携帯電話端末、電源制御方法、電源制御プログラム
【課題】 携帯電話端末の電源がOFFの状態となっていることを通知によって知ることができるため、電源OFFのまま使用者が気づかずに放置されることを効果的に防止する。
【解決手段】 携帯電話端末は、電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせる電源OFF通知タイマ54と、電源OFF通知タイマ54から時間間隔の経過が知らされた場合に、電源OFFであることを通知する通知装置30とを含む。
【解決手段】 携帯電話端末は、電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせる電源OFF通知タイマ54と、電源OFF通知タイマ54から時間間隔の経過が知らされた場合に、電源OFFであることを通知する通知装置30とを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話端末に関し、特に電源OFFにしたままの状態とすることを防止できるようにした携帯電話端末、電源制御方法、電源制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、携帯電話端末の利用に関し、携帯電話端末の発信する電波がペースメーカー、医療機器等に与える影響を考慮し、電車の優先席、病院等では携帯電話端末の電源をOFFとするよう規定されている場所がある。
【0003】
このような場所において携帯電話端末の電源をOFFにした際、使用者が該当の箇所から離れても電源をOFFにしたことを忘れ、電源をONにしないまま持ち歩き、電話の着信やメールの受信を受けられないことがある。
【0004】
このような状況に対し、使用者が設定した時刻に自動的に携帯電話端末の電源をONにする機能が提案されている。
【0005】
また、特許文献1には、携帯電話端末の無線部の電源をOFFにした場合に、タイマーに設定した時刻になると無線部の電源がOFFであることを報知し、電源OFFにしたことを忘れてしまうのを防止する技術が開示されている。
【特許文献1】特開2002−314679号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように、一般的な携帯電話端末では、電源をOFFにした場合に、電源OFF状態としたことを忘れて持ち歩いてしまい、重要な電話やメール等の連絡を逃す可能性がある。
【0007】
また、使用者が設定した時刻に自動的に携帯電話端末の電源をONにする機能を備えた携帯電話端末の場合、電源をONにする時刻を予め想定して設定する必要があり設定作業が煩雑であると共に、状況の変化で電源をONにする時刻が変わった場合でも一旦設定した時刻になると電源がONの状態のままになってしまうという問題がある。
【0008】
特許文献1に記載される、携帯電話端末の無線部の電源をOFFにした場合に、タイマーに設定した時刻になると無線部の電源がOFFであることを報知する方法では、電源がOFFであることの報知があった後、電源OFFの状態を継続したい場合に、繰り返し報知する時刻を設定する操作を行う必要があり設定作業が面倒であるという問題があった。
【0009】
(発明の目的)
本発明の目的は、携帯電話端末の電源がOFFの状態となっていることを通知によって知ることができるため、電源OFFのまま使用者が気づかずに放置されることを効果的に防止することができる携帯電話端末、電源制御方法、電源制御プログラムを提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、時刻の入力などの複雑な操作を必要とせず、電源OFFの通知後も簡単な操作で電源OFFの通知を継続することのできる携帯電話端末、電源制御方法、電源制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の携帯電話端末は、電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせるタイマ手段と、タイマ手段から時間間隔の経過が知らされた場合に、電源OFFであることを通知する通知手段とを含む。
【0012】
本発明の電源制御方法は、携帯電話端末の電源制御方法であって、電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせるタイマ手段に時間間隔を設定するステップと、タイマ手段から時間間隔の経過が知らされた場合に、通知手段によって電源OFFであることを通知するステップを有する。
【0013】
本発明の電源制御プログラムは、携帯電話端末上で動作する電源制御プログラムであって、携帯電話端末に、電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせるタイマ手段に時間間隔を設定する処理と、タイマ手段から時間間隔の経過が知らされた場合に、通知手段によって電源OFFであることを通知する処理を実行させる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、携帯電話端末が電源OFF状態であることを使用者に通知するため、電源OFFのまま使用者が気づかずに放置されることを効果的に防止することができる。
【0015】
また、時刻の入力などの複雑な操作を必要とせず、電源OFFの通知後も簡単な操作で電源OFFの通知を継続することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
【0018】
第1の実施の形態による携帯電話端末は、キーボード等の入力装置10と、液晶ディスプレイ装置等の表示装置20と、無線により音声またはデータの送受信を行う通信装置30と、スピーカ、バイブレータ等の通知装置40と、プログラム制御により動作するデータ処理装置50とを含む。
【0019】
データ処理装置50は、音声やデータの送受信の制御を行う通信制御部51と、通知装置40であるスピーカやバイブレータ等の駆動を制御する通知制御部52と、携帯電話端末の各部の電源を制御する電源制御部53と、設定された時間が経過したことを電源制御部53に伝える通知間隔設定手段として電源OFF通知タイマ54を有する。
【0020】
電源制御部53は、電源OFFの操作が行われた場合に、電源OFF状態であることを通知するかどうかを選択する選択画面を表示装置20に表示し、選択画面で電源OFF状態の通知が選択された場合に、電源OFFの通知を行う時間間隔を入力する時間入力画面を表示装置20に表示する機能を有する。
【0021】
また、電源制御部53は、時間入力画面から入力された時間間隔を電源OFF通知タイマ54に設定する機能を有する。
【0022】
電源制御部53は、選択画面で電源OFF状態の通知が選択されなかった場合、携帯電話端末の全回路の電源をOFFとして携帯電話端末の機能を完全に停止する。また、選択画面で電源OFF状態の通知が選択された場合、電源制御部53は、電源制御装部53と電源OFF通知タイマ54以外の少なくとも通信装置30を含む回路の電源をOFFとする。
【0023】
(第1の実施の形態の動作)
次に、図1〜図9を参照して本実施例の全体の動作について詳細に説明する。
【0024】
まず、携帯電話端末を電源OFFする際の動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
【0025】
使用者が携帯電話端末の電源OFFの操作を行った場合(ステップA101)、表示装置20の画面200に電源OFFの通知を行うかどうかを選択する選択画面201を表示し、入力装置10からの入力を促す(ステップA102)。使用者は、表示された選択画面201から電源OFF通知を行うかどうかを選択する。画面200に表示する選択画面201の一例を図3に示す。
【0026】
選択画面201で電源OFF通知を選択しなかった場合(ステップA103でNO)には、携帯電話端末の全ての回路の電源をOFFとし、携帯電話端末を完全に電源OFF状態とする(ステップA104)。
【0027】
選択画面201で電源OFF通知を行うことを選択した場合(ステップA103でYES)には、表示装置20の画面200に電源OFFの通知を行う時間(通知の時間間隔)を入力するための時間入力画面202を表示し、時間(通知の時間間隔)の入力を促す(ステップA105)。画面200に表示する時間入力画面202の一例を図4に示す。
【0028】
使用者が時間入力画面202から入力装置10を操作して電源OFFの通知を行う時間(通知の時間間隔)の入力を行うと(ステップA106)、入力された時間(通知の時間間隔)が電源OFF通知タイマ54にセットされる(ステップA107)。
【0029】
通知の時間間隔がセットされると、次回使用者が電源ONの操作を行った際に電源ON処理を行うための電源制御部53と電源OFF通知タイマ54以外の医療機器等に影響を及ぼす恐れがある電波を送信する通信装置30を含む回路の電源をOFFとする(ステップA108)。
【0030】
次に、電源OFFの通知の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0031】
電源OFFの操作の際に電源OFF通知を設定した場合、電源OFF通知タイマ54に設定された時間(通知の時間間隔)が経過すると(ステップA201)、電源OFF通知タイマ54より電源制御部53に対して設定時間の経過を知らせる通知が送られる(ステップA202)。
【0032】
電源制御部53は、電源OFF通知タイマ54からの通知を受け取ると通知制御部52、通知装置40の電源をONとする(ステップA203)。この際、医療機器等に影響を及ぼす恐れがある電波を送信する通信装置3の電源はOFFのままとする。
【0033】
電源ON処理実行後、通知制御部52が通知装置40を制御して駆動作させることにより、使用者に携帯電話端末が電源OFF状態であることを通知する(ステップA204)。このとき、通知装置40がスピーカである場合、スピーカから電源OFF状態であることを音声や所定の通知音を一定時間出力することによって電源OFF状態であることを通知する。また、通知装置40がバイブレータである場合、一定時間バイブレータを鳴動させることで電源OFF状態であることを通知する。また、スピーカからの出力とバイブレータの鳴動を併用して通知を行うようにしてもよい。
【0034】
なお、電源OFF状態であることの通知に際しては、表示装置20の画面200に、図6に示すような電源OFF状態であることを示すメッセージ画面203を表示することも可能である。スピーカからの出力が制約されるような状況でもメッセージ画面203の表示によって電源OFF状態であることを通知することができる。なお、この場合、電源制御部53は、通知制御部52、通知装置40以外に表示装置20の電源もONとする。
【0035】
一定時間の通知を行った後、表示装置20の電源をONし、表示装置20の画面200に電源OFFの通知を継続するかどうかを選択する選択画面204を表示し、入力装置10からの選択を促す(ステップA205)。使用者は、表示された選択画面201から電源OFF通知を継続するかどうかを選択する。画面200に表示する選択画面204の一例を図7に示す。
【0036】
選択画面204を表示した後、電源OFF通知タイマ54に設定された時間(通知の時間間隔)が経過する前に使用者による選択がなされたかどうかを判別し(ステップA206)、選択がなされないまま時間が経過した場合には、再度ステップA204による電源OFF状態であることを通知を実行し、ステップA205で選択画面204の表示を行う。
【0037】
ステップA206で、時間(通知の時間間隔)経過までに使用者による選択がなされた場合であって、その選択が電源OFF通知の継続である場合(ステップA207でYES)には、表示装置20の画面200に図8に示すような電源OFF通知の時間間隔を変更するかどうかを選択する選択画面205を表示する(ステップA208)。
【0038】
時間間隔を変更しないことを選択した場合(ステップA209でNO)には、図4のステップA106で入力した時間(通知の時間間隔)が、自動的に再度電源OFF通知タイマ54にセットされる(ステップA212)。
【0039】
時間間隔の変更を選択した場合(ステップA209でYES)には、画面200に図4に示したような電源OFFの通知を行う時間(通知の時間間隔)を入力するための時間入力画面202を表示し、時間(通知の時間間隔)の入力を促す(ステップA210)。
【0040】
使用者が時間入力画面202から入力装置10を操作して電源OFFの通知を行う時間(通知の時間間隔)の入力を行うと(ステップA211)、入力された時間(通知の時間間隔)が電源OFF通知タイマ54にセットされる(ステップA212)。
【0041】
通知の時間間隔がセットされると、電源制御部53と電源OFF通知タイマ54以外の回路の電源をOFFとする(ステップA213)。
【0042】
上記のように、電源OFF通知タイマ54への時間間隔を再度設定することにより、使用者が携帯電話端末をONとするまで繰り返し電源OFFの通知を行うことが可能となる。
【0043】
選択画面204で電源OFF通知の継続を選択しなかった場合(ステップA207でNO)には、携帯電話端末の全ての回路の電源をOFFとし、携帯電話端末を完全に電源OFF状態とする(ステップA214)。
【0044】
次いで、図9を参照して電源OFF操作して電源OFFの通知を選択した場合の時間的な流れについて説明する。
【0045】
電源OFFの通知が設定された後、使用者により設定された時間(通知の時間間隔)Xが経過するまで電源OFF通知タイマ54のみ動作する。
【0046】
X時間経過後、一定時間電源OFFの通知を行い使用者に対して携帯電話端末の電源がOFFであることを通知する。この通知の際、通信装置30の電源はOFF状態のままであり、これにより電波の発信が禁止されている。
【0047】
電源OFFの通知後、電源OFF通知の継続を選択し、再度電源OFF通知タイマ54に時間(通知の時間間隔)Xを設定すると、使用者が携帯電話端末の電源をONにするまで、X時間ごとに電源OFFの通知を行う。
【0048】
(第1の実施の形態による効果)
第1の実施の形態によれば、使用者は携帯電話端末の電源がOFFの状態となっていることを通知によって知ることができるため、電源OFFのまま使用者が気づかずに放置されることを効果的に防止することができる。これにより、電源OFF状態のまま持ち歩いて重要な電話やメール等の連絡を逃すことを効果的に防止することが可能となる。
【0049】
また、電源OFFの通知のために一時的に携帯電話端末の一部の回路を電源ONの状態とした場合、通信装置30を電源OFFの状態のままとして電波の発信がなされないようにしたので、電車の優先席や病院等のために携帯電話端末を電源OFFとしている場合でも、医療機器等へ影響を及ぼすことなく電源OFF通知を使用することができる。
【0050】
また、電源OFF通知の時間間隔を変更しない場合には、そのまま前回設定した時間が設定されるので、自動電源ON機能のように時刻の入力などの複雑な操作を必要とせず、通知後も電源OFFの状態に戻ることが可能である。
【0051】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図10は、本発明の第1の実施の形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
【0052】
図10を参照すると、第2の実施の形態による携帯端末は、図1に示した第1の実施の形態による構成に加えて、データ記憶装置10内に電源OFF通知方式記憶領域11を備えている。
【0053】
電源OFF通知方式記憶領域11には、使用者により予め設定された、電源OFF通知の時間間隔、通知方法(スピーカから出力する音の種類、バイブレータの振動パターン等)、通知時間の長さ、通知の繰り返し回数等の電源OFF通知に関する設定を記憶しておく。
【0054】
使用者が携帯電話端末の電源をOFFし、電源OFF通知を要否を選択する際、電源OFF通知方式記憶領域11に保存されている設定を使用するか、個別に通知方法の設定行うか選択可能とする。
【0055】
(第2の実施の形態の動作)
次に、第2の実施の形態の動作について詳細に説明する。
【0056】
まず、携帯電話端末を電源OFFする際の動作について、図11のフローチャートを参照して説明する。
【0057】
図11において、本実施の形態では、ステップA103で電源OFFの通知を選択した後、表示装置20の画面200に図12に示すような電源OFFの通知の設定方法を選択する選択画面206を表示し、入力装置10からの入力を促す(ステップA301)。使用者は、表示された選択画面206から電源OFF通知の設定方法として自動設定か個別設定かを選択する。
【0058】
設定方法として個別設定を選択した場合には、図2のステップA105、A106と同じように、時間入力画面202で時間(通知の時間間隔)を入力する。
【0059】
設定方法として自動設定を選択した場合には、電源OFF通知方式記憶領域11に保存されている設定内容が読み出され(ステップA302)、使用者により予め設定された、通知方法(スピーカから出力する音の種類、バイブレータの振動パターン等)、通知時間の長さ、通知の繰り返し回数等が通知制御部52に設定される(ステップA303)。また、使用者により予め設定された電源OFF通知の時間間隔がステップA107で電源OFF通知タイマ54にセットされる。
【0060】
なお、図11のステップのうち図2と同じ参照番号のステップについては、図2の処理内容と同じであるので説明は省略する。
【0061】
また、第2の実施の形態による電源OFFの通知の動作については図5のフローチャートと同様である。ただし、通知の繰り返し回数が設定された場合には、図5のステップA205、A206で電源OFF通知の継続を選択すると、ステップA208、A209を経ることなく設定内容の時間間隔が自動的に電源OFF通知タイマ54に再度設定される(ステップA210)。
【0062】
(第2の実施の形態による効果)
第2の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態による効果に加えて、電源OFF時の状況によって設定方法を自動設定又は個別設定から選択することができるので、より自由度の高い電源OFF通知の設定を行うことが可能となる。
【0063】
図13は、携帯電話端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0064】
図13を参照すると、携帯電話端末は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU(Central Processing Unit)401、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリであり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部402、データの送受信を行う通信部403(通信装置30と通信制御部52に相当)、入力装置405(入力装置10に相当)、出力装置406(表示装置20、通知装置40に相当)及び記憶装置407(データ記憶装置100に相当)と接続してデータの送受信を行う入出力インタフェース部404、上記各構成要素を相互に接続するシステムバス408を備えている。記憶装置407は、例えば、ROM(Read
Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置等で実現される。
【0065】
本実施の形態による電源OFFの通知機能は、携帯電話端末に、図1に示す各手段の機能を実現する電源制御プログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品である回路部品を実装することにより、その動作をハードウェア的に実現することは勿論として、電源制御プログラムを、記憶装置407に格納し、そのプログラムを主記憶部402にロードしてCPU401で実行することにより、ソフトウェア的に実現することも可能である。
【0066】
以上好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の第1の実施の形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態による携帯電話端末の電源OFF操作時の動作を説明するフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態による電源OFFの通知の選択画面例を示す図である。
【図4】第1の実施の形態による電源OFF通知の時間間隔の入力画面例を示す図である。
【図5】第1の実施の形態による電源OFFの通知動作を説明するフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態による電源OFFの通知のメッセージ画面例を示す図である。
【図7】第1の実施の形態による電源OFFの通知を継続するかを選択する選択画面例を示す図である。
【図8】第1の実施の形態による電源OFF通知の時間間隔の変更を選択する選択画面例を示す図である。
【図9】第1の実施の形態による電源OFF操作して電源OFFの通知を選択した場合の時間的な流れを説明する図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
【図11】第2の実施の形態による携帯電話端末の電源OFF操作時の動作を説明するフローチャートである。
【図12】第2の実施の形態による電源OFFの通知の設定方法を選択する選択画面例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態による携帯電話端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0068】
10:入力装置
20:表示装置
30:通信装置
40:通知装置
50:データ処理装置
51:通信制御部
52:通知制御部
53:電源制御部
54:電源OFF通知タイマ
100:データ記憶装置
110:電源OFF通知方式記憶領域
200:画面
201:選択画面
202:時間入力画面
203:メッセージ画
204:選択画面
205:選択画面
206:選択画面
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話端末に関し、特に電源OFFにしたままの状態とすることを防止できるようにした携帯電話端末、電源制御方法、電源制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、携帯電話端末の利用に関し、携帯電話端末の発信する電波がペースメーカー、医療機器等に与える影響を考慮し、電車の優先席、病院等では携帯電話端末の電源をOFFとするよう規定されている場所がある。
【0003】
このような場所において携帯電話端末の電源をOFFにした際、使用者が該当の箇所から離れても電源をOFFにしたことを忘れ、電源をONにしないまま持ち歩き、電話の着信やメールの受信を受けられないことがある。
【0004】
このような状況に対し、使用者が設定した時刻に自動的に携帯電話端末の電源をONにする機能が提案されている。
【0005】
また、特許文献1には、携帯電話端末の無線部の電源をOFFにした場合に、タイマーに設定した時刻になると無線部の電源がOFFであることを報知し、電源OFFにしたことを忘れてしまうのを防止する技術が開示されている。
【特許文献1】特開2002−314679号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように、一般的な携帯電話端末では、電源をOFFにした場合に、電源OFF状態としたことを忘れて持ち歩いてしまい、重要な電話やメール等の連絡を逃す可能性がある。
【0007】
また、使用者が設定した時刻に自動的に携帯電話端末の電源をONにする機能を備えた携帯電話端末の場合、電源をONにする時刻を予め想定して設定する必要があり設定作業が煩雑であると共に、状況の変化で電源をONにする時刻が変わった場合でも一旦設定した時刻になると電源がONの状態のままになってしまうという問題がある。
【0008】
特許文献1に記載される、携帯電話端末の無線部の電源をOFFにした場合に、タイマーに設定した時刻になると無線部の電源がOFFであることを報知する方法では、電源がOFFであることの報知があった後、電源OFFの状態を継続したい場合に、繰り返し報知する時刻を設定する操作を行う必要があり設定作業が面倒であるという問題があった。
【0009】
(発明の目的)
本発明の目的は、携帯電話端末の電源がOFFの状態となっていることを通知によって知ることができるため、電源OFFのまま使用者が気づかずに放置されることを効果的に防止することができる携帯電話端末、電源制御方法、電源制御プログラムを提供することにある。
【0010】
また、本発明の他の目的は、時刻の入力などの複雑な操作を必要とせず、電源OFFの通知後も簡単な操作で電源OFFの通知を継続することのできる携帯電話端末、電源制御方法、電源制御プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の携帯電話端末は、電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせるタイマ手段と、タイマ手段から時間間隔の経過が知らされた場合に、電源OFFであることを通知する通知手段とを含む。
【0012】
本発明の電源制御方法は、携帯電話端末の電源制御方法であって、電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせるタイマ手段に時間間隔を設定するステップと、タイマ手段から時間間隔の経過が知らされた場合に、通知手段によって電源OFFであることを通知するステップを有する。
【0013】
本発明の電源制御プログラムは、携帯電話端末上で動作する電源制御プログラムであって、携帯電話端末に、電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせるタイマ手段に時間間隔を設定する処理と、タイマ手段から時間間隔の経過が知らされた場合に、通知手段によって電源OFFであることを通知する処理を実行させる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、携帯電話端末が電源OFF状態であることを使用者に通知するため、電源OFFのまま使用者が気づかずに放置されることを効果的に防止することができる。
【0015】
また、時刻の入力などの複雑な操作を必要とせず、電源OFFの通知後も簡単な操作で電源OFFの通知を継続することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
【0018】
第1の実施の形態による携帯電話端末は、キーボード等の入力装置10と、液晶ディスプレイ装置等の表示装置20と、無線により音声またはデータの送受信を行う通信装置30と、スピーカ、バイブレータ等の通知装置40と、プログラム制御により動作するデータ処理装置50とを含む。
【0019】
データ処理装置50は、音声やデータの送受信の制御を行う通信制御部51と、通知装置40であるスピーカやバイブレータ等の駆動を制御する通知制御部52と、携帯電話端末の各部の電源を制御する電源制御部53と、設定された時間が経過したことを電源制御部53に伝える通知間隔設定手段として電源OFF通知タイマ54を有する。
【0020】
電源制御部53は、電源OFFの操作が行われた場合に、電源OFF状態であることを通知するかどうかを選択する選択画面を表示装置20に表示し、選択画面で電源OFF状態の通知が選択された場合に、電源OFFの通知を行う時間間隔を入力する時間入力画面を表示装置20に表示する機能を有する。
【0021】
また、電源制御部53は、時間入力画面から入力された時間間隔を電源OFF通知タイマ54に設定する機能を有する。
【0022】
電源制御部53は、選択画面で電源OFF状態の通知が選択されなかった場合、携帯電話端末の全回路の電源をOFFとして携帯電話端末の機能を完全に停止する。また、選択画面で電源OFF状態の通知が選択された場合、電源制御部53は、電源制御装部53と電源OFF通知タイマ54以外の少なくとも通信装置30を含む回路の電源をOFFとする。
【0023】
(第1の実施の形態の動作)
次に、図1〜図9を参照して本実施例の全体の動作について詳細に説明する。
【0024】
まず、携帯電話端末を電源OFFする際の動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
【0025】
使用者が携帯電話端末の電源OFFの操作を行った場合(ステップA101)、表示装置20の画面200に電源OFFの通知を行うかどうかを選択する選択画面201を表示し、入力装置10からの入力を促す(ステップA102)。使用者は、表示された選択画面201から電源OFF通知を行うかどうかを選択する。画面200に表示する選択画面201の一例を図3に示す。
【0026】
選択画面201で電源OFF通知を選択しなかった場合(ステップA103でNO)には、携帯電話端末の全ての回路の電源をOFFとし、携帯電話端末を完全に電源OFF状態とする(ステップA104)。
【0027】
選択画面201で電源OFF通知を行うことを選択した場合(ステップA103でYES)には、表示装置20の画面200に電源OFFの通知を行う時間(通知の時間間隔)を入力するための時間入力画面202を表示し、時間(通知の時間間隔)の入力を促す(ステップA105)。画面200に表示する時間入力画面202の一例を図4に示す。
【0028】
使用者が時間入力画面202から入力装置10を操作して電源OFFの通知を行う時間(通知の時間間隔)の入力を行うと(ステップA106)、入力された時間(通知の時間間隔)が電源OFF通知タイマ54にセットされる(ステップA107)。
【0029】
通知の時間間隔がセットされると、次回使用者が電源ONの操作を行った際に電源ON処理を行うための電源制御部53と電源OFF通知タイマ54以外の医療機器等に影響を及ぼす恐れがある電波を送信する通信装置30を含む回路の電源をOFFとする(ステップA108)。
【0030】
次に、電源OFFの通知の動作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0031】
電源OFFの操作の際に電源OFF通知を設定した場合、電源OFF通知タイマ54に設定された時間(通知の時間間隔)が経過すると(ステップA201)、電源OFF通知タイマ54より電源制御部53に対して設定時間の経過を知らせる通知が送られる(ステップA202)。
【0032】
電源制御部53は、電源OFF通知タイマ54からの通知を受け取ると通知制御部52、通知装置40の電源をONとする(ステップA203)。この際、医療機器等に影響を及ぼす恐れがある電波を送信する通信装置3の電源はOFFのままとする。
【0033】
電源ON処理実行後、通知制御部52が通知装置40を制御して駆動作させることにより、使用者に携帯電話端末が電源OFF状態であることを通知する(ステップA204)。このとき、通知装置40がスピーカである場合、スピーカから電源OFF状態であることを音声や所定の通知音を一定時間出力することによって電源OFF状態であることを通知する。また、通知装置40がバイブレータである場合、一定時間バイブレータを鳴動させることで電源OFF状態であることを通知する。また、スピーカからの出力とバイブレータの鳴動を併用して通知を行うようにしてもよい。
【0034】
なお、電源OFF状態であることの通知に際しては、表示装置20の画面200に、図6に示すような電源OFF状態であることを示すメッセージ画面203を表示することも可能である。スピーカからの出力が制約されるような状況でもメッセージ画面203の表示によって電源OFF状態であることを通知することができる。なお、この場合、電源制御部53は、通知制御部52、通知装置40以外に表示装置20の電源もONとする。
【0035】
一定時間の通知を行った後、表示装置20の電源をONし、表示装置20の画面200に電源OFFの通知を継続するかどうかを選択する選択画面204を表示し、入力装置10からの選択を促す(ステップA205)。使用者は、表示された選択画面201から電源OFF通知を継続するかどうかを選択する。画面200に表示する選択画面204の一例を図7に示す。
【0036】
選択画面204を表示した後、電源OFF通知タイマ54に設定された時間(通知の時間間隔)が経過する前に使用者による選択がなされたかどうかを判別し(ステップA206)、選択がなされないまま時間が経過した場合には、再度ステップA204による電源OFF状態であることを通知を実行し、ステップA205で選択画面204の表示を行う。
【0037】
ステップA206で、時間(通知の時間間隔)経過までに使用者による選択がなされた場合であって、その選択が電源OFF通知の継続である場合(ステップA207でYES)には、表示装置20の画面200に図8に示すような電源OFF通知の時間間隔を変更するかどうかを選択する選択画面205を表示する(ステップA208)。
【0038】
時間間隔を変更しないことを選択した場合(ステップA209でNO)には、図4のステップA106で入力した時間(通知の時間間隔)が、自動的に再度電源OFF通知タイマ54にセットされる(ステップA212)。
【0039】
時間間隔の変更を選択した場合(ステップA209でYES)には、画面200に図4に示したような電源OFFの通知を行う時間(通知の時間間隔)を入力するための時間入力画面202を表示し、時間(通知の時間間隔)の入力を促す(ステップA210)。
【0040】
使用者が時間入力画面202から入力装置10を操作して電源OFFの通知を行う時間(通知の時間間隔)の入力を行うと(ステップA211)、入力された時間(通知の時間間隔)が電源OFF通知タイマ54にセットされる(ステップA212)。
【0041】
通知の時間間隔がセットされると、電源制御部53と電源OFF通知タイマ54以外の回路の電源をOFFとする(ステップA213)。
【0042】
上記のように、電源OFF通知タイマ54への時間間隔を再度設定することにより、使用者が携帯電話端末をONとするまで繰り返し電源OFFの通知を行うことが可能となる。
【0043】
選択画面204で電源OFF通知の継続を選択しなかった場合(ステップA207でNO)には、携帯電話端末の全ての回路の電源をOFFとし、携帯電話端末を完全に電源OFF状態とする(ステップA214)。
【0044】
次いで、図9を参照して電源OFF操作して電源OFFの通知を選択した場合の時間的な流れについて説明する。
【0045】
電源OFFの通知が設定された後、使用者により設定された時間(通知の時間間隔)Xが経過するまで電源OFF通知タイマ54のみ動作する。
【0046】
X時間経過後、一定時間電源OFFの通知を行い使用者に対して携帯電話端末の電源がOFFであることを通知する。この通知の際、通信装置30の電源はOFF状態のままであり、これにより電波の発信が禁止されている。
【0047】
電源OFFの通知後、電源OFF通知の継続を選択し、再度電源OFF通知タイマ54に時間(通知の時間間隔)Xを設定すると、使用者が携帯電話端末の電源をONにするまで、X時間ごとに電源OFFの通知を行う。
【0048】
(第1の実施の形態による効果)
第1の実施の形態によれば、使用者は携帯電話端末の電源がOFFの状態となっていることを通知によって知ることができるため、電源OFFのまま使用者が気づかずに放置されることを効果的に防止することができる。これにより、電源OFF状態のまま持ち歩いて重要な電話やメール等の連絡を逃すことを効果的に防止することが可能となる。
【0049】
また、電源OFFの通知のために一時的に携帯電話端末の一部の回路を電源ONの状態とした場合、通信装置30を電源OFFの状態のままとして電波の発信がなされないようにしたので、電車の優先席や病院等のために携帯電話端末を電源OFFとしている場合でも、医療機器等へ影響を及ぼすことなく電源OFF通知を使用することができる。
【0050】
また、電源OFF通知の時間間隔を変更しない場合には、そのまま前回設定した時間が設定されるので、自動電源ON機能のように時刻の入力などの複雑な操作を必要とせず、通知後も電源OFFの状態に戻ることが可能である。
【0051】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図10は、本発明の第1の実施の形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
【0052】
図10を参照すると、第2の実施の形態による携帯端末は、図1に示した第1の実施の形態による構成に加えて、データ記憶装置10内に電源OFF通知方式記憶領域11を備えている。
【0053】
電源OFF通知方式記憶領域11には、使用者により予め設定された、電源OFF通知の時間間隔、通知方法(スピーカから出力する音の種類、バイブレータの振動パターン等)、通知時間の長さ、通知の繰り返し回数等の電源OFF通知に関する設定を記憶しておく。
【0054】
使用者が携帯電話端末の電源をOFFし、電源OFF通知を要否を選択する際、電源OFF通知方式記憶領域11に保存されている設定を使用するか、個別に通知方法の設定行うか選択可能とする。
【0055】
(第2の実施の形態の動作)
次に、第2の実施の形態の動作について詳細に説明する。
【0056】
まず、携帯電話端末を電源OFFする際の動作について、図11のフローチャートを参照して説明する。
【0057】
図11において、本実施の形態では、ステップA103で電源OFFの通知を選択した後、表示装置20の画面200に図12に示すような電源OFFの通知の設定方法を選択する選択画面206を表示し、入力装置10からの入力を促す(ステップA301)。使用者は、表示された選択画面206から電源OFF通知の設定方法として自動設定か個別設定かを選択する。
【0058】
設定方法として個別設定を選択した場合には、図2のステップA105、A106と同じように、時間入力画面202で時間(通知の時間間隔)を入力する。
【0059】
設定方法として自動設定を選択した場合には、電源OFF通知方式記憶領域11に保存されている設定内容が読み出され(ステップA302)、使用者により予め設定された、通知方法(スピーカから出力する音の種類、バイブレータの振動パターン等)、通知時間の長さ、通知の繰り返し回数等が通知制御部52に設定される(ステップA303)。また、使用者により予め設定された電源OFF通知の時間間隔がステップA107で電源OFF通知タイマ54にセットされる。
【0060】
なお、図11のステップのうち図2と同じ参照番号のステップについては、図2の処理内容と同じであるので説明は省略する。
【0061】
また、第2の実施の形態による電源OFFの通知の動作については図5のフローチャートと同様である。ただし、通知の繰り返し回数が設定された場合には、図5のステップA205、A206で電源OFF通知の継続を選択すると、ステップA208、A209を経ることなく設定内容の時間間隔が自動的に電源OFF通知タイマ54に再度設定される(ステップA210)。
【0062】
(第2の実施の形態による効果)
第2の実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態による効果に加えて、電源OFF時の状況によって設定方法を自動設定又は個別設定から選択することができるので、より自由度の高い電源OFF通知の設定を行うことが可能となる。
【0063】
図13は、携帯電話端末のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0064】
図13を参照すると、携帯電話端末は、一般的なコンピュータ装置と同様のハードウェア構成によって実現することができ、CPU(Central Processing Unit)401、RAM(Random Access Memory)等のメインメモリであり、データの作業領域やデータの一時退避領域に用いられる主記憶部402、データの送受信を行う通信部403(通信装置30と通信制御部52に相当)、入力装置405(入力装置10に相当)、出力装置406(表示装置20、通知装置40に相当)及び記憶装置407(データ記憶装置100に相当)と接続してデータの送受信を行う入出力インタフェース部404、上記各構成要素を相互に接続するシステムバス408を備えている。記憶装置407は、例えば、ROM(Read
Only Memory)、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されるハードディスク装置等で実現される。
【0065】
本実施の形態による電源OFFの通知機能は、携帯電話端末に、図1に示す各手段の機能を実現する電源制御プログラムを組み込んだ、LSI(Large Scale Integration)等のハードウェア部品である回路部品を実装することにより、その動作をハードウェア的に実現することは勿論として、電源制御プログラムを、記憶装置407に格納し、そのプログラムを主記憶部402にロードしてCPU401で実行することにより、ソフトウェア的に実現することも可能である。
【0066】
以上好ましい実施の形態をあげて本発明を説明したが、本発明は必ずしも、上記実施の形態に限定されるものでなく、その技術的思想の範囲内において様々に変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の第1の実施の形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態による携帯電話端末の電源OFF操作時の動作を説明するフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態による電源OFFの通知の選択画面例を示す図である。
【図4】第1の実施の形態による電源OFF通知の時間間隔の入力画面例を示す図である。
【図5】第1の実施の形態による電源OFFの通知動作を説明するフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態による電源OFFの通知のメッセージ画面例を示す図である。
【図7】第1の実施の形態による電源OFFの通知を継続するかを選択する選択画面例を示す図である。
【図8】第1の実施の形態による電源OFF通知の時間間隔の変更を選択する選択画面例を示す図である。
【図9】第1の実施の形態による電源OFF操作して電源OFFの通知を選択した場合の時間的な流れを説明する図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態による携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
【図11】第2の実施の形態による携帯電話端末の電源OFF操作時の動作を説明するフローチャートである。
【図12】第2の実施の形態による電源OFFの通知の設定方法を選択する選択画面例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態による携帯電話端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0068】
10:入力装置
20:表示装置
30:通信装置
40:通知装置
50:データ処理装置
51:通信制御部
52:通知制御部
53:電源制御部
54:電源OFF通知タイマ
100:データ記憶装置
110:電源OFF通知方式記憶領域
200:画面
201:選択画面
202:時間入力画面
203:メッセージ画
204:選択画面
205:選択画面
206:選択画面
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせるタイマ手段と、
前記タイマ手段から前記時間間隔の経過が知らされた場合に、電源OFFであることを通知する通知手段と
を備えることを特徴とする携帯電話端末。
【請求項2】
前記通知手段により電源OFFであることの通知を行う場合に、無線通信を行う通信手段の電源をOFF状態のままとすることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話端末。
【請求項3】
電源OFFの操作を行った場合に、電源OFFであることを通知するかどうかを選択する選択画面を表示手段に表示し、
前記選択画面で電源OFFの通知が選択された場合に、前記時間間隔を入力する時間入力画面を表示すると共に、前記時間入力画面から入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定し、少なくとも無線通信を行う通信手段の電源をOFFにする電源制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯電話端末。
【請求項4】
前記電源制御手段は、前記選択画面で電源OFFの通知が選択されなかった場合に、電源を完全にOFF状態とすることを特徴とする請求項3に記載の携帯電話端末。
【請求項5】
前記電源制御手段は、
前記タイマ手段に設定された時間間隔が経過した場合、前記通知手段を起動して電源OFFであることを通知すると共に、
電源OFFの通知を継続するかを選択する継続選択画面を前記表示手段に表示し、
前記継続選択画面で継続が選択された場合に、前記時間入力画面で入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定し、電源OFFの通知状態を継続させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の携帯電話端末。
【請求項6】
前記継続選択画面で継続が選択された場合に、前記時間入力画面で入力された前記時間間隔を変更するかどうかを選択する変更選択画面を前記表示手段に表示し、
前記変更選択画面で前記時間間隔の変更が選択された場合、前記時間入力画面を表示し、前記時間入力画面で入力された新たな時間間隔を前記タイマ手段に設定し、
前記変更選択画面で前記時間間隔の変更が選択されなかった場合、前記時間入力画面で前回入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定することを特徴とする請求項5に記載の携帯電話端末。
【請求項7】
電源OFFの通知の時間間隔、通知方法、通知時間の長さを含む電源OFF通知に関する設定内容を予め記憶する記憶手段を備え、
電源OFFであることを通知するかどうかを選択する前記選択画面で電源OFFの通知が選択された場合に、前記記憶手段に記憶した設定内容で前記電源OFFの通知を行うかどうかを選択する選択画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項3から請求項6の何れかに記載の携帯電話端末。
【請求項8】
携帯電話端末の電源制御方法であって、
電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせるタイマ手段に前記時間間隔を設定するステップと、
前記タイマ手段から前記時間間隔の経過が知らされた場合に、通知手段によって電源OFFであることを通知するステップを有することを特徴とする電源制御方法。
【請求項9】
電源OFFであることの通知を行う場合に、無線通信を行う通信手段の電源をOFF状態のままとすることを特徴とする請求項8に記載の電源制御方法。
【請求項10】
電源OFFの操作を行った場合に、電源OFFであることを通知するかどうかを選択する選択画面を表示手段に表示するステップと、
前記選択画面で電源OFFの通知が選択された場合に、前記時間間隔を入力する時間入力画面を表示するステップと、
前記時間入力画面から入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定し、少なくとも無線通信を行う通信手段の電源をOFFにするステップを有することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の電源制御方法。
【請求項11】
前記選択画面で電源OFFの通知が選択されなかった場合に、電源を完全にOFF状態とすることを特徴とする請求項10に記載の電源制御方法。
【請求項12】
前記タイマ手段に設定された時間間隔が経過した場合、前記通知手段を起動して電源OFFであることを通知すると共に、
電源OFFの通知を継続するかを選択する継続選択画面を前記表示手段に表示し、
前記継続選択画面で継続が選択された場合に、前記時間入力画面で入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定し、電源OFFの通知状態を継続させることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の電源制御方法。
【請求項13】
前記継続選択画面で継続が選択された場合に、前記時間入力画面で入力された前記時間間隔を変更するかどうかを選択する変更選択画面を前記表示手段に表示し、
前記変更選択画面で前記時間間隔の変更が選択された場合、前記時間入力画面を表示し、前記時間入力画面で入力された新たな時間間隔を前記タイマ手段に設定し、
前記変更選択画面で前記時間間隔の変更が選択されなかった場合、前記時間入力画面で前回入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定することを特徴とする請求項12に記載の電源制御方法。
【請求項14】
電源OFFの通知の時間間隔、通知方法、通知時間の長さを含む電源OFF通知に関する設定内容を予め記憶手段に記憶し、
電源OFFであることを通知するかどうかを選択する前記選択画面で電源OFFの通知が選択された場合に、前記記憶手段に記憶した設定内容で前記電源OFFの通知を行うかどうかを選択する選択画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項10から請求項13の何れかに記載の電源制御方法。
【請求項15】
携帯電話端末上で動作する電源制御プログラムであって、
前記携帯電話端末に、
電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせるタイマ手段に前記時間間隔を設定する処理と、
前記タイマ手段から前記時間間隔の経過が知らされた場合に、通知手段によって電源OFFであることを通知する処理を実行させることを特徴とする電源制御プログラム。
【請求項16】
電源OFFであることの通知を行う場合に、無線通信を行う通信手段の電源をOFF状態のままとすることを特徴とする請求項15に記載の電源制御プログラム。
【請求項17】
電源OFFの操作を行った場合に、電源OFFであることを通知するかどうかを選択する選択画面を表示手段に表示する処理と、
前記選択画面で電源OFFの通知が選択された場合に、前記時間間隔を入力する時間入力画面を表示する処理と、
前記時間入力画面から入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定し、少なくとも無線通信を行う通信手段の電源をOFFにする処理を実行させることを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の電源制御プログラム。
【請求項18】
前記選択画面で電源OFFの通知が選択されなかった場合に、電源を完全にOFF状態とすることを特徴とする請求項17に記載の電源制御プログラム。
【請求項19】
前記タイマ手段に設定された時間間隔が経過した場合、前記通知手段を起動して電源OFFであることを通知すると共に、
電源OFFの通知を継続するかを選択する継続選択画面を前記表示手段に表示する処理と、
前記継続選択画面で継続が選択された場合に、前記時間入力画面で入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定し、電源OFFの通知状態を継続させる処理を実行させることを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の電源制御プログラム。
【請求項20】
前記継続選択画面で継続が選択された場合に、前記時間入力画面で入力された前記時間間隔を変更するかどうかを選択する変更選択画面を前記表示手段に表示する処理と、
前記変更選択画面で前記時間間隔の変更が選択された場合、前記時間入力画面を表示し、前記時間入力画面で入力された新たな時間間隔を前記タイマ手段に設定する処理と、
前記変更選択画面で前記時間間隔の変更が選択されなかった場合、前記時間入力画面で前回入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定する処理を実行させることを特徴とする請求項19に記載の電源制御プログラム。
【請求項21】
電源OFFの通知の時間間隔、通知方法、通知時間の長さを含む電源OFF通知に関する設定内容を予め記憶手段に記憶する処理と、
電源OFFであることを通知するかどうかを選択する前記選択画面で電源OFFの通知が選択された場合に、前記記憶手段に記憶した設定内容で前記電源OFFの通知を行うかどうかを選択する選択画面を前記表示手段に表示する処理を実行させることを特徴とする請求項17から請求項20の何れかに記載の電源制御プログラム。
【請求項1】
電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせるタイマ手段と、
前記タイマ手段から前記時間間隔の経過が知らされた場合に、電源OFFであることを通知する通知手段と
を備えることを特徴とする携帯電話端末。
【請求項2】
前記通知手段により電源OFFであることの通知を行う場合に、無線通信を行う通信手段の電源をOFF状態のままとすることを特徴とする請求項1に記載の携帯電話端末。
【請求項3】
電源OFFの操作を行った場合に、電源OFFであることを通知するかどうかを選択する選択画面を表示手段に表示し、
前記選択画面で電源OFFの通知が選択された場合に、前記時間間隔を入力する時間入力画面を表示すると共に、前記時間入力画面から入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定し、少なくとも無線通信を行う通信手段の電源をOFFにする電源制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯電話端末。
【請求項4】
前記電源制御手段は、前記選択画面で電源OFFの通知が選択されなかった場合に、電源を完全にOFF状態とすることを特徴とする請求項3に記載の携帯電話端末。
【請求項5】
前記電源制御手段は、
前記タイマ手段に設定された時間間隔が経過した場合、前記通知手段を起動して電源OFFであることを通知すると共に、
電源OFFの通知を継続するかを選択する継続選択画面を前記表示手段に表示し、
前記継続選択画面で継続が選択された場合に、前記時間入力画面で入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定し、電源OFFの通知状態を継続させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の携帯電話端末。
【請求項6】
前記継続選択画面で継続が選択された場合に、前記時間入力画面で入力された前記時間間隔を変更するかどうかを選択する変更選択画面を前記表示手段に表示し、
前記変更選択画面で前記時間間隔の変更が選択された場合、前記時間入力画面を表示し、前記時間入力画面で入力された新たな時間間隔を前記タイマ手段に設定し、
前記変更選択画面で前記時間間隔の変更が選択されなかった場合、前記時間入力画面で前回入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定することを特徴とする請求項5に記載の携帯電話端末。
【請求項7】
電源OFFの通知の時間間隔、通知方法、通知時間の長さを含む電源OFF通知に関する設定内容を予め記憶する記憶手段を備え、
電源OFFであることを通知するかどうかを選択する前記選択画面で電源OFFの通知が選択された場合に、前記記憶手段に記憶した設定内容で前記電源OFFの通知を行うかどうかを選択する選択画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項3から請求項6の何れかに記載の携帯電話端末。
【請求項8】
携帯電話端末の電源制御方法であって、
電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせるタイマ手段に前記時間間隔を設定するステップと、
前記タイマ手段から前記時間間隔の経過が知らされた場合に、通知手段によって電源OFFであることを通知するステップを有することを特徴とする電源制御方法。
【請求項9】
電源OFFであることの通知を行う場合に、無線通信を行う通信手段の電源をOFF状態のままとすることを特徴とする請求項8に記載の電源制御方法。
【請求項10】
電源OFFの操作を行った場合に、電源OFFであることを通知するかどうかを選択する選択画面を表示手段に表示するステップと、
前記選択画面で電源OFFの通知が選択された場合に、前記時間間隔を入力する時間入力画面を表示するステップと、
前記時間入力画面から入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定し、少なくとも無線通信を行う通信手段の電源をOFFにするステップを有することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の電源制御方法。
【請求項11】
前記選択画面で電源OFFの通知が選択されなかった場合に、電源を完全にOFF状態とすることを特徴とする請求項10に記載の電源制御方法。
【請求項12】
前記タイマ手段に設定された時間間隔が経過した場合、前記通知手段を起動して電源OFFであることを通知すると共に、
電源OFFの通知を継続するかを選択する継続選択画面を前記表示手段に表示し、
前記継続選択画面で継続が選択された場合に、前記時間入力画面で入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定し、電源OFFの通知状態を継続させることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の電源制御方法。
【請求項13】
前記継続選択画面で継続が選択された場合に、前記時間入力画面で入力された前記時間間隔を変更するかどうかを選択する変更選択画面を前記表示手段に表示し、
前記変更選択画面で前記時間間隔の変更が選択された場合、前記時間入力画面を表示し、前記時間入力画面で入力された新たな時間間隔を前記タイマ手段に設定し、
前記変更選択画面で前記時間間隔の変更が選択されなかった場合、前記時間入力画面で前回入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定することを特徴とする請求項12に記載の電源制御方法。
【請求項14】
電源OFFの通知の時間間隔、通知方法、通知時間の長さを含む電源OFF通知に関する設定内容を予め記憶手段に記憶し、
電源OFFであることを通知するかどうかを選択する前記選択画面で電源OFFの通知が選択された場合に、前記記憶手段に記憶した設定内容で前記電源OFFの通知を行うかどうかを選択する選択画面を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項10から請求項13の何れかに記載の電源制御方法。
【請求項15】
携帯電話端末上で動作する電源制御プログラムであって、
前記携帯電話端末に、
電源のOFF後に電源OFFであることを通知するまでの時間間隔の経過を知らせるタイマ手段に前記時間間隔を設定する処理と、
前記タイマ手段から前記時間間隔の経過が知らされた場合に、通知手段によって電源OFFであることを通知する処理を実行させることを特徴とする電源制御プログラム。
【請求項16】
電源OFFであることの通知を行う場合に、無線通信を行う通信手段の電源をOFF状態のままとすることを特徴とする請求項15に記載の電源制御プログラム。
【請求項17】
電源OFFの操作を行った場合に、電源OFFであることを通知するかどうかを選択する選択画面を表示手段に表示する処理と、
前記選択画面で電源OFFの通知が選択された場合に、前記時間間隔を入力する時間入力画面を表示する処理と、
前記時間入力画面から入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定し、少なくとも無線通信を行う通信手段の電源をOFFにする処理を実行させることを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の電源制御プログラム。
【請求項18】
前記選択画面で電源OFFの通知が選択されなかった場合に、電源を完全にOFF状態とすることを特徴とする請求項17に記載の電源制御プログラム。
【請求項19】
前記タイマ手段に設定された時間間隔が経過した場合、前記通知手段を起動して電源OFFであることを通知すると共に、
電源OFFの通知を継続するかを選択する継続選択画面を前記表示手段に表示する処理と、
前記継続選択画面で継続が選択された場合に、前記時間入力画面で入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定し、電源OFFの通知状態を継続させる処理を実行させることを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の電源制御プログラム。
【請求項20】
前記継続選択画面で継続が選択された場合に、前記時間入力画面で入力された前記時間間隔を変更するかどうかを選択する変更選択画面を前記表示手段に表示する処理と、
前記変更選択画面で前記時間間隔の変更が選択された場合、前記時間入力画面を表示し、前記時間入力画面で入力された新たな時間間隔を前記タイマ手段に設定する処理と、
前記変更選択画面で前記時間間隔の変更が選択されなかった場合、前記時間入力画面で前回入力された前記時間間隔を前記タイマ手段に設定する処理を実行させることを特徴とする請求項19に記載の電源制御プログラム。
【請求項21】
電源OFFの通知の時間間隔、通知方法、通知時間の長さを含む電源OFF通知に関する設定内容を予め記憶手段に記憶する処理と、
電源OFFであることを通知するかどうかを選択する前記選択画面で電源OFFの通知が選択された場合に、前記記憶手段に記憶した設定内容で前記電源OFFの通知を行うかどうかを選択する選択画面を前記表示手段に表示する処理を実行させることを特徴とする請求項17から請求項20の何れかに記載の電源制御プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2010−57045(P2010−57045A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−221575(P2008−221575)
【出願日】平成20年8月29日(2008.8.29)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年8月29日(2008.8.29)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】
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