説明

授賞装置及び方法

各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定するための装置(1)及び関連する方法が開示される。本装置は、現在の賞ポイントを示すデータを格納するメモリ(2)と、増分信号を提供するため、複数のゲーム端末(4)からの入力信号に応答する入力装置(3)と、最大賞ポイントと最小賞ポイントの間に賞ポイントを規定し、増分信号に応答して現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するコントローラ(5)と、現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、累積ポイントと現在の賞ポイントとに応答し、そうである場合、第2の賞ポイントを規定するようコントローラを起動する授賞信号を生成する比較装置(7)とを有する。賞の支払に応答して、累積ポイントが賞ポイント、最大賞ポイント又は最小賞ポイントにリセットされ、移行の賞ポイントは、前の賞ポイントと最大賞ポイントと最小賞ポイントとの間で選択される方法が開示される。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
[発明の技術分野]
本発明は、授賞装置及び方法に関する。
【0002】
本発明は、主としてゲーム施設における複数の相互リンクしたゲームマシーンによる利用のため開発されたものであり、本出願を参照して以降において説明される。しかしながら、本発明は、特定の利用分野に限定されず、オンラインゲーム、複数のゲーム施設に分散されるゲームマシーン、ロト、プール、宝くじ、くじ引き、ビンゴ、宝くじ、及び有限の生起確率を有する結果について与えられる1以上の賭け金に関する他のゲームによる使用に適している。
【0003】
[背景]
いくつかの追加的機能を提供するため、ゲームマシーンを「リンク」させることが知られている。これは、利用可能なファンドのプールがより大きなものであって、利用可能なファンドの金額が推定が必要というより知られているとき、授賞を制御する機能を有する。相互リンクしたゲームマシーンの他の機能は、補助的ゲームが可能であるということである。例えば、与えられた相互リンクしたゲームマシーン群に対して、プレーヤーが相互リンクしたゲームマシーンを操作しているとき、中央ディスプレイはプレーヤーに漸増する現在利用可能な積立賞金を視覚的に表示する。賞が所定の値以下のランダムに選択されたポイントに増額されるとき、賞が授与されることがプレーヤーにより知られる。典型的には、この所定のポイントはまた、ディスプレイによりプレーヤーに視覚表示される。
【0004】
このような機能の利用は、マシーンをプレイし、これにより、各マシーンに授与されるのに利用可能な賞に加えて、積立賞金を獲得するため、プレーヤーにさらなる刺激を与えるためものである。しかしながら、プレーヤー及びプレーヤーのゲームに対するアプローチの高度化により、積立賞金への興味は減少している。
【0005】
本明細書の従来技術の説明は、本発明の理解を支援するためのものであり、本発明の技術分野における共通の一般的知識の範囲を認めるものではなく、先入観なく含まれる。
【0006】
[発明の概要]
本発明の課題は、従来技術の問題点の1以上を解消又は少なくとも実質的に軽減し、あるいは少なくとも有用な代替物を提供することである。
【0007】
本発明の第1の特徴によると、各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定する装置であって、現在の賞ポイントを示すデータを格納するメモリと、増分信号を提供するため、複数のゲーム端末からの入力信号に応答する入力装置と、前記現在の賞ポイントを第1の賞ポイントとして規定し、前記現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するため、前記増分信号に応答するコントローラと、前記現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、前記現在の賞ポイントと前記累積ポイントとに応答し、授与されるべきと判断する場合、前記現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして規定するため前記コントローラを起動する授与信号を生成する比較装置とから構成されることを特徴とする装置が提供される。
【0008】
好ましくは、前記賞ポイントは、最大賞ポイントと最小賞ポイントの間の範囲内に属し、前記メモリはまた、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントとを示すデータを有する。さらに好ましくは、前記コントローラは、前記第2の賞ポイントを決定するため、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントとに応答する。すなわち、コントローラは、逐次的に賞ポイントを決定し、次にメモリ内のデータを直近の決定、すなわち、現在の賞ポイントを反映させるよう更新する。さらに好ましくは、賞ポイントは、前記現在の賞ポイントと前記最大賞ポイントの間と、前記現在の前の賞ポイントと前記最小賞ポイントとの間に交互に属するよう決定される。
【0009】
他の実施例では、前記現在の賞ポイントが授与されるべきと決定されると、前記累積ポイントは、前記最大賞ポイント又は前記最小賞ポイントの何れかにリセットされる。より好ましくは、前記累積ポイントは、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントとに交互にリセットされる。
【0010】
また好ましくは、前記端末はゲーム機である。しかしながら他の実施例では、前記端末は、独立型のデスクトップコンピュータなどのコンピュータ装置である。より好ましくは、前記デスクトップコンピュータは、ウェブ対応又は他のオンラインインタフェースを介し当該装置とリンクする。さらなる他の実施例では、前記端末は、ゲーム機とコンピュータ装置とを含む。
【0011】
好適な形態では、前記賞が授与される端末を選択するため、前記授賞信号と前記増分信号とに応答する支払装置を有する。より好ましくは、各端末はゲームバランスを有し、前記支払装置は、前記端末の選択に応答して、前記各自のゲームバランスをクレジットする。さらに好ましくは、前記支払装置は、前記累積ポイントにより前記ゲームバランスをクレジットする。
【0012】
好ましくは、本装置であって、さらに、前記端末を利用するユーザに前記累積ポイントの視覚表示を提供するディスプレイドライバを有する。端末がゲーム機であるゲーム施設の場合、前記ディスプレイドライバは、前記施設内に目立って配備されるLEDディスプレイを駆動する専用のハードウェア・ソフトウェア装置である。他の実施例では、LEDディスプレイは、1以上の離間したプラズマ画面、ビデオプロジェクタ、テレビモニタ又は他の表示装置と置換される。ゲーム機が典型的には、プレーヤーにゲームの進捗に対する視覚的フィードバックを提供する専用のゲームディスプレイを有することは理解されるであろう。いくつかの実施例では、表示装置は、専用のゲームディスプレイにより提供される。
【0013】
端末がパーソナルコンピュータなどのリモート接続された計算装置である実施例では、前記ディスプレイドライバは、通信プロトコルに符号化される。例えば、ウェブベースの送信では、ドライバはHTMLにより、ゲームを端末に送信するコンテンツを表示するウェブページ又は他の方法の一部として提供される。他の実施例では、他の言語も使用される。
【0014】
また好ましくは、前記ドライバはまた、前記端末を利用するユーザに、前記最大賞ポイント、前記最小賞ポイント、及び前記累積ポイントが前記最大又は最小賞ポイントの何れに対し増分されているか、の1以上の視覚表示を提供する。
【0015】
好適な形態では、前記比較装置は前記コントローラの一部である。しかしながら他の実施例では、上記コンポーネントは、独立に実現される。
【0016】
本発明の第2の特徴によると、最大賞ポイントと最小賞ポイントの間の範囲に属する各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定する装置であって、現在の賞ポイントを示すデータを格納するメモリと、増分信号を提供するため、複数のゲーム端末からの入力信号に応答する入力装置と、前記現在の賞ポイントを第1の賞ポイントとして規定し、前記現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するため、前記増分信号に応答し、これにより、前記第1の賞信号が、a)前記累積ポイントと前記最大賞ポイントの間と、b)前記累積ポイントと前記最小賞ポイントの間の何れかに属するコントローラと、前記現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、前記現在の賞ポイントと前記累積ポイントとに応答し、授与されるべきと判断する場合、前記現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして規定するため前記コントローラを起動する授与信号を生成し、これにより前記第2の賞ポイントが、a)前記累積ポイントと前記最大賞ポイントの間と、b)前記累積ポイントと前記最小賞ポイントの間の何れかに属する比較装置とから構成されることを特徴とする装置が提供される。
【0017】
好適な実施例では、交互の賞ポイントは、交互に漸増と漸減を行う累積ポイントを生じさせる。すなわち、賞ポイントは、前記現在の賞ポイントと前記最大賞ポイントの間と、前記現在の前の賞ポイントと前記最小賞ポイントとの間に交互に属するよう決定される。
【0018】
他の実施例では、前記現在の賞ポイントが授与されるべきと決定されると、前記累積ポイントは、前記最大賞ポイント又は前記最小賞ポイントの何れかにリセットされる。より好ましくは、前記累積ポイントは、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントとに交互にリセットされる。
【0019】
本発明の第3の特徴によると、最大賞ポイントと最小賞ポイントの間の範囲に属する各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定する装置であって、現在の賞ポイントを示すデータを格納するメモリと、増分信号を提供するため、複数のゲーム端末からの入力信号に応答する入力装置と、前記現在の賞ポイントを第1の賞ポイントと、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントの一方として累積ポイントとを規定し、前記現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するため、前記増分信号に応答するコントローラと、前記現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、前記現在の賞ポイントと前記累積ポイントとに応答し、授与されるべきと判断する場合、前記現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして規定し、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントの他方に前記累積ポイントをリセットするため前記コントローラを起動する授与信号を生成する比較装置とから構成されることを特徴とする装置が提供される。
【0020】
本発明の第4の特徴によると、各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定する方法であって、現在の賞ポイントを示すデータを格納するステップと、増分信号を提供するため、複数のゲーム端末からの入力信号に応答するステップと、前記現在の賞ポイントを第1の賞ポイントとして規定し、前記現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するため、前記増分信号に応答するコントローラを提供するステップと、前記現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、前記現在の賞ポイントと前記累積ポイントとに応答し、授与されるべきと判断する場合、前記現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして規定するため前記コントローラを起動する授与信号を生成するステップとから構成されることを特徴とする方法が提供される。
【0021】
本発明の第5の特徴によると、最大賞ポイントと最小賞ポイントの間の範囲に属する各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定する方法であって、現在の賞ポイントを示すデータを格納するステップと、増分信号を提供するため、複数のゲーム端末からの入力信号に応答するステップと、前記現在の賞ポイントを第1の賞ポイントとして規定し、前記現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するため、前記増分信号に応答し、これにより、前記第1の賞信号が、前記累積ポイントと前記最大賞ポイントの間と、前記累積ポイントと前記最小賞ポイントの間の何れかに属するコントローラを提供するステップと、前記現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、前記現在の賞ポイントと前記累積ポイントとに応答し、授与されるべきと判断する場合、前記現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして規定するため前記コントローラを起動する授与信号を生成し、これにより前記第2の賞ポイントが、前記累積ポイントと前記最大賞ポイントの間と、前記累積ポイントと前記最小賞ポイントの間の何れかに属するステップとから構成されることを特徴とする方法が提供される。
【0022】
本発明の第6の特徴によると、最大賞ポイントと最小賞ポイントの間の範囲に属する各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定する方法であって、現在の賞ポイントを示すデータを格納するステップと、増分信号を提供するため、複数のゲーム端末からの入力信号に応答するステップと、前記現在の賞ポイントを第1の賞ポイントと、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントの一方として累積ポイントとを規定するコントローラを提供するステップと、前記現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するため、前記増分信号に応答するステップと、前記現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、前記現在の賞ポイントと前記累積ポイントとに応答し、授与されるべきと判断する場合、前記現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして規定し、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントの他方に前記累積ポイントをリセットするため前記コントローラを起動する授与信号を生成するステップとから構成されることを特徴とする方法が提供される。
【0023】
[好適実施例の詳細な説明]
図2を参照するに、各自の賞ポイントを有する複数の賞の授与を決定する装置1が提供される。装置1は、現在の賞ポイントを示すデータを格納するソリッドステートメモリ2の形態のメモリを有する。インタフェースカード3の形態による入力装置は、漸増信号を提供するため、図1に示されるような複数のゲーム端末4からの入力信号に応答する。マザーボード6に搭載されたCPU5の形態によりコントローラは、第1の賞ポイントとして現在の賞ポイントを規定し、この現在の賞ポイントに累積ポイントを増分する漸増信号に応答する。ボード6上のローカルプロセッサ7の形態による比較装置は、現在の賞ポイントが授与あれるべきか判断するため、現在の賞ポイントおよび累積ポイントに応答し、授与されるべき場合、現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして現在の賞ポイントを規定するため、CPU5を起動する賞信号を生成する。
【0024】
他の実施例では、カード3は、独立型のゲームマシーン、ゲームソフトウェアを実行するパーソナルコンピュータなどの複数のゲーム装置から適切な情報を抽出するよう構成されたネットワークカードである。
【0025】
賞ポイントは、高い賞ポイントと低い賞ポイントとの間の範囲内に属し、メモリ2はまた、この高い賞ポイントと低い賞ポイントを示すデータを有する。CPU5は選択的にメモリ2にアクセスし、第2の賞ポイントを決定するため、高い賞ポイントと低い賞ポイントに応答する。すなわち、本実施例の賞ポイントは、完全には予め決定されていない。むしろ、CPU5は賞ポイントを連続的に決定し、次に、メモリ2のデータを現在の賞ポイントなどの直近の情報を反映するよう更新する。CPU5が従うルールは、賞ポイントが現在の賞ポイントと高い賞ポイントとの間、そして現在の前の賞ポイントと低い賞ポイントとの間に交互に属するよう決定されるというものである。
【0026】
マザーボード6は、図示された各種計算コンポーネント間の通信を収容する通信バス9を有する。
【0027】
図2は、概略的なものであり、装置1により与えられる機能及び図示されるコンポーネント間のやりとりの理解を当業者に提供するためのものであると理解される。上記機能及びやりとりが他の方法により実現可能であるということが、ここでの教示から理解されるであろう。例えば、簡単化のため、本実施例では、比較装置7の機能はCPU5のものとは分離される。しかしながら、実際には、CPU5は両方の機能を実行する。
【0028】
カード3は、外部通信バス10によりバス9にリンクされる専用ハードウェア装置である。これらのバスの何れもが、複数のデジタル線の概略表示となっている。いくつかの実施例では、バス10は、デジタル線に加えて、映像及び音声のための1以上のアナログ線を有する。
【0029】
図1に示されるように、端末4は、1つのゲーム施設11に共存する各ゲームマシーンである。4つの端末しか図示されていないが、典型的には10台などのこれ以上のものが装置1とリンクされることが一般的である。より多くの端末をリンクすることが所望される場合、装置1の構造化されたネットワークが利用される。このため、装置1は、図2に示されるようなネットワークカード又は通信カード15を有する。いくつかの実施例では、カード15はワイヤレス通信用に構成される。
【0030】
端末4は、典型的にはグループ又はライン上に物理的構成され、プレーヤーに容易にアクセス可能となるよう与えられる。各端末は、10メガビット/秒のCat5通信バス16への所定の通信信号を提供及び受信する専用インタフェースカード(図示せず)を有する。他の実施例では、要求される通信を実現するため、CMSなどの既存のネットワークが利用される。
【0031】
バス16がまた、装置1による端末4との通信を可能にするためカード3にリンクされる。端末4は互いに通信せず、装置1と通信するということは理解されるであろう。しかしながら、各端末と装置1との通信は双方向のものである。
【0032】
実際、装置1は、端末4とは離れて、施設の技術スタッフにより容易にアクセス可能な位置に配置される。例えば、いくつかの実施例では、装置1は、ネットワークサーバの形態をとり、施設内の専用の部屋のコンピュータ装置及び他のサーバと共に配置される。
【0033】
装置1は、1以上の端末4を用いてプレーヤーに累積ポイントを視覚表示するため、ビデオカード17の形態のディスプレイドライバを有する。カード17には、バス9及び10を開始CPU5によりコマンド及びデータ信号が提供される。これらの信号は、本実施例ではビデオケーブル18に提供される出力信号を提供するため、カード上で利用可能な回路及びソフトウェアにより処理される。
【0034】
ケーブル18は、映像ディスプレイ20のためのビデオ送信を提供する。本実施例では、ディスプレイ20は、端末4視覚の施設11内に目立つように配置されているLEDディスプレイである。これにより、端末4を用いるプレーヤーは累積ポイントを容易に決定することが可能となる。本実施例では、ディスプレイ20はまた、プレーヤーに高い賞ポイントと低い賞ポイントの一方を視覚表示し、累積ポイントの増減を示す。これについては、図3及び4を参照して以下で詳細に説明される。
【0035】
他の実施例では、LEDディスプレイは、1以上の離間されたプラズマ画面、ビデオプロジェクタ、テレビモニタ、CRTプロジェクタ又は他の表示装置と置換される。離間した表示装置の使用は、施設内に多数の端末4が存在する場合、又はこれらの端末が施設内に広く分散されている場合、特に効果的である。端末4のすべてが同一の施設内にない実施例では、個別の施設に個別のディスプレイが用意される。
【0036】
ディスプレイ20を使用することは、それがプレーヤーに情報を提供し、与えられた賭け金に対してより多くの娯楽及び楽しみを導き出すことを可能にするとき効果的である。また、ディスプレイ20を目立つように配置した独立のコンポーネントとしてディスプレイ20を有することは、従来の端末と比較して端末4のさらなる効果に関して、潜在的なプレーヤーにオープンな情報を提供するため効果的である。
【0037】
他の実施例では、独立したディスプレイ20は利用されない。すなわち、バス16を介し端末4に直接的にデジタル信号として視覚表示が提供される。次に、当該信号は、端末の各自のインタフェースカードにより受信され、端末画面上に表示される。さらなる実施例では、独立したディスプレイ20と各端末上のディスプレイの両方が利用される。
【0038】
また、必ずしもすべての端末4が、同一施設内に配置されていない実施例もある。すなわち、端末4が少なくとも2つの異なる施設に配置される。
【0039】
装置1は、賞を受賞する端末を選択するため、授賞信号と漸増信号に応答するボード6上の支払回路22の形態による支払装置を有する。各端末4が、当該端末を用いてプレーヤーに利用可能なゲームバランスを示すデータを有するということは理解されるであろう。端末を選択すると、回路22は各自のゲームバランスをクレジットする。本実施例では、回路22は、累積ポイントによりゲームバランスをクレジットする。他の実施例では、ゲームバランスは、異なる量によりクレジットされる。何れのイベントにおいても、プレーヤーがゲームセッションの終了を決定すると、クレジットバランスが通常の方法により清算される。例えばこれは、端末からの現金支払い、端末によるプレーヤーのスマートカードの更新、又はキャッシャ又は他の中央支払ポイントからのプレーヤーによる支払要求を含む。累積ポイントが大きい場合、プレーヤーにより要求される最も実際的な清算方法は、1)人手による支払の実行、2)プレーヤーの端末へのポイントの移行、3)利用可能な場合、端末のチケット印刷装置を用いたチケットの印刷、4)プレーヤーのクレジットカード又はオンラインウォレットへのクレジット、5)以降における清算のため、以下に限定するものではないが、携帯電話機、PDA又はモバイルコンピュータなどの転送を可能にする技術を有する携帯装置に金額を移行する、というものである。
【0040】
他の実施例では、図5に示されるもののように、端末4はリモート配置される独立型デスクトップコンピュータなどの計算装置である。各コンピュータは、電話線27を介しインターネット26にリンクされている。他方、装置1はバス16を介しインターネットサーバ28にリンクされている。
【0041】
サーバ28は、端末4と装置1との間の通信が図1の実施例により実現されるものと同一の機能を提供することを可能にする。しかしながら本ケースでは、情報の送信はブラウザベースにより行われる。
【0042】
いくつかの実施例では、装置1は、ゲームマシーンである端末と遠隔配置されたデスクトップコンピュータである端末の両方と通信する。
【0043】
ここでの教示から、サーバ28により本発明がラップトップコンピュータ、ミニコンピュータ、PDA及びインターネット、3G又はWAP機能を有する他の計算装置となる端末により実行可能とされるということは、当業者により理解されるであろう。さらに、いくつかの実施例では、サーバ28はまた携帯電話ネットワークを介しプレーヤーとやりとりすることを可能にする。
【0044】
図1及び2が再び参照される。使用に関して、プレーヤーが操作する端末4は、いくつかのアイコンを有する画面上で所定のバーチャルな配置に応じて不確定な確率のゲームに参加している。プレーヤーが各種手段の1つによる端末によりクレジットバランスを確定すると、プレーヤーがゲームシーケンスを開始することが可能である。当該シーケンスのプレイが終了され、結果が端末画面上に表示されると、端末はバス16を介し入力信号を提供する。この入力信号は、終了したゲームシーケンスに応じて与えられた賭け金の金額と端末の一意的な識別子を有する複数ビットストリングの情報を含む。各プレーヤーが同時に端末をプレイすると、入力信号ストリームがカード3により受信される。
【0045】
各確率的ゲームに加えて、プレーヤーはまた、「積立」金額を獲得する資格があるという点で、さらなる確率的グループゲームに参加する。これら2つのゲームは、プレーヤーが何れかのゲームに勝つ確率が他方の勝利確率に影響を与えないという点で、独立に動作する。
【0046】
上述のように、メモリ2は、現在の賞ポイントを最大賞ポイントと最小賞ポイントと共に示すデータを有する。現在の賞ポイントは、次に獲得されるべき積立ポイントである。最大賞ポイントは授賞される賞の最大ポイントであり、最小賞ポイントは授賞される賞の最小ポイントである。
【0047】
スタートアップ時、CPU5は、最大賞ポイント又は最小賞ポイントの何れかに累積ポイントを初期設定し、デフォルト累積ポイントがディスプレイ20に視覚的に表示されることを保証するためカード17を制御するようプログラムされる。当該ポイントは、プレーヤーに授賞可能な積立ポイントとして表示される。本実施例では、このデフォルトポイントは最小賞ポイントであると仮定する。この具体例について、累積ポイント、すなわち、図3のエリア31に表示されるポイントは、初期的には10,000ドルであり、プレーヤーが端末4を操作するごとにアップする。
【0048】
CPUはまた、最小値と最大値の間の値をランダム又は擬似ランダムに選択し、これをメモリ2に格納することによって、現在の賞ポイントを決定する。しかしながら、他の実施例では、所定のアルゴリズムに従って初期的な現在ポイントが選択される。
【0049】
本例では、賞ポイントは、13,398.39ドルに決定された。現在の賞ポイントは、表示されないか、あるいはプレーヤーに通信される。
【0050】
プレーヤーが端末を操作し、入力信号がカード3に提供されると、漸増信号がプレーヤーにより約束された賭け金に応じた重み付けにより生成される。CPU5は、現在賞ポイント方向に重み付けすることによって、累積値を漸増する漸増信号に応答する。当該サイクル部分において、上方に増分される。
【0051】
更新された累積ポイントは、プレーヤーが変更された情報にアクセスすることを保証するため。ディスプレイ20に表示される。より多くのプレーヤーがプレイし、賭け金が高額になるに従って、累積ポイントはより早く増大する。このサイクルの段階におけるディスプレイの一例が、図3に示される。より詳細には、累積ポイントはエリア31において12,452.54ドルとして示され、累積ポイントの増大は矢印32の上向きの方向により示される。本実施例では、最大賞ポイントは15,000ドルであり、最小賞ポイントは10,000ドルである。この情報は、図3及び4にそれぞれ示されるように、ディスプレイ20のエリア33に交代に示される。
【0052】
プロセッサ7は、現在の賞ポイントが授与される時点を決定するため、累積ポイントと、現在13,398.39ドルである現在の賞ポイントに応答する。本実施例では、プロセッサ7は、累積ポイントと現在ポイントとの差の符号が変わると、授賞信号を生成する。すなわち、累積ポイントへの各変更後、プロセッサ7は、上記2つの値の差を決定する。本ケースでは現在賞ポイントである初期的により大きなものがより小さくなる時点において、授賞信号が生成される。
【0053】
授賞信号は、いくつかのアクションに対するイニシエータとしてCPU5により用いられる。最初のアクションは、何れの端末が授賞信号が生成される賭け金のサイトであったか決定することである。この決定は、対応する入力信号から抽出されたデータを有する残像信号を参照することにより行われる。これが実行されることにより、CPU5は、現在賞ポイントによりバランスをクレジットするようカード3を介し端末と通信する。他の実施例では、バランスは、現在賞ポイント以外の額だけクレジットされる。
【0054】
次のアクションは、現在賞ポイントをリセットすることである。CPU5は、賞ポイントの次を決定するため、最大賞ポイントと最小賞ポイントとに応答する。このサイクルの時点において、CPU5は、現在賞ポイントと最小賞ポイントとの間のポイントをランダム又は擬似ランダムに選択肢、現在の賞ポイントを再規定するため、メモリ2のデータを更新する。本例では、現在賞ポイントは、11,390.99ドルとして再規定される。このとき、CPU5は、累積ポイントを現在賞ポイントの方向に進めるように、移行の漸増信号に応答する。
【0055】
プロセッサ7はまた、次の授賞信号のタイミングの決定においてアクティブである。これが行われると、CPUはこれに応じて応答し、1)適切なバランスをクレジットすることにより賞を授与し、2)現在賞ポイントを現在賞ポイントと最大賞ポイントとの間にランダムに属するようリセットする。
【0056】
当該シーケンスは、CPU5が連続的に賞ポイントを決定し、次にメモリ2のデータを直近の決定が反映されるように更新するという点で繰り返される。CPU5が従うルールは、移行の賞ポイントが、現在賞ポイントと最大賞ポイントとの間、そして現在賞ポイントと最小賞ポイントとの間に交互に属するよう決定されるというものである。
【0057】
本実施例では、累積ポイントは、決してリセットされず、次の現在賞ポイントが決定されると、累積方向を単に変更する。すなわち、累積ポイントは、現在賞ポイントに到達すると方向を変えながら、最大賞ポイントと最小賞ポイントに向かって交互に近づく。
【0058】
累積ポイントへの増大の重み付けはまた、連続する累積ポイント間の差に応じる。すなわち、装置1の操作者は、プレーヤーへのリターン率が該当する制限範囲内に維持されるということを保証する必要がある。従って、差が大きい場合、各増分は差が小さい場合より大きくなるように、重み付けは大きくされる。また、正又は負の場合、操作者は装置1により与えられる利幅に関する最新情報を取得することができる。例えば、操作者は、損失が所定のパーセンテージに含まれることに基づき、損失リーダーとして実施例を提供するよう準備される。この場合、端末4でプレイされる主要なゲームにより与えられるリターンパーセンテージは、全体リターンが必要とされるパラメータの範囲内となることを保証するよう低くされてもよい。
【0059】
他の実施例では、賞ポイントが上述のものと異なるとき、CPU5は他のルールに従う。例えば、一実施例では、賞ポイントは、最小賞ポイントと最大賞ポイントとの間に属するように、ランダム又は擬似ランダムに決定される。しかしながら、累積ポイントは、最大賞ポイントと最小賞ポイントに交互にリセットされる。すなわち、授賞信号の発生に従って、累積ポイントの漸増は、正の増分と負の増分との間でスイッチされる。
【0060】
概略すると、本発明の好適な実施例による現在賞ポイントはランダムに設定され、累積ポイントは、それが「増大」するという点で漸増的積立と呼ばれ、現在賞ポイントに増大するように初期的に最小ポイントに設定される。累積ポイントが現在賞ポイント以上になると、現在賞ポイントは、累積ポイントの増分に寄与したプレーヤーに授与される。次の積立ゲームでは、現在賞ポイントが再びランダムにリセットされ、累積ポイントは、それが「減少」するという点で漸減的積立と呼ばれ、現在賞ポイントに減少するように最大ポイントに設定される。累積ポイントが現在賞ポイント以下になると、現在賞ポイントは、累積ポイントの増分に寄与したプレーヤーに授与される。
【0061】
明示的に開示された実施例に加えて、本発明はまた、参照することによりその内容がここに含まれる本出願人の同時継続中のオーストラリア特許出願2004902460、2003905792、2004902465、2004900978、2004902469及び2004902459に開示されるようなシステムにより、又はそれと共に実現されてもよい。
【0062】
典型的には、累積ポイントが下限に常に設定される従来技術によるシステムでは、現在賞ポイントに到達する前にそうすると仮定すると、累積ポイントなどの時間がかなり大きくなるまで、ゲームは興味を欠くこととなるであろう。わかっていたことは、累積ポイントが可能な最大ポイントと最小ポイントとの間の中間あたりより大きくなるまで、プレーヤーが積極的な興味を通常示さないということである。
【0063】
本発明の好適な実施例は、漸減的積立を提供することにより上記問題点を解消することを可能にする。このような積立は、最大可能ポイントに、又はその近傍となる可能性があるが、当該積立の授賞に対して賭ける機能をプレーヤーに提供する。さらに、漸増的積立が利用されるときでさえ、これは漸減的積立と交代され、この結果、プレーヤーはゲームアクションを通じて漸減的積立へのリターンに影響を与えることができる一方、漸増的積立を獲得する可能性を取得することが依然として現在提供される。
【0064】
好適な実施例の大きな効果は、プレーヤーの興味が積立ポイントの変化だけでなく、表示される累積ポイントの増減の変化により維持されるということである。
【0065】
本発明は、具体的実施例を参照して説明されたが、それが他の多くの形態により実現されることは当業者により理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】図1は、本発明による装置を有するゲームネットワークの概略図である。
【図2】図2は、図1に示される装置の詳細についての概略図である。
【図3】図3は、図2の装置により駆動されるディスプレイの概略である。
【図4】図4は、図3のディスプレイのさらなる概略図である。
【図5】図5は、本発明による装置を含むオンラインゲームネットワークの概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定する装置であって、
現在の賞ポイントを示すデータを格納するメモリと、
増分信号を提供するため、複数のゲーム端末からの入力信号に応答する入力装置と、
前記現在の賞ポイントを第1の賞ポイントとして規定し、前記現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するため、前記増分信号に応答するコントローラと、
前記現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、前記現在の賞ポイントと前記累積ポイントとに応答し、授与されるべきと判断する場合、前記現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして規定するため前記コントローラを起動する授与信号を生成する比較装置と、
から構成されることを特徴とする装置。
【請求項2】
請求項1記載の装置であって、
前記賞ポイントは、最大賞ポイントと最小賞ポイントの間の範囲内に属し、
前記メモリはまた、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントとを示すデータを有する、
ことを特徴とする装置。
【請求項3】
請求項2記載の装置であって、
前記コントローラは、前記第2の賞ポイントを決定するため、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントとに応答することを特徴とする装置。
【請求項4】
請求項2又は3記載の装置であって、
賞ポイントは、前記現在の賞ポイントと前記最大賞ポイントの間と、前記現在の前の賞ポイントと前記最小賞ポイントとの間に交互に属するよう決定されることを特徴とする装置。
【請求項5】
請求項2乃至4何れか一項記載の装置であって、
前記現在の賞ポイントが授与されるべきと決定されると、前記累積ポイントは、前記最大賞ポイント又は前記最小賞ポイントの何れかにリセットされることを特徴とする装置。
【請求項6】
請求項5記載の装置であって、
前記累積ポイントは、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントとに交互にリセットされることを特徴とする装置。
【請求項7】
請求項1乃至6何れか一項記載の装置であって、
前記端末は、ゲーム機であることを特徴とする装置。
【請求項8】
請求項1乃至6何れか一項記載の装置であって、
前記端末は、独立型のデスクトップコンピュータなどのコンピュータ装置であることを特徴とする装置。
【請求項9】
請求項1乃至6何れか一項記載の装置であって、
前記端末は、ゲーム機とコンピュータ装置とを含むことを特徴とする装置。
【請求項10】
請求項8又は9記載の装置であって、
前記コンピュータ装置は、ウェブ対応又は他のオンラインインタフェースを介し当該装置とリンクすることを特徴とする装置。
【請求項11】
請求項1乃至10何れか一項記載の装置であって、さらに、
前記賞が授与される端末を選択するため、前記授賞信号と前記増分信号とに応答する支払装置を有することを特徴とする装置。
【請求項12】
請求項11記載の装置であって、
各端末は、ゲームバランスを有し、
前記支払装置は、前記端末の選択に応答して、前記各自のゲームバランスをクレジットする、
ことを特徴とする装置。
【請求項13】
請求項12記載の装置であって、
前記支払装置は、前記累積ポイントにより前記ゲームバランスをクレジットすることを特徴とする装置。
【請求項14】
請求項1乃至13何れか一項記載の装置であって、さらに、
前記端末を利用するユーザに前記累積ポイントの視覚表示を提供するディスプレイドライバを有することを特徴とする装置。
【請求項15】
請求項7又は9に従属するとき請求項14記載の装置であって、
前記ゲーム機は施設に配備され、
前記ディスプレイドライバは、前記施設内に目立って配備されるLEDディスプレイを駆動する専用のハードウェア・ソフトウェア装置であることを特徴とする装置。
【請求項16】
請求項8乃至10何れか一項に従属するとき請求項14記載の装置であって、
前記ディスプレイドライバは、当該装置と前記コンピュータ装置との間の通信プロトコルに符号化されることを特徴とする装置。
【請求項17】
請求項14乃至16何れか一項記載の装置であって、
前記ドライバはまた、前記端末を利用するユーザに、前記最大賞ポイント、前記最小賞ポイント、及び前記累積ポイントが前記最大又は最小賞ポイントの何れに対し増分されているか、の1以上の視覚表示を提供することを特徴とする装置。
【請求項18】
請求項1乃至17何れか一項記載の装置であって、
前記比較装置は、前記コントローラの一部であることを特徴とする装置。
【請求項19】
最大賞ポイントと最小賞ポイントの間の範囲に属する各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定する装置であって、
現在の賞ポイントを示すデータを格納するメモリと、
増分信号を提供するため、複数のゲーム端末からの入力信号に応答する入力装置と、
前記現在の賞ポイントを第1の賞ポイントとして規定し、前記現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するため、前記増分信号に応答し、これにより、前記第1の賞信号が、a)前記累積ポイントと前記最大賞ポイントの間と、b)前記累積ポイントと前記最小賞ポイントの間の何れかに属するコントローラと、
前記現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、前記現在の賞ポイントと前記累積ポイントとに応答し、授与されるべきと判断する場合、前記現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして規定するため前記コントローラを起動する授与信号を生成し、これにより前記第2の賞ポイントが、a)前記累積ポイントと前記最大賞ポイントの間と、b)前記累積ポイントと前記最小賞ポイントの間の何れかに属する比較装置と、
から構成されることを特徴とする装置。
【請求項20】
請求項19記載の装置であって、
交互の賞ポイントは、交互に漸増と漸減を行う累積ポイントを生じさせることを特徴とする装置。
【請求項21】
請求項19記載の装置であって、
連続する賞ポイントは、前記現在の賞ポイントと前記最大賞ポイントの間と、前記現在の前の賞ポイントと前記最小賞ポイントとの間に交互に属するよう決定されることを特徴とする装置。
【請求項22】
請求項19乃至21何れか一項記載の装置であって、
前記現在の賞ポイントが授与されるべきと決定されると、前記累積ポイントは、前記最大賞ポイント又は前記最小賞ポイントの何れかにリセットされることを特徴とする装置。
【請求項23】
請求項22記載の装置であって、
前記累積ポイントは、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントとに交互にリセットされることを特徴とする装置。
【請求項24】
最大賞ポイントと最小賞ポイントの間の範囲に属する各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定する装置であって、
現在の賞ポイントを示すデータを格納するメモリと、
増分信号を提供するため、複数のゲーム端末からの入力信号に応答する入力装置と、
前記現在の賞ポイントを第1の賞ポイントと、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントの一方として累積ポイントとを規定し、前記現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するため、前記増分信号に応答するコントローラと、
前記現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、前記現在の賞ポイントと前記累積ポイントとに応答し、授与されるべきと判断する場合、前記現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして規定し、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントの他方に前記累積ポイントをリセットするため前記コントローラを起動する授与信号を生成する比較装置と、
から構成されることを特徴とする装置。
【請求項25】
各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定する方法であって、
現在の賞ポイントを示すデータを格納するステップと、
増分信号を提供するため、複数のゲーム端末からの入力信号に応答するステップと、
前記現在の賞ポイントを第1の賞ポイントとして規定し、前記現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するため、前記増分信号に応答するコントローラを提供するステップと、
前記現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、前記現在の賞ポイントと前記累積ポイントとに応答し、授与されるべきと判断する場合、前記現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして規定するため前記コントローラを起動する授与信号を生成するステップと、
から構成されることを特徴とする方法。
【請求項26】
最大賞ポイントと最小賞ポイントの間の範囲に属する各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定する方法であって、
現在の賞ポイントを示すデータを格納するステップと、
増分信号を提供するため、複数のゲーム端末からの入力信号に応答するステップと、
前記現在の賞ポイントを第1の賞ポイントとして規定し、前記現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するため、前記増分信号に応答し、これにより、前記第1の賞信号が、前記累積ポイントと前記最大賞ポイントの間と、前記累積ポイントと前記最小賞ポイントの間の何れかに属するコントローラを提供するステップと、
前記現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、前記現在の賞ポイントと前記累積ポイントとに応答し、授与されるべきと判断する場合、前記現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして規定するため前記コントローラを起動する授与信号を生成し、これにより前記第2の賞ポイントが、前記累積ポイントと前記最大賞ポイントの間と、前記累積ポイントと前記最小賞ポイントの間の何れかに属するステップと、
から構成されることを特徴とする方法。
【請求項27】
最大賞ポイントと最小賞ポイントの間の範囲に属する各自の賞ポイントを有する複数の賞の受賞を決定する方法であって、
現在の賞ポイントを示すデータを格納するステップと、
増分信号を提供するため、複数のゲーム端末からの入力信号に応答するステップと、
前記現在の賞ポイントを第1の賞ポイントと、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントの一方として累積ポイントとを規定するコントローラを提供するステップと、
前記現在の賞ポイントに対して累積ポイントを増分するため、前記増分信号に応答するステップと、
前記現在の賞ポイントが授与されるべきか判断するため、前記現在の賞ポイントと前記累積ポイントとに応答し、授与されるべきと判断する場合、前記現在の賞ポイントを第2の賞ポイントとして規定し、前記最大賞ポイントと前記最小賞ポイントの他方に前記累積ポイントをリセットするため前記コントローラを起動する授与信号を生成するステップと、
から構成されることを特徴とする方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−529058(P2007−529058A)
【公表日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−519730(P2006−519730)
【出願日】平成16年7月16日(2004.7.16)
【国際出願番号】PCT/AU2004/000964
【国際公開番号】WO2005/008514
【国際公開日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【出願人】(506018640)パルトロニクス オーストラレーシア ピーティーワイ リミテッド (12)
【Fターム(参考)】