説明

支柱キャップ及び防護柵

【課題】支柱キャップを上方から打撃したとしても、充分な強度を備え、しかも挿入後は外れにくい支柱キャップ、及びこの支柱キャップが取付けられた支柱を備えた防護柵を提供する。
【解決手段】前記支柱キャップ4の折曲部62は始端621から先端622に至るまで内方に弾性変形可能となされているので、折曲部62の外面623と裾部52の内面との間に、支柱キャップ4を支柱1に取付けるに際して、挿入時においては前記折曲部62は内方に撓み、挿入後においては外方への復帰力が働くようにすることができるので、支柱1の挿入を容易にすることができ、しかも支柱1に取付けられた状態においては、支柱キャップ4のがたつきを抑えるようにすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歩車道境界等に設置される防護柵に関し、特に支柱上端に取付けられる支柱キャップ及び、その支柱キャップが取付けられた支柱を備えた防護柵に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、防護柵、ガードフェンス等に用いられる支柱は、筒状の鋼材が多く用いられ、この支柱上部の開口部を塞ぐために、様々な形態の支柱キャップが提案されている。そして本出願人も、キャップ本体と支持体とからなり、キャップ本体は管体端部を覆う覆い部と管体外径より僅かに大径の裾部とからなり、支持体は板体が折り曲げられてその水平断面形が平板部とその両側に曲折されたZ折曲部とからなるZ形になされその上部が前記覆い部に固定されて支持体の下部側から管体内径に挿入され、その支持体の断面の相対するZ折曲部の縁端部間の寸法が管体内径寸法と同じかごく僅かに大なる寸法となされるとともに、Z折曲部の縁端部下端が切り欠かれている支柱キャップを提案していた(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−119740号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の図面の図1に記載されている支柱キャップは、キャップ本体と支持体とからなり、キャップ本体は円筒の管体である支柱の上端を覆う覆い部と管体外径より大径の裾部とからなり、鋼製板によるプレス成形で製作されたものである。そして支持体は、鋼製の板体が折り曲げられてその水平断面形が平板部とその両側に曲折された折曲部とからなるZ形になされたもので、支持体の上部の一部が曲折された部分において、すなわち折曲部の上端部分が前記キャップ本体の覆い部内面にスポット溶接によって固定されたものである。
【0005】
そして上記支柱キャップは、前記折曲部の外面と裾部の内面との間の隙間に支柱の上端を挿入することにより、支柱に取付けられるのであるが、前記折曲部の上端部分が覆い部内面にスポット溶接によって固定されているため、前記折曲部の内面と裾部の内面との間の隙間寸法が固定されており、したがって、支柱の挿入が容易なように前記隙間寸法を支柱の上端の壁厚より広くすると、取付けられた支柱キャップが支柱に対してがたつき、そのがたつきを抑えるために、前記隙間寸法を狭くすると、支柱の挿入がしづらくなることから、挿入が容易で且つがたつきを抑えるようにするには、当該隙間寸法を支柱の上端の壁厚寸法に正確に合わせる必要が有り、かかる点を勘案して支柱キャップを精度良く製作するには非常な手間であった。
【0006】
本発明は、前記の如き懸念を解消し、支柱に支柱キャップを挿入する際、支柱の挿入が容易で且つ取付けられた支柱キャップのがたつきを抑えることのできる支柱キャップ、及びこの支柱キャップが取付けられた支柱を備えた防護柵を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち本発明に係る支柱キャップは、設置面に立設されたパイプ状の支柱上端を塞ぐ支柱キャップであって、支柱キャップはキャップ本体と支持体とを備え、キャップ本体は支柱上端を覆う覆い部と、該覆い部の周縁より垂下された裾部とを備え、支持体は前記覆い部内面から垂下され、該覆い部内面に固定される縦板部とその両側端に形成された折曲部とを備え、前記折曲部は始端から先端に至るまで内方に弾性変形可能となされ、前記折曲部の外面と裾部の内面との間、又は前記折曲部の外面を始端から覆い部の内面方向に延長した仮想面と裾部の内面との間に前記支柱の上端が挿入されていることを特徴とするものである。
【0008】
また本発明に係る支柱キャップは、前記折曲部の始端は、裾部の先端より下方に位置されていることを特徴とするものである。
【0009】
また本発明に係る支柱キャップは、前記支持体は、前記覆い部内面を横断する方向に形成された縦板部と、該縦板部の両端より覆い部の内周方向に沿って互いに反対方向に折曲された折曲部とにより、水平断面Z形となされていることを特徴とするものである。
【0010】
また本発明に係る支柱キャップは、前記折曲部に通孔が形成されていることを特徴とするものである。
【0011】
また本発明に係る防護柵は、上記支柱キャップが取付けられた支柱間にビーム材が架設され、前記ビーム材を支持する支持部材が支柱を貫通する貫通ボルトにより支柱側面に取付けられたことを特徴とするものである。
【0012】
また本発明に係る防護柵は、上記支柱キャップが支柱上端に取付けられ、支柱側面に穿設された貫通孔より前記折曲部の通孔に、該支柱キャップを支柱に固定する固定用部材が挿入されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る支柱キャップによれば、前記支柱キャップの折曲部は始端から先端に至るまで内方に弾性変形可能となされているので、折曲部の外面と裾部の内面との間に、又は前記折曲部の外面を始端から覆い部の内面方向に延長した仮想面と裾部の内面との間に、支柱の上端を挿入して、支柱キャップを支柱に取付けるに際して、挿入時においては前記折曲部は内方に撓み、挿入後においては外方への復帰力が働くようにすることができるので、支柱の挿入を容易にすることができ、しかも支柱に取付けられた状態においては、支柱キャップのがたつきを抑えるようにすることができる。
【0014】
また本発明に係る支柱キャップによれば、前記折曲部の始端が裾部の先端より下方に位置するようになされ、すなわち、支柱の外面に当接する裾部に対して、支柱の内面に当接する折曲部が側面視において重なるところがないようにして形成されているため、裾部に対して折曲部が重なるところがあるようにして形成した場合に比べて、支柱の上端を挿入する際に、前記裾部及び折曲部によって過度に規制されず、支柱の挿入がより容易となり、しかも支柱に取付けられた状態においても、支柱キャップのがたつきを効果的に抑えることができる。
【0015】
また本発明に係る支柱キャップによれば、前記支持体を、前記覆い部内面を横断する方向に形成された縦板部と、該縦板部の両端より覆い部の内周方向に沿って互いに反対方向に折曲された折曲部とにより、水平断面Z形としているため、折曲部の弾性力を効果的に発現させることができ、もって支柱キャップを支柱内側面により強固に保持することができる。
【0016】
また本発明に係る支柱キャップによれば、前記折曲部に通孔を形成しているため、折曲部に形成した通孔が対応する支柱側面に穿孔して貫通孔を設けさえすれば、支柱側面に孔のないタイプの支柱であってもタッピングビス等の固定用部材で支柱キャップを簡単に取付けることができ、防護柵を形成することもできる。
【0017】
また本発明に係る防護柵によれば、上記支柱キャップが取付けられた支柱間にビーム材が架設され、前記ビーム材を支持する支持部材が支柱を貫通する貫通ボルトにより支柱側面に取付けられているため、支柱キャップの縦板部に透孔を設けておけば、支柱キャップとビーム材の支持部材とを貫通ボルトで一緒に固定することができ、好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る支柱キャップを用いた防護柵の要部拡大の、(イ)は正面図、(ロ)は底面図である。
【図2】本発明に係る支柱キャップを示す、(イ)は平面図、(ロ)は正面図、(ハ)は側面図、(ニ)は背面図、(ホ)は底面図、(ヘ)は(ロ)のA矢視図、(ト)は(ロ)のB−B断面図である。
【図3】本発明に係る支柱キャップを用いた別の形態の防護柵を示す、(イ)は正面図、(ロ)はA−A断面の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
次に、本発明を実施するための形態について図面を参照し、具体的に説明する。
図面において、1は支柱、2は支柱1の間に架設されたビーム材、3は支柱1にビーム材2を支えるための支持部材、4は支柱の上部に取付けられる支柱キャップであり、本実施形態に係る防護柵Pは、支柱1、ビーム材2、支持部材3、支柱キャップ4とを備えている。
【0020】
支柱1は、断面円形状の鋼管であり、地面に適宜間隔を開けて複数立設されている。この支柱1の間に、断面円形状の鋼管であるビーム材2が架設されている。また支持部材3である取付金具は、支柱1に固定される平板状の垂直板部31と、ビーム材2を保持する保持部32とを備える。この垂直板部31は、その背面側で支柱1に当接されると共に、支柱1を横方向に貫通する貫通ボルトB1が挿通され、この貫通ボルトB1に螺合されたナットを締め付けることにより、垂直板部31が支柱1の支柱側面11に固定され、これによって、支持部材3は支柱1に取付けられる。
【0021】
支持部材3の保持部32は、垂直板部31から延設された縦板状のビーム取付部321の上端及び下端から水平方向に突設された上板部322及び下板部323とによってビーム材2を保持するものであり、支持部材3を前後に2個対向させて、支柱側面11とビーム材2の端部とを挟み、それぞれを貫通ボルトB1、B2で固定するようになされている。
【0022】
支柱キャップ4は、キャップ本体5と支持体6とを備え、キャップ本体5は支柱1上端を覆うドーム状に形成された覆い部51と、該覆い部51の周縁よりやや斜め下方に垂下された短円管状の裾部52とを備え、支持体6は前記覆い部51の内面から垂下され、該覆い部51の内面511に固定される縦板部61とその両側端に形成された折曲部62とを備え、前記折曲部62は始端621から先端622に至るまで内方に弾性変形可能となされ、前記折曲部62の外面623を始端621から覆い部51の内面511方向に延長した仮想面と裾部52の内面521との間に前記支柱1の上端が挿入され、縦板部61の中央に穿設されている透孔611に、支柱1支持部材3を取付ける前記貫通ボルトB1が挿入されて、支柱キャップ4が支柱1から不必要に抜けないようになされている。
【0023】
さらに支柱キャップ4の構造について詳しく説明する。
前記支持体6は、前記覆い部の内面511を横断する方向に形成された縦板部61と、該縦板部61の両側端より覆い部51の内周方向に沿って互いに反対方向に折曲された折曲部62とにより、水平断面Z形となされており、そして前記折曲部62の始端621は、裾部52の先端522より下方に位置され、すなわち支柱1の内面に当接する折曲部62は、その始端621と覆い部51の内面511との間が切り欠かれたような形状となされ、支柱1の外面に当接する裾部52に対して、折曲部62の上部が側面視において重ならないようになされている。そして、覆い部51の内面511と縦板部61の上端縁とはスポット溶接により固着されているのであるが、覆い部51はドーム状に形成されているため、縦板部61が平板状であると、その上端縁と覆い部51とは点接触となり、その部分をスポット溶接するだけでは強度面で充分とは言えない。そこで、さらに溶接強度を向上させるために、縦板部61の上部612の両側端をほぼ直角に折曲し、その角部613をスポット溶接するようにしている。角部613をスポット溶接すれば、溶接面積を大きくできると共に、縦板部61の上部612の両端をほぼ直角に折曲した上部折曲部614の上端が覆い部51の内面511と接触していることで、支柱キャップ4を支柱1に挿入する時、ハンマー等で覆い部51の上方から力が加えられた際に、縦板部61で受ける面積をも増やすことにより、加わった力を分散することができる。なお、本実施形態において、折曲部62と上部折曲部614は同じ方向に折曲されているが、それぞれ逆方向に折曲するようにしてもよい。
【0024】
このようにすることにより、支柱1の上端に支柱キャップ4を被冠し、支持体6を支柱1内に挿入して支柱キャップ4をさらに深く挿入する時、支持体6の折曲部62に弾性力が作用しても、折曲部62が縦板部61を介して覆い部51の内面511に固定されている、すなわち覆い部51の内面511と折曲部62とを縁切りすることで、折曲部62の変位が覆い部51の内面511と縦板部61の上端、つまりキャップ本体5と支持体6とのスポット溶接固定部分に弾性力が直接作用しにくくなされており、例えば木槌等の打撃具で覆い部51を打撃して支柱キャップ4を挿入しても、すなわち折曲部62の外面623を始端621から覆い部51の内面511方向に延長した仮想面と裾部52の内面521との間に支柱1の上端を挿入しても、キャップ本体5と支持体6とのスポット溶接固定部分が外れにくくしつつ、折曲部62のバネ弾性力を効果的に発現させることができ、もって支柱キャップ4を支柱1内側面により強固に保持することができる。
【0025】
また前記折曲部62には通孔624が穿設されている。該通孔624は、図3に示すように、支柱1に貫通ボルトB1を用いて支柱キャップ4を取付ける構造を持たない防護柵Pにおいて、支柱キャップ4を取付ける場合に好適に用いることができる。すなわち、図3に示した防護柵Pは、隣り合う支柱1の相対向する側面にパネル保持部材7が溶接固定され、縦格子パネル8の最も端に配置された縦格子81の側面に溶接固定されたパネル取付部材82が前記パネル保持部材7上端に載置され、パネル保持部材7とパネル取付部材82とを上下方向に貫通ボルトB3を貫通して固定された防護柵Pであって、かかる支柱1に支柱キャップ4を取付ける際、折曲部62に形成した通孔624が位置する支柱側面11に穿孔して貫通孔を設け、タッピングビス等の固定用部材9を螺入し、支柱1に支柱キャップ4を固定することができる。このように、支柱側面11に穿孔して貫通孔を設けさえすれば、支柱側面11に貫通孔のないタイプの支柱1であってもタッピングビス等の固定用部材9で支柱キャップ4を簡単に取付け、防護柵Pを形成することができ、ビーム材2を用いるタイプ及び縦格子パネル8を用いるタイプといった違う形態の防護柵Pであっても支柱キャップ4を共用することができ好ましい。
【0026】
さらに前記折曲部62の先端622は面取り加工がなされ、曲面部625が形成されている。このようにすることにより、支柱キャップ4を支柱1内に挿入する時、曲面部625が支柱1内側面に摺動しながら挿入され、支柱キャップ4を支柱1に取付けしやすくなされている。
【0027】
なお、前記折曲部62の通孔624の上部には吊り孔626が形成されている。この吊り孔626は、例えば支柱キャップ4をメッキ加工したり、塗装したりする際に、吊り孔626にフック等の吊り具先端を挿入し、支柱キャップ4を吊るためのものであり、このように、吊り孔626を支柱キャップ4の重心位置からずらした支柱キャップ4の上部側の位置に形成することにより、支柱キャップ4を吊った時、ドーム状の覆い部内面511が上方を向くことがなく、したがって、覆い部内面511にメッキ液や塗料が溜まることがない。
【0028】
なお、上記形態の支柱キャップ4の折曲部の始端621は、裾部の先端522より下方に位置されて、支柱1の外面に当接する裾部52に対して、折曲部62が側面視において重なるところがないようになされているが、折曲部62の始端621を裾部52の先端522より上方に位置させて、裾部52に対して、折曲部62の上部が側面視において重なるようにしてもよい。
【0029】
このように折曲部62の始端621を裾部52に重なる位置からスタートするようにすれば、折曲部62の始端621を裾部52に重ならない位置からスタートした場合と比べて、支柱1の上端を挿入する際に、前記裾部52及び折曲部62によって強く規制されて、支柱1の挿入により強い力が必要となるが、その分、支柱1に取付けられた状態においては、支柱キャップ4のがたつきを極めて効果的に抑えることができる。
【0030】
支柱1は、ビーム材2を支えることを考慮すると金属製のものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム、ステンレス、鉄鋼等のパイプ、形材からなる長尺体を適宜長さに切断したものや、それらにめっき、塗装を施したもの等を好適に用いることができる。
【0031】
ビーム材2は、防護柵Pとしての必要な強度を考慮すると支柱1と同様に金属製のものを用いるのが好ましく、一般にはアルミニウム、ステンレス、鉄鋼等のパイプ、形材からなる長尺体を適宜長さに切断したものや、それらにめっき、塗装を施したもの等を好適に用いることができる。またビーム材2の断面形状が円形であれば、前記支持部材3の保持部32のビーム取付部321と上板部322と下板部323とは、半円形に形成し、またビーム材2の断面形状が角形であれば、ビーム取付部321と上板部322と下板部323とは、半角形に形成するようにし、ビーム材2の外形に沿うように、ビーム取付部321と上板部322と下板部323とを形成すればよい。
【符号の説明】
【0032】
1 支柱
11 支柱側面
2 ビーム材
3 支持部材
31 垂直板部
32 保持部
321 ビーム取付部
322 上板部
323 下板部
4 支柱キャップ
5 キャップ本体
51 覆い部
511 内面
52 裾部
521 内面
522 先端
6 支持体
61 縦板部
611 透孔
612 上部
613 角部
614 上部折曲部
62 折曲部
621 始端
622 先端
623 外面
624 通孔
625 曲面部
626 吊り孔
7 パネル保持部材
8 縦格子パネル
81 縦格子
82 パネル取付部
9 固定用部材
P 防護柵
B1 貫通ボルト
B2 貫通ボルト
B3 貫通ボルト

【特許請求の範囲】
【請求項1】
設置面に立設されたパイプ状の支柱上端を塞ぐ支柱キャップであって、支柱キャップはキャップ本体と支持体とを備え、キャップ本体は支柱上端を覆う覆い部と、該覆い部の周縁より垂下された裾部とを備え、支持体は前記覆い部内面から垂下され、該覆い部内面に固定される縦板部とその両側端に形成された折曲部とを備え、前記折曲部は始端から先端に至るまで内方に弾性変形可能となされ、前記折曲部の外面と裾部の内面との間、又は前記折曲部の外面を始端から覆い部の内面方向に延長した仮想面と裾部の内面との間に前記支柱の上端が挿入されていることを特徴とする支柱キャップ。
【請求項2】
前記折曲部の始端は、裾部の先端より下方に位置されていることを特徴とする請求項1に記載の支柱キャップ。
【請求項3】
前記支持体は、前記覆い部内面を横断する方向に形成された縦板部と、該縦板部の両端より覆い部の内周方向に沿って互いに反対方向に折曲された折曲部とにより、水平断面Z形となされていることを特徴とする請求項1または2に記載の支柱キャップ。
【請求項4】
前記折曲部に通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の支柱キャップ。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の支柱キャップが取付けられた支柱間にビーム材が架設され、前記ビーム材を支持する支持部材が支柱を貫通する貫通ボルトにより支柱側面に取付けられたことを特徴とする防護柵。
【請求項6】
請求項4に記載の支柱キャップが支柱上端に取付けられ、支柱側面に穿設された貫通孔より前記折曲部の通孔に、該支柱キャップを支柱に固定する固定用部材が挿入されていることを特徴とする防護柵。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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