説明

搬送装置

【課題】閉塞や瓶の損傷の危険を最小にしながら、無菌瓶の多列流れを単一列に変換することができる搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送装置は、回転面(18)と、直立の物品(16)を移送装置に向かって搬送するための第1コンベアと、を含み、前記移送装置は物品を第1コンベア(12)から前記回転面(18)に移送するためのものであり、移送装置は、ほぼ一定速度で回転面に向かって移動し且つ第1コンベア(12)及び回転面(18)の上に斜めに延びる案内面(24)を含み、回転面(18)に移送された物品を、引き続いて第2コンベアに移送するために、回転面の外周に向かって案内するための湾曲案内面(38)を更に含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は物品を搬送するための搬送装置に関する。一例では、本発明は、凍結乾燥機又は滅菌トンネルから多列流の滅菌容器又は瓶を受けるための及び瓶を、コンベヤに送るための単一列に配列するための装置を提供する。
【背景技術】
【0002】
凍結乾燥は生成水から氷の形態で取り出すプロセスである。凍結乾燥法では、製品は凍結され、真空下で、氷は昇華し、蒸気は凝縮器に向かって流れる。凍結乾燥は、製品の一体性が凍結乾燥工程中保存され、製品の安定性を比較的長期間保証することができるので、製薬産業で特に有用である。
【0003】
凍結乾燥機は、典型的には、凍結乾燥されるべき製品を収容する複数の容器又は瓶を受け入れるための凍結乾燥室を有する圧力容器を備える。瓶の自動出し入れのために凍結乾燥室への接近は凍結乾燥室の壁又は主ドアに形成された長方形の開口又はスロットを通して行われる。可動スロットドアはスロットを閉鎖し、凍結乾燥室とともに、スロットの周りに真空シールを形成する。瓶を凍結乾燥室に挿入することができるように、スロットドアは持ち上げられ、スロットドアと向かい合って設けられた瓶入れ機構が瓶をコンベヤから凍結乾燥室の棚へ押すことができる。瓶は、多数の方法で、例えば一度に多数の列で、又は一度に完全な棚満たしで棚に入れる。瓶入れが完了したら、瓶入れ機構を引っ込め、スリットドアを閉めて瓶の内容物を凍結乾燥させることができる。引き続いて、典型的には、瓶出し機構を使用して、瓶が凍結乾燥室に入れられたのと同じ方法で瓶を凍結乾燥室から取り出すことができる。即ち、便出し機構は、滅菌瓶の列をコンベアに戻し、コンベアは、引き続いて、滅菌瓶を密封するためのキャップ締め機等へ移送する。キャップ締め機は、一般的には、瓶を単一列で搬送させることを要求し、従って、凍結乾燥機から受けた瓶の多列流れを単一列に変換することが必要である。
【0004】
無菌瓶をコンベアから受けて瓶を単一列にする漏斗状配列装置を提供することが知られている。無菌瓶は、コンベアによって漏斗状配列装置の中を搬送される瓶によって後から及ぼされる力によって漏斗状配列装置の中を移動される。無菌瓶は、他の無菌瓶に押しつけられるとき強い付着及び摩擦効果を示す傾向があり、これは、瓶の単一列に円滑に移行するのを妨げることがある。漏斗状配列装置内の個々の瓶を分離するために振動プレートを使用することができるけれども、このようなプレートは、複雑な構成及びチューニング手順を必要とする傾向がある。その上、この解決策は瓶のこすり(無菌ガラス瓶は極端に研磨性であるから)及び微粒子の発生、ときとして.瓶割れをもたらすことがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の少なくとも好ましい実施形態の目的は、閉塞や瓶の損傷の危険を最小にしながら、無菌瓶の多列流れを単一列に変換することができる搬送装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一の側面では、本発明は、回転面と、直立の物品を移送装置に向かって搬送するためのコンベアと、を含み、前記移送装置は物品をコンベアから前記回転面に移送するためのものであり、移送装置は、ほぼ一定速度で回転面に向かって移動し且つコンベア及び回転面の上に斜めに延びる案内面を含み、回転面に移送された物品を、引き続いて回転面からから取り出すために、回転面の外周に向かって案内するための湾曲案内面を更に含む、ことを特徴とする搬送装置を提供する。
【0007】
湾曲案内面は、物品、例えば、滅菌瓶が回転面によって搬送されるとき、滅菌瓶を分離するのに役立つ。湾曲案内面の半径が増すと、湾曲案内面に沿って移動する瓶の接線速度も増す。これは、瓶と瓶の間の間隔を増大させ、瓶が単列の形成に至るようにする。
【0008】
瓶やアンプルのような医薬品容器は、比較的高い高さ対直径比を有する傾向があり、これは、容器が搬送装置を通して搬送されるとき容器を倒れ易くする。瓶をコンベアから回転面に移送するための移動案内面を設けることによって、瓶が搬送装置を通して移動するとき、瓶の速度を正確に制御することができる。移動案内面の相対速度及びコンベア及び回転面に対する移動案内面の位置を制御することによって、瓶を移送装置を通して徐々に加速させることができ、且つ瓶が移送装置を離れるとき突然の加速変化がないように回転面に送出することができる。これは、瓶が回転テーブルに移送されるとき瓶倒れの見込みを大きく減らすことができ、かくして、瓶を、例えば、毎分600本の瓶まで比較的高速で装置を通して搬送することができる。
【0009】
その上、瓶をコンベアから回転面に搬送するための移動案内面を設けることによって、瓶が先行する瓶によって漏斗状配列装置の中を押される先行技術と違って、瓶を作動装置、即ちコンベア、移動案内面及び回転面によって直接コンベア装置を通して搬送することができる。これは、瓶によるコンベア装置の閉塞を抑制する事が分かった。
【0010】
コンベアは、好ましくは、単一の線形コンベアによって、或いは並んで配置された複数の線形コンベアによって提供される。コンベアは好ましくは、回転面の一方の側に、もっと好ましくは、コンベアの1つが回転面と接線をなすように配置される。いかなる「デッドプレート」も、即ちコンベアと回転面との間の定置面も回避することによって、コンベアと回転面との間の瓶の移送ができるだけ円滑になり、作動装置を順次止めることによって、装置から瓶を完全に空にすることができる(装置のスイッチが切られるときに瓶が残るデッドプレートがないから)。
【0011】
移送装置は、好ましくは、回転面に移送された物品のためのチャンネルを構成するために移動案内面から間隔を隔てた第2の案内面を含む。好ましい実施形態では、第2の案内面は定置であり、従って、湾曲案内面と巧く連続する。変形例として、第2の案内面も最初に述べた移動案内面と同じ速度で移動してもよい。案内面は、好ましくは、互いにほぼ平行であるが、一方の面は、所望ならば、他方の面と鋭角であってもよい。有利には、移送装置は、チャンネルの口部に隣接して配置され、物品のチャンネルへの移動方向に逆らって移動する第3の移動案内面を含むのがよい。これは、瓶がチャンネルに入るとき瓶を分離し、かくして、瓶に加えられる圧力と閉塞の危険の両方を減らすのに役立つ。
【0012】
湾曲案内面は、好ましくは、回転面の周囲に向かって回転面の回転方向に移送装置から外方に延びる。湾曲案内面によって採用される正確な形状は、取り分け、瓶の直径及び回転面の直径に依存する。例えば、湾曲案内面は外方に螺旋状に単純に延びても良いし、或いはもっと複雑な形状であっても良い。1つの好ましい実施形態では、湾曲案内面は、物品を移送装置から受けるための第1の凸面部分と、第2の凸面部分と、第1の部分と第2の部分との間に位置した第3の凹面部分と、を含む。凹面部分と第2の凸面部分との間の移行部は回転面によって搬送された瓶の分離を促進するのに役立つ。かくして、第2の側面では、本発明は、回転面と、直立の物品を回転面に搬送するためのコンベアと、回転面によって受けられた物品を回転面の外周に向かって案内するための湾曲案内面と、を含む搬送装置を提供し、湾曲案内面は、コンベアから物品を受けるための第1の凸面部分、第2の凸面部分、及び第1の部分と第2の部分との間に位置した第3の凹面部分を有する。
【0013】
所要ならば、更なる凹面及び凸面部分を設けても良い。例えば、面は、第4の凸面部分及び第3の部分と第4の部分との間に位置した第5の凹面部分を有しても良い。
【0014】
回転面の大きさが増すと、瓶が単列で回転面を離れる機会は大きい。従って、回転面の大きさは、回転面への瓶の送出位置とともに、瓶が単列で回転面を離れるように選択することができる。ある状況では、これは、搬送装置の設置面積の大きさを不当に増すことになり、したがって、1つの好ましい実施形態では、装置は、回転面から物品を受けるための第2コンベアを含み、第2コンベアは、好ましくは、第1の回転面から物品を受けるための第2の回転面と、第2の回転面に移送された物品を案内するための第2コンベア案内面と、を含む。第2コンベア案内面の少なくとも一部は、好ましくは、搬送装置の設置面積を最小にしながら、瓶の多列の単列への移行を完了することができるように湾曲される。装置の構成部品の数を減らすために、第2コンベア案内面は、好ましくは、最初に述べた湾曲案内面と連続する。
【0015】
搬送中倒れた又は整列から排除された瓶を装置から廃棄することができるようにするために、第2の回転面は、好ましくは、回転環体からなり、好ましくは、不整列又は倒れた物品を環体の表面から半径方向内方に偏向させるためのデフレクターが設けられているので、そのような物品は環体の中間部を通して装置から落ちることができる。かくして、第3の側面では、本発明は、回転面と、直立の物品を回転面に搬送するためのコンベアと、回転環体と、回転面によって受けられた物品を、引き続いて回転環体に移送するために回転面の外周に向かって案内するための第1の湾曲案内面と、回転環体によって受けられた物品を案内するための第2の案内面と、環体の面上の不整列又は倒れた物品を半径方向内方に偏向させるためのデフレクターと、を含む搬送装置を提供する。
【0016】
好ましい実施形態では、デフレクターは、環体に移送された物品のためのチャンネルを構成するために第2のコンベア案内面から間隔を隔てた第3の案内面からなり、第3の案内面は倒れた物品を環体の面から半径方向内方に偏向させるように構成されている。
【0017】
本発明の第1の側面と関係して上で説明した特徴は第2及び第3の側面に或いはその逆に適用できる。
【0018】
本発明の好ましい特徴を今単なる例示として添付図面を参照して説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
先ず図1を参照すると、無菌瓶を機能部間、例えば、凍結乾燥機とキャップ締めステーションとの間に搬送するためのコンベヤ装置10が並んで配置され、且つ例えば毎分2ないし12メートルの範囲の実質的に等しいか或いは異なる速度で図1の矢印14で指示された方向に移動する複数の同一平面の送り込みコンベヤ12を含む。2本の送り込みコンベヤ12が図1に示されているが、装置10は任意の数の送り込みコンベヤ12を含んでも良い。瓶16は送り込みコンベヤ12の各々の上に複数の列に配列され、各列は矢印14の方向に延びる。例えば、瓶は10列まで単一の送り込みコンベヤ12に配列される。
【0020】
この実施形態では、2ないし12rpmの範囲の一定速度で回転するディスク18によってもたらされる回転面18に瓶16を移送するための移送装置が設けられる。ディスク18に最も近い送り込みコンベヤ12は、このコンベヤ12からディスク18への瓶の円滑な移送を確保するためにディスク18と同一平面であり且つディスクと接線である。
【0021】
移送装置は送り込みコンベヤ12及びディスク18の上に延びるライニングベルト22を有する。ライニングベルト22は、送り込みコンベヤ12及びディスク18とほぼ直交し、且つ送り込みコンベヤ及びディスク18に対して斜めに、即ちディスク18の半径に沿わないで配列された面24を有する。この実施形態では、ライニングベルト22の面24は送り込みコンベヤ12と略120°の角度θをなし、ライニングベルト22は毎分2ないし16メートルの範囲の一定速度で図1に示す矢印26の方向に移動する。図1に20で指示されたように、図1の平面図で見て、面24とディスク18に隣接した送り込みコンベヤ12の縁21との交差位置から、縁21がディスク18と接線をなす位置までの距離の大きさは、瓶16の直径及び又は速度の要件に応じて可変である。
【0022】
移送装置はまた、ランニングベルト22の面24とほぼ平行で平らな定置案内面28を有し、案内面28は、ライニングベルト22とともにチャンネル30を構成し、瓶が送り込みコンベヤ12からディスク18に移送されるとき瓶16はチャンネル30に沿って搬送される。定置案内面28を必要に応じてライニングベルト22に近づけたり遠ざけたりして瓶16の直径に従ってチャンネル30の巾を調節することができる。チャンネル30の口32における閉塞を防止するために、整列ベルト34が口32に隣接して配置され、整列ベルト34は送り込みコンベヤ12及びディスク18と略直交し、図1の矢印36によって指示された方向に、即ち瓶をチャンネル30の口32から押し離そうとする方向に回転する。これは、瓶16がチャンネル30に入るとき瓶16を分離するのに役立ち、かくして瓶16に及ぼされる圧力とチャンネルの閉塞の危険の両方を減じる。
【0023】
送り込みコンベヤ12からディスク18に移送された瓶16を案内する定置湾曲案内面38がディスク18の上に配置されている。この実施形態では、ディスク18の上に配置された案内部材40が湾曲案内面38を提供する。この実施形態では、湾曲案内面38は移送装置の定置案内面28の一端からディスク18の外周42に向かって、図1の矢印44によって指示されているように、ディスク18の回転方向に螺旋形態で外方に延びる。
【0024】
この実施形態では、環体46の第2回転面46がディスク18から瓶を受けるようにディスク18に隣接して配置されている。図1の矢印48で指示されているように、環体46はディスク18の回転方向と反対の方向に回転する。この実施形態では、環体46はディスク18の接線速度と等しい又はそれよりも大きい接線速度で回転する。この実施形態では、環体46は6ないし32rpmの範囲の速度で回転する。第2湾曲案内面50は、ディスク18から受けた瓶16を案内するために環体46の外周52の周りに部分的に延びる。第2案内面50は第1湾曲案内面38と連続し、この実施形態では、第2湾曲案内面50も案内部材によって作られる。
【0025】
コンベヤ装置の可動構成要素、即ち送り込みコンベヤ12、ライニングベルト22、整列ベルト34、ディスク18及び環体46を作動するためのモータはコンベヤ装置10の下に都合よく配置される。使用中、あらゆる構成要素にスイッチを入れると、送り込みコンベヤ12は多列流れの瓶16をライニングベルト22に向かって搬送する。ライニングベルト22は瓶16をチャンネル30に、かくしてディスク18へ案内する。ライニングベルト22の面24は瓶16をチャンネル30内に保持するのに役立つ。瓶16がチャンネル30の端54を出ると、瓶16に作用する力は瓶を第1湾曲瓶内面38に押しつけるのに役立つ。この時点で、チャンネル30を出る瓶16の流れ巾は、一般的には、瓶16の直径の2倍よりも大きい。ディスク18の回転で、第1湾曲案内面38は瓶16をディスク18の周囲42に向かって徐々に外方に押すのに役立つ。瓶16が半径方向外方に移動すると、瓶16の接線速度は増す。これは、瓶間の間隔を増大させ、かくして、図1に示すように、瓶の流れの巾を減じ、図1において移送装置に最も近い第1湾曲案内面38の端60に向かう瓶の流れの巾は、環体46に最も近い第1湾曲案内面38の他端62に向かう瓶の流れの巾よりも大きい。この実施形態では、ディスク18の直径は略600mmであり、第1湾曲案内面38は、瓶の流れの巾を瓶16の直径の1.886倍以下まで減ずるのに役立つ。瓶16の流れがディスク18から、ディスク18よりも早く回転している環体46に移送されると、瓶16の流れは第2湾曲案内面50の端64では図1に示すように、単列の形態を取る。すると、単列の瓶を環体46から、例えば、送り出しコンベヤ66に移送することができる。
【0026】
コンベヤ装置10の可動構成要素の相対的速度、チャンネル30の位置、湾曲案内面38、50の形状を調整することによって、瓶16をコンベヤ装置10により徐々に加速させたり減速させたりすることができる。これは、瓶が装置10によって搬送されるとき瓶の倒れの見込みを大きく減ずることができ、かくして、瓶を、装置10により、例えば、毎分600本の瓶までの比較的高い速度で搬送することができる。瓶16が万一倒れそして瓶の流れから追い出されるようになる場合には、倒れた瓶はディスク18の周囲42から廃棄されるか或いは環体46の中間部68から廃棄される。
【0027】
上述のように、案内部材40の案内面38、50の形状は、必要に応じて、例えば装置10によって搬送される瓶の直径に従って変更されてもよい。図2は、変更された案内部材70を示し、900mm直径のディスク18と一緒に図示されているが、変更された案内部材70を他の大きさのディスク18(より小さい又はより大きい)用に使用しても良い。この案内部材70では、第1湾曲案内面72は移送装置(図示せず)から瓶を受けるための第1凸面部分74と、環体46に最も近く配置された第2凸面部分76と、凸面部分74と76の間に配置された凹面部分78と、を有する。凹面部分78と第2凸面部分76の間の移行部80はディスク18によって搬送される瓶の分離を促進することがわかった。更なる凹面部分及び凸面部分を必要に応じて含ませることができる。
【0028】
その上、図1の第2湾曲案内面と違って、案内部材70の第2湾曲案内面82は、第2湾曲案内面82の一部が環体46の外周52の周りに延びるように連続しているが、第2湾曲案内面の他の一部が環体46の上に位置決めされるように変更されている。第2湾曲案内面のこの一部は、第2案内部材86に配置された第3案内面84とともに、チャンネル88を構成し、瓶16は環体46から送り出しコンベヤ66まで移送のためにチャンネル88に沿って搬送される。図2に示すように、第3案内面84は、不整列の又は倒れた瓶を半径方向外方に偏向させるように形付けられているので、そのような瓶は環体46の中間部68から落ちる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】コンベヤ装置の第1実施形態の一部の平面図を示す。
【図2】コンベヤ装置の第2実施形態の一部の平面図を示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転面と、直立の物品を移送装置に向かって搬送するためのコンベアと、を含み、前記移送装置は物品をコンベアから前記回転面に移送するためのものであり、移送装置は、ほぼ一定速度で回転面に向かって移動し且つコンベア及び回転面の上に斜めに延びる案内面を含み、回転面に移送された物品を回転面の外周に向かって案内するための湾曲案内面を更に含む、ことを特徴とする搬送装置。
【請求項2】
コンベアは回転面の一方の側に配置される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
コンベアは回転面と接線である、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
移送装置は、回転面に移送された物品のためのチャンネルを構成するために移動案内面から間隔を隔てた第2の案内面を含む、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
第2の案内面は定置である、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
第2の案内面は湾曲案内面と連続する、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
案内面はほぼ平行である、請求項4ないし6のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
移送装置は、チャンネルの口部に隣接して配置され、物品のチャンネルへの移動方向に逆らって移動する第3の移動案内面を含む、請求項4ないし7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
湾曲案内面は、回転面の周囲に向かって回転面の回転方向に移送装置から外方に延びる、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
湾曲案内面は外方に螺旋状に延びる、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
湾曲案内面は、物品を移送装置から受けるための第1の凸面部分と、第2の凸面部分と、第1の部分と第2の部分との間に位置した第3の凹面部分と、を含む、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
湾曲案内面は、第4の凸面部分及び第3の部分と第4の部分との間に位置した第5の凹面部分を有する、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
回転面から物品を受けるための第2コンベアを含む、請求項1ないし12のいずれか1項に記載の装置。
【請求項14】
第2コンベアは、最初に述べた回転面から物品を受けるための第2の回転面と、第2の回転面に移送された物品を案内するための第2コンベア案内面と、を含む、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
第2コンベア案内面の少なくとも一部は湾曲される、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
第2コンベア案内面は、最初に述べた湾曲案内面と連続する、請求項14又は15に記載の装置。
【請求項17】
第2の回転面は回転環体からなる、請求項14ないし16のいずれか一項に記載の装置。
【請求項18】
回転環体の面上の不整列又は倒れた物品を半径方向内方に偏向させるためのデフレクターを含む、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
回転環体に移送された物品のためのチャンネルを構成するために第2コンベア案内面から間隔を隔てた更なる案内面を含む、請求項17に記載の装置。
【請求項20】
更なる案内面は、倒れた物品をチャンネルから偏向させるように構成されている、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
更なる案内面は、倒れた物品を環体の面から半径方向内方に偏向させるように構成されている、請求項19又は20に記載の装置。
【請求項22】
第2回転面は、最初に述べた回転面の接線速度と等しい又はそれよりも大きい接線速度で回転する、請求項14ないし21のいずれか1項に記載の装置。
【請求項23】
回転面と、直立の物品を回転面に搬送するためのコンベアと、回転面によって受けられた物品を回転面の外周に向かって案内するための湾曲案内面と、を含み、湾曲案内面は、コンベアから物品を受けるための第1の凸面部分、第2の凸面部分、及び第1の部分と第2の部分との間に位置した第3の凹面部分を有する、ことを特徴とする搬送装置。
【請求項24】
湾曲案内面は、第4の凸面部分及び第3の部分と第4の部分との間に位置した第5の凹面部分を更に有する、請求項23に記載の装置。
【請求項25】
回転面と、直立の物品を回転面に搬送するためのコンベアと、回転環体と、回転面によって受けられた物品を、引き続いて回転環体に移送するために回転面の外周に向かって案内するための第1の湾曲案内面と、回転環体によって受けられた物品を案内するための第2の案内面と、環体の面上の不整列又は倒れた物品を半径方向内方に偏向させるためのデフレクターと、を含む搬送装置。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2008−516866(P2008−516866A)
【公表日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−536241(P2007−536241)
【出願日】平成17年9月23日(2005.9.23)
【国際出願番号】PCT/GB2005/003684
【国際公開番号】WO2006/043020
【国際公開日】平成18年4月27日(2006.4.27)
【出願人】(591004445)ザ ビーオーシー グループ ピーエルシー (59)
【Fターム(参考)】