説明

放水銃出水制御構造

【課題】放水銃出水制御構造の提供。
【解決手段】放水銃出水制御構造の一種で、特にそのバルブ穴が水路に通じ、水路に弾性部品の止水栓が設けられ、それにより水路を塞ぐものを指す。片手で一つの出水制御部品を握って、それを切り換える制御動作により、制御部品の一体化されたカムを変更することができる。そのカムの動作により、止水栓を押して動かして通路になり、水が通過できる。それにより切り替え制御の利便性を満たし、また、確実で効果的な水流制御の効果を達する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は放水銃出水制御構造を提供するもの一種である。特に片手で水流制御を行うと同時に本体が握れるもの、その出水制御部品の一体化カムが放水銃のバルブ穴に入り込むもの、バルブ穴が水路に通ずるようになっているもの、止水栓が弾性部品と接合して水路を塞ぐもの、調整制御部品がカムを用いて止水栓を動かすものを指す。よって出水制御及びその制御効果の利便性を満たすものである。
【背景技術】
【0002】
従来の出水制御は一般的にスイッチ一つが必要であり、片手では当該スイッチの手動制御に限られ、もう片方の手で放水銃本体を握って、放水銃の放水作業が順調になされるものである。このような方法では両手を用いなければ作業が行えないため、もう片方の手で他の作業を行う場合は放水銃が使用できなくなってしまうのである。この欠点を改良するため、ある事業者が前案(図9参照)の通り片手で操作する様式を開発した。その利用はグリップにスイッチ一つを取り付けコック一つを回転させ、片手で制御と本体を握る機能を行うというものである。しかしその構造は複雑であることから見ても、実用に向いた発明だとは言えず、なおかつ構造が複雑なため破損しやすく原価も高いというのが難点である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の主要目的は、上述の各種欠点を取り除き、放水銃出水制御構造の一種を提供するものである。そのうち、放水銃のバルブ穴が水路に通じ、水路に弾性部品の止水栓が設けられ、それにより水路を塞ぐ。片手で一つの出水制御部品を握って、それを切り換える制御動作により、制御部品の一体化されたカムを変更することができる。そのカムの動作により、止水栓を押して動かして通路になり、水が通過できる。それにより切り替え制御の利便性を満たし、また、確実で効果的な水流制御の効果を達する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
請求項1の発明は、放水銃出水制御構造の一種において、以下のものを含む;グリップ一つ、該グリップは軸方向の水路が接続されている。水路にはつかみ部品一つが装着され、つかみ部品に弾性部品一つが設置され、弾性部品のもう一方の先端は止水栓一つで支えられ、止水栓はくぼみで閉じられる。止水栓にはエクステンションバーと漏れ止めパッキンが装着されている。グリップには放射状にバルブ穴一つが装着され、当該バルブ穴が水路に通じることで、出水制御部品の凸棒一つが設置できるのである。当該凸棒には漏れ止めパッキンが装着され、またカムが備えられる。そしてカムは止水栓のエクステンションバーに支えられる。出水制御部品は外側に向かって伸び延長部品を装着し、延長部品の先端部に調整つまみ一つが設置される;そしてこれにより制御構造が形作られ、片手で当該グリップを持っている時、親指を調整つまみにはめ入れて、上下操作で水流調節が行えるのであることを特徴とする放水銃出水制御構造としている。
請求項2の発明は、請求項1の放水銃出水制御構造において、そのうち、該つかみ部品は一体化の円柱固定用弾性部品の構成であることを特徴とする放水銃出水制御構造としている。
請求項3の発明は、請求項1の放水銃出水制御構造において、そのうち、該グリップケースの対応する凸棒及びバルブ穴底部に頂上押さえ隆起部を設けることにより、頂上押さえ隆起部のパッキングによりこの出水制御部品を制御し、回転による緩み・脱落を防ぐものであることを特徴とする放水銃出水制御構造としている。
【発明の効果】
【0005】
本発明の主要目的は、上述の各種欠点を取り除き、放水銃出水制御構造の一種を提供するものである。そのうち、放水銃のバルブ穴が水路に通じ、水路に弾性部品の止水栓が設けられ、それにより水路を塞ぐ。片手で一つの出水制御部品を握って、それを切り換える制御動作により、制御部品の一体化されたカムを変更することができる。そのカムの動作により、止水栓を押して動かして通路になり、水が通過できる。それにより切り替え制御の利便性を満たし、また、確実で効果的な水流制御の効果を達する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明は放水銃出水制御構造一種を提供するものである。
【0007】
本発明の構造設計及び技術を更に詳しく明示するために、ここには特許図面に合わせて説明する:
【0008】
図1、2に示したのは放水銃出水制御構造一種であり、これは主に放水銃の出水制御構造を手で握ると同時にその親指で制御できる範囲に移したことを示している。この構造には以下のものが含まれる:
グリップ一つ10。当該グリップ10の2サイドはそれぞれパイプとノズルに連結している。また、そのグリップ10には軸方向の水路11が設けられている。水路11にはつかみ部品20一つが装着され、そのつかみ部品20上の円柱21では弾性部品30を固定でき、当該弾性部品30はばねとなりえるのである。そしてこの弾性部品30のもう一方の先端は止水栓40で支えられる。止水栓40の先端部41 はくぼみ12のへり121 で閉じられる。そして止水栓40 先端部41にエクステンションバー42と漏れ止めパッキン43が装着されている。グリップ10にバルブ穴50一つが設けられ、当該バルブ穴50が水路11に通じることで、出水制御部品60 の凸棒61一つが設置できるのである。 当該凸棒61には漏れ止めパッキン62が装着され、またカム63が備えられる。そしてカム63は止水栓40のエクステンションバー42に支えられる。出水制御部品60は外側に向かって伸び延長部品64が設けられ、延長部品64の先端部に調整つまみ65一つが設けられる。この制御構造により、手で当該グリップ10を握っている時、親指は調整つまみ65にはめ入れられ、上下操作で水流調節が行えるのである。
【0009】
図4は、この設備の出水動作の見取り図である。当該グリップ10内の水路11がこの止水栓40により閉じられる。この動作の時、手で当該グリップ10を握り、その手の親指が出水制御部品60の調整つまみ65を押すとき、このカム63は同時に回転し徐々に厚みを増しながらエクステンションバー42を圧迫する。そして止水栓40が後退し、水路11とくぼみ12により水流が確保される。水流はそれにより間断なくノズルへと供給され(図5、6、7参照)、放水を順調に行う。それと同時に調整つまみ65をねじった角度が大きいほど、その出水量が増える。即ち調整つまみ65を動かした角度により出水量を調整できるのである。
【0010】
図1、3に示すように、水流がバルブ穴50を通過する時、この出水制御部品60凸棒61には漏れ止めパッキン62が設けられ、水が凸棒61からあふれ出るのを防止する。またこの制御構造が出水制御部品60凸棒61を組み合わせた後、グリップ10ケース部の対応する凸棒61及びバルブ穴50の底部に頂上押さえ隆起部13、14(図5参照)を設けることで、凸棒61とバルブ穴50を押さえつけ、出水制御部品60を制御し、回転による緩み・脱落を防ぐものである。
【0011】
図1、4に示されるように、当該出水制御部品60の延長部品64と調整つまみ65の切り替え制御プロセスは、ケースの樋(chute)部分15先頭部151及び樋末端のでっぱり16頂面161の間にある樋15内部で行われる。
【0012】
図6に示したのは、比較的良好な実施例の断面図である。そのうち当該ノズルは円柱状ノズル83で、出水制御部品60の出水制御により円柱状ノズル83を経由して必要な水飛沫を噴出すものである。
【0013】
図7に示したのは、もう一つの比較的良好な実施例の断面図である。ノズルはこのスプレーノズル84で、このノズル出水制御構造の出水制御部品60により出水を制御し、スプレーノズル84を経由してスプレー放水及び広大な面積に及ぶ出水効果をもたらすものである。
【0014】
図8に示したのは、比較的良好な実施例のさらに別の断面図である。この図面は当該ノズル81が放水時の水飛沫の形式を調整でき、調整方式は当該ノズル81の先端部82をひねって水飛沫の形式を変えるもので、この出水制御部品(60)の出水制御に合わせ、この放水銃の出水制御を行うものであることを示している。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の放水銃出水制御構造の立体分解図である。
【図2】本発明の放水銃出水制御構造の断面図である。
【図3】本発明の放水銃出水制御構造の部分断面図である。
【図4】本発明の放水銃出水制御構造の部分動作図である。
【図5】本発明放水銃出水制御構造のバルブ穴部分の部分断面図である。
【図6】本発明の放水銃出水制御構造の比較的良好な一実施例断面図である。
【図7】本発明の放水銃出水制御構造のもう一つの比較的良好な実施例断面図である。
【図8】本発明の放水銃出水制御構造のさらに別の比較的良好な実施例断面図である。
【図9】従来発明の立体分解図である。
【符号の説明】
【0016】
10 グリップ
12 くぼみ
13 頂上押さえ隆起部
15 樋
16 でっぱり
20 つかみ部品
30 弾性部品
41 先端部
43 漏れ止めパッキン
60 出水制御部品
62 漏れ止めパッキン
64 延長部品
81 ノズル
83 ノズル
11 水路
121 へり
14 頂上押さえ隆起部
151 頂部
161 頂面
21 円筒部
40 止水栓
42 エクステンションバー
50 バルブ穴
61 凸棒
63 カム
65 調整つまみ
82 先端部
84 ノズル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放水銃出水制御構造の一種において、以下のものを含む; グリップ一つ、該グリップは軸方向の水路が接続されている。水路にはつかみ部品一つが装着され、つかみ部品に弾性部品一つが設置され、弾性部品のもう一方の先端は止水栓一つで支えられ、止水栓はくぼみで閉じられる。止水栓にはエクステンションバーと漏れ止めパッキンが装着されている。グリップには放射状にバルブ穴一つが装着され、当該バルブ穴が水路に通じることで、出水制御部品の凸棒一つが設置できるのである。当該凸棒には漏れ止めパッキンが装着され、またカムが備えられる。そしてカムは止水栓のエクステンションバーに支えられる。出水制御部品は外側に向かって伸び延長部品を装着し、延長部品の先端部に調整つまみ一つが設置される;そしてこれにより制御構造が形作られ、片手で当該グリップを持っている時、親指を調整つまみにはめ入れて、上下操作で水流調節が行えるのであることを特徴とする放水銃出水制御構造。
【請求項2】
請求項1の放水銃出水制御構造において、そのうち、該つかみ部品は一体化の円柱固定用弾性部品の構成であることを特徴とする放水銃出水制御構造。
【請求項3】
請求項1の放水銃出水制御構造において、そのうち、該グリップケースの対応する凸棒及びバルブ穴底部に頂上押さえ隆起部を設けることにより、頂上押さえ隆起部のパッキングによりこの出水制御部品を制御し、回転による緩み・脱落を防ぐものであることを特徴とする放水銃出水制御構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−297053(P2006−297053A)
【公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−301678(P2005−301678)
【出願日】平成17年10月17日(2005.10.17)
【出願人】(502131040)
【Fターム(参考)】