説明

携帯型ゲーム機

【課題】ゲームの操作を容易にするとともに、多様なゲームを実行することができ、画面サイズを大型化してもゲーム機の携帯を容易にすることができる携帯型ゲーム機を提供すること。
【解決手段】フレキシブルディスプレイ2の端部に設けられた本体部1によって、フレキシブルディスプレイ2を巻き取り、その状態で本体部1に蓋部材3a,3bを本体部1に嵌合させることで、携帯型ゲーム機を一本の筒状にまとめるとともに、その状態が保持される。このとき、本体部1の周面に設けられた電源スイッチ11および収納蓋12は、本体部1の周面から突出する部位がないように構成されているため、巻き取ったフレキシブルディスプレイ2を痛める恐れがない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示装置およびタッチパネルを備え、取り外し可能な記憶媒体に記憶されたプログラムに従ってゲームを制御する携帯型ゲーム機に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、テーブル板の表面に沿って画像表示装置の画面を設置し、テーブル板の上方から画面を見下ろしながらゲームを行うテーブル型のゲーム機は、ゲームセンターなどの遊技場に数多く設置されている。この種のテーブル型ゲーム機の中には、例えば特許文献1に開示されているように、画像表示装置としてタッチセンサ付きの液晶ディスプレイを用いて、画面に表示されたゲームの駒に直接触れるなどして当該駒の移動などを操作可能とするものがある。また、特許文献1のテーブル型ゲーム機では、タッチパネルへの接触位置もしくはテーブル板の上面に設けられた複数のマイクによって拾われたプレイヤの音声に基づいて、プレイヤが見やすいように上記液晶ディスプレイに表示するゲーム画面の向きを変更している。
【0003】
また、特許文献2に開示されたテーブル型ゲーム機は、テーブル板の表面にスクリーンを設け、テーブルの内部から当該スクリーンへ、予め定められたタイミングでS波画像とP波画像とを時分割で投影している。そして、一方のプレイヤがS波偏光眼鏡を通して、他方のプレイヤがP波偏光眼鏡を通してこれらの画像を見ることにより、1つの画像表示装置によって、2人のプレイヤに対して各々個別の画像を表示可能としている。
さらに、特許文献3に開示されたテーブル型ゲーム機は、テーブル板の表面にスクリーンを設け、当該スクリーンにテーブル内部から画像を投影すると共に、指示棒またはプレイヤの指などで当該スクリーンに触れると、指示棒または指の影から触れられた位置を検出し、その結果に基づいてスクリーンに投影する画像を変化させている。
【0004】
【特許文献1】特開平07−222868
【特許文献2】特開2005−010695
【特許文献3】特開2005−230476
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述したゲーム機は、いずれも画像表示装置がテーブルに設置されているため、ゲーム機自体の寸法が大きくなるとともに、重量も重くなり、ゲーム機そのものの携帯が容易ではない。また、家庭用ゲーム機に適用することを考えた場合、ゲームプログラムの交換を容易にして、1つのゲーム機で多様なゲームを実行できる汎用性を有していることが望ましい。
【0006】
さらに、特許文献1および特許文献3のように、指で画像表示装置の画面に直接触れることによってゲーム操作を行う場合、従来の携帯型ゲーム機のように4〜5インチ程度の画面サイズではゲーム操作が困難になってしまう。すなわち、画面サイズが大きい程、ゲーム画面が見やすくなるとともにゲーム操作が容易になるが、携帯型ゲーム機の場合、画面の大型化はゲーム機本体の大型化につながるため、携帯が困難になってしまう。
【0007】
そこで本発明は、ゲームの操作を容易にするとともに、多様なゲームを実行可能とし、また、画面サイズを大型化してもゲーム機の携帯を容易にすることができる携帯型ゲーム機を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明は、携帯可能な携帯型ゲーム機であって、画面を有し、該画面に画像を表示する画像表示手段と、前記画面の表面に設けられ、圧力が加えられた位置に対応する位置信号を出力するタッチパネルと、ゲームを実行するためのゲームプログラムを記憶した取り外し可能な記録媒体から該ゲームプログラムを読み出し、該読み出したゲームプログラムを実行することにより、前記タッチパネルからの出力信号に応じて前記ゲームの進行を制御する制御手段とを具備することを特徴としている。
【0009】
ここで、タッチパネルの大きさは、画像表示手段の画面と同じサイズでも、それよりも小さくても良い。また、記録媒体とは、例えば、CD−ROM、メモリカード、または、カートリッジ型のケース内にROMを内蔵させたもの(以下、ROMカセットという)などが考えられる。
【0010】
上述した携帯型ゲーム機によれば、取り外し可能な記録媒体からゲームプログラムを読み出し、画像表示手段の画面に設けられたタッチパネルに圧力が加えられると、上記読み出したゲームプログラムに従って、圧力が加えられた位置に応じてゲームが制御される。これにより、例えば、指などでゲーム画面に表示された操作対象となる画像に触れることで、当該操作対象となる画像に対する指示を入力することができるため、ゲーム操作を容易にすることができる。また、各々異なる種類のゲームプログラムを記憶した複数の記録媒体を予め用意し、これら記録媒体を交換することにより、1つの携帯型ゲーム機で多様なゲームを実行することが可能となる。
【0011】
また、本発明の遊技機は、上述した遊技機において、前記画像表示手段は、前記画面が柔軟性を有し、変形可能なフレキシブルディスプレイであり、該フレキシブルディスプレイと前記制御手段とを一体に構成したことを特徴としている。
【0012】
ここで、フレキシブルディスプレイとは、例えば、透明電極が付いた2枚の透明なプラスチックフィルム基板の間に、高分子発光材料などの発光層を挟んで構成されたいわゆるフレキシブル有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、各々電極が施された2枚の透明プラスチック基板の間に電子粉流体を封入し、当該電子粉流体を適宜帯電させて透明プラスチック基板に付着させることで画像を表示する粉体移動方式表示デバイス、白色の基板と透明基板の間に画素となる着色オイルを封入し、当該着色オイルに電圧をかけて上記着色オイルを変形させることによって上記基板の白色を適宜表示させることで画像を表示するエレクトロウェッティング方式表示デバイス、ポリマー繊維と強誘電性液晶の複合膜を透明電極付きプラスチックフィルムで挟んだ構造を有するフレキシブル強誘電性液晶ディスプレイなどが挙げられる。
【0013】
上記の携帯型ゲーム機によれば、画像表示手段としてフレキシブルディスプレイを用い、制御部と一体に構成するため、携帯型ゲーム機の軽量化が可能になるとともに、フレキシブルディスプレイと制御部とを、まとめて持ち運ぶことが容易となる。
【0014】
また、本発明の遊技機は、上記の遊技機において、前記制御手段を収容する棒状の収容部材と、前記収容部材の周面に前記フレキシブルディスプレイを巻き付けた状態を保持する保持部材とを具備することを特徴としている。
【0015】
ここで、収容部材の形状は、棒状であればその軸心に直交する断面は、円形、楕円形、多角形のいずれであってもよい。
【0016】
上記携帯型ゲーム機によれば、フレキシブルディスプレイを収容部材に巻きつけ、その状態を保持部材によって保持させることができる。よって、タッチパネルを介して行うゲーム操作を容易にするために、フレキシブルディスプレイの画面サイズおよびタッチパネルのサイズを大きくした場合でも、それらをコンパクトにまとめることができ、収納や携帯が容易になる。
【発明の効果】
【0017】
本発明の携帯型ゲーム機によれば、ゲームの操作を容易にするとともに、多様なゲームを実行することができ、画面サイズを大型化してもゲーム機の携帯を容易にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施の形態に係る携帯型ゲームの外観を示す斜視図である。この図に示すように、本実施形態のゲーム機は、本体部1と、フレキシブルディスプレイ2と、蓋部材3a,3bとによって構成されている。本体部1は円筒形状になっており、内部には、ゲームを制御する制御部(後述する)が収容されている。よって、本体部1は、制御手段を収容する収容部材に相当する。本体部1の周面には、スライド式の電源スイッチ11と、上述した制御部などの電源となるバッテリを収納するバッテリホルダーの収納蓋12が設けられている。これらの各部位は、本体部1の周面から突出しないように構成されている。また、本体部1の底面にはゲームプログラムを記憶したROMカセット20が挿入される挿入孔13が形成されている。このROMカセット20は、記録媒体に相当する。
【0019】
フレキシブルディスプレイ2は、長方形の形状となっており、その画面にはタッチパネル4が設けられている。フレキシブルディスプレイ2の一方の短辺側には上述した本体部1が取り付けられ、他方の短辺側の角部には円形の蓋部材3L,3Rが一体に形成されている。フレキシブルディスプレイとしては、柔軟性を有し、曲げたり丸めたりすることができるものであれば任意に可能であり、例えば、フレキシブル有機ELディスプレイ、粉体移動方式表示デバイス、エレクトロウェッティング方式表示デバイス、フレキシブル強誘電性液晶ディスプレイなどを使用することができる。また、本実施形態の携帯型ゲーム機で実行するゲームの種類を、例えば将棋、囲碁、トランプなどのボードゲームのように、表示する画像に素早い動きが要求されないものであれば、一般に応答速度が遅いといわれる電気泳動方式、磁気泳動方式、ツイストボール方式、サーマル方式、エレクトロデポジション方式、可動フィルム方式、エレクトロクロミック方式など、各種の方式による表示デバイスを使用することも可能である。なお、このフレキシブルディスプレイ2は、画像表示手段に相当する。
【0020】
タッチパネル4は、その表面を指で触れると、その接触位置に対応する座標データを本体部1に収容された制御部へ出力する。これにより、制御部は、入力された座標データに基づいてゲームの制御を行う。なお、このタッチパネル4には、例えば抵抗膜方式や静電容量結合式などを利用することができる。蓋部材3a,3bは、合成樹脂からなる円形の蓋であり、前述したように、フレキシブルディスプレイ2の他方の短辺側における角部に、当該フレキシブルディスプレイ2と一体に形成されている。また、蓋部材3a,3bの直径は、本体部1の底面の直径よりもやや大きめになっている。さらに、蓋部材3a,3bの深さdと、フレキシブルディスプレイ2の高さhとを加えた寸法(2d+h)が、本体部1の軸心方向における長さLの寸法よりも、若干長くなるように構成されている。
【0021】
上述した構成の携帯型ゲーム機を携帯する場合、まず、図2(a)に示すように、本体部1を蓋部材3a,3bが設けられている方向(矢印(ア)の方向)へ転動させる。これにより、フレキシブルディスプレイ2が、本体部1の周面に巻き取られていく。このとき、上述した各部の寸法の関係により、本体部1に巻き取られたフレキシブルディスプレイ2の上下端(矢印(ア)の方向に直交する方向における両端部)から、各々、ほぼ長さdだけ本体部1が突出することとなる。そして、本体部1をフレキシブルディスプレイ2の端部まで転動させた位置で、すなわち、本体部1によりフレキシブルディスプレイ2を巻き取りきった位置で、蓋部材3aおよび3bを、それぞれ図2(a)に示す矢印(イ)、(ウ)の方向へと起こし、蓋部材3aおよび3bと、フレキシブルディスプレイ2の上下端から突出している本体部1の両端部とを、それぞれ嵌合させる。これにより、図2(b)に示すように、本実施形態の携帯型ゲーム機は一本の筒状にまとめられ、蓋部材3aおよび3bと、本体部1の両端部との嵌合により、この状態が保持される。よって、蓋部材3a,3bは、保持部材に相当する。
【0022】
次に、上述した本体部1に収容されている制御部の構成について、図3に示すブロック図を参照して説明する。なお、図3において、図1に示した各部と同一の部位については、図1に示した符号と同一の符号を付し、その詳しい説明を省略する。図3に示すように、CPU30には、バス31を介して、コネクタ32、制御用RAM33、GPU(Graphics Processing Unit)34、および、I/F(インターフェイス)回路35が接続されている。
【0023】
コネクタ32は、図1に示した挿入孔13の内部に設けられており、挿入孔13に挿入されたROMカセット20と、図3に示す制御部とを、着脱自在に電気的に接続させる。ROMカセット20は、ゲームプログラムを記憶したROM21と、ゲームに関するバックアップデータを書き換え可能に記憶するRAM22を搭載しており、ROMカセット20がコネクタ32に嵌合した状態で、図1に示した電源スイッチ11がONにされると、ROM21に記憶されたゲームプログラムが制御用RAM33にロードされ、CPU30によって実行される。制御用RAM33には、ゲームプログラムの他にも、CPU30がゲームプログラムを実行して得られる一時的なデータや、ゲーム画像を生成するためのデータが記憶される。
【0024】
GPU34は、制御用RAM33に記憶されているゲーム画像を生成するためのデータに基づき、CPU30からの指示に応じてゲーム画像を生成し、GPU34に接続されているVRAM(Video RAM)36に描画する。VRAM36に描画されたゲーム画像は、ドライバ37を介してフレキシブルディスプレイ2へ出力され、画像として表示される。I/F回路35にはタッチパネル4が接続されており、タッチパネル4から出力された座標データを、バス31を介してCPU30へ出力する。また、前述したように、本体部1の内部には、図3に示す各部へ電源を供給するバッテリ38(たとえば乾電池)が搭載されており、電源スイッチ11により、バッテリ38による電源の供給がON/OFFされる。
【0025】
上述した構成による制御部により、例えば、周知のリバーシゲームのプログラムが記憶されたROMカセット20を挿入孔13に挿入して、電源スイッチ11をONにすると、ROMカセット20のROM21に記憶されたリバーシゲームプログラムが、制御用RAM33にロードされる。そして、CPU30により、制御用RAM33にロードされたゲームプログラムに従ってゲーム処理が開始され、例えば、図4に示すような初期画面がフレキシブルディスプレイ2に表示される。すなわち、フレキシブルディスプレイ2の画面中央に、リバーシゲームのゲーム盤の画像が表示され、表示されたゲーム盤の中央の4マスに黒石と白石の画像が、2つずつ、互い違いに配置された状態で表示される。
【0026】
また、表示されたゲーム盤の左側には「先手」の文字を含むアイコンが、右側には「後手」の文字を含むアイコンが各々表示されており、これらのアイコンの表示態様によって「先手」と「後手」のどちらが攻め手であるかを示している。すなわち、背景が白く、文字が黒字で表示されている方が攻め手であり、背景が黒く、文字が白抜きで表示されている方が攻められる方を示している。したがって、図4に示す状態では、「先手」が攻め手となっている。これら各アイコンの下側には、リバーシゲームのルールにより、自分の石をゲーム盤に置くことができない状態となった場合に、自分の攻める番をパスするためのパスボタン画像が表示されている。
【0027】
上記のゲーム画面が表示された状態で、先手側がフレキシブルディスプレイ2の画面に触れると、その位置に対応する座標データが、タッチパネル4からI/F回路35を介してCPU30へ出力される。これにより、CPU30は、触れられた位置がゲーム盤上か否かを判断して、ゲーム盤上であれば、触れられたマス目を特定する。そして、予め定められているリバーシゲームのルールに従って、触れられたマス目に、現在の攻め手の石を置けるか否かを判断する。石を置くことができないマス目であれば、フレキシブルディスプレイ2に「置けません」といったメッセージを表示する。一方、石を置くことができるマス目であれば、そのマス目に、攻め手に応じた色(先手であれば黒、後手であれば白)の石の画像を表示する。
【0028】
また、触れられた位置がパスボタン画像の表示位置であった場合は、アイコンの表示状態を変化させて、攻め手の順番が入れ変わったことを示す。さらに、触れられた位置が、ゲーム盤上でもパスボタン画像の表示位置でもなかった場合は、プレイヤが、改めてフレキシブルディスプレイ2に触れるまで待機状態となる。
【0029】
このようにして、CPU30は、ゲーム盤のマス目に、先手または後手の石が置くことができなくなるまで上述した処理を繰り返し、いずれの石も置くことができなくなった状態になると、黒い石と白い石の数をそれぞれ数えて、フレキシブルディスプレイ2に表示させる。また、併せて、新たなゲームの開始を指示するための開始ボタン画像(図示略)と、ゲームの終了を指示するための終了ボタン画像(図示略)とを、フレキシブルディスプレイ2に表示させる。プレイヤが、開始ボタン画像の表示位置に触れた場合、CPU30は、図4に示すゲームの初期画像をあらためてフレキシブルディスプレイ2に表示させた後、上述した処理を開始する。また、プレイヤが終了ボタン画像の表示位置に触れた場合は、フレキシブルディスプレイ2に表示した画像を消去する。この場合、再度、ゲームを開始するには、一旦、電源スイッチ11をOFFにした後、再び電源スイッチ11をONにする必要がある。以上のことから、図3に示す制御部は、ROMカセット20のROM21に記憶されたゲームプログラムを読み出し、この読み出したゲームプログラムを実行することにより、タッチパネル4からの座標データ(出力信号)に応じてゲームの進行を制御する制御手段に相当する。
【0030】
以上説明した携帯型ゲーム機によれば、本体部1によってフレキシブルディスプレイ2を巻き取って、本体部1に蓋部材3a,3bを嵌合させることで、ゲーム機を一本の筒状にまとめるとともに、その状態を保持することができる。このため、フレキシブルディスプレイ2の画面およびタッチパネル4を大型化した場合でも、携帯時や収納時などにゲーム機本体をコンパクトにまとめて、持ち運びまたは収納を容易にすることができる。また、この時、本体部1の周面に設けられた電源スイッチ11および収納蓋12は、本体部1の周面から突出する部位がないように構成されているため、巻き取ったフレキシブルディスプレイ2を痛める恐れがない。
【0031】
なお、本実施形態においては、制御部などの電源としてバッテリのみを用いるものを前提として説明したが、本体部1の周面または底面に、外部のAC(Alternating Current)アダプタ用のコネクタを設け、当該ACアダプタから供給される電力を電源としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の実施の形態における携帯型ゲーム機の外観を示す斜視図である。
【図2】同携帯型ゲーム機をコンパクトにまとめるまでの状態を説明するための説明図である。
【図3】同携帯型ゲーム機の制御部の構成を示すブロック図である。
【図4】同携帯型ゲーム機において、ゲームを行う際に表示されるゲーム画面の一例を示すための上面図である。
【符号の説明】
【0033】
1 本体部
2 フレキシブルディスプレイ
3a,3b 蓋部材
4 タッチパネル
11 電源スイッチ
12 収納蓋
20 ROMカセット
21 ROM
22 RAM
30 CPU
31 バス
32 コネクタ
33 制御用RAM
34 GPU
35 I/F回路
36 VRAM
37 ドライバ
38 バッテリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯可能な携帯型ゲーム機であって、
画面を有し、該画面に画像を表示する画像表示手段と、
前記画面の表面に設けられ、圧力が加えられた位置に対応する位置信号を出力するタッチパネルと、
ゲームを実行するためのゲームプログラムを記憶した取り外し可能な記録媒体から該ゲームプログラムを読み出し、該読み出したゲームプログラムを実行することにより、前記タッチパネルからの出力信号に応じて前記ゲームの進行を制御する制御手段と
を具備することを特徴する携帯型ゲーム機。
【請求項2】
前記画像表示手段は、前記画面が柔軟性を有し、変形可能なフレキシブルディスプレイであり、
該フレキシブルディスプレイと前記制御手段とを一体に構成した
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯型ゲーム機。
【請求項3】
前記制御手段を収容する棒状の収容部材と、
前記収容部材の周面に前記フレキシブルディスプレイを巻き付けた状態を保持する保持部材と
を具備することを特徴とする請求項2に記載の携帯型ゲーム機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−148721(P2008−148721A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−336607(P2006−336607)
【出願日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【出願人】(598098526)アルゼ株式会社 (7,628)
【Fターム(参考)】