文章学習用ブロックおよび言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体
【課題】文章を構成する各単語をブロックでイメージ化して結合する方式によって特定言語の構造を覚えさせる言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体と文章学習用ブロックが提供される。
【解決手段】一実施形態の言語学習プログラムは、複数の単語(vocabulary)ブロックを格納する単語ブロックデータベースおよび前記複数の単語ブロックのうちから主語(subject)ブロック、動詞(verb)ブロック、および目的語(objective)ブロックが選択される段階と、前記動詞ブロックと前記主語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合する段階と、前記結合したブロックの動詞ブロックの部分と前記目的語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合して全体的に1つの文章を完成する段階とを実行するユーザインターフェースモジュールを含む。
【解決手段】一実施形態の言語学習プログラムは、複数の単語(vocabulary)ブロックを格納する単語ブロックデータベースおよび前記複数の単語ブロックのうちから主語(subject)ブロック、動詞(verb)ブロック、および目的語(objective)ブロックが選択される段階と、前記動詞ブロックと前記主語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合する段階と、前記結合したブロックの動詞ブロックの部分と前記目的語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合して全体的に1つの文章を完成する段階とを実行するユーザインターフェースモジュールを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、文章を構成する各単語をブロックでイメージ化して結合する方式によって特定言語の構造を覚えさせる言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
さらに、本発明の実施形態は、文章を構成する各単語をブロックで製作して結合する方式によって特定言語の構造を覚えさせ、完成した文章を内蔵スピーカで出力することにより、作文、リスニング、スピーキングを同時に練習することができる文章学習用ブロックに関する。
【背景技術】
【0003】
日本人や韓国人が英語を簡単に覚えられない理由の1つは、日本語または韓国語と英語の語順が異なるという点にある。すなわち、基本的に日本語および韓国語は主語+目的語+動詞の語順であるのに反して英語は主語+動詞+目的語の語順であるため、英語の文章を一度に聞いたり読んだりして直ぐに意味を把握することは容易ではない。
【0004】
また、英語の場合は主語が人称および単数/複数であるかによって動詞の接尾辞が多様に変形するため、韓国人および日本人はこれに不慣れであるしかない。
【0005】
このように、文章語順の差や動詞の変化などに不慣れであるという点により、長文の英語文章に接するようになれば文章の構造を容易に把握することができずに読解や聞き取りに困難を感じているため、これに対する解決方案が至急である。
【0006】
一方、一般的にブロック玩具には多様な類型があるが、ブロックの一面または両面に文字が印刷されており、子音と母音の形状を有するブロックを適切に配置することによって文字、単語、または文章の配列を完成させるものが大部分である。しかしながら、幼い子供たちの場合は正確な文章語順、文法、意味を理解していないため、既存のブロック玩具などでは子供たちが自ら正しい単語または文章を学習することが事実上困難である。
【0007】
さらに、既存のブロック玩具は単語全体を選択した後に学習単位に磁石や不織布を用いて付着する方式であるため、学習過程において文章の構造を知らない子供たちが自ら正しい単語を選択して文法に適合するように配列することを期待することはより一層困難であるのが事実である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の実施形態は、単語ブロックを用いて自然に特定言語の文章構造を覚えることができる文章学習用ブロックと、これと同じ原理の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決するために、本発明は、複数の単語(vocabulary)ブロックを格納する単語ブロックデータベースおよび前記複数の単語ブロックのうちから主語(subject)ブロック、動詞(verb)ブロック、および目的語(objective)ブロックが選択される段階と、前記動詞ブロックと前記主語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合する段階と、前記結合したブロックの動詞ブロックの部分と前記目的語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合して全体的に1つの文章を完成する段階とを実行するユーザインターフェースモジュールを含む言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体を一実施形態として提案する。
【0010】
ここで、前記ユーザインターフェースモジュールは、前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記完成した文章を音声で出力する段階をさらに実行してもよい。
【0011】
また、前記ユーザインターフェースモジュールは、前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記動詞ブロックと前記主語ブロックの結合部位が延長しながらその延長部分に前記主語の修飾句を出力する段階と、前記動詞ブロックと前記目的語ブロックの結合部位が延長しながらその延長部分に前記目的語の修飾句を出力する段階のうちの少なくとも1つをさらに実行してもよい。
【0012】
一方、本発明は、上述した課題を解決するために、複数の単語(vocabulary)ブロックのうちから主語(subject)ブロック、動詞(verb)ブロック、および目的語(objective)ブロックが選択される段階と、前記動詞ブロックと前記主語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合する段階と、前記結合したブロックの動詞ブロックの部分と前記目的語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合して全体的に1つの文章を完成する段階とを含む言語学習方法を他の実施形態として提案する。
【0013】
ここで、前記言語学習方法には、前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記完成した文章を音声で出力する段階がさらに含まれてもよい。
【0014】
また、前記言語学習方法には、前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記動詞ブロックと前記主語ブロックの結合部位が延長しながらその延長部分に前記主語の修飾句を出力する段階と、前記動詞ブロックと前記目的語ブロックの結合部位が延長しながらその延長部分に前記目的語の修飾句を出力する段階のうちの少なくとも1つがさらに含まれてもよい。
【0015】
前記実施形態において、前記動詞ブロックの単語と前記主語ブロックの単語が文法的に正しい場合、前記動詞ブロックと前記主語ブロックは互いに適合する雄雌形状で締結され、前記動詞ブロックの単語と前記目的語ブロックの単語が文法的に正しい場合、前記動詞ブロックと前記目的語ブロックは締結部は互いに適合する雄雌形状で締結されてもよい。
【0016】
また、本発明は上述した課題を解決するために、主語の単語や語句が表示される第1本体と、他の単語ブロックと結合するために前記第1本体の右側に形成される第1締結部を含む主語ブロックと、動詞の単語や語句が表示される第2本体と、他の単語ブロックと結合するために前記第2本体の左側および右側に形成される第2締結部を含む動詞ブロックと、目的語の単語や語句が表示される第3本体と、他の単語ブロックと結合するために前記第3本体の左側に形成される第3締結部を含む目的語ブロックとを含む文章学習用ブロックを他の実施形態として提案する。
【0017】
ここで、前記主語ブロックの第1締結部は第1形状の締結溝で形成され、前記動詞ブロックの左側第2締結部は第1形状の締結突起で形成され、前記動詞ブロックの右側第2締結部は第2形状の締結突起で形成され、前記目的語ブロックの第3締結部は第2形状の締結溝で形成されてもよい。
【0018】
他の変形例としては、前記主語ブロックの第1締結部は第1形状の締結突起で形成され、前記動詞ブロックの左側第2締結部は第1形状の締結溝で形成され、前記動詞ブロックの右側第2締結部は第2形状の締結溝で形成され、前記目的語ブロックの第3締結部は第2形状の締結突起で形成されてもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明の実施形態によれば、自国の言語と語順が異なる他国の言語を学習するときに、文章構成に一定のパターンがあることをブロックパズルを用いながら自然に習得できるため、学習効果が倍増する。
【0020】
また、ブロックパズルを用いて他国の言語を学習するため、本を用いて学習するときに比べて面白さと興味を誘発し、特に子供たちの言語学習に対する拒否感を最小化する。
【0021】
また、ブロックパズルによって完全な文章を完成した場合、該当する文章をネーティブスピーカの音声で読んでこれをリピートできるように設計することにより、作文学習だけではなくリスニングとスピーキングの練習もワンストップで実行することができる。
【0022】
さらに、ブロックパズルによって最も簡単な文章を完成した後にも、各ブロック間を拡張して修飾語句を追加する方案を提供するため、複雑な文章でも負担なく自然に覚えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の言語学習に用いられる単語ブロックの例を示す図である。
【図2a】図1の単語ブロックを用いた言語学習の原理を図式化した図である。
【図2b】図1の単語ブロックを用いた言語学習の原理を図式化した図である。
【図2c】図1の単語ブロックを用いた言語学習の原理を図式化した図である。
【図2d】図1の単語ブロックを用いた言語学習の原理を図式化した図である。
【図3a】拡張した言語学習の原理を図式化した図である。
【図3b】拡張した言語学習の原理を図式化した図である。
【図3c】拡張した言語学習の原理を図式化した図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る言語学習プログラムの主要構成を示すブロック図である。
【図5】単語ブロックデータベースの構成に対する一例を示す図である。
【図6】音声ファイルデータベースの構成に対する一例を示す図である。
【図7a】締結部に適用される多様なテーマの例を示す図である。
【図7b】締結部に適用される多様なテーマの例を示す図である。
【図7c】締結部に適用される多様なテーマの例を示す図である。
【図7d】締結部に適用される多様なテーマの例を示す図である。
【図8】本発明に係る文章学習用ブロックを示す斜視図である。
【図9a】各ブロックのハウジング構造を示す分解斜視図である。
【図9b】各ブロックのハウジング構造を示す分解斜視図である。
【図9c】各ブロックのハウジング構造を示す分解斜視図である。
【図10a】主語拡張ブロックと目的語拡張ブロックのハウジング構造を示す分解斜視図である。
【図10b】主語拡張ブロックと目的語拡張ブロックのハウジング構造を示す分解斜視図である。
【図11】拡張した文章のブロック結合構造を示す分解斜視図である。
【図12】各単語ブロックに内蔵される制御基板の構成を機能別に示すブロック図である。
【図13】各単語ブロックに内蔵される制御基板の構成を機能別に示すブロック図である。
【図14】各単語ブロックに内蔵される制御基板の構成を機能別に示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。図面において、本発明を明確に説明するために説明上で不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一する部分については同一する図面符号を用いる。
【0025】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、これは特に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含むことを意味する。また、明細書に記載された「・・・部」、「モジュール」などの用語は少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアやソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの結合によって実現されてもよい。
【0026】
さらに、明細書全体において、「記録媒体」とは非揮発性のメモリを通称するものであって、データCD(compact disk)、USB(universal serial bus)メモリ、メモリスティック(memory stick)、メモリカード(memory card)などのポータブルメモリ(portable memory)と、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、スタティックメモリ(static memory、SRAM)などのノンポータブルメモリ(non−portable memory)とを含む。特に、記録媒体がハードディスクである場合、前記ハードディスクを装着したコンピュータ装置は、本発明の言語学習プログラムをユーザに配布するためのダウンロードサーバや、本発明の言語学習プログラムをオンライン上でウェブ基盤で提供するためのウェブアプリケーションサーバとして実現されてもよい。
【0027】
以下、学習対象の言語として英語(english)を例示して説明する。ただし、これは説明の便宜のためのものに過ぎず、本発明が適用する対象言語は英語に限定されるものではなく、いかなる他国の言語でも同じ原理によって変形して実施することができる。特に、自国の言語と語順が異なる他国の言語により効果的に適用することができる。
<言語学習の原理>
【0028】
本発明の言語学習方法および言語学習プログラムに適用される言語学習の原理を簡単に説明する。
【0029】
図1は本発明の言語学習に用いられる単語ブロックの例を示す図であり、図2a〜図2dは前記単語ブロックを用いた言語学習の原理を図式化した図である。
【0030】
本発明の実施形態において、単語ブロック(vocabulary block)10は、単語が表示される本体11と、他の単語ブロックとの結合のために本体11の側面に形成される締結部12とを含む形状で表示され、締結部12は単語ブロックの種類に応じて本体11の一側面または両側面に形成されてもよい。
【0031】
また、単語ブロック10の本体11に表示される「単語」は単純な1つの単語であってもよいが、冠詞と単語または形容詞と単語が結合した語句(phrase)であってもよい。さらに、単語の原形に複数、呼称、または性別などを表示する接尾辞または接頭辞が結合した形態であってもよい。
【0032】
一方、本発明の実施形態において、単語ブロック10は、主語(subject)ブロック、動詞(verb)ブロック、および目的語(objective)ブロックに大別されると仮定する。
【0033】
図1の例において、主語ブロックS10は、直六面体形状の本体11に「My mom」という語句が表示され、矢印形状の締結溝で形成された締結部12が本体11の右側に備えられる。ここで、主語ブロックS10の本体11は、その左側に位置した角部をラウンド処理することにより、このブロックが文章の始まりであることを暗示するように実現してもよい。
【0034】
また、動詞ブロックV10は、直六面体形状の本体11に「knows」という語句が表示され、矢印形状の締結突起で形成された締結部12が本体11の左側に備えられ、台形形状の締結突起で形成された締結部12が本体11の右側に備えられる。
【0035】
また、目的語ブロックO10は、直六面体形状の本体11に「a boy」という語句が表示され、台形形状の締結溝で形成された締結部12が本体11の左側に備えられる。ここで、目的語ブロックO10の本体11は、その右側に位置した角部をラウンド処理することにより、このブロックが文章の終わりであることを暗示するように実現してもよい。
【0036】
図1の単語ブロックS10、V10、O10を含む複数の単語ブロックを用いて英語文章の構造を学習する原理は次のとおりである。
【0037】
まず、「They」および「My mom」がそれぞれ表示された2つの主語ブロックと、「knows」が表示された1つの動詞ブロックと、「he」および「a boy」が表示された2つの目的語ブロックが準備されていると仮定する。
【0038】
図2aに示すように、「They」が表示された主語ブロックS10’は締結部が星形状の締結溝で形成されているが、動詞ブロックV10の左側締結部は矢印形状の締結突起で形成されているため、両者は結合することができない。これは、文法的に複数人称の「They」と単数型動詞の「knows」が互いに合わないということを、2つのブロックS10’、V10に備えられた締結部の形状によって表現したのである。
【0039】
これに比べ、図2bに示すように、「My mom」が表示された主語ブロックS10の締結部と動詞ブロックV10の左側締結部はすべて矢印形状であるため、両者は問題なく結合することができる。これは、文法的に単数人称の「My mom」と単数型動詞の「knows」が互いに合うということを、2つのブロックS10、V10の締結部形状によって表現したのである。
【0040】
次に、図2cに示すように、「knows」が表示された動詞ブロックV10の右側締結部は台形形状の締結突起で形成されているが、目的語ブロックO10’の左側締結部は楕円形状の締結溝で形成されているため、両者は結合することができない。これは、文法的に目的語の位置に代名詞の主格表現である「he」がきてはいけないということを、2つのブロックV10、O10’に備えられた締結部の形状によって表現したのである。
【0041】
これに比べ、図2dに示すように、動詞ブロックV10の右側締結部と「a boy」が表示された目的語ブロックO10の左側締結部はすべて台形形状であるため、両者は問題なく結合することができる。これは、文法的に目的語の位置に単数の名詞がくることができるということを、2つのブロックV10、O10に備えられた締結部の形状によって表現したのである。
【0042】
以上のように、ユーザは互いに結合が可能な単語ブロックを探し、そのブロックに表示された単語を確認することにより、自然に英語の文章構造を正しい文法にしたがって学習できるようになる。
【0043】
図3a〜図3cは拡張した言語学習の原理を図式化した図である。
【0044】
図2dで完成したブロックの文章(「My mom/knows/a boy」)を例示しながら、拡張した言語学習原理について説明する。
【0045】
英語において、名詞の後にはその名詞を叙述する修飾語が追加されることがあるが、これを本発明の単語ブロックで表現するために「拡張ブロック」を用いることにする。ここで、拡張ブロックに表示された修飾語句は修飾を受ける単語に従属する概念としてみることができるため、拡張ブロックは被修飾単語が表示された単語ブロックから拡張するように設計(design)することが好ましい。
【0046】
ユーザが単語ブロックから拡張ブロックを繰り広げることができるように、所定の「文章拡張メニュー」が備えられてもよい。文章拡張メニューは画面上端のメニューバーに備えられてもよいが、拡張可能な単語ブロックの特定の部分にボタン形状で実現したり、単語ブロックでマウスの右側ボタンクリックによって表示されるスライドメニューに実現することにより、修飾語句が該当する単語ブロックから拡張したことを直観的に理解できるようにすることが好ましい。
【0047】
図3aの例において、主語ブロックS10に表示された「My mom」の修飾語を繰り広げるために主語ブロックS10に対する所定の文章拡張メニューを選択すれば、主語ブロックS10がスライド形式によって拡張しながら「watering the garden」が表示された拡張ブロックS10_exが現れる。
【0048】
また、図3bの例において、目的語ブロックO10に表示された「a boy」の修飾語を繰り広げるために目的語ブロックO10に対する所定の文章拡張メニューを選択すれば、目的語ブロックO10がスライド形式によって拡張しながら「who likes sports」が表示された拡張ブロックO10_exが現れる。
【0049】
さらに、主語ブロックS10の拡張ブロックや目的語ブロックO10の拡張ブロック(第1拡張ブロック)に名詞が含まれている場合には、該当する拡張ブロックがスライディング形式によって再度拡張しながら、前記第1拡張ブロックの名詞を修飾する語句が表示された第2拡張ブロックが現れるように実現してもよい。このような第2拡張ブロックの表示のために、ユーザは画面上端のメニューバーに備えられた文章拡張メニューを用いたり、第1拡張ブロックの特定部分にボタン形状で実現したり、単語ブロックでマウスの右側ボタンクリックによって表示されるスライドメニューに実現してもよい。
【0050】
言い換えれば、図3cの例において、主語ブロックS10の第1拡張ブロックに表示された「watering the garden」の修飾語を繰り広げるために第1拡張ブロック上でマウスの右側クリックによって文章拡張メニューを選択すれば、第1拡張ブロックが再びスライド形式によって拡張しながら「that she bought last year」が表示された第2拡張ブロックS10_ex2が現れる。
【0051】
同じ原理によって第(n−1)拡張ブロックを拡張して第n拡張ブロックを実現することができることは、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば困難なく理解することができる(nは2以上の整数)。
【0052】
ユーザは、図2a〜図2dの過程を介して英語文章の基本構成が何であるかを一次的に把握し、図3a〜図3cの過程を介して基本文章がどのような形態で拡張するかを2次的に把握することができるため、このような過程を繰り返し練習することにより、修飾関係に入り組んだ複雑な英語文章の構造を早い時間内に把握することができる能力を育てることができる。
特に、名詞を修飾する語句は表1の類型で定形化されるため、長文の文章中に名詞を発見してその後に表1の文句が連結すれば、名詞を修飾する修飾関係が始まるということを容易に把握することができる。
【表1】
<言語学習プログラム>
【0053】
図4は本発明の一実施形態に係る言語学習プログラムの主要構成を示すブロック図である。
【0054】
図4に示す一例の言語学習プログラムは、単語ブロックデータベース(vocabulary block database)110、音声ファイルデータベース(narration file database)120、ユーザインターフェースモジュール(user interface module、以下「UIモジュール」とする)200のうちの少なくとも1つを含んで構成される。
【0055】
単語ブロックデータベース110には、言語学習プログラムに用いられる複数の単語ブロックが登録されている。図5は単語ブロックデータベース110の構成に対する一例を示す図である。
【0056】
図5の単語ブロックデータベース110は、ブロック識別子(block_id)フィールド110−1、単語(vocabulary)フィールド110−2、ブロック左側面(left)フィールド110−3、ブロック右側面(right)フィールド110−4、色(color)フィールド110−5、拡張修飾句(ext_phrase)フィールド110−6のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0057】
ブロック識別子フィールド110−1は、単語ブロックデータベース110に登録されたすべての単語ブロックに対してそれぞれ唯一に割り当てられた識別子を格納する。図5の例のように、ブロック識別子は、単語ブロックの種類(主語ブロック、動詞ブロック、または目的語ブロック)を示すイニシャル文字と一連番号とを組み合わせて生成してもよく、すべての単語ブロックをそれぞれ唯一に表示することができればどのような方法でブロック識別子を生成しても問題ない。
【0058】
単語フィールド110−2は単語ブロックに表示する単語を格納し、拡張修飾句フィールド110−6は拡張ブロックに表示する修飾句を格納する。
ブロック左側面フィールド110−3およびブロック右側面フィールド110−4は単語ブロックの締結部の形状を指定し、色フィールド110−5は単語ブロックの色を指定する。
【0059】
単語ブロックデータベース110の各レコードは、1つの単語ブロックに対する明細(specification)としてみてもよい。例えば、図5の最初のレコードからは、S_0001の単語ブロックは主語(Subjective)ブロックのうちの1番目のブロックであり、ブロックに「My mom」が表示されており、ブロックの左側面には締結部が形成されておらず(null)、右側面には矢印形状の締結溝(arr_fまたはarrow_female)が形成されていることが分かる。さらに、ブロックの色は黄色(YまたはYellow)であり、拡張ブロックには「watering the garden」が表示されていることが分かる。
【0060】
同じ方法によって、図5の第2レコードからは、V_0004の単語ブロックは動詞(Verb)ブロックのうちの4番目のブロックであり、ブロックには「knows」が表示されており、ブロックの左側面には矢印形状の締結突起(arr_mまたはarrow_male)が形成されており、右側面にはアルファベット形状の締結突起(alp_mまたはalphabet_male)が形成されていることが分かる。さらに、ブロックの色は青色(BまたはBlue)であり、拡張ブロックは有さない(null)ことが分かる。
【0061】
単語ブロックデータベース110のデータ構造はどのような方式によって実現されても問題ない。具体的な例として、単語ブロックデータベース110の各レコードは配列(array)構造で実現されてもよく、連結リスト(linked list)構造で実現されてもよい。
【0062】
一方、単語ブロックデータベース110を構成する各レコードはオブジェクト(objectives)の形態でコーディングされてもよい。単語ブロックのオブジェクトは下記のような擬似コード(pseudo code)で定義されてもよい。
オブジェクト voca_block={
string block_id;
string vocabulary;
string left;
string right;
char colour;
string ext_phrase;
int *voca_block;
}
【0063】
図5の単語ブロックデータベース110および前記オブジェクトコードは単語ブロックをプログラムで実現するための一例に過ぎず、本発明の技術分野に属する通常の知識を有する者であれば、プログラム言語とデータ構造が異なっても本発明の単語ブロックを容易に実現することができる。
【0064】
次に、音声ファイルデータベース120には、単語ブロックデータベース110の単語フィールド110−2および拡張修飾句フィールド110−6に格納された単語または修飾句に対する音声ファイルが格納される。音声ファイルはネーティブスピーカーのナレーションを録音してデジタル化したものであって、wav、mp3、datなどの多様な拡張子で格納されてもよい。
【0065】
図6は音声ファイルデータベース120の構成に対する一例を示す図である。
【0066】
図6の音声ファイルデータベース120は、ブロック識別子(block_id)フィールド120−1、単語(vocabulary)フィールド120−2、拡張修飾句(ext_phrase)フィールド120−3のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0067】
ブロック識別子(block_id)フィールド120−1は図5のブロック識別子(block_id)フィールド110−1と同じように構成されてもよく、関係型データベース方式を用いてプログラミングするとき、基本キー(primary key)の役割を担当してもよい。
【0068】
図6の例において、S_0001単語ブロックの音声ファイルデータベース120の単語フィールド120−2には図5の単語フィールド110−2に格納された「My mom」に対応して「My mom.wav」の音声ファイルが格納され、音声ファイルデータベース120の拡張修飾句フィールド120−3には図5の拡張修飾句フィールド110−6に格納された「watering the garden」に対応して「watering the garden.wav」の音声ファイルが格納される。
【0069】
図5および図6は単語ブロックデータベース110と音声ファイルデータベース120が別途に実現される例を示しているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、1つのデータベース110または120がすべての構成フィールド110−1〜110−6、120−1〜120−3を含むように構成してもよい。
【0070】
次に、UIモジュール200について詳察する。
【0071】
UIモジュール200は、複数の単語ブロックのうちから主語ブロック、動詞ブロック、および目的語ブロックがユーザから選択される段階と、前記動詞ブロックと前記主語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合する段階と、前記結合したブロックの動詞ブロックの部分と前記目的語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合して全体的に1つの文章を完成する段階とを基本的に実行する。
【0072】
また、前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記動詞ブロックと前記主語ブロックの結合部位が延長しながらその延長部分に前記主語の修飾句を出力する段階と、前記動詞ブロックと前記目的語ブロックの結合部位が延長しながらその延長部分に前記目的語の修飾句を出力する段階のうちの少なくとも1つを追加で実行してもよい。
【0073】
さらに、前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記完成した文章を音声で出力する段階を追加で実行してもよい。
【0074】
以上の機能を実行するために、UIモジュール200は具体的に次のように構成されてもよい。
【0075】
すなわち、図4の例において、UIモジュール200は、画面構成モジュール(composition module)210、ブロック選択モジュール(selection module)220、ブロック結合モジュール(combine module)230、文章拡張モジュール(extention module)240、リーディングモジュール(reading module)250のうちの少なくとも1つを含んで構成される。
【0076】
画面構成モジュール210は、言語学習プログラムの実行画面を構成する各要素を生成して画面に出力する。例えば、画面構成モジュール210は、言語学習プログラムが最初に実行されることに応じて画面にウィンドウフレーム(window frame)を構成し、ウィンドウフレームの上端に所定のメニューバー(menu bar)を配置してもよい。ここで、ウィンドウフレームは、言語学習プログラムを他のプログラムと区分するための基本ツールであり、メニューバーにはブロック検索(search)/ブロック拡張(extention)/文章読み取り(reading)のうちの少なくとも1つのメニューが備えられる。
【0077】
ブロック選択モジュール220は、ユーザが複数の単語ブロックのうちから所望するブロックを選択することができるように、所定のブロック選択UIを提供する。
【0078】
一例のブロック選択UIは、学習段階別に予め指定しておいた単語ブロックを任意の順序および位置に画面に出力し、ユーザが特定単語ブロックをドラッグ(drag)して他の単語にドロップ(drop)する方式によって2つの単語ブロックを選択するように支援してもよい。
【0079】
他の一例のブロック選択UIは、画面に羅列することができる単語ブロックの数が制約的であるという点を勘案し、ユーザが選択しようとする単語(または単語の一部)を所定の入力ウィンドウに入力して検索ボタンをクリックすれば、検索された単語と正確にマッチングする単語ブロックを画面に表示したり、検索された単語と関連する単語ブロックを画面に表示する。ここで、ユーザはメニューバーのブロック検索(search)メニューを選択することによって前記入力ウィンドウを画面に出してもよい。
【0080】
また、前記「検索単語と関連する単語ブロック」とは、検索単語を含む語句が表示されたり、検索単語の類似単語が表示される単語ブロックを意味する。具体的な例として、ユーザが「know」を入力して検索した場合、「know」、「knows」、「knowledge」、「knowed」が表示された単語ブロックが一度に選択待機状態として画面に羅列されてもよい。
【0081】
ブロック結合モジュール230は、ユーザによって選択された第1単語ブロックと結合対象の第2単語ブロックが互いに結合可能であるかを判断し、結合可能な場合には2つのブロックが結合した形状を画面に出力する。もし結合が不可能な場合であれば、2つのブロックを互いに離隔させて画面に出力する。ここで、2つのブロックが互いに結合可能な場合には、第1単語ブロックを第2単語ブロックの近くにドロップしても、2つのブロックの間に磁石の引力が作用するように自動的に第2ブロックに結合するようにUIを実現し、互いに結合が不可能な場合には、第1単語ブロックと第2単語ブロックの間に磁石の斥力が作用するように互いに相手を引き離すようにUIを実現してもよい。
【0082】
ブロック結合モジュール230は、第1単語ブロックと第2単語ブロックが互いに結合可能であるかを判断するために、単語ブロックデータベース110を利用する。
【0083】
例えば、画面に図5のレコードに相応する単語ブロックが羅列されているとき、ユーザが第1単語ブロックとしてS_0001を選択し、第2単語ブロックとしてV_0004を選択すると仮定する。S_0001のブロック右側面フィールド110−4はarrow_fであり、V_0004のブロック左側面フィールド110−3はarrow_mであるため、ブロック結合モジュール230は、2つのフィールド110−3、110−4の値をパッシングして下ハイホン(「_」)前端の単語が一致し、下ハイホン(「_」)後端がmとfであるブロックペアは互いに結合が可能であると予めプログラムされているため、S_0001の単語ブロックとV_0004の単語ブロックは結合可能であると判断する。
【0084】
もし、ユーザが第1単語ブロックとしてS_0001を選択し、第2単語ブロックとしてO_0013を選択した場合、S_0001のブロック右側面フィールド110−4はarrow_fであり、O_0013のブロック左側面フィールド110−3はalp_fであるため、2つのフィールド110−3、110−4値の下ハイホン(「_」)前端の単語が互いに一致しない。したがって、ブロック結合モジュール230は、S_0001の単語ブロックとO_0013の単語ブロックの結合が不可能であると判断する。
【0085】
文章拡張モジュール240は、単語ブロックの結合によって1つの文章が完成したり一部の文章が完成した場合、ユーザの選択によって主語ブロックまたは目的語ブロックを延長することにより、主語または目的語の修飾句がさらに追加された文章を構成するためのアルゴリズムおよびUIを提供する。
【0086】
ユーザは、マウスで拡張対象の単語ブロックをクリックした後に前記メニューバーのブロック拡張(extention)メニューを選択する方法、または拡張対象単語ブロックでマウスの右側クリックによって繰り広げられるスライディングメニューのうちからブロック拡張(extention)メニューを選択する方法、または拡張対象単語ブロックの一部位にボタン形状で設けられたブロック拡張(extention)メニューを選択する方法などによって該当する単語ブロックを拡張してもよく、拡張した部分には該当する単語ブロックの単語を修飾する文句が表示される。
【0087】
言い換えれば、文章拡張モジュール240は、拡張対象の単語ブロックが決定されてブロック拡張(extention)メニューが選択されれば、単語ブロックデータベース110から前記決定されたブロックの単語に相応する拡張修飾句を検索し、画面に前記単語ブロックが拡張した様子を出力しながら、その拡張した部分に前記検索された拡張修飾句を表示する。
【0088】
具体的な例として、図3aに示す主語ブロックS10の右側下端面にはブロック拡張のためのボタンS10−1が備えられており、ユーザがそのブロック拡張ボタンS10−1をクリックする瞬間、主語ブロックS10の右側がスライド形態によって拡張しながら「My mom」を修飾する文句である「watering the garden」が現れる。もちろん、図3aの主語ブロックS10が3Dでなく2Dで表現される場合、ブロック拡張ボタンS10−1の代わりに矢印形状の締結部をクリックするように実現してもよく、その他にも当業者であれば多様な方式によって変形してブロック拡張ボタンS10−1を実現できるであろう。
【0089】
リーディングモジュール250は、単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、ユーザの選択によって前記完成した文章を音声で出力するアルゴリズムとUIを提供する。
【0090】
ユーザは、前記メニューバーの文章読み取り(reading)メニューを選択する方法、または完成した単語ブロックのうちの任意の単語ブロック上でマウスの右側クリックによって繰り広げられるスライディングメニューのうちから文章読み取り(reading)メニューを選択する方法、または動詞ブロックの一部位にボタン形状で設けられた文章読み取り(reading)メニューを選択する方法などにより、前記完成した文章に対するナレーションを音声で再生して聞いてもよい。
【0091】
言い換えれば、リーディングモジュール250は、文章が完成して文章読み取り(reading)メニューが選択されれば、単語ブロックデータベース110から前記完成した文章の単語ブロックに表示された主語、動詞、目的語のブロック識別子を検索し、音声ファイルデータベース120から前記検索されたブロック識別子とマッチングしている音声ファイルを検索した後、前記検索された音声ファイルをローカルディスクから呼び出して単語ブロックの結合順に連続して再生する。このとき、前記完成した文字の個別単語を自然に連結して再生するために、所定のバッファリング技術が用いられてもよい。
【0092】
具体的な例として、図3bに示すように、2度のブロック拡張によって「My mom/watering the garden/knows/a boy/who likes sports」の文章が完成したとき、ユーザが動詞ブロックV10の下端面に設けられた文章読み取りボタンV10−1をクリックすれば、リーディングモジュール250は音声ファイルデータベース120から「My mom.wav、watering the garden.wav、knows.wav、a boy.wav、who likes sports.wav」ファイルを読み取って順に連続して再生する。
【0093】
以上の説明において、単語ブロック10に表示される語句としてそれぞれ「My mom」、「watering the garden」、「knows」、「a boy」、「who likes sports」などを例示したが、これは一例に過ぎず、主語、動詞、目的語として他の単語または語句が多様に用いられてもよいことは自明である。ユーザは複数の主語ブロック、動詞ブロック、目的語ブロックのうちから任意のブロックを選択して文章を修飾するが、締結部が合うブロックで文章を完成することによって他の言語の文法を覚えることができる。
【0094】
また、以上の説明において、単語ブロック10の締結部12として矢印形状、台形形状、楕円形状の実現例について言及したが、当業者であれば締結部12に多様なテーマを応用して適用することが可能である。図7a〜図7dは締結部12に適用される多様なテーマの例を示す図である。具体的に、図7aはアルファベット形状の締結部12を示し、図7bはハングル形状の締結部12を示し、図7cは事物形状(一例として自動車)の締結部12を示し、図7dは動物形状(一例としてウサギ)の締結部12を示す。
【0095】
さらに、以上では、本体の左側および右側に突出形状の締結部が形成される動詞ブロックV10と、本体の右側に締結溝形状の締結部が形成される主語ブロックS10と、本体の左側に締結溝形状の締結部が形成される目的語ブロックO10を例示して説明したが、本発明の実施形態に用いられる単語ブロックはその他の形状に変形して用いてもよい。
【0096】
すなわち、単語ブロックに対する1つの変形例として、本体の左側および右側に締結溝形状の締結部が形成される動詞ブロック(図示せず)と、本体の右側に突出形状の締結部が形成される主語ブロック(図示せず)と、本体の左側に突出形状の締結部が形成される目的語ブロック(図示せず)が用いられてもよい。
【0097】
単語ブロックの他の変形例として、本体の一側には突出形状で形成されて他の一側には締結溝形状で形成される締結部を備えた動詞ブロック(図示せず)と、本体の右側に前記動詞ブロックと締結するための所定の締結溝形状および所定の突出形状のうちのいずれか1つで形成される締結部を備えた主語ブロック(図示せず)と、本体の左側に前記動詞ブロックと締結するための所定の締結溝形状および所定の突出形状のうちのいずれか1つで形成される締結部を備えた目的語ブロック(図示せず)が用いられてもよい。
【0098】
一方、以上では、主語+動詞+目的語形式の文章を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、主語+動詞、主語+動詞+主格補語、主語+動詞+間接目的語+直接目的語、主語+動詞+目的語+目的格補語などの形式からなる文章にも同じ原理で拡張して適用してもよい。
【0099】
本発明の言語学習プログラムは固定型のデスクトップ(desktop)コンピュータで実行されてもよく、移動型のモバイル端末で実行されてもよい。ここで「モバイル端末」とは、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートホン(smart phone)、PCフォン(PC phone)、PMP(Personal Multimedia Player)、およびノートパソコン(Notebook)のうちのいずれか1つであってもよく、特にスマートオフォンで実行されるアプリ(App)の1つとして実現されてもよい。
【0100】
また、本発明の言語学習プログラムは、ユーザの端末器に設置されて実行されるアプリケーション基盤(application base)のプログラムで実現されてもよく、所定のウェブアプリケーションサーバ(図示せず)に設置されてユーザの接続によって実行されるウェブ基盤(web base)のプログラムで実現されてもよい。
【0101】
特に後者の場合、前記言語学習プログラムはウェブ環境に適合するようにCGI、JAVA(登録商標)、NET、ASP、PHPなどのウェブ基盤のプログラミング言語でコーディングされ、ユーザのクライアント端末器(図示せず)には前記言語学習プログラムを駆動するためのウェブブラウザ(例えば、Internet Explorer、FireFox、Chromeなど)とウェブブラウザで向上したマルチメディア効果を実行するためのアドインプログラム(例えば、Flash、ActiveX、COMなど)が設置される。また、ユーザはウェブ基盤の言語学習プログラムを利用するために前記ウェブアプリケーションサーバに会員として加入し、プログラムを使用するたびに所定のログイン手順を経て会員認証を受けてもよい。
<文章学習用ブロック>
【0102】
図8は本発明に係る文章学習用ブロックを示す斜視図であり、図9a〜図9cは各ブロックのハウジング構造を示す分解斜視図である。
【0103】
図8の文章学習用ブロックB10は、外観上、図1の形状とほぼ類似している。
【0104】
すなわち、図8の実施形態において、単語ブロック(vocabulary block)B10は、単語が表示される本体B11と、他の単語ブロックとの結合のために本体B11の側面に形成される締結部B12とを含んで構成され、締結部B12は単語ブロックの種類に応じて本体B11の一側面または両側面に形成されてもよい。
【0105】
また、単語ブロックB10の本体B11に表示される「単語」は単純な1つの単語であってもよいが、冠詞と単語または形容詞と単語が結合した語句(phrase)であってもよい。また、単語の原形に複数、呼称、または性別などを表示する接尾辞または接頭辞が結合した形態であってもよい。
【0106】
一方、図8以下の実施形態において、単語ブロックB10は、主語(subject)ブロックB20、動詞(verb)ブロックB30、および目的語(objective)ブロックB40に大別されると仮定する。
【0107】
主語ブロックB20は、直六面体形状の本体B21に所定の主語区が表示され、第1形状の締結溝で形成された締結部B22が本体B21の右側に備えられる。主語ブロックB20の本体B21および締結部B22は、図9aのように上部ハウジングB20_Hと下部ハウジングB20_Lを結合して完成する構造で実現されてもよく、図示してはいないが一体型の単一ハウジングで実現されてもよい。
【0108】
主語ブロックB20の本体B21は、その左側に位置した角部をラウンド処理することにより、このブロックが文章の始まりであることを暗示するように実現してもよい。図8では、主語ブロックB20の本体B21に「My mom」という語句が一例として表示され、締結部B22として矢印形状の締結溝が一例として形成される。
【0109】
動詞ブロックB30は、直六面体形状の本体B31に所定の動詞句が表示され、第1形状の締結突起で形成された締結部B32が本体B31の左側に備えられ、第2形状の締結突起で形成された締結部B32が本体B31の右側に備えられる。動詞ブロックB30の本体B31および締結部B32は、図9bのように上部ハウジングB30_Hと下部ハウジングB30_Lを結合して完成する構造で実現されてもよく、図示してはいないが一体型の単一ハウジングで実現されてもよい。
【0110】
図8では、動詞ブロックB30の本体B31に「knows」という語句が一例として表示され、左側締結部B32には矢印形状の締結突起が形成され、右側締結部B32には台形形状の締結突起が形成される。
【0111】
また、目的語ブロックB40は、直六面体形状の本体B41に所定の目的語句が表示され、第2形状の締結溝で形成された締結部B42が本体B41の左側に備えられる。目的語ブロックB40の本体B41および締結部B42は、図9cのように上部ハウジングB40_Hと下部ハウジングB40_Lを結合して完成する構造で実現されてもよく、図示してはいないが一体型の単一ハウジングで実現されてもよい。
【0112】
目的語ブロックB40の本体B41は、その右側に位置した角部をラウンド処理することにより、このブロックが文章の終わりであることを暗示するように実現してもよい。図8では、目的語ブロックB40の本体B41に「a boy」という語句が一例として表示され、締結部B42には台形形状の締結溝が形成される。
【0113】
一方、図8の実物ブロックB20、B30、B40には、図1のブロックイメージに比べて次の構成がさらに含まれてもよい。
【0114】
すなわち、主語ブロックB20の締結部B22には、他のブロックが締結部B22に挿入するときに他のブロックと電気的に連結するための電気接点B23と、他のブロックが締結部B22に完全に挿入して締結が完了したか否かを感知するための締結感知センサB24のうちの少なくとも1つがさらに備えられてもよい。
【0115】
動詞ブロックB30の両側締結部B32には、締結部B22が他のブロックに挿入するときに他のブロックと電気的に連結するための電気接点B33がさらなる備えられてもよい。また、動詞ブロックB30の本体B31には、結合が完了したか否かを特殊音で出力したり、ブロックの結合によって完成した文章を音声で出力するための内装スピーカB36がさらに内蔵されてもよい。
【0116】
目的語ブロックB40の締結部B42には、他のブロックが締結部B42に挿入するときに他のブロックと電気的に連結するための電気接点B43と、他のブロックが締結部B42に完全に挿入して締結が完了したか否かを感知するための締結感知センサB44のうちの少なくとも1つがさらに含まれてもよい。
【0117】
文章学習用ブロックに対する前記2種類の実施形態において、主語ブロックB20、動詞ブロックB30、および目的語ブロックB40のうちの少なくとも1つには、動詞ブロックB30の内装スピーカB36を駆動するための駆動ボタン(図8に図示せず)がさらに備えられてもよい。前記駆動ボタンが押されるたびに、ブロックの結合によって完成した文章の音声データが反復して出力される。
【0118】
一方、図3a〜図3cを参照しながら上述したものと同じ原理により、実物の文章学習用ブロックに対する前記2種類の実施形態においても、主語句または目的語句に含まれている名詞を説明する修飾語句を拡張してもよい。すなわち、主語ブロックB20、動詞ブロックB30、および目的語ブロックB40が結合した状態で主語ブロックB20を繰り広げれば主語の拡張ブロックB20_exが現れ、目的語ブロックB40を繰り広げれば目的語の拡張ブロックB40_exが現れるように実現してもよい。
【0119】
図10aおよび図10bは主語拡張ブロックB20_exと目的語拡張ブロックB40_exのハウジング構造を示す分解斜視図であり、図11は図3bのように拡張した文章のブロック結合構造を示す分解斜視図である。
【0120】
図10aに示すように、主語拡張ブロックB20_exは、上部ハウジングB20_exHと下部ハウジングB20_exLの結合によって構成されてもよい。ここで、2つのハウジングB20_exH、B20_exLの左側面の両側には、主語ブロックB20からの拡張時に主語ブロックB20における離脱を防ぐための係止突起B20_exH1、B20_exL1を形成することができる。さらに、2つのハウジングB20_exH、B20_exLの上下断面には、主語ブロックB20から一直線に引き出しおよび引き入れされるためのスライディング溝B20_exH2、B20_exL2を形成することができる。
【0121】
これに対応し、図9aに示すように、主語ブロックの上部ハウジングB20_Hの右側面両側の内側には係止突起B20_exH1、B20_exL1の離脱を防ぐための係止ステップB20_H1、B20_L1を形成することができ、2つのハウジングB20_H、B20_Lの上下断面内側にはスライディング溝B20_exH2、B20_exL2に合わせて主語拡張ブロックB20_exを一直線に誘導するためのスライディングレール(上部ハウジングのスライディングレールは図示しない)B20_L2を形成することができる。
【0122】
また、図10bに示すように、目的語拡張ブロックB40_exは、上部ハウジングB40_exHと下部ハウジングB40_exLの結合によって構成されてもよい。ここで、2つのハウジングB40_exH、B40_exLの左側面両側には、目的語ブロックB40からの拡張時に目的語ブロックB40における離脱を防ぐための係止突起B40_exH1、B40_exL1を形成することができる。さらに、2つのハウジングB40_exH、B40_exLの上下断面には、目的語ブロックB40から一直線に引き出しおよび引き入れされるためのスライディング溝B40_exH2、B40_exL2を形成することができる。
【0123】
これに対応し、図9cに示すように、目的語ブロックの上部ハウジングB40_Hの右側面両側の内側には係止突起B40_exH1、B40_exL1の離脱を防ぐための係止ステップB40_H1、B40_L1が形成され、2つのハウジングB40_H、B40_Lの上下断面内側にはスライディング溝B40_exH2、B40_exL2に合わせて目的語拡張ブロックB40_exを一直線に誘導するためのスライディングレール(上部ハウジングのスライディングレールは図示しない)B40_L2が形成される。
【0124】
以上のように、図9a〜図9cの単語ブロックB20〜B40と拡張ブロックB20_ex〜B40_exの結合によって文章が拡張した場合に対する上部ハウジングB20_exH〜B40_exHと下部ハウジングB20_exL〜B40_exLの結合構造は図11のとおりである。
【0125】
一方、動詞ブロックB30が内装スピーカB36によって完成した文章の音声データを再生する方式により、多様に変形した実施形態が提示されてもよい。
【0126】
第1実施形態として、主語ブロックB20と動詞ブロックB30と目的語ブロックB40が結合して1つの文章が完成した場合、動詞ブロックB30は主語ブロックB20および目的語ブロックB40からそれぞれブロックIDの提供を受け、該当するIDにマッチングする音声データを自身のメモリから呼び出し、呼び出した3つの音声データを主語+動詞+目的語の順に再生する。図12〜図14は第1実施形態の実現のための主語ブロックB20、目的語ブロックB40、および動詞ブロックB30の構成を示すブロック図である。
【0127】
図12に示すように、主語ブロックB20には、そのブロックのIDを格納するメモリB20C_2と、前記格納されたブロックIDを動詞ブロックB30に送信するコントローラB20C_1とを含む制御基板B20Cが内蔵されてもよい。コントローラB20C_1は、締結感知センサB24に締結完了が感知されるときに前記ブロックIDを動詞ブロックB30に送信してもよく、動詞ブロックB30から電気接点B23を介して電源が供給されるときに前記ブロックIDを動詞ブロックB30に送信してもよい。
【0128】
また、図13に示すように、目的語ブロックB40には、そのブロックのIDを格納するメモリB40C_2と、前記格納されたブロックIDを動詞ブロックB30に送信するコントローラB40C_1とを含む制御基板B40Cが内蔵されてもよい。コントローラB40C_1は、締結感知センサB24に締結完了が感知されるときに前記ブロックIDを動詞ブロックB30に送信してもよく、動詞ブロックB30から電気接点B23を介して電源が供給されるときに前記ブロックIDを動詞ブロックB30に送信してもよい。
【0129】
また、図14に示すように、動詞ブロックB30には、自身のブロックID(動詞ブロックID)と、複数の主語ブロックIDおよび複数の目的語ブロックIDを格納して各IDにマッチングする音声データを格納するメモリB30C_2と、主語ブロックB20および目的語ブロックB40から電気接点B33を介してブロックIDが受信されれば、メモリB30C_2から各IDにマッチングする音声データを呼び出して所定の順に連続して再生するコントローラB30C_1と、コントローラB30C_1で再生される音声信号を所定の大きさに増幅して内装スピーカB36に送信するアンプB30C_3と、電気接点B33を介して主語ブロックB20および目的語ブロックB40に電源を供給する電源部B30C_4とを含む制御基板B30Cが内蔵されてもよい。
【0130】
動詞ブロックのコントローラB30_2は、主語ブロックB20および目的語ブロックB40からブロックIDがすべて受信されるとき、前記ブロックB20、B30、B40の結合によって完成した文章を音声で1回出力する。さらに、主語ブロックB20、動詞ブロックB30、および目的語ブロックB40のうちの少なくとも1つに備えられた駆動ボタン(図示せず)の押しが感知されるたびに、前記ブロックB20、B30、B40の結合によって完成した文章を反復して音声で出力してもよい。
【0131】
第2実施形態として、主語ブロックB20と動詞ブロックB30と目的語ブロックB40が結合して1つの文章が完成した場合、動詞ブロックB30は主語ブロックB20および目的語ブロックB40にそれぞれの音声データを要請して送信を受け、送信された2つの音声データに自身の音声データを追加して主語+動詞+目的語の順に再生する。第2実施形態に対する主語ブロックB20、動詞ブロックB30、および目的語ブロックB40の構成に対する名称は第1実施形態と同じであるため、ここでは別途の図面を添付せずに図12〜図14を参照しながら説明する。
【0132】
動詞ブロックB30の制御基板B30Cは、コントローラB30C_1、メモリB30C_2、アンプB30C_3、および電源部B30C_4を含んで構成されてもよい。
【0133】
コントローラB30C_1は、所定の条件が満たされれば、他のブロック(主語ブロックおよび目的語メモリブロック)から主語データおよび目的語データを呼び出し、メモリB30C_2から動詞データを呼び出して順に再生する。再生された音声信号はアンプB30C_3によって増幅され、内装スピーカB36によって出力される。
【0134】
ここで、所定の条件とは、主語ブロックB20および目的語ブロックB40から締結感知信号がすべて受信された場合を挙げてもよい。すなわち、主語ブロックB20および目的語ブロックB40が動詞ブロックB30にすべて締結して完全な文章が完成すれば、その完成した文章が自動的に音声出力されるのである。
【0135】
他の例の所定の条件として、主語ブロックB20、動詞ブロックB30、および目的語ブロックB40のうちの少なくとも1つに備えられた駆動ボタン(図示せず)が押された場合を挙げてもよい。すなわち、単語ブロックB20〜B40のうちの少なくとも1つに備えられた駆動ボタンを押すたびに、前記完成した文章が反復して音声出力される。
【0136】
電源部B30C_4は、主語ブロックB20の各構成(メモリ、コントローラ、アンプなど)に電源を供給するだけでなく、電気接点B33に連結した他のブロックB20、B40にも同時に電源を供給する。ただし、これは一実施形態に過ぎず、各単語ブロックB20、B30、B40ごとに個別に電源部が備えられてもよい。
【0137】
次に、図13bに示すように、主語ブロックB20の制御基板B20Cは、コントローラB20C_1およびメモリB20C_2を含んで構成されてもよい。
【0138】
コントローラB20C_1は、主語ブロックB20が動詞ブロックB30に締結完了して締結感知センサB24から締結完了信号が発生すれば、締結完了信号とメモリB20C_2の主語データを電気接点B23を介して動詞ブロックB30のコントローラB30C_1に送信する。変形した実施形態として、コントローラB20C_1は、締結感知センサB24から締結完了信号が発生すれば、締結完了信号をまず動詞ブロックB30のコントローラB30C_1に送信し、動詞ブロックB30のコントローラB30C_1で主語データの要請があるときにメモリB20C_2の主語データを再度送信してもよい。
【0139】
次に、目的語ブロックB40の制御基板B40Cは、コントローラB40C_1およびメモリB40C_2を含んで構成されてもよい。
【0140】
コントローラB40C_1は、目的語ブロックB40が動詞ブロックB30に締結完了して締結感知センサB44で締結完了信号が発生すれば、締結完了信号とメモリB40C_2の目的語データを電気接点B43を介して動詞ブロックB30のコントローラB30C_1に送信する。変形した実施形態として、コントローラB40C_1は、締結感知センサB44で締結完了信号が発生すれば、締結完了信号をまず動詞ブロックB30のコントローラB30C_1に送信し、動詞ブロックB30のコントローラB30C_1で目的語データの要請があるときにメモリB40C_2の目的語データを再度送信してもよい。
【0141】
一方、文章学習用ブロックに対する前記2種類の実施形態において、前記第1形状の締結突起と前記第2形状の締結突起は互いに異なる形状で実現されたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、同じ形状で実現してもよい。
【0142】
後者の場合、動詞ブロックB30上面の両端には、2つの色で発光する発光ダイオードB35がさらに装着されてもよい。第1形状の締結突起と第2形状の締結突起が同じであれば、ユーザはブロックの締結では文章の文法が正しいか否かを区別することができないため、発光ダイオードB35の色によって正しい文章であるか否かを識別することができる。
【0143】
このために、動詞ブロックB30の制御基板は、動詞ブロックB30に結合した主語ブロックB20の単語または主語句が動詞ブロックB30の単語または動詞句と文法上で適合する場合と適合しない場合を区分し、左側端の発光ダイオードB35が互いに異なる色で発光するように制御する。また、動詞ブロックB40の制御基板は、動詞ブロックB30に結合した目的語ブロックB40の単語または主語句が動詞ブロックB40の単語または動詞句と文法上で適合する場合と適合しない場合を区分し、左側端の発光ダイオードB45が互いに異なる色で発光するように制御する。ここで、ブロックの結合が文法上で正しい場合には該当する側の発光ダイオードB35が緑色で発光し、ブロックの結合が文法上で正しくない場合には該当する側の発光ダイオードB35が赤色で発光するように実現することが好ましい。
【0144】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されるものではなく、添付する特許請求の範囲で定義する本発明の基本概念を用いた当業者の多様な変形および改良形態も本発明の権利範囲に属する。
【符号の説明】
【0145】
10:単語ブロック
S10:主語ブロック
V10:動詞ブロック
O10:目的語ブロック
11:本体
12:締結部
110:単語ブロックデータベース
120:音声ファイルデータベース
200:ユーザインターフェースモジュール
210:画面構成モジュール
220:ブロック選択モジュール
230:ブロック結合モジュール
240:文章拡張モジュール
250:リーディングモジュール
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、文章を構成する各単語をブロックでイメージ化して結合する方式によって特定言語の構造を覚えさせる言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
さらに、本発明の実施形態は、文章を構成する各単語をブロックで製作して結合する方式によって特定言語の構造を覚えさせ、完成した文章を内蔵スピーカで出力することにより、作文、リスニング、スピーキングを同時に練習することができる文章学習用ブロックに関する。
【背景技術】
【0003】
日本人や韓国人が英語を簡単に覚えられない理由の1つは、日本語または韓国語と英語の語順が異なるという点にある。すなわち、基本的に日本語および韓国語は主語+目的語+動詞の語順であるのに反して英語は主語+動詞+目的語の語順であるため、英語の文章を一度に聞いたり読んだりして直ぐに意味を把握することは容易ではない。
【0004】
また、英語の場合は主語が人称および単数/複数であるかによって動詞の接尾辞が多様に変形するため、韓国人および日本人はこれに不慣れであるしかない。
【0005】
このように、文章語順の差や動詞の変化などに不慣れであるという点により、長文の英語文章に接するようになれば文章の構造を容易に把握することができずに読解や聞き取りに困難を感じているため、これに対する解決方案が至急である。
【0006】
一方、一般的にブロック玩具には多様な類型があるが、ブロックの一面または両面に文字が印刷されており、子音と母音の形状を有するブロックを適切に配置することによって文字、単語、または文章の配列を完成させるものが大部分である。しかしながら、幼い子供たちの場合は正確な文章語順、文法、意味を理解していないため、既存のブロック玩具などでは子供たちが自ら正しい単語または文章を学習することが事実上困難である。
【0007】
さらに、既存のブロック玩具は単語全体を選択した後に学習単位に磁石や不織布を用いて付着する方式であるため、学習過程において文章の構造を知らない子供たちが自ら正しい単語を選択して文法に適合するように配列することを期待することはより一層困難であるのが事実である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の実施形態は、単語ブロックを用いて自然に特定言語の文章構造を覚えることができる文章学習用ブロックと、これと同じ原理の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決するために、本発明は、複数の単語(vocabulary)ブロックを格納する単語ブロックデータベースおよび前記複数の単語ブロックのうちから主語(subject)ブロック、動詞(verb)ブロック、および目的語(objective)ブロックが選択される段階と、前記動詞ブロックと前記主語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合する段階と、前記結合したブロックの動詞ブロックの部分と前記目的語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合して全体的に1つの文章を完成する段階とを実行するユーザインターフェースモジュールを含む言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体を一実施形態として提案する。
【0010】
ここで、前記ユーザインターフェースモジュールは、前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記完成した文章を音声で出力する段階をさらに実行してもよい。
【0011】
また、前記ユーザインターフェースモジュールは、前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記動詞ブロックと前記主語ブロックの結合部位が延長しながらその延長部分に前記主語の修飾句を出力する段階と、前記動詞ブロックと前記目的語ブロックの結合部位が延長しながらその延長部分に前記目的語の修飾句を出力する段階のうちの少なくとも1つをさらに実行してもよい。
【0012】
一方、本発明は、上述した課題を解決するために、複数の単語(vocabulary)ブロックのうちから主語(subject)ブロック、動詞(verb)ブロック、および目的語(objective)ブロックが選択される段階と、前記動詞ブロックと前記主語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合する段階と、前記結合したブロックの動詞ブロックの部分と前記目的語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合して全体的に1つの文章を完成する段階とを含む言語学習方法を他の実施形態として提案する。
【0013】
ここで、前記言語学習方法には、前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記完成した文章を音声で出力する段階がさらに含まれてもよい。
【0014】
また、前記言語学習方法には、前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記動詞ブロックと前記主語ブロックの結合部位が延長しながらその延長部分に前記主語の修飾句を出力する段階と、前記動詞ブロックと前記目的語ブロックの結合部位が延長しながらその延長部分に前記目的語の修飾句を出力する段階のうちの少なくとも1つがさらに含まれてもよい。
【0015】
前記実施形態において、前記動詞ブロックの単語と前記主語ブロックの単語が文法的に正しい場合、前記動詞ブロックと前記主語ブロックは互いに適合する雄雌形状で締結され、前記動詞ブロックの単語と前記目的語ブロックの単語が文法的に正しい場合、前記動詞ブロックと前記目的語ブロックは締結部は互いに適合する雄雌形状で締結されてもよい。
【0016】
また、本発明は上述した課題を解決するために、主語の単語や語句が表示される第1本体と、他の単語ブロックと結合するために前記第1本体の右側に形成される第1締結部を含む主語ブロックと、動詞の単語や語句が表示される第2本体と、他の単語ブロックと結合するために前記第2本体の左側および右側に形成される第2締結部を含む動詞ブロックと、目的語の単語や語句が表示される第3本体と、他の単語ブロックと結合するために前記第3本体の左側に形成される第3締結部を含む目的語ブロックとを含む文章学習用ブロックを他の実施形態として提案する。
【0017】
ここで、前記主語ブロックの第1締結部は第1形状の締結溝で形成され、前記動詞ブロックの左側第2締結部は第1形状の締結突起で形成され、前記動詞ブロックの右側第2締結部は第2形状の締結突起で形成され、前記目的語ブロックの第3締結部は第2形状の締結溝で形成されてもよい。
【0018】
他の変形例としては、前記主語ブロックの第1締結部は第1形状の締結突起で形成され、前記動詞ブロックの左側第2締結部は第1形状の締結溝で形成され、前記動詞ブロックの右側第2締結部は第2形状の締結溝で形成され、前記目的語ブロックの第3締結部は第2形状の締結突起で形成されてもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明の実施形態によれば、自国の言語と語順が異なる他国の言語を学習するときに、文章構成に一定のパターンがあることをブロックパズルを用いながら自然に習得できるため、学習効果が倍増する。
【0020】
また、ブロックパズルを用いて他国の言語を学習するため、本を用いて学習するときに比べて面白さと興味を誘発し、特に子供たちの言語学習に対する拒否感を最小化する。
【0021】
また、ブロックパズルによって完全な文章を完成した場合、該当する文章をネーティブスピーカの音声で読んでこれをリピートできるように設計することにより、作文学習だけではなくリスニングとスピーキングの練習もワンストップで実行することができる。
【0022】
さらに、ブロックパズルによって最も簡単な文章を完成した後にも、各ブロック間を拡張して修飾語句を追加する方案を提供するため、複雑な文章でも負担なく自然に覚えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の言語学習に用いられる単語ブロックの例を示す図である。
【図2a】図1の単語ブロックを用いた言語学習の原理を図式化した図である。
【図2b】図1の単語ブロックを用いた言語学習の原理を図式化した図である。
【図2c】図1の単語ブロックを用いた言語学習の原理を図式化した図である。
【図2d】図1の単語ブロックを用いた言語学習の原理を図式化した図である。
【図3a】拡張した言語学習の原理を図式化した図である。
【図3b】拡張した言語学習の原理を図式化した図である。
【図3c】拡張した言語学習の原理を図式化した図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る言語学習プログラムの主要構成を示すブロック図である。
【図5】単語ブロックデータベースの構成に対する一例を示す図である。
【図6】音声ファイルデータベースの構成に対する一例を示す図である。
【図7a】締結部に適用される多様なテーマの例を示す図である。
【図7b】締結部に適用される多様なテーマの例を示す図である。
【図7c】締結部に適用される多様なテーマの例を示す図である。
【図7d】締結部に適用される多様なテーマの例を示す図である。
【図8】本発明に係る文章学習用ブロックを示す斜視図である。
【図9a】各ブロックのハウジング構造を示す分解斜視図である。
【図9b】各ブロックのハウジング構造を示す分解斜視図である。
【図9c】各ブロックのハウジング構造を示す分解斜視図である。
【図10a】主語拡張ブロックと目的語拡張ブロックのハウジング構造を示す分解斜視図である。
【図10b】主語拡張ブロックと目的語拡張ブロックのハウジング構造を示す分解斜視図である。
【図11】拡張した文章のブロック結合構造を示す分解斜視図である。
【図12】各単語ブロックに内蔵される制御基板の構成を機能別に示すブロック図である。
【図13】各単語ブロックに内蔵される制御基板の構成を機能別に示すブロック図である。
【図14】各単語ブロックに内蔵される制御基板の構成を機能別に示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付の図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。図面において、本発明を明確に説明するために説明上で不必要な部分は省略し、明細書全体にわたって同一する部分については同一する図面符号を用いる。
【0025】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、これは特に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含むことを意味する。また、明細書に記載された「・・・部」、「モジュール」などの用語は少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これはハードウェアやソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの結合によって実現されてもよい。
【0026】
さらに、明細書全体において、「記録媒体」とは非揮発性のメモリを通称するものであって、データCD(compact disk)、USB(universal serial bus)メモリ、メモリスティック(memory stick)、メモリカード(memory card)などのポータブルメモリ(portable memory)と、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、スタティックメモリ(static memory、SRAM)などのノンポータブルメモリ(non−portable memory)とを含む。特に、記録媒体がハードディスクである場合、前記ハードディスクを装着したコンピュータ装置は、本発明の言語学習プログラムをユーザに配布するためのダウンロードサーバや、本発明の言語学習プログラムをオンライン上でウェブ基盤で提供するためのウェブアプリケーションサーバとして実現されてもよい。
【0027】
以下、学習対象の言語として英語(english)を例示して説明する。ただし、これは説明の便宜のためのものに過ぎず、本発明が適用する対象言語は英語に限定されるものではなく、いかなる他国の言語でも同じ原理によって変形して実施することができる。特に、自国の言語と語順が異なる他国の言語により効果的に適用することができる。
<言語学習の原理>
【0028】
本発明の言語学習方法および言語学習プログラムに適用される言語学習の原理を簡単に説明する。
【0029】
図1は本発明の言語学習に用いられる単語ブロックの例を示す図であり、図2a〜図2dは前記単語ブロックを用いた言語学習の原理を図式化した図である。
【0030】
本発明の実施形態において、単語ブロック(vocabulary block)10は、単語が表示される本体11と、他の単語ブロックとの結合のために本体11の側面に形成される締結部12とを含む形状で表示され、締結部12は単語ブロックの種類に応じて本体11の一側面または両側面に形成されてもよい。
【0031】
また、単語ブロック10の本体11に表示される「単語」は単純な1つの単語であってもよいが、冠詞と単語または形容詞と単語が結合した語句(phrase)であってもよい。さらに、単語の原形に複数、呼称、または性別などを表示する接尾辞または接頭辞が結合した形態であってもよい。
【0032】
一方、本発明の実施形態において、単語ブロック10は、主語(subject)ブロック、動詞(verb)ブロック、および目的語(objective)ブロックに大別されると仮定する。
【0033】
図1の例において、主語ブロックS10は、直六面体形状の本体11に「My mom」という語句が表示され、矢印形状の締結溝で形成された締結部12が本体11の右側に備えられる。ここで、主語ブロックS10の本体11は、その左側に位置した角部をラウンド処理することにより、このブロックが文章の始まりであることを暗示するように実現してもよい。
【0034】
また、動詞ブロックV10は、直六面体形状の本体11に「knows」という語句が表示され、矢印形状の締結突起で形成された締結部12が本体11の左側に備えられ、台形形状の締結突起で形成された締結部12が本体11の右側に備えられる。
【0035】
また、目的語ブロックO10は、直六面体形状の本体11に「a boy」という語句が表示され、台形形状の締結溝で形成された締結部12が本体11の左側に備えられる。ここで、目的語ブロックO10の本体11は、その右側に位置した角部をラウンド処理することにより、このブロックが文章の終わりであることを暗示するように実現してもよい。
【0036】
図1の単語ブロックS10、V10、O10を含む複数の単語ブロックを用いて英語文章の構造を学習する原理は次のとおりである。
【0037】
まず、「They」および「My mom」がそれぞれ表示された2つの主語ブロックと、「knows」が表示された1つの動詞ブロックと、「he」および「a boy」が表示された2つの目的語ブロックが準備されていると仮定する。
【0038】
図2aに示すように、「They」が表示された主語ブロックS10’は締結部が星形状の締結溝で形成されているが、動詞ブロックV10の左側締結部は矢印形状の締結突起で形成されているため、両者は結合することができない。これは、文法的に複数人称の「They」と単数型動詞の「knows」が互いに合わないということを、2つのブロックS10’、V10に備えられた締結部の形状によって表現したのである。
【0039】
これに比べ、図2bに示すように、「My mom」が表示された主語ブロックS10の締結部と動詞ブロックV10の左側締結部はすべて矢印形状であるため、両者は問題なく結合することができる。これは、文法的に単数人称の「My mom」と単数型動詞の「knows」が互いに合うということを、2つのブロックS10、V10の締結部形状によって表現したのである。
【0040】
次に、図2cに示すように、「knows」が表示された動詞ブロックV10の右側締結部は台形形状の締結突起で形成されているが、目的語ブロックO10’の左側締結部は楕円形状の締結溝で形成されているため、両者は結合することができない。これは、文法的に目的語の位置に代名詞の主格表現である「he」がきてはいけないということを、2つのブロックV10、O10’に備えられた締結部の形状によって表現したのである。
【0041】
これに比べ、図2dに示すように、動詞ブロックV10の右側締結部と「a boy」が表示された目的語ブロックO10の左側締結部はすべて台形形状であるため、両者は問題なく結合することができる。これは、文法的に目的語の位置に単数の名詞がくることができるということを、2つのブロックV10、O10に備えられた締結部の形状によって表現したのである。
【0042】
以上のように、ユーザは互いに結合が可能な単語ブロックを探し、そのブロックに表示された単語を確認することにより、自然に英語の文章構造を正しい文法にしたがって学習できるようになる。
【0043】
図3a〜図3cは拡張した言語学習の原理を図式化した図である。
【0044】
図2dで完成したブロックの文章(「My mom/knows/a boy」)を例示しながら、拡張した言語学習原理について説明する。
【0045】
英語において、名詞の後にはその名詞を叙述する修飾語が追加されることがあるが、これを本発明の単語ブロックで表現するために「拡張ブロック」を用いることにする。ここで、拡張ブロックに表示された修飾語句は修飾を受ける単語に従属する概念としてみることができるため、拡張ブロックは被修飾単語が表示された単語ブロックから拡張するように設計(design)することが好ましい。
【0046】
ユーザが単語ブロックから拡張ブロックを繰り広げることができるように、所定の「文章拡張メニュー」が備えられてもよい。文章拡張メニューは画面上端のメニューバーに備えられてもよいが、拡張可能な単語ブロックの特定の部分にボタン形状で実現したり、単語ブロックでマウスの右側ボタンクリックによって表示されるスライドメニューに実現することにより、修飾語句が該当する単語ブロックから拡張したことを直観的に理解できるようにすることが好ましい。
【0047】
図3aの例において、主語ブロックS10に表示された「My mom」の修飾語を繰り広げるために主語ブロックS10に対する所定の文章拡張メニューを選択すれば、主語ブロックS10がスライド形式によって拡張しながら「watering the garden」が表示された拡張ブロックS10_exが現れる。
【0048】
また、図3bの例において、目的語ブロックO10に表示された「a boy」の修飾語を繰り広げるために目的語ブロックO10に対する所定の文章拡張メニューを選択すれば、目的語ブロックO10がスライド形式によって拡張しながら「who likes sports」が表示された拡張ブロックO10_exが現れる。
【0049】
さらに、主語ブロックS10の拡張ブロックや目的語ブロックO10の拡張ブロック(第1拡張ブロック)に名詞が含まれている場合には、該当する拡張ブロックがスライディング形式によって再度拡張しながら、前記第1拡張ブロックの名詞を修飾する語句が表示された第2拡張ブロックが現れるように実現してもよい。このような第2拡張ブロックの表示のために、ユーザは画面上端のメニューバーに備えられた文章拡張メニューを用いたり、第1拡張ブロックの特定部分にボタン形状で実現したり、単語ブロックでマウスの右側ボタンクリックによって表示されるスライドメニューに実現してもよい。
【0050】
言い換えれば、図3cの例において、主語ブロックS10の第1拡張ブロックに表示された「watering the garden」の修飾語を繰り広げるために第1拡張ブロック上でマウスの右側クリックによって文章拡張メニューを選択すれば、第1拡張ブロックが再びスライド形式によって拡張しながら「that she bought last year」が表示された第2拡張ブロックS10_ex2が現れる。
【0051】
同じ原理によって第(n−1)拡張ブロックを拡張して第n拡張ブロックを実現することができることは、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば困難なく理解することができる(nは2以上の整数)。
【0052】
ユーザは、図2a〜図2dの過程を介して英語文章の基本構成が何であるかを一次的に把握し、図3a〜図3cの過程を介して基本文章がどのような形態で拡張するかを2次的に把握することができるため、このような過程を繰り返し練習することにより、修飾関係に入り組んだ複雑な英語文章の構造を早い時間内に把握することができる能力を育てることができる。
特に、名詞を修飾する語句は表1の類型で定形化されるため、長文の文章中に名詞を発見してその後に表1の文句が連結すれば、名詞を修飾する修飾関係が始まるということを容易に把握することができる。
【表1】
<言語学習プログラム>
【0053】
図4は本発明の一実施形態に係る言語学習プログラムの主要構成を示すブロック図である。
【0054】
図4に示す一例の言語学習プログラムは、単語ブロックデータベース(vocabulary block database)110、音声ファイルデータベース(narration file database)120、ユーザインターフェースモジュール(user interface module、以下「UIモジュール」とする)200のうちの少なくとも1つを含んで構成される。
【0055】
単語ブロックデータベース110には、言語学習プログラムに用いられる複数の単語ブロックが登録されている。図5は単語ブロックデータベース110の構成に対する一例を示す図である。
【0056】
図5の単語ブロックデータベース110は、ブロック識別子(block_id)フィールド110−1、単語(vocabulary)フィールド110−2、ブロック左側面(left)フィールド110−3、ブロック右側面(right)フィールド110−4、色(color)フィールド110−5、拡張修飾句(ext_phrase)フィールド110−6のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0057】
ブロック識別子フィールド110−1は、単語ブロックデータベース110に登録されたすべての単語ブロックに対してそれぞれ唯一に割り当てられた識別子を格納する。図5の例のように、ブロック識別子は、単語ブロックの種類(主語ブロック、動詞ブロック、または目的語ブロック)を示すイニシャル文字と一連番号とを組み合わせて生成してもよく、すべての単語ブロックをそれぞれ唯一に表示することができればどのような方法でブロック識別子を生成しても問題ない。
【0058】
単語フィールド110−2は単語ブロックに表示する単語を格納し、拡張修飾句フィールド110−6は拡張ブロックに表示する修飾句を格納する。
ブロック左側面フィールド110−3およびブロック右側面フィールド110−4は単語ブロックの締結部の形状を指定し、色フィールド110−5は単語ブロックの色を指定する。
【0059】
単語ブロックデータベース110の各レコードは、1つの単語ブロックに対する明細(specification)としてみてもよい。例えば、図5の最初のレコードからは、S_0001の単語ブロックは主語(Subjective)ブロックのうちの1番目のブロックであり、ブロックに「My mom」が表示されており、ブロックの左側面には締結部が形成されておらず(null)、右側面には矢印形状の締結溝(arr_fまたはarrow_female)が形成されていることが分かる。さらに、ブロックの色は黄色(YまたはYellow)であり、拡張ブロックには「watering the garden」が表示されていることが分かる。
【0060】
同じ方法によって、図5の第2レコードからは、V_0004の単語ブロックは動詞(Verb)ブロックのうちの4番目のブロックであり、ブロックには「knows」が表示されており、ブロックの左側面には矢印形状の締結突起(arr_mまたはarrow_male)が形成されており、右側面にはアルファベット形状の締結突起(alp_mまたはalphabet_male)が形成されていることが分かる。さらに、ブロックの色は青色(BまたはBlue)であり、拡張ブロックは有さない(null)ことが分かる。
【0061】
単語ブロックデータベース110のデータ構造はどのような方式によって実現されても問題ない。具体的な例として、単語ブロックデータベース110の各レコードは配列(array)構造で実現されてもよく、連結リスト(linked list)構造で実現されてもよい。
【0062】
一方、単語ブロックデータベース110を構成する各レコードはオブジェクト(objectives)の形態でコーディングされてもよい。単語ブロックのオブジェクトは下記のような擬似コード(pseudo code)で定義されてもよい。
オブジェクト voca_block={
string block_id;
string vocabulary;
string left;
string right;
char colour;
string ext_phrase;
int *voca_block;
}
【0063】
図5の単語ブロックデータベース110および前記オブジェクトコードは単語ブロックをプログラムで実現するための一例に過ぎず、本発明の技術分野に属する通常の知識を有する者であれば、プログラム言語とデータ構造が異なっても本発明の単語ブロックを容易に実現することができる。
【0064】
次に、音声ファイルデータベース120には、単語ブロックデータベース110の単語フィールド110−2および拡張修飾句フィールド110−6に格納された単語または修飾句に対する音声ファイルが格納される。音声ファイルはネーティブスピーカーのナレーションを録音してデジタル化したものであって、wav、mp3、datなどの多様な拡張子で格納されてもよい。
【0065】
図6は音声ファイルデータベース120の構成に対する一例を示す図である。
【0066】
図6の音声ファイルデータベース120は、ブロック識別子(block_id)フィールド120−1、単語(vocabulary)フィールド120−2、拡張修飾句(ext_phrase)フィールド120−3のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0067】
ブロック識別子(block_id)フィールド120−1は図5のブロック識別子(block_id)フィールド110−1と同じように構成されてもよく、関係型データベース方式を用いてプログラミングするとき、基本キー(primary key)の役割を担当してもよい。
【0068】
図6の例において、S_0001単語ブロックの音声ファイルデータベース120の単語フィールド120−2には図5の単語フィールド110−2に格納された「My mom」に対応して「My mom.wav」の音声ファイルが格納され、音声ファイルデータベース120の拡張修飾句フィールド120−3には図5の拡張修飾句フィールド110−6に格納された「watering the garden」に対応して「watering the garden.wav」の音声ファイルが格納される。
【0069】
図5および図6は単語ブロックデータベース110と音声ファイルデータベース120が別途に実現される例を示しているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、1つのデータベース110または120がすべての構成フィールド110−1〜110−6、120−1〜120−3を含むように構成してもよい。
【0070】
次に、UIモジュール200について詳察する。
【0071】
UIモジュール200は、複数の単語ブロックのうちから主語ブロック、動詞ブロック、および目的語ブロックがユーザから選択される段階と、前記動詞ブロックと前記主語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合する段階と、前記結合したブロックの動詞ブロックの部分と前記目的語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合して全体的に1つの文章を完成する段階とを基本的に実行する。
【0072】
また、前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記動詞ブロックと前記主語ブロックの結合部位が延長しながらその延長部分に前記主語の修飾句を出力する段階と、前記動詞ブロックと前記目的語ブロックの結合部位が延長しながらその延長部分に前記目的語の修飾句を出力する段階のうちの少なくとも1つを追加で実行してもよい。
【0073】
さらに、前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記完成した文章を音声で出力する段階を追加で実行してもよい。
【0074】
以上の機能を実行するために、UIモジュール200は具体的に次のように構成されてもよい。
【0075】
すなわち、図4の例において、UIモジュール200は、画面構成モジュール(composition module)210、ブロック選択モジュール(selection module)220、ブロック結合モジュール(combine module)230、文章拡張モジュール(extention module)240、リーディングモジュール(reading module)250のうちの少なくとも1つを含んで構成される。
【0076】
画面構成モジュール210は、言語学習プログラムの実行画面を構成する各要素を生成して画面に出力する。例えば、画面構成モジュール210は、言語学習プログラムが最初に実行されることに応じて画面にウィンドウフレーム(window frame)を構成し、ウィンドウフレームの上端に所定のメニューバー(menu bar)を配置してもよい。ここで、ウィンドウフレームは、言語学習プログラムを他のプログラムと区分するための基本ツールであり、メニューバーにはブロック検索(search)/ブロック拡張(extention)/文章読み取り(reading)のうちの少なくとも1つのメニューが備えられる。
【0077】
ブロック選択モジュール220は、ユーザが複数の単語ブロックのうちから所望するブロックを選択することができるように、所定のブロック選択UIを提供する。
【0078】
一例のブロック選択UIは、学習段階別に予め指定しておいた単語ブロックを任意の順序および位置に画面に出力し、ユーザが特定単語ブロックをドラッグ(drag)して他の単語にドロップ(drop)する方式によって2つの単語ブロックを選択するように支援してもよい。
【0079】
他の一例のブロック選択UIは、画面に羅列することができる単語ブロックの数が制約的であるという点を勘案し、ユーザが選択しようとする単語(または単語の一部)を所定の入力ウィンドウに入力して検索ボタンをクリックすれば、検索された単語と正確にマッチングする単語ブロックを画面に表示したり、検索された単語と関連する単語ブロックを画面に表示する。ここで、ユーザはメニューバーのブロック検索(search)メニューを選択することによって前記入力ウィンドウを画面に出してもよい。
【0080】
また、前記「検索単語と関連する単語ブロック」とは、検索単語を含む語句が表示されたり、検索単語の類似単語が表示される単語ブロックを意味する。具体的な例として、ユーザが「know」を入力して検索した場合、「know」、「knows」、「knowledge」、「knowed」が表示された単語ブロックが一度に選択待機状態として画面に羅列されてもよい。
【0081】
ブロック結合モジュール230は、ユーザによって選択された第1単語ブロックと結合対象の第2単語ブロックが互いに結合可能であるかを判断し、結合可能な場合には2つのブロックが結合した形状を画面に出力する。もし結合が不可能な場合であれば、2つのブロックを互いに離隔させて画面に出力する。ここで、2つのブロックが互いに結合可能な場合には、第1単語ブロックを第2単語ブロックの近くにドロップしても、2つのブロックの間に磁石の引力が作用するように自動的に第2ブロックに結合するようにUIを実現し、互いに結合が不可能な場合には、第1単語ブロックと第2単語ブロックの間に磁石の斥力が作用するように互いに相手を引き離すようにUIを実現してもよい。
【0082】
ブロック結合モジュール230は、第1単語ブロックと第2単語ブロックが互いに結合可能であるかを判断するために、単語ブロックデータベース110を利用する。
【0083】
例えば、画面に図5のレコードに相応する単語ブロックが羅列されているとき、ユーザが第1単語ブロックとしてS_0001を選択し、第2単語ブロックとしてV_0004を選択すると仮定する。S_0001のブロック右側面フィールド110−4はarrow_fであり、V_0004のブロック左側面フィールド110−3はarrow_mであるため、ブロック結合モジュール230は、2つのフィールド110−3、110−4の値をパッシングして下ハイホン(「_」)前端の単語が一致し、下ハイホン(「_」)後端がmとfであるブロックペアは互いに結合が可能であると予めプログラムされているため、S_0001の単語ブロックとV_0004の単語ブロックは結合可能であると判断する。
【0084】
もし、ユーザが第1単語ブロックとしてS_0001を選択し、第2単語ブロックとしてO_0013を選択した場合、S_0001のブロック右側面フィールド110−4はarrow_fであり、O_0013のブロック左側面フィールド110−3はalp_fであるため、2つのフィールド110−3、110−4値の下ハイホン(「_」)前端の単語が互いに一致しない。したがって、ブロック結合モジュール230は、S_0001の単語ブロックとO_0013の単語ブロックの結合が不可能であると判断する。
【0085】
文章拡張モジュール240は、単語ブロックの結合によって1つの文章が完成したり一部の文章が完成した場合、ユーザの選択によって主語ブロックまたは目的語ブロックを延長することにより、主語または目的語の修飾句がさらに追加された文章を構成するためのアルゴリズムおよびUIを提供する。
【0086】
ユーザは、マウスで拡張対象の単語ブロックをクリックした後に前記メニューバーのブロック拡張(extention)メニューを選択する方法、または拡張対象単語ブロックでマウスの右側クリックによって繰り広げられるスライディングメニューのうちからブロック拡張(extention)メニューを選択する方法、または拡張対象単語ブロックの一部位にボタン形状で設けられたブロック拡張(extention)メニューを選択する方法などによって該当する単語ブロックを拡張してもよく、拡張した部分には該当する単語ブロックの単語を修飾する文句が表示される。
【0087】
言い換えれば、文章拡張モジュール240は、拡張対象の単語ブロックが決定されてブロック拡張(extention)メニューが選択されれば、単語ブロックデータベース110から前記決定されたブロックの単語に相応する拡張修飾句を検索し、画面に前記単語ブロックが拡張した様子を出力しながら、その拡張した部分に前記検索された拡張修飾句を表示する。
【0088】
具体的な例として、図3aに示す主語ブロックS10の右側下端面にはブロック拡張のためのボタンS10−1が備えられており、ユーザがそのブロック拡張ボタンS10−1をクリックする瞬間、主語ブロックS10の右側がスライド形態によって拡張しながら「My mom」を修飾する文句である「watering the garden」が現れる。もちろん、図3aの主語ブロックS10が3Dでなく2Dで表現される場合、ブロック拡張ボタンS10−1の代わりに矢印形状の締結部をクリックするように実現してもよく、その他にも当業者であれば多様な方式によって変形してブロック拡張ボタンS10−1を実現できるであろう。
【0089】
リーディングモジュール250は、単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、ユーザの選択によって前記完成した文章を音声で出力するアルゴリズムとUIを提供する。
【0090】
ユーザは、前記メニューバーの文章読み取り(reading)メニューを選択する方法、または完成した単語ブロックのうちの任意の単語ブロック上でマウスの右側クリックによって繰り広げられるスライディングメニューのうちから文章読み取り(reading)メニューを選択する方法、または動詞ブロックの一部位にボタン形状で設けられた文章読み取り(reading)メニューを選択する方法などにより、前記完成した文章に対するナレーションを音声で再生して聞いてもよい。
【0091】
言い換えれば、リーディングモジュール250は、文章が完成して文章読み取り(reading)メニューが選択されれば、単語ブロックデータベース110から前記完成した文章の単語ブロックに表示された主語、動詞、目的語のブロック識別子を検索し、音声ファイルデータベース120から前記検索されたブロック識別子とマッチングしている音声ファイルを検索した後、前記検索された音声ファイルをローカルディスクから呼び出して単語ブロックの結合順に連続して再生する。このとき、前記完成した文字の個別単語を自然に連結して再生するために、所定のバッファリング技術が用いられてもよい。
【0092】
具体的な例として、図3bに示すように、2度のブロック拡張によって「My mom/watering the garden/knows/a boy/who likes sports」の文章が完成したとき、ユーザが動詞ブロックV10の下端面に設けられた文章読み取りボタンV10−1をクリックすれば、リーディングモジュール250は音声ファイルデータベース120から「My mom.wav、watering the garden.wav、knows.wav、a boy.wav、who likes sports.wav」ファイルを読み取って順に連続して再生する。
【0093】
以上の説明において、単語ブロック10に表示される語句としてそれぞれ「My mom」、「watering the garden」、「knows」、「a boy」、「who likes sports」などを例示したが、これは一例に過ぎず、主語、動詞、目的語として他の単語または語句が多様に用いられてもよいことは自明である。ユーザは複数の主語ブロック、動詞ブロック、目的語ブロックのうちから任意のブロックを選択して文章を修飾するが、締結部が合うブロックで文章を完成することによって他の言語の文法を覚えることができる。
【0094】
また、以上の説明において、単語ブロック10の締結部12として矢印形状、台形形状、楕円形状の実現例について言及したが、当業者であれば締結部12に多様なテーマを応用して適用することが可能である。図7a〜図7dは締結部12に適用される多様なテーマの例を示す図である。具体的に、図7aはアルファベット形状の締結部12を示し、図7bはハングル形状の締結部12を示し、図7cは事物形状(一例として自動車)の締結部12を示し、図7dは動物形状(一例としてウサギ)の締結部12を示す。
【0095】
さらに、以上では、本体の左側および右側に突出形状の締結部が形成される動詞ブロックV10と、本体の右側に締結溝形状の締結部が形成される主語ブロックS10と、本体の左側に締結溝形状の締結部が形成される目的語ブロックO10を例示して説明したが、本発明の実施形態に用いられる単語ブロックはその他の形状に変形して用いてもよい。
【0096】
すなわち、単語ブロックに対する1つの変形例として、本体の左側および右側に締結溝形状の締結部が形成される動詞ブロック(図示せず)と、本体の右側に突出形状の締結部が形成される主語ブロック(図示せず)と、本体の左側に突出形状の締結部が形成される目的語ブロック(図示せず)が用いられてもよい。
【0097】
単語ブロックの他の変形例として、本体の一側には突出形状で形成されて他の一側には締結溝形状で形成される締結部を備えた動詞ブロック(図示せず)と、本体の右側に前記動詞ブロックと締結するための所定の締結溝形状および所定の突出形状のうちのいずれか1つで形成される締結部を備えた主語ブロック(図示せず)と、本体の左側に前記動詞ブロックと締結するための所定の締結溝形状および所定の突出形状のうちのいずれか1つで形成される締結部を備えた目的語ブロック(図示せず)が用いられてもよい。
【0098】
一方、以上では、主語+動詞+目的語形式の文章を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、主語+動詞、主語+動詞+主格補語、主語+動詞+間接目的語+直接目的語、主語+動詞+目的語+目的格補語などの形式からなる文章にも同じ原理で拡張して適用してもよい。
【0099】
本発明の言語学習プログラムは固定型のデスクトップ(desktop)コンピュータで実行されてもよく、移動型のモバイル端末で実行されてもよい。ここで「モバイル端末」とは、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートホン(smart phone)、PCフォン(PC phone)、PMP(Personal Multimedia Player)、およびノートパソコン(Notebook)のうちのいずれか1つであってもよく、特にスマートオフォンで実行されるアプリ(App)の1つとして実現されてもよい。
【0100】
また、本発明の言語学習プログラムは、ユーザの端末器に設置されて実行されるアプリケーション基盤(application base)のプログラムで実現されてもよく、所定のウェブアプリケーションサーバ(図示せず)に設置されてユーザの接続によって実行されるウェブ基盤(web base)のプログラムで実現されてもよい。
【0101】
特に後者の場合、前記言語学習プログラムはウェブ環境に適合するようにCGI、JAVA(登録商標)、NET、ASP、PHPなどのウェブ基盤のプログラミング言語でコーディングされ、ユーザのクライアント端末器(図示せず)には前記言語学習プログラムを駆動するためのウェブブラウザ(例えば、Internet Explorer、FireFox、Chromeなど)とウェブブラウザで向上したマルチメディア効果を実行するためのアドインプログラム(例えば、Flash、ActiveX、COMなど)が設置される。また、ユーザはウェブ基盤の言語学習プログラムを利用するために前記ウェブアプリケーションサーバに会員として加入し、プログラムを使用するたびに所定のログイン手順を経て会員認証を受けてもよい。
<文章学習用ブロック>
【0102】
図8は本発明に係る文章学習用ブロックを示す斜視図であり、図9a〜図9cは各ブロックのハウジング構造を示す分解斜視図である。
【0103】
図8の文章学習用ブロックB10は、外観上、図1の形状とほぼ類似している。
【0104】
すなわち、図8の実施形態において、単語ブロック(vocabulary block)B10は、単語が表示される本体B11と、他の単語ブロックとの結合のために本体B11の側面に形成される締結部B12とを含んで構成され、締結部B12は単語ブロックの種類に応じて本体B11の一側面または両側面に形成されてもよい。
【0105】
また、単語ブロックB10の本体B11に表示される「単語」は単純な1つの単語であってもよいが、冠詞と単語または形容詞と単語が結合した語句(phrase)であってもよい。また、単語の原形に複数、呼称、または性別などを表示する接尾辞または接頭辞が結合した形態であってもよい。
【0106】
一方、図8以下の実施形態において、単語ブロックB10は、主語(subject)ブロックB20、動詞(verb)ブロックB30、および目的語(objective)ブロックB40に大別されると仮定する。
【0107】
主語ブロックB20は、直六面体形状の本体B21に所定の主語区が表示され、第1形状の締結溝で形成された締結部B22が本体B21の右側に備えられる。主語ブロックB20の本体B21および締結部B22は、図9aのように上部ハウジングB20_Hと下部ハウジングB20_Lを結合して完成する構造で実現されてもよく、図示してはいないが一体型の単一ハウジングで実現されてもよい。
【0108】
主語ブロックB20の本体B21は、その左側に位置した角部をラウンド処理することにより、このブロックが文章の始まりであることを暗示するように実現してもよい。図8では、主語ブロックB20の本体B21に「My mom」という語句が一例として表示され、締結部B22として矢印形状の締結溝が一例として形成される。
【0109】
動詞ブロックB30は、直六面体形状の本体B31に所定の動詞句が表示され、第1形状の締結突起で形成された締結部B32が本体B31の左側に備えられ、第2形状の締結突起で形成された締結部B32が本体B31の右側に備えられる。動詞ブロックB30の本体B31および締結部B32は、図9bのように上部ハウジングB30_Hと下部ハウジングB30_Lを結合して完成する構造で実現されてもよく、図示してはいないが一体型の単一ハウジングで実現されてもよい。
【0110】
図8では、動詞ブロックB30の本体B31に「knows」という語句が一例として表示され、左側締結部B32には矢印形状の締結突起が形成され、右側締結部B32には台形形状の締結突起が形成される。
【0111】
また、目的語ブロックB40は、直六面体形状の本体B41に所定の目的語句が表示され、第2形状の締結溝で形成された締結部B42が本体B41の左側に備えられる。目的語ブロックB40の本体B41および締結部B42は、図9cのように上部ハウジングB40_Hと下部ハウジングB40_Lを結合して完成する構造で実現されてもよく、図示してはいないが一体型の単一ハウジングで実現されてもよい。
【0112】
目的語ブロックB40の本体B41は、その右側に位置した角部をラウンド処理することにより、このブロックが文章の終わりであることを暗示するように実現してもよい。図8では、目的語ブロックB40の本体B41に「a boy」という語句が一例として表示され、締結部B42には台形形状の締結溝が形成される。
【0113】
一方、図8の実物ブロックB20、B30、B40には、図1のブロックイメージに比べて次の構成がさらに含まれてもよい。
【0114】
すなわち、主語ブロックB20の締結部B22には、他のブロックが締結部B22に挿入するときに他のブロックと電気的に連結するための電気接点B23と、他のブロックが締結部B22に完全に挿入して締結が完了したか否かを感知するための締結感知センサB24のうちの少なくとも1つがさらに備えられてもよい。
【0115】
動詞ブロックB30の両側締結部B32には、締結部B22が他のブロックに挿入するときに他のブロックと電気的に連結するための電気接点B33がさらなる備えられてもよい。また、動詞ブロックB30の本体B31には、結合が完了したか否かを特殊音で出力したり、ブロックの結合によって完成した文章を音声で出力するための内装スピーカB36がさらに内蔵されてもよい。
【0116】
目的語ブロックB40の締結部B42には、他のブロックが締結部B42に挿入するときに他のブロックと電気的に連結するための電気接点B43と、他のブロックが締結部B42に完全に挿入して締結が完了したか否かを感知するための締結感知センサB44のうちの少なくとも1つがさらに含まれてもよい。
【0117】
文章学習用ブロックに対する前記2種類の実施形態において、主語ブロックB20、動詞ブロックB30、および目的語ブロックB40のうちの少なくとも1つには、動詞ブロックB30の内装スピーカB36を駆動するための駆動ボタン(図8に図示せず)がさらに備えられてもよい。前記駆動ボタンが押されるたびに、ブロックの結合によって完成した文章の音声データが反復して出力される。
【0118】
一方、図3a〜図3cを参照しながら上述したものと同じ原理により、実物の文章学習用ブロックに対する前記2種類の実施形態においても、主語句または目的語句に含まれている名詞を説明する修飾語句を拡張してもよい。すなわち、主語ブロックB20、動詞ブロックB30、および目的語ブロックB40が結合した状態で主語ブロックB20を繰り広げれば主語の拡張ブロックB20_exが現れ、目的語ブロックB40を繰り広げれば目的語の拡張ブロックB40_exが現れるように実現してもよい。
【0119】
図10aおよび図10bは主語拡張ブロックB20_exと目的語拡張ブロックB40_exのハウジング構造を示す分解斜視図であり、図11は図3bのように拡張した文章のブロック結合構造を示す分解斜視図である。
【0120】
図10aに示すように、主語拡張ブロックB20_exは、上部ハウジングB20_exHと下部ハウジングB20_exLの結合によって構成されてもよい。ここで、2つのハウジングB20_exH、B20_exLの左側面の両側には、主語ブロックB20からの拡張時に主語ブロックB20における離脱を防ぐための係止突起B20_exH1、B20_exL1を形成することができる。さらに、2つのハウジングB20_exH、B20_exLの上下断面には、主語ブロックB20から一直線に引き出しおよび引き入れされるためのスライディング溝B20_exH2、B20_exL2を形成することができる。
【0121】
これに対応し、図9aに示すように、主語ブロックの上部ハウジングB20_Hの右側面両側の内側には係止突起B20_exH1、B20_exL1の離脱を防ぐための係止ステップB20_H1、B20_L1を形成することができ、2つのハウジングB20_H、B20_Lの上下断面内側にはスライディング溝B20_exH2、B20_exL2に合わせて主語拡張ブロックB20_exを一直線に誘導するためのスライディングレール(上部ハウジングのスライディングレールは図示しない)B20_L2を形成することができる。
【0122】
また、図10bに示すように、目的語拡張ブロックB40_exは、上部ハウジングB40_exHと下部ハウジングB40_exLの結合によって構成されてもよい。ここで、2つのハウジングB40_exH、B40_exLの左側面両側には、目的語ブロックB40からの拡張時に目的語ブロックB40における離脱を防ぐための係止突起B40_exH1、B40_exL1を形成することができる。さらに、2つのハウジングB40_exH、B40_exLの上下断面には、目的語ブロックB40から一直線に引き出しおよび引き入れされるためのスライディング溝B40_exH2、B40_exL2を形成することができる。
【0123】
これに対応し、図9cに示すように、目的語ブロックの上部ハウジングB40_Hの右側面両側の内側には係止突起B40_exH1、B40_exL1の離脱を防ぐための係止ステップB40_H1、B40_L1が形成され、2つのハウジングB40_H、B40_Lの上下断面内側にはスライディング溝B40_exH2、B40_exL2に合わせて目的語拡張ブロックB40_exを一直線に誘導するためのスライディングレール(上部ハウジングのスライディングレールは図示しない)B40_L2が形成される。
【0124】
以上のように、図9a〜図9cの単語ブロックB20〜B40と拡張ブロックB20_ex〜B40_exの結合によって文章が拡張した場合に対する上部ハウジングB20_exH〜B40_exHと下部ハウジングB20_exL〜B40_exLの結合構造は図11のとおりである。
【0125】
一方、動詞ブロックB30が内装スピーカB36によって完成した文章の音声データを再生する方式により、多様に変形した実施形態が提示されてもよい。
【0126】
第1実施形態として、主語ブロックB20と動詞ブロックB30と目的語ブロックB40が結合して1つの文章が完成した場合、動詞ブロックB30は主語ブロックB20および目的語ブロックB40からそれぞれブロックIDの提供を受け、該当するIDにマッチングする音声データを自身のメモリから呼び出し、呼び出した3つの音声データを主語+動詞+目的語の順に再生する。図12〜図14は第1実施形態の実現のための主語ブロックB20、目的語ブロックB40、および動詞ブロックB30の構成を示すブロック図である。
【0127】
図12に示すように、主語ブロックB20には、そのブロックのIDを格納するメモリB20C_2と、前記格納されたブロックIDを動詞ブロックB30に送信するコントローラB20C_1とを含む制御基板B20Cが内蔵されてもよい。コントローラB20C_1は、締結感知センサB24に締結完了が感知されるときに前記ブロックIDを動詞ブロックB30に送信してもよく、動詞ブロックB30から電気接点B23を介して電源が供給されるときに前記ブロックIDを動詞ブロックB30に送信してもよい。
【0128】
また、図13に示すように、目的語ブロックB40には、そのブロックのIDを格納するメモリB40C_2と、前記格納されたブロックIDを動詞ブロックB30に送信するコントローラB40C_1とを含む制御基板B40Cが内蔵されてもよい。コントローラB40C_1は、締結感知センサB24に締結完了が感知されるときに前記ブロックIDを動詞ブロックB30に送信してもよく、動詞ブロックB30から電気接点B23を介して電源が供給されるときに前記ブロックIDを動詞ブロックB30に送信してもよい。
【0129】
また、図14に示すように、動詞ブロックB30には、自身のブロックID(動詞ブロックID)と、複数の主語ブロックIDおよび複数の目的語ブロックIDを格納して各IDにマッチングする音声データを格納するメモリB30C_2と、主語ブロックB20および目的語ブロックB40から電気接点B33を介してブロックIDが受信されれば、メモリB30C_2から各IDにマッチングする音声データを呼び出して所定の順に連続して再生するコントローラB30C_1と、コントローラB30C_1で再生される音声信号を所定の大きさに増幅して内装スピーカB36に送信するアンプB30C_3と、電気接点B33を介して主語ブロックB20および目的語ブロックB40に電源を供給する電源部B30C_4とを含む制御基板B30Cが内蔵されてもよい。
【0130】
動詞ブロックのコントローラB30_2は、主語ブロックB20および目的語ブロックB40からブロックIDがすべて受信されるとき、前記ブロックB20、B30、B40の結合によって完成した文章を音声で1回出力する。さらに、主語ブロックB20、動詞ブロックB30、および目的語ブロックB40のうちの少なくとも1つに備えられた駆動ボタン(図示せず)の押しが感知されるたびに、前記ブロックB20、B30、B40の結合によって完成した文章を反復して音声で出力してもよい。
【0131】
第2実施形態として、主語ブロックB20と動詞ブロックB30と目的語ブロックB40が結合して1つの文章が完成した場合、動詞ブロックB30は主語ブロックB20および目的語ブロックB40にそれぞれの音声データを要請して送信を受け、送信された2つの音声データに自身の音声データを追加して主語+動詞+目的語の順に再生する。第2実施形態に対する主語ブロックB20、動詞ブロックB30、および目的語ブロックB40の構成に対する名称は第1実施形態と同じであるため、ここでは別途の図面を添付せずに図12〜図14を参照しながら説明する。
【0132】
動詞ブロックB30の制御基板B30Cは、コントローラB30C_1、メモリB30C_2、アンプB30C_3、および電源部B30C_4を含んで構成されてもよい。
【0133】
コントローラB30C_1は、所定の条件が満たされれば、他のブロック(主語ブロックおよび目的語メモリブロック)から主語データおよび目的語データを呼び出し、メモリB30C_2から動詞データを呼び出して順に再生する。再生された音声信号はアンプB30C_3によって増幅され、内装スピーカB36によって出力される。
【0134】
ここで、所定の条件とは、主語ブロックB20および目的語ブロックB40から締結感知信号がすべて受信された場合を挙げてもよい。すなわち、主語ブロックB20および目的語ブロックB40が動詞ブロックB30にすべて締結して完全な文章が完成すれば、その完成した文章が自動的に音声出力されるのである。
【0135】
他の例の所定の条件として、主語ブロックB20、動詞ブロックB30、および目的語ブロックB40のうちの少なくとも1つに備えられた駆動ボタン(図示せず)が押された場合を挙げてもよい。すなわち、単語ブロックB20〜B40のうちの少なくとも1つに備えられた駆動ボタンを押すたびに、前記完成した文章が反復して音声出力される。
【0136】
電源部B30C_4は、主語ブロックB20の各構成(メモリ、コントローラ、アンプなど)に電源を供給するだけでなく、電気接点B33に連結した他のブロックB20、B40にも同時に電源を供給する。ただし、これは一実施形態に過ぎず、各単語ブロックB20、B30、B40ごとに個別に電源部が備えられてもよい。
【0137】
次に、図13bに示すように、主語ブロックB20の制御基板B20Cは、コントローラB20C_1およびメモリB20C_2を含んで構成されてもよい。
【0138】
コントローラB20C_1は、主語ブロックB20が動詞ブロックB30に締結完了して締結感知センサB24から締結完了信号が発生すれば、締結完了信号とメモリB20C_2の主語データを電気接点B23を介して動詞ブロックB30のコントローラB30C_1に送信する。変形した実施形態として、コントローラB20C_1は、締結感知センサB24から締結完了信号が発生すれば、締結完了信号をまず動詞ブロックB30のコントローラB30C_1に送信し、動詞ブロックB30のコントローラB30C_1で主語データの要請があるときにメモリB20C_2の主語データを再度送信してもよい。
【0139】
次に、目的語ブロックB40の制御基板B40Cは、コントローラB40C_1およびメモリB40C_2を含んで構成されてもよい。
【0140】
コントローラB40C_1は、目的語ブロックB40が動詞ブロックB30に締結完了して締結感知センサB44で締結完了信号が発生すれば、締結完了信号とメモリB40C_2の目的語データを電気接点B43を介して動詞ブロックB30のコントローラB30C_1に送信する。変形した実施形態として、コントローラB40C_1は、締結感知センサB44で締結完了信号が発生すれば、締結完了信号をまず動詞ブロックB30のコントローラB30C_1に送信し、動詞ブロックB30のコントローラB30C_1で目的語データの要請があるときにメモリB40C_2の目的語データを再度送信してもよい。
【0141】
一方、文章学習用ブロックに対する前記2種類の実施形態において、前記第1形状の締結突起と前記第2形状の締結突起は互いに異なる形状で実現されたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、同じ形状で実現してもよい。
【0142】
後者の場合、動詞ブロックB30上面の両端には、2つの色で発光する発光ダイオードB35がさらに装着されてもよい。第1形状の締結突起と第2形状の締結突起が同じであれば、ユーザはブロックの締結では文章の文法が正しいか否かを区別することができないため、発光ダイオードB35の色によって正しい文章であるか否かを識別することができる。
【0143】
このために、動詞ブロックB30の制御基板は、動詞ブロックB30に結合した主語ブロックB20の単語または主語句が動詞ブロックB30の単語または動詞句と文法上で適合する場合と適合しない場合を区分し、左側端の発光ダイオードB35が互いに異なる色で発光するように制御する。また、動詞ブロックB40の制御基板は、動詞ブロックB30に結合した目的語ブロックB40の単語または主語句が動詞ブロックB40の単語または動詞句と文法上で適合する場合と適合しない場合を区分し、左側端の発光ダイオードB45が互いに異なる色で発光するように制御する。ここで、ブロックの結合が文法上で正しい場合には該当する側の発光ダイオードB35が緑色で発光し、ブロックの結合が文法上で正しくない場合には該当する側の発光ダイオードB35が赤色で発光するように実現することが好ましい。
【0144】
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されるものではなく、添付する特許請求の範囲で定義する本発明の基本概念を用いた当業者の多様な変形および改良形態も本発明の権利範囲に属する。
【符号の説明】
【0145】
10:単語ブロック
S10:主語ブロック
V10:動詞ブロック
O10:目的語ブロック
11:本体
12:締結部
110:単語ブロックデータベース
120:音声ファイルデータベース
200:ユーザインターフェースモジュール
210:画面構成モジュール
220:ブロック選択モジュール
230:ブロック結合モジュール
240:文章拡張モジュール
250:リーディングモジュール
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の単語ブロックを格納する単語ブロックデータベース;および
前記複数の単語ブロックのうちから主語ブロック、動詞ブロック、および目的語ブロックが選択される段階と、前記動詞ブロックと前記主語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合する段階と、前記結合したブロックの動詞ブロック部分と前記目的語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合して全体的に1つの文章を完成する段階とを実行するユーザインターフェースモジュールを含む言語学習プログラム;
を格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項2】
前記単語ブロックは、
単語や語句が表示される本体と、
他の単語ブロックとの結合のために前記本体の側面に形成される締結部を含む形状で表示されることを特徴とする請求項1に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項3】
前記動詞ブロックの締結部は本体の左側および右側に所定の突出形状で形成され、
前記主語ブロックの締結部は本体の右側に所定の締結溝形状で形成され、
前記目的語ブロックの締結部は本体の左側に所定の締結溝形状で形成されることを特徴とする請求項2に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項4】
前記動詞ブロックの締結部は本体の左側および右側に所定の締結溝形状で形成され、
前記主語ブロックの締結部は本体の右側に所定の突出形状で形成され、
前記目的語ブロックの締結部は本体の左側に所定の突出形状で形成されることを特徴とする請求項2に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項5】
前記動詞ブロックの締結部は本体の一側に所定の突出形状で形成され、他の一側には所定の締結溝形状で形成され、
前記主語ブロックの締結部は本体の右側に前記動詞ブロックと締結するための所定の締結溝形状および所定の突出形状のうちのいずれか1つで形成され、
前記目的語ブロックの締結部は本体の左側に前記動詞ブロックと締結するための所定の締結溝形状および所定の突出形状のうちのいずれか1つで形成されることを特徴とする請求項2に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項6】
前記動詞ブロックの単語と前記主語ブロックの単語が文法的に正しい場合、前記動詞ブロックと前記主語ブロックは互いに適合する雄雌形状で締結し、
前記動詞ブロックの単語と前記目的語ブロックの単語が文法的に正しい場合、前記動詞ブロックと前記目的語ブロックは締結部は互いに適合する雄雌形状で締結することを特徴とする請求項3〜5のうちのいずれか一項に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項7】
前記ユーザインターフェースモジュールは、
前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記完成した文章を音声で出力する段階をさらに実行することを特徴とする請求項1に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項8】
前記音声出力は、
前記動詞ブロックの一部位に設けられた音声出力メニューが選択されることによって実行されることを特徴とする請求項7に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項9】
前記ユーザインターフェースモジュールは、
前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記動詞ブロックと前記主語ブロックの結合部位が延長しながら、その延長部分に前記主語の修飾句を出力する段階と、前記動詞ブロックと前記目的語ブロックの結合部位が延長しながら、その延長部分に前記目的語の修飾句を出力する段階のうちの少なくとも1つをさらに実行することを特徴とする請求項1に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項10】
前記ユーザインターフェースモジュールは、
前記主語の修飾句が表示された延長部分が再び延長しながら前記主語の修飾句を修飾する第2修飾句が表示された第2延長部分が出力される段階と、前記目的語の修飾句が表示された延長部分が再び延長しながら前記目的語の修飾句を修飾する第3修飾句が表示された第3延長部分が出力される段階のうちの少なくとも1つをさらに実行することを特徴とする請求項9に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項11】
前記単語ブロックデータベースは、
ブロック識別子フィールド、単語フィールド、ブロック左側面フィールド、ブロック右側面フィールド、色フィールド、拡張修飾句フィールドのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項12】
ユーザ端末の要請によって前記言語学習プログラムをインターネットを介して前記ユーザ端末に送信するダウンロードプログラムをさらに格納することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項13】
前記言語学習プログラムはアプリケーション基盤のプログラムで実現されることを特徴とする請求項1または12に記載のコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項14】
前記言語学習プログラムはウェブアプリケーションサーバで駆動するウェブ基盤のプログラムで実現されることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項15】
主語の単語や語句が表示される第1本体と、他の単語ブロックと結合するために前記第1本体の右側に形成される第1締結部を含む主語ブロック;
動詞の単語や語句が表示される第2本体と、他の単語ブロックと結合するために前記第2本体の左側および右側に形成される第2締結部を含む動詞ブロック;および
目的語の単語や語句が表示される第3本体と、他の単語ブロックと結合するために前記第3本体の左側に形成される第3締結部を含む目的語ブロック;
を含む文章学習用ブロック。
【請求項16】
前記主語ブロックの第1締結部は第1形状の締結溝で形成され、
前記動詞ブロックの左側第2締結部は第1形状の締結突起で形成され、
前記動詞ブロックの右側第2締結部は第2形状の締結突起で形成され、
前記目的語ブロックの第3締結部は第2形状の締結溝で形成されることを特徴とする請求項15に記載の文章学習用ブロック。
【請求項17】
前記動詞ブロックの左側第2締結部および右側第2締結部にはそれぞれ前記主語ブロックおよび前記目的語ブロックと電気的に連結するための少なくとも1つの電気接点がさらに備えられることを特徴とする請求項15に記載の文章学習用ブロック。
【請求項18】
前記動詞ブロックは、
音声信号を出力する内装スピーカ;および
前記動詞ブロックのID、複数の主語ブロックID、および複数の目的語ブロックIDを格納し、各ブロックIDにマッチングする音声データを格納するメモリと、前記電気接点を介して前記主語ブロックおよび前記目的語ブロックからブロックIDが受信されれば、前記メモリから各ブロックIDにマッチングする音声データを呼び出して所定の順序で連続して再生するコントローラと、前記コントローラで再生された音声信号を所定の大きさに増幅して前記内装スピーカによって出力するアンプとを備えた制御基板;
をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の文章学習用ブロック。
【請求項19】
前記動詞ブロックは、
前記電気接点を介して前記主語ブロックおよび前記目的語ブロックに電源を供給する電源部をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の文章学習用ブロック。
【請求項20】
前記動詞ブロックには、
音声信号を出力する内装スピーカ;および
前記動詞ブロックの音声データを格納するメモリと、前記電気接点を介して前記主語ブロックおよび前記目的語ブロックの音声データをそれぞれ受信し、前記主語ブロック、前記動詞ブロック、および前記目的語ブロックの音声データを連続して再生するコントローラと、前記コントローラーで再生された音声信号を所定の大きさに増幅して前記内装スピーカによって出力するアンプとを備えた制御基板;
がさらに含まれることを特徴とする請求項17に記載の文章学習用ブロック。
【請求項21】
前記動詞ブロックには、
前記動詞ブロックおよび前記目的語ブロックに電源を供給する電源部がさらに含まれることを特徴とする請求項20に記載の文章学習用ブロック。
【請求項22】
前記主語ブロックの第1締結部および前記目的語ブロックの第3締結部には前記動詞ブロックの締結完了を感知するための締結感知センサがさらに備えられ、
前記動詞ブロックのコントローラは、前記主語ブロックの締結感知センサおよび前記目的語ブロックの締結感知センサからそれぞれ締結完了信号が受信されるときに前記主語ブロック、前記動詞ブロック、および前記目的語ブロックの音声データを順に再生することを特徴とする請求項18または20に記載の文章学習用ブロック。
【請求項23】
前記主語ブロック、前記動詞ブロック、および前記目的語ブロックのうちの少なくとも1つには、ブロック締結によって完成した文章に相応する音声データの再生を開始するための駆動ボタンがさらに備えられ、
前記動詞ブロックのコントローラは、前記駆動ボタンの入力が感知されるたびに、前記主語ブロック、前記動詞ブロック、および前記目的語ブロックの音声データを順に再生することを特徴とする請求項18または20に記載の文章学習用ブロック。
【請求項24】
前記主語ブロックは、前記主語の単語や語句に含まれている名詞の修飾語句が表示され、前記主語ブロックからスライディング方式によって引き出される主語拡張ブロックをさらに内蔵し、
前記目的語ブロックは、前記目的語の単語や語句に含まれている名詞の修飾語句が表示され、前記目的語ブロックからスライディング方式によって引き出される目的語拡張ブロックをさらに内蔵することを特徴とする請求項15に記載の文章学習用ブロック。
【請求項1】
複数の単語ブロックを格納する単語ブロックデータベース;および
前記複数の単語ブロックのうちから主語ブロック、動詞ブロック、および目的語ブロックが選択される段階と、前記動詞ブロックと前記主語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合する段階と、前記結合したブロックの動詞ブロック部分と前記目的語ブロックが結合可能なペアであれば2つのブロックを並べて結合して全体的に1つの文章を完成する段階とを実行するユーザインターフェースモジュールを含む言語学習プログラム;
を格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項2】
前記単語ブロックは、
単語や語句が表示される本体と、
他の単語ブロックとの結合のために前記本体の側面に形成される締結部を含む形状で表示されることを特徴とする請求項1に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項3】
前記動詞ブロックの締結部は本体の左側および右側に所定の突出形状で形成され、
前記主語ブロックの締結部は本体の右側に所定の締結溝形状で形成され、
前記目的語ブロックの締結部は本体の左側に所定の締結溝形状で形成されることを特徴とする請求項2に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項4】
前記動詞ブロックの締結部は本体の左側および右側に所定の締結溝形状で形成され、
前記主語ブロックの締結部は本体の右側に所定の突出形状で形成され、
前記目的語ブロックの締結部は本体の左側に所定の突出形状で形成されることを特徴とする請求項2に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項5】
前記動詞ブロックの締結部は本体の一側に所定の突出形状で形成され、他の一側には所定の締結溝形状で形成され、
前記主語ブロックの締結部は本体の右側に前記動詞ブロックと締結するための所定の締結溝形状および所定の突出形状のうちのいずれか1つで形成され、
前記目的語ブロックの締結部は本体の左側に前記動詞ブロックと締結するための所定の締結溝形状および所定の突出形状のうちのいずれか1つで形成されることを特徴とする請求項2に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項6】
前記動詞ブロックの単語と前記主語ブロックの単語が文法的に正しい場合、前記動詞ブロックと前記主語ブロックは互いに適合する雄雌形状で締結し、
前記動詞ブロックの単語と前記目的語ブロックの単語が文法的に正しい場合、前記動詞ブロックと前記目的語ブロックは締結部は互いに適合する雄雌形状で締結することを特徴とする請求項3〜5のうちのいずれか一項に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項7】
前記ユーザインターフェースモジュールは、
前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記完成した文章を音声で出力する段階をさらに実行することを特徴とする請求項1に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項8】
前記音声出力は、
前記動詞ブロックの一部位に設けられた音声出力メニューが選択されることによって実行されることを特徴とする請求項7に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項9】
前記ユーザインターフェースモジュールは、
前記単語ブロックの結合によって1つの文章が完成した場合、前記動詞ブロックと前記主語ブロックの結合部位が延長しながら、その延長部分に前記主語の修飾句を出力する段階と、前記動詞ブロックと前記目的語ブロックの結合部位が延長しながら、その延長部分に前記目的語の修飾句を出力する段階のうちの少なくとも1つをさらに実行することを特徴とする請求項1に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項10】
前記ユーザインターフェースモジュールは、
前記主語の修飾句が表示された延長部分が再び延長しながら前記主語の修飾句を修飾する第2修飾句が表示された第2延長部分が出力される段階と、前記目的語の修飾句が表示された延長部分が再び延長しながら前記目的語の修飾句を修飾する第3修飾句が表示された第3延長部分が出力される段階のうちの少なくとも1つをさらに実行することを特徴とする請求項9に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項11】
前記単語ブロックデータベースは、
ブロック識別子フィールド、単語フィールド、ブロック左側面フィールド、ブロック右側面フィールド、色フィールド、拡張修飾句フィールドのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の言語学習プログラムを格納するコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項12】
ユーザ端末の要請によって前記言語学習プログラムをインターネットを介して前記ユーザ端末に送信するダウンロードプログラムをさらに格納することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項13】
前記言語学習プログラムはアプリケーション基盤のプログラムで実現されることを特徴とする請求項1または12に記載のコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項14】
前記言語学習プログラムはウェブアプリケーションサーバで駆動するウェブ基盤のプログラムで実現されることを特徴とする請求項1に記載のコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
【請求項15】
主語の単語や語句が表示される第1本体と、他の単語ブロックと結合するために前記第1本体の右側に形成される第1締結部を含む主語ブロック;
動詞の単語や語句が表示される第2本体と、他の単語ブロックと結合するために前記第2本体の左側および右側に形成される第2締結部を含む動詞ブロック;および
目的語の単語や語句が表示される第3本体と、他の単語ブロックと結合するために前記第3本体の左側に形成される第3締結部を含む目的語ブロック;
を含む文章学習用ブロック。
【請求項16】
前記主語ブロックの第1締結部は第1形状の締結溝で形成され、
前記動詞ブロックの左側第2締結部は第1形状の締結突起で形成され、
前記動詞ブロックの右側第2締結部は第2形状の締結突起で形成され、
前記目的語ブロックの第3締結部は第2形状の締結溝で形成されることを特徴とする請求項15に記載の文章学習用ブロック。
【請求項17】
前記動詞ブロックの左側第2締結部および右側第2締結部にはそれぞれ前記主語ブロックおよび前記目的語ブロックと電気的に連結するための少なくとも1つの電気接点がさらに備えられることを特徴とする請求項15に記載の文章学習用ブロック。
【請求項18】
前記動詞ブロックは、
音声信号を出力する内装スピーカ;および
前記動詞ブロックのID、複数の主語ブロックID、および複数の目的語ブロックIDを格納し、各ブロックIDにマッチングする音声データを格納するメモリと、前記電気接点を介して前記主語ブロックおよび前記目的語ブロックからブロックIDが受信されれば、前記メモリから各ブロックIDにマッチングする音声データを呼び出して所定の順序で連続して再生するコントローラと、前記コントローラで再生された音声信号を所定の大きさに増幅して前記内装スピーカによって出力するアンプとを備えた制御基板;
をさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の文章学習用ブロック。
【請求項19】
前記動詞ブロックは、
前記電気接点を介して前記主語ブロックおよび前記目的語ブロックに電源を供給する電源部をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の文章学習用ブロック。
【請求項20】
前記動詞ブロックには、
音声信号を出力する内装スピーカ;および
前記動詞ブロックの音声データを格納するメモリと、前記電気接点を介して前記主語ブロックおよび前記目的語ブロックの音声データをそれぞれ受信し、前記主語ブロック、前記動詞ブロック、および前記目的語ブロックの音声データを連続して再生するコントローラと、前記コントローラーで再生された音声信号を所定の大きさに増幅して前記内装スピーカによって出力するアンプとを備えた制御基板;
がさらに含まれることを特徴とする請求項17に記載の文章学習用ブロック。
【請求項21】
前記動詞ブロックには、
前記動詞ブロックおよび前記目的語ブロックに電源を供給する電源部がさらに含まれることを特徴とする請求項20に記載の文章学習用ブロック。
【請求項22】
前記主語ブロックの第1締結部および前記目的語ブロックの第3締結部には前記動詞ブロックの締結完了を感知するための締結感知センサがさらに備えられ、
前記動詞ブロックのコントローラは、前記主語ブロックの締結感知センサおよび前記目的語ブロックの締結感知センサからそれぞれ締結完了信号が受信されるときに前記主語ブロック、前記動詞ブロック、および前記目的語ブロックの音声データを順に再生することを特徴とする請求項18または20に記載の文章学習用ブロック。
【請求項23】
前記主語ブロック、前記動詞ブロック、および前記目的語ブロックのうちの少なくとも1つには、ブロック締結によって完成した文章に相応する音声データの再生を開始するための駆動ボタンがさらに備えられ、
前記動詞ブロックのコントローラは、前記駆動ボタンの入力が感知されるたびに、前記主語ブロック、前記動詞ブロック、および前記目的語ブロックの音声データを順に再生することを特徴とする請求項18または20に記載の文章学習用ブロック。
【請求項24】
前記主語ブロックは、前記主語の単語や語句に含まれている名詞の修飾語句が表示され、前記主語ブロックからスライディング方式によって引き出される主語拡張ブロックをさらに内蔵し、
前記目的語ブロックは、前記目的語の単語や語句に含まれている名詞の修飾語句が表示され、前記目的語ブロックからスライディング方式によって引き出される目的語拡張ブロックをさらに内蔵することを特徴とする請求項15に記載の文章学習用ブロック。
【図1】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図2d】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7a】
【図7b】
【図7c】
【図7d】
【図8】
【図9a】
【図9b】
【図9c】
【図10a】
【図10b】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2a】
【図2b】
【図2c】
【図2d】
【図3a】
【図3b】
【図3c】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7a】
【図7b】
【図7c】
【図7d】
【図8】
【図9a】
【図9b】
【図9c】
【図10a】
【図10b】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2012−73991(P2012−73991A)
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−237758(P2010−237758)
【出願日】平成22年10月22日(2010.10.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.MEMORY STICK
2.FLASH
【出願人】(510282918)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年4月12日(2012.4.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年10月22日(2010.10.22)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.MEMORY STICK
2.FLASH
【出願人】(510282918)
【Fターム(参考)】
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