説明

撮像装置、および撮像素子の読み出しモード設定方法

【課題】スルー画像の解像度を適切に制御することが可能な撮像装置、および撮像素子の読み出しモード設定方法を提供する。
【解決手段】AC電源との接続を検出するポート検出部124と、ポート検出部124による検出結果に基づいて、スルー画像の解像度に関するイメージャ104の読み出しモードを設定するモード制御部126および撮像制御部128とを備える撮像装置1000が提供される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置、および撮像素子の読み出しモード設定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置の大多数には、撮像する画像の構図をユーザに確認させるためのスルー画像を表示する表示パネルが設けられている。
【0003】
スルー画像は、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子から構成されるイメージャから読み出された画像信号を基に生成される。また、静止画像や動画像も撮像素子から読み出された画像信号に基づいて生成される。
【0004】
スルー画像の表示に関する技術として、撮像する画像の構図をユーザに確認させるためのスルー画像を途切れなく表示パネルに表示する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−259249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述した撮像装置において、表示パネルや外部の大画面ディスプレイなどに表示されるスルー画像の解像度を高くしたいという要求がある。例えば、店頭に設置された外部の大画面ディスプレイに撮像装置のスルー画像を表示させる場合は、ユーザに鮮明な画像を確認させるために外部の大画面ディスプレイには解像度の高いスルー画像が表示されるのが好ましい。スルー画像の解像度を高くするためには、撮像素子から構成されるイメージャの読み出しにおいて、できるだけ縦横の画素数を多くして読み出す必要がある。
【0007】
しかしながら、イメージャでの読み出し画素数を多くする、すなわち読み出す情報量を多くすると、その情報量に比例して消費電力が増大する。撮像装置の電力源としてバッテリを使用している場合、消費電力が増大すると、バッテリを長持ちさせることができないという問題がある。
【0008】
このため、従来の撮像装置においては、スルー画像の解像度を適切に制御することができないという問題があった。
【0009】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、スルー画像の解像度を適切に制御することが可能な、新規かつ改良された撮像装置、および撮像素子の読み出しモード設定方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、外部電源との接続を検出する電源検出部と、前記電源検出部による検出結果に基づいて、スルー画像の解像度に関する撮像素子の読み出しモードを設定する設定部とを備える撮像装置が提供される。
【0011】
ユーザによる前記スルー画像の表示モードの設定を受け付ける受付部をさらに備え、前記設定部は、さらに、前記受付部が受け付けた前記スルー画像の表示モードの設定結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定してもよい。
【0012】
外部の表示装置との接続を検出する表示装置検出部をさらに備え、前記設定部は、さらに、前記表示装置検出部による検出結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定してもよい。
【0013】
前記撮像素子の読み出しモードは、前記スルー画像が低解像度となるように画像信号を読み出す低解像度読み出しモードと、前記スルー画像が高解像度となるように画像信号を読み出す高解像度読み出しモードとを有してもよい。
【0014】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ユーザによるスルー画像の表示モードの設定を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた前記スルー画像の表示モードの設定結果に基づいて、前記スルー画像の解像度に関する撮像素子の読み出しモードを設定する設定部とを備える撮像装置が提供される。
【0015】
外部電源との接続を検出する電源検出部をさらに備え、前記設定部は、さらに、前記電源検出部による検出結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定してもよい。
【0016】
外部の表示装置との接続を検出する表示装置検出部をさらに備え、前記設定部は、さらに、前記表示装置検出部による検出結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定してもよい。
【0017】
バッテリに蓄積された電力の残量を検出する残量検出部をさらに備え、前記設定部は、さらに、前記残量検出部による検出結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定してもよい。
【0018】
前記撮像素子の読み出しモードは、前記スルー画像が低解像度となるように画像信号を読み出す低解像度読み出しモードと、前記スルー画像が高解像度となるように画像信号を読み出す高解像度読み出しモードとを有してもよい。
【0019】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、外部の表示装置との接続を検出する表示装置検出部と、前記表示装置検出部による検出結果に基づいて、スルー画像の解像度に関する撮像素子の読み出しモードを設定する設定部とを備える撮像装置が提供される。
【0020】
外部電源との接続を検出する電源検出部をさらに備え、前記設定部は、さらに、前記電源検出部による検出結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定してもよい。
【0021】
ユーザによる前記スルー画像の表示モードの設定を受け付ける受付部をさらに備え、前記設定部は、さらに、前記受付部が受け付けた前記スルー画像の表示モードの設定結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定してもよい。
【0022】
バッテリに蓄積された電力の残量を検出する残量検出部をさらに備え、前記設定部は、さらに、前記残量検出部による検出結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定してもよい。
【0023】
前記撮像素子の読み出しモードは、前記スルー画像が低解像度となるように画像信号を読み出す低解像度読み出しモードと、前記スルー画像が高解像度となるように画像信号を読み出す高解像度読み出しモードとを有してもよい。
【0024】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、外部電源との接続を検出する電源検出ステップと、前記電源検出ステップでの検出結果に基づいて、スルー画像の解像度に関する撮像素子の読み出しモードを設定する設定ステップとを有する撮像素子の読み出しモード設定方法が提供される。
【0025】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ユーザによるスルー画像の表示モードの設定を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップで受け付けた前記スルー画像の表示モードの設定結果に基づいて、前記スルー画像の解像度に関する撮像素子の読み出しモードを設定する設定ステップとを有する撮像素子の読み出しモード設定方法が提供される。
【0026】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、外部の表示装置との接続を検出する表示装置検出ステップと、前記表示装置検出ステップでの検出結果に基づいて、スルー画像の解像度に関する撮像素子の読み出しモードを設定する設定ステップとを有する撮像素子の読み出しモード設定方法が提供される。
【発明の効果】
【0027】
以上説明したように本発明によれば、スルー画像の解像度を適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の撮像装置が実行する第1の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【図3】図1の撮像装置が実行する第2の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【図4】図1の撮像装置が実行する第3の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【図5】図1の撮像装置が実行する第4の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【図6】図1の撮像装置が実行する第5の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
【図8】図7の撮像装置が実行する第1の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【図9】図7の撮像装置が実行する第2の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【図10】(A)は、本発明の各実施の形態における低解像度読み出しモードを説明するための説明図であり、(B)は、本発明の各実施の形態における高解像度読み出しモードを説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0030】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.撮像装置(第1の実施の形態)
2.第1の読み出しモード設定処理(第1の実施の形態)
3.第2の読み出しモード設定処理(第1の実施の形態)
4.第3の読み出しモード設定処理(第1の実施の形態)
5.第4の読み出しモード設定処理(第1の実施の形態)
6.第5の読み出しモード設定処理(第1の実施の形態)
7.撮像装置(第2の実施の形態)
8.第1の読み出しモード設定処理(第2の実施の形態)
9.第2の読み出しモード設定処理(第2の実施の形態)
【0031】
[1.撮像装置(第1の実施の形態)]
まず、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置について説明する。図1は、本実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。
【0032】
図1において、撮像装置1000は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置である。撮像装置1000は、レンズ102と、イメージャ104と、アナログデジタル変換部(A/D)106と、信号処理回路108と、RC(Resolution Converter)110と、表示パネル112と、インタフェース回路114と、ラインアウト端子116と、CPU118と、AC端子120とを備える。
【0033】
レンズ102は、被写体からの光束を結像する。イメージャ104は、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子から構成され、結像された被写体像を光電変換する。なお、イメージャ104には、後述する2つの読み出しモードのいずれかのモードが設定される。本実施の形態では、イメージャ104には2つの読み出しモードのいずれかのモードが設定されるが、2つ以上の読み出しモードのうちから1つの読み出しモードが設定されてもよい。A/D106は、イメージャ104から読み出された画像信号をA/D変換する。信号処理回路108は、A/D106によりA/D変換された画像信号に対して必要な信号処理を施す。信号処理回路108が施す信号処理には、ホワイトバランス調整処理や輝度調整処理などが含まれる。RC110は、後述するスルー画像の表示のために、信号処理回路108で必要な信号処理が施された画像信号の画像サイズの変換を行う。
【0034】
表示パネル112は、撮像装置1000の動作モードが撮像モードであるときは、撮像する画像の構図をユーザに確認させるためのスルー画像を表示する。また、表示パネル112は、撮像装置1000の動作モードが再生モードであるときは、メモリ(図示しない)に記録された、撮像モードで撮像された撮像画像の表示を行う。
【0035】
インタフェース回路114は、撮像装置1000にラインアウト端子116を介して、例えば外部の表示装置としての大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されるときに、外部の大画面ディスプレイ(図示しない)のインタフェース回路(図示しない)と双方向通信を行う。外部の大画面ディスプレイは、本発明の外部の表示装置の一例である。
【0036】
CPU118は、GUI制御部122と、ポート検出部124と、モード制御部126と、撮像制御部128とを有する。GUI制御部122は、本発明の受付部の一例である。ポート検出部124は、本発明の電源検出部、表示装置検出部の一例である。モード制御部126および撮像制御部128は、本発明の設定部の一例である。
【0037】
GUI制御部122は、ユーザにスルー画像の表示モードを設定させるためのメニューを提供する。なお、スルー画像の表示モードとしては、例えば、通常の解像度でスルー画像の表示を行う低解像度モードと、通常の解像度よりも高い解像度でスルー画像の表示を行う高解像度モードとがある。GUI制御部122は、モード制御部126にユーザによるスルー画像の表示モードの設定結果を送信する。
【0038】
ポート検出部124は、撮像装置1000がAC端子120を介して外部電源としてのAC電源(図示しない)に接続しているか否かを判別する。例えば、ポート検出部124は、入力ポートの状態によりAC電源(図示しない)に接続しているか否かの判別を行う。具体的には、AC電源(図示しない)に接続していない状態ではHにプルアップされているポートに対して、AC電源(図示しない)に接続した際に、電圧をGNDに落としてLにすることでAC電源(図示しない)に接続しているか否かの判別を行う。
【0039】
また、ポート検出部124は、撮像装置1000にラインアウト端子116を介して、例えば外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されているか否かを判別する。例えば、ポート検出部124は、入力ポートの状態により外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されているか否かの判別を行う。具体的には、外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されていない状態ではHにプルアップされているポートに対して、外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続された際に、電圧をGNDに落としてLにすることで外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されているか否かの判別を行う。
【0040】
そして、ポート検出部124は、モード制御部126にAC電源(図示しない)への接続の判別結果や、外部の大画面ディスプレイ(図示しない)の接続の判別結果を送信する。
【0041】
モード制御部126は、GUI制御部122から受信したスルー画像の表示モードの設定結果、ポート検出部124から受信したAC電源(図示しない)への接続の判別結果や外部の大画面ディスプレイ(図示しない)の接続の判別結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを決定する。例えば、モード制御部126は、図10(A)に示すように、イメージャ104での読み出しにおいて垂直方向のラインを、例えば撮像素子の有効画素ラインを1512ラインとして24ラインのうちから4ラインのみを読み出す低解像度読み出しモードと、図10(B)に示すように、イメージャ104での読み出しにおいて垂直方向のラインを、例えば撮像素子の有効画素ラインを1512ラインとして12ラインのうちから4ラインのみを読み出す高解像度読み出しモードとの2つの読み出しモードから1つの読み出しモードをイメージャ104の読み出しモードとして選択する。
【0042】
また、図10(A)および図10(B)に示すように、例えば、RC110にて640×480画素の画像に変換する場合、低解像度読み出しモードでは垂直方向のラインを必要な本数の半分程度しか読み出していないのに対し、高解像度読み出しモードでは垂直方向のラインを十分な本数読み出している。その結果、2つのモードにおけるスルー画像表示では、解像度に大きな差が現れる。
【0043】
そして、モード制御部126は、撮像制御部128にイメージャ104の読み出しモードの決定結果を送信する。
【0044】
撮像制御部128は、イメージャ104、A/D106、信号処理回路108、RC110および表示パネル112の制御を行う。また、撮像制御部128は、モード制御部126から受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを設定する。
【0045】
[2.第1の読み出しモード設定処理(第1の実施の形態)]
次に、図1の撮像装置1000が実行する第1の読み出しモード設定処理について説明する。図2は、図1の撮像装置1000が実行する第1の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【0046】
図2において、まず、ユーザにより撮像装置1000の動作モードが撮像モードに設定されると、CPU118のモード制御部126は、GUI制御部122から受信した、ユーザによるスルー画像の表示モードの設定結果に基づいて、ユーザによりスルー画像の表示モードとして高解像度モードが設定されたか否かを判別する(ステップS202)。
【0047】
ステップS202の判別の結果、高解像度モードが設定されていないとき、すなわちユーザによりスルー画像の表示モードとして低解像度モードが設定されているときは(ステップS202でNO)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(A)に示すような低解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを低解像度読み出しモードに設定して(ステップS204)、本処理を終了する。
【0048】
一方、ステップS202の判別の結果、高解像度モードが設定されているときは(ステップS202でYES)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(B)に示すような高解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを高解像度読み出しモードに設定して(ステップS206)、本処理を終了する。
【0049】
図2の第1の読み出しモード設定処理によれば、ユーザによりスルー画像の表示モードとして高解像度モードが設定されると、イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードに設定される。例えば、高解像度読み出しモードでは、図10(B)に示すように垂直方向のラインを、1512ラインとして12ラインのうちから4ラインのみを読み出し、RC110にてイメージャ104で読み出した画像信号を640×480画素の画像に変換する。この場合、高解像度読み出しモードでは、垂直方向のラインを十分な本数読み出しているため、表示パネル112や外部の大画面ディスプレイ(図示しない)に表示されるスルー画像の解像度を高解像度とすることができ、もって、ユーザの要求に応じてスルー画像の解像度を適切に制御することができる。
【0050】
[3.第2の読み出しモード設定処理(第1の実施の形態)]
次に、図1の撮像装置1000が実行する第2の読み出しモード設定処理について説明する。図3は、図1の撮像装置1000が実行する第2の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【0051】
図3において、まず、ユーザにより撮像装置1000の動作モードが撮像モードに設定されると、CPU118のモード制御部126は、ポート検出部124から受信した、AC電源(図示しない)への接続の判別結果に基づいて、撮像装置1000がAC電源(図示しない)に接続しているか否かを判別する(ステップS302)。
【0052】
ステップS302の判別の結果、AC電源(図示しない)に接続していないとき、すなわち撮像装置1000が内部のバッテリ(図示しない)の電力を使用して動作しているときは(ステップS302でNO)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(A)に示すような低解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを低解像度読み出しモードに設定して(ステップS304)、本処理を終了する。
【0053】
一方、ステップS302の判別の結果、AC電源(図示しない)に接続しているときは(ステップS302でYES)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(B)に示すような高解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを高解像度読み出しモードに設定して(ステップS306)、本処理を終了する。
【0054】
図3の第2の読み出しモード設定処理によれば、撮像装置1000がAC電源(図示しない)に接続されると、イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードに設定される。すなわち、撮像装置1000にAC電源(図示しない)から電力が供給される場合に、イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードに設定される。イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードに設定されると、イメージャ104における消費電力が増大するため、撮像装置1000が内部のバッテリ(図示しない)の電力を使用して動作しているときは、バッテリ(図示しない)を長持ちさせることができないという問題があるが、撮像装置1000にAC電源(図示しない)から電力が供給されるときは当該問題は生じない。また、表示パネル112や外部の大画面ディスプレイ(図示しない)には解像度の高いスルー画像が表示されるのが、ユーザに鮮明な画像を確認させるという観点で好ましい。したがって、電力の供給方式に応じてスルー画像の解像度を適切に制御することができる。
【0055】
[4.第3の読み出しモード設定処理(第1の実施の形態)]
次に、図1の撮像装置1000が実行する第3の読み出しモード設定処理について説明する。図4は、図1の撮像装置1000が実行する第3の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【0056】
図4において、まず、ユーザにより撮像装置1000の動作モードが撮像モードに設定されると、CPU118のモード制御部126は、ポート検出部124から受信した、例えば外部の大画面ディスプレイ(図示しない)への接続の判別結果に基づいて、撮像装置1000に外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されているか否かを判別する(ステップS402)。
【0057】
ステップS402の判別の結果、外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されていないとき、すなわちスルー画像が撮像装置1000の表示パネル112に表示されるときは(ステップS402でNO)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(A)に示すような低解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを低解像度読み出しモードに設定して(ステップS404)、本処理を終了する。
【0058】
一方、ステップS402の判別の結果、外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されているときは(ステップS402でYES)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(B)に示すような高解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを高解像度読み出しモードに設定して(ステップS406)、本処理を終了する。
【0059】
図4の第3の読み出しモード設定処理によれば、撮像装置1000に外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されると、イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードに設定される。通常、外部の大画面ディスプレイ(図示しない)は撮像装置1000の表示パネル112と比較して画面が大きいため、画面に表示されるスルー画像は解像度の高いものがユーザに鮮明な画像を確認させるという観点で好ましい。したがって、スルー画像が表示される表示部に応じてスルー画像の解像度を適切に制御することができる。
【0060】
[5.第4の読み出しモード設定処理(第1の実施の形態)]
次に、図1の撮像装置1000が実行する第4の読み出しモード設定処理について説明する。図5は、図1の撮像装置1000が実行する第4の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【0061】
図5において、まず、ユーザにより撮像装置1000の動作モードが撮像モードに設定されると、CPU118のモード制御部126は、GUI制御部122から受信した、ユーザによるスルー画像の表示モードの設定結果に基づいて、ユーザによりスルー画像の表示モードとして高解像度モードが設定されたか否かを判別する(ステップS502)。
【0062】
ステップS502の判別の結果、高解像度モードが設定されていないとき、すなわちユーザによりスルー画像の表示モードとして低解像度モードが設定されているときは(ステップS502でNO)、モード制御部126は、ポート検出部124から受信した、AC電源(図示しない)への接続の判別結果に基づいて、撮像装置1000がAC電源(図示しない)に接続しているか否かを判別する(ステップS504)。
【0063】
ステップS504の判別の結果、AC電源(図示しない)に接続していないとき、すなわち撮像装置1000が内部のバッテリ(図示しない)の電力を使用して動作しているときは(ステップS504でNO)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(A)に示すような低解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを低解像度読み出しモードに設定して(ステップS506)、本処理を終了する。
【0064】
一方、ステップS502の判別の結果、高解像度モードが設定されているとき(ステップS502でYES)、またはステップS504の判別の結果、AC電源(図示しない)に接続しているときは(ステップS504でYES)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(B)に示すような高解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを高解像度読み出しモードに設定して(ステップS508)、本処理を終了する。
【0065】
図5の第4の読み出しモード設定処理によれば、ユーザによりスルー画像の表示モードとして高解像度モードが設定されると、イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードに設定される。さらに、ユーザによりスルー画像の表示モードとして低解像度モードが設定されている場合においても、撮像装置1000がAC電源(図示しない)に接続されると、イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードに設定される。イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードに設定されると、イメージャ104における消費電力が増大するため、撮像装置1000が内部のバッテリ(図示しない)の電力を使用して動作しているときは、バッテリ(図示しない)を長持ちさせることができないという問題があるが、撮像装置1000にAC電源(図示しない)から電力が供給されるときは当該問題は生じない。上述したように、表示パネル112や外部の大画面ディスプレイ(図示しない)には解像度の高いスルー画像が表示されるのが、ユーザに鮮明な画像を確認させるという観点で好ましい。したがって、ユーザの要求や電力の供給方式に応じてスルー画像の解像度を適切に制御することができる。
【0066】
[6.第5の読み出しモード設定処理(第1の実施の形態)]
次に、図1の撮像装置1000が実行する第5の読み出しモード設定処理について説明する。図6は、図1の撮像装置1000が実行する第5の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【0067】
図6において、まず、ユーザにより撮像装置1000の動作モードが撮像モードに設定されると、CPU118のモード制御部126は、GUI制御部122から受信した、ユーザによるスルー画像の表示モードの設定結果に基づいて、ユーザによりスルー画像の表示モードとして高解像度モードが設定されたか否かを判別する(ステップS602)。
【0068】
ステップS602の判別の結果、高解像度モードが設定されていないとき、すなわちユーザによりスルー画像の表示モードとして低解像度モードが設定されているときは(ステップS602でNO)、モード制御部126は、ポート検出部124から受信した、AC電源(図示しない)への接続の判別結果に基づいて、撮像装置1000がAC電源(図示しない)に接続しているか否かを判別する(ステップS604)。
【0069】
ステップS604の判別の結果、AC電源(図示しない)に接続していないとき、すなわち撮像装置1000が内部のバッテリ(図示しない)の電力を使用して動作しているときは(ステップS604でNO)、モード制御部126は、ポート検出部124から受信した、例えば外部の大画面ディスプレイ(図示しない)への接続の判別結果に基づいて、撮像装置1000に外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されているか否かを判別する(ステップS606)。
【0070】
ステップS606の判別の結果、外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されていないとき、すなわちスルー画像が撮像装置1000の表示パネル112に表示されるときは(ステップS606でNO)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(A)に示すような低解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを低解像度読み出しモードに設定して(ステップS608)、本処理を終了する。
【0071】
一方、ステップS602の判別の結果、高解像度モードが設定されているとき(ステップS602でYES)、ステップS604の判別の結果、AC電源(図示しない)に接続しているとき(ステップS604でYES)、またはステップS606の判別の結果、外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されているときは(ステップS606でYES)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(B)に示すような高解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを高解像度読み出しモードに設定して(ステップS610)、本処理を終了する。
【0072】
図6の第5の読み出しモード設定処理によれば、ユーザによりスルー画像の表示モードとして高解像度モードが設定されると、イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードに設定される。また、ユーザによりスルー画像の表示モードとして低解像度モードが設定されている場合においても、撮像装置1000がAC電源(図示しない)に接続されると、イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードに設定される。さらに、AC電源(図示しない)に接続していないとき、すなわち撮像装置1000が内部のバッテリ(図示しない)の電力を使用して動作している場合においても、撮像装置1000に外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されると、イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードに設定される。イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードに設定されると、イメージャ104における消費電力が増大するため、撮像装置1000が内部のバッテリ(図示しない)の電力を使用して動作しているときは、バッテリ(図示しない)を長持ちさせることができないという問題があるが、上述したように、表示パネル112や外部の大画面ディスプレイ(図示しない)には解像度の高いスルー画像が表示されるのが、ユーザに鮮明な画像を確認させるという観点で好ましい。したがって、ユーザの要求、電力の供給方式やスルー画像が表示される表示部に応じてスルー画像の解像度を適切に制御することができる。
【0073】
[7.撮像装置(第2の実施の形態)]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る撮像装置について説明する。図7は、本実施の形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態における撮像装置は、バッテリ130を制御するバッテリIC132からモード制御部126にバッテリ残量情報が送信され、モード制御部126はさらにバッテリIC132から受信したバッテリ残量情報に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを決定する点が、上述した第1の実施の形態と異なるのみであるので、重複した構成、作用については説明を省略し、以下に異なる構成、作用についての説明を行う。
【0074】
図7において、撮像装置2000は、レンズ102と、イメージャ104と、アナログデジタル変換部(A/D)106と、信号処理回路108と、RC(Resolution Converter)110と、表示パネル112と、インタフェース回路114と、ラインアウト端子116と、CPU118と、AC端子120と、バッテリ130と、バッテリIC132とを備える。バッテリIC132は、本発明の残量検出部の一例である。
【0075】
バッテリ130は、撮像装置2000の各部に供給するための電力を蓄積する。バッテリIC132は、バッテリ130を制御する。また、バッテリIC132は、バッテリ130の残量を測定して、測定結果としてのバッテリ残量情報をモード制御部126に送信する。モード制御部126は、GUI制御部122から受信したスルー画像の表示モードの設定結果、ポート検出部124から受信した外部の大画面ディスプレイ(図示しない)の接続の判別結果やバッテリIC132から受信したバッテリ130のバッテリ残量情報に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを決定する。
【0076】
[8.第1の読み出しモード設定処理(第2の実施の形態)]
次に、図7の撮像装置2000が実行する第1の読み出しモード設定処理について説明する。図8は、図7の撮像装置2000が実行する第1の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【0077】
図8において、まず、ユーザにより撮像装置2000の動作モードが撮像モードに設定されると、CPU118のモード制御部126は、GUI制御部122から受信した、ユーザによるスルー画像の表示モードの設定結果に基づいて、ユーザによりスルー画像の表示モードとして高解像度モードが設定されたか否かを判別する(ステップS802)。
【0078】
ステップS802の判別の結果、高解像度モードが設定されていないとき、すなわちユーザによりスルー画像の表示モードとして低解像度モードが設定されているときは(ステップS802でNO)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(A)に示すような低解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを低解像度読み出しモードに設定して(ステップS804)、本処理を終了する。
【0079】
一方、ステップS802の判別の結果、高解像度モードが設定されているときは(ステップS802でYES)、モード制御部126は、バッテリIC132から受信した、バッテリ130のバッテリ残量情報に基づいて、バッテリ130の残量が閾値以上であるか否かを判別する(ステップS806)。
【0080】
ステップS806の判別の結果、バッテリ130の残量が閾値以上であるときは(ステップS806でYES)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(B)に示すような高解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを高解像度読み出しモードに設定して(ステップS808)、本処理を終了する。
【0081】
一方、ステップS806の判別の結果、バッテリ130の残量が閾値以上でないときは(ステップS806でNO)、ステップS804の処理に進み、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを低解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。そして、撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを低解像度読み出しモードに設定して(ステップS804)、本処理を終了する。
【0082】
図8の第1の読み出しモード設定処理によれば、ユーザによりスルー画像の表示モードとして高解像度モードが設定された場合においても、バッテリ130の残量が閾値以上でないときは、イメージャ104の読み出しモードが低解像度読み出しモードに設定される。この場合、イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードのままの場合と比較して、バッテリ130は長持ちする。通常、撮像装置2000のバッテリ130は長持ちすることが好ましい。したがって、ユーザの要求やバッテリ130の残量に応じてスルー画像の解像度を適切に制御することができる。
【0083】
[9.第2の読み出しモード設定処理(第2の実施の形態)]
次に、図7の撮像装置2000が実行する第2の読み出しモード設定処理について説明する。図9は、図7の撮像装置2000が実行する第2の読み出しモード設定処理のフローチャートである。
【0084】
図9において、まず、ユーザにより撮像装置2000の動作モードが撮像モードに設定されると、CPU118のモード制御部126は、ポート検出部124から受信した、例えば外部の大画面ディスプレイ(図示しない)への接続の判別結果に基づいて、撮像装置2000に外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されているか否かを判別する(ステップS902)。
【0085】
ステップS902の判別の結果、外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されていないとき、すなわちスルー画像が撮像装置1000の表示パネル112に表示されるときは(ステップS902でNO)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(A)に示すような低解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを低解像度読み出しモードに設定して(ステップS904)、本処理を終了する。
【0086】
一方、ステップS902の判別の結果、外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続されているときは(ステップS902でYES)、モード制御部126は、バッテリIC132から受信した、バッテリ130のバッテリ残量情報に基づいて、バッテリ130の残量が閾値以上であるか否かを判別する(ステップS906)。
【0087】
ステップS906の判別の結果、バッテリ130の残量が閾値以上であるときは(ステップS906でYES)、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを、図10(B)に示すような高解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。モード制御部126からイメージャ104の読み出しモードの決定結果を受信した撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを高解像度読み出しモードに設定して(ステップS908)、本処理を終了する。
【0088】
一方、ステップS906の判別の結果、バッテリ130の残量が閾値以上でないときは(ステップS906でNO)、ステップS904の処理に進み、モード制御部126は、イメージャ104の読み出しモードを低解像度読み出しモードに決定して、決定結果を撮像制御部128に送信する。そして、撮像制御部128は、受信したイメージャ104の読み出しモードの決定結果に基づいて、イメージャ104の読み出しモードを低解像度読み出しモードに設定して(ステップS904)、本処理を終了する。
【0089】
図9の第2の読み出しモード設定処理によれば、撮像装置1000に外部の大画面ディスプレイ(図示しない)が接続される場合においても、バッテリ130の残量が閾値以上でないときは、イメージャ104の読み出しモードが低解像度読み出しモードに設定される。この場合、イメージャ104の読み出しモードが高解像度読み出しモードのままの場合と比較して、バッテリ130は長持ちする。通常、撮像装置2000のバッテリ130は長持ちすることが好ましい。したがって、スルー画像が表示される表示部やバッテリ130の残量に応じてスルー画像の解像度を適切に制御することができる。
【0090】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0091】
102 レンズ
104 イメージャ
106 アナログデジタル変換部(A/D)
108 信号処理回路
110 RC
112 表示パネル
114 インタフェース回路
116 ラインアウト端子
118 CPU
120 AC端子
122 GUI制御部
124 ポート検出部
126 モード制御部
128 撮像制御部
130 バッテリ
132 バッテリIC
1000,2000 撮像装置



【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部電源との接続を検出する電源検出部と、
前記電源検出部による検出結果に基づいて、スルー画像の解像度に関する撮像素子の読み出しモードを設定する設定部と、
を備える、撮像装置。
【請求項2】
ユーザによる前記スルー画像の表示モードの設定を受け付ける受付部をさらに備え、
前記設定部は、さらに、前記受付部が受け付けた前記スルー画像の表示モードの設定結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定する、請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
外部の表示装置との接続を検出する表示装置検出部をさらに備え、
前記設定部は、さらに、前記表示装置検出部による検出結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定する、請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記撮像素子の読み出しモードは、前記スルー画像が低解像度となるように画像信号を読み出す低解像度読み出しモードと、前記スルー画像が高解像度となるように画像信号を読み出す高解像度読み出しモードとを有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項5】
ユーザによるスルー画像の表示モードの設定を受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた前記スルー画像の表示モードの設定結果に基づいて、前記スルー画像の解像度に関する撮像素子の読み出しモードを設定する設定部と、
を備える、撮像装置。
【請求項6】
外部電源との接続を検出する電源検出部をさらに備え、
前記設定部は、さらに、前記電源検出部による検出結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定する、請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
外部の表示装置との接続を検出する表示装置検出部をさらに備え、
前記設定部は、さらに、前記表示装置検出部による検出結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定する、請求項5または6に記載の撮像装置。
【請求項8】
バッテリに蓄積された電力の残量を検出する残量検出部をさらに備え、
前記設定部は、さらに、前記残量検出部による検出結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定する、請求項5に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記撮像素子の読み出しモードは、前記スルー画像が低解像度となるように画像信号を読み出す低解像度読み出しモードと、前記スルー画像が高解像度となるように画像信号を読み出す高解像度読み出しモードとを有する、請求項5〜8のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項10】
外部の表示装置との接続を検出する表示装置検出部と、
前記表示装置検出部による検出結果に基づいて、スルー画像の解像度に関する撮像素子の読み出しモードを設定する設定部と、
を備える、撮像装置。
【請求項11】
外部電源との接続を検出する電源検出部をさらに備え、
前記設定部は、さらに、前記電源検出部による検出結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定する、請求項10に記載の撮像装置。
【請求項12】
ユーザによる前記スルー画像の表示モードの設定を受け付ける受付部をさらに備え、
前記設定部は、さらに、前記受付部が受け付けた前記スルー画像の表示モードの設定結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定する、請求項10または11に記載の撮像装置。
【請求項13】
バッテリに蓄積された電力の残量を検出する残量検出部をさらに備え、
前記設定部は、さらに、前記残量検出部による検出結果に基づいて、前記撮像素子の読み出しモードを設定する、請求項10に記載の撮像装置。
【請求項14】
前記撮像素子の読み出しモードは、前記スルー画像が低解像度となるように画像信号を読み出す低解像度読み出しモードと、前記スルー画像が高解像度となるように画像信号を読み出す高解像度読み出しモードとを有する、請求項10〜13のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項15】
外部電源との接続を検出する電源検出ステップと、
前記電源検出ステップでの検出結果に基づいて、スルー画像の解像度に関する撮像素子の読み出しモードを設定する設定ステップと、
を有する、撮像素子の読み出しモード設定方法。
【請求項16】
ユーザによるスルー画像の表示モードの設定を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップで受け付けた前記スルー画像の表示モードの設定結果に基づいて、前記スルー画像の解像度に関する撮像素子の読み出しモードを設定する設定ステップと、
を有する、撮像素子の読み出しモード設定方法。
【請求項17】
外部の表示装置との接続を検出する表示装置検出ステップと、
前記表示装置検出ステップでの検出結果に基づいて、スルー画像の解像度に関する撮像素子の読み出しモードを設定する設定ステップと、
を有する、撮像素子の読み出しモード設定方法。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−130292(P2011−130292A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−288299(P2009−288299)
【出願日】平成21年12月18日(2009.12.18)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】