説明

携帯無線通信端末、コンテンツ視聴システム、携帯無線通信端末の制御方法、携帯無線通信端末の制御プログラム

【課題】利用の仕方が簡便であって、利用者が所望のコンテンツを容易に選択できる携帯無線通信端末、コンテンツ視聴システム、携帯無線通信端末の制御方法、携帯無線通信端末の制御プログラムを提供することである。
【解決手段】携帯無線通信端末300の位置が特定の範囲内となったり、無線LANルータ900との通信が行える範囲内に入ったりしたときに、自動的にリモコンアプリケーション310aを起動する。また、携帯無線通信端末300の通信端末識別情報を用いて認証を行い、通信端末識別情報に応じてレコメンドサーバ600によりレコメンドされたコンテンツ情報を取得して、利用者の嗜好等に適合したコンテンツに関する情報(パーソナライズドコンテンツ)を表示操作部303に表示する。利用者はテレビ受像機を見なくても、手元のリモコン装置にてパーソナライズドコンテンツの中から所望のコンテンツを容易に選択できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像番組等を受信可能なテレビ受像機、又は、IPTV用のセットトップボックス、又は、ケーブルテレビ用のセットトップボックス等をリモコン操作可能な携帯電話端末等の携帯無線通信端末、コンテンツ視聴システム、携帯無線通信端末の制御方法、携帯無線通信端末の制御プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
テレビ受像機や、IPTV(Internet Protocol TeleVision)用のセットトップボックス(STB)、又は、ケーブルテレビ用のSTB等では、EPG(Electronic Program Guide:電子番組ガイド)が利用可能なものが普及している。その際、EPGをテレビ受像機に表示しても、近年のIPTVやケーブルテレビ等では、番組数が膨大な数となり、全てを番組表に一覧表示することができず、画面のスクロールを繰り返したり検索キーワードを入力したりする必要があり、利用者が所望する番組を探すことが容易ではない場合が多かった。そのため、利用者の嗜好状況の分析結果に応じた番組表をテレビ受信機に表示している(例えば、特許文献1)。そして、利用者は、横軸をチャンネル、縦軸を放送時刻として利用者毎に編集された番組表から所望の番組を選択し、視聴したり録画予約を行ったりする。
【0003】
一方、携帯電話端末に設けられた赤外線発光素子を使い、テレビ受像機等のリモコンとして携帯電話端末を利用可能とする製品が既に市販されており、これに関する提案も行われている(例えば、特許文献2)。携帯電話端末をテレビ受像機等のリモコンとして利用する場合には、携帯電話の通信回線を利用して番組情報を取得して、番組表を携帯電話端末の表示画面上に表示する。そして、その表示された番組表から所望の番組を選択することにより、該当する番組の視聴や予約を行うためのリモコン信号が携帯電話端末から出力される。また、携帯電話端末に設けられたBluetooth(登録商標)を使い、テレビ受信機等のリモコンとして利用可能とする場合も見られる(例えば、特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−005225号公報
【特許文献2】特開2005−150831号公報
【特許文献3】特許3766072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、近年のテレビ視聴形態の特徴の一つである「ながら視聴」のように何かをしながらテレビ視聴している際、視聴者はチャンネルを選択したいのではなく、所望の番組を選択したいのであって、特許文献1のようにチャンネル軸と時間軸に沿った番組表にこだわる必要性がないのが現状である。
【0006】
また、特許文献2のように携帯電話端末上で全番組のサムネイル表示を行ない、手元で所望の番組を選択できるのはよいが、そのサムネイル表示を実現するために、テレビ受信機能を内蔵した携帯電話端末を想定しており、仮にサムネイル表示とは言え、携帯電話端末上で全ての番組を一覧表示するには見づらい。またさらに、特許文献3のように携帯電話端末に設けられたBluetooth(登録商標)を使う場合、リモコン操作する対象となる受信装置(テレビ受像機やSTB等)と携帯電話端末上で動作するアプリケーションソフトウェア(以下、携帯アプリ)との間でリモコンの接続確認等の事前設定が必要であり、利用しにくかった。テレビ受信機等のリモコンとして利用可能とする場合、利用者にとっては、携帯電話端末のリモコン用携帯アプリを起動して携帯無線通信端末として利用するよりも、受信装置に付属のリモコン装置を利用する方が簡便であった。
【0007】
これら放送に加えて、VOD(Video On Demand)では、いわゆるコンテンツのロングテール化が進み、視聴される可能性の低いコンテンツも数多く用意されており、視聴可能なコンテンツの数が膨大になっている。したがって、従来のいずれの手法を用いた場合であっても、利用者が所望するコンテンツを探すことが困難であった。
【0008】
本発明の課題は、利用の仕方が簡便であって、利用者が所望のコンテンツを容易に選択できる携帯無線通信端末、コンテンツ視聴システム、携帯無線通信端末の制御方法、携帯無線通信端末の制御プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0010】
(1)本発明は、外部と無線通信回線を介して無線通信可能な携帯無線通信端末(300)であって、当該携帯無線通信端末を識別する通信端末識別情報を記憶する通信端末識別情報記憶手段(309)と、外部と無線通信を行う通信手段(302)と、情報を表示する表示手段(303)と、少なくとも前記表示手段に表示された内容を選択操作入力可能な操作手段(303)と、複数のコンテンツを受信可能なコンテンツ受信装置(200)を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御するリモコン制御手段(310a)と、予め定めた起動条件を満たしたときに前記リモコン制御手段を起動させるリモコン制御手段起動手段(301)と、前記操作手段により操作入力されて選択された前記コンテンツに応じてリモコン信号を外部の前記コンテンツ受信装置に送信するリモコン信号送信手段(304)とを備え、前記リモコン制御手段は、前記通信手段を介して、前記通信端末識別情報記憶手段に記憶されている前記通信端末識別情報を外部のレコメンドサーバ(600)に送信し、かつ、コンテンツに関する情報であって前記レコメンドサーバから前記通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信し、前記通信手段により得られた前記コンテンツ情報を前記表示手段に表示し、前記表示手段に表示された前記コンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツの操作入力を前記操作手段により受け付ける。さらに、前記リモコン制御手段は、利用者による利用状況を収集し、前記通信手段を介して前記利用状況を前記レコメンドサーバに送信する利用状況収集手段(307)を備える携帯無線通信端末を提案している。
【0011】
この発明によれば、通信端末識別情報記憶手段は、携帯無線通信端末を識別する通信端末識別情報を記憶する。通信手段は、外部と無線通信を行う。表示手段は、情報を表示する。操作手段は、少なくとも表示手段に表示された内容を選択操作入力可能にする。リモコン制御手段は、複数のコンテンツを受信可能なコンテンツ受信装置を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御する。リモコン制御手段起動手段は、予め定めた起動条件を満たしたときにリモコン制御手段を起動させる。リモコン信号送信手段は、操作手段により操作入力されて選択された前記コンテンツに応じてリモコン信号を外部の前記コンテンツ受信装置に送信する。リモコン制御手段は、通信手段を介して、通信端末識別情報記憶手段に記憶されている通信端末識別情報を外部のレコメンドサーバに送信する。かつ、リモコン制御手段は、コンテンツに関する情報であってレコメンドサーバから通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信する。また、リモコン制御手段は、通信手段により得られたコンテンツ情報を前記表示手段に表示する。さらに、リモコン制御手段は、表示手段に表示されたコンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツの操作入力を操作手段により受け付ける。リモコン制御手段は、さらにまた、利用者による利用状況を収集し、通信手段を介して利用状況をレコメンドサーバに送信する利用状況収集手段を備える。したがって、利用者が所有する携帯無線通信端末を利用するだけで、リモコン制御手段(リモコンアプリケーション)を自動的に起動させることができる。そして、自動的に認証が行われ、利用者にレコメンドされコンテンツ情報を取得できる。よって、利用者はテレビ受像機を見なくても、手元の携帯無線通信端末のリモコン制御手段により、利用者が所望のコンテンツを容易に選択できる。
【0012】
(2)本発明は、(1)に記載の携帯無線通信端末において、前記起動条件には、前記通信手段(302)を介して、及び/又は、当該携帯無線通信端末が有する位置検出手段(308)により得られた位置情報が所定の範囲内となることを含むことを特徴とする携帯無線通信端末(300)を提案している。
【0013】
この発明によれば、起動条件には、通信手段を介して、及び/又は、携帯無線通信端末が有する位置検出手段により得られた位置情報が所定の範囲内となることを含む。したがって、利用者が特定の位置に到達したときに、リモコン制御手段を自動的に起動可能な状態にできる。
【0014】
(3)本発明は、(1)又は(2)に記載の携帯無線通信端末において、前記通信手段(302)は、外部に設けられた無線LANルータ(900)との間で通信を行うことができ、前記起動条件には、予め定めた無線LANルータのルータ識別情報が前記通信手段を介して通信可能な状態となることを含むことを特徴とする携帯無線通信端末(300)を提案している。
【0015】
この発明によれば、通信手段は、外部に設けられた無線LANルータとの間で通信を行うことができ、起動条件には、予め定めた無線LANルータのルータ識別情報が通信手段を介して通信可能な状態となることを含む。したがって、利用者が予め定めた無線LANルータと通信可能な位置に到達したときに、リモコン制御手段を自動的に起動可能な状態にできる。
【0016】
(4)本発明は、(1)から(3)までのいずれかに記載の携帯無線通信端末において、前記リモコン制御手段起動手段(301)は、前記起動条件を満たしたときに自動で前記リモコン制御手段(310a)を起動させることを特徴とする携帯無線通信端末(300)を提案している。
【0017】
この発明によれば、リモコン制御手段起動手段は、起動条件を満たしたときに自動でリモコン制御手段を起動させる。したがって、利用者が煩雑な起動操作を行うことなく、リモコン制御手段(リモコンアプリケーション)を起動してリモコン機能を利用できる。
【0018】
(5)本発明は、(4)に記載の携帯無線通信端末において、前記リモコン制御手段起動手段(301)は、自動で前記リモコン制御手段を起動させる前に利用者に対して自動起動の確認を要求することを特徴とする携帯無線通信端末(300)を提案している。
【0019】
この発明によれば、リモコン制御手段起動手段は、自動でリモコン制御手段を起動させる前に利用者に対して自動起動の確認を要求する。したがって、利用者の意志に反して勝手にリモコン制御手段が起動してしまうことが無く、使い勝手を向上できる。
【0020】
(6)本発明は、(5)に記載の携帯無線通信端末において、前記リモコン制御手段起動手段(301)は、自動起動の確認を要求した利用者から自動起動不許可の指示をされた後、起動条件のうちのいずれかが不適合になってから再度起動条件を満たしたときには、自動で前記リモコン制御手段(310a)を起動させる前に利用者に対して自動起動の確認を要求することを特徴とする携帯無線通信端末(300)を提案している。
【0021】
この発明によれば、リモコン制御手段起動手段は、自動起動の確認を要求した利用者から自動起動不許可の指示をされた後、起動条件のうちのいずれかが不適合になってから再度起動条件を満たしたときには、自動でリモコン制御手段を起動させる前に利用者に対して自動起動の確認を要求する。したがって、一度起動不許可とされたとしても、その後に利用される可能性の高い状態において再度、自動起動を行える。
【0022】
(7)本発明は、(1)から(6)までのいずれかに記載の携帯無線通信端末において、前記起動条件には、利用者による起動指示を含むことを特徴とする携帯無線通信端末(300)を提案している。
【0023】
この発明によれば、起動条件には、利用者による起動指示を含む。したがって、無線LANホットスポット経由でネットワークに接続できるような場合に、リモコン制御手段を手動で起動して利用できる。
【0024】
(8)本発明は、(1)から(7)までのいずれかに記載の携帯無線通信端末において、前記利用状況収集手段(307)は、前記操作手段(303)により操作された履歴を収集する操作履歴収集手段(307a)と、利用者が視聴したコンテンツの履歴を収集する視聴履歴収集手段(307b)と、利用者が視聴したコンテンツに関して利用者が評価と評価の投票との少なくとも一方を行った履歴を収集するコンテンツ評価投票履歴収集手段(307c)と、利用者が視聴したコンテンツに関して利用者が外部に対してコメントを発信した履歴を収集するコメント発信履歴収集手段(307d)とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする携帯無線通信端末(300)を提案している。
【0025】
この発明によれば、利用状況収集手段は、操作手段により操作された履歴を収集する操作履歴収集手段と、利用者が視聴したコンテンツの履歴を収集する視聴履歴収集手段と、利用者が視聴したコンテンツに関して利用者が評価と評価の投票との少なくとも一方を行った履歴を収集するコンテンツ評価投票履歴収集手段と、利用者が視聴したコンテンツに関して利用者が外部に対してコメントを発信した履歴を収集するコメント発信履歴収集手段とのうちの少なくとも1つを含む。したがって、利用者の利用状況を詳細かつ効率よく収集でき、利用者にとってより有益なコンテンツ情報を提供できる。
【0026】
(9)本発明は、(1)から(8)までのいずれかに記載の携帯無線通信端末において、前記操作手段(303)は、前記表示手段(303)を利用したタッチパネルを含むことを特徴とする携帯無線通信端末(300)を提案している。
【0027】
この発明によれば、操作手段は、表示手段を利用したタッチパネルを含む。したがって、利用者はテレビ受像機を見なくても、手元の携帯無線通信端末のリモコン制御手段により、コンテンツの選択操作等を簡単に行うことができ、利用者が所望のコンテンツを容易に選択できる。
【0028】
(10)本発明は、外部と無線通信回線を介して無線通信可能な携帯無線通信端末(300)と、コンテンツの配信とコンテンツの放送との少なくとも一方を行うコンテンツ発信装置(500)と、前記コンテンツ発信装置が配信又は放送するコンテンツを受信可能、かつ、前記携帯無線通信端末が発するリモコン信号を受信可能なコンテンツ受信装置(200)と、レコメンドサーバ(600)とを含むコンテンツ視聴システムであって、前記携帯無線通信端末は、当該携帯無線通信端末を識別する通信端末識別情報を記憶する通信端末識別情報記憶手段(309)と、外部と無線通信を行う通信手段(302)と、情報を表示する表示手段(303)と、少なくとも前記表示手段に表示された内容を選択操作入力可能な操作手段(303)と、複数のコンテンツを受信可能な前記コンテンツ受信装置を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御するリモコン制御手段(310a)と、予め定めた起動条件を満たしたときに前記リモコン制御手段を起動させるリモコン制御手段起動手段(301)と、前記操作手段により操作入力されて選択された前記コンテンツに応じてリモコン信号を外部の前記コンテンツ受信装置に送信するリモコン信号送信手段(304)とを備え、前記リモコン制御手段は、前記通信手段を介して、前記通信端末識別情報記憶手段に記憶されている前記通信端末識別情報を外部の前記レコメンドサーバに送信し、かつ、コンテンツに関する情報であって前記レコメンドサーバから前記通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信し、前記通信手段により得られた前記コンテンツ情報を前記表示手段に表示し、前記表示手段に表示された前記コンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツの操作入力を前記操作手段により受け付け、前記リモコン制御手段は、さらに、利用者による利用状況を収集し、前記通信手段を介して前記利用状況を前記レコメンドサーバに送信する利用状況収集手段(307)を備え、前記レコメンドサーバは、前記携帯無線通信端末から取得した利用者による前記利用状況に応じて、前記コンテンツ情報を生成し、前記通信端末識別情報に応じて前記コンテンツ情報を前記携帯無線通信端末へ送信することを特徴とするコンテンツ視聴システムを提案している。
【0029】
この発明によれば、通信端末識別情報記憶手段は、携帯無線通信端末を識別する通信端末識別情報を記憶する。通信手段は、外部と無線通信を行う。表示手段は、情報を表示する。操作手段は、少なくとも表示手段に表示された内容を選択操作入力可能にする。リモコン制御手段は、複数のコンテンツを受信可能なコンテンツ受信装置を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御する。リモコン制御手段起動手段は、予め定めた起動条件を満たしたときにリモコン制御手段を起動させる。リモコン信号送信手段は、操作手段により操作入力されて選択されたコンテンツに応じてリモコン信号を外部のコンテンツ受信装置に送信する。リモコン制御手段は、通信手段を介して、通信端末識別情報記憶手段に記憶されている通信端末識別情報を外部のレコメンドサーバに送信する。かつ、リモコン制御手段は、コンテンツに関する情報であってレコメンドサーバから通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信する。また、リモコン制御手段は、通信手段により得られたコンテンツ情報を表示手段に表示する。さらに、リモコン制御手段は、記表示手段に表示されたコンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツの操作入力を操作手段により受け付ける。リモコン制御手段は、さらにまた、利用者による利用状況を収集し、通信手段を介して利用状況をレコメンドサーバに送信する利用状況収集手段を備える。レコメンドサーバは、携帯無線通信端末から取得した利用者毎の利用状況に応じて、コンテンツ情報を生成し、通信端末識別情報に応じてコンテンツ情報を携帯無線通信端末へ送信する。したがって、利用者が所有する携帯無線通信端末を利用するだけで、リモコン制御手段(リモコンアプリケーション)を自動的に起動させることができる。そして、自動的に認証が行われ、利用者にレコメンドされコンテンツ情報を取得できる。よって、利用者はテレビ受像機を見なくても、手元の携帯無線通信端末のリモコン制御手段により、利用の仕方が簡便であって、利用者が所望のコンテンツを容易に選択できる。
【0030】
(11)本発明は、携帯無線通信端末を識別する通信端末識別情報を記憶する通信端末識別情報記憶手段(309)と、外部と無線通信を行う通信手段(302)と、情報を表示する表示手段(303)と、少なくとも前記表示手段に表示された内容を選択操作入力可能な操作手段(303)とを備え、外部と無線通信回線を介して無線通信可能な携帯無線通信端末(300)の制御方法であって、予め定めた起動条件を満たしたときに、複数のコンテンツを受信可能なコンテンツ受信装置(200)を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御するリモコン制御手段(310a)を起動させ、前記操作手段により操作入力されて選択された前記コンテンツに応じて前記リモコン信号を外部の前記コンテンツ受信装置に送信し、前記リモコン制御手段では、前記通信手段を介して、前記通信端末識別情報記憶手段に記憶されている前記通信端末識別情報を外部のレコメンドサーバ(600)に送信し、かつ、コンテンツに関する情報であって前記レコメンドサーバから前記通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信し、前記通信手段により得られた前記コンテンツ情報を前記表示手段に表示し、前記表示手段に表示された前記コンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツの操作入力を前記操作手段により受け付け、さらに、利用者による利用状況を収集し、前記通信手段を介して前記利用状況を前記レコメンドサーバに送信することを特徴とする携帯無線通信端末の制御方法を提案している。
【0031】
この発明によれば、携帯無線通信端末の制御方法は、予め定めた起動条件を満たしたときに、複数のコンテンツを受信可能なコンテンツ受信装置を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御するリモコン制御手段を起動させ、操作手段により操作入力されて選択されたコンテンツに応じてリモコン信号を外部のコンテンツ受信装置に送信する。リモコン制御手段では、通信手段を介して、通信端末識別情報記憶手段に記憶されている通信端末識別情報を外部のレコメンドサーバに送信し、かつ、コンテンツに関する情報であってレコメンドサーバから通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信し、通信手段により得られたコンテンツ情報を表示手段に表示し、表示手段に表示されたコンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツの操作入力を操作手段により受け付け、さらに、利用者による利用状況を収集し、通信手段を介して利用状況をレコメンドサーバに送信する。したがって、利用者が所有する携帯無線通信端末を利用するだけで、リモコン制御手段(リモコンアプリケーション)を自動的に起動させることができる。そして、自動的に認証が行われ、利用者にレコメンドされコンテンツ情報を取得できる。よって、利用者はテレビ受像機を見なくても、手元の携帯無線通信端末のリモコン制御手段により、利用の仕方が簡便であって、利用者が所望のコンテンツを容易に選択できる。
【0032】
(12)本発明は、携帯無線通信端末を識別する通信端末識別情報を記憶する通信端末識別情報記憶手段(309)と、外部と無線通信を行う通信手段(302)と、情報を表示する表示手段(303)と、少なくとも前記表示手段に表示された内容を選択操作入力可能な操作手段(303)とを備え、外部と無線通信回線を介して無線通信可能な携帯無線通信端末(300)の制御プログラムであって、コンピュータを、複数のコンテンツを受信可能なコンテンツ受信装置(200)を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御するリモコン制御手段(310a)と、予め定めた起動条件を満たしたときに前記リモコン制御手段を起動させるリモコン制御手段起動手段(301)と、前記操作手段により操作入力されて選択された前記コンテンツに応じて前記リモコン信号を外部の前記コンテンツ受信装置に送信するリモコン信号送信手段(304)として機能させるための制御プログラムであり、さらに、コンピュータを、前記リモコン制御手段が、前記通信手段を介して、前記通信端末識別情報記憶手段に記憶されている前記通信端末識別情報を外部のレコメンドサーバ(600)に送信し、かつ、前記コンテンツに関する情報であって前記レコメンドサーバから前記通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信し、前記通信手段により得られた前記コンテンツ情報を前記表示手段に表示し、前記表示手段に表示された前記コンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツの操作入力を前記操作手段により受け付けるように機能させ、さらに、利用者による利用状況を収集し、前記通信手段を介して前記利用状況を前記レコメンドサーバに送信する利用状況収集手段(307)として機能させるための携帯無線通信端末の制御プログラムを提案している。
【0033】
この発明によれば、リモコン制御手段では、複数のコンテンツを受信可能なコンテンツ受信装置を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御する。リモコン制御手段起動手段では、予め定めた起動条件を満たしたときにリモコン制御手段を起動させる。リモコン信号送信手段では、操作手段により操作入力されて選択されたコンテンツに応じてリモコン信号を外部のコンテンツ受信装置に送信する。さらに、リモコン制御手段では、通信手段を介して、通信端末識別情報記憶手段に記憶されている通信端末識別情報を外部のレコメンドサーバに送信する。また、リモコン制御手段では、コンテンツに関する情報であってレコメンドサーバから通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信する。さらに、リモコン制御手段では、通信手段により得られたコンテンツ情報を表示手段に表示する。さらにまた、リモコン制御手段では、表示手段に表示されたコンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツの操作入力を操作手段により受け付けるように機能させる。利用状況収集手段では、利用者による利用状況を収集し、通信手段を介して利用状況を前記レコメンドサーバに送信する。したがって、利用者が所有する携帯無線通信端末を利用するだけで、リモコン制御手段(リモコンアプリケーション)を自動的に起動させることができる。そして、自動的に認証が行われ、利用者にレコメンドされコンテンツ情報を取得できる。よって、利用者はテレビ受像機を見なくても、手元の携帯無線通信端末のリモコン制御手段により、利用の仕方が簡便であって、利用者が所望のコンテンツを容易に選択できる。
【発明の効果】
【0034】
本発明によれば、利用者はテレビ受像機を見なくても、手元の携帯無線通信端末のリモコン制御手段により、利用の仕方が簡便であって、利用者が所望のコンテンツを容易に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明による携帯無線通信端末を含むコンテンツ視聴システムの実施形態を示すブロック図である。
【図2】携帯無線通信端末300の構成を示すブロック図である。
【図3】携帯無線通信端末300の外観を示す図である。
【図4】テレビ受像機100、及び、STB200の電源オンと、テレビ画面上での多チャネル放送表示と通常EPG表示を示すフローチャートである。
【図5】リモコンアプリケーション起動部301が起動条件1によりリモコンアプリケーション310aを起動するときの動作を示すフローチャートである。
【図6】リモコンアプリケーション起動部301が起動条件2によりリモコンアプリケーション310aを起動するときの動作を示すフローチャートである。
【図7】リモコンアプリケーション起動部301が起動条件3によりリモコンアプリケーション310aを起動するときの動作を示すフローチャートである。
【図8】携帯無線通信端末300の画面上で多チャンネル放送の番組が選択されたときの動作を示すフローチャートである。
【図9】携帯無線通信端末300の画面上に利用者に対してレコメンドされたコンテンツ情報(パーソナライズドコンテンツ)を表示する動作を示すフローチャートである。
【図10】携帯無線通信端末300の画面上でのプロモーションビデオ又は関連情報等の番組閲覧の動作を示すフローチャートである。
【図11】携帯無線通信端末300の画面上でのコンテンツの選択と購入、及び、テレビ受像機100の画面上でのコンテンツ表示の動作を示すフローチャートである。
【図12】携帯無線通信端末300の画面上での番組評価と投票の動作を示すフローチャートである。
【図13】携帯無線通信端末300の画面上でのユーザプロファイル更新の動作を示すフローチャートである。
【図14】携帯無線通信端末300の画面上でのソーシャルネットワークによるコメント発信の動作を示すフローチャートである。
【図15】携帯無線通信端末300の画面上での多チャネル放送の番組録画予約の動作を示すフローチャートである。
【図16】リモコンアプリケーション310aを手動で起動してコンテンツ情報を取得するときの動作を示すフローチャートである。
【図17】本実施形態の携帯無線通信端末を表示部と操作部を独立して備える形態とした変形形態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0036】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【0037】
(実施形態)
図1は、本発明による携帯無線通信端末を含むコンテンツ視聴システムの実施形態を示すブロック図である。
本実施形態のコンテンツ視聴システムは、テレビ受像機100と、STB200と、携帯無線通信端末300と、無線基地局400と、コンテンツ配信サーバ500と、レコメンドサーバ600と、認証課金サーバ700と、外部サーバ800と、無線LANルータ900とを備えている。なお、図1において、テレビ受像機100と、STB200と、携帯無線通信端末300と、無線LANルータ900とを囲む破線は、利用者の宅内に設けられていることを示すものである。
【0038】
テレビ受像機100は、地上デジタル放送に対応したコンテンツ受信装置であり、RF信号送受信部101と、ディスプレイ部102とを備えている。
RF信号送受信部101は、STB200のRF信号送受信部203と接続されており、コンテンツの送受信を行う。
ディスプレイ部102は、テレビ受像機100が有する不図示の受信部が放送波を介して受信した映像や、RF信号送受信部101を介して受信した映像等を表示する液晶ディスプレイ装置等の表示部である。
【0039】
STB200は、映像/制御信号送受信部201と、コンテンツ録画部202と、RF信号送受信部203と、リモコン信号受信部204とを備えたコンテンツ受信装置である。
映像/制御信号送受信部201は、ブロードバンド回線やケーブルテレビ回線を介して映像信号や制御信号をコンテンツ配信サーバ500との間で送受信する。本実施形態の映像/制御信号送受信部201は、無線LANルータ900を介した固定有線通信により、ブロードバンド回線やケーブルテレビ回線に接続されている。
コンテンツ録画部202は、映像/制御信号送受信部201により得たコンテンツを録画するメモリやハードディスク装置である。
RF信号送受信部203は、テレビ受像機100のRF信号送受信部101と接続されており、コンテンツの送受信を行う。
リモコン信号受信部204は、携帯無線通信端末300から送られたリモコン信号を受信する。なお、本実施形態では、リモコン信号受信部204は、赤外線のリモコン信号を受信するが、電波を使った近距離通信等を用いるものであってもよい。
本実施形態のテレビ受像機100は、単体でも地上デジタル放送等の放送波を受信して映像を表示できるが、以下では、STB200から得たコンテンツ等を表示するものとして説明する。
【0040】
携帯無線通信端末300は、携帯電話サービスを利用する携帯電話端末である。本実施形態の携帯無線通信端末300は、複数のアプリケーションをアプリケーション格納部310に格納しており、必要に応じてこれらアプリケーションを起動することにより、様々な機能を実現できる。本実施形態の携帯無線通信端末300は、リモコンアプリケーション310aを格納しており、このリモコンアプリケーション310aを起動することにより、STB200をリモートコントロールするリモコン信号を送信するリモコン制御手段としての機能を実現できる。
図2は、携帯無線通信端末300の構成を示すブロック図である。
図3は、携帯無線通信端末300の外観を示す図である。
本実施形態の携帯無線通信端末300は、リモコンアプリケーション起動部301と、通信部302と、表示操作部303と、リモコン信号送信部304と、コンテンツ評価投票部305と、コメント発信部306と、利用状況収集部307と、位置検出部308と、通信端末識別情報記憶部309と、アプリケーション格納部310とを備えている。
【0041】
リモコンアプリケーション起動部301は、予め定めた起動条件を満たしたときにリモコンアプリケーション310a(リモコン制御手段)を起動させるリモコン制御手段起動手段としての機能を有している。本実施形態のリモコンアプリケーション起動部301は、起動条件として以下に示す4つの起動条件を有している。
【0042】
(起動条件1)
起動条件1では、リモコンアプリケーション起動部301は、位置検出部308が検出した携帯無線通信端末300の位置情報が示す位置が、所定の範囲内に入っているときに、リモコンアプリケーション310aを起動する。ここで、所定の範囲内とは、STB200が設置されている位置と設定した位置から、所定の距離内(例えば、半径50メートル等)の範囲内である。なお、「STB200が設置されている位置と設定した位置」とは、STB200が実際に設置されている位置に近い位置で予め携帯無線通信端末300の位置情報を取得し、これをSTB200が設置されている位置とみなした緯度経度情報である。
【0043】
(起動条件2)
起動条件2では、リモコンアプリケーション起動部301は、通信部302が無線LANルータとの通信を確立した場合に、その通信を確立した無線LANルータが、予め定めた宅内に配置されている無線LANルータ900であるときに、リモコンアプリケーション310aを起動する。具体的には、リモコンアプリケーション起動部301は、宅内に配置されている無線LANルータ900のルータ識別情報を予め記憶しておき、無線LANが使用可能なエリアに入ったときに、無線LANルータのルータ識別情報を確認して、リモコンアプリケーション310aを起動するか否かを判断する。
【0044】
(起動条件3)
起動条件3では、リモコンアプリケーション起動部301は、上記起動条件1と起動条件2との両方を満たしたときに、リモコンアプリケーション310aを起動する。すなわち、リモコンアプリケーション起動部301は、位置検出部308が検出した携帯無線通信端末300の位置情報が示す位置が、所定の範囲内に入り、かつ、通信部302が通信を確立した無線LANルータが、予め定めた宅内に配置されている無線LANルータ900であるときに、リモコンアプリケーション310aを起動する。
【0045】
(起動条件4)
起動条件4では、リモコンアプリケーション起動部301は、利用者が表示操作部303を用いて手動でリモコンアプリケーション310a起動の指示が行われたときに、リモコンアプリケーション310aを起動する。
【0046】
なお、リモコンアプリケーション起動部301が、上述した4つの起動条件のいずれにしたがって動作を行うのかは、利用者が表示操作部303を用いて予め設定する。
【0047】
通信部302は、外部と無線通信を行う。本実施形態の通信部302は、携帯電話サービスに用いられる無線通信回線を介して無線通信を行う他、外部と有線接続された無線LANルータを介して外部と無線通信を行うことができる。通信部302は、通信端末識別情報記憶部309に記憶されている携帯無線通信端末300に固有の通信端末識別情報を外部のレコメンドサーバ600に送信する。また、通信部302は、レコメンドサーバ600から通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信する。携帯電話端末等の携帯無線通信端末は、通常、個人の利用者に紐付くことが多い。そこで、本実施形態では、利用者を特定するための情報として通信端末識別情報を用いている。
【0048】
ここで、コンテンツ情報とは、後述のコンテンツ配信サーバ500が配信するコンテンツに関する情報である。具体的には、利用者毎にレコメンドされた情報である。レコメンドされた情報とは、利用者に関連が高そうな情報や、利用者が関心を持ちそうな情報を選択して勧めるための情報等である。
例えば、利用者が父親である携帯無線通信端末300の通信端末識別情報により認証された場合、その父親がよく視聴しているコンテンツが野球中継であれば、野球に関連性の高いコンテンツや広告等をコンテンツ情報に含める。また、利用者が子供である携帯無線通信端末300の通信端末識別情報により認証された場合、その子供がよく視聴しているコンテンツがアニメーション作品であれば、アニメーション作品に関連性の高いコンテンツや教育関連のコンテンツ及び情報等をコンテンツ情報に含める。
【0049】
なお、コンテンツ情報には、レコメンドされたコンテンツに関する情報の他に、配信される全てのコンテンツに関する情報も付加してもよい。例えば、レコメンドされたお勧めの番組情報の他に、放送予定の番組全ての情報もコンテンツ情報に含めてもよい。その場合、どちらの情報を見るのかを利用者に選択してもらうようにするとよい。
なお、通信部302とレコメンドサーバ600との間の通信は、携帯電話サービス事業者が提供する無線通信回線を用いるが、無線LANルータ900を介して通信を行ってもよい。
【0050】
表示操作部303は、通信手段により得られたコンテンツ情報等の各種情報を表示する表示手段として機能する。また、表示操作部303は、表示されたコンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツを操作入力する等の各種入力操作が可能な操作手段としても機能する。具体的には、本実施形態では、タッチパネル入力機能を持つ液晶表示装置を設けている。図3には、利用者「Aさん」に対してレコメンドされた情報として、3つのお勧めコンテンツが表示された例を示している。
【0051】
リモコン信号送信部304は、表示操作部303に表示された多チャンネル放送の番組表の中から操作入力されて選択されたコンテンツに応じてリモコン信号を外部のSTB200に送信する。上述したように、本実施形態では、リモコン信号送信部304は、赤外線のリモコン信号を送信する。
【0052】
コンテンツ評価投票部305は、コンテンツを視聴した利用者が、その視聴済みのコンテンツに対する評価を投票する。具体的には、コンテンツ評価投票部305は、利用者がコンテンツを視聴し終わった段階で、評価を促す表示を表示操作部303により利用者に対して提示する。これに応じて利用者が評価を行った場合、その評価結果をレコメンドサーバ600へ送る。評価は、例えば満足度の5段階評価等、簡単な評価であってもよいし、後述のコメント発信部306によるコメントと同様なコメントを含む評価であってもよい。
【0053】
コメント発信部306は、コンテンツを視聴した利用者が、その視聴済みのコンテンツについてのコメントを外部サーバ800に設けられたソーシャルネットワーク上やwebページ上等に対して発信する。
【0054】
利用状況収集部307は、利用者による利用状況を収集し、収集した利用状況を通信部302によりレコメンドサーバ600に送信する。ここで、利用状況とは、利用者がどのような操作を行ったのか、どのコンテンツを視聴したのか、そのコンテンツについてどの程度満足したのか等の情報である。本実施形態の利用状況収集部307は、操作履歴収集部307aと、視聴履歴収集部307bと、コンテンツ評価投票履歴収集部307cと、コメント発信履歴収集部307dとを備えている。利用状況収集部307は、これら各収集部が収集した履歴を利用状況としてレコメンドサーバ600に送信する。本実施形態の利用状況収集部307は、後述のリモコンアプリケーション310aが有する機能の一部として構成されているが、図2では、理解を容易にするために、機能ブロックとして記載している。
なお、電波状況が悪い等の理由により通信部302が外部との通信を行えない場合には、利用状況収集部307は、通信が行えるようになるまで、収集した利用状況を不図示のメモリ等に記憶させて保持する。
【0055】
操作履歴収集部307aは、利用者が表示操作部303を用いて行った操作の履歴を収集する。ここで、操作の履歴には、例えば、利用者がコンテンツを検索したときの検索履歴や、コンテンツを視聴しなくともコンテンツ情報に含まれる情報を閲覧した閲覧履歴等を含む。
視聴履歴収集部307bは、利用者が視聴したコンテンツの視聴履歴を収集する。
コンテンツ評価投票履歴収集部307cは、コンテンツ評価投票部305により利用者が行ったコンテンツの評価履歴を収集する。
コメント発信履歴収集部307dは、コメント発信部306により利用者が行ったコンテンツについてのコメントの発信履歴を収集する。
【0056】
位置検出部308は、携帯無線通信端末300の位置情報を取得する。位置検出部308による位置情報の取得方法としては、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用したり、基地局から位置情報を得たり、これらを複合的に利用したりするとよい。
【0057】
通信端末識別情報記憶部309は、個々の携帯無線通信端末に固有の情報であって、携帯無線通信端末を識別することができる通信端末識別情報を記憶している。通信端末識別情報記憶部309は、例えば、携帯無線通信端末300に着脱可能なSIMカード(Subscriber Identity Module Card)等に設けられている。
【0058】
アプリケーション格納部310は、リモコン制御手段として機能するリモコンアプリケーション310aを格納する。リモコンアプリケーション310aは、STB200を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御するアプリケーションプログラムであり、リモコンアプリケーション起動部301により起動されて動作を行う。
【0059】
無線基地局400は、携帯電話サービス事業者が提供する無線通信回線の基地局であり、携帯無線通信端末300との間の無線通信を中継する。
【0060】
コンテンツ配信サーバ500は、IPTV事業者又はケーブルテレビ事業者が有するコンテンツ発信装置であり、コンテンツの配信を行う。本実施形態のコンテンツ配信サーバ500は、フォーマット変換部501と、コンテンツ配信部502と、映像/制御信号送受信部503とを備えている。
フォーマット変換部501は、コンテンツを配信する配信経路に合わせてコンテンツのデータ形式を変換する。
コンテンツ配信部502は、映像/制御信号送受信部503を介してSTB200から得た制御信号に基づいて、STB200へコンテンツを配信する。
映像/制御信号送受信部503は、ブロードバンド回線やケーブルテレビ回線を介して映像信号や制御信号をSTB200との間で送受信する。
なお、コンテンツ配信サーバ500は、閉域網を介してレコメンドサーバ600、認証課金サーバ700、外部サーバ800と接続されている。
【0061】
レコメンドサーバ600は、携帯無線通信端末300から得た通信端末識別情報に基づいて、該当する利用者に対してレコメンドしたコンテンツ情報を生成し、生成したコンテンツ情報を携帯無線通信端末300に送る。本実施形態のレコメンドサーバ600は、コンテンツデータベース(以下、データベースをDBと表す)601と、広告/関連情報DB602と、ユーザプロファイルDB603と、EPGDB604と、配信コンテンツ生成部605と、レコメンドエンジン部606と、ユーザプロファイル収集部607とを備えている。
【0062】
コンテンツDB601は、配信するコンテンツを記憶すると共に、コンテンツに関する各種情報をコンテンツに関連付けて記憶する。ここで、コンテンツに関する各種情報とは、例えば、コンテンツのジャンルや、内容、キーワード、対象年齢等である。なお、コンテンツDB601には、放送として配信されるコンテンツと、VODとして配信されるコンテンツとが記憶されている。
【0063】
広告/関連情報DB602は、コンテンツと共に配信する広告や関連情報を記憶すると共に、広告や関連情報に関する各種情報を広告や関連情報に関連付けて記憶する。ここで、広告や関連情報に関する各種情報とは、上記コンテンツに関する各種情報と同様に、広告や関連情報のジャンルや、内容、キーワード、対象年齢等である。また、関連情報とは、広告ではないが、利用者に伝えたい一般的な情報を指し、具体的な情報の内容としてはどのような情報であってもよい。
【0064】
ユーザプロファイルDB603は、後述のユーザプロファイル収集部607が収集した利用者毎、すなわち、端末識別情報毎のプロファイルを記憶する。
EPGDB604は、コンテンツDBに記憶されているコンテンツのうち、放送として配信されるコンテンツのEPG(Electronic Program Guide:電子番組ガイド)に関する情報を記憶する。
配信コンテンツ生成部605は、コンテンツ配信サーバ500が配信するコンテンツをレコメンドエンジン部606によりレコメンドされたコンテンツ情報の各種情報に基づきコンテンツDB601から抽出し、配信可能な状態とする。また、配信コンテンツ生成部605は、レコメンドエンジン部606によりレコメンドされたコンテンツ情報と関連性のある広告/関連情報を広告/関連情報DB602から抽出し、1つのコンテンツの形態として配信可能なデータとして生成する。
【0065】
レコメンドエンジン部606は、携帯無線通信端末300から通信端末識別情報を取得する。そして、取得した通信端末識別情報に該当するユーザプロファイルを、ユーザプロファイルDB603に記憶されているユーザプロファイル中から抽出する。その後、抽出したユーザプロファイルに基づいて、利用者に対してレコメンドしたコンテンツ情報と関連性のある広告/関連情報を生成し、携帯無線通信端末300へ送信する。
【0066】
ユーザプロファイル収集部607は、携帯無線通信端末300から取得した利用者による利用状況からユーザプロファイルに含める情報を収集し、ユーザプロファイルDB603に記憶されているユーザプロファイルを更新する。具体的には、操作の履歴と、コンテンツの視聴履歴と、コンテンツの評価履歴と、コメントの発信履歴とを収集し、ユーザプロファイル自体を更新する。
【0067】
認証課金サーバ700は、コンテンツの視聴に関連して行う課金処理を行う。ここで、課金処理には、放送を一定期間(例えば、1ヶ月単位)視聴するために発生する課金や、有料放送に対する課金、VODに対する課金等を含む。なお、無料のコンテンツや放送であるときには、課金を行わなくてもよい。認証課金サーバ700は、ユーザ認証DB701と、課金DB702と、利用者認証判定部703と、課金部704とを備えている。
ユーザ認証DB701は、認証されて正規に登録されたユーザ情報を記憶する。
課金DB702は、いずれのコンテンツやサービスに対していくら課金するのかといった課金情報を記憶する。
利用者認証判定部703は、利用者の認証を行う。利用者の認証は、携帯無線通信端末300の通信端末識別情報により行っているが、課金を行うときには、さらに安全性を高めるために、例えば、パスワードの入力を追加的に要求する。
課金部704は、正規に認証された利用者に対して、課金処理を行うと共に、課金処理の結果をコンテンツ配信サーバに送る。
【0068】
外部サーバ800は、例えば、外部に設けられた他のサービス等に用いられるサーバである。本実施形態では、ソーシャルネットワークのサーバである例を示しており、外部サーバ800は、ソーシャルネットワーク外部I/F(インタフェース)を備えている。この外部サーバ800に設けられているソーシャルネットワーク上では、本実施形態のコンテンツ視聴システムで配信されるコンテンツに関してのコメントをアップロードできる環境が設けられている。
【0069】
無線LANルータ900は、利用者が宅内で利用する無線LAN環境を提供し、STB200及び携帯無線通信端末300との間で無線通信が可能である。無線LANルータ900は、無線LANルータ毎に割り当てられた固有のルータ識別情報を有している。ここで、無線LANルータ固有のルータ識別情報とは、例えば、無線LANルータが持つSSIDやMACアドレス等である。
【0070】
次に、本実施形態のコンテンツ視聴システムの動作について、フローチャートに基づいて説明する。
図4は、テレビ受像機100、及び、STB200の電源オンと、テレビ画面上での多チャネル放送表示と通常EPG表示を示すフローチャートである。
ステップ(以下、Sとする)101では、テレビ受像機100とSTB200の電源がオンされる。
S102では、RF信号送受信部101が、STB200に対して多チャンネル放送と通常EPG送信の要求を行う。
S103では、RF信号送受信部203が、映像/制御信号送受信部201へ多チャンネル放送と通常EPG送信の要求信号を伝える。
S104では、映像/制御信号送受信部201が、多チャンネル放送と通常EPG送信の要求信号をレコメンドサーバ600に送信する。
S105では、レコメンドエンジン部606が、EPG情報が存在しているか否かを確認する。ここでは、EPG情報ありの場合を説明する。
S106では、配信コンテンツ生成部605が、多チャンネル放送と通常EPG用のデータ生成を行う。
S107では、フォーマット変換部501が、コンテンツのフォーマット変換を行う。
S108では、コンテンツ配信部502が、コンテンツ(多チャンネル放送)と通常EPG情報の配信を行う。
S109では、映像/制御信号送受信部503が、映像信号と制御信号をSTB200へ送信する。
S110では、映像/制御信号送受信部201が、コンテンツ配信サーバ500から映像信号と制御信号とを受信する。
S111では、RF信号送受信部203が、RF信号をテレビ受像機100へ送信する。
S112では、RF信号送受信部101が、RF信号受信をSTB200から受信する。
S113では、ディスプレイ部102が、多チャンネル放送と通常EPGの表示を行う。
【0071】
図5は、リモコンアプリケーション起動部301が起動条件1によりリモコンアプリケーション310aを起動するときの動作を示すフローチャートである。
S201では、位置検出部308が、位置情報を取得する。
S202では、取得した位置情報が、所定の範囲内、すなわち、利用者のSTB200が設置されている位置と設定した位置から、所定の距離内にあるか否かを判断する。所定の範囲内であるときには、S203へ進み、所定の範囲外であるときには、S201へ戻る。
S203では、リモコンアプリケーション起動部301が、リモコンアプリケーション310aの起動を開始する前に、利用者に対してリモコンアプリケーション310aの起動を行ってもよいか否かの確認を行う。具体的には、表示操作部303を用いて確認表示を行い、確認入力を促す。
S204では、リモコンアプリケーション起動部301が、S203での確認の結果が、起動許可であるか起動不許可であるかを判断する。起動許可の場合には、S206へ進み、起動不許可の場合には、S205へ進む。
S205では、位置検出部308が、引き続き位置情報を取得し、リモコンアプリケーション起動部301が、取得した位置情報が所定の範囲外となったか否かを判断する。所定の範囲外となったときには、利用者が宅内から外出等をしたと推測されるので、S201からのフローに戻る。取得した位置情報が所定の範囲外となっていないときには、起動不許可にした後も利用者が宅内にいると推測されるので、S205の判断を繰り返す。
S206では、リモコンアプリケーション起動部301が、リモコンアプリケーション310aを起動させる。
S207では、通信部302が、リモコンアプリケーション起動が完了したことを利用者認証判定部703へ送信する。
S208では、表示操作部303が、十字キーや数字キー表示を行う。
【0072】
図6は、リモコンアプリケーション起動部301が起動条件2によりリモコンアプリケーション310aを起動するときの動作を示すフローチャートである。
S301では、通信部302が、無線LANルータのルータ識別情報を取得する。
S302では、取得したルータ識別情報が、宅内に配置されている無線LANルータ900のルータ識別情報と一致しているか否かを判断する。一致する場合には、S303へ進み、一致しない場合には、S301へ戻る。
S303では、リモコンアプリケーション起動部301が、リモコンアプリケーション310aの起動を開始する前に、利用者に対してリモコンアプリケーション310aの起動を行ってもよいか否かの確認を行う。具体的には、表示操作部303を用いて確認表示を行い、確認入力を促す。
S304では、リモコンアプリケーション起動部301が、S303での確認の結果が、起動許可であるか起動不許可であるかを判断する。起動許可の場合には、S306へ進み、起動不許可の場合には、S305へ進む。
S305では、通信部302が無線LANルータ900に対してポーリングを行い、無線LANルータ900との通信が途切れているか否かの判断を行う。無線LANルータ900との通信が途切れた場合には、利用者が宅内から外出等をしたと推測されるので、S301からのフローに戻る。無線LANルータ900との通信が途切れていない場合には、起動不許可にした後も利用者が宅内にいると推測されるので、S305の判断を繰り返す。
S306では、リモコンアプリケーション起動部301が、リモコンアプリケーション310aを起動させる。
S307では、通信部302が、リモコンアプリケーション起動が完了したことを利用者認証判定部703へ送信する。
S308では、表示操作部303が、十字キーや数字キー表示を行う。
【0073】
図7は、リモコンアプリケーション起動部301が起動条件3によりリモコンアプリケーション310aを起動するときの動作を示すフローチャートである。
S401では、位置検出部308が、位置情報を取得する。
S402では、取得した位置情報が、所定の範囲内、すなわち、利用者のSTB200が設置されている位置と設定した位置から、所定の距離内にあるか否かを判断する。所定の範囲内であるときには、S403へ進み、所定の範囲外であるときには、S401へ戻る。
S403では、通信部302が、無線LANルータのルータ識別情報を取得する。
S404では、取得したルータ識別情報が、宅内に配置されている無線LANルータ900のルータ識別情報と一致しているか否かを判断する。一致する場合には、S405へ進み、一致しない場合には、S403へ戻る。
S405では、リモコンアプリケーション起動部301が、リモコンアプリケーション310aの起動を開始する前に、利用者に対してリモコンアプリケーション310aの起動を行ってもよいか否かの確認を行う。具体的には、表示操作部303を用いて確認表示を行い、確認入力を促す。
S406では、リモコンアプリケーション起動部301が、S405での確認の結果が、起動許可であるか起動不許可であるかを判断する。起動許可の場合には、S408へ進み、起動不許可の場合には、S407へ進む。
S407では、通信部302が無線LANルータ900に対してポーリングを行い、無線LANルータ900との通信が途切れているか否かの判断を行う。無線LANルータ900との通信が途切れた場合には、利用者が宅内から外出等をしたと推測されるので、S401からのフローに戻る。無線LANルータ900との通信が途切れていない場合には、起動不許可にした後も利用者が宅内にいると推測されるので、S407の判断を繰り返す。
S408では、リモコンアプリケーション起動部301が、リモコンアプリケーション310aを起動させる。
S409では、通信部302が、リモコンアプリケーション起動が完了したことを利用者認証判定部703へ送信する。
S410では、表示操作部303が、十字キーや数字キー表示を行う。
【0074】
図8は、携帯無線通信端末300の画面上で多チャネル放送の番組が選択されたときの動作を示すフローチャートである。
S501では、表示操作部303が、利用者による十字キーの利用、又は、タッチパネル機能による直接の選択により、多チャンネル放送のコンテンツ選択を受け付ける。
S502では、操作履歴収集部307aが、コンテンツ選択の履歴を収集し、その情報をレコメンドサーバ600へ送信する。
S503では、レコメンドサーバ600がコンテンツ選択の履歴に関する情報を受信し、ユーザプロファイル収集部607が、多チャンネル放送のコンテンツ名を収集する。
S504では、リモコン信号送信部304が、多チャンネル放送のコンテンツ番号をSTB200へ送信する。
S505では、リモコン信号受信部204が、多チャンネル放送のコンテンツ番号を受信する。
S506では、ディスプレイ部102が、多チャンネル放送の選択されたコンテンツを表示する。
【0075】
図9は、携帯無線通信端末300の画面上に利用者に対してレコメンドされたコンテンツ情報(パーソナライズドコンテンツ)を表示する動作を示すフローチャートである。
S601では、表示操作部303が、利用者認証開始の表示を行う。
S602では、リモコンアプリケーション起動部301が、端末識別情報をレコメンドサーバ600及び認証課金サーバ700へ送る。
S603では、利用者認証判定部703が、端末識別情報による認証がOKであることを確認する。
S604では、レコメンドエンジン部606が、利用者に対応するレコメンド情報の有無を確認すると共に、レコメンド情報の有無を配信コンテンツ生成部605へ伝える。ここでは、レコメンド情報があるものとして説明を行う。
S605では、配信コンテンツ生成部605が、パーソナライズドコンテンツ、すなわち、レコメンドされたコンテンツ情報と関連のある広告/関連情報とを生成する。具体的には、利用者の嗜好に合う可能性の高いコンテンツを、利用者にお勧めのコンテンツとして複数抽出する。そして、抽出されたコンテンツの概要や放送時間等をまとめて1つのデータ(パーソナライズドコンテンツ)として生成する。
S606では、フォーマット変換部501が、コンテンツ情報(パーソナライズドコンテンツ)のフォーマット変換を行う。
S607では、コンテンツ配信部502が、コンテンツ情報を配信する。
S608では、映像/制御信号送受信部503が、コンテンツ情報を送信する。
S609では、通信部302が、コンテンツ情報を受信する。
S610では、表示操作部303が、コンテンツ情報(パーソナライズドコンテンツ)を表示する(図3参照)。
【0076】
図10は、携帯無線通信端末300の画面上でのプロモーションビデオ又は関連情報等の番組閲覧の動作を示すフローチャートである。
S701では、表示操作部303が、コンテンツプロモーションビデオの選択操作を受け付ける。
S702では、操作履歴収集部307aが、コンテンツプロモーションビデオの選択履歴を収集し、その情報をレコメンドサーバ600へ送信する。
S703では、視聴履歴収集部307bが、コンテンツプロモーションビデオの視聴履歴を収集する。
S704では、ユーザプロファイル収集部607が、利用者によって視聴されたコンテンツプロモーションビデオ名を収集する。
S705では、表示操作部303が、コンテンツプロモーションビデオを再生する。
【0077】
図11は、携帯無線通信端末300の画面上でのコンテンツの選択と購入、及び、テレビ受像機100の画面上でのコンテンツ表示の動作を示すフローチャートである。
S801では、表示操作部303が、コンテンツの選択操作を受け付ける。
S802では、操作履歴収集部307aが、コンテンツ選択の操作履歴を収集し、その情報をレコメンドサーバ600へ送信する。
S803では、視聴履歴収集部307bが、コンテンツの視聴履歴を収集し、その情報をレコメンドサーバ600へ送信する。
S804では、課金部704が、コンテンツ視聴に対する課金処理を行い、課金が適正に実施できたかを確認する。ここでは、課金OKであったとする。
S805では、ユーザプロファイル収集部607が、利用者により視聴されたコンテンツ名を収集する。
S806では、レコメンドエンジン部606が、利用者に対応するレコメンド情報の有無を確認すると共に、レコメンド情報の有無を配信コンテンツ生成部605へ伝える。ここでは、レコメンド情報があるとして説明を行う。
S807では、配信コンテンツ生成部605が、選択されたコンテンツを配信用に生成する。
S808では、フォーマット変換部501が、コンテンツのフォーマットを変換する。
S809では、コンテンツ配信部502が、コンテンツを配信する。
S810では、映像/制御信号送受信部503が、映像信号と制御信号とを送信する。
S811では、映像/制御信号送受信部201が、映像信号と制御信号とを受信する。
S812では、RF信号送受信部203が、RF信号を送信する。
S813では、RF信号送受信部101が、RF信号を受信する。
S814では、ディスプレイ部102が、利用者により選択されたコンテンツを表示する。
【0078】
図12は、携帯無線通信端末300の画面上での番組評価と投票の動作を示すフローチャートである。
S901では、表示操作部303が、コンテンツの評価操作を受け付ける。
S902では、操作履歴収集部307aが、コンテンツ評価の操作履歴を収集し、その情報をレコメンドサーバ600へ送信する。
S903では、コンテンツ評価投票部305が、コンテンツ評価の結果をレコメンドサーバ600へ投票する。
S904では、コンテンツ評価投票履歴収集部307cが、コンテンツ評価履歴を収集し、その情報をレコメンドサーバ600へ送信する。
S905では、ユーザプロファイル収集部607が、利用者によるコンテンツ評価を収集する。
【0079】
図13は、携帯無線通信端末300の画面上でのユーザプロファイル更新の動作を示すフローチャートである。
S1001では、表示操作部303が、ユーザプロファイル手動更新の操作を受け付ける。
S1002では、操作履歴収集部307aが、ユーザプロファイル手動更新の操作履歴を収集する。
S1003では、ユーザプロファイル収集部607が、ユーザプロファイルを収集して更新する。
【0080】
図14は、携帯無線通信端末300の画面上でのソーシャルネットワークによるコメント発信の動作を示すフローチャートである。
S1101では、表示操作部303が、ソーシャルネットワークによるコメント発信の操作を受け付ける。
S1102では、操作履歴収集部307aが、ソーシャルネットワークによるコメント発信の操作履歴を収集し、その情報をレコメンドサーバ600へ送信する。
S1103では、コメント発信部306が、ソーシャルネットワークによるコメント発信を行う。
S1104では、コメント発信履歴収集部307dが、コメント発信の履歴を収集し、その情報をレコメンドサーバ600へ送信する。
S1105では、ユーザプロファイル収集部607が、ソーシャルネットワークによるコメントを収集する。
S1106では、ソーシャルネットワーク外部I/F801が、コメントを受信する。
【0081】
図15は、携帯無線通信端末300の画面上での多チャネル放送の番組録画予約の動作を示すフローチャートである。
S1201では、表示操作部303が、携帯無線通信端末300画面上での多チャンネル放送のコンテンツ録画予約の操作を受け付ける。
S1202では、操作履歴収集部307aが、コンテンツ録画予約の操作履歴を収集し、その情報をレコメンドサーバ600へ送信する。
S1203では、ユーザプロファイル収集部607が、録画予約されたコンテンツを収集する。
S1204では、映像/制御信号送受信部503が、録画予約されたコンテンツ番号を送信する。
S1205では、映像/制御信号送受信部201が、録画予約のコンテンツ番号を受信する。
S1206では、コンテンツ録画部202が、コンテンツの録画予約を行う。
【0082】
本実施形態の携帯無線通信端末300は、上述したような利用者の宅内におけるリモコン装置としての利用の他、外出先でもリモコン装置として利用することもできる。例えば、無線LANホットスポット経由でネットワークに接続できる場合、利用者は、リモコンアプリケーション310aを手動で起動(起動条件4)することができる。
【0083】
図16は、リモコンアプリケーション310aを手動で起動してコンテンツ情報を取得するときの動作を示すフローチャートである。
S1301では、リモコンアプリケーション起動部301が、リモコンアプリケーション310aの手動起動を利用者による入力操作によって指示を受ける。
S1302では、利用者認証判定部703が、端末識別情報による認証がOKであることを確認する。
S1303では、レコメンドエンジン部606が、利用者に対応するレコメンド情報の有無を確認すると共に、レコメンド情報の有無を配信コンテンツ生成部605へ伝える。ここでは、レコメンド情報があるものとして説明を行う。
S1304では、配信コンテンツ生成部605が、パーソナライズドコンテンツ、すなわち、レコメンドされたコンテンツ情報を生成する。具体的には、利用者の嗜好に合う可能性の高いコンテンツを、利用者にお勧めのコンテンツとして複数抽出する。そして、抽出されたコンテンツの概要や放送時間等をまとめて1つのデータ(パーソナライズドコンテンツ)として生成する。
S1305では、フォーマット変換部501が、コンテンツ情報(パーソナライズドコンテンツ)のフォーマット変換を行う。
S1306では、コンテンツ配信部502が、コンテンツ情報を配信する。
S1307では、映像/制御信号送受信部503が、コンテンツ情報を送信する。
S1308では、通信部302が、コンテンツ情報を受信する。
S1309では、表示操作部303が、コンテンツ情報(パーソナライズドコンテンツ)を表示する(図3参照)。
【0084】
以上説明したように、本実施形態によれば、携帯無線通信端末300は、端末識別情報を送信することにより認証を受け、かつ、利用者の利用状況をレコメンドサーバ600へ送る。そして、レコメンドサーバ600から利用者にレコメンドされたコンテンツ情報を取得して表示する。したがって、特別な個人認証等を行うことなく、利用者が所有している携帯無線通信端末300を利用するだけで、利用者の嗜好に適合する可能性の高いコンテンツを利用者に対して提示することができる。
また、リモコンアプリケーション310aは、リモコンアプリケーション起動部301により自動的に起動する。よって、利用の仕方が簡便であって、利用者が所望のコンテンツを容易に選択できる。
さらに、利用状況収集部307は、操作履歴と、視聴履歴と、評価投票履歴と、コメント発信履歴とのいずれかの履歴を収集し、レコメンドサーバ600に送るので、利用者の嗜好を反映したレコメンデーションを行える。
【0085】
なお、携帯無線通信端末の処理をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを携帯無線通信端末に読み込ませ、実行することによって本発明の携帯無線通信端末、コンテンツ視聴システム、携帯無線通信端末の制御方法を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
【0086】
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
【0087】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0088】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0089】
(変形形態)
(1)本実施形態において、携帯無線通信端末300は、STB200に対してリモコン信号を送信して、STB200がコンテンツを受信する形態を示した。これに限らず、例えば、携帯無線通信端末がテレビ受像機に対してリモコン信号を送信して、テレビ受像機がコンテンツを受信する形態であってもよい。
【0090】
(2)本実施形態において、表示操作部303は、タッチパネル機能を備えた表示装置である例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、表示部と操作部を独立して備える携帯無線通信端末であってもよい。
図17は、本実施形態の携帯無線通信端末を表示部と操作部を独立して備える形態とした変形形態を示す図である。
図17に示した携帯無線通信端末1300は、表示部1303aと操作部1303bとを独立して有している。
【0091】
(3)本実施形態において、携帯無線通信端末300は、無線基地局400を介して外部と通信を行う例を説明した。これに限らず、例えば、無線LANルータ900を介して外部と通信を行ってもよい。
【0092】
(4)本実施形態において、コンテンツ情報は、利用者に関連が高そうな情報や、利用者が関心を持ちそうな情報を選択して勧めるための情報としてレコメンドされた情報である例を説明した。これに限らず、例えば、利用者に応じて生成するコンテンツ情報は、利用者の嗜好のみならず、例えば、利用者の年齢等の他の要素を考慮して利用者にとって使いやすく生成された情報としてもよい。例えば、利用者が高齢者であるときには、文字を大きくしたり、選択肢を少なくして操作を簡単に行えるように配慮したりしてもよい。また、利用者が小学生の子供である場合には、学年に応じて表示する漢字を選択したり、ふりがなを付したりしてもよい。
また、上述したデモグラフィック属性(性別/年齢/年代/血液型/職業)の他に、サイコグラフィック属性(ライフスタイル/パーソナリティ/価値観)等を考慮したものであってもよい。
さらに、利用者に応じて生成するコンテンツ情報としては、コンテンツ自体に関する情報に限らず、利用者に関連の高い広告や各種情報を含んでもよい。
さらにまた、利用者に応じて生成するコンテンツ情報には、有料コンテンツの決済の許可又は不許可を表す決裁権情報を付加したり、視聴年齢制限を設けたコンテンツ視聴の許可又は不許可を表す年齢制限解除情報を付加したりしてもよい。これより、子供に決裁権限を与えないようにしたり、一定の年齢に達していない子供による成人向けコンテンツの視聴を防止したりできる。
【0093】
なお、第1実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
【符号の説明】
【0094】
100 テレビ受像機
101 RF信号送受信部
102 ディスプレイ部
201 制御信号送受信部
202 コンテンツ録画部
203 RF信号送受信部
204 リモコン信号受信部
300 携帯無線通信端末
301 リモコンアプリケーション起動部
302 通信部
303 表示操作部
304 リモコン信号送信部
305 コンテンツ評価投票部
306 コメント発信部
307 利用状況収集部
307a 操作履歴収集部
307b 視聴履歴収集部
307c コンテンツ評価投票履歴収集部
307d コメント発信履歴収集部
308 位置検出部
309 通信端末識別情報記憶部
310 アプリケーション格納部
310a リモコンアプリケーション
400 無線基地局
500 コンテンツ配信サーバ
501 フォーマット変換部
502 コンテンツ配信部
503 制御信号送受信部
600 レコメンドサーバ
601 コンテンツDB
602 広告/関連情報DB
603 ユーザプロファイルDB
604 EPGDB
605 配信コンテンツ生成部
606 レコメンドエンジン部
607 ユーザプロファイル収集部
700 認証課金サーバ
701 ユーザ認証DB
702 課金DB
703 利用者認証判定部
704 課金部
800 外部サーバ
801 ソーシャルネットワーク外部I/F
900 無線LANルータ
1300 携帯無線通信端末
1303a 表示部
1303b 操作部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部と無線通信回線を介して無線通信可能な携帯無線通信端末であって、
当該携帯無線通信端末を識別する通信端末識別情報を記憶する通信端末識別情報記憶手段と、
外部と無線通信を行う通信手段と、
情報を表示する表示手段と、
少なくとも前記表示手段に表示された内容を選択操作入力可能な操作手段と、
複数のコンテンツを受信可能なコンテンツ受信装置を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御するリモコン制御手段と、
予め定めた起動条件を満たしたときに前記リモコン制御手段を起動させるリモコン制御手段起動手段と、
前記操作手段により操作入力されて選択された前記コンテンツに応じてリモコン信号を外部の前記コンテンツ受信装置に送信するリモコン信号送信手段と、
を備え、
前記リモコン制御手段は、
前記通信手段を介して、前記通信端末識別情報記憶手段に記憶されている前記通信端末識別情報を外部のレコメンドサーバに送信し、かつ、コンテンツに関する情報であって前記レコメンドサーバから前記通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信し、
前記通信手段により得られた前記コンテンツ情報を前記表示手段に表示し、
前記表示手段に表示された前記コンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツの操作入力を前記操作手段により受け付け、
前記リモコン制御手段は、さらに、
利用者による利用状況を収集し、前記通信手段を介して前記利用状況を前記レコメンドサーバに送信する利用状況収集手段を備えること、
を特徴とする携帯無線通信端末。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯無線通信端末において、
前記起動条件には、前記通信手段を介して、及び/又は、当該携帯無線通信端末が有する位置検出手段により得られた位置情報が所定の範囲内となることを含むこと、
を特徴とする携帯無線通信端末。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の携帯無線通信端末において、
前記通信手段は、外部に設けられた無線LANルータとの間で通信を行うことができ、
前記起動条件には、予め定めた無線LANルータのルータ識別情報が前記通信手段を介して通信可能な状態となることを含むこと、
を特徴とする携帯無線通信端末。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の携帯無線通信端末において、
前記リモコン制御手段起動手段は、前記起動条件を満たしたときに自動で前記リモコン制御手段を起動させること、
を特徴とする携帯無線通信端末。
【請求項5】
請求項4に記載の携帯無線通信端末において、
前記リモコン制御手段起動手段は、自動で前記リモコン制御手段を起動させる前に利用者に対して自動起動の確認を要求すること、
を特徴とする携帯無線通信端末。
【請求項6】
請求項5に記載の携帯無線通信端末において、
前記リモコン制御手段起動手段は、自動起動の確認を要求した利用者から自動起動不許可の指示をされた後、起動条件のうちのいずれかが不適合になってから再度起動条件を満たしたときには、自動で前記リモコン制御手段を起動させる前に利用者に対して自動起動の確認を要求すること、
を特徴とする携帯無線通信端末。
【請求項7】
請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の携帯無線通信端末において、
前記起動条件には、利用者による起動指示を含むこと、
を特徴とする携帯無線通信端末。
【請求項8】
請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の携帯無線通信端末において、
前記利用状況収集手段は、
前記操作手段により操作された履歴を収集する操作履歴収集手段と、
利用者が視聴したコンテンツの履歴を収集する視聴履歴収集手段と、
利用者が視聴したコンテンツに関して利用者が評価と評価の投票との少なくとも一方を行った履歴を収集するコンテンツ評価投票履歴収集手段と、
利用者が視聴したコンテンツに関して利用者が外部に対してコメントを発信した履歴を収集するコメント発信履歴収集手段と、
のうちの少なくとも1つを含むこと、
を特徴とする携帯無線通信端末。
【請求項9】
請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の携帯無線通信端末において、
前記操作手段は、前記表示手段を利用したタッチパネルを含むこと、
を特徴とする携帯無線通信端末。
【請求項10】
外部と無線通信回線を介して無線通信可能な携帯無線通信端末と、
コンテンツの配信とコンテンツの放送との少なくとも一方を行うコンテンツ発信装置と、
前記コンテンツ発信装置が配信又は放送するコンテンツを受信可能、かつ、前記携帯無線通信端末が発するリモコン信号を受信可能なコンテンツ受信装置と、
レコメンドサーバと、
を含むコンテンツ視聴システムであって、
前記携帯無線通信端末は、
当該携帯無線通信端末を識別する通信端末識別情報を記憶する通信端末識別情報記憶手段と、
外部と無線通信を行う通信手段と、
情報を表示する表示手段と、
少なくとも前記表示手段に表示された内容を選択操作入力可能な操作手段と、
複数のコンテンツを受信可能な前記コンテンツ受信装置を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御するリモコン制御手段と、
予め定めた起動条件を満たしたときに前記リモコン制御手段を起動させるリモコン制御手段起動手段と、
前記操作手段により操作入力されて選択された前記コンテンツに応じてリモコン信号を外部の前記コンテンツ受信装置に送信するリモコン信号送信手段と、
を備え、
前記リモコン制御手段は、
前記通信手段を介して、前記通信端末識別情報記憶手段に記憶されている前記通信端末識別情報を外部の前記レコメンドサーバに送信し、かつ、コンテンツに関する情報であって前記レコメンドサーバから前記通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信し、
前記通信手段により得られた前記コンテンツ情報を前記表示手段に表示し、
前記表示手段に表示された前記コンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツの操作入力を前記操作手段により受け付け、
前記リモコン制御手段は、さらに、
利用者による利用状況を収集し、前記通信手段を介して前記利用状況を前記レコメンドサーバに送信する利用状況収集手段を備え、
前記レコメンドサーバは、前記携帯無線通信端末から取得した利用者による前記利用状況に応じて、前記コンテンツ情報を生成し、前記通信端末識別情報に応じて前記コンテンツ情報を前記携帯無線通信端末へ送信すること、
を特徴とするコンテンツ視聴システム。
【請求項11】
携帯無線通信端末を識別する通信端末識別情報を記憶する通信端末識別情報記憶手段と、外部と無線通信を行う通信手段と、情報を表示する表示手段と、少なくとも前記表示手段に表示された内容を選択操作入力可能な操作手段と、を備え、外部と無線通信回線を介して無線通信可能な携帯無線通信端末の制御方法であって、
予め定めた起動条件を満たしたときに、複数のコンテンツを受信可能なコンテンツ受信装置を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御するリモコン制御手段を起動させ、
前記操作手段により操作入力されて選択された前記コンテンツに応じて前記リモコン信号を外部の前記コンテンツ受信装置に送信し、
前記リモコン制御手段では、
前記通信手段を介して、前記通信端末識別情報記憶手段に記憶されている前記通信端末識別情報を外部のレコメンドサーバに送信し、かつ、前記コンテンツに関する情報であって前記レコメンドサーバから前記通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信し、
前記通信手段により得られた前記コンテンツ情報を前記表示手段に表示し、
前記表示手段に表示された前記コンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツの操作入力を前記操作手段により受け付け、
さらに、利用者による利用状況を収集し、前記通信手段を介して前記利用状況を前記レコメンドサーバに送信すること、
を特徴とする携帯無線通信端末の制御方法。
【請求項12】
携帯無線通信端末を識別する通信端末識別情報を記憶する通信端末識別情報記憶手段と、外部と無線通信を行う通信手段と、情報を表示する表示手段と、少なくとも前記表示手段に表示された内容を選択操作入力可能な操作手段と、を備え、外部と無線通信回線を介して無線通信可能な携帯無線通信端末の制御プログラムであって、
コンピュータを、
複数のコンテンツを受信可能なコンテンツ受信装置を操作可能なリモコン信号に関する動作を制御するリモコン制御手段と、
予め定めた起動条件を満たしたときに前記リモコン制御手段を起動させるリモコン制御手段起動手段と、
前記操作手段により操作入力されて選択された前記コンテンツに応じて前記リモコン信号を外部の前記コンテンツ受信装置に送信するリモコン信号送信手段、
として機能させるための制御プログラムであり、
さらに、コンピュータを、
前記リモコン制御手段が、
前記通信手段を介して、前記通信端末識別情報記憶手段に記憶されている前記通信端末識別情報を外部のレコメンドサーバに送信し、かつ、前記コンテンツに関する情報であって前記レコメンドサーバから前記通信端末識別情報に応じて送られたコンテンツ情報を受信し、
前記通信手段により得られた前記コンテンツ情報を前記表示手段に表示し、
前記表示手段に表示された前記コンテンツ情報の中から利用者が選択するコンテンツの操作入力を前記操作手段により受け付けるように機能させ、
さらに、利用者による利用状況を収集し、前記通信手段を介して前記利用状況を前記レコメンドサーバに送信する利用状況収集手段として機能させるための携帯無線通信端末の制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2011−71880(P2011−71880A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−222729(P2009−222729)
【出願日】平成21年9月28日(2009.9.28)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】