説明

携帯端末機

【課題】外形が大型化することなく落下の衝撃を緩衝することができる携帯端末機を提供する。
【解決手段】コードリーダ1の本体2には環状アンテナ3が側方に突出して設けられており、その環状アンテナ3によりRFIDタグと通信するようになっている。環状アンテナ3は、本体2の先端側と基端側の両側で本体2に固定されていると共に、外周面が緩衝部12で被覆されて構成されている。従って、作業者がコードリーダ1を誤って落下して環状アンテナ3に衝撃を受けた場合であっても、緩衝部12で衝撃を緩衝することができるので、コードリーダ1が故障或いは破損してしまうことを極力防止できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、本体への衝撃を緩衝する衝撃緩衝手段を有する携帯端末機に関する。
【背景技術】
【0002】
RFIDタグを読取る携帯型読取情報端末では、無線によりRFIDタグとの通信距離を確保するため、本体外部に環状アンテナを突出させたものが提供されている。
【特許文献1】特開2004−139608号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1のものでは、環状アンテナを非接触タグ読取器に設けたパイプに出し入れ可能としたり、非接触タグ読取器に装着可能としたりすることにより、使用時のみ環状アンテナを機能させることを提案している。
しかしながら、特許文献1のものでは、作業者が非接触タグ読取器を誤って落下した際に、本体に大きな衝撃が作用して非接触タグ読取器が故障或いは破損してしまう虞がある。このような課題に対処する方法として、本体を衝撃緩衝部材で保護することが考えられるものの、それでは、非接触タグ読取器の外形が大型化してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、外形が大型化することなく落下の衝撃を緩衝することができる携帯端末機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1の発明によれば、衝撃緩衝手段をアンテナの被覆部材として兼用すると共に、アンテナを本体の周囲に空間部を有して設けるようにしたので、作業者が携帯端末機を誤って落下させてしまった際に、アンテナから床に落下した場合は、アンテナにより落下の衝撃を緩衝することができ、携帯端末機に衝撃が作用することを極力防止できる。
【0005】
請求項2の発明によれば、携帯端末機が落下した際に、環状アンテナに衝撃が作用するにしても、その衝撃を環状アンテナで緩衝することができる。この場合、環状アンテナは、作業者が携帯端末機を把持するための把持部を挟んだ第1固定部と第2固定部の両側で本体に固定されているので、環状アンテナにより確実に落下の衝撃を受けることができる。
【0006】
請求項3の発明によれば、環状アンテナが落下の衝撃を受けた場合に、環状アンテナは、本体の中心線に対する両側に均等に衝撃を受けるので、携帯端末機の左右の一方のみに衝撃が集中してしまうことを回避することができる。
請求項4の発明によれば、携帯端末機が落下して環状アンテナに衝撃を受けた場合に、環状アンテナ全体にわたって均等に衝撃を受けるので、携帯端末機の一部のみに衝撃が集中してしまうことを回避することができる。
【0007】
請求項5の発明によれば、環状アンテナを含む全体形状の中心位置と、環状アンテナを含む全体の重心位置とがほぼ同じ位置に設定されているので、携帯端末機は落下した状態まま床に衝突することになる。従って、環状アンテナを含む重心位置が偏っている構成のものに比較して、携帯端末機が、落下の途中に重心が下方となるように回転してしまうことはないので、携帯端末機の一部に集中して衝撃を受けてしまうことを回避することができる。
【0008】
請求項6の発明によれば、携帯端末機が落下した場合は、本体が床に衝突することなく環状アンテナが衝突するので、落下の衝撃を確実に緩衝することができる。
請求項7の発明によれば、アンテナ本体が柔軟であっても、アンテナ本体をアンテナシースにより所定形状に保持することができると共に、そのアンテナシースを被覆する緩衝部で衝撃緩衝手段を容易に実施することができる。
【0009】
請求項8の発明によれば、携帯端末機を充電台に確実に位置決めした状態で充電することができる。
請求項9の発明によれば、矩形状アンテナにより落下の衝撃を緩衝できると共に、矩形状アンテナは本体の側面に沿っているので、全体の小型化に有効である。
請求項10の発明によれば、矩形状アンテナを回動して通常位置から展開位置に突出させることにより、遠距離のRFIDタグとの通信が可能となる。
【0010】
請求項11の発明によれば、矩形状アンテナを回動可能とするにしても、矩形状アンテナを通常位置に確実に保持することができるので、矩形状アンテナにより落下の衝撃を確実に緩衝することができる。
請求項12の発明によれば、本発明をRFIDタグ読取用の携帯端末機に適用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1ないし図5を参照しながら説明する。図1は、コードリーダ(携帯端末機に相当)の正面図である。この図1において、コードリーダ1は、本体2と、ほぼ円形の環状アンテナ(アンテナに相当)3とから構成されている。
【0012】
本体2は、矩形状に形成されており、その基端部側には作業者が片手で把持可能な把持部4が形成され、先端部側には図示しない光学系読取部が設けられている。本体2の正面において把持部4に対応した部位には複数の操作キーからなる操作部5が設けられ、先端側には表示部6が設けられている。
【0013】
本体2の側面において表示部6の両側となる部位には読取指示用のトリガキー7が設けられており、そのトリガキー7に対する操作により光学情報の読取り、或いはRFIDタグとの通信が行なわれる。
【0014】
一方、環状アンテナ3は、図2に示すように上下に2分割された樹脂製の下側シース8aと上側シース8b(図では片側のみ図示)とを一体化してなる筒状のアンテナシース8をケースとしている。
【0015】
図1において、本体2の先端部、つまり把持部4よりも先端側に第1の固定部9が設けられ、本体2の基端部、つまり把持部4よりも基端側に第2の固定部10が設けられ、それらの第1の固定部9及び第2の固定部10に下側ケース8a及び上側ケース8bの基端部が固定されることによりアンテナシース8が本体2に対して突出した状態で固定されている。
【0016】
図3は、図1のA−Aで断面にして示す端面図である。この図3に示すように、環状アンテナ3は、アンテナ本体11をアンテナシース8に内包して構成されている。これは、アンテナ本体11は、アンテナ導体を複数回巻回して形成されており、その巻回状態では柔軟で形状が不安定であることから、アンテナシース8によりアンテナ本体11の形状を保持するためである。アンテナシース8の外周面は、緩衝部(衝撃緩衝手段に相当)12で被覆されている。この緩衝部12は、軟質ゴム部材からなり、外部からの衝撃に対して十分な衝撃吸収特性を発揮するようになっている。
【0017】
ここで、環状アンテナ3の幅寸法(図3における図示上下方向)は、本体の幅寸法(図3における図示上下方向)よりも大きく設定されており、環状アンテナ3の内周空間部に本体2の正面及び背面が位置した形態となっている。
以上のような構成により、環状アンテナ3は、本体2の中心線に対して左右対称形状であると同時に、本体2の中心に対して点対称形状となっている。
【0018】
また、本実施例では、環状アンテナ3を含む全体の中心位置と、環状アンテナ3を含む全体の重心位置がほぼ同じ位置に設定されている。このような重心位置の設定は、本体2に収納されるプリント配線基板或いは電子部品の配置位置を調整することにより行なわれている。
【0019】
図4は、上記構成のコードリーダ1の充電台である。この図4に示すように、充電台13において、コードリーダ1の環状アンテナ3が位置する部位には凹状の受部14が形成されており、充電台13にコードリーダ1がセットされた状態では、図5に示すように環状アンテナ3が受部14により保持された形態となる。これにより、コードリーダ1を充電台13に確実にセットすることができるので、充電台13にセットされたコードリーダ1に対して衝撃が加わるにしても、コードリーダ1が充電台13から外れてしまうことなく確実に充電することができる。
【0020】
さて、作業者がコードリーダ1を使用してラベルに印刷されたコード或いはRFIDタグに記憶された情報の読取作業を行なう場合は、コードリーダ1の把持部4を握り、コードリーダ1を読取対象に位置合わせした状態でトリガキー7を操作する。これにより、ラベルに印刷されたコードが示す情報、或いはRFIDタグに記憶された情報を読取って例えば製品の出荷管理、或いは在庫管理を行なうことができる。
【0021】
ところで、上述のように読取り作業を行う際は、コードリーダ1の把持部4を片手で持ちながら操作しているという事情から、コードリーダ1を落下させてしまうことが往々にある。このような場合、本実施例では、本体2の周囲に空間を有して位置する環状アンテナ3が床に衝突するものの、環状アンテナ3は、アンテナシース8の外周を緩衝部12で被覆されているので、衝撃を緩衝部12で十分に吸収することができ、本体2への衝撃を緩和することができる。
【0022】
このような実施例によれば、本体2の周囲に空間部を有して位置する環状アンテナ3の外周を緩衝部12で被覆するようにしたので、環状アンテナが引出し可能に設けられている従来のものと違って、落下の衝撃を環状アンテナ3で緩衝することができ、コードリーダ1が故障或いは破損してしまうことを極力防止することができる。
【0023】
しかも、環状アンテナ3は、本体2の第1の固定部9及び第2の固定部10の両側で固定されているので、環状アンテナ3に落下した衝撃が加わるにしても、環状アンテナ3により確実に落下の衝撃を受けることができる。
また、環状アンテナ3の内周空間部に、本体2の正面と背面とが位置した形態となっているので、コードリーダが落下により床に衝突するにしても、本体2の正面或いは背面が床に直接衝突してしまうことはなく、本体2に大きな衝撃が作用することを効果的に防止できる。
【0024】
また、環状アンテナ3を含む全体の中心位置と、環状アンテナ3を含む全体の重心位置とがほぼ同じ位置に設定されていることから、作業者がコードリーダ1を落下させた場合は、その落下開始した状態のまま床に衝突することになる。従って、環状アンテナ3において床に衝突する部位が集中してしまうことはないので、コードリーダ1の重心が偏っている構成のものと違って、本体2への衝撃が集中してしまうことを確実に防止でき、コードリーダ1落下時の製品の故障、破壊を防止することができる。
【0025】
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について図6及び図7を参照して説明するに、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。この第2実施例は、第1実施例で説明したアンテナシース8と本体2とを一体に形成したことを特徴とする。この場合、本体2は、下側ケース2aと上側ケース2bとを組合せてなる。
【0026】
図6は、一体に形成された下側ケース2a及び下側シース8aを模式的に示す斜視図である。尚、下側ケース2aには、実際にはプリント配線基板、各種電子部品が搭載可能に形成されているものの、それらの図示を省略している。
図6に示すように、下側ケース2aには、光学情報の読取窓21が形成されている。下側ケース2aの端部には一対の下側シース8aが一体に形成されており、下側ケース2a及び下側シース8aには、アンテナ導線を複数回巻回してなるアンテナ本体11が配置されている。このアンテナ本体11の端部11aは下側ケース2a側に導出されており、その端部11aが図示しないプリント配線基板に接続される。
【0027】
図7は、一体に形成された上側ケース2b及び上側シース8bを模式的に示す斜視図である。この図7において、上側ケース2bの端部の両側には上側シース8bが一体に形成されていると共に、操作部5及び表示部6に対応した窓部5a,6aが形成されている。
そして、図6に示す下側ケース2aに図示しない光学読取部、プリント配線基板、各種電子部品などを配置すると共に、上側ケース2bに表示部6及び操作部5のキーを配置してから、各部品を接続した状態で、下側ケース2bに上側ケース2bを一体化することによりコードリーダ1が組立てられている。
【0028】
このような実施例によれば、本体2の下側ケース2aとアンテナシース8の下側シース8aとを一体に形成すると共に、上側ケース2bと上側シース8bとを一体に形成するようにしたので、第1実施例の構成に比較して、部品点数の削減を図ることができると共に、組立工数の削減を図ることができ、さらには環状アンテナ3を含む全体の強度を高めることができる。
【0029】
(第3実施例)
次に、本発明の第3実施例について図8ないし図10を参照して説明する。この第3実施例は、アンテナとして、矩形状の本体の形状に対応して矩形状アンテナを用いたことを特徴とする。
コードリーダの正面を示す図8において、コードリーダ31の本体32の前端部には矩形状アンテナ(アンテナに相当)33の基端部33aが回動可能に支持されている。この矩形状アンテナ33は、本体32内で図示しないプリント配線基板と接続されている。
【0030】
矩形状アンテナ33は、図9に示すようにアンテナ本体34を樹脂からなるアンテナシース35内に埋設されていると共に、そのアンテナシース35の外周面を軟質ゴム部材からなる緩衝部(衝撃緩衝手段に相当)36で被覆して構成されている。この場合、緩衝部36の厚さは、本体32と反対側となる外方部位36aの方が本体32側となる内方部位36bよりも寸法が小さく設定されている。また、本体32の基端部には、矩形状アンテナ33の先端部を保持する図示しない保持部が設けられており、矩形状アンテナ33の先端部33bが保持部に保持された保持状態では、矩形状アンテナ33は本体32の側面に沿った形態をなしている。
【0031】
さて、作業者がコードリーダ31を持ちながらRFIDタグからの読取作業を行っている際に、コードリーダ31を誤って落下させた場合は、コードリーダ31の側面側が床に衝突することがある。このような場合、本体32の側面に矩形状アンテナ33が位置していることから、矩形状アンテナ33が衝撃を受けることになる。
【0032】
ここで、本実施例では、矩形状アンテナ33は緩衝部36で被覆されているので、緩衝部36により落下の衝撃が緩衝されるようになり、本体32に大きな衝撃が作用することを防止できる。
尚、RFIDタグの情報を遠距離から読取る場合は、図10に示すように矩形状アンテナ33を回動して展開(図中に二点鎖線で示す)することにより可能となる。
【0033】
このような実施例によれば、矩形状の本体32の側面に矩形状アンテナ33を沿わせ、その矩形状アンテナ33の外周面を緩衝部36で被覆するようにしたので、コードリーダ31を落下させた場合であっても、本体32への衝撃を緩衝することが可能となり、コードリーダ31の故障或いは破損を極力防止することができる。
【0034】
また、矩形状アンテナ33の緩衝部36として、衝撃を直接受ける外方部位36aの厚さを内方部位36bよりも大きくするようにしたので、矩形状アンテナ33の重量が過度に大きくなることなく、矩形状アンテナ33の衝撃緩衝の機能を十分に発揮させることができる。
【0035】
本発明は、上記した各実施例に限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
環状アンテナ3の形状は、楕円形状であってもよい。
上側シース8bを省略するようにしてもよい。
環状アンテナ3を本体2から取外し可能に構成するようにしてもよい。
アンテナシース8は、樹脂部から形成されるものに限らず、硬質ゴム部材で形成し、軟質ゴム部材からなる緩衝部12を一体成型(二色成型)するようにしてもよい。
【0036】
アンテナシース8の内部にアンテナ本体11を内包するようにしたが、環状アンテナ3をアンテナシース8内に埋設するようにしてもよい。
本体を取り囲むアンテナを備えた携帯端末機であれば、種々の携帯端末機に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の第1実施例を示すコードリーダの正面図
【図2】下側シースと上側シースを示す斜視図
【図3】環状アンテナを図1のA−Aで断面にして示す端面図
【図4】充電台の斜視図
【図5】コードリーダををセットした状態で示す充電台の正面図
【図6】本発明の第2実施例を示す一体化された下側ケースと下側シースの斜視図
【図7】一体化された上側ケースと上側シースの斜視図
【図8】本発明の第3実施例を示すコードリーダの正面図
【図9】矩形状アンテナの断面図
【図10】矩形状アンテナの展開状態を示す図8相当図
【符号の説明】
【0038】
図面中、1はコードリーダ(携帯端末機)、2は本体、2aは下側ケース、2bは上側ケース、3は環状アンテナ(アンテナ)、4は把持部、8はアンテナシース、8aは下側シース、8bは上側シース、9は第1の固定部、10は第2の固定部、11はアンテナ本体、12は緩衝部(衝撃緩衝手段)、13は充電台、14は受部、31はコードリーダ、32は本体、33は矩形状アンテナ(アンテナ)、34はアンテナ本体、35はアンテナシース、36は緩衝部(衝撃緩衝手段)である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体への衝撃を緩衝する衝撃緩衝手段を有する携帯端末機であって、
前記衝撃緩衝手段は、RFIDタグと通信するためのアンテナの被覆部材として兼用され、
前記アンテナは、前記本体の周囲に空間を有して設けられていることを特徴とする携帯端末機。
【請求項2】
前記アンテナは、前記本体の正面とほぼ同一の面内に位置する環状アンテナであり、
作業者が把持するための把持部よりも先端側で前記環状アンテナを前記本体に固定する第1の固定部と、
前記把持部よりも基端側で前記環状アンテナを前記本体に固定する第2の固定部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末機。
【請求項3】
前記環状アンテナは、その外形が前記本体の中心線に対して線対称形状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の携帯端末機。
【請求項4】
前記環状アンテナは、その外形が前記本体の中心に対して点対称形状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の携帯端末機。
【請求項5】
前記環状アンテナを含む全体形状の中心位置と、前記環状アンテナを含む全体の重心位置とがほぼ同じ位置に設定されていることを特徴とする請求項2ないし4の何れかに記載の携帯端末機。
【請求項6】
前記環状アンテナは、その内周空間部に前記本体の正面及び背面が位置する形状に形成されていることを特徴とする請求項2ないし5の何れかに記載の携帯端末機。
【請求項7】
前記環状アンテナは、アンテナ本体がアンテナシースに内包されて構成され、
前記衝撃緩衝手段は、前記アンテナシースを被覆する緩衝部からなることを特徴とする請求項2ないし6の何れかに記載の携帯端末機。
【請求項8】
前記環状アンテナを受ける凹状の受部を有した充電台にセットされた状態で充電されることを特徴とする請求項2ないし7の何れかに記載の携帯端末機。
【請求項9】
前記本体は矩形状に形成され、
前記アンテナは、前記本体の側面に沿って位置する矩形状アンテナであることを特徴とする請求項1記載の携帯端末機。
【請求項10】
前記矩形状アンテナは、前記把持部よりも先端側で前記本体の側面に沿った通常位置と前記本体から突出した展開位置との間で回動可能に支持されていることを特徴とする請求項9記載の携帯端末機。
【請求項11】
前記本体は、前記通常位置に位置する前記環状アンテナを保持する保持部を備えていることを特徴とする請求項10記載の携帯端末機。
【請求項12】
前記アンテナは、導体を複数回巻回したRFID通信用のアンテナコイルであることを特徴とする請求項1ないし11の何れかに記載の携帯端末機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−188160(P2007−188160A)
【公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−3711(P2006−3711)
【出願日】平成18年1月11日(2006.1.11)
【出願人】(501428545)株式会社デンソーウェーブ (1,155)
【Fターム(参考)】