説明

放送受信システム及びサーバ装置

【課題】市場に供給された多数の放送受信装置による番組表情報等の取得動作の際に電力消費のピークが発生しないように電力負荷を分散させ、電力供給設備への負担軽減を図る。
【解決手段】サーバ装置10は、予め決められた時刻毎に、放送受信装置の識別情報を登録すると共に、各時刻毎の放送受信装置による電力消費の指標値を登録する第1のDB13と、放送受信装置20からアクセスがあったときに、放送受信装置20の識別情報が第1のDB13に登録されていないと判定した場合、第1のDB13から電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出する制御手段12と、制御手段12により抽出された時刻を放送受信装置20に通知する外部通信手段11とを備える。放送受信装置20は、サーバ装置10から通知された時刻を、番組表情報取得の際の起動時刻として設定し、設定した起動時刻になったときに、スタンバイ状態から起動し、番組表情報を取得する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバ装置と複数の放送受信装置とがネットワークを介して接続された放送受信システム及び該システムを構成するサーバ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビジョン装置や、BD/HDDレコーダなどの放送受信装置は、番組の視聴や、録画予約操作においてユーザが番組表を参照できるように、事前に番組表情報(例えば、SI(Service Information)情報など)を取得しておくことが望ましい。このため、従来の放送受信装置は、予め設定された時刻になると、スタンバイ状態から自動的に内部起動し、番組表情報の取得動作を行うように構成されている。
【0003】
上記の放送受信装置は、工場出荷時に、番組表情報を取得するための起動時刻が初期設定されるが、通常、この起動時刻は同じ時刻に設定される。従って、同じ起動時刻を持つ大量の放送受信装置が市場に供給されることになり、番組表情報取得動作のために、同時刻に多数の放送受信装置が一斉に起動することになる。このため、上記起動時刻に電力消費におけるピーク現象を発生させてしまい、電力供給設備への負担を増大させるという問題があった。
【0004】
放送受信装置の消費電力を低減する従来技術として、例えば、特許文献1には、遠隔操作端末から入力される受信予約情報の取得に伴う起動回数を低減する放送受信装置が記載されている。この放送受信装置は、遠隔操作端末から送信された受信予約情報を蓄積するサーバ装置と接続される。また、放送受信装置は、通信回線を経由して番組表情報を取得し、取得した番組表情報から番組開始時刻を抽出して、番組開始時刻の直前に起動時刻を設定する。そして、放送受信装置は、設定した起動時刻に起動され、サーバ装置にアクセスして、サーバ装置から受信予約情報を取得する。これにより放送受信装置がサーバ装置から受信予約情報を取得する際に起動する回数を減らして、消費電力を低減するようにしている。
【0005】
また、特許文献2には、付加情報(番組表情報)の取得に伴う電力負荷を分散させる放送受信装置が記載されている。この放送受信装置は、放送受信装置毎に、ユニークな識別番号を割り当てて、番組表情報を取得する時刻を分散させるように構成されている。具体的には、各放送受信装置のユニークな識別番号毎に、若干の時間差を設けて番組表情報取得時刻を設定する。例えば、識別番号16ビット中の下位8ビットを用いて、基準時刻−1秒(または+1秒)から、基準時刻−256秒(または+256秒)までの時間差を設け、複数の放送受信装置の電源を順序よくオンして、番組表情報を取得する。これにより、番組表情報の取得時に複数の放送受信装置が一斉に電源オンされることがなく、電力負荷が分散される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2011−10166号公報
【特許文献2】特開2002−27353号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1に記載の放送受信装置によれば、番組開始時刻の直前に起動して、サーバ装置から受信予約情報を取得することで、個々の放送受信装置における消費電力の低減を図るようにしている。しかしながら、多数の放送受信装置が同じ番組を受信して録画等を行うことも想定され、この場合、同じ時刻に多数の放送受信装置が一斉に起動してしまい、電力消費のピークを発生させてしまうという問題がある。
【0008】
また、上記特許文献2に記載の放送受信装置によれば、各放送受信装置の識別番号によって、番組表情報を取得する際の起動時刻に若干の時間差を設けることができるため、番組表情報の取得に伴う起動タイミングをある程度分散化させることができる。しかしながら、市場に大量に供給された放送受信装置に対して、起動時刻毎に番組表情報取得に伴う電力消費の状態が一括管理されているわけではない。このため、ある放送受信装置の識別番号で特定される起動時刻の電力消費が大きくても小さくても、放送受信装置にはこの起動時刻が自動的に設定され、番組表情報取得動作を実行してしまう。従って、同時刻に多数の放送受信装置が一斉に起動する事態を招来し、電力消費のピークを発生させる可能性がある。
【0009】
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、市場に供給された多数の放送受信装置による番組表情報等の取得動作の際に電力消費のピークが発生しないように電力負荷を分散させ、電力供給設備への負担軽減を図ることができる放送受信システム及び該システムを構成するサーバ装置を提供すること、を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、サーバ装置と複数の放送受信装置とがネットワークを介して接続された放送受信システムであって、前記サーバ装置は、予め決められた時刻毎に、放送受信装置の識別情報を登録すると共に、各時刻毎の放送受信装置による電力消費の指標値を登録するデータベースと、放送受信装置からアクセスがあったときに、該放送受信装置の識別情報が前記データベースに登録されているか否かを判定し、該データベースに識別情報が登録されていないと判定した場合、前記データベースから前記電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出する時刻抽出手段と、該時刻抽出手段により抽出された時刻を、前記アクセスされた放送受信装置に通知する時刻通知手段とを備え、前記放送受信装置は、前記サーバ装置から通知された時刻を、放送局から定期的にまたは任意のタイミングで配信される情報を取得する際の起動時刻として設定し、該設定した起動時刻になったときに、スタンバイ状態から起動し、前記放送局から定期的にまたは任意のタイミングで配信される情報を取得することを特徴としたものである。
【0011】
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記放送局から定期的にまたは任意のタイミングで配信される情報は、番組表情報であることを特徴としたものである。
【0012】
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記時刻抽出手段は、前記データベースに識別情報が登録されていると判定した場合、前記データベースから前記識別情報を削除した後に、前記データベースから前記電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出することを特徴としたものである。
【0013】
第4の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記時刻抽出手段は、前記データベースに識別情報が登録されていると判定した場合、前記データベースから前記電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出した後に、前記データベースから前記識別情報を削除することを特徴としたものである。
【0014】
第5の技術手段は、第1〜第4のいずれか1の技術手段において、前記サーバ装置は、前記アクセスされた放送受信装置の識別情報を、前記データベースの前記電力消費の指標値が最も小さい時刻に登録し、前記データベースを更新するデータベース更新手段を備えたことを特徴としたものである。
【0015】
第6の技術手段は、第1〜第5のいずれか1の技術手段において、前記電力消費の指標値は、各時刻毎の放送受信装置の登録台数、各時刻毎の各放送受信装置の消費電力を積算した消費電力積算値、各時刻毎の放送受信装置の登録台数を各時刻の電力需要傾向に応じて重み付けした値のいずれかであることを特徴としたものである。
【0016】
第7の技術手段は、第1〜第6のいずれか1の技術手段において、前記放送受信装置は、該放送受信装置が受信チャンネル設定を含む初期設定を行う際に、前記サーバ装置にアクセスすることを特徴としたものである。
【0017】
第8の技術手段は、第1〜第7のいずれか1の技術手段における放送受信システムを構成するサーバ装置であって、該サーバ装置は、予め決められた時刻毎に、放送受信装置の識別情報を登録すると共に、各時刻毎の放送受信装置による電力消費の指標値を登録するデータベースと、放送受信装置からアクセスがあったときに、該放送受信装置の識別情報が前記データベースに登録されているか否かを判定し、該データベースに識別情報が登録されていないと判定した場合、前記データベースから前記電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出する時刻抽出手段と、該時刻抽出手段により抽出された時刻を、前記アクセスされた放送受信装置に通知する時刻通知手段とを備えたことを特徴としたものである。
【0018】
第9の技術手段は、第8の技術手段において、前記時刻抽出手段は、前記データベースに識別情報が登録されていると判定した場合、前記データベースから前記識別情報を削除した後に、前記データベースから前記電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出することを特徴としたものである。
【0019】
第10の技術手段は、第8の技術手段において、前記時刻抽出手段は、前記データベースに識別情報が登録されていると判定した場合、前記データベースから前記電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出した後に、前記データベースから前記識別情報を削除することを特徴としたものである。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、予め決められた時刻毎に放送受信装置による電力消費の指標値(登録台数など)をサーバ装置で一括管理し、サーバ装置にアクセスされた放送受信装置に対して、電力消費の指標値が最も小さい時刻を、番組表情報等の取得の際の起動時刻として設定することができるため、市場に供給された多数の放送受信装置による番組表情報等の取得動作の際に電力消費のピークが発生しないように電力負荷を分散させ、電力供給設備への負担軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る放送受信システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】第1の起動時刻データベースの登録例を示す図である。
【図3】図1の放送受信システムによる番組表情報取得の際の起動時刻設定処理の一例を説明するためのフロー図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る放送受信システムの構成例を示すブロック図である。
【図5】第2の起動時刻データベースの登録例を示す図である。
【図6】図4の放送受信システムによる番組表情報取得の際の起動時刻設定処理の一例を説明するためのフロー図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る放送受信システムの構成例を示すブロック図である。
【図8】第3の起動時刻データベースの登録例を示す図である。
【図9】図7の放送受信システムによる番組表情報取得の際の起動時刻設定処理の一例を説明するためのフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の放送受信システム及び該システムを構成するサーバ装置に係る好適な実施の形態について説明する。なお、放送局から定期的にまたは任意のタイミングで配信される情報として、放送局から配信される番組表情報を例示して説明するが、本発明は、この番組表情報に限定されるものではなく、番組表情報のように、放送局から定期的にまたは任意のタイミングで配信される情報であれば、適用することができる。
【0023】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る放送受信システムの構成例を示すブロック図で、図中、10はサーバ装置、20は放送受信装置を示す。サーバ装置10は、外部通信手段11、制御手段12、及び第1の起動時刻データベース13を備えて構成される。また、放送受信装置20は、受信手段21、番組表情報抽出手段22、番組表情報記憶手段23、計時手段24、設定記憶手段25、時刻比較手段26、番組表情報取得指示手段27、外部通信手段28、操作手段29、及び表示手段30を備えて構成される。このサーバ装置10は、放送受信装置20と図示しないネットワークを介して接続されているが、複数の放送受信装置20と接続できることは言うまでもない。
【0024】
放送受信装置20は、テレビジョン受信装置(TV装置)、BD/HDDレコーダなどのチューナ機能を備えたものであればよいが、以下ではTV装置を例示して説明するものとする。また、番組表情報としては、放送局から提供される地上デジタル放送のSI(Service Information)情報を例示して説明する。サーバ装置10の第1の起動時刻データベース13(以下、単に第1のDB13という)は、本発明のデータベースに相当し、予め決められた時刻毎に、放送受信装置の識別情報を登録すると共に、各時刻毎の放送受信装置による電力消費の指標値を登録する。この電力消費の指標値は、例えば、放送受信装置の登録台数であり、この場合の第1のDB13の登録例を図2に示す。
【0025】
図2に示すように、第1のDB13では、例えば、0時0分、0時5分、・・・、23時55分と1日24時間を5分ステップで区切り、区切られた各時刻毎に、放送受信装置の識別情報が登録され、この識別情報の個数をカウントして得られる装置の台数(登録台数)が電力消費の指標値として登録される。なお、放送受信装置の識別情報としては、例えば、イーサネット(登録商標)MACアドレスなどを利用することができる。このMACアドレスは、イーサネット上の各機器を区別するために、製造段階で割り振られる機器固有の48ビットのアドレスである。
【0026】
上記において、放送受信装置の登録台数が最も少ない時刻は、消費電力が最も小さい時刻と推定される。このため、サーバ装置10は、放送受信装置20からのアクセスを検出した場合に、放送受信装置20に対して、放送受信装置の登録台数が最も少ない時刻を割り当てる。具体的には、以下のようにして割り当てる。
【0027】
制御手段12は、本発明の時刻抽出手段に相当し、放送受信装置20からアクセスがあったときに、放送受信装置20の識別情報が第1のDB13に登録されているか否かを判定し、第1のDB13に識別情報が登録されていないと判定した場合、第1のDB13から、登録台数が最も少ない時刻を抽出する。また、制御手段12は、第1のDB13に放送受信装置20の識別情報が登録されていると判定した場合、第1のDB13から識別情報を削除した後に、第1のDB13から登録台数が最も少ない時刻を抽出する。これにより、重複登録を防止することができる。ここで、第1のDB13から識別情報を削除することで、その時刻の登録台数に変更が発生する。このため、第1のDB13を更新し、登録台数を最新の状態にしてから、第1のDB13から登録台数が最も少ない時刻を抽出すればよい。
【0028】
また、上記とは逆に、第1のDB13に放送受信装置20の識別情報が登録されている場合、第1のDB13から登録台数が最も少ない時刻を抽出した後に、第1のDB13から識別情報を削除するようにしてもよい。
【0029】
上記において、登録台数の最も少ない時刻が複数存在する場合には、例えば、時刻の早いほうを抽出するようにすればよい。仮に第1のDB13が、各時刻に放送受信装置の識別情報が1つも登録されていない未登録状態にある場合には、最も早い時刻(図2の例では、0時0分)が抽出される。
【0030】
そして、外部通信手段11は、本発明の時刻通知手段に相当し、制御手段12により抽出された時刻を、アクセスされた放送受信装置20に通知する。放送受信装置20は、サーバ装置10から通知された時刻を、番組表情報取得の際の起動時刻として設定し、この設定が完了すると、設定完了通知をサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、放送受信装置20からの設定完了通知に応じて、放送受信装置20の識別情報を、第1のDB13の登録台数が最も少ない時刻(つまり、第1のDB13から抽出した時刻)に登録し、第1のDB13を更新する。この更新処理は制御手段12により実行され、制御手段12が本発明のデータベース更新手段に相当する。
【0031】
以後、放送受信装置20は、上記のようにして設定した起動時刻になったときに、スタンバイ状態から起動し、放送局から提供される番組表情報を取得する。このように、サーバ装置10により、予め決められた時刻毎に放送受信装置による電力消費の指標値(ここでは登録台数)を一括管理し、アクセスされた放送受信装置20に対して、登録台数が最も少ない時刻を、番組表情報取得の際の起動時刻として設定することができるため、市場に供給された多数の放送受信装置による番組表情報取得動作の際に電力消費のピークが発生しないように電力負荷を分散させ、電力供給設備への負担軽減を図ることができる。
【0032】
図1において、例えば、放送受信装置20をユーザが初めて使用するときに、受信チャンネル設定を含む初期設定を行うが、この初期設定を行うタイミングで、外部通信手段28を介してサーバ装置10にアクセスするようにしてもよい。なお、このサーバ装置10にアクセスするタイミングは、ユーザが初めて使用するときの初期設定時だけに限らず、ユーザが初期設定をやり直す場合、あるいは、ユーザが意識して起動時刻を再設定する場合、などのタイミングでサーバ装置10にアクセスするようにしてもよい。
【0033】
そして、放送受信装置20は、サーバ装置10から、放送受信装置の登録台数が最も少ない時刻を取得し、取得した時刻を、番組表情報を取得する際の起動時刻として設定記憶手段25に記憶する。この設定記憶手段25は、例えば、不揮発性のメモリなどである。計時手段24は、放送受信装置20の内蔵時計であり、放送受信装置20がスタンバイ状態であっても通電され、時刻を計時する。時刻比較手段26は、計時手段24で計時される時刻と、設定記憶手段25に記憶されている起動時刻とを比較し、計時手段24で計時される時刻が起動時刻になったときに、番組表情報取得指示手段27に対して、番組表情報の取得を指示する。
【0034】
番組表情報取得指示手段27は、時刻比較手段26からの指示に応じて、受信手段21、番組表情報抽出手段22、及び番組表情報記憶手段23に指示を行い、番組表情報の取得動作を行う。受信手段21は、番組表情報を含むデジタル放送信号を受信して、このデジタル放送信号を番組表情報抽出手段22に出力する。番組表情報抽出手段22は、受信手段21で受信したデジタル放送信号から番組表情報を抽出し、抽出した番組表情報を番組表情報記憶手段23に出力する。番組表情報記憶手段23は、例えば、不揮発性のメモリであり、番組表情報抽出手段22で抽出された番組表情報を記憶する。表示手段20は、例えば、液晶ディスプレイなどの表示部であり、操作手段19は、放送受信装置20に対して入力操作を行うための操作部である。
【0035】
図3は、図1の放送受信システムによる番組表情報取得の際の起動時刻設定処理の一例を説明するためのフロー図である。まず、放送受信装置20は、受信チャンネル設定を含む初期設定時に、サーバ装置10にアクセスし(ステップS1)、サーバ装置10は、放送受信装置20の識別情報(イーサネットMACアドレスなど)を取得する(ステップS2)。
【0036】
次に、サーバ装置10は、ステップS2で取得した放送受信装置20の識別情報が第1のDB13(図2参照)に登録されているか否かを判定し(ステップS3)、第1のDB13に識別情報が登録されていると判定した場合(YESの場合)、第1のDB13から識別情報を削除する(ステップS4)。また、第1のDB13に識別情報が登録されていないと判定した場合(NOの場合)、ステップS5に移行する。
【0037】
そして、サーバ装置10は、第1のDB13を検索し、最も登録台数の少ない時刻を抽出し(ステップS5)、抽出した時刻を放送受信装置20に通知する(ステップS6)。放送受信装置20は、サーバ装置10から通知された時刻を、番組表情報を取得する際の起動時刻として設定し(ステップS7)、設定完了通知をサーバ装置10に送信する(ステップS8)。なお、第1のDB13に識別情報が登録されている場合(ステップS3のYESの場合)、第1のDB13から登録台数が最も少ない時刻を抽出した後に、第1のDB13から識別情報を削除するようにしてもよい。
【0038】
次に、サーバ装置10は、放送受信装置20からの設定完了通知に応じて、第1のDB13の上記時刻(登録台数の最も少ない時刻)に放送受信装置20の識別情報を登録し(ステップS9)、第1のDB13を更新する(ステップS10)。以後、放送受信装置20は、ステップS7で設定した起動時刻になる度に、スタンバイ状態から起動され、番組表情報の取得動作を行う。なお、ステップS9において、サーバ装置10が放送受信装置20から設定完了通知を受け取れない場合には、第1のDB13を更新することができない。このため、例えば、設定完了通知を受信するための所定の待機時間が経過した後に、放送受信装置20から取得した識別情報を第1のDB13に登録する処理を行うようにしてもよい。あるいは、ステップS3で第1のDB13に登録済みと判定された識別情報の場合、ステップS4で一旦削除した識別情報を復活させ、第1のDB13に再登録する処理を行うようにしてもよい。
【0039】
このように、市場に大量に供給された放送受信装置は、サーバ装置10から分散的に割り当てられた時刻を、番組表情報を取得する際の起動時刻として設定し、この起動時刻に起動されて、番組表情報取得動作を行うため、番組表情報取得時における電力消費が分散化され、電力供給設備への負担を大幅に軽減することができる。
【0040】
(第2の実施形態)
図4は、本発明の第2の実施形態に係る放送受信システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態のサーバ装置10は、外部通信手段11、制御手段12、及び第2の起動時刻データデース14(以下、単に第2のDB14という)を備えて構成される。放送受信装置20の構成は第1の実施形態と同じであるため、ここでの説明は省略する。本実施形態では、電力消費の指標値として、各時刻毎の放送受信装置の消費電力を積算した消費電力積算値を用いており、これ以外の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態における第2のDB14の登録例を図5に示す。
【0041】
図5に示すように、第2のDB14では、例えば、0時0分、0時5分、・・・、23時55分と1日24時間を5分ステップで区切り、区切られた各時刻毎に、放送受信装置の識別情報及び消費電力が登録され、各時刻毎に各放送受信装置の消費電力が積算された消費電力積算値(図5の積算電力に相当)が電力消費の指標値として登録される。つまり、第2のDB14には、各放送受信装置毎の消費電力が登録されると共に、各時刻毎の各放送受信装置の消費電力に基づく消費電力積算値が登録される。
【0042】
なお、各放送受信装置毎の消費電力データは、サーバ装置10が放送受信装置20から識別情報と共に取得してもよいし、あるいは、放送受信装置20から機器を特定できる機器名(型番)などを取得できる場合には、予めサーバ装置10側に消費電力データを保持しておいてもよい。すなわち、サーバ装置10が機器名と消費電力データとを対応付けたデータテーブル(図示せず)を備え、このデータテーブルから、放送受信装置20から取得される機器名に応じた消費電力データを取得すればよい。
【0043】
上記において、放送受信装置の消費電力積算値が最も小さい時刻は、消費電力が最も小さい時刻と考えられる。このため、サーバ装置10は、放送受信装置20からのアクセスを検出した場合に、放送受信装置20に対して、放送受信装置の消費電力積算値が最も小さい時刻を割り当てる。具体的には、以下のようにして割り当てる。
【0044】
制御手段12は、放送受信装置20からアクセスがあったときに、放送受信装置20の識別情報が第2のDB14に登録されているか否かを判定し、第2のDB14に識別情報が登録されていないと判定した場合、第2のDB14から、消費電力積算値が最も小さい時刻を抽出する。また、制御手段12は、第2のDB14に放送受信装置20の識別情報が登録されていると判定した場合、第2のDB14から識別情報を削除した後に、第2のDB14から消費電力積算値が最も小さい時刻を抽出する。これにより、重複登録を防止することができる。ここで、第2のDB14から識別情報を削除することで、その時刻の消費電力積算値に変更が発生する。このため、第2のDB14を更新し、消費電力積算値を最新の状態にしてから、第2のDB14から消費電力積算値が最も小さい時刻を抽出すればよい。
【0045】
また、上記とは逆に、第2のDB14に放送受信装置20の識別情報が登録されている場合、第2のDB14から消費電力積算値が最も小さい時刻を抽出した後に、第2のDB14から識別情報を削除するようにしてもよい。
【0046】
そして、外部通信手段11は、制御手段12により抽出された時刻を、アクセスされた放送受信装置20に通知する。放送受信装置20は、サーバ装置10から通知された時刻を、番組表情報取得の際の起動時刻として設定し、この設定が完了すると、設定完了通知をサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、放送受信装置20からの設定完了通知に応じて、放送受信装置20の識別情報を、第2のDB14の消費電力積算値が最も小さい時刻(つまり、第2のDB14から抽出した時刻)に登録し、第2のDB14を更新する。
【0047】
以後、放送受信装置20は、上記のようにして設定した起動時刻になったときに、スタンバイ状態から起動し、番組表情報を取得する。このように、サーバ装置10により、予め決められた時刻毎に放送受信装置による電力消費の指標値(ここでは電力消費積算値)を一括管理し、アクセスされた放送受信装置20に対して、電力消費積算値が最も小さい時刻を、番組表情報取得の際の起動時刻として設定することができるため、市場に供給された多数の放送受信装置による番組表情報取得動作の際に電力消費のピークが発生しないように電力負荷を分散させ、電力供給設備への負担軽減を図ることができる。
【0048】
図6は、図4の放送受信システムによる番組表情報取得の際の起動時刻設定処理の一例を説明するためのフロー図である。まず、放送受信装置20は、受信チャンネル設定を含む初期設定時に、サーバ装置10にアクセスし(ステップS11)、サーバ装置10は、放送受信装置20の識別情報(イーサネットMACアドレスなど)を取得する(ステップS12)。
【0049】
次に、サーバ装置10は、ステップS12で取得した放送受信装置20の識別情報が第2のDB14(図5参照)に登録されているか否かを判定し(ステップS13)、第2のDB14に識別情報が登録されていると判定した場合(YESの場合)、第2のDB14から識別情報を削除する(ステップS14)。また、第2のDB14に識別情報が登録されていないと判定した場合(NOの場合)、ステップS15に移行する。
【0050】
そして、サーバ装置10は、第2のDB14を検索し、最も消費電力積算値の小さい時刻を抽出し(ステップS15)、抽出した時刻を放送受信装置20に通知する(ステップS16)。放送受信装置20は、サーバ装置10から通知された時刻を、番組表情報を取得する際の起動時刻として設定し(ステップS17)、設定完了通知をサーバ装置10に送信する(ステップS18)。なお、第2のDB14に識別情報が登録されている場合(ステップS13のYESの場合)、第2のDB14から消費電力積算値が最も小さい時刻を抽出した後に、第2のDB14から識別情報を削除するようにしてもよい。
【0051】
次に、サーバ装置10は、放送受信装置20からの設定完了通知に応じて、第2のDB14の上記時刻(消費電力積算値の最も小さい時刻)に放送受信装置20の識別情報(及び消費電力データ)を登録し(ステップS19)、第2のDB14を更新する(ステップS20)。以後、放送受信装置20は、ステップS17で設定した起動時刻になる度に、スタンバイ状態から起動され、番組表情報の取得動作を行う。なお、ステップS19において、サーバ装置10が放送受信装置20から設定完了通知を受け取れない場合には、第2のDB14を更新することができない。このため、例えば、設定完了通知を受信するための所定の待機時間が経過した後に、放送受信装置20から取得した識別情報を第2のDB14に登録する処理を行うようにしてもよい。あるいは、ステップS13で第2のDB14に登録済みと判定された識別情報の場合、ステップS14で一旦削除した識別情報を復活させ、第2のDB14に再登録する処理を行うようにしてもよい。
【0052】
(第3の実施形態)
図7は、本発明の第3の実施形態に係る放送受信システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態のサーバ装置10は、外部通信手段11、制御手段12、及び第3の起動時刻データデース15(以下、単に第3のDB15という)を備えて構成される。放送受信装置20の構成は第1の実施形態と同じであるため、ここでの説明は省略する。本実施形態では、電力消費の指標値として、各時刻毎の放送受信装置の登録台数を各時刻の電力需要傾向に応じて重み付けした値を用いており、これ以外の構成は第1の実施形態と同様である。本実施形態における第3のDB15の登録例を図8に示す。
【0053】
図8に示すように、第3のDB15では、例えば、0時0分、0時5分、・・・、23時55分と1日24時間を5分ステップで区切り、区切られた各時刻毎に、放送受信装置の識別情報及び電力需要係数(電力需要傾向に応じた重み付け係数)が登録され、この識別情報の個数をカウントして得られる装置の台数に電力需要係数を乗じた重み付け値が電力消費の指標値として登録される。つまり、第3のDB15には、各時刻毎の電力需要係数が登録されると共に、各時刻毎の放送受信装置の登録台数に電力需要係数を乗じて得られる重み付け値が登録される。
【0054】
なお、各時刻の電力需要係数は、平均電力需要ピーク時を1.0として各時刻毎に予め設定される係数であり、各時刻毎の放送受信装置の登録台数にこの電力需要係数を乗じた重み付け値が最も小さい時刻は、消費電力が最も小さい時刻と推定される。このため、サーバ装置10は、放送受信装置20からのアクセスを検出した場合に、放送受信装置20に対して、上記の重み付け値が最も小さい時刻を割り当てる。具体的には、以下のようにして割り当てる。
【0055】
制御手段12は、放送受信装置20からアクセスがあったときに、放送受信装置20の識別情報が第3のDB15に登録されているか否かを判定し、第3のDB15に識別情報が登録されていないと判定した場合、第3のDB15から、重み付け値(登録台数×電力需要係数)が最も小さい時刻を抽出する。また、制御手段12は、第3のDB15に放送受信装置20の識別情報が登録されていると判定した場合、第3のDB15から識別情報を削除した後に、第3のDB15から重み付け値(登録台数×電力需要係数)が最も小さい時刻を抽出する。これにより、重複登録を防止することができる。ここで、第3のDB15から識別情報を削除することで、その時刻の重み付け値に変更が発生する。このため、第3のDB15を更新し、重み付け値を最新の状態にしてから、第3のDB15から重み付け値が最も小さい時刻を抽出すればよい。
【0056】
また、上記とは逆に、第3のDB15に放送受信装置20の識別情報が登録されている場合、第3のDB15から重み付け値が最も小さい時刻を抽出した後に、第3のDB15から識別情報を削除するようにしてもよい。
【0057】
そして、外部通信手段11は、制御手段12により抽出された時刻を、アクセスされた放送受信装置20に通知する。放送受信装置20は、サーバ装置10から通知された時刻を、番組表情報取得の際の起動時刻として設定し、この設定が完了すると、設定完了通知をサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、放送受信装置20からの設定完了通知に応じて、放送受信装置20の識別情報を、第3のDB15の重み付け値(登録台数×電力需要係数)が最も小さい時刻(つまり、第3のDB15から抽出した時刻)に登録し、第3のDB15を更新する。
【0058】
以後、放送受信装置20は、上記のようにして設定した起動時刻になったときに、スタンバイ状態から起動し、番組表情報を取得する。このように、サーバ装置10により、予め決められた時刻毎に放送受信装置による電力消費の指標値(ここでは重み付け値(登録台数×電力需要係数))を一括管理し、アクセスされた放送受信装置20に対して、重み付け値が最も小さい時刻を、番組表情報取得の際の起動時刻として設定することができるため、市場に供給された多数の放送受信装置による番組表情報取得動作の際に電力消費のピークが発生しないように電力負荷を分散させ、電力供給設備への負担軽減を図ることができる。
【0059】
図9は、図7の放送受信システムによる番組表情報取得の際の起動時刻設定処理の一例を説明するためのフロー図である。まず、放送受信装置20は、受信チャンネル設定を含む初期設定時に、サーバ装置10にアクセスし(ステップS21)、サーバ装置10は、放送受信装置20の識別情報(イーサネットMACアドレスなど)を取得する(ステップS22)。
【0060】
次に、サーバ装置10は、ステップS22で取得した放送受信装置20の識別情報が第3のDB15(図8参照)に登録されているか否かを判定し(ステップS23)、第3のDB15に識別情報が登録されていると判定した場合(YESの場合)、第3のDB15から識別情報を削除する(ステップS24)。また、第3のDB15に識別情報が登録されていないと判定した場合(NOの場合)、ステップS25に移行する。
【0061】
そして、サーバ装置10は、第3のDB15を検索し、最も重み付け値(登録台数×電力需要係数)の小さい時刻を抽出し(ステップS25)、抽出した時刻を放送受信装置20に通知する(ステップS26)。放送受信装置20は、サーバ装置10から通知された時刻を、番組表情報を取得する際の起動時刻として設定し(ステップS27)、設定完了通知をサーバ装置10に送信する(ステップS28)。なお、第3のDB15に識別情報が登録されている場合(ステップS23のYESの場合)、第3のDB15から重み付け値が最も小さい時刻を抽出した後に、第3のDB15から識別情報を削除するようにしてもよい。
【0062】
次に、サーバ装置10は、放送受信装置20からの設定完了通知に応じて、第3のDB15の上記時刻(重み付け値(登録台数×電力需要係数)の最も小さい時刻)に放送受信装置20の識別情報を登録し(ステップS29)、第3のDB15を更新する(ステップS30)。以後、放送受信装置20は、ステップS27で設定した起動時刻になる度に、スタンバイ状態から起動され、番組表情報の取得動作を行う。なお、ステップS29において、サーバ装置10が放送受信装置20から設定完了通知を受け取れない場合には、第3のDB15を更新することができない。このため、例えば、設定完了通知を受信するための所定の待機時間が経過した後に、放送受信装置20から取得した識別情報を第3のDB15に登録する処理を行うようにしてもよい。あるいは、ステップS23で第3のDB15に登録済みと判定された識別情報の場合、ステップS24で一旦削除した識別情報を復活させ、第3のDB15に再登録する処理を行うようにしてもよい。
【0063】
以上、本発明に係る放送受信システム及びサーバ装置の実施の形態を中心に説明したが、本発明は、前述の図3、図6、図9で説明したように、放送受信システムによる番組表情報取得の際の起動時刻設定方法としての形態としてもよいことは言うまでもよい。
【符号の説明】
【0064】
10…サーバ装置、11,28…外部通信手段、12…制御手段、13…第1の起動時刻データベース、14…第2の起動時刻データベース、15…第3の起動時刻データベース、20…放送受信装置、21…受信手段、22…番組表情報抽出手段、23…番組表情報記憶手段、24…計時手段、25…設定記憶手段、26…時刻比較手段、27…番組表情報取得指示手段、29…操作手段、30…表示手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバ装置と複数の放送受信装置とがネットワークを介して接続された放送受信システムであって、
前記サーバ装置は、予め決められた時刻毎に、放送受信装置の識別情報を登録すると共に、各時刻毎の放送受信装置による電力消費の指標値を登録するデータベースと、
放送受信装置からアクセスがあったときに、該放送受信装置の識別情報が前記データベースに登録されているか否かを判定し、該データベースに識別情報が登録されていないと判定した場合、前記データベースから前記電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出する時刻抽出手段と、
該時刻抽出手段により抽出された時刻を、前記アクセスされた放送受信装置に通知する時刻通知手段とを備え、
前記放送受信装置は、前記サーバ装置から通知された時刻を、放送局から定期的にまたは任意のタイミングで配信される情報を取得する際の起動時刻として設定し、該設定した起動時刻になったときに、スタンバイ状態から起動し、前記放送局から定期的にまたは任意のタイミングで配信される情報を取得することを特徴とする放送受信システム。
【請求項2】
請求項1に記載の放送受信システムにおいて、前記放送局から定期的にまたは任意のタイミングで配信される情報は、番組表情報であることを特徴とする放送受信システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の放送受信システムにおいて、前記時刻抽出手段は、前記データベースに識別情報が登録されていると判定した場合、前記データベースから前記識別情報を削除した後に、前記データベースから前記電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出することを特徴とする放送受信システム。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の放送受信システムにおいて、前記時刻抽出手段は、前記データベースに識別情報が登録されていると判定した場合、前記データベースから前記電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出した後に、前記データベースから前記識別情報を削除することを特徴とする放送受信システム。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の放送受信システムにおいて、前記サーバ装置は、前記アクセスされた放送受信装置の識別情報を、前記データベースの前記電力消費の指標値が最も小さい時刻に登録し、前記データベースを更新するデータベース更新手段を備えたことを特徴とする放送受信システム。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の放送受信システムにおいて、前記電力消費の指標値は、各時刻毎の放送受信装置の登録台数、各時刻毎の各放送受信装置の消費電力を積算した消費電力積算値、各時刻毎の放送受信装置の登録台数を各時刻の電力需要傾向に応じて重み付けした値のいずれかであることを特徴とする放送受信システム。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか1項に記載の放送受信システムにおいて、前記放送受信装置は、該放送受信装置が受信チャンネル設定を含む初期設定を行う際に、前記サーバ装置にアクセスすることを特徴とする放送受信システム。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の放送受信システムを構成するサーバ装置であって、
該サーバ装置は、予め決められた時刻毎に、放送受信装置の識別情報を登録すると共に、各時刻毎の放送受信装置による電力消費の指標値を登録するデータベースと、
放送受信装置からアクセスがあったときに、該放送受信装置の識別情報が前記データベースに登録されているか否かを判定し、該データベースに識別情報が登録されていないと判定した場合、前記データベースから前記電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出する時刻抽出手段と、
該時刻抽出手段により抽出された時刻を、前記アクセスされた放送受信装置に通知する時刻通知手段とを備えたことを特徴とするサーバ装置。
【請求項9】
請求項8に記載のサーバ装置において、前記時刻抽出手段は、前記データベースに識別情報が登録されていると判定した場合、前記データベースから前記識別情報を削除した後に、前記データベースから前記電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出することを特徴とするサーバ装置。
【請求項10】
請求項8に記載のサーバ装置において、前記時刻抽出手段は、前記データベースに識別情報が登録されていると判定した場合、前記データベースから前記電力消費の指標値が最も小さい時刻を抽出した後に、前記データベースから前記識別情報を削除することを特徴とするサーバ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−253546(P2012−253546A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−124230(P2011−124230)
【出願日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】