説明

新規不飽和基含有アルコキシアミン

本発明は、ヒドロシリル化反応に適切な新たなアルコキシアミン、シロキサン改質アルコキシアミン及びシロキサン改質ポリマー、並びにスリップ及び均展剤としての又は分散剤としてのそれらの使用に関する。このアルコキシアミンは、式(I)又は(II):


〔式中、Aは、その酸素原子を介して炭素原子に結合する安定したフリーニトロキシルラジカルA・を形成することができる基であり;R及びRは、互いに独立して、水素か、非置換であるか又はNO、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルアミノ若しくはジ(C〜Cアルキル)アミノで置換されているC〜C18アルキル、C〜Cシクロアルキル又はフェニルであり;R、R及びRは、互いに独立して、水素又はC〜C18アルキル若しくはフェニルであるか;或いはR及びRは、結合基C=Cと一緒になって、5〜12員環を形成し;Rは、水素又はC〜C18アルキル若しくはフェニルであり;Xは、O、NH又はNRであり、ここでRは、C〜C18アルキル、C〜Cシクロアルキル又はフェニルであり;Yは、直接結合、C〜C30アルキレン又はC〜C12アリーレンであるが、但し、式Iの化合物が、(1)又は(2)


ではない〕で示される化合物である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒドロシリル化反応に適切な新たなアルコキシアミン、シロキサン改質アルコキシアミン及びシロキサン改質ポリマー、並びにそれらの使用に関する。
【0002】
国際公開公報WO2004/029156(Ciba)は、NOR官能ポリシロキサンを使用する制御されたフリーラジカル重合による、トリブロックコポリマー又はグラフトコポリマーの調製方法を記載する。ポリシロキサンを、式(I):
【0003】
【化9】

【0004】
で示されるエチレン性不飽和官能アルコキシアミンと、ヒドロシリル化条件下で反応させる。例えばポリ−スチロール−ポリシロキサン−ポリ−スチロールブロックを含有するポリマーが得られる。
【0005】
Chem. Commun., 2004, 174-175は、アルコキシアミンを出発物質として使用するラジカル還化反応を記載する。そこで開示されているアルコキシアミンは、権利放棄されている。
【0006】
特定のアルコキシアミンをヒドロシリル化剤として使用すると、アクリレートの重合において改善された活性を有するシロキサン改質アルコキシアミンを得ることができることが見出された。
【0007】
本発明の一つの態様は、式(I)又は(II):
【0008】
【化10】

【0009】
〔式中、
Aは、その酸素原子を介して炭素原子に結合する安定したフリーニトロキシルラジカルA・を形成することができる基であり;
及びRは、互いに独立して、水素か、非置換であるか又はNO、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルアミノ若しくはジ(C〜Cアルキル)アミノで置換されているC〜C18アルキル、C〜Cシクロアルキル又はフェニルであり;
、R及びRは、互いに独立して、水素又はC〜C18アルキル若しくはフェニルであるか;或いはR及びRは、結合基C=Cと一緒になって、5〜12員環を形成し;
は、水素又はC〜C18アルキル若しくはフェニルであり;
Xは、O、NH又はNRであり、ここでRは、C〜C18アルキル、C〜Cシクロアルキル又はフェニルであり;
Yは、直接結合、C〜C30アルキレン又はC〜C12アリーレンであるが、
但し、式Iの化合物が、下記:
【0010】
【化11】

【0011】
ではない〕で示される化合物である。
【0012】
本発明の別の態様は、下記式:
【0013】
【化12】

【0014】
〔式中、
A、R、R、R、R、R、R、X及びYは、互いに独立して、式(I)又は(II)において上記で定義されたとおりであり、
aは、1若しくは2であるか、又は1〜100の整数であり、
Wは、直鎖又は分岐鎖の単官能、二官能又は多官能ポリシロキサン残基である〕
で示される、ポリシロキサン改質開始剤/調整剤である。
【0015】
更に、本発明は、
a)Si−H官能化ポリシロキサンを、上記で定義された式(I)又は(II)の官能アルコキシアミン開始剤/調整剤化合物の存在下、ヒドロシリル化条件下で反応させて、アルコキシアミン官能ポリシロキサン(Ia)、(IIa)又は(IIb)を得ること、
b)得られたアルコキシアミン官能ポリシロキサン(Ia)、(IIa)又は(IIb)を、少なくとも1つのビニルモノマーと、60〜160℃の温度で反応させること
によって得られる、シロキサン改質ポリマー又はコポリマーに関する。
【0016】
更に、本発明は、スリップ及び均展剤としての、又は分散剤としての、上記に記載されたようにして得られるシロキサン改質ポリマー又はコポリマーの使用に関する。
【0017】
更に、本発明は、ポリマー又はコポリマーが、
a)Si−H官能化ポリシロキサンを、式(III)、(IV)、(V)又は(VI):
【0018】
【化13】

【0019】
で示される官能アルコキシアミン開始剤/調整剤化合物の存在下、ヒドロシリル化条件下で反応させて、アルコキシアミン官能ポリシロキサン(IIIa)、(IVa又はIVb)、(Va)、(VIa又はVIb):
【0020】
【化14】

【0021】
(式中、A、R、R、R、R、R、R、X及びY、W、aは、式(I)において上記で定義されたとおりである)を得ること、
c)得られたアルコキシアミン官能ポリシロキサンを、少なくとも1つのビニルモノマーと、60〜160℃の温度で反応させること
によって得られる、スリップ及び均展剤としての又は分散剤としての、シロキサン改質ポリマー又はコポリマーの使用に関する。
【0022】
選択肢:
好ましいものは、式Iの化合物及び式Iaのシロキサン改質開始剤、並びに
d)Si−H官能化ポリシロキサンを、式(I)の官能アルコキシアミン開始剤/調整剤化合物の存在下、ヒドロシリル化条件下で反応させて、アルコキシアミン官能ポリシロキサン(Ia)を得ること、
e)得られたアルコキシアミン官能ポリシロキサンを、少なくとも1つのビニルモノマーと、60〜160℃の温度で反応させること
によって得られるシロキサン改質ポリマー又はコポリマーである。
【0023】
ビニルモノマー
ビニルモノマーは、アクリル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリル酸(C〜C22)アルキルエステル、アクリル酸(C〜C22)ヒドロキシアルキルエステル、メタクリル酸(C〜C22)アルキルエステル、メタクリル酸(C〜C22)ヒドロキシアルキルエステルか、アミノ、(C〜C22)アルキルアミノ、(C〜C22)ジアルキルアミノ、−SOH、エポキシ、フルオロ、ペルフルオロ若しくはシロキサン基で置換されているアクリル酸(C〜C22)アルキルエステル又はメタクリル酸(C〜C22)アルキルエステル、スチレン、置換スチレン、アクリルアミド及びメタクリルアミド、N−モノ(C〜C22)アルキルアクリルアミド、N,N−ジ(C〜C22)アルキルアクリルアミドからなる群より選択されるが、但し、非置換アクリル酸(C〜C22)アルキルエステル及び/又はメタクリル酸(C〜C22)アルキルエステルの量は、モノマー混合物全体の重量に基づいて30重量%を越えている。
【0024】
好ましくは、ビニルモノマーは、スチレン、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、tert−ブチルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、グリシジルアクリレート、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、アクリロニトリル、アリクリアミド、メタクリルアミド若しくはジメチルアミノプロピル−メタクリルアミド、又はこれらの混合物である。
【0025】
好ましい実施態様において、ビニルモノマーはアクリルモノマーである。
【0026】
シロキサン改質ポリマーがスリップ及び均展剤として使用される場合、特に好ましいビニルモノマーは、メチルアクリレート、エチルアクリレート、エチルヘキシルアクリレート、プロピルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、スチレン、ビニルピリジンから選択される。
【0027】
シロキサン改質ポリマーが分散剤として使用される場合、特に好ましいビニルモノマーは、アミノ、(C〜C22)アルキルアミノ、(C〜C22)ジアルキルアミノで置換されているアクリル酸(C〜C22)アルキルエステル又はメタクリル酸(C〜C22)アルキルエステル、例えばジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートである。
【0028】
本発明の文脈において、用語「ポリマー」は、ホモポリマー及びコポリマーを含むあらゆる種類のポリマーを意味する。用語「コポリマー」は、ランダム、ジブロック及びマルチブロック微細構造を有する2つ以上のモノマーから誘導される基又は単位を含有するポリマーを含むことを意味する。コポリマーは、ブロック(コ)ポリマー、櫛形(コ)ポリマー、星形(コ)ポリマー、樹枝状(コ)ポリマー又は超分岐鎖状(コ)ポリマーであることができる。ジブロック、トリブロックのようなブロック構造が好ましい。
【0029】
換言すると、第1のポリマー「ブロック」の形成が望まれる程度で第1のモノマーの重合が完了した後、第2のポリマーを反応塊に導入して第2のモノマーの重合を実施し、第1のブロックの末端に結合される第2のポリマー「ブロック」を形成する。この連続添加法を使用して、広範囲のジブロック、トリブロックなどのコポリマーを調製することができる。
【0030】
用語「コポリマー」は、勾配コポリマー又はテーパードコポリマーも含み、これらは、例えば個別の鎖において鎖に沿ってモノマー単位の分布が勾配している2つのモノマー又はモノマー混合物A及びBから構成されるコポリマーである。鎖の一方の末端はA単位が、他方はB単位が豊富である。そのようなコポリマーは、ポリマー鎖に沿って1つのモノマー又はモノマー混合物Aから別のモノマー又はモノマー混合物Bへの連続的な移行を示す。
【0031】
ポリシロキサン
Si−H官能化ポリシロキサンは、直鎖又は分岐鎖であり、市販されているか、又は既知の方法(Silicone, Chemie und Technologie [Silicones, Chemistry and Technology], Vulkan Publishers, Essen 1989, pp 82-84)により製造することができる。
【0032】
Si−H官能化ポリシロキサンは、一般式:H(RSiO1/2(式中、Rは、C〜Cアルキル又はフェニル、好ましくはメチルである)に対応する少なくとも1つの単位を含有する。
Si−H単位又は複数のSi−H単位は、アルファ及び/若しくはオメガ位置であることができるか、又は分布されていることができる。
したがって、シロキサンは、直鎖シロキサン、櫛状シロキサン、T分岐鎖シロキサンからなる群より選び取られる。
【0033】
好ましい例は、以下である:
【0034】
【化15】

【0035】
定義:
〜C28アルキルラジカルは、直鎖又は分岐鎖であり、例えば、メチル、エチル、及びプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル又はヘキサデシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル又はエイコシルの多様な位置の異性体である。
【0036】
〜Cシクロアルキルは、例えば、シクロペンチル、ジメチルシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、メチルシクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルである。
【0037】
〜C30アルキレン架橋は、直鎖又は分岐鎖であり、少なくとも1個のN又はO原子で中断されていることができる。好ましいものは、C〜C12アルキレン架橋、より好ましくはエチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレンのようなC〜Cアルキレン架橋である。
【0038】
少なくとも1個のN又はO原子で中断されているC〜C12アルキレン架橋は、例えば、下記:
【0039】
【化16】

【0040】
である。
【0041】
〜C12アリーレンは、例えば、o−、m−若しくはp−フェニレン、1,4−ナフチレン又は4,4′−ジフェニレンである。
【0042】
好ましいR及びRは、水素又はC〜Cアルキル、より好ましくは水素又はメチルである。
【0043】
好ましくはR、R及びRは、水素又はC〜Cアルキルである。
【0044】
基Aから誘導されるラジカルA・は、安定した開鎖ニトロキシラジカル又は環状ニトロキシルラジカルであることができる。
【0045】
好ましいものは、安定した環状ニトロキシルラジカルである。
【0046】
好ましくは、構造要素:
【0047】
【化17】

【0048】
は、5〜7員複素環の一部であり、これらは場合により追加の窒素又は酸素原子を環系に有する。置換ピペリジン、モルホリン及びピペラジン誘導体が特に有用である。
【0049】
好ましくは、構造要素:
【0050】
【化18】

【0051】
は、式(X):
【0052】
【化19】

【0053】
〔式中、
、G、G、Gは、独立してC〜Cアルキルであるか、又はGとG若しくはGとG若しくはGとGとGとGは、一緒になってC〜C12シクロアルキル基を形成し;
、Gは、独立して、H、C〜C18アルキル、フェニル、ナフチル又は基COOC〜C18アルキルである〕
で示される構造要素である。
【0054】
特に、式(X)の構造要素は、下記に記載される式A、B又はOのものであり、したがって、式(I)若しくは(II)、又は(Ia)、(IIa)若しくは(IIb)の好ましい化合物は、
及びRが、互いに独立して、水素又はC〜C18アルキルであり、
、R及びRが、互いに独立して、水素又はC〜C18アルキルであり、
が、水素又はC〜C18アルキルであり、
Xが、O、NH又はNRであり、ここでRが、C〜C18アルキルであり、
Yが、直接結合又はC〜C30アルキレンであり、
Aが、式A、B又はO:
【0055】
【化20】

【0056】
(式中、
が、水素、非中断であるか又は1個以上の酸素原子で中断されているC〜C18アルキル、シアノエチル、ベンゾイル、グリシジルか、2〜18個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の、7〜15個の炭素原子を有する脂環式カルボン酸若しくは3〜5個の炭素原子を有するα,β−不飽和カルボン酸の、又は7〜15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸の一価ラジカルであり;
が、C〜C18アルキル、C〜C18シクロアルキル、非置換であるか又はシアノ、カルボニル若しくはカルバミド基で置換されているC〜Cアルケニルであるか、又はグリシジルであるか、式:−CHCH(OH)−Zの、又は式:−CO−Z若しくは−CONH−Zの基であり、ここでZは、水素、メチル又はフェニルであり;
10が、C〜C12アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアラルキル、C〜C18アルカノイル、C〜Cアルケノイル又はベンゾイルであり;
及びGが、メチルであり、G及びGが、エチル若しくはプロピルであるか、又はG及びGが、メチルであり、そしてG及びGが、エチル若しくはプロピルであり;
が、水素又はC〜Cアルキルである)で示される残基である
化合物である。
【0057】
特に好ましいものは、式(I)若しくは(II)、又は式(Ia)、(IIa)若しくは(IIb):
〔式中、
及びRは、互いに独立して、水素又はC〜C18アルキルであり、
、R及びRは、水素であり、
は水素であり、
XはOであり、
YはC〜C30アルキレンであり、
Aは、式O:
【0058】
【化21】

【0059】
(式中、
及びGは、メチルであり、G及びGは、エチル若しくはプロピルであるか、又はG及びGは、メチルであり、そしてG及びGは、エチル若しくはプロピルであり;
は、水素又はC〜Cアルキルである)で示される残基である〕
で示される化合物である。
【0060】
上記の化合物及びそれらの調製は、GB2335190及びGB2361235、並びにUS6,353,107に記載されている。
【0061】
式(X)の別の好ましい構造要素は、式(Xa)、(Xb)、(Xc)、(Xd)、(Xe)又は(Xf):
【0062】
【化22】

【0063】
〔式中、R201、R202、R203及びR204は、互いに独立して、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アルキニルか、OH、ハロゲン若しくは基−O−C(O)−R205で置換されているC〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アルキニル、少なくとも1つのO原子及び/若しくはNR205基で中断されているC〜C18アルキル、C〜C12シクロアルキル、又はC〜C10アリールであるか、或いはR201とR202、及び/又はR203とR204は、結合炭素原子と一緒になって、C〜C12シクロアルキルラジカルを形成し;
205、R206及びR207は、独立して、水素、C〜C18アルキル又はC〜C10アリールであり;
208は、水素、OH、C〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アルキニルか、1つ以上のOH、ハロゲン若しくは基−O−C(O)−R205で置換されているC〜C18アルキル、C〜C18アルケニル、C〜C18アルキニル、少なくとも1つのO原子及び/若しくはNR205基で中断されているC〜C18アルキル、C〜C12シクロアルキル若しくはC〜C10アリール、C〜Cフェニルアルキル、C〜C10ヘテロアリール、−C(O)−C〜C18アルキル、−O−C〜C18アルキル、又は−COOC〜C18アルキルであり;
209、R210、R211及びR212は、独立して、水素、フェニル又はC〜C18アルキルである〕
で示されるものである。
【0064】
より好ましくは、式(Xa)、(Xb)、(Xc)、(Xd)、(Xe)及び(Xf)において、R201、R202、R203及びR204のうちの少なくとも2つは、エチル、プロピル又はブチルであり、残りはメチルであるか;或いは
201とR202、又はR203とR204は、結合炭素原子と一緒になって、C〜Cシクロアルキルラジカルを形成し、残りの置換基のうちの1つは、エチル、プロピル又はブチルである。
【0065】
上記の化合物及びそれらの調製は、GB2342649に記載されている。
【0066】
更なる適切な化合物は、式(XI):
【0067】
【化23】

【0068】
〔式中、
11、G12、G13及びG14は、独立してC〜Cアルキルであるか、或いはG11とG12は共に、及びG13とG14は共に、又はG11とG12は共に、若しくはG13とG14は共に、ペンタメチレンであり;
15及びG16は、互いに独立して、水素又はC〜Cアルキルであり;
kは、1、2、3又は4であり;
Yは、O、NR302であるか、或いはnが1であり、そしてR301がアルキル又はアリールを表す場合、Yは、追加的に直接結合であり;
302は、H、C〜C18アルキル又はフェニルであり;
kが1の場合、
301は、H、非置換であってもよいか又は1つ以上のOH、C〜Cアルコキシ、カルボニル、C〜Cアルコキシカルボニルで置換されていてもよい、直鎖又は分岐鎖のC〜C18アルキル、C〜C18アルケニル又はC〜C18アルキニルであるか;
〜C12シクロアルキル又はC〜C12シクロアルケニルであるか;
非置換であってもよいか又は1つ以上のC〜Cアルキル、ハロゲン、OH、C〜Cアルコキシ、カルボニル、C〜Cアルコキシカルボニルで置換されていてもよい、フェニル、C〜Cフェニルアルキル又はナフチルであるか;
−C(O)−C〜C36アルキル、又は3〜5個の炭素原子を有するα,β−不飽和カルボン酸の、若しくは7〜15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸のアシル部分であるか;
−SO、−PO(O、−P(O)(OR、−SO−R、−CO−NH−R、−CONH、COOR又はSi(Me)であり、ここでQは、H、アンモニウム又はアルカリ金属カチオンであり;
kが2の場合、
301は、非置換であってもよいか、若しくは1つ以上のOH、C〜Cアルコキシ、カルボニル、C〜Cアルコキシカルボニルで置換されていてもよい、C〜C18アルキレン、C〜C18アルケニレン若しくはC〜C18アルキニレンであるか;又は
キシレンであるか;或いは
301は、2〜36個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸のビスアシルラジカル、又は8〜14個の炭素原子を有する脂環式若しくは芳香族ジカルボン酸であり;
kが3の場合、
301は、脂肪族、脂環式又は芳香族トリカルボン酸の三価ラジカルであり;そして
kが4の場合、R301は、脂肪族、脂環式又は芳香族テトラカルボン酸の四価ラジカルである〕
で示される、4−イミノ化合物である。
【0069】
好ましくは、G16は、水素であり、G15は、水素又はC〜Cアルキル、特にメチルであり、そして
11及びG13は、メチルであり、G12及びG14は、エチル若しくはプロピルであるか、又はG11及びG12は、メチルであり、G13及びG14は、エチル若しくはプロピルである。
【0070】
式(X)の4イミノ化合物は、例えば、ヒドロキシルアミンとの縮合反応、続くOH基との反応において、対応する4−オキソニトロキシドから出発する、E.G. Rozantsev, A.V. Chudinov, V.D.Sholle.:Izv. Akad. Nauk. SSSR, Ser. Khim. (9), 2114 (1980)に従って調製することができる。化合物は、WO02/100831(Ciba)に記載されている。
【0071】
ニトロキシルラジカルに関して、多様な置換基におけるアルキルラジカルは、直鎖又は分岐鎖であることができる。1〜18個の炭素原子を含むアルキルの例は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、2−ブチル、イソブチル、t−ブチル、ペンチル、2−ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、2−エチルヘキシル、t−オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ヘキサデシル及びオクタデシルである。
【0072】
3〜18個の炭素原子を有するアルケニルは直鎖又は分岐鎖ラジカルであり、例としては、プロペニル、2−ブテニル、3−ブテニル、イソブテニル、n−2,4−ペンタジエニル、3−メチル−2−ブテニル、n−2−オクテニル、n−2−ドデセニル、イソ−ドデセニル、オレイル、n−2−オクタデセニル又はn−4−オクタデセニルである。
好ましいものは、3〜12個、特に好ましいものは、3〜6個の炭素原子を有するアルケニルである。
【0073】
3〜18個を有するアルキニルは、直鎖又は分岐鎖ラジカルであり、例としては、プロピニル(−CH−C≡CH)、2−ブチニル、3−ブチニル、n−2−オクチニル又はn−2−オクタデシニルである。好ましいものは、3〜12個、特に好ましいものは、3〜6個の炭素原子を有するアルキニルである。
【0074】
ヒドロキシ置換アルキルの例は、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル又はヒドロキシヘキシルである。
【0075】
ハロゲン置換アルキルの例は、ジクロロプロピル、モノブロモブチル又はトリクロロヘキシルである。
【0076】
少なくとも1個のO原子で中断されているC〜C18アルキルは、例えば、−CH−CH−O−CH−CH、−CH−CH−O−CH−又は−CH−CH−O−CH−CH−CH−O−CH−CH−である。好ましくはポリエチレングリコールから誘導される。一般的な記載は、−((CH−O)−H/CHであり、ここで、aは1〜6の数であり、そしてbは2〜10の数である。
【0077】
少なくとも1つのNR基で中断されているC〜C18アルキルは、一般に−((CH−NE−H/CHとして記載されることができ、ここで、a、b及びRは、上記で定義されたとおりである。
【0078】
〜C12シクロアルキルは、典型的には、シクロプロピル、シクロペンチル、メチルシクロペンチル、ジメチルシクロペンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシル又はトリメチルシクロヘキシルである。
【0079】
〜C10アリールは、例えば、フェニル又はナフチルであるが、また含まれるものは、C〜Cアルキル置換フェニル、C〜Cアルコキシ置換フェニル、ヒドロキシ、ハロゲン又はニトロ置換フェニルである。アルキル置換フェニルの例は、エチルベンゼン、トルエン、キシレン及びその異性体、メシチレン又はイソプロピルベンゼンである。ハロゲン置換フェニルは、例えばジクロロベンゼン又はブロモトルエンである。
【0080】
アルコキシ置換基は、典型的には、メトキシ、エトキシ、プロポキシ又はブトキシ及びこれらの対応する異性体である。
【0081】
〜Cフェニルアルキルは、ベンジル、フェニルエチル又はフェニルプロピルである。
【0082】
〜C10ヘテロアリールは、例えば、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、2,4−ジメチルピロール、1−メチルピロール、チオフェン、フラン、フルフラール、インドール、クマロン、オキサゾール、チアゾール、イソオキサゾール、イソチアゾール、トリアゾール、ピリジン、α−ピコリン、ピリダジン、ピラジン又はピリミジンである。
【0083】
Rがカルボン酸の一価ラジカルである場合、例えば、アセチル、プロピオニル、ブチリル、バレロイル、カプロイル、ステアロイル、ラウロイル、アクリロイル、メタクリロイル、ベンゾイル、シンナモイル又はβ−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルラジカルである。
【0084】
〜C18アルカノイルは、例えば、ホルミル、プロピオニル、ブチリル、オクタノイル、ドデカノイルであるが、好ましくはアセチルであり、C〜Cアルケノイルは、特にアクリロイルである。
【0085】
特に適切なニトロキシルラジカルは、下記式:
【0086】
【化24】

【0087】
で示されるものである。
【0088】
極めて特定の実施態様において、ニトロキシルラジカルは、下記:
【0089】
【化25】

【0090】
である。
【0091】
調製
1.式(I)の化合物の調製
式(I)〜(V)の基Aの前駆体であるニトロキシルラジカルは、既知であり、WO99/03984、(Ciba)、EP−A−0891986(Ciba)又はWO98/13392(Akzo)に従って調製することができる。
【0092】
式(I)又は(II)の化合物の調製は、ニトロキシルラジカルAを以下の炭素中心ラジカル:
【0093】
【化26】

【0094】
と反応させて調製することができる。
【0095】
一つの、しかし唯一ではない可能性は、ニトロキシドAと、以下のハロゲン誘導体、例えばCu又はCu(I)塩のような遷移金属、例えばCuCl又はCuBr、及び場合により適切なリガンド、例えば2,2′ビピリジル又はペンタメチルジエチレントリアミンとの反応である。K. Matyjaszewski, B. E. Woodworth, X. Zhang, Scott G. Gaynor, Z. Metzner.: Macromolecules 31, 5955-5957 (1998)を参照すること。
【0096】
【化27】

【0097】
上記のハロゲン誘導体は、周知の有機反応によって、例えば、適切なハロ酸誘導体による、対応するアルコール又はアミンのアシル化によって、容易に調製することができる。
【0098】
実施例
実施例1:α,ο−ポリ−(n−ブチルアクリレート)−コ−(ポリシロキサン)〔A−B−A構造〕の調製
温度計、冷却器及び電磁式撹拌機を備えた100mlの三つ首フラスコ中で、調整剤A*)〔構造は下記を参照すること〕6.00g(18.4mmol)、α,ο−二水素ジメチルポリシロキサン〔M約1428g/mol;SiH=1.4mmol/g〕13.0g(18.2mmol)及びキシレン20gを混合し、2回脱ガスした。得られた明澄な溶液を窒素下で90℃まで加熱した。この温度で、ヘキサクロロ白金酸溶液〔0.01mmol Pt/g i−プロパノール〕20mgを注入した。僅かな発熱反応が観察された。ヒドロシリル化を実施して、残留SiH値を<0.02mmol/gとした。キシレンを減圧下で蒸留により除去した。n−ブチルアクリレート50g(390mmol)を加えた。混合物を2回脱ガスし、130℃に加熱し、重合を実施して、固形分を約50%にした。残りの揮発物(約44.5g)を真空下で蒸発によって除去した。
明澄で黄色を帯びた粘性流体44.5gを得た。
【0099】
GPC:M=6018g/mol;M=7798g/mol PD=1.29
【0100】
調整剤A*)
【0101】
【化28】

【0102】
実施例2:ポリ−(n−ブチルアクリレート)−コ−(ポリシロキサン)〔櫛形構造〕の調製
温度計、冷却器及び電磁式撹拌機を備えた100mlの三つ首フラスコ中で、調整剤A*)〔構造は上記を参照すること〕2.60g(8.0mmol)、櫛状H−ジメチルポリシロキサン〔M約1500g/mol;SiH=3.2mmol/g〕5.0g(16.0mmol)及びキシレン20gを混合し、2回脱ガスした。得られた明澄な溶液を窒素下で80℃まで加熱した。この温度で、ヘキサクロロ白金酸溶液〔0.01mmol Pt/g i−プロパノール〕を注入した。僅かな発熱反応が観察された。残留SiH含有物を、オクテンの添加により反応させた。ヒドロシリル化を実施して、残留SiH値を<0.02mmol/gとした。キシレン/オクテンを減圧下で蒸留により除去した。n−ブチルアクリレート80g(624mmol)を加えた。混合物を2回脱ガスし、130℃に加熱し、重合を実施して、固形分を約50%にした。残りの揮発物(約45g)を真空下で蒸発によって除去した。
明澄で黄色を帯びた粘性流体44.5gを得た。
【0103】
GPC:M=7775g/mol;M=11042g/mol PD=1.42
【0104】
実施例3〜10を、実施例2の記載と同様に実施した。
【0105】
【表1】

【0106】
適用結果
くぼみ防止機能
A 2パックPUでのくぼみ防止機能
1)2パックポリウレタンの配合:
【0107】
【表2】

【0108】
生成物1〜3をskandex振とう機で5分間振とうした。
振とうした後、ポジション番号4を加え、均質に混合した。
【0109】
2)シロキサン改質アクリル均展剤のくぼみ防止性能試験用の配合:
【0110】
【表3】

【0111】
ポジション1〜3をスパチュラにより均質に撹拌した。
混合した後、ドローダウンを調製する前に、試料を1時間放置した。
【0112】
3)適用
ドローダウンを、75μmのワイヤーバーを使用して調製した。
【0113】
4)結果:
【0114】
【表4】

【0115】
B 焼付エナメルにおけるスリップ性能
1)焼付エナメルの配合:
【0116】
【表5】

【0117】
ポジション1〜3を撹拌して均質混合物にした。
【0118】
2)シロキサン改質アクリル均展剤のスリップ性能試験用の配合:
【0119】
【表6】

【0120】
3)ドローダウンの調製:
75μmのドローダウンを、プラスチックフィルム上で調製した。
ドローダウンは、硬化の前に10分間放置しなければならなかった。
焼き付け時間 30分@135℃。
【0121】
4)摩擦係数の結果:
【0122】
【表7】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)又は(II):
【化1】


〔式中、
Aは、その酸素原子を介して炭素原子に結合する安定したフリーニトロキシルラジカルA・を形成することができる基であり;
及びRは、互いに独立して、水素か、非置換であるか又はNO、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルアミノ若しくはジ(C〜Cアルキル)アミノで置換されているC〜C18アルキル、C〜Cシクロアルキル又はフェニルであり;
、R及びRは、互いに独立して、水素又はC〜C18アルキル若しくはフェニルであるか;或いはR及びRは、結合基C=Cと一緒になって、5〜12員環を形成し;
は、水素又はC〜C18アルキル若しくはフェニルであり;
Xは、O、NH又はNRであり、ここでRは、C〜C18アルキル、C〜Cシクロアルキル又はフェニルであり;
Yは、直接結合、C〜C30アルキレン又はC〜C12アリーレンであるが、
但し、式Iの化合物が、下記:
【化2】


ではない〕で示される化合物。
【請求項2】
下記式:
【化3】


〔式中、
A、R、R、R、R、R、R、X及びYは、互いに独立して、請求項1で定義されたとおりであり、
aは、1若しくは2であるか、又は1〜100の整数であり、
Wは、直鎖又は分岐鎖の単官能、二官能又は多官能ポリシロキサン残基である〕
で示されるポリシロキサン改質開始剤/調整剤。
【請求項3】
Wが下記:
【化4】


である、請求項2記載のポリシロキサン改質開始剤/調整剤。
【請求項4】
及びRが、互いに独立して、水素又はC〜C18アルキルであり、
、R及びRが、互いに独立して、水素又はC〜C18アルキルであり、
が、水素又はC〜C18アルキルであり、
Xが、O、NH又はNRであり、ここでRが、C〜C18アルキルであり、
Yが、直接結合又はC〜C30アルキレンであり、
Aが、式A、B又はO:
【化5】


(式中、
が、水素、非中断であるか又は1個以上の酸素原子で中断されているC〜C18アルキル、シアノエチル、ベンゾイル、グリシジルか、2〜18個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸の、7〜15個の炭素原子を有する脂環式カルボン酸若しくは3〜5個の炭素原子を有するα,β−不飽和カルボン酸の、又は7〜15個の炭素原子を有する芳香族カルボン酸の一価ラジカルであり;
が、C〜C18アルキル、C〜C18シクロアルキル、非置換であるか又はシアノ、カルボニル若しくはカルバミド基で置換されているC〜Cアルケニルであるか、又はグリシジルであるか、式:−CHCH(OH)−Zの、又は式:−CO−Z若しくは−CONH−Zの基であり、ここでZは、水素、メチル又はフェニルであり;
10が、C〜C12アルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアラルキル、C〜C18アルカノイル、C〜Cアルケノイル又はベンゾイルであり;
及びGが、メチルであり、G及びGが、エチル若しくはプロピルであるか、又はG及びGが、メチルであり、そしてG及びGが、エチル若しくはプロピルであり;
が、水素又はC1〜C4アルキルである)で示される残基である、
請求項1記載の式(I)若しくは(II)、又は請求項2記載の式(Ia)、(IIa)若しくは(IIb)の化合物。
【請求項5】
及びRが、互いに独立して、水素又はC〜C18アルキルであり、
、R及びRが、水素であり、
が水素であり、
XがOであり、
YがC〜C30アルキレンであり、
Aが、式O:
【化6】


(式中、
ここで、
及びGが、メチルであり、G及びGが、エチル若しくはプロピルであるか、又はG及びGが、メチルであり、そしてG及びGが、エチル若しくはプロピルであり;
が、水素又はC〜Cアルキルである)で示される残基である、
請求項1記載の式(I)若しくは(II)、又は請求項2記載の式(Ia)、(IIa)若しくは(IIb)の化合物。
【請求項6】
a)Si−H官能化ポリシロキサンを、請求項1で定義された式(I)又は(II)の官能アルコキシアミン開始剤/調整剤化合物の存在下、ヒドロシリル化条件下で反応させて、請求項2で定義されたアルコキシアミン官能ポリシロキサン(Ia)、(IIa)又は(IIb)を得ること、
b)得られたアルコキシアミン官能ポリシロキサン(Ia)、(IIa)又は(IIb)を、少なくとも1つのビニルモノマーと、60〜160℃の温度で反応させること
によって得られる、シロキサン改質ポリマー又はコポリマー。
【請求項7】
スリップ及び均展剤としての、又は分散剤としての、請求項6に記載されたように得られるシロキサン改質ポリマー又はコポリマーの使用。
【請求項8】
請求項6に記載されたように得られ、ビニルモノマーが、メチルアクリレート、エチルアクリレート、エチルヘキシルアクリレート、プロピルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、スチレン、ビニルピリジンである、スリップ及び均展剤としての、シロキサン改質ポリマー又はコポリマーの使用。
【請求項9】
ポリマー又はコポリマーが、
a)Si−H官能化ポリシロキサンを、式(III)、(IV)、(V)又は(VI):
【化7】


で示される官能アルコキシアミン開始剤/調整剤化合物の存在下、ヒドロシリル化条件下で反応させて、アルコキシアミン官能ポリシロキサン(IIIa)、(IVa又はIVb)、(Va)、(VIa又はVIb):
【化8】


(式中、A、R、R、R、R、R、R、X及びY、W、aは、式(I)において上記で定義されたとおりである)を得ること、
b)得られたアルコキシアミン官能ポリシロキサンを、少なくとも1つのビニルモノマーと、60〜160℃の温度で反応させること
によって得られる、スリップ及び均展剤としての又は分散剤としての、シロキサン改質ポリマー又はコポリマーの使用。

【公表番号】特表2009−513595(P2009−513595A)
【公表日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−537050(P2008−537050)
【出願日】平成18年10月16日(2006.10.16)
【国際出願番号】PCT/EP2006/067410
【国際公開番号】WO2007/048719
【国際公開日】平成19年5月3日(2007.5.3)
【出願人】(396023948)チバ ホールディング インコーポレーテッド (530)
【氏名又は名称原語表記】Ciba Holding Inc.
【Fターム(参考)】