説明

携帯無線装置及びその通知方法

【課題】 携帯無線装置の周辺の環境状況に応じて、当該携帯無線装置内の不在着信、未読、未返信メールの通知を行うことで、無駄な通知をなくして、バッテリを長持ちさせ、又、周囲の人にも迷惑をかけることのない不在着信、未読、未返信メールの存在を通知すること。
【解決手段】 不在着信、未読、未返信メールの有無を検出するメール情報検出部101と、携帯無線装置に加えられる予め定めた環境データを検出すると共に、検出した環境データの値が所定の値以上であるか否かを示す検出結果を出力する状況検出部102と、メール情報検出部からの検出出力と、状況検出部からの検出出力に基づき、通知部の通知頻度を制御する通知方法制御部103とからなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する携帯無線装置及びその通知方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話、PHS(Personal Handy Phone System)などの移動電話装置が急速に普及している。また、移動電話装置において、電子メールを送受信するシステムも普及し、利用者の電子メール利用頻度も日増しに高まっている。
【0003】
電話機能や電子メール機能として、着信やメールの受信を通知する機能があるが、その通知は、音、光、振動、画面に表示する等の方法を用いて行われている。
【0004】
しかしながら、着信、メール受信の通知を行う場合であっても、通知に気づかない場合や、その通知には気づいたが、何らかの理由で利用者が、着信へのリダイアルやメールを読む操作を行わないまま、放置してしまうという問題があった。また、返信が必要であるメールを受信したにもかかわらず、返信操作を忘れ、放置してしまうという問題があった。
【0005】
未読メールを未読のまま残らないようにする方法として、例えば、以下の特許文献1に開示される通知システムでは、未読メールが存在する場合、設定した再報知時間が経過すると、再びメッセージがポップアップ表示されて、未読メールがあることを知らせる制御を行っている。このように、未読メールの存在を時間で制御して再通知することで、未読メールが未読のまま残ることを防ぐことができる。
【0006】
又、返信が必要なメールに対しての返信忘れを防止する機能として、以下の特許文献2に開示される通知システムでは、期日指定を含むメールを受信した場合に、その期日より少し前の日時を指定日時とし、現在日時がその指定日時に達したときに、そのメールを自動的に開封して表示させ、利用者に対する通知を行うという制御を行っている。このような時間による制御を行うことで、返信が必要なメールに対する返信操作忘れを回避することができる。
【特許文献1】特開2000−148607号公報(第1ページ、要約)
【特許文献2】特開平11−203215号公報(第1ページ、要約)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来技術のように、時間だけで制御して不在着信、未読、未返信メールの通知を行ってしまうと、通知が無駄になる場合がある。たとえば、利用者が現在歩行中である時にバイブレーションによる通知が行われても、利用者は、すでに歩行による振動を感じているため、バイブレーションによる通知に気づきにくいという問題がある。
【0008】
また、利用者が、現在騒音が大きな場所に滞在している時に、音による通知が行われても、周囲の騒音にさえぎられ、通知に気づきにくいという問題がある。このように通知に気づきにくい状況で無駄な通知が行われた場合、電池を無駄に消費することになり、また他人への迷惑にもなる。
【0009】
また、携帯無線装置保持者が、通信圏外の地域に滞在している時に、不在着信、未返信メールの通知が行われても、不在着信のリダイアル、未返信メールへの返信等の応答は、通信圏外のためできないという問題がある。
【0010】
また、不在着信、未読、未返信メールが存在するにもかかわらず、携帯無線装置が現在バッテリ残量が少ない場合やバッテリ切れの場合、不在着信のリダイアル、未返信メールへの返信等の応答をしようとしても、携帯無線装置の操作ができないという問題がある。
【0011】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、携帯無線装置の周辺の環境状況や、携帯無線装置の位置や、携帯無線装置の装置内の状況に応じて、当該携帯無線装置内の不在着信、未読、未返信メールの通知を行うことで、無駄な通知をなくして、バッテリを長持ちさせ、又、周囲の人にも迷惑をかけることのない新規な不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する携帯無線装置及びその通知方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の携帯無線装置は、不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知部と、不在着信、未読、未返信メールの有無を検出するメール情報検出部と、前記携帯無線装置に加えられる予め定めた環境データを検出すると共に、検出した環境データの値が所定の値以上であるか否かを示す検出結果を出力する状況検出部と、前記メール情報検出部からの検出出力と、前記状況検出部からの検出出力に基づき、前記通知部の通知頻度を制御する通知方法制御部とからなる構成を採る。
【0013】
又、本発明の携帯無線装置は、前記状況検出部が、当該携帯無線装置に加わる振動量を検出する振動量検出部を具備し、前記振動量検出部により検出した振動量が大きい時には、前記通知方法制御部は、不在着信、未読、未返信メールの通知頻度を下げるように前記通知部を制御し、振動量が小さい場合には、通知頻度を上げるように前記通知部を制御する構成を採る。
【0014】
又、本発明の携帯無線装置は、前記状況検出部が、当該携帯無線装置周辺の騒音量を検出する騒音量検出部を具備し、前記騒音量検出部により検出した騒音が大きい時には、前記通知方法制御部は、不在着信、未読、未返信メールの通知頻度を下げように前記通知部を制御し、騒音が小さい場合には、通知頻度を上げるように前記通知部を制御する構成を採る。
【0015】
又、本発明の携帯無線装置は、前記不在着信、未読、未返信メールの通知頻度を下げる制御は、通知を停止する制御を含む構成を採る。
【0016】
又、本発明の携帯無線装置は、前記状況検出部が、当該携帯無線装置に加わる振動量を検出する振動量検出部と、当該携帯無線装置周辺の騒音量を検出する騒音量検出部とを具備し、前記状況検出部が、振動量が大きく、騒音が小さいことを検出したとき、前記通知方法制御部は、不在着信、未読、未返信メールの通知を音で行うように前記通知部を制御し、騒音が大きく、振動量が小さいことを検出したとき、前記通知方法制御部は、不在着信、未読、未返信メールの通知を振動で行うように前記通知部を制御する構成を採る。
【0017】
又、本発明の携帯無線装置は、不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知部と、不在着信、未読、未返信メールの有無を検出するメール情報検出部と、当該携帯無線装置が、通信圏外地域に進入すると予測される状況を検出する圏外進入検出部と、前記メール情報検出部からの検出出力と、前記圏外進入検出部からの検出出力に基づき、前記通知部が不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知出力を出力するように、前記通知部を制御する通知方法制御部とからなる構成を採る。
【0018】
又、本発明の携帯無線装置は、不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知部と、不在着信、未読、未返信メールの有無を検出するメール情報検出部と、当該携帯無線装置のバッテリ残量が少なくなった状態を検出するバッテリ残量検出部と、前記メール情報検出部からの検出出力と、前記バッテリ残量検出部からの検出出力に基づき、前記通知部が不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知出力を出力するように、前記通知部を制御する通知方法制御部とからなる構成を採る。
【0019】
又、本発明の携帯無線装置の不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知方法は、不在着信、未読、未返信メールの存在を検出する第1ステップと、当該携帯無線装置に加えられる予め定めた環境データを検出すると共に、検出した環境データの値が所定の値以上であるか否かを示す検出結果を出力する第2ステップと、前記第1ステップで検出した検出出力と、前記第2ステップからの検出出力に基づき、所定の通知頻度で、前記不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する第3ステップと、からなる構成を採る。
【0020】
又、本発明の携帯無線装置の不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知方法は、不在着信、未読、未返信メールの存在を検出する第1ステップと、当該携帯無線装置が、通信圏外地域に進入すると予測される状況を検出する第2ステップと、前記第1ステップで検出した検出出力と、前記第2ステップで検出した検出出力に基づき、前記不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する第3ステップと、からなる構成を採る。
【0021】
又、本発明の携帯無線装置の不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知方法は、不在着信、未読、未返信メールの存在を検出する第1ステップと、当該携帯無線装置のバッテリ残量が少なくなった状態を検出する第2ステップと、前記第1ステップで検出した検出出力と、前記第2ステップで検出した検出出力に基づき、前記不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する第3ステップと、からなる構成を採る。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、携帯無線装置の周辺の環境状況や、携帯無線装置の位置や、携帯無線装置の装置内の状況に応じて、当該携帯無線装置内の不在着信、未読、未返信メールの通知を行うように構成したから、無駄な通知をなくして、バッテリを長持ちさせ、又、周囲の人にも迷惑をかけることのない携帯無線装置を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。
【0025】
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯無線装置100の構成を示すブロック図である。携帯無線装置100は、メール情報検出部101と、状況検出部102と、通知方法制御部103と、通知部104とにより構成されている。また、状況検出部102内には、振動量検出部105を具備する構成をとる。
【0026】
メール情報検出部101は、携帯無線装置100内に現在不在着信、未読、未返信メールがあるかどうかを検出する。不在着信の有無の検出は、携帯無線装置100の保持者が通知に気づかなかった着信があるかどうかで判別する。未読メールの有無の検出は、開封されていないメールがあるかどうかで判別する。未返信メールの有無の検出は、メール内容内に返信が必要であると予測されるキーワードが存在する場合に、返信が必要であると判別し、そのメールに対しての返信がされていない場合に未返信メールと判別する。ここでキーワードとは、期日指定、返信して欲しいという要求メッセージ等である。メール情報検出部101が、不在着信、未読、未返信メールが存在することを検出した場合には、通知方法制御部103に不在着信、未読、未返信メールの存在を伝える。
【0027】
状況検出部102は、当該携帯無線装置に加えられる予め定めた環境データを検出すると共に、検出した環境データの値が所定の値以上であるか否かを示す検出結果を出力するものであり、この実施の形態1では、内部に振動量検出部105を具備している。振動量検出部105は、携帯無線装置100の振動量を検出するものであり、振動センサを用いて振動量を測定する。なお、ここでは振動量の測定に振動センサを例に挙げたが、振動量を検出できるものであれば、どのようなものを用いても良い。状況検出部102は、測定した振動量と予め設定した閾値を比較し、閾値よりも大きいか小さいかの情報を振動量情報として、通知方法制御部103へ通知する。
【0028】
通知方法制御部103は、メール情報検出部101から不在着信、未読、未返信メールがあることが通知され、且つ、図示していない時間情報検出部から予め設定された通知時間になったことを示す時間情報を検出すると、状況検出部102からの振動量情報の取得処理を行う。振動量が小さい場合は、通知部104の通知頻度を上げ、振動量が大きな場合は、通知部104の通知頻度を下げるように通知部104を制御し、この携帯電話装置の保持者が所定の応答操作をしない限り、予め設定された頻度で通知するように通知部104を制御する。なお、通知頻度を下げる操作は通知を停止させる操作でも良い。
【0029】
通知部104は、携帯無線装置100保持者に不在着信、未読、未返信メールの存在を通知するものであり、本実施の形態1では、バイブレータ等の振動で通知する方法を用いる。
【0030】
次に、実施の形態1における携帯無線装置100の動作について説明する。図2は、実施の形態1における携帯無線装置100の動作を示すフローチャートである。
【0031】
まず、ステップS200において、メール情報検出部101が、データボックス内に不在着信、未読、未返信メールがあるかどうかを検出する。不在着信、未読、未返信メールが存在しない場合は通知動作を行わず、処理を終了する。
【0032】
ステップS200において、メール情報検出部101が、不在着信、未読、未返信メールの存在を検出した場合、ステップS201において、予め設定された通知時間になったことを検出すると、ステップS202で、状況検出部102が振動量情報の検出処理を行い、ステップS203では、状況検出部102が検出した振動量が、予め設定した閾値より大きいか、小さいかを判定する。振動量が小さい場合は、ステップS204で、通知方法制御部103が、振動を使用した通知の通知頻度を上げるように通知部104を制御する。一方、振動量が大きい場合は、ステップS205で、振動を使用した通知の通知頻度を下げるように通知部104を制御する。なお、ステップS205における操作は通知を停止させる制御でも良い。
【0033】
ステップS206において、携帯無線装置100保持者により、不在着信、未読、未返信メールの通知に対する応答操作が行われない場合は、ステップS202以降のステップを再度実行する。不在着信、未読、未返信メールに対する応答操作が行われた時点で処理を終了する。
【0034】
この結果、歩行中など、携帯無線装置保持者がすでに大きな振動を体感しており、振動による通知に気づきにくい状況の場合には、無駄な通知を行わないように制御されるから、電池が長持ちし、また他人にも迷惑をかけないという効果をもたらす。
【0035】
なお、上記したフローチャートでは、予め設定した時間になると、ステップS202で振動量情報を検出するようになっているが、振動量検出部105が、常時振動量を検出していて、通知方法制御部103が、不在着信、未読、未返信メールの存在を示す信号をメール情報検出部101から受信すると、直ちに、振動量情報を取り込むように構成しても良い。
【0036】
(実施の形態2)
次に、図面を参照して本発明の実施の形態2について説明する。図3は、本発明の実施の形態2に係る携帯無線装置300の構成を示すブロック図である。実施の形態1における図1と同一部分に同一符号を付して、その説明は省略する。
【0037】
図3に示した実施の形態2の構成と図1に示した実施の形態1の構成との違いは、状況検出部302、通知方法制御部303及び通知部304の構成が、実施の形態の構成と異なり、特に、実施の形態2では、音による通知をするように構成した点である。
【0038】
即ち、状況検出部302が、騒音量検出部305を具備していることと、通知方法制御部303が、騒音量検出部305の検出した騒音量情報に基づき、不在着信、未読、未返信メールの通知方法を制御すること、及び、通知部304が、音による通知を行うことである。
【0039】
騒音量検出部305は、携帯無線装置300周辺の騒音量を検出するものであり、騒音量はマイクを用いて測定する。なお、ここでは騒音量の測定にマイクを例に挙げたが、騒音量を検出できるものであれば、どのようなものを用いても良い。状況検出部302は、騒音量検出部305によって測定した騒音量と予め設定した閾値を比較し、閾値よりも大きいか小さいかの情報を騒音量情報として、通知方法制御部303へ通知する。
【0040】
通知方法制御部303は、メール情報検出部101から不在着信、未読、未返信メールの存在を示す信号を受信すると、状況検出部302からの騒音量情報の取得処理を行う。騒音量が小さい場合は、通知頻度を上げ、騒音量が大きな場合は、通知頻度を下げるように通知部304を制御する。
【0041】
通知部304は、携帯無線装置300保持者に不在着信、未読、未返信メールの存在を通知するものであり、通知は音で通知する方法を用いる。
【0042】
次に、実施の形態2における携帯無線装置300の動作について説明する。図4は、実施の形態2における携帯無線装置300の動作を示すフローチャートである。
【0043】
まず、ステップS400において、データボックス内に不在着信、未読、未返信メールがあるかどうかを検出する。不在着信、未読、未返信メールが存在しない場合は通知動作を行わず、処理を終了する。
【0044】
一方、不在着信、未読、未返信メールが存在する場合、ステップS401において、予め設定された通知時間になったかどうかを検出し、通知時間になったことを検出すると、ステップS402で、状況検出部302が、騒音量検出部305からの騒音量情報の検出処理を行う。
【0045】
ステップS403では、状況検出部302で取得した騒音量情報が、予め設定された閾値より大きいか小さいかを判定する。騒音量が小さい場合は、ステップS404で、音を使用した通知の通知頻度を上げるように通知部304を制御する。又、騒音量が大きい場合は、ステップS405で、音を使用した通知の通知頻度を下げるように通知部304を制御する。なお、ステップS405における操作は通知を停止させる制御でも良い。
【0046】
ステップS406において、携帯無線装置300の保持者により、不在着信、未読、未返信メールの通知に対する応答操作が行われない場合は、ステップS402以降のステップを再度実行する。不在着信、未読、未返信メールに対する応答操作が行われた時点で処理を終了する。
【0047】
なお、上記したフローチャートでは、予め設定した時間になると、ステップS402で騒音量情報を検出するようになっているが、騒音量検出部305が、常時騒音量を検出していて、通知方法制御部303が、不在着信、未読、未返信メールの存在を示す信号をメール情報検出部101から受信すると、直ちに、騒音量情報を取り込むように構成しても良い。
【0048】
この結果、歩行中など、携帯無線装置保持者が騒音の大きな状況において、音による通知に気づきにくい状況の場合には、無駄な通知を行わないように制御されるから、電池が長持ちし、また他人にも迷惑をかけないという効果をもたらす。
【0049】
(実施の形態3)
次に、図面を参照して本発明の実施の形態3について説明する。図5は、本発明の実施の形態3に係る携帯無線装置500の構成を示すブロック図である。実施の形態1、2の図1、図3と同一部分にそれぞれ同一符号を付して、その説明は省略する。
【0050】
実施の形態1、2の構成と実施の形態3の構成との違いは、状況検出部502、通知方法制御部503及び通知部504の構成が、実施の形態1、2の構成と異なり、特に、実施の形態3では、通知方法制御部503が、振動及び音による通知をするように通知部504を制御するように構成した点である。
【0051】
即ち、状況検出部502が、振動検出部105と騒音量検出部305を具備していることと、通知方法制御部503が、携帯無線装置500を取り囲む周囲の環境状況に応じて、振動又は音を選択的に切り替えて通知するように構成することと、通知部504が振動と音の2つの通知手段を具備していることである。
【0052】
振動量検出部105は、実施の形態1のものと同一であり、騒音量検出部305は、実施の形態2のものと同一である。状況検出部502は、測定した振動量、騒音量が大きいか小さいかの情報を通知方法制御部503へ通知する。
【0053】
通知方法制御部503には、不在着信、未読、未返信メールの存在が、メール情報検出部101から通知され、予め設定された通知時間になったことを検出すると、状況検出部502から振動情報、騒音情報の取得を行う。
【0054】
通知設定が、予めバイブレータ等の「振動による通知」であると設定されている場合には、初めに振動量情報を用いた通知方法の制御を行う。この場合、振動量が小さな場合は、バイブレータ等の振動を用いた通知の通知頻度を上げる制御を行う。一方、振動量が大きい場合には、次に、騒音量情報を用いた通知方法の制御を行う。振動が大きく、騒音が小さな場合には、通知方法をバイブレータ等の振動による通知から音による通知に切り替える制御を行う。又、振動、騒音ともに大きな場合は、予め通知設定されていたバイブレータ等の振動による通知の通知頻度を下げる制御を行う。
【0055】
通知設定が、予め「音による通知」であると設定されている場合には、初めに騒音量情報を用いた通知方法の制御を行う。騒音量が小さな場合は、音を用いた通知の通知頻度を上げる制御を行う。騒音量が大きい場合には、振動量情報を用いた通知方法の制御を行う。騒音が大きく、振動が小さな場合には、通知方法を音による通知からバイブレータ等の振動による通知に切り替える制御を行う。騒音、振動ともに大きな場合は、予め通知設定されていた音による通知の通知頻度を下げる制御を行う。
【0056】
次に、実施の形態3における携帯無線装置500の動作について説明する。図6は、実施の形態3における携帯無線装置500の動作を示すフローチャートである。
【0057】
まず、ステップS600において、データボックス内に不在着信、未読、未返信メールがあるかどうかを検出する。不在着信、未読、未返信メールが存在しない場合は通知動作を行わず、処理を終了する。
【0058】
ステップS601において、通知時間になったことを検出すると、ステップS602で状況検出部502が、振動量、騒音量情報の検出処理を行う。
【0059】
ステップS603では、現在の通知設定が、バイブレータ等の振動による通知か、音による通知かを判別する。通知設定が、振動による通知に設定されている場合、先ず、振動量情報を用いた制御を行う。
【0060】
ステップS604において、振動量が大きいか小さいかを判定し、振動量が小さいと判別された場合は、ステップS605でバイブレータ等の振動を用いた通知を行うと共に、その通知頻度を上げるように通知部504を制御する。一方、振動が大きい場合には、騒音量情報を用いた制御を行う。この場合、ステップS606で、騒音量が大きいか小さいかを判定し、騒音が小さいと判別されると、ステップS607において、バイブレータ等の振動による通知方法から音による通知方法に切り替える制御を行う。騒音量も大きな場合には、ステップS608において、予め設定されていたバイブレータ等の振動による通知の通知頻度を下げるように通知部504を制御する。
【0061】
次に、ステップS603において、通知設定が音による通知に設定されている場合の制御について説明する。
【0062】
ステップS614において、騒音量が小さいと判別された場合は、ステップS615で音を用いた通知を行うと共に、その通知頻度を上げるように通知部504を制御する。又、騒音が大きい場合には、振動量情報を用いた制御を行う。この場合、ステップS616で、振動が小さいと判別されると、ステップS617において、音による通知方法からバイブレータ等の振動による通知方法に切り替える制御を行う。一方、振動量が大きい場合には、ステップS618において、予め設定されていた音による通知を行うと共に、その通知頻度を下げるように通知部504を制御する。
【0063】
ステップS609において、携帯無線装置500保持者により、不在着信、未読、未返信メールの通知に対する応答操作が行われない場合は、ステップS602以降のステップを再度実行するが、不在着信、未読、未返信メールに対する応答操作が行われた時点で処理を終了する。
【0064】
また、本実施の形態では、予め設定した通知方法を変更するように構成しているが、通知方法を切り替えて欲しくないという利用者のために、設定で「切り替えあり」、「切り替えなし」を選択することができるように構成することも可能である。「切り替えなし」を選択した場合は、実施の形態1または実施の形態2と同一の動作を行う。
【0065】
本実施の形態の動作を行うことによって、利用者が歩行中など、すでに大きな振動を体感しており、バイブレータ等の振動を用いて通知を行っても通知に気づきにくい状況の場合には、通知方法をバイブレータ等の振動による通知から音による通知に切り替え、利用者が騒音の大きな状況において、音による通知を行っても通知に気づきにくい状況の場合には、音による通知方法からバイブレータ等の振動を用いる通知方法に切り替える制御を行えるため、ユーザが、より通知に気づきやすくなるという効果をもたらす。
【0066】
(実施の形態4)
次に、図面を参照して本発明の実施の形態4について説明する。図7は、本発明の実施の形態4に係る携帯無線装置700の構成を示すブロック図である。実施の形態1における図1と同一部分に同一符号を付して、その説明は省略する。
【0067】
図7に示した実施の形態4の構成と図1に示した実施の形態1の構成との違いは、状況検出部702、通知方法制御部703及び通知部704の構成が、実施の形態1の構成と異なり、特に、実施の形態4では、状況検出部702が、通信圏外進入検出部(以下、圏外進入検出部という)705を具備していることと、通知方法制御部703が、通信圏外進入情報に基づいて、通知部704の通知方法を制御することである。また、実施の形態1の通知部104では、バイブレータ等の振動による通知のみを行ったが、本実施の形態の通知部704では、バイブレータ等の振動による通知に限定せず、音、光等その他の通知方法であっても良い。
【0068】
本実施の形態4の状況検出部702は、その内部に圏外進入検出部705を具備している。圏外進入検出部705は、携帯無線装置700が通信圏外地域に進入するかどうかを検出するものであり、以下の方法を用いて通信圏外地域に進入するかどうかを判別する。
(1)携帯無線装置700に具備されたアンテナ等からの受信電波強度の測定を行い、電波強度がある閾値を下回った場合には、まもなく通信圏外地域に進入すると判断する。
(2)GPS(Global Positioning System)等を用いて位置情報を測定する位置情報測定回路を設け、この位置情報測定回路を用いて、携帯無線装置700の現在地情報を測定し、例えば、空港などしばらく時間が経過すると通信圏外になると予測される場所にいる場合には、まもなく通信圏外地域に進入する可能性があると判断する。
(3)ネットワーク等から予め通信圏外地域情報を取得しておき、予め取得した通信圏外地域情報に基づき、通信圏外地域に携帯無線装置700が近づいたことを検出したときに、通信圏外地域にまもなく進入すると判断する。
(4)携帯無線装置700が、以前どの場所で長期間通信圏外状態になったかを記憶して学習しておき、携帯無線装置700が学習した場所に近づいた場合には、まもなく通信圏外地域に進入すると判断する。
【0069】
状況検出部702は、通信圏外への進入が予測されることを示す情報を通信圏外進入情報として、通知方法制御部703へ通知する。
【0070】
通知方法制御部703は、メール情報検出部101から不在着信、未読、未返信メールがあることが通知されると、状況検出部702からの通信圏外進入情報の取得処理を行う。一方、通信圏外地域にしばらく進入しないと判断した場合は、不在着信、未読、未返信メールの通知動作を行わない。通信圏外地域にまもなく進入すると判断された場合には、携帯無線装置700の保持者に不在着信、未読、未返信メールの通知を行う。
【0071】
次に、実施の形態4における携帯無線装置700の動作について説明する。図8は、実施の形態4における携帯無線装置700の動作を示すフローチャートである。
【0072】
まず、ステップS800において、データボックス内に不在着信、未読、未返信メールがあるかどうかを検出する。不在着信、未読、未返信メールが存在しない場合は通知動作を行わず、処理を終了する。
【0073】
不在着信、未読、未返信メールが存在する場合、ステップS801において、予め設定した通知時間になったかどうかを検出し、通知時間になったことを検出すると、ステップS804において、不在着信、未読、未返信メール通知の通知頻度を設定し、その後、ステップS805において、不在着信、未読、未返信メールの通知処理が行われる。そして、ステップS806で、携帯無線装置900の保持者により、不在着信、未読、未返信メールの通知に対する応答操作が行われると、処理を終了するが、ステップS806で、不在着信、未読、未返信メールの通知に対する応答操作が行われないと、ステップS805、S806の通知動作を繰り返す。
【0074】
一方、ステップS801において設定時間になっていない場合には、ステップS802で、状況検出部702が、通信圏外進入情報の検出処理を行う。
【0075】
ステップS803では、ステップS802で取得した通信圏外進入情報に基づき、圏外地域に進入しそうか否かを判断し、通信圏外地域に進入しないと判断された場合は、不在着信、未読、未返信メールの通知を行わず、ステップS801以降のステップを再度実行する。一方、通信圏外地域に進入すると判断された場合は、ステップS804で、不在着信、未読、未返信メール通知の通知頻度を設定し、ステップS805で、不在着信、未読、未返信メールの通知処理を行うように通知部704を制御する。ステップS806で、携帯無線装置700の保持者により、不在着信、未読、未返信メールの通知に対する応答操作が行われると、処理を終了するが、応答操作が行われないと、ステップS805、S806の通知動作を繰り返す。
【0076】
この結果、携帯無線装置保持者は、通信圏外地域に入る前に、不在着信や未読、未返信メールに対する返信操作を行うことが可能になる。
【0077】
(実施の形態5)
次に、図面を参照して本発明の実施の形態5について説明する。図9は、本発明の実施の形態5に係る携帯無線装置900の構成を示すブロック図である。実施の形態1における図1との同一部分に同一符号を付して、その説明は省略する。
【0078】
図1との主な違いは、状況検出部902がバッテリ残量検出部905を具備していることと、通知方法制御部903が、バッテリ残量情報に基づき通知方法を制御することである。また、実施の形態1の図1における通知部104では、バイブレータ等の振動による通知のみを行ったが、本実施の形態の通知部904では、バイブレータ等の振動による通知に限定せず、音、光等その他の通知方法であっても良い。
【0079】
本実施の形態の状況検出部902は、内部にバッテリ残量検出部905を具備している。バッテリ残量検出部905は、携帯無線装置900のバッテリ残量を検出するものである。状況検出部902は、バッテリ残量検出部905が測定したバッテリ残量と予め設定した閾値とを比較し、閾値よりも大きいか小さいかの情報をバッテリ残量情報として、通知方法制御部903へ通知する。
【0080】
通知方法制御部903は、メール情報検出部101から不在着信、未読、未返信メールがあることが通知されると、状況検出部902からのバッテリ残量情報の取得処理を行う。バッテリ残量が大きい場合は、不在着信、未読、未返信メールの通知動作を行わない。バッテリ残量が小さい場合には、携帯無線装置900の保持者に不在着信、未読、未返信メールの通知を行う。
【0081】
次に、実施の形態5における携帯無線装置900の動作について説明する。図10は、実施の形態5における携帯無線装置900の動作を示すフローチャートである。
【0082】
まず、ステップS1000において、データボックス内に不在着信、未読、未返信メールがあるかどうかを検出する。不在着信、未読、未返信メールが存在しない場合は通知動作を行わず、処理を終了する。
【0083】
不在着信、未読、未返信メールが存在する場合、ステップS1001において、予め設定された通知時間になったかどうかを検出し、通知時間になったことを検出すると、ステップS1004において、不在着信、未読、未返信メール通知の通知頻度を設定し、その後、ステップS1005において、不在着信、未読、未返信メールの通知処理が行われる。ステップS1006で、携帯無線装置900の保持者により、不在着信、未読、未返信メールの通知に対する応答操作が行われると、処理を終了するが、ステップS1005で、不在着信、未読、未返信メールの通知に対する応答操作が行われないと、ステップS1005、S1006の通知動作を繰り返す。
【0084】
又、ステップS1001において設定時間になっていない場合、ステップS1002で状況検出部902が、バッテリ残量情報の検出処理を行う。
【0085】
ステップS1003では、ステップS1002で取得したバッテリ残量情報に基づき、バッテリ残量が予め設定した閾値を下回っているかを判断し、バッテリ残量が多い場合は不在着信、未読、未返信メールの通知を行わず、ステップS1001以降のステップを再度実行する。
【0086】
又、ステップS1003で、バッテリ残量が閾値を下回っていることを検出したときには、ステップ1004で、不在着信、未読、未返信メール通知の通知頻度を設定し、ステップS1005で不在着信、未読、未返信メールの通知処理を行うように、通知部904を制御する。この場合、ステップS1006で、携帯無線装置900の保持者により、不在着信、未読、未返信メールの通知に対する応答操作が行われると、処理を終了するが、ステップS1006で、不在着信、未読、未返信メールの通知に対する応答操作が行われないと、ステップS1005、S1006の通知動作を繰り返す。
【0087】
この結果、移動無線装置保持者がバッテリ切れのため、不在着信に対するリダイアル、未返信メールに対するメールの返信ができないという状況を回避することができる。
【産業上の利用可能性】
【0088】
本発明は、特に、不在着信、未読、未返信メールの通知を行う携帯無線装置に好適である。
【図面の簡単な説明】
【0089】
【図1】本発明の実施の形態1に係わる携帯無線装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係わる携帯無線装置の動作を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態2に係わる携帯無線装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2に係わる携帯無線装置の動作を示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態3に係わる携帯無線装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3に係わる携帯無線装置の動作を示すフローチャート
【図7】本発明の実施の形態4に係わる携帯無線装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態4に係わる携帯無線装置の動作を示すフローチャート
【図9】本発明の実施の形態5に係わる携帯無線装置の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態5に係わる携帯無線装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
【0090】
100、300、500、700、900 携帯無線装置
101 メール情報検出部
102、302、502、702、902 状況検出部
103、303、503、703、903 通知方法制御部
104、304、504、704、904 通知部
105 振動量検出部
305 騒音量検出部
705 通信圏外進入検出部
905 バッテリ残量検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知部と、
不在着信、未読、未返信メールの有無を検出するメール情報検出部と、
前記携帯無線装置に加えられる予め定めた環境データを検出すると共に、検出した環境データの値が所定の値以上であるか否かを示す検出結果を出力する状況検出部と、
前記メール情報検出部からの検出出力と、前記状況検出部からの検出出力に基づき、前記通知部の通知頻度を制御する通知方法制御部とからなることを特徴とする携帯無線装置。
【請求項2】
前記状況検出部が、当該携帯無線装置に加わる振動量を検出する振動量検出部を具備し、前記振動量検出部により検出した振動量が大きい時には、前記通知方法制御部は、不在着信、未読、未返信メールの通知頻度を下げるように前記通知部を制御し、振動量が小さい場合には、通知頻度を上げるように前記通知部を制御することを特徴とする請求項1記載の携帯無線装置。
【請求項3】
前記状況検出部が、当該携帯無線装置周辺の騒音量を検出する騒音量検出部を具備し、前記騒音量検出部により検出した騒音が大きい時には、前記通知方法制御部は、不在着信、未読、未返信メールの通知頻度を下げように前記通知部を制御し、騒音が小さい場合には、通知頻度を上げるように前記通知部を制御することを特徴とする請求項1記載の携帯無線装置。
【請求項4】
前記不在着信、未読、未返信メールの通知頻度を下げる制御は、通知を停止する制御を含むことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の携帯無線装置。
【請求項5】
前記状況検出部が、当該携帯無線装置に加わる振動量を検出する振動量検出部と、当該携帯無線装置周辺の騒音量を検出する騒音量検出部とを具備し、前記状況検出部が、振動量が大きく、騒音が小さいことを検出したとき、前記通知方法制御部は、不在着信、未読、未返信メールの通知を音で行うように前記通知部を制御し、騒音が大きく、振動量が小さいことを検出したとき、前記通知方法制御部は、不在着信、未読、未返信メールの通知を振動で行うように前記通知部を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の携帯無線装置。
【請求項6】
不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知部と、
不在着信、未読、未返信メールの有無を検出するメール情報検出部と、
当該携帯無線装置が、通信圏外地域に進入すると予測される状況を検出する圏外進入検出部と、
前記メール情報検出部からの検出出力と、前記圏外進入検出部からの検出出力に基づき、前記通知部が不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知出力を出力するように、前記通知部を制御する通知方法制御部とからなることを特徴とする携帯無線装置。
【請求項7】
不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知部と、
不在着信、未読、未返信メールの有無を検出するメール情報検出部と、
当該携帯無線装置のバッテリ残量が少なくなった状態を検出するバッテリ残量検出部と、
前記メール情報検出部からの検出出力と、前記バッテリ残量検出部からの検出出力に基づき、前記通知部が不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知出力を出力するように、前記通知部を制御する通知方法制御部とからなることを特徴とする携帯無線装置。
【請求項8】
不在着信、未読、未返信メールの存在を検出する第1ステップと、
当該携帯無線装置に加えられる予め定めた環境データを検出すると共に、検出した環境データの値が所定の値以上であるか否かを示す検出結果を出力する第2ステップと、
前記第1ステップで検出した検出出力と、前記第2ステップからの検出出力に基づき、所定の通知頻度で、前記不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する第3ステップと、
からなることを特徴とする不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知方法。
【請求項9】
不在着信、未読、未返信メールの存在を検出する第1ステップと、
当該携帯無線装置が、通信圏外地域に進入すると予測される状況を検出する第2ステップと、
前記第1ステップで検出した検出出力と、前記第2ステップで検出した検出出力に基づき、前記不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する第3ステップと、
からなることを特徴とする不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知方法。
【請求項10】
不在着信、未読、未返信メールの存在を検出する第1ステップと、
当該携帯無線装置のバッテリ残量が少なくなった状態を検出する第2ステップと、
前記第1ステップで検出した検出出力と、前記第2ステップで検出した検出出力に基づき、前記不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する第3ステップと、
からなることを特徴とする不在着信、未読、未返信メールの存在を通知する通知方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2006−94421(P2006−94421A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−280526(P2004−280526)
【出願日】平成16年9月27日(2004.9.27)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】