説明

撮影モニター機能付きのセンサー発光装置

【課題】本発明は、撮影モニター機能付きのセンサー発光装置を提供する。
【解決手段】上ケースと、下ケースと、カメラレンズ本体とからなる。電源入力端子が下ケースの下方に設けられ、下ケースの内側には電気回路板が設けられ、前記電気回路板の表面には、一つ以上の発光素子と赤外線センサーが設けられ、上ケースは下ケースの上縁に設けられ、カバー部材が上ケースの上に設けられ、センサーカバーがカバー部材上に設けられ、カメラレンズ本体は赤外線センサーの一側に設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は撮影モニター機能付きのセンサー発光装置に関し、特にカメラレンズ本体を上ケースのカバー部材一側のカメラ固定溝に固定することで、盗難防止モニター機能を兼ね備えさせたセンサー機能をもつ発光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な盗難防止モニター装置は、従来の方法が赤外線センサーとカメラのレンズを別々にして組み立てているため、見た目が目立ちやすく、体積も大きくなり、しかも、回路が外に露出する問題が生じるため、人に簡単に見つかってしまい、様々な方法で監視カメラの録画範囲を避けることができ、監視カメラの機能をなしていないケースがある。
【0003】
しかしながら、一般の盗難防止モニター装置は、消費性の電子製品の体積が年年小さくなってきているものの、外観の設計は、やはり、人に簡単に見つかってしまいやすく、様々な方法で監視カメラの録画範囲を避けることができる。さらに、装置を固定してセットした場合、録画機能に死角が生じてしまい、証拠に用いることができる録画画像をとることができず、改良の余地があるといえる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第7,327,254号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したような各種の状況や問題に鑑み、本発明者は、関連業界に長年従事し開発経験を積み、技術を磨いた結果、上述の従来の構造などの欠点を解決しつつ、
米国特許第7,327,254号を引き継ぎ、現代の使用者のニーズに合うセンサー機能を備えた発光装置を発明した。
【0006】
本発明は、撮影モニター機能付きのセンサー発光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による撮影モニター機能付きのセンサー発光装置は、電源入力端子が設けられた下ケースを備える。下ケースの外側縁には、ねじ山が設けられる。下ケースの内側には、電気回路板とカメラ固定溝が設けられ、カメラレンズ本体はカメラ固定溝内に固定され、前記電気回路板の表面には複数の発光素子が設けられ、上ケースの内側には、対応するねじ山が設けられるとともに、上ケースは下ケースの上縁に設けられ、カバー部材は上ケースの上に設けられ、センサーカバーは、カバー部材の上方に設けられる。
【0008】
従来の技術の盗難防止モニター装置を使用すると、人に見つかってしまいやすく、監視録画範囲をわざと避けることが可能であり、監視カメラの機能をなさないことがある。このため、本発明は、従来技術の欠点を鑑み、時代の進歩に対応させる。消費性電子製品の体積が年年小さくなっており、製品の体積の縮小は、製品をさらに隠しやすくして、発見されにくくすることができる。従来技術の欠点に鑑み、本発明者は、米国特許第7,327,254を受け継ぎ、センサー機能を備えた発光装置の内部に、カメラレンズを設けることで、センサー機能をもつ発光装置に盗難防止モニター機能を兼ね備えさせている。センサー機能によって、カメラレンズを起動させる。本発明の装置を一般の電灯の台座に取り付けた時、一般の電源回路を利用して、リモート方式で、パソコンに連結させて、モニタリングアクセスすることができる。この装置は、撮影モニター、赤外線センサー、発光という三つの機能一体化させている。その内、赤外線センサーと、カメラレンズ本体と、発光素子は、電気回路板上に単独で設けられる。その照明効果は優れていて、カメラレンズが撮影できる範囲も広い。それにより、一般的な盗難防止モニター装置に生じる撮影の死角を改善することができるとともに、家に侵入されてしまった時、さらに多くの証拠を提供して、警察の捜査の参考にすることができるため、警察の捜査の効率を高めることができる。以上のように、本発明は、盗難防止モニターと、センサー、発光機能を兼ね備えている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の構造を示した斜視図である。
【図2】本発明の構造を示した分解斜視図である。
【図3】本発明の構造を示した説明図である。
【図4】本発明の構造を示した説明図である。
【図5】本発明の構造を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の理解を深めるために、以下に、図を併せながら好ましい実施例を挙げて本発明の構造と機能について詳細な説明を行う。図1から図4に示すように、本発明による撮影モニター機能付きのセンサー発光装置は、上ケース1と、下ケース2と、カメラレンズ本体3とによって構成する。
【0011】
図1から図4を参照する。下ケース2の下方には、電源入力端子22が設けられる。電源入力端子22は、電灯の台座に取り付けられ、一般の交流電源に連結される。電源入力端子22と下ケース2の間には、球形ジョイント24が設けられる。それにより、電源入力端子22を電灯の台座に固定した後、上方を球形ジョイント24により適切な角度に調整して、様々な使用スペースに対応させることができる。下ケース2の内側には電気回路板が設けられ、電気回路板の表面には複数の発光素子21が設けられ、上ケース1は、対応するねじ山によって、下ケース2に嵌め込まれて固定される。カバー部材13は、下ケース2の上方に設けられ、相応の間隔で固定される。カバー部材13と赤外線センサー23の一側のカメラ固定溝31には、カメラレンズ本体3が設けられ、カメラ固定溝31は、上ケース1の対応するカメラレンズ孔32内に固定され、センサーカバー12は、ほぞ設計により、カバー部材13の上方に組み合わされて固定される。
【0012】
図1から図4の図に示すように、本発明は、表門、アーケード、軒下、車庫、裏門に設けられる。本発明の撮影モニター機能付きのセンサー発光装置を一般的な発光装置の台座に取り付け、交流電源に連結させた時、下ケース2の内部には赤外線センサー23が設けられ、電気回路板に基づき設定された一般交流電源により電力が供給される。熱を持つ物体がセンサーの範囲に進入してきたとき、赤外線センサー23は、電気回路板表面の複数の発光素子21を起動させて、照明機能が生じる。しかも、同時に、カメラレンズ本体3の撮影機能が起動される。赤外線センサー23が熱をもつ物体を検出しなかった時、前記カメラレンズ本体3はスタンバイ状態になり、赤外線センサー23が熱をもつ物体を検出した時、再び、カメラレンズ本体3と発光素子21が作動を開始する。また、一般的な電源回路を利用して、リモート方式でパソコンに連結させモニタリングアクセスすることができ、このメカニズムを利用して、起動とスタンバイを繰り返させ、盗難防止と隠匿性の機能を達成することができる。
【符号の説明】
【0013】
1 上ケース
12 センサーカバー
13 カバー部材
2 下ケース
21 発光素子
22 電源入力端子
23 赤外線センサー
24 球形ジョイント
3 カメラレンズ本体
31 カメラ固定溝
32 カメラレンズ孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上ケースと、下ケースと、カメラレンズ本体とからなる撮影モニター機能付きのセンサー発光装置であって、
電源入力端子が前記下ケースの下方に設けられ、該下ケースの内側には電気回路板が設けられ、前記電気回路板の表面には、一つ以上の発光素子と赤外線センサーが設けられ、前記上ケースは前記下ケースの上縁に設けられ、カバー部材が前記上ケースの上に設けられ、センサーカバーが前記カバー部材上に設けられ、
前記カメラレンズ本体は前記赤外線センサーの一側に設けられ、熱をもつ物体がセンサー範囲に進入してきた時、前記カメラレンズ本体は撮影を行い、前記発光素子を起動させることを特徴とする、撮影モニター機能付きのセンサー発光装置。
【請求項2】
前記下ケースの赤外線センサーの一側にはカメラ固定溝が設けられ、前記上ケースにおけるカメラ固定溝と対応する位置にはカメラレンズ孔が設けられ、前記カメラレンズ本体は、前記カメラ固定溝内に嵌合されるとともに、前記上ケースに設けられたカメラレンズ孔に嵌合されることを特徴とする、請求項1に記載の撮影モニター機能付きのセンサー発光装置。
【請求項3】
前記赤外線センサーと、前記カメラレンズ本体と、前記発光素子は、前記電気回路板に単独で設けられることを特徴とする、請求項1に記載の撮影モニター機能付きのセンサー発光装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−42503(P2013−42503A)
【公開日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−179693(P2012−179693)
【出願日】平成24年8月14日(2012.8.14)
【出願人】(504288409)
【Fターム(参考)】