説明

操作手順表示装置、操作手順表示システム、操作手順表示方法、電子機器、プログラムおよび記録媒体

【課題】電子機器に対する操作手順を示す動画を表示する操作手順表示装置において、ユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】操作手順画像を、連続する複数の部分手順画像によって構成し、上記各部分手順画像を連続する複数の静止画像によって構成する。そして、部分手順画像を構成する複数の上記静止画像を順次表示させることで当該部分手順画像の動画表示を行い、各部分手順画像を順次表示させることで操作手順画像の表示を行う。表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像を表示させる指示の入力を行うための「前へ」ボタンが操作されたときには表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像の動画表示を開始させ、表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像を表示させる指示を行うための「次へ」ボタンが操作されたときに表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像の動画表示を開始させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に対する操作手順を示す動画を表示する操作手順表示装置および操作手順表示方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、電子機器に対する操作手順を示す動画を表示装置に表示することによりユーザの操作を支援することが行われている。
【0003】
この種の表示装置においては、一般に、上記動画の最終コマまで表示が行われると、1コマ目に戻って再び上記動画の表示が繰り返される。
【0004】
また、特許文献1には、エラーの解除手順をあらわした動画を表示する画像形成装置において、上記動画を1コマだけ次に進めるためのコマ送りキー、動画を一時停止させるための一時停止キー、上記動画を構成する静止画の一部を拡大表示するための拡大キーのうちの少なくとも1つからなる受付手段を備え、この受付手段がユーザから受け付けた指示に基づいて動画の表示状態を制御する技術が開示されている。
【特許文献1】特開2005−208335号公報(平成16年1月22日公開)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ユーザは表示装置に表示される動画を確認しながら電子機器に対する操作を行う場合が多いため、上記従来の技術では、次に行うべき操作に関する表示を見落としがちでとなる。特に、電子機器に対する操作手順が複雑であるほど操作手順を示す動画の表示時間は長くなる。そのような場合には表示装置に表示された全ての操作手順を記憶して操作を行うことが困難であるため、電子機器に対する操作を段階的に行い、段階毎に操作手順を確認することになる。したがって、1コマ目から最終コマまでを連続して表示する上記従来技術の方式では、次に行うべき操作の表示を見落としやすくなる。また、操作手順の動画を表示する表示装置の位置と、操作を行う電子機器の位置とが離れている場合には、ユーザは操作手順を確認する毎に電子機器を操作するために移動したり姿勢を変えたりする必要がある。したがって、次に行うべき操作の表示を見落としやすい。
【0006】
また、最終コマまで表示してから1コマ目に戻って再び動画の表示を繰り返す上記従来の構成では、ユーザは見落とした操作手順の動画が再び表示されるまで待機する必要があるため、ユーザの利便性は低いものとなっている。
【0007】
また、特許文献1の技術では、動画のコマ送りや一時停止を可能にしているが、コマ送りを行う場合には所望する操作内容に関する手順が表示されるまで、電子機器に対する操作の手を休めて、コマ送り操作を複数回繰り返す必要があるので、ユーザの利便性が低下する。また、コマ送りを行う場合、動画による手順の把握が困難であるという問題もある。
【0008】
また、特許文献1の技術では、動画表示された操作手順の一部を見落としてしまった場合、キー操作を繰り返しながら見逃した操作手順を、1コマ目から最終コマまでの一連のコマの中から探す必要があり、ユーザにとって煩雑な操作が必要になる。
【0009】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子機器に対する操作手順を示す動画を表示する操作手順表示装置において、ユーザの利便性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の操作手順表示装置は、上記の課題を解決するために、電子機器に対する操作手順を示す操作手順画像を動画表示する操作手順表示装置であって、上記操作手順画像を記憶する記憶部と、上記操作手順画像を表示する表示部と、ユーザからの指示入力を受け付ける指示入力部と、上記表示部の表示状態を制御する制御部とを備え、上記操作手順画像は連続する複数の部分手順画像によって構成され、上記部分手順画像は連続する複数の静止画像によって構成され、上記制御部が、部分手順画像を構成する複数の上記静止画像を上記記憶部から読み出して上記表示部に順次表示させることで当該部分手順画像の動画表示を行い、上記各部分手順画像を順次表示させることで上記操作手順画像の表示を行うようになっており、上記制御部は、上記指示入力部を介して表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像を表示させるための指示である第1指示が入力されたときに表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像の動画表示を開始させ、上記指示入力部を介して表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像を表示させるための指示である第2指示が入力されたときに表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像の動画表示を開始させることを特徴としている。
【0011】
上記の構成によれば、上記操作手順画像は連続する複数の部分手順画像によって構成され、上記部分手順画像は連続する複数の静止画像によって構成され、上記制御部が、部分手順画像を構成する複数の上記静止画像を上記記憶部から読み出して上記表示部に順次表示させることで当該部分手順画像の動画表示を行い、各部分手順画像を順次表示させることで操作手順画像の表示を行うようになっている。そして、上記制御部は、上記指示入力部を介して表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像を表示させるための指示である第1指示が入力されたときに表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像の動画表示を開始させ、上記指示入力部を介して表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像を表示させるための指示である第2指示が入力されたときに表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像の動画表示を開始させる。
【0012】
これにより、ユーザは、第1指示または第2指示を入力することにより、所望する部分手順画像を容易に選択して表示させることができる。したがって、特許文献1のようにコマ送り操作を繰り返して所望する操作手順を探す必要がないので、ユーザの利便性を向上させることができる。例えば、電子機器に対する作業中に操作手順の一部の表示を見逃してしまった場合であっても、簡単な操作で見逃した部分を含む部分手順画像を選択して表示させることができる。
【0013】
また、上記制御部は、上記指示入力部を介して上記部分手順画像の動画表示を一時停止して静止画表示を行わせるための指示である第3指示が入力されたときに、表示中の静止画像の静止画表示を行わせる構成としてもよい。
【0014】
上記の構成によれば、部分手順画像を所望する位置で一時停止させて静止画像を表示させることができる。したがって、例えば、電子機器に対する操作の進行状況に応じて部分手順画像を一時停止させることができる。
【0015】
また、上記制御部は、上記指示入力部を介して動画表示の一時停止を解除して動画表示を再開させるための指示である第4指示が入力されたときに動画表示を再開させる構成であってもよい。
【0016】
上記の構成によれば、部分手順画像の一時停止を所望するタイミングで解除して動画表示を再開させることができる。したがって、例えば、電子機器に対する操作の進行状況に応じて部分手順画像の一時停止を解除できる。
【0017】
また、上記制御部は、上記指示入力部を介して上記操作手順画像の表示を終了させるための指示である第5指示が入力されたときに上記操作手順画像の表示を終了させる構成であってもよい。
【0018】
上記の構成によれば、操作手順画像の表示の必要がなくなったときに、操作手順画像の表示を簡単な操作で容易に終了させることができる。
【0019】
また、上記制御部は、部分手順画像を構成する各静止画像の表示が終了したときに、この部分手順画像における先頭の静止画像からの動画表示を再び行わせる構成としてもよい。
【0020】
上記の構成によれば、ユーザからの指示入力部に対する指示入力が行われるまで同じ部分手順画像が繰り返し表示される。これにより、例えば、ユーザは、指示入力部に対する指示入力を行うことなく、作業中の操作内容に対応する画像を必要に応じて繰り返し確認することができる。
【0021】
本発明の操作手順表示システムは、上記したいずれかの操作手順表示装置と、この操作手順表示装置に通信可能に接続された電子機器とを備え、上記操作手順表示装置が上記電子機器に対する操作手順を示す操作手順画像を表示することを特徴としている。なお、上記電子機器は、例えば昇華型プリンタ等の画像形成装置であってもよい。
【0022】
上記の構成によれば、所望する部分手順画像を容易に選択して表示させることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0023】
本発明の電子機器は、上記したいずれかの操作手順表示装置を備えており、上記操作手順表示装置が上記電子機器に対する操作手順を示す操作手順画像を表示することを特徴としている。
【0024】
上記の構成によれば、所望する部分手順画像を容易に選択して表示させることができ、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0025】
本発明の操作手順表示方法は、電子機器に対する操作手順を示す操作手順画像を動画表示するための操作手順表示方法であって、上記操作手順画像は連続する複数の部分手順画像によって構成され、上記部分手順画像は連続する複数の静止画像によって構成されており、部分手順画像を構成する複数の上記静止画像を順次表示させることで当該部分手順画像の動画表示を行い、上記各部分手順画像を順次表示させることで上記操作手順画像の表示を行うようになっており、ユーザからの指示に応じて、表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像の動画表示、または表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像の動画表示に表示状態を移行させることを特徴としている。
【0026】
上記の方法によれば、上記操作手順画像は連続する複数の部分手順画像によって構成され、上記部分手順画像は連続する複数の静止画像によって構成されており、部分手順画像を構成する複数の上記静止画像を順次表示させることで当該部分手順画像の動画表示を行い、各部分手順画像を順次表示させることで操作手順画像の表示を行う。そして、ユーザからの指示に応じて、表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像の動画表示、または表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像の動画表示に表示状態を移行させる。
【0027】
これにより、ユーザは、簡単な指示入力によって所望する部分手順画像を容易に選択して表示させることができる。したがって、特許文献1のようにコマ送り操作を繰り返して所望する操作手順を探す必要がないので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0028】
なお、上記操作手順表示装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記制御部として動作させることにより、上記操作手順表示装置をコンピュータにて実現させるプログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に含まれる。
【発明の効果】
【0029】
以上のように、本発明の操作手順表示装置は、上記操作手順画像を記憶する記憶部と、上記操作手順画像を表示する表示部と、ユーザからの指示入力を受け付ける指示入力部と、上記表示部の表示状態を制御する制御部とを備え、上記操作手順画像は連続する複数の部分手順画像によって構成され、上記部分手順画像は連続する複数の静止画像によって構成され、上記制御部が、部分手順画像を構成する複数の上記静止画像を上記記憶部から読み出して上記表示部に順次表示させることで当該部分手順画像の動画表示を行い、上記各部分手順画像を順次表示させることで上記操作手順画像の表示を行うようになっており、上記制御部は、上記指示入力部を介して表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像を表示させるための指示である第1指示が入力されたときに表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像の動画表示を開始させ、上記指示入力部を介して表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像を表示させるための指示である第2指示が入力されたときに表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像の動画表示を開始させる。
【0030】
それゆえ、所望する部分手順画像を容易に選択して表示させることができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
本発明の一実施形態について説明する。図2は、本実施形態にかかる画像形成システム100の概略構成を示す説明図である。
【0032】
この図に示すように、画像形成システム(操作手順表示システム)100は、カラー複合機(画像形成装置、電子機器)1、情報処理装置(操作手順表示装置)2、赤外線通信装置3、および昇華型プリンタ(画像形成装置、電子機器)4を備えている。なお、情報処理装置2は、カラー複合機1とLANケーブル等の通信媒体を介して通信可能に接続されている。また、情報処理装置2は、昇華型プリンタ4とLANケーブル等の通信媒体を介して通信可能にローカル接続されている。また、情報処理装置2は、赤外線通信装置3との間で赤外線通信によって各種情報(例えば画像データ等)を送受信可能になっている。
【0033】
カラー複合機1は、画像データに応じた画像を記録材としての用紙上に形成(印刷)するものであり、スキャナ機能、コピー機能(複写機能)、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を備えている。なお、画像形成システム100は、上記の構成に加えて、あるいはカラー複合機1に代えて、他の画像形成装置を情報処理装置2と通信可能に備えてもよい。また、上記の他の画像形成装置は、モノクロ画像を形成するものであってもよく、コピー機能(複写機能)、プリンタ機能、およびファクシミリ機能のうちのいずれか1つ以上の機能を有するものであってもよい。
【0034】
図3は、カラー複合機1の一構成例を示すブロック図である。この図に示すように、カラー複合機1は、表示部10、操作部11、通信インターフェース12、通信コネクタ13、電源コネクタ14、電力制御部15、一時記憶部16、原稿走査部17、読取画像データ生成制御部18、印刷制御部19、画像形成部20、記憶部21、記憶媒体読取部22、および主制御部23を備えている。なお、主制御部23、原稿走査部17、読取画像データ生成制御部18、印刷制御部19、画像形成部20、記憶部21、記憶媒体読取部22、表示部10、操作部11、通信インターフェース12、電力制御部15、および一時記憶部16はバスBを介して接続されている。
【0035】
主制御部23は、バスBを介して接続された上記各部の動作、すなわちカラー複合機1全体の動作を制御するものである。なお、主制御部23は、例えばCPU(Central Processing Unit)等からなり、記憶部21に格納されたプログラムや各種データ、ユーザからの指示内容等に基づいてカラー複合機1の各部の動作を制御する。原稿走査部17は、原稿載置台(図示せず)上に置かれた原稿を走査して光学的に読み取るものである。読取画像データ生成制御部18は、原稿走査部17で読み取った光学信号を電気信号に変換して画像データを生成するものである。画像形成部20は画像データに応じた画像を用紙上に形成するものであり、印刷制御部19は画像形成部20における印刷処理動作を制御するものである。表示部10は、カラー複合機1において行われる各処理(例えば、原稿読取処理、印刷処理等)に関する情報を表示するものである。操作部11は、カラー複合機1に対するユーザからの操作指示を受け付けて主制御部23に伝達するものである。通信インターフェース12は、通信コネクタ13を介してカラー複合機1に通信可能に接続された外部装置との通信を制御するものである。電力制御部15は、カラー複合機1における消費電力の検知処理、待機状態への移行処理、および電源オフ処理などを制御するものである。電源コネクタ14は、カラー複合機1の外部に設けられた電力供給手段から供給される電力を受け付けるものである。記憶媒体読取部22は、IC(Integrated Circuit)カードなどの記憶媒体に記憶されている情報を読み取って主制御部23に伝達するものである。一時記憶部16は、読取画像データ生成制御部18において生成された画像データ、通信インターフェース12を介して受信した画像データ、記憶媒体読取部22が記憶媒体から読み取った画像データなどを一時的に格納するものである。
【0036】
情報処理装置2は、赤外線通信装置3や各種記録媒体から取得した情報(画像データ等)をカラー複合機1や昇華型プリンタ4に適宜伝達する機能を有している。また、情報処理装置2は、カラー複合機1や昇華型プリンタ4に対するユーザの操作手順を示す動画(操作手順画像)を表示する機能も有している。なお、操作手順画像の表示方法については後述する。
【0037】
図4は、情報処理装置2の概略構成を示すブロック図である。この図に示すように、情報処理装置2は、表示部31、表示部用コネクタ32、表示インターフェース33、通信コネクタ34、通信インターフェース35、一時記憶部36、制御部37、記憶部38、USBインターフェース41、赤外線受信部42、タッチパネル操作部43、およびメディアスロット部44を備えている。なお、記憶部38、通信インターフェース35、表示インターフェース33、一時記憶部36、およびUSBインターフェース41はバスBuを介して制御部37に接続されており、これら各部の動作は制御部37によって制御される。
【0038】
制御部37は、例えばCPU(Central Processing Unit)等からなり、記憶部38に格納されたプログラム等に基づいて情報処理装置2の各部の動作を制御する。
【0039】
記憶部38は、プログラム記憶部39と操作案内情報記憶部40とを備えている。プログラム記憶部39は、制御部37において実行される各種プログラムを記憶するためのものである。プログラム記憶部39には、例えば、(1)アプリケーションソフトウェア等からの印刷指示に基づいて印刷画像データを作成し、作成した印刷画像データをカラー複合機1あるいは昇華型プリンタ4に送信するプリンタドライバ、(2)赤外線通信装置3から画像データ等のデータを赤外線通信で受信する赤外線受信プログラム、(3)カラー複合機1との通信を行うための通信プログラム、(4)画像データに日付等の情報を付加して印刷さるためのプログラムなどが記憶されている。
【0040】
操作案内情報記憶部40には、カラー複合機1および昇華型プリンタ4に対する操作手順を示す動画を構成する複数の静止画セル(静止画像)が記憶されている。
【0041】
図5は、操作案内情報記憶部40に記憶されている操作手順を示す動画の構成を示す説明図である。この図に示すように、カラー複合機1あるいは昇華型プリンタ4に対する一連の操作全体の手順を示す全体手順画像(操作手順画像)は連続する複数の部分手順画像(部分手順画像1〜m(mは2以上の自然数))からなり、各部分手順画像は連続する複数の静止画セル(セル1〜n(nは2以上の自然数))からなる。そして、連続する各静止画セルを所定の時間ずつ順次表示していくことで部分手順画像の動画が表示され、連続する各部分手順画像を順次表示することで全体手順画像の動画が表示される。なお、各部分手順画像は、全体手順画像を操作内容に応じて複数に区分したものであってもよい。したがって、各部分手順画像に含まれる静止画セルの数、すなわち各部分手順画像の動画の表示時間は部分手順画像毎に異なっていてもよい。
【0042】
図6〜図8は、昇華型プリンタ4にロール紙を補給するための全体操作手順を構成する部分手順画像の一例を示している。つまり、昇華型プリンタ4のロール紙を交換するための全体手順画像は、昇華型プリンタ4のカバー(ドア)を開く操作を示す部分手順画像A(図6参照)、昇華型プリンタ4へのロール紙の挿入操作を示す部分手順画像B(図7参照)、および昇華型プリンタ4のカバーを閉める操作を示す部分手順画像C(図8参照)によって構成されている。また、図6〜図8に示したように、各部分手順画像は、複数の静止画セル(セル)によって構成されている。
【0043】
一時記憶部(RAM)36は、画像データやプログラム等の各種情報を一時的に保存するものである。
【0044】
表示インターフェース33は、表示部用コネクタ32を介して接続された表示部31を制御し、この表示部31に制御部37からの指示に応じた画像を表示させる。表示部31は、表示インターフェース33の指示に応じた画像を表示する表示装置である。表示部31としては、例えば液晶表示装置、プラズマ表示装置、有機EL表示装置などを用いることができる。なお、本実施形態では、表示部31としてタッチパネル機能を備えた液晶表示装置を用いる。
【0045】
通信インターフェース35は、通信コネクタ34を介して接続される各種装置(例えば、カラー複合機1、昇華型プリンタ4など)との通信を行うためのものである。
【0046】
USBインターフェース41は、赤外線受信部42、タッチパネル操作部43、およびメディアスロット部44と制御部37との間のデータの入出力を行うためのものである。赤外線受信部42は、赤外線通信装置3から送信された画像データ等の情報を受信するものである。タッチパネル操作部43は、表示部31に備えられるタッチパネルに対するユーザの指示入力を受け付けるものである。メディアスロット部44は、SDカードなどの記録媒体(記録メディア)を挿入され、挿入された記録媒体からの情報の読み出し、および当該記録媒体への情報の書き込みを行う。なお、メディアスロット部44に挿入される記録媒体の種類は特に限定されるものではないが、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
【0047】
次に、操作手順画像の表示方法について説明する。図9は、操作手順画像の表示処理の流れを示すフロー図である。
【0048】
まず、制御部37は、操作手順画像を構成する部分手順画像のうちの最初の部分手順画像の表示を開始させるとともに、ボタン画像B1〜B4を表示させる(S1)。より具体的には、制御部37は、部分手順画像に含まれる各静止画セルを所定時間ずつ順次表示させていくことにより、部分手順画像の動画を表示させる。また、これと同時に、ユーザの操作入力を受け付けるためのボタン画像B1〜B4を表示させる。なお、ユーザが所望する指示に対応するボタン画像に触れると、当該指示がタッチパネル操作部43およびUSBインターフェース41を介して制御部37に伝達されるようになっている。
【0049】
図1は、操作手順画像を表示する際の表示部31の表示画面の一例を示している。この図に示すように、操作手順画像を表示する際、表示部31の表示画面には、操作手順画像を構成する静止画セル画像、動画表示の一時停止を指示するための「停止」のボタン画像(第3指示部)B1、表示中の部分手順画像の1つ前の部分手順画像を表示させるための「前へ」のボタン画像(第1指示部)B2、表示中の部分手順画像の1つ後の部分手順画像を表示させるための「次へ」のボタン画像(第2指示部)B3、および操作手順画像の表示を終了させるための「終了」のボタン画像(第5指示部)B4が表示される。
【0050】
なお、ユーザからの操作手順画像の表示開始指示があったときに制御部37がユーザから選択指示された操作手順画像の表示処理を開始するようにしてもよく、カラー複合機1あるいは昇華型プリンタ4にエラーが生じたことを検知する検知手段を設けておき、この検知手段がエラーを検知したときに制御部37が当該エラーを解消するための操作手順に対応する操作手順画像の表示処理を開始するようにしてもよい。上記エラーとしては、例えば、紙詰まり、用紙切れ、トナー,インク等の各種消耗品の残量不足、各種部品の故障,劣化などが挙げられる。これらのエラーを検知する検知手段としては、従来から公知のものを用いることができる。
【0051】
部分手順画像の表示を開始した後、制御部37は、部分手順画像の動画表示を継続しながら、ボタン画像B1〜B4のいずれかに対してボタン操作がなされたか否かを判断する(S2)。
【0052】
そして、ボタン操作がなされていないと判断した場合、制御部37は、部分手順画像の動画表示を継続するとともに、当該部分手順画像を構成する全ての静止画セルを表示したか否かを判断する(S3)。ここで、全ての静止画セルを表示していない、すなわち表示していない静止画セルが残っていると判断した場合、制御部37は、S2の処理に戻る。
【0053】
一方、S3において上記部分手順画像を構成する全ての静止画セルを表示したと判断した場合、制御部37は、この部分手順画像を再度選択し(S4)、S1に戻ってこの部分手順画像における最初の静止画セルから再度表示を開始する。
【0054】
また、S2においてボタン操作がなされたと判断した場合、制御部37は、操作されたボタンが「停止」ボタンであるか否かを判断する(S5)。そして、「停止」ボタンが操作されたと判断した場合、制御部37は、部分手順画像の動画表示を一時停止させる(S6)。すなわち、「停止」ボタンが操作された時点で表示していた静止画セルを継続して表示(静止画表示)させる。また、制御部37は、表示部31に表示させるボタン画像B1を「停止」から「再開」に変更させる(S8)。すなわち、ボタン画像B1を「再開」ボタン(第4指示部)として機能させる。そして、「再開」ボタンが操作されると、制御部37は部分手順画像の動画表示の一時停止を解除する(S9)。すなわち、部分手順画像に含まれる静止画セルを所定時間毎に順次表示させて動画表示を行う処理を再開する。また、制御部37は、表示部31に表示させるボタン画像B1を「再開」から「停止」に変更し(S10)、S2の処理に戻る。
【0055】
また、S5において、操作されたボタンが「停止」ボタンではないと判断した場合、制御部37は、操作されたボタンが「前へ」ボタンであるか否かを判断する(S11)。そして、操作されたボタンが「前へ」であると判断した場合、表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像を選択し(S12)、S1に戻って選択した上記部分手順画像における最初の静止画セルからの表示を開始させる。
【0056】
なお、表示中の部分手順画像よりも前の部分手順画像が存在しない場合、すなわち表示中の部分手順画像が先頭の部分手順画像である場合には、「前へ」ボタンが選択されたときに、例えば、ボタン操作がなされなかったものとみなしてS2の処理に戻るようにしてもよい。また、表示中の部分手順画像よりも前の部分手順画像が存在しない場合には「前へ」ボタンを表示しないようにしてもよく、「前へ」ボタンが操作されても当該操作を受け付けないようにしてもよい。
【0057】
また、表示中の部分手順画像よりも後の部分手順画像が存在しない場合、すなわち表示中の部分手順画像が最後の部分手順画像である場合には、「次へ」ボタンが選択されたときに、例えば、ボタン操作がなされなかったものとみなしてS2の処理に戻るようにしてもよい。また、表示中の部分手順画像よりも後の部分手順画像が存在しない場合には「次へ」ボタンを表示しないようにしてもよく、「次へ」ボタンが操作されても当該操作を受け付けないようにしてもよい。
【0058】
また、S11において、操作されたボタンが「前へ」ボタンではないと判断した場合、制御部37は、操作されたボタンが「次へ」ボタンであるか否かを判断する(S13)。そして、操作されたボタンが「次へ」であると判断した場合、表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像を選択し(S14)、S1に戻って選択した上記部分手順画像における最初の静止画セルからの表示を開始させる。
【0059】
また、S13において、操作されたボタンが「次へ」ボタンではないと判断した場合、制御部37は、操作されたボタンが「終了」ボタンであると判断し、操作手順画像の表示を終了する。
【0060】
以上のように、本実施形態では、操作手順画像を、操作手順を複数に分割した部分手順を示す動画である複数の部分手順画像によって構成し、上記部分手順画像を複数の静止画セルによって構成し、部分手順画像を構成する複数の上記静止画セルを順次表示させることで当該部分手順画像の動画表示を行う。また、タッチパネル機能を有する表示部31に表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像を表示させる指示の入力を行うための「前へ」ボタンと、表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像を表示させる指示を行うための「次へ」ボタンとを表示させ、「前へ」ボタンが操作されたときに表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像の動画表示を開始させ、「次へ」ボタンが操作されたときに表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像の動画表示を開始させる。
【0061】
これにより、ユーザは、「前へ」ボタンまたは「次へ」ボタンを操作することにより、所望する部分手順画像を容易に選択して表示させることができる。したがって、特許文献1のようにコマ送り操作を繰り返して所望する操作手順を探す必要がないので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0062】
なお、本実施形態では、情報処理装置2に備えられる表示部31がタッチパネルである構成について説明したが、これに限るものではない。例えば、ユーザからの指示入力を受け付けるためのキー操作部(図示せず)を表示部31とは別に設け、ユーザがこのキー操作部を介して「停止」、「再開」、「前へ」、「次へ」、「終了」等の指示入力を行うようにしてもよい。
【0063】
また、本実施形態では、図9のS2においていずれのボタンが操作されたかを「停止」、「前へ」、「次へ」、「終了」の順に判断しているが、この順に限るものではなく、適宜変更してもよい。また、いずれのボタンが操作されたかの判断を各ボタンについて同時に、あるいは並行して行ってもよい。
【0064】
また、本実施形態では、部分手順画像を構成する各静止画セルの表示が終了したときに、この部分手順画像における先頭の静止画セルの動画表示を再び行うようにしているが、これに限るものではない。例えば、部分手順画像を構成する各静止画セルの表示が終了したときに、この部分手順画像の次の部分手順画像の動画表示を開始させるようにしてもよい。また、部分手順画像を構成する各静止画セルの表示が終了したときに、この部分手順画像の動画表示を再び行うか、あるいは次の部分手順画像の動画表示を行うかを、ユーザがあらかじめ任意に設定できるようにしてもよく、部分手順画像を構成する各静止画セルの表示が終了する毎にユーザが選択するようにしてもよい。
【0065】
また、本実施形態では、情報処理装置2がカラー複合機1および昇華型プリンタ4に対して通信可能に備えられる構成について説明したが、これに限るものではなく、例えば、情報処理装置2が、カラー複合機1あるいは昇華型プリンタ4に備えられていてもよい。
【0066】
また、本実施形態では、情報処理装置2が、カラー複合機1あるいは昇華型プリンタ4等の画像形成装置に対する操作手順画像を示す画像を表示させる場合について説明したが、これに限るものではなく、画像形成装置以外の電子機器に対する操作手順画像を表示させてもよい。
【0067】
また、上記実施形態において、情報処理装置2に備えられる制御部37は、CPU等のプロセッサを用いてソフトウェアによって実現される。すなわち、情報処理装置2は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。
【0068】
なお、上述した機能を実現するソフトウェアである情報処理装置2の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、情報処理装置2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することに本発明の目的を達成するようにしてもよい。
【0069】
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
【0070】
また、情報処理装置2を通信ネットワークと接続可能に構成し、通信ネットワークを介して上記プログラムコードを供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
【0071】
また、情報処理装置2の各ブロックは、ソフトウェアを用いて実現されるものに限らず、ハードウェアロジックによって構成されるものであってもよく、処理の一部を行うハードウェアと当該ハードウェアの制御や残余の処理を行うソフトウェアを実行する演算手段とを組み合わせたものであってもよい。
【0072】
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0073】
本発明は、電子機器に対する操作手順を示す動画を表示する操作手順表示装置に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明の一実施形態にかかる画像形成システムにおいて表示される操作手順画像の一例を示す説明図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる画像形成システムの概略構成を示す説明図である。
【図3】図2の画像形成システムに備えられる画像形成装置の一構成例を示すブロック図である。
【図4】図2の画像形成システムに備えられる情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる画像形成システムにおいて表示される操作手順画像の構成を示す説明図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる画像形成システムにおいて表示される操作手順画像を構成する部分手順画像の一例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる画像形成システムにおいて表示される操作手順画像を構成する部分手順画像の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施形態にかかる画像形成システムにおいて表示される操作手順画像を構成する部分手順画像の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の一実施形態にかかる画像形成システムにおける操作手順画像の表示処理の流れを示すフロー図である。
【符号の説明】
【0075】
1 カラー複合機(画像形成装置、電子機器)
2 情報処理装置(操作手順表示装置)
3 赤外線通信装置
4 昇華型プリンタ(画像形成装置、電子機器)
31 表示部(指示入力部)
33 表示インターフェース
35 通信インターフェース
36 一時記憶部
37 制御部
38 記憶部
39 プログラム記憶部
40 操作案内情報記憶部
41 USBインターフェース
43 タッチパネル操作部(指示入力部)
100 画像形成システム(操作手順表示システム)
B1 ボタン画像(第3指示部、第4指示部)
B2 ボタン画像(第1指示部)
B3 ボタン画像(第2指示部)
B4 ボタン画像(第5指示部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に対する操作手順を示す操作手順画像を動画表示する操作手順表示装置であって、
上記操作手順画像を記憶する記憶部と、上記操作手順画像を表示する表示部と、ユーザからの指示入力を受け付ける指示入力部と、上記表示部の表示状態を制御する制御部とを備え、
上記操作手順画像は連続する複数の部分手順画像によって構成され、上記部分手順画像は連続する複数の静止画像によって構成され、
上記制御部が、部分手順画像を構成する複数の上記静止画像を上記記憶部から読み出して上記表示部に順次表示させることで当該部分手順画像の動画表示を行い、上記各部分手順画像を順次表示させることで上記操作手順画像の表示を行うようになっており、
上記制御部は、上記指示入力部を介して表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像を表示させるための指示である第1指示が入力されたときに表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像の動画表示を開始させ、上記指示入力部を介して表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像を表示させるための指示である第2指示が入力されたときに表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像の動画表示を開始させることを特徴とする操作手順表示装置。
【請求項2】
上記制御部は、上記指示入力部を介して上記部分手順画像の動画表示を一時停止して静止画表示を行わせるための指示である第3指示が入力されたときに、表示中の静止画像の静止画表示を行わせることを特徴とする請求項1に記載の操作手順表示装置。
【請求項3】
上記制御部は、上記指示入力部を介して動画表示の一時停止を解除して動画表示を再開させるための指示である第4指示が入力されたときに動画表示を再開させることを特徴とする請求項2に記載の操作手順表示装置。
【請求項4】
上記制御部は、上記指示入力部を介して上記操作手順画像の表示を終了させるための指示である第5指示が入力されたときに上記操作手順画像の表示を終了させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の操作手順表示装置。
【請求項5】
上記制御部は、部分手順画像を構成する各静止画像の表示が終了したときに、この部分手順画像における先頭の静止画像からの動画表示を再び行わせることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の操作手順表示装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の操作手順表示装置と、この操作手順表示装置に通信可能に接続された電子機器とを備え、上記操作手順表示装置が上記電子機器に対する操作手順を示す操作手順画像を表示することを特徴とする操作手順表示システム。
【請求項7】
上記電子機器は、画像形成装置であることを特徴とする請求項6に記載の操作手順表示システム。
【請求項8】
上記画像形成装置は、昇華型プリンタであることを特徴とする請求項7に記載の操作手順表示システム。
【請求項9】
請求項1から5のいずれか1項に記載の操作手順表示装置を備えた電子機器であって、上記操作手順表示装置が上記電子機器に対する操作手順を示す操作手順画像を表示することを特徴とする電子機器。
【請求項10】
電子機器に対する操作手順を示す操作手順画像を動画表示するための操作手順表示方法であって、
上記操作手順画像は連続する複数の部分手順画像によって構成され、上記部分手順画像は連続する複数の静止画像によって構成されており、
部分手順画像を構成する複数の上記静止画像を順次表示させることで当該部分手順画像の動画表示を行い、上記各部分手順画像を順次表示させることで上記操作手順画像の表示を行うようになっており、
ユーザからの指示に応じて、表示中の部分手順画像よりも1つ前の部分手順画像の動画表示、または表示中の部分手順画像よりも1つ後の部分手順画像の動画表示に表示状態を移行させることを特徴とする操作手順表示方法。
【請求項11】
請求項1から5のいずれか1項に記載の操作手順表示装置を動作させるプログラムであって、コンピュータを上記制御部として機能させるためのプログラム。
【請求項12】
請求項11に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。




【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−45448(P2010−45448A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−206213(P2008−206213)
【出願日】平成20年8月8日(2008.8.8)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】