説明

揮散剤容器

【課題】簡便な操作のもとで新しい内容物が充填された容器に取替えできる揮散剤容器を提供する。
【解決手段】揮散剤が充填された内ケース2と、この内ケース2を着脱可能に内部に保持し、内ケース2を保持した状態にて内ケース2内の揮散剤を揮散させる外ケース3とを備える揮散剤容器1であって、外ケース3が、内ケース2の出し入れを行う開口を形成するとともにこの開口を残して内ケースの周りを取り囲んでその内側に内ケースの収納空間を形成する周壁14を有し、周壁14の、上記開口を臨む突端部分に、ヒンジを介して該周壁14に一体連結され、周壁14の内方への反転により、内ケース2の抜け出しを阻止し、周壁14の外方への反転により上記開口を通じて内ケース2の装填、取出しを許容する少なくとも一つの弧状の弾性板17が設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、揮散成分を含む芳香剤や殺虫剤等を内容物として装填しておくのに有用な揮散剤容器に関するものであり、簡易な操作のもとで新しい内容物が充填された容器に取り替えようとするものである。
【背景技術】
【0002】
芳香剤等の揮散剤を内容物として装填した容器は、特に内容物が液状のものにあっては容器の口部に揮散器を取り付け、該揮散器を通じて内容物を揮散させるようにしているのが普通であり(例えば、特許文献1参照。)、内容物を使い切ったのちの詰替えにおいては、該揮散器の取り外しと取り付けを行う面倒な作業が必要になっていた。近年、揮散剤容器としては、その取り扱いが比較的容易なことから、内容物として液状のものからゲル状タイプのものへと移行されつつあるものの、かかる内容物を充填した容器(レフィル容器)についても内容物を使い切ったのちにはそれそのものの取替えが必要であり、何れにおいてもこの種の容器にあっては、内容物の詰め替えや取替えにかかる作業のより一層の簡素化が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−131021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
それゆえこの発明は、簡便な操作のもとで新しい内容物が充填された容器に取替えできる揮散剤容器を提供することをその目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、この発明の揮散剤容器は、揮散剤が充填された内ケースと、この内ケースを着脱可能に内部に保持し、上記内ケースを保持した状態にて内ケース内の揮散剤を揮散させる外ケースとを備える揮散剤容器であって、上記外ケースが、上記内ケースの出し入れを行う開口を形成するとともにこの開口を残して内ケースの周りを取り囲んでその内側に内ケースの収納空間を形成する周壁を有し、上記周壁の、前記開口を臨む突端部分に、ヒンジを介して該周壁に一体連結され、周壁の内方への反転により、上記内ケースの抜け出しを阻止し、周壁の外方への反転により上記開口を通じて内ケースの装填、取出しを許容する少なくとも一つの弧状の弾性板を設けたことを特徴とするものである。ここで「弧状」とは、全体的に弧状に湾曲した形状であればよく、その一部に屈曲部を有するものも含む意味である。
【0006】
かかる揮散剤容器にあっては、空の外ケースに内ケースを装填するに際しては、周壁の突端部分に設けられた弾性板を指等で外方に弾性反転させておき、内ケースを周壁の開口を通じて収納空間内に装填し、装填後に弾性板を指等で今度は内方に弾性反転させることで弾性板により内ケースを係止して内ケースの抜け出しを防止することができる。また、使用により空になった内ケースを外ケースから取出す際には、弾性板を指等で外方に弾性反転させることで弾性板による内ケースの係止を解除して周壁の開口を通じて内ケースを取出すことができる。
【0007】
したがってこの発明によれば、内ケースの出し入れを行う外ケースの開口を常に開放したままにし、内ケースの保持およびその解除は弾性板の弾性反転によって行う構造としたことから、従来のような面倒な作業が不要となり、簡便な操作のもとで新しい内容物が充填された容器(内ケース)に取替えることができる。
【0008】
なお、この発明の揮散剤容器にあっては、上記周壁が、上記弾性板をそれぞれ設けた正面部および背面部と、これらの正面部および背面部をそれぞれつなぎ、相互押圧により上記弾性板を外方に反転させる側面部とからなることが好ましい。
【0009】
また、この発明の揮散剤容器にあっては、上記外ケースは、周壁の一部に載置面となる底面部が形成されるとともに該底面部の突端から上記開口の幅を狭める方向に起立する板塀が設けられていることが好ましい。
【0010】
しかも、この発明の揮散剤容器にあっては、上記内ケースは、レフィル容器であることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
この発明によれば、簡便な操作のもとで新しい内容物が充填された容器に取替えできる揮散剤容器を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】この発明に従う第一の実施形態の揮散剤容器を示し、(a)は弾性板を外方に反転させた状態を示す斜視図であり、(b)は弾性板を内方に反転させた状態を示す要部斜視図である。
【図2】図1の揮散剤容器に適用される内ケースを示す斜視図である。
【図3】この発明に従う第二の実施形態の揮散剤容器を示し、(a)は弾性板を内方に反転させた状態を示す斜視図であり、(b)は、周壁の側面部を相互押圧した状態を示す概略平面図であり、(c)は、周壁の側面部を相互押圧することにより弾性板を外方に反転させた状態を示す概略平面図である。
【図4】この発明に従う第三の実施形態の揮散剤容器の分解斜視図である。
【図5】図4に示す揮散剤容器の使用状態を示す背面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面に示す実施の形態を参照して、この発明を詳細に説明する。図1に示す第一の実施形態の揮散剤容器1は縦置きタイプのものであり、芳香剤や消臭剤等の揮散剤が充填された内ケース2を、外ケース3の収納空間内に着脱自在に組み込んで構成される。揮散剤としては、ゲル状の薬剤や液状の薬剤が挙げられるが、ここでは、ゲル状の薬剤が用いられている。また揮散剤としては、防虫剤や殺虫剤を用いることもできる。
【0014】
内ケース2は、内容物を使い切ったのち内容物が充填されている新しい内ケースに取り替えることで外ケース3を再利用するレフィル容器として用いられるものであり、図2に示すように、底板4の周縁部より側板5を起立し、上端部に開口(図2では開口は後述のシール蓋によって閉塞された状態にある。)を有するカップ状の薄肉の容器であり、側板5の上端縁より外方へフランジ6が延設されている。内ケース2は、例えば、合成樹脂製でありインジェクション成形によって成形することができる。また、側板5の正面部5aには上端部から底板に向かう上下方向にスリット状の揮散孔8が複数穿設されており、該揮散孔8は側板5の外面に貼着されたラベル9によって密封されている。使用時にはこのラベル9は引き剥がされる。また内ケース2の上記開口は、二重フィルム構造のシール蓋11によって密封されており、すなわちシール蓋11はフィルム状の外蓋11aと内蓋11bとが剥離可能に積層されてなり、フランジ6の上面へ外周部が貼着されている。内蓋11bには予め複数の揮散孔12が穿設されており、外蓋11aを引き剥がすことで揮散孔12が露出するように構成されている。なお、二重フィルム構造のシール蓋に代えて、揮散孔が穿設され、側板5の上端に着脱自在に嵌着される合成樹脂製の蓋体に、上記のようなラベルを貼着したものとしてもよい(図示省略)。
【0015】
外ケース3は、図1に示すように、隔壁としての底壁13の周縁部より筒状の周壁14を起立し、上端部に開口を有するカップ状の容器であり、すなわち外ケース3は、内ケース2の出し入れを行う開口を形成するとともにこの開口を残して内ケース2の周りを取り囲んでその内側に内ケース2の収納空間を形成する周壁14を有している。外ケース3は、例えば、合成樹脂製でありインジェクション成形によって成形することができる。また、外ケース3の内側には内ケース2を収納可能な上記収納空間が区画されている。外ケース3は、内ケース2に比べて厚肉に成形されている。周壁14は、断面略長方形に形成され、すなわち外方に向けて僅かに弓なりに膨らんだ長辺の正面部14aおよび背面部14bと、これらの正面部14aおよび背面部14bを平坦にそれぞれつなぐ短辺の側面部14c、14dとからなる。周壁14の正面部14aには、スリット状の複数の揮散孔15が横設されている。外ケース3内に配置された内ケース2内のゲルから揮散した揮散剤は、当該揮散孔15および周壁14の上端部に形成された開口を通じて放出される。
【0016】
そしてこの揮散剤容器1では、周壁14の、上記開口を臨む上端部分(突端部分)14b、すなわち周壁14の、内ケース2の天面2aよりも上方の部分に、薄肉のヒンジ16を介して該周壁14に一体連結された弧状の弾性板17が設けられている。弾性板17は周方向に沿って伸延し、下端面17aが周壁14から切り離されている。弾性板17は、外ケース3の収納空間内に内ケース2を配置した状態にてその下端面17aが内ケース2の天面2aに対応して位置するとともに、その突出方向が周壁14の内方および外方の双方に弾性反転自在に構成されている。したがって、弾性板17を内方に反転した状態ではその下端面17aが内ケース2の天面2aに係止して、内ケース2の抜け出しが阻止される一方、外方に反転した状態では周壁14の上記開口を通じて内ケース2の装填、取出しが許容される。なお、ここでは、弾性板17を周壁14の上端縁に隣接して配置する例を示したが、弾性板17は周壁14の上端縁に隣接して配置する必要はなく、内ケース2の天面2aより上方であれば何れの部位に配置してもよい。また、弾性板17の反転方向を示す目印(例えば矢印)を弾性板17またはその近傍に設けてもよく、これによれば、内ケース2の装着、取出し方法が容易に判別できるようになる。
【0017】
かかる構成の揮散剤容器1にあっては、空の外ケース3に、内ケース2(ラベル9および外蓋11aは予め剥離させておく)を装填するに際しては、周壁14の上端部分に設けられた弾性板17を指等で外方に弾性反転させておき(図1(a)の状態)、内ケース2を周壁14の開口を通じて収納空間内に装填し、装填後に弾性板17を指等で今度は内方に弾性反転させることで内ケース2を係止して内ケース2の抜け出しを防止することができる(図1(b)の状態)。また、使用により空になった内ケース2を外ケース3から取出す際には、弾性板17を指等で外方に弾性反転させることで弾性板17による内ケース2の係止を解除して周壁14の開口を通じて内ケース2を取出すことができる。
【0018】
したがってこの揮散剤容器1によれば、内ケース2の出し入れを行う外ケース3の開口を常に開放したままにし、内ケース2の保持およびその解除は弾性板17の弾性反転によって行うこととしたことから、従来のような面倒な作業が不要となり、簡便な操作のもとで新しい内容物が充填された内ケース2に取替えることができる。また、この揮散剤容器1によれば、弾性板17を周壁14の上端に隣接して配置したことから、外ケース3の高さを低く保ち容器のコンパクト化を図ることができる。
【0019】
以下、この発明の他の実施形態について図3〜5を参照して説明する。なお、以下の実施形態において上記第一の実施形態と同様の要素には同一の符号を付しその説明を省略する。
【0020】
図3に示す第二の実施形態では、外ケース3の周壁14を形成する正面部14aおよび背面部14bの各上端部分(突端部分)14a、14bのそれぞれに、互いに離間かつ対向配置された弧状の弾性板17、18が設けられている。そして、これらの正面部14aおよび背面部14bをそれぞれつなぐ側面部14c、14dの上端部分(内ケース2よりも上端側の部分)14c、14dは、相互押圧により内側に凸に弾性変形し、これらの二つの弾性板17、18を外方に弾性反転させる押圧部を構成する。すなわち、側面部14c、14dの上端部分14c、14dを相互に押圧すると、図3(b)に示すように、側面部14c、14dと弾性板17、18との連結部分がそれぞれ外方に変形し、この変形に基づき弾性板17、18が両端側へ引っ張られ、図3(c)に示すように、該引張力に基づいて弾性板17、18は外方に弾性反転する。側面部14c、14dの上端部分14c、14dには、相互押圧する際の滑り止めとして凹凸20を形成してもよい。なお、外ケース3の側面部14c、14dの上端部分14c、14dと内ケース2の外側壁(側板5)との間には、該側面部14c、14dの押し込みを許容する隙間g(押圧代)がそれぞれ設けられている。これにより、外ケース3の側面部14c、14dの上端部分14c、14dを押圧し易くなり、弾性板17、18を容易に外方に反転させることができる。この隙間gは、側面部14c、14dの上端部分14c、14dの弾性変形により弾性板17、18を外方に反転できる程度に設定されていればよい。また、側面部14c、14dの上端部分14c、14dには、押圧し易くするために薄肉部や開口孔等(図示省略)を設けてもよい。また、外ケース3の側面部14c、14dに押圧方向を示す目印(例えば矢印)を設けてもよく、これによれば、内ケース2の装着、取出し方法が容易に判別できるようになる。
【0021】
かかる実施形態の揮散剤容器1によれば、周壁14に二つの弾性板17、18を設けたことから、転倒や落下などにより外部から衝撃が加わり弾性板17、18の一方が外方に反転してしまった場合でも、残りの一方の弾性板17、18により内ケース2を外ケース3内に保持することができるので、内ケース2が外ケース3から抜け出てしまうのを防止することができる。また、周壁14の正面部14aおよび背面部14bにそれぞれ弾性板17、18を対向配置するとともに、側面部14c、14dの上端部分14c、14dを相互押圧することにより弾性板17、18が外方に弾性反転するよう構成したことから、より一層簡便な操作のもとで新しい内容物が充填された内ケース2に取替えることができる。
【0022】
次いで、図4および図5に示す第三の実施形態の揮散剤容器1は、横置きタイプのものであり、すなわち、外ケース3は、内ケース2を挿入した際の行き止まり端を形成する隔壁21と、該隔壁21の周縁部から立ち上がる周壁22とを有し、さらに周壁22は、載置面となる底面部22aと、この底面部22aに対向する頂面部22bと、これらの底面部22aおよび頂面部22bをそれぞれつなぐ側面部22c、22dとからなる。外ケース3は、例えば合成樹脂製でありインジェクション成形により成形することができる。また、各々の側面部22c、22dには、その突端部分22c、22dにヒンジ23を介して周壁22の内方および外方に弾性反転自在に連結された弧状の弾性板24、25が設けられている。隔壁21には、スリット状の複数の揮散孔26が設けられている。外ケース3内に配置された内ケース2内のゲルから揮散した揮散剤は、当該揮散孔26および周壁22突端の開口を通じて放出される。そしてこの揮散剤容器1では、外ケース2は、底面部22aの突端から上記開口の幅を狭める方向に起立する内容物漏洩防止用の板塀28が設けられている(図5参照。)。なお、板塀28の高さは、内ケース2の出し入れに邪魔とならない程度とすることが好ましい。また、板塀28は、頂面部22b側にも設けてもよい。
【0023】
内ケース2は、外ケース3の隔壁21と対向する矩形の隔板30の周縁部より側板31を立設し、突端部に開口を設けたカップ状の薄肉の容器であり、側板31の突端縁より外方へフランジ32を延設している。内ケース2は、例えば合成樹脂製でありインジェクション成形により成形することができる。また、隔板30には放射状に延びるスリット状の揮散孔30aが複数穿設されており、該揮散孔は隔板30の外面に貼着されたラベル33によって密封されている。また内ケース2の上記開口は、上述のシール蓋11と同様、二重フィルム構造のシール蓋によって密封されており、すなわちシール蓋はフィルム状の外蓋と内蓋34とが剥離可能に積層されてなり(図5では内蓋のみ示す。)、フランジ32の上面へ外周部が貼着されている。内蓋34には予め複数の揮散孔34aが穿設されており、外蓋を引き剥がすことで揮散孔34aが露出するように構成されている。
【0024】
かかる実施形態の揮散剤容器1によれば、周壁22の底面部22aの突端に開口側へ延出する板塀28を設けたことから、横置きタイプの揮散剤容器1にて、内ケース2から揮散剤が液状となって下方に流出することがあっても、当該流出した揮散剤を板塀28によって外ケース3内に留めて外部に漏れ出すことを防止することができる。
【0025】
以上、図示例に基づきこの発明を説明したが、この発明は上述の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができるものである。例えば、外ケースに設ける弾性板は一つ以上であればよく、三つとしてもよい。また、外ケースの形状も図示例のものに限らず、隔壁または底壁から円筒状の周壁を立設した上端縁開口のカップ状としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0026】
かくして、この発明により、簡便な操作のもとで新しい内容物が充填された容器に取替えできる揮散剤容器を提供することが可能となった。
【符号の説明】
【0027】
1 揮散剤容器
2 内ケース
3 外ケース
4 底板
5 側板
8、12、15、26、30a、34a揮散孔
13 底壁(隔壁)
14 周壁
16、23 ヒンジ
17、18、24、25 弾性板
21 隔壁
22 周壁
22a 底面部
28 板塀

【特許請求の範囲】
【請求項1】
揮散剤が充填された内ケースと、この内ケースを着脱可能に内部に保持し、前記内ケースを保持した状態にて内ケース内の揮散剤を揮散させる外ケースとを備える揮散剤容器であって、
前記外ケースが、前記内ケースの出し入れを行う開口を形成するとともにこの開口を残して内ケースの周りを取り囲んでその内側に内ケースの収納空間を形成する周壁を有し、
前記周壁の、前記開口を臨む突端部分に、ヒンジを介して該周壁に一体連結され、周壁の内方への反転により、前記内ケースの抜け出しを阻止し、周壁の外方への反転により前記開口を通じて内ケースの装填、取出しを許容する少なくとも一つの弧状の弾性板を設けたことを特徴とする揮散剤容器。
【請求項2】
前記周壁が、前記弾性板をそれぞれ設けた正面部および背面部と、これらの正面部および背面部をそれぞれつなぎ、相互押圧により前記弾性板を外方に反転させる側面部とからなる、請求項1に記載の揮散剤容器。
【請求項3】
前記外ケースは、前記周壁の一部に載置面となる底面部が形成されるとともに該底面部の突端から前記開口の幅を狭める方向に起立する板塀が設けられている、請求項1または2に記載の揮散剤容器。
【請求項4】
前記内ケースが、レフィル容器である、請求項1〜3の何れか一項に記載の揮散剤容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−235900(P2011−235900A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105910(P2010−105910)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】