説明

教育システム及び教育管理装置

【課題】 受講者が所望する講座を一段と確実に選択することができるとともに、講師が自己の講座における受講者数の増加や売上増加を図ることができる教育システム及び教育管理装置を提供することにある。
【解決手段】 教育システム1では、複数種類の有料サービスによる趣向情報提示手法のなかから講師の好みや受講者の情報取得環境に応じて講師自身が有料サービスを自由に選択させ、この選択させた有料サービスに従って作成された趣向情報を、当該有料サービスに従って行われた情報取得要求元の受講端末2へ提示するようにした。従って受講者に対して趣向情報を閲覧させる機会を増やすことができ、この結果、受講者に対してこの趣向情報を基に好みの講座を行う講師であるか否かの判断機会を増して十分に検討させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は教育システム及び教育管理装置に関し、例えばインターネット等のネットワークシステムに適用して好適なものである。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット上に分散する各サーバ内の各種情報を相互に関連付けて検索可能にした情報網であるWeb(すなわちWWW:World Wide Web)を利用した教育システムが知られている。この教育システムでは、教育管理サーバに登録された講師のなかから、受講者が所望する講座を行う講師を選択すると、受講者が使用する受講端末と、講師が使用する講師端末との間で教育管理サーバを介して講義内容に関する各種データのやり取りをリアルタイムで行うことにより、各受講端末を使用する受講者が自宅に居ながら所望する講座を受講することができるようになされている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001−305940号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、かかる構成の教育システムにおいては、教育管理サーバの管理者により作成された講師のリストと各講座内容のみが受講端末へ送信され受講者にこれら講師や講座内容が提示されるようになされている。このとき受講者は、情報網であるWebを利用して講師や講座等の各種情報を収集することも考えられるが、その検索作業が極めて煩雑であることから、結局、この講師名や講座内容のみからどの講座を受講するかを検討することになるので、この講座が所望する内容のものであるか、或いは受講し易い人柄の講師であるか判断し難いという問題があった。
【0004】
一方、講師側においては、受講者からの受講申し込みを待ち受けるのみで、講師自身が意見等を提示して受講者を自ら勧誘することができず、自己の講座における受講者数の増員や売上増加を図ることが困難であった。
【0005】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、受講者が所望する講座を一段と確実に選択することができるとともに、講師が自己の講座における受講者数の増加や売上増加を図ることができる教育システム及び教育管理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1においては、受講者の受講端末及び講師の講師端末がネットワークを介して教育管理装置に接続され、前記ネットワークを介して前記受講端末と前記講師端末との間で文字列及び又は音からなる言語情報を互いに送受信することにより各種講座を行う教育システムであって、前記教育管理装置は、複数種類の趣向情報提示手法のなかから1又は複数の趣向情報提示手法を前記講師端末で選択させる選択要求手段と、前記選択された趣向情報提示手法に対応する方式に従って作成された前記講師に関する趣向情報を前記講師端末から受信する趣向情報受信手段と、前記受講端末からの所定の情報取得要求に応じて、前記選択された趣向情報提示手法に対応する方式に従って前記情報取得要求元の受講端末へ前記趣向情報を提示する趣向情報提示手段とを備えるようにした。
【0007】
本発明の請求項2においては、前記講師の専用ホームページによって行われる前記趣向情報の趣向情報提示手法,他の講師の前記専用ホームページ内に表示されるバナー広告によって行われる前記趣向情報の趣向情報提示手法及び前記講師のみがエントリ情報を掲示できる専用の電子掲示板によって行われる前記趣向情報の趣向情報提示手法のうち少なくとも1以上が前記複数種類の趣向情報提示手法に含まれるようにした。
【0008】
本発明の請求項3においては、ネットワークを介して受講者の受講端末と講師の講師端末との間で文字列及び又は音からなる言語情報を互いに送受信することにより各種講座を行う教育システムを構築する教育管理装置であって、複数種類の趣向情報提示手法のなかから1又は複数の趣向情報提示手法を前記講師端末で選択させる選択要求手段と、前記選択された趣向情報提示手法に対応する方式に従って作成された前記講師に関する趣向情報を前記講師端末から受信する趣向情報受信手段と、前記受講端末からの所定の情報取得要求に応じて、前記選択された趣向情報提示手法に対応する方式に従って前記情報取得要求元の受講端末へ前記趣向情報を提示する趣向情報提示手段とを備えるようにした。
【発明の効果】
【0009】
本発明の請求項1及び3では、複数種類の趣向情報提示手法のなかから講師の好みや受講者の情報取得環境に応じて講師自身が趣向情報提示手法を自由に選択できるようにしたことにより、受講者が趣向情報を閲覧する機会が多くなり、この結果、受講者に対してこの趣向情報を基に好みの講座を行う講師であるか否かの判断機会を増して十分に検討させることができ、かくして受講者が所望する講座を一段と確実に選択することができるとともに、講師が自己の講座における受講者数の増加や売上増加を図ることができる。
【0010】
本発明の請求項2では、複数種類の趣向情報提示手法のなかから講師の好みや受講者の情報取得環境に応じて専用ホームページ,バナー広告又は専用の電子掲示板による趣向情報の趣向情報提示手法を講師自身が自由に選択できるようにしたことにより、受講者に対し趣向情報を閲覧させる機会を増やし、この結果、受講者に対してこの趣向情報を基に好みの講座を行う講師であるか否かの判断機会を増して十分に検討させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明における好ましい実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
【0012】
(1)第1の実施の形態
図1において、1は本発明による教育システムを示し、この教育システム1は、受講者が使用する複数の受講端末2(2〜2)と、講師が使用する講師端末3(3〜3)とがインターネット4を介して教育管理サーバ5に接続されている。
【0013】
各受講端末2は、一般家庭や会社内に設置された通常のパーソナルコンピュータであり、講師端末3や教育管理サーバ5とインターネット4を介して通信することにより必要なデータを送受信したり、当該通信により得られた画面データに基づくWebページ等を表示部に表示し得るようになされている。また、各講師端末3は、例えば受講端末2と異なる地域の一般家庭や会社内に設置された通常のパーソナルコンピュータであり、受講端末2や教育管理サーバ5とインターネット4を介して通信することにより必要なデータを送受信したり、当該通信により得られた画面データに基づくWebページ等を表示部に表示し得るようになされている。
【0014】
ここで教育管理サーバ5は、後述のような各種サービスに関する各種処理を行うWebサーバ及びデータベースサーバである。因みに、この教育管理サーバ5については、インターネット上に分散するWebサーバとデータベースサーバとで構築させても良い。
【0015】
実際上、この教育管理サーバ5は、講師情報公開サービスを提供する機能を搭載しており、インターネット4を介してアクセスしてきた受講端末2に、当該教育管理サーバ5に予め登録された講師に関する情報(講師が行う講座の内容など各種情報)を提供し得るようになされている。また、教育管理サーバ5は、講師端末3と受講端末2との間で各種データをリアルタイムで送受信するインターネットTV授業サービスを提供する機能を搭載しており、インターネット4を介してアクセスしてきた受講端末2及び講師端末3との間で文字データや映像データ,音声データを互いに送受信させることにより講師が受講者に対して所定の講義をリアルタイムで行うことができるようになされている。
【0016】
ところで、この教育システム1に参加して各種サービスの提供を受けようとする講師や受講者は、予め教育管理サーバ5に無料登録又は有料登録をしておく必要がある。
【0017】
教育管理サーバ5においては、講師及び受講者をそれぞれ無料登録者と有料登録者とに区分けした登録を行い、有料登録者に対してのみ後述する有料サービスを提供することにより教育システム1の利便性を向上させ、当該教育システム1に有料で参加させることを促すようになされている。
【0018】
先ず初めに、この教育システム1における無料登録及び有料登録の処理手順について、以下説明する。
【0019】
図2に示すように、教育管理サーバ5は、当該教育管理サーバ5全体を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)10と、当該CPU10のワークメモリとしてのRAM(Random Access Memory)11と、インターネット4に接続したネットワークインターフェース12と、後述する各種データ(情報)が格納されたハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive )13とが接続線であるバス14を介して相互に接続されることにより構成されており、当該ハードディスクドライブ13には講師データベース15と受講者データベース16とが格納されている。
【0020】
この場合、教育管理サーバ5のCPU10は、ハードディスクドライブ13に基本プログラムや専用ホームページ作成プログラム,専用ブログ作成プログラム,アフェリエイトプログラム等の各種プログラムが格納されており、当該基本プログラムや専用ホームページ作成プログラム等をハードディスクドライブ13から適宜読み出しRAM11上に立ち上げることにより、これら基本プログラムや専用ホームページ作成プログラム等に従って、教育管理サーバ5における各種機能を実現し得るようになされている。
【0021】
例えば、教育管理サーバ5のCPU10は、当該教育管理サーバ5固有のURL(Uniform Resource Locator)を指定してアクセスしてきた講師端末3へ登録画面データを送信する。
【0022】
これにより講師端末3では、登録画面データに基づいて登録画面を表示部に表示し、当該登録画面を介して講師の住所,氏名,年齢,性別,メールアドレス等からなる講師固有の属人的情報と、この講師が行う講義の内容や日程,指導方法など各種講義に関する指導内容属性情報とをユーザ(講師)に入力させ、これら属人的情報及び指導内容属性情報を教育管理サーバ5へ送信する。
【0023】
教育管理サーバ5のCPU10は、講師端末3からの属人的情報及び指導内容属性情報を講師データベース15に格納し、当該講師を無料登録者として登録する。そして、教育管理サーバ5のCPU10は、講師固有のユーザID及びパスワードを発行して講師端末3へ送信する。これにより講師は、この講師固有のユーザID及びパスワードを用いて教育システムに参加し得るようになる。なお、この時点ではまだ無料登録であるため、講師情報公開サービスを利用して自己の指導内容属性情報や属人的情報の一部をWebページで公開し、受講端末で受講者に閲覧させることができるとともに、インターネットTV授業サービスを利用して特定の受講者との間で講義を行うことができるだけであり、後述する有料サービスについては利用できない。
【0024】
因みに、講師が使用する講師端末3の構成を図3に示す。講師端末3は、講師端末3全体を統括的に制御する制御部たるCPU20と、CPU20のワークメモリとしてのRAM21と、後述する各種データが格納されたハードディスクドライブ22と、例えば液晶ディスプレイでなる表示部23と、マウス及びキーボードでなる操作部24と、講義中などに講師自身を撮像するための撮像部たるCCDカメラ25と、講師の音声を集音するための音声入力部たるマイク26と、通話相手となる受講生の音声を出力するためのスピーカ27と、ボード28及びペン29からなる筆跡検出部17と、インターネット4に接続したネットワーク接続部たるネットワークインターフェース18とを有し、これらが接続線であるバス19を介して相互に接続されることにより構成されている。
【0025】
ここで、講師端末3のCPU20は、教育システム1にログインするためのログインページデータを教育管理サーバ5から受信すると、図4に示すようなログインページ30を表示部23に表示する。講師端末3のCPU20は、ログインページ30を介して入力された講師のユーザID及びパスワードを教育管理サーバ5へ送信する。これにより講師端末3のCPU20は、教育管理サーバ5での認証の結果、正規の登録講師であると判断されると、教育管理サーバ5からTOP画面データを受信し、当該TOP画面データに基づいて基本的機能がメニューで表示されたWebページ(以下、これをTOPページと呼ぶ)31を表示部23に表示する。
【0026】
そして、講師端末3のCPU20は、マウスを用いてTOPページ31(図4)の登録情報項目32がクリック操作されると、教育管理サーバ5へ登録情報画面取得要求を送信する。これに応じて講師端末3のCPU20は、教育管理サーバ5から登録情報画面データを受信し、当該登録情報画面データに基づいて登録情報画面(図示せず)を表示部23に表示する。これにより講師は、登録情報画面を介して各種情報を入力することにより、教育管理サーバ5において有料登録を行うことができるようになされている。これにより、有料登録を行った講師は、上述したリアルタイムTV授業サービス及び講師情報公開サービスに加えて、教育管理サーバ5が提供する有料サービスを利用できる。
【0027】
この場合、有料サービスとは、専用ホームページサービス,専用ブログサービス,アフェリエイトサービス,公開講座サービス及びリリースサービスであり、教育管理サーバ5は、これら有料サービスを提供するための各種機能を搭載している。
【0028】
このように教育管理サーバ5は、図5に示すように、無料登録した講師と、有料登録した講師とによってそれぞれ利用可能なサービス(図中において○は利用可能なサービスを示し、×は利用不可能なサービスを示す)が異なり、当該有料登録した講師が作成した自己の講義内容の説明や講義に関連するニュース,各種意見などの様々な趣向情報を、各種有料サービスによる趣向情報提示手法を利用してWebページ上で受講者に閲覧させ得、講師自身によって、より多くの受講者を自己の講座に勧誘し得るようになされている。因みに、この場合、趣向情報としては、講師自身、或いは講師が行う講座に対して受講者が興味を抱くような内容が好ましい。
【0029】
ここで有料サービスの一つである専用ホームページサービスとは、有料登録者でこのサービスを希望する講師に対して個別に専用ホームページを与え、講師が作成した趣向情報を専用ホームページに公開し得るサービスである。そして、この専用ホームページサービスに従った趣向情報提示手法としては、趣向情報を当該専用ホームページに表示し、これにより受講者に趣向情報を閲覧させ得る。かくして、専用ホームページの趣向情報に基づいてこの受講者に講座内容などに興味を抱かせ、有料で行っている自己の講義に勧誘し得るようになされている。
【0030】
また、ここで専用ブログサービスとは、有料登録者でこのサービスを希望する講師に対して個別に専用のブログ用のWebページ(以下、これを専用ブログページと呼ぶ)を与え、この講師のみが自己の専用ブログページ上にエントリ情報(時事情報などの好みの情報であって、専用ブログページ上で主となる情報)を入力でき、受講者や他の講師などにこのエントリ情報に対する意見など従となる情報(従属情報)を入力させたり、或いはエントリ情報や従属情報に関連性のあるリンクを張らせ得ることができるサービスである。そして、この専用ブログサービスに従った趣向情報提示手法としては、趣向情報をエントリ情報として当該専用ブログページに表示し、これにより受講者に趣向情報を閲覧させ得る。かくして、講師のみがエントリ情報を掲示できる専用の電子掲示板としての専用ブログページ上で趣向情報を基に意見交換を行った受講者や、当該専用ブログページの趣向情報を閲覧した受講者に講義内容に興味を抱かせ、有料で行っている自己の講義に勧誘し得るようになされている。
【0031】
また、ここでアフェリエイトサービスとは、有料登録者でこのサービスを希望する講師が作成した趣向情報を、バナー広告としてアフェリエイトサービスを受けている他の提携した講師の専用ホームページや専用ブログページに表示し、このバナー広告経由で自己の専用ホームページや専用ブログページを閲覧させ、これにより自己の講座が受講されると、その売上の一部をバナー広告を表示していた提携講師に支払うサービス(以下、これをアフェリエイト広告主サービスと呼ぶ)であり、また、提携講師のバナー広告を自己の専用ホームページや専用ブログページに表示し、このバナー広告経由で提携講師の講座が受講されると、その売上の一部が自己に支払われるサービス(以下、これをアフェリエイト広告承諾サービスと呼ぶ)である。そして、このアフェリエイトサービスに従った趣向情報提示手法としては、他の提携講師の専用ホームページや専用ブログページに自己の趣向情報をバナー広告として表示し、これにより他の提携講師の専用ホームページになどを閲覧している受講者に自己の趣向情報についても同時に閲覧さ得る。また、このバナー広告経由により自己の専用ホームページや専用ブログページに移行させることにより、自己の専用ホームページや専用ブログページに表示した趣向情報を受講者に閲覧させる。かくして、受講者に講義内容に興味を抱かせ、有料で行っている自己の講義に受講者を勧誘し得るようになされている。また、講師はアフェリエイト広告承諾サービスを受けることにより、他の提携講師の趣向情報をバナー広告として自己の専用ホームページ等に表示させ、当該バナー広告経由で受講者が他の提携講師による講義を受講することにより、収入を得るようになされている。
【0032】
また、ここで公開講座サービスとは、有料登録者でこのサービスを希望する講師に対して与えられ、当該講師が用いる講師端末3にインターネット4を介してアクセスしてきた複数の受講端末2との間で、文字データや映像データ,音声データを送受信させることにより、講師が複数の受講者に対して講義に関連する情報をリアルタイムで提供することができるサービスである。そして、この公開講座サービスに従った趣向情報提示手法としては、趣向情報を講師自ら文字データや映像データ,音声データとして受講端末2へ送信することにより、受講端末2の表示部23に公開講座用のWebページ(以下、これを公開講座ページと呼ぶ)とともに、自己の趣向情報を表示させて受講者に閲覧させたり、或いは自らの音声で趣向情報を説明して受講者に視聴させ得る。かくして趣向情報を基に講師の講義内容に興味を抱かせて、有料で行っている自己の講義に勧誘し得るものである。
【0033】
また、ここでリリースサービスとは、有料登録者でこのサービスを希望する講師に趣向情報をリリース情報として作成するためのWebページ(以下、これをリリースページと呼ぶ)を与えるとともに、当該リリースページで新たなリリース情報が作成されたときには、予めリリース配信希望をしている特定の受講者に、電子メールで当該リリース情報が更新したことを通知するサービスである。そして、このリリースサービスに従った趣向情報提示手法としては、趣向情報を電子メールで配信することにより、予め配信先として設定された受講端末2の表示部23に当該趣向情報を表示させ、これにより受講者に趣向情報を閲覧させ得る。かくして電子メールによって直接リリース情報(すなわち、趣向情報)を受講者に閲覧させ得るとともに、当該電子メール経由で当該専用ホームページ等の趣向情報を受講者に閲覧させ得る。これにより受講者に講義内容に興味を抱かせ、有料で行っている自己の講義に勧誘し得るようになされている。
【0034】
ところで、教育管理サーバ5の講師データベース15には、図6に示すような講師情報51が講師毎に登録されている。
【0035】
実際上、この講師情報51は、講師のユーザID52と、パスワード53と、属人的情報54と、指導内容属性情報55と、この講師が無料登録者であるか、或いは有料登録者であるかを区分する講師区分56と、専用ホームページサービスに関する専用ホームページ情報57と、専用ブログサービスに関する専用ブログ情報58と、アフェリエイトサービスに関するアフェリエイト情報59と、公開講座サービスに関する公開講座情報60と、リリースサービスに関するリリース情報61とで構成されている。因みに、専用ホームページ情報57と、専用ブログ情報58と、アフェリエイト情報59と、公開講座情報60と、リリース情報61とについては、講師が有料登録者であるときにのみそれぞれ関連する画像データや入力データが格納され得るようになされている。
【0036】
ところで、受講端末2を使用する受講者は、上述した講師と同様に教育管理サーバ5に無料登録又は有料登録を行え得るようになされている。この場合教育管理サーバ5は、無料登録又は有料登録を行う前のユーザ(受講者)に対しては、講師の検索や講師情報の一部閲覧,専用ホームページ及び専用ブログページの閲覧だけをさせ得るようになされている。なお、受講端末2は講師端末3と同様の構成を有するため以下その説明は省略する。
【0037】
実際上、受講端末2は、表示部23に表示した登録画面を介して住所,氏名,年齢,性別,メールアドレス等からなる受講者固有の属人的情報をユーザ(受講者)に入力させ、当該属人的情報を教育管理サーバ5へ送信する。これにより、教育管理サーバ5のCPU10は、上述した講師と同様に受講者に対しても受講者固有のユーザID及びパスワードを発行し、受講端末2へ送信して受講者に通知する。これにより受講者は、この受講者固有のユーザID及びパスワードを用いて、教育システム1に参加できるようになる。なお、この時点ではまだ無料登録であるため、インターネットTV授業サービスについては利用できない。
【0038】
その後、受講端末2は、受講者固有のユーザID及びパスワードを基にログインページ30を介して教育システム1にログインすることにより、表示部23にTOPページ31を表示し得る。因みに、このTOPページ31には、無料登録を行った受講者に対して所定の講師の登録及び閲覧を行うためのお気に入り講師一覧項目33が設けられており、受講端末2は、お気に入り講師一覧項目33がマウスを用いてクリック操作されると、これに応じてお気に入り講師一覧データを、教育管理サーバ5から受信して表示部23にお気に入り講師ページ34(図4)を表示する。これにより、受講者は受講端末2を用い、お気に入り講師ページ34に表示された各種項目を選択することにより、特定の講師との間でチャットや電子メール,無料公開講座,時間制限付TV通信接続等のサービスを受けることができるようになされている。因みに、無料登録を行った受講者は、特定の講師との間でチャットや電子メールなどを行うことができるようになるが、これは講師との間で講座に関する質疑応答や受講料の交渉を行うためのものであり、講師との間で講座を行うためのものではない。
【0039】
また受講端末2は、教育システム1にログインした後、表示部23に表示されるTOPページ31の受講者専用ページ項目36がマウスを用いてクリック操作されると、当該受講者専用ページ取得要求を教育管理サーバ5へ送信する。これに応じて受講端末2は、教育管理サーバ5から受講者専用ページデータを受信し、当該受講者専用ページデータに基づいて、表示部23に図4に示すような受講者専用ページ37を表示する。
【0040】
ここで受講者専用ページ37は、講師日誌項目やキャビネット項目などの各種サービスを示す項目が羅列表示したメニューフレーム領域38と、選択メニュー詳細表示領域39とで構成されており、マウスによって当該メニューフレーム領域38において所定の項目がクリック操作されると、選択された項目に対応した所定データを教育管理サーバ5から受信して、当該項目に応じた情報を選択メニュー詳細表示領域39に表示し得る。
【0041】
また、受講端末2は、マウスを用いてTOPページ31(図4)の登録情報項目32がクリック操作されると、これに応じて教育管理サーバ5から登録情報画面データを受信して表示部23に登録情報画面(図示せず)を表示し得る。これにより受講端末2は、登録情報画面を介して各種情報が入力されると、これを教育管理サーバ5へ送信する。この結果、受講者は教育管理サーバ5において有料登録を行うことができるようになされている。かくして受講者は、有料登録を行うことにより、リアルタイムTV授業サービスを利用して受講者所望の講師の講座を受講し得るようになされている。因みに、教育管理サーバ5の受講者データベース16には、受講者毎に図7に示すような受講者情報65が登録されるようになされている。ここで受講者情報65は、受講者固有のユーザID66と、パスワード67と、この受講者が無料登録者であるか又は有料登録者であるかを示す受講者区分68と、受講者の属人的情報69と、受講情報70とで構成されており、この受講情報70には受講者が受講する講座やお気に入り講師などに講座に関連する各種情報が記憶されている。
【0042】
次に教育管理サーバ5に搭載した各種機能に基づき提供される各種サービスについて説明する。
【0043】
先ず初めに講師端末3は、教育システム1にログインした後、表示部23に表示されるTOPページ31の講師専用ページ項目40がマウスを用いてクリック操作されると、当該講師専用ページ取得要求を教育管理サーバ5へ送信する。これに応じて講師端末3は、教育管理サーバ5から講師専用ページデータを受信し、当該講師専用ページデータに基づいて表示部23に図4に示すような講師専用ページ41を表示する。
【0044】
ここで講師専用ページ41は、各種サービスを示す項目が羅列表示したメニューフレーム領域42と、選択メニュー詳細表示領域43とで構成されており、マウスによって当該メニューフレーム領域42において所定の項目がクリック操作されると、当該クリック操作された項目に対応した所定データを教育管理サーバ5から受信して、当該項目に応じた情報を選択メニュー詳細表示領域43に表示し得るようになされている。
【0045】
実際上、このメニューフレーム領域42には、電子メールの作成及び送受信用のWebページ(以下、これを電子メールページと呼ぶ)へ移行するためのメールフォーム項目80と、受講者との間でチャットを行うチャット用のWebページ(以下、これをチャットページと呼ぶ)へ移行するためのチャットルーム項目81と、リアルタイムTV授業用のWebページ(以下、これをリアルタイムTV授業ページと呼ぶ)へ移行するためのTV授業システム項目82と、公開講座用のWebページ(以下、これを公開講座ページと呼ぶ)へ移行するための公開講座項目83と、所定情報の保存削除用のWebページ(以下、これをキャビネットページと呼ぶ)へ移行するためのキャビネット項目84と、趣向情報の作成及び公開設定用のWebページ(以下、これを講師日記ページと呼ぶ)へ移行するための講師日誌項目85と、受講者に対する各種質問事項などの作成及び調査アンケート結果の確認用のWebページ(以下、これを調査アンケートページと呼ぶ)へ移行するための調査アンケート項目86と、チャットページやリアルタイムTV授業ページにおける待機状態等の設定用のWebページ(以下、これを待機設定ページと呼ぶ)へ移行するための待機状態の変更項目87と、指導内容属性情報等のプロフィール編集用のWebページ(以下、これをプロフィールページと呼ぶ)へ移行するためのプロフィール編集項目88と、専用ホームページの設定編集用のWebページ(以下、これを設定ページと呼ぶ)へ移行するためのホームページ編集項目89と、この講師に与えらた固有の専用ブログページへ移行するためのブログ項目90と、リリース配信の設定及びリリースする各種情報の作成編集用のWebページ(以下、これをリリース設定ページと呼ぶ)へ移行するためのリリース配信項目91と、アフェリエイトサービスに関する登録及びバナー広告作成用のWebページ(以下、これをアフェリエイト登録ページと呼ぶ)へ移行するためのアフェリエイト登録項目92とが設けられている。
【0046】
因みに、このメニューフレーム領域80には、TOPページ31へ戻るためのTOPページ項目93と、登録画面へ移行するための登録情報項目94と、受講者専用ページへ直接移行するための受講者専用ページ項目95とをさらに備えている。
【0047】
なお、この実施の形態の場合、講師が無料登録者である場合には、メニューフレーム領域42に表示された項目のうち、メールフォーム項目80と、チャットルーム項目81と、TV授業システム項目82と、キャビネット項目84と、講師日誌項目85と、調査アンケート項目86と、待機状態の変更項目87と、プロフィール編集項目88とのいずれかがマウスを用いてカーソル(図示せず)で指定されると、標準色(例えば黒色)とは異なる色(例えば赤色)で表示され、選択可能なこと(すなわち、無料サービスであってこれらサービスの提供を受けることができること)を視覚を介して通知し得るようになされている。
【0048】
因みに、この時点ではまだ無料登録であるため、有料サービスの各種設定等に関連する公開講座項目83と、ホームページ編集項目89と、ブログ項目90と、リリース配信項目91と、アフェリエイト登録項目92とについては、マウスを用いてカーソルで指定しても標準色のままであり、講師に対して無料登録者では選択不可能なことを視覚を介して通知し得る。
【0049】
そして、実際上、この教育システム1上で有料登録した講師が専用ホームページサービスの提供を希望する場合には、まず講師は講師端末3を用い、当該講師端末3の表示部23に表示した講師専用ページ41上のホームページ編集項目89を、操作部24の例えばマウスを用いてクリック操作する。これにより講師端末3は、教育管理サーバ5へ設定ページ取得要求を送信する。これを受けた教育管理サーバ5は、講師端末3へ設定ページデータを送信する。講師端末3は、教育管理サーバ5から設定ページデータを受信すると、これを表示部23に表示して講師に対して、専用ホームページサービスの提供を受ける旨の利用契約や専用ホームページのデザイン,当該専用ホームページに掲載する趣向情報などを入力作成させ、これらをホームページ編集データとして教育管理サーバ5へ送信する。かくして教育管理サーバ5は、講師端末3から受信したホームページ編集データを、対応する講師情報51における専用ホームページ情報57に格納する。
【0050】
これにより教育管理サーバ5は、受講者から受講端末2を用いて講師の専用ホームページ取得要求(情報取得要求)を受信すると、講師データベース15から対応する講師のホームページ編集データを読み出して、専用ホームページ取得要求元の受講端末2へ送信し、当該受講端末2の表示部23に専用ホームページを表示して受講者に閲覧させる。
【0051】
また、この教育システム1上で有料登録した講師が専用ブログサービスの提供を希望する場合には、まず講師は講師端末3を用い、当該講師端末3の表示部23に表示した講師専用ページ41上のブログ項目90をマウスを用いてクリック操作する。これにより講師端末3は、教育管理サーバ5へブログページ取得要求を送信する。これを受けた教育管理サーバ5は、講師端末へブログページデータを送信する。講師端末3は、教育管理サーバ5からブログページデータを受信すると、これを表示部23に表示して講師に対して専用ブログサービスの提供を受ける旨の利用契約や専用ブログページに掲載するエントリ情報などを入力させ、これらをブログページデータとして教育管理サーバ5へ送信する。かくして教育管理サーバ5は、講師端末3から受信したブログページデータを、対応する講師情報51の専用ブログ情報に格納する。
【0052】
これにより教育管理サーバ5は、受講者から受講端末2を用いて講師の専用ブログページ取得要求(情報取得要求)を受信すると、講師データベース15から対応する講師のブログページデータを読み出して、専用ブログページ取得要求元の受講端末2へ送信し、当該受講端末2の表示部23に専用ブログページを表示させる。かくして受講者は、受講端末2を用い、専用ブログページに掲載されたエントリ情報や従属情報を閲覧できるとともに、当該エントリ情報に対して従属情報を入力し得るようになされている。
【0053】
実際上、この教育システム1上で専用ブログサービスの提供を受けている場合、図4に示すTOPページ31の新着ブログ項目100又はブログ検索項目101を経由し、新着ブログ又はブログ検索結果として、専用ブログページを受講者の用いる受講端末2の表示部23に表示できるようになる。
【0054】
例えば、受講端末2は、受講者により表示部23に表示されたTOPページ31の新着ブログ項目100がマウスを用いてクリック操作されると、教育管理サーバ5へ新着ブログ取得要求を送信する。これを受けた教育管理サーバ5は、ハードディスクドライブ13に格納された新着ブログデータを読み出して、これを新着ブログ取得要求元の受講端末2へ送信する。これにより受講端末2は、教育管理サーバ5からの新着ブログデータに基づいて、図8に示すような新着ブログ表示用のWebページ(以下、これを新着ブログページと呼ぶ)103を表示部23に表示する。
【0055】
この新着ブログページ103には、新着日時に加えて、専用ブログページ110のタイトルを示したタイトル項目104,専用ブログページ110の講師の講師名項目105及びこの講師の専用ホームベージ項目106がそれぞれ表示されており、例えばタイトル項目104がマウスを用いてクリック操作されると、教育管理サーバ5へ所定の取得要求を送信し、これによりクリック操作で選択したタイトル項目104に対応する講師のブログページ110に移行する。また、新着ブログページ103の講師名項目105がマウスを用いてクリック操作されると、教育管理サーバ5へ所定の取得要求を送信し、これにより当該講師のプロフィールページ111へ移行する。さらに、新着ブログページ103の専用ホームページ項目106がマウスを用いてクリック操作されると、教育管理サーバ5へ所定の取得要求を送信し、これにより当該専用ホームページ112へ移行するようになされている。
【0056】
また、例えば受講端末2は、受講者により表示部23に表示されたTOPページ31のブログ検索項目101がマウスを用いてクリック操作されると、教育管理サーバ5へブログ検索ページ取得要求を送信する、これを受けた教育管理サーバ5は、ハードディスクドライブ13に格納されたブログ検索ページデータを読み出して、これをブログ検索ページ取得要求元の受講端末2へ送信する。これを受けた受講端末2は、教育管理サーバ5からのブログ検索ページデータに基づいて、図8に示すようなブログ検索用のWebページ(以下、これをブログ検索ページと呼ぶ)113を表示部23に表示する。
【0057】
これにより、受講端末2は、このブログ検索ページ113上で受講者により入力された検索対象の年月日,検索する専用ブログページ110の講師の性別や年齢,所在地が入力されると、これを入力データとして教育管理サーバ5へ送信する。これにより教育管理サーバ5は、入力データに基づいて該当する専用ブログページを検索し、その検索結果をブログ検索結果データとして入力データ送信元の受講端末2へ送信する。
【0058】
これを受けた受講端末2は、ブログ検索結果データに基づいて、図8に示すようブログ検索結果用のWebページ(以下、これをブログ検索結果ページと呼ぶ)114を表示部23に表示し、受講端末2を用いる受講者にこの検索結果を閲覧させ得る。
【0059】
因みに、このブログ検索結果ページ114には、上述した新着ブログページ110と同様に、新着日時に加えて、ブログのタイトル項目115,専用ブログページ110を提供した講師の講師名項目116及びこの講師の専用ホームベージ項目117がそれぞれ表示されており、例えばタイトル項目115がクリック操作されると、当該選択した講師の専用ブログページ110に移行し、講師名項目116がクリック操作されると、当該選択した講師のプロフィールページ111へ移行し、専用ホームページ項目117がクリック操作されると、当該選択した講師の専用ホームページ112へ移行するようになされている。なお、専用ブログページ110は、図4のTOPページ31上の講師一覧項目120又は講師検索項目121を介して移行できるようにもなされている。
【0060】
さらに、この教育システム1上で有料登録した講師がアフェリエイトサービスの提供を希望する場合には、まず講師は講師端末3を用い、当該講師端末3の表示部23に表示した講師専用ページ41上のアフェリエイト登録項目92をマウスによりクリック操作する。これにより講師端末3は、教育管理サーバ5へアフェリエイト登録ページ取得要求を送信する。これを受けた教育管理サーバ5は、アフェリエイト登録ページデータを講師端末3へ送信する。これにより講師端末3は、教育管理サーバ5からアフェリエイト登録ページデータを受信すると、これを表示部23に表示し、講師に対してアフェリエイト登録ページ(図示せず)上の所定登録フォームへの各種情報の入力又は提携講師の専用ホームページ112などに表示するためのバナー広告情報を作成させ、これらをアフェリエイト登録データとして教育管理サーバ5へ送信する。かくして教育管理サーバ5は、講師端末3から受信したアフェリエイト登録データを講師情報51のアフェリエイト情報59に格納する。また、教育管理サーバ5では、講師と他の提携講師との間で各講師端末3を用いてアフェリエイトサービス(アフェリエイト広告主サービス及びアフェリエイト広告承諾サービスの両サービス又はいずれか一方のサービス)の提供契約が行われると、その結果をアフェリエイト情報59に格納し得るようになされている。
【0061】
この場合、教育管理サーバ5は、アフェリエイト広告主サービスを提供する場合、アフェリエイト広告承諾サービスの提供を受ける他の提携講師との間でサービス契約が結ばれると、この提携講師の専用ホームページ情報57又は専用ブログページ情報58に講師のバナー広告データを格納し得る。
【0062】
これにより、教育管理サーバ5は、提携講師の専用ホームページ又は専用ブログページの取得要求(情報取得要求)を受講端末2から受信すると、提携講師の講師情報51から専用ホームページデータ又は専用ブログページデータを読み出すとともにバナー広告データをも読み出し、これらを取得要求元となる受講端末2に送信する。
【0063】
かくして、受講端末2では、図8に示すように、講師の講座内容などの趣向情報が表されたバナー広告125を、当該サービス契約を結んだ提携講師の専用ホームページ112や専用ブログページ110内にGUI(Graphical User Interface)として表示させ得る。これにより提携講師の専用ホームページ112や専用ブログページ110を閲覧している受講者に対しても、提携講師とは異なる他の講師の講座に関するバナー広告125を閲覧させることにができる。受講端末2は、バナー広告125が受講者によりマウスを用いてクリック操作されると、当該バナー広告125に対応するURLを教育管理サーバ5へ送信する。教育管理サーバ5は、受講端末2から受信したURLに対応する広告主たる講師の専用ホームページデータや専用ブログページデータを読み出して、当該URLの送信元の受講端末2にこの専用ホームページデータや専用ブログページデータを送信するようになされている。
【0064】
このようにして受講端末2は、教育管理サーバ5から受信した専用ホームページデータ又は専用ブログページデータに基づいて、表示部23に提携講師ではなく他の講師の専用ホームページ112又は専用ブログページ110を表示する。なお、かかる専用ホームページ112や専用ブログページ110には、元のバナー広告125よりも詳細かつ多量の情報量を有する趣向情報の内容が含まれているのが一般的であり、専用ホームページ112や専用ブログページ110へ移行させることにより、一段と詳細かつ多量の趣向情報を受講者に閲覧させることができる。
【0065】
さらに、この教育システム1上で有料登録した講師が公開講座サービスの提供を希望する場合、まず講師は講師端末3を用い、当該講師端末3の表示部23に表示した講師専用ページ41上の公開講座項目83をクリック操作する。これにより講師端末3は、教育管理サーバ5へ公開講座設定ページ取得要求を送信する。これを受けた教育管理サーバ5は、講師端末3へ公開講座設定ページデータを送信する。講師端末3は、教育管理サーバ5から公開講座設定ページデータを受信すると、これを表示部23に表示して講師に対して公開講座サービスの提供を受ける旨の利用契約等を入力させ、これを公開講座利用データとして教育管理サーバ5へ送信する。かくして教育管理サーバ5は、講師端末3から受信した公開講座利用データを、対応する講師情報51における公開講座情報60に格納する。
【0066】
これにより教育管理サーバ5は、受講者から受講端末2を用いて公開講座ページ取得要求(情報取得要求)を受信すると、講師データベース15の対応する講師情報51の公開講座情報60に基づいて、講師が公開講座サービスを利用可能に設定してあるか否かを確認し、その結果、利用可能であることが確認されると、公開講座ページデータを公開講座ページ取得要求元の受講端末2へ送信し、当該受講端末2の表示部23に公開講座ページ(図示せず)を表示させ公開講座サービスを提供する。
【0067】
また、この教育システム1上で有料登録した講師がリリースサービスの提供を希望する場合、まず講師は講師端末3を用い、当該講師端末3の表示部23に表示した講師専用ページ41上のリリース配信項目90をクリック操作する。これにより講師端末3は、教育管理サーバ5へリリース設定ページ取得要求を送信する。これを受けた教育管理サーバ5は、講師端末3へリリース設定ページデータを送信する。講師端末3は、教育管理サーバ5からリリース設定ページデータを受信すると、これを表示部23に表示して講師に対してリリースサービスの提供を受ける旨の利用契約や配信情報となる趣向情報を入力させ、これらをリリース編集データとして教育管理サーバ5へ送信する。かくして教育管理サーバ5は、講師端末3から受信したリリース編集データを、対応する講師情報51におけるリリース情報61に格納する。
【0068】
因みに、教育管理サーバ5は、受講端末2や携帯電話機(図示せず)からリリース配信希望要求(情報取得要求)を受信すると、これらをリリース配信が希望されている講師のリリース情報61に格納し得る。その後、教育管理サーバ5は、このリリース情報61に新たなリリース編集データが格納されると、リリース配信希望要求先の受講端末2等に電子メールで趣向情報を配信情報として通知する。
【0069】
この場合、受講端末2は、図9に示すように、電子メールに基づくリリース通知用のWebページ(以下、これをリリース通知ページと呼ぶ)127を表示部23に表示する。因みに、このリリース通知ページ127は、配信情報として趣向情報が表示される本文領域128と、この配信情報を作成した講師の専用ホームページ112のURLが表示された専用ホームページ指定項目129と、当該講師のプロフィールページ111のURLが表示されたプロフィール指定項目130とで構成されている。
【0070】
受講端末2は、このリリース通知ページ127上で専用ホームページ指定項目129がクリック操作されると、当該専用ホームページ指定項目127に対応するURLを情報取得要求として教育管理サーバ5へ送信する。教育管理サーバ5は、受講端末2から受信したURLに対応する講師の専用ホームページデータを読み出して、当該URLの送信元(すなわち、情報取得元)の受講端末2に専用ホームページデータを送信するようになされている。これにより受講端末2は、リリース配信を行った講師の専用ホームページ112を表示部23に表示し、専用ホームページ112を受講者に閲覧させることができるようになされている。
【0071】
これに対して受講端末2は、リリース通知ページ127上でプロフィール指定項目130がクリック操作されると、当該プロフィール指定項目130に対応するURLを情報取得要求として教育管理サーバ5へ送信する。教育管理サーバ5は、受講端末2から受信したURLに対応する講師のプロフィールページデータを読み出して、当該URLの送信元の受講端末2にプロフィールページデータを送信するようになされている。これにより受講端末2は、リリース配信を行った講師のプロフィールページ111を表示部23に表示し、プロフィールページ111の趣向情報を受講者に閲覧させることができるようになされている。
【0072】
なお、この教育管理サーバ5には、講座に関するニュース記事など各種情報を定期的に電子メールで配信するサービス(以下、これをメールマガジンサービスと呼ぶ)機能も搭載されており、講師は講師端末3を用いて作成した各種情報を定期的に受講者に対し配信し得るようになされている。この場合、受講者は受講端末2を用い、教育管理サーバ5に配信希望登録を行うことにより、当該教育管理サーバ5から電子メール(メールマガジン)を受信し、これにより当該電子メールを介して所望の講師から各種情報を定期的に取得し得る。
【0073】
因みに、受講端末2では、プロフィールページ111に設けられた専用ホームページ項目133がクリック操作されると、専用ホームページデータ取得要求を教育管理サーバ5に送信し、これにより表示部23に専用ホームページ112を表示でき、この専用ホームページ112の趣向情報を受講者に閲覧させることができるようになされている。
【0074】
また、受講端末2では、プロフィールページ111に設けられたブログ項目134がクリック操作されると、専用ブログページデータ取得要求を教育管理サーバ5に送信し、これにより表示部23に専用ブログページ110を表示でき、この専用ブログページ110の趣向情報を受講者に閲覧させることができるようになされている。
【0075】
さらに、受講端末2では、プロフィールページ111に設けられたリリース項目135がクリック操作されると、リリース履歴データ取得要求を教育管理サーバ5へ送信し、これにより表示部23にリリース履歴用のWebページ(以下、これをリリース履歴ページと呼ぶ)136を表示でき、このリリース履歴ページを基に過去に配信情報として配信された趣向情報を受講者に閲覧させることができるようになされている。
【0076】
さらに、受講端末2では、プロフィールページ111に設けられた指導概要項目140がクリック操作されると、指導情報ページデータ取得要求を教育管理サーバ5に送信し、これにより表示部23に指導情報ページ(図示せず)を表示でき、かくして指導情報ページを介してこの講師の具体的な指導内容や指導方法,公開講座の内容などを受講者に閲覧させることができる。
【0077】
以上の構成において、この教育システム1では、インターネット4を介してアクセスしてきた受講端末2と講師端末3との間で文字データや映像データ、音声データを互いに送受信し得るリアルタイムTV授業サービスを提供するとともに、各講師が個別に講師端末3を用いて教育管理サーバ5に有料登録を行うことにより、専用ホームページサービスや専用ブログサービス,アフェリエイトサービス,公開講座サービス,リリースサービスのうちから講師所望の有料サービスを講師端末3で選択できる。
【0078】
この場合、教育管理サーバ5では、例えば講師端末3を用いて講師により専用ホームページサービス又は専用ブログサービスが選択されると、これら選択した専用ホームページサービス又は専用ブログサービスの方式に従って趣向情報を作成させ、インターネット4を介して講師端末3から当該趣向情報を受信すると、これを講師データベース15に記憶する。
【0079】
この結果、この教育管理サーバ5では、インターネット4を介してアクセスしてきたリアルタイムTV授業サービスに現在参加していない通信中の受講端末2に対して、そのままこの教育管理サーバ5が提供するTOPページ31を介して各講師が作成した専用ホームページ112や専用ブログページ110を瞬時に、かつ容易に検索させることができる。そして、受講端末2では、この検索結果として教育管理サーバ5から受信した専用ホームページデータや専用ブログページデータに基づいて、表示部23に各講師が作成した専用ホームページ112や専用ブログページ110を表示できる。これにより受講端末2では、この専用ホームページ112や専用ブログページ110に掲載した講師の趣向情報を受講者に閲覧させることにより、その趣向情報を基に所望する講座を行う講師であるか否かを受講者に対して容易に判断させることができる。この点において、この教育システム1では、講師が行う講座を受講するか否かを受講者が判断する際に、その都度、他の情報検索用サイトへ移行する等して各講師の情報を収集する煩雑さを解消できる。
【0080】
また、受講端末2では、講師端末3との間で個別に行われるリアルタイムTV授業サービスの提供を受ける前に、予め公開講座サービスの提供を受けることにより、講師端末3と間で文字データや映像データ,音声データを互いに送受信し、講師の趣向情報を当該講師から直接視聴でき、かくして、その趣向情報を基に受講者が所望する講座を行う講師であるか否かを、リアルタイムTV授業サービスの提供前に容易に判断できる。
【0081】
そして、この教育管理サーバ5では、アフェリエイト広告主サービスの提供を受ける講師の趣向情報をバナー広告データとして予め蓄積しておき、当該講師とアフェリエイト広告承諾サービスの提携をした提携講師の専用ホームページ112又は専用ブログページ110の取得要求があると、このバナー広告データを取得要求元となる受講端末2に送信する。この結果、受講端末2では、インターネット4を介して提携講師の専用ホームページ112又は専用ブログページ110を閲覧している状態において、表示部23の専用ホームページ112又は専用ブログページ110内の所定位置に他の講師の趣向情報がバナー広告125として表示される。
【0082】
従って、提携講師の専用ホームページ112又は専用ブログページ110を閲覧している受講者は、受講端末2の表示部23に表示されている提携講師の専用ホームページ112又は専用ブログページ110を見ながら、当該専用ホームページ112又は専用ブログページ110内の所定位置に他の講師のバナー広告125が表示されているのを見て、当該バナー広告125による広告効果をリアルタイムで受けることができる。
【0083】
また、専用ホームページ112又は専用ブログページ110内のバナー広告125がマウスを用いてクリック可能な場合には、ユーザのクリック操作に応じて、対応するURLを教育管理サーバ5へ送信することにより、当該指定されたURLに応じた他の講師の専用ホームページデータ又は専用ブログページデータが教育管理サーバ5から受講端末2へ送信される。
【0084】
かくして受講端末2では、教育管理サーバ5から受信した他の講師の専用ホームページデータ又は専用ブログページデータに基づいて、元のバナー広告125よりも詳細かつ多量の情報量を有する趣向情報を掲載した他の講師の専用ホームページ112又は専用ブログページ110が表示部23に表示され、その趣向情報を基に所望する講座を行う講師であるか否かを、受講者に対して容易に判断させることができる。
【0085】
さらに、教育管理サーバ5は、リリースサービスの提供により講師端末3から送信された新たな趣向情報を電子メールで配信することにより、予め配信先として設定された受講端末2へ当該趣向情報を送信する。この結果、受講端末2では、電子メールによって直接配信情報として趣向情報を受講者に閲覧させることができるとともに、当該電子メール経由でインターネット4を介して、専用ホームページ112や専用ブログページ110にアクセスさせることにより、この専用ホームページ112や専用ブログページ110に掲載した講師の趣向情報を受講者に閲覧させることができる。かくして、受講者は、電子メールで配信された趣向情報や当該電子メール経由で、専用ホームページ112や専用ブログページ110に掲載された詳細な趣向情報を基に、所望する講座を行う講師であるか否かを容易に判断できる。
【0086】
以上のように、教育システム1では、複数種類の有料サービスによる各趣向情報提示手法のなかから、1又は複数の有料サービスによる趣向情報提示手法を選択要求手段(CPU10)により講師端末3で選択させ、この選択させた有料サービスに従って作成された趣向情報を、趣向情報受信手段(ネットワークインターフェース12)により講師端末2から受信して教育管理サーバ5で記憶し、受講端末2からこの有料サービスの方式に従った情報取得要求を教育管理サーバ5が受信すると、これに応じて趣向情報提示手段(CPU10)が、有料サービスに従った趣向情報提示手法により情報取得要求元の受講端末2へ趣向情報を提示するようになっている。
【0087】
このように、教育システム1では、複数種類の有料サービスによる趣向情報提示手法のなかから講師の好みや受講者の情報取得環境に応じて講師自身が有料サービスを自由に選択できるようにしたことにより、受講者が趣向情報を閲覧する機会が多くなり、この結果、受講者に対してこの趣向情報を基に好みの講座を行う講師であるか否かの判断機会を増して十分に検討させることができ、かくして受講者が所望する講座を一段と確実に選択することができるとともに、講師が自己の講座における受講者数の増加や売上増加を図ることができる。
【0088】
(2)第2の実施の形態
図1との対応部分に同一符号を付して示す図10は、第2の実施の形態による教育システム200を示し、例えば講師管理サーバ202が会社内に設置されており、当該会社(団体)に所属する従業員が講師として各講師端末3(3〜3)を用いて教育システム200を利用し得るようになされている。因みに、この場合、団体としては例えばコンサルティングや法律相談,カウンセリング,セラピー等を行う各種会社に限らず、大学や研究グループ,個人グループなどの団体であっても良く、また、団体に所属する講師(以下、これを所属講師と呼ぶ)としては従業者に限らず、研究員や学生、親類等であっても良い。なお、この第2の実施の形態においては、この講師管理サーバ202が設けられた点と、教育管理サーバ201の構成とを除いて、上述した第1の実施の形態の教育システム1と同様に構成されており、以下、当該第1の実施の形態と同様の部分に関してはその説明を省略する。
【0089】
この場合、講師管理サーバ202は、団体に所属する所属講師を、講師グループとしてグループ化し、この講師グループの各所属講師の所属講師情報(後述する)を管理し得るようになされている。
【0090】
そして、グループ化された所属講師が各講師端末3(3〜3)を用いてこの教育システム200にそれぞれ参加する場合には、まず初めに団体を運営する団体運営者が、講師管理サーバ202を用いてこの団体自体を教育管理サーバ201に有料登録する必要がある。
【0091】
ここで、図2との対応部分に同一符号を付して示す図11のように、教育管理サーバ201には、ハードディスクドライブ13に団体データベース205が格納されており、この団体データベース205に、図12に示すような団体情報210を各団体毎に記録し得るようになされている。
【0092】
ここで団体情報210は、団体識別情報211と所属講師情報212とで構成されており、団体識別情報211には会社や大学,所定研究グループなどの各団体の住所,団体名称,メールアドレス等の団体に関する各種情報が格納され、所属講師情報212にはこの団体に所属する所属講師の住所や氏名等の属人的情報等の所属講師固有の各種識別情報が格納され得るようになされている。
【0093】
例えば、教育管理サーバ201のCPU10は、当該教育管理サーバ201固有のURL(Uniform Resource Locator)を指定してアクセスしてきた講師管理サーバ202へ登録画面データを送信する。
【0094】
これにより講師管理サーバ202は、登録画面データに基づいて登録画面を表示部(図示せず)に表示し、当該登録画面を介して団体の住所,団体名称,メールアドレス等からなる企業固有の識別情報が団体運営者により入力されると、これを団体識別データとして教育管理サーバ201へ送信する。
【0095】
教育管理サーバ201のCPU10は、講師管理サーバ202からの団体識別データを受信すると、これを団体データベース205内に新たに団体情報210を作成し、この新たに作成した団体情報210の団体識別情報211に団体識別データを格納することにより団体を有料登録団体として登録し得るようになされている。
【0096】
その後、教育管理サーバ201のCPU10は、団体固有の管理ID,講師登録ID及びパスワードを発行して講師管理サーバ202へ送信して団体運営者に通知する。これにより団体運営者は、この団体固有の管理ID,講師登録ID及びパスワードを用いて教育システム200に参加し得るようになる。講師管理サーバ202は、教育管理サーバ201で発行された講師登録ID及びパスワードを、自己の団体に所属する所属講師の講師端末3へ送信して所属講師に通知する。所属講師がこの教育システム200に参加する場合、まず所属講師は講師端末3を用い、講師管理サーバ202から通知された講師登録ID及びパスワードを利用して教育管理サーバ201にログインする。すなわち教育管理サーバは、講師端末3からの講師登録IDを基に認証を行い、その結果、正規の有料登録団体であることを認識すると、講師端末3へ登録画面データを送信する。これを受けた所属講師の講師端末3は、教育管理サーバ201からの登録画面データに基づいて表示部23に登録画面が表示され得るようになされている。そして、講師端末3において、登録画面を介して所属講師の住所,氏名,年齢,性別,メールアドレス等からなる所属講師固有の属人的情報と、この所属講師が行う講義の内容や日程,指導方法など各種講義に関する指導内容属性情報とが所属講師により入力された場合、講師端末3はこれら属人的情報及び指導内容属性情報を教育管理サーバ201へ送信する。
【0097】
これにより教育管理サーバ201のCPU10は、講師端末3から属人的情報及び指導内容属性情報を受信すると、所属講師固有のユーザID及びパスワードを発行し、これらを講師端末3へ送信する。なお、この時点で所属講師は、この所属講師固有のユーザID及びパスワードを用いて教育システム200に参加し得、上述した有料サービスについて利用し得るようになる。
【0098】
このとき教育管理サーバ201は、これら所属講師の属人的情報,指導内容属性情報,ユーザID及びパスワード等を、講師登録IDに基づいて対応する団体識別情報210の所属講師情報212に格納し得るようになされている。
【0099】
因みに、所属講師情報212は、各所属講師毎に有し、対応する団体の団体識別情報210にそれぞれ対応付けられており、図6との対応部分に同一符号を付して示す図13のように、ユーザID52及びパスワード53等に加えて、講師管理サーバ202から受け取った講師登録ID及びパスワードを所属団体情報212に格納し得るようになされている。
【0100】
因みに、講師管理サーバ202は、管理ID及びパスワードを用いて教育管理サーバ201にアクセスすることにより所属講師管理用のWebページ(以下、これを講師管理ページと呼ぶ)を取得し、これを表示部(図示せず)に表示することにより団体運営者が当該講師管理ページ上で各所属講師の所属講師情報を確認し得るようになされている。
【0101】
そして、教育管理サーバ201に登録された所属講師は、上述した第1の実施の形態と同様に専用ホームページサービス,専用ブログサービス,アフェリエイトサービス,公開講座サービス及びリリースサービスによる各趣向情報提示手法を利用してWebページ上で自己の趣向情報を受講者に閲覧させ得、所属講師自身によって、より多くの受講者を自己の講座に勧誘し得るようになされている。
【0102】
以上の構成において、この教育システム200では、基本的動作については上述した第1の実施の形態と同様であるので、その基本的動作については以下省略する。
【0103】
この場合、教育システム200では、予め有料登録団体として登録した団体に所属する所属講師のみを登録者として教育管理サーバ201に登録を行うことにより専用ホームページサービスや専用ブログサービス,アフェリエイトサービス,公開講座サービス,リリースサービスを所属講師に提供する。
【0104】
例えば、教育管理サーバ201では、団体に所属する所属講師が講師端末3を用いて専用ホームページサービス又は専用ブログサービスが選択されると、これら選択した専用ホームページサービス又は専用ブログサービスの方式に従って趣向情報を作成させ、インターネット4を介して講師端末3から当該趣向情報を受信すると、これを団体データベース205に記憶する。
【0105】
この結果、この教育管理サーバ201では、インターネット4を介してアクセスしてきたリアルタイムTV授業サービスに現在参加していない通信中の受講端末2に対して、そのままこの教育管理サーバ201が提供するTOPページ31を介して、団体に所属する信頼性の高い所属講師の専用ホームページ112や専用ブログページ110を瞬時に、かつ容易に検索させることができる。そして、受講端末2では、検索結果として教育管理サーバ201から受信した専用ホームページデータや専用ブログページデータに基づいて、表示部23に各所属講師が作成した専用ホームページ112や専用ブログページ110を表示できる。これにより受講端末2では、この専用ホームページ112や専用ブログページ110に掲載した信頼性の高い所属講師の趣向情報を受講者に閲覧させることにより、その趣向情報を基に所望する講座を行う所属講師であるか否かを受講者に対して安心して、かつ容易に判断させることができる。この点において、この教育システムでは、講師が行う講座を受講するか否かを受講者が判断する際に、その都度、他の情報検索用サイトへ移行するなどして各所属講師が信頼性の高い者であるか否かや、所望する講座を行う者であるか否かの情報を収集する煩雑さを解消できる。
【0106】
このように教育管理サーバ201では、予め有料登録団体として登録した団体に所属する所属講師のみを、登録者として団体データベース205に登録することにより、団体により身元が明確とされ信頼性の高い所属講師のみを受講者に検索させることができ、かくして受講者に対して安心して所属講師の講座を受講させることができる。また、団体自身に高い信頼性がある場合、受講者はこの団体に所属していることのみをもって安心して所属講師の講座を受講できる。
【0107】
さらに、所属講師は講師端末3を用い、アフェリエイト広告承諾サービスの提供を受けようとする場合、団体により身元が明確とされ信頼性の高い所属講師のみとの間でバナー広告125の掲載承諾を行うことができる。さらに、バナー広告125に所属講師の趣向情報とともに、信頼性の高い団体名が表示されている場合、提携所属講師の専用ホームページ112又は専用ブログページ110を閲覧している受講者は、受講端末2の表示部23に表示されている提携所属講師の専用ホームページ112又は専用ブログページ110内の所定位置に、他の所属講師のバナー広告125が表示されているのを見て、団体に所属していることのみをもって安心してバナー広告125をマウスを用いてクリック操作できる。
【0108】
以上のように、ここでの教育システム200は、複数種類の有料サービスによる各趣向情報提示手法のなかから1又は複数の有料サービスによる趣向情報提示手法を、選択要求手段(CPU10)により有料登録団体に所属する所属講師に対し講師端末3で選択させ、この選択させた有料サービスに従って作成された趣向情報を、趣向情報受信手段(ネットワークインターフェース12)により講師端末2から受信して教育管理サーバ201で記憶し、受講端末2からこの有料サービスの方式に従った情報取得要求を教育管理サーバ201が受信すると、これに応じて趣向情報提示手段(CPU10)が、有料サービスに従った趣向情報提示手法により情報取得要求元の受講端末2へ趣向情報を提示するように構成している。
【0109】
このように、教育システム200では、複数種類の有料サービスによる趣向情報提示手法のなかから、所属講師の好みや受講者の情報取得環境に応じて所属講師自身が有料サービスを自由に選択できるようにしたことにより、受講者が趣向情報を閲覧する機会が多くなり、この結果、受講者に対してこの趣向情報を基に好みの講座を行う講師であるか否かの判断機会を増して十分に検討させることができ、かくして受講者が所望する講座を一段と確実に選択することができるとともに、講師が自己の講座における受講者数の増加や売上増加を図ることができる。
【0110】
また、この教育システム200では、予め有料登録団体として登録した団体に所属する所属講師のみを登録者として団体データベース205に登録することにより、団体により身元が明確とされ信頼性の高い所属講師のみを受講者に検索させることができるので、受講者に対して安心して所属講師の講座を受講させることができ、また講師に対して自己の講座における受講者数の増加や売上増加を図ることができる。さらに団体自身に高い信頼性がある場合、受講者は、この団体に所属していることのみをもって安心して所属講師の講座を受講できる。
【0111】
(3)他の実施の形態
なお、上述した実施の形態においては、専用ホームページサービスや専用ブログサービス,アフェリエイトサービス,公開講座サービス及びリリースサービス等の各種サービスに従った趣向情報提示手法により、趣向情報を受講者に提示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、電子掲示板(BBS:Bulletin Board System)サービス等の種々のサービスに従った趣向情報提示手法により趣向情報を受講者に提示するようにしても良い。例えば、BBSサービスを利用して趣向情報を受講者に提示する場合には、受講者の受講端末2の表示部23に表示されているBBSページ内に講師が発した趣向情報をメッセージ文として表示させることにより、受講者に対し趣向情報を閲覧させる機会を増やし、この結果、受講者に対してこの趣向情報を基に、好みの講座を行う講師であるか否かの判断機会を増して十分に検討させることができる。
【0112】
また、上述した実施の形態においては、アフェリエイトサービスではバナー広告125による趣向情報提示手法により趣向情報を受講者に提示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ポップアップウィンドウ(pop-up window)、プルダウンメニュー(pull-down menu)又はテキストスクロール(text scrolling)等による趣向情報提示手法により趣向情報を受講者に提示するようにしても良く、さらには趣向情報が音データを含む場合には当該音データに基づく広告音(人の声や音楽等)をスピーカ27を介して出力させるようにしても良い。
【0113】
さらに、上述した実施の形態においては、アフェリエイトサービスでは趣向情報が掲載されたバナー広告125を専用ホームページ112及び専用ブログページ110内に表示させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、趣向情報が掲載されたバナー広告125を講師のプロフィールページ111やBBSページ内等の教育管理サーバ5又は201が提供する種々のページに表示させるようにしても良い。また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、例えば、上述した講師日誌ページを提供し公開する講師日誌公開サービスやチャットページを提供するチャットサービス等の無料サービスを有料サービスとして講師に提供するようにしても良く、この他種々の変形実施が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0114】
【図1】第1の実施の形態による教育システムの全体構成を示す概略図である。
【図2】第1の実施の形態による教育管理サーバの回路構成を示すブロック図である。
【図3】講師端末及び受講端末の回路構成を示すブロック図である。
【図4】ログインページ,TOPページ,受講者専用ページ,講師専用ページ及びお気に入り講師ページの構成を示す概略図である。
【図5】無料登録した講師と有料登録した講師との利用可能サービスを示す概略図である。
【図6】講師情報の構成を示す概略図である。
【図7】受講者情報の構成を示す概略図である。
【図8】新着ブログページ,専用ブログページ,プロフィールページ,専用ホームページ,ブログ検索ページ及びブログ検索結果ページの構成を示す概略図である。
【図9】専用ブログページ,プロフィールページ,専用ホームページ,リリース通知ページ及びリリース履歴ページの構成を示す概略図である。
【図10】第2の実施の形態による教育システムの全体構成を示す概略図である。
【図11】第2の実施の形態による教育管理サーバの回路構成を示すブロック図である。
【図12】団体情報の構成を示す概略図である。
【図13】所属講師情報の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
【0115】
1,200 教育システム
2 受講端末
3 講師端末
4 インターネット(ネットワーク)
5,201 教育管理サーバ(教育管理装置)
10 CPU(選択要求手段、趣向情報提示手段)
12 ネットワークインターフェース(趣向情報受信手段)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
受講者の受講端末及び講師の講師端末がネットワークを介して教育管理装置に接続され、前記ネットワークを介して前記受講端末と前記講師端末との間で文字列及び又は音からなる言語情報を互いに送受信することにより各種講座を行う教育システムであって、
前記教育管理装置は、
複数種類の趣向情報提示手法のなかから1又は複数の趣向情報提示手法を前記講師端末で選択させる選択要求手段と、
前記選択された趣向情報提示手法に対応する方式に従って作成された前記講師に関する趣向情報を前記講師端末から受信する趣向情報受信手段と、
前記受講端末からの所定の情報取得要求に応じて、前記選択された趣向情報提示手法に対応する方式に従って前記情報取得要求元の受講端末へ前記趣向情報を提示する趣向情報提示手段と
を備えることを特徴とする教育システム。
【請求項2】
前記講師の専用ホームページによって行われる前記趣向情報の趣向情報提示手法,他の講師の前記専用ホームページ内に表示されるバナー広告によって行われる前記趣向情報の趣向情報提示手法,及び前記講師のみがエントリ情報を掲示できる専用の電子掲示板によって行われる前記趣向情報の趣向情報提示手法のうち、少なくとも1以上が前記複数種類の趣向情報提示手法に含まれる
ことを特徴とする請求項1記載の教育システム。
【請求項3】
ネットワークを介して受講者の受講端末と講師の講師端末との間で文字列及び又は音からなる言語情報を互いに送受信することにより各種講座を行う教育システムを構築する教育管理装置であって、
複数種類の趣向情報提示手法のなかから1又は複数の趣向情報提示手法を前記講師端末で選択させる選択要求手段と、
前記選択された趣向情報提示手法に対応する方式に従って作成された前記講師に関する趣向情報を前記講師端末から受信する趣向情報受信手段と、
前記受講端末からの所定の情報取得要求に応じて、前記選択された趣向情報提示手法に対応する方式に従って前記情報取得要求元の受講端末へ前記趣向情報を提示する趣向情報提示手段と
を備えることを特徴とする教育管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−276396(P2006−276396A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−94545(P2005−94545)
【出願日】平成17年3月29日(2005.3.29)
【出願人】(503098908)株式会社BBラーニング (2)
【Fターム(参考)】