説明

携帯端末

【課題】簡単なタッチパネル操作で意図しない機能の実行を防ぐ。
【解決手段】接触を感知するタッチパネル101と、前記タッチパネル101と一体に設けられ、機能が関連づけられたオブジェクトを表示する表示部103と、前記表示部103の表示を制御する表示制御部107と、前記オブジェクトに関連づけられた機能を実行する実行部と、を備え、前記タッチパネル101が、前記オブジェクトの指の接触を感知している間に、前記オブジェクト以外の表示部103の一部への、前記指とは異なる他の指の接触及びリリースを感知すると、前記実行部は、前記オブジェクトに対応する機能を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチパネルを備える携帯端末に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、操作機能釦と操作子釦とを定義し、これらの両方の釦を同時に押下されるのを検知したら、機能識別情報を含んだ操作子の座標データを出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第4540787号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
携帯端末では、タッチパネル上の釦を指先で選択してリリースすることで、この釦に対応する機能を決定することができる。しかし、タッチパネル上の釦が小さく、所望の釦を指先で選択できない場合がある。さらには、タッチパネル上の釦が狭い範囲で互いに隣接していると、所望の釦とは異なる他の釦を指先で誤って選択する場合がある。これらの結果、所望の機能とは異なる機能に対応する釦を指先で選択、決定される。特に、特許文献1では、操作機能釦と操作子釦とを同時に押下する必要がある。そのため、タッチパネル上の操作機能釦又は操作子釦が小さい場合、このような押下操作は誤操作を招く要因となる。
【0005】
本発明の目的は、簡単なタッチパネル操作でユーザの意図しない機能の実行を防ぐことができる、携帯端末を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、接触を感知するタッチパネルと、前記タッチパネルと一体に設けられ、機能が関連づけられたオブジェクトを表示する表示部と、前記表示部の表示を制御する表示制御部と、前記オブジェクトに関連づけられた機能を実行する実行部と、を備え、前記タッチパネルが、前記オブジェクトの指の接触を感知している間に、前記オブジェクト以外の表示部の一部への、前記指とは異なる他の指の接触及びリリースを感知すると、前記実行部は、前記オブジェクトに対応する機能を実行する、携帯端末を提供する。
【0007】
上記携帯端末は、更に、前記表示部で前記オブジェクトを選択可能な操作子を制御する操作子表示制御部を備え、前記タッチパネルが、前記操作子を介した前記オブジェクトの指の接触を感知している間に、前記オブジェクト以外の表示部の一部への、前記指とは異なる他の指の接触及びリリースを感知すると、前記実行部は、前記オブジェクトに対応する機能を実行する。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る携帯端末によれば、簡単なタッチパネル操作でユーザの意図しない機能の実行を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施の形態1に係る表示制御装置100のタッチパネル操作例
【図2】表示制御装置100のブロック図
【図3】(a)実施の形態1の「指非接触」フロー図、(b)実施の形態1の「無効領域接触」フロー図
【図4】(a)実施の形態1の「機能釦選択中表示」フロー図、(b)実施の形態1の「コンテンツ読出し」フロー図
【図5】実施の形態2に係る表示制御装置300のタッチパネル操作例(1)
【図6】実施の形態2に係る表示制御装置300のタッチパネル操作例(2)
【図7】表示制御装置300のブロック図
【図8】(a)実施の形態2の「指非接触」フロー図、(b)実施の形態2の「無効領域接触」フロー図
【図9】(a)、(b)は実施の形態2における「操作子コントロール」フロー図(1)、(2)
【図10】(a)実施の形態2の「機能釦選択中表示」フロー図、(b)実施の形態2の「コンテンツ読出し」フロー図
【図11】実施の形態3に係る携帯端末1の斜視図
【図12】携帯端末1の概略構成を示すブロック図
【図13】機能を決定するトリガとなる指の動きを示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0011】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る表示制御装置100のタッチパネル操作例である。説明のため、図1では表示制御装置100のタッチパネル101のみを示す。本実施の形態では、タッチパネル画面の一例として、ブラウザ画面を例にとって説明する。また、ユーザは、ブラウザ画面のテキストアンカー1のリンク先へタッチパネル101の画面を遷移させる。
【0012】
(画面1−1)では、タッチパネル101上の領域R1で示すテキストアンカー1はユーザの1つの指F1で選択されハイライトされる。この場合、ブラウザ画面は領域R1で示すテキストアンカー1のリンク先へは遷移せずに、現在の表示画面を維持している。
【0013】
(画面1−2)では、領域R1を指F1でタッチしている状態で、タッチパネル101上の領域R1以外の部分(例えば、領域R2、R3)を、領域R1に接触している指とは異なる他の1つの指F2でタッチ&リリースする。つまり、本実施の形態では、指F1とは異なる他の指F2でタッチ&リリースするタッチパネル操作が、先に指F1で接触した領域R1に対するブラウザ操作のトリガーになっている。
【0014】
(画面1−3)では、領域R1以外の部分(テキストアンカー2,3などを除く)を他の指F2でタッチ&リリース後に、タッチパネル101の画面は、テキストアンカー1のリンク先である領域R4へ遷移する。(画面1−3)は、(画面1−1)と同じ画面を維持している。そのため、ユーザは、当初の表示画面を維持しながら、ブラウザ画面をリンク先へ遷移させるといった所定の機能を実行することができる。
【0015】
このように、本実施の形態では、領域R1に接触している指F1とは異なる他の指F2で行うタッチパネル操作を、領域R1に対するブラウザ操作のトリガーにすると、たとえば、領域R1のテキストアンカー1のリンク先へ遷移しない、又は領域R1に隣接する他のテキストアンカー2、3のリンク先へ遷移するといったタッチパネルの誤操作を容易に防ぐことができる。
【0016】
また、本実施の形態では、一つの指(指F1)で選択したタッチパネル101上の機能を他の一つの指(指F2)によるタッチパネル操作で決定するといった、2本指(指F1、F2)でのタッチパネル操作であれば、誤ったタッチパネル操作で所望の機能とは異なる機能を決定しにくくなる。
【0017】
上記のような簡単なタッチパネル操作により、本実施の形態に係る表示制御装置100では、ユーザが所望するリンク先へ誤りなく、タッチパネル101上の画面(例えば、ブラウザ画面)を遷移させることができる。
【0018】
次に、図2を参照して、本実施の形態に係る表示制御装置100の構成について説明する。図2は、表示制御装置100のブロック図である。図2に示す表示制御装置100は、タッチパネル101と、表示部103と、座標入力処理部105と、機能釦表示制御部107と、記憶部111とを備える。
【0019】
CPU119は、表示制御装置100全体を制御する制御部として機能し、記憶部111に記憶されている処理プログラムやデータ等を実行する。
【0020】
タッチパネル101は、内蔵するセンサによって、タッチパネル101上の接触を感知し、その検出結果を座標入力処理部105に出力する。例えば、指F1の接触位置、指F2の接触位置及びリリース位置を、座標入力処理部105に出力する。
【0021】
なお、タッチパネル101は、容量性、抵抗性、赤外線、及び弾性表面波技術、並びにその他の近接センサアレイ、又は、タッチパネル101と接触点を決定するための複数のタッチセンシティビティ技術を用いて、タッチパネル101上の接触及び接触による任意の動き又はその動きの中断を検出することができる。
【0022】
ここで、タッチパネル101が検出する接触とは、たとえば、表示制御装置100を操作するユーザの指の接触のことである。
【0023】
表示部103は、タッチパネル101に一体的に備えられており、出力インタフェースとして、視覚的な出力をユーザに表示する。この視覚的な出力は、テキスト、グラフィック、ビデオ、及びこれらの任意の組合せを含むことができる。
【0024】
座標入力処理部105は、タッチパネル101の検出結果をX−Y平面上の座標に変換する。以下、ユーザ指の接触位置に対応する座標を“座標情報”という。例えば、タッチパネル101上の指F1の接触位置、指F2の接触位置及びリリース位置の座標情報(Xk,Yk)(k=1,2,…,n:nは自然数)を算出する。
【0025】
記憶部111は、CPU119で実行される処理プログラムやデータ等が予め記憶されている。記憶部111に記憶するプログラムやデータ等は、フロッピー(登録商標)ディスクや光(磁気)ディスク等の外部記録媒体から読み込むようにしても良いし、外部とのデータ送受用の通信回線(有線又は無線)を介して接続された他の機器から受信して、記憶するようにしても良い。
【0026】
また、記憶部111は、タッチパネル101に表示される各種コンテンツ、操作子や機能釦のオブジェクトなどを保持する。後述する、機能釦表示制御部107、各種コンテンツ、機能釦のオブジェクトなどを表示部103に出力する。
【0027】
機能釦表示制御部107は、座標入力処理部105から出力される座標情報及びタッチパネル101上に表示される機能釦の位置情報に基づき、タッチパネル101上に表示される機能釦の表示制御を行う。ここで、座標入力処理部105から出力される座標情報とは、例えば、タッチパネル101上の指の接触位置及びリリース位置の座標情報(Xk,Yk)を指す。
【0028】
機能釦表示制御部107は、タッチパネル101上で、ユーザの指(例えば、図1の指F1)が機能釦を選択中である場合には、その機能釦が選択中であるようにハイライトする。
【0029】
さらに、機能釦表示制御部107は、ユーザの指が機能釦を選択中に、機能釦に接触する指とは異なる他の指がタッチパネル101上でタッチ&リリースされた場合には、その機能釦に対応する機能を実行する。図1に示す例では、領域R1を指F1でタッチしている状態で、領域R1以外の部分(テキストアンカー2,3などを除く)を他の指F2でタッチ&リリース後、タッチパネル101の画面がテキストアンカー1のリンク先である領域R4へ遷移する。なお、機能釦表示制御部107が機能釦に対応する機能を実行する場合に、表示部103の表示変更以外に必要な処理はCPU119が行っても良いし、機能釦表示制御部107が行っても良い。
【0030】
次に、図3(a)〜図4(b)を参照して、本実施の形態に係る表示制御装置100の各フローについて説明する。図3(a)は、本実施の形態における「指非接触」フローであり、図3(b)は、本実施の形態における「無効領域接触」フローである。
【0031】
ステップST31で、機能釦表示制御部107は表示部103へコンテンツを表示する。そして、タッチパネル101が、ユーザの指の接触を感知しない場合、ステップST32へ遷移する。
【0032】
ステップST32で、タッチパネル101上でユーザの指の接触を待つ。そして、ステップST33へ遷移する。
【0033】
ステップST33で、タッチパネル101上でユーザの指の接触がある場合(Yesの場合)には、ステップST34へ遷移し、タッチパネル101上でユーザの指の接触がない場合(Noの場合)、ステップST32へ戻る。
【0034】
ステップST34では、ユーザの指が機能釦に接触している場合(Yesの場合)には、「機能釦選択中」フローに遷移し、ユーザの指が機能釦に接触していない場合(Noの場合)には、「無効領域接触」のフローに遷移する(図3(b)参照)。
【0035】
「無効領域接触」のフローにおいて、ステップST35では、ユーザの指がタッチパネル101上でリリースされたかどうかを検出する。リリースされた場合には、「指非接触」フローのST32へ遷移し、リリースされていない場合には、同ステップST35を繰り返す。つまり、タッチパネル101上で無効領域を解除するためのリリース操作があるまで「無効領域接触」のフローが繰り返される。
【0036】
図4(a)は、本実施の形態における「機能釦選択中表示」フローであり、図4(b)は、本実施の形態における「コンテンツ読出し」フローである。なお、図4(a)、(b)において、選択中の機能釦に対応する機能はコンテンツ読出しであるとする。コンテンツ読出しは選択中の機能釦に対応する機能の一例であり、選択中の機能釦に対応する機能はこの一例に限らない。
【0037】
図4(a)に示す「機能釦選択中表示」フローのステップST41では、タッチパネル101上で、ユーザの指が接触する機能釦を選択中である旨の表示を有効(ON)にする。
【0038】
ステップST42では、タッチパネル101上で機能釦に接触する指とは異なる他の指の接触があるか否かを判定する。そして、タッチパネル101上で他の指の接触がある場合(Yesの場合)には、コンテンツ読出しフローへ遷移し(図4(b)参照)、タッチパネル101上で他の指の接触がない場合(Noの場合)には、ステップST43へ遷移する。
【0039】
ステップST43では、機能釦に接触する指がタッチパネル101からリリースされたか否かを判定する。機能釦に接触する指がタッチパネル101からリリースされた場合(Yesの場合)には、ステップST44へ遷移し、機能釦に接触する指がタッチパネル101からリリースされない場合(Noの場合)には、ステップST42へ遷移する。
【0040】
ステップST44では、機能釦に接触する指がタッチパネル101からリリースされたので、選択中表示されていた機能釦の選択中表示を解除(OFF)にする。その後、「指非接触」フローのステップST32へ遷移する(図3(a)参照)。
【0041】
図4(b)に示す「コンテンツ読出し」フローのステップST45では、選択中表示されていた機能釦の選択中表示を解除(OFF)してステップST46へ遷移する。そして、ステップST46では、選択中表示されていた機能釦に対応する機能であるコンテンツ読出しを実行する。その後、「指非接触」フローへ遷移する。
【0042】
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2に係る表示制御装置300のタッチパネル操作例(1)である。説明のため、図5では表示制御装置300のタッチパネル101のみを示す。本実施の形態では、タッチパネル画面の一例として、ブラウザ画面を例にとって説明する。また、ユーザは、ブラウザ画面のテキストアンカー部分のリンク先へタッチパネル101の画面を遷移させたいものとする。
【0043】
(画面5−1)では、タッチパネル101上の領域R5で示すテキストアンカー5は、ユーザの1つの指F3でタッチしたポインタP(操作子)で選択され、ハイライトされる。この場合、ブラウザ画面は領域R5で示すテキストアンカー5のリンク先へは遷移せずに、現在の表示画面を維持している。なお、ポインタPを選択しない場合には、ユーザの1つの指F3でタッチパネル操作することも可能である。
【0044】
(画面5−2)では、領域R5が指F3でタッチしたポインタPで選択されている状態で、タッチパネル101上の領域R5、R6、R7で示すテキストアンカー5、6、7以外を、1つの指F3とは異なる他の1つの指F4でタッチ&リリースする。つまり、本実施の形態では、この領域R5にポインタPを介して接触している1つの指F3とは異なる他の1つの指F4でタッチ&リリースするタッチパネル操作が、先にポインタPを介して指F3で接触した領域R5に対するブラウザ操作のトリガーになっている。
【0045】
(画面5−3)では、タッチパネル101上の領域R5、R6、R7で示すテキストアンカー5、6、7以外を、1つの指F3とは異なる他の1つの指F4でタッチ&リリース後に、タッチパネル101の画面は、テキストアンカー5のリンク先(領域R8)へ遷移する。
【0046】
このように、本実施の形態では、ブラウザ操作したい領域R5を選択する操作子をユーザの1つの指F3でタッチしたポインタP(操作子)にしている。そのため、領域R5が小さくてもポインタP(操作子)によって容易に選択することができる。つまり、ユーザは、機能を実行したいタッチパネル101上の領域R5が小さくてもポインタP(操作子)によって誤りなく選択することができる。
【0047】
また、本実施の形態では、領域R5にポインタPを介して接触している指F3とは異なる他の指F4で行うタッチパネル操作を、領域R5に対するブラウザ操作のトリガーにすると、たとえば、領域R5(テキストアンカー5)のリンク先へ遷移しない、又は領域R5に隣接する他のテキストアンカー部分(例えば、領域R6、R7)のリンク先へ遷移するといったタッチパネルの誤操作を容易に防ぐことができる。特に、本実施の形態に係る表示制御装置300を、携帯電話機などの小型の電子機器に適用した場合、領域R5のテキストアンカー部分がタッチパネル101の大きさに合わせて表示変更できない場合であっても、ポインタPにより小さい領域R5のテキストアンカー部分を選択することができる。
【0048】
また、本実施の形態では、一つの指(指F3)で操作するポインタPで選択したタッチパネル101上の機能を他の一つの指(指F4)によるタッチパネル操作で決定するといった、2本指(指F3、F4)でのタッチパネル操作であれば、誤ったタッチパネル操作で所望の機能とは異なる機能を決定しにくくなる。
【0049】
上記のような簡単なタッチパネル操作により、本実施の形態に係る表示制御装置300では、ユーザが所望するリンク先へ誤りなく、タッチパネル101上の画面(例えば、ブラウザ画面)を遷移させることができる。
【0050】
図6は、実施の形態2に係る表示制御装置300のタッチパネル操作例(2)である。説明のため、図6では表示制御装置300のタッチパネル101のみを示す。本実施の形態では、タッチパネル画面の一例として、ブラウザ画面を例にとって説明する。また、ユーザは、ブラウザ画面のテキストアンカー部分のリンク先へタッチパネル101の画面を遷移させたいものとする。
【0051】
(画面6−1)では、タッチパネル101上の領域R5で示すテキストアンカー5は、ユーザの1つの指F3で選択されハイライトされる。この場合、ブラウザ画面は領域R5で示すテキストアンカー5のリンク先へは遷移せずに、現在の表示画面を維持している。
【0052】
(画面6−2)では、領域R5が指F3で選択されている状態で、指F3をタッチしたまま上方向へ移動させると画面も指F3の移動に追従して移動し、一部が表示されず隠れていた領域R7全てが見えるようになる。つまり、本実施の形態では、この領域R5に接触している指F3を移動させるタッチパネル操作が、指F3で接触した領域R5に対するブラウザ操作ではなく、ブラウザ画面全体を移動するトリガーになっている。
【0053】
(画面6−3)では、タッチパネル101から指F3を一旦離し、領域R7をタッチすることで、領域R7で示すテキストアンカー7が指F3で選択されハイライトされる。この場合、ブラウザ画面は領域R7で示すテキストアンカー7のリンク先へは遷移せずに、現在の表示画面を維持している。
【0054】
このように、本実施の形態では、一つの指(指F3)でポインタPを介して選択する、あるいはポインタPを介せず直接選択したタッチパネル101上の機能を他の一つの指(指F4)によるタッチパネル操作で決定するといった、2本指(指F3、F4)でのタッチパネル操作であれば、一つの指での移動操作では、どの場所をタッチしても即座に画面移動(スクロール)させることができる。
【0055】
次に、図7を参照して、実施の形態2に係る表示制御装置300の構成について説明する。図7は、本実施の形態に係る表示制御装置300のブロック図である。図7に示す表示制御装置300が、図2に示す表示制御装置100と異なる点は、操作子表示制御部309を備える点であり、それ以外の構成については同じである。
【0056】
CPU119は、表示制御装置300全体を制御する制御部として機能し、記憶部111に記憶されている処理プログラムやデータ等を実行する。
【0057】
タッチパネル101は、内蔵するセンサによって、タッチパネル101上の接触を感知し、その検出結果を座標入力処理部105に出力する。例えば、指F3の接触位置、指F4の接触位置及びリリース位置を、座標入力処理部105に出力する。
【0058】
なお、タッチパネル101は、容量性、抵抗性、赤外線、及び弾性表面波技術、並びにその他の近接センサアレイ、又は、タッチパネル101と接触点を決定するための複数のタッチセンシティビティ技術を用いて、タッチパネル101上の接触及び接触による任意の動き又はその動きの中断を検出することができる。
【0059】
表示部103は、タッチパネル101に一体的に備えられており、出力インタフェースとして、視覚的な出力をユーザに表示する。この視覚的な出力は、テキスト、グラフィック、ビデオ、及びこれらの任意の組合せを含むことができる。
【0060】
操作子表示制御部309は、座標入力処理部105から出力される座標情報及びタッチパネル101上に表示される操作子(図5では、ポインタP)の座標情報に基づき、タッチパネル101上の操作子(図5では、ポインタP)の表示制御を行う。図5に示す例では、ユーザが指F3でブラウザ画面の左上に表示されているポインタPに接触すると、ポインタPをタッチパネル101上で領域R5(テキストアンカー5)まで移動させることができる。
【0061】
機能釦表示制御部107は、座標入力処理部105から出力される座標情報及びタッチパネル101上に表示される機能釦の位置情報に基づき、タッチパネル101上に表示される機能釦の表示制御を行う。ここで、座標入力処理部105から出力される座標情報とは、例えば、タッチパネル101上の指F3、4の接触位置及びリリース位置の座標情報(Xk,Yk)を指す。
【0062】
機能釦表示制御部107は、例えば、タッチパネル101上で操作子(図5では、ポインタP)が機能釦(領域R5テキストアンカー5)を選択中である場合には、その機能釦が選択中であるようにハイライトする。
【0063】
さらに、機能釦表示制御部107は、指F3で操作子(図5では、ポインタP)を介して機能釦を選択中に、指F3とは異なる他の指F4がタッチパネル101上でタッチ&リリースされた場合には、その機能釦に対応する機能を実行する。図5に示す例では、領域R5をポインタPを介して指F3でタッチしている状態で、領域R5以外の部分を他の指F4でタッチ&リリース後、タッチパネル101の画面がテキストアンカー5のリンク先である領域R8へ遷移する。なお、機能釦表示制御部107が機能釦に対応する機能を実行する場合に、表示部103の表示変更以外に必要な処理はCPU119が行っても良いし、機能釦表示制御部107が行っても良い。
【0064】
次に、図8(a)〜図10(b)を参照して、本実施の形態に係る表示制御装置300の各フローについて説明する。図8(a)は、本実施の形態における「指非接触」フローであり、図8(b)は、本実施の形態における「コンテンツスクロール」フローである。
【0065】
ステップST71で、機能釦表示制御部107は表示部103へコンテンツ(機能釦)表示し、操作子表示制御部309は、表示部103へ操作子(図5、6では、ポインタP)を表示する。そして、タッチパネル101がユーザの指の接触を感知しない場合、ステップST72へ遷移する。
【0066】
ステップST72で、タッチパネル101上でユーザの指の接触を待つ。そして、ステップST73へ遷移する。
【0067】
ステップST73で、タッチパネル101上でユーザの指の接触がある場合(Yesの場合)には、ステップST74へ遷移し、タッチパネル101上でユーザの指の接触がない場合(Noの場合)、ステップST72へ戻る。
【0068】
ステップST74で、ユーザの指が操作子(例えば、ポインタP)に接触している場合(Yesの場合)には、「操作子コントロール」フローに遷移し、ユーザの指が操作子に接触していない場合(Noの場合)には、ステップST75へ遷移する。
【0069】
ステップST75では、ユーザの指が機能釦に接触している場合(Yesの場合)には、「機能釦選択中」フローに遷移し、ユーザの指が機能釦に接触していない場合(Noの場合)には、「コンテンツスクロール」のフローに遷移する(図8(b)参照)。
【0070】
図8(b)に示す「コンテンツスクロール」のフローにおいて、ステップST76では、ユーザの指がタッチパネル101上でリリースされたかどうかを検出する。リリースされた場合には、「指非接触」フローのST72へ遷移し、リリースされていない場合には、ステップST77でユーザの指が移動したかどうかを確認し、移動していたらステップST78へ遷移し、ユーザ指の移動に追従してコンテンツを移動(画面の移動)させてからステップST76へ遷移し、移動していなかったらコンテンツはそのままでステップST76へ遷移する。つまり、タッチパネル101上で指のリリース操作があるまで、指の移動に追従させて画面を動かす「コンテンツスクロール」のフローが繰り返される。
【0071】
図9(a)、(b)は、本実施の形態における「操作子コントロール」フロー図(1)、(2)である。ステップST81では、ユーザの指が操作子(例えば、ポインタ)に接触している状態で、操作子に接触している指とは異なる他の指がタッチパネル101上に接触しているか否かを判定する。そして、他の指が接触している場合(Yesの場合)にはステップST86へ遷移し、他の指が接触していない場合(Noの場合)にはステップST82へ遷移する。
【0072】
ステップST82では、タッチパネル101上で操作子に接触していた指がリリースされた否かを判定する。タッチパネル101上で操作子に接触していた指がリリースされた場合(Yesの場合)には、ステップST85へ遷移し、タッチパネル101上で操作子に接触していた指がリリースされない場合(Noの場合)には、ステップST83へ遷移する。
【0073】
ステップST83では、タッチパネル101上で他の指が非接触の状態を保ちながら、操作子をタッチしている指が移動したか否かを判定する。タッチパネル101上で他の指が非接触の状態を保ちながら、操作子をタッチしている指が移動した場合(Yesの場合)には、ステップST84へ遷移し、タッチパネル101上で他の指が非接触の状態を保ちながら、操作子をタッチしている指が移動していない場合(Noの場合)には、ステップST81へ戻る。
【0074】
ステップST84では、操作子に接触している指の移動に伴い、タッチパネル101上で操作子が移動する。その後、ステップST87へ遷移する(図9(b)参照)。
【0075】
ステップST85では、操作子が機能釦の表示範囲内へ移動して機能釦の選択中表示が有効(ON)となっていた場合、選択中表示を解除(OFF)する。その後、ステップST72へ遷移する(図8(a)参照)。
【0076】
ステップST86では、タッチパネル101上で操作子が機能釦内にあるか否かを判定する。操作子が機能釦内にある場合(Yesの場合)にはコンテンツ切替のために、「コンテンツ読出し」フロー(図10(b)参照)へ遷移し、操作子が機能釦内にない場合(Noの場合)には、ステップST81へ遷移する。
【0077】

ステップST87〜ST89では、操作子を移動させたとき、操作子の移動後の位置に適合した機能釦の表示処理を行うためのステップである。
【0078】
ステップST87では、操作子の移動が、機能釦の表示範囲外から表示範囲内に移動したか否かを判定する。操作子が移動して機能釦の表示範囲外から表示範囲内に移動した場合(Yesの場合)には、ステップST88−2へ遷移し、その他の場合(Noの場合)には、ステップST88−1へ遷移する。
【0079】
ステップST88−1では、操作子の移動が、機能釦の表示範囲内から表示範囲外に移動したか否かを判定する。操作子が移動して機能釦の表示範囲内から表示範囲外に移動した場合(Yesの場合)には、ステップST89へ遷移し、操作子の移動が機能釦の表示範囲内のまま、または、表示範囲外のままの場合(Noの場合)には、ステップST81へ遷移する(図9(a)参照)。
【0080】
ステップST88−2では、操作子が移動して機能釦の表示範囲内に位置するので、機能釦の選択中表示を有効(ON)にする。その後、ステップST81へ遷移する(図9(a)参照)。
【0081】
ステップST89では、操作子が移動して機能釦の表示範囲外に位置するので、機能釦の選択中表示を解除(OFF)する。その後、ステップST81へ遷移する(図9(a)参照)。
【0082】
図10(a)は、本実施の形態における「機能釦選択中表示」フローであり、図10(b)は、本実施の形態における「コンテンツ読出し」フローである。なお、図10(a)、(b)において、選択中の機能釦に対応する機能はコンテンツ読出しであるとする。コンテンツ読出しは選択中の機能釦に対応する機能の一例であり、選択中の機能釦に対応する機能はこの一例に限らない。
【0083】
図10(a)に示す「機能釦選択中表示」フローのステップST91では、タッチパネル101上で、ユーザの指が接触する機能釦を選択中である旨の表示を有効(ON)にする。
【0084】
ステップST92では、タッチパネル101上で機能釦に接触する指とは異なる他の指の接触があるか否かを判定する。そして、タッチパネル101上で他の指の接触がある場合(Yesの場合)には、コンテンツ読出しフローへ遷移し(図10(b)参照)、タッチパネル101上で他の指の接触がない場合(Noの場合)には、ステップST93へ遷移する。
【0085】
ステップST93では、機能釦に接触していた指がリリースされたか否かを判定する。機能釦に接触していた指がリリースされた場合(Yesの場合)には、ステップST94へ遷移し、機能釦に接触していた指がリリースされない場合(Noの場合)には、ステップST95へ遷移する。
【0086】
ステップST94では、機能釦に接触していた指がリリースされたので、選択中表示されていた機能釦の選択中表示を解除(OFF)にする。その後、「指非接触」フローのステップST72へ遷移する(図8(a)参照)。
【0087】
ステップST95では、機能釦に接触していた指がタッチパネル101上を移動したかどうかを確認し、移動していたらステップST96へ遷移し、この指の移動に追従してコンテンツを移動(画面の移動)させてからステップST92へ遷移し、移動していなかったらコンテンツはそのままでステップST92へ遷移する。つまり、タッチパネル101上で別の指での接触があるまで、あるいは、機能釦に接触していた指のリリース操作があるまで、指の移動に追従させて画面を動かす「機能釦選択中表示」のフローが繰り返される。
【0088】
図10(b)に示す「コンテンツ読出し」フローのステップST97では、機能釦の選択中表示を解除(OFF)にし、ステップST98では選択中表示されていた機能釦に対応する機能であるコンテンツ読出しを実行する。その後、「指非接触」フローへ遷移する。
【0089】
(実施の形態3)
図11および図12を参照して本発明の実施の形態3として、実施の形態1に係る表示制御装置100を備える携帯端末1について説明する。
【0090】
図11は、携帯電話機などに用いられる携帯端末1の斜視図である。携帯端末1は、矩形の板状の筐体10で構成される。
【0091】
筐体10の外面には、表示部103が一体に設けられたタッチパネル101と、音声を出力するスピーカ33と、音声を集音するマイクロフォン34と、が設けられている。表示部103が一体に設けられたタッチパネル101は、表示制御装置100の一部を構成する。
【0092】
タッチパネル101、スピーカ33、およびマイクロフォン34は、外部に露出されており、ユーザはタッチパネル101の画面を視認しながら、携帯端末1を用いて通話を行うことができる。
【0093】
図12は、携帯端末1の概略構成を示すブロック図である。図12に示す携帯端末1は、主制御部30、電源回路部31、タッチパネル制御部32、音声制御部35、通信制御部36、記憶素子37、情報記録媒体38がバスによって相互に通信可能に接続されて構成されている。
【0094】
電源回路部31は、電力供給源(バッテリ等)を備え、タッチパネル101上に表示された操作キーを介した入力に基づいて、携帯端末1の電源のON/OFF状態を切り替え、電源がON状態の場合に電力供給源から各部に対して電力を供給して、携帯端末1を動作可能にする。
【0095】
タッチパネル制御部32は、タッチパネル101が物体の接触を検知すると、その接触があった位置座標を取得して主制御部30に伝送する。なお、本実施の形態では、タッチパネル制御部32に、表示制御装置100の機能が含まれる。
【0096】
また、タッチパネル制御部32は、タッチパネル101に接触していた物体が離れると、接触時に取得した位置座標を消去する。例えばユーザの指がタッチパネル101に接触したまま任意の方向へなぞると、タッチパネル制御部32は、指でなぞった始点から終点までの接触位置座標を取得し、主制御部30に伝送する。
【0097】
また、タッチパネル制御部32は、主制御部30の制御に基づいて、データ等をタッチパネル101に表示する。
【0098】
タッチパネル101での接触入力が行われた時、タッチパネル101にデータを表示する時、または通信が行われる時に、タッチパネル制御部32はタッチパネル101の照明を点灯させる。また、タッチパネル101からの入力が無く、通信も行われずに、所定時間を経過すると、タッチパネル制御部32はタッチパネル101の照明を消灯させ、タッチパネル101からの入力操作を無効にし、次に入力操作があるまで携帯端末1の機能をスリープさせる。
【0099】
音声制御部35は、主制御部30の制御に基づいて、マイクロフォン34で集音された音声からアナログ音声信号を生成し、このアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。また音声制御部35は、デジタル音声信号を取得すると、主制御部30の制御に基づいて、このデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカ33から音声として出力する。
【0100】
通信制御部36は、主制御部30の制御に基づいて、基地局からアンテナ36Aを介して受信した受信信号をスペクトラム逆拡散処理してデータを復元する。このデータは、主制御部30の指示により、音声制御部35に伝送されてスピーカ33から出力されたり、タッチパネル制御部32に伝送されてタッチパネル101に表示されたり、または記憶素子37に記録されたりする。
【0101】
また通信制御部36は、主制御部30の制御に基づいて、マイクロフォン34で集音された音声データや、タッチパネル101を介して入力されたデータや記憶素子37に記憶されたデータを取得すると、これらのデータに対してスペクトラム拡散処理を行い、基地局に対してアンテナ36Aを介して送信する。
【0102】
記憶素子37は、主制御部30や通信制御部36などのワーク領域となるもので、その機能はRAM(Random Access Memory)などにより実現できる。
【0103】
情報記録媒体38は、プログラムやデータなどを格納するものであり、その機能は、ハードディスク、或いはメモリ(ROM:Read Only Memory)などにより実現できる。情報記録媒体38は、本実施の形態の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム(各部の処理をコンピュータに実行させるためのプログラム)、複数のアプリケーション等が記憶される。
【0104】
主制御部30は、CPU(Central Processing Unit)を具備する。主制御部30は、携帯端末1の総括的な制御を行うとともに、その他の様々な演算処理や制御処理などを行う。主制御部30の機能は各種プロセッサ(CPU、DSP等)、ASIC(ゲートアレイ等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。主制御部30は、情報記録媒体38に格納されるプログラム(データ)に基づいて本実施の形態の種々の処理を行う。
【0105】
主制御部30が、情報記録媒体38に格納されている任意のアプリケーションを起動した際、主制御部30は、タッチパネル101への接触によりタッチパネル制御部32から伝送される、アプリケーションに対応するよう変換し、所定の処理操作を行うようアプリケーションを動作させる。
【0106】
実施の形態1に係る表示制御装置100を備える携帯端末1は、実施の形態1に係る表示制御装置100と同様の効果を有する。つまり、本実施の形態では、領域R1に接触している指F1とは異なる他の指F2で行うタッチパネル操作を、領域R1に対するブラウザ操作のトリガーにすると、たとえば、領域R1テキストアンカー部分のリンク先へ遷移しない、又は領域R1に隣接する他のテキストアンカー部分(例えば、領域2、3)のリンク先へ遷移するといったタッチパネルの誤操作しにくくなる。
【0107】
また、本実施の形態では、表示制御装置100を備える携帯端末1は、一つの指(指F1)で選択したタッチパネル101上の機能を他の一つの指(指F2)によるタッチパネル操作で決定するといった、2本指(指F1、F2)でのタッチパネル操作であれば、誤ったタッチパネル操作で所望の機能とは異なる機能を決定しにくくなる。
【0108】
上記のような簡単なタッチパネル操作により、表示制御装置100を備える携帯端末1では、ユーザが所望するリンク先へ誤りなく、タッチパネル101上の画面(例えば、ブラウザ画面)を遷移させることができる。
【0109】
なお、上記各実施の形態では、タッチパネル画面の一例として、ブラウザ画面を例にとって説明したがこれに限らない。ブラウザ機能に限らず、タッチパネル操作で実行できるあらゆる機能について、上記各実施の形態は適用可能である。
【0110】
なお、上記各実施の形態に係る表示制御装置は、携帯電話機などの小型の電子機器に適用可能である。
【0111】
なお、上記各実施の形態では、図13に示すように、「異なる指のタッチ&リリース」で行っている決定トリガを、単に、「異なる指の接触(タッチ)」で行っても良い。この場合には、先の指が接触している機能釦領域以外に異なる指が接触(タッチ)すると、先の指の接触位置に対応する機能を実施することができる。なお、「異なる指の接触(タッチ)」は先の指が接触している機能釦領域内でも構わない。
【産業上の利用可能性】
【0112】
本発明に係る携帯端末は、簡単なタッチパネル操作で意図しない機能の実行を防ぐことができる、といった効果を有し、携帯電話機等として有用である。
【符号の説明】
【0113】
1 携帯端末
30 主制御部
31 電源回路部
32 タッチパネル制御部
33 スピーカ
34 マイクロフォン
35 音声制御部
36 通信制御部
36A アンテナ
37 記憶素子
38 情報記録媒体
100、300 表示制御装置
101 タッチパネル
103 表示部
105 座標入力処理部
107 機能釦表示制御部
111 記憶部
119 CPU
309 操作子表示制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
接触を感知するタッチパネルと、
前記タッチパネルと一体に設けられ、機能が関連づけられたオブジェクトを表示する表示部と、
前記表示部の表示を制御する表示制御部と、
前記オブジェクトに関連づけられた機能を実行する実行部と、を備え、
前記タッチパネルが、
前記オブジェクトの指の接触を感知している間に、前記オブジェクト以外の表示部の一部への、前記指とは異なる他の指の接触及びリリースを感知すると、
前記実行部は、
前記オブジェクトに対応する機能を実行する、
携帯端末。
【請求項2】
更に、前記表示部で前記オブジェクトを選択可能な操作子を制御する操作子表示制御部を備え、
前記タッチパネルが、
前記操作子を介した前記オブジェクトの指の接触を感知している間に、前記オブジェクト以外の表示部の一部への、前記指とは異なる他の指の接触及びリリースを感知すると、
前記実行部は、
前記オブジェクトに対応する機能を実行する、
請求項1に記載の携帯端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2012−221219(P2012−221219A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−86324(P2011−86324)
【出願日】平成23年4月8日(2011.4.8)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】