説明

搬送ローラーを備えたディスク装置

【課題】 ディスク挿入口の内側両側にディスク搬送用のローラーを設け、該ローラーによって挿入されたディスクを挟み込んでターンテーブルまで引き込む為の引き込み装置を備えたディスク装置であって、ディスクがスリップすることなく安定して搬送されるディスク装置の提供。
【解決手段】 ディスク挿入口の一方側のローラーはモーターにて回転する駆動ローラー8,9とし、入口の反対側には外方向へ移動するスライダー20から起立する固定軸に支持ローラー10,11を回転自在に軸支し、該支持ローラー10,11の軸穴28は正六角形断面とし、該軸穴28に嵌る軸外周には平坦面30を形成し、ディスクが上記駆動ローラー8,9との間に挟み込まれて搬送される際には、支持ローラー10,11の軸穴28が軸29に係合して回転が規制される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はディスク挿入口の左右に設けたローラーにてディスクを挟み込んで搬送する型式のディスク装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ディスク装置はディスクをターンテーブルに装着した状態で回転しながら光ピックアップユニットを移動させることにより、情報の記録・再生が行われるが、上記ターンテーブルにディスクを装着する方法は色々ある。その代表的な方法は、前進・後退動するトレーに載せて装置本体へ挿入する方法であり、又ディスクを挿入口から一部挿入すると、装置内部に設けていて引き込むことが出来る引き込み装置によって、所定の位置まで引き込んでターンテーブルに装着する方法がある。
【0003】
本発明が対象とするディスク装置は、後者の方法によってターンテーブルに装着する型式のスロットインタイプのディスク装置である。このディスク装置にはフロントパネルに細い挿入口が設けられているだけであり、該挿入口からディスクの一部が挿入されることで、ターンテーブルまで搬入して装着される。出願人は平成14年10月28日付けで「ディスクの搬入装置」に関する特許出願を行っている(特開2004−146022号)。
【0004】
このディスクの搬入装置は、ディスク挿入口の両側に夫々2個のローラーを設け、該ローラーによって挿入されたディスクを挟み込んでターンテーブルまで搬入するように構成し、一方側のローラーは挿入口側に第1駆動ローラーを定位置に設けると共に,該第1駆動ローラーの軸を中心として揺動するアーム先端には第2駆動ローラーを取付けて互いに連動し、挿入口の反対側には外方向へ移動するスライダーに第1ローラーと第2ローラーを回転自在に軸支し、そしてアームは内側へ傾斜すると共にスライダーは内側へ寄るバネ力を付勢した構造と成っている。
【0005】
ところで、上記第1ローラー及び第2ローラーは回転可能に軸支されてはいるが、第1駆動ローラー及び第2駆動ローラーとで挟んでディスクを搬入する時には、簡単に回転してはならない。すなわち、第1ローラー及び第2ローラーにディスク外周を当てると共に、該第1ローラー及び第2ローラーを支点としてディスクは第1駆動ローラー及び第2駆動ローラーにより回転させられる。その結果、ディスクは装置内部へ引き込まれることに成る。
【0006】
しかし、上記第1ローラー及び第2ローラーが殆ど回転しないような状態で軸支した場合、ディスク外周に当たる位置は常に一定と成って摩耗し、又外周に付着している汚れによって該第1ローラー及び第2ローラーの特定箇所が汚れてしまう。従って、ディスクの支点として受ける箇所がスリップしてしまい、ディスクを装置内へ搬入する妨げの原因となる。
【0007】
従来においても、ディスク搬入用ローラーに関しては色々知られている。例えば、特開2002−313004号に係る「ディスクローディングロール」は、ディスクを確実にローディングでき、且つ鳴きを防止することが出来るように、外径が軸方向に亘って変化した外周面を有すゴム弾性体から成ると共に、ディスクの周縁部に当接してディスクをローディングするディスクローディングロールの内周面が凹凸面としている。
【0008】
特開平10−302365号に係る「メモリープレートのための再生装置」は、搬送の際のメモリープレートの負荷を出来るだけ小さくする為に、進入平面に狭 部を備えており、メモリープレートの縁部領域が挿入シャフトに対するメモリープレートの押し込み及び/又は押出しに際して、回転軸に対してほぼ垂直に狭 部内に係合して、メモリープレートの搬送に際して狭部内を案内される。
【特許文献1】特開2004−146022号に係る「ディスクの搬入装置」
【特許文献2】特開2002−313004号に係る「ディスクローディングロール」
【特許文献3】特開平10−302365号に係る「メモリープレートのための再生装置」
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このように、従来のディスク装置には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、第1ローラー及び第2ローラーが自由に回転可能に軸支されると共に、ディスクを挟んで搬送する際には回転しないようにロック状態となる搬送ローラーを備えたディスク装置を提起する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るディスク装置はディスクをフロント開口から挿入することで内部の引き込み装置によって引き込まれるスロットインタイプのものである。該引き込み装置は駆動ローラーと支持ローラーを備えて両ローラーにて挟み込んで搬送することが出来る。従って、基本的な構造は従来のディスク装置と共通し、駆動ローラーがモーターにて回転することで支持ローラーとの間に挟まれたディスクは搬送される。
【0011】
ところで、上記支持ローラーは支持軸に軸支されて回転可能な状態にあるが、駆動ローラーとの間でディスクを挟み込んだ状態では回転しないようにロックされる。その為に、軸断面は円形でなく係合部を形成した非円形断面とし、該軸が嵌る支持ローラーの軸穴断面も円形ではなく係合部を形成した非円形断面を有し、両係合部が互いに係合することで支持ローラーの回転が阻止される。ここで、係合部の形状は色々ある為に特に限定するものではない。
【発明の効果】
【0012】
本発明のディスク装置に備わっている引き込み装置を構成する支持ローラーは回転自在に軸支されているが、駆動ローラーとでディスクを挟み込んだ場合には、軸の係合部と軸穴の係合部とが互いに係合することで回転しないようにロックされる。従って、ディスク外周の一方側は上記支持ローラーに当たって回転しない状態で支持され、他方側は駆動ローラーの回転に伴って回転することが出来る。
【0013】
従って、ディスクはスムーズに両ローラーに挟まれて装置内部へ引き込まれる。この際、ディスク搬送時以外の支持ローラーは回転自在な状態にある為に、ディスク外周に当たる箇所は変化する。ディスク外周に付着している汚れは支持ローラーを汚すことに成るが、特定の1箇所ではない為に汚れが蓄積することはなく、その為に支持ローラーに挟まれて支持されるディスクがスリップすることはない。又、該支持ローラーの特定箇所が摩耗するといったことも解消される。
【実施例】
【0014】
図1はディスク装置を収容したキャビネット1のフロントパネル2に設けた挿入口3にディスク4の一部が挿入されている場合を示している。この挿入口3にディスク4を一部挿入するならば、ディスク装置に取付けられている引き込み装置により該ディスク4が引き込まれてターンテーブルに装着される。そして、取り出す際にも同じ引き込み装置によって挿入口3から排出される。
【0015】
図2は上記キャビネット1に収容されるディスク装置5を示す実施例であり、上記キャビネット1の挿入口3の奥側であって、ディスク装置5の正面入口7には挿入されるディスク4が通過する際に、表面に付着しているゴミや汚れを除去する為のフェルト6が設けられている。そして、入口7の左側には第1駆動ローラー8と第2駆動ローラー9が設けられ、入口7の右側には第1支持ローラー10と第2支持ローラー11が設けられている。
【0016】
そして、中央部にはトラバースユニットに取付けられて引き込まれたディスク4を載置するターンテーブル12を有し、ターンテーブル12との間にディスク4を挟んでクランプするクランパー13を連結上板14に備えている。又、ターンテーブル12に載って回転するディスク4の記録情報を読み取ったり、逆に情報を記録する為の光ピックアップユニット15を有している。
【0017】
図3はディスク装置5の引き込み装置を示す実施例である。入口7の左側には第1駆動ローラー8がシャーシの定位置に取付けられ、該第1駆動ローラー8の軸を中心として揺動するアーム16を設けると共に、該アーム16の先端には上記第2駆動ローラー9を取付けている。又、第1駆動ローラー8には第1ギア17が同心を成して取着され、第2駆動ローラー9にも第2ギア18が同心を成して取付けられている。
【0018】
そして、アーム16には中間ギア19が上記第1ギア17と第2ギア18との間に介在して互いに噛み合い、第1駆動ローラー8が所定のモーターによって回転駆動するならば、上記第1ギア17、中間ギア19、及び第2ギア18を介して第2駆動ローラー9は回転する。又、第2駆動ローラー9は揺動するアーム16の先端に取付けられている為に、該アーム16の揺動によってその位置は変化する。すなわち、入口7から挿入されるディスク4の位置に応じて、ディスク4の外周に当接することが出来るようにアーム16は揺動することが出来る。
【0019】
一方、入口7の右側には第1支持ローラー10がスライダー20に回転自在に軸支され、同じく第2支持ローラー11もスライダー20に回転自在に軸支されている。そして、該スライダー20はガイド溝(図示なし)に沿って外方向へ移動することが出来る。すなわち、挿入口3から入口7を通過して挿入されるディスク4の位置に応じて、第1支持ローラー10及び第2支持ローラー11がディスク外周に当接することが出来るようにスライダー20は外方向へ移動する。
【0020】
又、スライダー20には右リンク21が取着されて入口側(中央側)へ延び、上記アーム16には別の左リンク22が連結し、そして軸23を中心として回動自在に成っている中リンク24の両先端には、上記右リンク21の先端及び左リンク22の先端が夫々連結している。右リンク21はスライダー20から延びていて揺動はしない為に、先端に形成された長穴25に中リンク24の連結ピン26が遊嵌している。
【0021】
ところで、入口7からディスク4が挿入されるならば、図3に示しているように、該ディスク4の外周は第1駆動ローラー8と第1支持ローラー10に当接する。入口7からディスク4が挿入されたことをセンサーが感知して上記第1駆動ローラー8がモーターによって回転する。回転方向はディスク4が内部へ引き込まれる方向であり、該ディスク4をさらに手前から押圧するならば、内部へと引き込まれる。
【0022】
ここで、ディスク4が入口7から進入するにしたがって、第1駆動ローラー8と第1支持ローラー10間の距離は拡大する為に、第1支持ローラー10はスライダー20と共に外方向へ移動する。ただし、第1支持ローラー10がディスク外周に常に接するようにバネ力が付勢されている。このバネ力を付勢する手段は限定されず、スライダー20に直接付勢する場合、中リンク24の軸23にコイルバネを取付けて、該中リンク23を時計方向に回動するように付勢することも出来るが、同図に示す実施例では、左リンク22と右リンク21間にコイルスプリング27を連結している。
【0023】
そして、ディスク4がさらに進入するならば奥側へ移動し、左側の第2駆動ローラー9と右側の第2支持ローラー11に当接する。すなわち、ディスク4は第1駆動ローラー8と第2駆動ローラー9、及び第1支持ローラー10と第2支持ローラー11の4個のローラーによって挟まれ、第1駆動ローラー8と第2駆動ローラー9が共に回転駆動することにより、ディスク4は奥側へ搬入される。この位置まで達するならば、手でディスク後方を押圧しなくても引き込み装置にて自動的に搬入される。
【0024】
図4は図3の状態からディスク4が引き込まれて4個のローラーにて挟まれた状態20を表している。さらに引き込まれるならば、図5に示すようにディスク4は第2駆動ローラー9と第2支持ローラー11に押されてターンテーブル付近に達する。そして、ターンテーブルに装着される場合には、図5に示す位置から奥へ移動して第2駆動ローラー9及び第2支持ローラー11はディスク4から離れなくてはならない。
【0025】
左側の第2駆動ローラー9はアーム16の先端に取付けられ、又右側の第2支持ローラー11はスライダー20に取付けられているために、アーム16とスライダー20を連結している左右リンク21,22を作動することで行うことが出来る。又、中リンク24を反時計方向に回動することで、第2駆動ローラー9及び第2支持ローラー11をディスク4から離すことが出来る。
【0026】
ところで、引き込み装置を構成する第1駆動ローラー8及び第2駆動ローラー9はモーターによって回転駆動してディスク4を引き込むことが出来る。一方の第1支持ローラー10及び第2支持ローラー11は固定軸に回転自在に軸支されているが、モーターにて回転駆動されるものではない。すなわち、第1支持ローラー10及び第2支持ローラー11に挿入されたディスク4の右側外周の一部を支持した状態で第1駆動ローラー8及び第2駆動ローラー9が反時計方向に回転するならば、ディスク4は第1支持ローラー10又は第2支持ローラー11を支点として回転しながら装置内部へ引き込まれる。
【0027】
従って、第1支持ローラー10及び第2支持ローラー11は回転する必要はなく、むしろ回転しないほうが好ましい。しかし、第1支持ローラー10が全く回転しない状態で取付ける場合には、ディスク4を挿入する際に入れ難く、又常に同じ箇所がディスク4と当接することで摩耗し易く、ディスク4の外周に付着しているゴミや汚れが第1支持ローラー10及び第2支持ローラー11に移ってしまう。その為に、第1支持ローラー10及び第2支持ローラー11を回転しない状態で取付けた場合であっても、ディスク4が付着した汚れによってスリップして引き込み動作に支障を生じる。
【0028】
そこで、本発明のディスク装置では、通常は回転自在な状態であるが、ディスク4を引き込む際に第1駆動ローラー8及び第2駆動ローラー9を挟み込む場合には、第1支持ローラー10及び第2支持ローラー11は回転しないでロックされる支持構造としている。その為に、第1支持ローラー及び第2支持ローラーの軸穴には係合部を形成し、同じく軸外周にも係合部を設けている。
【0029】
図6は第1支持ローラー10の支持構造断面を表しており、第1支持ローラー10は中心に軸穴28を有し、該軸穴28には軸29が嵌っている。軸穴28は正六角形を成し、軸29の一部が切欠かれて平坦面30を形成している。しかし、スライダー20から固定状態で起立する軸29に軸支された第1支持ローラー10は自由に回転することが出来る。
【0030】
(b)は第1駆動ローラー8とでディスク4を挟み込んだ状態であり、ディスク4の外周縁にて第1支持ローラー10は外方向(右方向)へ押された状態であり、正六角形の軸穴28の内側面31が軸29の平坦面30と係合する。従って、第1支持ローラー10は回転することなくロックされ、ディスク4の1点を支点として定位置で支えることが出来、第1駆動ローラー8の回転によってディスク4は該支点を中心に回転して引き込まれる。
【0031】
図7は第1支持ローラー10の支持構造を示す他の具体例である。同図に示す第1支持ローラー10の軸穴28はコーナーに丸みを形成した概略正方形を成し、軸29も同じくコーナーに丸みを形成した概略正方形断面と成っている。このように軸穴28及び軸29が概略正方形であっても、軸29に軸支された第1支持ローラー10は自由に回転することが出来る。しかし、(b)に示すように第1駆動ローラー8とでディスク4を挟み込んで、ディスク4の外周縁にて第1支持ローラー10が外方向(右方向)へ押されたならば、正方形の軸穴28の内側面31が軸29の平坦面30と係合する。従って、第1支持ローラー10は回転することなくロックされる。
【0032】
図8は第1支持ローラー10の支持構造を示す更なる別の具定例である。同図に示す第1支持ローラー10の軸穴28は4箇所にスリット溝32,32・・を軸方向に設け、一方の軸29の外側には軸方向へ延びる凸部33,33・・を突出している。この状態では、軸穴28の内径は凸部33の外径より大きい為に第1支持ローラー10は回転することは出来る。しかし、(b)に示すように第1駆動ローラー8とでディスク4を挟み込んで、ディスク4の外周縁にて第1支持ローラー10が外方向(右方向)へ押されたならば、軸穴28に形成したスリット溝32に軸29から突出した凸部33が嵌入する。従って、第1支持ローラー10は回転することなくロックされる。
【0033】
このように、ディスク4を第1駆動ローラー8とで挟み込む場合には、第1支持ローラーの軸穴に形成した係合部が軸に設けた係合部と互いに係合することで回転が阻止される。これは第2支持ローラー11の場合も同じように構成することが出来る。そして、通常は回転自在であり、ディスク4を入口7から挿入する場合には僅かに回転することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】ディスク装置を収容したキャビネット外観図。
【図2】ディスク装置の平面図及び正面図。
【図3】ディスクの引き込み装置を示す実施例。
【図4】ディスクがある程度引き込まれて、4個のローラーにて支持されている場合。
【図5】ディスクがターンテーブル付近まで引き込まれた場合。
【図6】第1支持ローラーの支持構造を示す具体例。
【図7】第1支持ローラーの支持構造を示す具体例。
【図8】第1支持ローラーの支持構造を示す具体例。
【符号の説明】
【0035】
1 キャビネット
2 フロントパネル
3 挿入口
4 ディスク
5 ディスク装置
6 フェルト
7 入口
8 第1駆動ローラー
9 第2駆動ローラー
10 第1支持ローラー
11 第2支持ローラー
12 ターンテーブル
13 クランパー
14 連結上板
15 光ピックアップユニット
16 アーム
17 第1ギア
18 第2ギア
19 中間ギア
20 スライダー
21 右リンク
22 左リンク
23 軸
24 中リンク
25 長穴
26 連結ピン
27 コイルスプリング
28 軸穴
29 軸
30 平坦面
31 内側面
32 スリット溝
33 凸部

























【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスク挿入口の両側には搬送用のローラーを設け、該ローラーによって挿入されたディスクを挟み込んでターンテーブルまで引き込む為の引き込み装置を備えたディスク装置において、入口の一方側のローラーはモーターにて回転する駆動ローラーとし、入口の反対側には外方向へ移動するスライダーから起立する固定軸に支持ローラーを回転自在に軸支し、該支持ローラーの軸穴には係合部を形成すると共に該軸穴に嵌る軸にも係合部を設け、ディスクが上記駆動ローラーとの間に挟み込まれて搬送される際には、軸穴の係合部が軸係合部に係合して回転が規制されることを特徴とする搬送ローラーを備えたディスク装置。
【請求項2】
ディスク挿入口の両側には夫々2個の搬送用ローラーを設け、該ローラーによって挿入されたディスクを挟み込んでターンテーブルまで引き込む為の引き込み装置を備えたディスク装置において、入口の一方側のローラーはモーターにて回転する第1駆動ローラーを定位置に設けると共に,該第1駆動ローラーの軸を中心として揺動するアーム先端には第2駆動ローラーを取付けて互いに連動し、入口の反対側には外方向へ移動するスライダーから起立する固定軸に第1支持ローラーと第2支持ローラーを回転自在に軸支し、ディスクが上記第1駆動ローラー及び第2駆動ローラーとの間に挟み込まれて搬送される際には、該支持ローラーの軸穴に形成した係合部が該軸穴に嵌る軸に形成した係合部に係合して回転が規制され、そしてアームは内側へ傾斜すると共にスライダーには内側へ寄るバネ力を付勢したことを特徴とする搬送用ローラーを備えたディスク装置。
【請求項3】
上記支持ローラーの軸穴断面を正六角形とし、軸外周には平坦面を形成した請求項1、又は請求項2記載の搬送用ローラーを備えたディスク装置。
【請求項4】
上記支持ローラーの軸穴断面をコーナーに丸みを形成した概略正方形とし、同じく軸断面もコーナーに丸みを形成した概略正方形断面とした請求項1、又は請求項2記載の搬送用ローラーを備えたディスク装置。
【請求項5】
上記支持ローラーの軸穴内周面にはスリット溝を軸方向に形成し、軸外周には軸方向へ延びる凸部を突出した請求項1、又は請求項2記載の搬送用ローラーを備えたディスク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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