説明

携帯端末装置

【課題】表示部により有効な情報を表示させることができる携帯端末装置を提供することにある。
【解決手段】開閉可能な筐体と、筐体が開状態と閉状態とのいずれの状態でも露出され、自装置の有する機能の起動あるいは通信の発生を待ち受ける待受画面を表示させる表示部と、待受画面上に表示させる第1メモ情報と、第1メモ情報とは異なる第2メモ情報とが記憶される記憶部と、閉状態で待受画面を表示させる第1状態では、第1メモ情報を表示させ、開状態で待受画面を表示させる第2状態では、第2メモ情報を表示させる制御部と、を有することで上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示部に画像を表示させる携帯端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電話等の携帯端末装置では、操作待機画面として、待受画面を表示させる装置がある。この待受画面には、例えば、時刻や、ユーザが選択した画像を表示させることができる。また、デスクトップ画面に画像を表示させる装置であるが、特許文献1には、画面上に電子付箋を表示させる装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−287559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
携帯端末装置の表示部に対しても待受画面に電子付箋を表示させることで、表示部に有用な情報を表示させることができる。しかしながら、表示させる電子付箋(メモ情報)が多くなると、必要な電子付箋を見つけるまでに時間がかかり、電子付箋の有効性が低くなる。また、待受画面に表示させる電子付箋が多くなると、本来の待受画面を見ることができなくなるという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、表示部により有効な情報を表示させることができる携帯端末装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、携帯端末装置であって、開閉可能な筐体と、前記筐体が開状態と閉状態とのいずれの状態でも露出され、自装置の有する機能の起動あるいは通信の発生を待ち受ける待受画面を表示させる表示部と、前記待受画面上に表示させる第1メモ情報と、前記第1メモ情報とは異なる第2メモ情報とが記憶される記憶部と、前記閉状態で待受画面を表示させる第1状態では、前記第1メモ情報を表示させ、前記開状態で待受画面を表示させる第2状態では、前記第2メモ情報を表示させる制御部と、を有することを特徴とする。
【0007】
ここで、前記記憶部は、前記第1メモ情報として、アイコンのみを記憶し、前記第2メモ情報として、前記アイコンと、当該アイコンに対応するテキスト情報あるいはショートカット機能の説明文を記憶していることが好ましい。
【0008】
また、前記記憶部は、前記第1メモ情報としてテキストデータを記憶しており、前記第2メモ情報として、ショートカットデータを含むデータを記憶していることが好ましい。
【0009】
また、前記制御部は、前記第2状態では、前記第1メモ情報は表示させないことが好ましい。
【0010】
また、前記制御部は、前記第2状態では、前記第1メモ情報も表示させることが好ましい。
【0011】
また、前記筐体を閉状態としたときに前記筐体によって隠れる位置に配置された操作部をさらに有することが好ましい。
【0012】
また、前記筐体を閉状態としても隠れない位置に配される第1操作部と、前記閉状態とすると隠れる位置に配される第2操作部と、をさらに有することが好ましい。
【0013】
また、前記第1メモ情報は、前記第1操作部により第2操作部を用いずとも実行可能な機能あるいは情報が対応付けられ、前記第2メモ情報は、実行に前記第2操作部による操作を要する機能あるいは情報が対応付けられていることが好ましい。
【0014】
また、前記筐体は、第1筐体と、面積が最も大きい面が前記第1筐体と対面して配置された第2筐体とで構成され、前記第1筐体と前記第2筐体とを、対面している面が平行に維持されつつ相対的に移動されることで、閉状態と開状態とが切り替えられることが好ましい。
【0015】
また、発呼キーと、方向キーと、前記筐体を閉状態とした時に少なくとも隠れる位置に配される数字キーと、通信部と、をさらに備え、前記表示部に前記待受画面と前記第1メモ情報とを表示した状態において、前記方向キーが操作された場合には、前記第1メモ情報が選択され、前記数字キーが操作された場合には、前記メモ情報に関わらず操作されたキーに対応する数字を前記表示部に表示する画面に遷移し、その後前記発呼キーが操作されると入力された数列を電話番号として前記通信部により発呼処理を行うことが好ましい。
【発明の効果】
【0016】
本発明にかかる携帯端末装置は、表示部にわかりやすくより有効な情報を表示させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】図1は、本発明の携帯端末装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す携帯端末装置の他の状態を示す斜視図である。
【図3】図3は、図1に示す携帯端末装置の機能の概略構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、携帯端末装置の処理動作の一例を示すフロー図である。
【図5−1】図5−1は、携帯端末装置の動作を説明するための説明図である。
【図5−2】図5−2は、携帯端末装置の動作を説明するための説明図である。
【図6−1】図6−1は、携帯端末装置の動作を説明するための説明図である。
【図6−2】図6−2は、携帯端末装置の動作を説明するための説明図である。
【図7−1】図7−1は、携帯端末装置の他の実施形態の概略構成を示す正面図である。
【図7−2】図7−2は、図7−1に示す携帯端末装置の他の状態を示す正面図である。
【図8】図8は、携帯端末装置の処理動作の一例を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。以下においては、携帯端末装置の一例である携帯電話機を例として説明するが、本発明の適用対象は携帯電話機に限定されるものではなく、例えば、PHS(Personal Handyphone System)、PDA、ポータブルナビゲーション装置、ポータブルゲーム機等に対しても本発明は適用できる。
【0019】
図1は、本発明の携帯端末装置の一実施形態の概略構成を示す斜視図である。また、図2は、図1に示す携帯端末装置の他の状態を示す斜視図である。携帯端末装置1は、無線通信機能を備えた携帯電話機である。携帯端末装置1は、筐体1Cが第1筐体1CAと第2筐体1CBとでスライド可能に構成された、スライドタイプの携帯端末装置である。なお、図1は、携帯端末装置1が開いた状態(以下「開状態」ともいう。)を示し、図2は、携帯端末装置1の筐体1Cが閉じた態(以下「閉状態」ともいう。)を示す。
【0020】
第1筐体1CAと第2筐体1CBとは、略直方体形状であり、表面積が最も大きい面が互いに対向するような向きで配置されている。また、第1筐体1CAと第2筐体1CBとは、第1筐体1CAと第2筐体1CBとが対向している面が実質的に平行な状態(向かい合った状態)で、該対向している面の長手方向に(図1中矢印方向)に移動可能な状態で、スライダ機構により連結されている。つまり、第1筐体1CAと第2筐体1CBとは、図1に示す位置と図2に示す位置との間を相対的に移動可能な構成である。
【0021】
また、第1筐体1CAには、第2筐体1CBと向かい合う面とは反対側の面に、表示部として、図1に示すメインディスプレイ2Mが設けられる。メインディスプレイ2Mは、所定の画像として、携帯端末装置1が受信を待機している状態のときに待受画面を表示したり、携帯端末装置1の操作を補助するために用いられるメニュー画像を表示したりする。また、メインディスプレイ2Mは、第2筐体1CBと向かい合う面とは反対側の面に設けられているため、筐体1Cの姿勢によらず、常に露出した状態となる。また、図1に示すように、第1筐体1CAには、携帯端末装置1の通話時に音声を発するレシーバ6が設けられている。
【0022】
第2筐体1CBには、第1筐体1CAと向かい合う面に、通話相手の電話番号や、メール作成時等に文字を入力するための操作キー3が複数設けられ、また、メインディスプレイ2Mに表示されるメニューの選択及び決定や、画面のスクロール、発信、終話等を容易に実行するための方向及び決定キー4が設けられる。なお、操作キー3及び方向及び決定キー4は、携帯端末装置1の操作部28(図3参照)を構成する。また、操作キー3及び方向及び決定キー4は、第1筐体1CAと向かい合う面に設けられているため、筐体1Cが閉状態、つまり、図2に示す姿勢では、第1筐体1CAによって隠された状態となる。また、操作キー3及び方向及び決定キー4は、筐体1Cが開状態の場合は、図1に示すように、露出した状態となる。また、第2筐体1CBには、携帯端末装置1の通話時に音声を受け取るマイク5が設けられる。
【0023】
次に、携帯端末装置1の機能と制御部との関係を説明する。図3は、図1に示す携帯端末装置の機能の概略構成を示すブロック図である。図3に示すように携帯端末装置1は、主制御部22と、記憶部24と、通信部26と、操作部28と、音声処理部30と、表示部32と、表示制御部33と、開閉検出センサ36と、を有する。
【0024】
主制御部22は、携帯端末装置1の全体的な動作を統括的に制御する処理部、例えばCPU(Central Processing Unit)である。すなわち、携帯端末装置1の各種の処理が、操作部28の操作や携帯端末装置1の記憶部24に保存されるソフトウェアに応じて適切な手順で実行されるように、通信部26、表示部32等の動作を制御する。主制御部22は、記憶部24に保存されているプログラム(例えば、オペレーティングシステムプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、主制御部22は、待受状態で表示させる画像、つまり、待受画面の表示を制御するアプリケーションを実行する。ここで、待受画面とは、携帯端末装置1の起動処理が終了した後に表示される画面であり、かつ、起動しているアプリケーションを終了させた後、次のアプリケーションの起動を待っている間に表示される画面である。そして、ユーザは予め好みの画像や、時計等の状態表示を待受画面として設定している。
【0025】
記憶部24には、主制御部22での処理に利用されるアプリケーションプログラムやデータが保存されている。具体的には、アプリケーションプログラムとして、待受画面の表示を制御するアプリケーションプログラムや、インターネット通信を行うアプリケーションプログラムや、メールの送受信を行うアプリケーションプログラム、発信、着信、通話処理を行うアプリケーションプログラム等が保存されている。また、データとしては、画像データ、音声データ、文字変換のための辞書データ、アドレス帳データ等が記憶されている。また、記憶部24は、待受画面に表示させる画像情報、メモ情報が記憶されている。なおメモ情報については後ほど説明する。さらに、記憶部24は、データの保存、読み取りが可能な外部記憶装置と接続可能であり、主制御部22の制御に基づいて、データを外部記憶装置に記憶させることもできる。また、主制御部22は、外部記憶装置に記憶されているデータを読み出し、読み出したデータを主制御部22に送ることもできる。
【0026】
通信部26は、基地局によって割り当てられるチャネルを介し、基地局との間でCDMA方式などによる無線信号回線を確立し、基地局との間で電話通信及び情報通信を行う。また、通信部26は、テレビ放送を受信するアンテナや、GPS信号を受信するアンテナも備える。
【0027】
操作部28は、例えば、電源キー、通話キー、数字キー、文字キー、方向キー、決定キー、発呼キー(発信キー)など、各種の機能が割り当てられた操作キー3と、方向及び決定キー4とで構成され、これらのキーがユーザの操作により入力されると、その操作内容に対応する信号を発生させる。そして、発生した信号は、ユーザの指示として主制御部22へ入力される。
【0028】
音声処理部30は、マイク5に入力される音声信号やレシーバ6から出力される音声信号の処理を実行する。
【0029】
表示部32は、液晶ディスプレイ(LCD、Liquid Crystal Display)や、有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネルなどで構成された表示パネル(上述したメインディスプレイ2M等)を備え、主制御部22から表示制御部33を介して供給される映像データに応じた映像、画像データに応じた画像を表示パネルに表示させる。
【0030】
開閉検出センサ36は、筐体1Cが開状態であるか閉状態であるかを判定する。具体的には、開閉検出センサ36は、第2筐体1CBの操作キー3、方向及び決定キー4が配置されている面が露出している状態(つまり、図1に示す状態)を開状態と判定し、開閉検出センサ36は、第1筐体1CAと第2筐体1CBの互いに対向する面が完全に重なった状態(つまり、図2に示す状態)を閉状態と判定する。なお、開閉検出センサ36としては、筐体1Cの姿勢を検出する種々のセンサを用いることができる。例えば、少なくとも筐体1Cが閉状態の姿勢であるか否かを検出するセンサを用いることができる。開閉検出センサ36により、少なくとも閉状態であるかを検出し、閉状態であることを検出できない場合は、全て開状態であるとすることで、筐体1Cが開状態であるか閉状態であるかを判定することができる。
【0031】
次に、携帯端末装置1の動作、主制御部22による表示部32の画像表示処理について説明する。ここで、図4は、携帯端末装置の処理動作の一例を示すフロー図である。ここで、本実施形態の携帯端末装置1の主制御部22は、待受画面にユーザにより設定されたメモ情報を表示させる。このメモ情報としては、テキストメモ(文字情報)で構成されたメモ情報や、ショートカット機能が連動されたメモ情報等がある。また、メモ情報には、複数のアイコンから選択したアイコンを対応付けることもできる。なお、これらのメモ情報は、ユーザによる入力により表示させることができる。ここで、ショートカット機能とは、選択されると、階層、フォルダを飛び越えて、特定の対象(例えば、メニューの深い階層、URL(Uniform Resource Locator)、画像、アドレス帳の特定の人物の情報等)の処理に移動する機能である。ユーザは、ショートカット機能が対応付けられたメモ情報を選択すると、特定の対象に到達するまでに必要な階層、フォルダの移動操作を入力することなく、対応付けされた特定の対象に到達することができる。
【0032】
まず、携帯端末装置1の主制御部22は、ステップS12として、メモの折りたたみ表示設定を行う。具体的には、待受画面に表示させるメモ情報を、閉状態ではアイコンのみ表示させ、開状態ではアイコンと文字情報を表示させる設定とする。なお、この設定は、ユーザにより入力される操作に基づいて行われる。
【0033】
主制御部22は、ステップS12で表示設定をした後、ステップS14として、待受画面表示操作を検出する等、待受け画面を表示する際、ステップS16として、筐体が開状態であるかを判定する。ここで、待受画面表示操作とは、その操作を検出したら待受画面を表示させると設定されている操作であり、本実施形態では、筐体1Cを開閉させる動作である。また、主制御部22は、開閉検出センサ36の検出結果に基づいて筐体1Cが開状態であるか否かを判定する。
【0034】
主制御部22は、ステップS16で筐体1Cが開状態である(Yes)、つまり、操作キー3、方向及び決定キー4が露出している状態であると判定したら、ステップS18として、メモを展開して表示させて処理を終了する。
【0035】
主制御部22は、待受け画面上にメモ情報を複数表示させている状態で、方向キーの上下方向の操作を検出したら、その操作に応じて、メモ情報の選択操作を行う。つまり、主制御部22は、上下方向の操作に基づいて、選択するメモ情報を切り替える処理(選択カーソルの移動処理)を行う。また、主制御部22は、メモ情報を選択している状態で、決定の操作が入力されたら、そのメモ情報の詳細情報を表示させたり、対応付けられている機能を実行させたりする。例えば、ショートカット機能が対応付けられている場合は、特定の対象に移動する処理を行う。
【0036】
主制御部22は、決定されたメモ情報が、メニューの深い階層の機能を特定の対象として対応付けられたショートカット機能であれば、決定されると、メニューの深い階層の画面を表示させる。主制御部22は、決定されたメモ情報が、アドレス帳の中の連絡先を特定の対象として対応付けられたショートカット機能であれば、決定されると、連絡先の詳細な情報を表示させる。また、主制御部22は、決定されたメモ情報が、ブラウザのお気に入りやURLを特定の対象として対応付けられたショートカット機能であれば、決定されると、ブラウザを起動させ、対応付けられているURLのWebページにアクセスしてページの情報を取得、または、キャッシュから呼び出してペー所の情報を取得し、Webページを画面に表示させる。主制御部22は、決定されたメモ情報が、テキストデータ(単なるテキストメモ)であれば、決定されると、テキストデータの全文を表示させる。なお、メモ情報は決定される前は、テキストデータのうち、先頭の一定文字数(例えば、20文字)のみを表示させている。
【0037】
また、主制御部22は、表示部32にメモ情報を表示させている状態で、方向キーではなく、数字キーが操作された場合には、メモ情報の表示を消して、操作された数字キーに対応する数字を表示部32に表示させる。つまり、主制御部22は、メモ情報を表示させる画面から、入力された数値(数字)を表示させる画面に遷移する。さらに、主制御部22は、その後、数字キーが操作され、数値が入力された後、発呼キー(発信キー)が操作されると、入力された数値列(数例)を電話番号として、発呼する発呼処理を行う。
【0038】
また、主制御部22は、ステップS16で筐体1Cが開状態ではない(No)、つまり、筐体1Cが閉状態である。すなわち、操作キー3、方向及び決定キー4が第1筐体1CAによって覆われていると判定したら、ステップS20として、メモを折りたたみ表示させて処理を終了させる。
【0039】
以下、図5−1及び図5−2を用いてステップS18及びステップS20について説明する。ここで、また、図5−1及び図5−2は、それぞれ携帯端末装置の動作を説明するための説明図である。より具体的には、図5−1は、閉状態の携帯端末装置1に待受画面を表示させた例であり、図5−2は、開状態の携帯端末装置1に待受画面を表示させた例である。
【0040】
主制御部22は、ステップS20でメモを折りたたみ表示させる場合は、図5−1に示すように、メインディスプレイ2Mに、メモ情報のうち、アイコン50のみを表示させる。なお、メインディスプレイ2Mには、待受画面として設定されている画像も表示される。このため、メインディスプレイ2Mには、待受画像の上に、メモ情報を重ねた画像が表示される。
【0041】
次に、主制御部22は、ステップS18でメモを展開して表示させる場合は、図5−2に示すように、メインディスプレイ2Mにメモ情報のうち、アイコン50に加え、文字情報(テキスト情報)52も表示させる。
【0042】
以上のように、携帯端末装置1は、待受画面に表示させるメモ情報を筐体1Cの姿勢に応じて切り替える。具体的には、筐体1Cが閉状態の場合には、メモ情報のアイコン50のみを表示させ、筐体1Cが開状態の場合には、メモ情報のアイコン50と文字情報52を表示させる。このように、筐体1Cの姿勢に応じて、メモ情報の表示方法を切り替えることで、操作者が必要とする情報を表示させることができる。具体的には、ユーザは、待受画像や、時間の情報等、メモ情報以外の画面の内容を確認したい場合は、閉状態で待受画面を表示させ、メモ情報の内容を確認したい場合は、開状態で待受画面を表示させる。これにより、開閉を切り替えるのみで、必要な情報を閲覧することができる。
【0043】
また、閉状態の場合でも、メモ情報の一部(本実施形態ではアイコン50)を表示させることで、メモ情報があることを認識することができる。また、アイコンを表示させることで、メモ情報の種類を推定することができる。さらに、アイコンを表示させることで、どの位置にどの種類のメモ情報が登録されているかを判定することができるため、必要なメモ情報の検索をより簡単にすることができる。
【0044】
また、閉状態では、メモ情報の文字情報の少なくとも一部を表示させないようにすることで、背景画像となる待受画面を見やすくすることができる。これにより、ユーザの好みの画像や、時計などを表示する設定となっている待受画面を見やすくすることができる。
【0045】
また、開状態では、方向キーによるメモ情報の選択や、決定キー、数字キー等を用いた具体的なアクションのいずれも行うことができないため、メモの具体的な内容を表示させず、「何らかのメモ情報がある」という状態にとどめ、メモ情報の内容が必要となった際には、筐体を開くことで、その内容を把握することができる。つまり、開状態においては、ユーザの指定した好みの画像、あるいは時刻表示などの状態表示に対する表示上の干渉を回避しつつ、ユーザがメモ情報を欲する際には筐体を開くという直感的な操作のみで、すぐさまメモ情報の中身を見ることができるという、使い勝手を提供することができる。
【0046】
ここで、アイコンは、種々の種類から選択できるようにすることが好ましい。例えば、テキストメモの内容に対応するアイコン選択可能にすることで、アイコンのみの表示でもメモ情報の内容を推定することが可能となる。これにより、ナイフとフォークのマーク(アイコンの画像)であれば、食事に関するメモ情報、子供のマークであれば自分の子供に対する約束事、行事のメモ情報、電話のマークであれば電話をする用件のメモ情報であるという類推が可能となる。これにより、アイコン表示のみであっても、備忘録としての機能をより的確に発揮することができる。また、アイコンとして、ショートカット機能が対応付けられているアプリケーションを示すアイコンを選択できるようにしてもよい。
【0047】
また、いずれの実施形態においても、待受画面上では、メモ情報の文字情報は、メモ情報のテキストデータのうち、先頭の20文字程度を表示させる。また、文字情報に表示させる文字数を超えるテキストデータは、メモ情報が選択され、決定され、詳細な情報を表示させるモードなることで、表示される。なお、メモ情報が選択され、かつ決定される前の状態では、一部のテキストデータを追加で(つまり、先頭から30文字程度で)表示させるようにしてもよい。
【0048】
なお、上記実施形態では、待受画面の表示操作を筐体1Cのスライド動作としたが、本発明はこれに限定されない。待受画面の表示操作、つまり、画像を表示させるトリガーとなる操作は、種々の操作を設定することができる。例えば、電源ボタンの押下や、操作キー3、方向及び決定キー4のうちの所定のキーの押下等が例示される。
【0049】
ここで、上記実施形態では、メモ情報のアイコンを第1メモ情報とし、メモ情報のアイコンと文字情報を第2メモ情報とし、閉状態の場合は、第1メモ情報を表示させ、開状態の場合は、第2メモ情報を表示させるようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1メモ情報を文字情報のみのメモ情報とし、第2メモ情報を、文字情報のみのメモ情報と、ショートカット情報も含むメモ情報をとしてもよい。以下、図6−1及び図6−2を用いて説明する。ここで、図6−1及び図6−2は、それぞれ携帯端末装置の動作を説明するための説明図である。なお、図6−1及び図6−2に示す例は、メモ情報に登録されている情報の種類に基づいて第1メモ情報と第2メモ情報とを設定している。
【0050】
まず、携帯端末装置1は、図4のステップS16までは、ステップS12の処理を除き共通の処理を行う。携帯端末装置1は、筐体1Cが閉状態である場合(すなわち、ステップS16でNoと判定したらステップS20として)は、図6−1に示すように、メインディスプレイ2Mに、メモ情報のうち、文字情報(テキストデータ)が対応付けられたメモ情報のみを表示させる。具体的には、「午前9時待ち合わせ」と入力されたメモ情報60と、「会議開催は第1会議室」と入力されたメモ情報62の2つのメモ情報がメインディスプレイ2Mに表示される。
【0051】
次に、携帯端末装置1は、筐体1Cが開状態である場合(すなわち、ステップS16でNoと判定したらステップS18として)は、図6−2に示すように、メインディスプレイ2Mに、メモ情報のうち、文字情報(テキストデータ)が対応付けられたメモ情報と、ショートカットが対応付けられたメモ情報の画像を表示させる。具体的には、図6−1で表示させた2つのメモ情報60、62に加え、アラームアプリケーションへのショートカット機能を備えるメモ情報64がメインディスプレイ2Mに表示される。
【0052】
このように、図6−1及び図6−2に示す携帯端末装置1は、メモ情報のうち、ショートカットが対応付けられているメモ情報64を、第2メモ情報とし、筐体1Cが開状態の場合のみ表示させる。これにより、操作部による操作が入力されることで、機能を発揮するメモ情報は、操作部が露出していない状態では、表示されないようにすることができる。これにより、筐体の姿勢に応じて、有効性の高いメモ情報のみを表示させることができ、必要なメモ情報を選択しやすくすることができる。閉状態においては、いずれにせよ使用できないショットカットのメモ情報を表示させないことで、メモへの注目を集まりやすくすることができ、よりいっそう備忘録としての機能を際立たせることができる。
【0053】
なお、上記実施形態では、第1メモ情報にさらに所定のメモ情報を加えたメモ情報を第2メモ情報としたが、本発明はこれに限定されない。つまり、第2メモ情報に第1メモ情報を含まないようにしてもよい。例えば、第1メモ情報を、ショートカット情報を含まないメモ情報とし、第2メモ情報を、ショートカット情報を含むメモ情報としてもよい。
【0054】
また、逆に必要に応じて、上記実施形態では、筐体1Cが閉状態の場合は第1メモ情報のみを表示させ、筐体1Cが開状態の場合は第1メモ情報と第2メモ情報の両方を表示させるようにしてもよい。このように、第1メモ情報と第2メモ情報との表示を切り替えることでも、有効性の高いメモ情報を表示させることができる。
【0055】
また、メモ情報を第1メモ情報と第2メモ情報とに分類する方法としては、種々の方法を用いることができる。例えば、ステップS12のかわりに、ユーザが操作部28を操作して各メモ情報を分類してもよい。また、ユーザが分類する条件を設定し、主制御部22が設定された条件に基づいてメモ情報を第1メモ情報と第2メモ情報とに分類してもよい。また、図5に示すように、同じメモ情報を表示させる場合でも表示方法を切り替えるようにしてもよい。この場合は、第1メモ情報、第2メモ情報として、表示方法の情報が入力される。
【0056】
ここで、上記実施形態では、携帯端末装置1の筐体1Cを開状態としたときに操作部28が露出する、つまり、筐体1Cが閉状態では操作部が筐体1Cによって隠れる構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、筐体が閉状態でも操作部の一部が露出した構成としてもよい。以下、図7−1及び図7−2を用いて説明する。ここで、図7−1は、携帯端末装置の他の実施形態の概略構成を示す正面図であり、図7−2は、図7−1に示す携帯端末装置の他の状態を示す正面図である。
【0057】
図7−1及び図7−2に示す携帯端末装置80は、操作部の配置位置を除いて他の構成は、図1及び図2に示す携帯端末装置1と同様である。そこで、携帯端末装置80のうち、携帯端末装置1と同様の構成要素には、同様の符号を付してその説明は省略し、以下、携帯端末装置80に特有の点について重点的に説明する。なお、図7−1及び図7−2に示すように、携帯端末装置80も、筐体80Cが第1筐体80CAと第2筐体80CBとで構成されたスライドタイプの携帯端末装置である。
【0058】
また、第1筐体80CAには、第2筐体80CBと向かい合う面とは反対側の面に、表示部として、図1に示すメインディスプレイ2Mと、方向及び決定キー4a等の第1キー群と、レシーバ6とが設けられている。また、第2筐体80CBには、第1筐体80CAと向かい合う面に、数字キーを含む操作キー3等の第2キー群とマイク5とが設けられる。なお、携帯端末装置80の操作部82は、操作キー3と方向及び決定キー4aとを有する。なお、第1キー群には、ソフトキーやメールキーや発呼キー等もある。
【0059】
このように携帯端末装置80は、第1キー群が第1筐体80CAの常に露出している面に配置されており、筐体80Cが閉状態であっても露出される。また、第2キー群は、開状態では露出され、閉状態では筐体80Cによって隠されている。
【0060】
この携帯端末装置80には、第1キー群によって操作可能なアプリケーションが対応付けられたメモ情報が、閉状態で表示される第1メモ情報として設定されている。なお、第1キー群によって操作可能なアプリケーションが対応付けられたメモ情報には、文字情報のみが対応付けられたメモ情報、つまり、メモ情報として文字情報が対応付けられ、ショートカット情報が対応付けられていないメモ情報も含まれる。また、携帯端末装置80には、第1メモ情報に加え、第1キー群のみでは操作ができず第2キー群による操作が必要なアプリケーションが対応付けられたメモ情報、つまり、全てのメモ情報が、開状態で表示される第2メモ情報として設定されている。
【0061】
以下、図7−1、図7−2及び図8を用いて、携帯端末装置80の動作について説明する。ここで、図8は、携帯端末装置の処理動作の一例を示すフロー図である。まず、携帯端末装置80には、事前にメモ情報の表示設定が入力されている。つまり、第1メモ情報と第2メモ情報との分類条件、及び表示設定が入力されている。また、待受画面は表示されていない状態とする。
【0062】
この状態の携帯端末装置80(の主制御部)は、ステップS30として待受画面表示操作等、待受け画面を表示する指示、設定を検出したかを判定する。ここで、待受画面表示操作としては、筐体80Cの開閉動作や、第1キー群の終話キーや決定キーの押下等がある。携帯端末装置80は、ステップS30で待受画面表示操作が検出されていない(No)と判定したら、ステップS30に進む。つまり、携帯端末装置80は、待受画面表示操作の入力が検出されるまで、ステップS30の処理を繰り返す。
【0063】
次に、携帯端末装置80は、ステップS30で表示操作を検出した(Yes)と判定したら、ステップS32として筐体は開状態であるかを判定する。つまり、携帯端末装置80は、開閉検出センサを用いて筐体80Cが開状態であるか閉状態であるかを判定する。携帯端末装置80は、ステップS32で、筐体は開状態である(Yes)と判定したら、ステップS34として全メモ情報を表示させる。つまり、第2メモ情報として設定されているメモ情報を表示部のメインディスプレイ2Mに表示させる。その後、携帯端末装置80は、処理を終了する。
【0064】
また、主制御部22は、待受け画面上に全メモ情報、つまり、メモ情報を複数表示させている状態で、方向キーの上下方向の操作を検出したら、その操作に応じて、メモ情報の選択操作を行う。さらに、主制御部22は、複数のメモ情報から1つのメモ情報を選択し、決定する操作が入力されたら、そのメモ情報の種類に応じて上述した各種処理を行う。
【0065】
次に携帯端末装置80は、ステップS32で、筐体80Cは開状態ではない(No)つまり、閉状態であると判定したら、ステップS36として、操作可能なメモ情報を表示させる。つまり、第1メモ情報として設定されている、筐体80Cが閉状態でも露出している方向及び決定キー4により操作できるメモ情報が表示部のメインディスプレイ2Mに表示される。その後、携帯端末装置80は、処理を終了する。
【0066】
これにより、携帯端末装置80は、筐体80Cが閉状態の場合は、図7−1に示すように、方向及び決定キー4により操作できるメモ情報が表示される。具体的には、「午前9時待ち合わせ」と入力されたメモ情報90と、「発信履歴」と入力され、発信履歴の表示画面に移行するショートカット情報を対応付けられたメモ情報92の2つのメモ情報がメインディスプレイ2Mに表示される。なお、発信履歴の表示画面は、第1キー群の上下方向キーを使用することで画面をスクロールさせることができ、第1キー群の発信キーで選択した対象に対して発信を行うことができる。つまり、第1キー群により操作が可能なメモ情報となる。
【0067】
次に、携帯端末装置80は、筐体80Cが開状態である場合は、図7−2に示すように、メインディスプレイ2Mにすべてのメモ情報を表示させる。具体的には、図7−1で表示させた2つのメモ情報90、92に加え、電卓アプリケーションへのショートカット機能を備えるメモ情報94がメインディスプレイ2Mに表示される。なお、電卓アプリケーションは、数字が割り当てられている第2キー群の押下により数値が入力されることで計算が可能となるアプリケーションである。
【0068】
このように、一部の操作部が常に露出している携帯端末装置80も、筐体80Cの開閉状態に基づいて、使用できるメモ情報のみを表示させることで、より有効なメモ情報を選択して表示させることができる。つまり、実際に操作できないメモ情報は表示させないようにすることで、携帯端末装置80の状態に応じて適切なメモ情報を抽出して表示させることができる。これにより、操作性を高くすることができる。
【0069】
ここで、上記実施形態では、開閉状態によって、メモ情報を表示させるか非表示とするかを切り替えたが、本発明はこれに限定されない。例えば、表示の色を切り替えるようにしてもよい。例えば、操作キーのみで操作できるアプリケーションが対応付けられたメモ情報を、第1メモ情報として表示させる場合は、他のメモ情報よりも暗く表示させてもよい。これにより、使用可能なメモ情報のみに注目を集めることができ、ユーザが目的のメモ情報を効率よく発見することができる。
【0070】
また、上記実施形態では、開閉状態によってメモ情報の表示を切り替えるようにしたが、さらに、入力された待受画面表示操作に基づいて表示させるメモ情報を切り替えるようにしてもよい。例えば、同じ閉状態の場合でも、画面表示操作として、方向及び決定キーが押下された場合と、筐体がスライドされた場合とで表示させるメモ情報を異なるメモ情報および/または異なる表示方法で表示させるようにしてもよい。
【0071】
また、上記実施形態では、携帯端末装置80を方向及び決定キー4aが常に露出する構成としたが、常に露出する操作部は、これに限定されない。例えば筐体の側面に設けられるサイドキーを常に露出される操作部としてもよい。この場合、サイドキーにより、操作可能なアプリケーションは基本的にないため、実質的に、携帯端末装置1と同様の制御を行うことになる。なお、この場合は、サイドキーの押下を待受画面表示操作とすることができるため、閉状態を維持したまま、筐体をスライドさせずに待受画面を表示させることができる。
【0072】
さらに、上記実施形態では、携帯端末装置の筐体をスライドタイプとしたが、本発明はこれに限定されない。筐体は、開閉状態に関わらず露出した状態となる表示部を備えていればよく、例えば、2つの筐体の対面する面に直交する軸を中心に回転するいわゆるターンタイプの携帯端末装置にも用いることができる。また、折りたたみ形状で、さらに、表示部の長手方向を回転軸として、表示部が設定されている側の筐体を回転させることができる、いわゆる回転2軸ヒンジタイプの携帯端末装置にも用いることができる。回転2軸ヒンジタイプの携帯端末装置は、表示部の長手方向を回転軸として回転させることで、表示部が他方の筐体と対面するか、対面しないかを切り替えることができる。このため、閉状態でも、表示部を露出した状態(筐体により隠されていない状態)とすることができる。
【0073】
ここで、本発明は上記実施形態には限定されない。例えば、上記実施形態を組み合わせても良い。一例としては、筐体が閉状態の場合は、操作可能なメモ情報を折りたたんで(アイコンのみを)表示させ、筐体が開状態の場合は、全てのメモ情報を展開して(つまりアイコンと文字情報を)表示させるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0074】
以上のように、本発明にかかる携帯端末装置は、筐体を閉状態としても表示部が露出した状態となる携帯端末装置に用いることに有用である。
【符号の説明】
【0075】
1、80 携帯端末装置
1C、80C 筐体
1CA、80CA 第1筐体
1CB、80CB 第2筐体
2M メインディスプレイ
3 操作キー
4、4a 方向及び決定キー
5 マイク
6 レシーバ
22 主制御部(CPU)
24 記憶部(メモリ)
26 通信部
28 操作部
30 音声処理部
32 表示部
33 表示制御部
36 開閉検出センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
開閉可能な筐体と、
前記筐体が開状態と閉状態とのいずれの状態でも露出され、自装置の有する機能の起動あるいは通信の発生を待ち受ける待受画面を表示させる表示部と、
前記待受画面上に表示させる第1メモ情報と、前記第1メモ情報とは異なる第2メモ情報とが記憶される記憶部と、
前記閉状態で待受画面を表示させる第1状態では、前記第1メモ情報を表示させ、前記開状態で待受画面を表示させる第2状態では、前記第2メモ情報を表示させる制御部と、を有することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
前記記憶部は、前記第1メモ情報として、アイコンのみを記憶し、
前記第2メモ情報として、前記アイコンと、当該アイコンに対応するテキスト情報あるいはショートカット機能の説明文を記憶していることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記記憶部は、前記第1メモ情報としてテキストデータを記憶しており、前記第2メモ情報として、ショートカットデータを含むデータを記憶していることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第2状態では、前記第1メモ情報は表示させないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記第2状態では、前記第1メモ情報も表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
【請求項6】
前記筐体を閉状態としたときに前記筐体によって隠れる位置に配置された操作部をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
【請求項7】
前記筐体を閉状態としても隠れない位置に配される第1操作部と、前記閉状態とすると隠れる位置に配される第2操作部と、をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
【請求項8】
前記第1メモ情報は、前記第1操作部により第2操作部を用いずとも実行可能な機能あるいは情報が対応付けられ、
前記第2メモ情報は、実行に前記第2操作部による操作を要する機能あるいは情報が対応付けられていることを特徴とする請求項7に記載の携帯端末装置。
【請求項9】
前記筐体は、第1筐体と、面積が最も大きい面が前記第1筐体と対面して配置された第2筐体とで構成され、前記第1筐体と前記第2筐体とを、対面している面が平行に維持されつつ相対的に移動されることで、閉状態と開状態とが切り替えられることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
【請求項10】
発呼キーと、方向キーと、前記筐体を閉状態とした時に少なくとも隠れる位置に配される数字キーと、通信部と、をさらに備え、
前記表示部に前記待受画面と前記第1メモ情報とを表示した状態において、
前記方向キーが操作された場合には、前記第1メモ情報が選択され、
前記数字キーが操作された場合には、前記メモ情報に関わらず操作されたキーに対応する数字を前記表示部に表示する画面に遷移し、その後前記発呼キーが操作されると入力された数列を電話番号として前記通信部により発呼処理を行うことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の携帯端末装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5−1】
image rotate

【図5−2】
image rotate

【図6−1】
image rotate

【図6−2】
image rotate

【図7−1】
image rotate

【図7−2】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2011−155529(P2011−155529A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−16075(P2010−16075)
【出願日】平成22年1月27日(2010.1.27)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】