の回転角度が、所定の回動範囲既定値に達した際に、該回転角度が回動範囲既定値に達した旨の警告表示を前記表示手段上に表示させるための回動規制値到達告知手段を備えることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項18】
請求項1から17のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記胴部は、前記試料室内において、
前記回動手段による前記胴部の回動によって移動する回転部分と、
前記回動手段により前記胴部が回動されても移動しない固定部分と
を有しており、
前記試料室内観察手段が、前記胴部の固定部分であって、前記回動手段の回転軸方向の一端に設けられてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項19】
複数の観察手段を備える拡大観察装置を用いて、前記拡大観察装置の試料室内に配置された試料台に載置された試料を観察する拡大観察方法であって、
前記試料室内の電子顕微鏡画像を取得するための電子線撮像手段を用いて試料を観察する前に、前記電子線撮像手段を用いて試料の観察を開始するための所定操作が行われたことを契機として、前記試料室に照明光を照射するための照明部を点灯させて照明光を照射した状態で、前記試料室の試料室内画像を取得するための試料室内観察手段を用いて、前記電子線撮像手段の先端部と、試料の内少なくとも前記先端部と干渉する可能性のある部位とを含む試料室内画像を、試料室内基準画像として取得する工程と、
前記照明部を消灯する工程と、
少なくとも電子線撮像手段を用いて、前記試料室内が減圧された状態で試料を撮像した電子顕微鏡画像を表示手段に表示させると共に、前記先端部又は試料台の内、回動するものの回動位置に関する位置情報を逐次取得し、該位置情報に基づいて、前記先端部又は試料台の回動位置における姿勢を逐次仮想イメージとして生成し、前記試料室内基準画像上に重ねて、前記表示手段上に、前記電子顕微鏡画像と同時に表示させる工程と、
を含むことを特徴とする拡大観察方法。
【請求項20】
複数の観察手段を備え、試料室内に配置された試料台に載置された試料を観察可能な拡大観察装置を操作するための拡大観察用プログラムであって、
前記試料室内の電子顕微鏡画像を取得するための電子線撮像手段を用いて試料を観察する前に、前記電子線撮像手段を用いて試料の観察を開始するための所定操作が行われたことを契機として、前記試料室に照明光を照射するための照明部を点灯させて照明光を照射した状態で、前記試料室の試料室内画像を取得するための試料室内観察手段を用いて、前記電子線撮像手段の先端部と、試料の内少なくとも前記先端部と干渉する可能性のある部位とを含む試料室内画像を、試料室内基準画像として取得する機能と、
前記照明部を消灯する機能と、
少なくとも電子線撮像手段を用いて、前記試料室内が減圧された状態で試料を撮像した電子顕微鏡画像を表示手段に表示させると共に、前記先端部又は試料台の内、回動するものの回動位置に関する位置情報を逐次取得し、該位置情報に基づいて、前記先端部又は試料台の回動位置における姿勢を逐次仮想イメージとして生成し、前記試料室内基準画像上に重ねて、前記表示手段上に、前記電子顕微鏡画像と同時に表示させる機能と、
をコンピュータに実現させてなることを特徴とする拡大観察用プログラム。
【請求項21】
請求項20に記載されるプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項1】
複数の観察手段を備える拡大観察装置であって、
内部空間を中空状として減圧可能な試料室を構成する胴部と、
観察対象の試料を載置するため前記試料室内に設置される試料台と、
前記胴部を回転させるための回動手段と、
前記試料室に照明光を照射するための点灯/消灯が可能な照明部と、
その先端部が前記試料室内に突出するように前記胴部に固定され、前記試料室が減圧された状態であって、かつ前記照明部が消灯された状態で、前記試料室内の電子顕微鏡画像を取得するための電子線撮像手段と、
前記照明部で、前記試料室内に照明光が照射された状態で、前記胴部と共に回動する前記電子線撮像手段の先端部と、当該先端部の回動範囲において干渉する可能性のある部位とが含まれる前記試料室の試料室内画像を取得するための試料室内観察手段と、
前記試料室内観察手段で撮像された試料室内画像を表示するための表示手段と、
前記電子線撮像手段を用いて試料を観察する前に、前記電子線撮像手段を用いて試料の観察を開始するための所定操作が行われたことを契機として、前記試料室内観察手段を用いてこの時点における試料を含んだ試料室内画像を試料室内基準画像として取得するための試料室内基準画像取得手段と、
少なくとも電子線撮像手段で試料を観察する間の、前記先端部の回動位置に関する位置情報を逐次取得するための位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段から取得した位置情報に基づいて、前記先端部の回動位置における姿勢を逐次仮想イメージとして生成し、前記電子線撮像手段で試料を観察する間に、前記試料室内基準画像取得手段で取得された試料室内基準画像上に重ねて表示させるための仮想イメージ生成手段と、
を備えてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項2】
複数の観察手段を備える拡大観察装置であって、
内部空間を中空状として減圧可能な試料室を構成する胴部と、
観察対象の試料を載置するため前記試料室内に設置される試料台と、
前記試料台を回転させるための試料台回動手段と、
前記試料室に照明光を照射するための点灯/消灯が可能な照明部と、
その先端部が前記試料室内に突出するように前記胴部に固定され、前記試料室が減圧された状態であって、かつ前記照明部が消灯された状態で、前記試料室内の電子顕微鏡画像を取得するための電子線撮像手段と、
前記照明部で、前記試料室内に照明光が照射された状態で、前記電子線撮像手段の先端部と、前記試料台回動手段による前記試料台の回動範囲において、前記試料台に載置された試料と干渉する可能性のある部位とが含まれる前記試料室の試料室内画像を取得するための試料室内観察手段と、
前記試料室内観察手段で撮像された試料室内画像を表示するための表示手段と、
前記電子線撮像手段を用いて試料を観察する前に、前記電子線撮像手段を用いて試料の観察を開始するための所定操作が行われたことを契機として、前記試料室内観察手段を用いてこの時点における試料を含んだ試料室内画像を試料室内基準画像として取得するための試料室内基準画像取得手段と、
少なくとも電子線撮像手段で試料を観察する間の、前記試料台の回動位置に関する位置情報を逐次取得するための位置情報取得手段と、
前記位置情報取得手段から取得した位置情報に基づいて、前記試料台の回動位置における姿勢を逐次仮想イメージとして生成し、前記電子線撮像手段で試料を観察する間に、前記試料室内基準画像取得手段で取得された試料室内基準画像上に重ねて表示させるための仮想イメージ生成手段と、
を備えてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の拡大観察装置であって、
前記表示手段上で、前記試料室内基準画像取得手段で取得した試料室内基準画像と、前記電子線撮像手段で撮像した電子顕微鏡画像とを、同時に表示させてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、さらに、
試料の光学画像を撮像するための光学系撮像手段を備えることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記表示手段における表示を、前記試料室内観察手段から前記電子線撮像手段に切り替える操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項6】
請求項1から4のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記照明部を消灯する操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項7】
請求項1から4のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記試料室内の減圧を開始する操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項8】
請求項1から4のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記電子線撮像部から電子線を放出するための操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項9】
請求項1から4のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記回動手段を回動させる操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項10】
請求項1から4のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記試料台を上下動させる操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項11】
請求項4に記載の拡大観察装置であって、
前記光学系撮像手段による観察をOFFさせる操作を契機として、前記試料室内観察手段が試料室内基準画像を取得するよう構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記仮想イメージが、前記先端部又は試料台の回動位置における姿勢を線図で構成してなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項13】
請求項1から12のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、さらに、
前記胴部の回転を停止状態に保持する回動ロック状態と、該回動ロック状態の解除状態とを切り替え可能な回動ロック手段を備えてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項14】
請求項13に記載の拡大観察装置であって、さらに、
前記回動ロック手段の回動ロック状態を解除した際に、回動ロック状態が解除された旨をロック解除表示として、前記表示手段上に表示させるためのロック解除表示手段を備えてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項15】
請求項14に記載の拡大観察装置であって、
前記回動ロック手段を回動ロック状態とすると、前記ロック解除表示手段のロック解除表示が非表示となるよう構成されてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項16】
請求項1から15のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、さらに、
前記回動手段による回転を、所定の回動範囲規制値内に制限する回動規制手段を備えてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項17】
請求項1から16のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、さらに、
前記胴部の回転角度が、所定の回動範囲既定値に達した際に、該回転角度が回動範囲既定値に達した旨の警告表示を前記表示手段上に表示させるための回動規制値到達告知手段を備えることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項18】
請求項1から17のいずれか一に記載の拡大観察装置であって、
前記胴部は、前記試料室内において、
前記回動手段による前記胴部の回動によって移動する回転部分と、
前記回動手段により前記胴部が回動されても移動しない固定部分と
を有しており、
前記試料室内観察手段が、前記胴部の固定部分であって、前記回動手段の回転軸方向の一端に設けられてなることを特徴とする拡大観察装置。
【請求項19】
複数の観察手段を備える拡大観察装置を用いて、前記拡大観察装置の試料室内に配置された試料台に載置された試料を観察する拡大観察方法であって、
前記試料室内の電子顕微鏡画像を取得するための電子線撮像手段を用いて試料を観察する前に、前記電子線撮像手段を用いて試料の観察を開始するための所定操作が行われたことを契機として、前記試料室に照明光を照射するための照明部を点灯させて照明光を照射した状態で、前記試料室の試料室内画像を取得するための試料室内観察手段を用いて、前記電子線撮像手段の先端部と、試料の内少なくとも前記先端部と干渉する可能性のある部位とを含む試料室内画像を、試料室内基準画像として取得する工程と、
前記照明部を消灯する工程と、
少なくとも電子線撮像手段を用いて、前記試料室内が減圧された状態で試料を撮像した電子顕微鏡画像を表示手段に表示させると共に、前記先端部又は試料台の内、回動するものの回動位置に関する位置情報を逐次取得し、該位置情報に基づいて、前記先端部又は試料台の回動位置における姿勢を逐次仮想イメージとして生成し、前記試料室内基準画像上に重ねて、前記表示手段上に、前記電子顕微鏡画像と同時に表示させる工程と、
を含むことを特徴とする拡大観察方法。
【請求項20】
複数の観察手段を備え、試料室内に配置された試料台に載置された試料を観察可能な拡大観察装置を操作するための拡大観察用プログラムであって、
前記試料室内の電子顕微鏡画像を取得するための電子線撮像手段を用いて試料を観察する前に、前記電子線撮像手段を用いて試料の観察を開始するための所定操作が行われたことを契機として、前記試料室に照明光を照射するための照明部を点灯させて照明光を照射した状態で、前記試料室の試料室内画像を取得するための試料室内観察手段を用いて、前記電子線撮像手段の先端部と、試料の内少なくとも前記先端部と干渉する可能性のある部位とを含む試料室内画像を、試料室内基準画像として取得する機能と、
前記照明部を消灯する機能と、
少なくとも電子線撮像手段を用いて、前記試料室内が減圧された状態で試料を撮像した電子顕微鏡画像を表示手段に表示させると共に、前記先端部又は試料台の内、回動するものの回動位置に関する位置情報を逐次取得し、該位置情報に基づいて、前記先端部又は試料台の回動位置における姿勢を逐次仮想イメージとして生成し、前記試料室内基準画像上に重ねて、前記表示手段上に、前記電子顕微鏡画像と同時に表示させる機能と、
をコンピュータに実現させてなることを特徴とする拡大観察用プログラム。
【請求項21】
請求項20に記載されるプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21A】
【図21B】
【図22】
【図23A】
【図23B】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図44】
【図45】
【図46】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59A】
【図59B】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67A】
【図67B】
【図68A】
【図68B】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図79】
【図85】
【図86】
【図89】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図110】
【図111】
【図112】
【図129】
【図133】
【図134】
【図135】
【図136】
【図137】
【図138】
【図139】
【図140】
【図1】
【図9】
【図41】
【図42】
【図43】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図78】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図87】
【図88】
【図90】
【図91】
【図92】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【図123】
【図124】
【図125】
【図126】
【図127】
【図128】
【図130】
【図131】
【図132】
【図2B】
【図2C】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21A】
【図21B】
【図22】
【図23A】
【図23B】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図44】
【図45】
【図46】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59A】
【図59B】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67A】
【図67B】
【図68A】
【図68B】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図75】
【図76】
【図77】
【図79】
【図85】
【図86】
【図89】
【図93】
【図94】
【図95】
【図96】
【図97】
【図98】
【図99】
【図100】
【図101】
【図110】
【図111】
【図112】
【図129】
【図133】
【図134】
【図135】
【図136】
【図137】
【図138】
【図139】
【図140】
【図1】
【図9】
【図41】
【図42】
【図43】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図78】
【図80】
【図81】
【図82】
【図83】
【図84】
【図87】
【図88】
【図90】
【図91】
【図92】
【図102】
【図103】
【図104】
【図105】
【図106】
【図107】
【図108】
【図109】
【図113】
【図114】
【図115】
【図116】
【図117】
【図118】
【図119】
【図120】
【図121】
【図122】
【図123】
【図124】
【図125】
【図126】
【図127】
【図128】
【図130】
【図131】
【図132】
【公開番号】特開2012−18817(P2012−18817A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−155417(P2010−155417)
【出願日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(000129253)株式会社キーエンス (681)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(000129253)株式会社キーエンス (681)
【Fターム(参考)】
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