説明

改良構造の電池パック

電池セルの上表面に形成された電極端子、および電池セル上に取り付けられた保護回路モジュール(PCM)ブロックを有する電池セルを含んでなり、電池セルとPCMブロックとの接続部分が電池セルの上表面の外部に曝されるように、電池セルとPCMブロックとの電気接続用に1以上の接続ホールがPCMブロックに穿孔されている、電池パック。電池パックは、より軽量、よりコンパクトで、小型化されており、それにより電池パックを用いる電子機器を全体サイズで縮小させ、簡素化された組立てプロセスで作業性を高め、部品の数の減少で製造コストを下げ、追加取付ステップを省くことによる操作ステップの数の減少で生産性を高められる。

【発明の詳細な説明】
【発明の分野】
【0001】
本発明は、改良構造を有する電池パック、更に詳しくは上表面に形成された電極端子および電池セル上に取り付けられた保護回路モジュール(PCM)ブロックを有する電池セルを含んでなり、電池セルとPCMブロックとの接続部分が上表面の外部に曝されるように、電池セルとPCMブロックとを電気的に接続するための少くとも1つの接続ホールがPCMブロックに穿孔されている、電池パックに関する。
【発明の背景】
【0002】
再充電式二次電池は、ハードパック電池および内部電池に通常分類される。図1は、従来の内部電池が端末から外されたモバイル通信端末の斜視分解組立図を示している。
【0003】
図1によると、従来の内部電池式のモバイル通信端末は、ボディ100、電池受け部110、電池パック120および電池カバー130を含んでなり、ボディ100および電池カバー130で密閉されるように電池パック120がボディ100に取り付けられている。ハードパック電池の場合、電池パックはハードパックとして用意され、ボディの裏側に着脱式に取り付けられているため、電池パックは外側に曝されている。他方、図1で示されているようなモバイル通信端末には、電池セルおよび保護回路板を上に取り付けたボードが外部ケースに収められた内部電池が備え付けられている。このような内部電池パックでは、電池セルおよび保護回路板を保持するためのアプローチとして、電池セルおよび保護回路板が上部カバーおよび下部カバーからなる外部ケース内にただ収められることが一般的であったが、電池セルおよび保護回路板間に低温成形樹脂を満たす手法、または電池セルを低温樹脂で被覆してそれを樹脂型で封じ込める手法が、部品の数を減らしながら生産性を向上させる目的で最近発展してきた。
【0004】
加えて、電池パックの小型化の目的で、電池パックの外表面で端子ブロックまたはリッドワイヤとして電池パックおよび外部回路を接続するための外部入力および出力端子を設ける代わりに、外部に曝される保護回路基板の片側で外部入力および出力端子が形成されている。
【0005】
この場合に電池パックを製造するに際して、外部ケースまたは樹脂型に対して外部入力および出力端子の正確な位置を確保することが必要であり、低温成形樹脂を満たすときに保護回路基板が電池セルに既定位置で正確に固定されねばならない。一般的に、樹脂を満たす前に保護回路基板および電池セル間で樹脂ホルダーを挿入することにより保護回路基板が電池セルに既定位置で固定された状態で、成形が行われている。
【0006】
しかしながら、このアプローチによると、樹脂を満たす際に樹脂ホルダーが樹脂の流れを妨げることで、樹脂の流れを悪くしている。このような成形プロセスに際して樹脂の悪化を招くと、クラックまたはピンホールが電池パックの樹脂型の内側または外側で形成されてしまい、樹脂型で密封されねばならない保護回路基板および電池セル間の気密性を不十分なものにするか、または樹脂型の強度を不十分なものにして、歩留の低下を招く。
【0007】
一方、樹脂を充填する際に樹脂の充填速度を下げるかまたは樹脂の温度および充填圧力を増すことで、樹脂の流れは悪化しないように防げるが、生産性の低下、熱または圧力に起因した電池セルまたは保護回路基板へのダメージなどのような他の問題が生じてしまう。加えて、低粘度を有する樹脂を用いると、樹脂流れの悪化は抑制されるが、型へ充填する際に低粘度を有していながら完成製品の樹脂型として十分な機械的強度を有するこのような材料は、未だ得られていなかった。
【0008】
図2〜4は様々なタイプの従来の内部電池パックの斜視図であり、ハードケースタイプ内部電池パック、インサート成形タイプ内部電池パックと、ハードケースタイプ電池パックおよびインサート成形タイプ電池パックの両側面を取り込んだ二重内部電池パックについて示している。
【0009】
上記のような電池パックを製造するために様々な方法が提案されてきた。その方法のうち1つによると、型の中で電池セル保持サポートおよび基板保持サポート間に隙間を設けるように電池セル保持サポートおよび基板保持サポートが型の中に挿入され、電池セルが電池セル保持サポートでサポートされると同時に外部入力および出力端子用の基板が基板保持サポートでサポートされている型の中で、隙間が成形材料で満たされた後、成形が行われる。他の方法によると、アノードおよびカソードニッケルプレートが垂直に取り付けられた状態で保護回路モジュール(PCM)全体を樹脂により封じ込めた後で、PCMの封じ込め部分がスポット溶接により電池セルにその両側で接続され、その際にバイメタルおよびニッケルプレートが電池セルのカソード端子へ垂直に取り付けられて、他のニッケルプレートが電池セルのアノード端子へ垂直に取り付けられる。他の方法によると、電池セルおよびPCMが射出成形ケースへ取り付けられた後で、ソフトパックが挿入される。しかしながら、従来の電池パックは製造に際して様々な問題を有している。
【発明の要旨】
【0010】
このように、本発明は、上記の問題を考慮して行われたものであり、より軽量、よりコンパクトで、小型化されており、それにより電池パックを用いる電子機器を全体サイズで縮小させ、簡素化された組立てプロセスで作業性を高め、部品の数の減少で製造コストを下げ、追加取付ステップを省くことによる操作ステップの数の減少で生産性を高められる電池パックを提供することが、本発明の目的である。
【0011】
本発明の一面によると、上記および他の目的は、電池セルの上表面に形成された電極端子および電池セル上に取り付けられた保護回路モジュール(PCM)ブロックを有する電池セルを含んでなり、電池セルとPCMブロックとの接続部分が電池セルの上表面の外部へ曝されるように、電池セルとPCMブロックとの電気接続用に1以上の接続ホールがPCMブロックに穿孔されている、電池パックの提供により達成される。
【0012】
本発明によると、電池セルとPCMブロックとの電気接続はPCMブロックに穿孔された接続ホールを介して容易に行われ、こうして上記のような様々な利点を発揮している。
【0013】
電池セルは、カソード、アノードおよびセパレーターを含んでなる電極アセンブリーを密閉状態で収納し、電解質で満たされた、二次電池である。好ましくは、電池セルはリチウムイオン二次電池である。
【0014】
PCMブロックは、電池セルの状態に関する検査を通して、電池セルの過充電、過放電、過電流などを防ぐように作用する。PCMブロックは、電池セルの過充電、過放電および過電流を防ぐ機能を発揮するために保護回路を上に形成させたPCMアセンブリー;PCMアセンブリーを中に保持するためにPCMアセンブリーを取囲むキャップハウジング;および、電池セルの電極端子へ電気的に接続されていながらPCMアセンブリーへ取り付けられた電極リッドを含んでなる。この構造において、電極リッドは電池セルとPCMブロックとの間で電気接続部分を設けるためにPCMアセンブリーの下表面へ接続されており、電極リッドがキャップハウジングの上表面の外側に曝されるように接続ホールがPCMブロックのPCMアセンブリーおよびキャップハウジングに穿孔されている。PCMアセンブリーには外部入力および出力端子を上表面で設け、外部入力および出力端子がウインドーから上表面の外側に曝されるようにキャップハウジングには端子用のウインドーを設けている。PCMアセンブリーへ取り付けられた状態で電気リッドを介して電池セルへPCMアセンブリーが電気的に接続されうるかぎり、電気リッドはどのような特定の構造にも限定されない。好ましくは、周知のニッケルプレートが電気リッドに用いられる。
【0015】
電池セルとPCMブロックとの電気接続は、スポット溶接、レーザー溶接、はんだ付けなどのような様々な方法で行える。最も好ましくは、スポット溶接またはレーザー溶接が電池セルとPCMブロックとの電気接続用に行われる。
【0016】
接続ホールを介した電池セルとPCMブロックとの電気接続後、水分、導電性外来物質などから電気接続部分を保護するために、絶縁材が接続ホールへ挿入または取り付けられる。絶縁材がその機能を発揮しうるかぎり、それはどのような特定の形状または材料にも限定されない。例えば、絶縁材は、接続ホールへ挿入されるストッパーでも、接続ホールの口に取り付けられるフィルムでもよい。
【0017】
本発明の電池パックは、好ましくは、特に内部電池パックへ適用され、通信端末のようなモバイル機器用の電源として好ましくは適用される。
【0018】
本発明の好ましい態様に関して、電池パックはモバイル通信端末へ着脱式に取り付けられて、定格動作電圧を端末に供給するものであり、該電池パックは:定格動作電圧を供給するためにカソードおよびアノード端子を上表面に形成させた電池セルA;保護回路モジュール、PCMアセンブリーを保持するために射出成形で形成されたキャップハウジングと、PCMアセンブリーに取り付けられたカソードおよびアノードニッケルプレートを含む、電池セルAへ電気的に接続されたPCMアセンブリーを含んでなる、PCMブロックB;スポット溶接により電池セルAの上表面へPCMブロックBをつなげるために、PCMアセンブリーおよびキャップハウジングの一方または双方に穿孔された少くとも1つの接続ホール;電池セルAとPCMブロックBとの容易な接続を行える一方で、電池セルAおよびPCMブロックBをしっかり固定することによる、電池パックの内部構造間で気密性を確保するための、仕上材Cを含んでなる。このとき、PCMアセンブリーおよびキャップハウジングに穿孔された接続ホールは組立て後に電池セルの上表面へ曝してもよく、こうするとPCMブロックを電池セルへ直接溶接できる。
【好ましい態様の詳細な説明】
【0019】
本発明の好ましい態様は、図面を参考にしてここでは記載されており、同一参照数字は全体を通して同一部品を示している。本態様は説明の目的で開示されており、本発明の範囲を限定するものではないことに、留意すべきである。
【0020】
図5〜11は、本発明の第一、第二および第三態様による内部電池パックを表わした斜視図であり、ここで各態様の内部電池パックは、PCMブロック上に形成された接続ホール213(図16参照)の数に従い2タイプに細分類される。即ち、内部電池パックのPCMブロックは、外部に曝されるようにその上表面の片側に形成された1つの接続ホール213でも、または外側に曝されるようにその上表面の両側に形成された2つの接続ホールを有してもよい(“外側に曝される”という語句は、組立て後に、各接続ホール213(図16参照)が外部に曝されることを意味している)。
【0021】
図5および6は、本発明の第一態様によるラベルタイプ電池パックの斜視図であり、ここで図5は1つの接続ホール213を有した内部電池パックを示し、図6は2つの接続ホール213を有した内部電池パックを示している。
【0022】
本発明の第一態様によるラベルタイプ電池パックは、PCMアセンブリー203を射出成形し、次いでスポット溶接によりニッケルプレート206を用いてPCMアセンブリー203を電池セルAへ接続することにより組み立てられる。電池セルは射出成形により形成されないため、第一態様のラベルタイプ電池パックは、電池セルAの信頼性を確保しうるという利点を有している。更に詳細なその組立て方は図16および17を参考にして以下で記載されている。
【0023】
図7〜9は、本発明の第二態様による改良電池セルタイプ電池パックの斜視図である。図7および8は、ロッカー216およびロッカー溝217を用いた改良セルタイプ電池パックを示しており、ここで図7は1つの接続ホール213を有した電池パックを示し、図8は2つの接続ホール213を有した電池パックを示している。図9はクランパー218を用いた電池パックを示している。
【0024】
本発明の第二態様による改良電池セルタイプ電池パックは、カソードおよびアノード端子を上に形成させた電池セルAの上表面から既定長さ突出したアルミニウムトップ缶を備えた電池セルAと、トップ缶に挿入され、次いでロッカー216およびロッカー溝217またはクランパー218により電池セルAへ固定されたPCMブロックBとを含んでなる。更に詳細なその組立て方は図18および19を参考にして以下で記載されている。
【0025】
図10〜11は、本発明の第三態様によるケース挿入タイプ電池パックの斜視図であり、ここで図10は1つの接続ホール213を有した内部電池パックを示し、図11は2つの接続ホール213を有した内部電池パックを示している。
【0026】
本発明の第三態様によるケース挿入タイプ電池パックは、射出成形されたPCMアセンブリー203を有するPCMブロックBを電池セルAに取り付けた後で、電池セルAに取り付けられたPCMブロックBがケース400に入り込むようケース400へ挿入されてから、ロッカー216で固定されるように組み立てられる。更に詳細なその組立て方は図20および21を参考にして以下で記載されている。
【0027】
図12〜15は、本発明の接続ホールの位置に応じたPCMブロックの底面図であり、接続ホール213がPCMブロックの右側に位置したケース、接続ホール213がPCMブロックの左側に位置したケース、接続ホール213がPCMブロックの中央に位置したケース、および接続ホール213がPCMブロックの両側に位置したケースについて各々示している。図12〜15で示されているように、射出成形されたPCMブロックBはキャップハウジング202およびPCMアセンブリー203を含んでなり、その上に外部入力および出力端子203a、試験ポイント203bおよび接続ホール213が形成されている。
【0028】
図16および17は、本発明の第一態様によるラベルタイプ電池パックの斜視分解組立図であり、ここで図16は1つの接続ホール213を有した内部電池パックを示し、図17は2つの接続ホール213を有した内部電池パックを示している。
【0029】
本発明の第一態様による電池パックは、電池セルA、PCMブロックB、仕上材C、バイメタルブロックD、接続ホール213などを含んでなる。これらの部品は記載の便宜上から言及されており、203′、204′などのように数字の上部に′マークを付した参照数字が、部分インサート成形でPCMブロックに形成された部品を示すために用いられている。これに関して、図22〜30は2タイプの製造プロセス、即ち全体インサート成形プロセスおよび部分インサート成形プロセスを示し、それらが以下で記載されている。
【0030】
電池セルAは、定格動作電圧を供給するためにカソード端子およびアノード端子を上表面に形成させたリチウムイオンセル209、および電池セルAとバイメタル205との絶縁のためにリチウムイオンセル209の上表面に取り付けられたバイメタルブロックケースガイド208aを含んでなり、後者はスポット溶接でリチウムイオンセル209へ接続される。電池セルAのカソード端子はアルミニウム製の外部缶へつながれるアルミニウム‐ニッケルクラッドプレートでもよく、電池セルAのアノード端子は突出端子として形成してもよい。バイメタルブロックケースガイド208aの代わりに、絶縁シート208bも外部缶から絶縁のためカソードおよびアノード端子の周りに取り付けてよい(図18)。
【0031】
PCMブロックBは、リチウムイオンセル209の状態に関する検査とリチウムイオンセル209の充電または放電のコントロールにより過充電、過放電、過電流などを防ぐためのPCMアセンブリー203、PCMアセンブリー203を中に収容するため射出成形により形成されたキャップハウジング202と、PCMアセンブリー203に取り付けられたカソードおよびアノードニッケルプレート207および204を含んでなる。PCMアセンブリー203は、リチウムイオンセル209の上表面の場合とほぼ同じサイズを有した長方形の印刷回路板(PCB)である。PCMアセンブリー203は、リチウムイオンセル209の上表面と対向して裏側に設けられた保護回路モジュールおよび電極リッド(接続リッド)と、その前側に設けられた外部入力および出力端子を有している。保護回路モジュールには、電池セル、表面取付PCTまたはバイメタルの充電または放電に際して過充電、過放電および過電流からセルを防ぐための保護回路が設けられている。
【0032】
電池セルAおよびPCMブロックBは、例えばスポット溶接により、組立て後に上サイドの外側に曝された接続ホール213を介して、互いにつながれている。これに関して、接続ホール213は、直接スポット溶接により上表面で電池セルAおよびPCMブロックBをつなぐために、PCMアセンブリー203およびキャップハウジング202の一方または双方で穿孔されている。
【0033】
仕上材Cは、部品間で簡単な接続を行える一方で、PCMブロックBを電池セルAへしっかり固定することによる、電池パックの内部構造間で気密性を確保するための部材である。仕上材Cは、PCMブロックBの片側に取り付けられた試験ポイントラベル201、リチウムイオンセル209の下表面を覆うための下部カバー212、下部カバー212の内表面に取り付けられた両面テープ211、接続ホール213を覆うための接続ホールカバー214、およびリチウムイオンセル209の外縁を包み込むためのラップラベル210を含んでなる。
【0034】
例えばはんだ付けまたはスポット溶接により、表面取付機器タイプでPCMアセンブリー203にカソードおよびアノードニッケルプレート207および204が取り付けられる場合に、PCMブロックBは、PCMアセンブリー203を封じ込める際に部分インサート成形プロセスまたは全体インサート成形プロセスで形成される(成形プロセスの詳細な記載については図22および27参照)。PCMブロックBは、リチウムイオンセル209の上表面に形成されたカソードおよびアノード端子へ、バイメタル205とバイメタル205から伸びたニッケルプレート206を介してつながれる。PCMブロックBを形成するプロセスに際して、PCMアセンブリー203は部分インサート成形または全体インサート成形で樹脂内に封じ込めてもよい。樹脂でPCMアセンブリー203を封じ込める際に部分インサート成形の場合、電池セルAの方向にPCMアセンブリー203を押し込まないようにするため、例えばPCMガイド215がPCMアセンブリー203と電池セルAとの間に挿入される。PCMガイド215はクラッド金属製のスペーサーであり、固定に際して接着剤を入れるために互いにその外側の線から既定距離の間隔をあけて接着線溝215a(図26)がそこに形成されている。
【0035】
第一態様によるラベルタイプ電池パックを組み立てるプロセスは、例えば、電池セルAを検査し;接着剤の使用により絶縁シート208bまたはバイメタルブロックケースガイド208aを電池セルAの上表面へ取り付け;キャップハウジング202、PCMアセンブリー203、アノードニッケルプレート204およびカソードニッケルプレート207を含んでなるPCMブロックBのアノードニッケルプレート204にバイメタル205をスポット溶接し(PCMアセンブリー203を封じ込める上で部分インサート成形の場合、スポット溶接はPCMアセンブリー203とキャップハウジング202との間にクラッド金属製のPCMガイドを挿入した後で行われる);右角度に折られたアノードニッケルプレート204のベント部分でアノードニッケルプレート204を電池セルAに取り付け、次いでPCMブロックBの接続ホール213から接着剤を入れ;接続ホール213を介して電池セルAのカソード端子にカソードニッケルプレート207をスポット溶接し;PCMブロックBと電池セルAがスポット溶接で互いにつながれた部分の電気的性質を検査し;電池パックの外観の一次検査を行い;下部カバー212の内表面に取り付けられた両面テープの使用により電池セルAの下表面に下部カバー212を取り付け;PCMブロックBの上表面に試験ポイントラベル201および接続ホールカバー214を取り付け;電池パックの外観の最終検査を行い、次いで梱包するステップからなる。
【0036】
図18および19は、本発明の第二態様による改良電池セルタイプ電池パックの斜視図であり、ここで図18は1つの接続ホール213を有した内部電池パックを示し、図19は2つの接続ホール213を有した内部電池パックを示している。
【0037】
リチウムイオンセル209を含んでなる電池セルAは基本構造から改良された構造を有し、更に電池セルAの上表面から突出したアルミニウムトップ缶300と、ロッカー216およびロッカー溝217を含めた仕上材Cを含んでなる。
【0038】
PCMブロックBがトップ缶300へ挿入されるように、アルミニウムトップ缶300は電池セルAの上表面から既定長さ突出している。PCMブロックがトップ缶300に挿入および取付されるとき、キャップハウジング202の内表面の両上側に形成されたロッカー216はキャップハウジング202の両側に形成されたロッカー溝217と整合しているため、PCMブロックBをトップ缶300へしっかり締結することができる。ここで、ロッカー216およびロッカー溝217の代わりに、突出クランパー218がアルミニウムトップ缶300の上表面に形成されてもよく、こうするとPCMブロックBをトップ缶300へ挿入するとき、PCMブロックをトップ缶300へ固定するために突出クランパー218が折り曲げられる。加えて、ロッカーがキャップハウジング202の両側に形成されて、ロッカー溝がアルミニウムトップ缶300の内表面の両上側に形成されてもよい。このように、様々な締結構造が本発明に適用しうる。
【0039】
本発明の第二態様による改良電池セルタイプ電池パックを組み立てるプロセスは、例えば、電池セルAを検査し;接着剤の使用により絶縁シート208bまたはバイメタルブロックケースガイド208aを電池セルAの上表面へ取り付け;キャップハウジング202、PCMアセンブリー203、アノードニッケルプレート204およびカソードニッケルプレート207を含んでなるPCMブロックBのアノードニッケルプレート204にバイメタル205をスポット溶接し;バイメタル205に接続されたニッケルプレート206を電池セルAのアノード端子へスポット溶接し;右角度に折られたアノードニッケルプレート204のベント部分でアノードニッケルプレート204を電池セルAのロッカー216に固定するか、または突出クランパー218を折り曲げ、次いでPCMブロックBの接続ホール213から接着剤を入れることにより、PCMブロックBをトップ缶300へ取り付け;接続ホール213を介して電池セルAのカソード端子にカソードニッケルプレート207をスポット溶接し;PCMブロックBと電池セルAがスポット溶接で互いにつながれた部分の電気的性質を検査し;電池パックの外観の一次検査を行い;下部カバー212の内表面に取り付けられた両面テープの使用により電池セルAの下表面に下部カバー212を取り付け;PCMブロックBの上表面に試験ポイントラベル201および接続ホールカバー214を取り付け;電池パックの外観の最終検査を行い、次いで梱包するステップからなる。
【0040】
図20および21は、本発明の第三態様によるケース挿入タイプ電池パックの斜視図であり、ここで図20は1つの接続ホール213を有した内部電池パックを示し、図21は2つの接続ホール213を有した内部電池パックを示している。
【0041】
第三態様によると、電池パックは、PCMブロックBをケース400へ挿入しうるように、リチウムイオンセル209を底表面から上表面にかけて取囲むと同時に、リチウムイオンセル209の上表面から既定長さ伸びているケース400を含んでなる。即ち、第三態様による電池は、PCMブロックBが電池セルAへ取り付けられた後で、PCMブロックBが電池セルAと一緒にケース400へ押し込められるように組み立てられる。
【0042】
第三態様による電池パックにおいて、仕上材Cは、PCMブロックBおよび下部カバー212を各々取り付ける際に、ロッカー216がロッカー溝217へ締結されるように、PCMブロックBを構成するキャップハウジング202の両側と下部カバー212の両側に形成されたロッカー溝217、およびケース400の上下内表面の両側に形成されたロッカー216とを含んでなる。
【0043】
本発明の第三態様によるケース挿入タイプ電池パックを組み立てるプロセスは、例えば、電池セルAを検査し;接着剤の使用により絶縁シート208bまたはバイメタルブロックケースガイド208aを電池セルAの上表面へ取り付け;キャップハウジング202、PCMアセンブリー203、アノードニッケルプレート204およびカソードニッケルプレート207を含んでなるPCMブロックBのアノードニッケルプレート204にバイメタル205をスポット溶接し;バイメタル205に接続されたニッケルプレート206を電池セルAのアノード端子へスポット溶接し;右角度に折られたアノードニッケルプレート204のベント部分でアノードニッケルプレート204を電池セルAに取り付け、次いでPCMブロックBの接続ホール213から接着剤を入れ;接続ホール213を介して電池セルAのカソード端子にカソードニッケルプレート207をスポット溶接し;PCMブロックBと電池セルAがスポット溶接で互いにつながれた部分の電気的性質を検査し;電池パックの外観の一次検査を行い;電池セルAを取囲むケースへ入り込むようにPCMブロックをケース400中へ押し入れ、次いでケースの内表面の両側に形成されたロッカー216の使用によりPCMブロックを固定し、下部カバー212の内表面に取り付けられた両面テープの使用によりケース400の下表面のロッカー216に下部カバー212を取り付け;PCMブロックBの上表面に試験ポイントラベル201および接続ホールカバー214を取り付け;電池パックの外観の最終検査を行い、次いで梱包するステップからなる。
【0044】
図22〜26は、1つの接続ホールを有するキャップハウジングの例示構造を表わした図である。図22は部分インサート成形による電池パックの横断面図であり、図23は全体インサート成形による電池パックの横断面図であり、図24および25はインサート成形に際するカソードニッケルプレート207、アノードニッケルプレート204および電池セルAとPCMアセンブリー203との間に置かれたバイメタルブロックDの組立て方を示し、図26はPCMガイド215の底部からみられるような接続ホール213および接着線溝215を示している。
【0045】
キャップハウジング202を形成する成形プロセスに関して、部分インサート成形プロセスまたは全体インサート成形プロセスが選択的に用いられる。図22では、接続ホールの数が1である場合の部分インサート成形プロセスが示されている。
【0046】
図22に関して、L形またはZ形カソードおよびアノードニッケルプレート207および204が、保護回路板であるPCMアセンブリー203へSMDタイプではんだ付けされている。部分インサート成形プロセスは、樹脂でPCMアセンブリー203のところまでPCMブロックBを部分的に封じ込める(更に詳しくは、樹脂でPCMアセンブリー203の前表面のところまでPCMブロックBを部分的に封じ込める)プロセスであり、PCMブロックBと電池セルAとの間にPCMガイド215を要する。このとき、カソードおよびアノードプレート207および204の組み立て方は、その位置に応じて、図24で示されているように様々である。一方、図25で示されているように、バイメタルブロックDは、バイメタル205、スポット溶接でバイメタル205へつなげられたニッケルプレート206と、ニッケルプレート206およびバイメタル205へ接続されたプラスチックバイメタルブロックケースガイド208aを含んでなる。
【0047】
図26は、キャップハウジング202の底部からみられるような接続ホール213および接着線溝215を示している。スポット溶接によりカソードニッケルプレート207を電池セルへつなげた後で、電池セルAおよびキャップハウジング202をしっかり結合させるために、接着剤が接続ホール213から入れられたときに、接着線溝215aは接着剤の路として働き、こうして接着剤が接着線溝215aに沿い流れることで、接着剤の漏れを防いでいる。加えて、PCMアセンブリー203、カソードおよびアノードニッケルプレート207および204、および接着線溝215aの組立て方は、キャップハウジング202における接続ホール213の数に応じて変えられる(図12〜15参照)。
【0048】
図27〜30は、接続ホールの数が2である場合における、例示PCMインサート成形組立てを表わした図である。更に詳しくは、図27は部分インサート成形による電池パックの横断面図であり、図28は全体インサート成形による電池パックの横断面図であり、図29および30はインサート成形に際するカソードニッケルプレート207、アノードニッケルプレート204および電池セルAとPCMアセンブリー203との間に置かれたバイメタルブロックDの組立て方を示し、図31はPCMガイド215の底部からみられるような接続ホール213および接着線溝215を示している。
【0049】
図27に関して、L形、C形またはZ形カソードおよびアノードニッケルプレート207および204が、保護回路板であるPCMアセンブリー203へSMDタイプではんだ付けされている。全体インサート成形プロセスは、樹脂でニッケルプレート206のところまでPCMブロックBを部分的に封じ込める(即ち、バイメタル205およびニッケルプレート206が接続された電池セルAの上表面のところまで、PCMアセンブリー203の裏側に形成された保護回路モジュールおよび接続端子を含むPCMブロックBを全体的に封じ込める)プロセスであり、PCMブロックBと電池セルAとの間にPCMガイド215を要しない。
【0050】
図28〜31は接続ホール213の数を除き図23〜26と類似しており、そのためその詳細な説明は省略される。
【0051】
産業上の利用可能性
上記の記載から明らかなように、本発明の電池パックは、より軽量、よりコンパクトで、小型化されており、それにより電池パックを用いる電子機器を全体サイズで縮小させ、簡素化された組立てプロセスで作業性を高め、部品の数の減少で製造コストを下げ、追加取付ステップを省くことによる操作ステップの数の減少で生産性を高められる。
【0052】
本発明の好ましい態様が説明目的で開示されてきたが、添付請求項で開示されているような本発明の範囲および精神から逸脱することなく、様々な変更、追加および置換が可能であることは、当業者にとり明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【0053】
本発明の上記および他の目的、特徴および他の利点は、添付図面と一緒にして以下の詳細な説明から、より明確に理解されるであろう。
【図1】通信端末から取り外された従来の内部電池パックの斜視分解組立図である。
【図2】様々なタイプの従来の内部電池パックの斜視図である。
【図3】様々なタイプの従来の内部電池パックの斜視図である。
【図4】様々なタイプの従来の内部電池パックの斜視図である。
【図5】本発明の第一態様によるラベルタイプ電池パックの斜視図である。
【図6】本発明の第一態様によるラベルタイプ電池パックの斜視図である。
【図7】本発明の第二態様による改良電池セルタイプ電池パックの斜視図である。
【図8】本発明の第二態様による改良電池セルタイプ電池パックの斜視図である。
【図9】本発明の第二態様による改良電池セルタイプ電池パックの斜視図である。
【図10】本発明の第三態様によるケース挿入タイプ電池パックの斜視図である。
【図11】本発明の第三態様によるケース挿入タイプ電池パックの斜視図である。
【図12】本発明の接続ホールの位置に応じたPCMブロックの底面図である。
【図13】本発明の接続ホールの位置に応じたPCMブロックの底面図である。
【図14】本発明の接続ホールの位置に応じたPCMブロックの底面図である。
【図15】本発明の接続ホールの位置に応じたPCMブロックの底面図である。
【図16】本発明の第一態様によるラベルタイプ電池パックの斜視分解組立図である。
【図17】本発明の第一態様によるラベルタイプ電池パックの斜視分解組立図である。
【図18】本発明の第二態様による改良電池セルタイプ電池パックの斜視図である。
【図19】本発明の第二態様による改良電池セルタイプ電池パックの斜視図である。
【図20】本発明の第三態様によるケース挿入タイプ電池パックの斜視図である。
【図21】本発明の第三態様によるケース挿入タイプ電池パックの斜視図である。
【図22】1つの接続ホールを有するキャップハウジングの例示構造を表わした図である。
【図23】1つの接続ホールを有するキャップハウジングの例示構造を表わした図である。
【図24】1つの接続ホールを有するキャップハウジングの例示構造を表わした図である。
【図25】1つの接続ホールを有するキャップハウジングの例示構造を表わした図である。
【図26】1つの接続ホールを有するキャップハウジングの例示構造を表わした図である。
【図27】2つの接続ホールを有するキャップハウジングの例示構造を表わした図である。
【図28】2つの接続ホールを有するキャップハウジングの例示構造を表わした図である。
【図29】2つの接続ホールを有するキャップハウジングの例示構造を表わした図である。
【図30】2つの接続ホールを有するキャップハウジングの例示構造を表わした図である。
【図31】2つの接続ホールを有するキャップハウジングの例示構造を表わした図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電池セルを備えてなる電池パックであって、
電池セルが、電池セルの上表面に形成された電極端子と、および電池セル上に取り付けられた保護回路モジュール(PCM)ブロックとを有してなり、
電池セルとPCMブロックとの接続部分が電池セルの上表面の外部に曝されるように、電池セルとPCMブロックとの電気接続用の1以上の接続ホールがPCMブロックに穿孔されている、電池パック。
【請求項2】
PCMブロックが、
PCMブロックの上に保護回路を形成させたPCMアセンブリーと、
PCMアセンブリーを中に保持するためにPCMアセンブリーを取囲むキャップハウジングと、及び
電池セルの電極端子へ電気的に接続され、PCMアセンブリーへ取り付けられた電極リッドとを含んでなる、請求項1に記載の電池パック。
【請求項3】
電極リッドがキャップハウジングの上表面に曝されるように、接続ホールがPCMブロックのPCMアセンブリーおよびキャップハウジングに穿孔されている、請求項2に記載の電池パック。
【請求項4】
PCMブロックと電池セルとの電気接続が、スポット溶接、レーザー溶接又ははんだ付けにより行われている、請求項1に記載の電池パック。
【請求項5】
接続ホールを介する電池セルとPCMブロックとの電気接続後に、絶縁材が接続ホールに挿入されまたは取り付けられている、請求項1に記載の電池パック。
【請求項6】
電池セルがリチウムイオン二次電池である、請求項1に記載の電池パック。
【請求項7】
電池パックが内部電池パックである、請求項1に記載の電池パック。
【請求項8】
電池パックがモバイル通信端末へ着脱式に取り付けら、かつ、定格動作電圧を端末に供給するものであり、
前記電池パックが、
定格動作電圧を供給するために、電池セルの上表面に形成されたカソード端子およびアノード端子を有する電池セルと、
電池セルへ電気的に接続されたPCMアセンブリーを含んでなるPCMブロックと、
前記PCMアセンブリーは、保護回路モジュール、PCMアセンブリーを保持するために射出成形で形成されたキャップハウジングと、PCMアセンブリーに取り付けられたカソードおよびアノードニッケルプレートを含んでなり、
スポット溶接により電池セルの上表面へPCMブロックをつなげるために、PCMアセンブリーおよびキャップハウジングの一方または双方に穿孔された少くとも1つの接続ホールと、
前記接続ホールは、PCMブロックを電池セルへ直接溶接できるように、組立て後に電池セルの上表面の外側へ曝されてなり、及び
電池セルとPCMブロックとの容易な接続を行える一方で、電池セルおよびPCMブロックをしっかり固定することによる、電池パックの内部構造間で気密性を確保するための仕上材とを含んでなる、請求項1に記載の電池パック。
【請求項9】
PCMアセンブリーが、電池セルの上表面の場合とほぼ同じサイズを有し、保護回路モジュール、リチウムイオンセルの上表面と対向してPCMアセンブリーの裏側に双方とも設けられている電極リッド、その前側に設けられた外部入力および出力端子、バイメタルおよび該バイメタルから伸びたニッケルプレートにより電池セルの上表面に形成されたカソードおよびアノード端子へ接続されるカソードおよびアノードニッケルプレートと、バイメタルおよびニッケルプレートが接続されている電池セルの上表面のところまで裏側に形成された保護回路モジュールおよび接続端子を含むPCMアセンブリーを完全に封じ込めるために樹脂で全体的に成形されたキャップハウジングとを包含してなる、請求項8に記載の電池パック。
【請求項10】
PCMアセンブリーが、電池セルの上表面の場合とほぼ同じサイズを有し、保護回路モジュール、電池セルの上表面と対向してPCMアセンブリーの裏側に双方とも設けられている電極リッドと、その前側に設けられた外部入力および出力端子を含み、カソードおよびアノードニッケルプレートが、バイメタルおよび該バイメタルから伸びたニッケルプレートにより電池セルの上表面でカソードおよびアノード端子へ接続され、キャップハウジングが、樹脂でPCMアセンブリーの前側にPCMブロックを部分的に封じ込めることにより、樹脂内で部分的に成形され、PCMブロックが更に:
樹脂成形に際して電池セルAの方向にPCMアセンブリーを押し込まないようにするためPCMアセンブリーと電池セルとの間に挿入され、固定に際して接着剤を入れるためPCMガイドの外側の線から互いに既定距離の間隔をあけて接着線溝が形成されている、クラッド金属PCMガイドを含んでなる、請求項8に記載の電池パック。
【請求項11】
仕上材が、PCMブロックBの片側に取り付けられた試験ポイントラベルと、電池セルの下表面を覆うための下部カバーと、下部カバーの内表面に取り付けられた両面テープと、接続ホールを覆うための接続ホールカバーと、および電池セルの外縁を包み込むためのラップラベルとを含んでなる、請求項8に記載の電池パック。
【請求項12】
電池セルのカソード端子がアルミニウム製の外部缶の片側へ接続されたアルミニウム‐ニッケルクラッドプレートであり、アノード端子が突出端子であり、電池セルが、外部缶から絶縁のため、カソードおよびアノード端子の周りに取り付けられた絶縁シートまたはバイメタルブロックケースガイドを更に含んでなる、請求項8に記載の電池パック。
【請求項13】
電池セルが、PCMブロックがトップ缶へ挿入されるように、電池セルの上表面から既定長さ突出したアルミニウムトップ缶を含んでなるトップ缶セルであり、仕上材が、PCMブロックをトップ缶へ挿入する際にロッカー溝と整合されるように、キャップハウジングの両側に形成されたロッカー溝と、アルミニウムトップ缶の内表面の両上側に形成されたロッカーとを含んでなる、請求項8に記載の電池パック。
【請求項14】
電池セルが、PCMブロックがトップ缶へ挿入されるように、電池セルの上表面から既定長さ突出したアルミニウムトップ缶を含んでなるトップ缶セルであり、仕上材が、PCMブロックをトップ缶へ挿入する際にPCMブロックを固定するため曲げられるように、アルミニウムトップ缶の上表面から突出したクランパーを含んでなる、請求項8に記載の電池パック。
【請求項15】
電池セルが、PCMブロックが電池セルへ取り付けられた後で、PCMブロックが電池セルと一緒にケースへ押し込められるように、PCMブロックをケースへ挿入させるために、電池セルを底表面から上表面にかけて取囲むと同時に、電池セルの上表面から既定長さ伸びているケースを含んでなり、仕上材が、PCMブロックおよび下部カバーを各々取り付ける際に、ロッカーがロッカー溝へ締結されるように、PCMブロックを構成するPCMインサート成形部分の両側と下部カバーの両側に形成されたロッカー溝、およびケースの上下内表面の両側に形成されたロッカーとを含んでなる、請求項8に記載の電池パック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【公表番号】特表2007−522635(P2007−522635A)
【公表日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−553049(P2006−553049)
【出願日】平成17年2月1日(2005.2.1)
【国際出願番号】PCT/KR2005/000299
【国際公開番号】WO2005/078825
【国際公開日】平成17年8月25日(2005.8.25)
【出願人】(502202007)エルジー・ケム・リミテッド (224)
【Fターム(参考)】